JP2007017864A - 画像表示装置の制御方法及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 位相を変えながらサンプリングされた画像データを用いて特徴量を求め、その特徴量に基づいて位相を調整する従来の方法では、調整中に映像が変化してしまう場合に正しく位相を調整することができなかった。
【解決手段】 受信した映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックに基づいて同期信号及び画像信号をサンプリングし(3)、サンプリングされた同期信号から第一の位相を求め、サンプリングされた画像信号から異なる位相でサンプリングされた画像データと等価なリサンプリング画像データを生成し(4)、生成されたリサンプリング画像データから特徴量を抽出し(8)、第一の位相とリサンプリング画像データの特徴量に基づいて表示するリサンプリング画像データの位相を制御する(7)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置の制御方法及び画像表示装置に関する。本発明は特に、アナログの映像信号を適正な周期、位相でサンプリングして表示する画像表示装置の制御方法及び画像表示装置に係わる。
液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどをはじめとするフラットパネル型の表示デバイスは、薄型・軽量であり、テレビジョン受信機、コンピュータのディスプレイ装置の表示部等の表示装置として広く用いられている。また、投射型のデータプロジェクターやプロジェクションテレビでも液晶やDMDと呼ばれるマイクロデバイスが、表示デバイスとして普及している。さらには、LEDを用いた大型の表示装置、小型表示装置向けの有機ELなども普及が始まっている。これら1画素の構造があらかじめ決まっているマトリクス形表示装置では、入力される画像信号がアナログ信号の場合、A/D変換器を用いてデジタルデータに変換した上で表示する必要がある。一般にアナログの映像信号には、信号をサンプリングするためのクロックは付随していないため、受信側でサンプリングクロックを発生する必要がある。このサンプリングクロックの周波数は、入力された映像信号の種類に応じて適切に定めなければならない。また、パーソナルコンピュータの映像出力信号のように、デジタル画像をアナログに変換して作られたような映像信号は、画素ごとに明るさのレベルが変化しているため、1画素の中央付近でサンプリングしなければ、映像のにじみが発生してしまうことがある。
上記の理由で、サンプリングクロックの周波数のみならず位相を、入力された映像信号に対して最適にする必要があるが、伝送経路にあるケーブルやコネクターあるいは受動素子や能動素子によって、様々な遅延、波形の乱れが発生するため、あらかじめ周波数や位相を決めておくことができないと言う問題がある。これらサンプリングクロックの周波数と位相を調整するための方法が、以下に示す特許文献に開示されている。
特開平7−219485号公報 特開平9−149291号公報 特許第3486343号公報 特許第3586116号公報 特開2001−166766号公報 特開平11−119723号公報
上記の文献のいずれにもサンプリングされた画像データの特徴に基づいてサンプリングクロックの周波数と位相を調整する方法が開示されており、画像データの特徴としてフレーム間の映像信号の相関(特許文献1)、異なる位相でサンプリングされた画像データの自己相関(特許文献2)、隣接画素の差分(特許文献3、特許文献4、特許文献5)、有効映像期間の平均輝度(特許文献6)が用いられる。
上記の文献によって開示された方法によれば、位相を変えながらサンプリングされた画像データを用いて特徴量を求め、その特徴量に基づいて位相が調整されるため、位相を変えながら行われる特徴量の検出に複数のフレームが必要であり、調整中に映像が変化してしまうと画像データの比較ができなくなるため、正しく位相を調整することができないという問題がある。
また、調整されたサンプリングクロックと映像信号の関係は、クロック発生器(PLL)やA/D変換器の温度特性、あるいは、映像信号発生装置側の温度特性などによって変化する。たとえば1280画素×1024画素や1600画素×1200画素などの最近の高解像度の映像信号では、1クロックの周期が短くなっており、わずかな位相の変化が映像の乱れとして表示されるため、温度の変化にともなって位相を再調整する必要がある。上記文献の方法では、位相の再調整が必要であるかを調べたり、位相の再調整中にサンプリング周波数や位相の変更に伴う映像の乱れが表示されるのを容認するか、あるいは調整期間中は映像の表示を停止する必要があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、単一の位相でサンプリングされた画像データに基づいて位相の調整を行うことで、1フレーム以下の映像信号で位相調整が可能であり、映像がフレーム毎に変化するような動画像であってもサンプリングクロックの位相を調整することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
また、サンプリングクロックの位相調整中であっても画像を乱れなしに表示することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、
画像信号及び同期信号を含むアナログの映像信号をサンプリングしてデジタルの画像データを生成し、生成された画像データを用いて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
前記映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックに基づいて同期信号及び画像信号をサンプリングするステップと、
前記サンプリングされた同期信号から、前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求めるステップと、
前記サンプリングステップでサンプリングされた画像データを受けて、前記サンプリングステップにおいて仮に異なる位相でサンプリングが行われた場合に得られる画像データと等価なリサンプリング画像データを生成するステップと、
