JP2007062672A - ワイパ装置の制御方法及びワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ装置の制御方法及びワイパ制御装置 Download PDF

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JP2007062672A JP2005254428A JP2005254428A JP2007062672A JP 2007062672 A JP2007062672 A JP 2007062672A JP 2005254428 A JP2005254428 A JP 2005254428A JP 2005254428 A JP2005254428 A JP 2005254428A JP 2007062672 A JP2007062672 A JP 2007062672A
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Abstract

【課題】モータ間の通信異常が発生した場合における両ブレードの払拭タイミングのずれを抑制し、違和感のない払拭動作を実現することにある。
【解決手段】ワイパ装置1は、モータ3a,3bによって駆動されるワイパブレード2a,2bを備える。モータ3a,3bは、通信線7にて接続された制御マイコン5a,5bによって駆動制御される。制御マイコン5a,5b間の通信状態が正常な時点で制御マイコン5a,5bにそれぞれ設けたタイマ23a,23bを同期させ、両タイマ23a,23b間に時間的なバラツキが生じても通信異常発生以前にそれを修正する。通信異常時に一定周期で払拭動作を行う時間基準の制御処理を実行しても、両タイマ23a,23bに時間差がないため、ブレード2a,2bの払拭時間間隔に差異が生ぜず、払拭タイミングのずれが抑えられ、違和感のない払拭動作を実現できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用ワイパ装置の制御技術に関し、特に、対向払拭型のワイパ装置に適用して有効な技術に関する。
近年、自動車等の車両用ワイパ装置、特に対向払拭型(オポジットタイプ)のワイパ装置では、特開平11−301409号公報のように、運転席側と助手席側の各ワイパアームを個別にモータ駆動する方式が採用されている。このようなワイパ装置では、左右のワイパブレード(以下、適宜ブレードと略記する)が払拭面上で干渉しないように、各ブレードの位置角度を見ながらモータを個別に制御している。例えば前記公報の装置では、ワイパ制御装置にて左右のブレードの位置角度が常時監視されている。両ブレード間には予め目標角度差が設定され、互いに他方のブレードの位置角度を参照しつつ、目標角度差と実測角度差との差が小さくなるように左右のモータが個別に速度制御される。
図7は、このようなワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。図7のワイパ装置51は、運転席側と助手席側のワイパブレードを対向配置したいわゆる対向払拭型の構成となっている。運転者側(以下、DR側と略記する)のブレード52aと助手席側(以下、AS側と略記する)のブレード52bは、フロントガラスの両端側に設定された上反転位置とフロントガラスの下端中央部に設定された下反転位置との間で対向的に払拭作動を行う。DR側とAS側にはそれぞれDR側モータ53aとAS側モータ53bが別個に設けられている。
モータ53a,53bは、モータユニット54a,54b内に収容されている。モータユニット54a,54b内には、モータ回転角度に比例しブレード移動量を示す相対位置信号(回転信号)や、ブレード位置を示す絶対位置信号を出力するセンサが設けられている。モータユニット54a,54bにはさらに、制御マイコン55a,55bが配設されている。制御マイコン55a,55bは、ユニット内のセンサ出力信号に基づいて、ブレード52a,52bの位置情報(現在位置)を算出する。制御マイコン55a,55bは、絶対位置信号が得られた後の相対位置信号のパルス数をカウントすることにより、ブレード52a,52bの現在位置を認識する。
DR側のモータユニット54aは、車体側の制御装置であるECU56に接続されている。ECU56からモータユニット54aに対しては、ワイパスイッチのON/OFFやLO,HI,INTなどのスイッチ情報が入力される。モータユニット54a,54b同士の間は通信線57にて接続されている。両ユニット54a,54bの制御マイコン55a,55bは、通信線57を介して、互いのブレード位置の情報を交換し合っている。制御マイコン55a,55bは、上下反転位置にてモータ53a,53bを正逆転制御してブレード52a,52bを往復払拭動作させると共に、自身と相手側のブレード位置情報に基づき、両ブレード52a,52b同士が干渉したり、角度差が拡大したりしないようにモータ53a,53bを同期制御する。
