JP2007058497A - プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用のプレゼンテーションツールを用いて、効果的なプレゼンテーションを実現できるプロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、コンピュータ制御信号生成プログラムが記録された記録媒体を提供すること。
【解決手段】プロジェクタは、投射画像上に照射されるポイントの座標を解析する座標解析部5121と、ポイントの座標から、PCのディスプレイ上のカーソル座標を変換するカーソル座標変換部5131と、青色ポイントを認識する色認識部5122と、青色ポインタが認識されるとクリック情報を生成するクリック情報生成部5132と、カーソル座標およびクリック情報からマウス情報信号を生成するマウス情報信号生成部5133と、マウス情報信号をPCに出力するマウス情報信号出力部514とを備えている。
【選択図】図4
【解決手段】プロジェクタは、投射画像上に照射されるポイントの座標を解析する座標解析部5121と、ポイントの座標から、PCのディスプレイ上のカーソル座標を変換するカーソル座標変換部5131と、青色ポイントを認識する色認識部5122と、青色ポインタが認識されるとクリック情報を生成するクリック情報生成部5132と、カーソル座標およびクリック情報からマウス情報信号を生成するマウス情報信号生成部5133と、マウス情報信号をPCに出力するマウス情報信号出力部514とを備えている。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体に関する。
従来、会議や展示会等で、PC(Personal computer)およびプロジェクタを用いたプレゼンテーションが行われている。このPCおよびプロジェクタから構成されるプレゼンテーションシステムは、具体的には、PCのディスプレイ上に表示されたディスプレイ画面を、プロジェクタが投射画像としてスクリーン上に投射することにより、聴講者にプレゼンテーション画面を提供している。
プレゼンテーション画面上のオブジェクトのイベント、例えば、プレゼンテーション画面のページ切換え、および、アニメーション再生等を発生させたい場合、発表者は、PCに接続されたマウスを操作して、PCのディスプレイ画面に表示されたオブジェクト上にカーソルを移動させ、クリック操作を行えばよい。
プレゼンテーション画面上のオブジェクトのイベント、例えば、プレゼンテーション画面のページ切換え、および、アニメーション再生等を発生させたい場合、発表者は、PCに接続されたマウスを操作して、PCのディスプレイ画面に表示されたオブジェクト上にカーソルを移動させ、クリック操作を行えばよい。
しかしながら、プレゼンテーション中に、発表者が何度もPCのマウスを操作することは、発表者にとって煩わしく、さらに、聴講者にとって見苦しいものである。このような課題に対し、レーザポインタによりPCを遠隔操作させることのできるプレゼンテーションシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムは、PCと、プロジェクタと、レーザポインタとを備えている。レーザポインタは、ポイント用のレーザ発光部の他に、マウスの左右クリックボタンに相当するボタンと、各ボタンに応じた制御信号を赤外線として送信する赤外線発光部とを備えている。
発表者は、レーザポインタを手に持ち、プレゼンテーション画面上の所定の位置にレーザポイントを合わせて各ボタンを操作する。すると、レーザポインタの赤外線発光部からプロジェクタへ向けて制御信号が送信される。そして、プロジェクタは、レーザポインタから受信された制御信号をPCへ出力する。PCは、レーザポインタからプロジェクタを介して受信された制御信号に応じて、ディスプレイ画面上のオブジェクトのイベントを発生させる。特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、このようにして、レーザポインタによるPCの遠隔操作が行われる。
発表者は、レーザポインタを手に持ち、プレゼンテーション画面上の所定の位置にレーザポイントを合わせて各ボタンを操作する。すると、レーザポインタの赤外線発光部からプロジェクタへ向けて制御信号が送信される。そして、プロジェクタは、レーザポインタから受信された制御信号をPCへ出力する。PCは、レーザポインタからプロジェクタを介して受信された制御信号に応じて、ディスプレイ画面上のオブジェクトのイベントを発生させる。特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、このようにして、レーザポインタによるPCの遠隔操作が行われる。
しかしながら、特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、使用できるレーザポインタが限定されるという課題がある。
まず、特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、レーザポインタは、ボタン操作に応じて制御信号を無線通信することのできる機能を備えていなければならない。さらに、プロジェクタは、レーザポインタから出力された制御信号を受信でき、かつ、当該制御信号を解析できる機能を備えていなければならない。すなわち、レーザポインタとプロジェクタは、互いに互換性を有する仕様でなくてはならない。
まず、特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、レーザポインタは、ボタン操作に応じて制御信号を無線通信することのできる機能を備えていなければならない。さらに、プロジェクタは、レーザポインタから出力された制御信号を受信でき、かつ、当該制御信号を解析できる機能を備えていなければならない。すなわち、レーザポインタとプロジェクタは、互いに互換性を有する仕様でなくてはならない。
従って、特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムでは、レーザポインタは、無線通信等の特別な機能を有し、かつ、当該システムに用いられているプロジェクタ専用のものでなければならない。このため、特許文献1に記載のプレゼンテーションシステムを用いたプレゼンテーションでは、一般に普及している任意のレーザポインタを用いることはできないという不便さがある。
本発明の目的は、汎用のプレゼンテーションツールを用いて、効果的なプレゼンテーションを実現できるプロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、コンピュータ制御信号生成プログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
前記した目的を達するために、本発明のプロジェクタは、接続されたコンピュータから入力される画像情報に基づいて、投射画像を表示するプロジェクタであって、2種類以上の発光信号を出力可能な発光ポインタのいずれかの発光信号によって指示された前記投射画像上の指示位置を取得するポインタ指示位置取得手段と、前記ポインタ指示位置取得手段により取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成手段と、前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定手段と、前記発光信号判定手段により発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識手段と、前記指示位置信号生成手段により生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識手段により生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、発光ポインタとは、プレゼンテーションの際に、投射画像上の各部を指示するために用いられるレーザポインタ等の発光ツールである。
さらに、発光信号とは、発光ツールから照射されるレーザ等の光束である。この発光信号が投射画像へ向かって照射されることにより、投射画像上には、例えば、直径約1〜2cmの円状の光体が投射される。さらに、発光信号は、投射される光体を投射画像上で目立たせるために、有色である場合が多い。発光信号の種別は、光体の色、形状および点滅等の挙動を基準として区別することができる。
また、オブジェクトとは、コンピュータのディスプレイ上に表示され、キーボードおよびマウス等の操作によりイベントを実行するものである。オブジェクトとして、例えば、アイコン、ハイパーテキスト、および、マウスの右クリック操作により表示されるメニュー欄等が挙げられる。
さらに、発光信号とは、発光ツールから照射されるレーザ等の光束である。この発光信号が投射画像へ向かって照射されることにより、投射画像上には、例えば、直径約1〜2cmの円状の光体が投射される。さらに、発光信号は、投射される光体を投射画像上で目立たせるために、有色である場合が多い。発光信号の種別は、光体の色、形状および点滅等の挙動を基準として区別することができる。
また、オブジェクトとは、コンピュータのディスプレイ上に表示され、キーボードおよびマウス等の操作によりイベントを実行するものである。オブジェクトとして、例えば、アイコン、ハイパーテキスト、および、マウスの右クリック操作により表示されるメニュー欄等が挙げられる。