前記生成されたリサンプリング画像データから特徴量を抽出するステップと、
リサンプリング画像データの特徴量に基づいて画像の表示に最適なリサンプリングの周期及び位相シフト量を決定するステップと、
前記第一の位相、前記リサンプリングの周期及び位相シフト量に基づいてリサンプリングのための位相制御を行うステップと
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法を提供する。
本発明に係る画像表示装置の制御方法によれば、映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックに基づいて同期信号及び画像信号をサンプリングし、サンプリングされた同期信号から前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求め、サンプリングされた画像信号を受けて、前記A/D変換部が仮に異なる位相でサンプリングした場合に得られる画像データと等価な第一のリサンプリング画像データを生成し、生成された第一のリサンプリング画像データから特徴量を検出し、前記第一の位相と前記検出された特徴量から表示するリサンプリング画像データの位相を制御することにより、高速に位相調整を行うことが可能になるので、調整中に映像が変化することがなくなり、動画のように随時映像が変化するような場合であっても正しく位相を調整することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。入力端子1から同期信号及び画像信号で構成される映像信号が入力される。映像信号には、様々なフォーマットがあるが、ここでは、画像信号と同期信号が重畳された複合映像信号である場合を用いて説明する。入力端子1に入力された映像信号は、A/D変換器2に入力される。一方、クロック発生部3は、入力端子1に入力された映像信号をA/D変換器2でデジタルデータに変換するためのサンプリングクロックを発生する。クロック発生部3が発生するサンプリングクロックの周波数は、入力端子1に入力された映像信号の信号帯域より高い周波数であり、信号帯域に対して1.5倍程度以上の周波数であることが望ましい。また、サンプリングクロックは、入力端子1から入力される映像信号(特にその画像信号)と必ずしも同期しないものである。
クロック発生部3が発生したサンプリングクロックは、A/D変化部2に入力され、A/D変換器2は、入力端子1に入力された映像信号をデジタルの画像データに変換する。A/D変換器2から出力される画像データは、第一のデジタルフィルタ4と同期処理部5に入力される。
同期処理部5は、入力された画像データから同期信号(Vsync,Hsync)を分離する。分離された同期信号は、水平同期信号Hsyncと垂直同期信号Vsyncで構成され、例えば、表示すべき画像データの位置を特定して正しく画像を表示するための画像表示装置全体の表示タイミング制御に用いられる。
同期処理部5では、映像信号から分離された水平同期信号Hsyncを閾値Lsと比較し、映像信号(例えばその水平同期信号Hsync)に対するサンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相Δを求める。閾値Lsは例えば水平同期信号Hsyncのピーク値の1/2の値に設定される。図2は、分離された水平同期信号と閾値の関係の一例を示す図で、映像信号の1ラインのうち、水平同期信号Hsyncの立ち下がり部分を示したものである。図2では、水平方向が時間、あるいは、水平位置を示し、縦軸が信号のレベルを示している。図中、白丸がA/D変換器2でサンプリングされたデータ(そのうちの幾つかのものに符号Sj−3、Sj−2、Sj−1、S、Sj+1、Sj+2が付されている)を示し、Lsが閾値のレベルを示している。なお、符号Sj−3、Sj−2、Sj−1、S、Sj+1、Sj+2などは、サンプリング点を表すのにも用いられる。
図2には、サンプリングされた同期信号の値がサンプリング点Sj−1からSの期間に閾値Lsを通過する点Pが示されている。ここで、「サンプリングされた同期信号の値がサンプリング点Sj−1からSの期間に閾値Lsを通過する」とは、相前後するサンプリング点のうち、先のサンプリング点Sj−1のサンプルデータの値が、閾値Lsよりも高く、後のサンプリング点Sのサンプルデータの値が閾値Lsよりも低いことを意味する。(なお、水平同期信号Hsyncの立ち上がり部分でサンプリングクロックに対する位相を検出する場合には、「サンプリングされた同期信号の値がサンプリング点Sj−1からSの期間に閾値Lsを通過する」とは、相前後するサンプリング点のうち、先のサンプリング点Sj−1のサンプルデータの値が、閾値Lsよりも低く、後のサンプリング点Sのサンプルデータの値が閾値Lsよりも高いことを意味する。)
同期信号処理部5は、上記の通過点Pの直前に位置するサンプリング点のデータSj−1及び通過点Pの直後に位置するサンプリング点のデータSの値と閾値Lsに基づいて以下の式(1)を用いて第一の位相Δを求める。
Δ=(Ls−S)/(Sj−1−S) …(1)
前述したとおりクロック発生部3が発生するサンプリングクロックは、映像信号の信号帯域より高く、また、位相も映像信号と必ずしも同期していないため、通過点Pの両側に位置するサンプリング点のデータSj−1及びSの値は、ライン毎に変化する。従って同期処理部5が出力する第一の位相Δもライン毎に変化することになる。図3は、同期処理部5が出力する第一の位相Δの変化の一例を示す図で、水平方向hは、A/D変換器2のサンプリング点、垂直方向vは、映像信号の垂直位置(水平の線が1ラインを示す)を表し、PからPi+3は水平同期信号の値が閾値Lsを通過する点である。図3では、Pは、Sj−1(Pの直前にあるサンプリング点)に近い位置、Pi+1は、S(Pi+1の直後にあるサンプリング点)に近い位置、Pi+2はSj−1(Pi+2の直前にあるサンプリング点)とS(Pi+2の直後にあるサンプリング点)の中央付近にある場合が示されている。
図3に示したとおり、同期処理部5が出力する第一の位相Δ(図3のΔからΔi+3)は、ライン毎の位相の変化を示しているので、この第一の位相Δを用いることでA/D変換器2でサンプリングされた画像データのライン毎の位相が得られることになる。