一方、図8に示すように、通信線57にトラブルが生じるなど、制御マイコン55a,55b間の通信が途絶えると、各制御マイコン55a,55bには相手方のブレード位置情報が入力されなくなる。このため、制御マイコン55a,55bは両ブレードの位置関係が把握できなくなり、ワイパ軌跡の重複部分でブレード同士が干渉してしまうおそれがある。このため、図7のようなシステムでは、モータ間の通信が途絶えた場合は、一方側のモータのみ(通常は、図8のようにDR側を優先する)を作動させ、運転者の視界を確保しつつ、ブレード同士の衝突を回避するようにモータ53a,53bを制御している。
ところが、故障発生時とは言え、このように一方側のブレードしか作動しないと、フロントガラス面積に対し払拭可能な範囲が大幅に狭くなってしまう。すなわち、図8に示すように、フロントガラスのDR側のみはブレード52aによって払拭されるが、AS側はブレード52bが停止状態のため全く払拭が行われず、運転者の視界が十分確保されないおそれがある。そこで、本発明者は、マイコン55a,55b間に通信異常が発生した場合、ブレードの何れか一方(例えば、DR側ブレード52a)を他方側のブレード(先の例で言えばAS側ブレード52b)と干渉しない領域のみにて作動させ、ブレード装置の干渉を回避しつつ車両搭乗者の視界をより広く確保する制御形態を考案した。
特開平11-301409号公報
しかしながら、このような制御形態を採った場合、従前よりも広い視界が確保されるものの、ガラス面負荷の影響により、ブレード52a,52bの払拭スピードに差が発生し、DR側とAS側の払拭タイミングがずれる可能性がある。払拭タイミングにずれが生じても、マイコン55a,55bは通信途絶のため双方のブレード位置関係を把握できず、両者のずれは事実上修正不能であり、かかる場合、DR側とAS側の反転動作が同期しないなど、違和感のある払拭動作となってしまうおそれがある。
これに対し、DR側とAS側のモータ53a,53bをそれぞれ時間制御し、双方がそれぞれ一定の間隔で上反転−下反転を繰り返すような制御形態も考えられる。このような制御形態を採れば、両ブレード52a,52bは一定時間間隔で往復動作し、両者の払拭タイミングを合わせることができる。しかしながら、この場合、モータ53a,53bは、各マイコン55a,55bのタイマによって駆動されるため、タイマ発振子のバラツキにより、DR側とAS側で「一定」とされる時間に差が生じる場合がある。すなわち、タイマによって構成する基準時間がDR側とAS側とで差異が生じるおそれがある。
このような基準時間のずれは極めて小さいものの、バラツキ自体は必ず存在し、払拭動作を長時間継続すると、両者間のずれが累積し、徐々にDR側とAS側の払拭タイミングがずれてくる。このため、長時間の動作では、両タイマの基準時間のずれが無視できなくなり、図2に示すように、払拭タイミングのずれが拡大し、やがて、違和感のある払拭動作となってしまうおそれがある。
本発明の目的は、通信異常が発生した場合でも、DR側とAS側のブレードが干渉しないようにワイパ装置を駆動して車両搭乗者の視界を最大限確保しつつ、両ブレードの払拭タイミングのずれを抑制し、違和感のない払拭動作を実現することにある。
本発明のワイパ装置の制御方法は、第1制御手段によって駆動制御される第1モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1制御手段と通信線を介して接続された第2制御手段によって駆動制御される第2モータと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有してなるワイパ装置の制御方法であって、前記第1制御手段と前記第2制御手段はそれぞれ計時用のタイマを有してなり、前記第1制御手段と前記第2制御手段は、両者間の通信状態が正常な時点で、前記第1及び第2制御手段の前記両タイマを同期させることを特徴とする。
本発明にあっては、第1制御手段と第2制御手段の間の通信状態が正常な時点で、第1及び第2制御手段の両タイマを同期させることにより、両タイマ間に時間的なバラツキが生じても、前記同期処理によって両タイマ間のずれが速やかに修正される。従って、その後、通信異常が発生し、例えば、一定周期で払拭動作を行うなどの時間基準の制御処理を実行した場合でも、第1ワイパブレードと第2ワイパブレードの払拭時間間隔に差異が生じない。このため、通信異常時の制御処理においても両ワイパブレードの払拭タイミングがずれることがなく、違和感のない払拭動作が実現できる。
前記ワイパ装置の制御方法において、前記第1制御手段と前記第2制御手段は、それぞれ、各々の前記タイマにて計時した所定時間長の基準時間信号を前記通信線を介して相手方の前記制御手段に対して送信し、前記基準時間信号を受信した前記制御手段は、自身が相手方の前記制御手段に送信した基準時間信号と受信した相手方からの基準時間信号とを比較し、自身の前記タイマを相手方から受信した前記基準時間信号に合わせて補正して前記両タイマを同期させるようにしても良い。また、前記ワイパ装置の制御方法において、前記ワイパ装置の起動時に前記タイマの同期処理を実施するようにしても良い。
