JP2007044950A - インクジェット記録用シート - Google Patents
インクジェット記録用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007044950A JP2007044950A JP2005230553A JP2005230553A JP2007044950A JP 2007044950 A JP2007044950 A JP 2007044950A JP 2005230553 A JP2005230553 A JP 2005230553A JP 2005230553 A JP2005230553 A JP 2005230553A JP 2007044950 A JP2007044950 A JP 2007044950A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- receiving layer
- recording sheet
- polymer
- structural unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
Description
このようなインクジェット記録用シートは、光沢や耐光性、耐水性に優れる。特に特許文献4に記載のインクジェット記録用シートは、耐ガス性や高温高湿下での印画物の保存性(耐熱湿性)にも優れるとされている。
従って、本発明は、インク吸収性、耐光性、耐水性、耐ガス性、耐熱湿性のみならず、耐折れ割れ性にも優れたインクジェット記録用シートを提供することを目的とする。
[1] 支持体上に、無機微粒子とカチオンポリマーとバインダーとを含むインク受容層が形成されたインクジェット記録用シートにおいて、前記カチオンポリマーが、下記一般式(1)および/または一般式(2)で表される少なくとも1種の構成単位(a1)を有するポリマー(A)を含むものであり、バインダーが平均重合度1,00〜5,000、かつケン化度80〜98モル%のポリビニルアルコールを含むものであることを特徴とするインクジェット記録用シート。
[4] 前記ポリマー(A)が、下記一般式(4)〜(7)のいずれかで表される少なくとも1種の構成単位(a3)をさらに有する[1]〜[3]のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
[6] 前記構成単位(a3)におけるR2〜R9がすべて水素原子である[4]または[5]に記載のインクジェット記録用シート。
[7] 前記ポリマー(A)の質量平均分子量が10,000〜200,000である[1]〜[6]のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
[8] 支持体が耐水性支持体である[1]〜[7]のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
[9] 前記無機微粒子の平均一次粒子径が30nm以下である[1]〜[8]のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
本発明のインクジェット記録用シートは、支持体上に、無機微粒子とカチオンポリマーとバインダーと含有するインク受容層が形成されたものである。
支持体としては、従来のインクジェット記録用シートのものを適宜使用できる。
具体的な支持体としては、例えば、紙(酸性紙、中性紙等)、バライタ紙、合成紙、プラスチックフィルム、紙の片面または両面がプラスチックで被覆された支持体(RC紙)、紙の片面または両面に不織布あるいはプラスチックフィルムを接着剤を介して貼り合わせたもの等が挙げられる。
プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ナイロン等のフィルム、或いは合成紙が挙げられる。
耐水性支持体としては、特に、記録画像が写真画質に近く、しかも低コストで高品質の画像が得られることから、紙の両面がポリオレフィン樹脂で被覆された支持体が好ましい。
<無機微粒子>
インク受容層中に含まれる無機微粒子の平均一次粒子径は30nm以下であることが好ましく、3〜15nmであることがより好ましい。無機微粒子の平均一次粒子径が30nm以下であれば、透明性が高く、印字濃度や光沢、インク吸収性等にも優れたインク受容層が得ることができる。
本発明でいう、平均粒子径はすべて電子顕微鏡(SEMとTEM)で観察した粒径である(1万〜40万倍の電子顕微鏡写真を撮り、5cm四方中の粒子のマーチン径を測定して平均したもの。「微粒子ハンドブック」、朝倉書店、p52、1991年等に記載されている)。
本発明で言うBET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ総表面積、すなわち、比表面積を求める方法である。
気相法シリカは、湿式法に対して乾式法とも呼ばれ、火炎加水分解法によって作られる。具体的には四塩化ケイ素を水素および酸素と共に燃焼して作られる。四塩化ケイ素の代わりにメチルトリクロロシラン、トリクロロシラン等のシラン類を単独あるいは四塩化ケイ素と混合して使用することもある。気相法シリカは、非常に嵩密度が低い粉体として市販されている。
気相法シリカの水分散物を乾燥すると、多孔質のシリカゲルとなり、そのゲルのBET法による細孔容積は、一般に、1.2〜1.6mL/gである。この細孔容積は、インクを吸収させるには都合が良い。しかし、乾燥時にひび割れが生じやすく、ひび割れの無いインク受容層を製造することが容易ではない。
沈降法シリカは、例えば、特開昭55―116613号公報に開示されているように、ケイ酸アルカリ水溶液に鉱酸を段階的に加え、沈降したシリカをろ過して製造されるものである。
ゲル法シリカはケイ酸アルカリ溶液に鉱酸を混合し、ゲル化させたのち、洗浄および粉砕して得られるものである。
沈降法シリカとゲル法シリカは、シリカの一次粒子が結合して二次粒子を形成し、一次粒子間と二次粒子間に多くの空隙を有しているため、インク吸収量が大きい上、光を散乱する性質が小さいので高い印字濃度が得られる。
この微細シリカは、直径が3nm〜数百nmであり、二次凝集をしておらず、しかも粒度分布がきわめて狭いという特長を有している。通常、コロイダルシリカと呼ばれ、7nm〜100nmの製品が水分散液として市販されており、インク受容層に用いると、極めて高光沢で透明性が高い受容層が得られる。
特開2001−354408号公報で開示されている縮合方法において、活性ケイ酸としては、例えばアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を水素型陽イオン交換樹脂でイオン交換処理して得られるpH4以下のケイ酸水溶液(活性ケイ酸水溶液)が好ましく用いられる。
活性ケイ酸水溶液は、SiO2濃度として1〜6質量%が好ましく、より好ましくは2〜5質量%であり、かつpH2〜4であることが望ましい。
アルカリ金属ケイ酸塩としては、市販工業製品として入手できるものでよく、より好ましくはSiO2/M2O(但し、Mはアルカリ金属原子を表す)モル比として2〜4程度のナトリウム水ガラスを用いるのが好ましい。
活性ケイ酸の縮合方法としては、熱水に上記活性ケイ酸水溶液を滴下するか、活性ケイ酸水溶液を加熱してシード粒子を生成させ、分散液が沈殿を生じる前、若しくはゲル化する前にアルカリを添加してシード粒子を安定化し、次いで該安定状態を保ちながら活性ケイ酸水溶液をシード粒子に含まれるSiO21モルに対してSiO2に換算して好ましくは0.001〜0.2モル/分の速度で添加してシード粒子の一次粒子を成長させることが好ましい。
カチオン性化合物の添加量としては、非晶質シリカ100質量部に対して、好ましくは1〜30質量部、より好ましくは5〜20質量部の範囲で調節される。
カチオンポリマーは、下記一般式(1)および/または一般式(2)で表される少なくとも1種の構成単位(a1)を有するポリマー(A)を含むものである。
炭素数1〜18のアルキル基の具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、オクタデシル等が挙げられる。
炭素数1〜18のアルコキシ基の具体例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンタオキシ、ヘキサオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ドデシルオキシ、オクタデシルオキシ等が挙げられる。
さらに、炭素数6〜12のアリール基の具体例としては、フェニル基、トリル基、メトキシフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
これらのうちでも、メトキシ基は製造が容易であり、とりわけ耐熱湿性に優れているため好ましい。
炭素数1〜4のアルキル基の具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル等が挙げられる。
HY、HZとして表される酸としては、一般式(2)でのHXと同様のものが挙げられる。
R2〜R9が全て水素原子であるカチオンポリマーは、製造が容易であり、インク吸収性に優れた高画質の画像が得られるため、特に好ましい。
なお、ポリマー(A)が構成単位(a2)を有さない場合には、構成単位(a1)および構成単位(a2)の合計とは、構成単位(a1)のみのことである。
また、本発明におけるカチオンポリマーは、本発明を阻害しない範囲内で、ポリマー(A)以外の各種公知のカチオンポリマーを含んでもよい。例えば、ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー、ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド・アクリルアミド共重合体、ポリメチルメタクリレート・ポリトリメチルアンモニウムエチルエタクリレート共重合体、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド等を共存させることが可能である。
カチオンポリマーに占めるポリマー(A)の割合は、50質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましい。
バインダーは、平均重合度1,000〜5,000、かつケン化度80〜98モル%のポリビニルアルコールを含むものである。
ポリビニルアルコールの平均重合度は、2,000〜5,000であることがより好ましい。平均重合度が1,000未満であると、記録シート表面にひび割れが生じ、光沢性、画質が低下する。また、耐水性、耐熱湿性も低下する。平均重合度が5,000を越えると、塗液の粘度が上がり、取り扱いが困難となる。また、インク吸収性、耐折れ割れ性も低下する。
ポリビニルアルコールのケン化度は、80〜98モル%であることが好ましく、85〜96モル%であることがより好ましい。ケン化度が80モル%未満であると、記録シート表面にひび割れが生じ、光沢性、画質が低下する。また、耐水性、耐熱湿性も低下する。ケン化度が98モル%を越えると、インク吸収性、耐折れ割れ性が低下する。
バインダーに占める上記特定のポリビニルアルコールの割合は、50質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましい。
