JP2007052413A - ホログラムマスクを用いて合成パターンを大型基板に印刷するための方法および装置 - Google Patents

ホログラムマスクを用いて合成パターンを大型基板に印刷するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マスクより面積の広い大型基板に合成パターンを短い時間で印刷するための方法を提供する。
【解決手段】ホログラムマスクを結合素子の第1面に配置して、ホログラムマスクに対して実質的に平行かつ近接するように、そしてホログラムマスクに記録されたパターンに対して横方向に位置決めされるように、基板を配置して、露光ビームをホログラムマスクおよびそこに記録されたパターンに渡って走査すると同時に、基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、第1合焦ビームをホログラムマスクに渡って走査し、ホログラムマスクおよび結合素子を変位させて間隔を連続的に修正することにより再構築が行われるようにして、パターンを合焦状態で感光層の一部に印刷し、前記配置ステップおよび印刷ステップを繰り返してパターンを感光層の未露光部分に再び印刷することを含む。
【選択図】図1a

Description

本発明は、全反射(TIR: total internal reflection)ホログラフィの分野に関し、特に、フォトリソグラフィに使用されるTIRホログラフィに関する。
先行技術は、TIRホログラフィの重要な応用が、高分解能のマイクロ回路パターンの印刷用、特に、あるフラットパネルディスプレイを製造するためのガラス基板の印刷用であることを教示する(例えば、米国特許第4917497号、米国特許第4966428号、米国特許第5640257号、米国特許第5695894号、米国特許第6657756号)。該方法によれば、ホログラムマスクは、まず最初に、ガラスプリズム上に配置されたガラスプレート上のホログラフ記録層にマスクを近接して配置することによって、特徴パターンが付された従来のクロムマスクから記録される。そして、マスクは、物体レーザビームで照射され、同時に、ホログラフ記録層は、相互にコヒーレントな参照レーザビームを用いてプリズムを通して、参照ビームがホログラフ層の表面から全反射するような角度で照射される。マスクによって伝達された光と参照光との光学干渉は、ホログラフ記録層中の感光材料によって記録され、ホログラムマスクを形成する。マスクパターンは、ホログラムを記録するために使用したのと同じ波長のレーザビームを用いて、再びプリズムを通して照射することにより、ホログラムマスクから再構築される。
この技術をベースとした、364nmのUV波長で動作するリソグラフィ露光装置が開発されて、商品化されている。こうしたシステムでは、ホログラムマスクは、45°,45°,90°プリズムの底面に、両者間に透明流体層を設けて搭載される。印刷すべき基板は、真空チャックに搭載され、多軸位置決めステージによりホログラムマスクに対して正確に位置決めされる。該装置は、一般に、走査露光機構を採用しており、これにより露光レーザビームがホログラムマスク表面に渡ってラスターパターンで走査され、ホログラムマスクから再構築されたパターン状特徴の強度がパターンエリアに渡って高い均一性を有し、そしてパターンが、表面が特にフラットでない基板上に合焦状態で正確に印刷可能となっている。これは、高分解能の画像は限定された焦点深度を有することから、重要である。ホログラムマスクの焦点面は、ホログラムマスクの記録の際、記録層とクロムマスクとの間隔に対応した距離によってホログラムマスクの表面からずれている。露光がホログラムマスクを走査する際に、パターンが合焦状態で基板上に正確に印刷されることを確保するには、リソグラフィ装置は合焦システムも統合している。合焦システムは、ホログラムマスクと基板表面との間の局所的な間隔を連続的に測定して、露光ビームが瞬時にホログラムマスクを照射し、これらの測定に応じて、局所的な間隔がホログラムマスクの焦点距離に対応した値で一定に留まるように、基板位置決めシステムのアクチュエータが基板を連続的に変位させる。
リソグラフィ装置は、一般に、アライメントシステムをさらに統合しており、ホログラムマスクに記録された「より高いレベル(upper-level)」のパターンを、基板表面に前回印刷された「より低いレベル(lower-level)」のパターンに対して正確に整列させることが可能である。リソグラフィ装置には、典型的には、ホログラムマスクおよび基板上でのパターンと共に含まれるアライメントマスクを照射して結像させるための2つ又はそれ以上のアライメント顕微鏡が設けられ、さらに、結像したマスクの相対位置を正確に計算するための画像処理ソフトウエアが設けられる。これらの測定結果に応じて、基板位置決めシステムのアクチュエータは、基板を変位させて、基板上のパターンをホログラムマスクに対して正確に整列させる。
該装置の幾つかのモデルは、「ステップ・アンド・リピート」露光シーケンスを用いてホログラムマスクに記録されたパターンを基板表面に何回でも印刷することができる。例えば、ホログラムマスクに記録された120mm×120mm寸法のパターンは、400mm×500mm寸法の基板上に、12回印刷することができる。この場合、基板位置決めシステムは、長い行程(travel)並進部(translation)も統合している。
大型基板にパターンを印刷するため、特に、フラットパネルディスプレイの製造用の現行のTIRホログラフリソグラフィシステムでの不具合は、基板を印刷可能な速度である。高分解能パターンを基板に印刷するのに要する時間は、露光合焦ビームがホログラムマスクをラスターパターンで走査するのに要する時間に大きく依存している。合焦制御システムの速度は、ホログラムマスクと基板との間のギャップの測定速度と、像が基板上で合焦状態になるように、測定結果に応じてギャップが修正可能である速度の両方に依存している。さらに、位置決めシステムは、合焦動作のために基板の高速変位を提供する必要があるだけでなく、i)分厚くて重い真空チャックが必要となるが、正確にフラットとなるように基板を支持するように配置されること、ii)パターンが、比較的小さなホログラムマスクからずっと大きな基板に対して何回でもステップ・アンド・リピート印刷できるように、直交する方向に長い距離だけ基板を横方向に変位させること、iii)基板に印刷されたより低いレベルのパターンがホログラムマスクでのより高いレベルのパターンに対して整列可能なように、そして、パターンが、基板上に、隣接パターンの間での正確な領域間の継ぎ合わせ(stitching)でステップ・アンド・リピート印刷できるように、ホログラムマスクに対して基板の高精度の横方向位置決めを提供すること、iv)ホログラムマスク下方の基板エリアが正確に平行に配置されて印刷分解能を最適化するように、2つの軸回りに基板を正確に傾斜させること、そして最後に、v)自動基板ハンドリングシステムによって、基板を真空チャックに戴置したり外したりできること、が必要である。位置決めシステムのこれらの追加の機能性は、大型基板の場合、非常に複雑な機械的構造となるだけでなく、極めて大型で重くなり、これらの組合せは、合焦動作のための高速で正確な基板変位を提供することが非常に困難になる。さらに、位置決めシステムの複雑さにより、剛性が低くなって、合焦測定とギャップ修正の両方を妨害する振動に対する影響を受け易くなる。
