JP2007035729A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
機密情報を有するセキュリティ用途のLSIにおいて、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察やFIBによる加工、改ざんに対して、集積回路の保護が不十分であった。
【解決手段】
半導体基板12と、半導体基板上に集積回路11が設けられた半導体集積回路装置において、半導体基板12の裏面に絶縁層13と導電層14を設ける。さらに、チップ裏面において、集積回路11の下方を覆うように裏面シールド配線17を形成する。裏面シールド配線17の一端には、パターン発生回路21より任意のパターン信号が入力され、裏面シールド配線17の他端から出力されるパターン信号とパターン発生回路21で発生したパターン信号との一致/不一致をパターン検出回路24によりチェックする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路装置に関するものであり、特に集積回路に対する外部からの観察、解析、不正読み出しや、加工、データ改ざん等の攻撃に対抗できるシールドを備えた半導体集積回路装置に関する。
スマートカードなどの機密情報を保持するセキュリティ用途のLSIにおいては、攻撃者からの様々な攻撃を防止するための対策、いわゆる耐タンパー(tamper resistant;以下、耐タンパと称す)技術が必要である。耐タンパ技術の1つとして、リエンジニアリングやプロービング、レーザカッターやFIB(Focused Ion Beam;集束イオンビーム)などの物理的な攻撃に対抗するためのシールド技術が挙げられる。
従来のシールドを備えた半導体集積回路装置は、ICチップの集積回路部分を覆うように集積回路の上方にアルミニウム層を設け、上方からの観察による集積回路内部の解析の防止を行っている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、集積回路上の保護膜の下に集積回路表面を覆うように蛇行する金属線を設け、この金属線にパルス信号を流すことにより、保護膜の存在の検出を行っているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3048429号公報(第5頁、第1図) 特開平9−134961号公報(第1頁、第1図)
ところが、従来の半導体集積回路装置では、集積回路の下方、すなわちチップ裏面からの攻撃に対しては、対抗が不十分であるという問題があった。
近年、チップ裏面から実施する解析技術が向上している。こうした解析技術の一例として、例えば、赤外線のレーザビームを用いたレーザ顕微鏡がある。この赤外線レーザ顕微鏡を用いることにより、チップ裏面方向から集積回路内部を観察することが可能となる。また、FIBを用いて、チップ裏面から加工を行い、集積回路内部の配線の切断、配線引き出し、配線間の接続を行うことも可能である。
従って、これらの解析技術を用いることにより、集積回路内部の回路情報、メモリデータ、動作信号などの情報を取得することや、それらの改ざんを行うことが可能となる。
しかしながら、上記従来構成の半導体集積回路装置では、集積回路上方のみにしかシールドが設けられていないため、集積回路下方であるチップ裏面からのレーザ顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して、集積回路の保護ができないという課題があった。
本発明は、前記課題を解決するために為されたものであり、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して、集積回路の保護を行うことのできる半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る半導体集積回路装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた集積回路と、前記集積回路の上方を覆うように前記集積回路表面に形成された1本または複数本から成る表面シールド配線と、前記集積回路の下方を覆うように前記半導体基板の裏面に形成された1本または複数本から成る裏面シールド配線と、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に接続されたパターン発生回路と、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端に接続されたパターン検出回路とを備え、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に前記パターン発生回路で発生した信号が入力され、該入力した信号が前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力され、前記パターン検出回路は、該表面シールド配線、及び該裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力される信号と、前記パターン発生回路で発生した信号とのそれぞれの一致/不一致を検出することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る半導体集積回路装置は、請求項1に記載の半導体集積回路