JP2007023035A - 低分子量樹脂を含む良好な持久力を有する唇用メイクアップ組成物 - Google Patents

低分子量樹脂を含む良好な持久力を有する唇用メイクアップ組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、光沢を損なうことなく、特に耐油性の点において良好な抵抗特性を有するメイクアップ組成物を得ることである。
【解決手段】本発明は、ロジン、ロジン誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの樹脂を含む唇用メイクアップ組成物であって、前記樹脂の数平均分子量が10000g/mol以下であり、前記組成物が50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる組成物に関する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、唇をメイクアップするための組成物および方法に関する。
色と共に、堅牢性は、メイクアップ製品の重要な一パラメータである。色堅牢性および耐色移り性は一般に、光沢のそれと矛盾する特性である。具体的には、堅牢性および耐色移り性を得るために、揮発性材料を含む組成物、さらによりよくは揮発性溶媒または油を含むこうした組成物中に混合されたポリマーを使用することが多い。しかし、こうした組成物は、揮発油が存在するために光沢がない。
したがって、着色したフィルム形成組成物の上に光沢のあるグリース性トップコートを塗布することによって、組成物の光沢および快適性を改善することが可能になる2つの作用のある配合物を製造することが期待された。しかし、その日のうちにトップコートがなくなることは不可避であり、そのために色の点においてメイクアップの持久力は良好のままであるが、トップコートの消失によりそれから由来する光沢が破壊される。したがって、着色メイクアップが保存されるという利点は、この光沢がなくなることの結果として大きく低下する。
本発明者らは、意外にも、特定の樹脂を組成物中に組み込むことによって光沢を損なうことなく、特に耐油性の点において良好な抵抗特性を得ることが可能となることを発見した。
Handbook of Pressure Sensitive Adhesive、Donatas Satas編纂、第3版、1989年、609〜619頁 Polymer Handbook、第3版、1989年、John Wiley 欧州特許第1396259号 D. Robb編纂の「Specialist Surfactants」1997年におけるP. Terech、8章、209〜263ページ 欧州特許出願公開第1068854号 欧州特許出願公開第1068945号 国際公開第02/47031号 米国特許第5874069号 米国特許第5919441号 米国特許第6051216号 米国特許第5981680号 米国特許第4887622号 仏国特許第2796529号 仏国特許第2761959号 仏国特許第2792618号
したがって、本発明の目的は、良好な抵抗特性を有し、従来の配合経路に伴う問題の全てまたは一部を解決する唇用メイクアップ組成物を配合するための別の経路を提案することである。
より具体的には、本発明の一主題は、ロジン、ロジン誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの樹脂を含む化粧用の唇用メイクアップ組成物であって、前記樹脂の数平均分子量が10000g/mol以下である組成物である。組成物は有利には、50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる。
前記組成物は有利には、耐油性が50%以上、例えば55%、60%または65%にもなる付着物をもたらすフィルムを形成することができる。
耐油性は、以下の方法に従って測定することができる。
3枚のガラススライドを準備し、以下のようにそれぞれをコラーゲンのシートによって覆う。
側長5cm×10cmを有するコラーゲンのシート(naturin artificial gut、厚さ0.06mm、a.0.10mm、d.120mm)を温度28℃で調製し、相対湿度(RH)90%で少なくとも2時間養生する。
コラーゲンのシートを再び空気に開放し、直ちに4.6cm×7.6cmのガラススライドにしっかりと完全に貼り付ける。3Mのスコッチテープによってコラーゲンのシートをガラススライドの裏側に貼り付ける。コラーゲンの表面は、平滑で、しわなしであるべきである。試験を実施する前に、各スライドを周囲条件下に24時間放置する。
ナイフと定規を使用して5cm×10cmの長方形を、スタイロフォーム板(Amoco Selectables Plastics DL Tableware type)からガラススライドの外形に従って切り出す。本発明による生成物を、下記のようにして各スライドガラスおよび長方形のスタイロフォームに塗布する。この組成物を、25μmの機械的塗布機(バーコータ)を使用して塗布する。
プレートを周囲条件下に24時間放置する。
ブラシによって拡げられたオリブ油3滴(約0.075g)を、コラーゲンおよび組成物によって覆われた3枚のスライドそれぞれに塗布する。キムワイプの紙タオルを使用して過剰分を乾燥させ、スライドを室温で30分間放置する。直径4cmの白色のスタイロフォームディスク3枚を切り出す。
白色のスタイロフォームディスクを両面テープによって2kgの物体の端部にしっかりと貼り付け、その重しをプレートの表面(生成物側)上に静かに置くことによって175g/cm2の圧力をかけ、当初の圧力を保持しながらその重しをそれ自体のまわりに3〜5秒かけて1回転半させる。重しを持ち上げ、スタイロフォームディスクを回収する。各ガラススライドについて清浄なスタイロフォームディスクを用いて測定を実施する。
次いで、反射率の百分率を
・長方形のスタイロフォーム試料に塗布された生成物の付着物(参照A)、
・清浄な白色のスタイロフォームディスク(参照B)、
・化粧用生成物が塗布されたスライドに圧力をかけた後、重しから離されたディスク(参照C)
について測定する。反射率は、D65/10°の光源を有するスペクトル分析計(開口部の直径25mm)を使用して400〜700nmの波長範囲にわたって測定する。「汚れた」ディスクについて反射率最小の波長を選ぶ。この波長において、耐油性を次式
100*(1-[(C-B)/(A-B)])
に従って計算する。耐油性は、3つの測定の平均値に等しい。
加えて、本発明による組成物の付着物は、有利に高い光沢を有することもできる。
本発明による組成物の付着物の光沢は、以下に説明する方法に従って測定することができる。
有利には、本発明による生成物は、5以上、特に10以上、特に15以上、より特に20以上、特に25以上の、または約30にもなる光沢を有することができる。
