JP2007059288A - 燃料電池ユニット、燃料タンクおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 体積効率が高く、EDLCなどの他の機器とバランスに優れた燃料電池ユニットを提供する。
【解決手段】 メタノール水溶液が供給されることで発電する第1MEA11、第2MEA11、第3MEA11および第4MEA11と、各MEA11の各アノード11Bの全面にメタノール水溶液を導くための燃料タンク21と、4つのMEA11と燃料タンク21とを収容し、主面50aと裏面50bとを有する筐体50と、を備え、平面視において、燃料タンク21は各MEA11の2倍以上であり、第1MEA11と第2MEA11、および、第3MEA11と第4MEA11は、それぞれ対となって、燃料タンク21を挟んで共有し、第1MEA11および第3MEAは主面50a側に、第2MEA11および第4MEA11は裏面50b側に、それぞれ位置している燃料電池ユニットU1である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、燃料電池ユニット、燃料タンクおよび電子機器に関する。
近年、直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)や、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)など燃料電池に関する開発が盛んである(特許文献1参照)。このような燃料電池の適用箇所は種々あるが、特に燃料電池が携帯端末の外部電源である場合や、携帯端末に搭載される場合、その体積効率が高く、コンパクトな燃料電池が望まれる。
また、燃料電池は特有の発電特性(I−V特性)を有しているため、燃料電池の発電を補助したり、余剰な発電電力を蓄えるEDLC(Electric Double Layer Capacitor、電気二重層キャパシタ)などの蓄電器と共にパッケージ化されることもある。その他、燃料電池の出力を昇降圧するDC−DCコンバータなどを備える制御基板と共にパッケージ化されることもある。さらに、最近では、EDLCと制御基板とを併用し、燃料電池の発生電力をEDLCに一旦充電した後、EDLCから瞬間的に大容量の電力を取り出し、携帯端末などの電力消費機器に供給することによって、燃料電池の出力を見かけ上高める技術(パルスチャージ方式と言われる)も開発されている。
特開平9−92323号公報(段落番号0014〜0017、図4)
このように、燃料電池は、その体積効率を高めることが望まれている。また、このように併用される他の機器(EDLCなど)とのスペックと、燃料電池側のスペックとのバランスを図ることも望まれている。
そこで、本発明は、体積効率が高く、EDLCなどの他の機器とバランスに優れた燃料電池ユニットを提供することを第1の課題とする。また、好適に発電し続けることが可能な燃料電池ユニットを提供することを第2の課題とする。さらに、複数のMEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)に液体燃料を好適に供給可能な燃料タンクを提供することを第3の課題とする。さらにまた、これらを搭載する電子機器を提供することを第4の課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、液体燃料が供給されることで発電する第1膜電極接合体、第2膜電極接合体、第3膜電極接合体および第4膜電極接合体を備えたことを特徴とする燃料電池ユニットである。
このような燃料電池ユニットによれば、例えば、燃料電池がDMFCであって、4つのMEAを直列に接続し、EDLCと共にパッケージ化される場合、1つのMEAのOCV(Open Circuit Voltage:開放端電圧)は約0.3〜0.4Vであるため、全体電圧は0.9〜1.6Vとなり、EDLCの一般的な耐電圧である約1.5Vとバランスさせることができる。
また、液体燃料が供給されることで発電する膜電極接合体と、前記膜電極接合体に並設されると共に、前記膜電極接合体に前記液体燃料を供給する燃料カートリッジと、前記膜電極接合体と前記燃料カートリッジとを収容すると共に、前記膜電極接合体のカソードに供給される空気が通る空気流通孔を有する筐体と、を備える燃料電池ユニットであって、前記筐体における前記燃料カートリッジを収容する燃料カートリッジ収容部は、前記筐体における前記膜電極接合体を収容する膜電極接合体収容部よりも厚く、前記燃料電池ユニットを平坦面に、前記カソードを前記平坦面側にして置いた際、前記平坦面と前記筐体との間に隙間空間が形成され、当該隙間空間および前記空気流通孔を介して前記カソードに空気が供給可能であることを特徴とする燃料電池ユニットである。
このような燃料電池ユニットを、机面などの平坦面に、カソードを平坦面側に向けて置いた際、筐体と平坦面との間に隙間空間が形成され、この隙間空間および空気流通孔を介して、カソードに酸素を含む空気が供給される。したがって、燃料電池ユニットは好適に発電し続けることができる。
