JP2007012364A - 電池パック - Google Patents

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眞喜人 瀧川
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Abstract

【課題】リフロー半田付け可能で簡易に製造することのできる電池パックを提供する。
【解決手段】ケース内に電池2と、電池2を保護する保護回路4とを納めた電池パックにおいて、保護回路4は設定温度を超えると動作して接点部を閉状態から開状態に切替えるバイメタル14を筐体10内に有した熱応動スイッチ7を備え、熱応動スイッチ7は接点部が閉状態から開状態に切替わった際に動作して接点部の開状態を保持するラッチ部材15と、ラッチ部材15の接点部の保持状態を解除または接点部の保持動作を阻止するラッチ機構15fとを備えてなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は電池と保護回路を納めた電池パックに関し、特に保護動作の検出部を実装した状態でリフロー半田付けによる高温にさらすことの可能な電池パックに関する。
従来から、ケースに電池と保護回路とを納めてなる電池パックが知られており、携帯電話等の電気機器に広く用いられている。保護回路は、電池を保護するために所定の設定温度以上となった場合に、電池の充放電状態を制御するものである。このため、保護回路には設定温度以上となった場合にそれを検出できる検出部を必要とする。従来の電池パックにおいては、特許文献1に示すように、検出部として設定温度を超えると溶断する温度ヒューズが用いられていた。
特開2000−287366号公報
しかし、保護回路基板について、リフロー半田付けにより部品の実装を行う場合、リフロー温度は温度ヒューズの溶断温度よりも高いために、温度ヒューズを保護回路基板に実装した状態でリフロー半田付けを行うことができない。このため、基板組立後に温度ヒューズを別部品として組み込む必要があり、製造が煩雑になってコストが高くなる問題点を有していた。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、リフロー半田付け可能で簡易に製造することのできる電池パックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電池パックは、ケース内に電池と、該電池を保護する保護回路とを納めた電池パックにおいて、
上記保護回路は設定温度を超えると動作して接点部を閉状態から開状態に切替えるバイメタルを筐体内に有した熱応動スイッチを備え、該熱応動スイッチは上記接点部が閉状態から開状態に切替わった際に動作して接点部の開状態を保持するラッチ部材と、該ラッチ部材による上記接点部の保持状態を解除または上記接点部の保持動作を阻止するラッチ機構とを備えてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る電池パックは、上記ラッチ機構は上記筐体に設けた開口に露出する操作部を有し、該操作部を筐体外部から操作自在としてなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る電池パックは、上記筐体は上記開口に上記操作部を覆う弾性膜を有してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る電池パックは、上記ラッチ機構は磁性体からなる操作部を有し、該操作部を筐体外部から磁石により操作自在としてなることを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る電池パックは、上記筐体はピンを抜き差し自在な挿入孔を有し、上記ピンは上記ラッチ部材の保持動作を阻止するように配置されて上記ラッチ機構を構成することを特徴として構成されている。
本発明に係る電池パックによれば、バイメタルを筐体内に有した熱応動スイッチを備え、熱応動スイッチは接点部が閉状態から開状態に切替わった際に動作して接点部の開状態を保持するラッチ部材と、ラッチ部材の接点部の保持状態を解除または接点部の保持動作を阻止するラッチ機構とを備えてなることにより、電池パックの製造時においてリフロー半田付け等で高温となりラッチ部材が動作してもそれを解除または阻止できるので、温度の検出部である熱応動スイッチを別工程で実装する必要がなく、製造コストを低減することができる。
また、本発明に係る電池パックによれば、ラッチ機構は筐体に設けた開口に露出する操作部を有し、操作部を筐体外部から操作自在としてなることにより、電池パックの製造時に容易にラッチ部材による接点部の保持状態を解除することができる。
さらに、本発明に係る電池パックによれば、筐体は開口に操作部を覆う弾性膜を有してなることにより、熱応動スイッチを密封することができ、内部に埃等を入れないようにすることができる。
