JP2007066011A - 電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 - Google Patents
電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007066011A JP2007066011A JP2005251499A JP2005251499A JP2007066011A JP 2007066011 A JP2007066011 A JP 2007066011A JP 2005251499 A JP2005251499 A JP 2005251499A JP 2005251499 A JP2005251499 A JP 2005251499A JP 2007066011 A JP2007066011 A JP 2007066011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic tag
- hollow
- hollow space
- columnar member
- hollow portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/502—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
- B01L3/5027—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures by integrated microfluidic structures, i.e. dimensions of channels and chambers are such that surface tension forces are important, e.g. lab-on-a-chip
- B01L3/502715—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures by integrated microfluidic structures, i.e. dimensions of channels and chambers are such that surface tension forces are important, e.g. lab-on-a-chip characterised by interfacing components, e.g. fluidic, electrical, optical or mechanical interfaces
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N1/00—Preservation of bodies of humans or animals, or parts thereof
- A01N1/02—Preservation of living parts
- A01N1/0236—Mechanical aspects
- A01N1/0263—Non-refrigerated containers specially adapted for transporting or storing living parts whilst preserving, e.g. cool boxes, blood bags or "straws" for cryopreservation
- A01N1/0268—Carriers for immersion in cryogenic fluid, both for slow-freezing and vitrification, e.g. open or closed "straws" for embryos, oocytes or semen
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61D—VETERINARY INSTRUMENTS, IMPLEMENTS, TOOLS, OR METHODS
- A61D19/00—Instruments or methods for reproduction or fertilisation
- A61D19/02—Instruments or methods for reproduction or fertilisation for artificial insemination
- A61D19/022—Containers for animal semen, e.g. pouches or vials ; Methods or apparatus for treating or handling animal semen containers, e.g. filling or closing
- A61D19/024—Tube-like containers, e.g. straws
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K19/00—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/077—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
- G06K19/0772—Physical layout of the record carrier
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/02—Identification, exchange or storage of information
