JP2007034222A - 映像表示制御装置、映像表示制御方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 視覚的に違和感なく画面の焼き付きを防止しながら、映像がぼけてしまうことを防止する。
【解決手段】 映像の表示位置を移動させて焼き付きを防止させる際に、映像の各画素における表示レベルをその隣接画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるよう移動させる。しかも、映像を1画素分移動させる過程での各画素の表示レベルの変化量をXとし、該過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、T1>T2、且つ、T2<T3となるように映像の表示位置を移動させる。これにより、映像がぼけるのを防止する。
【選択図】 図4
【解決手段】 映像の表示位置を移動させて焼き付きを防止させる際に、映像の各画素における表示レベルをその隣接画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるよう移動させる。しかも、映像を1画素分移動させる過程での各画素の表示レベルの変化量をXとし、該過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、T1>T2、且つ、T2<T3となるように映像の表示位置を移動させる。これにより、映像がぼけるのを防止する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、映像表示制御装置、映像表示制御方法、そのプログラム、及び、映像表示制御装置を備える表示装置に関する。
近年、大型ディスプレイの普及に伴い、テレビ画面などの動画表示以外の用途にも表示装置が用いられている。
例えば、大画面を活かして店頭広告用ディスプレイとして、或いは、駅やサービスエリアでのインフォメーション用ディスプレイなどとして一定時間静止画を表示させるような使い方も多く見られるようになった。
プラズマディスプレイパネル(PDP)やCRTなどの表示装置は、このように一定時間映像を表示すると、焼き付きの現象が発生することが知られている。
画面の焼き付きは、映像に輝度差がある表示領域において、発光材質の劣化の程度に差が生じることに起因する。
表示装置の様々な用途に対応するためには、焼き付きの現象を防止する必要があり、それについて様々な対策が提案されている。
表示装置における焼き付きを防止する代表的な手段として、スクリーンセーバーを用いる方法が知られているが、表示内容が変わってしまうためインフォメーション用ディスプレイには適さない。
そこで、表示画面を変えずに焼き付きを防止する手段として一般的に用いられているのが、映像の表示位置を画素単位で周期的に移動させるという方法である(特許文献1参照)。
そのような従来の焼き付き防止装置を用いた映像の表示制御について、図1を参照して説明する。
図1は、時間経過に伴い1本の水平ライン上の映像の表示位置が変化する様子を示す図である。
従来の焼き付き防止装置を用いた映像の表示制御では、図1に示すように、所定周期毎に(例えば、図1に示すように、4フレーム分の表示期間毎に)映像の表示位置を徐々に移動(例えば、図1に示すような水平移動)させることにより、映像を変更せずに画面の焼き付きを防止することができる。
しかしながら、図1に示すような態様で映像の表示位置を移動させると、長い周期による移動とはいえ映像全体が1画素分急峻に移動するため、視覚的にどうしても不自然さが目立つという問題がある。
そこで、特許文献2乃至5には、映像の表示位置を移動させて焼き付きを防止するに際し、視覚的に違和感なく映像の表示位置を移動させる技術が開示されている。
このうち特許文献2の技術では、表示させようとする映像の同期信号に基づいて時間を計測し、その計測結果に基づいて同期信号の位相を所定時間単位で進行させ、かつ後退させるよう調整する。
特許文献3の技術では、入力信号に対して画素変換を行い、その補間位置間の位相を一津に360°として、360°よりも小さな変化単位で位相を変化させる。ただし、画素変換が行われない場合は、位相を変化させない。
特許文献4の技術では、入力信号に対し、画素変換比率に応じた所定の周期パタンによる係数情報に基づいた補間処理を行い、そのときの係数情報の開始位置を可変にすることにより、1画素未満の移動量による画素ずらしを実現する。
次に、特許文献5の技術による映像の表示制御について、図2を参照して説明する。
図2は、時間経過に伴い1本の水平ライン上の映像の表示位置が変化する様子を示す図である。
特許文献5の技術では、図2に示すように、所定周期毎に映像の表示位置を徐々に移動させることにより、映像を変更せずに画面の焼き付きを防止することができるだけでなく、映像を見かけ上サブピクセル単位で移動させることにより、視覚的に違和感なく映像の表示位置を移動させることができる。
特開2000−227775号公報
特開2003−274315号公報
特開2004−264366号公報
特開2005−070226号公報
特開2005−107132号公報
上記のように、特許文献1の技術では、映像全体が1画素分急峻に移動するため、視覚的にどうしても不自然さが目立つという問題がある。
また、特許文献1の技術における問題に鑑みなされた特許文献2乃至5の技術でも、それぞれ以下の問題がある。
特許文献2の技術では、同期信号の位相調整によるスムーズな表示画面の移動はアナログ信号入力時の処理に限られており、デジタル信号入力時の処理では1画素単位の移動になってしまうという問題を有している。高画質化の要求が高まる昨今では、デジタル入力時における焼き付き防止の処理も必須であり、アナログ入力時と共に対応できる焼き付きの防止機能が必要である。
特許文献3の技術では、画素変換処理と映像表示位置移動処理とを同時に行うため、処理が複雑になるという問題がある。例えば、360°よりも小さな位相変化で、表示位置の移動範囲が1画素を超える場合、1画素を跨ぐ瞬間の係数変換をFIFOメモリによるデータ読み出しなどで行う場合の処理は容易ではない。また、特許文献3の技術では、画素変換を行わない場合には位相を変化させないため、位相を変化させるには必ず画素変換を行わなければならないという問題もある。
特許文献4の技術では、画素変換比率に応じた所定の周期パタンによる係数情報を利用しているため、拡大率により1画素以内の移動量の分解能が異なってしまうという問題が生じる。また、画素変換係数によっては、隣接した補間点が順番に並ばない場合があり、それにより場合分けを行わなければならず、処理が複雑である。
特許文献5の技術では、映像を見かけ上サブピクセル単位で移動させることにより、視覚的に違和感なく映像の表示位置を移動させることができるが、映像がぼけてしまうという問題がある。
この点について、図3を参照して詳細に説明する。
図3は、時間経過に伴い1本の水平ライン上の映像の表示位置が変化する様子を示す図である。
例えば、図3に示すように、初期状態(最上段の状態)として、1本の水平ライン上において、黒表示の画素1と白表示の画素2とが交互に並んでいるとする。
この状態から、映像を1画素分だけ右方向に水平移動させると、例えば、図3の最下段に示すように、白表示の画素2と黒表示の画素1とが交互に並ぶ状態となる。
特許文献5の技術では、図3の最上段の状態から最下段の状態に移行させる過程で、時間経過に伴い、図3に示すように黒表示の画素1は徐々に白表示の画素2へと変化させる一方で、白表示の画素2は徐々に黒表示の画素1へと変化させる。
すなわち、一番左側の画素、真ん中の画素、及び、一番右側の画素は、それぞれ、時間経過に伴い、黒表示の画素1→黒に近いグレーの画素3→黒と白の中間のグレーの画素4→白に近いグレーの画素5→白表示の画素2へと変化する。
逆に、左から2番目及び右から2番目の画素は、それぞれ、時間経過に伴い、白表示の画素2→白に近いグレーの画素5→黒と白の中間のグレーの画素4→黒に近いグレーの画素3→黒表示の画素1へと変化する。
