JP2003099194A - ポインティング位置検出方法、ポインティング位置検出装置およびポインティング装置 - Google Patents

ポインティング位置検出方法、ポインティング位置検出装置およびポインティング装置

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JP2003099194A
JP2003099194A JP2001290277A JP2001290277A JP2003099194A JP 2003099194 A JP2003099194 A JP 2003099194A JP 2001290277 A JP2001290277 A JP 2001290277A JP 2001290277 A JP2001290277 A JP 2001290277A JP 2003099194 A JP2003099194 A JP 2003099194A
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Yoshitoshi Yamauchi
佐敏 山内
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成が簡素で、環境変化の影響を受け難
く、ポインティング位置の座標信号を精度良く抽出でき
るようにする。 【解決手段】 一般的なPCで用いられているポインテ
ィングデバイスであるマウスやジョイスティックで発生
させる座標信号をポインタ5によって発生させる座標信
号に置き換えることで、ポインタ5によってPC1内の
カーソルの制御を奪って、PC1のディスプレイ上やス
クリーン3上に表示されている画像のソフトウエアのオ
ブジェクトを移動させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインティング位
置検出方法、ポインティング位置検出装置およびポイン
ティング装置に係り、より詳しくは、投射型表示装置か
らスクリーン上に投写した画像に対してポインティング
デバイスからのポインティング光を示した位置を検出す
るポインティング位置検出方法と、それを行うポインテ
ィング位置検出装置、ならびにそのポインティング光を
発するポインティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、説明者(プレゼンテータ)が
投射型表示装置(プロジェクタ)を使ってスクリーン上
に表示した内容を的確に視聴者に伝えるプレゼンテーシ
ョンを行う場合、パーソナル・コンピュータ(以下、P
C)などの画像を単純にスクリーン上に投写し、それを
説明者が指し棒やレーザポインタ(必ずしもレーザであ
る必要はなく、LED等の発光素子を用いたものでも良
い)を使って視聴者に注視して貰いたい場所をポインテ
ィングすることにより説明を行っていた。
【0003】また、最近では、投射型表示装置により投
写された画像上に、操作者あるいは説明者などがポイン
ティングした位置を検出し、その投写された画像との関
係を検出することができるプロジェクタ(液晶プロジェ
クタやDLP)などが実用化されている。
【0004】この種の装置として、例えば、特許第29
77559号公報に記載された「画像投影型指示検出装
置」は、電子的に作成されている画像を光束の制御によ
り光像に変換し、それをスクリーン上に投影するプロジ
ェクタと、その投影されているスクリーン上の映像を撮
像するCCDカメラを持ち、スクリーン上にポインティ
ングされたプロジェクタ外からの光像と、プロジェクタ
から投影された画像(光像)を上記のCCDカメラで撮
像し、CCDからの撮像信号とプロジェクタの光束を制
御する信号とを比較し、その差分信号の座標位置により
ポインティング位置を検出するものであった。
【0005】また、特開平9−80372号公報に記載
された「投写型表示装置」は、上記装置とほとんど同じ
であるが、上記装置が投影画像と撮像画像の分離をプロ
ジェクタとスクリーンの間にハーフミラーを置いている
のに対し、この発明では両者のレンズを共用とし、内部
でハーフミラーあるいはPBS(偏光分離プリズム)を
用いて、投影画像と撮像画像の分離を行っている。そし
て、画像は可視光を用い、ポインティング光には赤外光
を用いたバリエーション、ポインティング光を変調光と
したバリエーション投影画像の光と、ポインティング光
とは異なる偏光としたバリエーションなどが開示されて
いる。
【0006】さらに、特開2000−112651号公
報に記載された「ポインティング機構」は、上記2例に
おいてポインティングに専用の光を用いているのに対
し、この発明ではポインティング位置に再帰性の反射手
段を置くことにより、スクリーン上では散乱光となる投
影光をその部分の光のみをCCDカメラ側に返すように
している。そして、プロジェクタの光とは別の光をスク
リーン上に当てることによって、投影光が暗い場合であ
ってもポイント位置を検出可能としたバリエーションが
開示されている。
【0007】また、特開平11−143629号公報に
記載された「遠隔座標入力装置および遠隔座標入力方
法」は、パソコンの画面をプロジェクタで拡大投影して
行うプレゼンテーションにおいて、説明者が画面の位置
から離れたり、説明者の動作と画面上のポインタの動き
が間接的なために、聴衆の注意が緩慢になるのを防ぐ目
的で発明されている。そして、スクリーン上部に設けた
撮像部により、説明者が手に持った表示具を撮影し、表
示具にある三角形の各頂点に配置した赤外LEDの発光
の向きを検知し、表示具の向きを求め、座標を変換して
コンピュータに送り、スクリーン上のマーカーを表示
し、ソフトウェアを操作するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の投射型表示装置にあっては、スクリーン上に
投写された画像の説明個所を指し棒やレーザポインタな
どで指し示す際に、注目場所の指示を安定的に一定時間
示すことが困難であると共に、スクリーン上にラフな図
形を描いたり、スクリーン上に示されている内容の一部
を移動させたりしようとすると、説明者の他にPCのオ
ペレータを用意して、2人で協調しながら行わなければ
スムーズなプレゼンテーションが行えないという問題点
があった。
【0009】また、上記した特許第2977559号公
報例の場合は、投写する画像信号と撮像した画像信号と
の差をポインティング位置の座標信号として検出してい
るが、明るい部屋でプロジェクターを使う場合は特に外
乱光の影響を受け易く、誤作動を起こしたり、部屋の明
るさの変化によって座標信号を検出できなくなるという
問題点があった。
【0010】さらに、上記した特開平9−80372号
公報例の場合は、単に願望を示しているにすぎず、具体
的に実現するための技術開示がされていない上、ポイン
タの指示信号が単一であるため、単純に場所を示した
り、マーカーを移動する程度にしか使用できず、図形や
文字を上書きするような繊細な作業を行うことが非常に
難しいという問題点があった。
【0011】また、上記した特開2000−11265
1号公報例の場合は、光が来た方向へ返す再帰性の反射
手段によってポイントを行い、その再帰光を検知してポ
インティング位置の座標信号を取り出すものであるが、
CCD以降の具体的な信号検出技術が開示されていない
ため、性能の程度が不明確であるという問題点があっ
た。
【0012】また、上記の特開平11−143629号
公報例の場合は、信号検知部材をスクリーン側に置くた
め、プロジェクター側とスクリーン側とをケーブルでつ
なぐ必要があったり、ポインタには複数の発光素子を精
密に配置する必要があるなど、装置構成が非常に複雑に
なるという問題点があった。
【0013】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たものであり、装置構成が簡素で、環境変化の影響を受
け難く、ポインティング位置の座標信号を精度良く抽出
することが可能なポインティング位置検出方法、ポイン
ティング位置検出装置およびポインティング装置を提供
することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光源からの光を集光部により集光して照明を行い、
該照明する光の量を変調部により変調して画像を形成
し、該形成された画像を投射部を介して画面上に投写
し、該画面上に投写された画像に対してポインティング
デバイスからポインティング光を重畳させ、前記画面上
に投写された画像とポインティング光とを前記投射部を
通して撮像部により撮像し、該撮像された画像信号の中
からポインティング信号を取り出してポインティング位
置を検出するポインティング位置検出方法であって、前
記ポインティング信号は、操作者の位置確認用モード
と、座標入力区間用モードの2つのモードを備えている
ことを特徴とする。
【0015】この請求項1に記載の発明によれば、光源
からの光を集光部を介して集光した光の量を変調部で変
調して画像を形成し、その画像を投射部を介して画面上
に投写し、その投写された画像に対してポインティング
デバイスからのポインティング光を重畳させ、画面上に
投写された画像とポインティング光とを投射部を通して
撮像部により撮像し、その撮像された画像信号の中から
ポインティング信号を取り出してポインティング位置を
検出し、そのポインティング信号が操作者の位置確認用
モードと座標入力区間用モードの2つのモードを備えて