本発明によれば、まず、ポインタ指示位置取得手段が、発光ポインタの発光信号により指示された投射画像上の指示位置、すなわち、発光信号により投射画像上に投射された光体の位置を取得する。続いて、指示位置信号生成手段は、投射画像上の指示位置に基づいて、コンピュータのディスプレイ上において、カーソル等により指示される指示位置に関する指示位置信号を生成する。
さらに、発光信号判定手段が、発光ポインタの発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定すると、オブジェクト制御認識手段は、オブジェクトの制御に関するオブジェクト制御認識信号を生成する。
信号出力手段は、指示位置信号およびオブジェクト制御認識信号をコンピュータに出力する。すると、コンピュータは、指示位置信号およびオブジェクト制御認識信号を、制御信号として受信し、この制御信号に基づいて、カーソル移動、および、オブジェクトのイベント(画面切換え、および、アニメーション再生等)などを実行する。
さらに、発光信号判定手段が、発光ポインタの発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定すると、オブジェクト制御認識手段は、オブジェクトの制御に関するオブジェクト制御認識信号を生成する。
信号出力手段は、指示位置信号およびオブジェクト制御認識信号をコンピュータに出力する。すると、コンピュータは、指示位置信号およびオブジェクト制御認識信号を、制御信号として受信し、この制御信号に基づいて、カーソル移動、および、オブジェクトのイベント(画面切換え、および、アニメーション再生等)などを実行する。
このような作用によれば、投射画像上における発光信号の挙動(移動・種別)のように、プロジェクタおよびコンピュータの作用から独立して行われるアクションをトリガとして、コンピュータを遠隔操作することができる。すなわち、発光信号を出力する発光ポインタは、プロジェクタおよびコンピュータに制御信号等を送信する機能を有するものではない。このため、発光ポインタは、プロジェクタおよびコンピュータのいずれに対しても、互換性を有する仕様でなくてよい。
従って、本発明のプロジェクタは、プレゼンテーションツールを限定することなく、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
従って、本発明のプロジェクタは、プレゼンテーションツールを限定することなく、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
本発明では、前記ポインタ指示位置取得手段は、前記投射画像上の指示位置を、前記投射画像上の座標で取得し、前記指示位置信号生成手段は、前記ポインタ指示位置取得手段により取得された前記投射画像上の指示位置の座標を、前記コンピュータで認識可能なコンピュータ用座標に変換し、前記信号出力手段は、前記指示位置信号生成手段により変換されたコンピュータ用座標、および、前記オブジェクト制御認識手段により生成されたオブジェクト制御信号を前記コンピュータに出力することが好ましい。
本発明によれば、指示位置信号生成手段は、投射画像上の指示位置の座標に対応するコンピュータのディスプレイ上での座標を求め、この座標を、カーソル等により指示されるコンピュータ用座標とする。そして、信号出力手段は、コンピュータ用座標およびオブジェクト制御信号をコンピュータに出力する。
すると、コンピュータは、プロジェクタの信号出力手段から出力されたコンピュータ用座標に基づいて、カーソルの移動を制御する。すなわち、発光信号による投射画像上の指示位置、および、コンピュータのディスプレイ上のカーソル位置は、常に一致されることになる。
従って、コンピュータのディスプレイ上でのカーソルの移動は、投射画像上での指示位置の移動と、座標および変位を含めて完全に一致されるので、本発明のプロジェクタは、コンピュータにおけるカーソル等の移動を、発光ポインタおよび投射画像を用いて容易に遠隔操作することができる。
すると、コンピュータは、プロジェクタの信号出力手段から出力されたコンピュータ用座標に基づいて、カーソルの移動を制御する。すなわち、発光信号による投射画像上の指示位置、および、コンピュータのディスプレイ上のカーソル位置は、常に一致されることになる。
従って、コンピュータのディスプレイ上でのカーソルの移動は、投射画像上での指示位置の移動と、座標および変位を含めて完全に一致されるので、本発明のプロジェクタは、コンピュータにおけるカーソル等の移動を、発光ポインタおよび投射画像を用いて容易に遠隔操作することができる。
本発明では、前記発光ポインタから出力される発光信号を検出する発光信号検出手段を備え、前記発光信号判定手段は、前記発光信号検出手段により検出された発光信号の色の種別を判定することが好ましい。
本発明によれば、前記発光信号判定手段は、発光信号の色の種類を判定する。すなわち、本発明のプロジェクタは、発光信号の種別を、発光信号の色を基準として区別することができる。従って、発光ポインタは、少なくとも色の異なる2種の発光信号を出力できる機能を有していればよいので、本発明のプロジェクタは、比較的簡単な構成のツールを用いて、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
本発明によれば、前記発光信号判定手段は、発光信号の色の種類を判定する。すなわち、本発明のプロジェクタは、発光信号の種別を、発光信号の色を基準として区別することができる。従って、発光ポインタは、少なくとも色の異なる2種の発光信号を出力できる機能を有していればよいので、本発明のプロジェクタは、比較的簡単な構成のツールを用いて、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
本発明は、前述したプロジェクタだけではなく、プロジェクタのコンピュータ制御信号生成方法としても構成することができる。すなわち、本発明のコンピュータ制御信号生成方法は、接続されたコンピュータから入力される画像情報に基づいて投射画像を表示するプロジェクタ上で実施されるコンピュータ制御信号生成方法であって、2種類以上の発光信号を出力可能な発光ポインタのいずれかの発光信号によって指示された前記投射画像上の指示位置を取得するポインタ指示位置取得ステップと、
前記ポインタ指示位置取得ステップにより取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成ステップと、前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定ステップと、前記発光信号判定ステップにより発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識ステップと、前記指示位置信号生成ステップにより生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識ステップにより生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力ステップとを実行させることを特徴とする。
前記ポインタ指示位置取得ステップにより取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成ステップと、前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定ステップと、前記発光信号判定ステップにより発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識ステップと、前記指示位置信号生成ステップにより生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識ステップにより生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、前述した作用および効果と同様の作用および効果を享受することができる。さらに、本発明をコンピュータ制御信号生成方法として構成したので、任意のプロジェクタで実行されることができる。つまり、本発明のコンピュータ制御信号生成方法を用いて、プロジェクタがコンピュータ制御信号生成処理を行うことにより、前述した本発明のプロジェクタの作用および効果を享受することができるので、汎用性を拡大することができる。
また、本発明は、前記コンピュータ制御信号生成方法の発明をプロジェクタ上で実行させるコンピュータ制御信号生成プログラムとしても構成することができる。
本発明によれば、前述した本発明のコンピュータ制御信号生成方法をプログラムとして構成することにより、任意のプロジェクタを、前述した作用および効果を享受できるプロジェクタとすることができるので、汎用性を拡大することができる。
本発明によれば、前述した本発明のコンピュータ制御信号生成方法をプログラムとして構成することにより、任意のプロジェクタを、前述した作用および効果を享受できるプロジェクタとすることができるので、汎用性を拡大することができる。
本発明の記録媒体は、前記コンピュータ制御信号生成プログラムがコンピュータ読取可能に記録されていることを特徴とする。