その過程において、時系列的に見て丁度中間の時点、すなわち、例えば、図3の中段(上から3番目の段)の状態では、全ての画素が黒と白の中間のグレーの画素4となり、映像の全体がぼけた状態となる。
以上のように、特許文献1の技術では一画素単位で映像を移動させるために映像の移動時の切り替わりが目に付くという問題があり、特許文献2の技術では同期信号の位相調整により焼き付き防止対策を行うためにアナログ信号での処理に限られるという問題があり、特許文献3及び4の技術では処理が容易でないという問題があった。また、特許文献5の技術では、映像がぼけてしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題には、上述したような問題が一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、前記映像移動制御手段は、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、前記映像移動制御手段は、映像を構成する各画素とそれらの周辺画素とを合成する合成手段と、前記合成手段による合成比率を徐々に変化させる合成比率変化手段と、を備え、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでを第1表示期間、前記第1表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでを第2表示期間、前記第2表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでを第3表示期間とすると、前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記合成比率の変化割合は前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合よりも小さいことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度と異なることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとすると、映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1の工程と、各画素における表示レベルが前記第1の工程の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2の工程と、各画素における表示レベルが前記第2の工程の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、前記第1の工程と前記第3の工程とのうち少なくとも一方の工程の長さは前記第2の工程の長さよりも長いことを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとすると、映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでの第1の工程と、前記第1の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでの第2の工程と、前記第2の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、前記第1の工程における各画素の見た目の移動量と、前記第3の工程における各画素の見た目の移動量と、のうちの少なくとも何れか一方の移動量は、前記第2の工程における各画素の見た目の移動量よりも短いことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の映像表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の映像表示制御装置を備える表示装置であることを特徴としている。
次に、実施形態を説明する。
本実施形態に係る映像表示制御装置は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、前記映像移動制御手段は、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させることを特徴としている。
本実施形態に係る映像表示制御装置は、図2に示すように、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させるので、視覚的に違和感なく映像の表示位置を移動させることができる。
しかも、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、前記映像移動制御手段は、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させるので、以下に説明するように、映像がぼけてしまうことを防止することができる。
図4は本実施形態に係る映像表示制御装置による表示制御の態様を説明するための図であり、時間経過に伴い1本の水平ライン上の映像の表示位置が変化する様子を示す。
例えば、図4に示すように、初期状態(最上段の状態)として、1本の水平ライン上において、黒表示の画素1と白表示の画素2とが交互に並んでいるとする。
この状態から、映像を1画素分だけ右方向に水平移動させると、例えば、図4の最下段に示すように、白表示の画素2と黒表示の画素1とが交互に並ぶ状態となる。
本実施形態に係る映像表示制御装置は、図4の最上段の状態から最下段の状態に移行させる過程で、時間経過に伴い、図4に示すように黒表示の画素1は徐々に白表示の画素2へと変化させる一方で、白表示の画素2は徐々に黒表示の画素1へと変化させる。
すなわち、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる。
具体的には、例えば、一番左側の画素、真ん中の画素、及び、一番右側の画素は、それぞれ、時間経過に伴い、黒表示の画素1→黒に近いグレーの画素3→黒と白の中間のグレーの画素4→白に近いグレーの画素5→白表示の画素2へと変化する。
逆に、左から2番目及び右から2番目の画素は、それぞれ、時間経過に伴い、白表示の画素2→白に近いグレーの画素5→黒と白の中間のグレーの画素4→黒に近いグレーの画素3→黒表示の画素1へと変化する。
その過程において、時系列的に見て丁度中間の時点、すなわち、例えば、図4の中段(上から3番目の段)の状態では、全ての画素が黒と白の中間のグレーの画素4となり、映像の全体がぼけた状態となる。
そこで、本実施形態に係る映像表示制御装置は、図4の中段(上から3番目の段)の状態及びそれに近い状態、すなわち図4に示す第2表示期間の長さT2を短くする一方で、図4に示す第1表示期間の長さT1及び第3表示期間の長さT3をそれぞれ長さT2よりも長くすることにより、映像の全体がぼけた状態での表示を短時間で済ませる。
すなわち、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベル(図4の最上段の状態)から(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベル(図4の最下段の状態)となるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように(好ましくは、T1>T2、且つ、T2<T3となるように)映像の表示位置を移動させる。なお、例えばT1>T2=T3あるいはT1=T2<T3としても良い。
本実施形態に係る映像表示制御装置によれば、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させるので、映像を一定期間表示したときに発生する焼き付きを防止することができるとともに、視覚的に目立つことなくスムーズに映像を移動させることができる。
しかも、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させるので、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くすることができる。よって、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
