JP2007028156A - 符号化装置、符号化方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 レート制御回路51において、1パス目の量子化スケールQS(1)と、その発生ビット量R(1)とを基に、2パス目に割り当てるビット量R(2)を決定する。量子化スケール算出回路52は、量子化スケールQS(1),ビット量R(1),R(2)を基に、動き予測・補償回路43からの指標データinterADに応じて異なる複数の演算式を選択的に用いて、2パス目の量子化スケールQS(2)を決定し、これを量子化回路33に指示する。
【選択図】 図2
Description
このような符号化装置では、例えば、1パス目で用いた量子化スケールと、1パス目の量子化による発生ビット量と、2パス目で割り当てる発生ビット量と、2パス目で用いる量子化スケールとを基に行った所定の演算値が無条件に固定値になるとの前提により、2パス目で用いる量子化スケールを計算している。
先ず、本実施形態の構成と本発明の構成との関係を説明する。
本実施形態の量子化スケールQS(1)が本発明の第1の量子化スケールの一例であり、本実施形態の量子化スケールQS(2)が本発明の第2の量子化スケールの一例である。
また、本実施形態の発生ビット量R(1)が本発明の第1の発生ビット量の一例であり、本実施形態のビット量R(2)が本発明の第2の発生ビット量の一例である。
また、図5に示すステップST11の量子化が本発明の第1の工程の一例であり、ステップST12が本発明の第2の工程の一例であり、ステップST11の検出が本発明の第3の工程の一例であり、ステップST13〜ST18が本発明の第4の工程の一例であり、ステップST19が本発明の第5の工程の一例であり、ステップST20が本発明の第6の工程の一例である。
また、図2に示す動き予測・補償回路43が本発明の相関検出回路の一例であり、量子化回路33が量子化回路の一例であり、可逆符号化回路35が符号化回路の一例であり、レート制御回路51および量子化スケール算出回路52が制御回路の一例である。
また、図6に示すプログラムPRGが本発明のプログラムの一例であり、メモリ252が本発明の記録媒体の一例である。
記録媒体は、半導体メモリの他、光ディスク、光磁気ディスクあるいは磁気ディスクなどであってもよい。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
受信側では、復号装置3において受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
以下、図1に示す符号化装置2について説明する。
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置2は、例えば、A/D変換回路21、画面並べ替え回路23、演算回路31、直交変換回路32、量子化回路33、可逆符号化回路35、バッファメモリ36、逆量子化回路37、逆直交変換回路38、加算回路39、デブロックフィルタ40、フレームメモリ41、イントラ予測回路42、動き予測・補償回路43、レート制御回路51および量子化スケール算出回路52を有する。
量子化スケール算出回路52は、量子化スケールQS(1),ビット量R(1),R(2)を基に、動き予測・補償回路43からの指標データinterADに応じて異なる複数の演算式を選択的に用いて、2パス目の量子化スケールQS(2)を決定し、これを量子化回路33に指示する。
なお、本実施形態は、ピクチャデータは、フレームデータあるいはフィールドデータである。
[A/D変換回路21]
A/D変換回路21は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成される原画像信号S10をデジタルの原ピクチャデータに変換し、これを画面並べ替え回路23に出力する。
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路21が生成したピクチャデータを、予め割り当てたピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures) 構造に応じて、符号化する順番に並べ替えて演算回路31、イントラ予測回路42および動き予測・補償回路43に出力する。
演算回路31は、画面並べ替え回路23から入力した符号化対象のピクチャデータと、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43から入力した予測画像データPIとの差分を示す画像データS31を生成し、これを直交変換回路32に出力する。
直交変換回路32は、演算回路31から入力した画像データS31に離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して変換係数を示す画像データ(例えばDCT係数)を生成し、これを量子化回路33に出力する。
