JP2007035482A - 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007035482A
JP2007035482A JP2005218357A JP2005218357A JP2007035482A JP 2007035482 A JP2007035482 A JP 2007035482A JP 2005218357 A JP2005218357 A JP 2005218357A JP 2005218357 A JP2005218357 A JP 2005218357A JP 2007035482 A JP2007035482 A JP 2007035482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
button
housing
decorative panel
button device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005218357A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Utsuki
康 宇津木
Keisuke Inoue
恵介 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005218357A priority Critical patent/JP2007035482A/ja
Publication of JP2007035482A publication Critical patent/JP2007035482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】部品の寸法公差や組立精度等に因ることなく、ボタン操作中、遮光壁とボタン操作部との間のクリアランスはほとんど変化せず、円滑なボタン操作と所望の遮光性及び機械的強度とを発揮し得る押しボタン装置等を提供する。
【解決手段】本発明の押しボタン装置1は、ハウジング34に対して固定されるボタンベース部59と、ボタンベース部59から撓み変形可能に延長形成される弾性片60と、弾性片60の先端に取り付けられるボタン操作部42とを一体に備え、ボタンベース部59には押しボタン装置1の背面側に配置されるLED45から発せられた光の漏れを防止する遮光壁63が一体に形成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、ハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを一体に備える押しボタン装置及び該押しボタン装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられる押しボタン装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
下記の特許文献1に従来の押しボタン装置の構造が開示されている。この種の押しボタン装置は、ハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを備えている。そして、このような押しボタン装置の背面側には、押しボタンスイッチ及びLEDがマウントされた電子基板が臨んでおり、上記押しボタン装置と電子基板との間にはLEDから発せられた光の漏れを防止する遮光壁が設けられている。
しかし、この遮光壁は、ハウジングに対して設けられていたため、部品の寸法公差や組立精度等によって遮光壁と押しボタン装置におけるボタン操作部との間のクリアランスが狭くなり、ボタン操作部の一部が移動中遮光壁に摺接するおそれが指摘されていた。尚、この傾向は、コンパクトなボディーの電子機器等において顕著に現れ、当該電子機器等のコンパクト化を妨げる要因の一つとなっていた。また、従来の押しボタン装置のボタンベース部は、構造強度が充分でなく、ボタン操作部の操作時において多少撓み変形や捩り変形が生ずる場合があり、このことも遮光壁とボタン操作部との間のクリアランスを狭くする副次的な要因となっていた。
実開平5−72025号公報
そこで本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえてなされたものであって、部品の寸法公差や組立精度等に因ることなく、ボタン操作中、遮光壁とボタン操作部との間のクリアランスはほとんど変化せず、円滑なボタン操作と所望の遮光性及び機械的強度とを発揮し得る押しボタン装置及び該押しボタン装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る押しボタン装置は、ハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを一体に備える押しボタン装置であって、前記ボタンベース部には押しボタン装置の背面側に配置されるLEDから発せられた光の漏れを防止する遮光壁が一体に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、従来ハウジングに対して設けられていた遮光壁がボタン操作部と一体に形成されているボタンベース部に対して設けられているから、ボタン操作部と遮光壁との間のクリアランスは、部品の寸法公差や組立精度等に因ることなく常に一定である。従って、ボタン操作中、ボタン操作部の一部が遮光壁に摺接することはなく、円滑なボタン操作が可能となり、当該押しボタン装置を備える電子機器等のコンパクト化が容易になる。