本発明の目的は、全反射ホログラフィをベースとした、パターンを基板表面に渡って印刷するための方法および装置であって、基板面積がホログラムマスクよりかなり大きく、パターン印刷に要する時間が先行技術によるホログラフシステムを用いたものより実質的に少なくなる方法および装置を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、全反射ホログラフィをベースとした、合成パターンを基板上の感光層に印刷するための方法であって、基板面積が各ホログラムマスクに記録されたパターンより実質的に大きく、下記ステップを含む方法が提供される。
a)基板より実質的に小さい表面積を有する第1パターンの第1ホログラムマスクを、第1結合素子の第1面に配置すること、
b)第1ホログラムマスクに対して実質的に平行かつ近接するように、そして第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分に対して横方向に位置決めされるように、基板を、第1ホログラムマスクに対して配置すること、
c)第1露光ビームを前記第1結合素子の第2面を通じて走査し、第1ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分を再構築すると同時に、基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
前記第1結合素子の第2面または第3面を通して第1合焦ビームを走査し、第1ホログラムマスクおよび第1結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分を、合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、
d)第1ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして、基板上の感光層の未露光部分が、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンに対して横方向に位置決めされるように、基板を、第1ホログラムマスクに対して変位させて、
基板の横方向位置決めは、実質的にまたは全体として基板の横方向変位によって得られるようにしたこと、
e)第1露光ビームを前記第1結合素子の第2面を通じて走査し、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分または第2部分を再構築すると同時に、基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
前記第1結合素子の第2面または第3面を通して第1合焦ビームを走査し、第1ホログラムマスクおよび第1結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分または第2部分を合焦状態で基板上の感光層に印刷すること。
本発明のステップd),e)は、複数回繰り返してもよい。各配置ステップに関して、基板上の感光層の未露光部分は、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分、第2部分または他の部分に対して横方向に位置決めされる。各露光ステップに関して、完全な合成パターンが基板上に印刷されるまで、第1ホログラムマスクに記録された前記第1パターンの少なくとも第1部分、第2部分または他の部分は、基板上の感光層の未露光部分に印刷される。
上記方法によれば、ホログラムマスクおよび結合素子は、基板および基板位置決めシステムと比べて、実質的によりコンパクトでより堅固な本体であってもよく、印刷ステップの際、ホログラムマスクと基板との間の間隔の修正は、より迅速に、より正確に達成することができ、望ましくない振動を導入することがなく、露光合焦ビームのかなり高速な走査が可能になり、先行技術による方法および装置を用いたものより、パターン印刷に要する時間が短くなる。
上記方法において、基板が第1ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように配置するステップは、基板または第1ホログラムマスクおよび第1結合素子、あるいは両方の組合せを変位させることによって実現してもよい。
前回、基板をより低いレベルのパターンで印刷していた場合、前記ホログラムマスクに記録された前記第1パターンの少なくとも一部分に対して基板を横方向に位置決めするという該方法の各ステップは、好ましくは、基板上に印刷された第1レベルのパターンの少なくとも一部分を、第1ホログラムマスクに記録された前記パターンの少なくとも該一部分に整列させることを備える。このアライメントは、先行技術に記載された技術を用いて達成してもよく、特に、基板上のより低いレベルのパターンに含まれるアライメントマークを観察するための顕微鏡を使用し、そして、基板および第1ホログラムマスクの少なくとも一方を変位させて両者間のアライメントを達成し、ホログラムマスクに記録されたパターンの相対的な横方向位置を基板上に印刷されたパターンに関して決定することによって達成できる。
基板上に印刷された、隣接する第1パターン間または第1パターンの部分間に正確な継ぎ合わせが必要である場合、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも一部分に対して基板を横方向に位置決めするという該方法の各ステップは、好ましくは、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの座標系に関してスケールおよび方位が正確に既知である座標系の各軸に関して、基板を変位させることによって達成される。
本発明の方法は、下記の追加ステップをさらに含むことがさらに有利である。
a)基板より実質的に小さい表面積を有する第2パターンの第2ホログラムマスクを、第2結合素子の第1面に配置すること、
b)第2ホログラムマスクが第1ホログラムマスクに対して実質的に同一面(coplanar)となるように、第2結合素子および第2ホログラムマスクを、第1結合素子および第1ホログラムマスクに対して配置すること、
c)第2ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分に対して横方向に位置決めされるように、基板を、第2ホログラムマスクに対して配置すること、
d)第2露光ビームを前記第2結合素子の第2面を通じて走査し、第2ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分を再構築すると同時に、基板および第2ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
前記第2結合素子の第2面または第3面を通して第2合焦ビームを走査し、第2ホログラムマスクおよび第2結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分を合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、
e)第2ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして、基板上の感光層の未露光部分が、第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分または第2部分に対して横方向に位置決めされるように、基板を変位させて、
基板の横方向位置決めは、実質的にまたは全体として基板の横方向変位によって得られるようにしたこと、
f)第2露光ビームを前記第2結合素子の第2面を通じて走査し、第2ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分または第2部分を再構築すると同時に、基板および第2ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
