JP2007011300A - 走査型レーザ顕微鏡装置およびその制御方法ならびに制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、制御項目ごとの制御内容を時間軸に沿って設定させるGUI部200と、該GUI部200を用いて設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する顕微鏡装置制御部202とを備え、顕微鏡装置制御部202が、GUI部200により設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容に対して、当該制御内容の処理の終了時に同期して次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置1を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)と、該GUIを用いて設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記GUIにより設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容に対して、当該制御内容の処理の終了時に同期して次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置を提供する。
また、このように構成することで、GUIによる制御内容の設定の際に、不要な時間的余裕をもった設定を行う必要がなく、隣り合う制御内容の処理の間に時間が空いてしまうことを防止して、効率的な処理を行うことができる。
このように構成することで、一の制御内容の正確な処理時間が不明であっても、その後の処理内容の設定を容易に行うことが可能となる。
また、この場合には、前記GUIが、処理実行後に実処理時間を取得して処理開始時を起点とする時間スケールで全制御内容を表示し直すことが好ましい。
図1は、本発明の一実施形態に係る走査型レーザ顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、この走査型レーザ顕微鏡装置1は、コンピュータ2および顕微鏡装置3を有し、それぞれがインターフェイス4を介して接続されている。コンピュータ2は、インターフェイス4を介して顕微鏡装置3を制御するようになっている。
ここでは、制御項目として、画像を取得する「Imaging」、標本を退色させる「Bleaching」および「Imaging」により取得した画像をコンピュータ2により解析する「Analysis」を含む場合を図を参照して説明する。「Analysis」の処理時間は、コンピュータ2の稼働状況によって変動するため、GUI部200を用いた制御内容の設定時には正確な時間を設定することができない。したがって、「Analysis」は特殊制御項目である。
Dronpaは緑色の蛍光タンパク質であるが、青緑色の光(例えば、488nmレーザ)を強く照射すると無蛍光になり、その後、紫光または紫外光(例えば、405nmレーザ)を照射すると蛍光が復活する。この過程は完全に可逆的であり、繰り返すことが可能である。この蛍光on/offを利用することによって繰り返してFRAP(Fluorescence Recovery after Photobleaching)を行う。
まず、制御項目として、Imaging、Bleaching、Analysis、Laser(488)、Bleaching
Laser(405)を設定する。Imagingは、通常の蛍光観察のほかに、強度の強い光で本制御項目を実行することで蛍光タンパクDronpaを無蛍光状態にする目的でも使用される。Bleachingは、本実験例の場合には、通常の蛍光Bleachingの目的とは異なり、蛍光タンパクDronpaの吸収波長特性を元に戻して蛍光を復活させるために使用される。Laser(488)は、Imagingを実行する際の使用レーザを設定する制御項目である。また、Bleaching
Laser(405)は、Bleachingを実行する際の使用レーザを設定する項目である。カッコ内の数値は、使用するレーザの波長を意味している。すなわち、Imagingでは、488nmのレーザ波長を使用し、Bleachingでは405nmのレーザ波長を使用することを示している。
タスクバーTB15では、タスクバーTB13で設定された488nm、強度100%の強いレーザ光が試料に照射される。これにより、視野全体(すなわち細胞全体)で蛍光タンパクDronpaは無蛍光状態になる。次に、タスクバーTB6では、タスクバーTB18で設定された488nm、強度10%の弱いレーザ光が照射されて、蛍光観察が実行される。これにより、試料のRoi1(細胞質)からの蛍光タンパクDronpaの移動する様子を観察できる。これはタスクバーTB6による画像観察開始後にTB7により405nm、強度30%のレーザが試料のRoi1部分に照射され、Roi1部分にあるDronpaだけ蛍光を復活させたためである。次に、タスクバーTB8では、タスクバーTB6により取得した画像の輝度が解析される。
次に、本発明の実施の形態の変形例1について説明する。上述した実施の形態では、取得された画像情報の画像を画面P1〜P3に表示するようにしていたが、この変形例1では、画像情報に関するグラフを画面P1〜P3に表示するようにしている。
つぎに、この発明の実施の形態の変形例2について説明する。この実施の形態の変形例2では、一度設定した制御内容を用いて繰り返し設定できるようにしている。
つぎに、この実施の形態の変形例3について説明する。この変形例3では、実制御内容に対し、画像情報を実際に取得する取得時間の前の前処理時間とその後の後処理時間とを分離して取得し、これらを各別に表示し、制御できるようにしている。
200 GUI部(GUI)
202 顕微鏡制御装置(制御部)
Claims (8)
- 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させるGUIと、
該GUIを用いて設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する制御部と
を備え、
前記制御部が、前記GUIにより設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容に対して、当該制御内容の処理の終了時に同期して次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置。 - 前記GUIが、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する一の制御内容が設定されたときには、該一の制御内容の終了時を起点とした時間軸を表示し、当該一の制御内容以降に処理される他の制御内容を設定させる請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡装置。
- 前記GUIが、処理実行後に実処理時間を取得して処理開始時を起点とする時間スケールで全制御内容を表示し直す請求項2に記載の走査型レーザ顕微鏡装置。
- 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させるGUIと、
該GUIを用いて設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する制御部と
を備え、
前記制御部が、前記GUIにより設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容について、当該制御内容の処理の終了時に同期させずに、次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置。 - 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させ、設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御方法であって、
設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容について、当該制御内容の処理の終了時に同期して次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御方法。 - 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させ、設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御方法であって、
設定された制御内容のうち、事前に処理時間を見積ることが困難な制御項目に対応する制御内容について、当該制御内容の処理の終了時に同期させずに、次の制御内容の処理を開始させるよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御方法。 - 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させ、設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御プログラムであって、
設定された制御内容が、事前に処理時間を見積もることが困難な制御項目に対応する制御内容であるか否かを判定するステップと、処理時間を見積もることができないと判定された場合に、当該制御内容の処理の終了時に同期して次の制御内容の処理を開始させるよう制御するステップとをコンピュータに実行させるための走査型レーザ顕微鏡装置の制御プログラム。 - 制御項目および時間軸の一方を縦軸方向、他方を横軸方向に表示し、前記制御項目ごとの制御内容を前記時間軸に沿って設定させ、設定された制御内容に従って、レーザ光を標本に照射し、標本の輝度情報を取得するよう制御する走査型レーザ顕微鏡装置の制御プログラムであって、
設定された制御内容が、事前に処理時間を見積もることが困難な制御項目に対応する制御内容であるか否かを判定するステップと、処理時間を見積もることができないと判定された場合に、当該制御内容の処理の終了時に同期させずに、次の制御内容の処理を開始させるよう制御するステップとをコンピュータに実行させるための走査型レーザ顕微鏡装置の制御プログラム。
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