装置において、前記パターン発生回路と接続され、該パターン発生回路で発生した信号を入力する第1のパッドと、前記裏面シールド配線の一端に接続され、前記第1のパッドから出力された信号を第1の接続手段を介して入力する第2のパッドと、前記裏面シールド配線の他端に接続され、該裏面シールド配線の他端から出力された信号を入力する第3のパッドと、前記パターン検出回路と接続され、前記第3のパッドから出力された信号を第2の接続手段を介して入力する第4のパッドとをさらに備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る半導体集積回路装置は、請求項1に記載の半導体集積回路装置において、前記裏面シールド配線と前記パターン発生回路との間、及び前記裏面シールド配線と前記パターン検出回路との間が、前記半導体基板を貫通する貫通孔を介してそれぞれ接続されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る半導体集積回路装置によれば、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた集積回路と、前記集積回路の上方を覆うように前記集積回路表面に形成された1本または複数本から成る表面シールド配線と、前記集積回路の下方を覆うように前記半導体基板の裏面に形成された1本または複数本から成る裏面シールド配線と、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に接続されたパターン発生回路と、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端に接続されたパターン検出回路とを備え、前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に前記パターン発生回路で発生した信号が入力され、該入力した信号が前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力され、前記パターン検出回路は、該表面シールド配線、及び該裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力される信号と、前記パターン発生回路で発生した信号とのそれぞれの一致/不一致を検出するので、チップ表面からの顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して、集積回路の保護を行うとともに、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して、集積回路の保護を行うことができる効果がある。
また、本発明の請求項2に係る半導体集積回路装置によれば、請求項1に記載の半導体集積回路装置において、前記パターン発生回路と接続され、該パターン発生回路で発生した信号を入力する第1のパッドと、前記裏面シールド配線の一端に接続され、前記第1のパッドから出力された信号を第1の接続手段を介して入力する第2のパッドと、前記裏面シールド配線の他端に接続され、該裏面シールド配線の他端から出力された信号を入力する第3のパッドと、前記パターン検出回路と接続され、前記第3のパッドから出力された信号を第2の接続手段を介して入力する第4のパッドとをさらに備えたので、裏面シールド配線と集積回路との接続を実現することができる効果がある。
また、本発明の請求項3に係る半導体集積回路装置によれば、請求項1に記載の半導体集積回路装置において、前記裏面シールド配線と前記パターン発生回路との間、及び前記裏面シールド配線と前記パターン検出回路との間が、前記半導体基板を貫通する貫通孔を介してそれぞれ接続されているので、裏面シールド配線と集積回路との接続を実現することができる効果があり、また、集積回路と裏面シールド配線との接続が保護されるため、シールド配線に対する改ざんへの耐性が強くなる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置のチップ構成を示す図である。図1(a)において、11は集積回路、12は半導体基板、13は絶縁層、14は導電層である。集積回路11は、半導体基板12上に設けられ、絶縁層13および導電層14は、集積回路11側ではなく、半導体基板12の裏面に設けられている。すなわち、図1(a)ではチップ裏面を上面にした図を示している。
図1(b)はチップの表面を示している。集積回路領域15上には、表面シールド配線16が形成されている。この表面シールド配線16は、集積回路の上方を覆うように集積回路表面に設けられている。
図1(c)はチップの裏面を示しており、17は裏面シールド配線である。裏面シールド配線17は、導電層14から構成される。すなわち裏面シールド配線17は、集積回路の下方を覆うように半導体基板の裏面に形成されている。なお、図1では、シールド配線16、17が集積回路領域15全面を覆うように形成されているが、集積回路領域15を部分的に覆うように形成されていてもよい。
図2は本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置における回路図である。
