JP2007020309A - モータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置 - Google Patents

モータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置 Download PDF

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Takeshi Kato
武 加藤
Yutaka Mamiyouda
豊 間明田
Shingo Hanatani
真吾 花谷
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Abstract

【課題】 モータのゼロ位置を高精度に検出できるモータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置を提供する。
【解決手段】 ステップモータ11を静止させて、ステップモータ11が発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第1の持続時間T1を求めるステップと、ステップモータ11を回転させながら、ステップモータ11が発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第2の持続時間T2を求めるステップと、第1の持続時間T1と第2の持続時間T2を比較し、その比較結果に基づいてステップモータ11により駆動される指針18がゼロ位置固定棒19に当接するゼロ位置を検出する。
ゼロ位置検出動作の開始時に、ゼロ位置のリファレンスとなる第1の持続時間を計測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置に係り、特にモータのゼロ位置を高精度に検出するのに好適なモータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置に関する。
ステップモータは動作精度が高く安価であるため、自動車の速度を表示するスピードメータ、エンジンの回転数を表示するタコメータ等の指示装置に広く利用されている。
スピードメータ及びタコメータ等の指示装置においては、車両の振動、ステップモータの脱調等に起因して、指示装置の指針が正確な指示が出来なくなることがある。
このため、例えばスピードメータの場合、指針がゼロの位置(以下、単に「ゼロ位置」と言う)、即ち時速0[Km/h]の位置に固定するゼロ位置固定棒が設けられる。
ゼロ位置を検出する手法としては、ステップモータの指針とゼロ位置固定棒との接触時及び非接触時とでステップモータが発生させる誘導電力の電圧値を測定する手法がある。
上述した誘導電力の測定は、ステップモータの駆動を必要としない駆動角度において実行される。また、ステップモータの駆動中にステップモータ内のインダクタの一端を高インピーダンス状態にし、逆起電力の発生後に誘導電力の電圧値が測定される。
したがって、駆動を必要とする駆動角度及び逆起電力が発生している期間においては、ゼロ位置の検出が出来ない。
これに対して、逆起電力が発生している期間においてゼロ位置を検出するモータ制御回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されたモータ制御回路は、ステップモータが発生させる逆起電力を吸収するリミット回路部と、逆起電力とステップモータが発生させる誘導電力とを比較し、ステップモータのゼロ位置を検出する検出回路と、検出回路が供給する駆動制御信号に基づき、ステップモータを駆動する駆動回路とを具備し、逆起電力と誘導電力とに関する情報に対し差分処理を施し、差分処理の結果に基づいてステップモータを駆動している。
例えば、指針がゼロ位置固定棒に非接触時および接触時の逆起電力の持続時間T1、T2に対して、T1>Tth>T2なる閾値Tthをあらかじめ定めておき、逆起電力の持続時間Tが閾値Tthより小さい場合に、ゼロ位置検出と判断している。
然しながら、特許文献1に開示されたモータのゼロ位置検出方法では、モータの製造ロットや経時変化により持続時間T1、T2がばらつくので、ゼロ位置検出精度が低下するという問題がある。
このため、モータ毎に閾値Tthを調整する場合には、調整のための時間と費用が発生するという問題がある。
特開2004−236448号公報(9頁、図4)
本発明は、モータのゼロ位置を高精度に検出できるモータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置を提供する。
本発明の一態様のモータ制御方法は、ステップモータを静止させて、前記ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第1の持続時間を求めるステップと、前記ステップモータを回転させながら、前記ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第2の持続時間を求めるステップと、前記第1の持続時間と前記第2の持続時間を比較し、その比較結果に基づいて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するステップと、を具備することを特徴としている。
