JP2007028214A - 移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置 - Google Patents

移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の移動体通信システムは、基地局装置100と、この基地局装置100との間において無線で通信を行う複数の移動局装置110と、を具備する。複数の移動局装置110の各々が、基地局装置100からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御部1107と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線で通信を行う移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置に関するものである。
従来、CDMA(Code Division Multiple Access)方式におけるトラヒック制御技術として、特許文献1で開示されている技術がある。
この特許文献1で開示されている従来の技術においては、低速伝送レートの移動局装置は、希望する最大伝送レートを基地局装置に通知し、基地局装置は各移動局装置からの要求により、所定の各フレームにおいて各移動局装置が送信できる最大伝送レートを指示する。したがって、低速伝送レートの移動局装置は、指示された最大伝送レートの中で、自律的に各フレームの伝送レートを変更する。
また、高速伝送レートの移動局装置は、基地局装置において各フレーム単位のトラヒック制御を行い、その制御の指示に従った伝送レートを用いてデータ伝送を行う。
ここで、複数の移動局装置が連続的ではなくVoIPなどのように定期的にデータを送信する場合の動作を、図12を用いて説明する。
図12は、従来例における複数の移動局装置から基地局装置へ定期的なデータ通信(低速伝送レート)を行う場合の動作の1例を説明するための図である。
複数の移動局装置は、基地局装置から指示された最大伝送レートに従い、同タイミングでデータUE#0〜#4を送信したとする。
時刻t1において、各移動局装置からデータUE#0〜#4を受信した基地局装置は、データ受信のタイミングが重なり、総受信電力が所定の閾値を超えたため、各データUE#0〜#4を正確に復元できなかったので、データの受信を認識できる移動局装置(データUE#0〜#2を送信した移動局装置)に対しては、正確にデータを受信できなかったことを示す否定応答(NACK#0〜#2)を、時刻t2において通知する。
移動局装置は、基地局装置からNACK#0〜#2を受信したことにより、基地局装置が正確にデータを受信できなかったことを認識し、再びデータを送信する。
また、所定の時刻までにNACK又は正確にデータを受信できることを示す肯定応答(ACK)を受信できなかった移動局装置は、やはり基地局装置が正確にデータを受信できなかったことを認識し、再びデータを送信する。
時刻t3において、基地局装置は、5つの移動局装置から再送されるデータUE#0〜#4を受信し、かつ、移動局装置から送信される新規のデータUE#5を受信した時には、再びデータ受信のタイミングが重なり、総受信電力が所定の閾値を超えたため、またもや受信した各データを正確に復元できない可能性が高くなる。
特開2004−214914号公報
したがって、従来の技術においては、VoIPなどのように定期的にデータを送信する場合、基地局装置において複数の移動局装置からの受信タイミングが重なり、各データを正確に受信できなかった時には、各移動局装置は再び同様のタイミングでデータを送信することとなり、再送信が繰り返されてデータ伝送遅延の増加及びデータ伝送効率の低下を招くという問題がある。
また、従来の技術においては、基地局装置から各移動局装置に指示する最大伝送レートの合計値を基地局装置における総受信電力の所定の閾値を必ず超えない値に設定した場合には、基地局装置における総受信電力の平均値は、所定の閾値よりも低くなり、やはりデータ伝送効率が低下するという問題がある。
一方で、従来の技術においては、従来例の高速伝送レートの場合と同様に、各フレーム単位でトラヒック制御を行った場合、制御情報を通知するための電力量が増加し、やはりデータ伝送効率が低下するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置を提供することを目的とする。
本発明は、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおいて、前記複数の移動局装置の各々が、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、NACK又はACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムは、基地局装置100及び移動局装置110を具備している。
基地局装置100は、送受信部1001、復調復号部1002、信号解析部1003、上り送信方式決定部1004、CRC判定部1005、無線品質管理部1006、受信電力監視部1007、再送制御部1008、干渉信号生成部1009、変調符号化部1010及びバッファ1011を具備している。
上り送信方式決定部1004は、送信方式テーブル10041を具備している。無線品質管理部1006は、無線品質テーブル10061を具備している。再送制御部1008は、再送制御テーブル10081を具備している。
図2に示すように、送信方式テーブル10041は、ユーザ識別番号、データ種別、送信方式、送信電力、想定受信電力及び定期送信間隔の情報を保持するものである。図3に示すように、無線品質テーブル10061は、ユーザ識別番号及び無線品質の情報を保持するものである。図4に示すように、再送制御テーブル10081は、ユーザ識別番号、データ識別番号及びデータアドレスの情報を保持するものである。