量子化回路33は、直交変換回路32から入力した画像データ(量子化前の変換係数)を、量子化スケール算出回路52から入力した量子化スケールQSを基に量子化して量子化後の変換係数を示す画像データS33を生成し、これを可逆符号化回路35および逆量子化回路37に出力する。
具体的には、量子化回路33は、直交変換回路32から入力した画像データS25を、1パス目において量子化スケール算出回路52から入力した量子化スケールQS(1)を基に量子化し、2パス目において量子化スケール算出回路52から入力した量子化スケールQS(2)を基に量子化する。
可逆符号化回路35は、量子化回路33から入力した画像データS33を可変長符号化した符号化データS35をバッファ28に格納する。
このとき、可逆符号化回路35は、動き予測・補償回路43から入力した動きベクトルMVあるいはその差分動きベクトル、参照画像データの識別データ、並びにイントラ予測回路42から入力したイントラ予測モードをヘッダデータなどに格納する。
また、可逆符号化回路35は、符号化データS35の発生ビット量(レート)Rを検出し、これをレート制御回路51に出力する。
具体的には、可逆符号化回路35は、1パス目の符号化において生成した符号化データS35の発生ビット量R(1)をレート制御回路51に出力する。
バッファメモリ36に格納された画像データは、変調等された後に画像データS2として送信される。
当該画像データS2は、後述するように、復号装置3によって復号される。
[逆量子化回路37]
逆量子化回路37は、量子化回路33の量子化に対応した逆量子化処理を、量子化回路33からの画像データに施して、それによって得られたデータを生成し、これを逆直交変換回路38に出力する。
[逆直交変換回路38]
逆直交変換回路38は、逆量子化回路37から入力したデータに、直交変換回路32における直交変換の逆変換を施して生成した画像データを加算回路39に出力する。
加算回路39は、逆直交変換回路38から入力した(デコードされた)画像データと、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43から入力した予測画像データPIとを加算して参照(再構成)ピクチャデータを生成し、これをデブロックフィルタ40に出力する。
デブロックフィルタ40は、加算回路39から入力した参照ピクチャデータのブロック歪みを除去してフレームメモリ41に書き込む。
イントラ予測回路42は、イントラ符号化するマクロブロックにおいて、残差が最小となるイントラ予測のモードおよび予測ブロックのブロックサイズを決定する。
イントラ予測回路42は、ブロックサイズとして、4x4、8x8および16x16画素を用いる。
イントラ予測回路42は、イントラ予測が選択された場合に、イントラ予測による予測画像データPIを演算回路31および加算回路39に出力する。
動き予測・補償回路43は、既に符号化後に局所復号されてフレームメモリ41に記憶されている参照ピクチャデータREFを基に動き予測を行い、残差を最小にする動きベクトルおよび動く補償のブロックサイズを決定する。
動き予測・補償回路43は、ブロックサイズとして、16x16、16x8、8x16、8x8、8x4、4x8および4x4画素を用いる。
動き予測・補償回路43は、インター予測が選択された場合に、インター予測による予測画像データPIを演算回路31および加算回路39に出力する。
動き予測・補償回路43は、指標データinterADを量子化スケール算出回路52に出力する。
ここで、kはピクチャデータの番号を示し、nはマクロブロックMBの番号を示す。
また、absは、絶対値を示す。
interAD=Σabs(Org(k,n,x,y)−interPred(k,n,x,y))
…(1)
レート制御回路51は、各ピクチャデータについて可逆符号化回路35から入力した1パス目の量子化および符号化の発生ビット量R(1)と、1パス目の量子化に用いた量子化スケールQS(1)とを基に、下記式(2)に従って複雑度指標データCを生成する。
C=QS(1)×R(1)
…(2)
これは、後述するように、量子化スケール算出回路52が、Bピクチャデータについて、P,Iピクチャデータに比べて大きい量子化スケールQSを指定するためである。
そして、レート制御回路51は、シーン全体への割り当てレートをRとし、各GOPiに対する割り当てレートRiを下記式(3)に従って計算する。
Ri=R×Gi1/2/ΣGi1/2
…(3)
QSi=Gi/Ri
…(4)
R(2)=C’/QSi
…(5)
量子化スケール算出回路52は、1パス目において、量子化回路33に予め決められた量子化スケールQS(1)を各ピクチャデータについて指定(出力)する。
このとき、量子化スケール算出回路52は、Bピクチャデータについて、P,Iピクチャデータに比べて大きい量子化スケールQSを指定する。
指標データinterADとを基に、下記式(6)で規定する関係に従って、2パス目の量子化スケールQS(2)を算出する。
QRGradient=(log(R1)−log(R2))/(log(QS(1))−log(QS(2)))
