JP2007058115A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザからの操作入力のためにフランジバック調整が終了しない又は正常に行われない等の例外発生を防止する。
【解決手段】 カメラ本体31は、レンズ装置に対してフランジバック調整のための制御が行われている期間中、操作部46からの所定の操作入力を無効にする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、正常にフランジバック調整を行うことが可能な撮像装置及びその制御方法に関するものである。
従来のカメラ装置には、電気的にフランジバック調整を行う機能を有したものがある(例えば、特許文献1参照)。また、使用環境下における温度変化の影響を受けることなく、安定した撮影を行えるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。さらに、レンズ装置の組み立て調整時に装着されたカメラ装置のフランジバック情報と、このレンズ装置が現在装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分を補正する手段を有したレンズ装置もある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−121911号公報 特開2003−131103号公報 特開平11−084501号公報
しかしながら、従来のフランジバック調整では、交換式のレンズ装置に設定されたフランジバック情報とカメラ装置に設定されたフランジバック情報を組み合わせた際に生じる誤差と、使用環境下における温度変化の影響を受けることにより生じる誤差の両方に対応することは出来なかった。これを解決する為には、ユーザが自動または手動でフランジバック調整を行うことにより、調整時の使用環境下に最も適した補正値を得ることが最も有効な手段であると考えられる。これによれば、レンズ装置の組み立て調整時に装着されたカメラ装置のフランジバック情報と、このレンズ装置が現在装着されている撮影装置のフランジバック情報との差分を補正する手段を考慮する必要はなくなる。
しかしながら、ユーザがフランジバック調整を行う際には、カメラ装置がレンズ装置のズーム動作またはフォーカス動作が行われる。その際に、外部からズーム操作またはフォーカス操作や、シャッタスピードの変更またはアイリスの絞り値の変更等の操作が行われると、調整が終了しないまたは正常に行われない等の例外が発生すると考えられる。
そこで、本発明の目的は、ユーザからの操作入力のためにフランジバック調整が終了しない又は正常に行われない等の例外発生を防止することにある。
本発明の撮像装置は、駆動可能な駆動レンズを含むレンズ装置を装着可能な撮像装置であって、前記駆動レンズに対してフランジバック調整のための駆動制御を行うフランジバック調整制御手段と、前記フランジバック調整制御手段によるフランジバック調整制御の際、操作手段からの所定の操作入力を無効にする操作制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、駆動可能な駆動レンズを含むレンズ装置を装着可能な撮像装置の制御方法であって、前記駆動レンズに対してフランジバック調整のための駆動制御を行うフランジバック調整制御ステップと、前記フランジバック調整制御ステップによるフランジバック調整制御の際、操作手段からの所定の操作入力を無効にする操作制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、フランジバック調整制御の実行期間中に操作手段からの所定の操作入力を無効にするように構成したので、ユーザからの操作入力のためにフランジバック調整が終了しない又は正常に行われない等の例外発生を防止することが可能となる。
以下、本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合の実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルビデオカメラの電気的回路構成を示すブロック図である。図1において、被写体からの光束は、交換式レンズユニット12内の光学系の固定されている第1のレンズ群1、変倍を行う第2のレンズ群であるバリエータレンズ群2、絞り3、固定されている第3のレンズ群4、ピント調節機能と変倍によるピントの移動を補正するコンペ機能とを兼ね備えた第4のレンズ群であるフォーカスレンズ群5を通って、カメラ装置31内の色分解プリズム(不図示)により3原色中の赤の成分はCCD等の撮像素子21の上に、緑の成分はCCD等の撮像素子22の上に、青の成分はCCD等の撮像素子23の上にそれぞれ結像される。
