JP2007009664A - 一般廃棄物焼却（溶融化施設）から排出される一般廃棄物溶融スラグを使用した基層部透水性コンクリートおよび珪石（細骨材）を利用した表層部透水性カラーコンクリートの二層構造からなる透水性コンクリートの製造方法 - Google Patents

一般廃棄物焼却（溶融化施設）から排出される一般廃棄物溶融スラグを使用した基層部透水性コンクリートおよび珪石（細骨材）を利用した表層部透水性カラーコンクリートの二層構造からなる透水性コンクリートの製造方法 Download PDF

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耕太郎 犬塚
Tadayoshi Iwashita
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孝臣 新堀
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Abstract

【課題】一般廃棄物焼却から排出される溶融スラグを骨材として使用した透水性コンクリートを基層部とし珪石を使用し透水性コンクリートを表層部とし二層構造からなる透水能力および曲げ強度の強い透水性カラーコンクリートを提供する。
【解決手段】 基層部として溶融スラグを４０％、砕石７号骨材（２．５ｍｍ〜５ｍｍ）４１％、普通ポルトランドセメント１５％、結合材０．０１％、必要により減水剤０．１５％、水３．７％を混合ミキサーで混練りし０スランプのコンクリートを練り透水性コンクリート舗装材を製造するものである。表層部透水性コンクリートとして珪石（０〜２．５ｍｍ）７９．３８％、セメント（普通ポルトランドセメント又はホワイトセメント）１５％、結合剤０．０２％、顔料セメント比５％、水６％として、基層部および表層部からなる二層構造の透水性コンクリート舗装を製造打設することにより課題解決を提供することが出来た。
【選択図】なし