ここで、記録媒体として、FROM(Flash Read Only Memory)等の半導体メモリ、DAT(Digital Audio Tape)等の磁気テープ、FD(Flexible Disc)等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク等が挙げられる。
本発明によれば、記録媒体にコンピュータ読取可能に記録された前記コンピュータ制御信号生成プログラムを、任意のプロジェクタが実行することで、前述した作用および効果を享受できる。
ここで、記録媒体として、FROM(Flash Read Only Memory)等の半導体メモリ、DAT(Digital Audio Tape)等の磁気テープ、FD(Flexible Disc)等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク等が挙げられる。
本発明によれば、記録媒体にコンピュータ読取可能に記録された前記コンピュータ制御信号生成プログラムを、任意のプロジェクタが実行することで、前述した作用および効果を享受できる。
本発明の一実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。
〔1.プレゼンテーションシステム10の概略構成〕
図1は、本発明のプロジェクタ1および周辺機器を示す概略図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、図1に示すように、コンピュータとしてのPC(Personal computer)2と、発光ポインタとしてのレーザポインタ3と共にプレゼンテーションシステム10を構成している。
プロジェクタ1は、詳しくは後述するが、光学エンジン4(図2)を内蔵している。光学エンジン4は、画像情報に基づく光学像を形成し、形成された光学像を外部へ投射するものである。
本実施形態では、プロジェクタ1は、PC2から出力される画像情報に基づいて投射プレゼンテーション画面Wを形成し、スクリーンSc上に投射している。投射プレゼンテーション画面Wは、本発明の投射画像に相当する。
〔1.プレゼンテーションシステム10の概略構成〕
図1は、本発明のプロジェクタ1および周辺機器を示す概略図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、図1に示すように、コンピュータとしてのPC(Personal computer)2と、発光ポインタとしてのレーザポインタ3と共にプレゼンテーションシステム10を構成している。
プロジェクタ1は、詳しくは後述するが、光学エンジン4(図2)を内蔵している。光学エンジン4は、画像情報に基づく光学像を形成し、形成された光学像を外部へ投射するものである。
本実施形態では、プロジェクタ1は、PC2から出力される画像情報に基づいて投射プレゼンテーション画面Wを形成し、スクリーンSc上に投射している。投射プレゼンテーション画面Wは、本発明の投射画像に相当する。
プロジェクタ1の筐体外面には、投射レンズ46と、発光信号検出手段に相当する輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12と、信号インターフェイス(信号I/F)13とが設けられている。
詳しくは後述するが、輝度赤色センサ11は、レーザポインタ3によりスクリーンSc上に照射された赤色ポイントPRを検出し、輝度青色センサ12は、スクリーンSc上に照射された青色ポイントPBを検出する。
詳しくは後述するが、輝度赤色センサ11は、レーザポインタ3によりスクリーンSc上に照射された赤色ポイントPRを検出し、輝度青色センサ12は、スクリーンSc上に照射された青色ポイントPBを検出する。
PC2は、PC本体21と、ディスプレイ22と、キーボードと、マウス23とを備えている。
PC本体21は、キーボードおよびマウス23から出力される信号をトリガとして、内蔵されたプログラムに従う演算処理を行う。本実施形態では、PC本体21は、プレゼンテーション用の表示画面wを生成して、ディスプレイ22上に表示している。表示画面w上には、図、グラフおよびアイコン等のオブジェクトOが配置されている。
さらに、PC本体21は、信号の入出力が行われる信号I/F24を備えている。信号I/F24は、USB(Universal Serial Bus)等のケーブルKによって、プロジェクタ1の信号I/F13と電気的に接続している。従って、プロジェクタ1およびPC2は、各機器で生成されたデータおよび信号を、ケーブルKを介して、互いに送受信することができる。なお、PC本体21およびプロジェクタ1は、IrDA(Infrared Data Association)、および、Bluetooh(Bluetooth-SIG Inc.商標)等の無線通信によって、電気的に接続されていてもよい。
PC本体21は、キーボードおよびマウス23から出力される信号をトリガとして、内蔵されたプログラムに従う演算処理を行う。本実施形態では、PC本体21は、プレゼンテーション用の表示画面wを生成して、ディスプレイ22上に表示している。表示画面w上には、図、グラフおよびアイコン等のオブジェクトOが配置されている。
さらに、PC本体21は、信号の入出力が行われる信号I/F24を備えている。信号I/F24は、USB(Universal Serial Bus)等のケーブルKによって、プロジェクタ1の信号I/F13と電気的に接続している。従って、プロジェクタ1およびPC2は、各機器で生成されたデータおよび信号を、ケーブルKを介して、互いに送受信することができる。なお、PC本体21およびプロジェクタ1は、IrDA(Infrared Data Association)、および、Bluetooh(Bluetooth-SIG Inc.商標)等の無線通信によって、電気的に接続されていてもよい。
マウス23は、PC本体21にケーブルを介して接続されている。マウス23は、自身の位置座標、変位およびクリック操作等に応じて、カーソル情報およびクリック情報が含まれたマウス情報信号をPC本体21に出力する。すると、PC本体21は、マウス23から出力されるマウス情報信号に基づき、ディスプレイ22の表示画面w上に表示されたカーソルCの移動や、クリック操作時にカーソルCにより指示されているオブジェクトOのイベント(画面切換、アニメーションの再生等)の処理を行う。
レーザポインタ3は、レーザポインタ本体31と、レーザ発光部32と、色切換ボタン33とを備えている。
このうち、レーザポインタ本体31は、ハンディサイズの長尺部材であり、プレゼンテーションの発表者が手に持ちやすい形状を有している。
レーザ発光部32は、レーザポインタ本体31の一端面に露出されて設けられている。レーザ発光部32は、断面円状のレーザを射出して、スクリーンSc上に小型で円状のポイントP(赤色ポイントPR、青色ポイントPB)を照射する。なお、レーザ発光部32から射出されるレーザは、本発明の発光信号に相当する。
色切換ボタン33は、押圧されることによって、レーザ発光部32から射出されるレーザの色を切り換える。本実施形態では、色切換ボタン33が開放状態のときは、赤色レーザが射出され、色切換ボタン33が押圧状態のときは、青色レーザが射出される。
このうち、レーザポインタ本体31は、ハンディサイズの長尺部材であり、プレゼンテーションの発表者が手に持ちやすい形状を有している。
レーザ発光部32は、レーザポインタ本体31の一端面に露出されて設けられている。レーザ発光部32は、断面円状のレーザを射出して、スクリーンSc上に小型で円状のポイントP(赤色ポイントPR、青色ポイントPB)を照射する。なお、レーザ発光部32から射出されるレーザは、本発明の発光信号に相当する。
色切換ボタン33は、押圧されることによって、レーザ発光部32から射出されるレーザの色を切り換える。本実施形態では、色切換ボタン33が開放状態のときは、赤色レーザが射出され、色切換ボタン33が押圧状態のときは、青色レーザが射出される。
〔2.光学エンジン4の構成〕
図2は、プロジェクタ1に内蔵された光学エンジン4の光学系の構成を示す模式平面図である。
光学エンジン4は、図2に示すように、光源ランプ411から射出された光束を変調して、後述する制御基板5から入力される画像情報に応じた光学像を形成し、当該形成した光学像を投射レンズ46により拡大投射するものである。
このような光学エンジン4は、光源装置41と、インテグレータ照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、投射レンズ46と、これらを内部に収納する光学部品用筐体(図示省略)と、投射レンズ46を保持固定するヘッド体(図示省略)とを備えて構成されている。
図2は、プロジェクタ1に内蔵された光学エンジン4の光学系の構成を示す模式平面図である。
光学エンジン4は、図2に示すように、光源ランプ411から射出された光束を変調して、後述する制御基板5から入力される画像情報に応じた光学像を形成し、当該形成した光学像を投射レンズ46により拡大投射するものである。
このような光学エンジン4は、光源装置41と、インテグレータ照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、光学装置45と、投射レンズ46と、これらを内部に収納する光学部品用筐体(図示省略)と、投射レンズ46を保持固定するヘッド体(図示省略)とを備えて構成されている。
