JP2007035442A - 燃料電池用セパレータとそのシール成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セパレータのシール成形方法を提供する。
【解決手段】 単セルを積層して形成される燃料電池において、隣合う単セルの前記アノード側セパレータ15aと前記カソード側セパレータ15bとを互いに接着剤20を用いて接着する第1工程(図6(a)、(b))と、接着したセパレータを金型32内に設置する第2工程(図6(b))と、この金型内にゴム材を射出して、前記単セル積層時に前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの外部への漏洩を防止するシールを前記いずれかのセパレータの前記膜−電極接合体に面する面に成形する第3工程(図6(c))と、からなることを特徴とするセパレータのシール成形方法である。
【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池用セパレータとそのシール成形方法に関する。
固体高分子型燃料電池の単セルは、高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)の両側にそれぞれアノード側電極およびカソード側電極を対設して構成された膜・電極接合体を、セパレータによって挟持することにより構成される。固体高分子型燃料電池は、通常、単セセルを所定数だけ積層することにより、スタック状に構成して使用されている。
このような燃料電池スタックにおいて、アノードに供給された燃料ガス(水素含有ガス)は、触媒電極上で水素イオン化され、適度に加湿された電解質膜を介してカソードへと移動する。その間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。カソードには、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスあるいは空気が供給されているために、このカソードにおいて、前記水素イオン、前記電子および酸素ガスが反応して水が生成される。
ところで、セパレータと高分子イオン交換膜の間、あるいはセパレータ間に流れる流体のシールは、セパレータ等の部品の取扱い性、組立性などの観点より、例えばセパレータ
に一体成形されるなど、構成部品のいずれかに一体成形されることが通常行われている。
従来の燃料電池スタックのシール構造の一例として、特許文献1に記載されるようなシール構造があり、この構造はセパレータに積層方向の貫通孔を設けてセパレータの表裏のシールを一度に成形することで、一体構造とすることを特徴としている。
特開2002−50369号公報
しかしながら、従来のシール構造では、セパレータの薄板化にともなう強度低下により、セパレータへのシール成形工程の離型時において、セパレータの割れ発生等の理由により、製造の歩留まりが低下する可能性がある。
したがって、本発明では、セパレータにシールを一体成形する工程において、セパレータのシール成形の歩留まりを向上することを目的としている。
本発明は、固体高分子電解質膜及びこの固体高分子電解質膜を介して対峙するアノード及びカソードとからなる膜−電極接合体と、前記アノードに接し、前記アノードに燃料ガスを供給するアノード側セパレータと、前記カソードに接し、前記カソードに酸化剤ガスを供給するカソード側セパレータと、から単セルを構成し、各単セルを順次積層して形成した燃料電池において、隣合う単セルの前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを接着剤を用いて一体的に形成し、各セパレータの前記膜−電極接合体に面する面に、前記単セル積層時に前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの外部への漏洩を防止するシールを成形する。
また、本発明は、固体高分子電解質膜及びこの固体高分子電解質膜を介して対峙するアノード及びカソードとからなる膜−電極接合体と、前記アノードに接し、前記アノードに燃料ガスを供給するアノード側セパレータと、前記カソードに接し、前記カソードに酸化剤ガスを供給するカソード側セパレータと、から単セルを構成し、各単セルを順次積層して形成した燃料電池において、隣合う単セルの前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを互いに接着剤を用いて接着する第1工程と、接着したセパレータを金型内に設置する第2工程と、この金型内にゴム材を射出して、前記単セル積層時に前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの外部への漏洩を防止するシールを前記いずれかのセパレータの前記膜−電極接合体に面する面に成形する第3工程と、からなることを特徴とするセパレータのシール成形方法である。