前記第2結合素子の第2面または第3面を通して第2合焦ビームを走査し、第2ホログラムマスクおよび第2結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分または第2部分を基板上の感光層に合焦状態で印刷すること。
該方法が、第2ホログラムマスクおよび第2結合素子から印刷することを含む場合、第2ホログラムマスクに関するステップは、第1ホログラムマスクに関する対応したステップと実質的に同時に実施することが好ましい。第1および第2露光ビームを前記第1および第2ホログラムマスクに渡って走査することによって、第1および第2パターンが基板上に同時に印刷される方法を用いると、単一の露光ビームを単一のホログラムマスクに渡って走査することによって単一のパターンを再構築する場合より、実質的に少ない時間で合成パターンを基板上に印刷することが明確に可能になる。明らかなように、この原理は、3つ又はそれ以上の露光合焦ビームを個々のマスクに渡って走査することによって、3つ又はそれ以上のホログラムマスクから同時に印刷する場合に拡張することができ、合成パターンを基板上に印刷するのに必要な時間の更なる低減化が図られる
本発明の好ましい実施形態は下記の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1aおよび図1bは、本発明に係るリソグラフィシステムの側面図および平面図をそれぞれ示す。表面積180mm×180mmのホログラムマスク1が、側長180mmの45°,45°,90°ガラスプリズム2の四角形の底面に配置される。透明流体層が両者の間に導入されており、先行技術による全反射(total internal reflection)ホログラフィが必要とするように、ホログラムマスク1とプリズム2は光学的に連続した本体を形成している。ホログラムは、ホログラムマスク1の下方にあるポリマー層3に記録される。プリズムの三角面には、金属のサイドプレート4,5が装着され、これらは上方のトッププレート6に連結され、堅固な構造を形成しており、以下、これをホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7と称する。このアセンブリ7のトッププレート6は、適切な機構を用いて手動または自動で、ホログラムマスク位置決めシステム9のプラットフォーム8に固定されている。システム9は、プラットフォーム8を変位させる3つの高分解能の垂直軸アクチュエータ10,11,12、好ましくは、圧電トランスデューサ(PZT)を組み込んでいる。アクチュエータ10,11,12は、ホログラムマスク1の高さを数十ミクロンの行程(travel)に渡って調整可能とし、さらに直交した水平軸回りにホログラムマスク1の高精度の傾斜を可能にしている。ホログラムマスク位置決めシステム9は、その設計に関して多くの変形が高精度機械の当業者によく知られていることから、図面では概略的に示している。これらの変形は、ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7に対する他の形態のインタフェイスまたは装着、およびホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7の上方や周囲に配置される他のシステム構成を含み、3つより少ないまたは多い数の垂直軸アクチュエータを有するシステムでもよい。ホログラムマスク位置決めシステム9によって生成されるホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7の垂直変位は、好ましくはホログラムマスク1の面に近接配置される3つの垂直方向に向いた高精度リニアガイド(不図示)によって、さらに制約されることが好都合であり、アクチュエータ10,11,12によって生成されるホログラムマスク1の垂直変位は、垂直軸回りの水平方向または回転において最小のまたは無視できる変位を生じさせることが確保される。さらに、プリズムのサイドプレートの下側面には、ホログラムマスク1とホログラムマスク1の下方に配置された基板18との間の間隔および平行度の測定を提供するために、一組の近接センサ14,15,16が組み込まれている。
基板18は、400mm×500mmの寸法、〜1.1mmの厚さを有し、上側面が数ミクロンまでフラットである真空チャック20の上に配置される。基板18の上側面は、〜1μmの厚さを有するフォトレジスト層19でコートが施されている。真空チャック20は、ホログラムマスク1に対して実質的に平行な面で、基板18を横方向に変位させることが可能な一対の直交配置された並進ステージからなる基板位置決めシステム22に搭載されている。これら2つのステージの行程範囲は、ホログラムマスク1に対して基板18の充分な変位を可能とし、連続したステップ露光動作を用いて、ホログラムマスク1から基板18の全部のエリアに渡ってパターン印刷が可能になる。基板位置決めシステム22はまた、高分解能アクチュエータ、好ましくは圧電トランスデューサ(PZT)を組み込んでおり、基板18を水平面内で並進方向および回転方向に正確な位置決めを可能にしている。基板位置決めシステム22には、基板18の粗い垂直変位および基板18の直交する水平軸回りの傾斜のための3つの短い行程のドライブも組み込まれている。
ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7の左方には、露光システム24がある(その構成および配置は先行技術に充分に図示され記載されているため、ここでは概略的に示すのみである)。露光システム24は、レーザ源、典型的には、363.8nmの波長で発光するアルゴンイオンレーザと、ガウシアン強度プロファイルおよびホログラムマスク1の寸法と比べて小さい断面を持つビーム25を生成するためのビーム拡大光学系とを使用する。ビーム25は、プリズム2の斜面を通して、ホログラムマスク1に記録されたパターンを再構築する角度でホログラムマスク1に向いている。露光システム24での2軸走査システムは、ビーム25が、ホログラムマスク1に記録されたホログラムのエリア全部に渡って走査可能としている。
ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7の右方には、合焦システム26があり、その構成および動作もまた先行技術に充分に記載されているため、概略的に示すのみである。合焦システム26からの出力ビーム27は、プリズム2の垂直面を通過して、斜面で全反射し、ホログラムマスク1および基板18を垂直入射で照射する。ビーム27は、ホログラムマスク1でのポリマー層3において、露光ビーム25と整列して、走査露光ビームによってパターンが局所的に再構築されるホログラムマスク1および基板18についての正確な間隔を連続的に測定する。ホログラムマスク1および基板18の表面からの合焦ビーム27の相互コヒーレント反射は、干渉して合焦システム26へ戻り、そこでは光がリニアCCD検出器においてスペクトル分散され、得られたスペクトル中の発振が制御システムによって解析され、ホログラムマスク1と基板18との間の局所的な間隔の測定結果が得られる。合焦システム26もまた2軸走査システムを使用しており、合焦ビーム27を、ホログラムマスク1に記録されたホログラムのエリア全部に渡って変位させる。
