JP2007013369A - 語学学習システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 語学学習システムにおける、ヘッドセットのモニタ出力音量とネットワーク出力音量とのバランスを適切に制御する。
【解決手段】 ヘッドホン部とマイクロホン部とを備えたヘッドセット(207)がそれぞれ接続された複数の端末(101,102−1〜102−n)がネットワーク(104)を介してそれぞれ接続された語学学習システム(1)において、それぞれの端末は、マイクロホン部から入来した音声信号(3a)を、ヘッドホン部への音声出力のレベルとネットワークへの音声出力のレベルとを所望に変更可能な一定の比率(α,G1)を保持して、且つヘッドホン部への音声出力のレベルを所望のレベル値(G2)に変更可能なゲイン調整部(302a,302b)を有する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、語学学習システムに係り、特にヘッドホン部及びマイクロホン部を備えたヘッドセットをそれぞれ具備した複数の端末がネットワークを介してそれぞれ接続された構成の語学学習システムに関する。
学校教育等で使用される語学学習システムとして、従来はLL(Language Laboratory)システムが多く用いられていた。そして近年では、CALL(Computer Assisted Language Learning)システムと呼ばれる、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PC)を用いた語学学習システムが用いられるようになっている。
CALLによる語学学習システムでは、例えば教師の操作に基づいて教師側のPCが複数の学習者側のPCを制御可能なように構成されている。そして、教師は、教師側のPCから教授/学習用の映像、静止画、音声等のマルチメディアデータの教材データを、学習者全員のPC又は選択した学習者のPCにネットワークを介して送信することができる。これにより、学習者は、各自のPCで受信した教材データを用いて学習する。
また、このような語学学習システムでは、教師及び学習者それぞれのPCにマイクロホン部とヘッドホン部とを備えたヘッドセットを接続し、教師及び学習者がヘッドセットを装着して教授/学習を行うのが一般的である。すなわち、ヘッドセットの装着者自らが発声した音声をマイクロホン部で収音して各自のPCでデジタル音声データに変換処理して通信相手先のPCに送信すると共に、通信相手先のPCから出力されたデジタル音声データを各自のPCで受信して音声に変換してヘッドホン部で聴くことで会話の練習を行う。このような動作が可能な語学学習システムは、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。
このような従来の語学学習システムでは、教師が発声した音声を学習者が装着したヘッドセットに即時的に伝送して聴かせるだけでなく、2人以上の学習者同士でヘッドセットを介した相互会話学習(以下、グループレッスン)を行わせることも可能である。更には、教師が、グループレッスンを行っている様子をモニタリングすることや、グループレッスンに割り込んで語学指導を行うといったことも実行できる。
ところで、グループレッスンのごとくヘッドセットを装着した教師や学習者がヘッドホン部から出力される他者の音声を聴きながら自らが発声して会話練習を行う場合においては、自らの音声と会話相手の音声とが出力されるヘッドホン部の音量調整はたいへん重要となる。
これについて、図8に従来の語学学習システムの基本的な構成の一部を示して説明する。例えば、ヘッドセットを装着した学習者a及びbが、それぞれのPC82及び83を使用してグループレッスンを行う場合を想定する。この場合、学習者aが発声した音声は不図示のマイクロホン部で収音され、PC82でデジタル音声データに変換されてネットワーク84を介して学習者bのPC83に供給される。これと共に、学習者bが発声した音声も、同様にPC83でデジタル音声データに変換されて学習者aのPC82に供給される。
この場合、学習者a側についていえば、学習者aのヘッドホン部からは、入来した学習者bの音声と共に学習者a自身の音声も出力される。このときに、学習者a及びbのそれぞれの音量のバランスが悪いと、学習者aが聴き取る音声は、学習者a自身の音声が学習者bから送られてくる音声よりも大きい場合やその逆の場合が発生して非常に聴き取りにくくなる恐れがある。これは、学習者b側についても同様である。