光源装置41は、放射光源としての光源ランプ411と、リフレクタ412と、防爆ガラス413とを備えて構成されている。そして、この光源装置41は、光源ランプ411から射出された放射状の光線をリフレクタ412で反射して平行光線とし、この平行光線を、防爆ガラス413を介して外部へと射出する。
このうち、光源ランプ411は、本実施形態では、高圧水銀ランプが採用されている。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することもできる。また、リフレクタ412としては、放物面鏡を採用しているが、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
このうち、光源ランプ411は、本実施形態では、高圧水銀ランプが採用されている。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することもできる。また、リフレクタ412としては、放物面鏡を採用しているが、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
防爆ガラス413は、リフレクタ412の開口部分を閉塞する透光性のガラス部材であり、光源ランプ411が破裂した場合に、当該光源ランプ411の破片が外部に飛散しないように構成されている。
インテグレータ照明光学系42は、光学装置45を構成する後述する3つの液晶パネル451の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系である。このインテグレータ照明光学系42は、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備えている。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、各小レンズは、光源装置41から射出された光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を後述する液晶パネル451上に結像させる機能を有する。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を後述する液晶パネル451上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配設される。このような偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422からの光を略1種別の直線偏光に変換するものであり、これにより、光学装置45での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種別の直線偏光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に光学装置45の後述する液晶パネル451上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル451を用いたプロジェクタ1では、1種別の直線偏光しか利用できないため、他種別のランダムな偏光光を発する光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用されない。そこで、偏光変換素子423を用いることにより、光源ランプ411から射出された光束を略1種別の直線偏光に変換し、光学装置45での光の利用効率を高めている。
色分離光学系43は、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により、インテグレータ照明光学系42から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系44は、入射側レンズ441と、リレーレンズ443と、反射ミラー442,444とを備え、色分離光学系43で分離された色光である赤色光を光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネル451Rまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系43のダイクロイックミラー431では、インテグレータ照明光学系42から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ455を通って、光学装置45の後述する青色光用の液晶パネル451Bに到達する。このフィールドレンズ455は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の光変調装置の光束入射側に設けられたフィールドレンズ455も同様である。
また、ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ455を通って、緑色光用の液晶パネル451Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー432を透過してリレー光学系44を通り、さらにフィールドレンズ455を通って、赤色光用の液晶パネル451Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色
光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ455に伝えるためである。なお、リレー光学系44には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光、緑色光を通す構成としてもよい。
光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ455に伝えるためである。なお、リレー光学系44には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光、緑色光を通す構成としてもよい。
光学装置45は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものである。光学装置45は、色分離光学系43で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板452と、各入射側偏光板452の光路後段に配置される3つの液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、各液晶パネル451の光路後段に配置される3つの射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。
そして、これら入射側偏光板452、液晶パネル451、射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454は、一体的に装置化されている。なお、入射側偏光板452、液晶パネル451、および、射出側偏光板453は、具体的な図示は省略するが、所定の間隔を空けて配置している。
入射側偏光板452は、偏光変換素子423で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板452は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
液晶パネル451は、一対の透明ガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、後述する制御基板5から出力される制御信号に応じて、画像形成領域内にある前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451R,451Bから射出され射出側偏光板453を介した各色光を反射し、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した緑色光を透過する。このようにして、各液晶パネル451R,451G,451Bにて変調された各色光が合成され、カラー画像が形成される。
投射レンズ46は、鏡筒内に複数のレンズ、および、入射光束を偏向するミラーが収納された構成を有し、光学装置45から射出されたカラー画像を拡大し投射するものである。この投射レンズ46は、光学装置45の光束射出側に配置され、後述するヘッド体に固定されている。
光学部品用筐体は、内部に所定の照明光軸Aが設定され、上述した光学部品44〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。
ヘッド体は、例えばアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の金属材料から構成され、光学装置45および投射レンズ46を一体化するとともに、一体化した装置を光学部品用筐体に対して取付けるものである。
ヘッド体は、例えばアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の金属材料から構成され、光学装置45および投射レンズ46を一体化するとともに、一体化した装置を光学部品用筐体に対して取付けるものである。
〔3.プロジェクタ1の内部構成〕
図3は、プロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、図3に示すように、制御基板5と、前述した光学エンジン4と、輝度赤色センサ11と、輝度青色センサ12とを内蔵している。
