JP2007034024A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つの電源ユニットの配置に必要な領域を小さくして電源ユニットの配置の自由度が向上するとともに、電源ユニットとインバータとを接続する配線の配線長を短くして配線からの輻射ノイズを低減することができる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネル5の背面に複数の放電管からなるバックライト7が配置されている。メイン電源ユニット8aは、インバータ回路6−1,6−3,6−5へ電力を供給するためのインバータユニット用コンバータを備え、インバータ回路6−1,6−3,6−5の近傍に配置する。同様に、サブ電源ユニット8bは、インバータ回路6−2,6−4,6−6へ電力を供給するためのインバータユニット用コンバータを備え、インバータ回路6−2,6−4,6−6の近傍に配置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液晶パネルと該液晶パネルの背面に配置された放電管群とを備える液晶表示装置に関する。
近年、様々な薄型表示装置が実用化されているが、薄型表示装置の一種である液晶表示装置は、バックライトのような光源を必要とする。液晶表示装置は、背面にバックライトとして機能する放電管群を配置し、映像信号に応じたデータ電圧を画素に印加することによって、液晶物質の電気光学特性により決定される光透過率を制御して画像を表示する。このように、液晶表示装置は、FED、PDPなどと異なり、自発光型の表示デバイスではない。
放電管は、内部に封入された放電ガスを放電させ、菅内面に塗布された蛍光体を発光させるのに必要な高圧まで昇圧させるとともに、フリッカを抑制するために周波数を調整するためのインバータ回路(インバータ)を必要とする。近年、薄型ゆえに液晶表示装置の大画面化が進んでおり、複数のインバータを放電管の両端部(左右)のそれぞれに配置した構成の液晶表示装置が実用化されている。
特開2004−259510号公報
しかしながら、従来の液晶表示装置においては、1つの電源ユニットから左右に配置された各インバータへ電力の供給を行なうことから、画面サイズの大型化にしたがって消費電力が増加する。したがって、電源ユニットの近傍に発熱が集中して部品の寿命が悪化するという問題があった。
また、電源ユニットのサイズが大きくなり、配置位置の自由度が低下する。このように、液晶表示装置の大画面化と伴って電源ユニットの設計が極めて困難となっていた。
さらに、1つの電源ユニットから左右に配置された各インバータへ電力の供給を行なう場合、いずれかのインバータ又は両方のインバータへの配線がアンテナとなって輻射ノイズが混入される虞があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、液晶パネルの背面に配置された放電管群を点灯させるための複数のインバータを、放電管群の両端部のそれぞれに対応する位置に配置し、各インバータに電力を供給するための複数の電源ユニットを、対応するインバータの近傍に配置する構成とすることにより、1つの電源ユニットの配置に必要な領域を小さくして電源ユニットの配置の自由度が向上するとともに、電源ユニットとインバータとを接続する配線の配線長を短くして配線からの輻射ノイズを低減することができる液晶表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、放電管群の点灯を制御するための点灯信号を生成し、複数の電源ユニットのうちの一の電源ユニットは点灯信号を受け付けて、一の電源ユニット及び他の電源ユニットの動作を制御する制御信号を生成し、この制御信号によって一の電源ユニットのみならず他の電源ユニットの動作を制御する構成とすることにより、電源ユニットごとに、その動作を制御する制御信号を生成する必要がなくなり、コスト削減を図ることができる液晶表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、各電源ユニットがEMCユニットを介して商用電源と接続するための電源コードに接続された構成とすることにより、ノイズ源から電源ラインへのノイズの通過を抑制することができる液晶表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットに液晶パネルを駆動するための液晶駆動ユニットに電力を供給する手段を備える構成とすることにより、1つの電源ユニットに電力供給に関係する手段を集約することができ、別基