また、本実施形態に係る映像表示制御装置は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/4)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/4)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/4)だけ変化するまでの第3表示期間の長さをT3、各画素における表示レベルが前記第3表示期間の終わりから(X/4)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第4表示期間の長さをT4とすると、前記映像移動制御手段は、T1+T4の方がT2+T3よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させることを特徴としている。画素の見た目の位置が物理的な表示画素(見た目ではなく現実に存在する表示画素)の位置、あるいは物理的な表示画素の位置から1/4画素以内の位置にある表示期間がT1、T4であり、この位置では表示のぼけは目立たない。一方、画素の見た目の位置が互いに隣接する2つの表示画素の物理的位置の中心の位置、あるいはその中心から1/4画素以内の位置にある表示期間がT2、T3であり、この位置では表示のぼけは目立ちやすい。そこでT1+T4の時間をT2+T3の時間よりできるだけ長くする方が見た目のぼけを目立ちにくくすることができる。しかし、例えばT2=T3=0とするとぼけは目立ちにくくなるが、見た目には1ステップで1/2画素分だけ画素が移動することなるため、視覚的には画素の移動が目立ちやすくなる。見た目の画素の移動とぼけがともに目立たなくなる条件は画素サイズと視聴者の表示面からの距離だけでなく表示内容にも左右される。焼き付きやすい画面で考えると、中間階調が少なく、コントラストの高い画面になる。このような画面では画素の移動が視認できる画角は一般に1/120度と言われている。40型以上の表示を考えると視聴距離を対角の2倍とすると、視聴距離は2mとなる。すなわち2m離れた位置から表示面を見たとき、表示面の画素が1ステップで動いたときに視認できる移動距離は、
2000mm×tan(1/120度)=0.29mm
となる。よって、画素が1ステップで動く距離をこの半分の0.15mm以下にすれば見た目には分からないということになる。
2000mm×tan(1/120度)=0.29mm
となる。よって、画素が1ステップで動く距離をこの半分の0.15mm以下にすれば見た目には分からないということになる。
40型ワイドXGA(768画素×1365画素)の画素サイズは0.65mm×0.65mmなので、この場合は1ステップの移動距離は0.15mm以下とし、かつT2+T3の時間を短くし、かつ見た目の画素の静止位置を隣接する2画素の中央にならないようにすることが望ましい。
40型ワイドVGA(480画素×853画素)の画素サイズは1.04mm×1.04mm。1ステップの移動距離は0.15mm以下とし、かつT2+T3の時間を短くすることは同じだが、見た目の画素の静止位置は隣接する2画素の中央近傍にも設定せざるえないことになる。この場合はT2+T3の時間をより短くするような制御が望ましい。
また、本実施形態に係る映像表示制御装置は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、前記映像移動制御手段は、映像を構成する各画素とそれらの周辺画素とを合成する合成手段と、前記合成手段による合成比率を徐々に変化させる合成比率変化手段と、を備え、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでを第1表示期間、前記第1表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでを第2表示期間、前記第2表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでを第3表示期間とすると、前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記合成比率の変化割合は前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合よりも小さいことを特徴とする。もちろん前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合が、前記第1表示期間及び前記第3表示期間の何れの期間における前記合成比率の変化割合よりも大きいことがより望ましい。
また、本実施形態に係る映像表示制御装置は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、前記映像移動制御手段は、映像を構成する各画素とそれらの周辺画素とを合成する合成手段と、前記合成手段による合成比率を徐々に変化させる合成比率変化手段と、を備え、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/4)だけ時間が経過するまでを第1表示期間、前記第1表示期間の終わりから(T/2)だけ時間が経過するまでを第2表示期間、前記第2表示期間の終わりから(T/4)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでを第3表示期間とすると、前記第1表示期間と前記第3表示期間における前記合成比率の変化割合の合計は前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合よりも小さいことを特徴とする。
画素の見た目の位置が物理的な表示画素の位置に位置する時点、あるいは物理的な表示画素の位置に位置する時間帯の時間的中央時点(該時間帯の始まりと終わりの丁度中間の時点)を起点としてその時点からT/4の時間帯が第1表示期間、前記時間的中央時点の前T/4の時間帯が第3表示期間であり、この期間では表示のぼけは目立たない。一方、前記第1表示期間と第3表示期間の間の時間帯、すなわち画素の見た目の位置が物理的な表示画素の位置に位置する時間帯の時間的中央時点からT/4経過した時点から、さらにT/2経過した時点までの時間帯が第2表示期間であり、表示のぼけは目立ちやすい。従って、表示のぼけがめだちやすい第2表示期間では前記合成比率の変化を大きくし、見た目のぼけが目立つことがないように制御する。一方、第1及び第3表示期間では表示のぼけは目立ちにくいため、前記合成比率の変化は小さくしている。
前記映像移動制御手段は、映像を1画素分移動させる過程に含まれる前記複数ステップにおける各ステップの時間の長さを徐々に変化させるステップ長変化手段を備え、前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記ステップの時間の長さは前記第2表示期間における前記ステップの時間の長さよりも長いことが好ましく、これにより、本実施形態に係る映像表示制御装置による制御をより好適に実現させることができる。
或いは、前記映像移動制御手段は、映像を1画素分移動させる過程に含まれる前記複数ステップにおける各ステップでの映像の見た目の移動量を徐々に変化させる移動量変化手段を備え、前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記ステップでの映像の見た目の移動量は前記第2表示期間における前記ステップでの映像の見た目の移動量よりも短いことも好ましく、この場合にも、本実施形態に係る映像表示制御装置による制御をより好適に実現させることができる。
また、本実施形態に係る映像表示制御装置は、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度と異なることを特徴としている。
本実施形態に係る映像表示制御装置によれば、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度と異なるので、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
