JP2007041772A - 文書管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書管理システムの文書データを、メールを用いて容易な方法で更新すること。
【解決手段】ネットワークに接続された文書管理システムは、文書を指定してメールを任意のアドレスに送信するメール作成手段と、送信したメールへの返信メールを受信するメール受信手段と、受信したメールを解析するメール解析手段と、更新する文書を特定してメールに添付された文書データを最新バージョンとして保存する文書データ更新手段とを持つことを特徴とし、文書管理システムは、送信元のアドレスとして生成したメールアドレスと、更新する文書データの文書IDと、送信先のメールアドレスと、送信処理を指示したユーザのユーザIDと、更新処理を特定するために生成した処理IDと、送信処理を行った日時とをあわせて管理し、受信したメールの送信アドレスと処理IDを用いて、どの文書データに対する更新処理かを特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上の文書管理システムで保管されている文書データを、メールを用いて登録、更新するための方法およびシステムに係る文書管理システムに関するものである。
ネットワーク上のサーバを用いて文書データを管理する文書管理システムに、ユーザが文書データを登録する場合、Webブラウザや専用クライアントアプリケーションを用いてサーバにアクセスし、所定の操作を行うことにより、登録を行うのが一般的である。また、他には、より容易に登録を行えるように、登録する文書データをメールに添付し、所定の情報をメールに記載して送信することにより、文書管理システムに文書データを登録する方法も提案されている。
特許文献1記載の文書管理システムは、ユーザがサーバに対して、文書管理システムのツリー構造情報をメールで要求し、ツリー構造情報をメールで受信して、そのメールに記載されたツリー情報を用いて文書データを格納するフォルダを指定し、登録する文書データを添付してメールを送信することにより、文書データを登録する文書管理システムが提案されている。
また、特許文献2記載の文書配信システムは、メール本文に文書管理システムのどのフォルダに文書を登録するか記載し、登録文書データをメールに添付して送信することにより、文書データを登録する文書登録依頼装置が提案されている。
一方、文書管理システムに文書データのバージョンを管理する機能などがある場合には、文書管理システムの文書データを更新することが可能となる。文書データを更新する場合は、前記登録時と同様、Webブラウザや専用アプリケーションを用いてサーバにアクセスし、更新する文書データを取得してローカルPC上で取得した文書データを変更し、再度、Webブラウザや専用アプリケーションを用いてサーバにアクセスして、バージョンを更新する文書データを指定して変更を加えた文書データを登録することにより、文書データの更新を行うことが一般的である。
特開2004−102334号公報(P20−図5) 特開2002−189686号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、メールによる文書データの登録は行えるが、上述した文書データのバージョンの更新処理を、メールを用いて行うことは考慮されていないため、文書管理システムが持つバージョン管理機能をメールのように容易な方法で利用することができなかった。そのため、メールを用いて文書管理システムに文書データを登録することができたとしても、ユーザは一度登録した文書データを更新するためには、メール以外の一般的な方法で更新するしか方法がなかった。
文書管理システムは、文書を保管するためのシステムであるため、文書を管理することがシステムの機能である。そのため、文書を登録するだけでなく、文書データを容易に更新することができることが、ユーザが文書管理システムを利用するときにおいて必要となる。