JP2007047138A - 相対運針式時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログ式時計の特徴である感覚的、視覚的、図形的な時間の認識性を従来のアナログ式時計に増して優れた時計を提供する。
【解決手段】運針手段5は、1時間経過につき、時針3を30度運針させ、それと同時に、分針4を390度運針さる構成とする。これにより、1時間経過につき、時針3が30度つまり文字板1に印字されている目盛り2の1目盛り運針し、分針4は390度つまり目盛り2を13目盛り運針する。言い換えると、時針3が目盛り2を1目盛り運針すると、分針4は1周回転と1目盛り運針する。すなわち、ちょうど1時間経過する毎に必ず時針3と分針4とがぴったりと重なる。
【選択図】図1
【解決手段】運針手段5は、1時間経過につき、時針3を30度運針させ、それと同時に、分針4を390度運針さる構成とする。これにより、1時間経過につき、時針3が30度つまり文字板1に印字されている目盛り2の1目盛り運針し、分針4は390度つまり目盛り2を13目盛り運針する。言い換えると、時針3が目盛り2を1目盛り運針すると、分針4は1周回転と1目盛り運針する。すなわち、ちょうど1時間経過する毎に必ず時針3と分針4とがぴったりと重なる。
【選択図】図1
Description
本発明は、時計用指針が運針して時刻を表現する時計に関する。
従来広く用いられている時計を大別すると、文字板上の指針を回転運針させることにより時間を表現するアナログ式時計と、液晶表示器等に時間を数値で表示するデジタル式時計とがある。デジタル式時計は、時間を数値として直読できるという特徴があり、一方アナログ式時計は、時間の経過や目的時間までの残り時間を感覚的および視覚的に、使用者が認識でき易いというデジタル式時計には無い特徴や優位性がある。
アナログ式時計においては、1時間経過につき、分針は文字板上を1周回転つまり360度運針し、時針は文字板上に円周状に印字された12目盛り中の1日盛り、つまり30度運針する。これにより、時針および分針の文字板上における位置や目盛りによって時間を表現している。
運針方法や指針に工夫を凝らした時計が提案されている。例えば特許文献1記載の時計は、間隔が不均等な目盛り上を一定時間あたりの回転角が一様でない運針により時間を表現する時計である。
また、特許文献2記載の時計は、文字板上の時と分の数字をそれぞれ分離表示可能な構成とし、直読を容易にした時計である。
特開2000−147144 特開平7−280953
従来のアナログ式時計は、時針および分針のそれぞれ各指針の文字板上での絶対位置により時間を表現している。つまり使用者は、それぞれ各指針の指し示す位置を文字板上の目盛りを用いて時間を読み取っている。
また、時は12進数であり、分は60進法である。広く用いられているアナログ式時計の文字板の目盛りは、時の読み取りに合わせて一周で12目盛りとなっている。つまり、60進数である分は、時用に刻まれた12目盛りを兼用して、読み取る必要がある。
このように、分針の位置を文字板上の目盛りを用いて読み取る手法は、アナログ式時計の特徴である感覚的、視覚的な時間の認識性に制限を与えている。
上記特許文献1や特許文献2に提案されている時計は、運針や目盛りに工夫はされているものの、各指針の文字板の目盛り上での位置から時間を読み取っていることには違いが無い。
本発明の目的は、前記従来のアナログ式時計の問題点を解消するために成されたもので、アナログ式時計の特徴である感覚的、視覚的、図形的な時間の認識性を従来のアナログ式時計に増して優れた時計を提供することである。
この発明に係わる相対運針式時計は、少なくとも時針と分針を備える時計であって、1時間経過につき、時針を30度運針し、同時に、分針を390度運針する運針手段を備え、時針と分針との成す角度により分を表現することを特徴とする
1時間経過につき、時針が30度つまり文字板に印字されている12目盛りのうち1日盛りを運針し、それと同時に、分針は390度つまり13目盛りを運針する。言い換えると、時針が1目盛り運針すると、分針は1周と1日盛り運針する。即ち、ちょうど1時間経過する毎に必ず分針と時針とがぴったりと重なる。
この発明に係わる相対運針式時計は、前述の如く、ちょうど1時間経過する毎に必ず時針と分針とがぴったりと重なる時計を提供する。これにより、分針の文字板上の目盛りに対して分を読み取るのでは無く、時針からみた分針の相対位置、つまり、時針と分針との成す角度により視覚的、図形的に分を読み取ることを可能とする。
つまり、アナログ式時計の特徴である感覚的、視覚的な時間の認識性を従来のアナログ式時計に増して優れた時計を提供する。また、感覚的、視覚的、図形的に時間を認識できるので、本発明に係わる相対運針式時計を日常用いることにより右脳を活性化する作用を期待できる。
また、本発明に係わる相対運針式時計は、部品素材や製造工程は従来の時計と殆ど変わりなく、つまり、既存の部品や製造設備等の資産を用いて製造可能であり、多大な費用を要すること無く、新たな時計の市場を提供することを可能とする。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係わる相対運針式時計の実施の形態1における主要部の機能構成を模式的に示したブロック図であり、図2は、横から見た主要部の構造を示す外観図である。
図1において、文字板1の中央部の1点を同一回転軸として、回転運針し、時間を示す時針3と、分を示す分針4とを備え、それら各指針を運針手段5により運針することにより時間を表現する。
従来のアナログ式時計においての運針手段5は、1時間経過につき、時針3を文字板1上において円周状に印字された目盛り2の1目盛り、つまり30度運針させ、それと同時に、分針4を、文字板1上を360度つまり1周回転運針させる。これにより、使用者は、時針3および分針4の文字板1上における位置を、目盛り2を用いて時間(時と分)を読み取っている。
本発明に係わる相対運針式時計においての運針手段5は、1時間経過につき、時針3を30度運針させ、それと同時に、分針4を390度運針さることを特徴とする。
これにより、1時間経過につき、時針3が30度つまり文字板1に印字されている目盛り2の1目盛り運針し、分針4は390度つまり目盛り2を13日盛り運針する。言い換えると、時針3が目盛り2を1目盛り運針すると同時に、分針4は1周回転と1日盛り運針する。即ち、ちょうど1時間経過する毎に必ず時針3と分針4とがぴったりと重なる。
