JP2007027818A - 仮想プライベートネットワークにおけるアドレス管理方法、サーバ装置及びクライアント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮想プライベートネットワークにおけるアドレス管理方法、サーバ装置及びクライアント装置に関し、同一の仮想プライベートネットワーク(VPN)に接続された通信機器へIPアドレスが重複することなく自動的に割当てる。
【解決手段】VPNクライアント1−1及びVPNサーバ1−2により仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築し、VPNサーバ1−2のアドレス管理部1−22は、VPNクライアント1−1からのIPアドレス割当て要求に対し、自身が保持及び管理しているIPアドレスで未割当のものの中から複数個のIPアドレスを動的に割当て、VPNクライアント1−1はその配下に接続された通信端末1−3へ、該VPNサーバ1−2と連携して取得したIPアドレスによりIPアドレスの再割当てを行う。更に、VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2とパケット転送ポリシーを交渉する手段を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】VPNクライアント1−1及びVPNサーバ1−2により仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築し、VPNサーバ1−2のアドレス管理部1−22は、VPNクライアント1−1からのIPアドレス割当て要求に対し、自身が保持及び管理しているIPアドレスで未割当のものの中から複数個のIPアドレスを動的に割当て、VPNクライアント1−1はその配下に接続された通信端末1−3へ、該VPNサーバ1−2と連携して取得したIPアドレスによりIPアドレスの再割当てを行う。更に、VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2とパケット転送ポリシーを交渉する手段を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、仮想プライベートネットワークにおけるアドレス管理方法、サーバ装置及びクライアント装置に関する。事業会社の本店と支店間の通信等のように特定の閉領域でのみ通信を行うための閉域網を、高価な専用線を用いずに、安価なIP(Internet Protocol)ネットワーク上で同等の閉域網として構築する仮想プライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Network)が、多くの通信サービス事業者から提供されている。本発明は、仮想プライベートネットワーク上の各通信端末にそれぞれのIPアドレスを重複させずに効率よく付与するためのものである。
仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築する技術としては、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)やPPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)などがある。IPsecは、IPレイヤ以降をトンネリング化し、PPTP及びL2TPは、レイヤ2以降をトンネリング化することにより、仮想的なプライベートネットワークを構築する。
仮想プライベートネットワーク(VPN)は、サーバ装置(以下、VPNサーバという)とクライアント装置(以下、VPNクライアントという)とから構成され、VPNクライアントは、VPNサーバからIPアドレスを取得し、IP通信が可能となる。
なお、IPsec関連規格についてはRFC2401〜RFC2406,RFC3456等に、PPTP関連規格についてはRFC2637に、L2TP関連規格についてはRFC2661により公開されている。ここで、RFC(Request For Comment)は、インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETFが正式に発行する文書である。
仮想プライベートネットワークは、図5に示すように、VPNクライアント5−1とVPNサーバ5−2とで構成される。VPNクライアント5−1及びVPNサーバ5−2は、パーソナルコンピュータ等の情報通信機器によって構成されることもあるが、ルータなどの通信機器によって構成される。複数のネットワーク間を仮想的に接続する場合は、後者の構成となる。
レイヤ2仮想プライベートネットワーク(VPN)の構成の場合、VPNクライアント5−1及びVPNサーバ5−2の通信機器によってその間にレイヤ2のVPNトンネルを構成し、VPNクライアント5−1及びVPNサーバ5−2の通信機器それぞれに接続された通信端末5−3,5−4の間で相互に仮想プライベートネットワーク(VPN)による通信を行うことができる。
