JP2007024929A - 表示素子駆動装置および2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置 - Google Patents

表示素子駆動装置および2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】双方向の通電による発光表示を可能にし、高密度な実装を可能にする。
【解決手段】同等特性を有する2個の発光ダイオード10,10を、それぞれ一方のアノード電極11と他方のカソード電極12とを互いに接続して発光ダイオード体22を構成し、該発光ダイオード体22をマトリクス配置して発光ダイオード群(M×N個)21を構成する。前記2個一対の発光ダイオード10,10に対する駆動電流を、順方向と逆方向とに時分割制御し、2個の発光ダイオード10,10の表示時刻と表示時間と発光輝度とを、他の全発光ダイオード体22に対して互いに独立に制御可能なパルス駆動にすることにより、マトリクス配置の行と列とを構成する駆動配線数の和(M+N)を従来より半減(M+N)/2)することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの電極間の一方の極性にて、電圧印加または電流駆動する場合のみ、発光性または受光透過性を呈する表示素子を用いて、点滅制御する表示素子駆動装置および2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置に関するものである。
発光ダイオードまたは液晶素子に代表される点状の表示素子を複数配置し、それらを互いに独立な時刻および時間において、独立な発光輝度または受光透過度にて制御しようとする場合の技術として、下記のような従来技術を例示することができる。
(第1例)
図6に示すように、発光ダイオード群60の発光ダイオード素子61のアノード電極を電源62側の共通電極63に接続し、発光ダイオード素子61のカソード電極を個別に、表示素子駆動回路64の発光電流制御回路65に接続する直流駆動方式を構成する。
(第2例)
図7に示すように、発光ダイオード群71を構成する発光ダイオードからなる表示素子72のアノード電極を、当該マトリクス配置表示の行と列とで構成される配線交点の列配線74に接続し、表示素子72のカソード電極を配線交点の行配線75に接続し、列配線を順序選択走査しながら、その選択時の表示素子72に対して、行配線にて発光輝度の制御を、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路73により、図8に示す時系列波形にて行うパルス電流回路による駆動方式を構成する。
あるいは、前記表示素子72である発光ダイオードに置換して液晶素子を使用した場合に、受光透過度の制御を同様のパルス電圧回路によるパッシブ・マトリクス配置駆動方式を構成する。
図9は、図7の回路構成を基に、RGB三原色を構成する3個1組の発光ダイオード72を表示単位とする色彩表示用途に拡張したドット・マトリクス表示素子駆動回路の構成図である。図9において、図7にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図9に示す構成例では、図7における発光ダイオード72の各1個を、各3個に拡張することにより、それらを互いに独立に制御するために、輝度制御用の配線数もM本から3倍の3M本に拡張されることになる。
(第3例)
図10に示すように、液晶表示素子群90のマトリクス配置されている配線交点に駆動トランジスタ91を設け、液晶表示素子92のアノード電極を駆動トランジスタ91のソース電極に接続し、液晶表示素子92の他方電極を接地側共通電極に接続し、駆動トランジスタ91のゲート電極をマトリクス配置表示の行と列とで構成される配線交点の列配線に接続し、配線交点の行配線に駆動トランジスタ91のドレイン電極を接続し、液晶電極間容量電圧による全列配線に渡る1回走査時間分の受光透過度保持を利用し、列配線を順序選択走査しながら、その選択時の液晶表示素子92に駆動トランジスタ91を通して行配線にて受光透過度の制御を、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路93により、図8に示すような時系列波形にて行うPHM(パルス電圧値変調)制御回路によるアクティブ・マトリクス配置駆動方式を構成する。
図7に示す第2例では、各発光ダイオード72に所要の輝度を得るために、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路73の第1列目から第N列目までの列配線に電圧を印加し、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路73の第1行目から第M行目までの行配線の駆動電流源にて、発光ダイオード72を駆動する。
