JP2007053885A - 電圧共振型スイッチング電源 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スイッチ素子に加わる電圧ストレスを抑えた電圧共振型スイッチング電源を提供する。
【解決手段】 定電圧ダイオード、バリスタ、あるいはアレスタを電圧クランプ素子としてフォワード型スイッチング電源のトランス一次巻線、あるいはスイッチ素子に並列に接続し、スイッチがオフの時にスイッチに加わるピーク電圧をある電圧以下に抑えるとともに、電圧クランプ素子の寄生容量を共振用キャパシタとして用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 定電圧ダイオード、バリスタ、あるいはアレスタを電圧クランプ素子としてフォワード型スイッチング電源のトランス一次巻線、あるいはスイッチ素子に並列に接続し、スイッチがオフの時にスイッチに加わるピーク電圧をある電圧以下に抑えるとともに、電圧クランプ素子の寄生容量を共振用キャパシタとして用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は電圧共振型スイッチング電源に関し、特にスイッチ素子に加わる電圧ストレスを軽減する技術に関する。
インダクタとキャパシタの共振を利用して半導体スイッチをソフトスイッチングさせる共振型スイッチング電源は、高い電力変換効率及び低雑音の点から広く注目されている。共振型には、電流共振型、電圧共振型、および電流共振と電圧共振を共に利用する複合共振型があるが、半導体スイッチとしてMOSトランジスタを用いる場合は、電圧共振型が効率向上及び雑音低減の点から特に有効である。
電圧共振型スイッチング電源では、共振用インダクタンスとしてトランスの一次巻線の励磁インダクタンスを用い、この励磁インダクタンスを半導体スイッチ素子に並列に接続したキャパシタとで共振させている。従って、フォワード型スイッチング電源にキャパシタを1つ追加すれば電圧共振型が構成できる。
このような簡単な構成で電力変換効率の向上と雑音の低減が図れる電圧共振型スイッチング電源において、スイッチの端子間電圧がゼロの時にスイッチをオンにするゼロ電圧スイッチング(ZVS:Zero−Voltage−Switching)を行うためには、トランスの一次巻線と共振用キャパシタからなる共振回路のQを高くしなければならない。このため、スイッチに加わるピーク電圧はフライバック方式やフォワード方式に比較して著しく高くなる。
この電圧ストレスを軽減するために、従来は図4に示すように、フォワード型スイッチング電源のトランス2にリセット巻線22を設け、リセット巻線22の一端は直流電源6のプラス側に、他端はダイオード3を介して直流電源6のマイナス側に接続する電圧クランプ回路が設けられている(例えば、参考文献1、参考文献2、及び特許文献1)。
S.Ang and A.Oliva:Power Switching Converters,Chap.4,CRC Press,2005.
長尾、岡村、原田:「フォワード型ソフトスイッチングAC/DCワンコンバターのクランプ化について」電子情報通信学会技術研究報告、Vol.105,No.45,pp.13−17,2005. 特開平5−304773号公報
リセット巻線とダイオードを用いる電圧クランプ回路では、リセット巻線と一次励磁巻線の巻数を同じとすると、オフ時にスイッチ素子に加わる電圧は電源電圧の約2倍となる。従って、100Vの交流電圧を直接整流して直流電源とするスイッチング電源では、スイッチ素子に加わるピーク電圧は300V以下となるので、この回路は電圧クランプに極めて有効である。しかし、リセット巻線を設けるため、トランスが大きくなるとともに、コストも高くなる。さらに、ZVSは極めて難しくなる。
また、スイッチ素子に加わる電圧ストレスを軽減する別の手段として、アクティブクランプを用いる方法が特許文献2に、共振キャパシタを並列に接続したスイッチを2つ用いる方法が特許文献3に開示されている。
アクティブクランプによる方法ではアクティブクランプに用いられるMOSトランジスタを駆動するスイッチング回路が複雑となる。又、スイッチ素子を2つ用いる方法ではいずれか一方のスイッチ素子がフローティングとなるため、その駆動にはパルストランスが必要となる。この問題はアクティブクランプによる方法にも共通している。さらに、これら2つの方法ではパワーMOSトランジスタが2つ必要となるのでコストも高くなる。
本発明は、このような従来の電圧クランプ手段が有している問題点を解決しようとしてなされたものであり、電圧共振型スイッチング電源のスイッチ素子に加わる電圧ストレスを軽減するための簡便で安価な手段を提供するものである。
本出願の請求項1に係る発明は、スイッチ素子がオフのとき、スイッチ素子に並列に接続されたキャパシタとトランスの一次励磁インダクタンスで電圧共振させる共振型スイッチング電源において、トランスの一次励磁巻線間に電圧クランプ素子を並列に接続することによってスイッチ素子に加わるピーク電圧を制限しようとするものである。電圧クランプ素子のクランプ電圧をVclamp,直流電源の電圧をVDCとすると、スイッチ素子に加わるピーク電圧Vpeakは
となる。
となる。
また、請求項2に係る発明は、共振用キャパシタとともに電圧クランプ素子をスイッチ素子に並列に接続してスイッチ素子に加わるピーク電圧を制限しようとするものである。この場合、電圧クランプ素子のクランプ電圧をVclampとすると、スイッチ素子に加わるピーク電圧Vpeakは
となる。
となる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1あるいは請求項2における電圧クランプ素子の寄生容量が共振用キャパシタと並列になることに鑑み、寄生容量自体を共振用キャパシタとするものである。これによって高耐圧のキャパシタが不要となるので電圧共振型スイッチング電源の回路が簡略化されるとともに、コストも安くなる。
また、請求項4に係る発明は、低電圧ダイオード、バリスタ、あるいはアレスタによって電圧クランプを具現するものであって、これらの受動二端子素子を電圧クランプ素子として用いることによって、回路の簡略化が図れる。