ここで、例えば学習者a側について、PC82のソフトウェアによって音量を調整する場合、従来は、学習者aの発話音声を学習者a自身がヘッドホン部で聞く音量(以下、モニタ出力音量)と、ネットワーク84を通して学習者bのPC83に供給する音量(以下、ネットワーク出力音量)とを同一の設定値で変化させるか、又はモニタ出力音量とネットワーク出力音量との比を固定比率で変化させる方式によるものが多かった。
特開2002−132128号公報 特開2003−323104号公報
ところで、CALLによる語学学習システムにおいては、一般的に学習者用のPCは設置台数が多いために廉価なものを、教師用のPCは高いパフォーマンスが求められるためにより高価なものを使用してシステムを構築することが多い。また、システムユーザの要望等によって使用するPCが指定される場合も多く、複数種類のPCが語学学習システムに混在することもある。
更には、ヘッドセットから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声データに変換したり、デジタル音声データをアナログ音声信号に変換してヘッドセットに出力するための音声データ処理手段としてのサウンドカードの種類も単一でないことが多い。このように、語学学習システムで使用されるPCの種類は単一ではなく、更に各PCに内蔵されるサウンドカードの種類も単一ではない場合が多い。
このため、ヘッドホン部の音量を調整する場合に、サウンドカードのモニタ出力音量とネットワーク出力音量とを同じ設定値や固定比率の設定値にしていたのでは、PCやサウンドカードの種類によってモニタ出力音量とネットワーク出力音量との比がPCやサウンドカードの種類や組み合わせによって著しく異なることとなれば、ヘッドセットの装着者がヘッドホン部で音声を聴きながら音量を適切に調整しても、会話相手にとっては音量が大きすぎて不快に感じたり、小さすぎて聴き取りづらいという問題が生じることがあった。このように、従来の語学学習システムにおいては、サウンドカードの音量設定を適正に行うことが困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、PCやサウンドカードの種類に依存することなく、ヘッドホン部の音量を簡易に且つ適正に調整することが可能な語学学習システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
ヘッドホン部とマイクロホン部とを備えたヘッドセット(207)がそれぞれ接続された複数の端末(101,102−1〜102−n)がネットワーク(104)を介してそれぞれ接続され、前記複数の端末間で任意に選択されたそれぞれの端末の一つが、前記マイクロホン部で収音されて得られた第1の音声信号(3a)を他の少なくとも一つの端末に伝送すると共に、前記他の端末から供給された第2の音声信号(3e)を前記第1の音声信号と混合(307)して前記ヘッドホン部から音声出力させて、前記選択されたそれぞれの端末間で語学学習を行わせるための語学学習システムにおいて、
前記それぞれの端末は、
前記第1の音声信号を、前記ヘッドホン部への音声出力のレベルと前記ネットワークへの音声出力のレベルとを所望に変更可能な一定の比率(α,G1)を保持して、且つ前記ヘッドホン部への音声出力のレベルを所望のレベル値(G2)に変更可能なゲイン調整手段(302a,302b)を有し、
前記ヘッドホン部へ供給される前記第1の音声信号と前記ネットワークに出力される第2の音声信号との出力レベルのバランスを常に一定にするよう構成したことを特徴とする語学学習システム(1)
を提供するものである。
本発明によれば、語学学習システムの端末が有するヘッドセットのヘッドホン部の音量調整に際し、ヘッドホン部に出力される音声のレベルとネットワークに出力される音声のレベルとのバランスを一定に保ちつつ、ヘッドホン部への出力音量を調整することが可能な構成としたので、ヘッドセットを介して相手の音声を聴きながら自分が話すといった相互会話において、両者の音声を聴きやすくするような音量調整を簡単に実現することができる。
以下、本発明となる語学学習システムを実施するための最良の形態について好ましい実施例を示して説明する。
