JP2007054521A - 洗面化粧台 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧洗面台におけるミラーの区分された一部を当該ミラーから引き出して用いる。
【解決手段】洗面化粧台Aのミラー10が、ミラー10の区分された一部からなる区分ミラー部12と、区分ミラー部12以外のミラー主体部11とで構成してあり、回動可能に接続された複数のアーム片からなるアームの一端側に区分ミラー部12が組み付けてあると共にアームの他端側がミラー10の備え付け基材20に組み付けてあって、区分ミラー部12が、区分ミラー部12のミラー面をミラー主体部11のミラー面と同面の状態から洗面側に引き出し得る洗面化粧台。
【選択図】図1

Description

この発明は、ミラーを備えた各種の洗面化粧台にあって、当該ミラーを通例の洗面化粧用ミラーとして用い得ると共に、必要に応じて、当該ミラーから区分ミラー部を手前側に引き出して、顔や細部の化粧等に際して用いたり、ミラーに接近できない、例えば、身長の低い幼児童や、車椅子での移動を余儀なくされている人等の洗面化粧に都合よく用い得る洗面化粧台の提供に関する。
近時、洗面化粧台におけるミラー面が改良され、照明その他のレイアウトの関係から身繕いに都合のよい構造に設けてある。
しかしながら、近時、洗面ボールが大型化する傾向にあり、また、カウンター部分が豪華に構成されており、洗面化粧台の前に立って洗面、化粧をする際に、ミラー面との間隔が大きく、顔の細部にわたる化粧等に用い難い不具合があった。この結果、洗面化粧台の前面に立って細部の化粧をする際には、上体をミラー面に近づけ、この斜めに身をかがめた状態で髭剃りや、コンタクトレンズの装着や、眉描きその他のメーキングをなす必要があり、快適なミラーの使用をなし難かった。
かかる洗面化粧台の使用における不具合は、背丈の低い児童や、上体を伸ばしきれない車椅子使用者などにおいて顕著に顕れる傾向にあり、洗面台の縁部からカウンターを隔ててミラーを用いる必要があった。
かかる点からミラーの縦向きの一側縁を縦向きの軸で受けて当該ミラーを水平向きに回動し得るようにしたものがある。
また、かかる点から、ミラーの側方に手前側に突き出すよう設置されているサイドキャビネットの前面にミラーを設け、このミラーを当該キャビネットの扉に併用したものがある。
しかしながら、かかる構成の洗面化粧台のミラーにあっては、ミラー部分を回動して洗面台側に引き出した際にあっても、この回動ミラー面が洗面台の前縁に並行となることがなく、当該ミラーを用いる人が、当該ミラー面に向き合うように姿勢を調整する必要があった。
また、かかる従前における洗面化粧台におけるミラーにあっては、ミラー面を目視し易い手近な位置に設けることができず、微細な髭や、鼻毛処理や、コンタクトレンズの装着や、女性における各種の化粧処理に難があった。
また、かかる点から手鏡を用いた化粧等にあっては、この手鏡の保持に一方側の手が塞がれ、メーキング等の化粧処理を片手で行う必要があり、ミラーを用いた各種処理の難点とされていた。
この発明は、かかる従来における洗面化粧台における不具合に鑑み、通例は洗面化粧台のミラーとして用い得ると共に、必要に応じて当該ミラーの一部を使用位置まで引きだし、当該ミラーを身ながら細部にわたる化粧や、身繕いや、コンタクトレンズの装着等を容易になし得るようにした洗面化粧台を提供するものである。
前記課題を解決するために、この発明は、洗面化粧台を構成するミラーであって、このミラーが、当該ミラーの区分された一部からなる区分ミラー部と、当該区分ミラー部以外のミラー主体部とで構成してあり、
回動可能に接続された複数のアーム片からなるアームの一端側に前記区分ミラー部が組み付けてあると共に当該アームの他端側が前記ミラーの備え付け基材に組み付けてあって、
この区分ミラー部が、当該区分ミラー部のミラー面を前記ミラー主体部のミラー面と同面をなすように備えられている状態から洗面側に向けて引き出し得るようにしてあることを特徴とする洗面化粧台としてある。
このように構成される洗面化粧台は、通常時にあっては、いわゆる洗面化粧台のミラーとして用い得ると共に、細部の化粧や、細部の身繕いや、コンタクトレンズの装着等のように近い位置にミラーを必要とする際に、区分ミラー部を必要位置まで引きだし用いることができる。