図2において、パターン発生回路21は任意のパターン信号を発生しこれを攻撃検出用信号として出力するとともに、攻撃検出用信号と同じパターンの比較基準信号を出力する。各シールド配線16、17の各一端である各入力端には、パターン発生回路21が出力する攻撃検出用信号が入力される。さらに該各シールド配線16、17の各他端である各出力端にはパターン検出回路24が接続される。パターン検出回路24には、各シールド配線16、17から出力された攻撃検出用信号、および比較基準信号線22、23を介して攻撃検出用信号と比較するために用いる比較基準信号がパターン発生回路21からそれぞれ入力される。SENはパターン検出回路24で攻撃検出用信号および比較基準信号の比較を行い、それらの不一致が検出されたときに出力される異常検出信号である。
なお、パターン発生回路21及びパターン検出回路24は集積回路11内に設けられている。
また、本実施の形態1では、シールド配線16、17および比較基準信号線22、23はそれぞれ1本としたが、これらは複数本でもよい。
以上のように構成された回路において、パターン発生回路21は、発生したランダムなパターン信号をそれぞれ攻撃検出用信号および比較基準信号としてシールド配線16、17および比較基準信号線22、23に入力する。即ち、表面シールド配線16と比較基準信号線22とには、また裏面シールド配線17と比較基準信号線23とには、それぞれ同じパターン信号が入力される。
パターン検出回路24では、表面シールド配線16を介したパターン信号と比較基準信号線22を介したパターン信号とが同一のパターン信号か否か、また、裏面シールド配線17を介したパターン信号と比較基準信号線23を介したパターン信号とが同一のパターン信号か否かのチェックを行い、パターン信号の不一致が検出されると、異常検出信号SENを発生する。
すなわち、チップ表面またはチップ裏面から解析を行うために、表面シールド配線16または裏面シールド配線17が除去もしくは切断されると、パターン検出回路24でパターン信号の不一致が検出され、異常検出信号SENが出力される。また、シールド配線16、17を複数本の配線で構成し、隣接配線に異なるパターン信号が流れるように構成すると、シールド配線間のショートも検出可能になる。
なお、異常検出信号SENが検出された場合には、例えば、その出力に応じて図示しないCPUを停止させる信号を生成するようにすることにより、集積回路の動作の解析が行われるのを防ぐことができる。
このように構成された回路において、表面シールド配線16については、集積回路表面に形成されているため、表面シールド配線16とパターン発生回路21との接続、及び表面シールド配線16とパターン検出回路24との接続は、従来方法におけるシールドと集積回路との接続と同様の方法で行うことで実現できる。また、半導体基板12の裏面に構成された裏面シールド配線17と、集積回路内におけるパターン発生回路21との接続、及び裏面シールド配線17とパターン検出回路24との接続を実現するために以下のように行う。
図3は本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置において、チップ裏面に形成された裏面シールド配線と集積回路との接続の一例を示す図である。
図3(a)はチップの表面を示している。チップ表面には集積回路領域15と、表面シールド配線16と、複数のパッドとが設けられている。
図3(b)はチップの裏面を示している。チップ裏面には裏面シールド配線17と複数のパッドとが設けられている。
図3(c)はチップ実装の様態を示したものであり、35はチップ、36は支持板、37、38は導体パターン、39、40はバンプ、41、42はワイヤである。
なお、図3では、シールド配線16、17が集積回路領域15全面を覆うように形成されているが、集積回路領域15を部分的に覆うように形成されていてもよい。
図3(a)〜(c)に示されるように、チップ表面のパッド31(以下、第1のパッドと称す)は、集積回路15内のパターン発生回路21に接続されており、チップ表面のパッド34(以下、第4のパッドと称す)は、集積回路15内のパターン検出回路24に接続されている。また、チップ裏面のパッド32(以下、第2のパッドと称す)は、裏面シールド配線17の一端である入力端に接続されており、チップ裏面のパッド33(以下、第3のパッドと称す)は、裏面シールド配線17の他端である出力端に接続されている。
チップの実装は、次のように行う。支持板36には、予め所定の導体パターン37、38が形成されている。バンプ39及びバンプ40は、チップ35の第2のパッド32、及びチップ35の第3のパッド33にそれぞれ形成し、次に、バンプ39と導体パターン37とを、また、バンプ40と導体パターン38とを重ね合わせるようにチップ35を実装する。チップ35実装後、ワイヤボンディングにより、導体パターン37と第1のパッド31とをワイヤ41に接続するとともに、導体パターン38と第4のパッド34とをワイヤ42により接続する。
このように、集積回路15とチップ裏面の裏面シールド配線17との接続は、第1のパッド31と第2のパッド32との接続、及び第3のパッド33と第4のパッド34との接続を、それぞれ接続手段を介して行うことにより実現される。すなわち、第1のパッド31と第2のパッド32との接続は、第1の接続手段としての、ワイヤ41、導体パターン37、及びバンプ39を介して行われ、第3のパッド33と第4のパッド34との接続は、第2の接続手段としての、バンプ40、導体パターン38、及びワイヤ42を介して行われる。