本発明では、シールの成形後の離型時に各セパレータが一体化していることにより、セパレータ離型時におけるセパレータの強度が向上し、セパレータ成形の製造歩留まりが向上する効果を得ることが可能となる。
図1は、燃料電池スタック1を示す斜視図であり、図2は、同じく正面図である。本実施形態の燃料電池は、例えば車両に搭載される固体高分子電解質型燃料電池である。
スタック1は、起電力を生じる単位電池としての単セル10を所定数だけ積層したセル積層体10aからなる積層電池である。単セル10は、それぞれが固体高分子型燃料電池として形成されており、各単セル10が1V程度の起電圧を生じる。
スタック1は、セル積層体10aの両端に集電板2を設置し、絶縁板3を介してエンドプレート4が配置される。さらにスタック1は、セル積層体10aを積層方向に締め付けるテンションロッド5を備える。
集電板2は、緻密質カーボンや銅板などガス不透過な導電性部材によって形成され、直列に接続された単セル10からなるセル積層体10aで発電された起電力は、集電板2の端子2aに接続された図示しない負荷に供給される。
絶縁板3は、ゴムや樹脂等の絶縁性部材によって形成され、集電板2とエンドプレート4間の絶縁を確保する。
エンドプレート4は、剛性を備えた材料、例えば鋼等の金属材料によって形成されている。
これら集電板2、絶縁板3及びエンドプレート4には、後述する単セル10の燃料ガス流路17、酸化剤ガス流路18及び冷却媒体流路19に連通する貫通孔が形成される。
テンションロッド5は、各単セル10に所定圧が作用するようにセル積層体10aをセル積層方向に締め付ける。テンションロッド5は、ボルト状に形成され、セル積層体10aの角部に貫通した貫通孔を挿通し、テンションロッド5の端部に形成したネジ部にナットが螺合することでセル積層体10aを積層方向に締め付ける。テンションロッド5は剛性を備えた材料、例えば鋼等の金属材料によって形成され、単セル10同士の電気的短絡を防止するため、表面には絶縁の処理をした構造を有している。
なお、セル積層体10aの締め付け方法は、テンションロッド5をセル積層体10a内部を貫通する構成ではなく、スタック1外部にテンションロッド5を配置して、セル積層体を挟持したエンドプレート4同士をテンションロッド5により締め付ける機構であっても良い。
また、一方のエンドプレート4と、このエンドプレート4に隣接する絶縁板2との間に、第2エンドプレートを追加して配置し、一方のエンドプレート4と第2エンドプレート間にバネ等の加圧装置を設置し、第2エンドプレート、他方のエンドプレート4間をテンションロッド5によって締め付ける機構としても良く、さらにはこれらの加圧方法には限定されず、他の方法であってもよい。
図3は固体高分子電解質型燃料電池の単セル10の構造を示す斜視図である。
単セル10は、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜の一面に配置され、ガス拡散層、撥水層および触媒層からなるアノード(燃料極)12、および電解質膜の他面に配置され、ガス拡散層、撥水層および触媒層からなるカソード(空気極)13とからなる膜−電極接合体(MEA)14を備える。さらに単セル10は、MEA14を挟持して、アノード12に燃料ガス(水素)を、カソード13に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための流体通路をそれぞれ形成するセパレータ15を備え、セパレータ15はシール16を介して電解質膜11の保持部を挟持して、各電極12、13とセパレータ15間との密封性を確保する構造を有している。
電解質膜11は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、所定の湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。
アノード12およびカソード13は、ガス拡散電極であり、ガス拡散層、撥水層、触媒層からなる。ガス拡散層は、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスや、カーボンペーパ、あるいはカーボンフェルトなど、適当なガス拡散性および導電性を有する部材によって構成される。撥水層は、例えばポリエチレンフルオロエチレンと炭素材を含む層であり、触媒層は白金が担持されたカーボンブラックからなる。