本実施形態に係る映像表示制御装置においては、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度よりも遅いことが好ましい。
また、本実施形態に係る映像表示制御装置においては、前記映像移動制御手段は、映像の水平方向への移動と垂直方向への移動とを別の時間に行うことが好ましく、これにより、映像がぼけてしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態に係る映像表示制御装置においては、前記周辺画素は、映像の移動方向において、各画素の隣に位置する1つの画素(隣接画素)であることが好ましい一例であり、これにより、比較的簡単な演算で、映像の表示位置を移動させる制御を行うことができる。
本実施形態に係る映像表示制御方法は、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとすると、映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1の工程と、各画素における表示レベルが前記第1の工程の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2の工程と、各画素における表示レベルが前記第2の工程の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、前記第1の工程と前記第3の工程とのうち少なくとも一方の工程の長さは前記第2の工程の長さよりも長いことを特徴としている。
本実施形態に係る映像表示制御方法によれば、本実施形態に係る映像表示制御装置と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る映像表示制御方法は、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとすると、映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでの第1の工程と、前記第1の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでの第2の工程と、前記第2の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、前記第1の工程における各画素の見た目の移動量と、前記第3の工程における各画素の見た目の移動量と、のうちの少なくとも何れか一方の移動量は、前記第2の工程における各画素の見た目の移動量よりも短いことを特徴としている。
本実施形態に係る映像表示制御方法によれば、前記第1の工程における各画素の見た目の移動量と、前記第3の工程における各画素の見た目の移動量と、のうちの少なくとも何れか一方の移動量は、前記第2の工程における各画素の見た目の移動量よりも短いので、映像がぼけた状態となりがちな第2工程では速やかに表示レベルが変化するようにできるので、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
また、本実施形態に係るプログラムは、本実施形態に係る映像表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
本実施形態に係るプログラムによれば、本実施形態に係る映像表示制御方法と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る表示装置は、本実施形態に係る映像表示制御装置を備えることを特徴としている。
本実施形態に係る表示装置によれば、本実施形態に係る映像表示制御装置と同様の効果が得られる。
実施例1では、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させるに際し、所定のステップ数(例えば、256ステップ)で所定時間(例えば、60秒)をかけて1画素分移動させる過程で、各ステップの時間の長さは一定(例えば、(60/256)秒)であるが、映像を構成する各画素とそれらの隣設画素との合成比率が変化する割合が、時間経過に伴い徐々に変化する例について説明する。
すなわち、実施例1では、図4に示す第1及び第3表示期間では、合成比率の変化割合を比較的小さくする一方で、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間では、合成比率の変化割合を比較的大きくすることにより、第1表示期間の長さT1>第2表示期間の長さT2となり、且つ、第2表示期間の長さT2<第3表示期間のT3となるようにする。
図5は実施例1に係る映像表示制御装置100を備える表示装置150の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、表示装置150は、映像信号の入力を受け付ける映像信号入力部1と、この映像信号入力部1に入力される映像信号をA/D変換するA/D変換部2と、このA/D変換部2によるA/D変換後の映像信号に対し後述する処理を施して出力する映像表示制御装置100と、この映像表示制御装置100から出力される映像信号に基づき映像を表示する表示部4と、を備えて構成されている。
なお、表示装置150は、例えば、プラズマディスプレイ装置として構成される。すなわち、表示部4は、例えば、プラズマディスプレイパネルからなる。
映像表示制御装置100は、映像を構成する各画素と対応する映像信号と、それらの隣接画素と対応する映像信号と、を合成し、該合成後の映像信号を表示部4に出力する合成部(合成手段)3と、この合成部3による画素の合成比率を随時演算して該合成部3に供給する重心位置演算部(合成比率変化手段)7と、この重心位置演算部7による演算に用いられる各種の情報を記憶保持した映像移動情報記憶部6と、時間を計時してその計時結果を重心位置演算部7に対し出力するタイマ部5と、を備えて構成されている。なお、合成部3及び重心位置演算部7により映像移動制御手段が構成されている。
表示装置150に入力されるコンポジット信号、コンポーネント信号及びRGB信号などの映像信号は、映像信号入力部1にて入力切り替え、色分離、色復調などの処理がなされた後、A/D変換部2にてデジタル信号に変換され、映像表示制御装置100の合成部3に入力される。
映像表示制御装置100の映像移動情報記憶部6は、例えば、映像を1画素分移動させるのに要する時間の長さ(例えば、60秒)を示す情報(1画素分移動所要時間情報)と、映像を1画素分移動させるのに要するステップ数(例えば、256ステップ)を示す情報(1画素分移動所要ステップ数情報)と、各ステップの時間の長さ(例えば、(60/256)秒)を示す情報(ステップ長情報)と、各時間毎の映像の移動方向を示す情報(移動方向情報)と、重心位置演算部7による合成比率の演算に用いられる関数(図6)を示す合成比率演算用関数情報と、を記憶保持し、これら情報を重心位置演算部7に供給する。
重心位置演算部7では、これら情報に基づいて、随時、映像を構成する各画素と、これら各々の画素とその隣接画素との重心の位置を合成比率として演算し、この演算結果を合成部3に出力する。
ここで、本実施例の場合、例えば、映像を水平方向に往復移動させるものとし、より具体的には、例えば、右方向への所定画素数(例えば8画素分)の移動と、左方向への所定画素数(同じく例えば8画素分)の移動と、左方向への所定画素数(同じく例えば8画素分)の移動と、右方向への所定画素数(同じく例えば8画素分)の移動と、の合計32画素分の往復移動で1周期をなす映像の移動を、繰り返し行う。
このため、映像の移動方向は、各周期において、例えば、最初の480秒間(1画素分につき60秒×8画素分)は右方向、次の960秒間(60秒×16)は左方向、更に次の480秒間(60秒×8)は右方向となる。
なお、映像移動情報記憶部6に記憶された移動方向情報は、このような映像の移動の規則を示す情報である。
重心位置演算部7は、映像移動情報記憶部6から供給される移動方向情報と、タイマ部5から供給される計時情報と、に基づいて、映像の現在の移動方向を認識する。
