JP2007014784A - 医療用装置の膨張可能チャンバーのためのバルブ - Google Patents

医療用装置の膨張可能チャンバーのためのバルブ Download PDF

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Abstract

【課題】オストミー器具のような医療用装置の膨張可能チャンバーのための一方向バルブを提供する。
【解決手段】膨張可能チャンバー18の一方向バルブ24は、壁部分16とフィルムパネル26を包含している。壁部分は膨張流体のための開口22を備え、フィルムパネルは、壁部分に取り付けられる第1部分26aと可動の第2部分26bを備えている。第2部分はフィルムパネルに作用する差圧に呼応するバルブシールを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は医療用装置、および、特に、医療用装置の膨張可能チャンバーのための一方向バルブに関する。本発明の1形態はオストミー器具の膨張可能シール内に使用されるバルブに関する。
オストミー(小孔)の創生は胃腸または泌尿器管の病気または傷害の多くの罹災者のための療法である。オストミーは患者の身体外への腹壁を通る管搬送である。ひとたび小孔が創生されると、患者は、通常彼または彼女の余生の間、身体の排泄物を捕獲しかつ保持するために身体上に装着された装置を使用することになる。これは従来は接着用パッチまたは締付けベルトで体に装着されたバッグまたは小袋で行なわれてきた。しかしながら、そのような小袋を装着していることは多くのオストミー使用者にとって極めて厄介でありかつ卑下されるような経験であり得る。小袋は人の公的および私的な活動に対して顕著な変化を要求する。
制御された排出器具はオストミー装着者のために或る程度の通常形態への復帰の可能性を提供する。その器具は液体および/または固体の大便を一時的に管内に貯蔵するために小孔口をブロックするのに使用される。
例えば、米国特許第6,723,079号は小孔からの排出物の流出を制御するための膨張可能膜シールを使用する制御された排出装置を記述している。シールの性能および特性は膨張圧力に依存し得る。このような膜シールを好適に機能させるには、バルブが膜シール内へ空気が入ることを許容しなければならず、ひとたびそれが空気で満たされると、空気の解放が阻止される。もし空気が不用意に逃げると、膜シール内の圧力は低減し、多分排出物の漏れを来たし、これは装着者のためには極めて厄介なこととなり得る。
上記分野にもまた技術的問題にも適してはいないが、米国特許第5,178,281号を参照することができ、それは可撓性を有する中空形パッケージング/クッショニングバルーンのためのチェックバルブを開示している。そのような用途では、バルーンはエヤークッションを提供するために膨らまされ得るが、膨張圧力は特に重要ではなく、膨張バルブを通しての空気の僅かな漏れは許容され得る。チェックバルブは特殊形状に溶接された2個のフイルムを包含していて、バルブ通路の低減を限定している。チェックバルブは完全に可撓性を有し、バルーンと一体化しており、かつバルーンと同一な可撓性材料で作られていて、使用前の貯蔵および搬送中におけるチェックバルブのバルーン材料の裂けを防止している。
米国特許第6,723,079号公報 米国特許第5,178,281号公報
以下の1または2以上の非可逆(一方向)バルブを提供することは望ましい:(i)膜シールからの空気の逆流の阻止に効果的であり;(ii)使用中の信頼性がありかつ身体の動きにより影響されず;(iii)器具内への配置を容易にするのに充分小さく、かつ器具のサイズの有意な増加を避け;(iv)軽量であって身体へ装着される器具の重量の有意な増加をもたらさず;かつ(v)製造が安価であって器具に望ましくない価格を加えることがない。
本発明は特にオストミー分野への適用を見出しているが、上述の特性の1または2以上が有効な如何なる医療用装置へも使用され得る。
大雑把に言えば、本発明の1形態は医療用装置の膨張可能チャンバーのための一方向バルブを提供し、そのバルブは壁部分およびフイルムパネルを包含している。壁部分はその中に膨張流体のための入口ポートと連通した開口を備えている。フイルムパネルはフイルムパネルを投錨するために壁部分に取り付けられる第1部分、および壁部分には取り付けられておらずかつ壁部分に対して可動の第2部分を備えている。第2部分はフイルムパネル上に作用する差圧に呼応するバルブシールを備えている。
