JP2007029164A - 歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具 - Google Patents
歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 効率よく唾液を分泌させることができなかったりブラシ部の強度を低下させてしまうなどの従来の香り付きの歯の清掃具が抱えていた問題を解決する。
【解決手段】 ブラシ収納部の少なくとも内側の表面部に香料が付与されていることを特徴とする歯の清掃具のキャップを歯の清掃具に使用する。キャップは歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部と、歯ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部と、キャップの開閉を容易にするために設けられたツマミ部と、ヒンジとを有する二分割開閉式の歯ブラシ用キャップ、または、円筒状の歯間ブラシ用キャップがよい。
【選択図】 図4
【解決手段】 ブラシ収納部の少なくとも内側の表面部に香料が付与されていることを特徴とする歯の清掃具のキャップを歯の清掃具に使用する。キャップは歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部と、歯ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部と、キャップの開閉を容易にするために設けられたツマミ部と、ヒンジとを有する二分割開閉式の歯ブラシ用キャップ、または、円筒状の歯間ブラシ用キャップがよい。
【選択図】 図4
Description
本発明は歯の清掃具のブラシ部を収納するキャップ及びこのキャップの着いた歯の清掃具に関する。
歯ブラシや歯間ブラシなどの歯の清掃具は、口腔内を清潔に保つために日常的に用いられている。口腔内の清掃時には口腔内に分泌される唾液が潤滑剤としての役目や歯面のプラークなどの汚れを洗い流し、また唾液には歯の再石灰化を促進する効果もある。そのため歯の清掃具の中で特に歯ブラシを使用するときには、口腔内の清涼感と清掃効率とを向上させるとともに唾液の分泌を促進させるために一般的には歯磨剤を用いて歯を清掃している。
しかしながら、通常、歯磨剤には種類や量の多少という違いはあるものの炭酸カルシウムなどの研磨材が配合されているため磨き過ぎたり力を入れ過ぎるなど清掃方法の拙さにより歯頸部に楔状欠損を生じさせてしまうことがある。そのため歯磨剤の使用に懸念を示す歯科医もおり、このような歯科医は患者には歯磨剤の使用を奨めていない場合もある。
従って、歯科に深い関心を持つ人々は歯磨剤を用いずに歯ブラシのみを用いて丁寧に清掃することでプラークなどの歯面の汚れを落とし、合わせて歯肉のマッサージも行っている。また、職場や旅先で歯を清掃するために歯磨剤を携帯するのは面倒と感じているむきもある。なお、歯間ブラシの場合には歯磨剤を用いないのが一般的である。
そこで、歯磨剤を用いない歯の清掃方法でより多くの唾液の分泌を促すために、香りを積極的に利用した歯の清掃具が従来から提案されてきている。例えば、本出願人は歯ブラシのハンドル部(保持部)に香料をハンドル部の製造時に材料内に練込んで使用したり整形後の表面に一層塗布したりする香料付き歯ブラシを以前に提案した(特許文献1)。
しかし、この場合にはハンドル部表面の極僅かな香料成分しか利用できていないため材料中に練込まれた大部分の香料は香を発することができないから無駄であり、また保持部表面へ塗布した場合でも手で覆われた部分の香は利用し難いという問題があった。その他、中空糸のブラシを利用してその内部に薬液や香料を入れた歯間部用ブラシ(特許文献2),樹脂フィラメントであるブラシに香料を吸着した無機粉体を練込んだ歯間ブラシ(特許文献3)などもある。しかし、中空のブラシや無機粉体が練込まれている歯間ブラシはブラシ繊維の強度が低下するという欠点があるので、清掃や歯肉のマッサージのために必要な強度を長期にわたって確保し難かった。
そこで本出願人は、歯磨剤を用いずとも口腔内に唾液の分泌を促す役目を果たすことができ、従来のようにブラシの強度低下の虞が無い歯の清掃具として、ブラシ繊維の表面のみに香料を付着させた香料付き歯の清掃具(特許文献4)を提案した。しかしながら、このブラシ繊維の表面のみに香料を付着させた香料付き歯の清掃具は、ブラシ繊維の表面のみに香料が付着されているだけなので、数回清掃に使用すると口腔内に唾液の分泌を促す役目が著しく低下してしまう問題があった。
そこで本発明は、効率よく唾液を分泌させることができなかったりブラシ部の強度を低下させてしまうなどの従来の香り付きの歯の清掃具が抱えていた問題を解決することを課題とする。