さらに、図1を用いて、運針手段5の動作を詳しく説明する。コントローラ51は、1秒間隔の正確なパルス信号を生成し、そのパルス信号によりステッピングモータ52を駆動する。運針歯車群53はステッピングモータ52により生成される1秒間隔の1回のパルス動力により、時針駆動軸54を1/120度の角度を運針し、それと同時に、分針駆動軸55を13/120度の角度を運針する歯車構成となっている。
これにより、1時間経過につき、時針駆動軸54に取り付けられた時針3が30度つまり文字板1に印字されている目盛り2の1目盛り運針し、分針駆動軸55に取り付けられた分針4は1周回転と1目盛り運針する時計を実現する。
尚、図1は本発明に係わる相対運針式時計の実施の形態における主要部の機能構成を模式的に示したブロック図であり、時針駆動軸54、および分針駆動軸55は、実際の構造物においては、図2に示すような同軸形状の駆動軸により構成される。
次に、図3を用いて、本発明に係わる相対運針式時計での時間表現例を説明する。
本発明に係わる相対運針式時計においは、図3中の(A)は12時0分、(B)は3時0分、(C)は6時0分を示している。つまり毎時0分においては、時針3と分針4は必ず重なる運針位置となる。
(D)は12時15分、(E)は3時15分、(F)は6時15分を示している。つまり毎時15分においては、時針3と分針4との成す角度は必ず90度(直角)となる。
(G)は12時30分、(H)は3時30分、(I)は6時30分を示している。つまり毎時30分にいては、時針3と分針4との成す角度は必ず180度(一直線)となる。
(J)は1時少し前、(K)は4時少し前、(L)は7時少し前を示している。
本発明に係わる相対運針式時計においは、図3中の(A)は12時0分、(B)は3時0分、(C)は6時0分を示している。つまり毎時0分においては、時針3と分針4は必ず重なる運針位置となる。
(D)は12時15分、(E)は3時15分、(F)は6時15分を示している。つまり毎時15分においては、時針3と分針4との成す角度は必ず90度(直角)となる。
(G)は12時30分、(H)は3時30分、(I)は6時30分を示している。つまり毎時30分にいては、時針3と分針4との成す角度は必ず180度(一直線)となる。
(J)は1時少し前、(K)は4時少し前、(L)は7時少し前を示している。
図3に示す様に、本発明に係わる相対運針式時計は、時針から見た分針の相対位置、つまり時針と分針との成す角度から分を読み取ることを可能とする。これにより感覚的、視覚的、図形的に時間を認識することが可能となり、時間の認知性、速読性に優れたアナログ式時計を提供する。
図4は、上述した本発明に係わる相対運針時計の文字板1上に、数値により時間を表示する数値表示器6を備えた実施の形態2を示す図である。数値表示器6にて、時間を数値として表示することにより、使用者は、感覚的、視覚的、図形的に時間を認識できることに加えて、必要に応じて、時間を数値として、正確に直読することも可能となる。尚、数値表示器6を備えたことを除き、構成および動作は、前述の実施の形態1と同様である。
本発明に係わる相対運針式時計は、部品素材や製造工程は従来の時計と殆ど変わりなく、つまり、既存の部品や製造設備等の資産を用いて製造可能であり、多大な費用を要すること無く、新たな時計の市場を提供することを可能とする。
前述の実施の形態1においては、歯車構成による機械式の運針手段5により、時針3や分針4を運針する例を示したが、例えば、マイクロプロセッサやロジック回路等を用いてソフトウエア処理や電子的演算処理を行い、前述の実施の形態と同様の運針を可能とする運針手段5であってもよい。
また更に、文字板1を液晶パネル等の電子表示パネルにて構成し、時針3および分針4を電子表示パネル上に表示することにより本発明を実施することも可能である。
1 文字板
2 目盛り
3 時針
4 分針
5 運針手段
6 数値表示器
51 コントローラ
52 ステッピングモータ
53 運針歯車群
54 時針駆動軸
55 分針駆動軸
2 目盛り
3 時針
4 分針
5 運針手段
6 数値表示器
51 コントローラ
52 ステッピングモータ
53 運針歯車群
54 時針駆動軸
55 分針駆動軸
Claims (2)
- 少なくとも時を示す時針と分を示す分針を備える時計であって、
1時間経過につき、時針を30度運針し、分針を390度運針する運針手段を備え、時針と分針との成す角度により分を表現することを特徴とする相対運針式時計。 - 数値により時間を表示する数値表示器を備えることを特徴とする請求項1に記載の相対運針式時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254088A JP2007047138A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 相対運針式時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254088A JP2007047138A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 相対運針式時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007047138A true JP2007047138A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37850067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005254088A Pending JP2007047138A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 相対運針式時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007047138A (ja) |
-
2005
- 2005-08-05 JP JP2005254088A patent/JP2007047138A/ja active Pending
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