例えば、膨張可能チャンバー内の加圧流体はフイルムパネルの一側上に作用してフイルムパネルを壁部分とシール係合するように付勢する。開放時にフイルムパネルの反対側上に作用する流体圧力はフイルムパネルを壁部分から浮かせるように付勢する。これは簡単で、しかも高性能かつ小型の、一方向バルブを提供し、これは膨張可能チャンバー内の加圧流体の逃げを避けるように自己閉塞性であり、しかも、入口の処に高圧の膨張流体が射出された時に容易に開放可能である。このバルブの別の好ましい特性は非常に小さい差圧で開閉する能力である。
壁部分はフイルムパネルよりもより剛直でかつ/または実質的な基体の一部を包含している。例えば、壁部分は膨張可能チャンバーの、または、そのための保持用壁の一部である。代わりに、壁部分は第2フイルムパネルを包含している。この第2フイルムパネルはそれを通る入口ポートを有する基体に取り付けられる。
壁部分は実質的に剛直であり、またはそれは可撓性を備え得る。フイルムパネルは壁部分よりも剛性が低い。フイルムパネルは弾力性材料製であり、またはその材料は非弾性的であり得る。壁部分およびフイルムパネルの1または双方はプラスチックスであり得る。
壁部分および/または基体はバルブのための構造的安定性を提供し、これによりバルブのシール特性を改良し、かつ堅実なシール性能を提供している。
フイルムパネルおよび壁部分はそれらの間に流路を画定している。この流路は、概ね、壁部分と平行し、かつ概ね、開口を通してバルブに入る流体の方向に対して直交している。
本発明の更なる特徴および利点は以下の詳細な記述により明らかにされるであろう。或る顕著な特徴が上記および/または添付の請求項内に記述されているが、本件出願人はここに記述された如何なる特許性を有する特徴および/または図面内に描写されている特徴に対して、それらに強調がなされているかどうかに拘わらず、権利を求めるものである。
図1ないし図4において、医療用装置はオストミー器具10の形をしている。オストミー器具10は膨張可能膜シール12を包含しており、このシールは身体排泄物の放出を一時的にブロックするために人の小孔(図示されていない)に対するシールを形成するためのものである。このオストミー器具10はオストミー装着者により放出が望まれるまで身体排泄物を小孔管内に一時的に貯蔵するための制御された排泄器具である。膨張可能な膜シールは可撓性プラスチック膜壁14を包含し、この壁は膨張可能チャンバー18を画定するために基体16により支持されている。基体は膨張可能チャンバー18の、またはそのための、後部閉込み壁として作用する。基体16は小孔の領域内の身体に対する装着のための装着用プレート(仮想線20で指示されている)に対して直接的にまたは間接的に装着される。基体16は(少なくともフイルムパネル26と比べて)相対的に剛直である。基体16はプラスチックスで作られ得る。基体16はバルブ24のために構造的なおよび/または寸法的な安定性を提供する。基体16は複数の材料またはそれに取り付けられる部品を包含している。排泄が制御されるオストミー器具の更なる詳細のために、前述の米国特許第6,723,079号が参照され、その内容は参考文献としてここに組み込まれる。
膨張可能チャンバー18は例えば空気、水または塩水のような、如何なる好適な膨張流体を使用して膨張させられる。膨張流体は基体16内の入口ポート22を介して膨張可能チャンバー18内に注入される。バルブ24が膨張可能チャンバー18内に配置されて入口を通る流体の流れを制御する。バルブ24は圧力反応バルブである。バルブ24は非可逆バルブとして構成される。バルブ24は入口ポート22の処の流体圧力が膨張可能チャンバー18内の圧力を越えた時開き、これにより流体の膨張可能チャンバー18内への流入を許容する。バルブ24は入口ポート22の処の流体圧力が膨張可能チャンバー18内の圧力より低下した時閉塞し、入口ポート22を介しての流体の逃げを阻止することにより膨張圧力を保持している。
バルブ24は入口ポート22周りの壁部分27に重なるフイルムパネル26を包含している。この実施例においては、壁部分27は基体16の一部である。代わりの実施例(後述される)においては、壁部分は基体16に取り付けられた第2フイルムパネルを包含している。