…(6)
本実施形態では、量子化スケール算出回路52は、しきい値TH1,TH2,Qtとした場合に、図3(B)に示すように、「TH1≦interAD≦TH2」であり、且つ、「QS(1)≦Qt」の場合に、上記式(6)のQRGradientとして、Gaを用い、それ以外の場合に、G(≠
Ga)を用いる。
すなわち、量子化スケール算出回路52は、量子化対象のピクチャデータに動きが殆どない場合(interAD<TH1)、あるいは、動きが激しい場合(TH2<interAD)には、通常の画像であると判断して、QRGradientとして、Gを用いる。
一方、量子化スケール算出回路52は、「TH1≦interAD≦TH2」の場合には、特殊な画像であるとして、量子化スケールQS(1)が経験的に規定されたしきい値Qtよりも小さい範囲については、QRGradientとして、Gaを用いる。
これにより、量子化スケール算出回路52は、実際の特性に対応するように上記式(6)を調整することができ、高品質な量子化スケールQS(2)を生成できる。
なお、本実施形態において、「G」は、例えば、「−1」である。
図4に示す各ステップを説明する。
ステップST1:
量子化スケール算出回路52は、「interAD<TH1」あるいは「TH2<interAD」を満たすと、ステップST2に進み、そうでない場合にステップST3に進む。
量子化スケール算出回路52は、例えば、上記式(6)のQRGradientとして「G」を用い、さらに、1パス目で用いた量子化スケールQS(1)と、1パス目で可逆符号化回路35が検出した発生ビット量R(1)と、レート制御回路51から入力した2パス目の割り当てビット量R(2)とを基に、2パス目の量子化スケールQS(2)を算出する。
量子化スケール算出回路52は、「QS(1)>Qt」を満たすか否かを判断し、満たすと判断するとステップST4に進み、そうでない場合にはステップST5に進む。
量子化スケール算出回路52は、例えば、上記式(6)のQRGradientとして「G」を用い、さらに、1パス目で用いた量子化スケールQS(1)と、1パス目で可逆符号化回路35が検出した発生ビット量R(1)と、レート制御回路51から入力した2パス目の割り当てビット量R(2)とを基に、2パス目の量子化スケールQS(2)を算出する。
量子化スケール算出回路52は、例えば、上記式(6)のQRGradientとして「Ga」を用い、さらに、1パス目で用いた量子化スケールQS(1)と、1パス目で可逆符号化回路35が検出した発生ビット量R(1)と、レート制御回路51から入力した2パス目の割り当てビット量R(2)とを基に、2パス目の量子化スケールQS(2)を算出する。
量子化スケール算出回路52は、上記算出した量子化スケールQS(2)を量子化回路33に出力する。
なお、以下の説明では、逆量子化回路37、逆直交変換回路38、加算回路39、イントラ予測回路42、並びに動き予測・補償回路43の動作の一部の説明は省略する。
図5は、図2に示す符号化装置2の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
レート制御回路51は、量子化回路33に1パス目の量子化スケールQS(1)を指定する。
これにより、量子化回路33は、量子化スケールQS(1)で、直交変換回路32からの画像データを量子化して画像データS33を生成し、これを可逆符号化回路35および逆量子化回路37に出力する。
逆量子化回路37は、画像データS33の発生ビット量R(1)を検出し、これをレート制御回路51および量子化スケール算出回路52に出力する。
動き予測・補償回路43は、画面並べ替え回路23から入力した各原ピクチャデータ内の各マクロブロックMBについて、上記式(1)に示すように、当該マクロブロックMBの画素データOrg(k,n,x,y)と、それに対応するインター予測画像のマクロブロックMBの画素データinterPred(k,n,x,y)との画素データの差分の絶対値和を示す指標データinterADを算出する。
動き予測・補償回路43は、指標データinterADを量子化スケール算出回路52に出力する。
レート制御回路51は、1パス目の各ピクチャデータPの符号化において、量子化回路33から入力した量子化スケールQS(1)と、可逆符号化回路35から入力した発生レートR(1)とを基に上記式(2)に示すように複雑度指標データCを生成する。
レート制御回路51は、ステップST11で生成した各ピクチャデータの複雑度指標データCに対して、Bピクチャデータについてのみ「2―N/6」を乗じて新たな複雑度指標データC’を生成する。
レート制御回路51は、各GOPiについて、当該GOPを構成する全てのピクチャデータの複雑度指標データC’の総和Giを計算する。
レート制御回路51は、シーン全体への割り当てレートをRとし、各GOPiに対する割り当てレートRiを上記式(3)に従って計算する。
