JP2007032740A - トローリング装置 - Google Patents

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良一 河合
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Abstract

【課題】 本発明は、マリンギアの設定油圧を高油圧化させて伝達トルクの高容量化を図りつつ、トローリングレバーの操作力を低減させることのできるトローリング装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 クラッチ油圧を減圧する減圧弁23と、トローリングレバー25に連動して減圧弁23のパイロットばね24のばね力を調整する低速弁22と、を有し、低速弁22は、パイロットばね24を構成するコイルバネの内部を減圧弁23側に延び、少なくとも前後進用クラッチの完全嵌入時に減圧弁23に当接する突出部22aを有し、突出部22aは、トローリング時の減圧弁23との当接時に細孔23cと連通して細孔23cからの排油を排出するドレン油路22cを有していることした。
【選択図】図2

Description

本発明は、マリンギアのトローリング装置に関するものであり、より詳細には、トローリングレバーの操作力を低減することのできるトローリング装置に関するものである。
漁船や遊漁船などの小型船舶は、その用途上きわめて低速航走することを要求される場合が少なくない。例えば、漁場に止まるため、投錨することなく潮流に逆らって一定点に停船する場合や、揚網時に網に負担をかけることなくかつ推進器に網を絡ませないよう揚網速度に合わせた船速で緩徐に航走させる場合などが挙げられる。
このような航走を実現させるための装置として、摩擦板式の油圧クラッチを備えた減速逆転機に取り付けるトローリング装置が知られている(特許文献1)。
トローリング装置は、操作レバーを回転させることで、クラッチを完全に接続させることのできる油圧と、クラッチを不完全に接続させること(半クラッチ状態)のできる油圧とを択一的に選択することにより、船速を調整することができる構成となっている。
ここで、マリンギアは、エンジンの高出力化に伴い、伝達トルクの高容量化の必要がある。クラッチの摩擦板等の枚数を増やすことで伝達トルクの高容量化が可能となるが、摩擦板等の枚数を増加させることに伴い、マリンギア本体のサイズも大きくなってしまうといった問題が生じる。
そこで、伝達トルクの高容量化を可能とし、且つ、マリンギア本体のサイズを維持するために、摩擦板の面圧を上げ、マリンギアの設定油圧を高油圧化させる必要がある。
特開平6−80098号公報
しかしながら、マリンギアの設定油圧を高油圧化させると、トローリング装置内において、トローリング状態にするためトローリングレバーを回転させる際により大きな操作力が必要となり、操作性が悪いといった問題が生じる。
そこで、本発明は、マリンギアの設定油圧を高油圧化させて伝達トルクの高容量化を図りつつ、トローリングレバーの操作力を低減させることのできるトローリング装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るトローリング装置は、トローリングレバーを回転操作することによりクラッチ油圧を制御するトローリング装置であって、クラッチ油圧を減圧する減圧弁と、前記トローリングレバーに連動して前記減圧弁のパイロットばねのばね力を調整する低速弁と、を有し、前記低速弁は、前記トローリングレバーに軸周り回転不能且つ軸方向摺動自在に連結されたスプールを備え、該スプールは、一端が前記パイロットばねに当接し、他端が前記減圧弁の一次側圧油を受けるとともに、該圧油を前記トローリングレバーの回転操作角度に応じてドレンに排出するためのノッチ溝がスプールのランド部に形成され、該ノッチ溝を閉位置とすることにより前後進用クラッチは完全嵌入され、該ノッチ溝を開位置とすることによりトローリング状態とするよう構成されており、前記減圧弁がスプールを有し、該スプールは、前記減圧弁の二次側圧油をパイロット圧とするパイロット油圧室が内部に形成されるとともに、該パイロット油圧室からドレンへ排油するための細孔が形成され、前記低速弁は、前記パイロットばねを構成するコイルバネの内部を前記減圧弁側に延び、少なくとも前記前後進用クラッチの完全嵌入時に前記減圧弁に当接する突出部を有し、前記突出部は、トローリング時の前記減圧弁との当接時に前記細孔と連通して該細孔からの排油を排出するためのドレン油路を有していることを特徴とする。
本発明によれば、低速弁に形成した突出部を、パイロットばね内部を通して減圧弁に接触させることにより、低速弁の接触面積を小さくすることができ、マリンギアの設定油圧を高油圧化しても、トローリングレバーの操作性を悪くすることがない。
以下、本発明に係るトローリング装置の実施形態を添付図面に従って説明する。なお、従来技術を含め、全図を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
図1は本発明の実施形態であるトローリング装置が取り付けられたマリンギア(舶用減速逆転装置)の油圧回路図を示す。図1に示すように、エンジン1からの入力軸2に対し前進用クラッチ2a及び後進用クラッチ2bが設けられている。
前進用クラッチ2a及び後進用クラッチ2bは、詳細な図示は省略するが、いずれも交互に配置された摩擦板とスチールプレートから構成され(図3参照)、前記スチールプレートは内速ギア(ピニオンギア)につながっており、前記摩擦板は常時回転している外側ギアにつながっている。それらを油圧ピストン2cで押しつけることにより前記外側ギアと前記内側ギアとが一体になって回転し、前記内側ギアと噛み合う大ギア2dを回転させ、大ギア2dから推進軸3を介してプロペラ4に動力が伝達されるように構成されている。
そして、油圧ピストン2cの押付け力を加減することにより前記摩擦板と前記スチールプレートとをスリップさせ、いわゆる半クラッチ状態とすることでトローリングができるようにされている。
作動油供給方法としては、まず、ポンプ7により油タンク5の作動油を高油圧化してトローリング装置20に供給し、トローリング装置20にて油圧を調整し、油圧が調整された作動油は前後進切換弁8から油回路10a、10bを経て、油圧ピストン2cに送られ、前進クラッチ2a又は後進クラッチ2bを作動させることによりプロペラ4に前後いずれかの回転力を伝えるように構成されている。
また、前後進切換弁8を切り換えたときに急激に前後進クラッチ2a、2bが接の状態となるのを防止する緩嵌入弁11が設けられている。図中12はオイルクーラ、13は潤滑油圧設定リリーフ弁を示す。
緩嵌入弁11は一種の圧力調整弁で、前進用油回路10a、後進用油回路10bの油圧をパイロット圧とする二位置切換弁14によって作動させられる。この二位置切換弁14は、シリンダ14a、ピストン14b、復帰バネ14cを備え、前進用油回路10a、後進用油回路10bに圧油が流れてシリンダ14a内の油圧が高まれば、ピストン14bが移動して切換弁14が切り換えられ、絞り14dで流量制御された作動油が流れて、緩嵌入弁11のパイロット油圧室に圧入されて前後進切換弁8の切り換え後、所定時間に至るまでは制御ピストンを介しリリーフバネの付勢力を徐々に増加、すなわち、緩嵌入弁11の設定リリーフ圧を漸増させ前記バネの付勢力が最大となった位置でクラッチが完全嵌入する圧力になる。また、油圧がなくなれば復帰バネ14cの付勢力により切換弁14が中立状態に復帰し作動油の流れが止まると共に緩嵌入弁11の制御ピストンは原位置にリセットされるように構成されている。