基板18は、基板18の角部がホログラムマスク1の下方に来てパターンが記録されるように、まず基板位置決めシステム22を変位させることによって、印刷される。続いて、プリズムのサイドプレート4,5の下面に配置された近接センサ14,15,16が、印刷すべき基板18の一部分がホログラムマスク1に対して実質的に平行であって、ホログラムマスク1の焦点距離に対応した値だけそこからほぼ離れていることを検出するまで、基板位置決めシステム22での3つの垂直軸モータが変位する。続いて、ホログラムマスク1に渡って露光ビーム25をラスターパターンで走査することによって、ホログラムマスク1に記録されたパターンが再構築される。走査ビームの連続した通過路の間のステップ距離は、先行技術で示唆されているように、ガウシアンビームの1/e径のビーム径に関連して選択され、ホログラムマスク1を照射する時間積分露光エネルギー密度が高い均一性となるようにしている。露光ビーム25がホログラムマスク1を横断的に走査すると、これと同期して合焦ビーム27が走査し、露光ビーム25の中心でホログラムマスク1と基板18との間の局所的な間隔を測定する。測定結果に応じて、ホログラムマスク位置決めシステム9における3つの垂直軸アクチュエータ10,11,12は、測定した間隔をホログラムマスク1の焦点距離に対応する値に修正するために、変位する。図1aおよび図1bは、本発明の特定の実施形態を図示する図面であって、様々に変位可能な部品の運動を支配する制御システムおよび種々のセンサおよび測定システムとのこれらの相互作用、例えば、印刷動作時に、合焦システム26と、露光ビーム25がホログラムマスク1でのパターンを再構築するホログラムマスク1および基板18についての間隔を修正するためのアクチュエータ10,11,12の変位との間の連続した閉ループ相互作用は、明示的に示していない。種々の実施形態のための制御システムの一般的な構造および動作は、ハードウエアおよびソフトウエア、さらにユーザフレンドリーな操作のための適切なグラフィカルインタフェースを備え、こうした制御システムの分野の当業者には周知であろう。
いったん露光走査シーケンスが完了すると、基板位置決めシステム22は、感光層19の未露光部分をホログラムマスク1に提示するために変位する。前回と同様に、基板18の露光すべき部分は、ホログラムマスク1と水平になり、ホログラムマスク1の焦点面に対応する距離に位置決めされる。続いて、露光および合焦シーケンスが再び実行され、ホログラムマスク1に記録されたパターンを基板上の感光層19に印刷する。この動作シーケンスは、基板18の全てまたは主要な部分が印刷されるまで、多数回繰り返される。露光した基板18は、チャック20から取り外され、標準のレジスト処理技術を用いて現像される。
ホログラムマスク1に記録されたパターンが、サブパターンの配置を有する場合、種々の手順が採用できる。この場合、露光システム24および合焦システム26は、ホログラムマスク1に記録されたサブパターンの1つだけ又はそれ以上について走査するように構成してもよく、ホログラムマスク1に記録されたパターン全部のうちの一部だけが基板18に印刷されるようになる。明らかに、この手順の場合、特定のサブパターンまたは各露光ステップで露光されたサブパターンは、1つのステップから次のステップまでで異なっていてもよい。この印刷手法では、該実施形態は、露光システム24とプリズム2の斜面との間に配置された個々の並進ステージ32,33,34,35に搭載された4つの機械ブレード28,29,30,31を含むことが好都合である。ステージ32,33,34,35は、露光動作の前に、ブレード28,29,30,31を位置決めして、走査露光ビーム25から、再構築すべきサブパターンに隣接したこれらのサブパターンを遮蔽して、これらがまた部分的に印刷されないことを確保している。こうしたシールド機構を用いて、ホログラムマスク1に記録されたサブパターン間の間隔が最小化でき、マスクにおけるパターン全体を最大化できる。
図2aおよび図2bは、本発明の第2実施形態の側面図および平面図を示す。これは、アライメントシステムをさらに採用しており、ホログラムマスク1に記録された「より高いレベル」のパターンを、感光層37下にある基板36に前回印刷された(レジスト現像およびエッチングなどのポスト露光プロセスを用いて)「より低いレベル」のパターンに対して正確に整列させることが可能である。本実施形態では、基板36に前回形成されたより低いレベルのパターンの4つの角部に含まれる対応したアライメントマーク(図面では示していない)に対して、ホログラムマスク1に記録されたより高いレベルのパターンの4つの角部に含まれる参照アライメントマーク46,47,48,49の位置を測定するための4つのアライメント顕微鏡38,39,40,41が、ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7とともに配置されている。各顕微鏡38,39,40,41は、並進ステージ42,43,44,45を分離するように搭載され、アライメントマーク46,47,48,49をホログラムマスク1の大きなエリアに渡って配置できるようにし、各顕微鏡42,43,44,45は、制御システムでの画像処理能力と連結したCCDカメラを含み、基板36でのより低いレベルの各アライメントマークに対して、より高いレベルのアライメントマーク46,47,48,49の相対位置についての自動で高速な測定を可能にしている。アライメント顕微鏡38,39,40,41およびアライメントシステムの正確な構成および動作は、一般に、TIRホログラフィをベースとしたリソグラフィ装置で採用されているように、先行技術に充分に記載されており、ここでは再記載していない。こうして本実施形態を用いて、顕微鏡38,39,40,41による、基板36に存在するパターンに対するホログラムマスク1に記録されたパターンの相対位置についての測定に続いて、基板位置決めシステム22でのアクチュエータが変位して、ホログラムマスク1でのより高いレベルのパターンに対して、基板36でのより低いレベルのパターンを正確に整列させる。従って、この動作の精度は、顕微鏡38,39,40,41を使用して、基板36のものに対するホログラムマスク1でのアライメントマーク46,47,48,49の相対位置を再測定することで確認することができ、その後、更なる修正を実施することができる。いったん整列すると、より高いレベルのパターンが、ホログラムマスク1から基板36上の感光層37へ印刷される。
本実施形態はまた、基板位置決めシステム22の周囲に構成された3軸干渉計システム50を含み、真空チャック上の基板36の変位の高精度測定を可能にしている。このシステムの2つの測定ビーム52,53は、基板位置決めシステム22にチャック22とともに搭載された第1の長いミラー55によって再帰反射(retro-reflect)され、第3の測定ビーム54は、チャック22とともに直交して搭載された第2の長いミラー56によって反射される。この干渉計位置決め測定システム50の詳細および動作は、例えば、ザイゴ(Zygo)社およびヒューレットパッカード(Hewlett-Packard)社によって製造されているように、当業者に周知であり、図面で概略的に示すのみで、ここでは説明しない。
干渉計システム50は、ホログラムマスク1から連続印刷された(即ち、中間現像およびポスト露光プロセスというステップ無し)「同じレベル」のパターンを、高精度で相互に整列させたり、継ぎ合わせることが可能になる。こうした継ぎ合わせ能力を用いると、基板36上に極めて大きく本質的に連続したパターンを構成することが可能になる。これは、例えば、大型規格のフラットパネルディスプレイを製造するのに重要である。