板として設ける必要がなくなって生産性が向上する液晶表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットを他の構成要素の配置空間が確保できるように下側に配置する構成とすることにより、電源ユニットの上側に必要な他の構成要素を配置することができ、有効的な空間配置が可能な液晶表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、チューナのような映像信号を受信するための受信部を複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットの上側に配置すべく、該電源ユニットを、他の電源ユニットの配置位置より低い位置に配置する構成とすることにより、電源ユニットの配置位置が非対称となるが、1つの電源ユニットの上側に空間を生じせしめて空間を有効的に活用することができる液晶表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネルと、該液晶パネルの背面に放電管群とを備える液晶表示装置において、前記放電管群を点灯させるための複数のインバータと、各インバータに電力を供給するための複数の電源ユニットとを備え、各インバータは、前記放電管群の両端部のそれぞれに対応する位置に配置され、各電源ユニットは、対応するインバータの近傍に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、液晶パネルの背面に配置された放電管群を、放電管群の両端部のそれぞれに対応する位置に配置された複数のインバータを用いて点灯させる。また、対応するインバータの近傍に配置された複数の電源ユニットを用いて各インバータに電力を供給する。これにより、大画面化が進んだ場合であっても、電源ユニットを複数に分けることによって、1つの電源ユニットの配置に必要な領域を小さくすることができ、電源ユニットの配置の自由度が向上する。また、複数の電源ユニットで電力を分散することによって、1つの電源ユニットにおける発熱量を抑えることができる。さらに、電源ユニットをインバータの近傍に配置することによって、配線長を短くすることができるので、配線からの輻射ノイズを低減することができる。また、配線の引き回しが簡単なので、組立作業の簡略化が図れる。
本発明に係る液晶表示装置は、上述した発明において、前記放電管群の点灯を制御するための点灯信号を生成する手段をさらに備え、前記複数の電源ユニットのうちの一の電源ユニットは、前記点灯信号を受け付けて、前記一の電源ユニット及び他の電源ユニットの動作を制御する制御信号を生成する手段を備え、前記一の電源ユニットから他の電源ユニットに前記制御信号を与えて、他の電源ユニットの動作を制御するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、放電管群の点灯を制御するための点灯信号を生成し、複数の電源ユニットのうちの一の電源ユニットは点灯信号を受け付けて、一の電源ユニット及び他の電源ユニットの動作を制御する制御信号を生成する。そして、この制御信号によって一の電源ユニットのみならず他の電源ユニットの動作を制御する。これにより、電源ユニットごとに、その動作を制御する制御信号を生成する必要がなくなる。1つの電源ユニットで制御信号を生成すればよいことから、コスト削減を図ることができる。
本発明に係る液晶表示装置は、上述した各発明において、各電源ユニットは、EMCユニットを介して商用電源と接続するための電源コードに接続されていることを特徴とする。
本発明にあっては、各電源ユニットがEMCユニットを介して商用電源と接続するための電源コードに接続されていることから、ノイズ源から電源ラインへのノイズの通過を抑制することができる。高周波ノイズが通過しないように、EMCユニットをライン入口に近い位置に配置することが好ましい。
本発明に係る液晶表示装置は、上述した各発明において、前記複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットは、液晶パネルを駆動するための液晶駆動ユニットに電力を供給する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットには、液晶パネルを駆動するための液晶駆動ユニットに電力を供給する手段が備えられていることから、1つの電源ユニットに電力供給に関係する手段を集約することができる。したがって、別基板として設ける必要がなくなって生産性が向上する。
