JP2007013695A - Rlsシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置 - Google Patents

Rlsシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 回路規模を縮小することのできるRLSシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 再帰的最小2乗法を用いてアレーの最適ウェイトを計算するアダプティブアレーアンテナ装置に用いられ、比較的に単純な構造の回路を規則正しく接続することで並列パイプライン処理を行うシストリックアルゴリズムを用いて構成されたRLSシストリックアレー回路であって、乗算回路を含む共通に使用される回路ブロックと、複数の段階に分割した演算処理に対応する信号を上記回路ブロックに選択的に供給するセレクタ回路とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、MMSE(Minimum Mean Square Error)アダプティブアレーアンテナ装置において、アレーの最適ウェイトを再帰的最小2乗法で近似計算するRLS(Recursive Least-Squares)アルゴリズムの計算を並列パイプライン処理で高速に実行するRLSシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置に関する。
電波が建物等によって反射・回折・散乱され、複数の伝搬路を通って対象に到達するようなマルチパス環境下において高速かつ高品質な無線通信を実現するための手段として、近年、干渉波や遅延波の除去を目的としたアダプティブアレーアンテナの研究が盛んに行われている。その中でも、最小2乗誤差法に基づくMMSEアダプティブアレーアンテナは、構成の簡単さに比べ演算速度が高いことから、移動体通信等への適用例が多数報告されている。
MMSEアダプティブアレーアンテナ装置において最適なウェイト(個々のアンテナの振幅および位相の調整量)を近似計算するためのアルゴリズムとしては、最急降下法に基づくLMS(Least Mean Square)アルゴリズムと、再帰的最小2乗法のRLSアルゴリズムの2つが良く用いられる。LMSアルゴリズムは、計算されたウェイトが最適値に収束するまでの速度は遅いものの、計算負荷が非常に少なく簡単な演算のみで実現できることから、実装するハードウェアの規模が小さい場合には有効である。これに対してRLSアルゴリズムは、複数の行列演算を伴い計算負荷が高くなるが、収束が極めて速いことで知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような特徴を持つRLSアルゴリズムを用いる場合、伝搬路の状態が時間的に変動するような通信環境下においてリアルタイムなアダプティブ信号処理を実現するためには、RLSアルゴリズムにおける行列演算の並列処理による計算時間の軽減が望ましい。このような観点から、FPGA(Field Programmable Gate Array)等に代表されるLSI(Large-Scale Integration)において、並列パイプライン処理を行うシストリックアレーを実装することによって、RLSアルゴリズムを高速に処理することを可能にし、MMSEアダプティブアレーアンテナのリアルタイム処理の実現が可能となる旨が報告されている(例えば、非特許文献2参照。)。
シストリックアレーは、単純計算を行う回路(セル)を規則正しく配列し、計算に要するデータをパイプライン的に流し込むことによって並列計算を行うものであり、並列計算によって処理速度を大幅に向上させることが可能であり、構造が一様であるため拡張性に優れている。また、セルは主として隣接するセルとのみ直接接続され、データのやり取りが局所的であるため大規模LSI化に適しているといった利点がある。
図1(a)はRLSシストリックアレーの構成例を示す図であり、アンテナの素子数を4とした場合の例である。x(i)、x(i)、x(i)、x(i)はそれぞれの素子における信号のi番目のサンプリングデータ、y(i)は所望信号を識別するための参照信号のi番目のサンプリングデータを表している。シストリックアレーを構成するセルは大きく分けて丸い記号で示した境界セルと四角い記号で示した内部セルの2種類がある。図1(b)には境界セルの入出力信号を、図1(c)には内部セルの入出力信号をそれぞれ示している。セルで扱うデータは複素数であり、内部セルに着目した場合、その処理は図2に示すように、「Xout=Xin−Zr」における「Zr」と、「r=r+Sout」における「Sout」の2回の複素数乗算が含まれている。なお、Sの右上の「*」は複素共役を示している。複素数の乗算は実数成分と虚数成分に分けて考えることで実数の計算に帰着させることができる。Iを虚数単位とした場合、複素数a+bIと複素数c+dIとの乗算は(ac−bd)+(ad+bc)Iとなる。