図1において、送受信部1001は、変調符号化部1010から転送されてくる下りデータ(ユーザデータ、応答信号、送信方式指示信号及び干渉信号)の拡散処理などを行い、移動局装置110に送信する。また、送受信部1001は、移動局装置110から送信されてくる上りデータ(ユーザデータ、無線品質測定信号及び送信要求信号)の逆拡散処理などを行い、ユーザデータ及び送信要求信号を復調復号部1002に転送し、かつ、無線品質測定信号を無線品質管理部1006に転送する。さらに、送受信部1001は、総受信電力値情報を受信電力監視部1007に通知する。
復調復号部1002は、送受信部1001から転送されてくる上りデータ(上りユーザデータ及び送信要求信号)を、所定の送信方式(変調方式及び符号化方式)に従い、信号の復調及び復号化処理を行って処理後の信号を信号解析部1003に転送する。
信号解析部1003は、復調復号部1002から転送されてくる上りデータの中身の解析を行い、上りユーザデータを受信した場合には、CRC判定部1005に転送する。また、信号解析部1003は、送信要求信号(移動局装置110を識別するユーザ識別番号、データ種別情報及び要求伝送レート情報を含む)を受信した場合には上り送信方式決定部1004に転送する。
上り送信方式決定部1004は、信号解析部1003から送信要求信号が通知されてくる場合に、無線品質管理部1006の無線品質テーブル10061(図3参照)より、その送信要求信号に付加されたユーザ識別番号から無線品質情報を取得し、その無線品質情報及び送信要求信号に付加されたデータ種別情報、要求伝送レート情報及び現在の残り割当可能電力(既に割り当てている電力量から算出)などに従って、移動局装置110に指示する送信方式(変調方式及び符号化方式)及び送信電力を決定する。
また、上り送信方式決定部1004は、図2に示すように、ユーザ識別番号、データ種別情報、送信方式、送信電力、想定受信電力(基地局装置100が想定する受信電力)及び定期送信間隔を、新規のエントリとして送信方式テーブル10041に書込む。ここで、前記定期送信間隔は、送信方式指示信号を定期的に送信するための間隔をカウンタで測り、かつ、このカウンタの値を所定の値に設定された時間と共にデクリメントすることにより計測される。
そして、上り送信方式決定部1004は、移動局装置110に指示する送信方式及び送信電力を含む送信方式指示信号を生成し、変調符号化部1010に転送する。また、上り送信方式決定部1004は、送信方式テーブル10041に既に登録されたエントリの中で、定期送信間隔が経過したエントリが存在する場合には、そのエントリのユーザ識別番号から無線品質情報を取得し、その無線品質情報、現在のエントリのデータ種別情報、送信方式、送信電力、想定受信電力及び現在の残り割当可能電力などに従って、移動局装置110に指示する送信方式及び送信電力を決定し、そのエントリの送信方式、送信電力、想定受信電力及び定期送信間隔を更新する。
そして、上り送信方式決定部1004は、新規のエントリの登録時と同様に、移動局装置110に指示する送信方式及び送信電力を含む送信方式指示信号を生成し変調符号化部1010に転送する。さらに、上り送信方式決定部1004は、干渉信号生成部1009からユーザ識別番号をキーとして、送信方式テーブル10041を参照する場合には、そのユーザ識別番号に対応する想定受信電力を干渉信号生成部1009に通知する。
CRC判定部1005は、信号解析部1003から転送されてくる上りユーザデータに付加する再送回数情報より、その上りユーザデータが再送信である場合には、再送信データ結合通知信号と、上りユーザデータに付加するユーザ識別番号とデータ識別番号とを再送制御部1008に通知し、バッファ1011に保存している前回までに送信した上りユーザデータを取得する。
そして、CRC判定部1005は、信号解析部1003から転送されてくる上りユーザデータと、再送制御部1008より取得した上りユーザデータの合成を行う。ここで、CRC判定部1005は、上りユーザデータが新規送信である場合には、上りユーザデータの合成は行わない。続いて、CRC判定部1005は、その上りユーザデータ(再送信の場合には合成した上りユーザデータ)のCRC判定を行い、誤りが検出された場合には、NACK生成要求信号とそれに付加してユーザ識別番号、データ識別番号及び上りユーザデータを、再送制御部1008に転送する。また、CRC判定部1005は、誤りが検出されなかった場合には、ACK生成要求信号とそれに付加してユーザ識別番号及びデータ識別番号を再送制御部1008に通知し、上りユーザデータを上位装置に転送する。
無線品質管理部1006は、送受信部1001から無線品質測定信号が転送されてくる場合、その無線品質測定信号に基づいてその無線品質測定信号を送信した移動局装置110と基地局装置100の間の上り無線品質を測定し、その結果である無線品質情報とユーザ識別番号を、無線品質テーブル10061(図3参照)に書込む。
ここで、無線品質管理部1006は、同じユーザ識別番号のエントリが既に書込まれている場合には、無線品質情報だけを書き換える。また、無線品質管理部1006は、上り送信方式決定部1004からユーザ識別番号をキーとして、無線品質テーブル10061を参照する場合には、そのユーザ識別番号に対応する無線品質情報を上り送信方式決定部1004に通知する。
受信電力監視部1007は、送受信部1001から総受信電力情報が通知された場合、その総受信電力値が所定の閾値を超えるかどうかの判定を行う。受信電力監視部1007は、前記総受信電力値が前記所定の閾値を超える時には、干渉発生信号を干渉信号生成部1009に通知する。
再送制御部1008は、CRC判定部1005から再送信データ結合通知信号が通知された場合、その再送信データ結合通知信号に付加されたユーザ識別番号及びデータ識別番号に応じて、バッファ1011から以前に保存した上りユーザデータを取得し、その上りユーザデータをCRC判定部1005に転送する。