すなわち、前後進切換弁8が中立状態の位置にあるときは、二位置切換弁14も中立状態にあり、緩嵌入弁11のパイロット油圧室へ圧油が供給されないようにされている。従ってこのときは緩嵌入弁11のスプールは大きく後退していてリリーフ圧の低いリリーフ弁と同じ役目をし、ポンプ7から供給される圧油の一部が緩嵌入弁11のリリーフ作動により排出され、オイルクーラ12を経て潤滑油経路10cへと逃がされている。
なお、緩嵌入弁8から潤滑油経路10cへと逃がされる油圧は潤滑油圧設定リリーフ弁13により所定の低圧に規定されている。
そして、前後進操作レバー8aを操作して前後進切換弁8を前進または後進位置に切り換えると、油回路10a、10bを流れはじめる作動油油圧をパイロット圧としてピストン14bにより二位置切換弁14も移動し油路が開通すると共に、二位置切換弁14内に設けられた絞り14dで流量が制御されて、作動油が油圧回路10dを経て緩嵌入弁11のパイロット油圧室へ圧入される。そして、この圧入によりスプールが前進されリリーフ圧が徐々に高められ、潤滑油経路10cが徐々に閉じ、その反射的作用として前後進用クラッチ2a、2bの作動油圧が徐々に高められ、クラッチが急激に接合されるのを防止するようにされている。そして最終的にクラッチ2a、2bを高い圧力で完全に押圧して動力を完全に伝達するようにされている。
なお、前後進切換弁8は、図4に示すように、回転スプール8dの外周面に環状溝8bを設け、該溝8bにシールリング8cを嵌め込むことが好ましい。シールリング8cは、例えばフッ素ゴムなどのゴム状弾性材料で成形されたものであって、断面形状が近似長方形をなすものを使用し得るが、斯かるシールリング8cに代えて断面円形のOリングにすることや、前後進切換弁8の回転スプール8dの外周面ではなく、回転スプール8dを受容している油路ケース部の円筒形滑り面8eに環状溝を設けて前記シールリングやOリングを嵌め込むこともできる。
ここで、作動油は、前後進切換弁8の回転スプール8dの外周面と回転スプール8dを受容している円筒形滑り面8eとの間の隙間を通ってドレンに逃げ、この逃げ量は、油圧の増大に比例して増加する。作動油の高圧化によって作動油の逃げ量が過大になると、オイルクーラ12を通過する油量が減少して潤滑油温度の上昇による耐久性低下という問題が発生するが、上記のように、シールリング8cを設けることにより斯かる問題を解消することができる。
また、図示は省略するが、上記した二位置切換弁4を電磁弁とすることもできる。この場合は前後進操作レバー8aに連動する接触スイッチや圧力センサーなどからなる前後進嵌入センサー(図示省略)により前記切換弁の作動が制御される。
図2は、本実施形態に係るトローリング装置の側面断面図である。図2に示すように、本実施形態に係るトローリング装置20は、低速弁22及び減圧弁23を構成するスプール22s、23sが、間にパイロットばね24を介してバルブケース21内に摺動可能に配置されている。
低速弁22は、パイロットばね24を受けるためのバネ受け凹部22dが形成されており、また、バネ受け凹部22d内に、パイロットばね24を構成しているコイルバネの内部を減圧弁23側に延びる突出部22aが形成されている。突出部22aは、一体でもよいし、図2に示すように別体でもよい。
減圧弁23は、スプール23sの内部にパイロット油圧室23bが設けられており、該パイロット油圧室23b内にパイロットばね24よりもばね力の弱い調整用ばね29が配置されており、調整用ばね29は、調整用ねじ31によってバネ力が調整可能となっている。
低速弁22は、スプール22sが、トローリングレバー25に軸周り回転不能且つ軸方向摺動自在に連結されている。具体的には、スプール22sをトローリングレバー25とはピン27により結合されており、ピン27は、トローリングレバー25のキー溝26aに摺動自在に係合している。
スプール22sは、一端がパイロットばね24に当接し、他端が油孔Aからの圧油(減圧弁23の一次側圧油に相当する。)を受けるとともに、該圧油をトローリングレバー25の回転操作角度に応じてドレン油孔Bに排出するための三角ノッチ溝22bがスプール22sのランド部に形成されている。