用語「光沢」とは、ゴニオ反射率計タイプの装置、例えばMicromodules社が販売するGRM-2000 machineを使用して以下の方法によって測定することができる光沢を意味する。
この装置に対して採用されるパラメータは、以下の通り、すなわち、
-照射角:120°
-検出角:60°
-出発角:50°
-終了角:95°
である。
大きさ40×70mmの長方形の発泡体タイプの支持体を、赤レンガ色の発泡体、例えば接着面を有する厚さ3mmのネオプレン発泡体、例えばJoint Technique Lyonnais Ind.社が販売する取引照会記号RE40×70 EP3で知られている発泡体を使用して作製する。
そのコーティングに対して口紅を塗布することは、唇にもたらされる塗布と同様であるような磨耗性状を有する、3M(登録商標)社が取引照会記号Blenderm(登録商標)FH 5000-55113で販売する透明な接着プラスターを支持体の接着面と反対の面に貼り付ける。
次いで、その接着面による接着によって、大きさ40×70mmの金属プレートに、透明な接着プラスターを有する発泡体の支持体を貼り付ける。金属プレートに接着された支持体からなるアッセンブリが供試体を形成する。
オペレータは、上記のものと同一の供試体を合計5つ製造する。
次に、光沢を評価するための方法の一実施形態を説明する。
オペレータは、温度38.5℃に設定されたホットプレート、例えばFisher Bioblock社が販売するN81076型のホットプレート上に供試体を置き、接着コーティングを有する支持体の面が温度33±1℃に到達するのを待つ。
支持体が所望の温度になると、オペレータが厚さ約15μmの組成物のフィルムを塗布する。
例えば口紅である組成物を24±2℃で保存した。
生成物のフィルムを堆積するためにオペレータが実施する動作は、均一な付着物を得るための往復運動からなる。支持体に対する生成物の塗布は好ましくは、生成物を塗布する実際の条件を可能な限り代表するように実施する。同じ試験用の生成物は、予め調製しておいた5つの同じ供試体に対して同一の仕方で塗布する。
支持体が33±1℃に10分間留まるように供試体をホットプレート上に置いて、生成物のフィルムを乾燥させる。
生成物のフィルムの光沢を5つの供試体それぞれについて測定する。
測定値から、以下の式に従って光沢の平均値を定める:
Figure 2007023035
標準偏差:
Figure 2007023035
信頼性95%の間隔:
Figure 2007023035
[式中、Nは、測定の数、すなわち本ケースでは5を示す]。
本発明の一主題は、ロジンおよびその誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの樹脂の使用であって、前記樹脂の数平均分子量が唇用メイクアップ組成物において10000g/mol以下である使用でもある。前記組成物は有利には、50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる。
本発明の一主題は、先に定義された通りの組成物を唇に塗布する、唇をメイクアップするための方法でもある。
表現「少なくとも1つ」とは、1つまたは複数の個別の化合物およびそれらの混合物をも意味する。
本発明による組成物は、生理的に許容できる媒体、特に化粧品として許容できる媒体、すなわち毛髪、まつ毛、まゆ毛などのケラチン繊維と相容性のある媒体を含む。
(樹脂)
本発明による組成物において使用する樹脂は好ましくは、10000g/mol以下、特に250〜10000g/molの範囲、好ましくは5000g/mol以下、特に250〜5000g/molの範囲、さらによりよくは2000g/mol以下、特に250〜2000g/molの範囲、さらによりよくは1000g/mol以下、特に250〜1000g/molの範囲の数平均分子量を有する。
数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーション液体クロマトグラフィー(THF溶媒、直鎖ポリスチレンを標準として定められた較正曲線、屈折率検出器)によって求められる。
本発明による組成物の樹脂は、有利には粘着性樹脂である。そうした樹脂は特に、Handbook of Pressure Sensitive Adhesive、Donatas Satas編纂、第3版、1989年、609〜619頁に記載されている。
本発明による組成物の樹脂は、ロジンもしくはその誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択することができる。
用語「炭化水素系」とは、主として炭素および水素、場合により酸素、窒素、硫黄などのヘテロ原子を含む化合物を意味する。炭化水素系化合物は好ましくは、炭素および水素からなる。
ロジンは、ロジン酸(主にアビエチン型およびピマル型の酸)と呼ばれる有機酸を主として含む混合物である。3つの型のロジン、すなわち生きている樹木に対する切込みによって得られるロジン(「ガムロジン」)、マツ材またはマツの切り株から抽出されるウッドロジンおよび紙の製造から発生する副産物から得られるトール油(「トール油ロジン」)が存在する。
ロジン誘導体は、具体的には、ロジン酸の重合、水添および/またはエステル化(例えば、エチレングリコール、グリセロール、ペンタエリスリトールなどの多価アルコールとの)から得ることができる。挙げることができる例には、Hercules社からの照会記号Foral 85、Pentalyn HおよびStaybelite Ester 10; Arizona Chemical社からの照会記号Sylvatac 95およびZonester 85;またはUnion Camp社からの照会記号Unirez 3013で販売されているロジンエステルが含まれる。
炭化水素系樹脂は、含むモノマーの型に従ってインデンポリマー、ペンタジエン樹脂、シクロペンタジエン二量体樹脂およびテルペン樹脂として分類することができる、低分子量のオレフィンポリマーから選択することができる。
インデンポリマーは、主比率のインデンモノマーと、スチレン、メチルインデンおよびメチルスチレン、ならびにそれらの混合物から選択される副比率のモノマーとの重合に由来するポリマーから選択することができる。こうしたポリマーは、場合によっては水添することができ、200〜1500g/molの範囲の分子量を有することができる。
炭化水素系インデンポリマーは好ましくは、インデンおよびスチレンもしくはスチレン誘導体から得られるブロックコポリマーである。
好ましい一実施形態によれば、樹脂は、インデン樹脂、具体的には、Regalite R 1100、Regalite R 1090、Regalite R-7100、Regalite R 1010 Hydrocarbon Resin、Regalite R 1125 Hydrocarbon Resinなどの名称「Regalite」でEastman Chemical社から販売されている水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択される。