バリエータレンズ群2及びフォーカスレンズ群5はエンコーダ等の絶対位置検出装置(不図示)により各々絶対位置が検出され、その検出情報は交換式レンズユニット12の制御手段としてのレンズマイコン10内に供給される。
撮像素子21、22、23上のそれぞれの像は光電変換され、増幅器25、26、27でそれぞれ最適なレベルに増幅され、カメラ信号処理回路28へと入力されて、標準テレビ信号(映像信号)に変換されると同時に、AFの情報はAF評価値としてカメラ装置の制御手段としての本体マイコン29のAFデータ読み出しプログラム部によってデータとして読み出される。
本体マイコン29が読み出したAF評価値は、AFスイッチのON/OFF(不図示)、ズームスイッチ(不図示)の状態等のビデオカメラ本体31側のスイッチの情報と合わせて、カメラ側接点30、レンズ側接点11を通りレンズマイコン10へ転送される。
レンズマイコン10では、本体マイコン29からの情報により、ズームスイッチが押されている時は、バリエータレンズ群2をTELEまたはWIDEの押されている方向に駆動すべく、ズームモータドライバ7に信号を送る。これにより、レンズマイコン10は、ズームモータ(レンズ駆動手段)6を介してバリエータレンズ群2を駆動する。それと同時に、レンズマイコン10は、内部のカムデータ記憶部に予め記憶された制御情報としてのレンズカムデータに基づきフォーカスモータドライバ9に信号を送り、フォーカスモータ(レンズ駆動手段)8を介してフォーカスレンズ群5を動かす。これにより、ピント移動のない変倍動作を行うことが出来る。
ところで、本実施形態のように、変倍レンズ(バリエータレンズ群2)より補正レンズ(フォーカスレンズ群5)が光軸後方にあるタイプでは、変倍時での合焦を維持させた状態での補正レンズの制御位置は被写体距離によって変化することになる。レンズカムデータは図8(a)に示すように、バリエータレンズ群2の複数の絶対位置毎であって、かつ被写体距離の絶対位置毎(例えば図8(a)の1m、2m毎)にフォーカスレンズ群5の位置を記憶している。制御部のプログラムは位置検出装置(不図示)により検出されたバリエータレンズ群2及びフォーカスレンズ群5の絶対位置情報により選択されるレンズカムデータを用いてフォーカスモータ8の回転方向及び回転速度を決定する。また、カメラ本体31側のAFスイッチがONの場合は、レンズマイコン10内のAF制御部が、本体マイコン29からのAF評価値が最大になるよう、フォーカスモータドライバ9に信号を送り、フォーカスレンズ群5のみを動かすことで自動焦点調節動作を行う。
さて、上述のごときレンズカムデータに基づく補正レンズの駆動に関しては正確なバックフォーカスを確保する為の原点を定めなければいけない。原点とは設定された基準位置を基準に所定の補正値によって補正することにより定められる。ここでいう所定の補正値とは、交換式レンズユニット12が持っている補正値と、カメラ本体31から伝達する補正値の合計値である。交換式レンズユニット12が持っている補正値とは、交換式レンズユニット12を製造する段階で発生するバラツキ等による固定的なものと、光学系側での温度変化等に起因する変動的なものの合計値である。カメラ本体31から伝達する補正値とは、カメラ本体31を製造する段階で発生するバラツキ等による固定的なものとカメラ本体31側での温度検出素子24で検出された出力信号を用いて求めた、カメラ本体31側のフランジバックの変化情報として与えられる値である。
本実施形態は、交換式レンズユニット12自身が持つ補正値と、上述のカメラ本体31から伝達する補正値を組み合わせた際に生じる誤差を補正する調整値を求めるフランジバック調整方法に関するものである。
図2は、本実施形態のメニュー画面の一例を示すものである。ここで、調整値初期化203は、カメラ装置のフランジバック情報を工場出荷時の設定値に戻すための選択項目である。
図3は、本実施形態におけるフランジバック調整方法を示すフローチャートである。AF(オートフォーカス)調整では、最初のステップS301において、TELE端へバリエータレンズ群2を動かす。ステップS302において、自動的にフォーカスレンズ群5を動かして合焦させる。そのフォーカス位置を保持したまま、ステップS303において、WIDE端へバリエータレンズ群2を動かす。
続くステップS304において、現在のフォーカス位置、すなわちTELE端でのフォーカス位置f1を読み取る。ステップS305において、自動的にフォーカスレンズ群5を動かして合焦させる。ステップS306において、現在のフォーカス位置、すなわちWIDE端でのフォーカス位置f2を読み取る。そして、(f1−f2)と交換式レンズユニット12に設定されているレンズ係数を用いて調整値を算出し、カメラ本体31を製造する段階で設定されたフランジバック情報、またはユーザがこれ以前に交換式レンズユニット12に対してフランジバック調整を行った結果として記憶されたフランジバック情報との和を取った値を新たな調整値としてカメラ本体31に記憶する。ここで得られた調整値に、温度による補正を加えたものを逐次レンズユニット12に送ることで交換式レンズユニット12とカメラ本体31とを組み合わせた際に生じるフランジバックの誤差を補正することが可能となる。
