JP2007034141A - Camera system and lens unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、カメラシステム及びカメラシステムを構成するレンズユニットに関する。 The present invention relates to a camera system and a lens unit constituting the camera system.
手ぶれ補正機能を有するカメラの中には、撮像素子を撮影レンズの光軸と直交する方向にシフトさせることによって補正を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。このような撮像素子をシフトさせて補正を行うカメラは、補正機構を光学系側に設ける必要がないため、例えばレンズ交換式のカメラに適用した場合、レンズユニット側に補正機構がない場合でも手ぶれの補正を行うことができるという利点がある。
ここで、上記特許文献1のような撮像素子を撮影レンズの光軸と直交する方向にシフトさせることによって補正を行う方式の場合、撮影レンズによって被写体像を結像可能な範囲(イメージサークル)内で撮像素子をシフトさせる場合には良好な画像が得られるが、イメージサークルの範囲外まで撮像素子をシフトさせてしまうと、画像の一部がかける、所謂けられが発生してしまう。けられが発生しないように撮像素子のシフト量に余裕を持たせるためには、大きなイメージサークルの撮影レンズを用いれば良いが、この場合には撮影レンズの寸法が大きくなってしまう。したがって、撮影レンズの小型化のためにも撮像素子のシフト量の余裕量は必要最小限とすることが好ましい。
Here, in the case of a method of performing correction by shifting the imaging element as in
ここで、レンズ交換式のカメラの場合には、レンズユニットの種類等によってイメージサークルが異なることが考えられるため、このイメージサークルの異なりを考慮して撮像素子のシフト量の余裕量を決定する必要がある。 Here, in the case of an interchangeable lens camera, the image circle may vary depending on the type of lens unit, etc., so it is necessary to determine the margin of the shift amount of the image sensor in consideration of the difference in the image circle. There is.
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、交換レンズの種類に対応した撮像素子のシフト量の余裕量でぶれ補正を行うことができるカメラシステム及びこのようなカメラシステムに用いられるレンズユニットを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a camera system capable of performing blur correction with a margin of shift amount of an image sensor corresponding to the type of interchangeable lens, and a lens used in such a camera system. The purpose is to provide units.
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるカメラシステムは、レンズユニットと、前記レンズユニットが着脱自在に構成されたカメラボディとを有するカメラシステムにおいて、前記レンズユニットは、前記カメラボディの結像面に被写体像を形成するための光学系と、前記光学系によって撮影可能な範囲を示すイメージサークル径に係るデータを記憶するレンズユニット側記憶手段と、前記レンズユニット側記憶手段に記憶された前記イメージサークル径に係るデータを前記カメラボディに送信するレンズユニット側通信手段とを具備し、前記カメラボディは、前記レンズユニット側通信手段によって送信された前記イメージサークル径に係るデータを受信するカメラボディ側通信手段と、前記結像面上に配置され、前記光学系によって形成された被写体像を受光する撮像手段と、前記カメラボディにおけるぶれの影響を補正する手ぶれ補正手段と、前記カメラボディ側通信手段で受信された前記イメージサークル径に係るデータに応じて前記手ぶれ補正手段における補正の際の最大補正量を制限する制御手段とを具備することを特徴とする。 In order to achieve the above object, a camera system according to a first aspect of the present invention is a camera system having a lens unit and a camera body in which the lens unit is configured to be detachable. An optical system for forming a subject image on the imaging surface of the camera body, lens unit side storage means for storing data relating to an image circle diameter indicating a range that can be photographed by the optical system, and the lens unit side storage means Lens unit side communication means for transmitting data related to the image circle diameter stored in the camera body to the camera body, wherein the camera body transmits data related to the image circle diameter transmitted by the lens unit side communication means The camera body side communication means for receiving the light, and disposed on the imaging plane, the light In accordance with data relating to the image circle diameter received by the camera body side communication means, imaging means for receiving a subject image formed by the system, camera shake correction means for correcting the influence of camera shake. Control means for limiting a maximum correction amount at the time of correction in the camera shake correction means.
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様のレンズユニットは、カメラボディに装着自在に構成されたレンズユニットであって、前記カメラボディの結像面に被写体像を形成するための光学系と、前記光学系によって撮影可能な範囲を示すイメージサークル径に係るデータと前記カメラボディにおいてぶれ補正量を演算するためのデータとを含むぶれ補正用データを記憶するレンズユニット側記憶手段と、前記レンズユニット側記憶手段に記憶された前記ぶれ補正用データを前記カメラボディに送信するレンズユニット側通信手段とを具備することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the lens unit according to the second aspect of the present invention is a lens unit configured to be attachable to the camera body, and forms a subject image on the imaging surface of the camera body. A lens unit side for storing blur correction data including an optical system for performing image correction, data relating to an image circle diameter indicating a range that can be photographed by the optical system, and data for calculating a blur correction amount in the camera body And a lens unit side communication unit that transmits the blur correction data stored in the lens unit side storage unit to the camera body.
これら第1及び第2の態様によれば、イメージサークル径に係るデータをレンズユニットの記憶手段に記憶させておくことにより、交換レンズの種類に対応した撮像素子のシフト量の余裕量でぶれ補正を行うことができる。 According to the first and second aspects, the image circle diameter data is stored in the storage unit of the lens unit, so that the blur correction is performed with the margin of the shift amount of the imaging element corresponding to the type of the interchangeable lens. It can be performed.
本発明によれば、交換レンズの種類に対応した撮像素子のシフト量の余裕量でぶれ補正を行うことができるカメラシステム及びこのようなカメラシステムに用いられるレンズユニットを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a camera system capable of performing blur correction with a margin of shift amount of an image sensor corresponding to the type of interchangeable lens, and a lens unit used in such a camera system.
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すカメラシステムは、互いに着脱自在に接続されるレンズユニット100とカメラボディ200とで構成されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram showing the overall configuration of the camera system according to the first embodiment of the present invention. The camera system shown in FIG. 1 includes a
レンズユニット100には、焦点レンズ101aと、絞り101bと、変倍レンズ101cとを少なくとも有する光学系(以下、これらをまとめて撮影レンズと記す)が設けられている。焦点レンズ101aは、撮影レンズの焦点を調整する。絞り101bは、レンズユニット100からカメラボディ200への入射光量を制限する。変倍レンズ101cは、使用者による手動操作によってその光軸方向に駆動変位されることにより撮影レンズの焦点距離を変更する。つまり、レンズユニット100内の撮影レンズは、焦点レンズ101aの位置と変倍レンズ101cの位置とを変化させることによってその光学設定状態を変更できるように構成されている。
The
また、レンズユニット100には、焦点調整機構102と、ズームエンコーダ103と、アクチュエータ駆動回路104と、レンズ制御コンピュータ106と、FlashRom107と、レンズ操作スイッチ群108とが設けられている。
The
焦点調整機構102は、焦点レンズ101aをその光軸方向に駆動させる。これにより撮影レンズの焦点調整を行う。ズームエンコーダ103は、変倍レンズ101cの光軸方向の位置を検出する。アクチュエータ駆動回路104は、絞り101bと焦点調整機構102とを駆動する。レンズ制御コンピュータ106は、カメラボディ200からの指示に応じてレンズユニット100内の各部の制御を行う。例えば、レンズ制御コンピュータ106は、カメラボディ200からの指示に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて、絞り101b及び焦点調整機構102を動作させる。また、レンズ制御コンピュータ106は、ズームエンコーダ103からの信号を受けて変倍レンズ101cの位置(ズーム位置)を検出し、このズーム位置に対応する撮影レンズの焦点距離を判断する。