いるため、操作者の指示位置が確認できると共に、座標
入力区間の指示も可能となるので、ポインティング位置
を移動させてできる軌跡を線で表示して画面上に図形を
描いたり、画面上に表示されているソフトウエアのオブ
ジェクトを移動させたりすることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のポインティング位置検出方法において、前記変調部に
渡される画像信号と前記撮像部より得られた画像信号と
を比較して、それらの画像信号の差異からポインティン
グ位置信号を得ることを特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明によれば、変調
部に渡される画像信号と撮像部より得られた画像信号と
を比較して得られる信号の差異からポインティング位置
信号を得るようにしたため、画面に投写される画像に対
して別に示されるポインティング光の座標位置を容易か
つ正確に検出することができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のポインティング位置検出方法において、前記ポインテ
ィングデバイスは、変調光を発する機能を有し、前記撮
像部から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積し、該
蓄積されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調光
の位置を検出してポインティング位置信号を得ることを
特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の発明によれば、ポイ
ンティングデバイスが変調光を発する機能を有し、撮像
部から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積して、そ
の蓄積されたフレーム間の画像信号の差異から変調光の
位置を検出してポインティング位置信号を得るようにし
たため、環境変化の影響が受け難くなる上、ポインティ
ング光を移動させた場合に、その軌跡を線で表示するこ
とが可能となる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のポインティング位置検出方法において、前記ポインテ
ィングデバイスは、2つ以上の発光モードで発光する機
能を有し、該発光モードによってポインティング位置確
認用とポインティング位置入力用とを切り替え可能にし
たことを特徴とするポインティング位置検出方法。
【0021】この請求項4に記載の発明によれば、2つ
以上の発光モードでポインティングデバイスを発光させ
る機能を有し、それらの発光モードによってポインティ
ング位置確認用とポインティング位置入力用とを切り替
え可能にしたため、環境変化の影響が受け難くなる上、
ポインティング位置の確認や座標入力区間の指示を自由
に選択することができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、光源ランプの光
を集光部により集光して照明する照明部と、該照明部か
ら発する光の量を変調するライトバルブと、該ライトバ
ルブによって形成された画像を投射レンズを介して画面
上に投写する投写部と、該画面上に投写された画像に対
して別の位置からポインティング光を重畳させるポイン
ティングデバイスと、前記画面上に投写された画像とポ
インティング光とを前記投射レンズを通して撮像する撮
像部と、を有するポインティング位置検出装置であっ
て、前記ポインティングデバイスから発せられる2つの
モードの信号を前記撮像部の出力信号により取り出すこ
とを特徴とするポインティング位置検出装置。
【0023】この請求項5に記載の発明によれば、照明
部の光源ランプの光を集光部により集光した光の量をラ
イトバルブにより変調して画像を形成し、投写部の投射
レンズを介して画面上に画像を投写すると共に、その投
写された画像に対して別の位置のポインティングデバイ
スからポインティング光を重畳させ、撮像部により画面
上に投写された画像とポインティング光とを投射レンズ
を通して撮像し、ポインティングデバイスから発せられ
た2つのモード信号を撮像部の出力信号により取り出す
ようにしたため、ポインティングデバイスから異なるモ
ード信号を持ったポインティング光を選択的に発するこ
とにより、操作者の指示位置を確認したり、座標入力区
間の指示などを行うことが可能となり、例えば、ポイン
ティング位置を移動させた軌跡を線で表示して画面上に
図形を描いたり、画面上に表示されたソフトウエアのオ
ブジェクトを移動させたりすることもできる。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のポインティング位置検出装置において、前記ライトバ
ルブに渡される画像信号と前記撮像部より得られた画像
信号とを比較して、それらの画像信号の差異からポイン
ティング位置信号を得ることを特徴とする。
【0025】この請求項6に記載の発明によれば、ライ
トバルブに渡される画像信号と撮像部より得られた画像
信号とを比較した信号の差異からポインティング位置信
号を得るようにしたため、画面に投写される画像に対し
て別に示されるポインティング光の座標位置を容易かつ
正確に検出することができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
のポインティング位置検出装置において、ポインティン
グデバイスは、変調光を発する機構を有し、前記撮像部
から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積し、該蓄積
されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調光の位
置を検出してポインティング位置信号を得ることを特徴
とする。
【0027】この請求項7に記載の発明によれば、ポイ
ンティングデバイスが変調光を発する機構を有し、撮像
部から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積して、そ
の蓄積されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調
光の位置を検出してポインティング位置信号を得るよう
にしたため、環境変化の影響が受け難くなり、ポインテ
ィング光を移動させた軌跡を線で表示することができ
る。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
のポインティング位置検出装置において、前記ポインテ
ィングデバイスは、2つ以上の発光モードで発光する機
構を有し、該発光モードによってポインティング位置確
認用とポインティング位置入力用とを切り替え可能にし
たことを特徴とする。
【0029】この請求項8に記載の発明によれば、ポイ
ンティングデバイスを2つ以上の発光モードで発光させ
る機能を有し、それらの発光モードによってポインティ
ング位置確認用とポインティング位置入力用とを切り替
え可能にしたため、環境変化の影響が受け難くなり、ポ
インティング位置の確認や座標入力区間の指示を自由に
選択することができる。
【0030】請求項9に記載の発明は、投射型表示装置
により投写された画像を形成するスクリーンに接触子を
接触させて位置を示すポインティング装置であって、前
記接触子は透明な部材により形成され、該接触子が前記
スクリーンに接触すると、ポインティング光が透明な部
材を通してスクリーン上を照射するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0031】この請求項9に記載の発明によれば、スク
リーンに接触させて位置を示す接触子が透明な部材によ
り形成され、その接触子がスクリーンに接触すると、ポ
インティング光が透明な部材を通してスクリーン上を照
射するように構成されているため、操作者がこのポイン
ティング装置を使って画像が投写されたスクリーン上を
接触しながら説明することにより、接触時に発せられる
ポインティング光によりポインティング位置の確認や座
標入力区間の指示などを容易に行うことができる。
【0032】請求項10に記載の発明は、投射型表示装
置により投写された画像を形成するスクリーンに接触子
を接触させて位置を示すポインティング装置であって、
前記接触子は透明な部材により形成され、該接触子の先
端には拡散面が形成されていて、ポインティング光が透
明な部材を通して前記拡散面を照射するように構成され
ていることを特徴とする。
【0033】この請求項10に記載の発明によれば、ス
クリーンに接触させて位置を示す接触子が透明な部材に
より形成され、その接触子の先端に拡散面が形成されて
いて、ポインティング光が透明な部材を通して拡散面を
照射するように構成されているため、操作者がこのポイ
ンティング装置を使って画像が投写されたスクリーン上
を接触しながら説明することにより、接触時に拡散面か
ら発せられるポインティング光によりポインティング位
置の確認や座標入力区間の指示などを容易に行うことが
できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係るポインティング位置検出方法、ポインティング