本発明者等は前記の課題に関して鋭意検討した結果、歯の清掃具に唾液の分泌を促すための香料を付与させる方法を、歯の清掃具の保持部やブラシ繊維の表面に香料を付着させるだけではなく、歯の清掃具のブラシ部を保護するために用いられるキャップのブラシ収納部に付与させれば、歯の清掃具のブラシ部をキャップで収納する度にブラシ収納部に付与されている香料を歯の清掃具のブラシ部に移すことができることを見いだして本発明を完成したのである。
即ち本発明の一つは、ブラシ収納部の内側に香料が付与されていることを特徴とする歯の清掃具のキャップであり、キャップが、歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部と、歯ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部と、キャップの開閉を容易にするために設けられたツマミ部と、ヒンジとを有する二分割開閉式の歯ブラシ用キャップであるか、または、円筒状の歯間ブラシ用キャップであることが好ましい歯の清掃具のキャップである。そして、他の一つの発明は、このブラシ収納部の内側に香料が付与されているキャップが付いた歯の清掃具であり、この清掃具はブラシ部の表面に香料が付着されている清掃具であることが好ましい。
本発明に係る歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具は、ブラシ収納部の内側に香料が付与されているので、歯の清掃具のブラシ部をキャップで収納する度にキャップの内側に付与されている香料が歯の清掃具のブラシ部に移るので歯の清掃具に口腔内に唾液の分泌を促す役目を長期にわたって持続させることができる。
以下、図面により本発明に係る歯の清掃具のキャップの実施例について詳細に説明する。図1は従来の歯ブラシの形態をなす歯の清掃具である二分割開閉式キャップの一実施例を開いた状態で内側方向から見た説明図、図2は図1の歯の清掃具のキャップに歯の清掃具を収納した状態を示す本発明に係る歯の清掃具の説明図、図3は歯間ブラシの形態をなす歯の清掃具のキャップの一実施例を示す断面図、図4は図3の歯の清掃具のキャップに歯間ブラシを収納した状態を示す本発明に係る歯の清掃具の説明図である。
図1における歯の清掃具のキャップ1は一般的な歯ブラシの二分割開閉式キャップの形態をなしており、通常その長さが2〜4cmである。このサイズの違いは、大人用や子供用等の使用する対象によって歯ブラシのブラシ部の大きさが異なる事情による。このような歯ブラシの二分割開閉式キャップの形態をなす歯の清掃具のキャップは、歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部1aと、歯ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部1cと、キャップを閉めた状態でもキャップ内外の空気を入れ換えられるように設けられた通気孔1bと、キャップに歯ブラシを収納したときに歯ブラシのブラシ部が定位置に収まるように設けられた凸条部1dと、キャップの開閉を容易にするために設けられたツマミ部1eと、キャップの開閉時に支点となるヒンジ1fとから成る。このような形態をなす歯の清掃具のキャップ1のブラシ収納部1aの内側の表面全体に、この実施例では香料としてダブルミントとキシリトールが付与されている。この歯の清掃具のキャップ1は通常の歯ブラシのキャップの作製法にて作製した後、そのブラシ収納部1aの内側の表面に下記組成から成る溶液を常温にて塗布した後乾燥させ完成品とした。なお、香料はこの実施形態のように単にブラシ収納部1aの内側に塗布や噴霧により付与させられていても良いし、香料を含んだ樹脂皮膜材などにより付与させられていても良い。また、吸収性の素材に香料を含浸させたものをブラシ収納部1aの内側に付与させたり、キャップ自体や内側の一部がゴム質などの香料を保持しやすい材質で構成されていても良い。
ダブルミント香料 0.5重量%
キシリトール 5.0重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5重量%
水 93.0重量%
キシリトール 5.0重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5重量%
水 93.0重量%
図3における歯の清掃具の香料付きキャップ1は一般的な歯間ブラシのキャップの形態をしており、歯間ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部1aと、歯間ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部1cとから成る。ブラシ収納部1aの内側の表面には下記組成から成る溶液が実施形態1と同様の方法にて付与されている。本発明に係る歯の清掃具のキャップ1はこれらの実施例に拘わらず従来の歯ブラシや歯間ブラシのようなブラシ部を持つ歯の清掃具であればその形態は限定されず、歯間ブラシのキャップであれば、図示しないが例えば特許第3343096号公報の図面に記載の歯間ブラシキャップのように単なる円筒状の歯間ブラシキャップが好ましい。この円筒状キャップは一端が閉じていても良いし、閉じた一端に通気孔があっても勿論良い。
