JP2007041770A - 使用者識別システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンピュータ以外に追加装置を接続しないで、使用者を特定するICカードの置き忘れによるコンピュータの不正使用を防止する使用者識別システムを提供すること。
【解決手段】 ICタグ9が組み込まれた指輪7又はICタグ9が組み込まれた腕輪8等を利用者が身に着けてコンピュータを使用し、このICタグ読み取りデバイス5をコンピュータに組み込んだキーボード又はマウス3又はタブレット等の入力装置を備えること。
【選択図】 図2
Description
本発明は、セキュリティシステムに関し、特に、ICタグとICタグ読み取り装置を用いてコンピュータの使用者を限定する使用者識別システムに関する。
工場内やオフィスにあるコンピュータには、企業の重要な情報や顧客情報等が保管されている。また、一般に多くのコンピュータはネットワークに接続され、情報の共有が可能な状態にあり、社内の人的なセキュリティと社外からのネットワークを通じたセキュリティとを常時監視するシステムが必要不可欠になっている。
また、図書館等の公共施設にあるコンピュータやネットカフェ等の商店にあるコンピュータは不特定多数の人が利用する。この場合には、正規に手続きをしてコンピュータを利用している利用者がコンピュータから一時的に席を立った隙に、他の利用者が利用者の個人情報を盗み、情報を改竄するというセキュリティシステム上の問題が想定され、コンピュータ側から正規手続きをした利用者であるかを判断する機能を付加することが要求されていた。
各コンピュータの情報又は利用者の情報を守る手段には、コンピュータをログオンする時に入力するIDやパスワードを使用する方法やICカードを個人に所持させ、コンピュータに追加接続したデバイスで読み取り認証する方法がある。
しかしながら、いずれの場合も利用者がコンピュータにログオンする時にのみ認証するので、利用者が途中に席を立った時に他の者が利用できる状態にあるので、セキュリティの面から見ると危険である。
このような状態を避ける方法が、特許文献1に開示されている。特許文献1の技術は、ICタグ又はICカードを読み取るデバイスをコンピュータに追加接続し、利用者が所持するICタグ又はICカードを読み取りデバイスにセットし、一定周期で読み取り、利用中であるかの監視をおこなうセキュリティシステムである。
上述の特許文献1のICタグ又はICカードを利用したセキュリティシステムでは、利用者がコンピュータの使用を終えた時にセットしたICタグ又はICカードを忘れ、他人に利用される危険性がある。また、ICタグ又はICカードを読み取りデバイスを追加接続する必要があり、セキュリティシステムのコスト増大と追加接続される読み取りデバイスに設置場所が占有されるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたもので、その技術課題は、コンピュータ以外に追加装置を接続しないで、使用者を特定するICカードの置き忘れによるコンピュータの不正使用を防止する使用者識別システムを提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、機器に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段と使用者が身につけた使用者情報保持手段とからなる使用者識別システムにおいて、使用可と判定された使用者に前記機器の操作を許可し、使用不可と判定された使用者には、前記機器の操作をできないようにするか又は使用を制限する機能を備えた使用者識別システムである。
上記目的を達成するための第2の発明は、前記使用者が身につけた使用者情報保持手段が、使用者が身につける指輪又は腕輪等に組み込んだICタグからなり、前記機器に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段が、ICタグの読み取り装置が備えられる入力装置で、(1)キーボード、(2)マウス又はタブレット等の座標を入力する入力装置である使用者識別システムである。
上記目的を達成するための第3の発明は、工場、オフィス内にあるコンピュータ又は図書館等の公共施設にあるコンピュータ又はネットカフェ等の商店にて利用されるコンピュータの使用者を限定して管理するシステムに前記使用者識別システムを用いた使用者識別システムである。
本発明によれば、ICタグが組み込まれた指輪又は腕輪等を利用者が、身に着けてコンピュータを使用し、このICタグを読み込むデバイスをコンピュータに組み込んだキーボード又はマウス又はタブレット等の入力装置を備えることで、利用者がコンピュータの使用を終えた時にセットしたICタグ又はICカードを忘れ、不正使用されないように、利用者が身につける指輪又は腕輪等にICタグを取付けている。また、ICタグ又はICカードを読み取りデバイスを追加接続しなくてすむように、キーボード又はマウス又はタブレット等の入力装置に組み込んでいる。その結果、正規の利用者がコンピュータから離れると、他の人がコンピュータを使用できないか又は使用を制限するようにでき、正規の利用者がコンピュータを使用しているか否かを常に検出でき、不正使用を防止できる。また、セキュリティシステムのコスト増大を防止できる。