位置検出装置およびポインティング装置の好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0035】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係るポインティング位置検出装置を用いてポインティ
ングを行う場合の概念図である。
【0036】図1では、投写画像データを形成するパー
ソナルコンピュータ(PC)1、その投写画像データに
基づいてスクリーン3に画像を投写すると共に、そのス
クリーン3に投写された画像を再度取り込むことができ
るプロジェクタ2、スクリーン3に投写された画像を使
ってプレゼンテーションを行う説明者4、その説明者4
が所持するポインタ(ポインティングデバイス)5、そ
のポインタ5から発せられるポインティング光線6をス
クリーン3に照射して得られるポインティング光像7、
およびポインティング光線6の照射位置に形成されるマ
ーカー8などが示されている。
【0037】すなわち、図1は、予めPC1にプロジェ
クタ2から投写すべき投写画像データを用意しておき、
PC1のディスプレイ上に表示された画像と同じ内容を
プロジェクタ2を通してスクリーン3上に投写している
場面である。
【0038】従来は、レーザ光を発するレーザポインタ
などを使ってスクリーン上の任意の一点を指示すること
により、プレゼンテーションの聴視者の注意を喚起する
だけであったが、本実施の形態1では、必要に応じてポ
インティング個所にマーカー8を発生させたり、そのマ
ーカー8を移動させることで、そのマーカー8の軌跡を
線で表示できるようにしている。
【0039】さらに、本実施の形態1では、PC1内に
あるカーソルの制御を奪って、PC1のディスプレイ上
やスクリーン3上に表示されている画像のソフトウエア
のオブジェクトを移動させることも可能である。このP
C1内のカーソルの制御を奪うとは、一般的にPCで用
いられているポインティングデバイスであるマウスやジ
ョイスティックで発生させる座標信号を本発明のポイン
タ5によって発生させる座標信号に置き換えることであ
る。
【0040】図2は、図1に示すプロジェクタ内部の仕
組みを説明する概念図で、(a)はその正面図、(b)
は(a)のDPとLCDの関係を示す下面図である。こ
のプロジェクタは、光源から発せられた光の量を変調す
る素子(一般的にライトバルブという)として反射型L
CD(液晶デバイス)を用いたプロジェクタである。
【0041】図2において、ランプ11で発生した光
は、回転楕円面鏡12で一旦集光され、UV/IRカッ
トガラス13を介した後、コリメータレンズ14で概略
平行光にされる。その後、インテグレータ15で光束を
分割し、全反射ミラー16で反射されて、それぞれの光
束をLCD上に多重に照射されるようにコンデンサーレ
ンズ17を通すようになっている。
【0042】本実施の形態1では、インテグレータ15
の内部でランダムな光をS偏光、または、P偏光に揃え
る機能が挿入されている。図2の場合は、S偏光にして
出射している状態が示されている。
【0043】さらに、コンデンサーレンズ17の後に
は、PBS(偏光分離プリズム)18が置かれているの
で、S偏光はPB膜面で反射されて、DP(ダイクロイ
ックプリズム)19を通してLCD20に到達する。こ
のDP19は、青(B)以上を反射し、緑(G)以下は
透過する面と、赤(R)以下は反射し、緑(G)以上は
透過する面を直交させて持っているので、それぞれの光
域に分離される。
【0044】青を反射した先には、青を変調するLCD
20bが、赤を反射した先には赤を変調するLCD20
rが、両者を透過した先には緑を変調するLCD20g
が配置されている。なお、図示していないが、PC1
(図1参照)から送られてくる信号に対してそれぞれの
LCD20b,20r,20gが応答する。
【0045】すなわち、LCD20b,20r,20g
は、到達した光を、青信号がきたとき青を変調するLC
D20bが応答してS偏光をP偏光に、緑信号がきたと
き緑を変調するLCD20gが応答してS偏光をP偏光
に、赤信号がきたとき赤を変調するLCD20rが応答
してS偏光をP偏光にするように、それぞれ偏光を変え
て反射させる。また、信号が来ない時は、偏光を変えず
にそのまま反射するようにする。
【0046】このようにして、LCD20b,20r,
20gで反射された光は、再びDP19に戻ってB,
G,Rが合成されて、PBS18を通過する。そのと
き、S偏光のままの光は、PB膜で反射されてランプ
(光源)11の方向に戻されるが、P偏光に変えられた
光はPB膜を透過して、投射レンズ21を通り、スクリ
ーン3まで到達して結像し、PC1で表示したい画像を
見ることが出来る。
【0047】一方、PBS18の照明光が入るのと反対
側には、エリアCCD22が配置されていて、その位置
はスクリーン3と投射レンズ21との関係において、L
CD20と光学的に等距離に配置してある。こうするこ
とにより、プロジェクタから投写された画像だけでな
く、スクリーン3上に投影されている画像は全て投射レ
ンズ21を通してCCD面上に結像する(本実施の形態
1では、説明の都合上LCDにより投写された画像の解
像度とCCDが撮像する解像度は一致するように設定し
ていることを前提としているが、実用上は必ずしも一致
させなくて良い)。
【0048】すなわち、P偏光で投写した光もスクリー
ン3で反射されるとS偏光成分も混じって投射レンズ2
1に戻ってくる。そして、P偏光成分は、PBS18の
PB膜を透過してLCD20の方へ戻されるが、S偏光
成分は、PB膜で反射されてエリアCCD22面上で結
像する。ここにレーザポインタなどにより赤の光がスク
リーン3上に重畳されたとすると、その像も同様に投射
レンズ21を通して、PBS18のPB膜でS偏光成分
のみが反射され、エリアCCD22面上に重畳されるこ
とになる。
【0049】ここで、実用上は図2に示すようにレーザ
ポインタの光スペクトルのみが通過するカラーフィルタ
23をCCD22の前面に置くことにより、ポインティ
ング光のみをCCD22で検出するようにして、SN比
を大きく取るようにすると良い。
【0050】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、LCDの解像度とCCDの解像度を一致させてい
るならば、原理的にはLCD上に形成される画像とCC
D上に形成される画像は、光の強弱は別として同一のも
のとなり、ポインティング光によるCCDが応答する画
素の座標は、LCDが変調して投写したスクリーン上の
座標と完全に一致することになる。このことから、CC
Dから得られる信号を座標信号として用いる得ることに
より、ポインティング光の位置を精度良く検出すること
が可能となる。
【0051】(実施の形態2)図3(a),(b)は、
本実施の形態2に係るポインティングデバイスの概略構
成例を説明する断面図である。
【0052】遠隔からスクリーンに対してポインティン
グ光を照射するポインティングデバイスとしては、既に
一般的に使われているレーザポインタ(例えば、単純に
赤色レーザをON/OFFするもの)を利用しても良
い。その場合、ポジショニングの開始指示機能(マウス
の左クリックボタンに相当する機能)は、別のスイッチ
機能を用いるようにする。
【0053】図3のポインティングデバイスは、このポ
ジショニング開始指示機能を持ったものである。
【0054】図3(a)に示すレーザポインタ5は、ポ
ジショニングのための発光デバイスとして赤色LD31
を用いており、ポジショニング信号入力開始の信号を与
えるために赤外(IR)光LED32を用いている。構
造的には、図3(a)に示すように、赤色LD31のチ
ップと赤外光LED32のチップを隣接して配置し、出
射口には単純なフードが設置してある。こうすることに
より、赤色LD31から発する光束は、的確にポインテ
ィングしたい位置にスポットを形成し、赤外LED32
から発する光束(連続発光でも良いが自然赤外光がノイ
ズとして邪魔する場所もあるので、ある一定の周波数で
AM変調やFM変調すれば精度を向上させることができ
る)は、スクリーン全体あるいはその周辺を照射するこ
とができる。
【0055】スライドスイッチ33は、ここでは状態が
3つあり、初期状態は一番手前の端にあって全部OFF
である。スライドスイッチ33のノブを1段階スライド
させたステップ1では、赤色LD31に電源が供給され
て連続発光させる。さらに、スライドスイッチ33のノ
ブをもう1段階スライドさせたステップ2の位置では、
赤外光LED32とLED駆動回路34に含まれる変調
器に電力が供給されて、変調器で変調された変調信号に
より赤外光のLED駆動回路34を介して赤外光LED
32を変調する。このステップ2では、一般のPCで用
いられるマウスの左ボタンに相当する機能を割り当てる
ようにする。
【0056】スライドスイッチ33の構造は、図3では
詳細に示していないが、スライドスイッチ33の内部に
スプリングが内蔵されていて、通常状態は初期状態にあ
って、外力によって、ステップ1、ステップ2とスライ
ドさせられ、各スイッチがONされていくが、外力が取
り除かれるとスプリングの力によって再び初期状態に戻
るようにしてある。
【0057】図3(b)に示すレーザポインタ5は、発
光デバイス36として赤色LEDもしくは赤色LDを用
いたものである。ポインタ5の出射口には発光デバイス
36にLEDを用いる場合は発散する光を平行光にする
ためのレンズを取り付け、LDを用いる場合は単純なフ