本発明の一態様のモータ制御装置は、ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する持続時間を求める電圧時間計測部と、前記ステップモータを静止させて前記電圧時間計測部により求めた第1の持続時間を記憶するデータ記憶部と、前記ステップモータを回転させながら前記電圧時間計測部により求めた第2の持続時間と前記第1の持続時間とを比較し、その比較結果に基づいて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するゼロ位置検出部と、を具備することを特徴としている。
本発明の一態様の半導体集積装置は、ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する持続時間を求める電圧時間計測部と、前記ステップモータを静止させて前記電圧時間計測部により求めた第1の持続時間を記憶するデータ記憶部と、前記ステップモータを回転させながら前記電圧時間計測部により求めた第2の持続時間と前記第1の持続時間とを比較し、その比較結果に応じて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するゼロ位置検出部と、が同一チップ上に集積して形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、モータのゼロ位置を高精度に検出できるモータ制御方法、モータ制御装置および半導体集積装置が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例に係るモータ制御装置について図1および図2を用いて説明する。図1は実施例に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図、図2はモータ制御装置の電圧時間計測部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例のモータ制御回路10は、ステップモータ11に接続されたモータ駆動手段12と、モータ11のゼロ位置を検出するゼロ位置検出手段13とを具備している。
ステップモータ11は、第1コイルL1と、第2コイルL2と、第1および第2のコイルにより回転駆動される二極回転子14を備えている。
更に、ステップモータ11は二極回転子14の回転を伝達する軸15、軸15により動力が伝達されるギア部16、ギア部16のギア比に応じて目盛17上の位置を指し示す指針18と、指針18を目盛17のゼロ位置に固定するためのゼロ位置固定棒(ストッパ)19を備えている。
モータ駆動手段12は、第1コイルL1を駆動するバッファ21、22と、第2コイルL2を駆動するバッファ23、24と、第1コイルL1に接続されたリミッタ25、26と、第2コイルL2に接続されたリミッタ27、28と、バッファ21、22出力を制御する制御部29と、バッファ23、24の出力を制御する制御部30を具備している。
ゼロ位置検出手段13は、第1または第2コイルL1、L2の端子電圧の変化を計測する電圧時間計測部31と、電圧時間計測部31の計測結果を記憶するデータ記憶部32と、データ記憶部32に記憶されているデータに基づいて、ゼロ位置か否かを判定するゼロ位置判定部33を具備している。
第1コイルL1の一端aに接続されるバッファ21、第1コイルの他端bに接続されるバッファ22、第2のコイルL2の一端cに接続されるバッファ23、第2コイルL2の他端dに接続されるバッファ24としては、トライステートバッファが使用できる。
リミッタ25は、バッファ21の出力端にアノードが接続され、電源Vddにカソードが接続されたダイオードD1と、バッファ21の出力端にカソードが接続され、接地端にアノードが接続されたダイオードD2を備えている。
同様に、リミッタ26はダイオードD3およびダイオードD4を備え、リミッタ27はダイオードD5およびダイオードD6を備え、リミッタ28はダイオードD7とダイオードD8を備えている。
ダイオードD1、D3、D5、D7は正の過電圧をそれぞれ吸収し、ダイオードD2、D4、D6、D8は負の過電圧をそれぞれ吸収する。
制御部29は制御信号e1、e2をバッファ21、22に供給し、バッファ21、22をオン状態またはオフ状態に切り替え制御する。
同様に、制御部30は制御信号e3、e4をバッファ23、24に供給し、バッファ23、24をオン状態またはオフ状態に切り替え制御する。
また、出力制御部29、30は、ステップモータ11の1相励磁、2相励磁、及び1−2相励磁等の励磁制御を行う。
バッファ21、22がそれぞれ供給する励磁信号A、Bは、ステップモータ11の第1コイルL1に伝達される。
同様に、バッファ23、24がそれぞれ供給する励磁信号C、Dは、ステップモータ11の第2コイルL2に伝達される。
第1コイルL1に励磁信号A、Bを出力することにより、第1コイルL1の端部aおよび端部bはそれぞれN極又はS極となる。
同様に、第2コイルL2に励磁信号C、Dを出力することにより、第2コイルL2の端部cおよび端部dはそれぞれN極又はS極となる。
第1および第2コイルL1、L2の端部a、b、c、dと二極回転子14との吸引・反発作用により、二極回転子14は回転駆動する。