図2に示す1個の内部セルを加算回路、減算回路および乗算回路で具体的に構成したものが図3である。fpadd、fpsub、fpmulはそれぞれ加算回路、減算回路、乗算回路を表しており、乗算回路101、102、減算回路103、104がXoutの実数成分(Re)を計算する部分であり、乗算回路105、106、加算回路107、減算回路108がXoutの虚数成分(Im)を計算する部分である。また、乗算回路109、110、減算回路111、加算回路112がrの虚数成分を計算する部分であり、乗算回路113、114、加算回路115、116がrの実数成分を計算する部分である。
菊間信良、「アレーアンテナによる適応信号処理」、科学技術出版、1999年 T. Asai, T. Matsumoto, "A Systolic Array RLS Processor", IEICE Trans. Commun, vol.E84-B, No.5, pp.1356-1361, MAY 2001. 高木直史、「算術演算回路のアルゴリズム--1.加算回路のアルゴリズム」、情報処理、Vol.37、No.1、pp80-85、1996年1月 高木直史、「算術演算回路のアルゴリズム--2.乗算回路のアルゴリズム」、情報処理、Vol.37、No.2、pp174-180,1996年2月 高木直史、「算術演算回路のアルゴリズム--3.除算回路のアルゴリズム」、情報処理、Vol.37、No.3、pp280-286,1996年2月
ところで、デジタル回路によって算術計算を実行する場合、基本となる回路は加算回路であり、減算回路は符号を変えて(ビットを反転させて)加算すれば良い。しかし、乗算回路や除算回路は、一般に扱うデータの桁数(ビット数)の2乗に比例する数の加算回路を用いて構成されるため、加算や減算と比較して非常に規模が大きなものとなる。一般的にデジタル回路の面積(回路規模)において、乗算回路や除算回路の占める割合は非常に大きく、回路規模を小さくするということは、如何にして乗算回路や除算回路を少なくするかということにかかってきている(例えば、非特許文献3〜5参照。)。
また、アンテナの素子数をMとした場合、内部セルの数は図1から分かるように、
M(M+1)/2
となることから、素子数Mの2乗のオーダーで増加することとなり、特に内部セルが回路全体に占める割合が大きくなる。従って、シストリックアレーの実装においては、素子数が多くなった場合、非常に大規模な回路が必要になることに注意しなければならない。並列計算によって処理が高速化される反面、必要とされる回路規模も大きくなることから装置コストが増大するとともに回路の寸法や消費電力も大きくなり、RLSシストリックアレーの適用領域も大きく制約をうけることになる。
このように、RLSシストリックアレーを適用した従来のMMSEアダプティブアレーアンテナ装置は、大規模な回路が必要になるため、装置コストが増大するとともに、回路の寸法や消費電力も大きくなり、RLSシストリックアレーの適用領域も制約を受けるという問題があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、回路規模を縮小することのできるRLSシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、再帰的最小2乗法を用いてアレーの最適ウェイトを計算するアダプティブアレーアンテナ装置に用いられ、比較的に単純な構造の回路を規則正しく接続することで並列パイプライン処理を行うシストリックアルゴリズムを用いて構成されたRLSシストリックアレー回路であって、乗算回路を含む共通に使用される回路ブロックと、複数の段階に分割した演算処理に対応する信号を上記回路ブロックに選択的に供給するセレクタ回路とを備えたRLSシストリックアレー回路を要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のRLSシストリックアレー回路において、2入力1出力のセレクタ回路を複数個用いることによって、入力データが更新される度に上記回路ブロックの全ての乗算回路が2回ずつ使われるものとすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1に記載のRLSシストリックアレー回路において、2入力1出力のセレクタ回路と4入力1出力のセレクタ回路とを複数個用いることによって、入力データが更新される度に上記回路ブロックの全ての乗算回路が4回ずつ使われるものとすることができる。
