JP2007027725A - フルゲルマニウムシリサイド化ゲートmosfetの形成方法、及びそれから得られるデバイス - Google Patents

フルゲルマニウムシリサイド化ゲートmosfetの形成方法、及びそれから得られるデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】フルゲルマニウムシリサイド化ゲートMOSFETの形成方法及びそれから得られるデバイスを提供する。
【解決手段】高い仕事関数を有するフルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を備えるMOSFETにおいて、上記ゲート電極は、シリサイド化金属とケイ素及びゲルマニウムを含む半導体材料との間の自己整列反応工程によって形成され、好ましくは、ニッケルとSiGeとの間の反応によって形成され、上記ゲート電極の仕事関数は微調整可能である。
【選択図】図1a

Description

本発明は、半導体プロセス技術及びデバイスに関する。詳細には、本発明は、金属と半導体材料の間の反応によって形成される金属製ゲート電極を備える半導体デバイスに関する。
機能性、動作速度及び消費電力など、電子デバイスに対する要求がますます厳しくなり、現在市場で用いられている相補型金属酸化物ケイ素(CMOS)は、これらの要件を満たすためのより小さなデバイスの製造問題に直面している。デバイスのパラメータがMOSFETデバイスの動作速度と消費電力に大きな影響を与えるので、特に金属酸化物ケイ素電界効果型トランジスタ(MOSFET)デバイスの閾電圧は、制御可能であることが必要である。
MOSFETのスケーリングは、電子デバイスの製造者に、ケイ素及び酸化ケイ素などの既知で広く使用される材料を新規な材料に置き換えさせる。これらの新規な材料は、主流のMOSプロセスフローに互換性があり容易に実装されることが必要である。ゲート誘電体を形成するために、酸化ケイ素よりも高い誘電定数を有する誘電材料が導入される。
一般的に、高k誘電体として、HfSiO、HfSi、及びAlなどの金属酸化物が選択される。同じ、又はより薄い等価容量酸化物の厚さ(COT)(すなわち、容量測定から抽出された誘電体層の厚さ)について、それらの高k誘電体は、酸化ケイ素に比べて、物理的により厚い層の形成を可能にする。シート抵抗及びゲート空乏効果を低減するために、金属は、多結晶性ケイ素の代替と考えられる。金属ゲート電極は、ニッケル、コバルト、タングステン等などの金属を有するポリシリコンゲート電極のフルシリサイド化(FUSI)によって形成することができる。このシリサイド化工程中に、完全なポリシリコンゲート電極は、シリサイドに変換される。
高k誘電体及び金属をMOSFETデバイスに実装するには、いくつかの問題が生じる。金属は、所望の低い閾電圧を得るために、適切な仕事関数を持たなければならない。金属を用いてnMOSFETのゲート電極を形成するならば、仕事関数は4〜4.2eVの範囲でなければならず、pMOSFETのゲート電極を形成するためには5〜5.2eVの範囲でなければならない。一般的に、フルシリサイド化ゲート電極は、NiSiによって形成されるが、NiSiは、中間ギャップに近い仕事関数を有し、nMOSFETやpMOSFETにとって閾電圧が高くなる。
FUSIゲートの仕事関数を調節するために、ニッケルの堆積の前にポリシリコンをドーピングすること、ゲート誘電体との界面に形成されるニッケルシリサイド相を制御すること、又はニッケル以外のシリサイド金属を用いることなど、いくつかの方法が提案された。シリサイドの相を選択することによる仕事関数の制御は、形成される正確な相と、その熱的安定性に依存し、Yb、Er、又はPtなどの他のシリサイド金属の使用は、従来のCMOS製造環境に導入されると、金属汚染の問題を生じる。
選択される高k誘電体及び金属は、ゲート電極の仕事関数に影響してはならない。C.Hobbsらが「Fermi level pinning at the PolySi/Metal Oxide interface (ポリSi/金属酸化物界面でのフェルミ準位ピン止め」、2003年VLSI技術シンポジウムの報文、9頁において報告したように、ゲートスタック内の欠陥及び電荷は、閾電圧の移動をもたらす。ゲート電極とゲート誘電体との間のその界面での相互作用は、フェルミ準位を望ましくない値に固定するであろう。このフェルミ準位ピン止めの現象は、金属ゲートに高い閾電圧をもたらすことが知られている。