以上のように求められた第一の位相Δは、水平AFC6に入力され、水平AFC6は、例えばノイズや映像信号そのものの乱れで水平周期の周期性が乱れた場合に求めたΔが急激に変化することを防ぐように処理し、安定した第一の位相Δ’を位相制御部7に出力する。この水平AFC6は、水平周期の乱れに対して安定的に表示するためのものであるので、映像信号の周期性に乱れが生じないような場合には、設けなくても良い。
第一のデジタルフィルタ4は、入力されたデジタルの映像信号の位相をシフトさせる。この位相のシフトは、A/D変換器2のサンプリング位相をずらした場合と等価なデータ、即ち、A/D変換部2が仮に異なる位相でサンプリングした場合に得られる画像データと等価なリサンプリング画像データを得るためのものである。位相のシフト量は、位相制御部7が出力する制御量θ(n)により決定されるが、詳細については、後述する。
デジタルフィルタ4は、上記のような位相シフトに用いられる場合、それぞれのフィルタ係数の組をどのように定めた場合にも、その周波数特性及び群遅延が、サンプリング周波数まで比較的平坦(フラット)であること必要である。
図4及び図5は、第一のデジタルフィルタ4に用いられる振幅特性と群遅延特性の例を示す図で、図4の横軸が周波数、縦軸が振幅を示し、図5の横軸が周波数、縦軸が遅延時間を示している。fsは、A/D変換器2のサンプリング周波数で、振幅特性、群遅延特性ともサンプリング周波数fsまでは、ほぼ平坦な特性を示している。
図4及び図5の特性を得るためのフィルタ係数(それぞれのタップに与える係数)の一例を以下の図6に示す。図6の表は、A/D変換器2のサンプリング周期に対して32段の位相シフトが可能な係数の組み合わせを示したものでδ0からδ31がそれぞれの位相を示し、h0からh13がフィルタの係数を示している。なお、さらに細かく位相をシフトする必要がある場合は、位相方向の段数を増やし(フィルタ係数の組み合わせの数を増やし)、簡易にする場合は、段数を減らすことも可能で、要求される表示品位を勘案の上、任意の段数を選択することができる。また、図6では、デジタルフィルタ4が14タップの場合のフィルタ係数について示したが、これに限るものではなく、図4及び図5に示した振幅特性及び群遅延特性より精度の高い(サンプリング周波数fsまでの平坦度が高い)フィルタを構成する場合は、タップ数を増やし、フィルタに要求される精度がそれほど高くない場合は、タップ数を減らすことも可能で、所望の特性に応じて任意のタップ数を選択することができる。
この第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力する位相θ(n)に基づいて入力された画像データの位相をシフトして、リサンプリング画像データを出力する。
次に、位相制御部7の動作について説明する。
位相制御部7は、水平AFC6が出力する第一の位相Δ’、位相制御部7の内部で発生する位相k、位相シフトの段数q、位相シフト一段分の時間Tk、及びリサンプリング周期Tを元に以下の式(2A)を用いてリサンプリング位相θ(n)を算出する。
θ(n)=Δ’+k/q+nT
(k=0,1,2,3・・・T/Tk) …(2A)
ここで、nは、水平同期信号から数えたデータの番号、即ち水平同期信号から数えてn番目のデータであることを表す。
本例では、位相シフトの段数が32であるので、θ(n)の算出には下記の式(2B)が用いられる。
θ(n)=Δ’+k/32+nT …(2B)
リサンプリング周期Tは、例えば、入力された映像信号の画素を構成するドットクロックの周波数に対してA/D変換器2で1.5倍の周波数でサンプリングしたとすると、リサンプリング周期Tは、ドットクロックの周期の1.5倍となる。これは、入力された映像信号をそのドットクロックの1.5倍の周波数(1/1.5の周期)でサンプリングされた画像データ(A/D変換器2の出力)、すなわち実際の画素数より1.5倍の画素数としてサンプリングされた画像データを、元の画素数に変換(縮小)する動作である。
なお、前述したとおり、サンプリングの周波数は、1.5倍に限るものではないので、このリサンプリング周期Tも実際のサンプリング周期にあわせて計算されるものとする。
上記のように、位相制御部7は、最初は内部発生する位相kを0とし、サンプリングの度にnを1ずつ増加させ、それぞれにnに対するθ(n)の値を下記の式(3)により計算して出力する。nの値は、例えば水平同期信号が検出されると0にリセットされる。
θ(n)=Δ’+0/32+nT …(3)
(n=0,1,2,3・・・)
第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力した位相制御信号θ(n)からリサンプリング位置を決定し、リサンプリングされた画像データを出力する。リサンプリングの位置は、水平同期信号からの画像データの番号Nと隣接する画像データの内分点である位相δで表され、以下の式(4)、(5)を用いることができる。
N=INT(θ(n)/Ts) …(4)
δ=θ(n) mod Ts …(5)
ここで、任意の変数x、yに対し、INT(x)は、xの整数部、x mod yは、xをyで割った余りを意味している。Tsは、A/D変換器2のサンプリング周期である。
求められた位相δが位相シフト量として第一のデジタルフィルタ4の制御に用いられる。
このように第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部4が出力する位相制御信号θ(n)にしたがって、画像データの番号Nと位相シフト量δを求め、Nによりフィルタに用いられる画素の位置を決定し、位相シフト量δによって図6に示したように使用されるフィルタの係数を選択することで、入力された画像データのリサンプリングを行い、その結果として得られるリサンプリング画像データを特徴量検出部8及び表示部9に出力する。
特徴量検出部8は、入力されたリサンプリング画像データからk=0のときの特徴量を検出し、位相制御部7に出力する。位相制御部7は、特徴量検出部8が出力したk=0のときの特徴量を保持する。
次に位相制御部7は、k=1のときの位相制御信号θ(n)を前述の動作と同様に下記の式(6)により求めて、第一のデジタルフィルタ4に出力する。
θ(n)=Δ’+1/32+nT …(6)
