JP2007065550A - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置全体が小型であるとともに、明るい照明光を得ることが可能な照明装置及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】 光を射出する複数の光源装置10A,10Bと、複数の光源装置10A,10Bから射出した射出光をそれぞれ平行化する各々が複数のレンズを備えた複数の平行化光学系11A,12A、11B,12Bとを備え、複数の平行化光学系11A,12A、11B,12Bのうち少なくとも一つの平行化光学系11A,12A、11B,12Bは、複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 光を射出する複数の光源装置10A,10Bと、複数の光源装置10A,10Bから射出した射出光をそれぞれ平行化する各々が複数のレンズを備えた複数の平行化光学系11A,12A、11B,12Bとを備え、複数の平行化光学系11A,12A、11B,12Bのうち少なくとも一つの平行化光学系11A,12A、11B,12Bは、複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、照明装置及びプロジェクタに関する。
近年、プロジェクタの光源として、光源装置として、例えば、固体発光素子を用いることが提案されている。特に、固体発光素子である発光ダイオード(以下、「LED」という。)は、超小型、超軽量、長寿命であるという特徴を有する。また、LEDは、照明目的で用いるための開発、改良によって、高輝度化及び高効率化が図られている。このことから、プロジェクタの小型化及び低消費電力化を図るために、プロジェクタの照明装置にLEDを用いることが期待され、LEDを光源とした照明装置を用い液晶ライトバルブ等の光変調装置を照明する画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の画像表示装置は、複数の光源装置を並列に配置し、これらの光源装置から射出された光を凸レンズによりそれぞれ平行光にした後、マルチレンズアレイにより、照明光の光量分布を均一にしている。
特開2000−131762号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像表示装置では、より明るい照明光を得るために、光源装置を多灯にすると、複数の光源装置を並列に配置しなくてはならないため、照明装置全体が大型化してしまうことになる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、装置全体が小型であるとともに、明るい照明光を得ることが可能な照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の照明装置は、光を射出する複数の光源装置と、前記複数の光源装置から射出した射出光をそれぞれ平行化するとともに、各々が複数のレンズを備えた複数の平行化光学系とを備え、前記複数の平行化光学系のうち少なくとも一つの前記平行化光学系は、前記複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていることを特徴とする。
本発明の照明装置は、光を射出する複数の光源装置と、前記複数の光源装置から射出した射出光をそれぞれ平行化するとともに、各々が複数のレンズを備えた複数の平行化光学系とを備え、前記複数の平行化光学系のうち少なくとも一つの前記平行化光学系は、前記複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていることを特徴とする。
本発明に係る照明装置では、複数の光源装置から射出された射出光は、平行化光学系により、平行化される。このとき、複数の平行化光学系のうち少なくとも一つの平行化光学系は、複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されている。このように、他の光路と交差させることにより、従来のように、光源装置を並列に配置し、並列した光を射出する場合に比べ、平行化光学系に用いられる複数のレンズ間の空間を有効に活用することができる。したがって、複数の光源装置を用いても、装置全体を小型化することが可能であるとともに、明るい照明光を得ることが可能となる。
また、本発明の照明装置は、前記平行化光学系が、テレセントリック光学系であることが好ましい。
本発明に係る照明装置では、平行化光学系がテレセントリック光学系であるため、照射面の所定の領域に収束される平行光の主光線の角度を小さくすることができるので、照明効率を向上させることができる。また、テレセントリック光学系を用いることにより、複数のレンズ間に空間ができる。したがって、この空間で、光源装置から射出された射出光を交差させることにより、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
本発明に係る照明装置では、平行化光学系がテレセントリック光学系であるため、照射面の所定の領域に収束される平行光の主光線の角度を小さくすることができるので、照明効率を向上させることができる。また、テレセントリック光学系を用いることにより、複数のレンズ間に空間ができる。したがって、この空間で、光源装置から射出された射出光を交差させることにより、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