輝度赤色センサ11は、PSD(Position Sensitive light Detector)を用いて、スクリーンSc上の赤色ポイントPRの位置を検出する。具体的には、PSDは、赤色ポイントPRの光の入射角を検出している。そして、輝度赤色センサ11は、検出された光の入射角を電気信号(ポイント情報信号)に変換して、制御基板5に出力する。
輝度赤色センサ11の走査範囲は、図1に示すように、投射プレゼンテーション画面Wと一致している。ここでも、輝度赤色センサ11は、投射プレゼンテーション画面Wから発せられる光の入射角を基に、走査範囲を認識している。
輝度青色センサ12の原理および作用は、輝度赤色センサ11のそれらと同様である。ただし、輝度青色センサ12は、スクリーンSc上の青色ポイントPBを検出する。
図3は、プロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、図3に示すように、制御基板5と、前述した光学エンジン4と、輝度赤色センサ11と、輝度青色センサ12とを内蔵している。
輝度赤色センサ11は、PSD(Position Sensitive light Detector)を用いて、スクリーンSc上の赤色ポイントPRの位置を検出する。具体的には、PSDは、赤色ポイントPRの光の入射角を検出している。そして、輝度赤色センサ11は、検出された光の入射角を電気信号(ポイント情報信号)に変換して、制御基板5に出力する。
輝度赤色センサ11の走査範囲は、図1に示すように、投射プレゼンテーション画面Wと一致している。ここでも、輝度赤色センサ11は、投射プレゼンテーション画面Wから発せられる光の入射角を基に、走査範囲を認識している。
輝度青色センサ12の原理および作用は、輝度赤色センサ11のそれらと同様である。ただし、輝度青色センサ12は、スクリーンSc上の青色ポイントPBを検出する。
〔3-1.制御基板5の構成〕
制御基板5は、プロジェクタ1を制御する回路基板として構成されている。制御基板5は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリ52と、画像情報処理部53と、液晶パネル制御部54と、信号I/F13とを備えている。
制御基板5は、プロジェクタ1を制御する回路基板として構成されている。制御基板5は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリ52と、画像情報処理部53と、液晶パネル制御部54と、信号I/F13とを備えている。
画像情報処理部53は、PC2から信号I/F13を介して入力されたデジタル形式の画像情報を、光学エンジン4の液晶パネル451の仕様に適応する画像情報に変換する。
具体的には、画像情報処理部53は、デジタル画像情報に対し、デコード処理、ガンマ補正処理、および、後述するCPU51から出力される制御命令に従って、画像サイズの調整や画面表示位置の調整等の描画処理を行う。そして、画像情報処理部53は、処理後の画像情報を液晶パネル制御部54に出力する。
液晶パネル制御部54は、画像情報処理部53から入力する画像情報に基づいて、液晶パネル451を駆動するための制御信号を、液晶パネル451に出力する。
具体的には、画像情報処理部53は、デジタル画像情報に対し、デコード処理、ガンマ補正処理、および、後述するCPU51から出力される制御命令に従って、画像サイズの調整や画面表示位置の調整等の描画処理を行う。そして、画像情報処理部53は、処理後の画像情報を液晶パネル制御部54に出力する。
液晶パネル制御部54は、画像情報処理部53から入力する画像情報に基づいて、液晶パネル451を駆動するための制御信号を、液晶パネル451に出力する。
信号I/F13では、前述したように、PC2との信号の入出力が行われる。例えば、PC2で生成された画像情報が、信号I/F13を介して、制御基板5へ入力する。さらに、CPU51で生成された各種信号が、信号I/F13を介して、PC2へ出力する。
メモリ52には、CPU51によって処理されるプログラムや各種データが格納されている。具体的には、メモリ52には、プロジェクタ制御プログラムおよびコンピュータ制御信号生成プログラム等が格納されている。
メモリ52には、CPU51によって処理されるプログラムや各種データが格納されている。具体的には、メモリ52には、プロジェクタ制御プログラムおよびコンピュータ制御信号生成プログラム等が格納されている。
〔3-2.CPUの機能的構成〕
図4は、CPU51の機能的構成を示すブロック図である。
CPU51は、制御基板5全体の駆動を制御するものであり、メモリ52からプロジェクタ制御プログラムを読み込んで実行し、制御基板5を構成する各処理部53〜54に制御命令を出力する。さらに、CPU51は、必要に応じて、コンピュータ制御信号生成プログラムに基づくコンピュータ制御信号生成処理を実行する。
CPU51は、ポイント情報信号検出部511と、ポイント情報取得部512と、マウス情報生成部513と、マウス情報信号出力部514とを備えている。
図4は、CPU51の機能的構成を示すブロック図である。
CPU51は、制御基板5全体の駆動を制御するものであり、メモリ52からプロジェクタ制御プログラムを読み込んで実行し、制御基板5を構成する各処理部53〜54に制御命令を出力する。さらに、CPU51は、必要に応じて、コンピュータ制御信号生成プログラムに基づくコンピュータ制御信号生成処理を実行する。
CPU51は、ポイント情報信号検出部511と、ポイント情報取得部512と、マウス情報生成部513と、マウス情報信号出力部514とを備えている。
ポイント情報信号検出部511は、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12から出力されたポイント情報信号を検出する。
ポイント情報取得部512は、ポイント情報信号検出部511により検出されたポイント情報信号を解析して、ポイント情報信号に重畳されたポイントPの座標および色を取得する。ポイント情報取得部512は、座標解析部5121と、色認識部5122とを備えている。
ポイント情報取得部512は、ポイント情報信号検出部511により検出されたポイント情報信号を解析して、ポイント情報信号に重畳されたポイントPの座標および色を取得する。ポイント情報取得部512は、座標解析部5121と、色認識部5122とを備えている。
座標解析部5121は、ポイント情報信号から、投射プレゼンテーション画面上でのポイントPの座標を解析する。なお、輝度赤色センサ11、輝度青色センサ12および座標解析部5121は、本発明のポインタ指示位置取得手段に相当する。
具体的には、座標解析部5121は、ポイント情報信号からポイントPの光の入射角データを取得する。そして、座標解析部5121は、取得された入射角データ、および、プロジェクタ1とスクリーンSc間の距離を用いて、投射プレゼンテーション画面W上でのポイントPの座標(ポイント座標φ)を算出する。ポイント座標φは、投射プレゼンテーション画面Wの中心を原点としたx−y座標で表される。
なお、ポイント座標φは、本発明の発光信号により指示された投射画像上の指示位置、および、投射画像上の指示位置の座標に相当する。
具体的には、座標解析部5121は、ポイント情報信号からポイントPの光の入射角データを取得する。そして、座標解析部5121は、取得された入射角データ、および、プロジェクタ1とスクリーンSc間の距離を用いて、投射プレゼンテーション画面W上でのポイントPの座標(ポイント座標φ)を算出する。ポイント座標φは、投射プレゼンテーション画面Wの中心を原点としたx−y座標で表される。
なお、ポイント座標φは、本発明の発光信号により指示された投射画像上の指示位置、および、投射画像上の指示位置の座標に相当する。
色認識部5122は、ポイント情報信号を解析してポイントPの色を認識する。色認識部5122は、本発明の発光信号判定手段に相当する。
具体的には、色認識部5122は、ポイント情報信号の発信源を解析し、発信源が輝度赤色センサ11ならば赤色ポイントPRであり、発信源が輝度青色センサ12ならば青色ポイントPBであると判断する。
なお、本実施形態では、赤色ポイントPRが青色ポイントPBに切り換えられたことを、後述するマウス23のクリック操作のトリガとしており、すなわち、青色ポイントPBの青色は、本発明の発光信号の所定の種別に相当する。
具体的には、色認識部5122は、ポイント情報信号の発信源を解析し、発信源が輝度赤色センサ11ならば赤色ポイントPRであり、発信源が輝度青色センサ12ならば青色ポイントPBであると判断する。
なお、本実施形態では、赤色ポイントPRが青色ポイントPBに切り換えられたことを、後述するマウス23のクリック操作のトリガとしており、すなわち、青色ポイントPBの青色は、本発明の発光信号の所定の種別に相当する。
マウス情報生成部513は、ポイント情報取得部512により取得されたポイントPの挙動の情報を、PC2のマウス23の動作情報へと変換する。マウス情報生成部513は、カーソル座標変換部5131と、クリック情報生成部5132と、マウス情報信号生成部5133とを備えている。
カーソル座標変換部5131は、座標解析部5121で取得されたポイント座標φを、PC2の表示画面w上でのカーソルC(図1)の座標(カーソル座標ψ)へ変換する。