また、請求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のRLSシストリックアレー回路を用いて構成されるアンテナ装置として構成することができる。
本発明のRLSシストリックアレー回路およびこれを用いたアンテナ装置にあっては、RLSシストリックアレー回路を構成するセルの乗算回路の数を削減することが可能であり、RLSシストリックアレー回路全体の回路規模を縮小することが可能となる。本発明により回路規模が縮小されるのは内部セルであるが、内部セルがRLSシストリックアレー回路に占める割合はアンテナ素子数が大きい場合ほど大きくなるため、素子数が大きい場合ほど本発明の効果が大きく、素子数が多くなった場合において回路規模が大きくなりすぎるというRLSシストリックアレー回路の欠点を回避することができる。また、回路規模の縮小に伴い、装置の低コスト化、小型・軽量化、低消費電力化が可能となり、コスト、寸法、重量、消費電力等の観点から従来適用が困難であったアンテナ装置にRLSシストリックアレー回路を用いた高速動作可能なアダプティブアレーアンテナが導入可能となることで、移動体通信における通信品質の改善およびユーザ収容数の増大が可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態につき詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図4は本発明の第1の実施形態で見直しの対象となる部分を説明する図であり、再帰的最小2乗法を用いてアレーの最適ウェイトを計算するアダプティブアレーアンテナ装置に適用されるRLSシストリックアレー回路の内部セルを構成する回路(特に乗算回路)を如何にして削減するかを説明するものである。図4の回路構成は図3に示したものを前提としており、fpadd、fpsub、fpmulはそれぞれ加算回路、減算回路、乗算回路を表している。
図4において、内部セルを処理の前半部分(左半分)と処理の後半部分(右半分)の回路ブロックに分けて考えた場合、入力されるデータが違うものの殆ど同じ構成になっていることが分かる。すなわち、構成要素としては、前半部分の減算回路104の位置が後半部分では加算回路112になっている点と、前半部分の減算回路108の位置が後半部分では加算回路116になっている点とが異なるのみである。なお、減算回路は符号を反転させたデータを入力することで加算回路を用いることが可能である。従って、セレクタ回路によって入力データを適切に選択するように構成することで、内部セルの回路規模を約半分に縮小することができる。すなわち、図4において×印を付した部分の構成要素を除去し、破線で囲んだ部分の構成要素を前半部分と後半部分とで共通に利用するものである。
図5は本発明の第1の実施形態にかかる内部セルの回路構成を示す図であり、セレクタ回路によって乗算回路を含む回路ブロックを再利用した内部セルの構成である。図5から分かるように、デジタル回路で大きな面積を占める乗算回路(109、110、113、114)の数が図4と比べて半分(8個→4個)になっている。
図5において、入力側にはRe(Xin)とIm(r)とを選択するセレクタ回路201と、Im(Xin)とRe(r)とを選択するセレクタ回路206とが設けられ、セレクタ回路201の出力端は加算回路112の一方の入力端に、セレクタ回路206の出力端は加算回路116の一方の入力端に接続されている。また、Re(Z)とRe(S)とを選択するセレクタ回路202と、Re(r)とIm(Xout)とを選択するセレクタ回路203とが設けられ、セレクタ回路202の出力端は乗算回路109および乗算回路113の一方の入力端に接続され、セレクタ回路203の出力端は乗算回路109および乗算回路114の一方の入力端に接続されている。同様に、Im(Z)とIm(S)とを選択するセレクタ回路204と、Im(r)とRe(Xout)とを選択するセレクタ回路205とが設けられ、セレクタ回路204の出力端は乗算回路110および乗算回路114の他方の入力端に接続され、セレクタ回路205の出力端は乗算回路110および乗算回路114の他方の入力端に接続されている。