減圧弁23のスプール23sは、内部にパイロット油圧室23bが形成されるとともに、パイロット油圧室23bからドレン油孔Fから油孔Eを介して排油するための細孔23cが形成されている。
突出部22aは、後述する、トローリング時の減圧弁23との当接時に細孔23cと連通して細孔23cからの排油を排出するドレン油路22cを有している。
ここで、トローリング装置20の油圧調整方法について図1及び2に基づいて説明すると、まず、ポンプ7からの作動油が、油孔Cからトローリング装置20内に供給され、油孔Dから排出されて前後進用クラッチ2a,2bに供給される。そして、前後進用クラッチ2a、2bが作動油で満たされると、作動油は、二次側圧油として減圧弁23のパイロット油圧室23bに働き、減圧弁23を図中右側(低速弁22側)へ移動させる。この移動により、減圧弁23のスプール弁23aが油孔Cから油孔Dへ繋がる油路を封鎖するために、前後進用クラッチ2a、2b内の作動油の油圧が高くならないために半クラッチ状態が発生する。
以上の減圧弁23の移動に要する圧力は、低速弁22にかかる油圧、パイロットばね24、調整用ばね29、及び減圧弁23のパイロット油圧室23bにかかる油圧に関係する。
まず、図2(a)の状態、すなわち、三角ノッチ溝22bと油孔Bとが連通していない位置(閉位置)では、油孔Aから供給された作動油が低速弁22を押圧し、低速弁22は、最左側(減圧弁23側)に位置している。
このように、低速弁22が最左側に位置されている状態では、低速弁22と減速弁23との間に配置されたパイロットばね24の付勢力が大きくなるために、減圧弁23は、右側へ、スプール弁23aが油孔CからDへの油路を封鎖するだけの移動ができなくなるために、前後進用クラッチ2a、2bに作動する作動油の油圧が大きく、クラッチが完全に結合している状態であるため、半クラッチ状態は発生しない。この状態では、突出部22aが接触面Eのみにて減圧弁23に当接している。従って、この接触面Eにて、低速弁22を左側に押す一次側圧油による圧力を全て受けている。
次に、トローリングレバー25を回転させると、レバー軸26及びレバー軸26に設けられたキー溝26aに係合するピン27が回転し、該ピン27と一体化した低速弁22が回転する。このように低速弁22を回転させて、三角ノッチ溝22bと油孔Bとを連通可能な位置(開位置)とすると、油孔Aからの一次側圧油が三角ノッチ溝22bを経由して油孔Bから排出されることにより、一次側圧油によるスプール22sを押す圧力が下がるので、低速弁22は三角ノッチ溝22bの幅分だけ図中の右側(減圧弁23と反対側)へ移動し、油孔Aから油孔Bへの油路が封鎖される。該油路が封鎖されると、一次側圧油によるスプール22sを押す圧力が上がるので、スプール22sを左側へ押し、スプール22sは左側へ移動する。この移動により、油孔Aから油孔Bへの油路が開通され、再度、油孔Aからの作動油が三角ノッチ溝22bを経由して油孔Bから排出され、スプール22sを押す圧力が下がり、スプール22sは右側へ移動する。この油孔Aから油孔Bへの油路の開閉を繰り返して、スプール22sは左右に振動しつつ所望の位置を保持している。
一方、上述したように低速弁22が図中右側へ移動すれば、パイロットばね24の付勢力が小さくなるために、減圧弁23は、図2(b)に示すように、パイロット油圧室23b内の二次側圧油の油圧及び調整用ばね29により図中右側(低速弁22側)へ移動する。このように、減圧弁23のスプール23sが右側へ移動すると、スプール弁23aが油孔Cから油孔Dへの油路を封鎖するため、パイロット油圧室23b内の二次側圧油によるスプール23sを押す圧力が下がる。この圧力の低下により、スプール23sは左側へ移動し、油孔Cから油孔Dへの油路が開通され、二次側圧油によるスプール23sを押す圧力が上がるので、再度、スプール23sを右側へ移動させ、油孔Cから油孔Dでの油路を封鎖する。この油孔Cから油孔Dへの油路の開閉を繰り返して、スプール23sは左右に振動しつつ所望の位置を保持している。