本発明を実施するための最良の形態に係る使用者識別システムを、以下に図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の使用者識別システムを利用したコンピュータの基本構成の説明図である。図2は、本発明の使用者識別システムのICタグ読み取りデバイスを組み込んだ入力装置であるマウスの説明図である。図3は、本発明の使用者識別システムのマウスとICタグを組み込んだ腕輪との通信イメージ図である。図4は、本発明の使用者識別システムのICタグ読み取りデバイスを組み込んだ入力装置であるキーボードの操作例を示す図である。図5は、本発明の使用者識別システムのキーボードICタグを組み込んだ腕輪との通信イメージ図である。
図1に示すように、本発明の使用者識別システムを利用したコンピュータは、CPU、記憶装置、電源、各種インターフェースを備えたコンピュータの本体1と表示装置2、入力装置のマウス3およびキーボード4から構成される。コンピュータの本体1は社内ネットワークに接続され、情報の共有化できる状態になっている。また、インターネットにも接続できる状態になっており、社外のあらゆる情報の検索や入手できる状態になっている。
本発明の使用者識別システムの機器に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段であるマウス3とキーボード4が、図2、図3に示されている。マウス3及びキーボード4の内部には、非接触でICタグの情報を読み取るICタグ読み取りデバイス5,6が組み込まれている。ICタグ読み取りデバイス5,6の電源はマウス3とキーボード4それぞれから供給される。また、コンピュータの本体1には各種アプリケーションソフトやデータ、それらを制御するオペレーティングシステム等のソフトウェアが組み込まれている。その中の1つに、マウス3内のICタグ読み取りデバイスのICタグ読み取り制御やデータの照合を行う制御用ソフトウェアも組み込まれている。
なお、入力機器であるマウス3又はキーボード4に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段であるICタグ読み取りデバイス5,6と使用者が身につけた使用者情報保持手段であるICタグを組み込んだ指輪7、ICタグを組み込んだ腕輪8とからなる使用者識別システムにおいて、使用者識別システムにより使用可と判定された使用者に機器の操作を許可し、使用不可と判定された使用者には、機器の操作をできないようにするか又は使用を制限する機能は、この制御用ソフトウェアにより行う。
主に、図2、図3により、本発明の使用者識別システムの動作を説明する。コンピュータの本体1の電源投入後、オペレーティングシステムが起動する。その後、コンピュータの本体1は、接続してあるマウス3又はキーボード4により、正規の利用者であるかどうか使用者を識別する。使用者識別時には、マウス3内に組み込まれたICタグ読み取りデバイス5又はキーボード4内に組み込まれたICタグ読み取りデバイス6に固有のIDを使用して、使用者を照合することが望ましい。使用者照合後は、マウス3の内部に組み込まれたICタグ読み取りデバイス5とキーボード4の内部に組み込まれたICタグ読み取りデバイス6は、常時ICタグ検出状態になる。
使用者は、予めICタグを組み込んだ指輪7又はICタグを組み込んだ腕輪8を身に着けるようにする。使用者がマウス3に手を置くと、マウス3内部に組み込まれたICタグ読み取りデバイス5により使用者が身に着けているICタグを組み込んだ腕輪8の情報を検出し、ICタグ内に書き込んであるIDを読み取り、IDをコンピュータの本体1に送り、ICタグ読み取りデバイスのICタグ読み取り制御やデータの照合を行う制御用ソフトウェアと照合を行う。なお、使用者のIDは予め制御用ソフトウェアに登録してある。使用者識別の照合が取れると、コンピュータは使用可能になる。
更に、マウス3内のICタグ読み取りデバイス5とキーボード4内のICタグ読み取りデバイス6は、使用者が常にコンピュータを使用しているか又は使用しているコンピュータの席にいるかを確認するために、所定の間隔で定期的に使用者のICタグを組み込んだ指輪7又はICタグを組み込んだ腕輪8のICタグを検出する。検出する間隔は、制御用ソフトウェアで、数秒から数分の間で適宜設定できる。
次に、使用者が一時的にコンピュータから離れた場合の動作について図4、図5を用いて説明する。使用者がコンピュータから離れた場合には、マウス3内のICタグ読み取りデバイス5又はキーボード4内のICタグ読み取りデバイス6とそれまで通信していた使用者のICタグを組み込んだ腕輪8のICタグを検出できなくなる。マウス3及びキーボード4からICタグのIDをコンピュータの本体1へ送信できなくなるためである。この状況を制御用ソフトウェアが把握し、コンピュータの本体1に接続されている表示装置2の画面表示を消し、使用不可と判定された使用者に機器の操作をできないようにするか、他の画面表示にする等の動作を行い、一時的に使用不可能に使用を制限する。その結果、他の使用者からデータを盗まれたり、改竄されたり等の不正使用を防止できるようになる。
また、使用者が席に戻りマウス3又はキーボード4に手を置くか近づけた場合には、使用者のICタグを組み込んだ腕輪8に組み込んだICタグが検出され、読み取られたIDがコンピュータの本体1に送られ、使用者の識別を照合し、その後、再びコンピュータが使用可能な状態になる。
ここでは、マウス3とキーボード4それぞれにICタグ読み取りデバイス5,6を組み込んだが、ICタグ読み取りデバイスのICタグ検出距離が長ければ、デバイスの組み込みはマウスかキーボードどちらかで良い。
更に、ICタグが組み込まれた指輪又は腕輪等を利用者が、身に着けてコンピュータを使用し、このICタグを読み込むデバイスをコンピュータに組み込んだキーボード又はマウスは、タブレット等の入力装置に代えても使用者認識システムが同様の効果を奏することを確認した。