また、無機微粒子としてシリカ−カチオン性化合物凝集体微粒子を用いる場合には、シリカ−カチオン性化合物凝集体微粒子とバインダーとの固形分質量比は特に限定されないが、10/1〜10/10であることが好ましく、10/1〜10/5であることがより好ましい。バインダーの添加量が多いと、粒子間の細孔が小さくなり、充分なインク吸収速度が得られない場合があり、一方、バインダーが少ないとインク受容層がひび割れる場合もある。
上記ポリビニルアルコールは、ひび割れの発生をさらに低減でき、インク吸収性、光沢性、画質等がさらに向上することから、架橋剤によって架橋されていることが好ましい。
架橋剤の具体例としては、例えば、ホウ酸、ホウ砂、ホウ酸塩等のホウ素化合物、グリオキザール、メラミン・ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、メチロールウレア、ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物、カルボジイミド化合物、ジヒドラジド化合物、アルミニウム化合物、ジルコニウム化合物等が挙げられる。これらのうちでもホウ素化合物が好ましく、特にホウ砂が好ましい。
インク受容層中にホウ砂とポリマー(A)を共存させることにより、とりわけ画像の保存性、ひび割れ抑制効果を高くできる。
また、架橋剤とポリマー(A)との質量比は、1:1〜1:20であることが好ましく、1:1〜1:10であることがより好ましい。質量比をこの範囲内とすれば、ひび割れ、画質、保存性、インク吸収性、および耐折れ割れ性に優れたインクジェット記録用シートが得られる。
インク受容層中には、さらに耐熱湿性を改善するため、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硫酸アルミニウム、塩基性脂肪酸アルミニウム等のアルミニウム化合物、あるいは、塩化ジルコニル、塩基性塩化ジルコニル、硝酸ジルコニル、脂肪酸ジルコニル等のジルコニウム化合物を含有させることもできる。
塩基性脂肪酸アルミニウム、脂肪酸ジルコニル等における脂肪酸の具体例としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、グリコール酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、4−ヒドロキシブタン酸、グリシン、β−アラニン、4−アミノブタン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸等が挙げられる。これらの中でも酢酸が特に好ましい。
さらに、インク受容層中は、各種公知の顔料分散剤、増粘剤、流動性変性剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、防腐剤、防バイ剤等が適宜含まれていてもよい。
また、インク受容層は、支持体の片面側にのみ形成されていてもよいし、両面に形成されていてもよい。
<光沢層>
本発明においては、上述したインク受容層上に、さらに、キャスト処理された光沢層を形成してもよい。これにより、さらに表面光沢度の高いインクジェット記録用シートを得ることができる。
光沢層は、微粒子および/または樹脂を含有して構成される。また、光沢層はインクを速やかに通過または吸収できるように、光沢を阻害しない範囲で多孔性もしくは通液性にすることが好ましい。
微粒子の平均粒子径(凝集粒子の場合は凝集粒子の径)は、0.001〜1μmが好ましく、0.005〜0.5μmがより好ましい。粒子径がこの範囲にあれば優れたインク吸収性、光沢および印字濃度が得られる。
光沢層中の微粒子含有量は10〜90質量%であることが好ましい。
また、上記のエチレン性モノマーをコロイダルシリカの存在下で重合させ、Si−O−R(R:重合体成分)結合によって複合体になった形態、あるいは上記重合体にSiOH基等のコロイダルシリカと反応するような官能基を導入しておき、コロイダルシリカと反応させて複合体になった形態で使用することも可能である。このような複合体を使用した場合、光沢、インク吸収性に優れたものとなりやすい。
また、本発明のインクジェット記録用シートにおいては、支持体とインク受容層の間に溶媒吸収層等の中間層を設けたり、支持体の裏面(インク受容層が形成されていない面)に保護層を設けたり、さらには該裏面に粘着加工したりすることもできる。
<インク受容層の形成>
上記インクジェット記録用シートは、少なくとも無機微粒子とバインダーと溶媒とを含有するインク受容層形成用塗液を、支持体上の少なくとも片面に塗工、乾燥してインク受容層を形成することにより得られる。
また、インク受容層形成用塗液には、塗料安定化剤として、リンのオキソ酸塩を含有させておくことが好ましい。その具体例としては、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、メタリン酸、メタ亜リン酸、ピロリン酸、ピロ亜リン酸、ポリリン酸等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、亜鉛塩等が挙げられる。
これらのうちでも次亜リン酸塩は特に塗料安定性に効果が高いため好ましい。次亜リン酸塩の具体例としては、例えば、次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウム、次亜リン酸カルシウム、次亜リン酸マグネシウム、次亜リン酸バリウム、次亜リン酸アンモニウム、次亜リン酸亜鉛等が挙げられる。これらのうちでも次亜リン酸ナトリウムが最も塗料安定性に効果が高いため特に好ましい。