基板上にホログラムマスク1から連続印刷されたパターン間の正確な継ぎ合わせを得るためには、最初に、ホログラムマスク1に記録されたパターンの方位および寸法を干渉計システム50に関して決定する必要がある。これは、真空チャック20の上側面の中心またはその近傍に含まれる単一の参照マーク58(あるいは、こうした参照マスクは、真空チャック20に配置された参照基板の表面にあってもよい)を用いて、達成できる。簡単には、この手順は、最初に、基板位置決めシステム22を用いて、基板36を搭載しないで、チャック20上の参照マーク58が、ホログラムマスク1に記録された第1のアライメントマーク46の下方になるように、そして、真空チャック20の表面がホログラムマスク1に対して実質的に平行であって、ホログラムマスク1の焦点距離にほぼ対応した距離だけ離れるように、配置することを含む。次に、個々のアライメント顕微鏡38が並進ステージ42を用いて変位して、2つのマーク58,46を観察し、そして、これらの相対位置を測定する。続いて、基板位置決めシステム22が再び変位して、真空チャック20での参照マーク58をホログラムマスク1のアライメントマーク46に正確に整列させる。干渉計システム50によって測定された、真空チャック20での参照マーク58の整列時の位置は、保存される。そして、真空チャックは変位して、各顕微鏡39,40,41を用いて、参照マーク58を他の3つのアライメントマーク47,48,49の各々と連続して整列させ、各アライメント後に、干渉計システム50の測定値を保存する。保存した座標データの組から、干渉計システム50に関して、ホログラムマスク1に記録されたパターンの方位、位置および寸法を計算することができる。続いて、真空チャック20は、ホログラムマスク1から遠ざかるように変位して、感光層37でコートされた基板がそこに再び搭載される。そして、基板位置決めシステム22は変位して、基板36が第1の露光位置に来て、ホログラムマスク1に対して実質的に平行で、ホログラムマスク1の焦点距離にほぼ対応した距離だけ離れるようにする。基板36に対する2つのホログラムマスク1の水平および間隔の微細な調整は、ホログラムマスク位置決めシステム9での垂直軸アクチュエータ10,11,12を用いて実施することができる。走査露光シーケンスは、露光システム24および合焦システム26、ホログラムマスク位置決めシステム9での垂直軸アクチュエータ10,11,12を用いて進行可能であり、パターンは、合焦状態で基板36上に正確に印刷されることを確保している。好都合には、上述したように、ホログラムマスク1に記録されたパターン全部を印刷するのではなく、走査シーケンスは、個別のパターンの一部分だけ印刷してもよい。露光後、基板36は、ホログラムマスク1に記録されたパターンまたはサブパターンについての測定した寸法および方位に従って、正確に変位して、パターンまたはその一部分を基板36の未露光エリアに再び印刷する。
より高いレベルのパターンとより低いレベルのパターンの間の優れた重ね合わせ精度および同じレベルのパターン間の優れた継ぎ合わせ精度を達成するために、3つの高分解能近接センサ(図面では示していない)を、ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7の周囲にリソグラフィシステムに搭載して、ホログラムマスク1のプレートに接近させることが好ましく、印刷動作時に必要なホログラムマスク1の垂直変位によって生ずるホログラムマスク1の横方向運動、並進運動および回転運動を正確に決定し、パターンが合焦状態で基板36上に正確に印刷されることを確保している。こうしたセンサ素子の例は、容量性(capacitive)センサである。走査露光シーケンスの際、ホログラムマスク1の横方向位置を連続的に測定することによって、ホログラムマスク1の横方向変位は、基板位置決めシステム22での水平軸アクチュエータを用いて、基板の等価変位だけを連続的に補償することができる。こうした機構は、装置の印刷分解能をも向上させることができる(これは本発明の第1実施形態にも適用可能である)。
図3aおよび図3bは、本発明の好ましい第3実施形態の側面図および平面図を示す。これは、第1実施形態で説明し図示したようなタイプの2つのプリズム・ホログラムマスク・アセンブリ7,60を採用している。各ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60は、独自の独立した露光システム24,64と、独自の独立した合焦システム26,66とを有する。ホログラムマスク1,61に記録されたパターンは、同じでも異なっていてもよい。ホログラムマスク1,61の中心間の間隔は、この装置で印刷すべき基板62の長さ半分にほぼ対応すべきであり、第1のプリズム・ホログラムマスク・アセンブリ7は、基板62の一方の半分に印刷するために使用され、他方のプリズム・ホログラムマスク・アセンブリ60は、残り半分に印刷するために使用される。基板62に印刷可能なパターン数を最大にするためには、パターンの相対位置は、ホログラムマスク1,61において最適に配置すべきである。
本実施形態を用いて、最初に、基板62は、基板位置決めシステム22を用いて、第1の露光位置へ横方向に変位して、そこで垂直軸モータを用いて上昇し、基板62は、各ホログラムマスク1,61に対してほぼ平行となるようにして、ホログラムマスク1,61の焦点距離にほぼ対応した量だけ互いに分離される。続いて、第1のプリズム・ホログラムマスク・アセンブリ7のための位置決めシステム9での垂直軸アクチュエータ10,11,12は、プリズムのサイドプレート4,5の下側面に配置された近接センサ14,15,16が、ホログラムマスク1が基板6の表面に対して平行で、ホログラムマスク1の焦点距離に対応した量だけ互いに分離されたことを検出するまで、変位する。この動作は、第2のプリズム・ホログラムマスク・アセンブリ60のための位置決めシステム74に組み込まれた垂直軸アクチュエータ70,71,72を用いて、第2のホログラムマスク61に関して繰り返され、そして、対応する近接センサ76,77,78を用いて、ホログラムマスク61と基板62との間の間隔および平行度を検出する。続いて、基板62は、ホログラムマスク1,61を、好ましくは同時に、走査することによって、個々の露光システム24,64からの露光ビーム25,65を用いて印刷され、一方、合焦ビーム25,65を走査することによって、パターンが局所的に再構築されるホログラムマスク1,61および基板62の間隔を連続的に測定し、個々のホログラムマスク位置決めシステム9,74での垂直軸アクチュエータ10,11,12,70,71,72を用いて、個々の合焦システム26,66の測定結果に従って、パターンが合焦状態でホログラムマスク1,61から基板62上に正確に印刷される。そして、基板62は、第2の露光位置へ変位して、ホログラムマスク1,61に記録されたパターンが基板62の大きなエリアに渡って印刷されるまで、水平化、ギャップ設定、露光および合焦のシーケンスなどが繰り返される。
この特定の実施形態および手順を用いて、別個の露光から基板上に印刷されたパターンは、一般の場合、正確に相互に整列したり継ぎ合わせられることはなく、個別の露光から得られるデバイスがディスクリート部品である場合の製造プロセスに適している。