また、再送制御部1008は、CRC判定部1005からNACK生成要求信号が通知された場合、そのNACK生成要求信号に付加されたユーザ識別番号及びデータ識別番号に応じて、同じく転送されてくる上りユーザデータをバッファ1011に保存する。そして、再送制御部1008は、NACKを生成しそのNACKを変調符号化部1010に転送する。
再送制御部1008は、CRC判定部1005からACK生成要求信号が通知された場合、ACKを生成しそのACKを変調符号化部1010に転送する。さらに、再送制御部1008は、このタイミングでNACKを生成した全ての上りユーザデータに対応するユーザ識別番号を、ユーザ識別番号通知信号に付加して干渉信号生成部1009に通知する。
干渉信号生成部1009は、受信電力監視部1007から干渉発生信号が通知された場合、上り送信方式決定部1004の送信方式テーブル10041(図2参照)より、再送制御部1008から通知されたユーザ識別番号通知信号に付加された各ユーザ識別番号からそれぞれに対応した想定受信電力情報を取得する。
そして干渉信号生成部1009は、取得した想定受信電力情報の合計値より、NACKを生成した上りユーザデータの再送信が発生するタイミングの総受信電力が所定の閾値を超えることが予想されるならば、干渉信号(全ての移動局装置110に送信タイミングの調整が必要であることを通知する1ビットのフラグ信号)を生成し、その干渉信号を変調符号化部1010に転送する。
変調符号化部1010は、上位装置から転送されてくる下りユーザデータ、上り送信方式決定部1004から転送されてくる送信方式指示信号、再送制御部1008から転送されてくるACK、NACK及び干渉信号生成部1009から転送されてくる干渉信号の変調及び符号化処理を行い、処理後の信号を送受信部1001に転送する。
バッファ1011は、再送制御部1008に転送されてくるCRC判定部1005で誤りが検出された上りユーザデータを保存するメモリ装置である。
次に、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110の説明を行う。
図1に示すように、移動局装置110は、送受信部1101、復調復号部1102、信号解析部1103、送信要求生成部1104、変調符号化部1105、送信方式管理部1106、再送制御部1107、送信制御部1108、バッファ1109、アプリケーション処理部1110及び無線品質測定信号生成部1111を具備している。
再送制御部1107は、再送制御テーブル11071を具備している。再送制御テーブル11071は、図5に示すように、データ識別番号、データ種別、再送回数、データアドレス及び応答信号受信時刻の情報を保持するものである。
送受信部1101は、基地局装置100から送信されてくる下りデータ(下りユーザデータ、送信方式指示信号、ACK、NACK及び干渉信号)の逆拡散の処理などを行い、処理後の下りデータを復調復号部1102に転送する。また、送受信部1101は、変調符号化部1105から転送されてくる、上りデータ(上りユーザデータ、送信要求信号)の拡散の処理などを行い、処理後の上りデータを送信方式管理部1106から通知される送信電力情報に従って、基地局装置100に送信する。さらに、送受信部1101は、無線品質測定信号生成部1111から転送されてくる無線品質測定信号を基地局装置100に送信する。
復調復号部1102は、送受信部1101から転送されてくる下りデータの復調及び復号化処理を行い、処理後の下りデータを信号解析部1103に転送する。信号解析部1103は、復調復号部1102から転送されてくる下りデータの中身の解析を行い、下りユーザデータを受信した場合にはアプリケーション処理部1110に転送し、送信方式指示信号を受信した場合には送信方式管理部1106に転送し、ACK及びNACKを受信した場合には再送制御部1107に転送し、かつ、干渉信号を受信した場合には送信制御部1108に転送する。
送信要求生成部1104は、アプリケーション処理部1110から送信要求指示信号が通知されてくる場合、それに付加されたデータ種別情報及び要求伝送レート情報から送信要求信号を生成し変調符号化部1105に転送する。
変調符号化部1105は、送信制御部1108から上りユーザデータが転送されてくる場合、その上りユーザデータのCRCを計算し、その計算値をその上りデータに付加する。そして、変調符号化部1105は、その上りユーザデータに付加された送信方式(変調及び符号化)に従って変調及び符号化処理を行い、処理後の上りユーザデータを送受信部1101に転送する。また、変調符号化部1105は、上りユーザデータに付加してデータ識別番号及び再送回数も送受信部1101に転送する。また、変調符号化部1105は、送信要求生成部1104から送信要求信号が転送されてくる場合、所定の送信方式に従って信号の変調及び符号化処理を行い、処理後の送信要求信号を送受信部1101に転送する。
送信方式管理部1106は、信号解析部1103から送信方式指示信号が転送されてくる場合、その送信方式指示信号に格納された送信方式及び送信電力に従って、保持している送信方式及び送信電力を更新し、また、送信方式指示信号が新規である場合には新規の送信方式及び送信電力を保持し、送信方式を送信制御部1108に通知し、送信電力を送受信部1101に通知する。また、送信方式管理部1106は、送信方式指示信号の新規受信の場合には、送信方式指示受信信号をアプリケーション処理部1110に通知する。
再送制御部1107は、信号解析部1103からACKが転送されてくる場合、そのACKに対応する再送制御テーブル11071のエントリのデータアドレスを抽出し、ユーザデータ消去要求信号とそれに付加されたデータアドレスを、送信制御部1108に通知し、そのエントリを消去する。
再送制御部1107は、信号解析部1103からNACKが転送されてくる場合、そのNACKに対応する再送制御テーブル10071のエントリの再送回数をインクリメントして更新し、データ識別番号、データ種別、再送回数及びデータアドレスを抽出し、ユーザデータ再送要求信号(NACKが有る)とそれに付加されたデータ識別番号、データ種別、再送回数及びデータアドレスを、送信制御部1108に通知する。