MF(マニュアルフォーカス)調整では、最初のステップS301において、TELE端へバリエータレンズ群2を動かす。ステップS302において、手動でフォーカスレンズ群5を動かして合焦させた後、決定キー操作により次の処理に進む。ステップS302において設定したフォーカス位置を保持したまま、ステップS303において、WIDE端へバリエータレンズ群2を動かす。ステップS304において、現在のフォーカス位置、すなわちTELE端でのフォーカス位置f1を読み取る。ステップS305において、手動でフォーカスレンズ群5を動かして合焦させた後、決定キー操作により次の処理に進む。ステップS306において、現在のフォーカス位置、すなわちWIDE端でのフォーカス位置f2を読み取る。そして、(f1−f2)と交換式レンズユニット12に設定されているレンズ係数を用いて調整値を算出し、カメラ本体31を製造する段階で設定されたフランジバック情報、またはユーザがこれ以前に交換式レンズユニット12に対してフランジバック調整を行った結果として記憶されたフランジバック情報との和を取った値を新たな調整値としてカメラ本体31に記憶する。ここで得られた調整値に、温度による補正を加えたものを逐次レンズユニット12に送ることで交換式レンズユニット12とカメラ本体31とを組み合わせた際に生じるフランジバックの誤差を補正することが可能となる。
図4は、本実施形態におけるフランジバック調整の1つである、AF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整方法を示すフローチャートである。また、図5はこのときの操作部・カメラ本体・交換式レンズユニット間の動作関係を示すシーケンスチャートである。本処理は、図2の201が選択されることにより開始されるものである。
AF調整では、ユーザからの操作はキャンセル操作以外の全ての操作、例えばズーム操作、フォーカス操作、アイリス操作及びシャッタスピード操作等を受け付けなくした状態で処理を開始する(ステップS501、S502)。
最初のステップS401において、強制的にAFモードへと移行させるための制御信号及びバリエータレンズ群2をTELE端に移動させるための制御信号を本体マイコン29からレンズマイコン10に対して送信し(ステップS503)、レンズマイコン10はTELE端へバリエータレンズ群2を動かす。
ステップS402において、レンズマイコン10はTELE端に到達したかどうかを判断し、TELE端に到達するまでステップS401の動作を繰り返す。TELE端に到達すると、レンズマイコン10は本体マイコン29に対してバリエータレンズ群2がTELE端に到達したことを示す信号を送る(ステップS504)。これを受けた本体マイコン29は、AFによる合焦が完了したかを確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信する(ステップS505)。レンズマイコン10は、ステップS403において自動的にフォーカスレンズ群5を動かして合焦させる。なお、合焦が終了するまでステップS403を繰り返す。合焦終了後、レンズマイコン10は合焦が完了したことを示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS506)。
強制的にMFモードへと移行させるための制御信号及びバリエータレンズ群2をWIDE端に移動させるための制御信号を本体マイコン29からレンズマイコン10に対して送信する(ステップS507)。これらの制御信号を受信したレンズマイコン10は、ステップS404において、そのときのフォーカス位置を保持したまま、WIDE端へバリエータレンズ群2を動かす。
ステップS405において、レンズマイコン10はWIDE端に到達したかどうかを判断し、WIDE端に到達するまでステップS404の動作を繰り返す。WIDE端に到達すると、レンズマイコン10は、バリエータレンズ群2がWIDE端に到達したことを示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS508)。
本体マイコン29は、現在のフォーカス位置、すなわちTELE端でのフォーカス位置f1を確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信し(ステップS509)、レンズマイコン10は上記のフォーカス位置f1を示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS510)。本体マイコン29は、ステップS406において、レンズマイコン10からフォーカス位置f1を示す信号を受信し、保存する(ステップS511)。