インク受容層が支持体側の内側インク受容層と印字面側の外側インク受容層の2つの層で構成される場合には、内側インク受容層の塗工量、および、外側インク受容層の塗工量はそれぞれ、乾燥質量で2〜50g/m2であることが好ましく、5〜30g/m2であることがより好ましい。
キャスト処理の方法としては、ウェット法、ゲル化法およびリウェット法がある。ウェット法は、塗工した塗工層が湿潤状態にあるうちに該塗工層を加熱された鏡面ドラム面に圧接して強光沢仕上げを行うものである。ゲル化法は、塗工層が湿潤状態にあるうちにこの塗工層をゲル化剤浴に接触させ、ゲル化状態にした塗工層を加熱ドラム面に圧接して強光沢仕上げを行うものである。リウェット法は、湿潤状態の塗工層を一旦乾燥してから再度湿潤液に接触させた後、加熱ドラム面に圧接して強光沢仕上げを行うものである。
インク受容層にキャスト処理を施す場合には、インク受容層形成用塗液中に離型剤が配合されていることが好ましい。離型剤としては、一般的に塗工紙分野で公知公用の各種離型剤が使用できる。
この方法は、画像の耐熱湿性向上により効果的であり、かつ、ひび割れ抑制効果も高い。
架橋剤溶液は、ポリマー(A)等のカチオンポリマーと架橋剤とを含有する混合液とすることもできる。この場合、混合液のpHを、水酸化ナトリウム等のアルカリによって、7.0〜10.0、好ましくは7.5〜9.0に調整して使用すると、よりひび割れに効果的であるため、好ましい。
また、インク受容層上に光沢層を形成する場合には、微粒子および/または樹脂を含有する光沢層用塗液を、インク受容層上に塗工して塗工層を形成し、該塗工層にキャスト処理を施し、乾燥する。
光沢層用塗液の塗工量は、乾燥質量で0.1〜30g/m2であることが好ましく、0.2〜10g/m2であることがより好ましい。光沢層用塗液の塗工量がこの範囲にあれば、光沢、インク乾燥性および記録濃度が優れたものとなる。
光沢層用塗液の塗工およびキャスト処理は、上記インク受容層で述べたのと同様の方法を適用することができる。
また、光沢層の乾燥温度も重要である。乾燥温度が高すぎると成膜が進みすぎて表面の多孔性が低下し、インクの吸収速度が低下する傾向にある。一方、乾燥温度が低すぎると光沢に乏しくなる傾向があり生産性も低下する。このことから、乾燥温度は、50〜150℃が好ましく、70〜120℃がより好ましい。
本発明のインクジェット記録用シートに記録画像を形成するための液体インクは、着色剤、液媒体、およびその他の任意の添加剤からなる記録液体であり、市販の任意のインクジェット記録用液体インクが使用できる。
着色剤としては、直接染料、酸性染料、反応性染料等の各種水溶性染料、100nm前後に微粒子化され、樹脂、界面活性剤等で表面処理されたカーボンブラック、有機顔料等が挙げられる。
また、液媒体としては、水単独、あるいは水および水溶性有機溶剤の併用がある。水溶性有機溶剤としては、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール等の一価アルコール、1,2−ヘキサンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル等が挙げられる。
中でも、顔料インク中に水溶性有機溶剤として、1,2−ヘキサンジオールおよびグリセリンを含有し、かつ、両者の合計が水溶性溶剤の80%以上である顔料インクと本発明のインクジェット記録用シートとの組合せが、顔料インク適性、特に耐擦過性の点で好適である。
添加剤としては、例えばpH調整剤、金属封鎖剤、防ばい剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、界面活性剤、および防錆剤等が挙げられる。
(インク受容層形成用塗液Aの調製)
気相法シリカ(商品名:アエロジル300、一次粒子の平均粒経;7nm、BET法による比表面積;300m2/g、日本アエロジル(株)製)100部と、50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)の20%水溶液50部と、イオン交換水850部とを混合した。これにより得られた混合物を攪拌装置により分散した後、湿式超微粒化装置ナノマイザーを用いて処理した。次いで、得られた処理液に、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の5%水溶液360部および少量の消泡剤、分散剤および水を添加して、固形分濃度8%のインク受容層形成用塗液Aを得た。
湿式法合成非晶質シリカの20%分散液(商品名:サイロジェット703A、グレースデビソン製)500部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−145、(株)クラレ製)の5%水溶液400部および少量の消泡剤、分散剤および水を混合して、固形分濃度15%のインク受容層形成用塗液Bを得た。
180g/m2の原紙両面をポリエチレン樹脂で被覆した紙支持体(厚さ240μm、ポリエチレン樹脂には15質量%のアナターゼ型二酸化チタン含有)上にインク受容層形成用塗液Bを固形分で20g/m2となるようにワイヤーバーにて塗工、乾燥してインク受容層Bを形成した。次いで、インク受容層B上に0.5%ホウ砂水溶液を20g/m2で塗布した後、その上に、インク受容層形成用塗液Aを乾燥重量が10g/m2となるようにワイヤーバーにより塗布、乾燥してインク受容層Aを形成して、インクジェット記録用シートを得た。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおける50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)を、以下のカチオンポリマーに変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例2:50モル%アセチル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)