しかしながら上述のように、従来のシステムにおいては、文書データの更新処理を容易に行う方法が提案されていなかった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、文書管理システムの文書データのバージョンを、メールを用いて容易な方法で更新することを目的とする文書管理システムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の文書管理システムは、指定されたメールアドレスにメールを送信するメール送信手段と、送信するメールの送信元メールアドレスを自動で生成するメールアドレス生成手段と、送信するメールに特定するための情報を自動で生成し付加する処理ID生成手段と、送信するメールを作成するメール作成手段と、メール送信に使用した情報を管理する情報管理手段と、クライアントから送信されたメールを受信するメール受信手段と、クライアントから受け取ったメールに記載されている内容から、更新する文書データを特定するメール解析手段と、特定した文書データを受信したメールの内容を用いて更新する文書データ更新手段と、を持つことを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムで生成されるメールには、ユーザから指定された文書データを添付することを特徴とする。
さらに、前記クライアントから受け取るメールには、更新するための文書データが添付されており、その添付データを用いて文書データの更新を行うことを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムの受信メール解析手段は、送信時にメールアドレス生成手段で生成した送信元メールアドレスと、処理ID生成手段で生成した処理IDを受信したメールから取得して、送信元メールアドレスと処理IDを用いて、メール送信時に使用した情報から、更新を行う文書データを特定することを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムのメール作成手段は、送信先のユーザに、更新を行う権限がない場合には、メールの作成を行わないことを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムの文書データ更新手段は、受信したメールを送信してきたユーザが更新を行う権限がない場合には、文書データの更新を行わないことを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムのメール作成手段および文書管理システムの文書データ更新手段において、更新を行う権限がなかった場合には、エラー情報をユーザにメールで通知することを特徴とする。
さらに、前記文書管理システムの文書データ更新手段は、メールによる文書データの更新を行う期限が決まっており、有効期限内のみ文書データの更新を行うことを特徴とする。
前記文書管理システムで作成されるメールは、送信先のメールアドレスと、送信元メールアドレス生成手段により生成された送信元メールアドレスが設定され、処理ID生成手段により生成された処理IDがメール本文もしくはメールタイトル、もしくはメールヘッダに記載されていることを特徴とする。
前記文書管理システムで受信するメールは、前記メールアドレス生成手段により生成されたメールアドレスが送信先のメールアドレスに設定され、前記処理ID生成手段により生成された処理IDがメール本文もしくはメールタイトル、もしくはメールヘッダに記載されていことを特徴とする。
本発明によって、ユーザは更新したい文書データを、所定のメールに対する返信メールに添付して送信するだけで、容易に文書管理システムの文書データを更新することが可能となる。さらに、文書管理システムの膨大な文書データ内から更新を行う文書データを特定する必要がないため、更新する文書の間違いがおきないため、確実に更新処理を行うことが可能となる。さらに、更新を依頼する送信先のユーザに更新する文書データの更新権限がない場合には、メールを作成せず、また、メール返信により文書データの更新を要求された場合に、要求を行ったユーザに文書データの更新権限が存在しない場合には、更新処理は行わないことで、文書管理システムを用いた場合と同様に、セキュリティを考慮した文書更新処理を行うことが可能となる。さらに、更新処理を行える期間を設定することで、更新処理に期限を設けることや、誤って、後日更新を行ってしまうことを防止することが可能である。
以下に本発明を実施するための形態の一例を、図を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施例の全体構成図である。文書管理システム110は、文書管理機能を提供する文書管理サーバ111と保管するデータを保持するデータベースである文書管理DB112から構成されており、ユーザが利用するPC等のユーザ端末101と、文書管理サーバ111はインターネット網100に接続されている。ユーザは、ユーザ端末101からWebブラウザ等を利用して、インターネット網100を介して、文書管理サーバ111にアクセスし、文書管理システム110を利用する。また、ユーザが送信するメールや文書管理システムから送信されるメールもインターネット網100を介して、送受信される。