続いて本体マイコン29は、強制的にAFモードへと移行させるための制御信号及びAFによる合焦が完了したことを確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信する(ステップS512)。これらの信号を受信したレンズマイコン10は、ステップS407において自動的にフォーカスレンズ群5を動かして合焦させ、合焦したことを示す信号を本体マイコン29に対して返す(ステップS513)。なお、合焦が終了するまでステップS407の合焦処理は繰り返される。
合焦完了の信号を受けた本体マイコン29は、現在のフォーカス位置、すなわちWIDE端でのフォーカス位置f2を確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信し(ステップS514)、レンズマイコン10は、上記のフォーカス位置f2を示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS515)。本体マイコン29は、ステップS409においてレンズマイコン10からフォーカス位置f2を示す信号を受信し、保存する。続くステップS410において、本体マイコン29は、(f1−f2)と交換式レンズユニット12に設定されているレンズ係数を用いて調整値を算出し、カメラ本体31を製造する段階で設定されたフランジバック情報、またはユーザがこれ以前に交換式レンズユニット12に対してフランジバック調整を行った結果として記憶されたフランジバック情報との和を取った値を新たな調整値としてカメラ本体31に記憶する(ステップS516)。
処理が終わり次第、本体マイコン29は、ユーザからの操作はキャンセル操作以外の全てを受け付けなくした状態を解除する(ステップS517)。ここで得られた調整値に、温度による補正を加えたものを逐次レンズユニット12に送ることで、交換式レンズユニット12とカメラ本体31とを組み合わせた際に生じるフランジバックの誤差を補正することが可能となる。以上の制御により、誤った調整が行われることを防止する。
図6は、本実施形態におけるフランジバック調整の1つである、MF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整方法を示すフローチャートである。また、図7は、このときの操作部・カメラ本体・交換式レンズユニット間の動作関係を示すシーケンスチャートである。本処理は、図2の202が選択されることにより開始されるものである。
MF調整では、カメラ本体31は操作部に対し、ユーザからの操作はキャンセル操作以外の全ての操作、例えばズーム操作、フォーカス操作、アイリス操作及びシャッタスピード操作等を受け付けなくした状態で処理を開始する(ステップS701、S702)。
最初のステップS601において、強制的にMFモードへと移行させるための制御信号及びバリエータレンズ群2をTELE端に移動させるための制御信号を本体マイコン29からレンズマイコン10に対して送信し(ステップS703)、TELE端へバリエータレンズ群2を動かす。
続くステップS602において、レンズマイコン10はTELE端に到達したかどうかを判断し、TELE端に到達するまでステップS601の動作を繰り返す。TELE端に到達すると、レンズマイコン10は、本体マイコン29に対してバリエータレンズ群2がTELE端に到達したことを示す信号を送る(ステップS704)。これを受けた本体マイコン29は、ステップS603において、ユーザからの操作のうち、フォーカス操作、決定キー操作を許可した上でユーザにピント調整を促し(ステップS705)、ユーザが手動でフォーカスレンズ群5を動かして合焦させる(ステップS706)。なお、決定キー操作(ステップS707)が完了するまでステップS603を繰り返す。決定キー操作完了後、本体マイコン29は、再びユーザからの操作はキャンセル操作以外の全てを受け付けなくした状態で処理を進める(ステップS708)。
次にステップS604において、強制的にMFモードへと移行させるための制御信号及びバリエータレンズ群2をWIDE端に移動させるための制御信号を本体マイコン29からレンズマイコン10に対して送信する(ステップS709)。これらの制御信号を受信したレンズマイコン10は、そのフォーカス位置を保持したまま、WIDE端へバリエータレンズ群2を動かす。
ステップS605において、レンズマイコン10はWIDE端に到達したかどうかを判断し、WIDE端に到達するまでステップS604の動作を繰り返す。WIDE端に到達すると、レンズマイコン10は本体マイコン29に対してバリエータレンズ群2がWIDE端に到達したことを示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS710)。