また、本発明の照明装置は、前記複数の平行化光学系から射出された射出光の照度分布をそれぞれ均一化する複数の導光素子を備え、前記複数の導光素子のうち少なくとも一つは、その光軸が前記平行化光学系から射出された射出光の光軸と交差して配置されていることを特徴とするが好ましい。
本発明に係る照明装置では、平行化光学系から射出された射出光の光軸と導光素子の光軸とを交差させて配置することにより、導光素子の占有スペースを別に設けることなく、光源装置から射出された射出光の照度分布を均一化することが可能となる。したがって、複数の光源装置を用いても、装置全体を小型化することができ、明るく、かつ、均一な照明光を得ることが可能となる。
本発明のプロジェクタは、上記の照明装置と、該照明装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、該光変調装置により変調された光を投射する投射装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタでは、照明装置より射出された光は光変調装置に入射される。そして、光変調装置により変調された画像が、投射装置によって投影される。このとき、照明装置は、上述したように、小型であるとともに、明るい照明光であるため、これを用いたプロジェクタは、より鮮明な画像を投射することが可能となる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。なお、以下の説明においては、必要に応じてXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態の照明装置について、図1を参照して説明する。
照明装置1は、図1に示すように、+X軸方向に光を射出する第1LED(光源装置)10Aと、+Y軸方向に光を射出する第2LED(光源装置)10Bと、第1,第2LED10A,10Bから射出した射出光を平行化する第1,第2コリメータレンズ(平行化光学系)11A,11Bと、第1,第2コリメータレンズ11A,11Bから射出された射出光を集光する第1,第2集光レンズ(平行化光学系)12A,12Bと、第1,第2集光レンズ12A,12Bにより集光された光の照度分布を均一化する第1,第2ロッドインテグレータ(導光素子)13A,13Bとを備えている。本実施形態の平行化光学系は、第1コリメータレンズ11A及び第1集光レンズ12A、第2コリメータレンズ11B及び第2集光レンズ12Bによりそれぞれ構成されている。
本発明の第1実施形態の照明装置について、図1を参照して説明する。
照明装置1は、図1に示すように、+X軸方向に光を射出する第1LED(光源装置)10Aと、+Y軸方向に光を射出する第2LED(光源装置)10Bと、第1,第2LED10A,10Bから射出した射出光を平行化する第1,第2コリメータレンズ(平行化光学系)11A,11Bと、第1,第2コリメータレンズ11A,11Bから射出された射出光を集光する第1,第2集光レンズ(平行化光学系)12A,12Bと、第1,第2集光レンズ12A,12Bにより集光された光の照度分布を均一化する第1,第2ロッドインテグレータ(導光素子)13A,13Bとを備えている。本実施形態の平行化光学系は、第1コリメータレンズ11A及び第1集光レンズ12A、第2コリメータレンズ11B及び第2集光レンズ12Bによりそれぞれ構成されている。
第1ロッドインテグレータ13Aは、第1集光レンズ12Aから射出し、+X軸方向に向かう光を+Y軸方向に反射させる反射面13aを有しており、入射した光を+Y軸方向に導光させるようになっている。また、第2ロッドインテグレータ13Bは、第2集光レンズ12Bから射出し、+Y軸方向に向かう光を+X軸方向に反射させる反射面13bと、内部を導光した光を+Y軸方向に反射させる反射面13cとを有している。これら反射面13a,3b,13cは、Y軸に対して略45度傾斜しており、これら反射面13a,13b,13cには、入射した光を反射する反射膜が形成されている。反射膜は、例えば、誘電体多層膜をコーティングすることにより形成されている。さらに、第1,第2ロッドインテグレータ13A,13Bから射出された光は、ロッドインテグレータ15により均一化されるようになっている。
また、第1,第2ロッドインテグレータ13A,13B及びロッドインテグレータ15は、ガラスや透明樹脂等の光透過性を有する材料で、中実に構成される四角柱形状の構造物である。
また、第1,第2ロッドインテグレータ13A,13B及びロッドインテグレータ15は、ガラスや透明樹脂等の光透過性を有する材料で、中実に構成される四角柱形状の構造物である。
また、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bを含めた光学系は、図2に示すように、テレセントリック光学系である。