本発明の第2の態様に係る押しボタン装置は、本発明の第1の態様において、前記遮光壁は個々のLEDを個別に区画し得るように周方向に連続した形状に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、LEDの遮光性が向上すると共に、押しボタン装置におけるボタンベース部の機械的強度も高まるから、従来ボタン操作中において生じていたボタンベース部の撓み変形や捩り変形は生じない。従って、ボタン操作中のボタン操作部と遮光壁間のクリアランスの不変性は更に向上する。
本発明の第3の態様に係る押しボタン装置は、本発明の第1または第2の態様において、前記遮光壁は少なくとも比較的近接した位置に配置されるLEDに対して作用するように設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、例えば比較的近接した位置に配置されるLEDのみに対して作用するように遮光壁を設けた場合には、押しボタン装置の構造が簡単になるから押しボタン装置の製造コストの削減を図ることができる。また、これと同時に必要なLEDの遮光性と押しボタン装置の機械的強度の向上も達成される。一方、すべてのLEDに対して作用するように遮光壁を設けた場合にはLEDの遮光性が高まり、押しボタン装置の一層の機械的強度の向上を図ることができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、記録装置本体のハウジングと、該ハウジングのパネル面に内側から臨むように配置され、押しボタンスイッチ及びLEDがマウントされた電子基板と、前記ハウジングのパネル面に取り付けられる化粧パネル装置と、該化粧パネル装置に形成されるボタン窓部に対してその一部が嵌合し、外部から操作できる状態で前記電子基板と化粧パネル装置との間に設けられる押しボタン装置とを備える記録装置であって、前記押しボタン装置として本発明の第1〜第3のいずれか1つの態様の押しボタン装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、部品の寸法公差や組立精度等に因ることなく、ボタン操作中、遮光壁とボタン操作部とのクリアランスはほとんど変化せず、円滑なボタン操作と所望の遮光性及び機械的強度とを発揮し得る押しボタン装置を備えた記録装置を提供することが可能となる。
本発明の第5の態様に係る液体噴射装置は、液体噴射装置本体のハウジングと、該ハウジングのパネル面に内側から臨むように配置され、押しボタンスイッチ及びLEDがマウントされた電子基板と、前記ハウジングのパネル面に取り付けられる化粧パネル装置と、該化粧パネル装置に形成されるボタン窓部に対してその一部が嵌合し、外部から操作できる状態で前記電子基板と化粧パネル装置との間に設けられる押しボタン装置とを備える液体噴射装置であって、前記押しボタン装置はハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを一体に備えており、このうちボタンベース部にはボタン装置の背面側に配置されるLEDから発せられた光の漏れを防止する遮光壁が一体に形成されていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る押しボタン装置及び該押しボタン装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1は排出用スタッカを拡開し、給送用トレイを引き出した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2は排出用スタッカを拡開し、給送用トレイを引き出した状態のインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、図1に示すように液体噴射装置本体、そして記録装置本体の一例であるプリンタ本体3の上方にスキャナ装置4を備え、プリンタ本体3のハウジング34のパネル面35の中央に液晶モニタ画面7、その左右に操作ボタン8を備え、パネル面35の下方中央部にデジタルカメラで撮影した写真データが収録されたメモリカード等を挿入するためのメモリカード挿入部9が設けられているインクジェットプリンタである。また、このタイプのインクジェットプリンタ100は、パーソナルコンピュータを使用しないでダイレクトに記録が実行でき、コピー機としても使用できる複合機能を有する比較的コンパクトなタイプのインクジェットプリンタである。
また、プリンタ本体3の前面には、プリンタ本体3のほぼ幅寸法一杯に開口され、斜め前方下方を向くように傾斜姿勢で設けられる前面開口30が設けられている。また、液晶モニタ画面7と操作ボタン8の一部及びメモリカード挿入部9は、パーソナルコンピュータに接続しないでダイレクトに記録を実行する場合に使用される部位である。即ち、メモリカード挿入部9に図示しないメモリカードを挿入し、液晶モニタ画面7を見ながら操作ボタン8を操作することによって好みの写真を簡単に家庭に居ながら何枚でも高品質にプリントすることができるようになっている。
また、プリンタ本体3の背面側の上部には、自動的に被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を連続して給送することのできる自動給送装置2が設けられている。自動給送装置2は、用紙Pを複数枚積畳し得る給送用トレイ5と、給送用トレイ5上の用紙Pを給送用ローラ14に向けて押上げるホッパ16と、ホッパ16との挟圧送り作用によって給送用トレイ5上の上位の用紙Pをピックアップする給送用ローラ14と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラと、分離された後続の用紙Pを給送用トレイ5上に戻す図示しない戻しレバーとを備えている。