さらにまた、本発明に係る電池パックによれば、ラッチ機構は磁性体からなる操作部を有し、操作部を筐体外部から磁石により操作自在としてなることにより、弾性膜を有する場合と同様に熱応動スイッチを密封することができ、内部に埃等を入れないようにすることができる。
そして、本発明に係る電池パックによれば、筐体はピンを抜き差し自在な挿入孔を有し、ピンはラッチ部材の保持動作を阻止するように配置されてラッチ機構を構成することにより、電池パックの製造時に容易にラッチ部材による接点部の保持動作を阻止することができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、電池パック及びそれに内蔵される熱応動スイッチについて説明する。図1には本実施形態における電池パック1の斜視図を、図2には保護回路4を露出させた状態の電池パック1の斜視図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態の電池パック1は、薄型箱状の電池2と、電池2の長手方向端部に設けられる基板部3とから構成されており、基板部3は、電池2に対する充放電を行うための端子部6と、異常発生時に充放電を制御する保護回路4とを備えてなるものである。
基板部3は、図2に示すように接続用基板部5を介して電池2と接続されており、この接続用基板部5を折り返すことで、図1に示すように端子部6を表面に露出させ、保護回路4を内部に納めた状態とする。図1の電池パック1は、さらに図示しないカバーに納められて携帯電話等の電気機器に内蔵される。
保護回路4は、各種の電気部品から構成されており、これらはリフロー半田付けにより基板部3に実装される。保護回路4を構成する電気部品の一つが、温度上昇により切替わるスイッチとして機能する熱応動スイッチ7であり、これが異常発生を検出する検知部として用いられている。
次に、熱応動スイッチについて詳細に説明する。図3には、本実施形態における熱応動スイッチ7の斜視図を示している。この図に示すように、熱応動スイッチ7は細長薄型の筐体10に納められて構成されている。筐体10は、各部品を収容する基部10aと、基部10aの上方を覆うカバー部10bとからなっている。基部10aの長手方向両端部からは、筐体10内に納められた接点と導通する外部端子部13が露出している。また、カバー部10bの長手方向一端部には、筐体10内に納められたラッチ機構としての操作部15fを露出させる開口部10fが形成されている。操作部15fについては後で詳述する。
図4には、熱応動スイッチ7の分解斜視図を示している。この図に示すように、基部10aには周縁部に壁部10gが形成されて全体として凹状に形成され、その中にバイメタル14及びラッチ部材15が納められる。また、この図には図示していないが基部10aには固定接点も設けられる。筐体10の基部10aには、一端部に係合部10eが形成されており、ここにラッチ部材15の固定部15aが係合され固定される。また、筐体10を構成する基部10aのラッチ部材15が取付けられる周囲部には、ラッチ部材15及びバイメタル14の上端よりも高い保護部10dが形成されている。この保護部10dによりラッチ部材15及びバイメタル14が筐体10の上面に当たって破損することを防ぐことができる。
図5には、カバー部10bを除いた熱応動スイッチ7の斜視図を示している。すなわち図5は、図4の状態から基部10aに対してバイメタル14及びラッチ部材15が取付けられた状態を示している。バイメタル14は先端部14aにかけて幅が狭くなるように両側部を三角形状に切欠かれると共に、先端部14aに可動接点12を有しており、通常時には基部10aに設けられた固定接点11と導通した状態となっている。異常時において温度が上昇し、所定の設定温度を超えるとバイメタル14は反転し、可動接点12が固定接点11から離れた状態となる。これにより保護回路4において温度上昇を検出することができる。
ラッチ部材15は、筐体10内においてバイメタル14より長手端部側に取付けられて、バイメタル14側の面が長手方向に進退自在とされたものである。バイメタル14が反転動作すると、ラッチ部材15はバイメタル14と基部10aの間に進入して、可動接点12と固定接点11の導通を阻止する。ラッチ部材15は絶縁されており、温度が低下しバイメタル14が再反転しても可動接点12と固定接点は再導通せず、異常を知らせる状態をそのまま保持することができる。
次に、ラッチ部材15について詳細に説明する。図6にはラッチ部材15の平面図を、図7にはラッチ部材15の斜視図を、それぞれ示している。図6に示すように、ラッチ部材15は基部10aに対する固定部15aと、固定部15aに対して鈍角状に設けられる板状のバネ部15bと、バネ部15bに対し鈍角状に設けられ基部10aに取付けられた際にはバイメタル14側の面を構成する板状の進退部15cと、進退部15cの端部から直交する方向に延出する操作部15fとを有している。