The
レンズユニット側記憶手段としてのFlashRom107は、レンズ制御コンピュータ106によって実行されるプログラムや撮影レンズを構成するレンズの種別を表すデータや、焦点距離のデータ、後述するぶれ補正用データ等のレンズデータを記憶している。レンズ操作スイッチ群108は、レンズユニット100の設定用のスイッチ群である。このレンズ操作スイッチ群108には、例えば絞り101bを撮影動作に関わらず駆動させるためのプレビュースイッチや、焦点調整を手動で行うためのマニュアルフォーカスと焦点調整を自動で行うためのオートフォーカスとを切り替えるマニュアルフォーカス/オートフォーカス切り替えスイッチ等が含まれている。
The FlashRom 107 as a lens unit side storage means stores a program executed by the
一方、カメラボディ200には、クイックリターンミラー201aと、ペンタプリズム201bと、接眼レンズ201cとを含む光学系が設けられている。
On the other hand, the
クイックリターンミラー201aは、レンズユニット100内の光学系(撮影レンズ)の光軸上に、図示a方向に回動可能なように設けられており、レンズユニット100からの入射光の光路を切り替える。即ち、クイックリターンミラー201aが図に示す位置にある場合には、クイックリターンミラー201aによってレンズユニット100からの入射光の光路が図の上方に折り曲げられる。ペンタプリズム201bは、クイックリターンミラー201aにおける反射光を、正立像となるように反転して接眼レンズ201cに送る。接眼レンズ201cはペンタプリズムを通過した光に基づく像を使用者が視認可能なように調整する。
The
また、カメラボディ200には、シャッタ201dと、撮像素子202と、撮像素子インターフェイス(IF)回路203とが設けられている。
The
シャッタ201dは、開閉駆動されることによって、撮像素子202への露光量を制御する。撮像素子202は、クイックリターンミラー201aがレンズユニット100の撮影レンズの光軸上から退避したときに、シャッタ201dを介して露光される入射光が結像することにより得られる被写体の像(被写体像)を電気信号に変換する。撮像素子IF回路203は、撮像素子202で得られた電気信号を読み出してデジタル信号を生成してシステムコントローラ204に出力する。制御手段及び画像処理手段などの機能を有するシステムコントローラ204は、撮像素子IF回路203で生成されたデジタル信号に対して、ホワイトバランス補正処理や階調変換処理等の画像処理を施して画像データを生成すると共に、カメラシステム全体を制御する。
The shutter 201d is opened and closed to control the exposure amount to the
また、カメラボディ200には、ミラー駆動機構205とシャッタチャージ機構206と、撮像素子変位機構207と、アクチュエータ駆動回路208と、角速度センサ209と、オートフォーカス(AF)回路210と、測光回路211とが設けられている。
The
ミラー駆動機構205は、クイックリターンミラー201aを図示a方向に駆動させる。シャッタチャージ機構206はシャッタ201dの開閉駆動を行う。撮像素子変位機構207は、撮像素子202を入射光の光軸に対して垂直な平面(詳細は後述する)上で変位させる。アクチュエータ駆動回路208は、システムコントローラ204の指示に応じてミラー駆動機構205と、シャッタチャージ機構206と、撮像素子変位機構207とを駆動する。角速度センサ209は、カメラボディ200の振動(所謂手ぶれ)を検出する。この角速度センサ209には、例えばコリオリ力を利用した角速度センサである振動ジャイロセンサが用いられる。AF回路210は焦点調整のために被写体までの距離を測定する。測光回路211は、測光のために被写体輝度を測定する。
The
更に、カメラボディ200には、液晶モニタ212と、カメラ操作スイッチ群213と、記録メディア214と、SDRAM215と、FlashRom216と、USBデバイスコントローラ217とが設けられている。
Further, the
液晶モニタ212は、撮像素子202及び撮像素子IF回路203を介して得られた被写体の像や当該カメラシステムの状態等を表示する。カメラ操作スイッチ群213は、当該カメラシステムの各種設定操作を行うためのスイッチ群である。このカメラ操作スイッチ群213は、例えば撮影動作を開始させるためのレリーズスイッチ(撮影準備動作開始指示を行う1stレリーズスイッチと撮影動作開始指示を行う2ndレリーズスイッチの2段式のスイッチで構成される)、カメラボディ200における防振機能の有効/無効を設定するボディ防振スイッチ、当該カメラシステムの動作状態を設定するモード設定スイッチ、当該カメラシステムの電源をオン/オフする電源スイッチ等が含まれている。ここで、モード設定スイッチは、当該カメラシステムの各種撮影モードを設定したり、システムコントローラ204における画像データ生成の際の画像の階調や画像の記録画素数などの画質に関わる要素を設定する画質モードを選択したりする際にも用いられる。
The liquid crystal monitor 212 displays the image of the subject obtained through the
なお、ボディ防振スイッチやモード設定スイッチの機能は、タッチセンサを用いて実現するようにしても良い。 Note that the functions of the body image stabilization switch and the mode setting switch may be realized using a touch sensor.
記録メディア214は、システムコントローラ204で生成された画像データを記録する。SDRAM215は、システムコントローラ204によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を一時記憶する。カメラボディ側記憶手段としてのFlashRom216は、システムコントローラ204によって実行されるプログラムや、撮像素子202の対角長やカメラシステムの状態等の各種パラメータを記憶している。USBデバイスコントローラ217は、カメラボディ200と情報処理装置等の外部機器とをUSB(Universal Serial Bus)で接続するために設けられている。
The recording medium 214 records the image data generated by the
また、カメラボディ200には、コントロールパネル501と、ファインダ表示部502とが設けられている。
The
コントロールパネル501には、各種撮影情報が表示される。このコントロールパネル501には、カメラボディ200の防振機能に関する表示や、測光モード、AFモード、画質モード、シャッタスピード、絞り値、電池残量、撮影可能枚数、カラースペース設定、及び連写設定などが表示される。また、ファインダ表示部502は、接眼レンズ201cを介して得られる被写体観察用の像に撮影情報を挿入表示する。
Various control information is displayed on the
また、上述したように、レンズユニット100とカメラボディ200とは、互いに着脱自在に構成されている。つまり、レンズユニット100とカメラボディ200とは、レンズユニット100のレンズマウント(Lマウント)109とカメラボディ200のボディマウント(Bマウント)218とを介して着脱自在になっており、カメラボディ200にレンズユニット100が装着されることにより、レンズユニット100に設けられた光学系とカメラボディ200に設けられた光学系とが連結される。更にこのとき、レンズユニット100に設けられたレンズ側通信ラインとカメラボディ200に設けられたボディ側通信ラインとが接続され、レンズユニット100とカメラボディ200とが通信可能状態となる。
As described above, the
次に、以上のような構成を有するカメラシステムにおける防振機能について説明する。カメラ操作スイッチ群213の2ndレリーズスイッチがオンされた場合に、システムコントローラ204は、アクチュエータ駆動回路208を駆動させて、ミラー駆動機構205及びシャッタチャージ機構206を動作させる。また、システムコントローラ204は、角速度センサ209によって計測された角速度に対して積分処理を行うことによってカメラボディの振動量(手ぶれ量)を検出する。そして、検出された手ぶれを補正するようにアクチュエータ駆動回路208を駆動させて撮像素子変位機構207を動作させる。これにより、撮像素子202上に結像される像が手ぶれにより劣化することを防止する。
Next, the image stabilization function in the camera system having the above configuration will be described. When the 2nd release switch of the camera
このように、カメラボディ200は、カメラボディ200自体に防振機能が備わっており、カメラボディ200に装着されるレンズユニット100に防振機能があるか否かに関わらずに、カメラシステムとして防振機能を動作させることが可能である。ここで、防振機能を実現するための手ぶれ補正手段は、主に撮像素子202、システムコントローラ204、撮像素子変位機構207、アクチュエータ駆動回路208、及び角速度センサ209から構成される。
As described above, the
図2は、レンズ種別判定処理の流れについて示すフローチャートである。カメラ操作スイッチ群213の例えば電源スイッチが操作されると、例えば割り込み信号がシステムコントローラ204に入力される。そして、この割り込み信号に応じて、システムコントローラ204が備えるMPU(Micro Processing Unit)がFlashRom216内の所定アドレスに記憶されているレンズ判定処理のプログラムを実行し、レンズ判定処理が開始される。
FIG. 2 is a flowchart showing the flow of the lens type determination process. When, for example, a power switch of the camera
なお、以下に説明する処理は、システムコントローラ204内のMPUがレンズ判定処理のプログラムに記載された命令を実行することによって実現されるが、説明を簡単にするためにシステムコントローラ204を主体として説明を行う。
The processing described below is realized by the MPU in the
ステップS201において、システムコントローラ204は、カメラボディ200にレンズユニット100が装着されているか否かを判定する。ここで、レンズユニット100が装着されているか否かは、例えばシステムコントローラ204とレンズ制御コンピュータ106とで通信を実行し、その応答の有無によって判定すれば良い。即ち、レンズ制御コンピュータ106からの応答が所定時間なければ、レンズユニット100が装着されていないと判定する。
In step S <b> 201, the
ステップS201の判定において、レンズユニット100が装着されていない場合には、処理をステップS202に移行し、システムコントローラ204は、例えば液晶モニタ212やコントロールパネル501等にレンズユニット100が未装着である旨を表示させる。これにより、使用者にレンズユニット100が未装着であることを認識させる。
If it is determined in step S201 that the
一方、ステップS201の判定において、レンズユニット100が装着されている場合には処理をステップS203に移行する。そして、システムコントローラ204は、レンズ制御コンピュータ106と通信を行い、レンズユニット100内部のFlashRom107に格納されている、レンズの種別、焦点距離、ぶれ補正用データ等のレンズデータを取得する。この際には、例えばシステムコントローラ204は、レンズ制御コンピュータ106に対してレンズデータの送信を要求する。これを受けてレンズ制御コンピュータ106は、FlashRom107の所定アドレスに記憶されているレンズデータを読み出して、システムコントローラ204に送信する。
On the other hand, if it is determined in step S201 that the
ここで、レンズ種別データは、レンズユニット100が、第1の実施形態におけるカメラボディ200におけるぶれ補正機能に対応し、かつ後述するぶれ補正用データを有するレンズユニット(以下、「ぶれ補正対応のレンズユニット」という)であるか否かを識別するための情報を少なくとも有しているものである。
Here, the lens type data indicates that the
ステップS203において、レンズユニット100のレンズデータを取得すると、処理をステップS204に移行する。そして、システムコントローラ204は、レンズユニット100がぶれ補正対応のレンズユニットであるか否かを判定する。この判定は、レンズ種別データから行っても良いし、レンズデータの中にぶれ補正用データがあるか否かから判定するようにしても良い。