Teraiらは、「Highly reliable HfSiON CMOSFET with Phase controlled NiSi (NFET) and Ni3Si (PFET) FUSI gate electrode (相制御されたNiSi(NFET)とNiSi(PFET)FUSIゲート電極を備える高信頼性のHfSiON CMOSFET」、2005年VLSI技術シンポジウムの報文、68〜69頁において、ゲート電極としてのニッケルシリサイドとゲート誘電体としての酸化ハフニウムの組み合わせについて、フェルミ準位ピン止めとゲート誘電体の選択との関係を論じている。Teraiは、pMOSFETの閾値を求めるために、両材料間の界面でのHf−Si結合の量を教示する。ゲート電極中のSi組成物とゲート誘電体中のHf含有量とを制御することは、HfSi結合の数と閾電圧の移動との制御を可能とする。しかしながら、提案された制御メカニズムは、複雑であり、ニッケルシリサイドと酸化ハフニウムとの間の正確な整合性に依存する。さらに、pMOSFETで得られた閾電圧は、いまだ所望の値よりも高い。
国際公開WO2004/038807号は、Si1−XGe(xは一般的に0.1〜0.3からなる)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層のシリサイド化から得られる、ニッケルゲルマニウムシリサイド層を含むゲート電極を含むMOSFETトランジスタの形成方法について記述する。
WO2004/038807号公報 「Fermi level pinning at the PolySi/Metal Oxide interface」(C.Hobbs等、2003年VLSI技術シンポジウムの報文、9頁) 「Highly reliable HfSiON CMOSFET with Phase controlled NiSi (NFET) and Ni3Si (PFET) FUSI gate electrode」(Terai等、2005年VLSI技術シンポジウムの報文、68〜69頁)
したがって、容易に微調整することのできる仕事関数を有する金属が必要である。詳細には、低い閾電圧を要求するpMOSFETデバイスのゲート電極材料として金属が使用可能なように、金属の仕事関数は、調節可能でなければならない。この金属は、主流のMOS又はCMOSプロセスフローに容易に導入可能でなければならない。また、特にゲート誘電体がハフニウムを含むとき、金属と高k誘電体との間の界面でフェルミ準位ピン止めされないゲート電極材料が必要である。
フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極及びゲート誘電体を有するMOSFETが開示される。ここで、フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極は、ニッケル(Ni)、ゲルマニウム(Ge)、及びケイ素(Si)を備える。
本発明のMOSFETは、ゲート電極とゲート誘電体とを備え、該ゲート電極は、SixGey(x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層のニッケルシリサイド化から得られる、ニッケルゲルマニウムシリサイド層を備える(又はからなる)。
本発明によるMOSFETにおいて、yは0.5〜0.8、又は好ましくは0.55〜0.8を含むことができる。例えば、xは0.5に等しく、及びyは0.5に等しくすることができ、又は好ましくはxは0.45に等しく、yは0.55に等しくすることができ、さらに好ましくはxは0.35に等しく、yは0.65に等しくすることができる。
本発明の好ましいMOSFETにおいて、ゲート誘電体は、ハフニウム及びケイ素を備え、さらに詳細にはゲート誘電体は、HfSiON誘電体である。
また、本発明は、ニッケル含有層(又は好ましくはニッケル層)及びSixGey(x及びyは実数であり、x+y=1であり、0.4≦y≦1、又は0.5<y<1であり、好ましくは4≦y≦0.8、又は0.5≦y≦0.8、又は0.5≦y<0.8である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層のアニーリング工程を含むプロセスによって得ることのできる金属合金に関する。また、本発明は上記プロセスにも関する。
例えば、本発明による金属合金を得るために、x=0.5及びy=0.5であり、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55であり、さらに好ましくはx=0.35及びy=0.65である。
本発明による金属合金は、高仕事関数(すなわち4.5eVよりも高い)材料として用いることができる。
また、本発明は、
半導体基板上に形成され、少なくともゲート誘電体、任選択的にスペーサー、及びソースとドレインとの接合領域を有する半導体基板を設けること、
上記ゲート誘電体上に、SixGey(x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層を形成すること、
少なくとも上記ケイ素ゲルマニウム層上に、ニッケルを備える(又はからなる)金属層スタックを形成すること、
上記ケイ素ゲルマニウム層及び上記金属をアニールして、完全な金属ゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を形成すること、を備えた、pMOSFETの形成方法にも関する。