すなわち、タイマ部5からの計時情報に基づいて、ある周期の映像の移動を開始してからの経過時間が、例えば100秒であると認識した場合には、現在の移動方向が右方向であると認識することができ、同様に、該経過時間が500秒であると認識した場合には、現在の移動方向が左方向であると認識することができる。
また、重心位置演算部7は、映像を1画素分移動させる過程において、ステップが切り替わるたびに、各画素とそれらの隣設画素との現在の合成比率を新たに演算する。
なお、実施例1の場合、重心位置演算部7は、現在のステップが何ステップ目であるかを、例えば、映像移動情報記憶部6から供給されるステップ長情報(例えば、(60/256)秒を示す情報)と、タイマ部5から供給される計時情報と、に基づいて認識することができる。
すなわち、タイマ部5からの計時情報に基づいて、ある1画素分の映像の移動を開始してからの経過時間が、例えば(120/256)秒以上(180/256)秒未満であると認識した場合には、現在のステップが2ステップ目であると認識することができる。
或いは、現在のステップが何ステップ目であるかの認識は、例えば、映像を1画素分移動させる過程において、合成比率の演算を何回行ったかをカウントすることによっても行うことができる。
重心位置演算部7による合成比率の演算は、例えば図6に示すようなグラフの関数(合成比率演算用関数)を用いて行い、重心位置演算部7は、その演算結果を合成部3に出力する。
合成部3では、重心位置演算部7から入力される重心の位置(合成比率)の情報に基づいて、各画素とその隣接画素とのレベル調整を行い、重心位置を移動した各画素の映像信号を表示部4に出力する。
表示部4では、合成部3から入力される映像信号に基づいて映像を表示する。
従って、ステップが切り替わるたびに、各画素における表示レベルが変化することとなる。
次に、映像が右方向に移動するときの動作を図7乃至図9を参照して説明する。
図7は右方向への映像の移動と重心移動(合成比率の変化)を説明するための図である。
図7に示すように、水平Hライン上の参照画素をBとしたときにその右側の画素をA、左側の画素をCとすると、時間経過に伴いLフィールドからNフィールドにかけて画素Bに表示された映像が右隣の画素Aへ移動する様子を示している。
このとき画素Bに注目すると、Lフィールドにおける画素BのレベルがMフィールドではLフィールドにおける画素Cのレベル(表示レベル)へ徐々に近づき、NフィールドではLフィールドの画素Cのレベルへ完全に変換されていることがわかる。
すなわち時間経過とともに画素Bに表示された映像が画素Aへ移動するように視認できるとき、画素Bのレベルは画素Cのレベルに変換されるといえる。
このときの画素Bから画素Cへのレベルの移り変わりを画素Bから画素Cへの重心の移動ということとする。
さらに、重心位置演算部7により随時演算される重心移動の比率を「k」および「1−k」とし、これを図8に示す。
比率「k」は、映像が1画素分移動する過程に含まれる各ステップ毎の重心の移動(合成比率の変化)に伴い、図6及び図8に示すように徐々に1から0へ推移する。
つまり、図7において、Lフィールドの画素Bの重心移動の比率kは「k=1」であり、Nフィールドの画素Bの重心移動の比率kは「k=0」である。
係数kの分解能は、上記の1画素分移動所要ステップ数情報で規定される値(例えば、256)に等しい。
「k」の経時変化を表す関数は、例えば図6に示すように、「k」を縦軸とし、映像を1画素分移動させる過程における経過時間「t」を横軸とすると、例えば、映像を1画素分移動させるのに要する時間(例えば、60秒)を初期(最初の20秒間)、中期(次の20秒間)及び後期(最後の20秒間)の3つの時間帯に分割したうちの初期及び後期では傾きの絶対値が比較的小さく、中期では傾きの絶対値が比較的大きくなる。
重心位置演算部7は、上記のようにステップ長情報とタイマ部5からの計時情報に基づいてステップの切り替わりを認識する度に、映像移動情報記憶部6から供給される合成比率演算用関数情報(図6に示すような関数を示す情報)に従って、各ステップ毎に「k」及び「k−1」の値を演算し、これら値を合成部3に出力する。
また、合成部3は、「k」及び「k−1」の値を用いて画素Bに対応する映像信号と画素Cに対応する映像信号とを合成することにより、新しい画素Bの映像信号を演算する。
画素Bと画素Cとを合成して得られる新しい画素Bのレベルは、{k×(画素Bのレベル)+(1−k)×(画素Cのレベル)}となる。つまり、重心位置演算部7は、合成部3による画素の合成比率を徐々に変化させているといえる。
このように、映像を1画素分移動させる過程で、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの隣接画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、例えば図2に示すように、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させることができる。
ここで、便宜的に、映像を1画素分移動させる過程において、kの値が1から2/3までの期間を第1表示期間、kの値が2/3から1/3までの期間を第2表示期間、kの値が1/3から0までの期間を第3表示期間とする。
換言すれば、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの期間を第1表示期間、各画素における表示レベルが第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの期間を第2表示期間、各画素における表示レベルが第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの期間を第3表示期間とする。
従って、第1表示期間及び第3表示期間では映像が比較的鮮明となるのに対し、第2表示期間では映像がぼけた状態となりがちであるといえる。
図6に示すように、第1及び第3表示期間では、「k」の経時変化を表す関数の傾きの絶対値が(平均すると)比較的小さいので、合成比率の変化割合も(平均すると)比較的小さい。
他方、第2表示期間では「k」の経時変化を表す関数の傾きの絶対値が比較的大きいので、合成比率の変化割合も比較的大きい。
このため、図6に示すように、第1表示期間の長さT1>第2表示期間の長さT2となり、且つ、第2表示期間の長さT2<第3表示期間の長さT3となる。
つまり、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くすることができるので、映像を1画素分移動させる過程の全体としては、映像がぼけてしまうことを極力抑制できる。
或いは、換言すれば、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点(第1表示期間に含まれる時点)での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点(第2表示期間に含まれる時点)での平均移動速度よりも遅いので、映像がぼけてしまうことを極力抑制できる。ここで、移動前の時点とは、映像が静止している時点をいうのではなく、例えば、映像が8画素分だけ連続的に水平方向に移動する過程において、移動開始から1画素分移動した時点など、映像が移動中の時点を意味する。
「k」の経時変化を表す関数は、具体的には、例えば、図6に示すように、初期では「k=−(t/120)+1」、中期では「k=−(t/30)+(3/2)」、後期では「k=−(t/120)+(1/2)」で表される。
図9は、右方向へ映像が移動する際の合成部3の動作を説明するための図である。
図9に示すように、合成部3は、A/D変換部2から映像信号が入力される映像入力端子21と、重心位置演算部7から乗算係数「k」、「1−k」がそれぞれ入力される乗算係数入力端子22、23と、Dフリップフロップ24、25、26と、乗算器27、28と、加算器29と、表示部4に映像信号を出力する映像信号出力端子30と、を備えている。