なお、触媒層は前述のようにガス拡散層に担持され電極を形成するとは限らず、電解質膜11の表面に、触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金が担持されている場合がある。その場合、アノード12およびカソード13は、ガス拡散層の表面に撥水層が積層されたガス拡散層接合体で形成される。
セパレータ15は、適当な導電性と強度と耐食性とを有する材料によって形成される。例えば、カーボン材料をプレス成形することによる製法や、充分な耐食性を有する金属など他の材料によって形成される。アノード側のアノード側セパレータ15aにはアノード12の反応面に面して燃料ガス流路17が、カソード側のカソード側セパレータ15bにはカソード13の反応面に面して酸化剤ガス流路18が、それぞれ形成されており、また、単セル10を適正温度に維持するための冷媒が流通する冷却媒体流路19がアノード側セパレータ15a側に開口してカソード側セパレータ15bに形成される。
シール16は、シリコンゴム、EPDMまたはフッ素ゴム等のゴム状弾性材料によって形成される。シール16は、セパレータ15あるいは弾性係数の大きい薄板材料に一体化されていても構わない。弾性係数の大きい薄板材料は例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートのような材料で形成されており、電解質膜11に例えば熱硬化型フッ素系あるいは熱硬化型シリコンのような液状シールによって接着される。
図4は、第1の実施形態のセパレータ15のシール構成を示す断面図であり、図5は、単セル10でのシール16の状態を示す構成図であり、図6は、同じくシール成形工程を示す図である。
図4を用いてセパレータ15の構成を説明すると、本実施形態のセパレータ15は、燃料ガス流路17が形成されたアノード側セパレータ15aと、酸化剤ガス流路18が形成されたカソード側セパレータ15bとが一組のセパレータとして構成され、ガス流路17、18がアノード12及びカソード13の反応面にそれぞれ面している。そしてこのガス流路17、18の外周を取り囲むようにシール16が形成される。シール16は前述のように、MEA14の電解質膜11の保持部に接して、電極12、13とセパレータ15間のシール性を確保する。シール16は、前述のようなゴム材で構成され、セパレータ15a、15b上に加硫接着される。2枚のセパレータ15a、15bは接着剤20により接着され、この接着剤20により冷媒流体の外部への漏洩を防止する。
そして、図5に示すように、この一組のセパレータ15とMEA14とが単セル10を構成し、単セル10を所定数積層してセル積層体10aが構成される。
なお、このセパレータ15の構成は、他の実施形態でも同様であり、以下の実施形態は、このセパレータ15の種々の成形方法を説明するものである。
次に、図6を用いて第1の実施形態のセパレータ15のシール成形工程を説明する。
まず工程(a)で、カソード側セパレータ15bを金型の下型32に設置し、アノード側セパレータ15aに面する面15dに形成された凹溝15cに接着剤20を注入する。
次工程(b)では、カソード側セパレータ15b上にアノード側セパレータ15aを配置して、接着剤20によりセパレータ同士が接着され、アノード側セパレータ15aを内装する金型の上型31が下型32に固定される。上型31と下型32には、シール16の形状に倣って削られた溝31a、32aと、この溝31a、32a内にゴム材が射出される孔31b、32bがそれぞれ形成される。
工程(c)で、孔31b、32bからゴム材が溝31a、32a内に射出され、ゴム材は溝内に充填されてシール16が成形されるとともに、ゴム材は各セパレータ15a、15bの面に加硫接着する。
このような成形工程を経て、一対のアノード側セパレータ15a、15bは接着剤20により一体となり、上型31、下型32から離型した時にはセパレータ15にシール16が成形されている。なお、本実施形態では、2枚で1組のセパレータ15を構成したが、図7に示すように3枚で1組として構成してもよく、セパレータ15を構成する枚数は成形後の強度等を考慮して設定すればよい。
このように本実施形態では、シール16の成形後の離型時に少なくとも2枚以上の各セパレータ15a、15bが一体化していることにより、セパレータ離型時におけるセパレータ15の強度が向上し、セパレータ成形の製造歩留まりが向上する効果を得ることが可能となる。また、各セパレータ15a、15bに対して、個別にシール16を一体成形する工程と比較して、工程を削減する効果も得ることが可能となる。
図8は第2の実施形態としてのセパレータ15のシール成形工程を示す。本実施形態の各セパレータ15a、15bの構成は、第1の実施形態と同様であり、その成形方法が異なるものである。