具体的には、カーソル座標変換部5131は、ポイント座標φ=(x,y)を、表示画面w上で設定されたカーソル座標ψ=(u,v)へ変換する。カーソル座標ψは、ディスプレイ22の中心を原点として、横軸をu軸、縦軸をv軸とした2次元座標である。ポイント座標φからカーソル座標ψへの変換は、投射プレゼンテーション画面Wと表示画面wの相似比を用いて行われる。
なお、カーソル座標変換部5131は、本発明の指示位置信号生成手段に相当し、カーソル座標ψは、本発明の指示位置信号およびコンピュータ用座標に相当する。
具体的には、カーソル座標変換部5131は、ポイント座標φ=(x,y)を、表示画面w上で設定されたカーソル座標ψ=(u,v)へ変換する。カーソル座標ψは、ディスプレイ22の中心を原点として、横軸をu軸、縦軸をv軸とした2次元座標である。ポイント座標φからカーソル座標ψへの変換は、投射プレゼンテーション画面Wと表示画面wの相似比を用いて行われる。
なお、カーソル座標変換部5131は、本発明の指示位置信号生成手段に相当し、カーソル座標ψは、本発明の指示位置信号およびコンピュータ用座標に相当する。
クリック情報生成部5132は、色認識部5122により、ポイントPが青色ポイントPBと判断されると、マウス23のクリック操作に関するクリック情報を生成する。このクリック情報は、PC2により認識可能な形態で生成される。
なお、クリック情報生成部5132は、本発明のオブジェクト制御認識手段に相当し、クリック情報は、本発明のオブジェクト制御信号に相当する。
なお、クリック情報生成部5132は、本発明のオブジェクト制御認識手段に相当し、クリック情報は、本発明のオブジェクト制御信号に相当する。
マウス情報信号生成部5133は、カーソル座標変換部5131により変換されたカーソル座標、および、クリック情報生成部5132により生成されたクリック情報から、マウスの動作を表すマウス情報信号を生成する。
マウス情報信号出力部514は、マウス情報信号生成部5133により生成されたマウス情報信号を、信号I/F13を介して、PC2に出力する。マウス情報信号出力部514は、本発明の信号出力手段に相当する。
マウス情報信号出力部514は、マウス情報信号生成部5133により生成されたマウス情報信号を、信号I/F13を介して、PC2に出力する。マウス情報信号出力部514は、本発明の信号出力手段に相当する。
〔4.制御基板5の作用〕
制御基板5の作用について、図5を用いて説明する。
制御基板5は、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12が検出するポイントPの挙動に応じて、コンピュータ制御信号生成処理を行う。コンピュータ制御信号生成処理は、メモリ52に格納されたコンピュータ制御信号生成プログラムに従って行われる。
図5は、コンピュータ制御信号生成処理を説明するためのフロー図である。
CPU51において、ポイント情報信号検出部511は、信号の入力を監視し、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12から出力されるポイント情報信号を検出したか否かを判定している(S1)。
ポイント情報信号が検出されない場合、ポイント情報信号検出部511は、信号の入力の監視を続行する。
制御基板5の作用について、図5を用いて説明する。
制御基板5は、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12が検出するポイントPの挙動に応じて、コンピュータ制御信号生成処理を行う。コンピュータ制御信号生成処理は、メモリ52に格納されたコンピュータ制御信号生成プログラムに従って行われる。
図5は、コンピュータ制御信号生成処理を説明するためのフロー図である。
CPU51において、ポイント情報信号検出部511は、信号の入力を監視し、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12から出力されるポイント情報信号を検出したか否かを判定している(S1)。
ポイント情報信号が検出されない場合、ポイント情報信号検出部511は、信号の入力の監視を続行する。
一方、ポイント情報信号が検出されると、ポイント情報取得部512を構成する色認識部5122は、処理S1で検出されたポイント情報信号を解析し、検出されたポイントPが青色ポインタであるか否かを判定する(S2)。
検出されたポイントPが赤色である場合、コンピュータ制御信号生成処理は、後述する処理S4に移行する。
一方、検出されたポイントPが青色である場合、マウス情報生成部513を構成するクリック情報生成部5132は、ワンクリック操作を示すクリック情報を生成する(S3)。
検出されたポイントPが赤色である場合、コンピュータ制御信号生成処理は、後述する処理S4に移行する。
一方、検出されたポイントPが青色である場合、マウス情報生成部513を構成するクリック情報生成部5132は、ワンクリック操作を示すクリック情報を生成する(S3)。
処理S4において、ポイント情報取得部512を構成する座標解析部5121は、処理S1で検出されたポイント情報信号から、投射プレゼンテーション画面W上におけるポイントPのポイント座標φを解析する。
次に、マウス情報生成部513を構成するカーソル座標変換部5131は、処理S4で取得されたポイント座標φを、PC2の表示画面w上におけるカーソル座標ψに変換する。(S5)。
次に、マウス情報生成部513を構成するカーソル座標変換部5131は、処理S4で取得されたポイント座標φを、PC2の表示画面w上におけるカーソル座標ψに変換する。(S5)。
マウス情報信号生成部5133は、処理S3で生成されたクリック情報、および、処理S5で生成されたカーソル座標ψが重畳されたマウス情報信号を生成する(S6)。
そして、マウス情報信号出力部514は、処理S6で生成されたマウス情報信号を信号I/F13を介して、PC2に出力する(S7)。
そして、マウス情報信号出力部514は、処理S6で生成されたマウス情報信号を信号I/F13を介して、PC2に出力する(S7)。
本実施形態によれば、まず、座標解析部5121が、レーザポインタ3により指示された投射プレゼンテーション画面W上の指示位置、すなわち、投射プレゼンテーション画面W上のポイントPの位置を取得する。続いて、カーソル座標変換部5131は、投射プレゼンテーション画面WでのポイントPの座標φを、PC2のディスプレイ上で、カーソルCにより指示されるカーソル座標ψに変換する。
さらに、色認識部5122が、レーザポインタ3のポイントPが、赤色ポイントPRから青色ポイントPBへ切り換えられたと判定すると、クリック情報生成部5132は、オブジェクトOの制御が行なわれるためのクリック情報を生成する。
信号出力手段は、カーソル座標ψおよびクリック情報をPC2に出力する。すると、PC2は、カーソル座標ψおよびクリック情報を、制御信号として受信し、この制御信号に基づくカーソルC移動、および、カーソルCに指示されたオブジェクトOのイベント(画像切換え、および、アニメーション再生等)などを実行する。
信号出力手段は、カーソル座標ψおよびクリック情報をPC2に出力する。すると、PC2は、カーソル座標ψおよびクリック情報を、制御信号として受信し、この制御信号に基づくカーソルC移動、および、カーソルCに指示されたオブジェクトOのイベント(画像切換え、および、アニメーション再生等)などを実行する。
このような作用によれば、投射プレゼンテーション画面WにおけるポイントPの挙動(移動・種別)のように、プロジェクタ1およびPC2の作用から独立して行われるアクションをトリガとして、PC2を遠隔操作することができる。すなわち、ポイントPを出力するレーザポインタ3は、プロジェクタ1およびPC2に制御信号等を送信する機能を有するものではない。このため、レーザポインタ3は、プロジェクタ1およびPC2のいずれに対しても、互換性を有する仕様でなくてよい。
従って、本実施形態のプロジェクタ1は、プレゼンテーションツールを限定することなく、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
従って、本実施形態のプロジェクタ1は、プレゼンテーションツールを限定することなく、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
本実施形態によれば、座標解析部5121は、投射プレゼンテーション画面W上のポイントPの座標φに対応するPC2のディスプレイ22上での座標を求め、カーソル座標変換部5131は、この座標を、カーソルCにより指示されるカーソル座標ψに変換する。そして、マウス情報信号出力部514は、クリック情報信号にカーソル座標ψを重畳して出力する。
すると、PC2は、プロジェクタ1のマウス情報信号出力部514から出力されたカーソル座標ψに基づいて、カーソルCの移動を制御する。すなわち、発光信号による投射プレゼンテーション画面W上のポイントP、および、PC2のディスプレイ22上のカーソルCの位置は、常に一致されることになる。
従って、PC2のディスプレイ22上でのカーソルCの移動は、投射プレゼンテーション画面W上でのポイントPの移動と、座標および変位を含めて完全に一致されるので、本発明のプロジェクタ1は、PC2におけるカーソルCの移動を、レーザポインタ3および投射プレゼンテーション画面Wを用いて容易に遠隔操作することができる。