次に本体マイコン29は、現在のフォーカス位置、すなわちTELE端でのフォーカス位置f1を確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信し(ステップS711)、レンズマイコン10は上記のフォーカス位置f1を示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS712)。本体マイコン29は、ステップS606において、レンズマイコン10からフォーカス位置f1を示す信号を受信し、保存する(ステップS713)。
続いて本体マイコン29は、ステップS607において、ユーザからの操作のうち、フォーカス操作、決定キー操作を許可した上でユーザにピント調整を促し(ステップS714)、ユーザが手動でフォーカスレンズ群5を動かして合焦させる(ステップS715)。なお、決定キー操作(ステップS716)が完了するまでステップS607を繰り返す。決定キー操作完了後、本体マイコン29は再びユーザからの操作はキャンセル操作以外の全てを受け付けなくした状態で処理を進める(ステップS717)。
続いて本体マイコン29は、現在のフォーカス位置、すなわちWIDE端でのフォーカス位置f2を確認するための信号をレンズマイコン10に対して送信し(ステップS718)、レンズマイコン10は、上記のフォーカス位置f2を示す信号を本体マイコン29に対して送信する(ステップS719)。本体マイコン29は、ステップS608において、レンズマイコン10からフォーカス位置f2を示す信号を受信し、保存する。
次に本体マイコン29は、ステップS609において、(f1−f2)と交換式レンズユニット12に設定されているレンズ係数を用いて調整値を算出し、カメラ本体31を製造する段階で設定されたフランジバック情報、またはユーザがこれ以前に交換式レンズユニット12に対してフランジバック調整を行った結果として記憶されたフランジバック情報との和を取った値を新たな調整値としてカメラ本体31に記憶する。(ステップS720)
処理が終わり次第、本体マイコン29は、ユーザからの操作はキャンセル操作以外の全てを受け付けなくした状態を解除する(ステップS721)。得られた調整値に、温度による補正を加えたものを逐次レンズユニット12に送ることで、交換式レンズユニット12とカメラ本体31とを組み合わせた際に生じるフランジバックの誤差を補正することが可能となる。以上の制御により、誤った調整が行われることを防止する。ここで、上記2つの調整において、電源のON/OFF等といった強制的に終了を行う操作や再起動を行う操作は、制限の限りではない。また、本実施形態では行っていないが、AEモード、ゲイン設定、ホワイトバランスモードといった動作を制限することで、より確実にフランジバック調整が行われることは言うまでもない。
以上の説明において操作部とは、例えばカメラ本体31に直接又は間接的に接続される本体付属のボタン又はリモコン等の外部入力装置等を意味し、機能構成図で示すと図9の46のようになる。図9の46に示すように、操作部46は、アイリス絞り値変更部40、シャッタスピード変更部41、ズーム操作部42、フォーカス操作部43、決定操作部44及びキャンセル操作部45を含む。フランジバック調整実行中において、これらの操作部の操作によるアイリスの絞り値の変更(図9の40)、シャッタスピードの変更(図9の41)、ズーム操作(図9の42)は常に無効にし、フォーカス操作(図9の43)、決定操作(図9の44)はMF調整の特定値(図6のステップS603、ステップS607)のみ許可し、キャンセル操作(図9の45)は常に許可とする。また、フランジバック調整実行中において常に無効にする操作入力の他の例としては、ズームスピードの変更に係る操作入力、フォーカススピードの操作に係る操作入力、AEモードの変更に係る操作入力、ゲインの変更に係る操作入力及びホワイトバランスの変更に係る操作入力等が含まれる。
次に、以上の処理において得られた調整値を交換式レンズユニット12側でどのように処理するのかについて説明する。本体マイコン29から送られる調整値はレンズマイコン10において補正値として所定の処理が施される。レンズマイコン10には、レンズカムデータが図8(a)のような理想値(設計値)として記憶されている。これに以下のような補正の為の演算を施す。カメラ本体31側から伝達する調整値(フランジバックの変化情報)がプラスであればバックフォーカスは理想値よりも伸びていることになるので、図8(b)のように、レンズカムデータの理想値からこの分を差し引いた点線で示すレンズカムデータに(下方に)平行シフトして読み替える。この読み替えた新しいデータによってレンズ移動制御を行うことによって、ボケを生じさせない的確なズーミングが行えるようになる。上記調整値がマイナスであればバックフォーカスは理想値よりも縮んだことになり、レンズカムデータは上方に平行シフトして読み替えることになる。