映像入力端子21から入力されてDフリップフロップ24を通った映像信号と対応する画素を画素B、Dフリップフロップ25を通った映像信号と対応する画素を画素Cとしたときに、画素Bの映像信号は乗算器27に入力され、画素Cの映像信号は乗算器28に入力される。
乗算器27では乗算件数「k」と画素Bの映像信号とが乗算され、乗算器28では乗算件数「1−k」と画素Cの映像信号とが乗算される。
乗算器27の出力と乗算器28の出力は加算器29に入力されて相互に加算され、その出力はDフリップフロップ26を通り映像出力端子30から出力される。
このように、画素Bと、その重心移動方向の隣接画素Cとの重心の比率を示す乗算係数「k」および「1−k」を用いて画素Bから隣接画素Cへのレベル変換処理を徐々に行うことにより、設定した時間間隔(例えば、上記のように60秒)での画素Bから隣接画素Cへの重心移動が行われる。
次に、映像が左方向に移動するときの動作を図9乃至図11を参照して説明する。
図10は左方向への映像の移動と重心移動(合成比率の変化)を説明するための図である。
図10に示すように、水平Iライン上の参照画素をYとしたときにその右側の画素をX、左側の画素をZとすると、時間経過に伴いOフィールドからQフィールドにかけて画素Yに表示された映像が左隣の画素Zへ移動する様子を示している。
このとき画素Yに注目すると、Oフィールドにおける画素YのレベルがPフィールドではOフィールドの画素Xのレベルへ徐々に近づき、QフィールドではOフィールドにおける画素Xのレベルへ完全に変換されていることがわかる。
すなわち時間経過とともに画素Yに表示された映像が画素Zへ移動するように視認できるとき、画素Yのレベルは画素Xのレベルに変換されるといえる。
このときの画素Yから画素Xへのレベルの移り変わりを画素Yから画素Xへの重心の移動ということとする。
さらに、重心位置演算部7により随時演算される重心移動の比率を「p」および「1−p」とし、これを図10に示す。
比率「p」は、映像が1画素分移動する過程に含まれる各ステップ毎の重心の移動(合成比率の変化)に伴い、図6及び図11に示すように徐々に1から0へ推移するものとする。
つまり、図10において、Oフィールドの画素Yの重心移動の比率pは「p=1」であり、Qフィールドの画素Yの重心移動の比率pは「p=0」である。
係数pの分解能は、上記の1画素分移動所要ステップ数情報で規定される値(例えば、256)に等しい。
「p」の経時変化を表す関数は、例えば図6に示すように、「k」の経時変化を表す関数と同様である。
重心位置演算部7は、上記のようにステップ長情報とタイマ部5からの計時情報に基づいてステップの切り替わりを認識する度に、映像移動情報記憶部6から供給される合成比率演算用関数情報(図6に示すような関数を示す情報)に従って、各ステップ毎に「p」及び「p−1」の値を演算し、これら値を合成部3に出力する。
また、合成部3は、「p」及び「p−1」の値を用いて画素Yに対応する映像信号と画素Xに対応する映像信号とを合成することにより、新しい画素Yの映像信号を演算する。
画素Yと画素Xとを合成して得られる新しい画素Yのレベルは、{p×(画素Yのレベル)+(1−p)×(画素Xのレベル)}となる。つまり、重心位置演算部7は、合成部3による画素の合成比率を徐々に変化させているといえる。
移動方向が左方向の場合にも、図6に示すように、第1表示期間の長さT1>第2表示期間の長さT2となり、且つ、第2表示期間の長さT2<第3表示期間の長さT3となる。
つまり、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くすることができるので、映像を1画素分移動させる過程の全体としては、映像がぼけてしまうことを極力抑制できる。
図12は、左方向へ映像が移動する際の映像表示制御装置の動作を説明するための図である。
図12に示すように、合成部3は、A/D変換部2から映像信号が入力される映像入力端子31と、重心位置演算部7から乗算係数「p」、「1−p」がそれぞれ入力される乗算係数入力端子32、33と、Dフリップフロップ34、35、36と、乗算器37、38と、加算器39と、表示部4に映像信号を出力する映像信号出力端子40と、を備えている。
映像入力端子31から入力された映像信号と対応する画素を画素X、Dフリップフロップ34を通った映像信号と対応する画素を画素Yとしたときに、画素Xの映像信号は乗算器37に入力され、画素Yの映像信号は乗算器38に入力される。
乗算器37では乗算件数「1−p」と画素Xの映像信号とが乗算され、乗算器38では乗算件数「p」と画素Yの映像信号とが乗算される。
乗算器37の出力と乗算器38の出力は加算器39に入力されて相互に加算され、その出力はDフリップフロップ36を通り映像出力端子40から出力される。
このように、画素Yと、その重心移動方向の隣接画素Xとの重心の比率を示す乗算係数「p」および「1−p」を用いて画素Yから隣接画素Xへのレベル変換処理を徐々に行うことにより、設定した時間間隔(例えば、上記のように60秒)での画素Yから隣接画素Xへの重心移動が行われる。
なお、上記においては、合成比率の演算用に、例えば図6に示すような複数の直線状部からなるグラフの関数を用いる例を説明したが、図13に示すように、曲線のグラフを用いることがより好ましい。
図13に示す関数は、具体的には、「k」、「p」を縦軸とし、映像を1画素分移動させる過程における経過時間「t」を横軸とすると、例えば、映像を1画素分移動させるのに要する時間(例えば60秒)を前期(最初の30秒間)及び後期(残りの30秒間)の2つの時間帯に分割したうちの前期では「k=−(t2/1800)+1」、後期では「k=(t−60)2/1800」で表される。
図13に示す関数を用いる場合も、映像を1画素分移動させる過程において、k、pの値が1から2/3までの期間を第1表示期間、k、pの値が2/3から1/3までの期間を第2表示期間、k、pの値が1/3から0までの期間を第3表示期間とすると、第1及び第3表示期間では、「k」、「p」の経時変化を表す関数の傾きの絶対値が比較的小さいので、合成比率の変化割合も比較的小さくなり、第2表示期間では「k」、「p」の経時変化を表す関数の傾きの絶対値が比較的大きいので、合成比率の変化割合も比較的大きくなる。
よって、図13に示すように、第1表示期間の長さT1>第2表示期間の長さT2となり、且つ、第2表示期間の長さT2<第3表示期間の長さT3となり、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くすることができるので、映像を1画素分移動させる過程の全体としては、映像がぼけてしまうことを極力抑制できる。
以上のような実施例1によれば、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置100において、例えば図2に示すように、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの隣接画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させるので、映像を一定期間表示したときに発生する焼き付きを防止することができるとともに、視覚的に目立つことなくスムーズに映像を移動させることができる。
しかも、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させるので、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くすることができる。よって、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
また、以上のような実施例1によれば、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置100において、例えば図2に示すように、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの隣接画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させるので、映像を一定期間表示したときに発生する焼き付きを防止することができるとともに、視覚的に目立つことなくスムーズに映像を移動させることができる。