本発明の好ましい方法において、yは約0.5〜約0.8を含み、好ましくは0.5≦y≦0.8であり、又は、さらに好ましくは0.5<y<0.8である。
例えば、本発明による方法において、x=0.5及びy=0.5であり、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55であり、さらに好ましくはx=0.35、及びy=0.65である。
好ましくは、上記ゲート電極(4)は、化学気相成長法(CVD)によって(均一に)堆積される。詳細には、上記CVDプロセスにおける前駆体としてSiH及びGeHを用いることができる。
本発明による方法は、金属ゲルマニウムシリサイド化ゲート電極の形成後、選択的に未反応の金属を除去する工程をさらに備えることができる。
上記ニッケルは、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、又はNi(SiGe)など、ニッケル対SiGeの比が1よりも大きいニッケルゲルマニウムシリサイドを得るために十分な量を提供することが好ましい。
本発明による方法は、上記ケイ素ゲルマニウム層、ソース及びドレイン接合領域上の誘電体層を形成し、次いで上記金属層スタックの堆積前に上記ケイ素ゲルマニウム層を露出する工程をさらに備えることができる。
また、本発明の目的は、ニッケル含有層(好ましくはニッケル層)及びSixGey(x及びyは実数であり、x+y=1であり、yは0.4から0.8に増加し、好ましくは(約)0.5から(約)0.8に増加し(0.5は含むことも、含まないこともできる)、又はさらに好ましくは0.55から0.8に増加する)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層のアニール工程を含む、pMOSFETデバイスの閾電圧を低下させる方法である。
pMOSFETデバイスの閾電圧を低下させる本発明の方法は、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、又はNi(SiGe)など、ニッケル対SiGeの比が1よりも大きいニッケルゲルマニウムシリサイドを得るために、十分な量のニッケルを提供する工程をさらに含むことが好ましい。
MOSFETの閾電圧は、SixGey層のゲルマニウム含有量を制御することによって制御することができる。
MOSFETの閾電圧は、アニーリング工程で提供されるニッケル含有量を制御することによってさらに制御することができる。
一実施例において、ゲート電極は、ニッケルとSixGey(ここで、x=0.5及びy=0.5であり、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55であり、さらに好ましくはx=0.35、及びy=0.65である)との間の反応によって形成される。
このMOSFETのゲート誘電体は、ハフニウム及びケイ素を備える。このゲート誘電体は、HfSiON誘電体であることが好ましい。
x=0.5、及びy=0.5であるならば、この閾電圧の絶対値は、0.55Vよりも低い。
x=0.35、及びy=0.65であるならば、この閾電圧の絶対値は、0.25Vよりも低い。
例示的な実施形態は、図面の参照図に示される。ここに開示される実施形態及び図は、制限的ではなく例示的であることを意図したものである。図において、対応する特徴部には同じ番号を用いている。
フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極及びゲート誘電体を有するMOSFETが開示され、フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極は、ニッケル(Ni)、ゲルマニウム(Ge)、及びケイ素(Si)を備える。一実施例において、ゲート電極は、ニッケルとSixGey(x+y=1である)との反応によって形成される。一実施例において、このMOSFETのゲート誘電体は、ハフニウムとケイ素を備える。このゲート誘電体は、HfSiON誘電体であることが好ましい。
MOSFETの閾電圧は、SixGey層のゲルマニウム含有量を制御することによって制御することができる。x=0.5、及びy=0.5であるならば、この閾電圧の絶対値は、0.55Vよりも低い。x=0.35、及びy=0.65であるならば、この閾電圧の絶対値は、0.25Vよりも低い。
MOSFETは、ケイ素とゲルマニウムを備える半導体ゲート電極を有するトランジスタ(MOSFET)を設けること、少なくとも半導体ゲート電極の部分に、ニッケルを有する金属層スタックを形成すること、及び、半導体ゲート電極をニッケルゲルマニウムケイ素ゲート電極に変換することによって形成することができる。このフルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極は、高い仕事関数の金属合金である。
この方法は、ケイ素ゲルマニウムのシリサイド化の後、未反応の金属を選択的に除去することをさらに備えることができる。