また、かかる区分ミラー部の引き出し使用の必要の無い場合にあっては、これを戻してミラー主体部と共に一連のミラーとして構成し得ることから、区分ミラー部の設置に伴う煩雑性を避けることができる。
また、引き出される区分ミラー部は、ミラーの備え付け基材に組み付けられた回動可能なアーム片を備えていることから、洗面化粧台の前面側の縁に並行をなすように当該区分ミラー部を引き出し用いることができ、使い勝手がよく、特に、十分な身長を備えていない児童や、車椅子等を用いている人が手近にミラーを位置づけた状態で両手を用いて、化粧や、身繕いや、コンタクトレンズの装着等のミラーを必要とする各種の動作を快適になすことができる。
ついで、前記課題を解決するために前記構成に係る洗面化粧台を、区分ミラー部の背部方に、この区分ミラー部をミラー主体部のミラー面と同面状態に吸着維持し、かつ、この区分ミラー部がミラーの備え付け基材側に押された際に当該区分ミラー部を洗面側に押し出す吸着保持手段が備えられていることを特徴とした洗面化粧台にあっては、区分ミラー部をミラーの備え付け基材側に押すことによって、この区分ミラー部が吸着保持手段によって吸着されて、この区分ミラー部のミラー面とミラー主体部のミラー面とが同面の状態となるように維持される特長を有している。
また、かかる吸着保持手段によって既に吸着維持されている区分ミラー部を当該ミラーの備え付け基材側に再度押すことによって、この区分ミラー部を吸着維持している吸着保持手段の吸着部が突き出されて、区分ミラー部を手前側、すなわち、洗面側に押し出すように機能し、この押し出された区分ミラー部の側端を指先で手前側に引くことによって、当該区分ミラー部を洗面側の必要位置に引き出すことができる。
また、前記課題を解決するために前記構成に係る洗面化粧台を、区分ミラー部が、ミラー主体部のミラー面と同面をなす平面状ミラー面を備えており、かつ、当該平面状ミラー面の背面側を凸面状ミラー面としてあることを特徴とする洗面化粧台にあっては、洗面化粧台のミラー部分から洗面側に引き出した区分ミラー部を、必要に応じて反転し、その凸面鏡側によって、写し出し確認する部分を応分に拡大して観察したり、化粧等の処理を施したり、身繕いをしたり、コンタクトレンズの装着をなす等、種々の態様で用いることができる。
この発明に係る洗面化粧台は、通例の使用態様において、いわゆる、全体を写し出す洗面化粧手段として用い得ると共に、細部の確認や、細部にわたる処理、例えば、細部にわたるメーキング等の化粧処理や、細部にわたる身繕い処理や、コンタクトレンズの適切な装着等に都合よく用いることができる。
以下、図1〜図8に基づいて、この発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aについて説明する。
なお、図1は当該発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aを斜め上方から、図2では、この洗面化粧台Aを用いている状態を側面側から見て示している。
図3では、この洗面化粧台Aの要部を拡大して斜め上方から見て、図4では、これを側方から見て示している。図5は、この図4に示された要部をアーム部分で断面して示すと共に、区分ミラー部12に対する取り付け部を拡大して示している。
図6は、この区分ミラー部12をミラー10の備え付け基材20に取り付けるアーム30を構成する各アーム片30’を一部分離した状態で斜め上方から見て、更に、図7では、このアーム30及び区分ミラー部12の組み付け部を部品を分離して斜め上方から見て示している。また、図8は、この区分ミラー部12を所定位置に吸着維持し、かつ、当該区分ミラー部12を再度押し込んだ際に当該区分ミラー部12をミラー主体部11のミラー面から洗面側に突き出すようにする吸着保持手段Bの典型例を分かりやすく平断面の状態で示している。
かかる発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aは、洗面化粧台Aを構成するミラー10であって、このミラー10が、当該ミラー10の区分された一部からなる区分ミラー部12と、当該区分ミラー部12以外のミラー主体部11とで構成してあり、