When the lens data of the
ステップS204の判定において、レンズユニット100がぶれ補正対応のレンズユニットでない場合には、処理をステップS206に移行して、システムコントローラ204は、例えばコントロールパネル501にレンズユニット100がぶれ補正用データを有しておらず、第1の実施形態のぶれ補正機能が正しく機能しない可能性があることを警告するメッセージを表示させる。
If it is determined in step S204 that the
図3は、ステップS206の警告メッセージ601をコントロールパネル501に表示した場合の例を示す図である。図3に示すコントロールパネル501は、例えばカメラボディ200の上面に外部表示LCDとして配置されている。このコントロールパネル501の画面左上には、測光モード表示602、AFモード表示603、画質モード表示604、シャッタスピード表示605、絞り値表示606、電池残量表示607、撮影可能枚数表示608、カラースペース設定表示609、連写設定表示610などが表示されている。ここで、警告メッセージ601は警告としての意味を持たせるために、例えば点滅表示などさせることが好ましい。
FIG. 3 is a diagram illustrating an example when the
ステップS206において、警告メッセージを表示させた後、システムコントローラ204は、処理を207に移行する。そして、ステップS207においてFlashRom216の所定アドレスに格納されている防振データフラグを“0”にリセットして処理を終了する。
In step S206, after displaying the warning message, the
一方、ステップS204の判定において、レンズユニット100がぶれ補正対応のレンズユニットである場合には、処理をステップS205に移行する。そして、ステップS205においてシステムコントローラ204は、防振データフラグを“1”にセットして処理を終了する。
On the other hand, if it is determined in step S204 that the
図4及び図5は、本発明の第1の実施形態における撮影処理の流れについて示すフローチャートである。カメラ操作スイッチ群213が操作されると、例えば割り込み信号がシステムコントローラ204に入力され、この割り込み入力信号に応じてシステムコントローラ204が備えるMPUがFlashRom216内の所定アドレスに記憶されている撮影処理のプログラムを実行し、撮影処理が開始される。
4 and 5 are flowcharts showing the flow of the photographing process in the first embodiment of the present invention. When the camera
なお、以下に説明する処理は、レンズ制御コンピュータ106及びシステムコントローラ204のそれぞれに備わるMPUがそれぞれ所定のプログラムに記載された命令を実行することによって実現されるが、説明を簡単にするためにレンズ制御コンピュータ106及びシステムコントローラ204を主体として説明を行う。
Note that the processing described below is realized by the MPUs provided in the
撮影処理が開始されると、ステップS301においてシステムコントローラ204は、1stレリーズスイッチがオン状態となったか否かを判定する。1stレリーズスイッチがオン状態でない、即ちオフ状態の場合には、1stレリーズスイッチがオン状態となるまでステップS301の判定を繰り返す。
When the photographing process is started, in step S301, the
一方、ステップS301の判定において、1stレリーズスイッチがオン状態となった場合に、システムコントローラ204は処理をステップS302に移行する。ステップS302において、システムコントローラ204は、AF回路210の出力値からデフォーカス量を算出する。また、測光回路211の出力値から絞り値及びシャッタスピードを算出する。デフォーカス量等の算出が完了すると、システムコントローラ204は、処理をステップS303に移行する。ステップS303においてシステムコントローラ204は、ステップS302で算出したデフォーカス量をレンズユニット100内のレンズ制御コンピュータ106に通信する。これを受けてレンズ制御コンピュータ106は、ステップS401においてデフォーカス量を取得する。その後、処理をステップS402に移行する。ステップS402において、レンズ制御コンピュータ106は、取得したデフォーカス量に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動して焦点レンズ101aの位置を調整する。
On the other hand, when the first release switch is turned on in the determination in step S301, the
ステップS303において、デフォーカス量の送信が完了すると、システムコントローラ204は、処理をステップS304に移行する。そして、システムコントローラ204は、ステップS304において、2ndレリーズスイッチがオン状態となったか否かを判定する。ステップS304の判定において、2ndレリーズスイッチがオン状態でない、即ちオフ状態の場合には、2ndレリーズスイッチがオン状態となるまでステップS304の判定を繰り返す。
In step S303, when the transmission of the defocus amount is completed, the
一方、ステップS304の判定において、2ndレリーズスイッチがオン状態となった場合には、システムコントローラ204は、処理をステップS305に移行する。そして、システムコントローラ204は、レンズユニット100内のズームエンコーダ103によって検出される位置情報の取得要求をレンズユニット100内のレンズ制御コンピュータ106に送る。これを受けてレンズ制御コンピュータ106は、ズームエンコーダ103からの位置情報をシステムコントローラ204に送信する。これを受けてシステムコントローラ204は、ズームエンコーダ103からの位置情報を取得し、取得した位置情報をFlashRom216に格納する。
On the other hand, if it is determined in step S304 that the 2nd release switch is turned on, the
ステップS305において、ズームエンコーダ103で検出された位置情報を取得すると、システムコントローラ204は、処理をステップS306に移行する。そして、ステップS302において算出した絞り値をレンズ制御コンピュータ106に送信する。これを受けてレンズ制御コンピュータ106は、ステップS404において、システムコントローラ204から送信された絞り値を取得し、処理をステップS405に移行する。そして、ステップS405において、取得した絞り値に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて絞り101bを調整する。次に、レンズ制御コンピュータ106は、処理をステップS406に移行して、カメラボディ200のシステムコントローラ204から露光終了信号を受信したか否かを判定する。この判定は、露光終了信号を受信するまで繰り返す。
In step S305, when the position information detected by the
また、ステップS306においてレンズ制御コンピュータ106への絞り値の送信が完了すると、システムコントローラ204は、処理をステップS307に移行する。そして、ステップS307において、システムコントローラ204は、ミラー駆動機構205を駆動させて、入射光が撮像素子202に入射するようにクイックリターンミラー201aをレンズユニット100内の撮影レンズの光軸上から退避させるミラーアップ動作を行う。
When the transmission of the aperture value to the
ステップS307においてミラーアップ動作が完了すると、システムコントローラ204は、処理をステップS308に移行する。そして、ボディ防振スイッチがオン状態であるか否かを判定する。ステップS308の判定において、ボディ防振スイッチがオン状態でない場合には処理をステップS309に移行する。ステップS309において、システムコントローラ204は防振フラグの値を“0”にリセットして、処理をステップS312に移行する。一方、ステップS308の判定において、ボディ防振スイッチがオン状態である場合には処理をステップS310に移行する。ステップS310において、システムコントローラ204は防振フラグの値を“1”にセットし、処理をステップS311に移行する。ステップS311においてシステムコントローラ204は、詳細は後述する防振準備処理を行う。その後、処理をステップS312に移行する。
When the mirror up operation is completed in step S307, the
ステップS312において、システムコントローラ204は、シャッタチャージ機構206を駆動させてシャッタ201dを開き、露光動作を開始する。次に、システムコントローラ204は、処理をステップS313に移行して防振フラグの値が“1”であるか否かを判定する。ステップS313の判定において、防振フラグの値が1でなければシステムコントローラ204は処理をステップS315に移行する。一方、ステップS313の判定において、防振フラグの値が1であれば処理をステップS314に移行して詳細は後述する防振制御処理を行う。その後、処理をステップS315に移行する。
In step S312, the
ステップS315において、システムコントローラ204は、露光時間が所定の露光時間経過したか否かを判定する。ステップS315の判定において、露光時間が所定の露光時間経過していない場合には処理をステップS313に移行する。
In step S315, the
一方、ステップS315の判定において、露光時間が所定の露光時間経過した場合には処理をステップS316に移行して、システムコントローラ204は、シャッタチャージ機構206を駆動させてシャッタ201dを閉じ、露光動作を終了する。次に、処理をステップS317に移行してレンズユニット100のレンズ制御コンピュータ106に露光動作の終了を通知するための露光終了信号を送信する。これを受けてレンズ制御コンピュータ106は、処理をステップS406からステップS407に移行する。そして、ステップS407においてレンズ制御コンピュータ106は、アクチュエータ駆動回路104を駆動して絞り101bを開放し、処理を終了する。
On the other hand, if it is determined in step S315 that the exposure time has elapsed, the process proceeds to step S316, the
また、システムコントローラ204は、ステップS317の処理の後、処理をステップS318に移行する。ステップS318においてシステムコントローラ204は、防振フラグの値が“1”であるか否かを判定する。ステップS318の判定において防振フラグの値が1でない場合には、処理をステップS320に移行する。一方、ステップS318の判定において防振フラグの値が1である場合には、処理をステップS319に移行して撮像素子202を予め定められた原点位置(例えば、撮像面の中心がレンズユニット100の撮影レンズの光軸と一致する位置)に復帰させ、その後、処理をステップS320に移行する。
Further, the
ステップS320において、システムコントローラ204は、ミラー駆動機構205を駆動させて、クイックリターンミラー201aをレンズユニット100の撮影レンズの光軸上の位置に戻すミラーダウン動作を行う。ミラーダウン動作が完了すると、システムコントローラ204は、処理をステップS321に移行する。ステップS321においてシステムコントローラ204は、撮像素子202から撮像素子IF回路203を介して電気信号を読み出して画像データを生成し、生成した画像データを圧縮して記録メディア214に記録させる。これにより撮影処理が終了する。
In step S320, the
図6は、図4のステップS311における防振準備処理の詳細を示すフローチャートである。
防振準備処理が開始されると、システムコントローラ204は、ステップS501で防振データフラグが“1”であるか否かを判定する。ステップS501の判定において、防振データフラグが“1”であれば、処理をステップS502に移行して撮像素子202のぶれ補正量を演算するためのぶれ補正係数kを演算する。その後、処理をステップS503に移行して、システムコントローラ204は、撮像素子202の原点位置からの移動量の許容最大値である補正限界値Δhを演算する。一方、ステップS501の判定において、防振データフラグが1でなければ、処理をステップS510に移行して、システムコントローラ204は、ぶれ補正係数kを近似演算をする。その後、処理をステップS511に移行して、システムコントローラ204は、補正限界値Δhを既定値Δh0に設定する。これらぶれ補正係数及び補正限界値の演算内容についての詳細は後述する。
FIG. 6 is a flowchart showing details of the image stabilization preparation process in step S311 of FIG.