次に、用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。給送用トレイ5は、最も搬送方向上流側に設けられおり、複数枚の用紙Pを積畳する被液体噴射材積畳部の一例である部材である。また、給送用トレイ5には用紙Pの側端縁(エッジ)に当接し、用紙Pの搬送方向となる副走査方向Yへの円滑な搬送を案内するエッジガイド15が設けられている。給送用トレイ5上の用紙Pは、給送用ローラ14の回転軸17の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に、給送用ローラ14近傍に設けられる分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラの力を借りて単位数ずつピックアップして搬送方向下流に向けて搬送される。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である図示しない被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)が設けられており、検出レバーの下流には、搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、搬出用従動ローラ用のローラホルダ18の下流側において軸支され、当該ローラホルダ18は、図示しないねじりコイルバネによって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
そして、搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは、記録ポジション26に導かれ、記録ポジション26には用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向Xに往復可能に走行し得るキャリッジガイド軸12によって軸支され、無端ベルト11によって駆動されるキャリッジ10が設けられている。そして、該キャリッジ10の下面には用紙P等に液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。また、キャリッジ10には液体カートリッジの一例であるインクカートリッジCが装着されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙P等との間のプラテンギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。そして、キャリッジ10とプラテン28との間に用紙P等を主走査方向Xと直交する副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13から用紙P等にインクを噴射する動作とを相互に繰り返すことによって用紙P等の記録面のほぼ全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記プラテンギャップPGは、高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化等に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には、排出用駆動ローラ20aと、排出用従動ローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられている。また、排出用従動ローラ20b近傍の搬送方向上流には、排出用補助従動ローラ22が設けられている。そして、排出用ローラ20によって排出された用紙Pは、更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である本発明の排出用スタッカ50上の載置面51に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22は、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、それぞれを保持するローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ19bは、搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されており、上記排出用従動ローラ20bは、排出用駆動ローラ20aより軸芯位置が幾分搬送方向上流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって用紙Pは、搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態が形成される。これにより記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pは、プラテン28に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して適用される化粧パネル装置31と本発明の押しボタン装置1について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は化粧パネル装置周辺を拡大して示すインクジェットプリンタの斜視図、図4は化粧パネル装置を取り外した状態のインクジェットプリンタを示す斜視図である。図5はハウジングに化粧パネル装置と本発明の押しボタン装置を取り付けた状態を示す正面図である。図6は図5中、A−A線で破断した状態を示す断面図、図7は図5中、B−B線で破断した状態を示す断面図(a)と、図5中、C−C線で破断した状態を示す断面図(b)である。図8は化粧パネル装置を示す背面図である。また図9は本発明の押しボタン装置を示す斜視図である。