図1は、第1実施例における語学学習システムの基本的な構成例を示したシステムブロック図である。同図によれば、語学学習システム1は、教師用端末101と、学習者用端末102−1〜102−n(n台)と、マルチメディアデータとしての教材データが多数格納され、教師用端末101からの読み出し制御によって所望の教材データを読み出すことのできる教材サーバ103とが、ネットワーク104を介してそれぞれ接続された構成を有している。そして、学習者用端末102−1〜102−3のそれぞれには、学習者a101,a102,及びa103が図示されており、他の学習者及び教師の図示は省略されている。
なお、第1実施例における教師用端末101、及び学習者用端末102−1〜102−nを総じて端末と称する。
次に、端末の概略の内部構成を示すブロック図を図2に示す。同図に示すように、端末は、語学学習システム1における語学学習のためのアプリケーションソフトウェア(以下、ソフトウェア)を実行するためのCPU(Central Proccessing Unit)を備えた制御部201と、ソフトウェアや各種データを記憶するためのメモリ部202と、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)等といったデータやソフトウェアを記録/再生するための記録部203と、当該端末をネットワーク104に接続するためのネットワークインターフェース部204と、ソフトウェアの動作に基づいた表示をするモニタ209(後述)を接続するためのモニタインターフェース部205と、ヘッドセット207(後述)を接続するための音声データ処理部206とを備えている。そして、上記各ブロックはバス210にそれぞれ接続されている。
また、上記構成の端末には、タッチパネル208を具備したモニタ209がモニタインターフェース部205に接続されると共に、ヘッドホン部及びマイクロホン部(いずれも不図示)を具備したヘッドセット207が音声データ処理部206に接続されている。
そして、端末は、起動時に予め記録部203に記録されたソフトウェアがメモリ部202に読み出されて端末の初期化処理が実行された後、教師及び学習者のタッチパネル208の操作に基づいて、制御部201がバス210に接続された各ブロックを制御する。
なお、端末は、一般的なPCを用いて構成することが可能である。また、上述したソフトウェアは、教師用端末101については教師用端末専用のソフトウェアであり、そして学習者用端末102−1〜102−nについては学習者用端末専用のソフトウェアである。
次に、端末の音声データ処理部206及び制御部201の音声信号処理について説明する。まず、音声データ処理部206の概略の機能ブロック構成を図3に示す。同図によれば、ヘッドセット207のマイクロホン部から音声データ処理部206に入来したアナログ音声信号3aは、アンプ部301を通過した後、ゲイン調整部302a及び302bに供給される。
そして、ゲイン調整部302a及び302bは、制御部201によって制御されるソフトウェアから供給される所定のゲイン設定値G1及びG2に基づいてそれぞれのゲインが設定される構成となっており、その動作については後述する。
ゲイン調整部302aから出力されたアナログ音声信号3bは、A/D(Analog To Digital)変換部303でデジタル音声データ3cに変換処理されて、一旦メモリ部304にバッファリングされた後、バスインターフェース部305を通じて制御部201に供給される。
また、ゲイン調整部302bから出力されたアナログ音声信号3dは、制御部201からバスインターフェース部305に供給されてメモリ部304でバッファリングされたデジタル音声データ3eがD/A(Digital To Analog)変換部306でアナログ変換されたアナログ音声信号3fと共にミキサ部307でミキシングされて、アンプ部308を通じてヘッドセット207のヘッドホン部に出力される。
ここで、制御部201によって制御されるソフトウェアが、ゲイン設定値G1及びG2を生成してゲイン調整部302a及び302bに設定するソフトウェア構成について図4を参照して説明する。同図によれば、音声データ処理部206を制御するソフトウェア401は、前述したように、教師用端末101については教師用端末専用のソフトウェア、若しくは学習者用端末102−1〜102−nについては学習者用端末専用のソフトウェア、又はその一部分のソフトウェアである。音量の調整を行うための操作者(以下、操作者)の操作に基づいて制御部201がソフトウェア401を実行することで、ゲイン調整部302a及び302bそれぞれに対応する所定のパラメータα及びβが生成される。