回動可能に接続された複数のアーム片30’からなるアーム30の一端側に前記区分ミラー部12が組み付けてあると共に当該アーム30の他端側が前記ミラー10の備え付け基材20に組み付けてあって、この区分ミラー部12が、当該区分ミラー部12のミラー面を前記ミラー主体部11のミラー面と同面をなすように備えられている状態から洗面側に向けて引き出し得るようにしてある。
なおお、ここで構成される洗面化粧台Aは、通例、洗面化粧台として用いられる全ての態様の洗面化粧台を意味しており、例えば、洗面ボールを備えたカウンター及びフロアキャビネットにミラーキャビネットを備えた洗面化粧台、フロアキャビネット上のカウンターに洗面ボールを備えると共に当該カウンターに化粧ミラーを一体に備えた洗面化粧台、フロアキャビネット上のカウンターに洗面ボールを備えると共に壁面に化粧ミラーを据え付けた洗面化粧台、さらには、これらの洗面化粧台本体部分にサイドキャビネット、トールキャビネット、ウォールキャビネット等を組み付けて構成した洗面化粧台等、いかなる形態の洗面化粧台であってもよい。
このように構成される洗面化粧台Aは、通常時にあっては、いわゆる洗面化粧台Aのミラー10として用い得ると共に、細部の化粧や、細部の身繕いや、コンタクトレンズの装着等のように近い位置にミラーを必要とする際に、区分ミラー部12を必要位置まで引きだし用いることができる。
また、かかる区分ミラー部12の引き出し使用の必要の無い場合にあっては、これを戻してミラー主体部11と共に一連のミラー10として構成し得ることから、区分ミラー部12の設置にも拘わらず、すっきりとした態様のミラー10を構成することができる。
また、引き出される区分ミラー部12は、ミラー10の備え付け基材20に組み付けられた回動可能なアーム片30’を備えていることから、洗面化粧台Aの前面側の縁に並行をなすように当該区分ミラー部12を引き出し用いることができ、使い勝手がよく、特に、十分な身長を備えていない児童や、車椅子等を用いている人が手近にミラーを位置づけた状態で両手を用いて、化粧や、身繕いや、コンタクトレンズの装着等のミラーを必要とする各種の動作を快適になすことができる。
かかる区分ミラー部12は、洗面化粧台Aを構成するミラー10のいかなる部分をもって構成してあってもよく、また、いかなる形状、いかなる大きさのものとして構成あってもよい。
また、この区分ミラー部12は、洗面化粧台Aのミラー10として用い得る平面状ミラー面を備えておれば、他方の面側が、いかなる構成としてあってもよい。例えば、平面状ミラー面の反対側面を凸球面状の凸面鏡、凹球面状の凹面鏡などとして構成することができる。
また、前記区分ミラー部12の引き出し、収納操作に用いられるアーム30は、当該区分ミラー部12をミラー主体部11のミラー面に同面の状態から洗面側、すなわち、手前側に引き出し得るものであれば、いかなる構造、いかなる素材によって構成してあってもよい。例えば、2本以上のアーム片30’を順次に回動可能に接続して構成することができる。
ついで、前記構成に係る洗面化粧台Aを、区分ミラー部12の背部方に、この区分ミラー部12をミラー主体部11のミラー面と同面状態に吸着維持し、かつ、この吸着状態にある区分ミラー部12がミラー10の備え付け基材20側に押された際に当該区分ミラー部12を洗面側に押し出す吸着保持手段Bを備えた構成とした洗面化粧台Aにあっては、まず、区分ミラー部12をミラー10の備え付け基材20側に押して区分ミラー部12を吸着保持手段Bに吸着し、当該吸着状態に維持することができ、この区分ミラー部12のミラー面とミラー主体部11のミラー面とを同面の状態に維持することができる。
ついで、かかる吸着保持手段Bによって吸着維持されている区分ミラー部12を当該ミラー10の備え付け基材20側に押し込むことによって、この区分ミラー部12を吸着維持している吸着保持手段Bの吸着部が突き出されて、区分ミラー部12を手前側、すなわち、洗面側に押し出すように機能し、この押し出された区分ミラー部12の側端を指先で手前側に引くことによって、当該区分ミラー部12を洗面側の必要位置に引き出して用いることができる。
