JP2007047051A - 多層屈折率測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 リング共振器1−10と、該リング共振器1−10と近傍部分をもち、導波路1−9および1−11を有する第一層目の温度測定用光回路1−3と、リング共振器1−7と、該リング共振器1−7と近傍部分をもち、導波路1−6および1−8とを有し、第一層目の温度測定用光回路1−3上に積層された第二層目の屈折率測定用光回路1−2とを備える。リング共振器1−7が有する導波路の一部の導波路上のクラッドは、使用される光の波長と同程度またはそれより小さい厚さを有するか、あるいは、上記一部の導波路のコアが露出している。
【選択図】 図1
Description
本発明の一実施形態は、屈折率変動に敏感であるリング共振器を屈折率変動測定の原理として用い、同時に、検体の屈折率測定用の第一層と、温度測定用の第二層とを多層化している。すなわち、検体の屈折率変動の影響を受ける第一層と、検体とは独立に温度変化による屈折率変動のみ検出する第二層とをカップリングが起こらない程度に近接させている。これによって、温度変化分を補償することができる。リング共振器の共振ピークの半値幅は、導波路のロスに支配される。従って、水の吸収が小さな波長を光源として選択する、リング共振器の曲率によって曲げ損失を生じないコア・クラッド屈折率差を選択する、等の導波損を軽減する工夫が必要である。図1に積層光回路の構造を示す。
本実施例では、図5に示された光回路を用いる。符合5−1は、第一層目としての光回路であり、符号5−2は、第二層目としての光回路である。光回路5−1,5−2のサイズは32mm×24mmで、コア、クラッドともにアクリル系UV硬化樹脂を用いて作製する。コアおよびクラッドの屈折率は、波長632.8nmにてそれぞれ1.523および1.50であり、比屈折率差を1.5%とした。コア5−19、5−20、5−24のコア断面の大きさは0.8μm×1μmの矩形で、厚み方向を0.8μm、光回路面内の幅を0.8μmとする。第一層目のリング共振器5−11は、直径15mmの半円二つを15mm離れた長さ5mmの平行線で繋いだ陸上トラックの様な形状で、1周が57.12mmである。上記長さ5mmの平行線部分が、外部光導入用導波路5−5および出射用導波路との結合部5−7および5−16であり、該結合部においてリング共振器と各導波路は、5mmの長さに渡って5μmのクラッド材を隔てて平行になっている。
本実施例において、二層光回路と温度制御装置の構成は、実施例1で説明した図5、図6と同じものを用いる。レーザー光も実施例1と同様に音響光学素子によって100MHz〜1.1GHzの範囲で変調されている。導波路入射端5−3,5−4への光結合は、電磁アクチュエータによって長楕円が1軸制御される図4で示される構成を持つ。一層目への光結合と二層目への光結合を1msec 毎に周期的に繰り返す。この方式の場合、温度が少々ふらつく場合に有効であり、第一層目の共振周波数測定前後の第二層目の共振周波数(νR.before,νR.after,νS.before,νS.after)を用いて、
図7に実施例3で使用する光回路を示す。ただし、抗体が塗布されているのは極薄クラッド部7−13のみであり、極薄クラッド部7−18には抗体と同程度の屈折率の媒質が同じ厚みで塗布されており、目的とする抗原とは反応を起こさない。第一層目としての光回路7−1および第二層目としての光回路7−2はUV硬化アクリル樹脂で形成されている。入射光は、HeNeレーザーの632.8mmで、超音波による周波数シフトを行わず、実施例2で既述されたような長楕円に集光された光を層方向に微調させて、各光回路の導波路端7−3,7−4へと結合させる。第一層目7−1と第二層目7−2とのリング共振器7−11,7−12は、同一のリング共振器であり、二重のループになっている。それぞれのリング共振器の長さは、94.8mmである。第一層目と第二層目との共振器部分の位置合わせ精度は±50μmに抑える。
図8に本実施例の温度制御装置構成を示す。実施例1と異なる部分は、熱浴8−7に接したペルチェ素子8−3が下板である点にある。本実施例では、実施例1と同様に、2層光回路8−2は、極薄クラッド部と同じサイズの孔8−4を持つ平坦な胴板を上板8−1とし、ペルチェ素子8−3を下板として、これら上板と下板との間でサンドイッチされている。
実施例3に示した方法で、極薄クラッド部7−13,7−18部に図3で示される様な溝構造を採用する。本実施例で用いる溝構造において、溝高さは200nm,溝ピッチは200nmで、凹凸のデューティは50:50である。実施例3においてκ=1/30としたが、本実施例では、κ=1/15が望め、
1−2 屈折率測定用光回路
1−3 温度測定用光回路
1−4 極薄クラッド部分
1−5 第一層目光回路が極薄クラッド部分で覆われている範囲
1−6 第一層目の外部光導入用導波路
1−7 第一層目のリング共振器
1−8 第一層目の光出射用導波路
1−9 第二層目の外部光導入用導波路
1−10 第二層目のリング共振器
1−11 第二層目の光出射用導波路
1−12 第一層目の外部光結合部
1−13 第二層目の外部光結合部
1−14 第一層目の光出射端
1−15 第二層目の光出射端
Claims (10)
- 少なくとも1個の第1のリング共振器と、該リング共振器と近傍部分をもち、光の入射および出射を行う少なくとも1本の第1の導波路とを有する第1の平面型光回路と、
少なくとも1個の第2のリング共振器と、該リング共振器と近傍部分をもち、光の入射および出射を行う少なくとも1本の第2の導波路とを有し、前記第1の平面型光回路に積層された第2の平面型光回路であって、前記第2のリング共振器が有する導波路の一部の導波路上のクラッドは、入射される光の波長と同程度またはそれより小さい厚さを有するか、あるいは、前記一部の導波路のコアが露出している第2の平面型光回路と
を備えることを特徴とする多層屈折率測定装置。 - 前記第1の平面型光回路は、複数積層されていることを特徴とする請求項1記載の多層屈折率測定装置。
- 前記第1の平面型光回路は、ペルチェ素子に密着していることを特徴とする請求項1または2記載の多層屈折率測定装置。
- 前記第2の平面型光回路の前記一部の導波路には、コアサイズよりも短い周期で導波方向に沿った周期的溝構造が形成され、該周期的溝構造上に検出する対象物が塗布、または滴下されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
- 外部から平面型光回路に入射する光を予め超音波周波数シフターを通過させ、波長が変化させられる機構を持つことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
- 前記リング共振器の一部に圧力を加える機構を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
- 前記多層膜屈折率測定装置が恒温箱内に設置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
- 外部からのレーザー光を入力させる導波路は、レーザー光を入射する導波路端面の法線に対してリング共振器側にシフトするように屈曲していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
- 平面型光回路に光を導入するための集光手段をさらに備え、
該集光手段によって集光された光は、平面型光回路端面において積層方向に伸びた長楕円であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。 - 平面型光回路から光を取り出す導波路の出射点の各平面内の相対位置は、平面型光回路毎に異なることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の多層屈折率測定装置。
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