化粧パネル装置31は、プリンタ本体3のケーシング32の前面に締結固定手段としての固定ネジ33等を使用して固定されるハウジング34のパネル面35に対して取り付けられる。この化粧パネル装置31は、ハウジング34のパネル面35を覆う化粧パネル本体36と、ハウジング34のパネル面35に形成される係止受部37、38に対してそれぞれ係止される係止フック39及び係止爪40とを備えている。
化粧パネル本体36は、一例として上縁41が内側斜め上方に傾斜した矩形平板状の部材であり、その表面には本発明の押しボタン装置1におけるボタン操作部42や他の操作ボタン8におけるボタン操作部を受け入れるボタン窓部43と、前記液晶モニタ画面7を受け入れるモニタ窓部44と、押しボタン装置1の操作状態を知らせるLED(発光ダイオード)45用の透光穴46等が設けられている。また、化粧パネル本体36の左右の側縁47、48は、ハウジング34のパネル面35に形成されている係合段部49の壁面によって規制されているが、化粧パネル本体36の上縁41と下縁52は上記係合段部49の壁面によって規制されていない構造になっている。
係止フック39は、化粧パネル本体36の上縁41の左右の端部寄りの2ヶ所に一例として設けられており、幾分幅広の矩形平板状をしたカバー作用部53と、カバー作用部53の先端部を鉤状に90°程度下方に折り曲げて形成されるフック作用部54とを備えている。また、係止フック39は、ハウジング34の固定ネジ33が取り付けられている締結固定位置に設けられていて、上記カバー作用部53によってハウジング34の締結固定部位を覆い隠し、上記フック作用部54がハウジング34の締結固定部位に設けられている突起状の係止受部37を内側から引っ掛けるようにして係止されている。
係止爪40は、化粧パネル本体36の下縁52の左右の端部寄りとその中間に計5ヶ所一例として設けられており、先端が内側斜め上方に位置するよう傾斜姿勢で設けられている。そして、この係止爪40は、ハウジング34の下縁部に形成されている矩形溝状の係止受部38に対して係止される構造になっている。また、化粧パネル本体36の裏面にはハウジング34のパネル面35に形成されている係止穴部55に対して挿嵌され係止される補助係止突起56が設けられている。
係止穴部55は、化粧パネル本体36の裏面から後方に向けて水平に延長形成されている角筒部57を貫くように形成されている正面視矩形状の穴である。また、補助係止突起56は、対向して設けられる2枚の弾性片58によって構成されており、弾性片58の先端に形成されている爪部が係止穴部55内に挿嵌後、外方に拡開して角筒部57の端面に係止されるようになっている。また、上記係止穴部55と補助係止突起56は、上記係止フック39及び係止爪40による係止位置近傍を中心にして一例として計5ヶ所設けられている。
このようにして構成される化粧パネル装置31におけるボタン窓部43の背面側には、ハウジング34を挟んで本発明の押しボタン装置1が設けられている。押しボタン装置1は、ハウジング34に対して一例として係合固定されるボタンベース部59と、該ボタンベース部59から撓み変形可能に延長形成されている弾性片60と、該弾性片60の先端に取り付けられるボタン操作部42とを一体に備えることによって構成されている。
ボタンベース部59は、一例として略円環状をしたL字形断面の枠状の部材であり、ボタン操作部42による押込み操作によって容易に撓み変形あるいは捩り変形しないような剛性を有している。そして、このようなボタンベース部59から中心に向かって一例として計5枚の板バネ状の弾性片60が設けられており、このうち上方に位置する幅広の1枚の弾性片60の先端に円板を円周方向に3分割した形状の1つのボタン操作部42が設けられている。また、左方と斜め左下方に位置する幅狭の2枚の弾性片60の先端に同形状のもう1つのボタン操作部42、右方と斜め右下方に位置する幅狭の2枚の弾性片60の先端に同形状の残りの1つのボタン操作部42が設けられている。
また、ボタンベース部59には、押しボタン装置1の更に背面側に配置されるLED45から発せられた光の漏れを防止する遮光壁63が一体に形成されている。尚、LED45は、電子基板61に対して押しボタンスイッチ62と共にマウントされている。遮光壁63は、個々のLED45を個別に区画し得るように周方向に連続した所定高さの筒状の形状を有している。そして、遮光壁63は、少なくとも比較的近接した位置に配置されるLED45に対して作用するように設けられており、本実施例では上方の弾性片60と左方の弾性片60との間に2ヶ所、上方の弾性片60と右方の弾性片60との間に同じく2ヶ所、左方の弾性片60と斜め左下方の弾性片60との間に1ヶ所の計5ヶ所遮光壁63が設けられている。
ボタン操作部42は、使用者が直接指で押してボタン操作を実行する部分であり、上述した化粧パネル装置31に形成されているボタン窓部43に対してその一部が嵌合する構造になっている。また、ボタン操作部42の背面には、押しボタンスイッチ62を押圧するための一例としてピン状の押圧突起64が設けられている。また、LED45の前方には、LED45から発せられた光を、化粧パネル本体36に対して刻設されている透光穴46に導くための一例として管状の導光部材65がハウジング34及び化粧パネル本体36によって保持されて設けられている。
次に、このようにして構成される(1)化粧パネル装置の取付け手順及び力の作用方向と、(2)押しボタン装置のボタン操作時の作動態様について説明する。
(1)化粧パネル装置の取付け手順と力の作用方向(図3、図4、図6参照)