図4aおよび図4bは、本発明の更なる実施形態の側面図および平面図を示す。これは、2つのホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60を採用しており、より高いレベルのパターンを基板108上のより低いレベルのパターンに渡ってコートされた感光層109に印刷する前に、前回の印刷およびポスト露光プロセス(例えば、フォトレジスト現像とエッチング)によって基板108上に既に形成された「より低いレベル」のパターンに対して、ホログラムマスク1,61に記録された「より高いレベル」のパターンを正確に整列させることができる。本実施形態では、各ホログラムマスク位置決めシステム80,81は、ホログラムマスク1,61の垂直変位および直交する水平軸回りの微妙な傾斜を提供するための垂直軸アクチュエータ101,101,102,104,105,106を組み込んでいるだけでなく、ホログラムマスク1,61を水平面で相互に横方向変位させるための水平軸アクチュエータ100,101,102,104,105,106を組み込んでいる。これらのアクチュエータ100,101,102,104,105,106は、例えば、10mmの行程範囲と50nmの移動分解能で、直交する方向に各ホログラムマスク1,61の並進変位を可能とし、さらに、対応した高い角度分解能で、垂直軸回りの各ホログラムマスク1,61の小さい回転を可能とする。当初の実施形態のように、各ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60は、チャック20上の基板108からのホログラムマスク1,61の間隔を測定するための近接センサ14,15,16,76,77,78をそれぞれ有する。
本実施形態では、第2実施形態と同様に、基板108に前回形成されたより低いレベルのパターンの4つの角部に含まれる対応したアライメントマークに対して、ホログラムマスク1に記録されたより高いレベルのパターンの4つの角部に含まれる参照アライメントマーク46,47,48,49の位置を測定するための4つのアライメント顕微鏡38,39,40,41がホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7とともに配置されている。各顕微鏡38,39,40,41は、並進ステージ42,43,44,45に搭載され、顕微鏡は、ホログラムマスク1の大きなエリアに渡って配置されたアライメントマークを観察することが可能である。各顕微鏡は、制御システムでの画像処理能力と連結したCCDカメラを含み、個々のマークの相対位置についての自動で高速な測定を可能にしている。並進ステージ92,93,94,95にある第2組である4つの顕微鏡88,89,90,91が、同様にして、基板108に存在するより低いレベルのパターンの角部にある対応したアライメントマークに対して、第2のホログラムマスク61に記録されたより高いレベルのパターンの角部にある等価アライメントマーク96,97,98,99の位置を測定するために、第2のホログラムマスク・プリズム・アセンブリ60とともに設けられる。こうして本実施形態を用いて、各ホログラムマスク1,61と基板108との間の間隔および平行度の調整に続いて、基板位置決めシステム22およびホログラムマスク位置決めシステム80,81を用いて、基板位置決めシステム22およびホログラムマスク位置決めシステム80,81は、基板62およびホログラムマスクアセンブリ7,60をそれぞれ変位させて、第1のホログラムマスク1でのアライメントマーク46,47,48,49および第2のホログラムマスク61でのアライメントマーク96,97,98,99が全て、感光層109の下方にある基板108に前回印刷された、対応のより低いレベルのアライメントマークにほぼ整列するようにしている。次に、第1のホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7のための顕微鏡位置決めステージ42,43,44,45は、個々の顕微鏡38,39,40,41を変位させて、顕微鏡は、ホログラムマスク1でのアライメントマーク46,47,48,49と基板108での対応するマークとの相対位置を撮像し測定することができる。同様にして、第2のホログラムマスク・プリズム・アセンブリ60のための顕微鏡位置決めステージ92,93,94,95は、個々の顕微鏡88,89,90,91を変位させて、顕微鏡は、ホログラムマスク2でのアライメントマーク96,97,98,99と基板108での対応するマークとの相対位置を撮像し測定することができる。基板62に存在するパターンに対するホログラムマスク1,61に記録されたパターンの相対位置についての顕微鏡38,39,40,41,88,89,90,91による測定に続いて、ホログラムマスク位置決めシステム80,81でのアクチュエータは、個々のホログラムマスク1,61を横方向に変位させて、これらに記録されたパターンを基板108に存在するものに対して正確に整列させる(この動作を実施するために、基板位置決めシステム22を使用してもよい)。その結果、得られたアライメントの精度は、基板108に存在するものに対するホログラムマスク1,61でのアライメントマークの相対位置を再測定することによって確認することができ、もし必要ならば、更なる修正を実施してもよい。いったん整列すると、個々の露光合焦システム24,64,26,66からの露光合焦ビーム25,65,27,67をホログラムマスク1,61に渡って、好ましくは同時に走査することによって、より高いレベルのパターンが、ホログラムマスク1,61から基板108上にコートされた感光層109へ印刷される。この動作に関して、露光合焦ビーム25,65,27,67の走査経路を決定する制御システムは、ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60の先行した横方向変位を考慮する必要があり、これにより、走査シーケンスの際、ホログラムマスク1,61の表面において合焦ビーム27,67は露光ビーム25,65に正確に整列される。
基板108上に前回形成されたより低いレベルのパターンに関して、ホログラムマスク1,61から印刷されたより高いレベルのパターン間の高精度な重なり合いを可能にすることに加えて、本実施形態は、ホログラムマスク1,61から順番にまたは同時に印刷(即ち、中間現像やポスト露光プロセス無しで)された「同じレベル」のパターンについても相互に整列させたり継ぎ合わせたりすることが可能であり、より大きな合成パターンを基板上に生成することができる。これは、本発明の第2実施形態で上述したものと同様な手順を用いて、基板位置決めステージ22が、真空チャック20での基板無しで変位し、真空チャック20の表面が各ホログラムマスク1,61に対して実質的に平行で、ホログラムマスク1,61の焦点距離に対応した距離だけ相互からほぼ離れるようにすることで達成される。そして、ホログラムマスク位置決めシステム80,81での垂直軸アクチュエータ101,101,102が変位して、ホログラムマスク1,61と真空チャック20の表面との間のより正確な平行度および間隔を提供する。次に、基板位置決めステージ22がチャック20を変位させて、その表面の参照マーク58がホログラムマスク1に記録されたアライメントマーク46のうちの1つの下方に来て、個々のアライメント顕微鏡38がそのステージシステム42によって変位して、2つのマーク58,46を観察し、これらの相対位置を測定する。真空チャック20での参照マーク58の位置は、整列時に、干渉計システム50で測定され、保存される。この手順は、順次、真空チャック20での参照マーク58を、最初に、第1のホログラムマスク1での他の3つのアライメントマーク47,48,49の各々に整列させ、次に、第2のホログラムマスク61での他の4つのアライメントマーク96,97,98,99の各々に整列させ、各整列後に干渉計システム50の測定値を保存するように、繰り返される。保存した座標データの組から、干渉計システム50に対する、2つのホログラムマスク1,61に記録されたパターンの相対的な位置、方位および寸法が計算される。この情報に基づいて、第1および第2のホログラムマスク1,61の相対的な横方向位置が、各ホログラムマスク位置決めシステム80,81内での横方向位置決めステージ82,83を用いて調整され、ホログラムマスク1,61に記録されたパターンが、並進運動または回転運動に関して相互に正確に配置される。