しかも、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでを第1表示期間、前記第1表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでを第2表示期間、前記第2表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでを第3表示期間とすると、前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記合成比率の変化割合は前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合よりも小さいので、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間における合成比率の変化割合を大きくすることができる。よって、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
また、以上のような実施例1によれば、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置100において、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させるので、映像を一定期間表示したときに発生する焼き付きを防止することができるとともに、視覚的に目立つことなくスムーズに映像を移動させることができる。
しかも、映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度と異なるので、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
また、以上のような実施例1によれば、映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとすると、映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでの第1の工程と、前記第1の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでの第2の工程と、前記第2の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、前記第1の工程における各画素の見た目の移動量と、前記第3の工程における各画素の見た目の移動量と、のうちの少なくとも何れか一方の移動量は、前記第2の工程における各画素の見た目の移動量よりも短いので、映像がぼけた状態となりがちな第2工程では速やかに表示レベルが変化するようにできるので、ぼけさせることなくスムーズに映像を移動させ、焼き付きを防止することができる。
上記の実施例1では、映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させるに際し、所定のステップ数(例えば、256ステップ)で所定時間(例えば、60秒)をかけて1画素分移動させる過程で、各ステップの時間の長さは一定(例えば、(60/256)秒)であるが、映像を構成する各画素とそれらの隣設画素との合成比率の変化割合が図6及び図13に示すように時間経過に伴い徐々に変化する例について説明したが、実施例2では、映像を構成する各画素とそれらの隣設画素との合成比率の変化割合は一定であるが、各ステップの時間の長さが徐々に変化する例について説明する。
図14は実施例2に係る映像表示制御装置200を備える表示装置250の構成を示すブロック図である。
図14に示す表示装置250は、以下に説明する点でのみ図5に示す表示装置150と相違し、その他の点では表示装置150と同様に構成されているため、表示装置250の構成要素のうち表示装置150におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施例2に係る映像表示制御装置200は、その重心位置演算部7の動作と映像移動情報記憶部6の記憶内容とが、実施例1に係る映像表示制御装置100(図5)と相違し、その他の点は映像表示制御装置100と同様である。
映像表示制御装置200の映像移動情報記憶部6は、例えば、映像を1画素分移動させるのに要する時間の長さ(例えば、60秒)を示す情報(1画素分移動所要時間情報)と、映像を1画素分移動させるのに要するステップ数(例えば、256ステップ)を示す情報(1画素分移動所要ステップ数情報)と、各ステップの時間の長さの演算に用いられる関数(図15)を示す情報(ステップ長演算用関数情報)と、各時間毎の映像の移動方向を示す情報(移動方向情報)と、ステップの切り替わり毎の合成比率の変化割合、すなわち乗算係数「k」、「p」の変化割合を示す情報(合成比率変化割合情報)と、を記憶保持し、これら情報を重心位置演算部7に供給する。
実施例2の場合、重心位置演算部7は、現在のステップが何ステップ目であるかの認識は、例えば、映像を1画素分移動させる過程において、合成比率の演算を何回行ったかをカウントすることにより行うことができる。
また、本実施例の場合、合成比率変化割合情報は、例えば、常に(1/256)で一定である。このため、実施例2の場合、映像を1画素分移動させる過程において、ステップが切り替わるたびに、k、pの値が(1/256)ずつ減少して徐々に「1」から「0」に変化する。
また、本実施例の場合、重心位置演算部7は、映像を1画素分移動させる過程に含まれる各ステップの時間の長さの演算を、映像移動情報記憶部6から供給されるステップ長演算用関数情報(例えば、図15に示すようなグラフの関数)を用いて行う。
すなわち、実施例2の場合、映像表示制御装置200は、映像を1画素分移動させる過程に含まれる複数ステップにおける各ステップの時間の長さを徐々に変化させるステップ長変化手段としての重心位置演算部7を備えている。
重心位置演算部7がステップ長演算用関数情報を用いて、随時(ステップの切り替わり毎に)各ステップの時間の長さを演算する結果、各ステップの時間の長さ(Δt)は、図15に示すように、映像を1画素分移動させる過程における初期では比較的長く、中期では比較的短く、後期では比較的長くなる。
つまり、映像を1画素分移動させる過程において、k、pの値が1から2/3までの期間を第1表示期間、k、pの値が2/3から1/3までの期間を第2表示期間、k、pの値が1/3から0までの期間を第3表示期間とすると、重心位置演算部7は、第1及び第3表示期間ではステップの時間の長さを比較的長くする一方で、第2表示期間ではステップの時間の長さを比較的短くすることができる。
換言すれば、映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの期間を第1表示期間、各画素における表示レベルが第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの期間を第2表示期間、各画素における表示レベルが第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの期間を第3表示期間とすると、第1及び第3表示期間ではステップの時間の長さを比較的長くする一方で、第2表示期間ではステップの時間の長さを比較的短くする。
従って、実施例2の場合も、第1表示期間の長さT1>第2表示期間の長さT2となり、且つ、第2表示期間の長さT2<第3表示期間の長さT3となるように映像を移動させることができる。
よって、映像がぼけた状態となりがちな第2表示期間の長T2さを短くし、映像を1画素分移動させる過程の全体としては、映像がぼけてしまうことを極力抑制することができる。
上記においては、ステップ長の演算用に、例えば図15に示すように、時間経過に伴いステップ長の長さが直線的に変化する例を説明したが、この例に限らず、例えば、図16或いは図17に示すように、時間経過に伴いステップ長の長さが曲線的に変化するようにしても良い。
以上のような実施例2によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