第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部4が出力する位相制御信号θ(n)に基づいて、入力された画像データのリサンプリングを行い、リサンプリング画像データを特徴量検出部8と表示部9に出力する。k=1の場合のリサンプリング位置は、k=0のときのリサンプリング位置に対してTs/32だけ位相がずれている。
特徴量検出部8は、k=1のときにリサンプリングされたリサンプリング画像データの特徴量を検出し、位相制御部7に出力する。位相制御部7は、k=0のときと同様に特徴量検出部8が出力したk=1のときのリサンプリング画像データの特徴量を保持する。
上記の動作をT/Tkまで繰り返し、位相制御部7は、すべてのkの値に対して特徴量を保持する。位相シフトの段数が32で、1.5倍のサンプリングのとき、この回数は、位相シフトの段数×1.5で47であり、入力された映像信号の画素クロックの周期に相当する。
最後に位相制御部7は、保持した特徴量から表示に適したkを決定し、以降決定したkに基づいて位相制御信号θ(n)を第一のデジタルフィルタ4に出力する。
第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力した位相制御信号θ(n)に基づいて入力された画像データをリサンプリングしてリサンプリング画像データを表示部9に出力する。表示部9は、入力されたリサンプリング画像データを所定のタイミングで表示する。
次に第一のデジタルフィルタ4、位相制御部7、特徴量検出部8における、位相調整の動作についてさらに説明する。
図7は特徴量検出部8の一例を示す図である。図示の特徴検出部8は、絶対差分演算器10と、最大値検出器11とを有する。絶対差分演算器10は、画像の水平(主走査)方向に隣接する2画素の画像データの差分の絶対値(以降、絶対差分と略す)を計算する最大値検出器11は絶対差分演算器10で算出した絶対差分から所定の期間(例えば1ライン分のサンプリングに要する期間)における最大値を検出する。
この発明の画像表示装置における位相調整の動作として、入力される映像信号がパーソナルコンピュータ(PC)のような、複数のフォーマットを出力可能な映像出力装置から出力された場合について説明する。PCが出力する映像信号のフォーマットは、例えばVESA(Video Electronics Standard Association)などに定められており、位相制御部7は、これら複数の映像信号フォーマットに対して適したリサンプリング周期Tをあらかじめ記憶しておく。
これまで説明したとおり、本発明の実施の形態1における画像表示装置では、入力された映像信号をA/D変換器2でサンプリングする際のサンプリングクロックの周期は、固定であり、入力映像信号の最適なサンプリング周期は、位相制御部7に記憶したリサンプリング周期Tに基づいた第一のデジタルフィルタ4のリサンプリングによって実現される。
入力された映像信号のフォーマットは、未知であるので、まず、位相制御部7は、記憶している複数の(m個の)リサンプリング周期T1〜Tmのうちの第一のものT1を用いてリサンプリングを行う。
A/D変換手段2から出力された画像データに対しては、前述したとおり第一のデジタルフィルタ4で位相制御部7が出力する位相制御信号θ(n)に基づいてフィルタ処理が行われる。このとき(最初は)位相制御部5で用いるkは0とされている。第一のデジタルフィルタ4から出力されるリサンプリングされた画像データは、特徴量検出部8の絶対差分演算器10及び最大値検出器11において、水平方向に隣接する画素の絶対差分の最大値が検出される。最大値検出器11で検出された絶対差分の所定期間中の最大値は、位相制御部7に出力され、位相制御部7は、入力された絶対差分の所定期間中の最大値をk=0のときの特徴量として保持する。
次に、位相制御部7は、k=1のときの位相制御信号θ(n)を第一のデジタルフィルタ4に出力し、A/D変換器2から入力された画像データのリサンプリングを行う。リサンプリングされた画像データは、特徴量検出部8に入力され、k=0のときと同様に、水平方向に隣接する画素の絶対差分の所定期間中の最大値を検出し、位相制御部7に出力する。位相制御部7に入力された絶対差分の所定期間中の最大値は、k=1のときの特徴量として保持される。
上記動作は、kが選択されているリサンプリング周期Tの1周期分に達するまで繰り返す。例えば、第一のデジタルフィルタ4の位相シフトの段数が32で、リサンプリング周期TがA/D変換器2のサンプリング周期の1.5倍のとき、k=0からk=47まで繰り返すことになる。
上記のようにして得られた特徴量は、おおよそ図8(a)または図8(b)のようになる。図8(a)及び(b)は、縦軸に位相制御部7で保持したそれぞれのkの値に対する特徴量である絶対差分の最大値、横軸がkである。図8(a)は、リサンプリングの周期T1が入力された映像信号のドットクロックの周期と一致した場合で、特徴量である絶対差分の最大値に極大値または、極小値を有する。一方、リサンプリングの周期T1と入力された映像信号のドットクロックと一致しない場合は、図8(b)のようにほぼ一定の値となる。このように極大値あるいは極小値の有無により、リサンプリングの周期の妥当性について判断することができる。
リサンプリング周期T1が妥当でないと判断されるときは、第二のリサンプリング周期T2に対して同様の動作を行う。
上記動作をリサンプリング周期Tが妥当と判断されるまで、記憶されているリサンプリング周期T1〜Tmの全部又は一部について検出を行う。
リサンプリング周期Tが入力された映像信号のドットクロックと一致している場合、位相制御部7に記憶された特徴量は、図8(a)のように極大値あるいは極小値を有するので、位相制御部7は、極大値となるk、あるいは、2つの極小値の中央付近に相当するkを最適な位相として選択する。
以上のようにリサンプリングの周期Tと位相kを決定し、調整動作を終了する。
以降、位相制御部7は、決定したリサンプリングの周期Tと位相kに基づいて、位相制御信号θ(n)を出力し、第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力する位相制御信号θ(n)に従って、リサンプリングした画像データを表示部9に出力する。
表示部9は、入力された画像データを所定のタイミングで表示する。