また、乗算回路109、110の出力端に接続される減算回路111の出力端は、NOTゲート(入力データのビットを反転して出力する論理ゲート)207を介したものと直接によるものとがセレクタ回路208に接続され、セレクタ回路208の出力端は加算回路112の他方の入力端に接続されている。同様に、乗算回路113、114の出力端に接続される加算回路115の出力端は、NOTゲート209を介したものと直接によるものとがセレクタ回路210に接続され、セレクタ回路210の出力端は加算回路116の他方の入力端に接続されている。また、加算回路112の出力端は、Re(Xout)を保持するレジスタ(データを記憶する回路素子)211と、Im(r’)を保持するレジスタ212に接続され、レジスタ211の保持値はセレクタ回路205の一方の入力値となる。同様に、加算回路116の出力端は、Re(r’)を保持するレジスタ213と、Im(Xout)を保持するレジスタ214に接続され、レジスタ214の保持値はセレクタ回路203の一方の入力値となる。
図6Aおよび図6Bは図5に示した内部セルにおける信号の流れを示す図であり、各セレクタ回路における選択の状態を矢印で示している。信号の流れを辿れば明らかなように、図6Aは図4における前半部分と同じ処理を実現しており、図6Bは図4における後半部分と同じ処理を実現している。従って、各セレクタ回路を適宜に切り替え、2回に分けて同じ回路を再利用することで図4とほぼ同じ動作を行わせることができる。なお、回路演算において大きな処理時間(遅延)を要するものは乗算回路であり、内部セルの前半部分と後半部分は順次処理が行われるため、本実施形態のように2回に分けて同じ回路を再利用する場合、演算速度の大幅な劣化を招くこと無く回路規模を約半分に縮小できるというメリットがある。
<第2の実施形態>
図7は本発明の第2の実施形態で見直しの対象となる部分を説明する図であり、第1の実施形態で得られた内部セルの構造をもとにして、再帰的最小2乗法を用いてアレーの最適ウェイトを計算するアダプティブアレーアンテナ装置に適用されるRLSシストリックアレー回路の内部セルを構成する回路(特に乗算回路)を更に削減する方法を説明するものである。図7の回路構成は図5に示したものを前提としており、fpadd、fpsub、fpmulはそれぞれ加算回路、減算回路、乗算回路を表している。
図7において、内部セルを上半分と下半分の回路ブロックに分けて考えた場合、入力されるデータが違うものの殆ど同じ構成になっていることが分かる。すなわち、構成要素としては、上半分の減算回路111の位置が加算回路115になっている点が異なるのみである。なお、加算回路と減算回路の違いは符号を反転させたデータを入力することで解決することが可能である。従って、第1の実施形態と同様にセレクタ回路によって入力データを適切に選択するように構成することで、内部セルの回路規模を更に半分にすることができる。すなわち、図7において×印を付した部分の構成要素を除去し、破線で囲んだ部分の構成要素を上半分と下半分とで共通に利用するものである。なお、今回は同一の乗算回路を4回使うことになるため、セレクタ回路は必要に応じて4入力1出力のものと2入力1出力のものを用いている。
図8は本発明の第2の実施形態にかかる内部セルの回路構成を示す図であり、セレクタ回路によって乗算回路を含む回路ブロックを再利用した内部セルの構成である。図8から分かるように、デジタル回路で大きな面積を占める乗算回路(113、114)の数が更に半分(8個→4個→2個)になっている。
図8において、入力側にはRe(Xin)とIm(Xin)とIm(r)とRe(r)とを選択するセレクタ回路301が設けられ、セレクタ回路301の出力端は加算回路116の一方の入力端に接続されている。Re(Z)とRe(S)とを選択するセレクタ回路202と、Im(Z)とIm(S)とを選択するセレクタ回路204の出力端は、それぞれ乗算回路113、114の一方の入力端に接続されている。また、Re(r)とIm(r)とIm(Xout)とRe(Xout)とを選択するセレクタ回路302が設けられ、セレクタ回路302の出力端は乗算回路113の他方の入力端に接続されている。同様に、Im(r)とRe(r)とRe(Xout)とIm(Xout)とを選択するセレクタ回路303が設けられ、セレクタ回路303の出力端は乗算回路114の他方の入力端に接続されている。
乗算回路113の出力端は加算回路115の一方の入力端に接続されており、乗算回路114の出力端はNOTゲート304を介したものと直接によるものとがセレクタ回路305に接続され、乗算回路113の出力端は加算回路115の一方の入力端に接続され、セレクタ回路305の出力端は加算回路115の他方の入力端に接続されている。加算回路115の出力端は、NOTゲート209を介したものと直接によるものとがセレクタ回路210に接続され、セレクタ回路210の出力端は加算回路116の他方の入力端に接続されている。そして、加算回路116の出力端は、Re(Xout)を保持するレジスタ211と、Im(r’)を保持するレジスタ212と、Re(r’)を保持するレジスタ213と、Im(Xout)を保持するレジスタ214とに接続され、レジスタ211の保持値はセレクタ回路303の一つの入力値となり、レジスタ214の保持値はセレクタ回路302の一つの入力値となる。