ードとする。スライドスイッチ33は、図3(a)で説
明したのと同様に3つの状態があって、初期状態は一番
手前の端にあって全部OFFであり、ノブを1段階スラ
イドさせたステップ1では、LDおよびLD駆動回路3
7に電源が供給されて、発光デバイス(LDまたはLE
D)36を連続発光させる。
【0058】さらにノブをもう1段階スライドさせたス
テップ2の位置では、LD駆動回路37に含まれる変調
器にも電力が供給され、LD駆動回路37を介して発光
させたLDを変調するようにする。このステップ2に
は、マウスの左ボタンに相当する機能を割り当てるよう
にする。なお、この場合に、ステップ1でLDを変調状
態で発光させ、ステップ2で連続発光状態にしても良
い。すなわち、発光状態が2モードあることが重要であ
る。
【0059】スライドスイッチ33の構造については、
上記図3(a)と同じにすることで、同様の効果を期待
することができる。また、これにより、ポインタ5を手
に持って、親指などでスライドスイッチ33のノブを容
易にスライドすることが可能となり、的確なポインティ
ング操作を行うことができる。
【0060】以上説明したように、本実施の形態2に係
る図3(a),(b)のポインティングデバイスは、割
合と広い部屋で、スクリーンから離れた場所から説明す
る場合に、そのポインティングの位置座標を入力するた
めに指示場所の位置を確認し(視認する)、その場所を
座標入力情報として取り込むという2つの操作を段階的
に行うことで、説明者(操作者)が安心して操作できる
ようにしている。
【0061】(実施の形態3)次に、狭い部屋などで複
数人に対して説明を行うような場合は、壁面などある程
度硬い面をスクリーンとして利用し、その上に投写した
画像に対して説明者がポインティングし、そのポインテ
ィングした位置座標を取り込むという状況が考えられ
る。
【0062】本実施の形態3では、そのような場合に好
適に用いることができるポインティングデバイスについ
て説明する。
【0063】図4(a),(b)は、本実施の形態3に
係るポインティングデバイスの概略構成例を説明する断
面図である。
【0064】まず、図4(a)は、発光素子41として
赤色LDあるいは赤色LEDを用いている。その発光素
子41が発光した光束の光軸上には、硝子やアクリル等
の透明な部材で形成された光道チップ(ロット)42a
が配置され、その先端に透明なアクリル球43を配置し
て、効率よく光束を外部に導くようになっている。この
光道チップ42aは、光道チップガイド49内をスライ
ドするようにしてあり、光道チップ保持部44で嵌め合
い保持されている。
【0065】この光道チップ保持部44は、光道チップ
42aと同様にアクリルや硝子などの透明部材で形成さ
れていて、発光素子(LDまたはLED)41から発せ
られる光束を光道チップ42aへ透過させるものであ
る。
【0066】また、それらの機械的な位置関係は、LD
またはLEDから成る発光素子41と光道チップ42a
とが一体化しており、それ自体もケース内をスライド
し、定常状態ではスプリング46で加圧されていて、光
道チップガイド49に接触して安定している。
【0067】さらに、発光素子41を介して光道チップ
保持部44の反対側には、マイクロスイッチ(SW)4
5が配置されており、光道チップ42aが押されて右側
へスライドすると、光道チップ保持部44もスプリング
46に反発して、図4(a)の状態から右側へ移動す
る。このことによって、マイクロSW45がON状態と
なる。
【0068】また、図4(a)のポインティングデバイ
ス5には、上記以外に、電池を含むLD駆動回路(方式
によっては変調器も含まれている)47が内蔵されてい
る。
【0069】上記したポインティングデバイス5を用い
て、ポインティング座標をPCもしくはポインティング
位置検出システムに取り込む場合は、壁などのスクリー
ン3上のポイントしたい個所に光道チップ42aの先端
のアクリル球43を当てて、スクリーンに押し付けると
光道チップ42aが光道チップガイド49内を摺動し、
光道チップ保持部44を右側へ移動させ、マイクロSW
45をONさせる。
【0070】これによって、電池から電力が供給され、
LD駆動回路47を介してLDなどの発光素子41を発
光させる。
【0071】本実施の形態3では、この状態が上記実施
の形態2におけるステップ2に相当し、マウスの左ボタ
ンに相当する機能として割り当てるようにする(この使
い方の場合は、スクリーン上に光道チップを置いたとき
が、上記実施の形態2のステップ1に相当するので、ス
イッチはONかOFFの2モードでよい)。
【0072】また、これ以外の方式では、マイクロSW
45が入った状態でLDを変調状態で発光させるように
しても良い。
【0073】このように、LDまたはLEDなどの発光
素子41から発光した光束は、光道を通ってスクリーン
上に届き、スクリーンの一点を赤色に照らすので、プロ
ジェクタからの投射光を遮らない状態であれば、当然そ
の赤色光はプロジェクタ側から検知することができる。
【0074】このような使い方では、一旦、光道チップ
を加圧して、マイクロSW45をONにした状態でスク
リーン上を移動させると、LDやLEDから成る発光素
子41が発光し続けることから、その赤色の軌跡をプロ
ジェクタ側で検知することによって、連続した座標信号
として取り込むことが可能となる。
【0075】このようなポインティングデバイスを用い
るならば、ホワイトボード上にマーカーペンで文字や図
形を描くのと同様の姿勢で運筆ができるので、細かな図
形や文字を容易に描くことが可能となる。
【0076】なお、上記実施の形態3では、図4(a)
のタイプI のような先端形状を持った光道チップ42a
を用いたが、これに限定されず、タイプIIのような先端
形状の異なる光道チップ42bを複数用意し、壁状のス
クリーン面の状態に合わせてプロジェクタ側で的確に検
知可能なポイント光を発することができる光道チップを
選択しても良い。
【0077】また、上記実施の形態3では、図4(a)
のタイプIII のような先端形状を持った光道チップ42
cを用意すれば、上記の図3で説明したような遠隔指示
作図タイプとして用いることができる。この場合は、内
蔵のマイクロSW45とは別に、図4(a)には図示し
ていないが、上記図3で示したのと同様なスライドSW
を用意して、同様な動作を行うことで、座標入力用の光
を発射することができる。すなわち、遠隔指示作図タイ
プとスクリーン接触タイプとを兼用したポインティング
デバイスを提供することができる。
【0078】次に、図4(b)に示すポインティングデ
バイス5の場合は、同図(a)の光道チップ42aの先
端構造を42dのように変えたものである。上記した図
4(a)の例では、光道チップ42aを通った光束はス
クリーン上を照らし、そこで反射した散乱光をプロジェ
クタ側で検知するものであるが、スクリーンとして使う
壁の状態が割合と鏡面に近いような場合、散乱光として
プロジェクタに入ってくる光量が極端に減少することが
ある。
【0079】そこで、図4(b)のように光道チップ4
2dの先端部には、光軸に対して対称となる先端の角度
が45°〜90°(好ましくは、60°前後)の円錐形
の円錐鏡面50を配置し、その周囲を凹面状に拡散反射
面52を形成している。そして、光道チップ42dのス
ライド部分と先端の凹面状の拡散反射面52との間に
は、透明アクリル51などから成る滑らかな円錐形の一
部で連結している形状をなし、その面は光の透過が可能
な面状態にしてある。また、円錐鏡面50と凹面状の拡
散反射面52とは、各面の保護とスクリーン上を滑らか
に滑らすための樹脂カバー49が光道チップ42dとは
別の部材で形成してある。
【0080】このように、図4(b)に示すようなポイ
ンティングデバイス5を構成にすることにより、LDま
たはLEDから成る発光素子41が発した光束が、円錐
鏡面50にて光軸に対して360°の方向に分配され、
その先の凹面状の拡散反射面52で反射される。光束は
ここで拡散され、その拡散光は光道チップ42dのスラ
イド部分と先端部の凹面状の拡散反射面52との間の円
錐形の一部で連結している形状部を通過して、光道チッ
プ42dから放出される(図中にLDからの赤色光出射
とある)。そして、その出射光の一部は、プロジェクタ
にも到達して、ポインティングデバイス5の先端位置を
検出したり、あるいは、移動した時の軌跡を検出するこ
とが可能となる。
【0081】なお、上記の図4(a)および(b)に示
された光道チップ42a〜42dは、光道チップ保持部
44と嵌め合い状態で結合されているので、少しの力を
加えるだけで容易に脱着することが可能となる。これに
より、スクリーンの面質の状態に合わせて、光道チップ
42a〜42dを自由に交換することが可能となり、ど
のような場合であっても、プロジェクタ側でポインタの
座標位置を快適に取り込むことができる。
【0082】また、上記の図4(a)および(b)に示
したポインティングデバイス5の後端に配置されたスナ
ップSW48は、未使用時に電源をOFFするための電
源スイッチである。
【0083】(実施の形態4)図5は、図1のプロジェ
クタの投写画像信号処理を行う回路構成例を示すブロッ
ク図である。本実施の形態4では、スクリーン上に投写
する画像データは、PCから受け取るものの、ポインテ
ィングデバイスによりスクリーン上にポイントされた光
の位置にマーカー8をPCとは独立して表示する場合の