フイルムパネル26は壁部分27に取り付けられる第1部分26aを包含し、この第1部分はフイルムパネル26を壁部分27に対して投錨する。このフイルムパネルは更に第2部分26bを包含し、この第2部分は壁部分27に対しては取り付けられずかつ入口ポート22に重なる。第2部分26bは膨張可能チャンバー18に面した(例えば壁部分27から離れる側へ面した)第1面26b’を備えかつ第1面は膨張可能チャンバー18の内圧に晒されている。この内圧はフイルムパネル26の第2部分26bを壁部分27へ向けて付勢するように第1面26b’上に作用して、バルブ24を閉塞させる。第2部分26bは第2面26b”を備えており、この第2面は壁部分27に面しかつ入口ポート22の処の圧力に晒されている。入口ポート22の処の圧力は第2部分26bを壁部分27から離れる側へ付勢するように第2面26b”上に作用して、バルブ24を開放させる。第2部分26bにより占められる位置は内圧と入口ポート22の処の圧力の間の差圧に依存する。
図1において、使用時、入口ポート22の処の流体圧力が内圧を越えると、第2面26b”上に作用している差圧P1は第2部分26bを壁部分27から押し上げて、入口ポート22から膨張可能チャンバー18と連通したバルブ出口32へのガス流路30を開放する。ガスはこれによりバルブ24を通して膨張可能チャンバー18内へ受領される。
図2において、入口ポート22からの流体注入圧力が除去され、かつ内圧が入口ポート22の処の圧力を越えた時、第1面26b’上に作用している差圧P2は第2部分26bを壁部分22に対して加圧させる。第2部分26bはこのようにして入口ポート22をシールして膨張流体の逃げを阻止する。
バルブ24は簡単な構造を備えかつ非常に少ない部品付きで極めて軽量であるが、信頼性の高い自己閉塞性バルブ動作を提供し膨張可能チャンバー18の好ましくないガス放出を阻止している。膨張可能チャンバー18内の内圧はバルブ24の閉塞およびシールのためのシール力の提供に利用されている。基体16はバルブ24のための構造上のおよび/または寸法上の安定性を提供しており、これがバルブ性能を提供しかつ/または異なるバルブ間での堅実性を可能としている。更に、バルブ24は非常に低い側面を備えているので、それが実質的な体積を占めることはなく、また基体16に対する膨張可能チャンバー18の高さの好ましくない増加も生じない。バルブ24を通るガス流路30は壁部分27および/または基体16と概ね平行な方向にある。ガス流路30は入口ポート22を通るガス流の方向に対して概ね直交している。
フイルムパネル26の第1部分26aおよび壁部分27の間の取付けは如何なる好適な手段によっても達成され得る。例えば、取付けは溶接(例えば、熱溶接、超音波溶接、レーザー溶接または高周波溶接により形成される)、溶剤または化学接着剤、粘着性接着剤、またはそれは一体成型(例えば、挿入成型、多ショット注入成型または挿入熱成型)により形成され得る。第1部分26aは1または2以上の連続的なまたは不連続的なライン片として形成される。第1部分26aはフイルムパネル26の輪郭の少なくとも一部(または少なくとも大部分)周りに延びており、バルブ出口32を形成するために少なくとも輪郭エッジの固着されずに残されている一部を有する。代わりに、バルブ出口32はフイルムパネル26内に形成されている窓(図示されていない)により画定されており、かつ第1部分26aは、例えば、フイルムパネル26の全周周りに閉塞されたループ形を画定している。
フイルムパネル26の形および第1部分26aの輪郭は如何なる所望形態をも取り得る。図1ないし図4の実施例においては、フイルムパネル26はいわゆる“鍵孔”形を備え、その形は円形部分を含み、そこから横向きの伸長部または滑降斜面路が突出している。第1部分26aは実質的に全周にわたり、横向き伸長部の先端26cでの固着されていない領域を除き延びており、先端部がバルブ出口32を画定している。
図5の別の実施例においては、フイルムパネル26は鍵孔形の代わりに伸長耳たぶ形を備えている。第1部分26aは輪郭(例えば、滑らかに湾曲している部分)の大部分周りで延び、図4内で描写されているのと同様に、固着されていない先端部が残されている。
図6の別の実施例においては、フイルムパネル26はより短い耳たぶ形を備えている。第1部分26aは輪郭(例えば、滑らかに湾曲した部分)の大部分周りに延び、図5内に描写されているのと同様に、固着されていない平坦部26cが残されている。