スペアミント香料 1.0重量%
キシリトール 20.0重量%
水 79.0重量%
キシリトール 20.0重量%
水 79.0重量%
本発明に係る歯の清掃具のキャップを構成する材料としては従来からの歯の清掃具のキャップを構成している材料が使用でき、特にポリプロピレン樹脂が整形性と柔軟性の点から好ましい。また、ウレタン系の樹脂であれば香料を直接塗布しても比較的長時間香料の効果を得られる点で優れている。香料の保持性の低いフッ素樹脂などを使用して香料を直接キャップの内側面に付着させる場合であれば、キャップの内側に紙類などの吸収性の素材を貼って香料をそこへ付与することが望ましい。
本発明に係る歯の清掃具のキャップのブラシ収納部の内側の少なくとも表面に付与される香料の香りとしては、既に使用者の記憶に残されているもののうち、従来から一般的に歯磨剤や口腔内清掃具で用いられている香料を用いると条件反射によって唾液の分泌を促すことが期待できるため好ましい。例えば、従来の歯磨剤に含まれているペパーミント,ダブルミント,スペアミントなどのミント系あるいは小児用にはバナナ風味やチョコレートなどの甘味系などの香料を用いるのである。また、梅干しなどの酸味系香料,オレンジやレモンなどの柑橘系香料も唾液分泌作用が条件反射で得られ易いために好ましい。
そして、これら各々の香料の香りと対応するようにして、キャップの材料の色調を選択すれば、識別が容易になると共に好みの香りを色で認識できるから使い勝手がより一層向上するので好ましい。これら着色の例としては、例えば、梅干しの香りなら赤色,レモンの香りなら黄色という具合である。
本発明に係る歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具はキャップのブラシ収納部の内側に香料が付与されているので、歯の清掃具のブラシ部を清掃具のキャップで収納する度にブラシ収納部の内側に付与されている香料が歯の清掃具のブラシ部に移り、使用の度にブラシ表面から香りを出すことができ、この香りが鼻孔や口腔内から取り込まれ香りの刺激により使用者の口腔内において唾液の分泌が促されることになる。また、従来のブラシ部に香料が付与された歯の清掃具を本発明に係る歯の清掃具のキャップで収納すれば、更に長い期間香料の効果を得ることができるのでより好ましい。
1 歯の清掃具のキャップ
1a ブラシ収納部
1b 通気孔
1c ハンドル首部受部
1d 凸条部
1e ツマミ部
1f ヒンジ
1a ブラシ収納部
1b 通気孔
1c ハンドル首部受部
1d 凸条部
1e ツマミ部
1f ヒンジ
Claims (5)
- ブラシ収納部の内側に香料が付与されていることを特徴とする歯の清掃具のキャップ。
- キャップが、歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部と、歯ブラシのハンドル首部を受けるハンドル首部受部と、キャップの開閉を容易にするために設けられたツマミ部と、ヒンジとを有する二分割開閉式の歯ブラシ用キャップである請求項1に記載の歯の清掃具のキャップ。
- キャップが、円筒状の歯間ブラシ用キャップである請求項1に記載の歯の清掃具のキャップ。
- ブラシ収納部の内側に香料が付与されているキャップが付いた歯の清掃具。
- 更に、ブラシ部の表面に香料が付着されている請求項4に記載の歯の清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212966A JP2007029164A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212966A JP2007029164A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007029164A true JP2007029164A (ja) | 2007-02-08 |
Family
ID=37789140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005212966A Pending JP2007029164A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 歯の清掃具のキャップ及びキャップ付き歯の清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007029164A (ja) |
-
2005
- 2005-07-22 JP JP2005212966A patent/JP2007029164A/ja active Pending
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