挙げることができるインデンポリマーの例には、Exxon Chem社から照会記号Escorez 7105、Neville Chem.社から照会記号Nevchem 100およびNevex 100、Sartomer社から照会記号Norsolene S105、Hercules社から照会記号Picco 6100およびResinall Corp.社から照会記号Resinallで販売されているものが含まれる。
挙げることができるインデンポリマーの他の例には、ペンタジエンモノマーと、上述のモノマーなどのインデンモノマーとの混合物の重合に由来する、ペンタジエン-インデン樹脂、例えば、Exxon Chemicals社から名称Escorez 2101、Neville Chem.社から名称Nevpene 9500、Hercules社から名称Hercotac 1148、Sartomer社から名称Norsolene A 100、ならびにGoodyear社から名称Wingtack 86、Wingtack ExtraおよびWingtack Plusで販売されている樹脂が含まれる。
ペンタジエン樹脂は、主比率の1,3-ペンタジエン(トランスまたはシス-ピペリレン)モノマーと、イソプレン、ブテン、2-メチル-2-ブテン、ペンテンおよび1,4-ペンタジエン、ならびにそれらの混合物から選択される少量のモノマーとの重合に由来する樹脂から選択することができる。こうした樹脂は、1000〜2500g/molの範囲の分子量を有することができる。
そうした1,3-ペンタジエン樹脂は、例えば、Eastman Chemical社から照会記号Piccotac 95、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 1304、Neville Chem.社から照会記号Nevtac 100またはGoodyear社から照会記号Wingtack 95で販売されている。
シクロペンタジエン二量体樹脂は、インデンおよびスチレンから選択される第一のモノマーと、ジシクロペンタジエンなどのシクロペンタジエン二量体、メチルジシクロペンタジエンおよび他のペンタジエン二量体、ならびに、それらの混合物から選択される第二のモノマーとの重合に由来する樹脂から選択することができる。こうした樹脂は一般に、500〜800g/molの範囲の分子量を有し、例えばArizona Chemical Co.社から照会記号Betaprene BR 100、Neville Chem.社から照会記号Neville LX-685-125およびNeville LX-1000、Hercules社から照会記号Piccodiene 2215、Lawter社から照会記号Petro-Rez 200、またはResinall Corp.社から照会記号Resinall 760で販売されているものである。
テルペン樹脂は、α-ピネン、β-ピネンおよびリモネン、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つのモノマーの重合に由来する樹脂から選択することができる。こうした樹脂は、300〜2000g/molの範囲の分子量を有することができる。そうした樹脂は、例えばHercules社から名称Piccolyte A115およびS125、ならびにArizona Chem.社から名称Zonarez 7100またはZonatac 105 Liteで販売されている。
同様に、挙げることができる炭化水素系樹脂には、Eastman Chemical Co.社から名称Eastotac C6-C20 Polyolefin、Exxon Chemicals社から照会記号Escorez 5300で販売されているいくつかの樹脂、またはNeville Chem.社から販売されている樹脂Nevillac HardもしくはNevroz、Hercules社から販売されている樹脂Piccofyn A-100、Piccotex 100またはPiccovar AP 25、あるいはSchenectady Chemical Co.社から販売されている樹脂SP-553が含まれる。
本発明の主題の1つは、10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの炭化水素系インデンポリマーを含む化粧用の唇用メイクアップ組成物である。この組成物は、有利に50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる。本実施形態では、インデンポリマーは既に説明したインデンポリマーの1つでよい。炭化水素系インデンポリマーは好ましくは、インデンおよびスチレンもしくはスチレン誘導体から得られるブロックコポリマーである。
本発明による組成物において、樹脂は、組成物の全重量に対して0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%、さらによりよくは1〜20重量%、例えば2〜15重量%の範囲の含有量において存在することができる。
樹脂は、好ましくは20℃以上、好ましくは30℃以上、好ましくは約40℃の少なくとも1つのガラス転移温度を有することができる。ガラス転移温度は有利には、20℃〜300℃、例えば30℃〜100℃である。
本願明細書に示されたガラス転移温度は、Foxの法則(Fox's law)と呼ばれる以下の関係:
Figure 2007023035
[式中、
Figure 2007023035
は、対象とするブロック中のモノマーiの質量分率であり、Tgiは、モノマーiのホモポリマーのガラス転移温度である。]
に従ってPolymer Handbook、第3版、1989年、John Wileyなどの参考マニュアルにおいて知ることができる各ブロックの構成モノマーの理論Tg値から求められる理論Tg値であり得る。
ガラス転移温度(Tg)は、標準規格ASTM D3418-97に従って、150μlのアルミニウムのるつぼ中、加熱速度10℃/分で-100℃〜+150℃の温度範囲にわたる熱量計での示差熱分析(DSC、「Differential Scanning Calorimeter」)によって測定することができる。
(液体脂肪相)
本発明による組成物は、有機溶媒または油とも呼ばれる、室温において液体である1つまたは複数の相溶性の非水性脂肪物質からなる、室温(25℃)および大気圧(760mmHg)において液体である脂肪相を含むことができる。
油は、揮発油および/または不揮発油、およびそれらの混合物から選択することができる。