図7の別の実施例においては、フイルムパネル26は概ね矩形状を備えている。第1部分26aは入口ポート22の近傍で短距離だけ延びている。第1部分26aは直線状または湾曲状であり得る。この実施例においては、フイルムパネル26の輪郭の大部分は固着されておらず、大きい出口32を画定している。それにも拘わらず、第1部分26aは依然として壁部分27に関してフイルムパネル26を投錨する所望機能を果たし、かつバルブ24は前述のものと同様に機能する。
図8の別の実施例においては、フイルムパネルは再び概ね矩形状を備えている。第1部分26aは矩形状の1または2以上の角部で延び、フイルムパネル26の輪郭の大部分が固着されずに残されている。
図9の別の実施例においては、入口ポート22は基体16内の複数の窓(例えば、3個の窓)として構成されている。フイルムパネル26は全ての窓を覆うように形成されかつ寸法が定められている。フイルムパネル26は、例えば、円形であり得る。第1部分26aは2個または3個以上の窓の間となるように形成されている。この実施例においては、第1部分26aはフイルムパネル26の中央近傍および/または複数の窓に関しては中央点近傍にある。
前述の実施例においては、壁部分27は基体16の一部として備えられている。これらの実施例においては、シール性能はフイルムパネル26および基体16の表面との間のシール特性に依存している。別の形態においては、壁部分27がフイルムパネル26と基体との間の第2フイルムパネルを包含している。シール性能はこのようにして2個のフイルムパネル26および28の間のシール特性に依存し、これは設計者のために別の特性または設計選択肢を提供する。
図10および図11は第2フイルムパネル28を含んでいる実施例を描写しており、この第2フイルムパネルは壁部分27を提供している。第2フイルムパネル28は入口ポート22と整合状態の入口窓34を包含しており、この入口窓は入口ポート22からの膨張性流体を2個のフイルムパネル26および28の間のスペース内に受け入れるためのものである。第2フイルムパネル28は基体に対して第3部分28aの処で取り付けられている。この第3部分28aは閉じたループ状であり、かつ入口窓34を取り囲んでいる。図8および9内に描写されている実施例においては、第3部分28aは入口窓34の近傍を占めるように限定されていて第2フイルムパネル28の大部分は基体16に対して固着されていない。第1フイルムパネル26の第1領域26aは2個のフイルムパネル26および28の間の(例えば、周縁の大部分に沿う)装着領域を画定している。2個のフイルムパネル26および28はこのようにして小袋様のバルブ構造を画定し、これは入口ポート22の処で基体16に対して投錨されている。シール特性は、第1フイルムパネル26がもはや基体16に対しては投錨されていないが、入口ポート22の処の圧力が流体を膨張可能チャンバー18内に導入するようにバルブ24を膨張させるのに充分な値に達した時或る程度浮動し得るように構成されている事実により影響される。
図12は図10および11の実施例の僅かな変更を描写しており、その中では第2フイルムパネル28は第3部分28aおよび、更に第1部分26aの処では基体16に対して取り付けられていない。換言すると、第1部分26aは第1フイルムパネル26、第2フイルムパネル28および基体16から成るサンドウイッチの相互取付けラインを画定しているのである。そのような構成は第1フイルムパネル26をより確実に(第1実施例のように)投錨するが、また2個のフイルムパネルを有することと協働したシール特性を提供する。
図13は図10−12の実施例のハイブリッドを描写しており、その中で第1および第2フイルムパネル26および28の間の取付けは2個の地域40および42内で構成されている。第1地域40(例えば、フイルムパネルの湾曲エッジ)においては2個のフイルムパネル26および28は相互にかつまた基体16に対してライン40aに沿い取り付けられて両フイルムパネル26および28を基体16に対して投錨している。第2地域42(例えば、横方向伸長部44の直線エッジ)においては、2個のフイルムパネル26および28はライン42aに沿い取り付けられるが、基体16には取り付けられない。横方向伸長部44は基体16に対しては浮動状態となる。