本発明に係る液晶表示装置は、上述した各発明において、前記複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットは、他の構成要素の配置空間が確保できるように下側に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットを他の構成要素の配置空間が確保できるように下側に配置する。これにより、電源ユニットの上側に必要な他の構成要素を配置することができる。一般に電源ユニットの重量は、他の構成要素より重いことから、液晶表示装置の設置安定性を考慮すれば、低重心となるように電源ユニットを下側に配置することが好ましい。
本発明に係る液晶表示装置は、上述した各発明において、映像信号を受信するための受信部をさらに備え、前記受信部を複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットの上側に配置すべく、該電源ユニットは、他の電源ユニットの配置位置より低い位置に配置されていることを特徴とする。
本発明にあっては、チューナのような映像信号を受信するための受信部を備える場合、受信部を複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットの上側に配置する。したがって、その電源ユニットは、他の電源ユニットの配置位置より低い位置に配置される。このようにして、電源ユニットの配置位置が非対称となるが、1つの電源ユニットの上側に空間を生じせしめて空間を有効的に活用することができる。
本発明によれば、液晶パネルの背面に配置された放電管群を点灯させるための複数のインバータを、放電管群の両端部のそれぞれに対応する位置に配置し、各インバータに電力を供給するための複数の電源ユニットを、対応するインバータの近傍に配置する構成としたので、1つの電源ユニットの配置に必要な領域を小さくして電源ユニットの配置の自由度が向上することができる。また、複数の電源ユニットで電力を分散することによって、1つの電源ユニットにおける発熱量を抑えることができる。したがって、部品の寿命悪化を抑制して、実装しているセットの信頼性向上、長寿命化を図ることができる。さらに、電源ユニットをインバータの近傍に配置することによって、配線長を短くすることができるので、配線からの輻射ノイズを低減することができる。また、配線の引き回しが簡単なので、組み立て作業の簡略化が図れる。
本発明によれば、放電管群の点灯を制御するための点灯信号を生成し、複数の電源ユニットのうちの一の電源ユニットは点灯信号を受け付けて、一の電源ユニット及び他の電源ユニットの動作を制御する制御信号を生成し、この制御信号によって一の電源ユニットのみならず他の電源ユニットの動作を制御する構成としたので、電源ユニットごとに、その動作を制御する制御信号を生成する必要がなくなり、コスト削減を図ることができる。
本発明によれば、各電源ユニットがEMCユニットを介して商用電源と接続するための電源コードに接続された構成としたので、ノイズ源から電源ラインへのノイズの通過を抑制することができる。
本発明によれば、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットに液晶パネルを駆動するための液晶駆動ユニットに電力を供給する手段を備える構成としたので、1つの電源ユニットに電力供給に関係する手段を集約することができ、別基板として設ける必要がなくなって生産性が向上する。
本発明によれば、複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットを他の構成要素の配置空間が確保できるように下側に配置する構成としたので、電源ユニットの上側に必要な他の構成要素を配置することができ、有効的な空間配置が可能となる。
本発明によれば、チューナのような映像信号を受信するための受信部を複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットの上側に配置すべく、該電源ユニットを、他の電源ユニットの配置位置より低い位置に配置する構成としたので、電源ユニットの配置位置が非対称となるが、1つの電源ユニットの上側に空間を生じせしめて空間を有効的に活用することができる等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。