本発明の目的上、用語「揮発油」とは、肌またはケラチン繊維と接触すると室温および大気圧において1時間未満で蒸発することができる油を意味する。本発明の揮発性有機溶媒(溶媒類)および揮発油は、室温および大気圧において、詳細には0.13Pa〜40000Pa(10-3〜300mmHg)の範囲、詳細には1.3Pa〜13000Pa(0.01〜100mmHg)の範囲、より詳細には1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)の範囲のノンゼロ蒸気圧を有する、室温において液体である揮発性有機溶媒および美容用油である。用語「不揮発油」とは、室温および大気圧において少なくとも数時間、肌またはケラチン繊維上に残り、特に蒸気圧が10-3mmHg(0.13Pa)未満である油を意味する。
こうした油は、炭化水素系油、シリコーン油またはフッ素油、あるいはそれらの混合物でよい。
用語「炭化水素系油」とは、主として水素および炭素原子、場合によっては酸素、窒素、硫黄またはリン原子を含む油を意味する。炭化水素系揮発油は、炭素原子8〜16個を含む炭化水素系油、特に分枝のC8〜C16アルカン、例えば石油起源のC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンとも呼ばれる)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとも呼ばれる)、イソデカンおよびイソヘキサデカン、例えば取引名IsoparまたはPermethylで販売される油、分枝のC8〜C16エステルおよびネオペンタノン酸イソヘキシル、ならびにそれらの混合物から選択することができる。他の揮発性の炭化水素系油、例えば石油蒸留物、特にShell社からShell Soltという名称で販売されている蒸留物も使用することができる。揮発性溶媒は好ましくは、炭素原子8〜16個を含む揮発性の炭化水素系油およびそれらの混合物から選択される。
同様に使用することができる揮発性の油には、揮発性シリコーン、例えば直鎖または環式の揮発性シリコーン油、特に粘度が≦8センチストークス(8×10-6m2/s)で、特にケイ素原子2〜7個を含むシリコーンが含まれ、場合によってはこうしたシリコーンは炭素原子1〜10個を含むアルキルまたはアルコキシ基を含む。本発明において使用することができる揮発性シリコーンとして、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンおよびドデカメチルペンタシロキサン、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
一般式(I):
Figure 2007023035
[式中、Rは、炭素原子2〜4個を含むアルキル基を表し、1つまたは複数の水素原子は、1つまたは複数のフッ素または塩素原子によって置換されていてもよい。]
の直鎖アルキルトリシロキサン揮発油をも挙げることができる。
挙げることができる一般式(I)の油の中には、Rがそれぞれ、ブチル基、プロピル基またはエチル基である式(I)の油に対応する、3-ブチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、3-プロピル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサン、3-エチル-1,1,1,3,5,5,5-ヘプタメチルトリシロキサンがある。
ノナフルオロメトキシブタンやペルフルオロメチルシクロペンタンなどの揮発性フッ素化溶媒も使用することができる。
組成物は、特に炭化水素系不揮発油および/またはシリコーン油および/またはフッ素油から選択される少なくとも1つの不揮発油をも含むことができる。
特に挙げることができる炭化水素系不揮発油には:
-その脂肪酸がC4〜C24の様々な鎖長を有し、その鎖が直鎖でも分枝でもよく、かつ飽和でも不飽和でもよい、脂肪酸およびグリセロールのトリエステルなど植物起源の炭化水素系油(こうした油としては、特に、小麦はい芽油、ひまわり油、ぶどう種子油、ごま油、コーン油、杏仁油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリブ油、大豆油、扁桃油、パーム油、なたね油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ油、アルファルファ油、けし油、パンプキン油、マロー油、ブラックカラント油、月見草油、キビ油、おおむぎ油、キノア油、ライ油、サフラワー油、ククイ油、トケイソウ油またはヤマイバラ油がある);あるいは、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社から販売されているものまたはDynamit Nobel社から名称Miglyol 810、812および818で販売されているもの、
-炭素原子10〜40個を含む合成エーテル、
-ワセリン、ポリデセン、パーリーム(parleam)などの水添ポリイソブテン、スクワレン、それらの混合物など、鉱物または合成起源の直鎖または分枝の炭化水素、
-炭素原子12〜26個を含む分枝および/または不飽和の炭素系鎖を有する室温において液体である脂肪族アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールまたは2-ウンデシルペンタデカノール、
-オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの高級脂肪酸、
-およびそれらの混合物
が含まれる。
本発明の一実施形態によれば、組成物は、極性の油、例えば炭素原子12〜26個を含む分枝および/または不飽和の炭素系鎖を有する室温において液体である脂肪族アルコールから選択されるアルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノールおよび2-ウンデシルペンタデカノールを含む。
本発明による組成物において使用することのできる不揮発性シリコーン油は、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS);シリコーン鎖からの懸垂および/またはシリコーン鎖の末端であり、それぞれの基が炭素原子2〜24個を含むアルキルまたはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサンおよび2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリカートでよい。
本発明において使用することができるフッ素油は特に、フルオロシリコーン油、フルオロポリエーテル、および文書、欧州特許公開第847752号に記載のフルオロシリコーンである。
一実施形態によれば、脂肪相は、エステル油を含む。このエステル油は、モノカルボン酸と、モノアルコールおよびポリアルコールとのエステルから選択することができる。
有利には、前記エステルは以下の式(I):
R1-CO-O-R2 (I)
[式中、R1は、炭素原子1〜40個、好ましくは炭素原子7〜19個の直鎖または分枝のアルキル基を表し、場合によっては1つまたは複数のエチレン性二重結合を含み、場合によっては置換されており、