再送制御部1107は、再送制御テーブル11071に登録されたエントリの中で応答信号の受信時刻となっても応答信号(ACK及びNACK)を受信しないエントリが存在する場合には、そのエントリの再送回数をインクリメントして更新し、データ識別番号、データ種別、再送回数及びデータアドレスを抽出し、ユーザデータ再送要求信号(NACKが無い)とそれに付加されたデータ識別番号、データ種別、再送回数及びデータアドレスを送信制御部1108に通知する。
また、再送制御部1107は、送信制御部1108から再送制御テーブル登録要求信号が通知された場合には、その再送制御テーブル登録要求信号に付加されたデータ種別、データアドレスと再送回数(初回)、データ識別番号(再送制御部1107において割り振る。)及び応答信号受信時刻(現時刻より一定時間後となる。)を再送制御テーブル11071に書込み、割り振ったデータ識別番号を送信制御部1108に通知する。
送信制御部1108は、再送制御部1107からユーザデータ消去要求信号が通知されてくる場合、そのユーザデータ消去要求信号に付加されたデータアドレスに保存しているユーザデータをバッファから消去する。送信制御部1108は、再送制御部1107からユーザデータ再送要求信号が通知されてくる場合、信号解析部1103から干渉信号が転送されてきているならば、NACKの有無とそのユーザデータ再送要求信号に付加されたデータ種別及び再送回数に応じて送信タイミングの調整を行う。例えば、送信制御部1108は、データ種別がノンリアルタイム系又はNACKが無い場合のユーザデータの送信タイミングを、リアルタイム系又はNACKが有る場合のユーザデータに比べて所定の時間遅らせる。
送信制御部1108は、信号解析部1103から干渉信号が転送されてきていなければ、送信タイミングの調整を行わない。続いて、送信制御部1108は、ユーザ再送要求信号に付加されたデータアドレスに対応するバッファ1109の上りユーザデータを取り出す。送信制御部1108は、ユーザデータ消去要求信号が通知されるまで、上りユーザデータをバッファ1109にも保存しておく。
送信制御部1108は、その上りユーザデータと、ユーザデータ再送要求信号に付加されて通知されたデータ識別番号及び再送回数、並びに、送信方式管理部1106から通知される送信方式を、変調符号化部1105に転送する。
また、送信制御部1108は、アプリケーション処理部1110から新規の上りユーザデータが転送されてくる場合には、送信方式管理部1106より送信方式が通知されてきていることを確認し、通知されているならば、その新規の上りユーザデータをバッファ1109に保存し、再送制御テーブル登録要求と、その新規の上りユーザデータに付加されたデータ種別及びデータアドレス(その新規の上りユーザデータを保存したバッファ1109のアドレス)を再送制御部1107に通知し、データ識別番号を取得する。
続いて、送信制御部1108は、信号解析部1103から干渉信号が転送されてきているならば、データ種別に応じて送信タイミングの調整を行う。送信制御部1108は、信号解析部1103から干渉信号が転送されてきていなければ、送信タイミングの調整を行わない。そして、送信制御部1108は、その新規上りユーザデータと、取得したデータ識別番号、データ種別、再送回数(初回)及び送信方式管理部1106から通知される送信方式を、変調符号化部1105に転送する。
バッファ1109は、送信制御部1108に転送されてくる上りユーザデータを、再送信に備えて保存するメモリ装置である。
アプリケーション処理部1110は、信号解析部1103から転送されてくる下りユーザデータのさらに上位層における処理を行う。また、アプリケーション処理部1110は、基地局装置100に対して上りユーザデータの送信要求が発生した場合に、送信要求指示信号とそれに付加したデータ種別情報及び要求伝送レート情報とを送信要求生成部1104に通知する。そして、アプリケーション処理部1110は、送信方式管理部1106から送信方式指示受信信号通知後、生成した上りユーザデータを送信制御部1108に転送する。
無線品質測定信号生成部1111は、移動局装置110と基地局装置100の間の上り無線品質を測定するための無線品質測定信号を生成し、送受信部1101に転送する。
次に、本発明の一実施の形態に係る基地局装置100が上りデータを受信した場合の動作を、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施の形態に係る基地局装置100が上りデータを受信した場合の動作を説明するためのフロー図である。
基地局装置100において、送受信部1001は、移動局装置110から上りデータを受信後に受信処理を行う(ステップST501)。
続いて、送受信部1001は上りデータの種別が無線品質測定信号であるかどうかの判定を行い(ステップST502)、無線品質測定信号でなければ、復調復号部1002は上りデータの復調及び復号を行う(ステップST503)。
そして、信号解析部1003は、上りデータの種別が上りユーザデータかどうかの判定を行い(ステップST504)、上りユーザデータならば、CRC判定部1005はその上りユーザデータのCRC判定を行う(ステップST505)。CRC判定部1005は、そのCRC判定がOKであるならば、その上りユーザデータを上位装置に送信し(ステップST506)、再送制御部1008はACKを生成する(ステップST507)。再送制御部1008は、CRC判定がNGの場合には、その上りユーザデータをバッファ1011に保存し(ステップST508)、NACKを生成する(ステップST509)。