このとき、各発光ダイオード72の輝度を互いに他と独立して制御するために、図8に示すように、常に1つの列配線のみに選択的に電圧を印加し、列選択されたM個の発光ダイオード72に対して、各行配線にて、それぞれ所要の輝度を得るための電流を切り換えながら駆動する。
この制御を、列配線の第1列目から第N列目まで順次走査し、さらに第1列目に戻って、順次、選択的な電圧印加を繰り返し、全発光ダイオードをパルス的に点滅させることにより、(M×N)個の全発光ダイオードを互いに独立な輝度で点滅させる。
前記選択的な電圧印加を、図8に示す1走査周期、すなわち列配線の第1列目から再び第1列目まで戻る周期を、肉眼の点滅を認識することができる限界の周波数、すなわち一般に60Hz以上となる周期で駆動すると、肉眼では、ちらつきの感じられない絵文字パターンとして認識される。こうした2次元ドット・マトリクス配置表示装置は、電光表示板などに広く活用されている。
発光ダイオードの全素子数をM×N(M,Nは正の整数)個とすると、前記第1例では、発光輝度または受光透過度を直流駆動できるため、発光ダイオード素子の駆動電流または電圧の定格上限に近い発光輝度が得られるものの、マトリクス配置の表示素子群と、その駆動回路との配線総数が(M×N+1)本なる多本数を必要とする。
また、第2例では、発光輝度または受光透過度がパルス駆動であることにより、時間平均時の発光輝度が直流駆動より劣るものの、配線数を(M+N)本なる少ない本数にて駆動することができる。
また、第3例では、表示素子ごとに駆動トランジスタを挿入する必要があるものの、その効果により、第2例におけるパルス駆動の課題である表示素子の受光透過明暗度の改善、および隣接表示素子との受光透過干渉度の改善を図ることができる。
前記駆動トランジスタ効果により、画像表示装置においては、従来、ブラウン管表示が代表方式であったが、液晶表示装置が、薄型,軽量,省電力という特徴により、ブラウン管表示の代替方式になりつつある。
発光ダイオードおいては、従来、電子機器の単なる点発光による状態表示装置でしかなかったものが、青色発光ダイオードの量産化実現により、白色あるいはRGB3原色の色彩表示装置の一役を担って、携帯電話,玩具,住宅インテリアなどへの用途を拡大しつつある。
また、発光ダイオードの超寿命,省電力,色再現性が良いという特徴から、発光効率および出力の改善により、信号機,車の尾灯,撮影照明,液晶ディスプレイ背光照明への置換え用途も現れた。
さらに、こうした市場要求の発展から、蛍光灯照明や車の前照灯への置換えを狙うほどに、発光ダイオードの出力改善も進みつつある。
加えて、携帯電話への発光ダイオード用途は、光ることによる楽しさ自体を、その所有者に与える目的で使われ始めた。例えば、着信または通話時に、蛍発光(蛍に似せた周期点滅)またはレインボー発光(虹色7色の順次発光)と呼ばれる表示機能を搭載したものが商品化されている。
特開平7−199861号公報
前記のように発光ダイオードの用途例は、従来の内蔵バッテリ・パックの充電完了や着信中であることを表示するという実用目的ではなく、他社機種との差別化を目的とする主観的または非実用的目的で多用され始めている。
ところが、携帯電話を考える場合、無線電話機能に加えて、データ通信,インターネット・ブラウザ,和音合成,カメラ,ビデオ,テレビ,ラジオ,音楽再生,ゲーム,地上位置検出,無線LAN,個人認証,電子決済などのように、あらゆる機能を取り込みつつ、電話という本来の用途を外れた処で、高機能化と高密度実装化の一途を辿っている。
それらの課題として、携帯電話では、特に日本国内向けに代表される2つ折形状の筐体の場合、その開閉接続部の実装容積が極端に小さく、そこを通過する配線本数を極力低減するために、電気系システムの設計の際、2つ折形状に分離された筐体間の信号配線をできる限り多重化する手法の採用が必須となっている。
このような課題の解決策として、信号配線の多重化国際規格案が現れ、携帯電話端末メーカ業界にて、MSDL(Mobile Shrink Data Link)、あるいはMPL(Mobile Pixel Link)が、それぞれ規格提唱されている。
このような状況にあって、既述した携帯電話における各機能を実現するための各部品を、携帯電話における狭い筐体内で、いかに設置スペースを得るかを考察している中、さらに、携帯電話の筐体に、前記のような携帯電話の筐体背面における平面部に(9×18)個程の2次元ドット・マトリクス表示のためのマトリクス配置表示部品を埋め込もうとすることは、携帯電話の筐体の機構設計を非常に困難にさせるものとなる。