レート制御回路51は、ステップST13で計算した1GOP分の総和Giと、ステップST14で計算した各GOPiに対する割り当てレートRiを基に、上記式(4)に従って各GOPiに対する量子化スケールQSiを計算する。
レート制御回路51はGOPi内の各ピクチャデータに対する割り当てビット量R(2)を、当該ピクチャデータのステップST12で計算した複雑度指標データC’と、ステップST15で計算したGOPiに対する量子化スケールQSiとを基に、上記式(5)に従って計算する。
レート制御回路51は、ステップST16で計算した割り当てビット量R(2)を量子化スケール算出回路52に出力する。
量子化スケール算出回路52は、ステップST12で入力した指標データinterAD、量子化スケールQS(1)、ビット量R(1),(R(2)に基づいて、図4に示す手順で、2パス目の量子化スケールQS(2)を計算する。
量子化スケール算出回路52は、上記2パス目の量子化スケールQS(2)を量子化回路33に出力する。
量子化回路33は、ステップST19で入力した量子化スケールQS(2)に基づいて、直交変換回路32から入力した画像データに2パス目の量子化を行い、その結果の画像データS33を可逆符号化回路35および逆量子化回路37に出力する。
具体的には、量子化スケール算出回路52は、量子化対象の画像が、「TH1≦interAD≦TH2」を満たす特殊な画像である場合に、量子化スケールQS(1)が経験的に規定されたしきい値Qtよりも小さい範囲については、QRGradientとして、Gaを用いる。
これにより、量子化スケール算出回路52は、実際の特性に対応するように上記式(6)を調整することができ、高品質な量子化スケールQS(2)を生成できる。
そのため、復号画像の画質および符号化効率の向上を図れる。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した符号化装置2の機能の全部あるいは一部を、図6に示すように、メモリ252に記憶されたプログラムPRGの記述に従ってCPU(Central Processing Unit)などの処理回路253が実行してもよい。
この場合に、インターフェース251を介して、符号化対象の画像データが入力され、その処理結果が出力される。
また、上述した実施形態では、本発明の所定の演算式として上記式(6)を例示したが、これ以外の演算式であってもよい。
また、上述した動き予測・補償回路43は、上記式(1)に示す指標データinterADの他に、例えば、直前のピクチャデータとの間の単純な画素データ間の差分の総和、動きベクトルの平均値や分散、DC成分の差分値を用いてもよい。
また、動き予測・補償回路43は、各ピクチャデータと、直前のピクチャデータとの間の相関の他に、処理対象のピクチャデータを含むシーン、GOP、シーケンス内でのピクチャデータ毎の平均値またはマクロブロックMB毎の平均値の差分などを用いてもよい。
Claims (9)
- 符号化対象の動画像データを構成するピクチャデータを2パスで量子化および符号化する符号化方法であって、
前記処理対象の前記ピクチャデータを第1の量子化スケールで第1の量子化処理した後に第1の符号化処理を行う第1の工程と、
処理対象の前記ピクチャデータと他のピクチャデータとの間の相関度を検出する第2の工程と、
前記第1の工程によって得られた符号化データの第1の発生ビット量を検出する第3の工程と、
前記第1の工程で用いた前記第1の量子化スケールと前記第3の工程で検出した前記第1の発生ビット量とを基に、第2の発生ビット量を決定する第4の工程と、
前記第1の工程で用いた前記第1の量子化スケールと、前記第3の工程で検出した前記第1の発生ビット量と、前記第4の工程で決定した前記第2の発生ビット量とを用いて所定の演算式に基づいて第2の量子化スケールを決定する第5の工程と、
前記処理対象のピクチャデータを前記第5の工程で決定した前記第2の量子化スケールで第2の量子化処理した後に第2の符号化処理を行う第6の工程と
を有し、
前記第5の工程は、前記第2の工程で検出した前記相関度に基づいて複数の前記演算式を切り換えて使用して前記第2の量子化スケールを決定する
符号化方法。 - 前記第5の工程は、
前記第2の工程で検出した前記相関度が、第1のしきい値より小さいか、あるいは前記第1のしきい値より大きな第2のしきい値より大きい場合に、第1の前記演算式を使用して前記第2の量子化スケールを決定し、
前記第2の工程で検出した前記相関度が第1のしきい値と前記第2のしきい値の間にあり、前記第1の量子化スケールが第3のしきい値より大きい場合に、前記第1の演算式を使用して前記第2の量子化スケールを決定し、
前記第2の工程で検出した前記相関度が第1のしきい値と前記第2のしきい値の間にあり、前記第1の量子化スケールが第3のしきい値以下の場合に、第2の前記演算式を使用して前記第2の量子化スケールを決定する
請求項1に記載の符号化方法。 - 前記第5の工程は、前記第1の発生ビット量の対数と前記第2の発生ビット量の対数との差分と、前記第1の量子化スケールの対数と前記第2の量子化スケールの対数との第1の差分との比が相互に異なる前記複数の演算式を切り換えて使用して前記第2の量子化スケールを決定する