図9A〜図9Dは第2の実施形態における信号の流れを示す図であり、各セレクタ回路における選択の状態を矢印で示している。信号の流れを辿れば明らかなように、図9Aの処理は図7における上半分の1回目の処理(図6Aにおける上半分)と等価であり、図9Bの処理は図7における下半分の1回目の処理(図6Aにおける下半分)と等価であり、図9Cの処理は図7における上半分の2回目の処理(図6Bにおける上半分)と等価であり、図9Dの処理は図7における下半分の2回目の処理(図6Bにおける下半分)と等価である。従って、各セレクタ回路を適宜に切り替え、4回に分けて同じ回路を再利用することで図7とほぼ同じ動作を行わせることができる。なお、図7で並列処理していた上半分と下半分とが順次の処理となるため、処理速度は半分程度に劣化するものではあるが、回路規模の削減の効果は前述の通り大きい。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
RLSシストリックアレーの構成例を示す図である。 RLSシストリックアレーの内部セルで行われる演算処理を示す図である。 内部セルの回路構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態で見直しの対象となる部分を説明する図である。 本発明の第1の実施形態にかかる内部セルの回路構成を示す図である。 第1の実施形態における信号の流れを示す図(その1)である。 第1の実施形態における信号の流れを示す図(その2)である。 本発明の第2の実施形態で見直しの対象となる部分を説明する図である。 本発明の第2の実施形態にかかる内部セルの回路構成を示す図である。 第2の実施形態における信号の流れを示す図(その1)である。 第2の実施形態における信号の流れを示す図(その2)である。 第2の実施形態における信号の流れを示す図(その3)である。 第2の実施形態における信号の流れを示す図(その4)である。
符号の説明
101 乗算回路
102 乗算回路
103 減算回路
104 減算回路
105 乗算回路
106 乗算回路
107 加算回路
108 減算回路
109 乗算回路
110 乗算回路
111 減算回路
112 加算回路
113 乗算回路
114 乗算回路
115 加算回路
116 加算回路
201 セレクタ回路
202 セレクタ回路
203 セレクタ回路
204 セレクタ回路
205 セレクタ回路
206 セレクタ回路
207 NOTゲート
208 セレクタ回路
209 NOTゲート
210 セレクタ回路
211 レジスタ
212 レジスタ
213 レジスタ
214 レジスタ
301 セレクタ回路
302 セレクタ回路
303 セレクタ回路
304 NOTゲート
305 セレクタ回路

Claims (4)

  1. 再帰的最小2乗法を用いてアレーの最適ウェイトを計算するアダプティブアレーアンテナ装置に用いられ、比較的に単純な構造の回路を規則正しく接続することで並列パイプライン処理を行うシストリックアルゴリズムを用いて構成されたRLSシストリックアレー回路であって、
    乗算回路を含む共通に使用される回路ブロックと、
    複数の段階に分割した演算処理に対応する信号を上記回路ブロックに選択的に供給するセレクタ回路とを備えたことを特徴とするRLSシストリックアレー回路。
  2. 請求項1に記載のRLSシストリックアレー回路において、
    2入力1出力のセレクタ回路を複数個用いることによって、入力データが更新される度に上記回路ブロックの全ての乗算回路が2回ずつ使われることを特徴とするRLSシストリックアレー回路。
  3. 請求項1に記載のRLSシストリックアレー回路において、
    2入力1出力のセレクタ回路と4入力1出力のセレクタ回路とを複数個用いることによって、入力データが更新される度に上記回路ブロックの全ての乗算回路が4回ずつ使われることを特徴とするRLSシストリックアレー回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のRLSシストリックアレー回路を用いて構成されることを特徴とするアンテナ装置。
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