すると、PC2は、プロジェクタ1のマウス情報信号出力部514から出力されたカーソル座標ψに基づいて、カーソルCの移動を制御する。すなわち、発光信号による投射プレゼンテーション画面W上のポイントP、および、PC2のディスプレイ22上のカーソルCの位置は、常に一致されることになる。
従って、PC2のディスプレイ22上でのカーソルCの移動は、投射プレゼンテーション画面W上でのポイントPの移動と、座標および変位を含めて完全に一致されるので、本発明のプロジェクタ1は、PC2におけるカーソルCの移動を、レーザポインタ3および投射プレゼンテーション画面Wを用いて容易に遠隔操作することができる。
色認識部5122は、ポイントPの色の種類を判定する。すなわち、本実施形態のプロジェクタ1は、ポイントPの種別を、ポイントPの色を基準として区別することができる。従って、レーザポインタ3は、少なくとも色の異なる2種のポイントPを出力できる機能を有していればよいので、本実施形態のプロジェクタ1は、比較的簡単な構成のツールを用いて、効果的なプレゼンテーションを実現することができる。
さらに、本実施形態のプロジェクタ1によるコンピュータ制御信号生成処理は、予めメモリ52に格納されたコンピュータ制御信号生成プログラムに従って実行される。このように、本実施形態で採用されたコンピュータ制御信号生成方法をプログラムとして構成することにより、任意のプロジェクタを、前述した作用および効果を享受できるプロジェクタとすることができるので、汎用性を拡大することができる。
そして、本実施形態では、コンピュータ制御信号生成プログラムを記録媒体にコンピュータ読取可能に記録させてもよい。これによれば、記録媒体に記録されたコンピュータ制御信号生成プログラムを任意のプロジェクタにインストールすると、プロジェクタがインストールされたコンピュータ制御信号生成プログラムを実行することで、前述した作用および効果を享受できる。
そして、本実施形態では、コンピュータ制御信号生成プログラムを記録媒体にコンピュータ読取可能に記録させてもよい。これによれば、記録媒体に記録されたコンピュータ制御信号生成プログラムを任意のプロジェクタにインストールすると、プロジェクタがインストールされたコンピュータ制御信号生成プログラムを実行することで、前述した作用および効果を享受できる。
〔5.前記実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態は、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態は、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、プロジェクタ1に液晶パネル451を採用したが、本発明では、デジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサスインスツルメント社商標)を採用してもよい。
前記実施形態では、ポイントPの色を赤色および青色としたが、本発明では、これらの色に限らない。例えば、似通った2種のポイントPを採用すると、ポイントPの色変化が目立たたないので、聴講者に操作を気づかれにくくなるという効果を出すことができる。
前記実施形態では、ポイントPの色変化をマウス23のクリック操作と見なして、クリック情報を生成したが、本発明では、ポイントPの形状変化、および、点滅等の点灯状態変化を、マウス23のクリック操作と見なしてもよい。
前記実施形態では、スクリーンSc上でポイントPを追跡する走査範囲は、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12が、投射プレゼンテーション画面Wから発せられる光の入射角を基に認識しているとした。しかし、本発明では、この走査範囲を、プロジェクタ1からスクリーンScまでの距離や、投射プレゼンテーション画像Wの投射角度に基づいて認識するようにしてもよい。
前記実施形態では、ポイントPの色を赤色および青色としたが、本発明では、これらの色に限らない。例えば、似通った2種のポイントPを採用すると、ポイントPの色変化が目立たたないので、聴講者に操作を気づかれにくくなるという効果を出すことができる。
前記実施形態では、ポイントPの色変化をマウス23のクリック操作と見なして、クリック情報を生成したが、本発明では、ポイントPの形状変化、および、点滅等の点灯状態変化を、マウス23のクリック操作と見なしてもよい。
前記実施形態では、スクリーンSc上でポイントPを追跡する走査範囲は、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12が、投射プレゼンテーション画面Wから発せられる光の入射角を基に認識しているとした。しかし、本発明では、この走査範囲を、プロジェクタ1からスクリーンScまでの距離や、投射プレゼンテーション画像Wの投射角度に基づいて認識するようにしてもよい。
前記実施形態では、ポイント座標φをカーソル座標ψに変換し、カーソル座標ψからマウス情報信号を生成した。これに対し、本発明では、ポイント座標φの変位を求め、ポイント座標φの変位(すなわち、ポイントPの移動方向および移動量)から、カーソル座標ψの変位に対応するマウス情報信号を生成してもよい。ここでは、カーソル座標ψの変位が本発明の指示位置信号に相当する。
また、前記実施形態では、処理S3で生成されたクリック情報に、処理S5で変換されたカーソル座標ψを重畳してマウス情報信号を生成した。これに対し、本発明では、カーソル座標ψを重畳せずに、クリック情報のみに基づくマウス情報信号を生成してもよい。
また、前記実施形態では、処理S3で生成されたクリック情報に、処理S5で変換されたカーソル座標ψを重畳してマウス情報信号を生成した。これに対し、本発明では、カーソル座標ψを重畳せずに、クリック情報のみに基づくマウス情報信号を生成してもよい。
前記実施形態では、ワンクリックのクリック情報を生成する場合のコンピュータ制御信号生成処理を説明した。
これに対し、PC2にダブルクリック制御を実行させたい場合には、レーザポインタ3の色切換ボタン33を素早く2回押圧して、所定の時間内にポイントPの色を、赤色→青色→赤色→青色と2回切り換えればよい。すると、プロジェクタ1は、クリック情報が重畳されたマウス情報信号を、所定の時間内に2度、PC2に出力する。そして、所定の時間内にクリック情報を2度受信したPC2は、ダブルクリック操作が行なわれたと認識し、ダブルクリック制御を行う。
これとは別に、プロジェクタ1は、ポイントPの形状に応じて、PC2にダブルクリックや右クリック等の制御を実行させるためのクリック情報を生成することもできる。例えば、本発明のプロジェクタ1は、長方形状の青色ポイントを検出すると、右クリック情報を生成する機能を設けてもよい。
これに対し、PC2にダブルクリック制御を実行させたい場合には、レーザポインタ3の色切換ボタン33を素早く2回押圧して、所定の時間内にポイントPの色を、赤色→青色→赤色→青色と2回切り換えればよい。すると、プロジェクタ1は、クリック情報が重畳されたマウス情報信号を、所定の時間内に2度、PC2に出力する。そして、所定の時間内にクリック情報を2度受信したPC2は、ダブルクリック操作が行なわれたと認識し、ダブルクリック制御を行う。
これとは別に、プロジェクタ1は、ポイントPの形状に応じて、PC2にダブルクリックや右クリック等の制御を実行させるためのクリック情報を生成することもできる。例えば、本発明のプロジェクタ1は、長方形状の青色ポイントを検出すると、右クリック情報を生成する機能を設けてもよい。
また、本発明のプロジェクタ1は、3色(例えば、赤、青、緑)のレーザを発光可能なレーザポインタを用いて、PC2にマウスの左クリック制御、右クリック制御を実行させることのできる機能を設けてもよい。
具体的には、プロジェクタ1は、緑色のポイントPを検出可能な輝度緑色センサを備えている。前記実施形態のように、ポイントPの色を赤色から青色へ切り換えると、プロジェクタ1のクリック情報生成部5132は、左クリック制御を実行させるための左クリック情報を生成する。一方、ポイントPの色を赤色から緑色に切り換えると、クリック情報生成部5132は、右クリック制御を実行させるための右クリック情報を生成する。そして、これら左クリック情報および右クリック情報が、マウス情報信号としてPC2に出力されると、PC2は、左クリック操作および右クリック操作を識別して、受信されたクリック操作に応じた制御を行う。
具体的には、プロジェクタ1は、緑色のポイントPを検出可能な輝度緑色センサを備えている。前記実施形態のように、ポイントPの色を赤色から青色へ切り換えると、プロジェクタ1のクリック情報生成部5132は、左クリック制御を実行させるための左クリック情報を生成する。一方、ポイントPの色を赤色から緑色に切り換えると、クリック情報生成部5132は、右クリック制御を実行させるための右クリック情報を生成する。そして、これら左クリック情報および右クリック情報が、マウス情報信号としてPC2に出力されると、PC2は、左クリック操作および右クリック操作を識別して、受信されたクリック操作に応じた制御を行う。
前記実施形態では、投射プレゼンテーション画面W上のポイントPの光の入射角を、輝度赤色センサ11および輝度青色センサ12で検出させ、この光の入射角を基にポイントPの座標φを解析するとした。これに対し、本発明では、次のような手段を採用してもよい。