- B01L2300/021—Identification, e.g. bar codes
- B01L2300/022—Transponder chips
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/08—Geometry, shape and general structure
- B01L2300/0832—Geometry, shape and general structure cylindrical, tube shaped
- B01L2300/0838—Capillaries
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L2300/00—Additional constructional details
- B01L2300/18—Means for temperature control
- B01L2300/1894—Cooling means; Cryo cooling
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Reproductive Health (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
Abstract
【課題】
RFID方式により細径管1の管理を確実かつ容易に行うことができるとともに低温凍結保存された細径管1内の検体13を確実に識別管理することができる電子タグ4を提供する。
【解決手段】
電子タグ本体6を収容するための柱状部材5は、ほぼ長さ方向に沿って順次形成された第1の中空部分5bおよび第2の中空部分5aを備え、第1の中空部分5bの第1の中空空間8bは柱状部材5の第1の端部で外部に開放されていて、細径管1の端部から成る被保持部1aが第1の中空部分5bの第1の中空空間8bに上記第1の端部側から挿入されて保持されるように構成され、第2の中空部分5aの第2の中空空間8aには、電子タグ本体6が収容されている。
【選択図】 図4
RFID方式により細径管1の管理を確実かつ容易に行うことができるとともに低温凍結保存された細径管1内の検体13を確実に識別管理することができる電子タグ4を提供する。
【解決手段】
電子タグ本体6を収容するための柱状部材5は、ほぼ長さ方向に沿って順次形成された第1の中空部分5bおよび第2の中空部分5aを備え、第1の中空部分5bの第1の中空空間8bは柱状部材5の第1の端部で外部に開放されていて、細径管1の端部から成る被保持部1aが第1の中空部分5bの第1の中空空間8bに上記第1の端部側から挿入されて保持されるように構成され、第2の中空部分5aの第2の中空空間8aには、電子タグ本体6が収容されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、凍結保存用ストロー、凍結保存用チューブなどの細径管に取り付けるための電子タグに関し、さらに、このような電子タグが取り付けられるようにした電子タグ付き細径管に関するものである。
ヒトを初めとし、牛、豚、羊などの家畜、実験用動物、魚などの胚、卵子、精子などを凍結させて保存することは、ヒトの不妊治療、家畜などの育種改良、増殖に欠かせない技術である。そればかりではなく、このような凍結保存は、絶滅の危機に瀕している動物園の動物や野生の動物の種の維持にも、必要とされている。
従来、上述のような凍結保存を行うための凍結保存用容器としては、凍結保存用ストロー、凍結保存用チューブなどの凍結保存用細径管が用いられている。凍結保存用ストローは、キャニスタに直接に入れることによって液体窒素保管されたり、ゴブレットと呼ばれる一方が閉じられた筒管により凍結保存用ストローを保持してからこのゴブレットをケーンと呼ばれる保持用具を用いて液体窒素容器内に収納されることによって保管されたりしている。このような医療や遺伝子の分野では、個体の識別が非常に重要な分野であって、検体の取り違いが許されないので、個体の識別管理が必須である。このような個体識別管理の方法としては、細径管を構成している凍結保存用ストローの側面に直接に油性インクで採取日付け、検体番号、検体名などを記載したり、同様の内容を記載したラベルまたはバーコードを印刷したラベルを凍結保存用ストローの側面に貼り付けたりする方法が採用されている。
一方、最近では、非接触による物品管理方法として、RFID(Radio Frequency Identification)技術を採用することが進められていて、このようなRFID技術を利用した容器の管理方法も提案されている。例えば、特許文献1〜3には、電子タグをその側面に取り付けた容器が開示されている。
特開2001−356688号公報
特開2002−259934号公報
特開2004−93519号公報
しかし、上述のような従来技術の場合には、つぎの(A)項および(B)項に記載のような問題点があった。これら(A)項および(B)項に記載の問題点が生じる理由は、これら(A)項および(B)項のそれぞれの記載のつぎに順次記載する(a)項および(b)項に記載のとおりである。
(A)径の小さな管の側面に直接に情報を記載したり、情報を記載または印刷したラベルを貼り付けたりする方法は、管理上の観点から言って、信頼性が低い。また、径の小さい管の側面に電子タグを貼り付ける方法は、貼り付け面の曲率が大きいために電子タグのICチップ自体に機械的な負担が加わるから、長期間保管する場合の信頼性に欠ける。
(a)径の小さい管の側面に記載することができる情報の量は、限られている。また、径の小さい管の側面に貼り付けられたラベルは、剥がれる可能性がある。さらに、径の小さい管に電子タグを貼り付けるのは難しく、また、貼り付けたとしても、電子タグのICチップ自体に機械的負担が加わる。