この方法は、誘電体層を半導体ゲート電極上に形成し、金属層スタックの堆積前に半導体ゲート電極を露出することをさらに備えることができる。
さらに詳細には、本発明のMOSFETは、ゲート電極とゲート誘電体とを備え、上記ゲート電極は、ケイ素ゲルマニウム層のニッケルシリサイド化から得られるニッケルゲルマニウムシリサイド層を備え(又はからなり)、該ケイ素ゲルマニウム層は、SixGey(x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有する。
本発明の好ましいMOSFETにおいて、ゲート誘電体は、ハフニウムとケイ素を備え、さらに詳細には、ゲート誘電体は、HfSiON誘電体である。
上記MOSFETの製造方法は、
半導体基板上に形成された、少なくともゲート誘電体、任意選択的にスペーサー、及びソースとドレインとの接合領域を設けること、
上記ゲート誘電体上にケイ素ゲルマニウム層を形成すること、ここで上記ケイ素ゲルマニウム層は、SixGey(ここで、x及びyは実数であり、x+y=1であり、0.4≦y≦0.8であり、好ましくは0.5≦y≦0.8又は0.5<y<0.8である)の組成物を有し、
少なくとも上記ケイ素ゲルマニウム層の上に、ニッケルを備える(又はからなる)金属層スタックを形成すること、並びに
上記ケイ素ゲルマニウム及び上記金属をアニールして、フル金属ゲルマニウムシリサイド化ゲート電極、さらに詳細にはフルニッケルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を形成すること、
の工程を備えることができる。
フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極の仕事関数は、半導体材料のゲルマニウム含有量を変化させることによって微調整することができる。
詳細には、本発明の方法は、上記ケイ素ゲルマニウム層のゲルマニウム量を、好ましくは0.4から0.8に、さらに好ましくは(約)0.5から(約)0.8に(ここで0.5は含むこともでき、含まなくてもよい)増加することによって、pMOSFETの閾電圧を低下させるのに用いることができる。
さらに、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、及びNi(SiGe)などのニッケルに富んだゲルマニウムシリサイド化相を得るために、上記フルニッケルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極内のニッケル量を増加することによって、上記閾電圧をさらに低下させることができる。
実際に、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、及びNi(SiGe)などの金属に富んだ相は、pMOSトランジスタのFUSIゲート電極材料として特に適切である。
本発明の構成において、用語「ニッケルに富んだゲルマニウムシリサイド」又は「ニッケルに富んだゲルマニウムシリサイド化相」は、上記ニッケルと上記半導体との間の反応から得られる材料を指し、ここで、ニッケル対半導体の比(すなわち、Ni対SiGe)は1よりも大きい。
図1aから図1dは、プロセスフローの概要を示す。
図1aは、ゲート電極(4)、ゲート電極(4)と基板(2)との間のゲート誘電体(3)、ゲート電極(4)及びゲート誘電体(3)のスタックに隣接する誘電体材料に形成された側壁スペーサー(5)、ゲートスタック(4、3)に整列し側壁スペーサー(5)の下部に延在するソース(6)とドレイン(7)との接合領域を備えた、基板(2)上に形成されたMOSFETデバイス(1)を示す。
図1aに示したトランジスタ(1)は、バルクトランジスタ、FinFETデバイスなどの多ゲートトランジスタ(MuGFET)など、いずれの種類の金属酸化物半導体電界効果型トランジスタ(MOSFET)であることができる。トランジスタ(1)は、pMOSFETであることが好ましい。
ゲート誘電体(3)は、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、及び酸化ハフニウム、酸窒化ハフニウム、ケイ素化ハフニウムなどのハフニウムを含む高k誘電体とすることができる。ゲート誘電体(3)は、HfSiONなどの酸窒化ケイ素ハフニウム(HfxSiyONとも称される)であることが好ましい。
ゲート電極(4)は、ケイ素及びゲルマニウム、つまりSixGeyを備え、ここでx+y=1である。ゲート電極は、Si0.5Ge0.5から形成されることが好ましい。
例えば、上記ゲート電極(4)は、化学的気相成長(CVD)法によって(均一に)堆積することができる。
基板(2)は、ケイ素又はゲルマニウムウエハなどのバルク半導体基板、絶縁体上ケイ素(SOI)及び絶縁体中ゲルマニウム(GeOI)などの絶縁体上半導体基板とすることができる。