また、信号解析部1003は、上りデータの種別が送信要求信号であるならば(ステップST510)、上り送信方式決定部1004は、無線品質管理部1006の無線品質テーブル10061より取得できる無線品質情報、データ種別情報、要求伝送レート情報及び残り割当可能電力などから送信方式(変調及び符号化)及び送信電力を決定し送信方式テーブル10041に新規のエントリを登録し(ステップST511)、送信方式指示信号を生成する(ステップST512)。
一方、上りデータ種別が無線品質測定信号である場合には(ステップST502)、無線品質管理部1006は、無線品質の測定を行い、ユーザ識別番号に対応するエントリが存在しない場合には無線品質テーブル10061のエントリを更新し、また、ユーザ識別番号に対応するエントリが存在しない場合には、新規にエントリを登録する(ステップST513)。
さらに、基地局装置100は、このタイミングにおいて受信した上りデータが他にも存在するかどうかを確認し(ステップST514)、他にも存在するならば、ステップST502〜ステップST513の処理を繰り返す。
他に受信した上りデータが存在しない場合には、干渉信号生成部1009は、このタイミングで正確に受信できなかった上りユーザデータの再送タイミング時に、再び総受信電力が閾値を超えることが予想されるならば(正確に受信できなかった上りユーザデータを送信した移動局装置110からの想定受信電力から予想する。)(ステップST515)、干渉信号を生成する(ステップST516)。
そして、変調符号化部1010は、全ての生成信号(ACK、NACK、送信方式指示信号及び干渉信号)の変調及び符号化を行い(ステップST517)、送受信部1001は全ての生成信号を移動局装置110に送信する。送受信部1001は、ACK、NACK及び送信方式指示信号を対応する移動局装置110宛に送信し、干渉信号を全ての移動局装置110宛に送信する(ステップST518)。
次に、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110の応答信号(ACK及びNACK)受信タイミングでの動作を、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110の応答信号(ACK及びNACK)受信タイミングでの動作を説明するためのフロー図である。
移動局装置110において、送受信部1101は、基地局装置100から下りデータを受信後に受信処理を行い(ステップST601)、復調復号部1102は、復調及び復号化処理を行う(ステップST602)。移動局装置110は、受信した下りデータが存在しない場合には、ステップST601及びステップST602の処理は行わない。
そして、再送制御部1107は、受信した下り応答信号が存在しない場合(ステップST603)、及び、受信した下り応答信号の種別がNACKの場合には(ステップST604)、それらに対応する再送制御テーブル11071の再送回数をインクリメントする(ステップST605)。
続いて、送信制御部1108は、干渉信号を受信しているかどうかの判定を行い(ステップST606)、干渉信号を受信している場合には、NACK受信の有無、データ種別及び再送回数に応じて送信タイミングの調整を行う(ステップST607)。例えば、送信制御部1108は、データ種別がノンリアルタイム系又はNACKが無い場合のユーザデータの送信タイミングを、リアルタイム系やNACKがある場合のユーザデータに比べて所定の時間遅らせる。
さらに、送信制御部1108は、バッファ1109からNACK等に対応した再送信する再送ユーザデータ(上りユーザデータ)を取り出し(ステップST608)、変調符号化部1105は、その再送信する再送ユーザデータをそれに付加された送信方式に従って変調及び符号化を行う(ステップST609)。次に、送受信部1101は、その再送信する再送ユーザデータを、送信方式管理部1106で保持している送信電力に従って基地局装置100に送信し(ステップST610)、また、再送ユーザデータに付加してデータ識別番号及び再送回数も基地局装置100に送信する。
一方、再送制御部1107は、受信した下り応答信号の種別がACKの場合には(ステップST611)、そのACKに対応する再送制御テーブル11071のエントリを消去し(ステップST612)、送信制御部1108は、そのACKに対応する上りユーザデータをバッファ1109から消去する(ステップST613)。
次に、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110が上りユーザデータを送信する場合の動作を、図8を用いて説明する。
図8は、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110が上りユーザデータを送信する場合の動作を説明するためのフロー図である。
移動局装置110において、アプリケーション処理部1110は、基地局装置100から送信方式指示信号を既に受信しているかどうかの判定を行い(ステップST701)、受信していない場合には、送信要求生成部1104は、データ種別情報及び要求伝送レート情報を含む送信要求信号を生成する(ステップST702)。変調符号化部1105は、その送信要求信号の変調及び符号化を行い、送受信部1101は、その送信要求信号を基地局装置100に送信する(ステップST703)。
その後、送信方式管理部1106は、基地局装置100から送信方式指示信号を受信した場合(ステップST704)、及び、送信方式指示信号を既に受信している場合には(ステップST701)、送信方式及び送信電力を保持し(ステップST705)、送信制御部1108は、再送信に備えるため送信する上りユーザデータをバッファ1109に保存し、再送制御部1107は、その上りユーザデータの再送制御テーブル11071の新規のエントリを生成する(ステップST706)。
そして、送信制御部1108は、干渉信号を受信しているかどうかの判定を行い(ステップST707)、干渉信号を受信している場合には、データ種別に応じて送信タイミングの調整を行う(ステップST708)。