かかる機能を備える吸着保持手段Bであれば、いかなる形態の吸着保持手段であってもよく、吸着するマグネット側をミラー10の備え付け基材20に設け、当該マグネットに吸着される磁性材を区分ミラー部12に設けてあっても、当該区分ミラー部12にマグネット側を、このマグネットの吸着される磁性材をミラー10の備え付け基材20に設けるようにしてあってもよい。また、かかる吸着保持手段Bは、区分ミラー部12の背部方に備えてあれば、その上部側であっても、下部側であっても、また側部側であってもよい。
また、前記構成に係る洗面化粧台Aを、区分ミラー部12が、ミラー主体部11のミラー面と同面をなす平面状ミラー面を備えており、かつ、当該平面状ミラー面の背面側を凸面状ミラー面とした洗面化粧台Aにあっては、洗面化粧台Aのミラー10から洗面側に引き出した区分ミラー部12を、必要に応じて反転し、その凸面鏡側によって、写し出し確認する部分を応分に拡大して観察したり、化粧等の処理を施したり、身繕いをしたり、コンタクトレンズの装着をなす等、種々の態様で用いることができる。
以下、図1〜図8に示される典型的な洗面化粧台Aについて具体的に説明する。
この図1〜図8に示される洗面化粧台Aは、洗面化粧台Aを構成するミラー10が、当該ミラー10の区分された一部からなる区分ミラー部12と、当該区分ミラー部12以外のミラー主体部11とで構成してあり、回動可能に接続された複数のアーム片30’からなるアーム30の一端側に前記区分ミラー部12が組み付けてあると共に当該アーム30の他端側が前記ミラー10の備え付け基材20に組み付けてあって、この区分ミラー部12が、当該区分ミラー部12のミラー面を前記ミラー主体部11のミラー面と同面をなすように備えられている状態から洗面側に向けて引き出し得るようにしてある。
この図示例にあっては、前記洗面化粧台Aの典型的な一例として、洗面ボールAcを備えたカウンターAbをフロアーキャビネットAa上に設置し、かつ、備え付け基材20にミラー10を一体に備えたミラー化粧体Adを洗面台におけるカウンターAbのバックガードに連続して備えられているベースプレートAeに備え付けた洗面化粧台Aが示されている。
そして、このミラー化粧体Adにおけるミラー10の一部、特に、この図示例にあっては、三面鏡仕立てのミラー10の側方部分の一部が区分ミラー部12としてあって、当該ミラー10におけるミラー主体部11(区分ミラー部12を除くミラー部分)と区分されて構成してあり、かつ、この区分ミラー部12とミラー主体部11とによって当該ミラー化粧体Adにおけるミラー10を構成するようにしてある。
この図示例にかかる区分ミラー部12は、ミラー化粧体Adにおけるやや下部側に位置した側部に当該側の縁を含んで水平向きに延びる四角形状のものとして構成してあり、この区分ミラー部12の側端面12aにおいて備え付け基材20の側端面21aにアーム30で引き出し可能に組み付けてある。
すなわち、このミラー化粧体Adにおけるミラー主体部11には、当該区分ミラー部12が、ほぼ密に納まる四角形状の凹欠部21が、当該ミラー化粧体Adの側端側で側方に開放するように設けてあり、この凹欠部21内に、そのミラー面を、ミラー主体部11におけるミラー面に同面をなすように区分ミラー部12が納め入れ得る構成としてある。
この図示例にかかる区分ミラー部12は、一方の面が、前記ミラー主体部11のミラー面に同面とされる平面状ミラー面としてあり、当該平面状ミラー面の背面側が凸面状ミラー面である凸面鏡として構成してある。
かかる区分ミラー部12をミラー化粧体Adにおける前記凹欠部21内に納め入れ、かつ、この納め入れ状態から手前側、すなわち、洗面側に引き出し、また、必要に応じて反転して凸面鏡として用い得るようにする手段として、アーム30が備えられている。
この図示例に係るアーム30は、複数のアーム片30’、より具体的には、区分ミラー部12の側端面12aに回動可能に組み付けられている第1のアーム片31と、前記凹欠部21の側方、特に当該凹欠部21の開放されている備え付け基材20の側端面21aに回動可能に組み付けられている第2のアーム片32とを、互いの自由端側、すなわち、前記区分ミラー部12に組み付けられていない側、及び、備え付け基材20に組み付けられていない側を、回動可能に組み付けてある。