実施例3:40モル%メトキシカルボニル変性アリルアミン・アリルアミン塩酸塩共重合体(モル比1:1、質量平均分子量約1.5万)
実施例4:アリルアミン塩酸塩・ジアリルアミン塩酸塩共重合体(モル比4:1、質量平均分子量約2万)
実施例5:50モル%メトキシカルボニル変性アリルアミン・アリルアミン塩酸塩・ジアリルアミン塩酸塩共重合体(モル比1:4:1、質量平均分子量約2万)
実施例6:アリルアミン・アリルアミン塩酸塩共重合体(モル比1:4、質量平均分子量約1.5万)
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおけるポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)を、以下のポリビニルアルコールに変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例7:ポリビニルアルコール(商品名:PVA−235、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度3,500)
実施例8:ポリビニルアルコール(商品名:PVA−224、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度2,400)
実施例9:ポリビニルアルコール(商品名:PVA−217、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度1,700)
(シリカ微粒子分散液の調製)
SiO2濃度30質量%、SiO2/Na2O(モル比)3.1のケイ酸ソーダ溶液((株)トクヤマ製、三号ケイ酸ソーダ)に蒸留水を加え、SiO2濃度4.0質量%の希ケイ酸ソーダ水溶液を調製した。この希ケイ酸ソーダ水溶液を、水素型陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製、ダイヤイオンSK−1BH)が充填されたカラムに通し、活性ケイ酸水溶液を調製した。
次に、還流器、攪拌機、温度計を備えた5リットルのガラス製反応容器に蒸留水500gを仕込み100℃に加温した後、100℃に保ちながら、先ほど調製した活性ケイ酸水溶液を1.5g/分の速度で450g添加し、シード液を調製した。このシード液中のシード粒子凝集体の平均二次粒子径は184nmであった。
次いで、シード液に28%アンモニア水溶液を0.9g添加して安定化させた後、さらに、100℃で活性ケイ酸水溶液を1.5g/分の速度で550g添加した。添加終了後、100℃で9時間加熱還流した後、濃縮することにより、10質量%のシリカ微粒子分散液を得た。このシリカ微粒子の平均一次粒子径11nm、平均二次粒子径130nm、BET法による比表面積257m2/g、細孔容積1.01mL/gであった。
上記10質量%のシリカ微粒子分散液1000部に、50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)の20%水溶液50部を加え、攪拌装置により分散した後、湿式超微粒化装置ナノマイザーを用いて処理した。これにより得られた処理液に、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の5%水溶液389部および少量の消泡剤、分散剤および水を加え、固形分濃度8%のインク受容層形成用塗液Cを得た。
インク受容層形成用塗液Aの代わりインク受容層形成用塗液Cを塗布してインク受容層Cを形成したこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
(インクジェット記録用シートの作成)
180g/m2の原紙両面をポリエチレン樹脂で被覆した紙支持体(厚さ240μm、ポリエチレン樹脂には15質量%のアナターゼ型二酸化チタン含有)上に、1%ホウ砂水塗液20g/m2を塗布した後、実施例1と同じ組成のインク受容層形成用塗液Aを乾燥質量が20g/m2となるようにワイヤーバーで塗布、乾燥してインク受容層Aを形成して、インクジェット記録用シートを得た。
(インクジェット記録用シートの作成)
180g/m2の原紙両面をポリエチレン樹脂で被覆した紙支持体(厚さ240μm、ポリエチレン樹脂には15質量%のアナターゼ型二酸化チタン含有)上に、インク受容層形成用塗液Bを乾燥質量が20g/m2になるようにワイヤーバーにより塗布、乾燥してインク受容層Bを形成した。次いで、インク受容層B上に、ホウ砂とアリルアミン塩酸塩・ジアリルアミン塩酸塩共重合体(モル比4:1、質量平均分子量約2万)とを含む水塗液(1:5混合液、濃度3%)を20g/m2で塗布した後、その上に、実施例1と同じ組成のインク受容層形成用塗液Aを乾燥質量が10g/m2となるようにワイヤーバーで塗布、乾燥してインク受容層Aを形成して、インクジェット記録用シートを得た。
(インク受容層形成用塗液Dの調製)
湿式法合成非晶質シリカ(商品名:ファインシールX−30、(株)トクヤマ製)100部、ケイ素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、(株)クラレ製、ケン化度98.5%,平均重合度3,000)の10%水溶液200部および少量の消泡剤、分散剤および水を混合して、固形分濃度15%のインク受容層形成用塗液Dを得た。