まず工程(a)と工程(b)までの工程は第1の実施形態と同様であり、次工程(c)で、接着剤20の硬化を促進するため、ホットプレス工程を追加する。ホットプレス工程は、単セル10の一対のセパレータ15a、15bを型31、32を介して積層方向に所定の荷重で加圧したまま、所定温度に加熱する工程である。
工程(d)で、孔31b、32bからゴム材が溝31a、32a内に射出され、ゴム材は溝内に充填されてシール16が形成されるとともに、ゴム材はセパレータ15a、15bの面に加硫接着し、セパレータ15へのシール16の成形が終了する。
この実施形態では、第1の実施形態に比してホットプレス工程を追加したので、ゴムの射出成形工程(d)の前工程(c)でセパレータ間を接着剤20で接着し、シール16の射出成形工程(d)において発生する曲げ応力に対する強度が向上することにより、セパレータ成形の製造歩留まりが向上することが可能となる。
図9は、第3の実施形態としてのセパレータ15のシール成形工程を示す。本実施形態の各セパレータ15a、15bの構成は、第1の実施形態と同様であり、その成形方法が異なるものである。
まず工程(a)で、予め成形しておいたシール16をカソード側セパレータ15bの所定位置に接着する。
次工程(b)で、貼り付けたシール16が下型32の凹溝32c内に設置されるようにカソード側セパレータ15bを下型32に設置し、他方のアノード側セパレータ15aに面する面15dに形成された凹溝15cに接着剤20を注入する。
工程(c)では、カソード側セパレータ15b上にアノード側セパレータ15aを配置して、接着剤20によりセパレータ同士が接着し、アノード側セパレータ15aを内装する上型31が下型32に固定され、ホットプレスされる。このホットプレス工程により接着剤の硬化が促進される。
工程(d)で、アノード側セパレータ15aの溝31a内にシール16を構成するゴム材が射出され、ゴム材は溝内に充填されてアノード側セパレータ15aのシール16が形成されるとともに、ゴム材はアノード側セパレータ15aの面に加硫接着され、アノード側セパレータ15aへのシール16の成形が終了する。
このように、この実施形態では、予め成形したシール16を一方のセパレータに接着するようにしたので、ゴム材の射出成形を実施する部分を減少させことができ、シール成形後のセパレータの離型時に曲げ応力がかかる部分が減少し、セパレータ成形の製造歩留まりが向上する効果を得ることが可能となる。
図10は、第4の実施形態としてのセパレータ15のシール成形工程を示す。本実施形態の各セパレータ15a、15bの構成は、第1の実施形態と同様であり、その成形方法が異なるものである。
工程(a)で、一方のカソード側セパレータ15bの凹溝15c内に接着剤20を塗布する。
工程(b)で、他方のアノード側セパレータ15aを上型31に固定し、シール16を構成するゴム材を上型31内に射出し、シール16を形成する。
工程(c)で、各セパレータ15a、15bを上型31、下型32内に設置し、ホットプレスしてアノード側セパレータ15aとカソード側セパレータ15bとを接着する接着剤20の硬化を促進する。
工程(d)で、下型32内にシール16を構成するゴム材を射出して、さらにホットプレスしてゴム材をカソード側セパレータ15bに加硫接着させて、セパレータ15へのシール16の成形が終了する。
この実施形態では、予め一方のアノード側セパレータ15aにシール16を成形しておき、その後他方のカソード側セパレータ15bと一体的に固定することで、セパレータ離型時におけるセパレータ15の強度が向上することによって、セパレータ成形の製造歩留まりが向上する効果を得ることが可能となる。また、各セパレータ15a、15bに対して、個別にシール一体成形を実施する工程と比較して、工程を削減する効果も得ることが可能となる。
図11は、第5の実施形態としてのセパレータ15のシール成形工程を示す。本実施形態の各セパレータ15a、15bの構成は、第1の実施形態と同様であり、その成形方法が異なるものである。
この実施形態は、セパレータ15の外縁の一部をゴム材で被覆することを特徴としており、このため、ゴムの射出孔を減少することでき、シール成形を効率よく実施することが可能となる。
成形工程としては、上型31と下型32内に一対のセパレータ15a、15bを設置した上で、シール状の凹溝31a、32aに連通し、各セパレータの外縁に接して形成された導入路31c、32dからシール16を構成するゴム材が供給される。各導入路31c、32dには外部に開口する孔31dが連通し、この孔31dにゴム材が射出される。このようにしてシール16とセパレータ15の外縁の一部を覆うゴム材を成形することができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内でさまざまな変更がなしうることは明白である。