続いて、変調符号化部1105は、その送信する上りユーザデータをそれに付加された送信方式に従って変調及び符号化を行い(ステップST709)、送受信部1101は、その送信する上りユーザデータを、送信方式管理部1106で保持している送信電力に従って、基地局装置100に送信する(ステップST710)。また、送受信部1101は、上りユーザデータに付加してデータ識別番号及び再送回数も基地局装置100に送信する。
次に、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110が基地局装置100から送信される送信方式指示信号を受信した場合の動作を、図9を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施の形態に係る移動局装置110が基地局装置100から送信される送信方式指示信号を受信した場合の動作を説明するためのフロー図である。
移動局装置110において、送受信部1101は、基地局装置100から下りデータを受信後に受信処理を行い(ステップST801)、復調復号部1102は、復調及び復号化処理を行う(ステップST802)。
続いて、信号解析部1103は、送信方式指示信号を受信したかどうかの判定を行い(ステップST803)、送信方式指示信号を受信したならば、送信方式管理部1106は、保持している送信方式及び送信電力を更新し、また、送信方式指示信号が新規である場合には新規の送信方式及び送信電力を保持する(ステップST804)。
次に、本発明の一実施の形態に係る基地局装置100が定期的に送信方式指示信号を送信する場合の動作を、図10を用いて説明する。
図10は、本発明の一実施の形態に係る基地局装置100が定期的に送信方式指示信号を送信する場合の動作を説明するためのフロー図である。
基地局装置100において、上り送信方式決定部1004は、送信方式テーブル10041に定期送信間隔を経過したエントリが存在するかどうかの判定を行い(ステップST901)、定期送信間隔を経過したエントリが存在するならば、無線品質管理部1006の無線品質テーブル10061より取得できる無線品質情報、送信方式テーブル10041より取得できる現在のデータ種別情報、送信方式、送信電力及び想定受信電力と残り割当可能電力などから、再び送信方式(変調及び符号化)及び送信電力を決定し、送信方式テーブル10041のエントリを更新する(ステップST902)。
そして、上り送信方式決定部1004は、送信方式指示信号を生成する(ステップST903)。続いて、変調符号化部1010は、生成して送信方式指示信号の変調及び符号化を行い(ステップST904)、生成した送信方式指示信号を送受信部1001から移動局装置110に送信する(ステップST905)。
以上の動作により、本発明の一実施の形態においては、移動局装置110から基地局装置100へのデータの再送信を繰り返さず、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
次に、本発明の一実施の形態における複数の移動局装置110から基地局装置100へ定期的なデータ通信を行う場合の動作の具体的な1例を説明する。
図11は、本発明の一実施の形態における複数の移動局装置110から基地局装置100へ定期的なデータ通信を行う場合の動作の具体的な1例を説明するための図である。
複数の移動局装置110は、基地局装置から指示された最大伝送レートに従って、同タイミングでデータUE#0〜#4を送信したとする。
時刻t1において、各移動局装置110からデータUE#0〜#4を受信した基地局装置100は、データ受信タイミングが重なり、総受信電力が所定の閾値を超えたため、各データUE#0〜#4を正確に復元できなかったので、データ受信を認識できるデータUE#0〜#2を送信した移動局装置110に正確にデータを受信できなかったことを示す否定応答NACK#0〜#2を時刻t2において通知する。
また同時に、基地局装置100は、すべての移動局装置110に対して、総受信電力が所定の閾値を超えたことを示す干渉信号を通知する。
データUE#0〜#2を送信した移動局装置110は、基地局装置100から否定応答NACK#0〜#2を受信したことにより、基地局装置100が正確にデータを受信できなかったことを認識し、再びデータUE#0〜#2を送信する。
また、所定の時刻までにNACK又はACKを受信できなかった移動局装置110は、基地局装置100から干渉信号を受信したため、送信タイミングを遅らせてデータを再送信する。
さらに、新規のデータUE#5を送信する移動局装置110は、基地局装置100から干渉信号を受信したため、同様に送信タイミングを遅らせて新規のデータUE#5を送信する。
時刻t3において、移動局装置110から再送信のデータUE#0〜#2を受信した基地局装置100は、総受信電力が所定の閾値以下となるため、各データUE#0〜#2を正確に復元することができる。
続いて、時刻t4において、移動局装置110から再送信のデータUE#3、4、新規のデータUE#5を受信した基地局装置100は、総受信電力が所定の閾値以下となるため、各データUE#3、4、5を正確に復元することができる。これらの動作により、移動局装置110から基地局装置100へのデータ送信が終了する。
なお、本発明は、前記実施例に限定されない。前記実施例においては、移動局装置110の送信タイミングを同期しているものとしたが、同期していない場合には、各移動局装置110の間の送信タイミングの差の最大値を考慮してタイミング調整を行えばよい。
また、干渉信号は、全ての移動局装置110宛にタイミング調整が必要なことを通知するだけの1ビットの信号とし、各移動局装置110は、送信する上りユーザデータのデータ種別、再送回数及びNACKの有無に応じて所定の時間再送タイミングを遅延させていたが、各移動局装置110宛に遅延させる時間を通知し、各移動局装置110はその通知時間に応じて送信タイミングを調整しても良い。