バルブ24のシール特性は(例えば、前述の如何なる実施例内にも示されているように)、1または2以上の以下の技術により調整または強化され得る。
(a)フイルムパネル26(および28)の厚さおよび/または剛性の調整。例えば、フイルムの厚さは所望特性により、約0.01mmないし2mmの範囲内であり得る。バルブ特性の変更は1個以上の厚さ付きのフイルムパネルまたは基体の手段により、例えば、押出しまたは組立ての手段により、可能である。
(b)フイルムパネル26(および28)のおよび/または基体16の構成材料の選択。例えば、好適な材料が含まれるが、限定され得ない:シリコンラバー;エチレンビニールアセテート;ポリエチレン;およびABS。フイルムパネルまたは基体を1以上の材料で創生することも可能であり、それは複数ショットインジェクションまたは共同押出しのような複合材料工程の手段による。
(c)フイルムパネル26(および28)のおよび/または基体16の表面特性の調整。例えば、高度に研磨した表面またはマット仕上げ表面またはこれら2個の極値は特定用途のためには好適であり得る。バルブフイルムまたは基体材料の表面特性を変えることも好ましく、それはバルブ表面の部分的または全面であってもよい。そのような表面処理は、例えば、コロナ処理、または表面を疎水性または親水性とする表面処理を含み得る。
(d)フイルムパネル26(および28)のおよび/または基体16の形態学的特徴の包含。そのような特徴は、例えば、局部的なデインプル;盛り上げられたこぶ;溝;隆起;波形;石目表面特徴の1個または2個以上を含んでいる。この特徴はランダムにまたは繰り返しパターンで配置され得る。この特徴は約0.02mmないし約5mm断面(例えば、直径)のサイズ範囲であり、例えば、約0.02mmないし約2mmであり得る。更に、または代わりに、特徴は約0.02mmないし約5mmの高さまたは深さのサイズ範囲であり、例えば、約0.02mmないし約2mmであり得る。フイルムパネルまたは基体16の何れかに備えられる溝、波形または隆起の場合は、そのような特徴はバルブ24を通る流体の流れ方向と平行に、または直交するように整列され、それはバルブ特性を制御するためである。溝、波形または隆起はバルブ24のそれぞれの寸法(長さまたは幅)の約5%ないし約100%の範囲内の長さを備えている。代わりに、溝、波形または隆起は混合されたまたはランダムな方向を備え得る。
(e)バルブ24内に流体媒体のような物質の導入。この物質は医療器具10の製造中、製造後、または使用直前に導入され得る。この物質は、例えば、水、オイル、ワックスまたは他の媒体であり、これらはバルブを通る流れを変え、そのシール能力を改善しまたは延ばされた棚寿命の安定化を強化する。
図14において、開放用要素50がバルブ24内に組み込まれている。この開放用要素50はバルブ24を少なくとも部分的に開放保持するように作用し、その期間は製造後からこの医療器具10が使用のために採用されるまでである。この開放用要素50は膨張可能チャンバー18および周囲環境との間の圧力均等化を許容して、膨張可能チャンバー内に何らかの流体(例えば、残留空気)が捕獲されかつもし周囲の圧力が減少(例えば、飛行機で搬送中に)した時に時ならぬ膨張を起こすことをなくしている。
開放用要素50は入口ポート22を通して延びかつフイルムパネル26を壁部分27から部分的に分離している。医療器具10の使用直前に、開放用要素50は矢印52方向に引くことにより入口ポート22を介して取り外される。開放用要素50を取り外すとバルブ24の好適な動作が許容される。開放用要素は、例えば、フィラメントを包含している。このフィラメントは織られた糸または紐、またはポリマーモノフィラメント、またはポリマーフイルムの小片であり得る。フィラメントの横断面寸法は約0.02mmから約2mmの範囲であり得る。開放用要素50の手動取り外しの代わりに、この開放用要素50は膨張可能膜シール12の移動部分(例えば、仮想線54で表示されている膜14)と連結されかつシール12が最初に膨張された時、膨張動作が開放用要素50を矢印56方向に引き、開放用要素50をバルブ24から内方へ引く。
上記実施例の何れかを組み合わせてそれぞれの特徴および特性を組み合わせ得ることは分かるであろう。
好ましい実施例がオストミー器具の膨張可能シールに関連して記述されてきたが、本発明のバルブの原理が如何なる医療用器具および特に膨張可能シールを採用している医療用器具に使用され得ることは分かるであろう。