好ましくは、2つのホログラムマスク1,61の相対位置を決定する手順は、上述したように、これらの新しい位置を確認して、必要ならば、より正確な修正が可能なようにして、繰り返される。続いて、真空チャック20がホログラムマスク1,61から遠ざかるように変位して、感光層109でコートされた基板108がそこに搭載される。そして、基板位置決めシステム22が変位し、基板108が第1の露光位置に来て、ホログラムマスク1,61に対して実質的に平行で、ホログラムマスク1,61の焦点距離にほぼ対応した距離だけそこから離れるようになる。基板62に対する2つのホログラムマスク1,61の平行度および間隔の微細な調整は、各ホログラムマスク位置決めシステム80,81での垂直軸アクチュエータ101,101,102,104,105,106を用いて実施してもよい。そして、2つのホログラムマスク2,100に関して、2つの露光システム58,96および各ホログラムマスク位置決めシステム80,81での垂直軸アクチュエータ101,101,102,104,105,106を用いて、走査露光シーケンスが再び、好ましくは同時に進行し、パターンが合焦状態で基板108上の感光層109に正確に印刷されることを確保する。ホログラムマスク1,61でのより高いレベルのパターンに対する、基板108上のより低いレベルのパターンの整列後に印刷を行うことに関して、露光合焦ビーム25,65,27,67の動きを支配する制御システムは、ホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60の位置を考慮する必要があり、合焦ビーム27,67は、走査シーケンスの際、ホログラムマスク1,61において各露光ビーム25,65に正確に整列するようになる。さらに、上述したように、ホログラムマスク2,100に記録されたパターン全部を印刷するというより、その代わり、走査シーケンスは、個別パターンの一部分だけを印刷してもよい。露光後、基板108は、ホログラムマスク2,100に記録されたパターンについて測定した位置、寸法および方位に従って正確に変位して、必要に応じて、ホログラムマスク2,100またはこれらの一部分から基板108の未露光エリアに再び印刷する前に、ホログラムマスク横方向位置決めシステム82,83を用いてホログラムマスク2,100の横方向位置を調整する。このシーケンスは、所望のパータン全体を基板108に印刷するのに必要な回数だけ繰り返される。
ホログラムマスクが相互に正確に位置決めされる本実施形態を用いた場合、基板に印刷されたパターンが正確に継ぎ合わせられ、極めて大型で本質的に連続したパターンを形成することができる。この能力は、大型規格のフラットパネルディスプレイを製造するのに重要である。
2つのホログラムマスク・プリズム・アセンブリを使用した本発明の他の実施形態では、追加の干渉計システムが装置に組み込まれ、各ホログラムマスクの横方向位置の正確な測定を提供し、基板上に印刷されたパターン間のより高い継ぎ合わせ精度を達成する。
図3と図4で説明した実施形態は、同じ向きを有する2つのホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60を示したが、別の実施形態では、第2のアセンブリ60および関連した露光合焦システム24,64,26,66は、垂直軸回りに180°だけ回転してもよく、2つの露光システム24,64が、該配置の左端および右端にあり、2つの合焦システム26,66が中間にある(あるいは、逆も同様)ようにしてもよい。さらに、2つのホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60が長手方向に離れているのではなく、2つのプリズムの三角面が実質的に同一面にあり、2つのホログラムマスク・プリズム・アセンブリ7,60(および個々の位置決め、露光、合焦のシステム)が、水平面で直交する方向に離れていてもよく、2つのプリズムの垂直面が実質的に同一面であってもよい。
明らかに、本発明の他の実施形態は、基板表面の全部または実質的な一部分に渡ってパターンを印刷するのに要するトータル時間をより減少させる目的のために、それぞれ独自の独立した露光、合焦および他のサブシステムを持つ3つ又はそれ以上のホログラムマスク・プリズム・アセンブリを含んでもよい。
単一の結合プリズムおよび単一のホログラムマスクを使用した、本発明の第1実施形態の側面図である。 単一の結合プリズムおよび単一のホログラムマスクを使用した、本発明の第1実施形態の平面図である。 単一の結合プリズムおよび単一のホログラムマスクを使用した、本発明の第2実施形態の側面図である。 単一の結合プリズムおよび単一のホログラムマスクを使用した、本発明の第2実施形態の平面図である。 2つの結合プリズムおよび2つのホログラムマスクを使用した、本発明の第3実施形態の側面図である。 2つの結合プリズムおよび2つのホログラムマスクを使用した、本発明の第3実施形態の平面図である。 2つの結合プリズムおよび2つのホログラムマスクを使用した、本発明の第4実施形態の側面図である。 2つの結合プリズムおよび2つのホログラムマスクを使用した、本発明の第4実施形態の平面図である。

Claims (11)

  1. 合成パターンを基板上の感光層に印刷するための方法であって、
    a)第1パターンの第1ホログラムマスクを、第1結合素子の第1面に配置すること、
    b)第1ホログラムマスクに対して実質的に平行かつ近接するように、そして第1ホログラムマスクに記録された第1パターンに対して横方向に位置決めされるように、基板を、第1ホログラムマスクに対して配置すること、
    c)第1露光ビームを前記第1結合素子の第2面を通じて走査し、第1ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分を再構築すると同時に、基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
    前記第1結合素子の第2面または第3面を通して第1合焦ビームを走査し、第1ホログラムマスクおよび第1結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
    第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分を、合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、
    d)第1ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして、基板上の感光層の未露光部分が、第1ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分または第2部分の下方で横方向に位置決めされるように、基板を、第1ホログラムマスクに対して配置すること、
    e)第1露光ビームを前記第1結合素子の第2面を通じて走査し、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分または第2部分を再構築すると同時に、基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
    前記第1結合素子の第2面または第3面を通して第1合焦ビームを走査し、第1ホログラムマスクおよび第1結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