ゲート電極(4)及びゲート誘電体(3)のゲートスタックに沿う側壁スペーサー(5)は、当該分野に知られているように、ゲートスタック上に誘電体材料の共形層又は層のスタックを堆積することにより、及びゲート電極(4)が露出するまでこの誘電体層を異方性エッチングを行うことにより形成される。典型的に、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、窒化ケイ素、又は炭化ケイ素材料が共形的に堆積され、反応性イオンエッチング(RIE)又はエッチングプラズマなどのドライエッチングを用いてエッチングされる。
ソース(6)及びドレイン(7)領域は、自己整列シリサイドプロセスを用いてシリサイド化することができる。
当業者に既知で好まれる標準的な半導体プロセスが、上記ゲート誘電体(3)、上記側壁スペーサー(5)、並びに該ソース(6)及びドレイン(7)領域を形成するのに実行可能である。
図1bにおいて、誘電体層スタック(8)は、MOSFETデバイス上に堆積される。この層は、化学的気相成長(CVD)法によって堆積された酸化ケイ素層とすることができる。この誘電体層スタック(8)は、ゲート電極(4)が露出するまで化学的機械的研磨(CMP)によって平坦化される。この誘電体層スタック(8)は、フルシリサイド化ゲート電極(10)の形成時に、ソース(6)及びドレイン(7)領域を遮蔽する。しかしながら、このプロセス工程は、任意選択的であり、フルシリサイド化ゲート(10)が形成されるまで延期することができる。
このプロセスにおいて、ソース(6)及びドレイン(7)領域のシリサイド化と共に、ゲート電極(4)の任意選択的なシリサイド化を行うことができる。
図1cにおいて、シリサイド化金属の層(9)は、少なくともゲート電極(4)の上に堆積される。このシリサイド化金属の層は、ニッケルを含む。シリサイド化金属の層(9)は、ニッケルの層であることが好ましい。
図1dにおいて、ゲート電極(4)の半導体材料及びシリサイド化金属(9)は、自己整列プロセスにて反応しフルシリサイド化ゲート電極(10)を形成する。SiとGeを含む電極をニッケルを含むシリサイド化金属と反応させるため、及びフルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を形成するために、十分な熱エネルギーが供給される。ゲート電極(4)を形成するため、Si0.5Ge0.5が用いられ、シリサイド化金属(9)としてニッケルが用いられ、ニッケルケイ素ゲルマニウムNi(SiGe)(10)が形成されることが好ましい。
図2aから図2eに示すように、フルゲルマニウムシリサイド化pMOSFETが形成される。
HfxSiyON層が金属有機化学的気相成長(MOCVD)法を用いてn型基板(2)上に均一に堆積され、ゲート電極(3)を形成する。この誘電体層の厚さ及び組成物は、基板ごとに変化する。即ち、Hf/Si比が約23/77で約2nmのHfSiON、Hf/Si比が約53/47で約3nmのHfSiON、及び、Hf/Si比が約65/35で約3nmのHfSiONである。
化学的気相成長(CVD)法において前駆体としてSiH及びGeHを用いて、約100nmのドープしないSi0.5Ge0.5の層を基板(2)上の誘電体層の上に均一に堆積し、ゲート電極(4)を形成する。
約60nmの酸化物層(11)がSi0.5Ge0.5層上に堆積される。
HfSiON/SiGe/酸化物のスタックをパターン形成してpMOSFETのゲートスタック(4、3)を形成する。
ソース(6)及びドレイン(7)領域が、イオン注入によってゲートスタック(4、3)に自己整列されて形成される。
窒化物側壁スペーサー(5)を形成して、図2aに示すデバイス(1)を生成する。
ケイ素ゲルマニウムゲート(4)及びソース(6)/ドレイン(7)接合領域が独立にシリサイド化され、一方でフルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極、他方で浅い接合シリサイドの形成が可能になる。
Si0.5Ge0.5ゲート電極(4)の頂部の酸化物層(11)は、ソース(6)及びドレイン(7)の接合領域のシリサイド化の間、Si0.5Ge0.5がシリサイド化されるのを防止する。
PSG酸化物(8)の厚い層が堆積され、CMPを用いて平坦化されて図2bに示すデバイス(1)が生成される。
SiGeゲート電極の頂部の酸化物層(11)は、PSG層(8)を平坦化するとき研磨停止層として働く。
ゲート電極(4)のSi0.5Ge0.5は、頂部の酸化物層(11)を除去することによって露出され、図2cに示したデバイス(1)を生成する。
約80nmのニッケル(9)が堆積されて、図2dに示すデバイス(1)が生成される。
その後、窒素雰囲気中で約30秒間、450℃で急速熱処理(RTP)工程が行われ、ニッケルゲルマニウムシリサイド(10)Ni(SiGe)を形成する。
残る未反応ニッケルは、HCl/及びSPMを備える湿式エッチング混合物を用いて選択的に除去され、フルニッケルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極(10)を有する図2eに示すFUGESIデバイス(1)を得る。