なお、上記の実施例1及び2では、映像の移動が水平方向での往復移動である例を説明したが、垂直方向に移動させても良いし、或いは斜め方向に移動させても良い。
ただし、映像を斜め方向に移動させる場合には、映像がぼけてしまう可能性があるので、図18乃至図21に示すように、水平方向への移動と垂直方向への移動とを分けて(別の時間に)行うことが好ましい。すなわち、例えば、垂直方向の移動(図18→図19)、水平方向の移動(図19→図20)及び垂直方向の移動(図20→図21)をこの順に行うことにより、映像がぼけてしまうことを防止できる。
なお、上記の各実施例では、映像表示制御装置100及び200による処理の一部を図9及び図12に示すような論理回路を用いて実行する例を説明したが、それらの処理の全てをプログラム処理により実行することも可能である。
100 映像表示制御装置
3 合成部(合成手段、映像移動制御手段を構成する)
7 重心位置演算部(合成比率変化手段、ステップ長変化手段、映像移動制御手段を構成する)
150 表示装置
200 映像表示制御装置
250 表示装置
3 合成部(合成手段、映像移動制御手段を構成する)
7 重心位置演算部(合成比率変化手段、ステップ長変化手段、映像移動制御手段を構成する)
150 表示装置
200 映像表示制御装置
250 表示装置
Claims (11)
- 映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、
映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、
映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとし、
映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1表示期間の長さをT1、各画素における表示レベルが前記第1表示期間の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2表示期間の長さをT2、各画素における表示レベルが前記第2表示期間の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3表示期間の長さをT3とすると、
前記映像移動制御手段は、T1とT3のうちの少なくとも何れか一方がT2よりも長くなるように、映像の表示位置を移動させることを特徴とする映像表示制御装置。 - 映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、
映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、
前記映像移動制御手段は、
映像を構成する各画素とそれらの周辺画素とを合成する合成手段と、
前記合成手段による合成比率を徐々に変化させる合成比率変化手段と、
を備え、
映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとし、
映像を1画素分移動させる過程で、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでを第1表示期間、前記第1表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでを第2表示期間、前記第2表示期間の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでを第3表示期間とすると、
前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記合成比率の変化割合は前記第2表示期間における前記合成比率の変化割合よりも小さいことを特徴とする映像表示制御装置。 - 前記映像移動制御手段は、
映像を1画素分移動させる過程に含まれる前記複数ステップにおける各ステップの時間の長さを徐々に変化させるステップ長変化手段を備え、
前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記ステップの時間の長さは前記第2表示期間における前記ステップの時間の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の映像表示制御装置。 - 前記映像移動制御手段は、
映像を1画素分移動させる過程に含まれる前記複数ステップにおける各ステップでの映像の見た目の移動量を徐々に変化させる移動量変化手段を備え、
前記第1表示期間と前記第3表示期間のうちの少なくとも何れか一方の期間における前記ステップでの映像の見た目の移動量は前記第2表示期間における前記ステップでの映像の見た目の移動量よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の映像表示制御装置。 - 映像の表示位置を移動させることにより画面の焼き付きを防止させる映像表示制御装置において、
映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させる映像移動制御手段を備え、
映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度と異なることを特徴とする映像表示制御装置。 - 映像を1画素分移動させる過程において、移動前の時点での前記映像の見た目の平均移動速度は、前記映像が半画素分移動した時点での平均移動速度よりも遅いことを特徴とする請求項5に記載の映像表示制御装置。
- 前記映像移動制御手段は、映像の水平方向への移動と垂直方向への移動とを別の時間に行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の映像表示制御装置。
- 映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、
映像を1画素分移動させることによる各画素の表示レベルの変化量をXとすると、
映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルから(X/3)だけ変化するまでの第1の工程と、各画素における表示レベルが前記第1の工程の終わりから(X/3)だけ変化するまでの第2の工程と、各画素における表示レベルが前記第2の工程の終わりから(X/3)だけ変化して移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、
前記第1の工程と前記第3の工程とのうち少なくとも一方の工程の長さは前記第2の工程の長さよりも長いことを特徴とする映像表示制御方法。 - 映像を構成する各画素における表示レベルをそれらの周辺画素における表示レベルへと複数ステップをかけて変化させることにより、1ステップでの映像の移動量が見た目では1画素未満となるように映像の表示位置を移動させて画面の焼き付きを防止させる映像表示制御方法において、
映像を1画素分移動させるのに要する時間をTとすると、
映像を1画素分移動させる過程は、各画素における表示レベルが移動前のレベルである時点から(T/3)だけ時間が経過するまでの第1の工程と、前記第1の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過するまでの第2の工程と、前記第2の工程の終わりから(T/3)だけ時間が経過して各画素における表示レベルが移動後のレベルとなるまでの第3の工程とを有し、
前記第1の工程における各画素の見た目の移動量と、前記第3の工程における各画素の見た目の移動量と、のうちの少なくとも何れか一方の移動量は、前記第2の工程における各画素の見た目の移動量よりも短いことを特徴とする映像表示制御方法。 - 請求項8又は9に記載の映像表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項1乃至7の何れか一項に記載の映像表示制御装置を備える表示装置。
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