以上のように本実施形態によれば、ユーザが電気的にフランジバック調整を行う際に、外部からズーム操作またはフォーカス操作や、シャッタスピードの変更またはアイリスの絞り値の変更等の操作を無効にすることで、調整が終了しないまたは正常に行われない等の例外を防止することが可能となる。従って、交換式のレンズ装置に設定されたフランジバック情報とカメラ装置に設定されたフランジバック情報を組み合わせた際に生じる誤差を基に調整値を算出し、カメラ装置のフランジバック情報の再構築を行うことで、装着されたレンズ装置に最適なフランジバック調整が可能となる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るデジタルビデオカメラの電気的回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるフランジバック調整方法を示すフローチャートである。 AF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整方法を示すフローチャートである。 AF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整処理時の操作部・カメラ本体・交換式レンズユニット間の動作関係を示すシーケンスチャートである。 MF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整方法を示すフローチャートである。 MF調整におけるユーザ操作の無効を含むフランジバック調整処理時の操作部・カメラ本体・交換式レンズユニット間の動作関係を示すシーケンスチャートである。 レンズカムデータを補正して実行するレンズ移動制御を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るデジタルビデオカメラの電気的回路構成を、操作部の機能構成とともに示したブロック図である。
符号の説明
1、4:固定レンズ群
2:バリエータレンズ群
3:絞り
5:フォーカスレンズ群
6、8:レンズ駆動手段
7、9:レンズ駆動ドライバ
10:レンズマイコン
11:レンズ側接点
12:交換式レンズユニット
21、22、23:撮像素子
24:温度検出手段
25、26、27:増幅器
28:カメラ信号処理回路
29:本体マイコン
30:カメラ側接点
31:カメラ本体
40:アイリス絞り値変更手段
41:シャッタスピード変更手段
42:ズーム操作部
43:フォーカス操作部
44:決定操作部
45:キャンセル操作部
46:操作部

Claims (7)

  1. 駆動可能な駆動レンズを含むレンズ装置を装着可能な撮像装置であって、
    前記駆動レンズに対してフランジバック調整のための駆動制御を行うフランジバック調整制御手段と、
    前記フランジバック調整制御手段によるフランジバック調整制御の際、操作手段からの所定の操作入力を無効にする操作制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フランジバック調整制御手段は、所定の動作モードにおいて、前記駆動レンズに含まれる所定のレンズの駆動制御を除くフランジバック調整制御を実行し、前記操作制御手段は、前記フランジバック調整制御の際には前記所定の操作入力を無効にし、前記フランジバック調整制御外に前記所定のレンズを駆動させる操作入力を許可することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所定のレンズは、フォーカスレンズであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定の操作入力には、ズームの操作に係る操作入力、ズームスピードの変更に係る操作入力、フォーカスの操作に係る操作入力、フォーカススピードの操作に係る操作入力、シャッタスピードの変更に係る操作入力、アイリス絞りの変更に係る操作入力、AEモードの変更に係る操作入力、ゲインの変更に係る操作入力、及び、ホワイトバランスの変更に係る操作入力のうちの少なくとも何れか一つの操作入力が含まれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 駆動可能な駆動レンズを含むレンズ装置を装着可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記駆動レンズに対してフランジバック調整のための駆動制御を行うフランジバック調整制御ステップと、
    前記フランジバック調整制御ステップによるフランジバック調整制御の際、操作手段からの所定の操作入力を無効にする操作制御ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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