以下の表1は、ケイ素ゲルマニウムゲートとケイ素ゲートとの間の比較を示し、両方ともシリサイド化金属としてニッケルを用いてフルシリサイド化される。1μm×1μmのキャパシタ上に、等価の電気的厚さ(EOT)、すなわち、容量−電圧測定から抽出された誘電体厚さ、及びフラットバンド電圧(Vfb)が得られた。それらのフルシリサイド化(FUSI)された相手方に比べて、フルゲルマニウムシリサイド化(FUGESI)デバイスは、HfSiON誘電体層の組成物及び50%のゲルマニウムを含むゲート電極(4)について、独立に約210mVの正のフラットバンド電圧移動を示す。
Figure 2007027725
電気的特性におけるこの相違は、また図3に示されており、図3は、表1のHfxSiyONの全ての分割部分について、FUSI(左)とFUSIGE(右)とのウエハ全域の閾電圧Vthの分布を示す。即ち、2nmのHfxSiyON、及び約8%のHf(黒丸)、3nmのHfxSiyON、及び約17%のHf(白丸)、3nmのHfxSiyON、及び約22%のHf(白四角))。
FUSIデバイスのデータは、約−0.73Vでの閾電圧を示し、これはゲート誘電体中のHf含有量が増加するとさらに負の値へ移る。
FUSIGEデバイスのデータは、約−0.52Vでの閾電圧を示し、これはゲート誘電体中のHf含有量が増加するとさらに負の値へ移る。
各分割部分について、FUSIとFUSIGEデバイスとの間に約210mVの閾電圧の移動がある。
フルニッケルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極(10)のゲートスタック、及び2nmのHfxSiyONと約8%のHfのゲート誘電体(4)について、閾電圧は、約−0.5Vであり、低電力デバイスの要件を満足する。
フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極の他の利点は、ニッケルケイ素ゲルマニウムゲート電極を備えるpMOSFETデバイスが、ニッケルケイ素ゲート電極を備える類似のpMOSFETデバイスに比べてより低い閾電圧を有することである。
さらに、形成されたニッケルケイ素ゲルマニウムの体積膨張係数は、そのニッケルシリサイド化したものの体積膨張係数と類似する。フルゲルマニウムシリサイド化ゲートMOSFETについて、フルシリサイド化ゲート電極(10)の相は、Ni(SiGe)であり、同様に加工されたがケイ素ゲートを用いたpMOSFETの相は、NiSiであった。したがって、フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極は、ケイ素ゲート電極をケイ素ゲルマニウム電極に置き換えることによって、シリサイド化プロセスによるゲート電極(4)の体積変化に適応するために追加の対策を必要としないで、より低い閾電圧を有するpMOSFETデバイスの形成が可能になる。
p型低閾電圧金属ゲート電極として、PtSi又はNiSiなどの代替金属を実現することは、これらのシリサイド化プロセスがそれぞれ1.7及び2.1の体積膨張係数を有するので、追加の対策が必要である。
フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極の他の利点は、図4に示される。フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を有するMOSFETデバイスの閾電圧Vthは、シリサイド化の前にSixGeyゲート電極(4)のゲルマニウム含有量(y)を選択することによって制御することができる。図4に示した閾電圧は、約22%のHfを有する3nmのHfSiONのゲート誘電体を有する1μm×1μmのpMOSデバイスで得られる。
ケイ素とニッケルから形成されたNiFUSIゲート電極を備えるMOSデバイスについて、約−0.73Vの閾電圧が測定された(黒四角)。
ケイ素、ゲルマニウム、及びニッケルから形成されたNiFUSIGEゲート電極(10)を備えるpMOSデバイスについて、SixGeyゲート電極(4)における約50%のゲルマニウム含有量(y=0.5)で、閾電圧は、約−0.52Vであった。
SixGeyゲート電極(4)における約65%のゲルマニウム含有量(y=0.65)で、閾電圧は、さらに約−0.21Vに低下する。
したがって、フルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極は、MOSFETの閾電圧の制御を可能にする。詳細には、pMOSFETの閾電圧は、シリサイド化の前にケイ素ゲルマニウムゲート電極中のゲルマニウム含有量を制御することによって制御することができる。SixGeyゲート電極中のゲルマニウムの量は、0<y<1、好ましくは0.4≦y≦0.8に変化させることができる。