本発明に関連する先行技術文献として、所定の管理範囲内に存在する通信端末からの割当要求を受けるたびに、自身が保管しているアドレスのうち未割当のアドレスの中から選択したアドレスを動的に割当てる動的アドレス割当サーバを有するアドレス割当システムにおいて、動的アドレス割当サーバと複数の通信端末との間に介在するアドレス割当中継システムを設け、当該アドレス割当中継システムは、動的アドレス割当サーバと連携して、複数の通信端末のため、各通信端末が実際に割当要求を送信する前にアドレスを確保するアドレス予約処理を実行するアドレス割当システムが下記の特許文献1に記載されている。
特開2004−129126号公報
複数のサブネット、例えばサブネット#1とサブネット#2とを同一の仮想プライベートネットワーク(VPN)に所属させる場合、サブネット#1とサブネット#2とに属する通信端末のIPアドレスが重複しないように各IPアドレス設定する必要がある。しかし、現在の通信機器ではIPアドレスを手動で設定しなければならず、これを行うには専門的な知識及び厳密なアドレス管理が必要となる。
また、ユーザによっては、既に構築したネットワークの運用の途中から、仮想プライベートネットワーク(VPN)の利用を開始する場合もある。このような場合、通信端末のIPアドレスが重複して設定されてしまう可能性が大きくなり、IPアドレスの再割当てが必要となることがある。
本発明は、同一の仮想プライベートネットワーク(VPN)に接続された通信機器へ、IPアドレスを重複させることなく自動的に割当てることが可能なアドレス管理方法並びに該方法の実施に使用するサーバ装置及びクライアント装置を提供することを目的とする。
本発明の仮想プライベートネットワークにおけるアドレス管理方法は、(1)サーバ装置及びクライアント装置により構築される仮想プライベートネットワークにおけるIPアドレス管理方法であって、前記サーバ装置において、仮想プライベートネットワークに接続された通信機器からのIPアドレス割当て要求に対し、該サーバ装置で保持及び管理しているIPアドレスで未割当てのものの中から、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを動的に割当てるステップと、前記クライアント装置において、該クライアント装置の配下に接続された通信端末に対して、仮想プライベートネットワークを構築する以前に該通信端末に動的に割当てられたIPアドレスを無効にし、前記サーバ装置により割当てられた仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを再割当てするステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の仮想プライベートネットワークにおけるサーバ装置は、(2)クライアント装置との間に仮想プライベートネットワークが構築されるサーバ装置であって、前記仮想プライベートネットワークに接続された通信機器からのIPアドレス割当て要求に対し、該サーバ装置で保持及び管理しているIPアドレスで未割当てのものの中から、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを動的に割当てる手段と、前記クライアント装置からの仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスの要求に対して、前記動的に割当てた仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを該クライアント装置に通知する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の仮想プライベートネットワークにおけるクライアント装置は、(3)サーバ装置との間に仮想プライベートネットワークが構築されるクライアント装置であって、前記サーバ装置に対して、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを要求し、該サーバ装置から仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを受け取る手段と、該クライアント装置の配下に接続された通信端末に対して、仮想プライベートネットワークを構築する以前に該通信端末に動的に割当てられたIPアドレスを無効にし、前記サーバ装置により受け取った仮想プライベートネットワーク接続のための未割当てのIPアドレスを割当てる手段と、を備えたことを特徴とする。
また、(4)前記クライアント装置において、配下の通信端末からの動的なIPアドレス割当て要求を前記サーバ装置へ転送することなく、該クライアント装置で集約し、前記サーバ装置から受け取ったIPアドレスを、該サーバ装置の代わりに前記通信端末へ動的に配布する手段を備えたことを特徴とする。
また、(5)前記クライアント装置において、前記サーバ装置と前記仮想プライベートネットワークへの転送条件について交渉する手段と、該交渉の結果により、配下の通信端末からのパケットを、該仮想プライベートネットワーク又は他の通信経路へ振り分けて転送する手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、IPアドレスを管理するサーバ装置によって割り振られた未割当てのIPアドレスをクライアント装置が自動的に各通信機器に割当てることにより、論理的に同一の仮想プライベートネットワーク(VPN)に接続された通信機器に、IPアドレスを重複させることなく自動的に割当てることが可能となる。