When the image stabilization preparation process is started, the
ぶれ補正係数k及び補正限界値Δhが演算された後、処理をステップS504に移行する。ステップS504において、システムコントローラ204は、撮像素子202の現在位置を示す変数x0、y0の値をそれぞれ0にする。続くステップS505において、システムコントローラ204は、補正目標位置を示す変数x、yの値をそれぞれ0にする。その後、ステップS506で変数t0、tの値をそれぞれ0とする。続くステップS507においてシステムコントローラ204内のMPU内のタイマにより上記変数tの時間のカウントを開始する。その後処理を終了する。
After the shake correction coefficient k and the correction limit value Δh are calculated, the process proceeds to step S504. In step S504, the
図7は、図5のステップS314の防振制御処理の詳細を示すフローチャートである。
防振制御処理が開始されると、まずステップS601においてシステムコントローラ204は、角速度センサ209から角速度ωx、ωyを読み込む。ここで、ωxはレンズユニット100内部の撮影レンズの光軸の水平方向のぶれの角速度を示し、ωyは垂直方向のぶれの角速度を示す。図8に、レンズユニット100内部の撮影レンズ(上述したように焦点レンズ101a及び変倍レンズ101c等から構成されている)701と撮像素子202との関係を示す。撮影レンズ701の光軸702の水平方向のぶれは図8に示すx軸方向のぶれであり、垂直方向のぶれは図8に示すy軸方向のぶれである。
FIG. 7 is a flowchart showing details of the image stabilization control process in step S314 of FIG.
When the image stabilization control process is started, first, in step S601, the
また、図8には撮影レンズ701によって被写体像を形成可能な範囲(イメージサークル)を参照符号703で示している。このイメージサークル703の範囲内で撮像素子202の撮像面202aをシフトさせてぶれ補正を行う限りにおいては良好な画像が得られる。一方、撮影レンズ701を通過した光が撮像面202aに入射する際には、像高h(撮像面202上での光軸中心から結像位置までの距離)に応じてその光量が低下するため、ぶれ補正を行う際には、この光量の低下を考慮してぶれ補正量を制限することが好ましい。そこで、第1の実施形態では以下のようにしてぶれの補正を行う。
In FIG. 8, a range (image circle) in which a subject image can be formed by the photographing
ステップS601において角速度ωx、ωyを読み込んだ後、システムコントローラ204は、ステップS602において、撮影レンズの光軸の角度ぶれに対応する撮像素子202の撮像面202a上での水平方向の補正目標位置x及び垂直方向の補正目標位置yをそれぞれ以下のように演算する。
After reading the angular velocities ωx and ωy in step S601, the
x→x0+k・ωx(t−t0) (1)
y→y0+k・ωy(t−t0) (2)
ここで、上記式(1)及び(2)は、後述する撮影レンズの角度ぶれによる像ぶれを補正するための撮像素子202のシフト補正量から、ぶれ補正するために必要な撮像素子202の移動位置を求める式となっている。
x → x0 + k · ωx (t−t0) (1)
y → y0 + k · ωy (t−t0) (2)
Here, the above formulas (1) and (2) are based on the shift correction amount of the
補正目標位置を演算した後、ステップS603において、システムコントローラ204は、t0の値をその時点でのタイマ値tの値にする。続くステップS604において、補正目標位置x、yが補正限界値Δh以内にあるか否かを、次式が真であるか否かで判定する。
After calculating the corrected target position, in step S603, the
√(x2+y2)>Δh (3)
ステップS604の判定において、上記式(3)が真であれば、補正目標位置が補正限界値を超えているのでぶれ補正を行わずに処理を終了する。一方、ステップS604の判定において、上記式(3)が真でなければ処理をステップS605に移行して、システムコントローラ204は、撮像素子変位機構207により撮像素子202の位置を補正目標位置x、yに移動させる。その後ステップS606においてx0、y0の値をそれぞれx、yの値とし、処理を終了する。
√ (x 2 + y 2 )> Δh (3)
If the above expression (3) is true in the determination of step S604, the correction target position exceeds the correction limit value, so the process is terminated without performing the shake correction. On the other hand, if the above expression (3) is not true in the determination in step S604, the process proceeds to step S605, and the
図9は、撮影レンズの光軸の角度ぶれ量と像ぶれを補正するための撮像素子202のシフト補正量との関係を示す光路概念図である。この図9を参照して、撮影レンズの光軸の角度ぶれ量とそれによる像ぶれを補正するために必要な撮像素子202のシフト補正量の関係について説明する。
FIG. 9 is an optical path conceptual diagram showing the relationship between the amount of angular blur of the optical axis of the photographic lens and the amount of shift correction of the
図9に示す撮影レンズの光軸Oo−Oiが点Cを中心にθ[rad]傾いたとき、傾く前に光軸上にある被写体の点Ooを再び撮像素子202の結像面中心Oi(θ回転後には移動して位置Oi’となる)に結像させるために必要な撮像素子202のシフト量Iθがぶれ補正に必要なシフト補正量である。ここで、被写体Ooは被写体距離Lだけ離れた位置にある結像面Oiに結像しているものとすると、結像理論(近軸理論)より、
1/a+1/b=1/f (4)
となる。ここで、fは撮影レンズの焦点距離であり、aは被写体Ooから撮影レンズの前側主点Hまでの距離(前側主点位置)であり、bは撮影レンズの後側主点H’から結像面Oiまでの距離(後側主点位置)である。
When the optical axis Oo-Oi of the photographic lens shown in FIG. 9 is tilted by θ [rad] around the point C, the point Oo of the subject on the optical axis before tilting is again set as the imaging plane center Oi ( after theta rotation is the shift amount of correction needed to shift I theta is blurring correction of the
1 / a + 1 / b = 1 / f (4)
It becomes. Here, f is the focal length of the photographing lens, a is the distance from the subject Oo to the front principal point H of the photographing lens (front principal point position), and b is connected from the rear principal point H ′ of the photographing lens. This is the distance (rear principal point position) to the image plane Oi.
また、図9に示すように被写体距離Lは、
L=a+Δ+b (5)
である。ここで、Δは主点間隔(撮影レンズの前側主点Hから後側主点H’までの距離)である。更に、露光中の光軸のぶれによる傾き角θは十分小さく、
tanθ≒θ (6)
とみなせるものとする。
Also, as shown in FIG. 9, the subject distance L is
L = a + Δ + b (5)
It is. Here, Δ is a principal point interval (a distance from the front principal point H to the rear principal point H ′ of the photographing lens). Furthermore, the tilt angle θ due to the shake of the optical axis during exposure is sufficiently small,
tan θ≈θ (6)
Can be considered.
この場合、撮影レンズの前側主点H及び後側主点H’の、ぶれ角度θによる光軸に垂直な方向に対する移動量SH及びSH’はそれぞれ、
SH=(b−d+Δ)θ (7)
SH’=(b−d)θ (8)
となる。ここで、dは光軸の回転中心Cから結像面中心Oiまでの距離(回転中心距離)である。
In this case, the front principal point H and a rear principal point H of the imaging lens 'of the movement amount S H and S H with respect to the direction perpendicular to the optical axis by the vibration angle theta', respectively,
S H = (b−d + Δ) θ (7)
S H ′ = (b−d) θ (8)
It becomes. Here, d is a distance (rotation center distance) from the rotation center C of the optical axis to the imaging plane center Oi.