R2は、炭素原子1〜40個、好ましくは炭素原子3〜30個、さらによりよくは炭素原子3〜20個の直鎖または分枝のアルキル基を表し、場合によっては1つまたは複数のエチレン性二重結合を含み、場合によっては置換されている]
に対応する。
用語「場合によっては置換されている」とは、R1および/またはR2が、例えば、アミノ、アミン、アルコキシ、ヒドロキシルなど、O、NおよびSから選択される1つまたは複数のヘテロ原子を含む基から選択される1つまたは複数の基を有することができることを意味する。
好ましくは、R1+R2の炭素原子の総数が≧9である。
R1は、直鎖または好ましくは分枝の脂肪酸、好ましくは、炭素原子1〜40個、さらによりよくは7〜19個を含む高級脂肪酸の残基を表すことができ、R2は、炭素原子1〜40個、好ましくは3〜30個、さらによりよくは3〜20個を含む直鎖または好ましくは分枝の炭化水素系鎖を表すことができる。今回もまた、好ましくは、R1+R2の炭素原子の数が≧9である。
基R1の例は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オレオステアリン酸、アラキドン酸、エルカ酸およびそれらの混合物からなる群から選択される脂肪酸由来の基である。
エステルの例には、パーセリン(purcellin)油(オクタン酸セトステアリル)、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;ならびにアルコールまたはポリアルコール、例えば脂肪族アルコールのヘプタン酸エステル、オクタン酸エステル、デカン酸エステルまたはリシノール酸エステルが含まれる。
有利には、エステルは、R1が、炭素原子1〜40個、好ましくは炭素原子7〜19個の直鎖または分枝の非置換のアルキル基を表し、場合によっては1つまたは複数のエチレン性二重結合を含み、R2が、炭素原子1〜40個、好ましくは炭素原子3〜30個、さらによりよくは炭素原子3〜20個の直鎖または分枝の非置換のアルキル基を表し、場合によっては1つまたは複数のエチレン性二重結合を含む上の式(I)の化合物から選択される。
好ましくは、R1は、炭素原子4〜14個、好ましくは炭素原子8〜10個の非置換の分枝アルキル基であり、R2は、炭素原子5〜15個、好ましくは炭素原子9〜11個の非置換の分枝アルキル基である。好ましくは、式(I)では、R1-CO-およびR2は、同数の炭素原子を有し、同じ基、好ましくは非置換の分枝アルキル、例えばイソノニルに由来する、すなわちエステル油分子は、有利には対称である。
エステル油は好ましくは、以下の化合物:
-イソノナン酸イソノニル、
-オクタン酸セトステアリル、
-ミリスチン酸イソプロピル、
-パルミチン酸2-エチルヘキシル、
-ステアリン酸2-オクチルドデシル、
-エルカ酸2-オクチルドデシル、
-イソステアリン酸イソステアリル
から選択される。
液体脂肪相は、組成物の全重量に対して0.5〜90重量%、好ましくは1〜60重量%、さらにより好ましくは2〜40重量%でさえあることができる。
(炭化水素系ブロックコポリマー)
本発明の一実施形態によれば、組成物は、樹脂の他に、ブロックコポリマーとも呼ばれる炭化水素系ブロックコポリマー、好ましくは先に定義したように液体脂肪相に可溶性であるブロックコポリマーを含む。
コポリマーは、好ましくは20℃未満、好ましくは0℃以下、好ましくは-20℃以下、より好ましくは-40℃以下のガラス転移温度を有する少なくとも1つのブロックを含むことができる。前記ブロックのガラス転移温度は、-150℃〜20℃、特に-100℃〜0℃であり得る。
この場合、樹脂が少なくとも1つのガラス転移温度を有する場合、樹脂とコポリマーのガラス転移温度の差は一般に、20℃を超え、好ましくは40℃を超え、さらによりよくは60℃を超える。樹脂が少なくとも1つのガラス転移温度を有する場合、ブロックコポリマーは、有利には既に記載した樹脂用の可塑剤である。用語「樹脂用の可塑剤」とは、十分な量において樹脂と一緒にした場合、既に定義している樹脂のガラス転移温度を下げる化合物を意味する。可塑剤化合物は、特に、ポリマーのガラス転移温度を、少なくとも2、3または4℃、好ましくは5〜20℃下げる。好ましい実施形態では、可塑剤化合物は、特に、ポリマーのガラス転移温度を、少なくとも2、3または4℃、好ましくは5〜20℃下げる。
ブロックコポリマーは、場合によっては水添されたジブロック、トリブロック、マルチブロックまたはラジカルブロックコポリマーおよびそれらの混合物から選択することができる。
少なくとも1つのスチレンブロックと、ブタジエン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびイソプレン、ならびにそれらの混合物から選択される単位を含む少なくとも1つのブロックとを含むブロックコポリマーが特に好ましい。
挙げることができるジブロックコポリマーには、スチレン/エチレン-プロピレンコポリマー(スチレンブロック、ならびにエチレンおよびプロピレンから得られるブロックからなる)、スチレン/エチレン-ブチレンコポリマー、スチレン/ブタジエンコポリマーおよびスチレン/イソプレンコポリマーが含まれる。そうしたコポリマーは特に、Kraton Polymers社から名称Kraton(登録商標)G1701Eで販売されている。
挙げることができるトリブロックコポリマーには、スチレン/エチレン-プロピレン/スチレンコポリマー、スチレン/エチレン-ブチレン/スチレンコポリマー、スチレン/エチレン-ブタジエン/スチレンコポリマー、スチレン/イソプレン/スチレンコポリマーおよびスチレン/ブタジエン/スチレンコポリマーが含まれる。トリブロックコポリマーは特に、Kraton Polymers社から名称Kraton(登録商標)G1650、Kraton(登録商標)G1652、Kraton(登録商標)D1101、Kraton(登録商標)D1102およびKraton(登録商標)D1160で販売されている。
ジブロックコポリマーとトリブロックコポリマーの混合物は特に、ブロックコポリマーとして使用することができる。この実施形態では、ジブロックコポリマーおよびトリブロックコポリマーは有利に、少なくとも1つのスチレンブロックと、ブタジエン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびイソプレンから選択される単位を含む少なくとも1つのブロックとを含むブロックコポリマーから選択される。
挙げることができる例は、照会記号Kraton G 1657 Mで販売されている製品であり、その製品は、スチレン/エチレン-ブチレンジブロックコポリマーとスチレン/エチレン-ブチレン/スチレントリブロックコポリマーが30/70の割合の混合物であり、エチレン-ブチレンブロックのガラス転移温度は約-60℃に等しい。
水添スチレン/ブチレン-エチレン/スチレントリブロックコポリマーと水添エチレン/プロピレン/スチレン星形ポリマーの混合物を使用することも可能である。そうした混合物は、例えばPenreco社から商標名Versagel(登録商標)M5960およびVersagel(登録商標)M5670で販売されている。