さらに、本発明は、液体燃料が供給されることで発電する膜電極接合体のアノード側に位置し、前記アノードの全面に前記液体燃料を導き、前記液体燃料の供給口と排出口とを備える燃料タンクであって、前記燃料タンク内に、前記供給口と前記排出口とを接続し前記液体燃料がその内部流通する燃料チューブを備え、前記燃料チューブはその周壁に前記液体燃料を前記アノードに導く複数の細孔を有しており、前記燃料チューブ内における前記液体燃料の流量は、前記各細孔における前記液体燃料の流量よりも大きいことを特徴とする燃料タンクである。
このような燃料タンクに液体燃料が供給されると、液体燃料は燃料チューブ内を流通する。そして、流通する液体燃料の一部は、周壁に形成された複数の細孔を通って、アノードの全面に導かれる。すなわち、燃料チューブを燃料タンク内に適宜に(後記する実施形態では蛇行状)配置させることにより、燃料タンク内において、液体燃料の濃度のばらつきが発生しにくくなる。
また、このような燃料タンクを複数直列に接続すれば、液体燃料は主に直列に接続する燃料タンクの燃料チューブ内を流通することになる。そして、このように複数の燃料タンク間を直列で流通する液体燃料の一部が、各燃料タンク内における複数の細孔を通ることになる。これにより、複数の燃料タンクに重ねられるアノードに、同様に液体燃料を供給することができ、複数の燃料タンクに対応するMEAを、同じように発電させることができる。
本発明によれば、体積効率が高くかつEDLCなどの他の機器とバランスに優れた燃料電池ユニットを提供することができる。また、好適に発電し続けることが可能な燃料電池ユニットを提供することができる。さらに、複数のMEAに液体燃料を好適に供給可能な燃料タンクを提供することができる。さらにまた、これらを搭載し良好に作動可能な電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照して説明する。なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
≪第1実施形態、DMFCユニットの構成≫
第1実施形態に係るDMFCユニット(燃料電池ユニット)について、図1から図5を参照して説明する。なお、各図はDMFCユニットの各部の構成を模式的に示すものであるから、各部の形状は記載されたものに限定されることはない。
図1に示すように、第1実施形態に係るDMFCユニットU1は、ノートパソコンなどの携帯端末(電子機器)の外部電源である。DMFCユニットU1は、4つのMEA11(図3参照)を内蔵するDMFC本体20と、DMFC本体20にメタノール水溶液(液体燃料)を供給する燃料供給部30と、DMFC本体20の出力端子に接続し出力を制御する出力制御部40と、これらを収容することでパッケージ化する筐体50と、主に備えている。因みに、DMFCユニットU1は、ポンプ、ファン、ブロア等の補機を使用せず、メタノール水溶液や空気等の自然拡散を利用したパッシブ型(開放型)の燃料電池である。以下、各部を説明する。
<DMFC本体>
図2に示すように、DMFC本体20は、その外形が板状を呈する。このようなDMFC本体20は、図3に示すように、MEAモジュール10A、10B、10C、10Dと、燃料タンク21と、これらをその外側から挟むことによって一体化する一対の挟持プレート25、25(一体化手段)と、を主に備えている。
[MEAモジュール]
MEAモジュール10AとMEAモジュール10Bとは、対となって、図4における燃料タンク21の左1/2部分を挟んでおり、この左1/2部分を共有している。MEAモジュール10CとMEAモジュール10Dとは、図4における右1/2部分を挟んでおり、この右1/2部分を共有している。
さらに説明すると、各MEAモジュール10A〜10Dを構成する各MEA11の各アノード11Bは燃料タンク21側に位置しており、燃料タンク21からその両側に位置するアノード11Bの全面にメタノール水溶液がそれぞれ導かれるようになっている。これとは逆に、各MEAモジュール10A〜10Dを構成する各MEA11の各カソード11Cは外側(燃料タンク21の反対側である上側または下側)に位置しており、DMFCユニットU1の外側から各カソード11Cの全面に酸素を含む空気が供給されるようになっている。
そして、4つのMEAモジュール10A〜10Dは、後記するプラス端子12dとマイナス端子13d(図2、図3参照)とをジャンパ線(図示しない)などの接続手段によって、電気的に直列で接続された後、出力制御部40の制御基板41に接続されている。
このような4つのMEAモジュール10A〜10Dは、同一の仕様であり、その位置・向きが異なるのみである。以下、MEAモジュール10Aの具体的構造について詳細に説明し、MEAモジュール10B〜10Dについての説明は省略する。
