JP2007045957A - 接着剤用樹脂、それらを含有するｆｒｐ樹脂。 - Google Patents

Abstract

【解決手段】 不飽和エリエステル樹脂、あるいはエポキシ樹脂にハイドロタルサイト、あるいはブロッキング防止剤の少なくとも1種を含有させる。
【効果】 樹脂の粘着、塊状化の防止。
【選択図】 なし。

Description

本発明は、新規な樹脂組成物、接着剤、これらを含有するFRP樹脂に関する。

従来、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂は固体の場合、使用上の便宜から粉砕して微粒状にしたものが良いとされているが、微粒状化が困難なものが多数存在している。粘性の強いもの等がそれである。

本発明は、上記の問題を解決すると共に、新規な性能を付加することを目的とする。

本発明はハイドロタルサイト、あるいはブロッキング防止剤の少なくとも1種を不飽和ポリエステル樹脂、あるいはエポキシ樹脂に含有させたものである。ブロッキング防止剤とは、樹脂の粘着、塊状化を防止し、微粒状化させる目的の物質で、例えば、ステアリン酸亜鉛等が挙げられる。ハイドロタルサイトは、ブロッキング防止剤に加えてFRPに添加されると優れた耐水性を発揮する。

使用量は樹脂に対して１〜５％位の添加が好ましいが、場合によっては１％以下でも５％以上でも良い場合があり、使用時適宜選択すれば良い。これらを添加された樹脂は粘着塊状化が防止され、微粉化される。

これらの樹脂をガラス繊維の接着剤を使用すれば、使用時の操作が簡単となり、好適である。本発明による樹脂は、ハイドロタルサイト、あるいはブロッキング防止剤の少なくとも1種を含有しているため、微粒化だけではなく、添加したFRPの性能が向上している。

上記した如く、本発明により樹脂の粘着、塊状他防止、性能の向上が見られる。

実施例を記載の通りである。

イソフタル酸をエチレングリコールの縮合物である不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂にハイドロタルサイト、あるいはハイドロタルサイトとステアリン酸亜鉛を添加して混合した結果は表１に示す。

Claims (3)

1. ハイドロタルサイト、あるいはブロッキング防止剤の少なくとも1種を含有する不飽和ポリエステル樹脂、あるいはエポキシ樹脂。
2. 請求項１記載の不飽和ポリエステル樹脂、あるいはエポキシ樹脂を主成分とするガラス繊維接着剤。
3. 請求項２記載のガラス繊維接着剤で接着されたガラス繊維を含有するFRP樹脂。