また、ICタグ又はICカードを読み取りデバイスを追加接続しなくてすむように、キーボード又はマウス又はタブレット等の入力装置に組み込んでいるので、追加接続によりセキュリティシステムのコストが増大し、追加接続される読み取りデバイスに設置場所が占有されるという問題点を解決できる。
なお、このような使用者認識システムは、工場、オフィス内にあるコンピュータ又は図書館等の公共施設にあるコンピュータ又はネットカフェ等の商店にて利用されるコンピュータの使用者を限定して管理するシステムに用いる場合も、同様に効果を奏することを確認した。
以上に示したように、本発明により、コンピュータ以外に追加装置を接続しないで、使用者を特定するICカードの置き忘れによるコンピュータの不正使用を防止する使用者識別システムの提供が可能になる。
1 コンピュータの本体
2 表示装置
3 マウス
4 キーボード
5 ICタグ読み取りデバイス
6 ICタグ読み取りデバイス
7 ICタグを組み込んだ指輪
8 ICタグを組み込んだ腕輪
9 ICタグ
2 表示装置
3 マウス
4 キーボード
5 ICタグ読み取りデバイス
6 ICタグ読み取りデバイス
7 ICタグを組み込んだ指輪
8 ICタグを組み込んだ腕輪
9 ICタグ
Claims (3)
- 機器に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段と使用者が身につけた使用者情報保持手段とからなる使用者識別システムにおいて、使用可と判定された使用者に前記機器の操作を許可し、使用不可と判定された使用者には、前記機器の操作をできないようにするか又は使用を制限する機能を備えたことを特徴とする使用者識別システム。
- 前記使用者が身につけた使用者情報保持手段が、使用者が身につける指輪又は腕輪等に組み込んだICタグからなり、前記機器に備えた使用可否判定を行う使用者決定手段が、ICタグの読み取り装置が備えられる入力装置で、(1)キーボード、(2)マウス又はタブレット等の座標を入力する入力装置であることを特徴とする請求項1記載の使用者識別システム。
- 工場、オフィス内にあるコンピュータ又は図書館等の公共施設にあるコンピュータ又はネットカフェ等の商店にて利用されるコンピュータの使用者を限定して管理するシステムに前記使用者識別システムを用いたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の使用者識別システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005223977A JP2007041770A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 使用者識別システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005223977A JP2007041770A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 使用者識別システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007041770A true JP2007041770A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37799703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005223977A Pending JP2007041770A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 使用者識別システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007041770A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11688375B2 (en) | 2018-04-25 | 2023-06-27 | Roland Corporation | Musical instrument controller, electronic musical instrument system, and control method thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11328119A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-30 | Yokogawa Electric Corp | セキュリティ管理装置 |
JP2005094171A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Hitachi Kokusai Electric Inc | Icタグ認証機能付き携帯電話機 |
-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005223977A patent/JP2007041770A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH11328119A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-30 | Yokogawa Electric Corp | セキュリティ管理装置 |
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