バネ部15bに対しては、固定部15a及び進退部15cのいずれも鈍角状に設けられているので、ラッチ部材15を基部10aに取付ける際に図6の想像線で示すように、基部10aに固定される固定部15aに対しバネ部15bを直交させると共に、バネ部15bに対して進退部15cを直交させるように配置することにより、進退部15cはバイメタル14側に付勢された状態となる。
図7に示すように進退部15cには、中央部に上部を切欠いた導通阻止部15gが形成され、その近傍にはバイメタル14側に突出する連係部15eが形成される。また、連係部15eの下方には下部を突出させた掛止部15dが形成される。
導通阻止部15gの切欠部分には、進退部15cが固定接点と可動接点12の間に進入した際に、バイメタル14の先端部14aが配置される。また、掛止部15dは基部10aの下面に設けられる溝部10cに収容されて、バイメタル14側に付勢されたラッチ部材15を動作しないように保持する。さらに、連係部15eはバイメタル14が反転動作した際にバイメタル14によって上方に押し上げられる。連係部15eが上方に押し上げられることにより、掛止部15dが溝部10cに収容された状態が解除され、進退部15cがバイメタル14側に進入する。
操作部15fは、端部を上方に折り曲げた略L字状に形成され、進退部15cに対して直交して設けられているので、端部を前後に動かすことにより進退部15cを前後に動作させることができる。この操作部15fは、保護回路4の製造時においてリフロー半田付けを行った際に、バイメタル14が動作することによりそれに伴い動作したラッチ部材15を元の状態に戻すラッチ機構として機能する。
図8には、ラッチ部材15の掛止部15d及び連係部15eの位置における熱応動スイッチ7の縦断面図を示している。この図に示すように、筐体10の基部10a底面には、長手方向片方に固定接点11が設けられており、固定接点11は、外部端子部13と連続状とされている。また、バイメタル14の一端部は、固定接点11を有する外部端子部13と反対側の外部端子部13に溶接固定されて片持ち状に支持されている。
ラッチ部材15が配置される側の固定接点11から外部端子部13にかけては板状に形成されて端子板部16を構成している。端子板部16には、固定接点11と外部端子部13の間に切欠部16aが形成されており、基部10a底面にラッチ部材15の掛止部15dを納めるために設けられる溝部10cの一部を構成している。バイメタル14側に付勢された状態の進退部15cは、掛止部15dが溝部10cに収容されていることにより、付勢に対抗して静止した状態となっている。端子板部16に切欠部16aが形成されて溝部10cの一部を構成していることにより、筐体10の底面を薄くすることができ、熱応動スイッチ7全体の薄型化を図ることができる。
ラッチ部材15と反対側の固定接点11についても、外部端子部13から長手方向に板状とされて端子板部16が構成されている。端子板部16は筐体10の底面に埋設されると共に、端部を鉛直下方に折り曲げて略L字状の変形防止部16bを構成している。変形防止部16bは、図8等には表れていないが、端子板部16の両側部に長手方向に沿って同様に形成されており、端子板部16の強度を確保している。
次に、バイメタル14の反転動作時におけるラッチ部材15の動作について説明する。図9には、図8と同様にラッチ部材15の掛止部15d及び連係部15eの位置における熱応動スイッチ7の縦断面図であって、バイメタル14の反転動作後の状態を示した図である。バイメタル14が反転動作すると、バイメタル14の先端部14aが上方に移動し、それに伴って可動接点12も上方に移動して固定接点11との導通が解除される。
バイメタル14の先端部14aが上方に移動する際、ラッチ部材15の連係部15eが先端部14aによって上方に押し上げられ、掛止部15dの溝部10cに対する収容が解除される。上述のようにラッチ部材15の進退部15cは、バネ部15bによってバイメタル14側に付勢されているので、掛止部15dの収容が解除されることによりバイメタル14側に移動する。尚、電池パック1は図示しないカバーに収められて密閉される。そのためカバーで密閉された後は、ラッチ機構を外部から操作することはできないため、ユーザが誤って電池パックのラッチ機構を操作することがない。
図10には、ラッチ部材15の導通阻止部15gの位置におけるバイメタル14の反転動作後の状態を表した熱応動スイッチ7の縦断面図を示している。ラッチ部材15の導通阻止部15gは、上述のように上部が切欠かれており、その切欠部分にバイメタル14の先端部14aが載置された状態となる。このため、温度が低下してバイメタル14が再反転しても、可動接点12の固定接点11に対する導通が阻止され、温度上昇によりバイメタル14が反転した際の状態がそのまま保持される。