(B)上述のような検体は、冷凍保存用の液体窒素容器内から室温環境に取り出すのを繰り返すことによって破壊される可能性が高いが、このような検体の破壊をできるだけ防止し得るように検体を冷凍保存のままで識別するのは、難しい。
(b)管の側面に情報を記載したり、情報を記載または印刷したラベルを貼り付けたりする従来の管理方法では、管を液体窒素容器から取り出さない限り、管の側面の情報を確実に確認することができない。しかも、管を液体窒素容器から取り出した直後には、管の側面の情報(特に、バーコード)の表面が霜で覆われてしまうので、このような情報を正確に読むことができない。
(A)径の小さな管の側面に直接に情報を記載したり、情報を記載または印刷したラベルを貼り付けたりする方法は、管理上の観点から言って、信頼性が低い。また、径の小さい管の側面に電子タグを貼り付ける方法は、貼り付け面の曲率が大きいために電子タグのICチップ自体に機械的な負担が加わるから、長期間保管する場合の信頼性に欠ける。
(a)径の小さい管の側面に記載することができる情報の量は、限られている。また、径の小さい管の側面に貼り付けられたラベルは、剥がれる可能性がある。さらに、径の小さい管に電子タグを貼り付けるのは難しく、また、貼り付けたとしても、電子タグのICチップ自体に機械的負担が加わる。
(B)上述のような検体は、冷凍保存用の液体窒素容器内から室温環境に取り出すのを繰り返すことによって破壊される可能性が高いが、このような検体の破壊をできるだけ防止し得るように検体を冷凍保存のままで識別するのは、難しい。
(b)管の側面に情報を記載したり、情報を記載または印刷したラベルを貼り付けたりする従来の管理方法では、管を液体窒素容器から取り出さない限り、管の側面の情報を確実に確認することができない。しかも、管を液体窒素容器から取り出した直後には、管の側面の情報(特に、バーコード)の表面が霜で覆われてしまうので、このような情報を正確に読むことができない。
本発明は、従来技術の上述のような問題点を解決するために発明されたものであって、RFID方式により細径管の管理を確実かつ容易に行うことができるとともに低温凍結保存された細径管内の検体を確実に識別管理することができる電子タグと、このような電子タグを用いた電子タグ付き容器とを提供することを目的とするものである。
本発明は、その第1の観点によれば、電子タグ本体と、この電子タグ本体を収容するための柱状部材とを備え、上記柱状部材は、この柱状部材のほぼ長さ方向に沿って順次形成された第1の中空部分および第2の中空部分をそれぞれ備え、上記第1の中空部分の第1の中空空間は上記柱状部材の第1の端部で外部に開放されていて、凍結保存用ストロー、凍結保存用チューブなどの細径管の端部から成る被保持部が上記第1の中空部分の上記第1の中空空間に上記第1の端部側から挿入されて保持されるように構成され、上記第2の中空部分の第2の中空空間には、上記電子タグ本体が収容されていることを特徴とする電子タグに係るものである。
本発明のこの第1の観点においては、上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記第1の中空部分の上記第1の中空空間が外部に開放されている上記第1の端部とは反対側の第2の端部において、外部に開放されているのが好ましい。また、上記柱状部材は、そのほぼ長さ方向に沿って延在する中空空間としての貫通孔を有し、上記第1の中空部分の上記第1の中空空間および上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記貫通孔によってそれぞれ形成されているのが好ましい。また、上記電子タグ本体は、アンテナと、このアンテナが電気的に接続されているICチップとから成っているのが好ましい。また、上記柱状部材はガラス管であるのが好ましい。また、上記柱状部材の上記第1の中空部分の内径は、上記細径管の上記被保持部の外径よりも僅かに大きいのが好ましい。また、上記電子タグ本体は、リーダ用アンテナとの通信を2.45GHz帯のマイクロ波方式で行うように構成されているのが好ましい。さらに、上記柱状部材の上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記電子タグ本体を除く全空間または上記第2の中空空間の両端部を封入材料で充填されているのが好ましい。
また、本発明は、その第2の観点によれば、上記第1の観点における電子タグが取り付けられる細径管であって、上記電子タグの上記柱状部材の上記第2の中空部分の上記第2の中空空間に上記細径管の上記被保持部を挿入させて保持させることによって、上記細径管に上記電子タグを取り付けるようにしたことを特徴とする電子タグ付き細径管に係るものである。
本発明によれば、細径管の被保持部が挿入されて保持される保持部(すなわち、第1の中空部分)を、電子タグ本体を収容するための電子タグの柱状部材に設けている。したがって、比較的構造が簡単で比較的製作が容易であり、また、細径管自体にラベルや電子タグを直接に貼り付ける場合と比べて、電子タグを細径管に確実に取り付けることができ、また、電子タグ本体に機械的な負担が加わらず、さらに、細径管内の検体を冷凍保存したままで確実に識別することができて検体の破壊をできるだけ防止することができ、しかも、細径管を長期間保管した場合の信頼性も高い。
請求項5に係る発明によれば、ガラス管が高い誘電率を有していることを利用して、電子タグ本体のアンテナ(例えば、2.45GHz帯のマイクロ波方式のダイポールアンテナ)の長さを短くすることができるから、電子タグ本体、ひいては電子タグを小型に構成することができる。