文書管理システム110のモジュール構成図を図2に示す。文書管理サーバ111は、インターネット網を通じてデータの送受信を行う通信部210と、文書管理DBのデータの処理を行うDBアクセス部212と、ユーザに通知するメールを作成するメール作成部213と、ユーザから受信したメールを解析するメール解析部214と、メールの送受信を行うメール送受信部215と、これら各モジュール間の機能を利用して、文書管理システムの機能を提供するための処理を行うデータ処理部211と、から構成され、文書管理DB112は、文書データやユーザの情報等を保管するデータベース(DB)220を持つ。DB220では、図23から図26に示すような情報が管理されている。
次に、本実施例の処理の流れを説明する。本実施例では、ユーザAがWebブラウザを用いて文書管理サーバ111にアクセスし、文書管理システム110で保管されている文書データのうち、更新したい文書データを選択して、そのデータの更新を行うユーザBに対して、更新を行いたい文書データを添付してメールを送信する。前記メールを受信したユーザBは、受信したメールから添付されているデータを取得し、その受信した文書データをローカルPC環境において変更した後、受信したメールに対する返信メールとして、更新する文書データを添付してメールを作成し、作成したメールを送信する。文書管理システム110はユーザBからの返信メールを受信し、そのメールに添付されていた文書データを、ユーザAが指定して送信してきた文書データの最新バージョンとして、文書管理システム110に保管する。
まず、ユーザAがWebブラウザを用いて、文書管理サーバ111にアクセスし、ユーザBに対してメールを送信するまでの処理を説明する。処理のシーケンスを図3に示す。
ユーザAは図4に示すような文書管理システムのログイン画面のログインIDとパスワード欄にそれぞれ入力し、ログインボタンを押下する。ユーザ端末は、入力されたログインIDとパスワードを文書管理サーバに送信し、ログインを要求する。文書管理サーバでは、受け取ったログインIDとパスワードを用いて、正当なユーザAからの要求であるかどうかを判断する。通信部210でユーザからの要求を受信し、データ処理部211でログイン要求であることを判断すると、DBアクセス部212がDB220から、要求のあったログインIDとパスワードの情報を取得し、データ処理部211で正当なログインIDとパスワードであったか判断する。もし、ログインIDとパスワードによりユーザを認証できた場合には、そのユーザがアクセス可能なフォルダの一覧の情報をDBアクセス部212がDB220から取得し、データ処理部211が取得した情報をユーザ端末が表示を行うために必要なデータに変換をして、通信部210から処理結果のデータを返す。ここで文書管理サーバでは、ユーザから預かった文書データをフォルダを用いたツリー構造で管理しているとする。
文書管理サーバからのユーザAがアクセス可能なフォルダ一覧の情報を受信したユーザ端末は、その受信した情報を図5に示すような画面を用いてユーザAに提示する。ユーザAは提示されたフォルダの一覧から、所望の文書データが格納されているフォルダに移動するため、任意のフォルダを選択し、そのフォルダの中の情報取得を要求する。通信部210でユーザからフォルダ内情報取得の要求を受け取ると、データ処理部211はDBアクセス部212経由でDB220から、そのユーザがアクセス可能なフォルダおよび文書データの一覧情報を取得し、取得したデータをユーザ端末で表示可能なデータに変換して、ユーザ端末に返す。そして、ユーザ端末は、受信したフォルダおよび文書データの一覧情報を用いて、ユーザにフォルダ内の情報を提示する。ユーザは所望の文書データが格納されているフォルダまで上記の操作を繰り返し、フォルダのツリー構造をたどっていく。
例えば、ユーザAは上記の処理を繰り返し、所望の文書データ「文書3」が格納されているフォルダ32に移動した場合には、図6に示すような画面が表示される。ここで、ユーザが「文書3」を更新したい場合には、一般的に以下のようなステップをふむ。
まず、文書管理システムの「文書3」をチェックアウトし、チェックアウトした文書データをローカルのPCにダウンロードして保存し、その保存した文書データを更新して、再度ユーザは、文書管理システムにログインして、「文書3」が格納されているフォルダまでツリー構造をたどって移動し、「文書3」を選択して、チェックインを行い、更新したローカルPCの「文書3」の文書データをアップロードする。このように、ユーザは、一つの文書データを更新するためには、文書管理システムに2度ログインし、チェックアウトしておいた文書の格納位置まで再度移動する手間が発生する。ツリー構造が単純で保管されている文書データの量が多くなければ、この手間はそこまで大きくなることはないが、文書管理システムで保管している文書データの量は、通常、ローカルPCなどに比べてはるかに多く、一度チェックアウトした文書の格納場所を忘れてしまうと、見つけ出すのが非常に困難となり、再度同じ格納場所に移動する手間も大きくなってしまう。