本発明に係る液晶表示装置100は、制御部1、操作部2、チューナ部3、液晶駆動ユニット4、液晶パネル5、インバータユニット6、バックライト7、電源ユニット8などを備えている。制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バスを介して上述したハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って、種々の機能を実行する。
操作部2は、液晶表示装置100を操作するための各種のファンクションキーなどを備えている。それ自体公知のオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)を液晶パネル5に表示して、液晶表示装置100の輝度、コントラスト及び色温度などの各種設定を行なえるようになっている。
チューナ部3は、例えば放送中継基地の方向に向けて配置されたアンテナに接続されており、放送中継基地から送信された映像信号のうちの特定周波数帯域の映像信号を選択して復調する機能を有する。現在、広く利用されている地上波の周波数帯域は、VHF帯の低域(90M〜108MHz)、VHF帯の高域(170M〜222MHz)、UHF帯(470M〜770MHz)であり、この周波数帯域から、利用者によって指定された1チャネルの映像信号を選択して液晶駆動ユニット4へ入力する。もちろん、地上デジタル放送、衛星放送、ケーブルテレビ放送などに対応したチューナであってもよい。
液晶駆動ユニット4は、主としてゲートドライバ4aとソースドライバ4bとから構成されており、チューナ部によって復調された映像信号に基づくゲート信号及びデータ信号によって液晶パネル5を駆動する。なお、輝度、コントラスト及び色温度などの各種設定に応じて映像信号に補正をかけるようにしてある。
液晶パネル5には一対の透明板が対向配置され、その間隙内に液晶物質が封入された液晶層が形成されている。一方の透明板にはマトリックス状に配置されたITO、NESAなどの透明性の画素電極と、画素電極への電荷の供給を制御するためのTFTとが形成されており、他方の透明板にはコモン電極と呼ばれる透明性の共通電極が形成されている。TFTのゲート及びソースは、それぞれゲートドライバ4aおよびソースドライバ4bの各出力段に接続されている。液晶パネル5は、ゲートドライバ4aから入力されたゲート信号によって各画素のオン/オフが制御され、ソースドライバ4bから入力されたデータ信号をオン期間に各画素へ印加することによって、液晶物質の電気光学特性によって決定される光透過率を制御する。
さらに液晶パネル5の背面に複数(ここでは36本)の放電管7−1,7−2,…,7−36からなるバックライト7が配置されている。バックライト用途としては、寿命が長く自然光に近い白色光が発光され、発生する熱が小さい冷陰極線放電管(CCFL)が用いられる。なお、制御部1が放電管7−1,7−2,…,7−36の点灯を制御するための点灯信号を生成し、この点灯信号に基づいて放電管7−1,7−2,…,7−36が点灯されるものとする。
インバータユニット6は、放電管を発光させるのに必要な高圧まで昇圧させるとともに、フリッカを抑制するために周波数を調整する機能を有しており、本発明では12本の放電管毎に一対のインバータ回路、すなわち6つのインバータ回路6−1,6−2,…,6−6から構成されている。放電管7−1,7−2,…,7−36は両端に電極が設けられ、両端の電極は対応するインバータ回路にそれぞれ接続されている。
つまり、放電管7−1,7−2,…,7−12の一方の電極はインバータ回路6−1に、他方の電極はインバータ回路6−2に接続され、放電管7−13,7−14,…,7−24の一方の電極はインバータ回路6−3に、他方の電極はインバータ回路6−4に接続され、放電管7−25,7−26,…,7−36の一方の電極はインバータ回路6−5に、他方の電極はインバータ回路6−6に接続されている。インバータユニット6によって、両極に高電圧が印加されることによって、放電管7−1,7−2,…,7−36が発光する。このように、液晶表示装置は、バックライト7から発光される光の液晶パネル5における透過率を制御して映像を表示する。
図2は本発明に係る電源ユニット8の構成例を示すブロック図である。
本発明に係る電源ユニット8は、液晶駆動ユニット4、インバータユニット6などに電力を供給するためのものであり、メイン電源ユニット8aとサブ電源ユニット8bから構成されている。メイン電源ユニット8a及びサブ電源ユニット8bはEMCユニット9を介してACコンセント10に接続されており、ACコンセント10は商用電源に接続される。