また、請求項7に係る発明によれば、電子タグが液体窒素に浸漬されたままの状態でもリーダ用アンテナと電子タグ本体との間の通信を確実に行うことができ、また、電子タグ本体、ひいては電子タグを小型に構成することができるから、細径管に対する電子タグの一体性を維持することができる。
さらに、請求項8に係る発明によれば、柱状部材の第2の中空部分の第2の中空空間に充填される封入材料から構成される封入材料層によって電子タグ本体を筒状部材に簡単かつ確実に取り付けることができ、また、柱状部材の第1の中空部分と第2の中空部分との境界面を上記封入材料層によって形成することができるから、第1の中空部分の第1の中空空間に挿入される細径管の被保持部の位置決め用ストッパに上記封入材料層を利用することができる。
つぎに、本発明の一実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1には、胚、卵子、精子などを凍結保存するのに用いられる細径管としての凍結保存用ストロー1が示されている。この凍結保存用ストロー1は、ポリエチレンなどの合成樹脂、その他の樹脂などから両端開放形状に構成された直径(外径)2〜6mm程度の管状体2と、この管状体2の一端部2aに装入された綿栓などの栓3とから構成されている。検体13(図4参照)が凍結保存用ストロー1の管状体2にその他端部2b側から挿入された後には、この他端部2bは、必要に応じて、熱溶着などによって封止される。
図2には、図1に示す凍結保存用ストロー1についての個体認識に用いられる電子タグ4が示されている。この電子タグ4は、柱状部材としての円筒状などの筒状部材5と、この筒状部材5内に収容された電子タグインレット(換言すれば、電子タグ本体)6と、この電子タグ本体6を筒状部材5内に封入している封入材料層7とを備えている。筒状部材5は、ガラス管やセラミック管から構成されているのが好ましいが、塩化ビニールなどの合成樹脂、その他の樹脂などの誘電体の管から構成されていてもよい。また、この筒状部材5は、その中空空間8が貫通孔(換言すれば、両端開放形状)であってよい。
筒状部材5の中空空間8の一半部分は、電子タグインレット6の収容空間8aとして用いられ、他半部分は、凍結保存用ストロー1の管状体2の一端部を挿入させて保持するための保持空間8bとして用いられる。したがって、収容空間8aを構成している筒状部材5の一半部分は、電子タグインレット6の収容部5aとして機能する。また、保持空間8bを構成している筒状部材5の他半部分は、凍結保存用ストロー1を着脱可能に保持する保持部5bとして機能する。
電子タグインレット6は、インレット収容空間8aに挿入されてから、弾性シリコーン樹脂、弾性エポキシ樹脂などの合成樹脂、その他の樹脂などから成る封入材料(換言すれば、封入材料層7)によってインレット収容空間8aに封入される。ストロー保持空間8bは、その一端部側(換言すれば、収容空間8a側の端部)を封入材料層7によって閉塞されるとともに、その他端部側を外部に開放されている。ストロー保持部5bに保持される凍結保存用ストロー1がこのストロー保持部5bから容易には抜けないように、筒状部材5の貫通孔8(特に、そのストロー保持部5bのストロー保持空間8b)の内径は、凍結保存用ストロー1(特に、その被保持部1a)の外径よりも僅かに大きく設定されているのが好ましい。具体的には、貫通孔8のストロー保持空間8aの内径から凍結保存用ストロー1の被保持部1aを差し引いた値は、200μm以下であるのが好ましく、100μm以下であるのがさらに好ましい。また、ストロー保持部5bの長さは、実用性の観点から言って一般的に、10〜25mmの範囲であるのが好ましく、15〜20mmの範囲であるのがさらに好ましい。
図3には、図2に示す電子タグインレット6が拡大された状態で示されている。図3に示す電子タグインレット6は、アンテナ11と、このアンテナ11が電気的に接続されているICチップ12とから成っている。このICチップ12は、微小記録素子として機能するものであって、アンテナ11上に取付け固定されていてよい。このアンテナ11は、バーアンテナ、ループアンテナなどであってよいが、図示の実施例においては、バーアンテナの一種であるダイポールアンテナから構成され、このダイポールアンテナ11は、2.45GHzマイクロ波方式による通信が可能なように構成されている。このような電子タグインレット6の例としては、株式会社日立製作所製のμチップが存在している。図示の実施例において筒状部材5をガラス管から構成すれば、電子タグインレット6は合成樹脂などよりも誘電率の高いガラスで覆われることになるから、アンテナ11の長さを小さくすることができ、このために、電子タグインレット6全体も小型化することができる。
図4には、凍結保存用ストロー1を電子タグ4に保持させた状態が示されている。この場合、凍結保存用ストロー1の管状体2の他端部2bは、検体13を管状体2内に封入するために、熱溶着するか、あるいは、綿栓などの栓14を装入することによって、事前に閉塞される。ついで、凍結保存用ストロー1の一端部から成る被保持部1aが電子タグ4の筒状部材5のストロー保持部5bのストロー保持空間8bに挿入、嵌合または圧入されることによって、凍結保存用ストロー1に電子タグ4を取り付けることができる。図示の実施例においては、被保持部1aは、管状体2の一端部2aによって構成されているが、管状体2の他端部2bによって構成されていてもよい。また、管状体2は、被保持部1aの先端面が電子タグ4の封入材料層7に当接するまで筒状部材5の貫通孔8に挿入されている。しかし、管状体2および/または筒状部材5に別の位置決め用ストッパ(図示せず)を設けることによって、被保持部1aの先端部が封入材料層7に当接しないようにしてもよい。