このように区分ミラー部12を支持するアーム30は、前記各取り付け部において回動可能とされており、区分ミラー部12が当該アーム30に対して回動可能とされており、また、備え付け基材20に対して当該アーム30が回動可能とされており、前記凹欠部21内に対して区分ミラー部12を都合よく納め入れ状態とし、かつ、当該納め入れ状態にある凹欠部21から円滑に引き出し用い得ると共に、随時、必要に応じて、当該凹欠部21内に円滑に納め入れ得るようにしてある。
かかるアーム30は、当該区分ミラー部12の円滑な出し入れ動作を可能とし、しかも、引き出された当該区分ミラー部12を所定の位置に都合よく停止状態に維持し得る構成としてある。
この図示例にあっては、かかるアーム30における回動可能な連結の一例として、各筒状部31b、32c内に装備した軸40の締め付け具50によって軸40を適宜締め付け得る構成とし、当該軸40を区分ミラー部12、備え付け基材20、第2のアーム片32にそれぞれ設けて当該アーム30を構成してある。
まず、備え付け基材20における凹欠部21の側端開放側にある側端面21aに軸40Cを設け、また、区分ミラー部12における縦向きにある一方の側端面12aに軸40Aを設け、更に、追って説明する第2のアーム片32、32の一端側間に軸40Bを設けるようになし、この軸40を締め付け具50で適宜の回動状態を維持するように締め付け得る構成としてある。
まず、第1のアーム片31は、縦向きに幅広とされている細長板状部31aと当該細長板状部31aの両端に、この細長板状部31aと直交する向きに開口する筒状部31b、31bを備えており、一方の筒状部31b内に前記軸40Aを、他方の筒状部31bに軸40Bを受け入れるようにして、この軸40A、40Bを当該筒状部31b内に入れ込まれる一対の軸受け材51、51の半弧状軸受け溝51a、51aで支持するようになすと共に、この軸受け材51、51を当該軸受け材51と筒状部31bの内側面との間に装填されている湾曲板バネ52を介して軸40A、40Bに、当該筒状部31bの雌ねじ孔54から螺入される圧締ねじ53で調節可能に圧接するようにしてある。なお、この湾曲板バネ52は、その長さ方向のほぼ中程が下方に向けてやや凹み部52aとしてあり、この凹み部52aに前記圧締ねじ53の先端を押しつけて当該湾曲板バネ52を当該湾曲板バネ52の付勢に抗して変形し得るようにしてある。
かかる軸受け材51は、半円よりも小さい弧状断面の蒲鉾状をなし、対をなして軸50を両側から挟むように設置された際に、一つの仮想の円をなす構成としてあり、互いに向き合っている面の中央に、その長さ方向に向けて弧状断面をなす軸受け溝51aを備えていると共に。外周部に、その円周方向に向けて凹む溝状凹部51bを備えた構成としてある。そして、この溝状凹部51b内に前記板バネ52を、当該湾曲板バネ52における両端52bが当該溝状凹部51bにおける円周方向の溝底端に当接するように組み付け、しかも、この湾曲板バネ52における前記凹み部52aに筒状部31bの雌ねじ孔54から螺入された圧締ねじ53の先端を当接させて、この湾曲板バネ52を介して各軸受け材51、51を軸40A、40Bに圧接し得るようにしてある。
ついで、第2アーム片32は、前記第1のアーム片31における筒状部31bの各開口を塞ぎ、かつ、軸40Bを固定するように当該筒状部31bの両側に組み付けられる一対の細長板状部32a、32bを備え、しかも、この一方の細長板状部32aの他端側に、他方の細長板状部32bに到る長さの筒状部32cを備えた構成としてある。そして、この筒状部32cに差し入れられる軸40Cに対して、当該第2のアーム片32を、前記第1アーム片31の各筒状部31bにおけると同様に、当該軸40Cの締め付け具50としての一対の軸受け材51における軸受け溝51a内に該軸40Cを受け入れ、しかも、この軸受け材51における溝状凹部51b内に組み入れた湾曲板バネ52における凹み部52aに、当該筒状部32cの雌ねじ孔54から螺入した圧締ねじ53の先端を当接させて、この湾曲板バネ52を介して当該軸40Cを各軸受け部材51、51で圧締状態に調節支持し得るようにしてある。
なお、この第2のアーム片32には、前記第1のアーム片31における一方の筒状部31b内に差し入れられる軸40Bを当該各第2のアーム片32の細長板状部32a、32b間で支持するようにしてあり、図示例におけるように前記筒状部31b内に前記締め付け具50を伴って組み込まれている当該軸40Bの両端に各対をなして備えられている雌ねじ孔40Ba、40Baに当該細長板状部32a、32bの孔32dから止めねじ55をねじ入れて、この各細長板状部32a、32b間に軸40Bを止着するようにしてある。