前記のドット・マトリクス配置表示実装部分の小型化を行うためには、図7に示した表示素子群と駆動回路との接続配線体積を削減することも考慮する必要がある。
前記接続配線をなくすために、表示素子群と駆動回路とを積層一体化する方法があるが、反面、表示装置とその駆動装置との配置の自由度をなくしてしまうことになる。
本発明は、前記従来技術の課題を解決し、携帯電話に代表される機構的高密度実装を必要条件とする電子機器において、発光ダイオードに代表される表示素子群を、点滅時刻と発光輝度に対して互いに独立に制御する駆動回路との組み合わせにし、前記素子群と駆動回路との配線本数を削減することにより、それらの実装体積を減らし、前記高密度実装に寄与することを実現する表示素子駆動装置および2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、少なくとも2つの電極間の一方の極性にて、電圧印加または電流駆動する場合のみ、発光性または受光透過性を呈する2個の表示素子において、それぞれ一方のアノード電極と他方のカソード電極とを互いに電気的に接続して2個一対の表示素子体を構成し、任意の一期間において前記表示素子体の一方から他方の接続端子へ順方向に電流駆動し、他期間において前記端子の逆方向に電流駆動し、2端子にて前記各表示素子を時系列的にかつ独立して点滅制御する制御手段を備えたことを特徴とし、表示素子である発光ダイオードおよびエレクトロ・ルミネセンス素子に代表される駆動電流の特異性、すなわちアノード電極からカソード電極方向の駆動電流時のみ発光あるいは受光透過の性質を示す特性を利用し、前記のように構成された2個一対となる表示素子体の2電極間において、2つの表示素子を互いに独立に発光または受光透過させるため、2箇所の接続電極間の駆動電流方向を肉眼の点滅認識限界周波数(一般に60Hz)以上で、順方向と逆方向とに時分割制御するものである。
本発明によれば、2次元ドット・マトリクス配置表示と、その駆動回路との接続配線に関して、表示素子総数を従来に比して増加させることができ、しかも、配線総数を従来に比して削減することができる。さらに端子総数の削減による小型化により、その2次元ドット・マトリクス配置表示装置全体の実装体積が削減されることにより、例えば携帯電話に代表される機構的高密度実装機器への設計難易度の緩和に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係る実施形態としての2次元ドット・マトリクス配置表示装置に用いられる各表示素子は、発光ダイオードやエレクトロ・ルミネセンス素子に代表される発光時の電極間電流方向に特異性がある、すなわちアノード電極からカソード電極への順方向電流時のみ発光する素子である。
一般的な発光ダイオードの順方向と逆方向との電圧特性を(表1)に示す。
Figure 2007024929
発光ダイオードは、一般的な整流用ダイオードに比較して、逆方向電圧が極端に低い特性を示すが、それでも、順方向電圧に対して1.4倍〜2倍程度の高い電圧値を示す。
この特性から、本実施形態では基本的に、図1(a)に示すように、同等特性を有する2個の発光ダイオード10,10において、それぞれ一方のアノード電極11と他方のカソード電極12とを互いに接続して発光素子体を構成し、双方の発光ダイオード10,10に、それぞれ順方向電流を与える際、前記順方向電圧が他方の逆方向電圧の定格を超えないように制御する。
発光ダイオード10,10は、逆方向電圧を印加しても順方向電流の約1/1000以下のリーク電流が流れるものの、発光することはない。
したがって、図1(a)に示す構成において、2個の発光ダイオード10,10を電極2端子間にて順方向電流を反転駆動することにより、互いに排他的に点滅させることが可能である。
図1(a)に示す構成において、前記の順方向電圧が逆方向電圧の定格を超える場合、図1(b)または図1(c)に示すように、互いの発光ダイオード10,10に直列にショットキ・バリア・ダイオードに代表される逆方向電圧保護ダイオードである保護素子13を接続し、発光ダイオード10,10の低い逆方向電圧の定格保護を行う。
ショットキ・バリア・ダイオードは、一般に、順方向電圧が約0.3V、逆方向電圧の定格が20V以上の特性を容易に得ることができるため、それを保護素子13として直列に接続することにより、順方向電圧の約0.3V増、逆方向電圧の定格20V以上の特性を有する発光ダイオードを等価的に構成することができる。
次に、本発明に係る前記構成の発光素子体における表示素子駆動装置の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図2は本発明に係る表示素子駆動装置の実施形態1における2次元ドット・マトリクス配置表示回路の構成図である。