EMCユニット9には、ラインフィルタ91が設けられている。ラインフィルタ91は、インダクタ、キャパシタから構成され、それぞれ、ノイズに対して低い並列インピーダンスを与えるか、又は高い直列インピーダンスを与えることによってノイズ源から電源ラインへのノイズの通過を抑制する。ラインフィルタ91はライン入口に近い位置に配置し、高周波ノイズがフィルタを通過しないようにする。これは、後述するPFC回路として電流不連続モードを用いた場合、ピーク電流が高くなるので電磁妨害の発生を防止する目的でラインフィルタ91を設ける。
メイン電源ユニット8aは、ブリッジ回路81、待機コンバータ82、リレー83a、ブリッジ回路84a、PFC回路85a、インバータユニット用コンバータ86a、液晶駆動ユニット用コンバータ87を備えている。一方、サブ電源ユニット8bは、リレー83b、ブリッジ回路84b、PFC回路85b、インバータユニット用コンバータ86bを備えている。
ブリッジ回路81は、例えば4つの整流素子(ダイオードなど)を用いた整流回路であって、交流の正極成分をそのまま出力し、かつ負極成分を反転出力することによって交流電力を直流電力に変換する。
待機コンバータ82は、入力された電圧を待機電圧(6V)に変換するための電圧変換器である。さらに、待機コンバータ82は、制御部1によって生成された放電管の点灯を制御するための点灯信号を受け付け、メイン電源ユニット8a及びサブ電源ユニット8bの動作を制御する制御信号を生成する。
リレー83a,83bは、待機コンバータ82が生成した制御信号によって短絡及び開放の動作を行なうスイッチであって、リレー83a,83bのオン/オフによって、ブリッジ回路84a,84bへの電力の供給が制御される。リレー83a,83bは、コイルに電流を流すと磁石になる性質を利用し、コイルが電磁石になったとき鉄板を吸い付けさせ、その鉄板に設けられたスイッチ部の接点の開閉を機械的に行なうことから高速動作には不向きであるが、本例のように低電圧系回路の動作によって高電圧系回路をオン/オフすることができる。
ブリッジ回路84a,84bは、ブリッジ回路81と同様の構成をしており、交流電力を直流電力に変換する。ただし、ブリッジ回路84a,84bへの電力供給は、上述したようにリレー83a,83bによって制御されている点が異なる。つまり、待機状態では放電管7−1,7−2,…,7−36を点灯させる必要がないことから、ブリッジ回路84a,84bへの電力供給を停止させる。
PFC回路85a,85bは、力率改善回路であって、ブリッジ回路によって電力を直流化する場合、入力電流と入力電圧との間に位相差が発生して力率が小さくなるので、入力電流を入力電圧と同相にすることによって力率を向上する。例えば、力率が悪い場合、商用電源ラインに50/60Hzの整数倍の高調波がのって、ノイズ障害などを引き起こす虞がある。そこで、力率を向上することによってノイズ障害の発生を防止する。
インバータユニット用コンバータ86a,86bは、入力された電圧を、インバータユニット用の電圧(24V)に変換するための電圧変換器であって、インバータユニット用コンバータ86aからは、インバータ回路6−1,6−3,6−5へ電力が供給され、インバータユニット用コンバータ86bからは、インバータ回路6−2,6−4,6−6へ電力が供給される。
液晶駆動ユニット用コンバータ87は、入力された電圧を、液晶パネルを駆動するための駆動電圧に変換するための電圧変換器であって、液晶駆動ユニット用コンバータ87から液晶駆動ユニット4へ電力が供給される。なお、液晶表示装置100の仕様によって、その駆動電圧が異なる場合があるので、複数の駆動電圧(12V,13V)のうちの1つの電圧が選択されるようにしておくことで、複数の機種で、同一構成の液晶駆動ユニット用コンバータを用いることができる。
図3は本発明に係る液晶表示装置の各部の配置位置を示す斜視図、図4は図3のIV―IV線における断面図である。なお、図3は、本発明の特徴がわかるように、キャビネットを取り除いた状態で背面側から見ており、液晶表示装置を立てた場合、図3の手前側が下側に、図3の右側が表示面から見て左側になる。
液晶パネル5の背面(図3,図4では上面)に、拡散板40を介してバックライト7が配置されている。拡散板40は、光の進行方向を様々な方向に拡散させて擬似的に平行光を出射させるものである。もちろん、発光特性を調整すべく、拡散板40に各種の光学シートが貼付されていてもよい。
バックライト7には放電管7−1,7−2,…,7−36が設けられており、長辺方向(左右方向)に並置されている。バックライト7の背面には、バックライト7の発光によって発生する熱を遮熱することを兼ねるアルミニウム製の板材30が配置されており、板材30上に、制御部1、チューナ3、液晶駆動ユニット4、メイン電源ユニット8a、サブ電源ユニット8b、インバータ回路6−1,6−2,…,6−6、EMCユニット9が配置されている。