前記ワイパ装置の制御方法において、前記第1制御手段と前記第2制御手段との間に通信異常が発生した場合、前記第1及び第2ワイパブレードの何れか一方を、他方側のワイパブレードと干渉しない領域のみにて作動させると共に、前記第1及び第2ワイパブレードを同一周期にて往復動作させるようにしても良い。
本発明のワイパ制御装置は、第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1モータを駆動制御する第1制御手段と、第2モータによって駆動される第2ワイパブレードと、前記第1制御手段と通信線を介して接続され前記第2モータを駆動制御する第2制御手段とを備えてなるワイパ装置の制御装置であって、前記第1及び第2制御手段に、それぞれ、タイマと、前記タイマにて計時した所定時間長の基準時間信号を相手方の制御手段に対し送信する基準信号送信部とを設けると共に、前記第1及び第2制御手段の少なくとも何れか一方に、前記基準信号を受信する基準信号受信部と、自身が相手方に送信した基準時間信号と受信した相手方からの基準時間信号とを比較する基準信号比較部と、自身の前記タイマを相手方から受信した基準時間信号に合わせて補正し、前記第1及び第2制御手段の前記両タイマを同期させるタイマ補正部とを設けることを特徴とするワイパ制御装置。
本発明にあっては、第1及び第2制御手段の少なくとも何れか一方に、自身が送信した基準時間信号と受信した基準時間信号とを比較する基準信号比較部と、受信した基準時間信号に合わせてタイマ補正し第1及び第2制御手段の両タイマを同期させるタイマ補正部とを設けることにより、両タイマ間に時間的なバラツキが生じても、前記同期処理によって両タイマ間のずれが速やかに修正される。従って、その後、通信異常が発生し、例えば、一定周期で払拭動作を行うなどの時間基準の制御処理を実行した場合でも、第1ワイパブレードと第2ワイパブレードの払拭時間間隔に差異が生じない。このため、通信異常時の制御処理においても両ワイパブレードの払拭タイミングがずれることがなく、違和感のない払拭動作が実現できる。
前記ワイパ制御装置において、前記第1制御手段と前記第2制御手段との間の通信状態が正常な時点で前記タイマ補正部が前記第2タイマの同期処理を実施するようにしても良い。また、前記ワイパ装置の起動時に前記タイマ補正部が前記第2タイマの同期処理を実施するようにしても良い。
本発明のワイパ装置の制御方法によれば、第1制御手段にて駆動制御される第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、第1制御手段と通信線を介して接続された第2制御手段にて駆動制御される第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有してなるワイパ装置にて、第1及び第2制御手段にそれぞれ設けたタイマを、第1制御手段と第2制御手段の間の通信状態が正常な時点で同期させるようにしたので、両タイマ間に時間的なバラツキが生じても、通信異常発生以前にそれを修正することができる。従って、その後、通信異常が発生し、例えば、一定周期で払拭動作を行うなどの時間基準の制御処理を実行した場合でも、第1ワイパブレードと第2ワイパブレードの払拭時間間隔を揃えることができ、払拭タイミングのずれを防止し、違和感のない払拭動作を実現することが可能となる。
本発明のワイパ制御装置によれば、第1制御手段にて駆動制御される第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、第1制御手段と通信線を介して接続された第2制御手段にて駆動制御される第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有してなるワイパ装置にて、第1及び第2制御手段のそれぞれに、タイマと、タイマにて計時した所定時間長の基準時間信号を相手方の制御手段に対し送信する基準信号送信部とを設けると共に、第1及び第2制御手段の少なくとも何れか一方に、自身が送信した基準時間信号と受信した基準時間信号とを比較する基準信号比較部と、受信した基準時間信号に合わせてタイマ補正し第1及び第2制御手段の両タイマを同期させるタイマ補正部とを設けたので、両タイマ間に時間的なバラツキが生じても、通信異常発生以前にそれを修正することができる。従って、その後、通信異常が発生し、例えば、一定周期で払拭動作を行うなどの時間基準の制御処理を実行した場合でも、第1ワイパブレードと第2ワイパブレードの払拭時間間隔を揃えることができ、払拭タイミングのずれを防止し、違和感のない払拭動作を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である制御方法が適用されるワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。図1のワイパ装置1は図7のシステムと同様の構成となっており、DR側とAS側のワイパブレード2a(第1ワイパブレード),2b(第2ワイパブレード)を対向配置したいわゆる対向払拭型のワイパ装置となっている。DR側とAS側にはそれぞれDR側モータ(第1モータ)3aとAS側モータ(第2モータ)3b(以下、モータ3a,3bと略記する)が別個に設けられている。なお、符号における「a,b」は、それぞれDR側とAS側に関連する部材や部分であることを示している。