次に、本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置において、集積回路に対する外部からのFIB等による加工や改ざんの攻撃があったことを検出する動作を説明する。
まず、チップ表面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃の検出について説明する。
表面シールド配線16の入力端には、攻撃検出用信号としてパターン信号が入力されており、該入力端に入力されたパターン信号は、表面シールド配線16の他端から出力され、該表面シールド配線16の他端から出力されたパターン信号は、パターン検出回路24に入力される。また、パターン検出回路24には、比較基準信号線22を介して比較基準信号が入力される。そして、チップ表面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃があったとき、表面シールド配線16の断線やショートが発生するが、パターン検出回路24では、表面シールド配線16から入力したパターン信号と比較基準信号との不一致が検出され、異常検出信号SENが出力される。このように、チップ表面が表面シールド配線16によりシールドされていることにより、チップ表面からの顕微鏡観察を防止することができるとともに、表面からの攻撃があった場合にも、異常検出信号SENが検出され、この出力に応じてCPUの動作を停止させる信号が発生されてCPUの動作が停止されるよう動作することにより、チップ表面からのFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して集積回路の保護を行うことができる。
次に、チップ裏面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃の検出について説明する。
裏面シールド配線17の入力端には、前記表面シールド配線16と同様、攻撃検出用信号としてパターン信号が入力されるが、該パターン信号は、まず、パターン発生回路21からチップ表面の第1のパッド31に入力され、第1の接続手段である、ワイヤボンディング41、導体パターン37、及びバンプ39を介して、チップ裏面の第2のパッド32に入力され、該第2のパッド32から裏面シールド配線17の入力端に入力される。裏面シールド配線17に入力されたパターン信号は、裏面シールド配線17の他端から出力され、該裏面シールドの他端から出力されたパターン信号は第3のパッドに入力され、第2の接続手段である、バンプ40、導体パターン38、及びワイヤボンディング42を介して、チップ表面の第4のパッド34に入力され、該第4のパッドから集積回路領域15に設けられたパターン検出回路24に入力される。また、パターン検出回路24には、比較基準信号線23を介して比較基準信号が入力される。そして、チップ裏面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃があったとき、裏面シールド配線17の断線やショートが発生するが、パターン検出回路24では、裏面シールド配線17から入力したパターン信号と比較基準信号との不一致が検出され、異常検出信号SENが出力される。このように、チップ裏面が裏面シールド配線17によりシールドされていることにより、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察を防止することができるとともに、裏面からの攻撃があった場合にも、異常検出信号SENが検出され、この出力に応じてCPUの動作を停止させる信号が発生されてCPUの動作が停止されるよう動作することにより、チップ裏面からのFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して集積回路の保護を行うことができる。
なお、図3において、第1のパッド〜第4のパッドをそれぞれ1個ずつ用いる構成としたが、例えば、シールド配線を複数本の配線で構成する場合等には、第1のパッド〜第4のパッドをそれぞれ複数個用いるような構成にしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置は、集積回路表面に集積回路の上方を覆うように設けられた表面シールド配線16と、半導体基板12の裏面に、集積回路11の下方を覆うように設けられた裏面シールド配線17とを備え、該各シールド配線16、17の入力端に、任意のパターン信号を発生させるパターン発生回路21を接続し、該各シールド配線16、17の出力端に、各シールド配線16、17から出力されたパターン信号とパターン発生回路21からのパターン信号との一致/不一致を検出するパターン検出回路24を接続したので、チップ表面からの顕微鏡観察を防止するとともに、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察を防止することができる。また、チップ表面またはチップ裏面からのFIB等による加工は、シールド配線の断線やショートによって検出できる。