光軸がθだけ回転した後に被写体Ooを結像面中心Oiに結像させるためには、Ooから回転後の前側主点Hに向かう光線(θ傾いた撮影レンズの光軸となす角度θs)が結像する位置(回転後の結像面中心位置Oi’から距離Iθの位置)に撮像素子202の結像面中心をシフトさせてやればよい。このシフト量Iθはθsが分かれば求めることができる。つまり、図9においてθsとSHとには、
SH=a(θs−θ) (9)
の関係がある。この式(9)と先の式(7)との関係より、
(b−d+Δ)θ=a(θs−θ) (10)
となる。この式(10)よりθsは、
θs=(a+b+Δ−d)/a・θ={1+(Δ+b−d)/a}θ (11)
となる。ここで、被写体から前側主点Hへ向かう光線は、後側主点H’から結像面へ向かって光軸と角度θsをなすから、撮像素子202に必要なシフト量(ぶれ補正量)Iθは、
Iθ=d・θ+SH’+b(θs−θ)
=d・θ+(b−d)θ+b{1+(Δ+b−d)/a}θ−b・θ
={b+b(Δ+b−d)/a}θ
=b{1+(Δ+b−d)/a}θ (12)
となる。特に、d=0(撮像素子202の結像面中心の回転ぶれ)の場合は、
Iθ=b{1+(Δ+b)/a}θ (13)
となる。ここで、式(6)においてtanθをθに近似して以後の計算を行っているが、この近似を行わずに計算を行っても良いことは言うまでもない。
In order to form an image of the subject Oo on the imaging plane center Oi after the optical axis has been rotated by θ, a light beam traveling from Oo to the front principal point H after rotation (the angle θ s formed with the optical axis of the tilted photographic lens) ) may do it shifts the imaging plane center of the
S H = a (θ s −θ) (9)
There is a relationship. From the relationship between this equation (9) and the previous equation (7),
(B−d + Δ) θ = a (θ s −θ) (10)
It becomes. From this equation (10), θ s is
θ s = (a + b + Δ−d) / a · θ = {1+ (Δ + b−d) / a} θ (11)
It becomes. Here, since the light ray traveling from the subject toward the front principal point H forms an angle θ s with the optical axis from the rear principal point H ′ toward the image formation plane, the shift amount (blurring correction amount) necessary for the
I θ = d · θ + SH ′ + b (θ s −θ)
= D · θ + (b−d) θ + b {1+ (Δ + b−d) / a} θ−b · θ
= {B + b (Δ + b−d) / a} θ
= B {1+ (Δ + b−d) / a} θ (12)
It becomes. In particular, when d = 0 (rotational blurring of the center of the imaging surface of the image sensor 202),
I θ = b {1+ (Δ + b) / a} θ (13)
It becomes. Here, in the equation (6), tan θ is approximated to θ and the subsequent calculation is performed. However, it goes without saying that the calculation may be performed without performing this approximation.
なお、角速度センサでは角速度を検出するので、角速度を積分したぶれ角度θは検出できるが、式(12)の回転中心距離dは求められないので、dの値はカメラの形態などを考慮して、発生する角度ぶれについて実験的に妥当な値、例えばd=0とみなして角度ぶれの補正を計算する。あるいは、加速度センサなどを付加して光軸の回転以外に平行移動のぶれを検出して回転中心距離dを求めて計算してもよい。第1の実施形態では簡単のために、以降、d=0として説明を続ける。このように、ぶれ動作に起因する回転中心距離dを除けば、角度ぶれを打ち消すための補正量を求めるには、撮影レンズの後側主点位置b、主点間隔Δ、撮影レンズの前側主点位置aについてのデータが必要になることが分かる。一般に後側主点位置bは焦点レンズ101aの繰り出しにより変化するため、焦点レンズ101aの繰り出し量に応じた関数として求める必要がある。また前側主点位置aは式(4)から次のように求めることができる。
a=f・b/(b−f) (14)
次に、レンズユニット100のFlashRom107に格納されるぶれ補正用データについて説明する。図10は、第1の実施形態におけるぶれ補正用データの配置図である。ここで、ぶれ補正用データとは、ぶれ補正の際の種々の値を求めるために必要なデータである。第1の実施形態では、ぶれ補正用データとしてイメージサークル径に係るデータと撮像素子202のぶれ補正量を演算するためのデータとを含む。なお、図10においては、主点位置係数k1、k2、k3及び主点間隔Δがぶれ補正量を演算するためのデータであり、周辺光量低下値ΔE1、ΔE2、ΔE3がイメージサークル径に係るデータである。
Note that since the angular velocity sensor detects the angular velocity, the blur angle θ obtained by integrating the angular velocity can be detected. However, since the rotation center distance d in Expression (12) cannot be obtained, the value of d takes into consideration the form of the camera and the like. The angle blur correction is calculated assuming that the generated angle blur is an experimentally valid value, for example, d = 0. Alternatively, an acceleration sensor or the like may be added to detect translational movement other than the rotation of the optical axis, and calculate and calculate the rotation center distance d. In the first embodiment, for the sake of simplicity, the description will be continued with d = 0. As described above, in order to obtain the correction amount for canceling the angular blur except for the rotation center distance d caused by the blurring operation, the rear principal point position b of the photographing lens, the principal point interval Δ, the front principal point of the photographing lens, and the like. It can be seen that data on the point position a is required. In general, the rear principal point position b changes with the extension of the
a = f · b / (b−f) (14)
Next, blur correction data stored in the FlashRom 107 of the
レンズユニット100内の変倍レンズ101cのズーム位置Zpはズームエンコーダ103によりn分割して検出されるようになっている。FlashRom107内には、このn個のズーム位置Z1からZnに対応したn組のぶれ補正用データが格納されている。図10においては、各ぶれ補正用データに、ズーム位置に対応する番号の添え字をつけて各ズーム位置での値としている。
The zoom position Zp of the variable magnification lens 101 c in the
なお、図2のステップS203におけるレンズデータの取得の際には、図10に示すぶれ補正用データの他、レンズ種別を表すレンズ種別データなどのレンズユニット100内部の撮影レンズに関する撮影準備に必要なデータがすべてシステムコントローラ204に送信される。
When acquiring lens data in step S203 in FIG. 2, in addition to the blur correction data shown in FIG. 10, lens preparation data such as lens type data indicating the lens type is necessary for shooting preparation related to the shooting lens inside the
図10に示す主点位置係数k1、k2、k3はそれぞれ、各ズーム位置における後側主点位置bを求めるための係数である。これら主点位置係数は、焦点レンズ101aの無限遠位置からの繰り出し量dfを用いて、以下の式でbが求められるような係数となっている。
b=f・(k1・df2+k2・df+k3) (15)
または、主点位置係数k1、k2、k3を、
b=f+k1・df2+k2・df+k3 (16)
という計算式に対応する係数としてもよい。
The principal point position coefficients k1, k2, and k3 shown in FIG. 10 are coefficients for determining the rear principal point position b at each zoom position. These principal point position coefficients are coefficients such that b can be obtained by the following expression using the amount df of the
b = f · (k1 · df 2 + k2 · df + k3) (15)
Alternatively, the principal point position coefficients k1, k2, k3 are
b = f + k1 · df 2 + k2 · df + k3 (16)
It is good also as a coefficient corresponding to the calculation formula.
ここで、焦点レンズ101aの繰り出しによる主点位置の変化の関係がほぼ線形とみなせる場合には、式(15)及び式(16)におけるdfの2次の係数k1を省略してもよい。逆に、繰り出しによる主点位置の変化の関係がより複雑である場合には、dfについての3次以上の係数を追加した形式としてもよい。
Here, when the relationship of the change in the principal point position due to the extension of the
また、主点位置係数k1、k2、k3をfによらない関数として、
b=k1・df2+k2・df+k3 (17)
という計算式に対応する係数としておいてもよい。
Further, the principal point position coefficients k1, k2, and k3 are functions independent of f,
b = k1 · df 2 + k2 · df + k3 (17)
A coefficient corresponding to the calculation formula may be used.
また、主点間隔Δは、図9を参照して説明した撮影レンズの前側主点から後側主点までの距離である。ここで、図10に示すように、主点間隔Δはズーム位置毎に1つの値としているが、撮影レンズの設計により、焦点レンズ101aの繰り出しによって主点間隔Δが変化する場合には、主点位置と同様に、主点間隔Δを繰り出し量dfによる関数とし、その係数をFlashRom107に格納するようにしてもよい。
The principal point interval Δ is a distance from the front principal point to the rear principal point of the photographing lens described with reference to FIG. Here, as shown in FIG. 10, the main point interval Δ is set to one value for each zoom position. However, when the main point interval Δ changes due to the extension of the
また、周辺光量低下値は、撮影レンズの光軸中心における光量に対する周辺の光量の低下値を示す値である。図11に撮影レンズの像高と周辺光量低下値との関係を表す特性図を示す。上述したように、撮影レンズを通過した光は、像高hに応じてその光量が低下する。第1の実施形態では、撮影レンズの光軸中心(像高h=0)における光量に対する周辺の光量低下値ΔEを、所定の像高h1、h2、h3における周辺光量低下値ΔE1、ΔE2、ΔE3としている。ここで、像高h1は撮像素子202の撮像面の対角位置に相当する像高であり、通常撮影において撮影レンズで被写体像を形成可能な範囲を示すイメージサークル703の半径よりも短い値(図8参照)である。また、像高h3は、撮像素子202の撮像面の対角位置の像高h1に、撮像素子変位機構207により変位可能な光軸中心位置からの最大シフト値Δhmを加えた値である。更に、像高h2は像高h1と像高h3の中間の値である。
The peripheral light amount decrease value is a value indicating a decrease value of the peripheral light amount with respect to the light amount at the optical axis center of the photographing lens. FIG. 11 is a characteristic diagram showing the relationship between the image height of the photographing lens and the peripheral light amount reduction value. As described above, the amount of light that has passed through the photographing lens decreases according to the image height h. In the first embodiment, the peripheral light amount decrease value ΔE with respect to the light amount at the optical axis center (image height h = 0) of the photographing lens is set to the peripheral light amount decrease values ΔE1, ΔE2, ΔE3 at predetermined image heights h1, h2, h3. It is said. Here, the image height h1 is an image height corresponding to the diagonal position of the imaging surface of the
ここで、周辺光量低下値ΔE1、ΔE2、及びΔE3に対応する像高h1、h2、h3の値は、上述した値に限るものではなく、カメラの仕様等の応じて適宜決定することができる。また、周辺光量低下値ΔEに対応する像高hの値も対にして、ぶれ補正用データとして持たせても良い。 Here, the values of the image heights h1, h2, and h3 corresponding to the peripheral light amount decrease values ΔE1, ΔE2, and ΔE3 are not limited to the above-described values, and can be appropriately determined according to the specifications of the camera. Further, the image height h value corresponding to the peripheral light amount decrease value ΔE may be paired and provided as blur correction data.