図2において、21は図1(a)に示す構成の2個一対の発光ダイオードからなる発光ダイオード体22からなる発光ダイオード群、23は2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路であり、発光ダイオード体22の一方の電極を、当該マトリクス配置表示の行と列とで構成される配線交点の列配線24に接続し、発光ダイオード体22の他方の電極を、配線交点の行配線25に接続している。図7に示す従来例における2次元ドット・マトリクス配置表示回路上の全ての発光ダイオード72を、図1(a)の2個一対の発光ダイオード体22に置換した回路例である。
そして、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路23内に、列配線24において電圧印加回路26aと電流駆動回路27aとを選択切替する切替回路28aと、行配線25において電圧印加回路26bと電流駆動回路27bとを選択切替する切替回路28bとを設けて、それらを排他的に動作させることにより、発光ダイオード体22の一方の発光ダイオードを、他方の発光ダイオードと独立に点滅させる。これらの切替回路28a,28bに対する切替制御および点滅制御などは、図示しない制御手段である図示しないCPU(中央演算処理部)によってコントロールする。
図3は実施形態1における駆動信号の時系列波形を示す図であり、図2の2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路23には、列配線24と行配線25の双方に、電圧選択印加回路26a,26bと電流駆動回路27a,27bとを設け、図3に示すように、図8に示した1走査周期期間33を2分割し、この期間33を、列配線が電圧選択され、かつ行配線が電流駆動される期間34と、列配線が電流駆動され、かつ行配線が電圧選択される期間35とに、それぞれ切替回路28a,28bにより時系列的に機能分割する。
切換回路28a,28bを、図3の1走査周期期間33内で2回反転切り換えし、図3の1走査周期期間33内の前半を図8の従来と同様に制御信号の時系列波形にて、また同様に、後半を図8の従来と同様に列配線と行配線との機能を置換した制御信号の時系列波形にて、それぞれ動作させる。図3において、31は列配線24の選択電圧または駆動電流の時間波形を示し、32は行配線25の駆動電流または選択電圧の時間波形を示す。
図7に示す従来例と図2の実施形態1の回路例とを比較すると、実施形態1では、2個一対の発光ダイオードからなる発光ダイオード体22を使用したことにより、図7に示す従来例に対し、同等の駆動配線総数(M+N)本にて、2倍のドット・マトリクス配置表示素子を互いに独立して点滅することが可能である。
すなわち、ドット・マトリクス配置表示素子数が同等であれば、実施形態1は、図7に示す従来例に対し、駆動配線総数を((M+N)/2)に半減することができる。
(実施形態2)
図4は本発明に係る表示素子駆動装置の実施形態2における2次元ドット・マトリクス配置表示回路の構成図である。
図4において、図9に示す従来例のRGB三原色を構成する3個1組の表示素子の内、任意の2個を図1(a)に示す2個一対の発光ダイオード体42に置換した構成である。本実施形態では、G(緑)とB(青)との発光ダイオードについて、発光ダイオード体42として構成し、R(赤)を独立した1つの発光ダイオード40としている。
41は発光ダイオード40と発光ダイオード体42とからなる発光ダイオード群、43は2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路であり、発光ダイオード40と発光ダイオード体42の一方の電極を、当該マトリクス配置表示の行と列とで構成される配線交点の列配線44に接続し、発光ダイオード40と発光ダイオード体42の他方の電極を配線交点の行配線45に接続している。
そして、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路43内に、列配線44において電圧印加回路46aと電流駆動回路47aとを選択切替する切替回路48aと、行配線45において電圧印加回路46bと電流駆動回路47bとを選択切替する切替回路48bとを設け、本実施形態では、切替回路48bによって、奇数行配線にて電流駆動の有無、かつ偶数行配線にて電圧選択と電流駆動との切替を行う。これらの切替回路48a,48bに対する切替制御および点滅制御などは、図示しない制御手段である図示しないCPU(中央演算処理部)によってコントロールする。
ここで、(表1)に示すように、逆方向電圧の比較的に高い発光ダイオードを選んで図1(a)の表示素子を構成する方が、図1(b)および図1(c)に示すような保護素子10である逆方向電圧保護ダイオードを設ける負担が減少する。