図2は、本実施形態のテレセントリック光学系20の構成を示す概略図である。テレセントリック光学系20は、第1,第2ロッドインテグレータ13A,13Bそれぞれに結像するものである。第1,第2コリメータレンズ11A,11Bと第1,第2集光レンズ12A,12Bとのそれぞれの距離は、f1(コリメータレンズの焦点距離)+f2(集光レンズの焦点距離)となっている。また、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bは、両側テレセントリック性を有している。ただし、レンズの形状、大きさ、配置間隔及び枚数、テレセントリック性、倍率その他のレンズ特性は、要求される特性によって適宜変更され得るものであり、図2の例に限定されるものではない。さらに、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bは、レンズを1枚のみ用いて説明したが、複数の凸レンズ及び凹レンズを含んで構成されていても良い。
図2は、本実施形態のテレセントリック光学系20の構成を示す概略図である。テレセントリック光学系20は、第1,第2ロッドインテグレータ13A,13Bそれぞれに結像するものである。第1,第2コリメータレンズ11A,11Bと第1,第2集光レンズ12A,12Bとのそれぞれの距離は、f1(コリメータレンズの焦点距離)+f2(集光レンズの焦点距離)となっている。また、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bは、両側テレセントリック性を有している。ただし、レンズの形状、大きさ、配置間隔及び枚数、テレセントリック性、倍率その他のレンズ特性は、要求される特性によって適宜変更され得るものであり、図2の例に限定されるものではない。さらに、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bは、レンズを1枚のみ用いて説明したが、複数の凸レンズ及び凹レンズを含んで構成されていても良い。
また、第1LED10Aの射出面は、図1に示すように、+X軸方向を向いており、第2LED10Bは+Y軸方向を向いて配置されている。そして、第1コリメータレンズ11Aから射出した射出光と、第2コリメータレンズ11Bから射出した射出光とは直交(交差)している。すなわち、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bは、第1コリメータレンズ11Aから射出した平行光と、第2コリメータレンズ11Bから射出した平行光とが、次の光学系である第1,第2集光レンズ12A,12Bまでの間で直交するように配置されている。すなわち、第1コリメータレンズ11Aと第1集光レンズ12Aとからなる平行化光学系の光路が、第2コリメータレンズ11Bと第1集光レンズ12Bとからなる平行化光学系の光路(他の光路)とが交差するように配置されている。
次に、このように構成された本実施形態に係る照明装置1の照明方法について、以下に説明する。
まず、第1LED10Aから射出された射出光は、+X軸方向に向かって射出され、第2LED10Bから射出された射出光は、+Y軸方向に向かって射出される。これらの射出光は、第1,第2コリメータレンズ11A,11Bにより平行化され、交差した後、第1,第2集光レンズ12A,12Bによりそれぞれ集光される。
まず、第1LED10Aから射出された射出光は、+X軸方向に向かって射出され、第2LED10Bから射出された射出光は、+Y軸方向に向かって射出される。これらの射出光は、第1,第2コリメータレンズ11A,11Bにより平行化され、交差した後、第1,第2集光レンズ12A,12Bによりそれぞれ集光される。
第1LED10Aから射出され、第1集光レンズ12Aにより集光された光は、第1ロッドインテグレータ13Aに入射する。そして、第1ロッドインテグレータ13Aに入射した+X軸方向に向かう光は、反射面13aにより反射され+Y軸方向に曲げられる。次いで、第1ロッドインテグレータ13Aの内部を導光した+Y軸方向に向かう光は、ロッドインテグレータ15に入射する。
一方、第2LED10Bから射出され、第2集光レンズ12Bにより集光された光は、第2ロッドインテグレータ13Bに入射する。そして、第2ロッドインテグレータ13Bに入射した+Y軸方向に向かう光は、反射面13bにより反射され+X軸方向に曲げられる。次いで、第2ロッドインテグレータ13Bの内部を導光した後、反射面13cにより反射された光は、+Y軸方向に曲げられ、ロッドインテグレータ15に入射する。
本実施形態に係る照明装置1によれば、第1コリメータレンズ11Aから射出された射出光の光路と、第2コリメータレンズ11Bから射出された射出光の光路とが交差するように、第1,第2コリメータレンズ11A,11B及び第1,第2集光レンズ12A,12Bを配置させることにより、第1,第2コリメータレンズ11A,11Bと第1,第2ロッドインテグレータ13A,13Bとの間の空間を有効に活用することができる。したがって、複数のLED10A,10Bを用いても、装置全体を小型化することができ、明るく、かつ、均一な照明光を得ることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について、図3を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る照明装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係るプロジェクタ30において、第1実施形態と異なる点は、照明装置40r、40g、40bとして赤色光,緑色光,青色光の3色を用いる点である。