それに対し、本発明では、チェックアウト時には、従来どおり、フォルダのツリー構造を所望の文書データが格納されている位置まで移動する必要があるが、その後は再度同様の処理をユーザが行う必要がないため、容易に更新処理を行うことが可能である。この処理に関しては後述する。
ユーザAは所望の文書データ「文書3」が格納された「フォルダ32」に移動した後、図6に示すように、「文書3」を選択し、メール配信ボタンを押下する。メール配信ボタンを押下すると、図7のようなメール作成画面に遷移し、ユーザに、文書データを送信するメールアドレス等の情報の入力を要求する。ユーザAは送信先であるユーザBのメールアドレスと、タイトル、本文等を入力し、送信ボタンを押下する。
文書管理サーバは、通信部210でユーザからのメール情報を受け取ると、メール作成部213で受け取った情報のメールを作成する。メール作成時の処理フローを図8に示す。
まず始めに、ステップS801において、送信メールの送信元メールアドレス(Fromアドレス)を生成する。Fromアドレスは、システムでユニークになるように、@前のユーザIDを生成し、それに文書管理システム固有のドメイン名を付加して生成される。
次にステップS802において、本メール送信処理を特定するための、システムでユニークな処理IDを生成する。生成した処理IDは、ステップS803でユーザから指定されたメール本文の先頭に追加される。さらにステップS804において、ステップS803のメール本文と、ユーザから指定された送信先メールアドレスとタイトルを送信メールの情報としてセットし、ステップS801で生成したFromアドレスをセットする。
次にステップS805において、本メールに添付する文書データ「文書3」の実データをDBから取得し、ステップS806において、取得した文書データを送信メールの添付データとしてセットし、送信メールの完成となる。
最後にステップS807で、本処理において生成、使用した情報をメール送信情報管理テーブルに保存する。メール送信情報管理テーブルの例を図9に示す。
上記のステップにより作成されたメールは、メール送受信部215から送信される。作成されるメールの例を図10に示す。作成されたメールには、ユーザから指定された送信先メールアドレス、タイトル、本文のほかに、ステップS801で生成された送信元メールアドレス、処理IDが情報としてセットされている。
次にユーザBがメールを受信し、添付されていた文書データを更新して、返信メールを用いて文書データを更新する処理に関して説明する。
ユーザBは、前記処理により、ユーザAから指定された「文書3」が添付されたメールを、メーラーを用いて受信する。受信したメールに添付されていた文書データをローカルPCに保存し、その文書データを更新する。ユーザBは文書データを更新したら、受信したメールへの返信メールを作成し、その返信メールに更新した文書データ「文書3´」を添付する。返信メールには、元のメールの送信元メールアドレスが返信メールの送信先メールアドレスに、ユーザBのメールアドレスが返信メールの送信元メールアドレスにセットされる。ユーザBはさらに、返信メールの本文に、受信メールに記載されていた処理IDの情報をそのまま転用し、記載する。上記処理により生成された返信メールの例を図11に示す。
ユーザBは上記返信メールを作成したら、メールを送信する。文書管理サーバは、メール送受信部215でユーザBからの返信メールを受信したら、受信したメールをメール解析部214で解析する。メールの解析処理フローを図12に示す。
ステップS1201で、受信したメールの送信先メールアドレス(Toアドレス)情報を抽出する。そのToアドレスが、メール送信情報管理テーブルに存在するかどうかステップS1202でチェックし、存在した場合には、受信メールの本文に記載されている処理IDの情報を抽出する。ステップS1204で、その処理IDとToアドレスを、メール送信情報管理テーブルの情報を用いてチェックし、処理IDとToアドレスの両方が一致した場合には、ステップS1205で受信したメールの添付データが存在することをチェックし、ステップS1206で添付されていた文書データを取得する。さらに、ステップS1207で、メール送信情報管理テーブルから元の送信メールに添付していた送信文書の文書ID(文書IDはシステムユニークな文書を特定するための情報)を取得する。ステップS1208で、ステップS1207で取得した文書IDの最新バージョンの文書データとして、ステップS1206で取得した文書データをDB220に登録する。