前の記述は本発明の好ましい形態の単なる例証である。多くの修正、改良および/または均等方法が本発明の範囲および/または精神から離れることなく使用可能である。
制御された排泄オストミー器具の膨張可能な小孔シールのためのバルブの第1実施例の作動原理を示している概略断面図である。 バルブおよび基体のみを示している、図1と同様な概略断面図である。 図1のバルブのアセンブリーを示している概略斜視図である。 図2のバルブのアセンブリーを示している概略斜視図である。 耳たぶ形を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。 短い耳たぶ形を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。 矩形状を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。 矩形状を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。 複数の入口開口を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。 バルブの別の実施例の概略展開図で、このバルブは2個のフイルムパネルを備え、底部パネルは入口ポート周りの基体に装着され、かつ両フイルムパネルは互いに固着されてバルブを通る流路を形成している。 図10のバルブの概略横断面である。 2個の固定されたフイルムパネルを有するバルブの別の実施例の概略斜視図で、双方のパネルはバルブを通る流路を形成するために基体に固着されている。 複数のパネルを有するバルブの別の実施例の概略斜視図で、これらのパネルはその長さの一部で基体に固着されかつ互いに固着されているがそれらの長さの一部では基体から離されている。 開口要素を有するバルブの別の実施例の概略斜視図である。
符号の説明
18 膨張可能チャンバー
22 入口ポート
24 バルブ
26 フイルムパネル
26a 第1部分
26b 第2部分
26b’ 第1面
26b” 第2面
27 壁部分
P1、P2 差圧

Claims (43)

  1. 膨張可能なチャンバー、膨張用流体のための入口ポート、およびチャンバー内に配置されかつ入口ポートを通る膨張用流体の流れを制御するために入口ポートと連通している一方向バルブを包含している医療用装置であって、上記バルブが:
    a 入口ポートと連通している開口をその中に有する壁部分;および
    b フイルムパネルであって:
    ・上記フイルムパネルを投錨するために壁部分に取り付けられた第1部分;および
    ・第2部分を包含し、この第2部分が
    (i) 入口ポートおよび少なくとも壁部分の一部と重なり、
    (ii) 膨張可能チャンバー内の圧力および入口ポートの処の圧力の間の流体差圧に呼応して壁部分から変位するように壁部分に対して連結されておらず、
    (iii) チャンバー対向面を備え、この面は膨張可能チャンバー内の流体圧力に晒されて膨張可能チャンバー内の流体圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分とシール用接触状態へ付勢して膨張可能チャンバーからの膨張流体の逃げを妨げ、かつ
    (iv) 入口対向面を備え、この面は入口ポートの処の流体圧力に晒されて入口ポートの処の上記圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分から引き上げて入口ポートを通る膨張流体の導入を許容するように付勢している、
    ように構成されている、医療用装置。
  2. 使用時に、バルブが入口の処の圧力と内側チャンバー内の圧力の間の差圧に依存した位置を採る、請求項1に記載の医療用装置。
  3. 装置がオストミー器具である、請求項1に記載の医療用装置。
  4. 装置が身体内の開口をシールするための膨張可能なシールを包含し、この膨張可能なシールが膨張可能チャンバーを包含している、請求項1に記載の医療用装置。
  5. 壁部分が第2フイルムパネルを包含している、請求項1に記載の医療用装置。
  6. 第2フイルムパネルが第2フイルムパネルよりも剛直な基体に取り付けられている、請求項5に記載の医療用装置。