ブレード2a,2bには図示しないブレードラバー部材が取り付けられており、このラバー部材を車両のフロントガラス上に密着させて移動させることにより、図1に破線にて示した払拭領域11a,11bに存在する水滴等が払拭される。ブレード2a,2bは、ワイパ軸12a,12bの先端に固定されるワイパアーム13a,13bに支持されており、モータ3a,3bを駆動源とする駆動系14a,14bによって、左右に揺動運動を行う。駆動系14a,14bは、モータ3a,3bと、クランクアーム15a,15b、連結ロッド16a,16b、駆動レバー17a,17bおよびワイパアーム13a,13bからなるリンク機構から構成されている。
ワイパアーム13a,13bが固定されたワイパ軸12a,12bにはさらに、駆動レバー17a,17bが取り付けられている。駆動レバー17a,17bの端部には連結ロッド16a,16bが取り付けられている。連結ロッド16a,16bの他端側は、モータ3a,3bの出力軸18a,18bに固定されたクランクアーム15a,15bの先端部に接続されている。モータ3a,3bが駆動され出力軸18a,18bが回転すると、クランクアーム15a,15bが回転し、この動きが連結ロッド16a,16bを介して駆動レバー17a,17bへと伝達される。これにより、モータ3a,3bの回転運動がワイパアーム13a,13bの揺動運動に変換され、ブレード2a,2bが上下反転位置間にて往復動する。
モータ3a,3bはモータユニット4a,4b内に収容されている。DR側のモータユニット4aは、車体側の制御装置であるECU6に接続されている。ECU6からモータユニット4aに対しては、ワイパスイッチのON/OFFやLO,HI,INTなどのスイッチ情報や車速情報などが入力される。モータユニット4a,4b同士の間は通信線7にて接続されており、ECU6に接続されたモータ3aがマスター側となり、通信線7にてモータ3aと接続されたモータ3bがスレーブ側となって両モータの制御が行われる。
モータユニット4a,4b内には、相対位置信号や絶対位置信号を出力するセンサ(図示せず)が設けられている。モータユニット4a,4bにはさらに、センサ出力信号に基づいてブレード2a,2bの位置情報を算出し、その情報に基づいてモータ3a,3bの駆動制御を行う制御マイコン5a(第1制御手段),5b(第2制御手段)が配設されている。マイコン5a,5b間では、通信線7を介して、DR→AS(5a→5b),AS→DR(5b→5a)の相互通信が行われている。図2は、マイコン5a,5b間の正常時の通信信号を示す説明図である。
図2に示すように、通信信号のX部ではDR側からAS側にDR信号が、Y部ではAS側からDR側にAS信号が送信される。DR信号では、マイコン5aが基準時間T(例えば、10ms)と認識する時間分の基準信号(基準時間信号)Aが送出され、その後、ブレード2aの位置情報や速度情報がマイコン5bに対して送出される。これに対して、AS信号では、マイコン5bが同様に基準時間T(例えば、10ms)と認識する時間分の基準信号(基準時間信号)Bが送出され、その後、ブレード2bの位置情報や速度情報がマイコン5bに対して送出される。
図3は、制御マイコン5aの構成を示すブロック図である。なお、制御マイコン5bも制御マイコン5aと同様の構成となっており、以下では特に説明しないが、制御マイコン5bにおいて制御マイコン5aと同様の部位は符号にbを添付して示す。図3に示すように、制御マイコン5a,5bは、CPU31aを中心として、各機能部をバス32aを介して接続した構成となっている。各機能部としては、相対位置センサや絶対位置センサからの相対位置信号や絶対位置信号に基づいてブレード2aの現在位置を算出するブレード位置情報算出部21aと、算出された位置情報と制御マイコン5bから送られてきたブレード2bの位置情報に基づきモータ3aを駆動制御するモータ制御部22aが設けられている。また、制御マイコン5bには、制御プログラム等が格納されたROM28aや、制御処理中に一時的に各種データを保存しておくRAM29aや、計時手段であるタイマ23aが設けられている。
一方、制御マイコン5aにはさらに、マイコン5bに対して基準信号Aを送出する基準信号送信部24aが設けられている。基準信号送信部24aは、タイマ23aを用いて基準信号Aを作成し、ブレード位置情報と共に、図2に示すようなDR信号を通信線7を介してマイコン5bに送信する。通信線7には、制御マイコン5bの基準信号受信部25aが接続されており、通信線7上の基準信号A,Bを受信できるようになっている。また、制御マイコン5aには、相手方の基準信号Bと自身の基準信号Aとを比較する基準信号比較部26aと、基準信号比較部26aによる比較結果に基づいてタイマ23aを適宜補正可能なタイマ補正部27aが設けられている。