気相法シリカ(商品名:アエロジル300、日本アエロジル(株)製)100部、50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)の20%水溶液100部およびイオン交換水800部を混合した。これにより得られた混合物を、攪拌装置により分散した後、湿式超微粒化装置ナノマイザーを用いて処理した。次いで、得られた処理液に、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−220、(株)クラレ製、ケン化度88%,平均重合度2,000)の10%水溶液200部および少量の消泡剤、分散剤および水を加えて、固形分濃度10%のインク受容層形成用塗液Eを得た。
ガラス転移点75℃のスチレン−2−エチルヘキシルアクリレート共重合体とコロイダルシリカの複合体(共重合体とコロイダルシリカは、質量比で20:80)100部、アルキルビニルエーテル・マレイン酸誘導体共重合体5部、ステアリルリン酸カリウム3部、ポリエチレンワックス25部、カゼイン5部を混合して、固形分濃度5%の光沢層用塗液Fを得た。
200g/m2の上質紙上にインク受容層形成用塗液Dを乾燥質量が10g/m2となるようにワイヤーバーにより塗布、乾燥しインク受容層Eを形成した。次いで、インク受容層D上に、インク受容層形成用塗液Eを乾燥質量が5g/m2となるようにワイヤーバーにより塗布、乾燥してインク受容層Eを形成した。さらに、インク受容層E上に、光沢層用塗液Fをワイヤーバーにより塗工後、その塗工面をただちに表面温度が95℃の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離型させて光沢層Fを形成して、インクジェット記録用シートを得た。このときの光沢層Fの塗工量は固形分で2g/m2であった。
(光沢層用塗液Gの調製)
コロイダルシルカ(商品名:スノーテックスST−OL、日産化学工業(株)製)100部に、離型剤としてオレイン酸アンモニウム(商品名:DEF−116T、(株)日新化学研究所製)2部を混合して、固形分濃度5%の光沢層用塗液Gを調整した。
実施例1と同様にして紙支持体上にインク受容層Bおよびインク受容層Aを順次形成した。ついで、インク受容層A上に、さらに光沢層用塗液Gをワイヤーバーにより塗工後、その塗工面をただちに表面温度が95℃の鏡面ドラムに圧接、乾燥後、離型させて光沢層Gを形成して、インクジェット記録用シートを得た。このときの光沢層Gの塗工量は固形分で1g/m2であった。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおいて、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の代わりに、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−145、(株)クラレ製、ケン化度99%、平均重合度4,500)を含むインク受容層形成用塗液Hを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおいて、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の代わりに、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−205、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度500)を含むインク受容層形成用塗液Iを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおいて、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の代わりに、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−420、(株)クラレ製、ケン化度79.5%、平均重合度2,000)を含むを含むインク受容層形成用塗液Jを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおいて、50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩(質量平均分子量約6万)の代わりに、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(質量平均分子量約2万)を含むインク受容層形成用塗液Kを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例1のインク受容層形成用塗液Aにおいて、50モル%メトキシカルボニル変性ポリアリルアミン塩酸塩の代りに、ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド・アクリルアミド共重合体(質量平均分子量約20万)を含み、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−245、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度4,500)の代わりに、ポリビニルアルコール(商品名:PVA−145、(株)クラレ製、ケン化度99%、平均重合度4,500)を含むインク受容層形成用塗液Lを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを得た。
実施例1〜13、比較例1〜5で得たインクジェット記録用シートについて、エプソンインクジェットプリンターPM−970C(染料インク系)を用い、ISO−400画像(「高精細カラーディジタル標準画像データISO/JIS−SCID」、p13、画像名称:ポートレート、財団法人日本規格協会発行)および各色(コンポジットブラック、マゼンダ、シアン、イエロー)の光学濃度が1.0となるようなベタ印字を行った。得られたインクジェット記録用シートおよびその画像について、以下のように評価した。評価結果を表1に示す。