請求項1または請求項2に記載の符号化方法。 - 前記第5の工程は、前記第1の発生ビット量の対数と前記第2の発生ビット量の対数との差分と、前記第1の量子化スケールの対数と前記第2の量子化スケールの対数との第1の差分との比が、前記第1の演算式と前記第2の演算式とで異なる
請求項2に記載の符号化方法。 - 前記第4の工程は、各ピクチャデータについて当該ピクチャデータの量子化に用いた前記第1の量子化スケールと、当該量子化による前記第1の発生ビット量とを基に複雑度を算出し、同じグループに属する複数のピクチャデータの前記複雑度と、当該グループに割り当てられた発生ビット量とを基に、前記ピクチャデータの前記第2の発生ビット量を決定する
請求項1〜4のいずれかに記載の符号化方法。 - 前記第1の工程は、処理対象の前記ピクチャデータがBピクチャデータである場合に、I、Pピクチャデータである場合に比べて大きい前記第1の量子化スケールで第1の量子化処理を行い、
前記第4の工程は、前記第1の工程の処理に応じて、前記Bピクチャデータの前記複雑度を補正する
請求項5に記載の符号化方法。 - 符号化対象の動画像データを構成するピクチャデータを2パスで量子化および符号化する符号化装置であって、
処理対象の前記ピクチャデータと他のピクチャデータとの間の相関度を検出する相関検出回路と、
前記処理対象のピクチャデータを量子化する量子化回路と、
前記量子化回路が量子化した前記ピクチャデータを符号化する符号化回路と、
1パス目において、前記量子化回路に第1の量子化スケールを指定して量子化させ、それに応じて前記符号化回路が生成した符号化データの第1の発生ビット量と、前記第1の量子化スケールとを基に第2の発生ビット量を決定し、前記第1の量子化スケールと、前記第1の発生ビット量と、前記第2の発生ビット量とを用いて所定の演算式に基づいて第2の量子化スケールを決定し、2パス目において、前記量子化回路に前記第2の量子化スケールを指定して量子化させる制御回路と
を有し、
前記制御回路は、前記相関検出回路が検出した前記相関度に基づいて複数の前記演算式を切り換えて使用して前記第2の量子化スケールを決定する
符号化装置。 - 符号化対象の動画像データを構成するピクチャデータを2パスで量子化および符号化するコンピュータが実行するプログラムであって、
前記処理対象の前記ピクチャデータを第1の量子化スケールで第1の量子化処理した後に第1の符号化処理を行う第1の手順と、
処理対象の前記ピクチャデータと他のピクチャデータとの間の相関度を検出する第2の手順と、
前記第1の手順によって得られた符号化データの第1の発生ビット量を検出する第3の手順と、
前記第1の手順で用いた前記第1の量子化スケールと前記第3の手順で検出した前記第1の発生ビット量とを基に、第2の発生ビット量を決定する第4の手順と、
前記第1の手順で用いた前記第1の量子化スケールと、前記第3の手順で検出した前記第1の発生ビット量と、前記第4の手順で決定した前記第2の発生ビット量とを用いて所定の演算式に基づいて第2の量子化スケールを決定する第5の手順と、
前記処理対象のピクチャデータを前記第5の手順で決定した前記第2の量子化スケールで第2の量子化処理した後に第2の符号化処理を行う第6の手順と
を前記コンピュータに実行させ、
前記第5の手順において、前記第2の手順で検出した前記相関度に基づいて複数の前記演算式を切り換えて使用して前記第2の量子化スケールを決定する処理を前記コンピュータに実行させる
プログラム。 - 符号化対象の動画像データを構成するピクチャデータを2パスで量子化および符号化するコンピュータが実行するプログラムを記録した記録媒体であって、
前記プログラムは、
前記処理対象の前記ピクチャデータを第1の量子化スケールで第1の量子化処理した後に第1の符号化処理を行う第1の手順と、
処理対象の前記ピクチャデータと他のピクチャデータとの間の相関度を検出する第2の手順と、
前記第1の手順によって得られた符号化データの第1の発生ビット量を検出する第3の手順と、
前記第1の手順で用いた前記第1の量子化スケールと前記第3の手順で検出した前記第1の発生ビット量とを基に、第2の発生ビット量を決定する第4の手順と、
前記第1の手順で用いた前記第1の量子化スケールと、前記第3の手順で検出した前記第1の発生ビット量と、前記第4の手順で決定した前記第2の発生ビット量とを用いて所定の演算式に基づいて第2の量子化スケールを決定する第5の手順と、
前記処理対象のピクチャデータを前記第5の手順で決定した前記第2の量子化スケールで第2の量子化処理した後に第2の符号化処理を行う第6の手順と
を前記コンピュータに実行させ、
前記第5の手順において、前記第2の手順で検出した前記相関度に基づいて複数の前記演算式を切り換えて使用して前記第2の量子化スケールを決定する処理を前記コンピュータに実行させる
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