信号処理について説明する。
【0084】図5中の左端からは、図示しないPCから
の画像信号(赤R、緑G、青Bの色信号および水平H、
垂直V同期信号)が取り込まれる。その水平H、垂直V
同期信号からは、画像信号が同期されて取り込まれるよ
うにクロック再生回路70にて基本クロックを生成し、
画像領域検出回路71にて画像領域を検出すると共に、
入力信号書き込みアドレス生成回路にてR、G、B信号
(入力信号)の書き込みアドレスが生成される。
【0085】また、ビデオアンプ61に入力されたR、
G、B信号は、クロック再生回路70で生成した基本ク
ロックに同期させ、A/D変換回路62にてA/D変換
した後、一旦第1フレームメモリ63に蓄積する。
【0086】図5中のCPU73は、入力信号書き込み
アドレス生成回路72から画像サイズデータを受け取
り、液晶(LCD)へ画像信号を提供する信号を制御し
たり、駆動するためのデータを生成し、それぞれの機能
回路に供給する。
【0087】また、後述するポインティング信号の検出
部からの信号とデータは、端子から取り込み、その内
容によってOSD(On Screen Data)生成回路(入力信
号が無いときには「入力信号なし」のようなメッセージ
を投写するのに必要なキャラクタゼネレータやマーカー
のような図形発生器を持っている)75に生成コマンド
を送る。
【0088】上記第1フレームメモリ63に一旦蓄積さ
れたR、G、B信号(入力信号)は、入力信号読み出し
アドレス生成回路74で生成された入力信号読み出しア
ドレスによってLCD駆動側のタイミングで読み出さ
れ、入力信号とLCDの解像度の違いをうめるための解
像度変換を第1解像度変換回路64にて行い、プロジェ
クタ独自で投写すべき画像(OSD生成回路75からの
データ)とOSD合成回路65で合成してからD/A変
換回路66でD/A変換を行って、液晶駆動信号発生回
路68へLCDアドレスを送ると共に、S&H回路67
を介して液晶駆動回路69へRGBデータが送られる。
【0089】図5中の端子に対しては、LCDへ送る
最終のディジタル画像信号のうちR信号のみが取り出さ
れ、端子に対しては、LCDアドレス信号が取り出さ
れて、後述するポインティング信号の検出部へ送られる
(後述する実施の形態では、必ずしもこれらの信号を必
要としない方式も説明している。すなわち、プロジェク
タのこれらの信号とは完全に無関係にポインティング位
置座標を検出することも可能である)。
【0090】(実施の形態5)図6は、ポインティング
信号検出とアドレス検出とを行う第1の回路構成例を示
すブロック図である。ここでは、上記実施の形態4で説
明したポインティングされた光の位置にPCとは独立し
てマーカーを表示する実施の形態に対応させ、ポインテ
ィング光を検出し、これを電気信号に変換してポインテ
ィング位置データとして取り出す場合について説明す
る。
【0091】まず、ポインティンデバイスは、上記の図
3(a)や図4に示すもので、ポインティング光に赤色
Rの連続光を用いる場合とする。この場合でも、2通り
の方法があって、初めにエリア画像センサCCDのアド
レス制御を投写装置側のLCDを駆動するアドレス信号
と同期させてポインティング光を検出する方法について
説明する。
【0092】図6中の端子から投写する画像信号のう
ちのR信号のみを受け取って、第2解像度変換回路81
にてエリア画像センサCCDの解像度に合わせ(LCD
の解像度とCCDの解像度が同じ場合は、この回路を省
略することができる)、D/A変換器82によりアナロ
グ値に変換される。
【0093】図6中の端子からは、LCDのアドレス
データを受け取って、LCDと同期させて駆動するよう
にCCD駆動信号を発生するCCD駆動信号発生回路8
3へ送る。ここでは、CCD駆動制御信号をCCD駆動
回路84へ送り、それと同期するクロック(RCLK
2)を(フレームメモリを用いる方式の場合は)第2フ
レームメモリ85、ポインティング・アドレス・メモリ
回路86、解像度対応アドレス変換回路87へと送られ
る。
【0094】CCD88では、LCDから投射レンズを
通して投写されているエリアを撮像しており、投写され
ている画像と、ポインティングされている光像の全てを
センスしている。但し、本実施の形態5では、CCD8
8の前面にポインティング光の波長の光(例えば660
nm)のみが通過するようにフィルタ(例えば、660
nm±10nm)が入れてあるので、そのフィルタを通
過した光のみがCCDで検出されて出力され、アナログ
信号増幅器89で信号増幅されてアナログ比較器90a
へ送られる。
【0095】ここでは、プロジェクタのR信号をアナロ
グ化した信号と比較して、それよりも大きな信号を出力
するようにする(この場合、アナログ比較器90aは増
幅機能もあるので、出力波形の立ち上がり立下りは急峻
であるが、その程度が小さければ、その為の回路を挿入
すれば良い)。この比較器90aの出力は、1bit/
pixelの第2フレームメモリ85(これはポインテ
ィング光に変調光を用いない場合は不要となる)へ送ら
れる。また、その比較器90aの出力と第2フレームメ
モリ85の出力のORをORゲート91でとり、ポイン
ティング・アドレス・メモリ回路86に送られる(ポイ
ンティング光が連続光の場合は比較器90aの出力のみ
でよい)。
【0096】ポインティング・アドレス・メモリ回路8
6では、CCD駆動制御信号のアドレス信号を比較器か
らの信号のタイミングで記憶して、その内容を出力す
る。そして、LCDとCCDの解像度が違う場合は、解
像度対応アドレス変換回路87でLCDの解像度に変換
してからポインティングアドレスデータとして出力す
る。また、このポインティングアドレスデータは、デー
タシリアル変換器95を介して図6中の端子からPS
/2あるいはUSB端子へ送られ、さらに、データシリ
アル変換器95からIR発信器96を介して図6中の端
子からIRが出力される。
【0097】一方、図6中の端子からは、図3(a)
に示すポインティングデバイスの赤外光を受ける受光回
路から信号を受け、赤外光が発せられると立ち上がり、
赤外光がなくなると立ち下がる。この信号と比較器90
aからの信号とのANDをAND回路92でとり、赤外
光が発せられている間に比較器90aからの出力があれ
ば、フリップフロップ(FF)94をセットし、ポイン
ティング開始終了信号線にHigh信号を送出し続ける
(フラグを立てておく)。
【0098】その後、赤外光が消滅した瞬間には、微分
器93が働いてFF94をリセットし、ポインティング
開始終了信号線をLow信号とする。その間、前記のポ
インティングアドレスデータは、1フレーム毎にデータ
の書き換えをしながら、その内容を出力し続けているの
で、この両者の信号を図6中の端子から図5のCPU
73へ送る。
【0099】図6中のREF95Aは、CCDからの信
号の比較対象を固定した場合の基準電圧(マニュアルで
可変にしてもよい)であり、スイッチ96Aによって切
り換えられるようになっている。プロジェクタの使用環
境によっては、この基準電圧(REF)を使ったほうは
安定する場合もある(例えば、明るい部屋で使う場合な
ど)。
【0100】上記実施の形態5の図6では、アナログ比
較器90aにて基準電圧(REF)とCCDからの信号
とを比較した例であるが、図7のポインティング信号検
出とアドレス検出とを行う第2の回路構成例を示すブロ
ック図のように、アナログ比較器90aに代えてディジ
タル比較器90bで両者を比較しても同様のことができ
る。図7は、図6と異なる構成部分(A/D変換器10
3、REF101、スイッチ102など)を中心に示し
ているが、動作が略同様であることから、詳細な説明に
ついては省略する。
【0101】また、図8は、ポインティング信号検出と
アドレス検出とを行う第3の回路構成例を示すブロック
図であり、図8では、LCDの画像信号を比較器90a
の基準として用いずに、CCD88が検出する信号自体
を用いて比較器90aの基準値を得るようにしたもので
ある。
【0102】すなわち、CCD88の出力をアナログ信
号増幅器89で増幅した後、図8中の端子から積分器
111に入力して、その1フレーム分の信号を積分し、
サンプルホールド112でその値をキープする。積分器
111とサンプルホールド112は、1フレーム毎に図
8中の端子から入力されるCCD駆動制御信号のフレ
ーム同期信号によってリセットされ、書き換えられる
が、積分器111側はその結果をサンプルホールド11
2に渡すためにディレー113が挿入されている。
【0103】上記以外の点については、図6と略同様で
あるので、詳細な説明については省略する。
【0104】さらに、図9は、ポインティング信号検出
とアドレス検出とを行う第4の回路構成例を示すブロッ
ク図である。この図9では、上記した図3(b)に示す
ポインティングデバイスを用いて信号検出を行い、その
ポインティング光に連続発光と変調発光の2つのモード
を持たせた場合である。
【0105】すなわち、CCD88からは、ポインティ
ング信号が各フレーム毎に連続的に出力されているの
で、比較器90aの出力から1フレーム内で一回は出力
される。そして、そのたびに第1モノマルチ121が動
作して、1フレームの時間(この場合は20msec)
ハイレベルを維持するので、反転してANDゲート92
aを閉ざす。すなわち、連続してポインティング光があ
る間は、CCD駆動制御信号のフレーム同期信号を閉ざ