図5は実施形態2における駆動信号の時系列波形を示す図であり、2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路43に、列配線44および行配線45の双方に、電圧選択印加回路46a,46bと電流駆動回路47a,47bとを設け、図5に示すように、図8に示した1走査周期期間53を2分割し、この期間53を、列配線が電圧選択され、かつ奇数行配線が電流駆動の期間54と、列配線が電圧選択され、かつ偶数行配線が電流駆動の期間55と、列配線が電流駆動され、かつ偶数行配線が電圧選択の期間56とに、それぞれ切替回路48a,48bにより時系列的に機能分割する。
切換回路48a,48bを、図5の1走査周期期間53内で3回反転切り換えし、1走査周期期間53内の前半を奇数行配線については、図8の従来と同様に制御信号の時系列波形にて、また同様に、中程を偶数行配線について、図3の前半の列配線と行配線との制御信号の時系列波形にて、また同様に、後半を偶数行配線について、図3の後半の列配線と行配線との機能を置換した制御信号の時系列波形にてそれぞれに動作させる。図5において、51は列配線44の選択電圧または駆動電流の時間波形を示し、52は行配線45の駆動電流または選択電圧の時間波形を示す。
図5における1走査周期期間53内の前半では、点滅を待機するR(赤)色の発光ダイオード以外のG(緑)色およびB(青)色の発光ダイオードが点灯しないように、図4の切換回路48aにて偶数行配線への接続を全て切断し、また同様に、1走査周期期間53内の中程と後半では、点滅を待機するG(緑)色およびB(青)色の発光ダイオード以外のR(赤)色の発光ダイオードが点灯しないように、切換回路48aにて奇数行配線への接続を全て遮断する。
図9に示す従来例と図4の実施形態2の回路例とを比較すると、実施形態2では、2個一対の発光ダイオードからなる発光ダイオード体22を使用したことにより、図9に示す従来例に対し、駆動配線総数を(3M+N)本から(3M×(2/3)+N)本、すなわち(2M+N)本に削減することができる。
なお、駆動信号の時系列波形に関して、1つの発光ダイオードの1走査周期期間当りの選択時間に注目すると、図7の従来例と実施形態1との比較では実施形態1は1/2となり、また、図7の従来例と実施形態2との比較では実施形態2は1/3となり、発光時のデューティが小さくなることによる最大輝度の低下という課題がある。
しかし、将来の外部発光効率すなわち発光出力を飛躍的に向上させる発光ダイオードの商品化が期待されることから、図8に示す従来例の時系列制御による現状の輝度で満足される場合、近い将来、図3および図5に示す実施形態の時系列制御においても、従来例と同等な輝度が得られるものと期待される。
本発明は、2次元ドット・マトリクス配置表示の行と列との配線交点に接続された複数の発光または受光透過、および遮断の特性を有する表示素子群を、それらの表示時刻および表示時間と、発光輝度または受光透過度とを表示素子に対して、互いに独立に制御し得る時系列パルス変調の駆動方式の技術として有効である。
(a),(b),(c)は本発明の実施形態にて使用される2個一対の発光ダイオードからなる発光素子体(発光ダイオード体)の構成図 本発明に係る表示素子駆動装置の実施形態1における2次元ドット・マトリクス配置表示回路の構成図 実施形態1における駆動信号の時系列波形を示す図 本発明に係る表示素子駆動装置の実施形態2における2次元ドット・マトリクス配置表示回路の構成図 実施形態2における駆動信号の時系列波形を示す図 従来の1次元的表示素子駆動回路の構成図 従来の2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路の構成図 図7の駆動回路の時系列制御信号波形を示す図 図7をRGB三原色色彩表示用途に拡張した従来の2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路の構成図 従来の液晶表示装置に代表される2次元アクティブ・マトリクス表示素子駆動回路の構成図
符号の説明
10 発光ダイオード
11 アノード電極
12 カソード電極
13 保護素子(逆方向電圧保護ダイオード)
21 発光ダイオード群(M×N)個
22 発光ダイオード体
23 2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路
24 選択走査または輝度制御の列配線(N本)
25 輝度制御または選択走査の行配線(M本)
26a,26b 電圧印加回路
27a,27b 電流駆動回路
28a,28b 電圧選択と電流駆動との切換回路