図2に示すように、ゼロ位置検出手段13の電圧時間計測部31は、第1コイルL1または第2コイルL2に発生する逆起電力のいずれを計測するかを選択する信号選択回路40と、信号選択回路40で選択された第1コイルL1または第2コイルL2の端子電圧の立ち上がりエッジまたは立下りエッジを検出するエッヂ検出回路41とを具備している。
更に、電圧時間計測部31はエッジ立ち上がり信号によりカウント開始信号を出力し、エッジ立ち下がり信号によりカウント停止信号を出力するカウンタ42と、カウント開始信号によりカウントを開始し、カウント停止信号によりカウントを停止するカウンタ43と、を具備している。
信号選択回路40は、例えばMOSトランジスタによるマルチプレクサを用いることができる。
エッヂ検出回路41は、例えばシュミットトリガを用い、閾値の上限値および下限値を適宜設定することができる。
次に、本実施例に係るモータ制御方法について、図3乃至図5を用いて説明する。
図3はモータ制御方法を示すフローチャート、図4はモータを静止させた状態でモータが発生する逆起電力を示すタイミングチャート、図5はモータを回転させた状態でモータが発生する逆起電力を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、始にステップモータ11を静止させてモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第1の持続時間T1を求める(ステップS01)。
第1の持続時間T1は指針18がゼロ位置固定棒19に当接したか否かを判定するためのリファレンス時間であり、ステップモータ11のゼロ位置検出を開始するたびに更新される。
即ち、図4に示すように、時刻t0〜t4の期間において制御信号e1〜e3をそれぞれHレベルにしてバッフア21〜24をオン状態とし、励磁信号A、B、C、DをLレベルとすることにより、第1および第2コイルL1、L2に励磁電流の供給を停止してモータ11を静止状態にしている。
次に、時刻t3において励磁信号DをHレベルにして第2コイルL2に電流を供給し、時刻t4において制御信号e3および励磁信号DをLレベルにしてバッファ23をオフ状態としている。
これにより、時刻t3〜t4の期間において第2コイルL2に蓄えられたエネルギーが放出される際に逆起電力が発生し、第2コイルの両端c、dに発生する逆記電力E1は次の式で表わされる。
E1=L(di/dt) (1)
ここで、Lは第2コイルL2のインダクタンス、iは第2コイルL2に流れる電流を示している。
図4には逆起電力E1の尖頭値がリミッタ27のダイオードD5によりクランプされた後の波形を模式的に示している。
ここでは、逆起電力E1が所定の基準値Vthを超えて持続する時間が第1の持続時間T1となる。
次に、第1および第2コイルL1、L2に交互に正逆電流を流すことにより、ステップモータ11を回転させる(ステップS02)。
即ち、図5に示すように、時刻t0〜t4の期間において制御信号e1〜e4をHレベルとして、バッファ21〜24をオン状態にとしておく。
始に、時刻t0〜t1の期間においては、励磁信号AをHレベル、励磁信号B、C、DをLレベルとして、第1コイルL1に一端aから他端bに向かって電流を供給し、第2コイルL2に電流の供給を停止する。
これにより、第1コイルL1に磁界が発生し、二極回転子14が反時計回りに90°回転する。
次に、時刻t1〜t2の期間においては、励磁信号CをHレベル、励磁信号A、B、DをLレベルとして、第2コイルL2に一端cから他端dに向かって電流を供給し、第1コイルL1に電流の供給を停止する。
これにより、第2コイルL2に磁界が発生し、二極回転子14が反時計回りに90°回転する。
次に、時刻t2〜t3の期間においては、励磁信号BをHレベル、励磁信号A、C、DをLレベルとして、第1コイルL1に一端bから他端aに向かって電流を供給し、第2コイルL2に電流の供給を停止する。
これにより、第1コイルL1に磁界が発生し、二極回転子14が反時計回りに90°回転する。
次に、時刻t3〜t4の期間においては、励磁信号DをHレベル、励磁信号A、B、CをLレベルとして、第2コイルL2に一端dから他端cに向かって電流を供給し、第1コイルL1に電流の供給を停止する。
これにより、第2コイルL2に磁界が発生し、二極回転子14が反時計回りに90°回転する。
次に、ステップモータ11を回転させながら、ステップモータ11が発生する第2の持続時間T2を求める(ステップS03)。
即ち、時刻t4において制御信号e3をLレベルにして、バッファ23をオフ状態にすると、時刻t3〜t4の期間において第2コイルL2に蓄えられたエネルギーが放出される際に式1と同様に逆起電力が発生し、第2コイルの両端c、dに逆起電力E2が発生する。
同時に、回転子14の回転により第2コイルL2には電磁誘導により誘導電力が発生し、第2コイルの両端c、dに発生する誘導電力E3は次式で表わされる。
E3=dΦ/dt (2)
ここで、Φは回転子14によって発生した磁束で、第2コイルL2を通過する磁束を表わしている。
図5には尖頭値がリミッタ27のダイオードD5によりクランプされた逆起電力E2と誘導電力E3が加算された波形を模式的に示している。
ここで、逆起電力E2が所定の基準値Vthを超えて持続する時間が、第2の持続時間T2となる。