MEAモジュール10Aは、図3、図4に示すように、MEA11と、MEA11を挟む一対の集電板12(カソード集電板)および集電板13(アノード集電板)と、2つのシール部材14、14(Oリング)とを主に備えている。したがって、4つのMEAモジュール10A〜10Dを備えるDMFC本体20は、4つのMEA11を備えていることになる。そして、MEAモジュール10A〜10Dに内蔵される4つのMEA11が、特許請求の範囲における第1MEA、第2MEA、第3MEA、第4MEAにそれぞれ相当する。そして、第1MEAおよび第3MEAは後記する筐体50の主面50a側に位置しており、第2MEAおよび第4MEAは筐体50の裏面50b側に位置している。このように内蔵する4つのMEA11(第1〜4MEA)が、2つ分かれて、主面50aと裏面50b側とにそれぞれ位置することにより、DMFC本体20、つまり、DMFCユニットU1の体積効率は高くなっている。
(MEA)
MEA11は、電解質膜11Aと、電解質膜11Aの両面を挟むアノード11Bおよびカソード11Cとを備えて構成されている。そして、アノード11Bにメタノール水溶液が、カソード11Cに酸素を含む空気が供給されることで、MEA11が発電するようになっている。
電解質膜11Aは、アノード11Bで生成したプロトン(H+)を選択的にカソード11Cに輸送するための膜である。このような電解質膜11Aとしては、パーフルオロカーボンスルホン酸(PFS)系の樹脂膜、トリフルオロスチレン誘導体の共重合膜、リン酸を含浸させたポリベンズイミダゾール膜、芳香族ポリエーテルケトンスルホン酸膜、PSSA−PVA(ポリスチレンスルホン酸ポリビニルアルコール共重合体)や、PSSA−EVOH(ポリスチレンスルホン酸エチレンビニルアルコール共重合体)等からなる膜から適宜選択して使用できる。
アノード11Bは、ガス拡散電極とも称される電極であり、燃料であるメタノールを酸化して電子とプロトンを生成するものである。このようなアノード11Bとしては、例えば、カーボンペーパ、カーボンクロスなど導電性部材の電解質膜11A側の面に、触媒として、白金(Pt)の微粒子、鉄(Fe)の微粒子、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)あるいはルテニウム(Ru)などの遷移金属と白金との合金あるいは酸化物などの微粒子が担持されたものが使用される。
カソード11Cは、ガス拡散電極とも称される電極であり、アノード11Bから外部回路を経由した電子と、アノード11Bで生成した後、電解質膜11A中を移動し、カソード11Cに到達したプロトンとを反応させて水を生成させるものである。このようなカソード11Cとしては、アノード11Bと同様、例えば、カーボンペーパの電解質膜11A側の面に、白金などの触媒を担持したものが使用される。
(集電板)
集電板12および集電板13は、MEA11で発生した電位差に基づいて、電気エネルギーを効率的に取り出すための板であり、導電性および耐食性を有する材料(例えば銅やチタンなどの金属)から形成されている。また、集電板12、集電板13の厚さは、約0.05〜0.2mmであり、フレキシブル性(可撓性)を有している。これにより、集電板12はカソード11Cと、集電板13はアノード11Bと、それぞれ良好に密着している。
(集電板−カソード側)
集電板12は、カソード11Cの外側(図3、図4の上側)に重ねられている。そして、集電板12には複数の空気流通孔12aが形成されており、酸素を含む空気が後記する空気流通孔51aと、空気流通孔12aとを通って、カソード11Cに供給されるようになっている。なお、平面視において、空気流通孔12aの位置は、集電板13の燃料流通孔13a、挟持プレート25の空気流通孔25a、および、筐体50の空気流通孔51a、52aの位置と重なっている。
また、集電板12には、プラス端子12dが取り付けられている。さらに、集電板12のうちMEA11のカソード11Cと接触しない部分には、絶縁性を有する樹脂製の絶縁被膜12fが形成されており、不要な短絡が防止されている。
(集電板−アノード側)
集電板13は、アノード11Bの外側(図3、図4の下側)に重ねられている。そして、集電板13には複数の燃料流通孔13aが形成されており、メタノール水溶液が燃料流通孔13aを通って、アノード11Bに供給されるようになっている。また、集電板13には、マイナス端子13dが取り付けられている。さらに、集電板13のうちMEA11のアノード11Bと接触しない部分には、絶縁性を有する樹脂製の絶縁被膜13fが形成されている。
(シール部材)
シール部材14、14(Oリング)は、図4に示すように、アノード11Bまたはカソード11Cを、それぞれ取り囲んでいる。そして、シール部材14、14は、電解質膜11Aと、集電板12または集電板13とで挟まれており、アノード11Bまたはカソード11Cの周縁からメタノール水溶液などが漏れないようにシールされている。
[燃料タンク]