このように、油孔Cから油孔Dへの油路が開閉を繰り返すために、前後進用クラッチ2a、2b内の作動油の油圧が高くならず、半クラッチ状態が発生し、エンジン1の回転速度に関わらず、プロペラ4の回転数は低くなり、トローリング状態となる。なお、上述したように、トローリング状態では、スプール22s及びスプール23sは左右に振動しているために、低圧弁22の突出部22aは、減圧弁23に対して、当接及び離間を繰り返している。
以上のように、クラッチが完全に嵌入している状態から半クラッチ状態すなわちトローリング状態とするためには、低速弁22を図中右側へ移動させる、すなわち、トローリングレバー25を回転させる必要がある。
ここで、図5に示す従来のトローリング装置では、クラッチが完全に嵌入している状態では、低速弁が外周部に位置する接触面Eにて減圧弁摺動筒30と接触していたが、この突出部Eの接触面の圧力は設定油圧の高油圧化により非常に高くなっているために、従来のように接触面積Eが大きいと、トローリングレバー25を回転させ始めるのに非常に大きな操作力を必要とする。
しかし、本実施形態に係るトローリング装置20では、低速弁22に形成された突出部22aと減圧弁23とで接触面Eを形成しているため、従来に比べ接触面積が小さく、トローリングレバー25を操作する際の力を低減させることができる。また、突出部22aは、細孔23cからのドレン油路を確保するとともに、ドレン油路22cが形成されているために、減圧弁23との接触面積がより小さくなり、トローリングレバー25を操作する際の力をより低減させる効果を奏する。
本発明に係るトローリング装置が含まれた油圧回路図である。 本発明に係るトローリング装置のクラッチが完全に嵌入している際のトローリング装置(a)及び半クラッチ状態のトローリング装置(b)の実施形態を示す断面図である。 本実施形態に係るマリンギアを示す断面図である。 本実施形態に係る前後進切換弁を示す断面図である。 従来のトローリング装置を示す断面図である。
符号の説明
20 トローリング装置
22 低速弁
22a 突出部
22b 三角ノッチ溝
22c ドレン油路
22s スプール
23 減圧弁
23b パイロット油圧室
23c 細孔
23s スプール
24 パイロットばね
25 トローリングレバー

Claims (1)

  1. トローリングレバーを回転操作することによりクラッチ油圧を制御するトローリング装置であって、
    クラッチ油圧を減圧する減圧弁と、前記トローリングレバーに連動して前記減圧弁のパイロットばねのばね力を調整する低速弁と、を有し、
    前記低速弁は、前記トローリングレバーに軸周り回転不能且つ軸方向摺動自在に連結されたスプールを備え、該スプールは、一端が前記パイロットばねに当接し、他端が前記減圧弁の一次側圧油を受けるとともに、該圧油を前記トローリングレバーの回転操作角度に応じてドレンに排出するためのノッチ溝がスプールのランド部に形成され、該ノッチ溝を閉位置とすることにより前後進用クラッチは完全嵌入され、該ノッチ溝を開位置とすることによりトローリング状態とするよう構成されており、
    前記減圧弁がスプールを有し、該スプールは、前記減圧弁の二次側圧油をパイロット圧とするパイロット油圧室が内部に形成されるとともに、該パイロット油圧室からドレンへ排油するための細孔が形成され、
    前記低速弁は、前記パイロットばねを構成するコイルバネの内部を前記減圧弁側に延び、少なくとも前記前後進用クラッチの完全嵌入時に前記減圧弁に当接する突出部を有し、
    前記突出部は、トローリング時の前記減圧弁との当接時に前記細孔と連通して該細孔からの排油を排出するためのドレン油路を有していることを特徴とするトローリング装置。
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