炭化水素系ブロックコポリマーは、組成物の重量に対して0.1〜25重量%、特に0.5〜15重量%の量において存在することができる。
炭化水素系樹脂と炭化水素系ブロックコポリマーの質量比は、好ましくは80/20〜40/60、特に75/25〜50/50である。
組成物は、水および/または少なくとも1つの水溶性溶媒を含む水相を含むことができる。
本発明では、用語「水溶性溶媒」とは、室温において液体であり、水混和性(25℃および大気圧において水との混和性が50重量%を超える)である化合物を意味する。
本発明による組成物において使用することができる水溶性溶媒は揮発性でもよい。
本発明による組成物において使用することができる水溶性溶媒の中で、特に、エタノールやイソプロパノールなど、炭素原子1〜5個を含むより低級なモノアルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなど、炭素原子2〜8個を含むグリコール;C3およびC4ケトン;およびC2〜C4アルデヒドを挙げることができる。
水相(水および場合によっては水混和性溶媒)は、組成物の全重量に対して5〜95重量%の範囲、好ましくは10〜80重量%の範囲、優先的に15〜60重量%の範囲の含有量において存在することができる。
本発明による組成物は、特に組成物の全重量に対して0.1〜30重量%、さらによりよくは1〜15重量%、さらによりよくは2〜10重量%の範囲の割合において存在する乳化用の界面活性剤を含むことができる。
本発明による組成物は、油相を構築するための少なくとも1つの薬剤を含むことができ、その薬剤を以下から選択することができる:
-例えば文書、欧州特許第1396259号に記載の半結晶性ポリマー;
-脂溶性の鉱物質ゲル化剤、例えば場合によっては改変されたクレー、例えばC10〜C22脂肪酸-塩化アンモニウムによって改変されたヘクトライト、例えばジステアリルジメチルアンモニウムクロライドによって改変されたヘクトライト、例えばElementis社から名称Bentone 38V(登録商標)で販売されている製品。(場合によっては疎水性の表面処理がされ、粒子サイズが1μm未満である焼成シリカを挙げることもできる);
-分子性の有機ゲル化剤、特に文書、D. Robb編纂の「Specialist Surfactants」1997年におけるP. Terech、8章、209〜263ページ、欧州特許出願公開第1068854号、同第1068945号、または国際公開第02/47031号において記載された薬剤;
-Shin-Etsu社から名称KSG6(登録商標)、KSG16(登録商標)およびKSG18(登録商標)で販売されているオルガノポリシロキサンなど、部分または全体が架橋された3次元構造のエラストマー性オルガノポリシロキサン;
-直鎖および飽和の炭素原子12〜30個を含む少なくとも1つのモノアルコールまたは1つのモノアミンによってエステル化またはアミド化された少なくとも1つのカルボン酸末端基を含むポリアミド型の重縮合体、および特にArizona Chemical社から名称Uniclear 100 VG(登録商標)で販売されている製品などのエチレンジアミン/ジリノレン酸ステアリルコポリマー;
-文書、米国特許第5874069号、同第5919441号、同第6051216号および同第5981680号において記載されているシリコーンポリアミドなどのポリオルガノシロキサン型のシリコーンポリアミド、例えばDow Corning社から照会記号Dow Corning 2-8179 Gellantで販売されている製品;
-サッカライドあたり水酸基1〜6個、特に2〜4個を含み、飽和もしくは不飽和のアルキル鎖によって置換されているガラクトマンナン、例えばC1〜C6、特にC1〜C3アルキル鎖およびそれらの混合物によってアルキル化されたグアーガム。
本発明による組成物は、有利に少なくとも1つのワックスを含む。
本発明の文脈において対象とするワックスは、一般に室温(25℃)において固体であり、固体/液体の可逆変化状態であり、30℃以上、最高200℃、特に最高120℃の融点を有する脂溶性化合物である。
ワックスを液体形態(溶融)にすることによって、ワックスが油と混和することが可能であり、顕微鏡的に均一な混合物の形成が可能であるが、混合物を室温まで冷却すると、混合物の油中でワックスの再結晶が実現される。
特に、本発明用として適切であるワックスは、45℃以上、特に55℃以上の融点を有することができる。
本発明による組成物において使用することができるワックスは、動物、植物、鉱物または合成起源、およびそれらの混合物である室温において固体であるワックスから選択される。
本発明用として適切であるワックスの例示として、特に炭化水素系ワックス、例えばミツロウ、ラノリンワックス、虫白ワックス、米ヌカワックス、カルナバワックス、カンデリラワックス、ウーリカリーワックス(ouricurry wax)、エスパルトグラスワックス、ベリーワックス、セラックワックス、木ロウおよびスマックワックス;モンタンワックス、オレンジワックスおよびレモンワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンおよびオゾケライト;ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュ合成によって得られるワックスおよびワックス性コポリマー、およびそのエステルをも挙げることができる。
直鎖または分枝のC8〜C32脂肪族鎖を含む動物または植物油の接触水添によって得られるワックスも挙げることができる。特に挙げることができるこうしたワックスのなかで、Desert Whale社から取引照会用登録商標Iso-Jojoba-50で製造または販売されているトランス異性化された部分水添ホホバ油などの異性化ホホバ油、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ココナツ油、水添ラノリン油、およびHeterene社から名称Hest 2T-4S(登録商標)で販売されているテトラステアリン酸ビス(1,1,1-トリメチロールプロパン)がある。
シリコーンワックスおよびフッ素ワックスも挙げることができる。
本発明による組成物は、組成物の全重量に対して、5〜20重量%の範囲の含有量でワックスを含むことができ、特に7〜15重量%の範囲の含有量のワックスを含むことができる。
樹脂の他に、組成物は、フィルム形成ポリマーを含むことができる。本発明によれば、用語「フィルム形成ポリマー」とは、それ自体またはフィルム形成補助剤の存在下で、支持体および特にケラチン材料に接着する連続フィルムを形成することができるポリマーを意味する。
本発明による組成物は、少なくとも1つの染料、例えば粉末状染料、脂溶性染料および水溶性染料をも含むことができる。