化粧パネル装置31をハウジング34のパネル面35に取り付ける場合には、係止フック39を係止受部37に、係止爪40を係止受部38に、補助係止突起56を係止穴部55にそれぞれ位置させて化粧パネル本体36を水平に後方に押し込むようにして取り付ける。これにより、係止フック39は、ハウジング34を前方に引っ張るような力を作用させて係止受部37に引っ掛けられ、係止爪40と補助係止突起56は、化粧パネル装置31の前方への外れを防止する方向の力を作用させて係止受部38と係止穴部55にそれぞれ係止され化粧パネル装置31を保持する。そして、このようにして取り付けられた化粧パネル装置31を外そうとする力が作用しても、係止フック39がハウジング34の締結固定位置に設けられていることによりハウジング34を撓ませるような力は作用しない。
(2)押しボタン装置のボタン操作時の作動態様(図7、図9参照)
本発明の押しボタン装置1におけるボタン操作部42を前面側から指で押すと、弾性片60は、ボタンベース部59との取付け基端部付近を回動支点として所定の角度の範囲で撓み変形し、ボタン操作部42を後方に移動させる。そして、ボタン操作部42の背面側に設けられる押圧突起64が押しボタンスイッチ62を押して所定の動作を実行させると共に、当該動作の実行を知らせるためにLED45を点灯させる。
LED45から発せられた光は、遮光壁63によって周辺への光の漏れが防止された状態で導光部材65内に導かれ、透光穴46を通って視認される。またこの時、遮光壁63は一体部材であるボタンベース部59に設けられているから、同じく一体部材であるボタン操作部42を移動させたとしても遮光壁63とボタン操作部42との間のクリアランスはほとんど変化しないため両者に干渉は生ぜず、円滑なボタン操作が実行される。
[他の実施例]
本願発明に係る押しボタン装置1及び該押しボタン装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、本発明の押しボタン装置1や化粧パネル装置31は、記録装置100に限らず、他の種々の電子機器等に適用可能である。また、押しボタン装置1の構成は、単一のボタンベース部59に対して単一の弾性片60が接続され、当該弾性片60の先端に単一のボタン操作部42が設けられる単純な形状でもよく、遮光壁63をすべてのLED45に対して設けるようにすることも可能である。
また、遮光壁63は、必ずしも同方向に閉じた形状でなくてもよく光の漏れが問題とならない部分に対しては遮光壁63を設けない周方向に開いた形状の遮光壁63とすることも可能である。また、化粧パネル装置31は、化粧パネル本体36の周囲のすべてがハウジング34の係合段部49等の壁面に囲まれた構造のハウジング34及び化粧パネル装置31に適用することも可能であり、係止フック39、係止爪40及び補助係止突起56の設置個数や設置個所を適宜調整することも勿論可能である。
排出用スタッカ拡開時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図。 化粧パネル装置周辺を拡大して示す斜視図。 化粧パネル装置を取り外した状態を示す斜視図。 化粧パネル装置周辺を拡大して示す正面図。 図5中のA−A断面図。 図5中のB−B断面図(a)とC−C断面図(b)。 化粧パネル装置の背面図。 押しボタン装置の斜視図。
符号の説明
1 押しボタン装置、2 自動給送装置、3 プリンタ本体(記録装置本体)、
4 スキャナ装置、5 給送用トレイ、7 液晶モニタ画面、8 操作ボタン、
9 メモリカード挿入部、10 キャリッジ、11 無端ベルト、
12 キャリッジガイド軸、13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、
15 エッジガイド、16 ホッパ、17 回転軸(給送用ローラの)、
18 ローラホルダ(搬送用従動ローラ用の)、19 搬送用ローラ、
19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、20 排出用ローラ、
20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、22 排出用補助従動ローラ、26 記録ポジション、28 プラテン、30 前面開口、31 化粧パネル装置、
32 ケーシング、33 固定ネジ(締結固定手段)、34 ハウジング、
35 パネル面、36 化粧パネル本体、37 係止受部(係止フック用の)、
38 係止受部(係止爪用の)、39 係止フック、40 係止爪、41 上縁、
42 ボタン操作部、43 ボタン窓部、44 モニタ窓部、45 LED、
46 透光穴、47 側縁、48 側縁、49 係合段部、50 排出用スタッカ、
51 載置面、52 下縁、53 カバー作用部、54 フック作用部、55 係止穴部56 補助係止突起、57 角筒部、58 弾性片(補助係止突起の)、
59 ボタンベース部、60 弾性片(押しボタン装置の)、61 電子基板、
62 押しボタンスイッチ、63 遮光壁、64 押圧突起、65 導光部材、
100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、
X 主走査方向、Y 副走査方向、PG プラテンギャップ、C インクカートリッジ

Claims (5)

  1. ハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを一体に備える押しボタン装置であって、
    前記ボタンベース部には押しボタン装置の背面側に配置されるLEDから発せられた光の漏れを防止する遮光壁が一体に形成されていることを特徴とする押しボタン装置。
  2. 請求項1において、前記遮光壁は個々のLEDを個別に区画し得るように周方向に連続した形状に形成されていることを特徴とする押しボタン装置。
  3. 請求項1または2において、前記遮光壁は少なくとも比較的近接した位置に配置されるLEDに対して作用するように設けられていることを特徴とする押しボタン装置。