さらに、処理が完了した時点で、図17に示すような完了通知のメールをユーザBに、もしくはユーザBとユーザAに送信することにより、更新処理が行われたことを通知することが可能となる。
上記処理により、ユーザAが送信した「文書3」の最新バージョンの文書データとして、ユーザBが変更、送信してきた文書データ「文書3´」を「文書3」の最新文書データとして、登録し、更新することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、ユーザAが別のユーザであるユーザBに指定した文書を更新してほしい場合などにも、送信先にユーザBを指定し、ユーザBに返信メールを送信してもらうだけで、ユーザBに文書の格納場所の情報を通知したりせずに、文書の更新処理を行ってもらうことが可能となる。ユーザBは、受信メールの添付データを更新して、返信メールを作成するのみでよいので、いちいち文書管理システムにアクセスしなくても、更新処理を実行することが可能である。
本実施例においては、ユーザAはユーザBを指定してメールを送信するように実行したが、自分を指定してメールを送信し、そのメールに自分で返信を行うようにすれば、ユーザAが再度、文書管理システムにアクセスせずに文書データの更新を行うことが可能となる。
本発明の第2の実施例は、第1の実施例と比べて、文書データの更新処理を行う際にアクセス権チェックを行う点のみ異なるため、異なる点を中心に説明する。
第1の実施例において、ユーザBが返信メールに「文書3´」を添付して、更新を行った場合、文書管理サーバでは、その受信したメールの送信先アドレスと処理IDを用いて要求が正しいかどうかの判断を行い、要求が正しかった場合には、更新を要求したユーザを特定せずに文書データの更新処理を行っていた。しかし、文書管理システムで管理する文書データは一般的に、ユーザ毎に各文書データに対する権限が定められており、権限のない文書データを更新することは不可能である。そのため、本実施例では、更新を行うユーザのアクセス権をチェックし、更新権限が存在する場合にのみ、更新処理を行う。
第1の実施例と同様、ユーザAが「文書3」を選択し、送信先のアドレスを指定して、メール配信を実行する。第1の実施例では、文書管理サーバで、図8に示したようなフローによる処理が行われてメールが作成されるが、第2の実施例では、この処理に、送信先ユーザの特定処理が追加となる。処理フローを図13に示す。
ステップS1301において、ユーザAから指定された送信先メールアドレス(Toアドレス)に対応するユーザが、文書管理システムの登録ユーザに存在するかどうか、DB220の情報を取得してチェックを行う。Toアドレスに対応したユーザを特定できた場合には、ステップS1302において、そのユーザが、作成メールに添付する送信文書データに対して、更新権限をもっているかどうか、DB220の情報を取得してチェックを行う。もし、ステップS1301もしくはステップS1302のチェックにおいて、エラーとなった場合には、ユーザAが指定したユーザに対して更新依頼のメールを送信しても受信したユーザは更新処理を行うことができないため、メール作成処理を中止し、ユーザAにエラー情報を通知する。もし、S1301とS1302のチェックをどちらもとおった場合には、実施例1で説明した図8に示すメール作成フローと同様の処理が行われ、送信メールが作成される。最後にステップS1309において、本処理において生成、使用した情報をメール送信情報管理テーブルに保存するが、実施例においては、図14に示すように、送信先のユーザのユーザIDがメール送信情報管理テーブルに追加となる。
次に、ユーザBからの返信メールを文書管理サーバが受信した場合の処理について説明する。受信メールの解析処理フローを図15に示す。実施例1と同様、ステップS1501で送信先のメールアドレス情報を受信メールから取得し、ステップS1502で取得した送信先メールアドレスがメール送信情報管理テーブルの情報に存在するかどうかチェックする。存在した場合には、ステップS1503で、そのメール送信情報管理テーブルの送信先アドレスと、受信したメールの送信元アドレスが一致するかどうかチェックし、さらに、メール送信情報管理テーブルの送信先ユーザIDのユーザが、更新を行う文書IDに対して更新権限があるかどうかをステップS1504でチェックする。もし更新権限がなかった場合には、図16に示すようなエラーメールを生成し、ユーザBに送信する。ステップS1503およびS1504のチェックにとおった場合は、実施例1と同様、処理IDのチェックを行い、添付データを取得して、更新処理を行う。メールの解析処理が正常に終了した場合には、図17に示すような完了通知メールをユーザBに送信する。