また、クライアント装置において、サーバ装置と前記仮想プライベートネットワークへの転送条件について交渉する手段を備えたことにより、今まで仮想プライベートネットワーク(VPN)構築のために必要なIPアドレスやパケット転送ポリシー等を手動で設定する必要がなくなり、それらが自動設定されることにより、誤設定の防止及び管理コストの低減を図ることができる。それにより、仮想プライベートネットワーク(VPN)の導入が容易となり、多くのユーザにとって仮想プライベートネットワーク(VPN)が利用し易いものとなる。
本発明によるVPNクライアント及びVPNサーバの機能構成を図1の(a)及び(b)に示す。図1の(a)に示すVPNクライアント1−1において、VPN部1−11は、VPNサーバ1−2との間にレイヤ2の仮想プライベートネットワーク(VPN)のトンネルを生成し、対象パケットを転送する機能を有する。
アドレス管理部1−12は、VPN部1−11から取得したIPアドレス又は自身で保持しているIPアドレスからIPアドレスを選択して動的アドレス配布部1−13へ送出し、通信端末1−3に割当てるIPアドレスを管理する機能を有する。動的アドレス配布部1−13は、VPNクライアント1−1に接続された通信端末1−3に対し、前述のアドレス管理部1−12から割当てられたIPアドレスを動的に配布する機能を有する。
また、転送条件管理部1−14は、VPNサーバ1−2と仮想プライベートネットワーク(VPN)への転送条件について交渉し、該交渉の結果により、配下の通信端末1−3からのパケットを、該仮想プライベートネットワーク(VPN)又は他の通信経路へ振り分ける機能を有する。
図1の(b)に示すVPNサーバ1−2において、VPN部1−21は、前述のVPNクライアント1−1との間にレイヤ2の仮想プライベートネットワーク(VPN)のトンネルを生成しパケットを転送する機能を有する。アドレス管理部1−22は、VPNサーバ1−2に接続される通信機器1−4及びVPNクライアント1−1へ割当てるIPアドレスを管理する機能を有する。動的アドレス配布部1−23は、該IPアドレスを通信端末1−4及びVPNクライアント1−1へ配布する機能を有する。
また、転送条件管理部1−12は、VPNクライアント1−1と仮想プライベートネットワーク(VPN)への転送条件について交渉し、該転送条件をVPNクライアント1−1に通知する機能を有する。
VPNクライアント1−1及びVPNサーバ1−2により、仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築し、VPNサーバ1−2のアドレス管理部1−22は、該仮想プライベートネットワーク(VPN)に接続された通信機器からのIPアドレス割当て要求に対し、自身が保持及び管理しているIPアドレスで未割当のものの中から、IPアドレスを動的に割当て、該VPNサーバ1−2と仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築する通信機器(VPNクライアント1−1)の配下に接続された通信端末1−3へ、該VPNサーバ1−2と連携して取得したIPアドレスの再割当てを行う。
図2は、本発明によるアドレス管理のシーケンスチャートを示し、VPNサーバ1−2は、自装置配下の通信端末1−4ヘプライベートのIPアドレスを配布する(シーケンス2−1)。VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2とVPNトンネルを確立(シーケンス2−2)した後、配下の通信端末1−3へ配布するための複数のIPアドレスをVPNサーバ1−2へ要求する(シーケンス2−3)。
VPNサーバ1−2は前記要求に対し、VPNサーバ1−2内に保持しているIPアドレスの中から未割当ての複数個のIPアドレスを配布する(シーケンス2−4)。VPNクライアント1−1は、通信端末1−3のアドレス要求(シーケンス2−5)に対し、前述のVPNサーバ1−2から取得した複数のIPアドレスの中から未割当てのIPアドレスを割当てる(シーケンス2−6)。これにより、仮想的に通信端末1−4と同一のネットワークに所属することになる。
図3は、本発明によるIPアドレス再割当てのシーケンスチャートを示す。VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2との間に仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築する以前に、通信端末1−3からのIPアドレス要求(シーケンス3−1)に対し、自身で保持しているプライベートのIPアドレスを割当てているものとする(シーケンス3−2)。
次に、VPNクライアント1−1とVPNサーバ1−2との間に仮想プライベートネットワーク(VPN)接続のためのVPNトンネルが確立すると(シーケンス3−3)、VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2に対して複数のIPアドレスを要求する(シーケンス3−4)。
VPNサーバ1−2は、VPNクライアント1−1からの上記IPアドレス要求に対して、該仮想プライベートネットワーク(VPN)で使用する複数のIPアドレスを割当ている(シーケンス3−5)。VPNクライアント1−1は配下の通信端末1−3に対してIPアドレスの割当て更新を要求する(シーケンス3−6)。