そして、ソフトウェア401の処理によって生成されたパラメータα及びβは、音声データ処理部206を制御するためのデバイスドライバ402に供給される。デバイスドライバ402は、ソフトウェア401と音声データ処理部206を構成するハードウェアとの間に位置してデータや制御のやり取りの仲介を実行する機能を有する。デバイスドライバ402は、ソフトウェア401から供給されたパラメータα及びβに基づき、所定のゲイン設定値G1及びG2を算出して音声データ処理部206に供給する。
次に、上述したパラメータα及びβ、並びにゲイン設定値G1及びG2の決定方法について説明する。操作者が、端末のソフトウェア401をメンテナンスモード、すなわちモニタ音量の調整モードに設定すると、図5に示すようなGUI(Graphical User Interface)画面がモニタ209に表示される。ここで、操作者は、タッチパネル208の操作、又は端末に接続された不図示のマウス等のポインティングデバイスの操作によって、スライドボタン501及び502をそれぞれ操作することができる。
スライドボタン501は、モニタ出力音量とネットワーク出力音量との出力レベルの比を変化させるための調整ボタンであり、ソフトウェア401は、スライドボタン501の位置に応じて得られる数値を補正定数としてのパラメータαとしてデバイスドライバ402に供給する。
そして、スライドボタン502は、モニタ出力音量の出力レベルを変化させるための調整ボタンであり、ソフトウェア401は、スライドボタン502の位置に応じて得られる数値を音量定数としてのパラメータβとしてデバイスドライバ402に供給する。
デバイスドライバ402では、供給されたパラメータα及びβに基づいてネットワーク出力音量のためのゲイン設定値G1と、モニタ出力音量のためのゲイン設定値G2とをそれぞれ算出する。
具体的には、ゲイン設定値G1とG2との関係は以下のとおりである。
<式1>
G1=α×β
<式2>
G2=β
デバイスドライバ402で算出されたゲイン設定値G1及びG2は音声データ処理部206に供給されて、ゲイン設定値G1がゲイン調整部302aに設定されると共に、ゲイン設定値G2がゲイン調整部302bに設定される。そして、ヘッドセット207のマイクロホン部から入来したアナログ音声信号3aに対して、ゲイン調整部302a及び302bでそれぞれのゲイン設定値に応じたゲイン調整を実行する。
ここで、ゲイン調整部302a及び302b(ここでは、ゲイン調整部とする。)が、アナログ音声信号の入力レベルをX、出力レベルをYとした場合のゲイン特性として、
<式3>
Y=f(X)
のゲイン特性を有しているものとすると、ゲイン調整部のネットワーク出力ゲインをY1とすると、
<式4>
Y1=G1×f(X)=α×β×f(X)
ゲイン調整部のモニタ出力ゲインをY2とすると、
<式5>
Y2=G2×f(X)=β×f(X)
となる。
次に、語学学習システム1のヘッドホン部の音量調整の動作について説明する。音量調整は、少なくとも二人の操作者がそれぞれの端末を用いて、各操作者が実際に音声を発しながら音量の調整を行うものであり、モニタ出力音量調整及びネットワーク出力音量補正調整の二つの調整工程からなる。
<モニタ出力音量調整>
まず、操作者は、モニタ209に表示された図5に示すGUI画面を操作してヘッドセット207のヘッドホン部の出力レベルを聴きやすくなるよう調整する。具体的には、ヘッドセット207のマイクロホン部から操作者自身が発声した音声を入力しながらスライドボタン502を操作する。この操作により、音量定数であるパラメータβが変化するため、式2によりデバイスドライバ402で設定されるG2が変化する。
その結果、音声データ処理部206のゲイン調整部302aの設定が変化するため、式5によりモニタ出力ゲインY2が変化する。これにより、操作者は、ヘッドホン部から出力される音声を聴きながらモニタ出力音量が最も聴きやすく適正になるようにスライドボタン502を調整することができる。
<ネットワーク出力音量補正調整>
モニタ出力音量調整の終了後、操作者通信相手の操作者と共に、ネットワーク出力音量の補正調整を行う。具体的には、一方の操作者が、ヘッドセット207のマイクロホン部から発声した音声を入力しながらスライドボタン501を操作する。この操作により、補正定数であるパラメータαが変化するため、式1によりデバイスドライバ402で設定するG1が変化する。