粉末状染料は、顔料および真珠光沢顔料から選択することができる。
顔料は、白色でも着色されていてもよく、鉱物および/または有機物でよく、被覆ありでも被覆なしでもよい。挙げることができる鉱物顔料のなかで、場合によっては表面処理した酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛または酸化セリウム、および酸化鉄または酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、水酸化クロムおよびフェリックブルーがある。挙げることができる有機顔料のなかで、カーボンブラック、D&C型の顔料、ならびにコチニールカルミンベースの、またはバリウム、ストロンチウム、カルシウムもしくはアルミニウムベースのレーキがある。
真珠光沢顔料は、チタンもしくはビスマスオキシクロライドで被覆された雲母などの白色真珠光沢顔料;酸化鉄被覆雲母チタン、特にフェリックブルーもしくは酸化クロム被覆雲母チタン、上述の型の有機顔料被覆雲母チタンなどの着色真珠光沢顔料;およびビスマスオキシクロライドベースの真珠光沢顔料から選択することができる。
脂溶性染料は、例えばスーダンレッド、D&C赤色17号、D&C緑色6号、β-カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&C黄色11号、D&C紫色2号、D&C橙色5号、キノリンイエローおよびアナットーである。
こうした染料は、組成物の全重量に対して0.01〜30重量%の範囲の含有量において存在することができる。
本発明による組成物は、少なくとも1つのフィラーをも含むことができる。
フィラーは、当技術分野の技術者によく知られている、通常、化粧用組成物において使用されるものから選択することができる。フィラーは、鉱物質でも有機質でもよく、層状でも球状でもよい。タルク、雲母、シリカ、カオリン、ポリアミド粉末、例えばAtochem社から商標名Orgasol(登録商標)で販売されているNylon(登録商標)、ポリ-β-アラニン粉末およびポリエチレン粉末、テトラフルオロエチレンポリマーの粉末、例えばテフロン(登録商標)、ラウロイルリシン、でんぷん、窒化ホウ素、ポリビニリデンクロライド/アクリロニトリルの微小球などの膨張ポリマー中空微小球、例えばNobel Industrie社から名称Expancel(登録商標)で販売されている製品、Dow Corning社から名称Polytrap(登録商標)で販売されている粉末などのアクリル粉末、ポリメチルメタクリラート粒子およびシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば、ToshibaからのTospearls(登録商標))、沈降性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球(MaprecosからのSilica Beads(登録商標))、ガラスもしくはセラミックマイクロカプセル、炭素原子8〜22個、特に炭素原子12〜18個を含む有機カルボン酸由来の金属せっけん、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、またはステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛およびミリスチン酸マグネシウムを挙げることができる。
加熱すると膨張することができる化合物、特に、塩化ビニリデン/アクリロニトリル/メチルメタクリラートのコポリマーまたはアクリロニトリルホモポリマーコポリマーの非膨張微小球などの熱膨張性粒子、例えばAkzo Nobel社からそれぞれ照会記号Expancel(登録商標)820 DU 40および照会記号Expance1(登録商標)007WUで販売されている製品を使用することも可能である。
フィラーは、組成物の全重量に対して0.1〜25重量%、特に1〜20重量%を占めることができる。
本発明の組成物は、酸化防止剤、防腐剤、繊維、香料、中和剤、ゲル化剤、増粘剤、ビタミン剤、凝集剤、可塑剤、およびそれらの混合物など、化粧品において通常使用されるどんな添加物をも含むことができる。
本発明による組成物において使用することができる化粧品用活性剤として、特に酸化防止剤、防腐剤、香料、中和剤、皮膚軟化薬、加湿剤、ビタミン剤および遮断剤特に日焼け止めを挙げることができる。
いうまでもなく、当技術分野の技術者なら、本発明による組成物の有利な特性が、想定した添加によって逆、または実質的に逆の効果を受けないように、追加の任意の添加剤および/またはその量の選択には注意を払われるであろう。
本発明による組成物は、当技術分野の技術者に知られている方法に従って調製することができる。
本発明による組成物は、前記組成物を含む少なくとも1つの区画を区切る容器であって、前記容器が閉鎖部材によって閉鎖される容器中に詰めることができる。
容器は、好ましくは塗布具、特にねじったワイアによって保持される整列した剛毛を含むブラシの形の塗布具と組み合わせる。そうしたねじったブラシは、特に米国特許第4887622号に記載されている。塗布具は、特に成形によって得られる、複数の塗布体を含むくしの形状とすることもできる。そうしたくしは、例えば仏国特許第2796529号に記載されている。塗布具は、例えば仏国特許第2761959号に記載されているように、容器に堅固に固定することができる。有利には、塗布具は、幹(stem)に堅固に固定され、その幹自体が閉鎖部材に堅固に固定される。
閉鎖部材は、ネジによって容器に結合させることができる。あるいは、閉鎖部材と容器との結合は、ネジ以外によっても行うことができ、特にバヨネット機構、クリック止めまたは締付けによってもできる。用語「クリック止め」とは特に、材料のリムまたはビードを、一部分とくに閉鎖部材を弾性変形させることによって通過させ、リムまたはビードが通過した後前記の部分を弾性応力のない位置に戻すことを含む任意のシステムを意味する。
容器は、少なくとも一部は熱可塑性材料から作製することができる。挙げることができる熱可塑性材料の例には、ポリプロピレンおよびポリエチレンが含まれる。
あるいは、容器は、非熱可塑性材料、特にガラスまたは金属(または合金)から作製することができる。
容器は、好ましくは容器の開口領域に位置するドレーナ(drainer)を装備する。そうしたドレーナにより、塗布具、および場合によっては塗布具が堅固に固定されている幹を拭くことが可能になる。そうしたドレーナは、例えば仏国特許第2792618号に記載されている。
既述の特許または特許出願の内容は、参照により本特許出願に組み込まれる。
以下の実施例は、本発明の非限定的な例示として提供されるものである。
本発明による以下の口紅を調製する。割合はグラム表示である:
Figure 2007023035
組成物の耐油性および光沢は、詳細な説明において既に示した測定方法に従って測定した。
既に説明した方法に従って測定した耐油性は、68%に等しい。