燃料タンク21は、図3に示すように、その平面視において、各MEAモジュール10A〜10Dの面積の2倍以上であり、前記したように、4つのMEAモジュール10A〜10Dで挟まれており、4つのMEAモジュール10A〜10Dの4つのアノード11Bが、1つの燃料タンク21を共有するようになっている(図4参照)。すなわち、燃料タンク21はMEA11のアノード11B側に位置している。そして、燃料タンク21は、燃料供給部30から送られるメタノール水溶液をその内部に一時的に貯溜する二次タンクであると共に、その両側に位置する4つのMEAモジュール10A〜10Dの各アノード11Bの全面にメタノール水溶液を供給する機能を備えている。
このような燃料タンク21は、板状の燃料タンク本体22と、燃料取込パイプ23とを主に備えている。燃料タンク本体22には、その両側に対となって位置する各MEA11のアノード11Bの全面に、メタノール水溶液がそれぞれ供給されるように、蛇行した2本のスリット状燃料流通路22aが形成されている。また、スリット状燃料流通路22aは、平面視において、その両側に位置する集電板12、12の燃料流通孔13a、12aの全てを経由するように蛇行している。
燃料取込パイプ23は、燃料タンク本体22に固定されている共に、その途中位置で二股に分かれ、2本のスリット状燃料流通路22a、22aの一端側に連通している。そして、燃料供給部30からメタノール水溶液が燃料タンク21に送られると、メタノール水溶液が、二股に分かれた燃料取込パイプ23を介して、2本のスリット状燃料流通路22a、22aに並列で供給されるようになっている。
また、各スリット状燃料流通路22aには、チューブ状のガス排出チューブ(図示しない)が設けられている。ガス排出チューブは、発電によってアノード11Bで生成した後、各スリット状燃料流通路22a内のメタノール水溶液に混入した二酸化炭素を選択的にその内部に透過することによって、二酸化炭素を分離するガス分離膜がチューブ状に形成されたものである。このようなガス排出チューブは、例えば、ポリテトラフルオロエチレンを基材とした多孔質膜から形成される。そして、このガス排出チューブの中空部は外部と連通しており、二酸化炭素がガス排出チューブ内を通った後、外部に排出されるようになっている。このようにして、発電によって発生しスリット状燃料流通路22aに侵入した二酸化炭素が連続的に外部に排出され、アノード11Bへのメタノール水溶液の供給不足が防止されるようになっている。
[挟持プレート]
挟持プレート25、25は、平面視において、各MEAモジュール10A〜10Dの略2倍であり、燃料タンク21と略同じ大きさである。そして、挟持プレート25、25は、燃料タンク21を挟むMEAモジュール10A〜10Dを、両外側から挟んでおり、挟持プレート25、25間を締結する複数のボルト26…によって、挟持プレート25、25がMEAモジュール10A〜10Dおよび燃料タンク21を挟んだ状態が維持され、これらが一体化された状態となっている。
また、各挟持プレート25には、カソード11C側の集電板12に形成された複数の空気流通孔12aに対応した位置に、複数の空気流通孔25aが形成されている。
<液体燃料供給部>
燃料供給部30は、図1および図2に示すように、DMFC本体20に、例えば10質量%のメタノール水溶液を供給する部分である。さらに説明すると、燃料供給部30は、燃料カートリッジ31と、レギュレータ35(減圧手段)と、を主に備えている。燃料カートリッジ31は、配管(図示しない)を介してレギュレータ35に接続しており、レギュレータ35は配管(図示しない)を介して燃料タンク21の燃料取込パイプ23に接続している。そして、メタノール水溶液が、燃料カートリッジ31から燃料タンク21に供給されるようになっている。
[燃料カートリッジ]
燃料カートリッジ31は、その円柱状の内部空間を有しており、この内部空間にメタノール水溶液とプロペラントガスとがピストン32に仕切られて封入されている。すなわち、メタノール水溶液がピストン32の一方側に、プロペラントガスがピストン32の他方側に位置している。そして、プロペラントガスがピストン32を押圧すると、メタノール水溶液が燃料カートリッジ31の外部に押し出されるようになっている。
また、燃料カートリッジ31は、透明な材料から形成されている。そして、燃料カートリッジ31の外周面には、ピストン32の位置を読み取るための目盛34が付されており、この目盛34は、筐体50を構成する上ハーフ51の開口部51bを介して視認可能となっている。なお、目盛34はメタノール水溶液の残量や、残り発電時間などに関連付けて設定される。
さらに、燃料カートリッジ31は、筐体50内において、DMFC本体20の略面方向に並んでいる。そして、燃料カートリッジ31の大きさは、DMFCユニットU1の発電継続時間などに基づいて適宜に設計されるが、第1実施形態に係る燃料カートリッジ31の直径D1は、DMFC本体20の厚みT1よりも大きく設定されている(図5参照)。
[レギュレータ]
レギュレータ35は、その二次側(下流側)圧力を所定圧力とする減圧弁であり、公知のものから適宜選択して使用される。このように、燃料カートリッジ31と燃料タンク21との間に、レギュレータ35を設けたことによって、燃料カートリッジ31内のメタノール水溶液の残量に関わらず、前記所定圧力のメタノール水溶液が燃料タンク21に供給されるようになっている。