また、この細長板状部32a、32bに備えられている軸孔32gから軸40Cを前記締め付け具50の備えられている筒状部32cに受け入れてあり、この軸40Cを筒状部32c内に受け入れている各細長板状部32a、32bを、この筒状部32cの先端部に備えられている雌ねじ部32eに他方の細長板状部32bに備えられている孔32fから止めねじ56をねじ入れて、当該各細長板状部32a、32bを一体的に組み付けてある。
このようにアーム30によって備え付け基材20に対して回動可能に、しかも、第1のアーム片31と第2のアーム片32とを回動可能に、更に、区分ミラー部12を第1のアーム片31に回動可能に組み付けてあることから、区分ミラー部12は前記凹欠部21に都合よく納め入れられた状態から手前側、すなわち、洗面側に向けて容易に引き出し得ると共に、その引き出し位置において停止状態にして用いることができ、また、前記凹欠部21に対して都合よく納め入れることができる。
ついで、前記凹欠部21に納め入れられた区分ミラー部12におけるミラー面をミラー主体部11のミラー面に同面をなすように、当該区分ミラー部12を吸着状態に保持する吸着保持手段Bは、永久磁石63bを備えたマグネット吸着具60と、当該マグネット吸着具60によって吸着される磁性材70とを備えた構成としてあり、この図示例にあっては、区分ミラー部12の背面側に台部71を設け、この台部71に磁性材70を、当該磁性材70の吸着面が区分ミラー部12の平面状ミラー面に平行となるように設けてある。また、この磁性材70に突き出し端側を吸着するマグネット吸着具60は、この区分ミラー部12の背部方に設置してあり、この図示例にあっては、ミラー10の備え付け基材20に筒状ハウジング61を組み付けてあって、この筒状ハウジング61に出入り可能に組み付けてあるスライダー63における永久磁石63aに添装されているヨーク63cが前記磁性材70に吸着し得るようにしてある。
かかるマグネット吸着具60は、ビス61aによって備え付け基材20に固着されている筒状ハウジング61と、この筒状ハウジング61内に備えられて、その先端側を出没可能とされているスライダー63と、当該スライダー63の先端側を出没し得るように当該スライダー63の動作を規制するハート状カム溝62と、このカム溝62に一端側の屈曲片部65aを引っ掛けると共に他端側の屈曲片部65bを前記スライダー63の引っ掛け孔63dに引っ掛けたガイドロッド65と、前記スライダー63を、その先端側が常時外方に突き出す向きに付勢するように当該筒状ハウジング61内に備えられる圧縮コイルバネ64とを備えた構成としてある。
かかるスライダー63は扁平な長方形状の永久磁石63bの各磁極に例えば、軟鉄等の磁性板からなるヨーク63c、63cを添装した状態でハウジング63aに組み付けてあり、前記筒状ハウジング61内を摺動し得るように密に嵌め入れてあり、このヨーク63cの先端がやや当該ハウジング63aから前方に突き出して前記磁性材70に都合よく接触し得るようにしてある。また、このスライダー63の内側端には、前記ガイドロッド65の屈曲片部65bの引っ掛け孔63dが設けてあり、当該スライダー63の動作を規制するようにしてある。
かかるスライダー63のガイドロッド65の屈曲片部63aの案内されるハート状カム溝62は、圧縮コイルバネ64によって付勢設置されているスライダー63の当該付勢の向きと反対の側に向けて延びるように設けてあり、当該スライダー63の動作方向と同一向きの直進溝部62aと、第1段面62mに突き当たって側方に案内される横移動溝部62bと、第2段面62nから落ち込んで前記直進溝部62aの前方に向けて折返し案内される折返し溝部62cと、この折返し溝部62cにある第3段面62pを落ち込んで当該屈曲片部65aを引っ掛け状態に維持する引っ掛け溝部62dと、前記第3段面62pに突き当たって前記折返し溝部62cと対象をなすように屈曲片部65aを案内する押し戻し溝部62eと、この押し戻し溝部62eにある第4段面62qから落とし込まれて前記第1段面62mに到る横移動溝部62fとを備えており、この第1段面62mから前記直進溝部62aに落とし込まれて、前記動作始点に屈曲片部65aを戻し得る構成としてある。