燃料電池スタックの構造を示す斜視図である。 燃料電池スタックの構造を示す正面図である。 セルの構造を示す斜視図である。 第1の実施形態のセパレータのシール構成を示す断面図である。 単セルでのシールの状態を示す構成図である。 第1の実施形態のセパレータのシール成形工程を示す図である。 セパレータを3枚用いた構成図である。 第2の実施形態のセパレータのシール成形工程を示す図である。 第3の実施形態のセパレータのシール成形工程を示す図である。 第4の実施形態のセパレータのシール成形工程を示す図である。 第5の実施形態のセパレータのシール成形工程を示す図である。
符号の説明
1 スタック
2 集電板
2a 出力端子
3 絶縁板
4 エンドプレート
5 テンションロッド
10 単セル
11 電解質膜
12 アノード
13 カソード
14 膜−電極接合体
15 セパレータ
15a アノード側セパレータ
15b カソード側セパレータ
16 シール
17 燃料ガス流路
18 酸化剤ガス流路
19 冷却媒体流路
20 接着剤
31 シール成形用金型(上型)
31a 溝
31b 孔
31c 導入路
31d 孔
32 シール成形用金型(下型)
32a 溝
32b 孔
32c 凹溝
32d 導入路

Claims (8)

  1. 固体高分子電解質膜及びこの固体高分子電解質膜を介して対峙するアノード及びカソードとからなる膜−電極接合体と、
    前記アノードに接し、前記アノードに燃料ガスを供給するアノード側セパレータと、
    前記カソードに接し、前記カソードに酸化剤ガスを供給するカソード側セパレータと、
    から単セルを構成し、各単セルを順次積層して形成した燃料電池において、
    隣合う単セルの前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを接着剤を用いて一体的に形成し、各セパレータの前記膜−電極接合体に面する面に、前記単セル積層時に前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの外部への漏洩を防止するシールを成形することを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 固体高分子電解質膜及びこの固体高分子電解質膜を介して対峙するアノード及びカソードとからなる膜−電極接合体と、
    前記アノードに接し、前記アノードに燃料ガスを供給するアノード側セパレータと、
    前記カソードに接し、前記カソードに酸化剤ガスを供給するカソード側セパレータと、
    から単セルを構成し、各単セルを順次積層して形成した燃料電池において、
    隣合う単セルの前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとを互いに接着剤を用いて接着する第1工程と、
    接着したセパレータを金型内に設置する第2工程と、
    この金型内にゴム材を射出して、前記単セル積層時に前記燃料ガスまたは酸化剤ガスの外部への漏洩を防止するシールを前記いずれかのセパレータの前記膜−電極接合体に面する面に成形する第3工程と、
    からなることを特徴とするセパレータのシール成形方法。
  3. 前記第3工程は、前記シールを前記各セパレータのそれぞれに成形することを特徴とするセパレータのシール成形方法。
  4. 前記第2工程の前に、前記セパレータの一方の前記膜−電極接合体に面する面に予めシールを射出成形する工程を備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  5. 前記セパレータの一方の前記膜−電極接合体に面する面に、予め成形した前記シールを接着する工程を備えたことを特徴とする請求項2に記載のセパレータのシール成形方法。
  6. 前記第2工程後に、前記各セパレータを積層方向に加圧したまま加熱する工程を備えることを特徴とする請求項2に記載のセパレータのシール成形方法。
  7. 前記金型は、ゴムが射出される射出孔を1箇所設け、この射出孔と前記各セパレータのシールを成形する凹部とを連通する導入路を設けたことを特徴とする請求項3に記載のセパレータのシール成形方法。
  8. 前記導入路は、前記各セパレータの外縁の一部に面して形成されることを特徴とする請求項7に記載のセパレータのシール成形方法。
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