し続けることになる。
【0106】この状態で、変調光(例えば、200ms
ec周期で30msecの間欠を持つ)に変えると、間
欠した時間帯のCCD駆動制御信号のフレーム同期信号
が1回分ANDゲート92aを通過し、FF94をセッ
トする。この動作は、変調光がスクリーン上にポイント
されている間継続することになる。
【0107】さらに、FF94をセットした信号は、第
2モノマルチ122を動作させるので、その時間設定さ
れた時間(この場合は、200msec)ハイレベルを
維持するので、反転してANDゲート92bを閉ざし続
ける。すなわち、変調光がスクリーン上にポイントされ
ている間、第2モノマルチ122を励起し続けるので、
その間ANDゲート92bは閉ざし続ける。このような
一連の動作によって、ポインティング開始終了信号線に
は、High信号を送出し続けることになる。
【0108】そして、変調光から連続光に変化すると、
ANDゲート92aからはパルスが出力されなくなるの
で、第2モノマルチ122は、200msec後にハイ
レベルからローレベルに反転し、ANDゲート92bが
開いてCCD駆動制御信号のフレーム同期信号がAND
ゲート92bを通過し、FF94をリセットして、ポイ
ンティング開始終了信号線をLow信号とする。その
間、前記したポインティングアドレスデータは、1フレ
ーム毎にデータを書き換えながら、その内容を出力し続
けるので、この両者の信号が図9中の端子から図5の
CPU73へ送られる。
【0109】次に、以上の内容についてタイムチャート
などを用いて説明するが、フレーム単位の粗い説明とな
るため、水平、垂直信号の様子をLCD駆動回路に例を
とって、図10〜図13に示す。CCD駆動回路も読出
しの信号がアナログ信号である点が異なっているが、信
号のタイミングは同様の考え方で示すことができるので
省略する。
【0110】図10は、LCD駆動回路のデータ側駆動
制御信号のデータ側入力信号を示す図であり、図11
は、LCD駆動回路のデータ側駆動制御信号のタイムチ
ャートのうち水平同期の一部分を示したものである。例
えば、XGAサイズのLCDならば、水平同期信号は1
024回発せられることになる。
【0111】また、図12は、LCD駆動回路のLCD
パネル駆動のLCDパネル走査側の信号を示す図であ
り、図13は、LCD駆動回路のLCDパネル駆動のタ
イムチャートのうち垂直同期の一部分を示したものであ
る。例えば、XGAサイズのLCDならば、垂直同期信
号は768回発せられることになる。そして、この76
8回の垂直同期信号で1フレームが構成され、1枚の画
像が形成される。
【0112】なお、CCDの駆動も同じ画素密度(解像
度)のものを使えば、タイミングは同様の操作にするこ
とができる。
【0113】図14は、上記した図6、図7、図8の内
容を信号検出のタイミングチャートを用いて説明する図
であり、連続光の場合である。
【0114】初期状態では、マーカーが任意の場所にあ
って、その位置のポインティング・アドレスデータが示
されている(しかし、電源投入時に自動的に左端上端に
置くようにしたり、クリア状態にしておいても良い)。
【0115】そして、説明者(操作者)が図14中のポ
インティング光"a"のタイミングで投写領域内のポイン
ティングを開始すると、CCD出力部からCCDアナロ
グ出力波形"b"のようなアナログ信号が出力される。
【0116】それをA/D変換した後は、ポインティン
グ信号アドレス検出回路内の比較器によって予め定めた
閾値以上の信号を取り出すと、AS1信号/減算器出
力"c"のようになる。この信号が発生したタイミングの
CCD駆動制御信号は、ポインティングアドレス信号と
してアドレスメモリに記憶される。これは、ポインティ
ング・アドレスデータが解像度対応アドレス変換回路を
介して(なお、ここでは、LCDとCCDの解像度を同
じとしたので、この変換回路を通す必要はない)、プロ
ジェクタ側の信号処理部(CPU)へ送られることにな
る。
【0117】また、図15および図16については、図
9の内容を信号検出のタイミングチャートを用いて説明
する図であり、変調光の場合について示したものであ
る。
【0118】(実施の形態6)図17は、図1のプロジ
ェクタにおいて通常のダイクロイックプリズムを使用し
照明光にP偏光を用いた場合の概略構成図である。
【0119】図17に示すように、図示しない光源から
の照明光をP偏光に揃えることにより、PBS(偏光分
離プリズム)18を通して、DP(ダイクロイックプリ
ズム)19に入射させる。このDP19は、青(B)以
上を反射し、緑(G)以下は透過する面と、赤(R)以
下は反射し、緑(G)以上は透過する面から成るダイク
ロイック膜19aを傾斜させて配置したため、それぞれ
の光域に分離される。
【0120】青を反射した先には、青を変調するLCD
20bが、赤を反射した先には赤を変調するLCD20
rが、両者を透過した先には緑を変調するLCD20g
が配置されている。これらのLCD20b,20r,2
0gは、図2の場合と同様に、PC1(図1参照)から
送られてくる信号に対してそれぞれ応答する。
【0121】すなわち、LCD20b,20r,20g
は、到達した光を、青信号がきたとき青を変調するLC
D20bが応答してP偏光をS偏光に、緑信号がきたと
き緑を変調するLCD20gが応答してP偏光をS偏光
に、赤信号がきたとき赤を変調するLCD20rが応答
してP偏光をS偏光にするように、それぞれ偏光を変え
て反射させる。また、信号が来ない時は、偏光を変えず
にそのまま反射する。
【0122】このようにして、LCD20b,20r,
20gで反射された光は、再びDP19に戻ってB,
G,Rが合成されて、PBS18を通過する。そのと
き、P偏光のままの光は、PB膜を透過して光源の方向
に戻されるが、S偏光に変えられた光はPB膜で反射さ
れて、投射レンズ21を通り、スクリーン3まで到達し
て結像し、PC1で表示したい画像を見ることが出来
る。
【0123】PBS18のスクリーン3と反対側には、
エリアCCD22が配置されていて、スクリーン3上に
投影されている画像が全て投射レンズ21を通してCC
D22面上に結像する。すなわち、S偏光で投写された
光もスクリーン3で反射されるとP偏光成分も混じって
投射レンズ21に戻ってくる。そして、P偏光成分は、
PBS18のPB膜を透過してエリアCCD22面上で
結像する。
【0124】ここで、レーザポインタなどにより赤の光
がスクリーン3上に重畳されたとすると、その像も同様
に投射レンズ21を通って、PBS18のPB膜でP偏
光成分のみが透過され、エリアCCD22面上に重畳さ
れることになる。ここでも、図17に示すように、レー
ザポインタの光スペクトルのみが通過するカラーフィル
タ23をCCD22の前面に置くことにより、ポインテ
ィング光のみをCCD22で検出するようにして、SN
比を大きく取るようにしている。
【0125】(実施の形態7)図18は、図1のプロジ
ェクタに3PBSを使用して反射型LCDプロジェクタ
とした場合の概略構成図である。
【0126】図18に示すように、ランプ11で発生し
た光は、放物面鏡131で平行光となり、ミラーおよび
偏光変換プリズム132を介することにより、S偏光と
なって出射される。
【0127】出射されたS偏光は、分光ミラー133で
分光され、一方は分光ミラー134を介して、それぞれ
のPBS(偏光分離プリズム)18に入射し、PB膜面
で反射され、コンデンサレンズ17b,17gを通して
LCD20b,20gにそれぞれ到達する。
【0128】分光ミラー133で分光されたもう一方の
光束は、リレーリンズ135を通って全反射ミラー16
で反射され、リレーレンズ136を通ってPBS18に
入射し、PB膜面で反射され、コンデンサレンズ17r
を通ってLCD20rに到達する。
【0129】青を変調するLCD20bと、赤を変調す
るLCD20rと、緑を変調するLCD20gは、PC
1(図1参照)から送られてくる信号に対してそれぞれ
応答してS偏光をP偏光にする変調処理が行われる。
【0130】このようにして、LCD20b,20r,
20gでそれぞれ反射された光は、光合成プリズム13
7に戻ってB,G,Rが合成され、投射レンズ21を通
って、スクリーン3まで到達して結像し、PC1で表示
したい画像を見ることができる。
【0131】ここでは、PBS18を介してリレーレン
ズ136と反対側には、エリアCCD22が配置されて
いて、スクリーン3上に投影されている画像が全て投射
レンズ21を通してエリアCCD22面上に結像する。
【0132】すなわち、P偏光で投写された光もスクリ
ーン3で反射されるとS偏光成分も混じって投射レンズ
21に戻り、そのS偏光成分は、PBS18のPB膜で
反射されてエリアCCD22面上に結像する。
【0133】レーザポインタなどによって赤の光がスク
リーン3上に重畳されると、その像も同様に投射レンズ
21を通って、PBS18のPB膜でS偏光成分のみが
反射され、エリアCCD22面上に重畳することができ
る。
【0134】(実施の形態8)図19は、図1のプロジ
ェクタを透過型LCDプロジェクタとした場合の概略構
成図である。
【0135】図19に示すように、ランプ11で発生し
た光は、放物面鏡131で平行光となり、ミラーおよび
偏光変換プリズム132を介することにより、P偏光と
なって出射される。
【0136】出射されたP偏光は、分光ミラー133で