  7. 壁部分が実質的に剛直である、請求項1に記載の医療用装置。
  8. 壁部分が可撓性を有する、請求項1に記載の医療用装置。
  9. フリルムパネルが約0.01mmから約2mmの範囲の厚さを備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  10. フイルムパネルおよび壁部分はバルブを通る流体の流れ方向を画定し、それは概ね壁部分と平行である、請求項1に記載の医療用装置。
  11. フイルムパネルおよび壁部分はバルブを通る流体の流れ方向を画定し、それは壁部分内の開口を通る流体の流入方向に対して概ね直交している、請求項1に記載の医療用装置。
  12. フイルムパネルの第2部分の領域は壁部分の開口の横断面領域のサイズの少なくとも2倍である、請求項1に記載の医療用装置。
  13. 第1部分がラインの1または2以上のセグメントとして形成されている、請求項1に記載の医療用装置。
  14. 第1部分は壁部分に対して:溶接;接着剤;溶剤または化学ボンド;またはプラスチック一体成型から選ばれた1または2以上により取り付けられている、請求項1に記載の医療用装置。
  15. 溶接が:熱溶接;超音波溶接;高周波溶接;溶剤または化学ボンド;またはレーザー溶接から選ばれている、請求項14に記載の医療用装置。
  16. プラスチック一体成型が:挿入成型;多重注入成型;および挿入熱成型から選ばれている、請求項14に記載の医療用装置。
  17. フイルムパネルの少なくとも一部が実質的に剛直なまたは硬直している、請求項1に記載の医療用装置。
  18. フイルムパネルの少なくとも一部が可撓性を備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  19. フイルムパネルが少なくとも一つの剛直なまたは硬直している部分および少なくとも一つの可撓性部分を包含してバルブの地域的な動きを許容している、請求項1に記載の医療用装置。
  20. フイルムパネルおよび壁部分から選ばれた少なくとも一つが第1厚さ付きの第1部分および第2厚さ付きの第2部分を備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  21. 基体が複数の材料または共付けされた部品を包含している、請求項1に記載の医療用装置。
  22. 複数の材料または部品は:溶接;接着;溶剤または化学ボンド;プラスチック一体成型から選択された少なくとも一つにより共付けされている、請求項21に記載の医療用装置。
  23. 溶接が:熱溶接;超音波溶接;高周波溶接;レーザー溶接;または溶剤または化学ボンドから選ばれている、請求項22に記載の医療用装置。
  24. プラスチック一体成型が:挿入成型;多重注入成型;および挿入熱成型から選ばれている、請求項22に記載の医療用装置。
  25. フイルムパネルおよび/または壁部分の少なくとも一部分が高度に研磨された表面を備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  26. フイルムパネルおよび/または壁部分の少なくとも一部分がマット表面仕上げを備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  27. フイルムパネルおよび/または壁部分の少なくとも一部分が非平面的な形状的表面特性を備えている、請求項1に記載の医療用装置。
  28. 非平面的な形状的表面特性がこぶ;窪み;隆起;および波形から選択された1または2以上を包含している、請求項27に記載の医療用装置。
  29. 非平面的な形状的表面特性が概ねランダムに整列されている、請求項27に記載の医療用装置。
  30. 非平面的な形状的表面特性がバルブを通る流体の流れ方向に対して概ね平行に整列されている、請求項27に記載の医療用装置。
  31. 非平面的な形状的表面特性がバルブを通る流体の流れ方向に対して概ね直交整列されている、請求項27に記載の医療用装置。
  32. フイルムパネルおよび壁部分の対接面の1または2以上に対して物質が適用されている、請求項1に記載の医療用装置。
  33. 物質が:オイル;水;塩水;およびワックスから選択されている、請求項32に記載の医療用装置。
  34. フイルムパネルおよび/または壁部分の対接面の少なくとも一部が表面特性を変えるように修正されている、請求項1に記載の医療用装置。