31 列配線の選択電圧または駆動電流の時間波形
32 行配線の駆動電流または選択電圧の時間波形
33 図8の1走査周期期間
34 列配線が電圧選択かつ行配線が電流駆動の期間
35 列配線が電流駆動かつ行配線が電圧選択の期間
41 発光ダイオード群(3M×N)個
40 発光ダイオード
42 発光ダイオード体
43 2次元ドット・マトリクス表示素子駆動回路
44 選択走査または輝度制御の列配線 N本
45 輝度制御または選択走査の行配線 2M本
46a,46b 電圧印加回路
47a,47b 電流駆動回路
48a 奇数行配線が電流駆動の有無かつ偶数行配線が電流駆動と電圧選択との切換回路
48b 電圧選択と電流駆動との切換回路
51 列配線の選択電圧または駆動電流の時間波形
52 行配線の駆動電流または選択電圧の時間波形
53 図8の1走査周期期間
54 列配線が電圧選択かつ行配線が電流駆動の期間
55 列配線が電圧選択かつ偶数行配線が電流駆動の期間
56 列配線が電流駆動かつ偶数行配線が電圧選択の期間

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの電極間の一方の極性にて、電圧印加または電流駆動する場合のみ、発光性または受光透過性を呈する2個の表示素子において、それぞれ一方のアノード電極と他方のカソード電極とを互いに電気的に接続して2個一対の表示素子体を構成し、
    任意の一期間において前記表示素子体の一方から他方の接続端子へ順方向に電流駆動し、他期間において前記端子の逆方向に電流駆動し、2端子にて前記各表示素子を時系列的にかつ独立して点滅制御する制御手段を備えたことを特徴とする表示素子駆動装置。
  2. 前記表示素子が、発光ダイオードまたはエレクトロ・ルミネセンス素子であることを特徴とする請求項1記載の表示素子駆動装置。
  3. 少なくとも2つの電極間における一方向の極性にて電圧印加または電流駆動する場合のみ、発光性または受光透過性を呈する2個の表示素子において、それぞれ一方のアノード電極と他方のカソード電極を互いに電気的に接続して2個一対の表示素子体を構成し、
    2次元平面上の複数の列方向配線と行方向配線との交点の少なくとも一部に、前記表示素子体を配置してドット・マトリクス配置表示素子群を構成し、
    前記表示素子に対して、任意の一期間において前記列方向配線を順次選択走査し、かつ前記行方向配線を発光または受光透過駆動し、他期間において前記列方向配線を発光または受光透過駆動し、かつ前記行方向配線を順次選択走査して、当該列方向と行方向との配線への走査と駆動とを周期的に反復制御することにより、前記各表示素子を時系列的にかつ独立して点滅制御する制御手段を備えたことを特徴とする2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置。
  4. 少なくとも2つの電極間における一方向の極性にて電圧印加または電流駆動する場合のみ、発光性または受光透過性を呈する3個1組のRGB三原色用の表示素子において、3個のうちの2個を、それぞれ一方のアノード電極と他方のカソード電極を互いに電気的に接続して2個一対の表示素子体を構成し、
    2次元平面上の複数の列方向配線と行方向配線との交点の少なくとも一部に、3個1組として前記表示素子体と他の表示素子を配置してドット・マトリクス配置表示素子群を構成し、
    前記表示素子体に対して、任意の一期間において前記列方向配線を順次選択走査し、かつ前記行方向配線を発光または受光透過駆動し、他期間において前記列方向配線を発光または受光透過駆動し、かつ前記行方向配線を順次選択走査して、当該列方向と行方向との配線への走査と駆動とを周期的に反復制御することにより、前記各表示素子を時系列的にかつ独立して点滅制御する制御手段を備えたことを特徴とする2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置。
  5. 前記表示素子が、発光ダイオードまたはエレクトロ・ルミネセンス素子であることを特徴とする請求項3または4記載の2次元ドット・マトリクス配置表示素子駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010245356A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Showa Denko Kk 発光装置
JP2014072215A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Sharp Corp 表示装置
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