なお、上記動作の説明では、ドットクロックの周波数調整の際に、記憶されているリサンプリング周期を用いて正しいリサンプリング周期を検出する場合について示したが、記憶しているリサンプリング周期の中から適したと思われる周期が見つからない場合は、自動調整できなかったことを示す表示を行って、画像信号を変更して再び自動調整させるか、手動による調整を促しても良い。
図9及び図10は、以上に説明した本実施の形態に係る画像表示装置における処理手順を示すフローチャートである。
まず、図9に示すように、位相制御部7は、リサンプリング周期Tに、あらかじめ記憶されている複数個のリサンプリング周期(例えばm個のリサンプリング周期T1乃至Tm)の中の、第一のリサンプリング周期T1を設定し(St1)、次に位相kを0に設定する(St2)。そして、このようにして設定されたリサンプリングの周期T及び位相kについて特徴量の検出及び保存を行う(St3)。
即ち、図10(ステップSt3の詳細を示す)のステップSt21において、クロック発生部3が発生したクロックに基づいてA/D変換器2で映像信号をサンプリングする。そして、同期処理部5は、同期信号の特定の部分がサンプリングされているかどうかの判定を行う(St22)。即ち、今回(直前のステップSt21)のサンプリングで得られたデータ(S)と、前回のサンプリングで得られたデータ(Sj−1)とに基づいて、閾値Lsの通過が起きたかどうかの判定を行う。
同期信号の特定の部分であると判定されたときは(St22でYes)、ステップSt23に進む。ステップSt23では、同期処理部5は、A/D変換器2でサンプリングで得られたデータSj−1及びSから、上記の式(1)により第一の位相Δを算出し(St23)、そして、パラメータnを0にし(St24)、その後ステップSt26に進む。
ステップSt22で、サンプリングされた映像信号が同期信号の特定の部分ではないと判定された場合(St22でNo)には、ステップSt25でnに1を加えた後、ステップSt26に進む。
ステップSt26では、位相制御部7は、同期処理部5が出力する第一の位相Δ、リサンプリングの周期T及び位相kに基づいて、上記の式(2B)により位相制御信号θ(n)を算出し、第一のデジタルフィルタ4に出力する。
第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力する位相制御信号θ(n)に基づいて、A/D変換器2が出力した画像データをリサンプリングする(St27)。
特徴量検出部8は、第一のデジタルフィルタ4でリサンプリングされた画像データから、水平方向に隣接する画素の絶対差分を検出し、nの値に関連づけて保存する(St28)。
次に、特徴量検出部8は、所定数のサンプリングが行われたかどうか、即ち、nが所定数に達したか否かの判定を行い(St29)、達していなければ(ステップSt29でNo)、ステップSt21に戻る。達していれば(ステップSt29でYes)、ステップSt30に進み、検出された絶対差分(nの異なる値に対するそれぞれの絶対差分の値)を元に絶対差分の最大値を、特徴量として検出する。特徴量検出部7で検出された特徴量は位相制御部7に保持される(St31)。
次に、図9のステップSt4に進み、位相制御部7は、位相kがT/Tkに達したどうかの判定を行い、達していなければ(St4でNo)は、kに1を加算し(St5)、ステップSt3に戻って、新しいkの値について特徴量の検出及び保存を行う。ステップSt3の処理は、kがT/Tkに達するまで繰り返される。
kがT/Tkに達した場合(St4でYes)は、保持された特徴量からリサンプリング周期が適正であるか判断し(St6)、適正でない場合(St6でNo)は、最後のサンプリング周期Tmであるかどうかの判定(St7)を行い、最後でなければ、ステップSt8に進み、あらかじめ記憶しているリサンプリング周期T1〜Tmのなかで次のもの(T2)を選択し(St8)、ステップSt3に戻り、新たなリサンプリング周期Tについての位相kのすべての値についての特徴量の検出及び保存の処理(St2〜St5)を繰り返す。
ステップSt7で、最後のサンプリング周期Tmであると判定されたとき、即ち、あらかじめ記憶しているリサンプリング周期の中から適正なサンプリング周期が見つからない場合は(St7でYes)、エラー表示等を行って、調整動作を終了する(St9)。
一方、ステップSt6で、リサンプリング周期が適正であると判断された場合(St6でYes)は、リサンプリング周期Tを決定する(St10)。即ち、適正と判断されたリサンプリング周期を採用する。そして、保持されている特徴量から最適な位相kを選択する(St11)。
最後に位相制御部7は、最適なリサンプリングの周期Tと位相kに基づいて、上記の式(2B)により、位相制御信号θ(n)を出力し、第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部7が出力する位相制御信号θ(n)に基づいて、A/D変換器2が出力する画像データをリサンプリングし、リサンプリングされた画像データが表示部9に出力され、表示動作を行う(St12)。
上記のうち、ステップSt1、St2、St4、St5、St6、St7、St8、St9、St10、ST11、St12、St24、St25、St26、St29の処理は、位相制御部7により行われ、ステップSt28、St30、St31は特徴検出部8で行われ、ステップSt27は第一のデジタルフィルタ4で行われ、ステップSt21の処理はA/D変換部2で行われ、ステップSt22、St23の処理は同期処理部5で行われる。
従来の画像表示装置では、サンプリングクロック自体を調整していたため、サンプリングクロックの変更に必要な期間及びサンプリングクロックを変更した際に安定するまでの期間が必要であり、調整に多くの期間を必要としていたが、以上図1乃至図10を参照して説明したように構成することで、A/D変換器2のサンプリング周波数を一定としても最適なリサンプリングの周期と位相による表示が可能となるので、画像に応じてサンプリングクロック自体の周期と位相を調整する必要が無くなる。そのため、高速にサンプリングの周期と位相調整を行うことが可能になり、動画のように随時映像が変化するような場合であっても正しく調整することができる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2における画像表示装置の構成を示す図である。