  4. 記録装置本体のハウジングと、該ハウジングのパネル面に内側から臨むように配置され、押しボタンスイッチ及びLEDがマウントされた電子基板と、前記ハウジングのパネル面に取り付けられる化粧パネル装置と、該化粧パネル装置に形成されるボタン窓部に対してその一部が嵌合し、外部から操作できる状態で前記電子基板と化粧パネル装置との間に設けられる押しボタン装置とを備える記録装置であって、
    前記押しボタン装置として請求項1〜3のいずれか1項に記載した押しボタン装置を適用したことを特徴とする記録装置。
  5. 液体噴射装置本体のハウジングと、該ハウジングのパネル面に内側から臨むように配置され、押しボタンスイッチ及びLEDがマウントされた電子基板と、前記ハウジングのパネル面に取り付けられる化粧パネル装置と、該化粧パネル装置に形成されるボタン窓部に対してその一部が嵌合し、外部から操作できる状態で前記電子基板と化粧パネル装置との間に設けられる押しボタン装置とを備える液体噴射装置であって、
    前記押しボタン装置はハウジングに対して固定されるボタンベース部と、該ボタンベース部から撓み変形可能に延長形成される弾性片と、該弾性片の先端に取り付けられるボタン操作部とを一体に備えており、このうちボタンベース部にはボタン装置の背面側に配置されるLEDから発せられた光の漏れを防止する遮光壁が一体に形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
JP2005218357A 2005-07-28 2005-07-28 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置 Pending JP2007035482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218357A JP2007035482A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218357A JP2007035482A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007035482A true JP2007035482A (ja) 2007-02-08

Family

ID=37794481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005218357A Pending JP2007035482A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007035482A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1380433B1 (en) Recording apparatus comprising a tray for recording material and a tray guide
JP4534982B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP4613778B2 (ja) シート検出装置及びこれを備えた画像記録装置
JP4274191B2 (ja) 画像記録装置
JP2007238252A (ja) シート搬送装置、画像読取装置
JP4857863B2 (ja) プリンタ
JP2007176645A (ja) シート搬送装置、画像記録装置
KR20070050847A (ko) 매체 급송 장치 및 액체 분사 장치와 기록 장치
US7303190B2 (en) Recording apparatus including automatic feeding mechanism and automatic feeding mechanism
US7768798B2 (en) Component accommodating case and electronic apparatus
JP4265593B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2007118504A (ja) キャリッジガイド軸支持機構及び液体噴射装置と記録装置
JP5998586B2 (ja) 電子装置及び画像記録装置
JP4678220B2 (ja) インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2007030389A (ja) 化粧パネル装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2010042615A (ja) カバー部材の開閉装置
JP2006082381A (ja) フレキシブルフラットケーブルの支持装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4831310B2 (ja) インクカートリッジ側の接続端子部と記録装置側のコネクタ部との接触装置、記録装置
JP2006264327A (ja) キャリッジ構造体、記録装置及び液体噴射装置
JP2007035482A (ja) 押しボタン装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2007136792A (ja) キャリッジ支持機構及び液体噴射装置と記録装置
JP2007030388A (ja) ケーブルの配線装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2008150167A (ja) 画像形成装置
JP4158804B2 (ja) 可動支持部駆動部材
JP2005247436A (ja) 電気的接地構造、記録装置及び液体噴射装置