他の実施例において、フルゲルマニウムシリサイド化pMOSFETが形成される。この実施例において、ケイ素ゲルマニウム層中のケイ素対ゲルマニウム比は、一定に保たれるが、このケイ素ゲルマニウム層の頂部に堆積されるニッケル層の厚さは変化する。ニッケル対ケイ素ゲルマニウム比を変化させることによって、FUSIGEゲート電極の組成物を変化させることができ、様々なニッケルゲルマニウムケイ素相を形成することができ、各相は、その対応する仕事関数を有する。このpMOSFET形成のプロセス手順は、図2a〜図2eに示したプロセス手順に類似している。
金属有機化学的気相成長(MOCVD)法を用いて、n型基板(2)上にHfxSiyON層が均一に堆積され、ゲート誘電体(3)を形成する。この誘電体層の厚さ及び組成物は、約23/77のHf/Si比を有する約2nmのHfSiONである。
化学的気相成長(CVD)法における前駆体としてSiH及びGeHを用いて、基板(2)上の誘電体層を覆い約100nmのドープしないSi0.5Ge0.5層を均一に堆積し、ゲート電極(4)を形成する。
約60nmの酸化物層(11)がSi0.5Ge0.5層上に堆積される。
HfSiON/SiGe/酸化物のスタックがパターン形成され、pMOSFETのゲートスタック(4、3)を形成する。
イオン注入によってゲートスタック(4、3)に自己整列されて、ソース(6)及びドレイン(7)領域が形成される。
窒化物側壁スペーサー(5)が形成され、図2aに示すデバイス(1)に類似するデバイスを生成する。
ケイ素ゲルマニウムゲート(4)及びソース(6)/ドレイン(7)接合領域が独立にシリサイド化され、一方にフルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極、他方に浅い接合シリサイドの形成が可能である。
Si0.5Ge0.5ゲート電極(4)の頂部の酸化物層(11)は、ソース(6)及びドレイン(7)接合領域のシリサイド化の間、Si0.5Ge0.5がシリサイド化されるのを防止する。
PSG酸化物(8)の厚い層が堆積され、CMPを用いて平坦化されて、図2bに示すデバイス(1)に類似のデバイスを生成する。
SiGeゲート電極の頂部の酸化物層(11)は、PSG層(8)を平坦化するとき研磨停止層として働く。
ゲート電極(4)のSi0.5Ge0.5は、頂部の酸化物層(11)を除去することにより露出され、図2cに示すデバイス(1)に類似したデバイスを生成する。
それぞれ120nm、80nm、又は60nmのニッケル(9)が堆積されて、図2dに示すデバイス(1)に類似するデバイスが生成される。
その後、窒素雰囲気中、約30秒間450℃で急速熱処理(RTP)工程を行い、それぞれ、Ni(SiGe)相(120nmのNiから出発)、Ni(SiGe)相(80nmのNiから出発)、及びNiSiGe相(60nmのNiから出発)を有するニッケルゲルマニウムシリサイド(10)を形成する。
残る未反応ニッケルは、HCl/及びSPMを備える湿式エッチング混合物を用いて選択的に除去され、フルニッケルゲルマニウムシリサイド化ゲート電極(10)を有する、図2eに示すデバイスに類似するFUGESIデバイス(1)が得られる。
図5は、ニッケル含有量の変化にともない、異なるニッケルゲルマニウムケイ素相を有するフルニッケルゲルマニウムシリサイド化MOSデバイス(FUSIGE)の仕事関数、及び仕事関数の移動、したがって閾電圧の移動を示すグラフである。
ニッケル含有量を増加させるとき、約4.9eVの仕事関数を有するNi(SiGe)相を得ることができ、これは、より低いニッケル含有量を有するNi(SiGe)に対応する約4.6eVの仕事関数よりも約300mV高い。仕事関数におけるこの300mVの移動は、pMOSFETの閾電圧の対応する移動に反映されるであろう。
ニッケル含有量を減少させるとき、約4.55eVの仕事関数を有するNiSiGe相(60nmのNiから出発)を得ることができ、これはNi(SiGe)相の仕事関数約4.6eVよりも約50mV低い。
一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例によるプロセスフローの様々なステップを示す概要断面図である。 一実施例による、フルニッケルシリサイド化MOSデバイス(FUSI)及びフルニッケルゲルマニウムシリサイド化MOSデバイス(FUSIGE)の異なるゲート誘電体についての閾電圧分布を示すグラフである。 ゲルマニウム含有量を変化させる一実施例による、フルニッケルシリサイド化MOSデバイス(FUSI)及びフルニッケルゲルマニウムシリサイド化MOSデバイス(FUSIGE)の閾電圧を示すグラフである。 ニッケル含有量を変化させる一実施例による、フルニッケルゲルマニウムシリサイド化MOSデバイス(FUSIGE)の仕事関数を示すグラフである。

Claims (27)

  1. ゲート電極とゲート誘電体とを備えたMOSFETであって、
    上記ゲート電極は、SixGey(ここで、x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層のニッケルシリサイド化から得られるニッケルゲルマニウムシリサイド層を備えた、MOSFET。