  35. 上記表面処理がコロナ処理;疎水性処理;および親水性処理から選択されている、請求項34に記載の医療用装置。
  36. 更にフイルムパネルおよび壁部分の間に取り外し可能に配置された開口用要素を包含してバルブの全閉を阻止するようにした、請求項1に記載の医療用装置。
  37. 開口用要素がフィラメントを包含している、請求項36に記載の医療用装置
  38. 開口用要素が入口ポートを通して外側に突出し、かつ入口ポートを通して開口用要素を抜き取ることにより取り外し可能とされている、請求項36に記載の医療用装置。
  39. 開口用要素は医療用装置の可動部分に取り付けられて、使用時には、開口用要素は膨張可能チャンバーが膨らまされる時にバルブから取り外される、請求項36に記載の医療用装置。
  40. 医療用装置の膨張可能なシールのための一方向バルブであって、この一方向バルブが:
    a 膨張用流体のための入口ポート;
    b 入口ポートと連通しその内部に開口を有する壁部分;および
    c フイルムパネルを包含し、このフイルムパネルが:
    ・フイルムパネルを投錨するために壁部分に取り付けられる第1部分;および
    ・第2部分を包含し、この第2部分が
    (i) 入口ポートおよび少なくとも壁部分の一部と重なり、
    (ii) 膨張可能シール内の圧力および入口ポートの処の圧力の間の流体差圧に呼応して壁部分から変位するように壁部分に対して連結されておらず、
    (iii) シール対向面を備え、この面は膨張可能シール内の流体圧力に晒されて膨張可能シール内の流体圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分とシール用接触状態へ付勢して膨張可能シールからの膨張流体の逃げを妨げ、かつ
    (iv) 入口対向面を備え、この面は入口ポートの処の流体圧力に晒されて入口ポートの処の上記圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分から引き上げて入口ポートを通る膨張流体の膨張可能シール内への導入を許容するように付勢している、
    ように構成されている、膨張可能シール。
  41. オストミー器具のための膨張可能なシールであって、上記膨張可能シールが:
    a 基体;
    b 基体により支持されかつ膨張用チャンバーを画定する膨張可能膜で、この膨張可能膜は小孔係合面を備え、この係合面は使用中に膨張用膜が膨らまされた時に小孔からの放出を阻止するために小孔に係合するためのものである;
    c 基体内の入口ポート;および
    d チャンバー内に配置されかつ入口ポートを通しての膨張用流体の流れを制御するための一方向バルブを包含し、このバルブが
    ・ その中に入口ポートと連通している開口を有する壁部分;および
    ・ フイルムパネルを包含しており、このフイルムパネルが:
    −フイルムパネルを投錨するために壁部分に対して取り付けられる第1部分、および
    −第2部分を包含しており、この第2部分が
    (i) 入口ポートおよび少なくとも壁部分の一部と重なり、
    (ii) 膨張可能チャンバー内の圧力および入口ポートの処の圧力の間の流体差圧に呼応して壁部分から変位するように壁部分に対して連結されておらず、
    (iii) チャンバー対向面を備え、この面は膨張可能チャンバー内の流体圧力に晒されて膨張可能チャンバー内の流体圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分とシール用接触状態へ付勢して膨張可能チャンバーからの膨張流体の逃げを妨げ、かつ
    (iv) 入口対向面を備え、この面は入口ポートの処の流体圧力に晒されて入口ポートの処の上記圧力がフイルムパネルの第2部分を壁部分から引き上げて入口ポートを通る膨張流体の導入を許容するように付勢している、
    ように構成されている、シール。
  42. 壁部分が基体の一部である、請求項41に記載のシール。
  43. 壁部分が基体に取り付けられている第2フイルムパネルを包含している、請求項41に記載のシール。
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