実施の形態2の画像表示装置は、図1に示される画像表示装置と概して同じであるが、図1では、映像のタイミングを示す同期信号が画像信号に重畳された映像信号(複合映像信号)を受信して表示するのに対し、図11の構成では、画像信号と同期信号が別の信号として構成された映像信号を受信して表示する点で異なる。
即ち、図11の入力端子1には、画像信号が入力され、入力端子1から入力された画像信号は、A/D変換器2に入力される。一方、同期信号は、入力端子14に入力され、入力端子14から入力された同期信号は、A/D変換器15に入力される。A/D変換器2及びA/D変換器15は、クロック発生部3が発生するサンプリングクロックに基づいて、入力された画像信号と同期信号をサンプリングする。
A/D変換器2でサンプリングされた画像データは、第一のデジタルフィルタ4に入力される。一方、A/D変換器15でサンプリングされた同期信号は、同期処理部5に入力される。
その他の動作は、図1と同様であるので、説明を省略する。このように、映像信号が、画像信号と同期信号に別れて構成されている場合は、それぞれの信号に対応したA/D変換器を用意すれば、同様に処理することが可能になる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3における画像表示装置の構成を示す図である。
実施の形態3の画像表示装置は、図1に示される画像表示装置と概して同じであるが、図1の画像表示装置を示す図1に対して、記憶部16、選択部17及び18が付加されている。なお、記憶部16、選択部17及び18以外の構成は、実施の形態1と同様で、同一部分には、同じ符号が付されている。
図12の画像表示装置では、特徴量検出部8は、記憶部16に記憶された画像データを用いて、リサンプリングされた画像データを基づいて特徴量を検出する。
A/D変換器2より出力されたデータは、同期処理部6、記憶部16、選択部17及び18に入力される。記憶部16は、A/D変換器2でサンプリングされた画像データの一部、例えば1フレームや1ラインなど所定の期間の画像データを記憶する。
選択部17は、まず、リサンプリングの周期及び位相の調整のため、記憶部16に記憶された画像データを選択し、第一のデジタルフィルタ4に出力する。一方、選択部18は、リサンプリングの周期及び位相の調整動作中、A/D変換器2が出力する画像データを選択し表示部9に出力する。
第一のデジタルフィルタ4、位相制御部7、及び特徴量検出部8は、実施の形態1と同様に記憶部16に記憶された画像データを用いて、最適なリサンプリングの周期T及び位相kを決定する。
最適なリサンプリングの周期T及び位相kが決定した後の表示動作期間中は、選択部17は、A/D変換器2が出力する画像データを選択し、第一のデジタルフィルタ4に出力する。第一のデジタルフィルタ4は、位相制御部5が出力する位相制御信号θ(n)に基づいて、入力された画像データをリサンプリングする。選択部18は、第一のデジタルフィルタ4が出力するリサンプリングされた画像データを選択し、表示部9に出力する。その他の動作については、実施の形態1と同様である。
以上説明したように構成することで、調整に必要な画像データは、記憶部16に記憶されているので、入力される映像信号が随時変化しているような場合であっても正しく調整を行うことができる。
なお、隣接する画像の差分が大きい部分が含まれていれば、上記調整動作を行うことが可能であるので、記憶部16にハイパスフィルターを設けて、画像の変化を検出し、例えば1フレームの期間の画像データのうち最大の差分を示した位置の画像を記憶することで、記憶される画像の量を最小限にとどめることも可能である。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4における画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態4の画像表示装置は、図1に示される画像表示装置と概して同じであるが、図1の同期処理部5、及びクロック発生部3の代わりに、同期処理部19、及びクロック発生部20が用いられている。なお、同期処理部19及びクロック発生部20以外の構成は、実施の形態1と同様で、同一部分には、同じ符号が付されている。
図13では、図1の画像表示装置に対して、同期処理部19で同期信号の周期の計測を行い、計測された同期信号の周期を元に入力された映像信号のフォーマットを推定するように構成したものである。
A/D変換部2でサンプリングされた映像信号は、第一のデジタルフィルタ4と同期処理部19に入力される。同期処理部19では、入力された同期信号の垂直周期、水平周期を計測し、計測結果を元に入力された映像信号のフォーマットを推定する。
一方、クロック発生部20は、複数種類のサンプリングクロックの周波数を発生できるようになっており、同期処理部19で推定した映像信号のフォーマットに基づいて入力された映像信号のドットクロックの1.5倍程度のサンプリングクロックになるように調整される。
このように同期処理部19で推定した映像信号のフォーマットに基づいて、サンプリングクロックの調整を行うようにすることで、例えば入力される映像信号のドットクロックとして高い周波数から低い周波数まで種々の周波数のものが存在するような場合であっても適当なサンプリングクロックが設定される。
実施の形態1では、リサンプリング周期の設定動作において、位相制御部7にあらかじめ記憶されたリサンプリング周期を1番目(T1)から順に選択し、適したリサンプリング周期と判断されるまで順次特徴量を検出するように構成したが、図13に示したとおり、映像信号の垂直周期と水平周期からフォーマットを推定することで、あらかじめ記憶しているリサンプリング周期の中から最も適していると思われるものを優先的に選択し、特徴量の検出を行うことができるようになるので、さらに短時間で調整動作を行うことができるようになる。
なお、図13に示したクロック発生部20は、クロックの周波数を複数種類発生できる場合について説明したが、実施の形態1と同様に1種類の周波数のクロックしか発生できなくてもよく、位相制御部7は、同期信号処理部19で推定された映像信号のフォーマットに従ってあらかじめ記憶しているリサンプリング周期の中から最も適していると思われるものを優先的に選択し、特徴量の検出を行うことができるようになるので、短時間で調整動作を行うことができる。
実施の形態5.