また、図10の例では、周辺光量低下値ΔEは3箇所の像高に対応する値をFlashRom107に格納しているが、これらの途中の像高位置における周辺光量低下値は例えば補間演算によって求めれば良い。また、撮像素子202の最大シフト値が少なければ、FlashRom107に格納する周辺光量低下値ΔEは、例えばΔE1とΔE3の2つとしてもよく、逆に、最大シフト量が多ければ、より多くの像高に対応する周辺光量低下値のデータを格納しておいてもよい。
In the example of FIG. 10, the peripheral light amount decrease value ΔE stores values corresponding to three image heights in the FlashRom 107, but the peripheral light amount decrease value at the intermediate image height position is obtained by, for example, interpolation calculation. It ’s fine. Further, if the maximum shift value of the
また、周辺光量低下値ΔEは、焦点レンズ101aの繰り出し量及び絞り103の絞り量によってもある程度変化するが、その変化はそれほど大きくないので、代表的な値(例えば絞り103が開放状態で焦点レンズ101aが無限遠位置にある場合の周辺光量低下値)を持たせておけばよい。あるいは最悪条件での値(例えば最短撮影距離)における周辺光量低下値としておいても良い。
Further, the peripheral light amount decrease value ΔE varies to some extent depending on the amount of extension of the
なお、予め複数種類のレンズユニット100の特性に対応したぶれ補正用データをカメラボディ200内のFlashRom216に格納しておくようにしても良い。このようにカメラボディ200側にもぶれ補正用データを格納しておけば、レンズユニット100がぶれ補正対応のレンズユニットでなくとも第1の実施形態のぶれ補正を行うことが可能である。
Note that blur correction data corresponding to the characteristics of a plurality of types of
次に、図10に示すぶれ補正量を求めるためのデータから、ぶれ補正係数k及びシフト補正量Iθを演算する手法について説明する。 Next, from the data for determining the shake correction amount shown in FIG. 10 will be described technique of calculating a blur correction coefficient k and the shift correction amount I theta.
まず、上記ぶれ補正係数kを、
k=b{1+(Δ+b)/a} (18)
と定義すると、先のぶれ角度θとシフト補正量Iθの関係式(13)から、必要なシフト補正量Iθは、
Iθ=k・θ (19)
として計算できる。
First, the blur correction coefficient k is
k = b {1+ (Δ + b) / a} (18)
From the relational expression (13) between the blur angle θ and the shift correction amount I θ , the required shift correction amount I θ is
I θ = k · θ (19)
Can be calculated as
実際に図5の防振制御処理のステップS602においては、角速度ωx、ωyと時間差t−t0から、
θx=ωx・(t−t0) (20)
θy=ωy・(t−t0) (21)
の計算により、時間差t−t0の間のx、y各方向におけるぶれ角度を求め、これらぶれ角度にぶれ補正係数kを乗じることにより補正目標位置x、yを演算している。
Actually, in step S602 of the image stabilization control process of FIG. 5, from the angular velocities ωx and ωy and the time difference t−t0,
θx = ωx · (t−t0) (20)
θy = ωy · (t−t0) (21)
Is calculated to obtain the shake angles in the x and y directions during the time difference t−t0, and the shake correction coefficient k is multiplied by these shake angles to calculate the correction target positions x and y.
ここで、式(18)に基づいてkを演算する際には、予め読み取ったレンズデータから、2ndレリーズスイッチがオンされた直後のズームエンコーダ103からの位置情報Zpに対応する焦点距離f、主点位置係数k1、k2、k3、及び主点間隔Δの値を図10に示すデータの中から選択し、これらデータと、2ndレリーズスイッチがオンされた時点の焦点レンズ101aのフォーカス繰り出し量dfとから、まず、bを式(15)により求め、次に、b及びfからaを式(14)により計算する。こうして求めたb及びaと、主点間隔Δとから式(18)によりkを求める。
Here, when calculating k based on the equation (18), the focal length f corresponding to the position information Zp from the
ここで、式(15)の焦点レンズ101aの繰り出し量dfは、AF回路210の出力から、システムコントローラ204で求められたデフォーカス量から求めることができる。つまり、焦点レンズ101aの無限遠位置からの繰り出し量を求めるには、レンズユニット100をカメラボディ200に取り付けたときに焦点レンズ101aの初期位置を無限遠位置にセットし、その初期位置からの繰り出し量をカメラボディ200内のシステムコントローラ204において積算していけばよい。あるいは、レンズユニット100内のレンズ制御コンピュータ106において焦点レンズ101aを繰り出すごとにその繰り出し量をシステムコントローラ204に送信するようにしておき、システムコントローラ204において無限遠位置からの繰り出し量を積算してもよい。
Here, the payout amount df of the
このように第1の実施形態では、撮影レンズの実際の主点位置や主点間隔を考慮して撮像素子202のシフト補正量を求めることができる。
Thus, in the first embodiment, the shift correction amount of the
次に、図10に示すイメージサークル径に係るデータから、補正限界値Δhを演算する手法について説明する。ステップS503では、撮影レンズの周辺光量低下値と撮像素子202の特性及びシステムコントローラ204における画像処理の特性との関係を考慮して、補正限界値Δhを演算する。
Next, a method for calculating the correction limit value Δh from the data related to the image circle diameter shown in FIG. 10 will be described. In step S <b> 503, the correction limit value Δh is calculated in consideration of the relationship between the peripheral light amount decrease value of the photographing lens, the characteristics of the
図12は、撮像素子202の特性及びシステムコントローラ204における画像処理の特性による像面露光量Hと記録画像輝度値Yとの関係を示す図である。ここで、像面露光量Hは撮像素子202からの出力値(輝度値)の対数値を示し、記録画像輝度値Yはシステムコントローラ204における画像処理(階調変換処理)後の画像データの輝度値を示す。
FIG. 12 is a diagram showing the relationship between the image plane exposure amount H and the recorded image luminance value Y based on the characteristics of the
例えば、像面露光量Hと記録画像輝度値Yとの関係が特性Bで示される線図で表されるとき、基準露光量Hsに対する基準記録画像輝度値Ysに対して、記録画像の周辺光量の低下値として画像観賞上許容される限界値がΔY(例えば−2EV相当)であるとすると、この限界値ΔYの低下に対応する像面露光量の低下量はΔHb(例えば、−2EV相当)となる。 For example, when the relationship between the image plane exposure quantity H a recorded image luminance value Y is represented diagrammatically indicated by characteristic B, and reference recording image luminance values Y s with respect to the reference exposure amount Hs, near of the recorded image Assuming that the limit value allowed for image viewing as the light amount decrease value is ΔY (equivalent to −2 EV), the image surface exposure amount decrease corresponding to the decrease in the limit value ΔY is ΔHb (e.g., −2 EV equivalent). )
ここで、カメラボディ200のFlashRom216にはこの低下量ΔHbに対応する周辺光量低下値の下限値ΔELを予め格納しておき、ぶれ補正用データの周辺光量低下値ΔE1、ΔE2、ΔE3から適切な補間近似(例えば線形補間)をすることにより、ΔELに対応する像高hL(図11参照)を求めることができる。この像高hLは撮影レンズによって撮影可能な最大像面範囲の半径を示す像高を示す。像高hLから、補正限界値Δhは、
Δh=hL−h1 (22)
として演算される。この式(22)から求まる補正限界値Δhは、撮影レンズの撮影可能な最大像面範囲の半径と撮像素子202の中心位置から対角位置までの距離との差を示すものとなり、この補正限界値Δhの範囲内でぶれ補正を行う場合には、記録画像の周辺光量の低下値が画像鑑賞上許容されるものとなる。なお、カメラボディ200のFlashRom217に撮像素子202の対角長の値(即ち、h1の2倍の値)が格納されている場合には、Δhを求める際に例えばhLを2倍(つまり、撮影レンズの撮影可能な最大像面範囲の直径を示すことになる)すれば良い。
Here, the flash ROM 216 of the
Δh = h L −h1 (22)
Is calculated as The correction limit value Δh obtained from this equation (22) indicates the difference between the radius of the maximum image plane range that can be photographed by the photographing lens and the distance from the center position of the
このように、第1の実施形態では、イメージサークル径に係るデータとして周辺光量低下値のデータを格納するようにしているので、撮像素子202のシフト補正量をイメージサークルの範囲内に制限することができ、これにより撮像素子202をシフトさせてもけられなどが発生することがない。
As described above, in the first embodiment, the peripheral light amount reduction value data is stored as the data related to the image circle diameter, and thus the shift correction amount of the
ここで、像面露光量Hと記録画像輝度値Yとの関係が異なるカメラの場合には、図9の特性は、特性Bに対してより傾き(所謂γ値)の小さい特性A、或いは特性Bに対して傾きの大きい特性Cとなる。その場合には、輝度低下の限界値ΔYに対応する像面露光量の低下量が、特性Aの場合にΔHa、特性Cの場合にΔHcとなる。この値が異なることで、同じ輝度低下の限界値ΔYに対しても周辺光量低下値の下限値ΔELが異なり、結果として、補正限界値Δhも異なるようになる。また、同じカメラボディでも、画像処理による特性が異なる画質モードを設けてある場合には、これら画質モード毎に異なる周辺光量低下値の下限値ΔELをFlashRom216に格納しておくことで、画質モード毎に最適な補正限界値を設定することができる。 Here, in the case of a camera in which the relationship between the image plane exposure amount H and the recorded image luminance value Y is different, the characteristic shown in FIG. 9 is characteristic A having a smaller slope (so-called γ value) than characteristic B, or characteristic. The characteristic C has a large inclination with respect to B. In that case, the reduction amount of the image surface exposure amount corresponding to the limit value ΔY of the luminance reduction is ΔHa for the characteristic A and ΔHc for the characteristic C. Due to the difference, the lower limit value ΔEL of the peripheral light amount decrease value is different for the same luminance decrease limit value ΔY, and as a result, the correction limit value Δh is also different. In addition, even in the same camera body, when image quality modes having different characteristics due to image processing are provided, the lower limit value ΔEL of the peripheral light amount decrease value different for each image quality mode is stored in the FlashRom 216, so that each image quality mode is stored. It is possible to set an optimum correction limit value.