まず、プロジェクタ1に設けられたCCD(Charge Coupled Device)カメラが、ポイントPが投射されている投射プレゼンテーション画面Wを撮像する。次に、座標解析部5121が、この撮像された投射プレゼンテーション画面画像上に座標軸を取り、この画像上に写し出されたポイントP像の座標を解析するような手段を採用してもよい。
まず、プロジェクタ1に設けられたCCD(Charge Coupled Device)カメラが、ポイントPが投射されている投射プレゼンテーション画面Wを撮像する。次に、座標解析部5121が、この撮像された投射プレゼンテーション画面画像上に座標軸を取り、この画像上に写し出されたポイントP像の座標を解析するような手段を採用してもよい。
本発明は、プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体に利用することができる。
1…プロジェクタ、11…輝度赤色センサ(発光信号検出手段)、12…輝度青色センサ(発光信号検出手段)、2…PC(コンピュータ)、22…ディスプレイ、23…マウス、3…レーザポインタ(発光ポインタ)、5121…座標解析部(ポインタ指示位置取得手段)、5122…色認識部(発光信号判定手段)、5131…カーソル座標変換部(指示位置信号生成手段)、5132…クリック情報生成部(オブジェクト制御認識手段)、514…マウス情報信号出力部(信号出力手段)、P…ポイント(発光信号)、PB…青色ポイント(発光信号)、PR…赤色ポイント(発光信号)、w…表示画面、W…投射プレゼンテーション画面(投射画像)、φ…ポイント座標(投射画像上の指示位置、投射画像上の指示位置の座標)、ψ…カーソル座標(指示位置信号、コンピュータ用座標)
Claims (6)
- 接続されたコンピュータから入力される画像情報に基づいて、投射画像を表示するプロジェクタであって、
2種類以上の発光信号を出力可能な発光ポインタのいずれかの発光信号によって指示された前記投射画像上の指示位置を取得するポインタ指示位置取得手段と、
前記ポインタ指示位置取得手段により取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成手段と、
前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定手段と、
前記発光信号判定手段により発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識手段と、
前記指示位置信号生成手段により生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識手段により生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力手段とを備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記ポインタ指示位置取得手段は、前記投射画像上の指示位置を、前記投射画像上の座標で取得し、
前記指示位置信号生成手段は、前記ポインタ指示位置取得手段により取得された前記投射画像上の指示位置の座標を、前記コンピュータで認識可能なコンピュータ用座標に変換し、
前記信号出力手段は、前記指示位置信号生成手段により変換されたコンピュータ用座標、および、前記オブジェクト制御認識手段により生成されたオブジェクト制御信号を前記コンピュータに出力することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記発光ポインタから出力される発光信号を検出する発光信号検出手段を備え、
前記発光信号判定手段は、前記発光信号検出手段により検出された発光信号の色の種別を判定することを特徴とするプロジェクタ。 - 接続されたコンピュータから入力される画像情報に基づいて投射画像を表示するプロジェクタ上で実施されるコンピュータ制御信号生成方法であって、
2種類以上の発光信号を出力可能な発光ポインタのいずれかの発光信号によって指示された前記投射画像上の指示位置を取得するポインタ指示位置取得ステップと、
前記ポインタ指示位置取得ステップにより取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成ステップと、
前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定ステップと、
前記発光信号判定ステップにより発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識ステップと、
前記指示位置信号生成ステップにより生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識ステップにより生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力ステップとを実行させることを特徴とするコンピュータ制御信号生成方法。 - 接続されたコンピュータから入力される画像情報に基づいて投射画像を表示するプロジェクタ上で実行されるコンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラムであって、
2種類以上の発光信号を出力可能な発光ポインタのいずれかの発光信号によって指示された前記投射画像上の指示位置を取得するポインタ指示位置取得ステップと、
前記ポインタ指示位置取得ステップにより取得された前記投射画像上の指示位置に基づいて、前記コンピュータで認識可能な指示位置信号を生成する指示位置信号生成ステップと、
前記発光ポインタから出力される発光信号の種別を判定する発光信号判定ステップと、
前記発光信号判定ステップにより発光信号の種別が所定の種別に切り換えられたと判定されると、前記コンピュータで認識可能なオブジェクト制御信号を生成するオブジェクト制御認識ステップと、
前記指示位置信号生成ステップにより生成された指示位置信号、および、前記オブジェクト制御認識ステップにより生成されたオブジェクト制御信号を、前記コンピュータに出力する信号出力ステップとを実行させることを特徴とするコンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム。 - 請求項5に記載のコンピュータ制御信号生成プログラムをコンピュータ読取可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005242298A JP2007058497A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005242298A JP2007058497A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007058497A true JP2007058497A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37921958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005242298A Withdrawn JP2007058497A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | プロジェクタ、コンピュータ制御信号生成方法、コンピュータ読取可能なコンピュータ制御信号生成プログラム、および、記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007058497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10712841B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-07-14 | Casio Computer Co., Ltd. | Display control device, display control system, display control method, and storage medium having stored thereon display control program |
-
2005
- 2005-08-24 JP JP2005242298A patent/JP2007058497A/ja not_active Withdrawn
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US10712841B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-07-14 | Casio Computer Co., Ltd. | Display control device, display control system, display control method, and storage medium having stored thereon display control program |
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