次に、本発明に係る第2実施形態について、図3を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る照明装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係るプロジェクタ30において、第1実施形態と異なる点は、照明装置40r、40g、40bとして赤色光,緑色光,青色光の3色を用いる点である。
本実施形態のプロジェクタ30は、図3に示すように、光源装置41R,51G,61Bから射出されたR(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色光を、光変調装置70R,70G,70Bによりそれぞれ空間変調して、ダイクロイックプリズム80により合成して、カラー画像を表示する三板式のカラープロジェクタである。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ30の概略を示す図である。
プロジェクタ30は、図1に示すように、赤色のレーザ光を射出するR光用照明装置40Rと、緑色のレーザ光を射出するG光用照明装置40Gと、青色のレーザ光を射出するB光用照明装置40Bと、それぞれの照明装置40R、40G、40Bから射出されたR、G、Bの輝度を画像信号に応じて変調する透過型液晶ライトバルブ(光変調装置)70R、70G、70Bと、変調された各色光を合成してカラー画像とするダイクロイックプリズム80と、ダイクロイックプリズム80から射出されたカラー画像をスクリーン100に投射する投射レンズ(投射装置)90とを備えている。
プロジェクタ30は、図1に示すように、赤色のレーザ光を射出するR光用照明装置40Rと、緑色のレーザ光を射出するG光用照明装置40Gと、青色のレーザ光を射出するB光用照明装置40Bと、それぞれの照明装置40R、40G、40Bから射出されたR、G、Bの輝度を画像信号に応じて変調する透過型液晶ライトバルブ(光変調装置)70R、70G、70Bと、変調された各色光を合成してカラー画像とするダイクロイックプリズム80と、ダイクロイックプリズム80から射出されたカラー画像をスクリーン100に投射する投射レンズ(投射装置)90とを備えている。
R光用照明装置40Rは、+X軸方向に光を射出する赤色LED(光源装置)41Rと、赤色LED41Rから射出した射出光を平行化するコリメータレンズ(平行化光学系)42と、コリメータレンズ42から射出された射出光を集光する集光レンズ(平行化光学系)43と、集光レンズ43により集光された+X軸方向に向かう光の光路を+Y軸方向に90度曲げる三角プリズム44と、三角プリズム44から射出された光の照度分布を均一化するロッドインテグレータ(導光素子)45と、+Y軸方向に向かう光の光路を−X軸方向に90度曲げる三角プリズム46と、三角プリズム46から射出された光の照度分布を均一化するロッドインテグレータ47とを備えている。そして、ロッドインテグレータ47から射出された光は、透過型液晶ライトバルブ70Rに向かうようになっている。
G光用照明装置40Gは、−X軸方向に光を射出する緑色LED(光源装置)51Gと、緑色LED51Gから射出した射出光を平行化するコリメータレンズ(平行化光学系)52と、コリメータレンズ52から射出された射出光を集光する集光レンズ(平行化光学系)53と、集光レンズ53により集光された−X軸方向に向かう光の光路を90度曲げる三角プリズム54と、三角プリズム54から射出された光の照度分布を均一化するロッドインテグレータ(導光素子)55とを備えている。そして、ロッドインテグレータ55から射出された光は、透過型液晶ライトバルブ70Gに向かうようになっている。
B光用照明装置40Bは、−X軸方向に光を射出する青色LED(光源装置)61Bと、青色LED61Bから射出した射出光を平行化するコリメータレンズ(平行化光学系)62と、コリメータレンズ62から射出された射出光を集光する集光レンズ(平行化光学系)63と、集光レンズ63により集光された−X軸方向に向かう光の光路を+Y軸方向に90度曲げる三角プリズム64と、三角プリズム64から射出された光の照度分布を均一化するロッドインテグレータ65と、+Y軸方向に向かう光の光路を+X軸方向に90度曲げる三角プリズム66と、三角プリズム66から射出された光の照度分布を均一化するロッドインテグレータ67とを備えている。そして、ロッドインテグレータ67から射出された光は、透過型液晶ライトバルブ70Bに向かうようになっている。
ロッドインテグレータ45及びロッドインテグレータ55は、コリメータレンズ62と集光レンズ63との間に配置されており、ロッドインテグレータ45及びロッドインテグレータ55の内部を導光する赤色光及び緑色光の光路とコリメータレンズ62から射出された青色光の光路とは交差するように配置されている。
さらに、ロッドインテグレータ55は、コリメータレンズ42と集光レンズ43との間に配置されている。すなわち、ロッドインテグレータ55は、内部を導光する緑色光の光路が、コリメータレンズ42から射出された赤色光の光路にも交差するように配置されている。
さらに、ロッドインテグレータ55は、コリメータレンズ42と集光レンズ43との間に配置されている。すなわち、ロッドインテグレータ55は、内部を導光する緑色光の光路が、コリメータレンズ42から射出された赤色光の光路にも交差するように配置されている。