なお、周辺光量低下値の下限値ΔELを格納しておく以外に、図12の特性に係るパラメータそのものを格納しておき、使用者が任意に指定した輝度低下の限界値ΔYに対応する周辺光量低下値の下限値ΔELを求めるようにしても良い。また、撮影時のズーム位置に対応する周辺光量低下値によって補正限界値を決定せずに、ズーム領域内の周辺光量低下値の最悪値(周辺光量低下値の最大値)をぶれ補正用データの中から検索し、この周辺光量低下値の最悪値から補正限界値を演算するようにしてもよい。この場合には、撮影毎に補正限界値を演算する必要がない。即ち、レンズユニット100の装着時などでレンズデータを読み込んだときに補正限界値を演算すれば、レンズユニットを取り替えない限り補正限界値を再演算する必要がなくなり、動作の高速化や消費電力の低減が図れる。
In addition to storing the lower limit value ΔEL of the peripheral light amount decrease value, the parameter itself relating to the characteristics of FIG. 12 is stored, and the peripheral light amount corresponding to the luminance decrease limit value ΔY arbitrarily designated by the user. The lower limit value ΔEL of the decrease value may be obtained. Further, without determining the correction limit value based on the peripheral light amount decrease value corresponding to the zoom position at the time of shooting, the worst value of the peripheral light amount decrease value in the zoom area (the maximum value of the peripheral light amount decrease value) is determined. It is possible to search from the inside and calculate the correction limit value from the worst value of the peripheral light amount decrease value. In this case, it is not necessary to calculate the correction limit value for each photographing. That is, if the correction limit value is calculated when the lens data is read when the
次に、ぶれ補正用データを持たないレンズユニットがカメラボディに装着された場合の、ぶれ補正係数kの近似計算の手法について説明する。 Next, an approximate calculation method of the blur correction coefficient k when a lens unit that does not have blur correction data is attached to the camera body will be described.
ぶれ補正用データを持たないレンズユニット100がカメラボディ200に装着された場合には、主点間隔Δ=0、b=f+dfと近似する。ただし、この場合には、撮影レンズの焦点距離f及び焦点レンズ101aの繰り出し量dfが分かることが前提である。これらf及びdfの値が分かる場合には、式(14)により、
a=f(f+df)/df=f2/df+f (23)
としてaを近似計算し、次に式(18)により、
k=(f+df){1+(f+df)/a} (24)
として計算することによってkを求めることができる。ここで、焦点レンズ101aの繰り出し量dfが焦点距離fに比べて充分小さければ、式(24)を更に、
k=f(1+f/a) (25)
として計算してもよい。また、dfがfに比べて充分小さいときには、被写体は無限遠に近く、f/aが1に比べて充分小さいことになるから、
k=f (26)
としてkをfで近似してもよい。
When the
a = f (f + df) / df = f 2 / df + f (23)
A is approximated as follows, and then according to equation (18)
k = (f + df) {1+ (f + df) / a} (24)
K can be obtained by calculating as follows. Here, if the extension amount df of the
k = f (1 + f / a) (25)
May be calculated as When df is sufficiently smaller than f, the subject is close to infinity and f / a is sufficiently smaller than 1, so
k = f (26)
K may be approximated by f.
次に、ぶれ補正用データを持たないレンズユニットがカメラボディに装着された場合に補正限界値として設定される既定値Δh0について説明する。 Next, the predetermined value Δh0 set as the correction limit value when a lens unit that does not have blur correction data is attached to the camera body will be described.
図6のステップS511では、補正限界値ΔhにFlashRom216に予め格納されている既定値Δh0を設定する。この既定値Δh0は、最大シフト値Δhm以下であり、通常の撮影レンズでは周辺光量低下が問題にならず、かつぶれ補正の効果が発揮されるような適切な値とする。例えば、規定値Δh0は、最大シフト値Δhmが1mmの場合にΔh0は0.5mmなどに設定しておく。あるいは、ぶれ補正用データを持たないレンズユニットでは撮像素子202の対角長に相当するイメージサークルの外側で周辺光量低下が問題となるような場合にはΔh0を0としてもよい。その場合、ぶれ補正用データのないレンズユニットでは、ぶれ補正のための撮像素子202のシフトは実際には行われず、ぶれ補正機能を停止させたのと同等となる。この場合、撮像素子202をシフトさせてぶれ補正した場合に想定される通常撮影以上の周辺光量低下は起こらないようにできる。
In step S511 in FIG. 6, a predetermined value Δh0 stored in advance in FlashRom 216 is set as the correction limit value Δh. The predetermined value Δh0 is equal to or less than the maximum shift value Δhm, and is set to an appropriate value that does not cause a decrease in the amount of peripheral light in a normal photographing lens and exhibits the effect of correcting the crushing. For example, the specified value Δh0 is set to 0.5 mm or the like when the maximum shift value Δhm is 1 mm. Alternatively, in a lens unit that does not have blur correction data, Δh0 may be set to 0 when a decrease in the amount of peripheral light becomes a problem outside the image circle corresponding to the diagonal length of the
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態はレンズユニット100内の撮影レンズが、ズーム位置の端部Z1(例えば焦点距離の広角端位置)において周辺光量低下が最も大きくなるようなレンズを想定している。これに対応して第1の実施形態とはぶれ補正用データの内容が異なっている。なお、これら以外の構成については第1の実施形態と同様である。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, it is assumed that the photographing lens in the
図13は、第2の実施形態におけるレンズユニット100のFlashRom107に格納されるぶれ補正用データの配置図である。図13に示すように、第2の実施形態においては、周辺光量低下値ΔEはズーム位置Z1での値に対応したものしかなく、他のズーム位置のデータはない。図6のステップS503で補正限界値Δhを演算する時には、ズーム位置Z1に対応する周辺光量低下値ΔE1、ΔE2、ΔE3を参照してΔhを演算する。
FIG. 13 is an arrangement diagram of shake correction data stored in the FlashRom 107 of the
このような第2の実施形態によれば、周辺光量低下値のデータをズーム領域内での最悪値(周辺光量低下値の最大値)とすることにより、FlashRom107に格納するレンズデータの容量を減らすことができ、コストの低減やレンズデータの読み込み時間の短縮による動作の高速化を図ることができる。 According to the second embodiment, the data of the peripheral light amount decrease value is set to the worst value (maximum value of the peripheral light amount decrease value) in the zoom region, thereby reducing the capacity of the lens data stored in the FlashRom 107. Therefore, the operation speed can be increased by reducing the cost and shortening the reading time of the lens data.
ここで、第2の実施形態においても複数のレンズユニットに対応する複数のレンズデータをカメラボディ200内のFlashRom216に格納するようにしても良い。
Here, also in the second embodiment, a plurality of lens data corresponding to a plurality of lens units may be stored in the FlashRom 216 in the
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図14は、第3の実施形態におけるレンズユニット100のFlashRom107に格納されるぶれ補正用データの配置図である。なお、これ以外の構成については第1の実施形態と同様である。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. FIG. 14 is a layout diagram of shake correction data stored in the FlashRom 107 of the
図14においては、周辺光量低下値ΔEの代わりに、撮影レンズによって撮影可能な最大像面範囲の半径を示す像高の値であるhLをぶれ補正用データとして用いている。上述したようにhLは、図11に示す周辺光量低下値の限界値ΔELに対応する像高である。図6のステップS503において補正限界値Δhを演算する時には、そのときのズーム位置Zpに対応するhLを参照して式(22)からΔhを演算する。 In FIG. 14, instead of the peripheral light amount decrease value ΔE, h L that is an image height value indicating the radius of the maximum image plane range that can be photographed by the photographing lens is used as blur correction data. As described above, h L is the image height corresponding to the limit value ΔEL of the peripheral light amount decrease value shown in FIG. When calculating the correction limit value Δh in step S503 of FIG. 6, Δh is calculated from the equation (22) with reference to h L corresponding to the zoom position Zp at that time.