VPNクライアント1−1からIPアドレスの割当て更新の要求を受けた通信端末1−3は、今まで割当てられていたIPアドレスを解放し、新IPアドレスの割当て要求をVPNクライアント1−1に対して送信する(シーケンス3−7)。VPNクライアント1−1は、該通信端末1−3からのIPアドレスの割当て要求に対して、前述のVPNサーバ1−2から取得したIPアドレスの中から未割当てのIPアドレスを該通信端末1−3に対して配布する(シーケンス3−8)。
こうすることにより、VPNクライアント1−1の制御により、仮想プライベートネットワーク(VPN)構築以前に通信端末1−3に動的に割当てたIPアドレスから、VPNサーバ1−2から取得した仮想プライベートネットワーク(VPN)接続のためのIPアドレスに再割当てを行ってIPアドレスを更新することが可能となる。
また、通信端末1−3とVPNサーバ1−2との間に設置されるVPNクライアント1−1において、通信端末1−3からの動的なIPアドレス割当て要求のパケットを、VPNサーバ1−2のアドレス管理部1−22へ直接転送せず、該VPNクライアント1−1で全て集約し、VPNクライアント1−1がVPNサーバ1−2のアドレス管理部1−22から割当てられたIPアドレスを、該VPNサーバに代わって通信端末1−3へ動的に配布する。
これにより、VPNクライアント1−1は、通信端末1−3からIPアドレス割当て要求のパケットを代理中継する機能を有し、VPNクライアント1−1に接続された通信端末に対して、最適なIPアドレスを割当てることが可能となる。
図4は本発明によるパケット転送ポリシー交渉のシーケンスチャートを示す。VPNクライアント1−1は、VPNサーバ1−2との間にVPNトンネルを確立した後(シーケンス4−1)、転送条件管理部1−14よりVPNサーバ1−2に対してパケット転送ポリシーを要求する(シーケンス4−2)。
VPNサーバ1−2は、上記パケット転送ポリシーをVPNクライアント1−1から受けると、転送条件管理部1−24より該VPNクライアント1−1にパケット転送ポリシーを通知する。(シーケンス4−3)。パケット転送ポリシーはVPNトンネルへの転送条件であり、VPNクライアント1−1の転送条件管理部1−14は、該転送条件に応じて、通信端末1−3からのパケットをVPNトンネル又は他の通信経路へ振り分けを行う。
転送条件の具体例としては、送信先IPアドレス若しくはMACアドレス、送信元IPアドレス若しくはMACアドレス、又はプロトコルの種類等によって、転送先を振分けたりフィルタリングを行ったりするなどのパケット転送ポリシーが挙げられる。
このように、VPNサーバ1−2とVPNクライアント1−1との間で、仮想プライベートネットワーク(VPN)におけるパケット転送ポリシーを交換する手段を備えることにより、VPNクライアント1−1では該パケット転送ポリシーによるパケット転送が可能となる。
以下、本発明の仮想プライベートネットワーク(VPN)におけるアドレス管理の具体的な例を挙げて説明する。仮想プライベートネットワーク(VPN)は、VPN接続を構成するVPNクライアント1−1及びVPNサーバ1−2、並びにそれらに接続される通信機器によって構成されるものとする。
VPNクライアント1−1とVPNサーバ1−2との間に構成されるVPN接続の種類にはIPsec、PPTP、L2TP等があるが、ここではレイヤ2のトンネルによるVPN接続が構成されているものとする。VPNトンネル確立後、VPNクライアント1−1は、該VPNトンネルを経由して、VPNサーバ1−2からIPアドレスを取得する。
上記IPアドレスを取得する方法は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)のプロトコルを使用してVPNサーバ1−2のDHCPサーバからアドレスを取得する方法と、独自プロトコルの拡張により取得する方法とがある。
VPNサーバ1−2がVPNクライアント1−1に割当てるIPアドレスは、VPNサーバ1−2で保持しているIPアドレスから未割当てのものを使用するか、或いは仮想プライベートネットワーク(VPN)用に新規にサブネットワークを構成するIPアドレスを作成する構成としてもよい。該IPアドレスとして連続したアドレスを配布することも、不揃いのアドレスを配布することも可能である。
VPNクライアント1−1は、IPアドレス取得と同時に、転送条件管理部1−14により、VPNサーバ1−2から対象パケットをVPNトンネル経由で転送するためのポリシーやルールを取得する。取得する方法は、既存プロトコルを拡張しても行っても良いし、また該ポリシーやルールに関するテキストデータを配布して行うことも可能である。
IPv4の場合の動的IPアドレス割当てには、DHCPのプロトコルを用いることが多い。この場合、IPアドレス取得後、VPNクライアント1−1は、通信機器に対し、DHCPのプロトコルにおけるForceRENEWのプロトコルを用いて、割当て済みのIPアドレスを解放させ、再びDHCPによりIPアドレスを取得させる(図3のシーケンス3−6)。この手法を用いることにより、通信端末1−3のアドレスを自動的に更新させることが可能となる。
IPv6の場合は、ルータ広告(RA:Router Advertisement)のプロトコルによりプレフィックスを通知することで、通信端末1−3にIPアドレスを付与することが可能である。そのため、VPNクライアント1−1においては、VPNサーバ1−2からのルータ広告(RA)を通信端末1−3へ中継することで、通信端末1−3へIPv6アドレスが付与され、仮想プライベートネットワーク(VPN)を経由したIPv6通信が可能となる。