インバータ回路6−1,6−2,…,6−6は、放電管7−1,7−2,…,7−36の電極に印加する高電圧を出力するものである。より詳細には、インバータ回路6−1は放電管7−1,7−2,…,7−12の一方の電極に、インバータ回路6−2は放電管7−1,7−2,…,7−12の他方の電極に接続する。また、インバータ回路6−3は放電管7−13,7−14,…,7−24の一方の電極に、インバータ回路6−4は放電管7−13,7−14,…,7−24の他方の電極に接続する。さらに、インバータ回路6−5は放電管7−25,7−26,…,7−36の一方の電極に、インバータ回路6−6は放電管7−25,7−26,…,7−36の他方の電極に接続する。
このように、インバータ回路6−1,6−3,6−5は対応する放電管の一方の電極に、インバータ回路6−2,6−4,6−6は対応する放電管の他方の電極に接続することから、インバータ回路6−1,6−3,6−5は、放電管の一方の電極に対応する位置、すなわち液晶表示装置100を立てた場合に表示面から見て左端辺側になるように配置され、インバータ回路6−2,6−4,6−6は、放電管の他方の電極に対応する位置、すなわち液晶表示装置100を立てた場合に表示面から見て左端辺側になるように配置される。
メイン電源ユニット8aは、インバータ回路6−1,6−3,6−5へ電力を供給するためのインバータユニット用コンバータ86aを備えることから、インバータ回路6−1,6−3,6−5の近傍に配置する。つまり、液晶表示装置100を立てた場合に表示面から見て左側の位置に配置される。同様に、サブ電源ユニット8bは、インバータ回路6−2,6−4,6−6へ電力を供給するためのインバータユニット用コンバータ86bを備えることから、インバータ回路6−2,6−4,6−6の近傍に配置する。つまり、液晶表示装置100を立てた場合に表示面から見て右側の位置に配置される。
このように、電源ユニットを対応するインバータ回路の近傍に配置することによって、配線長を短くすることができるので、配線からの輻射ノイズを低減することができる。また、配線の引き回しが簡単なので、組み立て作業の簡略化が図れる。なお、電源ユニットと対応するインバータ回路とを同一基板に設けるようにしてもよく、その場合には、組み立ての際に電源ユニットとインバータ回路とを配線によって接続する必要がないので、極めて簡単に組み立てを行なうことができる。作業者が組み立てを行なう場合、ノイズの影響を極力低減すべく、配線の引き回し等を考えながら作業しなければならないが、配線が不要であるので、作業者の関与をなくして、配線によって左右される耐ノイズ特性の一定化及び作業の効率化が図れる。
また、メイン電源ユニット8aとサブ電源ユニット8bとを同一の基板(プリント基板)で構成するようにしてもよい。つまり、サブ電源ユニット8bには、ブリッジ回路81、待機コンバータ82、液晶駆動ユニット用コンバータ87が不要であるが、メイン電源ユニット8aのプリント基板を用いてサブ電源ユニット8bを製作する。その場合、基板サイズが必要以上に大きくなってしまうが、一種類のプリント基板だけですむことから、部品の種類が減少して部品管理を簡単化することができる。
EMCユニット9は、ACコンセント10を介して外部の商用電源に接続する必要がある。一般に電源ラインは装置下側に配置することから、EMCユニット9を下側に配置する必要がある。また、メイン電源ユニット8aとサブ電源ユニット8bとを比較した場合、メイン電源ユニット8aには、待機電圧、駆動電圧を生成する待機コンバータ82、液晶駆動ユニット用コンバータ87を備えることから、EMCユニット9の近傍にメイン電源ユニット8aを配置した方が好ましい。そこで、EMCユニット9は、液晶表示装置100を立てた場合に表示面から見て左下の位置になるように配置される。
このように、EMCユニット9は1つで十分であることから、メイン電源ユニット8a及びサブ電源ユニット8bは1つのEMCユニット9を併用する。したがって、EMCユニット9の近傍に設けたメイン電源ユニット8aはEMCユニット9によって配置領域が限定され、サブ電源ユニット8bは配置領域が限定されない。