  2. yが0.5〜0.8、又は好ましくは0.55〜0.8を含む、請求項1記載のMOSFET。
  3. x=0.5及びy=0.5、又は好ましくはx=0.45、及びy=0.55である、請求項2記載のMOSFET。
  4. x=0.35、及びy=0.65である、請求項2記載のMOSFET。
  5. 上記ゲート誘電体は、ハフニウム及びケイ素を備える、請求項1から4のいずれかに記載のMOSFET。
  6. 上記ゲート誘電体は、HfSiON誘電体である、請求項5記載のMOSFET。
  7. ニッケルと、SixGey(ここで、x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層とをアニールすることにより得ることのできる金属合金。
  8. 0.5≦y≦0.8、又は好ましくは0.5<y<0.8である、請求項7記載の金属合金。
  9. x=0.5及びy=0.5、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55である、請求項7又は8記載の金属合金。
  10. x=0.35及びy=0.65である、請求項7又は8記載の金属合金。
  11. 高い仕事関数、すなわち4.5eVよりも高い材料として請求項7から10のいずれかに記載の金属合金の使用。
  12. 少なくともゲート誘電体、任選択的にスペーサー、並びに、ソース及びドレイン接合領域を形成した半導体基板を設けること、
    上記ゲート誘電体上に、SixGey(x及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8であり、x+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層を形成すること、
    少なくとも上記ケイ素ゲルマニウム層上に、ニッケルを含む金属層スタックを形成すること、
    フル金属ゲルマニウムシリサイド化ゲート電極を形成するように上記ケイ素ゲルマニウムと上記金属とをアニールすること、
    を備えた、pMOSFETの形成方法。
  13. 0.5≦y≦0.8、又は好ましくは0.5<y<0.8である、請求項12記載の形成方法。
  14. x=0.5及びy=0.5、又は好ましくはx=0.45、及びy=0.55である、請求項12又は13記載の形成方法。
  15. x=0.35及びy=0.65である、請求項12又は13記載の形成方法。
  16. 金属ゲルマニウムシリサイド化ゲート電極の形成後、未反応の金属を選択的に除去することをさらに備える、請求項12から15のいずれかに記載の形成方法。
  17. 上記金属層スタックはニッケル層である、請求項12から16のいずれかに記載の形成方法。
  18. 上記ニッケルが、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、又はNi(SiGe)など、ニッケル対SiGeの比が1よりも大きいニッケルゲルマニウムシリサイドを得るために十分な量にて供給される、請求項17記載の形成方法。
  19. 上記ケイ素ゲルマニウム層、並びに、ソース及びドレイン接合領域の上に誘電体層を形成し、次いで上記金属層スタックの堆積前に上記ケイ素ゲルマニウム層を露出することをさらに備える、請求項12から18のいずれかに記載の形成方法。
  20. ニッケルと、SixGey(ここでx及びyは実数であり、0.4≦y≦0.8、及びx+y=1である)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層とをアニールする工程を備える、金属合金の形成方法。
  21. 0.5≦y≦0.8、又は好ましくは0.5<y<0.8である、請求項20記載の形成方法。
  22. x=0.5及びy=0.5であり、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55である、請求項21記載の形成方法。
  23. x=0.35及びy=0.65である、請求項21記載の形成方法。
  24. ニッケルと、SixGey(ここでx及びyは実数であり、x+y=1であり、yは0.4から0.8に、好ましくは0.5から0.8に、又はさらに好ましくは0.55から0.8に増加させる)の組成物を有するケイ素ゲルマニウム層とをアニールする工程を備えた、pMOSFETデバイスの閾電圧を低下させる方法。
  25. ニッケル対SiGeの比が、Ni(SiGe)、Ni(SiGe)、Ni31(SiGe)12、又はNi(SiGe)など、1よりも大きいニッケルゲルマニウムシリサイドを得るために十分な量にてニッケルを供給する工程をさらに備える、請求項24記載の方法。
  26. x=0.5及びy=0.5であり、又は好ましくはx=0.45及びy=0.55である、請求項25記載の方法。
  27. x=0.35及びy=0.65である、請求項25記載の方法。
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