このような構成を備えた制御マイコン5a,5bは、通信線7を介して相手方のブレード位置情報を取得する。ここで、前述の相対位置信号はモータの回転に伴って発生するパルス信号であり、モータの回転角度に比例したパルス数が出力される。一方、絶対位置信号はブレード2a,2bが下反転位置に来たときに発せられる単発信号である。モータ3a,3bの回転数と出力軸18a,18bの回転数は減速比に基づく一定関係にあることから、パルス数によって出力軸18a,18bの回転角度を算出することができる。一方、出力軸18a,18bの回転角度とブレード2a,2bの移動角度は、駆動系14a,14bのリンク機構に基づき一定の相関関係を有している。従って、相対位置信号のパルス数を積算することでブレード2a,2bの移動角度を知ることができる。
そこで、制御マイコン5a,5bのブレード位置情報算出部21a,21bは、下反転位置を示す絶対位置信号とパルス数の組み合わせによって、ブレード2a,2bの現在位置を検出する。制御マイコン5a,5bはこの位置情報を通信線7を介して交換しつつ、双方のブレードの位置関係に基づいて、モータ制御部22a,22bによってモータ3a,3bを同期駆動する。すなわち、制御マイコン5a,5bは、自身の側のブレード位置に基づきモータ3a,3bを正逆転制御すると共に、両ブレード2a,2bのブレード位置情報に基づいてモータ3a,3bを制御する。これにより、ブレード同士が干渉したり、角度差が拡大したりすることなく、ブレード2a,2bが上下反転位置間で往復払拭動作を行う。
このようなシステム構成を備えたワイパ装置1では、制御マイコン5a,5b間の通信異常が発生した場合には、まず、次のような制御形態を採る。図4は通信異常発生時における制御形態の処理手順を示すフローチャート、図5は通信異常発生時におけるブレード動作を示す説明図である。図4に示すように、ここではまず、ステップS1にて制御マイコン5a,5b間の通信状態が検出される。制御マイコン5a,5bは、相手方からブレード位置情報が入力されているか否かを検出し、ステップS2に進んで通信異常発生か否かを判断する。このとき、相手方からの信号入力がない場合には通信異常発生と判断し、ステップS3に進み、「残払拭フラグ」を立てる(フラグ→1)。その後、ステップS4に進み、狭範囲払拭処理を実施しルーチンを抜ける。
この狭範囲払拭処理では、図5に示すように、AS側ブレード2bは、払拭領域11bが縮小された状態で駆動される。この場合の払拭領域11b’は、ブレード2aが払拭領域11aを全範囲払拭した場合でも、ブレード2bがブレード2aと接触しない範囲に設定されている。従って、制御マイコン5a,5bが両ブレード2a,2bの位置関係を見失った状態でブレード2bの動作を継続しても、ブレード2bが払拭領域11b’内で動作している限り、ブレード2a,2bが干渉することはない。
ところが、通信異常が発生した場合にブレード2bを単純に狭範囲払拭制御すると、DR側とAS側の払拭スピードに差が生じ、DR側とAS側の払拭タイミングがずれ、違和感のある払拭動作となってしまうおそれがある。そこで、図5の制御処理では、狭範囲払拭時にDR側とAS側の払拭タイミングがずれないように、双方のモータ3a,3bがそれぞれ一定の間隔で上反転−下反転を繰り返すように動作モードを切り替える。すなわち、両ブレード2a,2bは時間基準にて制御され、図5(b)に示すように、一定時間間隔Tにて往復払拭動作を行う。この場合、払拭領域11a,11b’は、図5(a)から明らかなように、DR側払拭領域11aの方が大きいため、ブレード2の移動速度はDR側の方が速く設定され、上下反転位置での反転動作がDR側とAS側で同期するようにモータ3a,3bの回転数が制御される。
このように、当該ワイパ装置1では、通信異常発生時においてもAS側ブレード2bは、ブレード2aと干渉しない範囲で最大限作動される。このため、モータ間に通信異常が発生した場合であっても、従来のシステム(図8)に比してより広い領域が払拭され、運転者の視界を広く確保することが可能となる。また、両ブレード2a,2bは一定時間間隔Tにて往復払拭動作を行うため、動作中における両ブレード2a,2bの払拭タイミングのずれも防止でき、運転者の視界を広く確保しつつ、違和感のない払拭動作が実現できる。
一方、ステップS2において通信異常が認められない場合には、ステップS5に進み「残払拭フラグ」の有無を判定する。「残払拭フラグ」が立っている場合(フラグ=1)には、ステップS6に進み、AS側が上反転位置に到達しているか否かを判断する。このとき、AS側が上反転位置に到達している場合には、ステップS7にて「残払拭フラグ」を収め(フラグ→0)、ステップS8にて全範囲払拭処理を実施しルーチンを抜ける。この全範囲払拭処理は、フィードバック制御による通常払拭動作を意味しており、制御マイコン5a,5bは互いにブレード位置情報を通信線7を介して交換しつつ、通常の払拭制御を行う。これに対して、ステップS6にてAS側が上反転位置に到達していない場合には、ステップS9に進み、狭範囲払拭処理を行い(継続し)ルーチンを抜ける。