得られたインクジェット記録用シート塗工面の未印字部分のひび割れ状態を目視により観察し評価した。
(評価基準)
◎:全くひび割れがみられない
○:若干ひび割れがみられるものの、実用上全く問題ないレベルである
△:ひび割れがみられ、実用上問題がある
×:ひび割れが多数ある
得られたISO−400画像の画質を目視観察により評価した。
(評価基準)
◎:画質が非常に優れている
○:画質は良好で実用上全く問題ないレベルである
△:画質が劣っており実用上問題がある
×:画質が非常に劣っている
得られたISO−400画像を目視観察し、インク吸収性を評価した。
(評価基準)
◎:インク溢れによる画像のつぶれが全くみられない
○:若干インク溢れによる画像のつぶれがみられるものの実用上問題ないレベルである
△:インク溢れによる画像のつぶれがみられ実用上問題がある
×:インク溢れが著しい
得られた各色のベタ印字画像を24時間放置後、印字部に水滴を1滴滴下して1分間後に拭き取り、水滴を滴下した部分の状態を目視で観察した。
(評価基準)
◎:インクのニジミがない
○:若干のインクのニジミが認められるが、実用上問題ないレベルである
△:インクのニジミおよび色濃度の低下が認められ、実用上問題がある
×:インクのニジミおよび色濃度の低下が著しい
得られたISO−400画像およびコンポジットブラックのベタ印字画像を24時間放置後、オゾン濃度2.5ppmの容器内に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下で10時間保管した。ISO−400画像については目視により観察して、耐オゾン性を評価した。
(評価基準)
◎:ほとんど変褪色がみられず非常に良好である
○:わずかに変褪色はみられるものの色バランスは崩れておらず良好である
△:変褪色がみられ、実用上問題のあるレベルである
×:変褪色が著しい。
一方、コンポジットブラックのベタ印字画像については、オゾン雰囲気での保管前後の光学濃度をマクベス反射濃度計RD−914で測定し、残存率[(保管後の光学濃度/保管前の光学濃度)×100(%)]を求めた。
得られたISO−400画像およびマゼンダのベタ印字画像を24時間放置後、キセノンウエザーメーター(スガ試験機株式会社製 型式WEL−7X−LHP)を用い、63℃、相対湿度50%の雰囲気下で48時間保管した。保管後のISO−400画像を目視により観察して、耐光性を評価した。
(評価基準)
◎:ほとんど変褪色がみられず非常に良好である
○:わずかに変褪色はみられるものの色バランスは崩れておらず良好である
△:変褪色がみられ、実用上問題のあるレベルである
×:変褪色が著しい
一方、マゼンダのベタ印字画像については、キセノンウエザーメーター内保管前後の光学濃度をマクベス反射濃度計RD−914で測定し、残存率[(保管後の光学濃度/保管前の光学濃度)×100(%)]を求めた。
得られたISO−400画像および各色のベタ印字画像を24時間放置後、40℃、相対湿度90%の恒温恒湿器に72時間保管した。保管後の目視により観察して、耐熱湿性を評価した。
(評価基準)
◎:経時ニジミの発生および変褪色がほとんどみられず非常に良好である
○:若干の経時ニジミおよび変褪色はみられるものの、実用上全く問題のないレベルである
△:経時ニジミおよび変褪色がみられ、実用上問題のあるレベルである
×:経時ニジミが顕著に認められ、変褪色も著しい
得られたインクジェット記録用シートを5×10cmの短冊状に断裁し、10℃、相対湿度15%環境下で調湿したのち、同環境下で印字面を上にしてコア内径3cmの紙管にまきつけ、折れ割れを評価した。
(評価基準)
○:折れ割れがなく、実用上全く問題のないレベルである
△:折れ割れが認められ、実用上問題のあるレベルである
×:折れ割れが顕著である
これに対し、ケン化度が98モル%を越えるバインダーを含有した比較例1のインクジェット記録用シートは、保存性に優れるものの、耐折れ割れ性が低かった。
また、重合度が1,000未満であるバインダーを含有する比較例2のインクジェット記録用シートは、インク吸収性は優れていたものの、ひび割れ、画質、耐水性、耐オゾン性、耐光性、耐熱湿性、耐折れ割れ性が低かった。
ケン化度が80モル%未満のバインダーを含有する比較例3のインクジェット記録用シートは、ひび割れ、画質、インク吸収性、耐水性、耐オゾン性、耐光性、耐熱湿性、耐折れ割れ性のいずれもが低かった。
インク受容層が特定のカチオンポリマーを含有しない比較例4のインクジェット記録用シートは、ひび割れ、画質、耐水性は優れていたものの、インク吸収性、耐オゾン性、耐光性、耐熱湿性、耐折れ割れ性が低かった。
インク受容層が特定のカチオンポリマーおよび特定のバインダーを含有しない比較例5のインクジェット記録用シートは、ひび割れ、画質、インク吸収性、耐水性、耐オゾン性、耐光性、耐熱湿性、耐折れ割れ性のいずれもが低かった。
Claims (9)
- 前記ポリマー(A)中の、前記構成単位(a1)と前記構成単位(a2)とのモル比が0.5:1〜20:1である請求項2に記載のインクジェット記録用シート。
- 前記ポリマー(A)中の、前記構成単位(a1)および前記構成単位(a2)の合計と、前記構成単位(a3)とのモル比が、0.5:1〜10:1である請求項4に記載のインクジェット記録用シート。
- 前記構成単位(a3)におけるR2〜R9がすべて水素原子である請求項4または5に記載のインクジェット記録用シート。