<出力制御部>
出力制御部40は、DMFC本体20の出力端子に接続しており、DMFC本体20の出力電流、出力電圧を制御する部分である。出力制御部40は、制御基板41と、EDLC42(電気二重層キャパシタ)と、外部の携帯端末と接続する外部接続コネクタ43とを主に備えている。EDLC42および外部接続コネクタ43は、制御基板41を介して、DMFC本体20の出力端子に並列で接続している。
なお、前記したように、第1実施形態では、DMFC本体20を構成する4つのMEA11は直列に接続されている。
制御基板41は、例えばDC−DCコンバータなど昇降圧回路を備えており、DMFC本体20の出力電流・出力電圧を適宜に制御して、外部接続コネクタ43に接続する携帯端末に出力するようになっている。また、制御基板41は、DMFC本体20の余剰電力をEDLC42に充電する機能を備えている。さらに、DMFC本体20が発電不足の場合、EDLC42からの電力でDMFC本体20を補助する機能を備えている。さらにまた、制御基板41は、EDLC42をパルスチャージ方式で放電させ、EDLC42から携帯端末に高電力を供給するようになっている。
なお、外部接続コネクタ43は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタであり、出力制御部40からの電力(例えば5V、500mA)を、USBバスパワーとして、バスパワー作動機器(携帯端末など)に供給可能となっている。
<筐体>
筐体50は、上ハーフ51と下ハーフ52とを備えて構成され、DMFC本体20と、燃料供給部30と、出力制御部40を収容することによって、これらをパッケージ化する薄型の箱状体である。そして、筐体50は、図1における上側の主面50aと、主面50aの反対側である図1の下側の裏面50bとを有している。
上ハーフ51および下ハーフ52には、挟持プレート25、25の複数の空気流通孔25aに対応した複数の空気流通孔51a、52aが、それぞれ形成されている。これにより、主面50a側では、酸素を含む空気が、空気流通孔51a、25a、12aを通って、カソード11Cに供給されるようになっている。また、発電によりカソード11Cで生成された水蒸気が、空気流通孔12a、25a、51aを通って、外部に放出されるようになっている。これと同様に、裏面50b側では、空気流通孔52a、25a、12a内を、酸素を含む空気および水蒸気が流通するようになっている。
また、図5に示すように、筐体50のうち、燃料カートリッジ31を収容する燃料カートリッジ収容部50Aの厚さT2は、DMFC本体20を収容するDMFC本体収容部50B(MEA収容部)の厚さT3よりも、厚くなっている。これにより、DMFCユニットU1を、裏面50bを下向きにして、机上面などの平坦面Fに置いた際、筐体50と平坦面Fとの間に隙間空間Sが形成されるようになっている。したがって、隙間空間Sを介して、空気が下ハーフ52の空気流通孔52aに供給されることになり、その結果として、裏面50b側のMEA11、11も良好に発電するようになっている。
なお、裏面50bを下向きにして平坦面Fに置くことは、特許請求の範囲における「カソード11Cを平坦面F側にして置くこと」と同義である。
≪DMFCユニットの作用・効果≫
次に、DMFCユニットU1の作用・効果について、図4を主に参照して簡単に説明する。
<DMFCユニット−アノード側>
まず、4つのMEAモジュール10A〜10Dを構成するMEA11のアノード11B側について説明する。メタノール水溶液(メタノール濃度は例えば10質量%)が、燃料カートリッジ31から燃料取込パイプ23を介して、燃料タンク21のスリット状燃料流通路22a、22aに供給される。各スリット状燃料流通路22aに供給されたメタノール水溶液は、その両側の燃料流通孔13a、13aを通って、各MEA11のアノード11Bの全面にそれぞれ供給される。
メタノール水溶液が供給された各アノード11Bでは、DMFCユニットU1が接続した携帯端末の電力要求に応じて、次の式(1)に示すように、担持された白金などの触媒存在下で、メタノールと水とが反応し、プロトン(H+)、二酸化炭素(CO2)、電子(e-)が発生する。次いで、プロトン(H+)は濃度勾配を駆動力として、電解質膜11A中をカソード11Cに向かって移動する。
CH3OH+H2O→CO2+6H++6e- …(1)
一方、式(1)に示すように、アノード11Bで生成した二酸化炭素は、アノード11Bから燃料流通孔13aを通って、スリット状燃料流通路22aに移動した後、二酸化炭素排出チューブ(図示しない)を介して外部に排出される。
<DMFCユニット−カソード側>
次に、4つのMEAモジュール10A〜10Dを構成するMEA11のカソード11C側について説明する。
外部の酸素を含む空気が、空気流通孔51a(または空気流通孔52a)、空気流通孔12aを通って、各MEA11のカソード11Cに供給される。カソード11Cでは、空気中の酸素と、電解質膜11Aを移動してきたプロトン(H+)と、外部の携帯端末(外部負荷)を経由した電子(e-)とが反応し、次の式(2)に示すように、水蒸気(水)が生成する。生成した水蒸気は、空気流通孔12a、空気流通孔51a(または空気流通孔52a)を通って、外部に排出される。