図14は、本発明の実施の形態5における画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態5の画像表示装置は、図1に示される画像表示装置と概して同じであるが、記憶部21、位相調整部22、位相保持部23及び第二のデジタルフィルタ24が付加されており、表示部9は、第二のデジタルフィルタ24の出力を受けて表示を行う。
位相調整部22は、実施の形態1の位相制御部7と略同じ機能を有するものであるが、位相調整部22と位相保持部23とで、本実施の形態の位相制御部25が構成されている。この位相制御部25は、以下に説明するように、同期処理部5で求めた第一の位相Δと特徴量検出部8によって検出された第一のリサンプリング画像データの特徴量に基づいて第二のデジタルフィルタ24のリサンプリングの位相制御を行う位相制御手段が構成されている。
なお、記憶部21、位相制御部25及び第二のデジタルフィルタ24以外の構成は、実施の形態1と同様で、同一部分には、同じ符号が付されている。
入力端子1から同期信号及び画像信号で構成される映像信号が入力される。入力端子1に入力された映像信号は、A/D変換器2に入力される。一方、クロック発生部3は、入力端子1に入力された映像信号をA/D変換器3でデジタルの画像データに変換するためのサンプリングクロックを発生する。
クロック発生部3が発生したサンプリングクロックは、A/D変化部2に入力され、A/D変換器2は、サンプリングクロックに基づいて入力された映像信号をデジタルの画像データに変換する。A/D変換器2が出力する画像データは、記憶部21、第二のデジタルフィルタ24及び同期処理部5に入力される。
同期処理部5は、実施の形態1と同様に同期信号の分離と第一の位相Δを算出して、第一の位相Δを水平AFC6に出力する。水平AFC6も、実施の形態1と同様に、安定した第一の位相Δ’を位相制御部7に出力する。
一方、記憶部21に入力された画像データは、A/D変換器2でサンプリングされた画像データの一部、例えば1フレームや1ラインなど所定の期間のデータが記憶される。記憶される画像データとして、後述する画像の特徴量の検出に必要な隣接する画素の差分が大きい部分が含まれていることが必要であるので、記憶部21にハイパスフィルターを設けて、画像の変化を検出し、例えば1フレームの期間の画像データのうち最大の差分を示した位置の画像を記憶することで、記憶される画像の量を最小限にとどめることも可能である。
記憶部21に記憶された画像データは、第一のデジタルフィルタ4に入力される。以降、記憶部21に記憶された画像データを用いて、特徴量検出部8及び位相調整部22で順次画像の特徴量を検出、保持し、最適なリサンプリングの周期Tと位相kを求める。この動作は、実施の形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
位相調整部22は、決定したリサンプリングの周期Tと位相kを位相保持部23に出力する。位相保持部23は、位相調整部22が出力したリサンプリングの周期Tと位相kを用いて位相制御信号θ’(n)を位相調整部22と同様に算出し、第二のデジタルフィルタ24に出力する。
第二のデジタルフィルタ24は、位相保持部23が出力する位相制御信号θ’(n)に従って、A/D変換部2が出力した画像データをリサンプリングして、表示部9に出力する。
表示部9は、第二のデジタルフィルタ24でリサンプリングされた画像データを所定のタイミングで表示する。
以上説明したようにリサンプリングの周期Tと位相kは、検出された特徴量から決定される。このうちリサンプリング周期Tは画像のフォーマットで決まるが、位相kは、画像発生装置側の温度特性やA/D変換器2などの温度特性によっても最適な値が変化する。そのため、時間が経過するにつれて最適な位相が変化する場合もある。このように位相kを再調整する場合、位相保持部23は、前回の調整時に決定したリサンプリングの周期Tと位相kに基づいて位相制御信号θ’(n)を出力することで、再調整動作中も画像を表示し続けることができる。ここで表示される画像は、位相の再調整が必要なものの、大きな乱れが生じるものではなく、再調整のための特徴量を検出する場合のようにkを0から順次変更していく場合に比べて、十分実用的な画像が表示されることになり、使用者は、再調整中であることを意識する必要が無くなる。
なお、位相の再調整に当たって、記憶部21は、新たに所定の期間の画像データを記憶し、位相kを順次変更して特徴量の検出を行い、最適な位相kを求める。位相調整部22で求めた新たな位相kは、位相保持部23に出力され、位相保持部23は、新たな位相kに基づいて位相制御信号θ’(n)を生成し、第二のデジタルフィルタ24に出力する。以降の表示動作は、前述のとおりである。
なお、位相の再調整の場合は、リサンプリング周期Tは変更する必要が無いので、リサンプリング周期Tに関する調整動作が不要であることは、言うまでも無い。
以上説明したように構成することで、調整中であっても乱れのない映像を表示することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置を示すブロック図である。 第一の位相と同期信号の関係を示す図である。 各表示ラインにおける第一の位相とサンプリング位置の関係を示す図である。 デジタルフィルタの振幅特性を示す図である。 デジタルフィルタの遅延特性を示す図である。 図4及び図5の特性を示すためのフィルタ係数の一例を示す表である。 特徴量検出部の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、特徴量と移送の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置における処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置における処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る画像表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る画像表示装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 入力端子、 2 A/D変換器、 3 クロック発生部、 4 第一のデジタルフィルタ、 5 同期処理部、 6 水平AFC、 7 位相制御部、 8 特徴量検出部、 9 表示部、 10 最大差分演算器、 11 最大値検出器、 14 入力端子、 15 A/D変換器、 16 記憶部、 17,18 選択部、 19 同期処理部、 20 クロック発生部、 21 記憶部、 22 位相調整部、 23 位相保持部、 24 第二のデジタルフィルタ、 25 位相制御部。

Claims (16)

  1. 画像信号及び同期信号を含むアナログの映像信号をサンプリングしてデジタルの画像データを生成し、生成された画像データを用いて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
    前記映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックに基づいて同期信号及び画像信号をサンプリングするステップと、
    前記サンプリングされた同期信号から、前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求めるステップと、
    前記サンプリングステップでサンプリングされた画像データを受けて、前記サンプリングステップにおいて仮に異なる位相でサンプリングが行われた場合に得られる画像データと等価なリサンプリング画像データを生成するステップと、
    前記生成されたリサンプリング画像データから特徴量を抽出するステップと、
    リサンプリング画像データの特徴量に基づいて画像の表示に最適なリサンプリングの周期及び位相シフト量を決定するステップと、
    前記第一の位相、前記リサンプリングの周期及び位相シフト量に基づいてリサンプリングのための位相制御を行うステップと
    を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  2. 画像信号及び同期信号を含むアナログの映像信号をサンプリングしてデジタルの画像データを生成し、生成された画像データを用いて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
    前記映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックに基づいて同期信号及び画像信号をサンプリングするステップと、
    前記サンプリングされた同期信号から前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求めるステップ、