図3において筐体10のカバー部10bに設けられる開口部10fは、ラッチ部材15の操作部15fが、進退部15cがバイメタル14側に移動した場合にも、上方に折り曲げた部分が外部に露出するだけの長手方向長さを有している。したがって、バイメタル14の反転動作によりラッチ部材15が動作した場合には、操作部15fを筐体10端部側に引くことによって、ラッチ部材15の進退部15cを元の位置に復帰させると共に、掛止部15dを筐体10底面の溝部10cに再び収容させて、バイメタル14の反転前の状態に戻すことができる。
このようにラッチ部材15にラッチ機構である操作部15fを設けていることにより、保護回路4の製造時にリフロー半田付けを行い、熱応動スイッチ7が高温となってラッチ部材15が動作しても、操作部15fの操作により元の状態に復帰させることができるので、熱応動スイッチ7を別部品として別工程で保護回路4に取付ける必要がなく、電池パックの製造コストを低減することができる。
また、筐体10の開口部10fをゴムなどからなる弾性膜により覆ってもよい。開口部10fを弾性膜により覆うことで、筐体10内部を密封することができるので、熱応動スイッチ7を基板に実装した状態での各種処理につき、熱応動スイッチ7内部に影響を及ぼさないように保護することができる。
また、筐体10には開口部10fを設けず、ラッチ部材15の操作部15fを例えば軟鋼板やパーマロイ、永久磁石のような磁性体により構成するようにしてもよい。この場合には、筐体10外部から磁石を近づけることにより操作部15fを操作してラッチ部材15を元の状態に復帰させることができる。このように操作部15fに磁性体を用いることで、筐体10に開口部10fを設けなくてよいので、弾性膜を設ける場合と同様、熱応動スイッチ7内部を保護することができる。
さらに、ラッチ機構としては、操作部15fのように一旦動作したラッチ部材15を元の状態に復帰させるものの他に、製造時におけるラッチ部材15の動作を阻止するものであってもよい。ラッチ部材15の動作を阻止するラッチ機構としては、筐体10の上面にピンを抜き差し自在な挿入孔を設け、挿入されたピンはラッチ部材15において進退自在な進退部15cのバイメタル14側面のいずれかの位置に連係するように構成することができる。進退部15cのピンが連係する位置はバネ部15bから最も遠い進退部15cの端部付近とすることで、確実にラッチ部材15の動作を阻止することができるが、バネ部15b近傍に設けることとしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図11には、本実施形態における熱応動スイッチ7の斜視図を示している。この図に示すように、本実施形態の熱応動スイッチ7は、第1の実施形態の熱応動スイッチ7と略同じ外形を有しているが、筐体10の開口部10f及び操作部15fの形状が異なっている。本実施形態の熱応動スイッチ7は、筐体10内に納められるラッチ部材15が第1の実施形態とは異なっている。
図12には、バイメタル14作動前の状態における熱応動スイッチ7の内部を表した平面図を示している。この図に示すように、筐体10内にはバイメタル14とラッチ部材15とが納められている。ここで、ラッチ部材15は少なくともバイメタルとの当接部が絶縁被膜によって覆われた線状のバネを折り曲げて構成されている。
ラッチ部材15の一端部近傍は、筐体10の壁部10gに当接固定される固定部15aであり、固定部15aの筐体10側部近傍位置においてU字状に折り曲げられてバネ部15bを構成している。ラッチ部材15の固定部15aとバネ部15bを介して対向する部分は、バネ部15bによってバイメタル14側に付勢された進退部15cであり、バイメタル14の先端部14aに圧接した状態となっている。バイメタル14が反転動作する前において進退部15cは、バイメタル14の先端部14aによってバネ部15bによる付勢に対抗し静止した状態となっている。
また、進退部15cの端部は鉛直状に折り曲げられて操作部15fを構成している。筐体10には外部端子部13側前面及び上面にかけて開口部10fが形成されているが、進退部15cがバイメタル14に圧接している図12の状態においては、操作部15fは筐体10の前面側には突出しておらず、外部から操作できる状態とはされていない。
図13には、バイメタル14作動後の状態における熱応動スイッチ7の内部を表した平面図を示している。この図に示すように、バイメタル14が反転動作すると、バイメタル14の先端部14aは上方に移動し、ラッチ部材15の進退部15cはバイメタル14に対する圧接状態が解除されて、バネ部15bの付勢によりバイメタル14の下部に進入する。これによってラッチ部材15の進退部15cが固定接点と可動接点の間に入ることになり、温度低下によってバイメタル14が再反転しても固定接点と可動接点が再び導通することがなく、反転動作時の状態をそのまま保持することができる。