ここで、ステップS2→S5→S6の処理は、現在、通信異常が発生していないが、過去に通信異常が発生したことがあり、「残払拭フラグ」が立っている状態を意味している。ワイパ装置1では、ワイパ動作は上反転位置→下反転位置→上反転位置の動作が1サイクルとなっており、上反転位置到達までが1動作とされる。そこで、当該処理では、1動作中に通信異常が修復した場合でも、制御上の混乱を避けるため、上反転位置に到達する1サイクルが終了するまでは、異常発生時の処理(狭範囲払拭処理)を行わせるべく、「残払拭フラグ」を立てた状態で維持する(S6→S9)。そして、通信異常が修復され、ブレード2bが上反転位置に到達して初めて、「残払拭フラグ」を収め(フラグ→0)、異常発生時の処理を解除する(S6→S7→S8)。
ステップS5にて「残払拭フラグ」が立っていない場合(フラグ=0)には、ステップS10に進み、全範囲払拭処理を実施しルーチンを抜ける。この場合、ステップS2→S5→S10の処理は、(1)現在、過去に亘って通信異常が発生していない場合、(2)過去に通信異常が発生したことがあったがその後修復し、AS側が上反転位置に到達して狭範囲払拭処理が解除され、現在は通信異常が発生していない場合、の何れかの状態を意味している。
このように、図4の制御処理においては、通信異常が発生していない通常時は、前述の(1)の場合となり、ステップS2→S5→S10のように進みフィードバック制御による全範囲払拭が行われる。これに対し、通信異常が発生すると、ステップS2→S3→S4のように進み狭範囲払拭が行われ、その際には、払拭動作が時間制御(一定時間間隔T)される。また、通信異常が発生したがその後修復した場合には、AS側が上反転位置に到達するまでは狭範囲払拭が実施され(ステップS2→S5→S6→S9)、上反転位置に到達すると狭範囲払拭処理が解除され全範囲払拭が行われる(ステップS2→S5→S6→S7→S8)。
一方、図4のような制御形態を採用すると、前述のように、マイコン5a,5bのタイマ23a,23bのバラツキにより、DR側とAS側の時間間隔Tに差異が生じる可能性がある。この状態でワイパ装置1が長時間駆動されると、DR側とAS側の払拭タイミングが徐々にずれ、やがて違和感のある払拭動作となってしまうおそれがある。そこで、本発明による制御処理では、通信状態が正常な間に両マイコン5a,5bのタイマ23a,23bを補正して両者の基準時間を一致させ、DR側とAS側の時間間隔Tの差異をなくして払拭タイミングのずれを防止する。
前述のように、マイコン5a,5b間の正常時の通信信号(DR信号,AS信号;図2参照)には、マイコン5a,5b各自が基準時間Tと認識している時間長の基準信号A,Bが含まれており、相互通信時にそれが相手方に送出される。各マイコン5a,5bは、この基準信号A,Bを受信しており、それらを基準信号比較部26a,26bにて比較することにより、相手方の基準時間Tと自身の基準時間Tとの差を知ることができる。従って、各マイコン5a,5bは、基準信号A,Bを用いて自他タイマの時間的ずれを認識することができる。そこで、両タイマに時間的ずれがある場合には、相互の通信状態が正常な間にタイマ23a,23bを較正し同期させておくことにより、通信異常発生時にDR側とAS側でずれのない正確な時間基準制御を実施することが可能となる。
図6は、本発明におけるタイマ同期処理の手順を示すフローチャートである。本実施例では、図6の処理はマイコン5a,5b間の毎回の通信ごとに実行され、AS側マイコン5bのタイマ23b(第2タイマ)がDR側マイコン5aのタイマ23a(第1タイマ)を基準にして補正される。ここではまず、ステップS11にてマイコン5aの基準信号送信部24aから、マイコン5bに対し基準信号Aが送出される。この基準信号Aは、タイマ23aにて計時された基準時間Tの時間長を有する信号である。基準信号Aは、マイコン5a自らが基準信号受信部25aにて受信すると共に(ステップS12)、通信線7を介してAS側に送られ、マイコン5bの基準信号受信部25bにて受信される(ステップS13)。
基準信号Aを受信したマイコン5bは、基準信号送信部24bからマイコン5aに対し基準信号Bを送出する(ステップS14)。この基準信号Bは、タイマ23bにて計時された基準時間Tの時間長を有する信号である。基準信号Bもまた、マイコン5b自らが基準信号受信部25bにて受信すると共に(ステップS15)、通信線7を介してDR側に送られ、マイコン5aの基準信号受信部25aによって受信される。ここではマイコン5b側のタイマ23bをマイコン5a側のタイマ23aに合わせる構成のため、基準信号Bを基準信号受信部25aにて受信することは必ずしも必要ではなく、図6ではそのステップは省略している。基準信号Bを自己受信したマイコン5bは、基準信号比較部26bにてこの基準信号Bと先に受信した基準信号Aとを比較する(ステップS16)。
基準信号A,Bの比較により、両者に差異が存在するときは、ステップS18に進み、タイマ補正部27bによってマイコン5bのタイマ23bを基準信号Aに合わせて補正し、ルーチンを抜ける。これにより、両マイコン5a,5bのタイマ23a,23b同士が同期し、両者の基準時間Tが一致する。一方、ステップS18にて基準信号A,Bに差異が存在しない場合は、両マイコン5a,5bのタイマ23a,23bは同期しており、特にタイマを補正する必要なく、そのままルーチンを抜ける。なお、図6の処理はタイマ23bをタイマ23aに合わせる構成のため、マイコン5a側の基準信号比較部26aやタイマ補正部27aは使用しない。