この結果、前記区分ミラー部12は、これを前記凹欠部21内に向けて納め入れる際に、当該区分ミラー部12における磁性材70をマグネット吸着具60のヨーク63cに吸着し、この状態で、この区分ミラー部12を前記凹欠部21内に納め入れることによって、スライダー63が内方に押し込まれ、スライダー63と共に動作しているガイドロッド65の屈曲片部65aが前記直進溝部62aから横移動溝部62b、折返し溝部62cを経て引っ掛け溝部62dに案内されて引っ掛け状態とされる。かかる状態で、この区分ミラー部12は、当該区分ミラー部12におけるミラー面を、ミラー主体部11におけるミラー面と同面をなすようにしてある。
ついで、この区分ミラー部12を引き出し用いる際にあっては、当該区分ミラー部12を備え付け基材20側に再度押し込むことによって、スライダー63の屈曲片部65aが第3段面62pに突き当たって押し戻し溝部62eにある第4段面62qから横移動溝部62fに落とし込まれて、第1段面62mを経て直進溝部62aに前記圧縮コイルバネ64の付勢によって押し戻され、当該スライダー63を外方に突き出すように作用する。この結果、区分ミラー部12はミラー主体部11から外方に突き出し状態に位置づけられることとなり、このミラー主体部11から外方に位置づけられている区分ミラー部12を把持して、所定の位置に引き出して用いることができる。
なお、前記図示例にあっては、区分ミラー部12がミラー主体部11の側端部に位置するようにしてあるが、当該ミラー主体部11の他のいずれの箇所に設けるようにしてあってもよい。
また、前記図示例にあっては、アーム30が区分ミラー部12の側端面に備えられ、その回動軸線が水平向きとしてあるが、区分ミラー部12の上端面や下端面に当該アーム30を組み付け、区分ミラー部12を垂直向きの回動軸線で回動し得るようにしてあってもよい。
このように構成される洗面化粧台Aは、使用者Dが、通例の洗面化粧台Aとして用い得ることは勿論のこと、区分ミラー部12を必要位置に引き出し用いることによって、細部にわたる化粧及び身繕い、細部にわたる身嗜みのチェック、コンタクトレンズの装着、踏み台等を用いることなく幼児童等が洗面化粧をする際や、図2に示されるように車椅子Cに乗ったままの状態で洗面化粧をする際等の種々の態様で用いることができる。
典型的な洗面化粧台の斜視図 同使用状態を示す側面図 同要部斜視図 同要部側面図 同要部のアーム部で断面した側面図 同アーム部品の分離斜視図 同要部部品の分離斜視図 同吸着保持手段の要部断面図
符号の説明
A 洗面化粧台
B 吸着保持手段
10 ミラー
11 ミラー主体部
12 区分ミラー部
20 備え付け基材
30 アーム

Claims (3)

  1. 洗面化粧台を構成するミラーであって、
    このミラーが、当該ミラーの区分された一部からなる区分ミラー部と、当該区分ミラー部以外のミラー主体部とで構成してあり、
    回動可能に接続された複数のアーム片からなるアームの一端側に前記区分ミラー部が組み付けてあると共に当該アームの他端側が前記ミラーの備え付け基材に組み付けてあって、
    この区分ミラー部が、当該区分ミラー部のミラー面を前記ミラー主体部のミラー面と同面をなすように備えられている状態から洗面側に向けて引き出し得るようにしてあることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 区分ミラー部の背部方に、この区分ミラー部をミラー主体部のミラー面と同面状態に吸着維持し、かつ、この区分ミラー部がミラーの備え付け基材側に押された際に当該区分ミラー部を洗面側に押し出す吸着保持手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 区分ミラー部が、ミラー主体部のミラー面と同面をなす平面状ミラー面を備えており、かつ、当該平面状ミラー面の背面側を凸面状ミラー面としてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗面化粧台。
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