図14には、ラッチ部材15の動作を阻止した状態における熱応動スイッチ7の内部を表した平面図を示している。筐体10の底面には、突起状の係止部10hが形成されており、ラッチ部材15の進退部15cはこの係止部10hによって係止されることで、バネ部15bの付勢に対抗して静止した状態とされている。係止部10hは、筐体10内におけるバイメタル14の先端部14aの位置よりも低い突起として形成されている。また、係止部10hに係止されたラッチ部材15は、操作部15fが筐体10の開口部10fから突出する。
図14の状態でバイメタル14が反転動作しても、係止部10hによって静止しているラッチ部材15はそのままの状態を保持する。すなわち、係止部10hによってラッチ部材15の動作が阻止される。温度が低下してバイメタル14が再反転したら、ラッチ部材15の操作部15fを筐体10内部に押し込むように操作することで、進退部15cの係止部10hに対する係止が解除され、進退部15cはバイメタル14の先端部14aに圧接して、図12の状態となる。
操作部15fは筐体10内に押し込むと、図12のように筐体10外部から操作できない状態となる。製造時には進退部15cを係止部10hに係止させ、リフロー半田付けなど高温にさらされる工程が終了した後に操作部15fを筐体10内に押し込むことで、ラッチ部材15を動作可能な状態とすることができ、それ以降はラッチ部材15を図14のような状態とすることはできないので、誤動作を防止できる。また、操作部15fが筐体10から突出しているか否かによって、ラッチ部材15が有効化されているか否かを容易に判別することができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、バイメタル14の一端部が外部端子部13に溶接されて片持ち状に支持され、バイメタル14の他端側にラッチ部材15を設けるようにしたが、バイメタル14を反転動作により両端部が跳ね上がるように配置し、バイメタル14の両端部に設けた可動接点12がそれぞれ基部10aの長手方向両側に設けた固定接点11と接離するように構成してもよい。この場合には、長手方向のいずれか一方側にラッチ部材15を設けることになる。
第1の実施形態における電池パックの斜視図である。 保護回路を露出させた状態の電池パックの斜視図である。 第1の実施形態における熱応動スイッチの斜視図である。 熱応動スイッチの分解斜視図である。 カバー部を除いた熱応動スイッチの斜視図である。 ラッチ部材の平面図である。 ラッチ部材の斜視図である。 ラッチ部材の掛止部及び連係部の位置における熱応動スイッチの縦断面図である。 図8においてバイメタルの反転動作後の状態を示した熱応動スイッチの縦断面図である。 ラッチ部材の導通阻止部の位置におけるバイメタルの反転動作後の状態を示した熱応動スイッチの縦断面図である。 第2の実施形態における熱応動スイッチの斜視図である。 バイメタル作動前の状態における熱応動スイッチの内部を示した平面図である。 バイメタル作動後の状態における熱応動スイッチの内部を示した平面図である。 ラッチ部材の動作を阻止した状態における熱応動スイッチの内部を示した平面図である。
符号の説明
1 電池パック
2 電池
3 基板部
4 保護回路
7 熱応動スイッチ
10 筐体
10a 基部
10b カバー部
10c 溝部
10d 保護部
10f 開口部
10h 係止部
11 固定接点
12 可動接点
13 外部端子部
14 バイメタル
15 ラッチ部材
15a 固定部
15b バネ部
15c 進退部
15d 掛止部
15e 連係部
15f 操作部
15g 導通阻止部
16 端子板部
16a 切欠部
16b 変形防止部

Claims (5)

  1. ケース内に電池と、該電池を保護する保護回路とを納めた電池パックにおいて、
    上記保護回路は設定温度を超えると動作して接点部を閉状態から開状態に切替えるバイメタルを筐体内に有した熱応動スイッチを備え、該熱応動スイッチは上記接点部が閉状態から開状態に切替わった際に動作して接点部の開状態を保持するラッチ部材と、該ラッチ部材による上記接点部の保持状態を解除または上記接点部の保持動作を阻止するラッチ機構とを備えてなることを特徴とする電池パック。
  2. 上記ラッチ機構は上記筐体に設けた開口に露出する操作部を有し、該操作部を筐体外部から操作自在としてなることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 上記筐体は上記開口に上記操作部を覆う弾性膜を有してなることを特徴とする請求項2記載の電池パック。
  4. 上記ラッチ機構は磁性体からなる操作部を有し、該操作部を筐体外部から磁石により操作自在としてなることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  5. 上記筐体はピンを抜き差し自在な挿入孔を有し、上記ピンは上記ラッチ部材の保持動作を阻止するように配置されて上記ラッチ機構を構成することを特徴とする請求項1記載の電池パック。
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