また、各照明装置40R,40G,40Bに用いられるコリメータレンズ42,52,62及び集光レンズ43,53,63を含む光学系は、第1実施形態と同様に、テレセントリック光学系となっており、各LED41R,51G,61Bから射出した射出光を三角プリズム44,54,64にそれぞれ結像するものである。
次に、以上の構成からなる本実施形態のプロジェクタ30を用いて、画像をスクリーン100に投射する方法について説明する。
まず、赤色LED41Rから射出された赤色光についての作用を説明する。R光用照明装置40RのR光LED41Rに電流が供給されると、図3に示すように、R光LED41RからR光がコリメータレンズ42に向けて射出される。
まず、赤色LED41Rから射出された赤色光についての作用を説明する。R光用照明装置40RのR光LED41Rに電流が供給されると、図3に示すように、R光LED41RからR光がコリメータレンズ42に向けて射出される。
そして、コリメータレンズ42により平行化された光は、ロッドインテグレータ55に交差して通過した後、集光レンズ43により集光され、三角プリズム44に入射する。三角プリズム44により反射した光は、ロッドインテグレータ45の内部を導光した後、三角プリズム46により反射し、ロッドインテグレータ47に入射する。ロッドインテグレータ47の内部を導光した光は、透過型液晶ライトバルブ70Rに入射し、その後、プロジェクタ30に入力された映像信号に基づいて変調され、ダイクロイックプリズム80に向けて射出される。
次に、緑色LED51Gから射出された緑色光についての作用を説明する。G光用照明装置40GのG光LED51Gに電流が供給されると、図3に示すように、G光LED51GからG光がコリメータレンズ52に向けて射出される。
そして、コリメータレンズ52により平行化された光は、集光レンズ53により集光され、三角プリズム54に入射する。三角プリズム54により反射した光は、ロッドインテグレータ55の内部を導光した後、三角プリズム56により反射し、ロッドインテグレータ57に入射する。ロッドインテグレータ57の内部を導光した光は、透過型液晶ライトバルブ70Gに入射し、その後、プロジェクタ30に入力された映像信号に基づいて変調され、ダイクロイックプリズム80に向けて射出される。
次に、青色LED61Bから射出された青色光についての作用を説明する。B光用照明装置40BのB光LED61Bに電流が供給されると、図3に示すように、B光LED61BからB光がコリメータレンズ62に向けて射出される。
そして、コリメータレンズ62により平行化された光は、ロッドインテグレータ45及びロッドインテグレータ55に交差して通過した後、集光レンズ63により集光され、三角プリズム64に入射する。三角プリズム64により反射した光は、ロッドインテグレータ65の内部を導光した後、三角プリズム66により反射し、ロッドインテグレータ67に入射する。ロッドインテグレータ67の内部を導光した光は、透過型液晶ライトバルブ70Bに入射し、その後、プロジェクタ30に入力された映像信号に基づいて変調され、ダイクロイックプリズム80に向けて射出される。
ダイクロイックプリズム80に入射したR光,G光,B光が、青色光を反射する青色光反射ダイクロイック膜と緑色光を反射する緑色光反射ダイクロイック膜とによって合成されてカラー画像を表す光が形成され、投射レンズ90に向けて射出される。投射レンズ90は、カラー画像を表す光をスクリーン100に向けて拡大投射して、カラー画像を表示する。
本実施形態に係る照明装置40R、40G、40Bによれば、コリメータレンズ42は、コリメータレンズ42から射出された赤色光の光路が、ロッドインテグレータ55の内部を導光する緑色光の光路と交差するように配置され、コリメータレンズ62は、コリメータレンズ62から射出された青色光の光路が、ロッドインテグレータ45の内部を導光する赤色光の光路及びロッドインテグレータ55の内部を導光する緑色光の光路と交差するように配置させることにより、コリメータレンズ42と集光レンズ43との空間及びコリメータレンズ62と集光レンズ63との空間を有効に活用することができる。また、この空間にロッドインテグレータ45,55を配置することにより、ロッドインテグレータ45,55の占有スペースを別に設けることなく、緑色光及び赤色光の照度分布を均一化することが可能となる。したがって、複数のLED41R,LED51G,LED61Bを用いても、装置全体を小型化することができ、明るく、かつ、均一な照明光を得ることが可能となる。さらに、照明装置40R、40G、40Bは、均一な照明光を照射するとともに、小型化されているため、この照明装置40R、40G、40Bをプロジェクタ30に用いることにより、明るさが均一な画像を投射することが可能となる。
なお、本実施形態において、コリメータレンズ62から射出された青色光とロッドインテグレータ45の内部を導光する赤色光及びロッドインテグレータ55の内部を導光する緑色光とを交差させ、さらに、コリメータレンズ42から射出された赤色光とロッドインテグレータ55の内部を導光する緑色光とを交差させたが、交差させる色光はこれに限るものではなく、例えば、コリメータレンズ42から射出された赤色光とロッドインテグレータ55の内部を導光する緑色光のみを交差させても良い。すなわち、少なくとも1つの平行化光学系は、複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていれば良い。このような構成でも、本願発明の効果を奏することができる。さらに、交差させる色光、構成要素については適宜変更することが可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、光変調装置として透過型液晶ライトバルブ40R,40G,40Bを用いたがこれに限るものではなく、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等の反射型光変調装置(ミラー変調器)を用いてもよい。