    第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも第1部分または第2部分を合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、を含む方法。
  2. 配置ステップおよび印刷ステップが複数回繰り返されて、ホログラムマスクに記録されたパターンの第1部分、第2部分または他の部分を、基板上の感光層の複数の未露光部分に印刷するようにした請求項1記載の方法。
  3. 第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも一部分に対する基板の横方向位置決めは、基板を変位させることによって全体的または実質的に得られるようにした請求項1記載の方法。
  4. 第1ホログラムマスクに記録された第1パターンまたはその一部についての方位および寸法およびの少なくとも1つを測定する追加のステップを含み、
    ホログラムマスクでの第1パターンに対する基板の横方向位置は、基板上に印刷されて得られた第1パターンまたはその一部が正確に整列したり、継ぎ合わせられるようにした請求項1記載の方法。
  5. 印刷ステップの少なくとも1つの前に、基板上に前回印刷されたパターンまたはその一部に対して、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンまたはその一部の横方向位置を測定して、
    第1ホログラムマスクに記録されたパターンまたはその一部が、基板上に印刷されたパターンまたはその一部に対して整列するように、基板の横方向位置を配置するという追加のステップを含む請求項1記載の方法。
  6. a)第2パターンの第2ホログラムマスクを、第2結合素子の第1面に配置すること、
    b)第2ホログラムマスクが第1ホログラムマスクに対して実質的に同一面となるように、第2結合素子および第2ホログラムマスクを、第1結合素子および第1ホログラムマスクに対して配置すること、
    c)第2ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして第2ホログラムマスクに記録された少なくとも第2パターンに対して横方向に位置決めされるように、基板を、第2ホログラムマスクに対して配置すること、
    d)第2露光ビームを前記第2結合素子の第2面を通じて走査し、第2ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分を再構築すると同時に、基板および第2ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
    前記第2結合素子の第2面または第3面を通して第2合焦ビームを走査し、第2ホログラムマスクおよび第2結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
    第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分を合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、
    e)第2ホログラムマスクに対して実質的に平行で近接するように、そして、基板上の感光層の未露光部分が、第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分または第2部分の下方で横方向に位置決めされるように、基板を、第2ホログラムマスクに対して配置すること、
    f)第2露光ビームを前記第2結合素子の第2面を通じて走査し、第2ホログラムマスクに記録されたパターンの少なくとも第1部分または第2部分を再構築すると同時に、基板および第2ホログラムマスクの局所的な間隔を測定して、
    前記第2結合素子の第2面または第3面を通して第2合焦ビームを走査し、第2ホログラムマスクおよび第2結合素子を変位させて前記間隔を連続的に修正することにより、再構築が行われるようにして、
    第2ホログラムマスクに記録された第2パターンの少なくとも第1部分または第2部分を合焦状態で基板上の感光層に印刷すること、という追加のステップを含む請求項1記載の方法。
  7. 第2ホログラムマスクに関するステップの少なくとも1つは、第1ホログラムマスクに関するステップの少なくとも1つと実質的に同時に実施するようにした請求項6記載の方法。
  8. 第2ホログラムマスクに記録された第2パターンに対する基板の横方向位置決めは、基板を変位させることによって全体的または実質的に得られるようにした請求項6記載の方法。
  9. 印刷ステップの少なくとも1つの前に、第2ホログラムマスクに記録された第2パターンまたはその一部に対して、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンまたはその一部の位置の少なくとも1つを測定して、
    第2結合素子および第2ホログラムマスクに対して、第1結合素子および第1ホログラムマスクを変位させて、前記第1および第2ホログラムマスクから印刷されたパターンのたは一部が相互に整列したり、継ぎ合わせられるという追加のステップを含む請求項6記載の方法。
  10. 印刷ステップの少なくとも1つの前に、基板に前回印刷されたより低いレベルのパターンまたはその一部に対する、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンまたはその一部の横方向位置および、基板に前回印刷されたより低いレベルのパターンまたはその一部に対する、第2ホログラムマスクに記録された第2パターンまたはその一部の横方向位置の少なくとも1つを測定し、
    基板に対して第1ホログラムマスクとともに第1結合素子および、基板に対して第2ホログラムマスクとともに第2結合素子の少なくとも1つを横方向に変位させ、これらから印刷されたパターンが、基板に印刷されたパターンまたはその一部に対して正確に整列するようにし、
    基板に対する第1および第2ホログラムマスクの横方向位置が、第1および第2ホログラムマスクおよび基板の少なくとも1つの横方向変位によって得られるようにした追加のステップを含む請求項6記載の方法。
  11. 合成パターンを基板上の感光層に印刷するための装置であって、
    a)第1結合素子の第1面に配置され、基板より実質的に小さい表面積を有する第1パターンの第1ホログラムマスクと、
    b)第1結合素子に第1ホログラムマスクに対して配置され、第1ホログラムマスクに対して実質的に平行かつ近接して配置された基板を位置決めするため、そして、第1ホログラムマスクに対して2つの直交方向の少なくとも1つに基板を横方向に変位させるための基板位置決め手段と、
    c)第1露光ビームを前記第1結合素子の第2面を通じて走査することにより、第1ホログラムマスクに記録された第1パターンの少なくとも一部分を再構築するための第1露光手段と、
    d)第1結合素子の第2面または第3面を通して第1合焦ビームを走査することによって、第1パターンの少なくとも第1部分が前記第1露光ビームによって再構築される基板および第1ホログラムマスクの局所的な間隔を測定するための第1合焦手段と、
    e)第1合焦手段による前記測定に応じて、基板に対して第1結合素子およびホログラムマスクを長手方向に変位させるための手段を含む第1ホログラムマスク位置決め手段とを備え、
    前記第1露光手段により前記第1ホログラムマスクから再構築された第1パターンまたはその一部が合焦状態で基板上の感光層に印刷されるようにした装置。
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