上述のように構成された図4に示す電子タグ4付きの凍結保存用ストロー1は、冷凍保存用の液体窒素容器(図示せず)に収容されているときだけでなく、このような液体窒素容器から取り出した後でも、電子タグ4を取り付けたままにすることができるから、検体13の情報を確実に管理することができる。この場合、電子タグ4付きの凍結保存用ストロー1を液体窒素容器から取り出したときの検体13の認識は、温度上昇による検体13の破壊を防ぐために、短時間で行われるのが好ましい。したがって、電子タグ4付きの凍結保存用ストロー1を液体窒素容器から取り出した直後に検体13の認識が行われるのが好ましい。また、場合によっては、電子タグ4付きの凍結保存用ストロー1を液体窒素容器の液体窒素に浸漬したままで、リーダライタ(図示せず)のリーダライタ用アンテナを電子タグ4に近づけて電子タグ4とリーダライタ用アンテナとの間で通信させることによって、検体13の認識を行うのが好ましい。
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、既述の実施例においては、柱状部材を構成している筒状部材5を両端開放形状に(換言すれば、貫通孔8を有するように)構成したが、筒状部材5は、インレット収容部5a側の端部が閉塞された有底のものであってもよい。この場合、電子タグインレット6は、ストロー保持部5b側の端部開口から筒状部材5のインレット収容空間8aに挿入されればよい。
また、既述の実施例においては、1個の筒状部材5に1個のインレット収容部5aを設けたが、1個の筒状部材5の両端部側にそれぞれ1個(合計2個)のインレット収容部5aを設けてもよい。この場合、電子タグインレット6は筒状部材5の中空空間8の長さ方向におけるほぼ中央部分に収容すればよい。また、2個のインレット収容部5aのそれぞれのインレット収容空間8aの長さ方向とは直交する方向における断面形状、大きさ、長さなどのうちの少なくとも一つを互いに異ならせることによって、互いに異なる種類の2個の凍結保存用ストロー(換言すれば、細径管)を2個のインレット収容部5aにそれぞれ保持させることができる。
1 凍結保存用ストロー(細径管)
1a 被保持部
4 電子タグ
5 筒状部材(柱状部材)
5a インレット収容部(第2の中空部分)
5b ストロー保持部(第1の中空部分)
6 電子タグインレット(電子タグ本体)
7 封入材料層
8 中空空間(貫通孔)
8a インレット収容空間(第2の中空空間)
8b ストロー保持空間(第1の中空空間)
11 アンテナ
12 ICチップ
1a 被保持部
4 電子タグ
5 筒状部材(柱状部材)
5a インレット収容部(第2の中空部分)
5b ストロー保持部(第1の中空部分)
6 電子タグインレット(電子タグ本体)
7 封入材料層
8 中空空間(貫通孔)
8a インレット収容空間(第2の中空空間)
8b ストロー保持空間(第1の中空空間)
11 アンテナ
12 ICチップ
Claims (9)
- 電子タグ本体と、この電子タグ本体を収容するための柱状部材とを備え、
上記柱状部材は、この柱状部材のほぼ長さ方向に沿って順次形成された第1の中空部分および第2の中空部分をそれぞれ備え、
上記第1の中空部分の第1の中空空間は上記柱状部材の第1の端部で外部に開放されていて、細径管の端部から成る被保持部が上記第1の中空部分の上記第1の中空空間に上記第1の端部側から挿入されて保持されるように構成され、
上記第2の中空部分の第2の中空空間には、上記電子タグ本体が収容されていることを特徴とする電子タグ。 - 上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記第1の中空部分の上記第1の中空空間が外部に開放されている上記第1の端部とは反対側の第2の端部において、外部に開放されていることを特徴とする請求項1に記載の電子タグ。
- 上記柱状部材は、そのほぼ長さ方向に沿って延在する中空空間としての貫通孔を有し、
上記第1の中空部分の上記第1の中空空間および上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記貫通孔によってそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子タグ。 - 上記電子タグ本体は、アンテナと、このアンテナが電気的に接続されているICチップとから成ることを特徴とする請求項1、2または3に記載の電子タグ。
- 上記柱状部材はガラス管であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の電子タグ。
- 上記柱状部材の上記第1の中空部分の内径は、上記細径管の上記被保持部の外径よりも僅かに大きいことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の電子タグ。
- 上記電子タグ本体は、リーダ用アンテナとの通信を2.45GHz帯のマイクロ波方式で行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の電子タグ。
- 上記柱状部材の上記第2の中空部分の上記第2の中空空間は、上記電子タグ本体を除く全空間または上記第2の中空空間の両端部を封入材料で充填されていることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の電子タグ。
- 請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の電子タグが取り付けられる細径管であって、