分光され、一方の光束は全反射ミラー16aで全反射さ
れて、μレンズアレイ142b、コンデンサレンズ17
b、およびLCDシャッタ141bを透過する。
【0137】また、分光ミラー133で分光されたもう
一方の光束は、さらに分光ミラー143で分光され、そ
の一方の光束は、μレンズアレイ142g、コンデンサ
レンズ17g、およびLCDシャッタ141gを透過す
る。
【0138】また、分光ミラー143で分光されたもう
一方の光束は、リレーレンズ135を通って全反射ミラ
ー16bで反射され、リレーレンズ136を通って、全
反射ミラー16cで再度反射され、μレンズアレイ14
2r、コンデンサレンズ17r、およびLCDシャッタ
141rを透過する。
【0139】LCDシャッタ141b,141g,14
1rは、PC1(図1参照)から送られてくる信号に対
してそれぞれ応答し、RGBのそれぞれの画像に応じて
P偏光を透過させ、光合成プリズム137で合成され
る。
【0140】合成されたP偏光成分は、PBS18のP
B膜を透過し、投射レンズ21を通って、スクリーン3
まで到達して結像し、PC1で表示したい画像を見るこ
とができる。
【0141】すなわち、P偏光で投写された光は、スク
リーン3で反射されるとS偏光成分も混じって投射レン
ズ21に戻り、さらにそのS偏光成分がPBS18のP
B膜で反射されてエリアCCD22面上に結像する。
【0142】図19の場合もレーザポインタなどによっ
て赤の光がスクリーン3上に重畳されると、その像も同
様に投射レンズ21を通って、PBS18のPB膜でS
偏光成分のみが反射され、エリアCCD22面上に重畳
することができる。
【0143】(実施の形態9)図20は、図1に示すプ
ロジェクタ内部の仕組みを説明する他の概略構成図であ
り、(a)は(b)のDPとLCDの関係を示す下面
図、(b)は正面図である。このプロジェクタは、光源
から発せられた光の量を変調する素子(ライトバルブ)
として反射型LCDを用いたプロジェクタである。
【0144】図20の場合は、ランプ11で発生した光
は、回転楕円面鏡12で一旦集光され、UV/IRカッ
トガラス13を介した後、コリメータレンズ14で概略
平行光にされる。その後、インテグレータ15で光束を
分割し、全反射ミラー16で反射されて、それぞれの光
束をLCD上に多重に照射されるようにコンデンサーレ
ンズ17を通すようになっている。
【0145】本実施の形態9では、インテグレータ15
の内部でランダムな光をS偏光、または、P偏光に揃え
る機能が挿入されている。図20の場合は、P偏光にし
て出射している状態が示されている。
【0146】さらに、コンデンサーレンズ17の後に
は、PBS(偏光分離プリズム)18が置かれているの
で、P偏光はPB膜面を透過し、低域偏光回転板152
を介して全反射ミラー153で反射され、DP19を通
ってLCD20に到達する。このDP19は、青(B)
以上を反射し、緑(G)以下は透過する面と、赤(R)
以下は反射し、緑(G)以上は透過する面を直交させて
持っているので、それぞれの光域に分離される。
【0147】青を反射した先には、青を変調するLCD
20bが、赤を反射した先には赤を変調するLCD20
rが、両者を透過した先には緑を変調するLCD20g
が配置されている。また、ここではLCD20b,20
r,20gの表面に偏光板154が配置されている。
【0148】このLCD20b,20r,20gは、P
C1(図1参照)から送られてくる信号に対してそれぞ
れ応答する。すなわち、LCD20b,20r,20g
は、到達した光を、青信号がきたとき青を変調するLC
D20bが応答してP偏光をS偏光に、緑信号がきたと
き緑を変調するLCD20gが応答してP偏光をS偏光
に、赤信号がきたとき赤を変調するLCD20rが応答
してP偏光をS偏光にするように、それぞれ偏光を変え
て反射させる。また、信号が来ない時は、偏光を変えず
にそのまま反射する。
【0149】このようにして、LCD20b,20r,
20gで反射された光は、再びDP19に戻ってB,
G,Rが合成され、投射レンズ21を通り、スクリーン
3まで到達して結像し、PC1で表示したい画像を見る
ことが出来る。
【0150】また、スクリーン3上に投影された画像
は、全て投射レンズ21を通り、LCD20と全反射ミ
ラー153に反射され、低域偏光回転板152を介して
PBS18のPB膜でさらに反射され、結像レンズ15
1を通ってエリアCCD22面上に結像する。
【0151】そして、レーザポインタなどによる赤の光
がスクリーン3上に重畳されたとすると、その像も同様
に投射レンズ21を通って、PBS18のPB膜でS偏
光成分のみが反射され、エリアCCD22面上に重畳さ
れることになる。
【0152】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、説明者がレーザポインタなどを使ってスクリーン上
を指示した場所やその軌跡をプロジェクタやPCにその
座標信号を取り込んで、座標として検知することができ
る。
【0153】また、本実施の形態によれば、スクリーン
上に表示された画像と独立させて、表示している画像を
生成するソフトウエアに連携させることができるため、
レーザポインタを使ってPCを操作したり、説明者が一
人であっても容易にカーソルを移動させたり、表示して
いる画像を生成しているオブジェクトを移動させたり、
新たに描画やオブジェクトを生成することができる。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、光源からの光を集光部を介して集光した
光の量を変調部で変調して画像を形成し、その画像を投
射部を介して画面上に投写し、その投写された画像に対
してポインティングデバイスからのポインティング光を
重畳させ、画面上に投写された画像とポインティング光
とを投射部を通して撮像部により撮像し、その撮像され
た画像信号の中からポインティング信号を取り出してポ
インティング位置を検出し、そのポインティング信号が
操作者の位置確認用モードと座標入力区間用モードの2
つのモードを備えているので、操作者の指示位置が確認
できると共に、座標入力区間の指示も可能となり、ポイ
ンティング位置を移動させてできる軌跡を線で表示して
画面上に図形を描いたり、画面上に表示されているソフ
トウエアのオブジェクトを移動させたりすることができ
る。
【0155】請求項2に記載の発明によれば、変調部に
渡される画像信号と撮像部より得られた画像信号とを比
較して得られる信号の差異からポインティング位置信号
を得るようにしたので、画面に投写される画像に対して
別に示されるポインティング光の座標位置を容易かつ正
確に検出することができる。
【0156】請求項3に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスが変調光を発する機能を有し、撮像部か
ら得られた画像信号を1フレーム以上蓄積して、その蓄
積されたフレーム間の画像信号の差異から変調光の位置
を検出してポインティング位置信号を得るようにしたの
で、環境変化の影響が受け難くなる上、ポインティング
光を移動させた場合に、その軌跡を線で表示することが
可能となる。
【0157】請求項4に記載の発明によれば、2つ以上
の発光モードでポインティングデバイスを発光させる機
能を有し、それらの発光モードによってポインティング
位置確認用とポインティング位置入力用とを切り替え可
能にしたので、環境変化の影響が受け難くなる上、ポイ
ンティング位置の確認や座標入力区間の指示を自由に選
択することができる。
【0158】請求項5に記載の発明によれば、照明部の
光源ランプの光を集光部により集光した光の量をライト
バルブにより変調して画像を形成し、投写部の投射レン
ズを介して画面上に画像を投写すると共に、その投写さ
れた画像に対して別の位置のポインティングデバイスか
らポインティング光を重畳させ、撮像部により画面上に
投写された画像とポインティング光とを投射レンズを通
して撮像し、ポインティングデバイスから発せられた2
つのモード信号を撮像部の出力信号により取り出すよう
にしたので、ポインティングデバイスから異なるモード
信号を持ったポインティング光を選択的に発することに
より、操作者の指示位置を確認したり、座標入力区間の
指示などを行うことができる。
【0159】請求項6に記載の発明によれば、ライトバ
ルブに渡される画像信号と撮像部より得られた画像信号
とを比較した信号の差異からポインティング位置信号を
得るようにしたため、画面に投写される画像に対して別
に示されるポインティング光の座標位置を容易かつ正確
に検出することができる。
【0160】請求項7に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスが変調光を発する機構を有し、撮像部か
ら得られた画像信号を1フレーム以上蓄積して、その蓄
積されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調光の
位置を検出してポインティング位置信号を得るようにし
たので、環境変化の影響が受け難くなり、ポインティン
グ光を移動させた軌跡を線で表示することができる。
【0161】請求項8に記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスを2つ以上の発光モードで発光させる機
能を有し、それらの発光モードによってポインティング