2+4H++4e-→2H2O …(2)
このように、アノード11B、カソード11Cでの反応が連続的に起こることによって、DMFCユニットU1は継続して発電することができる。
また、一般に、その耐電圧が約1.5VであるEDLC42に対して、1つのMEA11のOCVが約0.3〜0.4Vを4つ備えているため、DMFC本体20の出力と、EDLC42との耐電圧はバランスされている。
≪第2実施形態−DMFCユニットの構成≫
次に、第2実施形態に係るDMFCユニットについて、図6から図9を参照して説明する。第2実施形態に係るDMFCユニットは、第1実施形態に係るDMFC本体20に代えて、図6における左手前側のDMFC本体60(第1燃料電池本体)と、右奥側のDMFC本体60(第2燃料電池本体)とを備えており、2つのDMFC本体60、60は、その面方向に配列している。そして、2つのDMFC本体60、60は、電気的に直列で接続されており、その出力は第1実施形態に係るDMFC本体20(図2参照)と同じとなっている。
また、各DMFC本体60は、後記するように、燃料タンク61(第1燃料タンク、第2燃料タンク)をそれぞれ備えており、2つの燃料タンク61、61は、チューブ67によって直列に接続されている。すなわち、第2実施形態に係る2つのDMFC本体60は、燃料供給系において直列に接続されており、燃料カートリッジ31からメタノール水溶液が直列で供給されるようになっている。
なお、図6における左手前側のDMFC本体60はMEAモジュール10A、10Bを備えており、右奥側のDMFC本体60はMEAモジュール10C、10Dを、第1実施形態と同じ位置・向きで備えている。以下、左手前側のDMFC本体60について説明し、右奥側のDMFC本体60についての説明は省略する。
<DMFC本体>
DMFC本体60は、図6および図7に示すように、MEAモジュール10A、10B(図3参照)と、燃料タンク61と、これらをその外側から挟むことによって一体化する一対の挟持プレート65、65(一体化手段)と、を主に備えている。なお、MEAモジュール10A、10Bの構成およびその位置・向きは、第1実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
[燃料タンク]
燃料タンク61は、第1実施形態に係る燃料タンク21(図3参照)と異なり、その平面視が、MEAモジュール10A、10Bと略同じ大きさである。そして、燃料タンク61は、その上方からのMEAモジュール10Aと、その下方からのMEAモジュール10Bとで挟まれており、2つのMEAモジュール10A、10Bで共有されている。
このような燃料タンク61は、図8および図9に示すように、板状の燃料タンク本体62と、メタノール水溶液の供給口となる燃料取込パイプ63と、メタノール水溶液の排出口となる燃料排出パイプ64と、1本の燃料チューブ68と、6本のガス排出チューブ69とを備えている。燃料タンク本体62には、第1実施形態に係るスリット状燃料流通路22a(図3参照)と同様に、蛇行したスリット状燃料流通路62aが形成されている。また、スリット状燃料流通路62aは、平面視において、その両側に位置する集電板12、12の燃料流通孔13a、13aの全てを経由するように蛇行している。
そして、燃料取込パイプ63は、スリット状燃料流通路62aの一端側に連通するように、燃料タンク本体62に固定されている。また、燃料排出パイプ64は、スリット状燃料流通路62aの他端側に連通するように、燃料タンク本体62に固定されている。
(燃料チューブ)
燃料チューブ68は、スリット状燃料流通路62a内に配置されると共に、燃料取込パイプ63(供給口)と燃料排出パイプ64(排出口)とを接続している。そして、メタノール水溶液が、燃料取込パイプ63から燃料チューブ68内を通って燃料排出パイプ64に流通するようになっている。
また、燃料チューブ68は、例えば、多孔質な膜から構成され、その周壁に複数の細孔を有している。そして、燃料チューブ68内を流通するメタノール水溶液の一部が、前記複数の細孔を通って燃料チューブ68の外に浸透し、この浸透したメタノール水溶液が燃料タンク61の両外側に位置するMEAモジュール10Aのアノード11Bと、MEAモジュール10Bのアノード11Bとに導かれるようになっている(図4参照)。
ここで、前記複数の細孔の大きさ・分布は、燃料チューブ68内のメタノール水溶液の流量が、複数の細孔を流れるメタノール水溶液の流量よりも大きくなるように設定されている。言い換えると、メタノール水溶液の大部分は、燃料チューブ68内をその長手方向に流れると共に、その一部が前記複数の細孔を流通し、アノード11B、11Bに導かれるようになっている。これにより、燃料タンク61内において、メタノール水溶液の濃度分布が発生しにくくなると共に、アノード11B、11Bの全面にメタノール水溶液が供給されるようになっている。