上記電子タグの上記柱状部材の上記第2の中空部分の上記第2の中空空間に上記細径管の上記被保持部を挿入させて保持させることによって、上記細径管に上記電子タグを取り付けるようにしたことを特徴とする電子タグ付き細径管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005251499A JP2007066011A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005251499A JP2007066011A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007066011A true JP2007066011A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37928141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005251499A Withdrawn JP2007066011A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007066011A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014001819A1 (en) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Cryogatt Systems Limited | Rfid tag for cryogenic straws |
WO2017109153A1 (en) * | 2015-12-23 | 2017-06-29 | Viking Genetics Fmba | Rfid system for identification of cryogenic straws |
JP2018042692A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 凍結保存容器 |
JP2018042693A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 個体管理システム |
JP2018082677A (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 正成 桑山 | 卵凍結保存用容器 |
WO2019005450A1 (en) * | 2017-06-27 | 2019-01-03 | Inteli-Straw, LLC | SPERM / GAMET AND EMBRYO STORAGE RECEPTACLES WITH RFID DATA IDENTIFICATION |
WO2023132279A1 (ja) * | 2022-01-07 | 2023-07-13 | 株式会社北里コーポレーション | 生体細胞凍結保存用具 |
-
2005
- 2005-08-31 JP JP2005251499A patent/JP2007066011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9589225B2 (en) | 2012-06-29 | 2017-03-07 | Cryogatt Systems Limited | RFID tag for cryogenic straws |
WO2014001819A1 (en) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | Cryogatt Systems Limited | Rfid tag for cryogenic straws |
CN108602065A (zh) * | 2015-12-23 | 2018-09-28 | 维京遗传学Fmba | 用于低温吸管的rfid识别系统 |
WO2017109153A1 (en) * | 2015-12-23 | 2017-06-29 | Viking Genetics Fmba | Rfid system for identification of cryogenic straws |
US11632950B2 (en) | 2015-12-23 | 2023-04-25 | Viking Genetics Fmba | RFID system for identification of cryogenic straws |
EA037853B1 (ru) * | 2015-12-23 | 2021-05-27 | Викинг Генетикс Фмба | Система радиочастотной идентификации для идентификации криопробирок |
WO2018051993A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 凍結保存容器 |
TWI795367B (zh) * | 2016-09-13 | 2023-03-11 | 日商七七科室股份有限公司 | 冷凍保存容器 |
US11930810B2 (en) | 2016-09-13 | 2024-03-19 | 77Kc Co., Ltd. | Cryopreservation container |
WO2018051994A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 個体管理システム |
JP2018042692A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 凍結保存容器 |
CN109937423A (zh) * | 2016-09-13 | 2019-06-25 | 株式会社77Kc | 冷冻保存容器 |