以下、本発明の実施の形態として、実施例を図1から図3に基づいて説明する。なお、各図において、1はスイッチ素子、2はトランス、3は電圧クランプ素子、4は共振用キャパシタ、5はスイッチ素子1をオン・オフさせるための駆動パルス源、6は直流電源、7は降圧型DC−DCコンバータ、8は負荷である。降圧型DC−DCコンバータ7は本発明の本質的な要素ではなく、トランスの二次側は単なる整流回路であってもよい。また、直流電源6は100Vの交流電源をブリッジ整流した後、キャパシタで平滑したものであり、その電圧VDCは約140Vである。
図1は本発明の第1の実施例であり、電圧クランプを採り入れた電圧共振型スイッチング電源の構成図である。この例では電圧クランプ素子として降伏電圧約360Vのバリスタを用い、これをトランス2の一次巻線に並列に接続することによってバリスタの寄生容量とトランス2の一次巻線とで共振回路を形成している。この構成で、スイッチ素子1に加わるピーク電圧は約500Vである。
図2は本発明の第2の実施例であって、電圧クランプを採り入れた電圧共振型スイッチング電源の構成図である。この例では電圧クランプ素子として定電圧ダイオード31とシリコンダイオード32を用いている。定電圧ダイオード31のツェナー電圧は300Vであり、この構成ではスイッチ1としてのパワーMOSトランジスタに加わるピーク電圧は約440Vとなっている。共振用キャパシタ4には耐圧600V、容量160pFのフィルムキャパシタが用いられている。
図3は本発明の第3の実施例であって、電圧クランプを採り入れた電圧共振型スイッチング電源の構成図である。この実施例では電圧クランプ素子3としてバリスタをスイッチ1に並列接続し、バリスタの寄生容量とトランス2の一次巻線とで共振回路を形成している。用いたバリスタの降状電圧は約430Vであり、スイッチ1に加わるピーク電圧はこのバリスタの降状電圧となっている。
以上の実施例では、スイッチとしてパワーMOSトランジスタを用いているが、バイポーラトランジスタや絶縁ゲート型トランジスタに置き換えられることは明らかである。
以上述べたように、本発明によれば電圧共振型スイッチング電源のスイッチ素子に加わる電圧ストレスを、回路構成を複雑にすることなく、また、ゼロ電圧スイッチングを阻害することなく、抑えることができる。従って、本発明は高効率、低雑音スイッチング電源に極めて有用である。
1 スイッチ素子
2 トランス
3 電圧クランプ素子
4 スイッチ駆動パルス源
5 キャパシタ
6 直流電源
7 降圧型DC−DCコンバータ
8 負荷
2 トランス
3 電圧クランプ素子
4 スイッチ駆動パルス源
5 キャパシタ
6 直流電源
7 降圧型DC−DCコンバータ
8 負荷
Claims (4)
- 直流電源から給電されるトランスの一次巻線に直列に接続された半導体スイッチ素子をオン・オフ制御して、該トランスの二次側に電力を供給するスイッチング電源であって、
該スイッチ素子に並列に接続された共振用キャパシタと該トランスの一次巻線に並列に接続された電圧クランプ素子を備えたことを特徴とする電圧共振型スイッチング電源。 - スイッチ素子に共振用キャパシタと共に電圧クランプ素子を並列に接続した請求項1に記載の電圧共振型スイッチング電源。
- 電圧クランプ素子の寄生容量を共振用キャパシタとする請求項1および請求項2に記載の電圧共振型スイッチング電源。
- 電圧クランプ素子として、定電圧ダイオード、バリスタ、あるいはアレスタを用いる請求項1および請求項2に記載の電圧共振型スイッチング電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005261297A JP2007053885A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 電圧共振型スイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005261297A JP2007053885A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 電圧共振型スイッチング電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007053885A true JP2007053885A (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=37917934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005261297A Pending JP2007053885A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 電圧共振型スイッチング電源 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007053885A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034525A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-02-16 | Nippon Soken Inc | スイッチング電源装置 |
CN101674064B (zh) * | 2009-09-30 | 2012-10-10 | 艾默生网络能源有限公司 | 具有电压箝位器件的谐振电路及其动态控制方法 |
CN103675624A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-26 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种避雷器工频电压试验装置及试验方法 |
CN106786448A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-05-31 | 国家电网公司 | 一种用于变阻抗变压器的过电压保护装置 |
CN107769543A (zh) * | 2016-08-18 | 2018-03-06 | 华为技术有限公司 | 软开关电压转换电路及用户终端 |
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2005
- 2005-08-12 JP JP2005261297A patent/JP2007053885A/ja active Pending
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