(ガス排出チューブ)
6本のガス排出チューブ69は、図9に示すように、スリット状燃料流通路62a内において、蛇行する燃料チューブ68に並設されている。そして、各ガス排出チューブ69内は、燃料タンク61の図9における外部と連通している。
また、ガス排出チューブ69は、二酸化炭素を選択的に透過する二酸化炭素透過膜がチューブ状に成形されたものであり、二酸化炭素を選択的に透過しその内部に取り込むようになっている。そして、発電によりアノード11B、11Bで発生した二酸化炭素が、ガス排出チューブ69内に取り込まれた後、その内部を流通し、燃料タンク61の外部に排出されるようになっている(図8、図9参照)。このようなガス排出チューブ69は、例えば、ポリテトラフルオロエチレンを基材とした多孔質膜(例えば、ジャパンゴアテックス株式会社製のNWラミネート膜)などを使用することができる。
さらに、ガス排出チューブ69は、平面視において、燃料チューブ68と重ならないように位置しており、燃料タンク61の薄型化が図られている(図9参照)。
[挟持プレート]
図7に戻って説明を続ける。
挟持プレート65、65は、平面視において、MEAモジュール10A、10Bよりもやや大きい程度となっている。そして、挟持プレート65、65は、燃料タンク61を挟むMEAモジュール10A、10Bを、両外側から挟んでいる。次いで、挟持プレート65、65間を締結する複数のボルト26…によって、挟持プレート65、65がMEAモジュール10A、10Bおよび燃料タンク61を挟んだ状態が維持され、これらが一体化されるようになっている。
また、各挟持プレート65には、カソード11C側の集電板12に形成された複数の空気流通孔12aに対応して、複数の空気流通孔65aが形成されている。
≪DMFCユニットの作用・効果≫
次に、このような第2実施形態に係るDMFCユニットの作用・効果について説明する。各DMFC本体60を構成するMEA11は、第1実施形態に係るMEA11と同様に発電する。
第2実施形態では、2つのDMFC本体60を備え、これらを電気的に直列で接続し、第1実施形態に係るDMFC本体20(図2参照)と同じ出力としたことにより、各DMFC本体60を構成する部品点数は、DMFC本体20の部品点数の略1/2となる。これにより、第2実施形態に係る各DMFC60の製造歩留は、第1実施形態に係る各DMFC20の製造歩留より高くなり、生産効率を高めることができる。
また、第2実施形態に係る燃料タンク61は、燃料取込パイプ63(供給口)と燃料排出パイプ(排出口)とを接続する燃料チューブ68を備え、燃料チューブ68内とその周壁の細孔とを流通するメタノール水溶液の流量に差を設定する構成としたことにより、燃料タンク61内でのメタノール水溶液の濃度均一化を図ることができる。
さらに、燃料チューブ68に並走するようにガス排出チューブ69を備えたことにより、発電により発生した二酸化炭素を効率的に外部に排出することができる。
さらにまた、このような燃料タンク61を備えるDMFC本体60を2つ備え、メタノール水溶液の供給系統において、2つの燃料タンク61、61を直列に接続する構成としたことにより、メタノール水溶液は、2つのDMFC本体60間を主に流通させることができ、2つのDMFC本体60にメタノール水溶液を均等に供給することができる。これにより、2つのDMFC本体60に内蔵される4つのMEA11のアノード11Bに、均等にメタノール水溶液を供給することができ、4つのMEA11を同様に発電させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について一例を説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば以下のように変更してもよい。
前記した第2実施形態では、2つのDMFC本体60、60がその面方向に位置した場合について説明したが、これに限定されず、2つのDMFC本体60、60はその厚さ方向に位置してもよい。
前記した各実施形態では、DMFCユニットU1が、USBバスパワーにより作動する携帯端末の外部電源(USBバスパワー供給源)である場合について説明したが、図10に示すように、DMFCユニットU1はノートパソコンPC(電子機器)に搭載され、ノートパソコンPCがDMFCユニットU1(MEA11)からの電力によって作動する構成であってもよい。
第1実施形態に係るDMFCユニットの斜視図である。 第1実施形態に係るDMFC本体の斜視図である。 第1実施形態に係るDMFC本体の分解斜視図である。 図1に示すDMFCユニットのX1−X1断面図である。 図1に示すDMFCユニットのX2−X2断面図である。 第2実施形態に係るDMFC本体の斜視図である。 図6に示すDMFC本体の分解斜視図である。 図7に示す燃料タンクの斜視図である。 図7に示す燃料タンクの平面図である。 第1実施形態に係るDMFCユニットを搭載したノートパソコンの斜視図である。
符号の説明
U1 DMFCユニット
PC ノートパソコン(電子機器)