液晶駆動ユニット4は中央の位置に配置され、その左側にチューナ部3が配置されている。液晶駆動ユニット4とチューナ部3とは互いに接続される。液晶駆動ユニット4は、映像信号を液晶パネル5に与えるものであるから、左右方向の中央部に配置することが好ましい。これは、映像の品位に直接的に影響を及ぼすデータ信号を左右対象な位置から与えることが好ましいからである。従って、チューナ部3の配置位置は空き空間である左上側になる。以上のようにして、メイン電源ユニット8aとサブ電源ユニット8bとの配置位置が非対称になる。つまり、チューナ部3をサブ電源ユニット8bの上側に配置する必要性があり、その場合には、サブ電源ユニット8bの配置位置は、メイン電源ユニット8の配置位置より低くなる。
このように、EMCユニット9は1つで十分であることから、メイン電源ユニット8a及びサブ電源ユニット8bは1つのEMCユニット9を併用する。したがって、EMCユニット9の近傍に設けたメイン電源ユニット8aはEMCユニット9によって配置領域が限定され、サブ電源ユニット8bは配置領域が限定されない。そこで、サブ電源ユニット8bを、他の構成要素(本例ではチューナ部3)の配置空間が確保できるように下側に配置する。
上述した如く、大画面化が進んだ場合であっても、電源ユニットを複数に分けることによって、1つの電源ユニットの配置に必要な領域を小さくすることができ、電源ユニットの配置の自由度が向上する。また、複数の電源ユニットで電力を分散することによって、1つの電源ユニットにおける発熱量を抑えることができる。もちろん、1つの電源ユニットの重量が減少するので、組立作業者の負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、EMCユニット9にラインフィルタ91を設けたが、メイン電源ユニット8a及びサブ電源ユニット8bの入力側にラインフィルタをさらに追加してもよく、ノイズ対策については、これらに限定されるものではない。
本発明に係る液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る電源ユニットの構成例を示すブロック図である。 本発明に係る液晶表示装置の各部の配置位置を示す斜視図である。 図3のIV―IV線における断面図である。
符号の説明
100 液晶表示装置
1 制御部
3 チューナ部
4 液晶駆動ユニット
5 液晶パネル
6 インバータユニット
6−1,6−2,…,6−6 インバータ回路
7 バックライト
7−1,7−2,…,7−36 放電管
8 電源ユニット
9 EMCユニット
10 ACコンセント

Claims (6)

  1. 液晶パネルと、該液晶パネルの背面に放電管群とを備える液晶表示装置において、
    前記放電管群を点灯させるための複数のインバータと、
    各インバータに電力を供給するための複数の電源ユニットと
    を備え、
    各インバータは、前記放電管群の両端部のそれぞれに対応する位置に配置され、
    各電源ユニットは、対応するインバータの近傍に配置されていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記放電管群の点灯を制御するための点灯信号を生成する手段をさらに備え、
    前記複数の電源ユニットのうちの一の電源ユニットは、
    前記点灯信号を受け付けて、前記一の電源ユニット及び他の電源ユニットの動作を制御する制御信号を生成する手段を備え、
    前記一の電源ユニットから他の電源ユニットに前記制御信号を与えて、他の電源ユニットの動作を制御するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 各電源ユニットは、EMCユニットを介して商用電源と接続するための電源コードに接続されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットは、
    液晶パネルを駆動するための液晶駆動ユニットに電力を供給する手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数の電源ユニットのうちの少なくとも1つの電源ユニットは、
    他の構成要素の配置空間が確保できるように下側に配置されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  6. 映像信号を受信するための受信部をさらに備え、
    前記受信部を複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットの上側に配置すべく、該電源ユニットは、他の電源ユニットの配置位置より低い位置に配置されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
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