このように、図6の処理を実行することにより、両マイコン5a,5bのタイマ23a,23bのバラツキが常時チェックされ、両者間の差異が生じると直ちに修正される。このため、マイコン5a,5bの基準時間は常に一致しており、その後、通信異常が発生し、時間基準の制御処理が実行された場合でも、DR側とAS側の払拭時間間隔Tに差異は生じない。従って、通信異常時の制御処理においても両ワイパブレード2a,2bの払拭タイミングがずれることがなく、通信異常時における運転者の視界を広く確保しつつ、違和感のない払拭動作を実現することが可能となる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、DR側のモータ3aをマスター側とし、AS側のモータ3bをスレーブ側としたが、AS側をECU6に接続してマスター側とする構成も可能である。また、前述の実施例では、通信途絶時にAS側を狭範囲払拭とする制御形態としたが、DR側を狭範囲払拭としても良く、この場合には、AS側が第1側、DR側が第2側となる。但し、安全走行の観点からは、運転者側の視界を優先させる方が好ましい。
さらに、前述の実施例では、基準時間Tの基準信号A,Bを送信する例を示したが、各マイコン5a,5bが所定ビット数(例えば10ビット)分の基準信号を送出するようにしても良い。この場合、所定ビット数に対応する経過時間(X秒)は予め決まっており、受信した所定ビット数の基準信号の経過時間とX秒とを比較することにより、各マイコン5a,5bは相手方のタイマとのずれを認識することができる。
加えて、前述の実施例では、図6の処理をマイコン5a,5b間の毎回の通信ごとに実行する例を示したが、マイコン5a,5b間の通信開始時に図6の処理を行っても良い。例えば、車両のワイパスイッチがONされたときに図6の処理を1回実施すれば、以後、両マイコン5a,5bのタイマ23a,23bは同期作動し、基準時間も一致する。このように、通信開始時にタイマ較正を行うことにより、それ以後は基準信号A,Bを比較する処理が不要となり、その分、マイコン5a,5bの負担を軽減することができる。
一方、図6の処理において、前述の実施例では、マイコン5bのタイマ23bを基準信号Aに合わせる(AS側をDR側に合わせる)構成としたが、DR側タイマ23bをAS側タイマ23aに合わせるようにしても良い。特に、AS側をECU6に接続してマスター側とする場合には、DR側をAS側に合わせる構成の方が好ましい。この場合、前述の実施例とは逆に、マイコン5b側の基準信号比較部26bやタイマ補正部27bは使用しない。なお、基準信号A,Bの比較を両マイコン5a,5bの基準信号比較部26a,26bにて行い、その結果に基づいて、予め定めた側を基準としてタイマを補正しても良い。
また、図6の処理では、マイコン5bにて基準信号A,Bを比較し、マイコン5bのタイマをマイコン5a側に合わせる構成としたが、マイコン5aにて基準信号A,Bを比較し、その結果に基づきマイコン5aからマイコン5bのタイマ23bを補正するように指令しても良い。この場合には、基準信号A,Bの比較はマイコン5a側の基準信号比較部26aにて行われ、タイマ23bを補正する旨の指示がマイコン5bに送信され、マイコン5bのタイマ補正部27bによってタイマ23bが補正される。
さらに、タイマの較正処理は、図6のように一方側のタイマを他方側に合わせる処理のみならず、基準信号A,Bの中間値に双方のタイマを合わせる方式なども可能である。この場合には、基準信号A,Bの比較は両マイコン5a,5bの基準信号比較部26a,26bにて行われ、比較結果に基づいて各マイコン5a,5bのタイマ補正部27a,27bが所定の中間値等にタイマ23a,23bを補正する。このように、基準信号比較部26a,26bやタイマ補正部27a,27bは、制御形態によっては一方側のものを使用しない場合もあり、必ずしもマイコン5a,5bの両方にそれらを全て装備する必要はない。
なお、前述の実施例では、両マイコン5a,5bから互いに基準信号A,Bを相手方に送信する構成としたが、例えば、基準信号Aを受けたマイコン5bが、基準信号Bを送信することなく、自身のタイマ23bの時間T0と基準信号Aの時間T0とを直接比較するようにしても良い。また、前述の実施例では、駆動系14a,14bは、モータ3a,3bと、クランクアーム15a,15b、連結ロッド16a,16b、駆動レバー17a,17bおよびワイパアーム13a,13bからなるリンク機構から構成されているが、モータ3a,3bの出力軸18a,18bにワイパアーム13a,13bを直接取り付けても良い。
本発明の一実施例である制御方法が適用されるワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。 制御マイコン間の正常時の通信信号を示す説明図である。 制御マイコンの構成を示すブロック図である。 通信異常発生時における制御形態の処理手順を示すフローチャートである。 通信異常発生時におけるブレード動作を示す説明図である。 本発明におけるタイマ同期処理の手順を示すフローチャートである。 対向払拭型のワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。 通信途絶時における従来のワイパ動作を示す説明図である。