以上説明したように、本実施例によれば、ユーザAが間違って指定文書に対して更新権限のないユーザにメールを送信してしまうことを防止することが可能となる。さらに、更新を行うユーザが実際に更新処理を行うときにアクセス権限がなくなってしまっている場合にも更新処理を行わないように制御できるため、誤った更新処理を防ぐことが可能となる。
本発明の第3の実施例は、第1の実施例と比べて、文書データの更新を行える期間が有限である点のみ異なるため、異なる点のみ説明する。
図18に示すように、ユーザAが、メール情報を指定する画面において、送信メールに対する返信により更新を行うことが可能な期限を設定する。ここで設定された情報が文書管理サーバに送信され、文書管理サーバでは、メール作成処理時に、メール送信情報管理テーブルに有効期限の情報を設定する。メール送信情報管理テーブルの例を図19に示す。実施例1のときにはメール送信情報管理テーブルには、図9に示すような情報をメール作成時に設定していたが、本実施例においては、それに加えて、有効期限の情報をメール送信情報管理テーブルに設定する。
ユーザBには、図20に示すようなメールが送信される。送信されるメールには、実施例1のときに送信されるメールに加えて、更新期限がいつまでであるかという情報が本文に加えられている。
ユーザBからの返信メールを文書管理サーバが受信した場合には、実施例1の場合のメール解析処理に加えて、有効期限のチェック処理が加えられる。処理フローを図21に示す。ステップS2101からS2105まで実施例1と同様の処理が行われ、ステップS2106で、要求された更新処理が、有効期限内であるかどうかチェックを行う。もし、期限が切れていた場合は、有効期限切れである旨のエラー通知メールを作成し、ユーザBに送信する。有効期限内であった場合は、ステップS2107以降、実施例1と同様に、文書データの更新処理が行われる。
以上説明したように、本実施例によれば、誤った更新処理が後日行われたりしないように、更新処理に期限を設けて、ユーザの更新処理を制限することが可能となる。
本発明の第4の実施例は、第1の実施例と比べて、ユーザAがユーザBに対して送信するメールに、元文書データを添付しないでメールを送信する点のみ異なるため、異なる点のみ説明する。
ユーザAは実施例1と同様にメール情報を入力するが、本実施例の場合には、図22に示すようにメール作成画面でメールに元の文書データを添付して送信するかどうかを指定する。もし、ユーザAが元データの添付を行わないように指定した場合は、ユーザBに送信されるメールには元データは添付されない。
ユーザBは、添付データの存在しない文書データを受信した場合にも、更新して最新バージョンとして保存する文書データを添付して返信メールを作成する。そのため、ユーザBは別途、最新バージョンとして保存する文書データを用意する必要がある。ユーザBから何らかのデータが添付されたメールを文書管理サーバが受信した後は、他の実施例と同様の処理が行われ、添付されていたデータが最新バージョンのデータとして保存される。
以上説明したように、本実施例によれば、例えば、元のデータを既にユーザBが持っている場合や、元のデータを送る必要がない場合などには、文書管理システムからユーザBに送信されるメールのサイズを押さえることが可能となる。
全体構成図 文書管理システムのモジュール関係図 メール送信処理のシーケンス図 ログイン画面例を示す図 ログイン後表示画面例を示す図 フォルダ・文書一覧画面例を示す図 送信メール作成画面例を示す図 送信メール作成処理フローチャート メール送信情報管理テーブル例を示す図 送信メール例を示す図 返信メール例を示す図 受信メール解析処理フローチャート 実施例2の送信メール作成処理フローチャート 実施例2のメール送信情報管理テーブル例を示す図 実施例2の受信メール解析処理フローチャート 実施例2の処理エラー通知メール例を示す図 処理結果通知メール例を示す図 実施例3のメール作成画面例を示す図 実施例3のメール送信情報管理テーブル例を示す図 実施例3の送信メール例を示す図 実施例4の受信メール解析処理フローチャート 実施例4のメール作成画面例を示す図 データベースのユーザ情報管理テーブル例を示す図 データベースのアクセス権情報管理テーブル例を示す図 データベースの文書情報管理テーブル例を示す図 データベースのフォルダ情報管理テーブル例を示す図