このように第3の実施形態では、第1の実施形態の周辺光量低下値のデータの代わりにイメージサークル径に相当するデータとしての像高のデータを持たせてある。これにより、FlashRom107に格納するレンズデータの容量を減らすことができ、コストを低減することができると共に、演算が簡単になり、動作の高速化が図れる。 As described above, in the third embodiment, image height data as data corresponding to the image circle diameter is provided instead of the peripheral light amount decrease value data of the first embodiment. Thereby, the capacity of the lens data stored in the FlashRom 107 can be reduced, the cost can be reduced, the calculation is simplified, and the operation speed can be increased.
ここで、イメージサークル径に相当する像高hLの代わりに補正限界値Δhのデータをレンズユニット100のFlashRom107の持たせて、直接、補正限界値Δhを求めるようにしてもよい。更に、第2の実施形態と同様に、ズーム位置によるイメージサークル径の最悪値(最小値)のみを持たせて、ズーム位置によらず、最悪値によって補正限界値を決めるようにしてもよい。この場合、更にデータ容量を減らすことができる。また、例えばぶれ補正用データを有するレンズユニットにおいて、誤補正防止等のためにカメラボディ200によるぶれ補正を動作させたくないような場合に、hLをh1或いはΔhを0としておくことで、ぶれ補正用データを有しているレンズでも、意図的にカメラのぶれ補正機能を動作させないようにすることもできる。また、ぶれ補正可能な場合に、カメラボディにおけるぶれ補正量の最大値hm内で動作させてもイメージサークルに余裕があり周辺光量などの問題がないのであれば、hLの値を0か1の2値データ形式とし、値が1の時には補正限界値をΔhmに設定するようにしてもよい。
Here, instead of the image height h L corresponding to the image circle diameter, the correction limit value Δh may be included in the FlashRom 107 of the
更には、第3の実施形態においても複数のレンズユニットに対応する複数のレンズデータをカメラボディ200内のFlashRom216に格納するようにしても良い。
Furthermore, in the third embodiment, a plurality of lens data corresponding to a plurality of lens units may be stored in the FlashRom 216 in the
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。 Although the present invention has been described based on the above embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and applications are naturally possible within the scope of the gist of the present invention.
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。 Further, the above-described embodiments include various stages of the invention, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements. For example, even if some constituent requirements are deleted from all the constituent requirements shown in the embodiment, the problem described in the column of the problem to be solved by the invention can be solved, and the effect described in the column of the effect of the invention Can be extracted as an invention.
100…レンズユニット、101a…焦点レンズ、101b…絞り、101c…変倍レンズ、102…焦点調整機構、103…ズームエンコーダ、104…アクチュエータ駆動回路、106…レンズ制御コンピュータ、107…FlashRom、108…レンズ操作スイッチ群、109…レンズマウント、200…カメラボディ、201a…クイックリターンミラー、201b…ペンタプリズム、201c…接眼レンズ、201d…シャッタ、202…撮像素子、203…撮像素子インターフェイス(IF)回路、204…システムコントローラ、205…ミラー駆動機構、206…シャッタチャージ機構、207…撮像素子変位機構、208…アクチュエータ駆動回路、209…角速度センサ、210…オートフォーカス(AF)回路、211…測光回路、212…液晶モニタ、213…カメラ操作スイッチ群、214…記録メディア、215…SDRAM、217…USBデバイスコントローラ、218…ボディマウント、501…コントロールパネル、502…ファインダ表示部
DESCRIPTION OF
Claims (21)
前記レンズユニットは、
前記カメラボディの結像面に被写体像を形成するための光学系と、
前記光学系によって撮影可能な範囲を示すイメージサークル径に係るデータを記憶するレンズユニット側記憶手段と、
前記レンズユニット側記憶手段に記憶された前記イメージサークル径に係るデータを前記カメラボディに送信するレンズユニット側通信手段と、
を具備し、
前記カメラボディは、
前記レンズユニット側通信手段によって送信された前記イメージサークル径に係るデータを受信するカメラボディ側通信手段と、
前記結像面上に配置され、前記光学系によって形成された被写体像を受光する撮像手段と、
前記カメラボディにおけるぶれの影響を補正する手ぶれ補正手段と、
前記カメラボディ側通信手段で受信された前記イメージサークル径に係るデータに応じて前記手ぶれ補正手段における補正の際の最大補正量を制限する制御手段と、
を具備することを特徴とするカメラシステム。 In a camera system having a lens unit and a camera body in which the lens unit is configured to be detachable,
The lens unit is
An optical system for forming a subject image on the imaging surface of the camera body;
Lens unit side storage means for storing data relating to an image circle diameter indicating a range that can be photographed by the optical system;
Lens unit side communication means for transmitting data related to the image circle diameter stored in the lens unit side storage means to the camera body;
Comprising
The camera body is
Camera body side communication means for receiving data relating to the image circle diameter transmitted by the lens unit side communication means;
An imaging means arranged on the imaging plane and receiving a subject image formed by the optical system;
Camera shake correcting means for correcting the effect of camera shake on the camera body;
Control means for limiting a maximum correction amount at the time of correction in the camera shake correction means in accordance with data relating to the image circle diameter received by the camera body side communication means;
A camera system comprising:
前記イメージサークル径に係るデータは、前記光学系のズームの光学設定状態と前記光学系のフォーカスの光学設定状態の各状態に対応した複数組のイメージサークル径に係るデータを含み、
前記制御手段は、前記複数組のイメージサークル径に係るデータから、ぶれ補正時における前記光学系の光学設定状態に対応したイメージサークル径に係るデータを選択して前記最大補正量を制限することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。 The optical system is configured to freely change at least one of a zoom optical setting state and a focus optical setting state,
The data relating to the image circle diameter includes data relating to a plurality of sets of image circle diameters corresponding to each state of the optical setting state of the optical system zoom and the optical setting state of the focus of the optical system,
The control means selects data related to an image circle diameter corresponding to an optical setting state of the optical system at the time of blur correction from the data related to the plurality of sets of image circle diameters, and limits the maximum correction amount. The camera system according to claim 1, wherein:
前記イメージサークル径に係るデータは、前記光学系のズームの光学設定状態と前記光学系のフォーカスの光学設定状態のうちイメージサークル径が最小となる光学設定状態に対応するデータであることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。 The optical system is configured to freely change at least one of a zoom optical setting state and a focus optical setting state,
The data related to the image circle diameter is data corresponding to an optical setting state in which the image circle diameter is minimum among the optical setting state of the optical system zoom and the optical setting state of the focus of the optical system. The camera system according to claim 1.
前記制御手段は、前記イメージサークル径に係るデータと、前記撮像手段の特性と前記画像処理手段の特性とによって決まる像面露光量と記録画像輝度値の関係と、に応じて前記最大補正量を制限することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。 The camera body includes image processing means for image processing the output of the imaging means,
The control means determines the maximum correction amount according to the data relating to the image circle diameter, the relationship between the image plane exposure amount and the recorded image luminance value determined by the characteristics of the imaging means and the characteristics of the image processing means. The camera system according to claim 1, wherein the camera system is limited.
前記制御手段は、前記イメージサークル径に係るデータが得られない場合に、前記所定のデータに基づいて前記最大補正量を設定することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。 The camera body further includes camera body side storage means for storing predetermined data for setting the maximum correction amount,
The camera system according to claim 1, wherein the control unit sets the maximum correction amount based on the predetermined data when data relating to the image circle diameter cannot be obtained.
前記カメラボディの結像面に被写体像を形成するための光学系と、
前記光学系によって撮影可能な範囲を示すイメージサークル径に係るデータと前記カメラボディにおいてぶれ補正量を演算するためのデータとを含むぶれ補正用データを記憶するレンズユニット側記憶手段と、
前記レンズユニット側記憶手段に記憶された前記ぶれ補正用データを前記カメラボディに送信するレンズユニット側通信手段と、
を具備することを特徴とするレンズユニット。 A lens unit configured to be freely mounted on a camera body,
An optical system for forming a subject image on the imaging surface of the camera body;
Lens unit side storage means for storing blur correction data including data related to an image circle diameter indicating a range that can be photographed by the optical system and data for calculating a blur correction amount in the camera body;
Lens unit side communication means for transmitting the blur correction data stored in the lens unit side storage means to the camera body;
A lens unit comprising:
前記イメージサークル径に係るデータは、前記光学系のズームの光学設定状態と前記光学系のフォーカスの光学設定状態の各状態に対応した複数組のイメージサークル径に係るデータを含むことを特徴とする請求項14に記載のレンズユニット。 The optical system is configured to freely change at least one of a zoom optical setting state and a focus optical setting state,
The data relating to the image circle diameter includes data relating to a plurality of sets of image circle diameters corresponding to each state of an optical setting state of the optical system zoom and an optical setting state of the focus of the optical system. The lens unit according to claim 14.
前記イメージサークル径に係るデータは、前記光学系のズームの光学設定状態と前記光学系のフォーカスの光学設定状態のうちイメージサークル径が最小となる光学設定状態に対応するデータであることを特徴とする請求項14に記載のレンズユニット。 The optical system is configured to freely change at least one of a zoom optical setting state and a focus optical setting state,
The data related to the image circle diameter is data corresponding to an optical setting state in which the image circle diameter is minimum among the optical setting state of the optical system zoom and the optical setting state of the focus of the optical system. The lens unit according to claim 14.
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