符号の説明
1 ワイパ装置
2a ワイパブレード(第1ワイパブレード)
2b ワイパブレード(第2ワイパブレード)
3a モータ(第1モータ)
3b モータ(第2モータ)
4a,4b モータユニット
5a 制御マイコン(第1制御手段)
5b 制御マイコン(第2制御手段)
6 ECU
7 通信線
11a DR側払拭領域
11b AS側払拭領域
11b' 狭範囲払拭領域
12a,12b ワイパ軸
13a,13b ワイパアーム
14a,14b 駆動系
15a,15b クランクアーム
16a,16b 連結ロッド
17a,17b 駆動レバー
18a,18b 出力軸
21a ブレード位置情報算出部
22a モータ制御部
23a,23b タイマ
24a,24b 基準信号送信部
25a,25b 基準信号受信部
26a,26b 基準信号比較部
27a,27b タイマ補正部
28a ROM
29a RAM
31a CPU
32a バス
51 ワイパ装置
52a,52b ワイパブレード
53a DR側モータ
53b AS側モータ
54a,54b モータユニット
55a,55b 制御マイコン
56 ECU
57 通信線

Claims (7)

  1. 第1制御手段によって駆動制御される第1モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1制御手段と通信線を介して接続された第2制御手段によって駆動制御される第2モータと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有してなるワイパ装置の制御方法であって、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段はそれぞれ計時用のタイマを有してなり、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段は、両者間の通信状態が正常な時点で、前記第1及び第2制御手段の前記両タイマを同期させることを特徴とするワイパ装置の制御方法。
  2. 請求項1記載のワイパ装置の制御方法において、前記第1制御手段と前記第2制御手段はそれぞれ、各々の前記タイマにて計時した所定時間長の基準時間信号を前記通信線を介して相手方の前記制御手段に対して送信し、
    前記基準時間信号を受信した前記制御手段は、自身が相手方の前記制御手段に送信した基準時間信号と受信した相手方からの基準時間信号とを比較し、自身の前記タイマを相手方から受信した前記基準時間信号に合わせて補正して前記両タイマを同期させることを特徴とするワイパ装置の制御方法。
  3. 請求項1又は2記載のワイパ装置の制御方法において、前記ワイパ装置の起動時に前記タイマの同期処理を実施することを特徴とするワイパ装置の制御方法。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のワイパ装置の制御方法において、前記第1制御手段と前記第2制御手段との間に通信異常が発生した場合、前記第1及び第2ワイパブレードの何れか一方を、他方側のワイパブレードと干渉しない領域のみにて作動させると共に、前記第1及び第2ワイパブレードを同一周期にて往復動作させることを特徴とするワイパ装置の制御方法。
  5. 第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1モータを駆動制御する第1制御手段と、第2モータによって駆動される第2ワイパブレードと、前記第1制御手段と通信線を介して接続され前記第2モータを駆動制御する第2制御手段とを備えてなるワイパ装置の制御装置であって、
    前記第1及び第2制御手段に、それぞれ、タイマと、前記タイマにて計時した所定時間長の基準時間信号を相手方の制御手段に対し送信する基準信号送信部とを設けると共に、
    前記第1及び第2制御手段の少なくとも何れか一方に、前記基準信号を受信する基準信号受信部と、自身が相手方に送信した基準時間信号と受信した相手方からの基準時間信号とを比較する基準信号比較部と、自身の前記タイマを相手方から受信した基準時間信号に合わせて補正し、前記第1及び第2制御手段の前記両タイマを同期させるタイマ補正部とを設けることを特徴とするワイパ制御装置。
  6. 請求項5記載のワイパ制御装置において、前記タイマ補正部は、前記第1制御手段と前記第2制御手段との間の通信状態が正常な時点で前記タイマの同期処理を実施することを特徴とするワイパ制御装置。
  7. 請求項5記載のワイパ制御装置において、前記タイマ補正部は、前記ワイパ装置の起動時に前記タイマの同期処理を実施することを特徴とするワイパ装置の制御方法。
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