位置確認用とポインティング位置入力用とを切り替え可
能にしたので、環境変化の影響が受け難くなり、ポイン
ティング位置の確認や座標入力区間の指示を自由に選択
することができる。
【0162】請求項9に記載の発明によれば、スクリー
ンに接触させて位置を示す接触子が透明な部材により形
成され、その接触子がスクリーンに接触すると、ポイン
ティング光が透明な部材を通してスクリーン上を照射す
るように構成されているので、操作者がこのポインティ
ング装置を使って画像が投写されたスクリーン上を接触
しながら説明することにより、接触時に発せられるポイ
ンティング光によりポインティング位置の確認や座標入
力区間の指示などを容易に行うことができる。
【0163】請求項10に記載の発明によれば、スクリ
ーンに接触させて位置を示す接触子が透明な部材により
形成され、その接触子の先端に拡散面が形成されてい
て、ポインティング光が透明な部材を通して拡散面を照
射するように構成されているので、操作者がこのポイン
ティング装置を使って画像が投写されたスクリーン上を
接触しながら説明することにより、接触時に拡散面から
発せられるポインティング光によりポインティング位置
の確認や座標入力区間の指示などを容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係るポインティング位置検出
装置を用いてポインティングを行う場合の概念図であ
る。
【図2】図1に示すプロジェクタ内部の仕組みを説明す
る概念図で、(a)は正面図、(b)は(a)のDPと
LCDの関係を示す下面図である。
【図3】(a),(b)は、本実施の形態2に係るポイ
ンティングデバイスの概略構成例を説明する断面図であ
る。
【図4】(a),(b)は、本実施の形態3に係るポイ
ンティングデバイスの概略構成例を説明する断面図であ
る。
【図5】図1のプロジェクタの投写画像信号処理を行う
回路構成例を示すブロック図である。
【図6】ポインティング信号検出とアドレス検出とを行
う第1の回路構成例を示すブロック図である。
【図7】ポインティング信号検出とアドレス検出とを行
う第2の回路構成例を示すブロック図である。
【図8】ポインティング信号検出とアドレス検出とを行
う第3の回路構成例を示すブロック図である。
【図9】ポインティング信号検出とアドレス検出とを行
う第4の回路構成例を示すブロック図である。
【図10】LCD駆動回路のデータ側駆動制御信号のデ
ータ側入力信号を示す図である。
【図11】LCD駆動回路のデータ側駆動制御信号のタ
イムチャートのうち水平同期の一部分を示したものであ
る。
【図12】LCD駆動回路のLCDパネル駆動のLCD
パネル走査側の信号を示す図である。
【図13】LCD駆動回路のLCDパネル駆動のタイム
チャートのうち垂直同期の一部分を示したものである。
【図14】図6、図7、図8の内容を信号検出のタイミ
ングチャートを用いて説明する図である。
【図15】図9の内容を信号検出のタイミングチャート
を用いて説明する図である。
【図16】図9の内容を信号検出のタイミングチャート
を用いて説明する図である。
【図17】図1のプロジェクタにおいて通常のダイクロ
イックプリズムを使用し照明光にP偏光を用いた場合の
概略構成図である。
【図18】図1のプロジェクタに3PBSを使用して反
射型LCDプロジェクタとした場合の概略構成図であ
る。
【図19】図1のプロジェクタを透過型LCDプロジェ
クタとした場合の概略構成図である。
【図20】図1に示すプロジェクタ内部の仕組みを説明
する他の概略構成図であり、(a)は(b)のDPとL
CDの関係を示す下面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC) 2 プロジェクタ 3 スクリーン 5 ポインタ 6 ポインティング光線 7 ポインティング光像 8 マーカー 11 ランプ 12 回転楕円面鏡 13 UV/IRカットガラス 14 コリメータレンズ 15 インテグレータ 16 全反射ミラー 17 コンデンサーレンズ 18 PBS(偏光分離プリズム) 19 DP(ダイクロイックプリズム) 20、20b、20r、20g LCD 21 投射レンズ 22 エリアCCD 23 カラーフィルタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を集光部により集光して照
    明を行い、該照明する光の量を変調部により変調して画
    像を形成し、該形成された画像を投射部を介して画面上
    に投写し、該画面上に投写された画像に対してポインテ
    ィングデバイスからポインティング光を重畳させ、前記
    画面上に投写された画像とポインティング光とを前記投
    射部を通して撮像部により撮像し、該撮像された画像信
    号の中からポインティング信号を取り出してポインティ
    ング位置を検出するポインティング位置検出方法であっ
    て、 前記ポインティング信号は、操作者の位置確認用モード
    と、座標入力区間用モードの2つのモードを備えている
    ことを特徴とするポインティング位置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記変調部に渡される画像信号と前記撮
    像部より得られた画像信号とを比較して、それらの画像
    信号の差異からポインティング位置信号を得ることを特
    徴とする請求項1に記載のポインティング位置検出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ポインティングデバイスは、変調光
    を発する機能を有し、 前記撮像部から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積
    し、 該蓄積されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調
    光の位置を検出してポインティング位置信号を得ること
    を特徴とする請求項1に記載のポインティング位置検出
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ポインティングデバイスは、2つ以
    上の発光モードで発光する機能を有し、 該発光モードによってポインティング位置確認用とポイ
    ンティング位置入力用とを切り替え可能にしたことを特
    徴とする請求項1に記載のポインティング位置検出方
    法。
  5. 【請求項5】 光源ランプの光を集光部により集光して
    照明する照明部と、該照明部から発する光の量を変調す
    るライトバルブと、該ライトバルブによって形成された
    画像を投射レンズを介して画面上に投写する投写部と、
    該画面上に投写された画像に対して別の位置からポイン
    ティング光を重畳させるポインティングデバイスと、前
    記画面上に投写された画像とポインティング光とを前記
    投射レンズを通して撮像する撮像部と、を有するポイン
    ティング位置検出装置であって、 前記ポインティングデバイスから発せられる2つのモー
    ドの信号を前記撮像部の出力信号により取り出すことを
    特徴とするポインティング位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記ライトバルブに渡される画像信号と
    前記撮像部より得られた画像信号とを比較して、それら
    の画像信号の差異からポインティング位置信号を得るこ
    とを特徴とする請求項5に記載のポインティング位置検
    出装置。
  7. 【請求項7】 ポインティングデバイスは、変調光を発
    する機構を有し、 前記撮像部から得られた画像信号を1フレーム以上蓄積
    し、 該蓄積されたフレーム間の画像信号の差異から前記変調
    光の位置を検出してポインティング位置信号を得ること
    を特徴とする請求項5に記載のポインティング位置検出
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ポインティングデバイスは、2つ以
    上の発光モードで発光する機構を有し、 該発光モードによってポインティング位置確認用とポイ
    ンティング位置入力用とを切り替え可能にしたことを特
    徴とする請求項5に記載のポインティング位置検出装
    置。
  9. 【請求項9】 投射型表示装置により投写された画像を
    形成するスクリーンに接触子を接触させて位置を示すポ
    インティング装置であって、 前記接触子は透明な部材により形成され、 該接触子が前記スクリーンに接触すると、ポインティン
    グ光が透明な部材を通してスクリーン上を照射するよう
    に構成されていることを特徴とするポインティング装
    置。
  10. 【請求項10】 投射型表示装置により投写された画像
    を形成するスクリーンに接触子を接触させて位置を示す
    ポインティング装置であって、 前記接触子は透明な部材により形成され、 該接触子の先端には拡散面が形成されていて、 ポインティング光が透明な部材を通して前記拡散面を照
    射するように構成されていることを特徴とするポインテ
    ィング装置。
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