CN109952578A (zh) * | 2016-09-13 | 2019-06-28 | 株式会社77Kc | 个体管理系统 |
EP3522076A4 (en) * | 2016-09-13 | 2020-08-12 | 77 KC Co., Ltd. | INDIVIDUAL MANAGEMENT SYSTEM |
EP3514732A4 (en) * | 2016-09-13 | 2020-08-12 | 77 KC Co., Ltd. | CONTAINERS FOR CRYOPRESERVATION |
JP2018042693A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 株式会社77Kc | 個体管理システム |
JP2018082677A (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 正成 桑山 | 卵凍結保存用容器 |
WO2018097267A1 (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 正成 桑山 | 卵凍結保存用容器 |
WO2019005450A1 (en) * | 2017-06-27 | 2019-01-03 | Inteli-Straw, LLC | SPERM / GAMET AND EMBRYO STORAGE RECEPTACLES WITH RFID DATA IDENTIFICATION |
WO2023132279A1 (ja) * | 2022-01-07 | 2023-07-13 | 株式会社北里コーポレーション | 生体細胞凍結保存用具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180368394A1 (en) | Semen/gamete and embryo storage receptacles with rfid data identification | |
EP2866938B1 (en) | Rfid tag for cryogenic straws | |
JP2007066011A (ja) | 電子タグおよびこの電子タグを用いた電子タグ付き細径管 | |
US10328431B2 (en) | Storage devices for RFID-tracked biological and other samples | |
US20060087440A1 (en) | Pet identification tag with internal cavity for transponder capsule | |
ES2467465B1 (es) | Etiqueta de rfid, systema y procedimiento para la identificación de muestras a temperaturas criogénicas | |
EP3633556B1 (en) | Rfid cap | |
US11930810B2 (en) | Cryopreservation container | |
CN109258627A (zh) | 一种可智能识别的冷冻载杆及使用方法 | |
WO2018097267A1 (ja) | 卵凍結保存用容器 | |
US20110239791A1 (en) | System and method for biological sample storage and retrieval | |
EP3522076B1 (en) | Individual management system | |
TWI425426B (zh) | Ic標籤 | |
US20180086533A1 (en) | Cryogenic storage receptacle for rfid data | |
US20220388005A1 (en) | Rfid enabled specimen holder | |
KR101254950B1 (ko) | 수정란 동결 보관 스트로우용 플러그 | |
US20240164866A1 (en) | Integrated rfid tag in a manual instrument | |
NL2002967C2 (en) | A method to turn biological tissue sample cassettes into traceable devices, using a system with inlays tagged with radio frequency identification (rfid) chips. | |
CN209268488U (zh) | 一种可智能识别的冷冻载杆 | |
US20240138821A1 (en) | Slotted specimen holder, wireless transponder loading cartridge, wireless transponder dispenser and methods | |
JP5400661B2 (ja) | 容器保持台および容器管理方法 | |
NZ743649A (en) | Rfid system for identification of cryogenic straws |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080512 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20091013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091106 |