符号の説明
100 インターネット網
101 PC等のユーザ端末
110 文書管理システム
111 文書管理システムの文書管理サーバ
112 文書管理システムの文書管理データベース
210 文書管理サーバのネットワーク通信部
211 文書管理サーバの処理制御部
212 文書管理サーバの文書管理データベースアクセス処理部
213 文書管理サーバの送信メール作成処理部
214 文書管理サーバの受信メール解析処理部
215 文書管理サーバのメール送受信部
220 文書管理データベースのデータベース

Claims (10)

  1. 文書データを管理する文書管理システムに、クライアントからメールを用いて、文書データを登録、更新する方法を備えた文書管理システムであって、
    前記文書管理システムは、指定されたメールアドレスにメールを送信するメール送信手段と、
    送信するメールの送信元メールアドレスを自動で生成するメールアドレス生成手段と、
    送信するメールに特定するための情報を自動で生成し付加する処理ID生成手段と、
    送信するメールを作成するメール作成手段と、
    メール送信に使用した情報を管理する情報管理手段と、
    クライアントから送信されたメールを受信するメール受信手段と、
    クライアントから受け取ったメールに記載されている内容から、更新する文書データを特定するメール解析手段と、
    特定した文書データを受信したメールの内容を用いて更新する文書データ更新手段と、
    を持つことを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記文書管理システムで生成されるメールには、ユーザから指定された文書データを添付することを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  3. 前記クライアントから受け取るメールには、更新するための文書データが添付されており、その添付データを用いて文書データの更新を行うことを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  4. 前記文書管理システムの受信メール解析手段は、送信時にメールアドレス生成手段で生成した送信元メールアドレスと、処理ID生成手段で生成した処理IDを受信したメールから取得して、送信元メールアドレスと処理IDを用いて、メール送信時に使用した情報から、更新を行う文書データを特定することを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  5. 前記文書管理システムのメール作成手段は、送信先のユーザに、更新を行う権限がない場合には、メールの作成を行わないことを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  6. 前記文書管理システムの文書データ更新手段は、受信したメールを送信してきたユーザが更新を行う権限がない場合には、文書データの更新を行わないことを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  7. 前記文書管理システムのメール作成手段および文書管理システムの文書データ更新手段において、更新を行う権限がなかった場合には、エラー情報をユーザにメールで通知することを特徴とする、請求項5または6記載の文書管理システム。
  8. 前記文書管理システムの文書データ更新手段は、メールによる文書データの更新を行う期限が決まっており、有効期限内のみ文書データの更新を行うことを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  9. 前記文書管理システムで作成されるメールには、送信先のメールアドレスと、送信元メールアドレス生成手段により生成された送信元メールアドレスが設定され、処理ID生成手段により生成された処理IDがメール本文もしくはメールタイトル、もしくはメールヘッダに記載されていることを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
  10. 前記文書管理システムで受信するメールには、前記メールアドレス生成手段により生成されたメールアドレスが送信先のメールアドレスに設定され、前記処理ID生成手段により生成された処理IDがメール本文もしくはメールタイトル、もしくはメールヘッダに記載されていることを特徴とする、請求項1記載の文書管理システム。
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