    前記サンプリングステップでサンプリングされた画像データを受けて、前記サンプリングステップにおいて仮に異なる位相でサンプリングが行われた場合に得られる画像データと等価な第一のリサンプリング画像データを生成するステップと、
    前記第一のリサンプリング画像データから特徴量を抽出するステップと、
    前記第一のリサンプリング画像データの特徴量に基づいて第二のリサンプリング画像データのリサンプリングの周期及び位相シフト量を決定するステップと、
    前記第一の位相、前記リサンプリング及び周期及び位相シフト量に基づいて前記第二のリサンプリングのための位相制御を行うステップと
    を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  3. 前記サンプリングされた画像データの一部を記憶し、読み出すステップをさらに有し、
    前記第一のリサンプリングが、前記記憶された画像データを受けて行われることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置の制御方法。
  4. 前記第一の位相を求めるステップにおいて、前記サンプリングされた同期信号の値が所定の閾値を通過する点の直前及び直後のサンプリング点のサンプル値と、閾値とに基づいて、前記第一の位相を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置の制御方法。
  5. 前記第一の位相を求めるステップにおいて、
    Δ=(Ls−S)/(Sj−1−S) …(1)
    (ここで、Δは前記第一の位相、Lsは、前記所定の閾値、Sj−1、Sは、同期信号の値が前記閾値を通過する点の直前及び直後のサンプリング点のサンプル値である)
    に基づいて前記第一の位相を求めることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置の制御方法。
  6. リサンプリングの周期を変化させて、リサンプリングの周期の変化と、特徴量の変化の関係を調べ、特徴量の変化に周期性が検出されるリサンプリングの周期を、最適なリサンプリングの周期として採用することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置の制御方法。
  7. 前記最適なリサンプリングの周期において、特徴量とリサンプリングの位相との関係から、最適なリサンプリングの位相を求めることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置の制御方法。
  8. 画像信号及び同期信号を含むアナログの映像信号をサンプリングしてデジタルの画像データを生成して、生成された画像データを用いて画像を表示する画像表示装置であって、
    前記映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックを生成するクロック発生部と、
    前記クロック発生部が発生したサンプリングクロックに基づいて前記映像信号に含まれる画像信号と同期信号をサンプリングするA/D変換部と、
    前記A/D変換部によってサンプリングされた同期信号から、前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求める同期処理部と、
    前記A/D変換部によってサンプリングされた画像データを受けて、前記A/D変換部が仮に異なる位相でサンプリングした場合に得られる画像データと等価なリサンプリング画像データを生成する第一のデジタルフィルタと、
    前記生成された第一のリサンプリング画像データから特徴量を抽出する特徴量検出部と、
    前記同期処理部で求めた第一の位相と前記特徴量検出部が検出した特徴量に基づいて前記第一のデジタルフィルタのリサンプリングの位相を制御する位相制御部と、
    前記第一のデジタルフィルタが出力するリサンプリング画像データを表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  9. 前記デジタルフィルタは、前記映像信号の有する信号帯域のおおよそ1.5倍の周波数まで平坦な周波数特性及び平坦な群遅延特性を有することを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記サンプリングされた画像データの一部を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記デジタルフィルタは、前記サンプリングされた画像データと前記記憶部に記憶された画像データのいずれか一方を選択してリサンプリング画像データを生成し、
    前記特徴量検出部は、前記デジタルフィルタが前記記憶部に記憶された画像データを選択して生成したリサンプリング画像データを用いて特徴量を検出する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  11. 画像信号及び同期信号を含むアナログの映像信号をサンプリングしてデジタルの画像データを生成して、生成された画像データを用いて画像を表示する画像表示装置であって、
    前記映像信号に必ずしも同期しないサンプリングクロックを生成するクロック発生部と、
    前記クロック発生部が発生したサンプリングクロックに基づいて前記映像信号に含まれる画像信号と同期信号をサンプリングするA/D変換部と、
    前記A/D変換部によってサンプリングされた同期信号から、前記映像信号に対する前記サンプリングクロックの時間差に対応する第一の位相を求める同期処理部と、
    前記A/D変換部によってサンプリングされた画像データの一部を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された画像データを受けて、前記A/D変換部が仮に異なる位相でサンプリングした場合に得られる画像データと等価な第一のリサンプリング画像データを生成する第一のデジタルフィルタと、
    前記A/D変換部によってサンプリングされた画像データを受けて、前記A/D変換部が仮に異なる位相でサンプリングした場合に得られる画像データと等価な第二のリサンプリング画像データを生成する第二のデジタルフィルタと、
    前記第一のデジタルフィルタによって生成された第一のリサンプリング画像データから特徴量を抽出する特徴量検出部と、
    前記同期処理部で求めた第一の位相と前記特徴量検出部によって検出された第一のリサンプリング画像データの特徴量に基づいて前記第二のデジタルフィルタのリサンプリングの位相制御を行う位相制御部と、
    前記第二のデジタルフィルタが出力する第二のリサンプリング画像データを表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  12. 前記位相制御部が、
    前記同期処理部で求めた第一の位相と前記特徴量検出部が検出した特徴量に基づいて前記第一のデジタルフィルタのリサンプリングの位相を指定する信号を生成し、この信号により前記第一のデジタルフィルタを制御する位相調整部と、
    前記位相調整部が生成するする信号を保持し、前記第二のデジタルフィルタに供給することにより、前記第二のデジタルフィルタのリサンプリングの位相を制御する位相保持部と
    を有することを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
  13. 前記同期処理部は、前記サンプリングされた同期信号の値が所定の閾値を通過する点の直前及び直後のサンプリング点のサンプル値と、閾値とに基づいて、前記第一の位相を求めることを特徴とする請求項8又は11に記載の画像表示装置。
  14. 前記同期処理部は、
    Δ=(Ls−S)/(Sj−1−S) …(1)
    (ここで、Δは前記第一の位相、Lsは、前記所定の閾値、Sj−1、Sは、同期信号の値が前記閾値を通過する点の直前及び直後のサンプリング点のサンプル値である)
    に基づいて前記第一の位相を求めることを特徴とする請求項13に記載の画像表示装置。
  15. 前記同期処理部は、リサンプリングの周期を変化させて、リサンプリングの周期の変化と、特徴量の変化の関係を調べ、特徴量の変化に周期性が検出されるリサンプリングの周期を、最適なリサンプリングの周期として採用することを特徴とする請求項8又は11に記載の画像表示装置。
  16. 前記最適なリサンプリングの周期において、特徴量とリサンプリングの位相との関係から、最適なリサンプリングの位相を求めることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
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