10A MEAモジュール(第1膜電極接合体)
10B MEAモジュール(第2膜電極接合体)
10C MEAモジュール(第3膜電極接合体)
10D MEAモジュール(第4膜電極接合体)
11 MEA
11A 電解質膜
11B アノード
11C カソード
12、13 集電板
20 DMFC本体(燃料電池本体)
21 燃料タンク
22a スリット状燃料流通路
30 燃料供給部
31 燃料カートリッジ
40 出力制御部
41 制御基板
42 EDLC
50 筐体
50A 燃料カートリッジ収容部
50B DMFC本体収容部
50a 主面
50b 裏面
60 DMFC本体(第1燃料電池本体、第2燃料電池本体)
61 燃料タンク(第1燃料タンク、第2燃料タンク)
62a スリット状燃料流通路
63 燃料取込パイプ(供給口)
64 燃料排出パイプ(排出口)
67 チューブ
68 燃料チューブ
69 ガス排出チューブ
F 平坦面
S 隙間空間

Claims (8)

  1. 液体燃料が供給されることで発電する第1膜電極接合体、第2膜電極接合体、第3膜電極接合体および第4膜電極接合体を備えたことを特徴とする燃料電池ユニット。
  2. 前記各膜電極接合体の各アノードに前記液体燃料を導くための燃料タンクと、
    前記4つの膜電極接合体と前記燃料タンクとを収容し、主面と当該主面の反対側の裏面とを有する筐体と、
    を備え、
    平面視において、前記燃料タンクは前記各膜電極接合体の2倍以上であり、
    前記第1膜電極接合体と前記第2膜電極接合体、および、前記第3膜電極接合体と前記第4膜電極接合体は、それぞれ対となって、前記燃料タンクを挟んで共有し、
    前記第1膜電極接合体および前記第3膜電極接合体は前記主面側に、前記第2膜電極接合体および前記第4膜電極接合体は前記裏面側に、それぞれ位置していることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
  3. 前記第1膜電極接合体のアノードおよび前記第2膜電極接合体のアノードに液体燃料を導くための第1燃料タンクを備え、前記第1膜電極接合体と前記第2膜電極接合体は前記第1燃料タンクを挟んで共有し第1燃料電池本体を構成しており、
    前記第3膜電極接合体のアノードおよび前記第4膜電極接合体のアノードに液体燃料を導くための第2燃料タンクを備え、前記第3膜電極接合体と前記第4膜電極接合体は前記第2燃料タンクを挟んで共有し第2燃料電池本体を構成しており、
    前記第1燃料電池本体と前記第2燃料電池本体は、厚み方向または面方向に配列していることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
  4. 液体燃料が供給されることで発電する膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体に並設されると共に、前記膜電極接合体に前記液体燃料を供給する燃料カートリッジと、
    前記膜電極接合体と前記燃料カートリッジとを収容すると共に、前記膜電極接合体のカソードに供給される空気が通る空気流通孔を有する筐体と、
    を備える燃料電池ユニットであって、
    前記筐体における前記燃料カートリッジを収容する燃料カートリッジ収容部は、前記筐体における前記膜電極接合体を収容する膜電極接合体収容部よりも厚く、
    前記燃料電池ユニットを平坦面に、前記カソードを前記平坦面側にして置いた際、前記平坦面と前記筐体との間に隙間空間が形成され、当該隙間空間および前記空気流通孔を介して前記カソードに空気が供給可能であることを特徴とする燃料電池ユニット。
  5. 液体燃料が供給されることで発電する膜電極接合体のアノード側に位置し、前記アノードに前記液体燃料を導き、前記液体燃料の供給口と排出口とを備える燃料タンクであって、
    前記燃料タンク内に、前記供給口と前記排出口とを接続し前記液体燃料がその内部流通する燃料チューブを備え、
    前記燃料チューブはその周壁に前記液体燃料を前記アノードに導く複数の細孔を有しており、
    前記燃料チューブ内における前記液体燃料の流量は、前記各細孔における前記液体燃料の流量よりも大きいことを特徴とする燃料タンク。
  6. 前記燃料チューブに並設され、発電により前記アノードで発生したガスを選択的に透過してその内部に取り込み、外部に排出するガス排出チューブを備えたことを特徴とする請求項5に記載の燃料タンク。
  7. 請求項5または請求項6に記載の燃料タンクと前記膜電極接合体とを具備する燃料電池本体を複数備える燃料電池ユニットであって、
    前記複数の燃料タンクは直列に接続されていることを特徴とする燃料電池ユニット。
  8. 請求項1から請求項4、請求項7のいずれか1項に記載の燃料電池ユニットを備え、
    発電する前記膜電極接合体からの電力によって作動することを特徴とする電子機器。
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