なお、本発明の実施の形態においては、移動局装置110は、ACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングから遅らせて再送信号を送信するように構成してもよい。
また、本発明の実施の形態においては、移動局装置110は、NACK又はACKを受信しないと判断した時、又は、干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングより早く再送信号を送信するに構成してもよい。
また、本発明の実施の形態においては、移動局装置110は、ノンリアルタイム系のデータの再送の送信タイミングを、リアルタイム系のデータの再送の送信タイミングからずらして再送信号を送信するように構成してもよい。
本発明の第1の態様に係る移動体通信システムは、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおいて、前記複数の移動局装置の各々が、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第1の態様によれば、NACK又はACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
本発明の第2の態様に係る移動体通信システムは、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおいて、前記基地局装置が、総受信電力が所定の閾値を超えた時に干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備し、前記複数の移動局装置の各々が、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、前記干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第2の態様によれば、NACK又は前記ACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時、又は、基地局装置における総受信電力が所定の閾値を超えた時に通知される干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
本発明の第3の態様に係る移動局装置は、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおける移動局装置であって、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第3の態様によれば、NACK又はACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
本発明の第4の態様に係る移動局装置は、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備し、前記基地局装置は、総受信電力が所定の閾値を超えた時に干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備する移動体通信システムにおける移動局装置であって、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、前記干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第4の態様によれば、NACK又は前記ACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時、又は、基地局装置における総受信電力が所定の閾値を超えた時に通知される干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
本発明の第5の態様に係る基地局装置は、基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備し、前記複数の移動局装置の各々は、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動体通信システムにおける基地局装置であって、総受信電力が所定の閾値を超えた時に前記干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第5の態様によれば、NACK又は前記ACKを所定の時刻までに受信しないと判断した時、又は、基地局装置における総受信電力が所定の閾値を超えた時に通知される干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信するため、移動局装置から基地局装置へのデータの再送信を繰り返させないことにより、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる。
本発明は、データ伝送の遅延を縮小し、かつ、データ伝送の効率を向上させることができる効果を有し、移動体通信システム、移動局装置及び基地局装置に有用である。
本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの上り送信方式決定部の送信方式テーブルを説明するための図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの無線品質管理部の無線品質テーブルを説明するための図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの基地局装置における再送制御部の再送制御テーブルを説明するための図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの移動局装置における再送制御部の再送制御テーブルを説明するための図 