したがって、チップ表面からの顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して、集積回路の保護を行うことができるとともに、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察やFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対しても集積回路の保護を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態1では、表面シールド配線16、及び裏面シールド配線17のそれぞれにおけるパターン信号の発生及びパターン信号の一致/不一致の検出を、パターン発生回路21、及びパターン検出回路24を用いて行ったが、表面シールド配線16及び裏面シールド配線17のそれぞれに対応するパターン発生回路及びパターン検出回路をそれぞれ個別に設けてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置は、裏面シールド配線とパターン発生回路との接続、及び裏面シールド配線とパターン検出回路との接続を実現させるために、半導体基板に貫通孔を形成し、該貫通孔を介して接続するものである。
図4を用いて、チップ裏面に形成された裏面シールド配線と集積回路との接続例における、実施の形態1の接続例と他の接続例について説明する。実施の形態1と同様の箇所は同じ符号を用い、説明を省略する。また、実施の形態2における半導体集積回路装置の回路構成は図2に示す回路構成と同様であるので、説明を省略する。
図4(a)は、本実施の形態2に係る半導体集積回路装置のチップ表面を示す図であり、図4(b)は、チップ裏面を示す図である。図4(c)は、チップの断面を示したものである。
図4(c)において、M0〜M4は導電層、I0〜I4は絶縁層、51は半導体基板、52はトランジスタ、53は貫通孔、54は貫通接続部である。表面シールド配線16は図4(c)における導電層M4、裏面シールド配線17は図4(c)における導電層M0で形成される。
また、トランジスタ52、導電層M1〜M4、絶縁層I1〜I4は通常の半導体製造工程と同じ工程によって形成される。そして、トランジスタ52、導電層M1〜M4、及び絶縁層I1〜I4を形成後、半導体基板51に貫通孔53を形成し、裏面シールド配線17を、貫通接続部54により半導体基板51の裏面から導電層M1に接続する。その後、絶縁層I0と導電層M0を形成する。
また、図4では貫通接続部54の1箇所のみを示しているが、もう1箇所同様の方法により、貫通孔を形成し(図示せず)、該形成した貫通孔に貫通接続部を設ける。すなわち、裏面シールド配線17の一端である入力端とパターン発生回路21との接続、及び裏面シールド配線17の他端である出力端とパターン検出回路24との接続をこれら貫通孔を介して行うように構成する。
また、表面シールド配線16については、実施の形態1と同様に、集積回路表面に形成されているため、表面シールド配線16とパターン発生回路21との接続、及び表面シールド配線24との接続は、従来方法におけるシールドと集積回路との接続と同様の方法で行うことで実現できる。
次に、本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置において、集積回路に対する外部からのFIB等による加工や改ざんの攻撃があったことを検出するための動作を説明する。
まず、チップ表面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃の検出について説明する。
表面シールド配線16の入力端には、攻撃検出用信号としてパターン信号が入力され、該入力端に入力されたパターン信号は、表面シールド配線16の他端から出力され、該表面シールド配線16の他端から出力されたパターン信号は、パターン検出回路24に入力される。また、パターン検出回路24には、比較基準信号線22を介して比較基準信号が入力される。そして、チップ表面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃があったとき、表面シールド配線17の断線やショートが発生するが、パターン検出回路24では、表面シールド配線16から入力したパターン信号と比較基準信号との不一致が検出され、異常検出信号SENが出力される。このように、チップ表面が表面シールド配線16によりシールドされていることにより、チップ表面からの顕微鏡観察を防止することができるとともに、表面からの攻撃があった場合にも、異常検出信号SENが検出され、この出力に応じてCPUの動作を停止させる信号が発生されてCPUの動作が停止されるよう動作することにより、チップ表面からのFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して集積回路の保護を行うことができる。
次に、チップ裏面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃の検出について説明する。