図5から明らかなように、誘導電力E3によって逆起電力E2の波形の裾幅が広がり、第2の持続時間T2は誘導電力が発生しない第1の持続時間T1より大きくなることが分かる。
従って、所定の基準値Vthは指針18がゼロ位置固定棒19に当接したか否かの判定が可能な範囲で、誘導電力E3より幾分大きめの値に設定しておくことが望ましい。
次に、第1の持続時間T1と第2の持続時間T2が比較され、指針18がゼロ位置固定棒19に当接したか否かが判定される(ステップS04)。
第1の持続時間T1が第2の持続時間T2より小さい場合には、指針18がゼロ位置固定棒19に当接していないと判定され、ステップS02に戻ってステップモータ17の駆動を続け、逆起電力E2の第2の持続時間T2を求める(ステップS04のNo)。
一方、第1の持続時間T1が第2の持続時間T2に等しいかまたは大きい場合には、指針18がゼロ位置固定棒19に当接したと判定され、ステップモータ11のゼロ位置が検出される(ステップS04のYes)。
次に、ステップモータ11の駆動が停止され、ステップモータ11が停止する(図示せず)。
これにより、ステップモータ11のゼロ位置を高精度に検出し、指針18を目盛17のゼロ位置に停止させることが可能である。
図6は本実施例のモータ制御方法を従来例と比較して模式的に示す図で、図6(a)が本実施例の場合、図6(b)が従来例の場合である。
図6(a)に示すように、本実施例において指針18がゼロ位置固定棒19に当接していないゼロ位置未検出時の逆起電力、誘導電力、第2の持続時間をそれぞれE2a、E3a、T2aとし、指針18がゼロ位置固定棒19に当接したゼロ位置検出時の逆起電力、誘導電力、第2の持続時間をそれぞれE2b、E3b、T2bとする。
ステップモータ11の製造ロットや経時変化等により、逆起電力E2a、E2bおよび誘導電力E3a、E3bがばらつき第2の持続時間T2a、T2bがそれぞれ変動幅δだけ変動する。
然し、ゼロ位置検出を実行するたびにステップモータ11を静止させて第1の持続時間T1を更新しているので、第1および第2の持続時間T1、T2a、T2bは相対的には変動しない。
即ち、第2の持続時間T2bがT2b−δ/2になった場合に、第1の持続時間T1もT1−δ/2にシフトし、第2の持続時間T2bがT2b+δ/2になった場合に、第1の持続時間T1もT1+δ/2にシフトする。
その結果、第2の持続時間T2bは第1の持続時間T1と必ず等しくなる。従って、ステップモータ11のゼロ位置を高精度に検出し、指針18を目盛17のゼロ位置に停止させることが可能である。
一方、図6(b)に示すように、従来例において指針18がゼロ位置固定棒19に当接していないゼロ位置未検出時の逆起電力、誘導電力、第2の持続時間E2c、E3c、T2cとし、指針18がゼロ位置固定棒に当接したゼロ位置検出時の逆起電力、誘導電力、第2の持続時間をそれぞれE2d、E3d、T2dとする。
ステップモータ11の製造ロットや経時変化等により、逆起電力E2c、E2d、誘導電力E3c、E3dがばらつき、第2の持続時間T2c、T2dがそれぞれ変動幅δだけ変動する。
そのため、予め定めたゼロ位置判定用基準値Trefより第2の持続時間T2dが大きい方にずれた場合(ケース1)に、指針18がゼロ位置固定棒19に当接しているにも拘らず、当接していないと判定されてステップモータ11が駆動され続け、指針18が破損する恐れがある。
また、予め定められたゼロ位置判定用基準値Trefより第2の持続時間T2cが小さい方にずれた場合(ケース2)に、指針18がゼロ位置固定棒19に当接していないにも拘らず、当接していると判定されステップモータ11の駆動が停止されてしまう。
その結果、指針18がゼロ位置固定棒19に当接したゼロ位置検出が正確に行えず、ゼロ位置検出精度が低下する。
次に、本実施例の半導体集積装置について図7を用いて説明する。
図7に示すように、本実施例の半導体集積装置50は、ステップモータ11が発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する持続時間を求める電圧時間計測部31と、ステップモータ11を静止させて電圧時間計測部31により求めた第1の持続時間T1を記憶するデータ記憶部32と、ステップモータ11を回転させながら電圧時間計測部31により求めた第2の持続時間T2と第1の持続時間T1とを比較し、その比較結果に基づいてステップモータ11により駆動される指針18がゼロ位置固定棒19に当接するゼロ位置を検出するゼロ位置判定部33を備えたゼロ位置検出手段13が同一チップ51上にモノリシックに集積して形成されている。
更に、第1コイルL1を駆動するバッファ21、22と、第2コイルL2を駆動するバッファ23、24と、第1コイルL1に接続されたリミッタ25、26と、第2コイルL2に接続されたリミッタ27、28と、バッファ21、22出力を制御する制御部29と、バッファ23、24の出力を制御する制御部30を備えたモータ駆動手段12が同一チップ51上にモノリシックに集積して形成されている。
また、半導体チップ51上にバッファ21〜24の励磁信号A〜Dを外部に出力する為のボンディングパッド52a〜52dを更に備えている。
データ記憶部32およびゼロ位置判定部33はCPU53に組み込まれており、その動作手順はCPU53のメモリ54に予め格納されている。