その結果、音声データ処理部206のゲイン調整部302bの設定が変化するため、式4によりネットワーク出力ゲインY1が変化する。この調整は、他方の操作者が、ネットワーク104経由で供給される音声データをヘッドホン部で聴きながら適正な音量と判定するまで行う必要がある。
これにおいて、一方の操作者がスライドボタン501を操作しても、パラメータαは変化せずモニタ出力ゲインY2は一定であるため、モニタ出力音量自体はモニタ出力音量調整で適正に調整された状態を保持したままであることが特徴である。
以上説明した音量調整が完了した後、実際の使用が開始される。実使用においては、話者によって発声音量が違うため、話者はヘッドセット207からのヘッドホン部の音声出力を聞きながら聴きやすくなるようにスライドボタン502を動かす。これによってゲイン設定値G1及びG2が連動して変化するため、ネットワーク出力ゲインY1とモニタ出力ゲインY2とが連動して変化することとなる。その結果、モニタ出力音量を最適に調整すれば、ネットワーク出力音量も最適に設定することができ、教師及び学習者は、語学学習システム1を使用して快適な相互会話を行うことができる。
以上、詳述した第1実施例の語学学習システムは、特にセットアップ時のヘッドセット207のヘッドホン部の音量調整に際し、ヘッドホン部に出力される音声のレベルとネットワーク104に出力される音声のレベルとのバランスを一定に保ちつつ、ヘッドホン部への出力音量を調整することが可能であるので、ヘッドセット207を介して相手の音声を聴きながら自分が話すといった相互会話において、両者の音声を聴きやすくするような音量調整を簡単に実現することができる。
第1実施例では、少なくとも二人の操作者がそれぞれの端末を用いて実際に音声を発して適正な音量バランスに調整することが可能な語学学習システムの例について説明した。しかしながら、このようなヘッドセットの音量バランスの調整は、語学学習システムが設置された際の初期設定のときに行われることが最も多いと予想され、教師用端末及び学習者用端末それぞれに音量調整のための操作者を配して調整を行うことは工数が多くかかってしまう。
そこで、一人の操作者が1台の端末のみを用いて音量調整を行うことが可能な語学学習システムについて第2実施例を示して説明する。第2実施例における語学学習システムのシステム構成、及び各装置の構成は第1実施例と同一である。但し、第2実施例においては、操作者自らがヘッドセット207のマイクロホン部に向けて発声する代わりに、所定の基準音声信号を出力する基準音声信号出力装置をヘッドセット207に代えて音声データ処理部206に接続する点と、ソフトウェアの処理の点において第1実施例とは異なっている。以下、第1実施例で説明した構成と同一の構成については同一番号を用いることとし、又その説明を省略することとする。
次に、第2実施例の語学学習システムにおけるヘッドセット207のヘッドホン部の音量調整方法について、図7に示すフローチャートに基づきその動作を説明する。まず、操作者が端末のソフトウェアをモニタ音量の調整モードに設定すると、図6に示すようなGUI画面がモニタ209に表示される。ここで、操作者は、タッチパネル208の操作、又は端末に接続されたマウス等のポインティングデバイスの操作によって、補正ボタン601とスライドボタン602とをそれぞれ操作することができる。
次に、操作者は、補正ボタン601を選択して決定(タッチパネル208上の選択された所定領域の感面押下やマウス決定ボタンのクリック等による。)すると(ステップS701)、基準音声信号出力装置から音声データ処理部206のアンプ部301に基準音声信号が入力される(ステップS702)。基準音声信号は可聴帯域の周波数による音声信号であり、例えば440KHzの正弦波信号であってもよいし、言葉として発声される音声合成信号であってもよい。
次に、音声データ処理部206は、第1実施例と同様に、入来した基準音声信号をスライドボタン602に対応した音量定数としてのパラメータβに基づき得られるゲイン設定値G2でゲイン調整してモニタ出力する(ステップS703)。
それと共に、音声データ処理部206は、基準音声信号を、初期値として設定されているパラメータαに基づき得られるゲイン設定値G1でゲイン調整してバスインターフェース305に出力する(ステップS704)。
次に、ソフトウェアは、ステップS703で出力したモニタ出力のレベルと、ステップS704で出力したネットワーク出力のレベルとを比較し(ステップS705)、レベルが一致するように補正定数としてのパラメータαの値を変更する(ステップS705 No,ステップS706)。