手順
1.顔料の粉砕顔料混合物は、スリーロールミル中で混合物を3回粉砕することによって油相において調製する。
2.コポリマー(コポリマー類)および油を加熱用パン中に導入し、この混合物を、Rayneriブレンダを使用して温度100℃で撹拌する。
3.透明な液体混合物が観察されたら、粉砕材料および真珠光沢顔料を導入し、混合物の撹拌をRayneriブレンダにおいて温度100℃で20分続ける。
4.100%にするのに十分な量を油によって補給する。
5.配合物をイソデカンで密封したジャーに注ぐ。

Claims (18)

  1. ロジンおよびその誘導体および炭化水素系樹脂、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの樹脂を含む化粧用の唇用メイクアップ組成物であって、前記樹脂の数平均分子量が10000g/mol以下であり、前記組成物が50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる組成物。
  2. 55%以上、さらには60%以上、さらによりよくは65%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記樹脂が、250〜10000g/molの範囲、好ましくは5000g/mol以下、特に250〜5000g/molの範囲、さらによりよくは2000g/mol以下、特に250〜2000g/molの範囲、さらによりよくは1000g/mol以下、特に250〜1000g/molの範囲の数平均分子量を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記炭化水素系樹脂が、
    -主比率のインデンモノマーと、スチレン、メチルインデンおよびメチルスチレン、ならびにそれらの混合物から選択される副比率のモノマーとの重合に由来するポリマーなどのインデンポリマー;
    -ペンタジエンモノマーとインデンモノマーの混合物の重合に由来するペンタジエンおよびインデンの樹脂などのインデンポリマー;
    -主比率の1,3-ペンタジエン(トランスまたはシス-ピペリレン)モノマーと、イソプレン、ブテン、2-メチル-2-ブテン、ペンテンおよび1,4-ペンタジエン、ならびにそれらの混合物から選択される小量のモノマーとの重合に由来する樹脂などのペンタジエン樹脂;
    -インデンおよびスチレンから選択される第一のモノマーと、ジシクロペンタジエンなどのシクロペンタジエン二量体、メチルジシクロペンタジエンおよび他のペンタジエン二量体、ならびに、それらの混合物から選択される第二のモノマーとの重合に由来する樹脂などのシクロペンタジエン二量体樹脂;
    -α-ピネン、β-ピネンおよびリモネンならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つのモノマーの重合に由来するテルペン樹脂;
    から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  5. 10000g/mol以下の数平均分子量を有する少なくとも1つの炭化水素系インデンポリマーを含む化粧用の唇用メイクアップ組成物であって、前記組成物が50%以上の耐油性を有するフィルムを形成することができる組成物。
  6. 炭化水素系インデンポリマーが、インデンおよびスチレンもしくはスチレン誘導体由来のブロックコポリマーであることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 炭化水素系インデンポリマーが、主比率のインデンモノマーと、スチレン、メチルインデン、メチルスチレン、それらの混合物などの副比率のモノマーとを重合させることによって得られることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. 炭化水素系インデン樹脂もしくはポリマーが、水添インデン/メチルスチレン/スチレンコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記樹脂が、前記組成物の全重量に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%、さらによりよくは1〜10重量%の範囲の含有量において存在することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 液体脂肪相を含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記液体脂肪相が、少なくとも1つの炭化水素系揮発油を含むことを特徴とする、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記液体脂肪相が、脂肪族アルコールを含むことを特徴とする、請求項10または11に記載の組成物。
  13. 前記液体脂肪相が、前記組成物の全重量に対して0.5〜90重量%、好ましくは1〜60重量%、さらにより好ましくは2〜40重量%であることを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記液体脂肪相に可溶性である炭化水素系ブロックコポリマーをも含むことを特徴とする、請求項10から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記炭化水素系ブロックコポリマーが、前記組成物の重量に対して0.1と25重量%、特に0.5と15重量%の間の量において存在することを特徴とする、請求項14に記載の組成物。
  16. 前記炭化水素系ブロックコポリマーが、前記樹脂用の可塑剤であることを特徴とする、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記炭化水素系ブロックコポリマーが、少なくとも1つのスチレンブロックと、ブタジエン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびイソプレンまたはそれらの混合物から選択される単位を含む少なくとも1つのブロックとを含むブロックコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項16に記載の組成物。
  18. 前記炭化水素系樹脂と前記炭化水素系ブロックコポリマーの質量比が、80/20と40/60、好ましくは75/25と50/50の間であることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
JP2006192103A 2005-07-13 2006-07-12 低分子量樹脂を含む良好な持久力を有する唇用メイクアップ組成物 Active JP5726391B2 (ja)

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