裏面シールド配線17の入力端には、前記表面シールド配線16と同様、攻撃検出用信号としてパターン信号が入力されるが、該パターン信号は、パターン発生回路21から一方の貫通接続部54を介して裏面シールド配線の入力端に入力される。裏面シールド配線17に入力されたパターン信号は、裏面シールド配線17の他端から出力され、該裏面シールド配線の他端から出力されたパターン信号は、図示しないもう一方の貫通接続部を介して集積回路領域15に設けられたパターン検出回路24に入力される。また、パターン検出回路24には、比較基準信号線23を介して比較基準信号が入力される。そして、チップ裏面からの集積回路に対するFIB等による加工や改ざんの攻撃があったとき、裏面シールド配線17の断線やショートが発生するが、パターン検出回路24では、裏面シールド配線17から入力したパターン信号と比較基準信号との不一致が検出され、異常検出信号SENが出力される。このように、チップ裏面が裏面シールド配線17によりシールドされていることにより、チップ裏面からのレーザ顕微鏡観察を防止することができるとともに、裏面からの攻撃があった場合にも、異常検出信号SENが検出され、この出力に応じてCPUの動作を停止させる信号が発生されてCPUの動作が停止されるよう動作することにより、チップ裏面からのFIB等による加工や改ざんなどの攻撃に対して集積回路の保護を行うことができる。
以上のように、本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置は、半導体基板12に貫通孔を形成し、裏面シールド配線17と集積回路との接続を貫通孔を介して行うことにより、裏面シールド配線17とパターン発生回路21との接続、及び裏面シールド配線17とパターン検出回路24との接続を行うようにしたので、実施の形態1と同様の効果を得ることができ、また、集積回路15と裏面シールド配線17との接続部(貫通接続部54)が、シールド配線16、17によって保護されるため、シールド配線に対する改ざんへの耐性を強くすることができる。
以上のように、本発明にかかる半導体集積回路装置は、チップ裏面からの観察やFIB等による加工を防止するシールドを有し、半導体集積回路装置に対する外部からのデータ改ざんや不正読み出し等の攻撃に対抗できるセキュリティLSIとして有用である。
本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置を示す回路図 本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置における集積回路と裏面シールド配線との接続例を示す図 本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置における集積回路と裏面シールド配線との接続例を示す図
符号の説明
11 集積回路
12、51 半導体基板
13、I0〜M4 絶縁層
14、M0〜M4 導電層
15 集積回路領域
16 表面シールド配線
17 裏面シールド配線
21 パターン発生回路
22、23 比較基準信号線
24 パターン検出回路
31 第1のパッド
32 第2のパッド
33 第3のパッド
34 第4のパッド
35 チップ
36 支持板
37、38 導体パターン(第1、第2の接続手段)
39、40 バンプ(第1、第2の接続手段)
41、42 ワイヤ(第1、第2の接続手段)
52 トランジスタ
53 貫通孔
54 貫通接続部

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた集積回路と、
    前記集積回路の上方を覆うように前記集積回路表面に形成された1本または複数本から成る表面シールド配線と、
    前記集積回路の下方を覆うように前記半導体基板の裏面に形成された1本または複数本から成る裏面シールド配線と、
    前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に接続されたパターン発生回路と、
    前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端に接続されたパターン検出回路とを備え、
    前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの一端に前記パターン発生回路で発生した信号が入力され、該入力した信号が前記表面シールド配線、及び前記裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力され、
    前記パターン検出回路は、該表面シールド配線、及び該裏面シールド配線のそれぞれの他端から出力される信号と、前記パターン発生回路で発生した信号とのそれぞれの一致/不一致を検出する、
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記パターン発生回路と接続され、該パターン発生回路で発生した信号を入力する第1のパッドと、
    前記裏面シールド配線の一端に接続され、前記第1のパッドから出力された前記信号を第1の接続手段を介して入力する第2のパッドと、
    前記裏面シールド配線の他端に接続され、該裏面シールド配線の他端から出力された信号を入力する第3のパッドと、
    前記パターン検出回路と接続され、前記第3のパッドから出力された信号を第2の接続手段を介して入力する第4のパッドとをさらに備えた、
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1に記載の半導体集積回路装置において、
    前記裏面シールド配線と前記パターン発生回路との間、及び前記裏面シールド配線と前記パターン検出回路との間が、前記半導体基板を貫通する貫通孔を介してそれぞれ接続される、
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
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