また、一つの平行化光学系として、コリメータレンズ及び集光レンズを1枚ずつ用いた構成としたが、これに限らず、用途に応じて枚数を変更させることが可能である。
例えば、光変調装置として透過型液晶ライトバルブ40R,40G,40Bを用いたがこれに限るものではなく、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等の反射型光変調装置(ミラー変調器)を用いてもよい。
また、一つの平行化光学系として、コリメータレンズ及び集光レンズを1枚ずつ用いた構成としたが、これに限らず、用途に応じて枚数を変更させることが可能である。
1,40R,40G,40B…照明装置、10A…第1LED(光源装置)、10B…第2LED(光源装置)、11A…コリメータレンズ(平行化光学系)、11B…コリメータレンズ(平行化光学系)、12A…第1集光レンズ(平行化光学系)、12B…第2集光レンズ(平行化光学系)、20…テレセントリック光学系、30…プロジェクタ、41R…赤色LED(光源装置)、42,52,62…コリメータレンズ(平行化光学系)、43,53,63…集光レンズ(平行化光学系)、51G…緑色LED(光源装置)、61B…青色LED(光源装置)、70R、70G、70B…透過型液晶ライトバルブ(光変調装置)、90…投射レンズ(投射装置)
Claims (4)
- 光を射出する複数の光源装置と、
前記複数の光源装置から射出した射出光をそれぞれ平行化するとともに、各々が複数のレンズを備えた複数の平行化光学系とを備え、
前記複数の平行化光学系のうち少なくとも一つの前記平行化光学系は、前記複数のレンズ間の光路が他の光路と交差するように配置されていることを特徴とする照明装置。 - 前記平行化光学系が、テレセントリック光学系であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記複数の平行化光学系から射出された射出光の照度分布をそれぞれ均一化する複数の導光素子を備え、
前記複数の導光素子のうち少なくとも一つは、その光軸が前記平行化光学系から射出された射出光の光軸と交差して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置と、
該照明装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
該光変調装置により変調された光を投射する投射装置とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254570A JP2007065550A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 照明装置及びプロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005254570A JP2007065550A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 照明装置及びプロジェクタ |
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JP2007065550A true JP2007065550A (ja) | 2007-03-15 |
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ID=37927791
Family Applications (1)
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JP2005254570A Withdrawn JP2007065550A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 照明装置及びプロジェクタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007065550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8708499B2 (en) | 2009-09-02 | 2014-04-29 | Nec Display Solutions, Ltd. | Illuminating device and projection display device using the same |
-
2005
- 2005-09-02 JP JP2005254570A patent/JP2007065550A/ja not_active Withdrawn
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