レベルが一致するまでパラメータαの値を変更した場合(ステップS705 Yes)、デバイスドライバ402で設定するネットワーク出力のゲイン設定値G1が変化して音声データ処理部206のモニタ出力音量が変化する。これにより、モニタ出力音量とネットワーク出力音量とが一致するよう調整が実行される。この調整の後、ソフトウェアはパラメータαの値をメモリ部202に記憶(ステップS707)し、以降の処理においては記憶されパラメータ値を用いる。
以上説明した音量調整が完了した後、基準音声信号出力装置は取り外されてヘッドセット207が端末に接続され、実際の使用が開始される。実使用においては、話者によって発声音量が違うため、話者はヘッドセットからのヘッドホン部の音声出力を聞きながら聴きやすくなるようにスライドボタン502を動かす。これによってゲイン設定値G1及びG2が連動して変化するため、ネットワーク出力ゲインY1とモニタ出力ゲインY2とが連動して変化することとなる。その結果、モニタ出力音量を最適に調整すれば、ネットワーク出力音量も最適に設定することができ、教師及び学習者は、語学学習システム1を使用して快適な相互会話を行うことができる。
また、特に第2実施例に示す音量調整方法では、一人の操作者が端末を1台ずつ調整していけばよいので、音量調整のために多くの人を必要とせず簡単に調整を行うことができる。
本発明は、ヘッドセットを用いて語学学習を行うCALLシステムに特に有用である。
本発明の第1実施例における、語学学習システムの基本的な構成例を示したシステムブロック図である。 本発明の第1実施例における、端末の概略の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例における、端末が具備する音声データ処理部の概略の機能ブロック構成図である。 本発明の第1実施例における、ゲイン設定値G1及びG2を生成してゲイン調整部302a及び302bに設定する動作を説明するためのソフトウェア構成図である。 本発明の第1実施例における、ヘッドホン部の音量調整を行うためのモニタ画面に表示されるGUI画面の例を示した図である。 本発明の第2実施例における、ヘッドホン部の音量調整を行うためのモニタ画面に表示されるGUI画面の例を示した図である。 本発明の第2実施例における、ヘッドホン部の音量調整の動作を説明するためのフローチャートの例を示した図である。 従来の語学学習システムの基本的な構成の一部を示した図である。
符号の説明
1 語学学習システム
101 教師用端末
102−1〜102−n 学習者用端末
103 教材サーバ
104 ネットワーク
a101,a102,a103 学習者
201 制御部
202 メモリ部
203 記録部
204 ネットワークインターフェース部
205 モニタインターフェース部
206 音声データ処理部
207 ヘッドセット
208 タッチパネル
209 モニタ
210 バス
301,308 アンプ部
302a,302b ゲイン調整部
303 A/D変換部
304 メモリ部
305 バスインターフェース部
306 D/A変換部
307 ミキサ部
3a,3b,3d,3f アナログ音声信号
3c,3e デジタル音声データ

Claims (1)

  1. ヘッドホン部とマイクロホン部とを備えたヘッドセットがそれぞれ接続された複数の端末がネットワークを介してそれぞれ接続され、前記複数の端末間で任意に選択されたそれぞれの端末の一つが、前記マイクロホン部で収音されて得られた第1の音声信号を他の少なくとも一つの端末に伝送すると共に、前記他の端末から供給された第2の音声信号を前記第1の音声信号と混合して前記ヘッドホン部から音声出力させて、前記選択されたそれぞれの端末間で語学学習を行わせるための語学学習システムにおいて、
    前記それぞれの端末は、
    前記第1の音声信号を、前記ヘッドホン部への音声出力のレベルと前記ネットワークへの音声出力のレベルとを所望に変更可能な一定の比率を保持して、且つ前記ヘッドホン部への音声出力のレベルを所望のレベル値に変更可能なゲイン調整手段を有し、
    前記ヘッドホン部へ供給される前記第1の音声信号と前記ネットワークに出力される第2の音声信号との出力レベルのバランスを常に一定にするよう構成したことを特徴とする語学学習システム。
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