Description

要約
課題
一般廃棄物焼却（溶融化施設）から排出される溶融スラグを骨材として使用した透水性コンクリートを基層部とし珪石（細骨材）を使用し透水性コンクリートを表層部とし二層構造からなる透水能力および曲げ強度の強い透水性カラーコンクリートを提供する。
特許請求の範囲
請求項１
基層部透水性コンクリートに一般家庭またはその他の場所から排出された一般廃棄物を一般廃棄物焼却場（溶融化施設）において焼却し排出される溶融スラグを６８４ｋｇ〜１，２００ｋｇ・砕石（７号骨材）６５０ｋｇ〜１，１５０ｋｇ・普通ポルトランドセメント３２０ｋｇ〜３６０ｋｇ・水８０ｋｇ〜１００ｋｇ・結合剤０．３ｋｇ〜０．５ｋｇ・遅延剤セメント比１％を混合練り混ぜた０スランプのコンクリートを均等に敷き均し転圧、基層部透水性コンククリート舗装の製造方法
請求項２
表層部透水性カラーコンクリートに細骨材として珪石（０〜２．５ｍｍ）７００ｋｇ〜１，８００ｋｇ・普通セメント３２０ｋｇ〜３６０ｋｇ・水８０ｌ〜１２０ｌ・結合材０．２７ｌ〜０．４０ｌ・超遅延剤３．００ｌ〜３．５０ｌ・顔料セメント比５％を混合練り混ぜ０スランプのカラーコンクリートを基層部の上に厚さ４ｃｍ〜６ｃｍ均等に敷き均し転圧養生し表層部カラー透水性コンクリート表層部の製造方法
発明の詳細な説明
発明の属する分野
本発明は、従来の一層打ち透水性コンクリートを基層部と表層部に区分して打設し２層部に対して骨材として溶融スラグを骨材の４０％用い表層部には珪石を用いた２層構造からなる製造方法に関する。
従来の溶融スラグを骨材として使用した透水性コンクリートは一層構造が近年普及しているが強度確保のため骨材として使用する溶融スラグの使用率が低くまたスラグ本体がガラス質のため顔料が定着しにくく経過年数によって透水性コンクリート表面のスラグが露出しスラグ本来の色が表面にまだらに出て景観を損なう現状がある。
 発明が解決しようとする課題
本発明における透水性コンクリートは骨材の一部として一般廃棄物溶融スラグを４０％以上使用した場合曲げ強度が低下し舗装材料としての強度が得られないとともに透水性コンクリート舗装としての使用場所等に制限があった。また、透水性コンクリート全体にスラグを混入し打設するために〔００２〕で説明したような顔料のはく離を生じていたこのような、状況を解決するために基層部と表層部二層からなる透水性コンクリート舗装を研究開発し曲げ強度の強化・着色顔料の薄利を防止する製造方法を提供する。
課題を解決するための手段
〔００３〕の課題を解決するために二種類の透水性コンクリートを同時に製造打設することにより課題解決の方法をみた。
基層部透水性コンクリートとして溶融スラグを４０％、砕石７号骨材（２．５ｍｍ〜５ｍｍ）４１％、普通ポルトランドセメント１５％、結合材０．０１％、必要により減水剤０．１５％、水３．７％を混合ミキサーで混練りし０スランプのコンクリートを練り基層部としの透水性コンクリート舗装材を製造するものである。
表層部透水性コンクリートとして着色顔料の付着および色彩の変化等を研究し珪石を使用することにより顔料本来の色彩を保とともに顔料のはく離を防ぐこととした。
表層部透水性コンクリートとして珪石（０〜２．５ｍｍ）７９．３８％、セメント（普通ポルトランドセメント又はホワイトセメント）１５％、結合剤０．０２％、顔料セメント比５％、水６％
上記のように基層部および表層部からなる二層構造の透水性コンクリート舗装を製造打設することにより課題解決を提供することが出来た。
発明の結果
以上説明したとおり本発明にあたっては舗装構成を二層構造にすることにより曲げ強度の強化および溶融スラグ使用時の着色顔料のはく離をなくすことが可能となった。
本発明について細部具体的に説明する。
Figure 2007009664
Figure 2007009664
Figure 2007009664
〔表１〕で混練りした基層部を厚さ５．５ｃｍに均等に敷き均しその上に〔表２〕で混練した表層部を厚さ４．５ｃｍ均等に敷き均し振動プレートで均一に転圧厚さ７ｃｍの二層構造からなる透水性コンクリート舗装を打設するものである。
〔００８〕の各種試験（曲げ強度試験・透水性試験・すべり抵抗試験）の方法は次のとおり実施した。曲げ強度試験（ＪＩＳ Ａ５３０４透水性平板適用）試験値１９ＫＭ、透水性試験（舗装の構造に関する基準に関する省令第６条舗装の性能積票項透水量適用）試験値１０００（ｃｃ／１５ｓｅｃ）以上、すべり抵抗試験（ＪＨ暫定規格値を適用）６０以上
本試験実施機関は（財）長崎県建設技術研究センターによる。
本発明は従来の透水性コンクリート舗装の利点を生かしなおかつ舗装面の粒度を小さくすることにより景観製にとんだ製品であるとともに溶融スラグを基層部に使用することにより顔料のはく離をなくす効果と強度を上げる効果を得られるものであり今後期待される舗装材となりうるものである。

Claims (2)

  1. 基層部透水性コンクリートに一般家庭またはその他の場所から排出された一般廃棄物を一般廃棄物焼却場（溶融化施設）において焼却し排出される溶融スラグを６８４ｋｇ〜１，２００ｋｇ・砕石（７号骨材）６５０ｋｇ〜１，１５０ｋｇ・普通ポルトランドセメント３２０ｋｇ〜３６０ｋｇ・水８０ｋｇ〜１００ｋｇ・結合剤０．３ｋｇ〜０．５ｋｇ・遅延剤セメント比１％を混合練り混ぜた０スランプのコンクリートを均等に敷き均し転圧、基層部透水性コンククリート舗装の製造方法
  2. 表層部透水性カラーコンクリートに細骨材として珪石（０〜２．５ｍｍ）７００ｋｇ〜１，８００ｋｇ・普通セメント３２０ｋｇ〜３６０ｋｇ・水８０ｌ〜１２０ｌ・結合材０．２７ｌ〜０．４０ｌ・超遅延剤３．００ｌ〜３．５０ｌ・顔料セメント比５％を混合練り混ぜ０スランプのカラーコンクリートを基層部の上に厚さ４ｃｍ〜６ｃｍ均等に敷き均し転圧養生し表層部カラー透水性コンクリート表層部の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103437259A (zh) * 2013-09-13 2013-12-11 中建商品混凝土成都有限公司 一种非放射性的环保蓄能发光透水混凝土路面及其施工方法
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