通信端末1−3においてIPv6アドレスを複数個保有することは可能であり、そのため通信端末自身でパケット転送先が自動的に決まり、最適な経路へパケットを送信することができる。また、ゲートウェイのIPアドレスをVPNクライアント1−1に割当てられたIPアドレスとすることにより、VPNクライアント1−1で全てのパケットを集約することが可能となり、VPNクライアント1−1で前述のパケット転送ポリシーやルールに従って、パケットを転送させることが可能となる。
1−1 VPNクライアント
1−11 VPN部
1−12 アドレス管理部
1−13 動的アドレス配布部
1−2 VPNサーバ
1−21 VPN部
1−22 アドレス管理部
1−23 動的アドレス配布部
1−3 通信端末
1−4 通信端末
1−11 VPN部
1−12 アドレス管理部
1−13 動的アドレス配布部
1−2 VPNサーバ
1−21 VPN部
1−22 アドレス管理部
1−23 動的アドレス配布部
1−3 通信端末
1−4 通信端末
Claims (5)
- サーバ装置及びクライアント装置により構築される仮想プライベートネットワークにおけるIPアドレス管理方法であって、
前記サーバ装置において、前記クライアント装置からのIPアドレス割当て要求に対し、該サーバ装置で保持及び管理しているIPアドレスで未割当てのものの中から、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを動的に割当てるステップと、
前記クライアント装置において、該クライアント装置の配下に接続された通信端末に対して、仮想プライベートネットワークを構築する以前に該通信端末に動的に割当てられたIPアドレスを無効にし、前記サーバ装置により割当てられた仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスの中から未割当てのものを割当てするステップと、
を含むことを特徴とする仮想プライベートネットワークにおけるアドレス管理方法。 - クライアント装置との間に仮想プライベートネットワークが構築されるサーバ装置であって、
前記仮想プライベートネットワークに接続された通信機器からのIPアドレス割当て要求に対し、該サーバ装置で保持及び管理しているIPアドレスで未割当てのものの中から、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを動的に割当てる手段と、
前記クライアント装置からの仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスの要求に対して、前記動的に割当てた仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを該クライアント装置に通知する手段と、
を備えたことを特徴とする仮想プライベートネットワークにおけるサーバ装置。 - サーバ装置との間に仮想プライベートネットワークが構築されるクライアント装置であって、
IPアドレスを保持及び管理するサーバ装置に対して、仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを要求し、該サーバ装置から仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスを受け取る手段と、
該クライアント装置の配下に接続された通信端末に対して、仮想プライベートネットワークを構築する以前に該通信端末に動的に割当てられたIPアドレスを無効にし、前記サーバ装置により受け取った仮想プライベートネットワーク接続のためのIPアドレスの中から未割当てのものを割当てる手段と、
を備えたことを特徴とする仮想プライベートネットワークにおけるクライアント装置。 - 請求項3に記載のクライアント装置において、配下の通信端末からの動的なIPアドレス割当て要求を前記サーバ装置へ転送することなく、該クライアント装置で集約し、前記サーバ装置から受け取ったIPアドレスを、該サーバ装置の代わりに前記通信端末へ動的に配布する手段を備えたことを特徴とする仮想プライベートネットワークにおけるクライアント装置。
- 請求項3に記載のクライアント装置において、前記サーバ装置と前記仮想プライベートネットワークへの転送条件について交渉する手段と、該交渉の結果により、配下の通信端末からのパケットを、該仮想プライベートネットワーク又は他の通信経路へ振り分けて転送する手段と、を備えたことを特徴とする仮想プライベートネットワークにおけるクライアント装置。
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JP2022069549A (ja) * | 2011-07-08 | 2022-05-11 | バーネットエックス,インコーポレイテッド | 動的vpnアドレス割り振り |
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2005
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