- 前記ポリマー(A)の質量平均分子量が10,000〜200,000である請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
- 支持体が耐水性支持体である請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
- 無機微粒子の平均一次粒子径が30nm以下である請求項1〜8のいずれかに記載のインクジェット記録用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230553A JP2007044950A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | インクジェット記録用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230553A JP2007044950A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | インクジェット記録用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007044950A true JP2007044950A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37848205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005230553A Pending JP2007044950A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | インクジェット記録用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007044950A (ja) |
-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005230553A patent/JP2007044950A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005280341A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP4305627B2 (ja) | 複合ゾル、その製造法及びインクジェット記録媒体 | |
US20080057190A1 (en) | Method for producing an ink jet recording sheet | |
AU2003218245A1 (en) | Coating composition colloidal silica and glossy ink jet recording sheets prepared therefrom | |
JPWO2003055799A1 (ja) | 無機多孔性微粒子 | |
WO2005075211A1 (ja) | インクジェット記録材料の製造方法 | |
JP2006289779A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2005059448A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2005138406A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2009241290A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2005059470A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2005111837A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2007044950A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2006341542A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP4085883B2 (ja) | インクジェット記録シート | |
JP4079824B2 (ja) | インクジェット記録シート | |
JP2005178189A (ja) | インクジェット記録用シートの製造方法 | |
JP2007062133A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP3951851B2 (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2007007993A (ja) | インクジェット記録用シートおよびその製造方法 | |
JP3945626B2 (ja) | インク受容層付記録用シートおよびインク受容層形成用塗布液 | |
JP2004314401A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2007015176A (ja) | インクジェット記録用シート | |
JP2008030441A (ja) | インクジェット記録シート | |
JP2009046323A (ja) | 有機無機ハイブリッドシリカ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090904 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100216 |