本発明の一実施の形態に係る基地局装置が上りデータを受信した場合の動作を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る移動局装置の応答信号(ACK及びNACK)受信タイミングでの動作を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る移動局装置が上りユーザデータを送信する場合の動作を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る移動局装置が基地局装置から送信される送信方式指示信号を受信した場合の動作を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る基地局装置が定期的に送信方式指示信号を送信する場合の動作を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態における複数の移動局装置ら基地局装置へ定期的なデータ通信を行う場合の動作の具体的な1例を説明するための図 従来の移動体通信システムにおける複数の移動局装置から基地局装置へ定期的なデータ通信を行う場合の動作の具体的な1例を説明するための図
符号の説明
100 基地局装置
110 移動局装置
1001、1101 送受信部
1002 復調復号部
1003 信号解析部
1004 上り送信方式決定部
1005 CRC判定部
1006 無線品質管理部
1007 受信電力監視部
1008 再送制御部
1009 干渉信号生成部
1010 変調符号化部
1011 バッファ
1102 復調復号部
1103 信号解析部
1104 送信要求生成部
1105 変調符号化部
1106 送信方式管理部
1107 再送制御部
1108 送信制御部
1109 バッファ
1110 アプリケーション処理部
1111 無線品質測定信号生成部

Claims (5)

  1. 基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおいて、
    前記複数の移動局装置の各々は、
    前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、
    前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動体通信システム。
  2. 基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    総受信電力が所定の閾値を超えた時に干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、
    前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備し、
    前記複数の移動局装置の各々は、
    前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、
    前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、前記干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動体通信システム。
  3. 基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備する移動体通信システムにおける移動局装置であって、
    前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、
    前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動局装置。
  4. 基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備し、前記基地局装置は、総受信電力が所定の閾値を超えた時に干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備する移動体通信システムにおける移動局装置であって、
    前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、
    前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、前記干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動局装置。
  5. 基地局装置と、前記基地局装置との間において無線で通信を行う複数の移動局装置と、を具備し、前記複数の移動局装置の各々は、前記基地局装置からNACK又はACKを所定の時刻までに受信したか否かを判断する応答状況判断手段と、前記応答状況判断手段により前記NACK又は前記ACKを受信しないと判断した時、又は、干渉信号を受けた時に再送の送信タイミングを所定のタイミングからずらして再送信号を送信する再送制御手段と、を具備する移動体通信システムにおける基地局装置であって、
    総受信電力が所定の閾値を超えた時に前記干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、
    前記干渉信号を前記複数の移動局装置に通知する干渉信号通知手段と、を具備する基地局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009118017A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、基地局装置、ユーザ装置及び方法
JP2009267705A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Canon Inc 通信方法及び画像形成装置
JP2012519399A (ja) * 2009-02-27 2012-08-23 富士通株式会社 無線通信システム及びそのデータ伝送方法

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