以上説明したように、本実施例では、ステップモータ11のゼロ位置検出開始時に、ステップモータ11を静止させて求めた第1の持続時間T1をリファレンスとしているので、ステップモータ11の製造ロットや経時変化による第2の持続時間T2の変動に影響されず、高精度にステップモータ11のゼロ位置を検出することができる。
ここでは、電圧時間計測部31をハードウェアで構成した場合について説明したが、逆起電力をAD変換器によりデジタルデータに変換し、ソフトウェアで処理するようにしても構わない。
また、第2コイルL2を用いて逆起電力を検出する場合について説明したが、第1コイルL1で逆起電力を検出しても構わない。
更に、第1コイルL1および第2コイルL2の両方を用いて逆起電力を交互に検出するようにしても構わない。これによればステップモータ11の半回転ごとに第2の持続時間が計測でき、ゼロ位置検出がよりきめ細かに行なえる利点がある。
本発明の実施例に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る電圧時間計測部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るモータ制御方法を示すフローチャート。 本発明の実施例に係るモータを静止させた状態でモータが発生する逆起電力を示すタイミングチャート。 本発明の実施例に係るモータを回転させた状態でモータが発生する逆起電力を示すタイミングチャート。 本発明の実施例に係るモータ制御方法を従来例と比較して模式的に示す図。 本発明の実施例に係る半導体集積装置を示す図。
符号の説明
10 モータ制御装置
11 ステップモータ
12 モータ駆動手段
13 ゼロ位置検出手段
14 二極回転子
15 軸
16 ギア部
17 目盛
18 指針
19 ゼロ位置固定棒
21、22、23、24 バッファ
25、26、27、28 リミッタ
29、30 制御部
31 電圧時間計測部
32 データ記憶部
33 ゼロ位置判定部
40 信号選択部
41 エッジ検出部
42 カウンタ制御部
43 カウンタ
50 半導体集積装置
51 半導体チップ
52a〜52d ボンディングパッド
53 CPU
54 メモリ
L1 第1コイル
L2 第2コイル
D1〜D8 ダイオード
e1〜e4 制御信号
a〜d コイル端
A〜D 励磁信号
T1 第1の持続時間
T2 第2の持続時間
E1、E2 逆起電力
E3 誘導電力
Vth 閾値
δ 変動幅
Tref 基準値

Claims (5)

  1. ステップモータを静止させて、前記ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第1の持続時間を求めるステップと、
    前記ステップモータを回転させながら、前記ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する第2の持続時間を求めるステップと、
    前記第1の持続時間と前記第2の持続時間を比較し、その比較結果に基づいて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するステップと、
    を具備することを特徴とするモータ制御方法。
  2. 前記基準値は、前記ステップモータが発生する誘導電力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御方法。
  3. ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する持続時間を求める電圧時間計測部と、
    前記ステップモータを静止させて前記電圧時間計測部により求めた第1の持続時間を記憶するデータ記憶部と、
    前記ステップモータを回転させながら前記電圧時間計測部により求めた第2の持続時間と前記第1の持続時間とを比較し、その比較結果に基づいて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するゼロ位置検出部と、
    を具備することを特徴とするモータ制御装置。
  4. 前記電圧時間計測部は、前記逆起電力の立ち上がりおよび立下りエッジを検出するエッヂ検出回路と、前記エッジ立ち上がり信号によりカウント開始信号を出力し、前記エッジ立ち下がり信号によりカウント停止信号を出力するカウンタと、前記カウント開始信号によりカウントを開始し、前記カウント停止信号によりカウントを停止するカウンタと、を具備していることを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. ステップモータが発生する逆起電力が所定の基準値を超えて持続する持続時間を求める電圧時間計測部と、
    前記ステップモータを静止させて前記電圧時間計測部により求めた第1の持続時間を記憶するデータ記憶部と、
    前記ステップモータを回転させながら前記電圧時間計測部により求めた第2の持続時間と前記第1の持続時間とを比較し、その比較結果に応じて前記ステップモータにより駆動される被駆動部材がストッパに当接するゼロ位置を検出するゼロ位置検出部と、
    が同一チップ上に集積して形成されていることを特徴とする半導体集積装置。
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