JP2007007122A - 寝具用面状発熱体、それを用いたマット及びベッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 カーボン系発熱素子を用いた複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、一列に配置し接続してなるマットとする。また、カーボン系発熱素子を用いた複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、ベッドマットまたは寝台の内部、上面、または下面のいずれかの場所に一列に配置して設けてなるベッドとする。
【選択図】 図1
Description
近年、健康に対する関心が高まっており、採暖手段とともに、冷え性、腰痛、肩こりの治癒、血行増進等に効果があるとされる遠赤外線の放射、新陳代謝向上、血行増進のほか、消臭、除菌等に効果があるとされるマイナスイオンの発生が可能な採暖具の開発が活発に行なわれるようになっている。
従って、本発明が解決しようとする課題は、一般の家庭に普及されている50Hzまたは60Hzの交流の電気を使用し、電磁波の発生を大幅に低減することができ、採暖とともに健康増進に効果があり快適な睡眠が得られる寝具用面状発熱体、それを用いたマット及びベッドを提供することである。
また、本発明は、矩形状のカーボン系発熱素子、該発熱素子の相対向する二辺に配置された電極、及び該発熱素子の表面を被覆する電気絶縁性材料を備えてなり、該発熱素子への通電時に遠赤外線を放射する複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、一列に配置し接続してなることを特徴とするマットである。
また、本発明は、矩形状のカーボン系発熱素子、該発熱素子の相対向する二辺に配置された電極、及び該発熱素子の表面を被覆する電気絶縁性材料を備えてなり、該発熱素子への通電時に遠赤外線を放射する複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、ベッドマットまたは寝台の内部、上面、または下面のいずれかの場所に一列に配置して設けてなることを特徴とするベッドである。
特にクッション材が収納されたベッドマットに面状発熱体を設ける場合は、遠赤外線による加熱により下面への配置でもほどよい温感が得られ、電磁波に関しては人体に対して距離が離れるので好ましい。
複数の面状発熱体の配置方向は、人が上に寝たときに電極が人の下を通らないように、図6、図9に示すように、複数個の面状発熱体を、各々の電極が二系列の直線を形成するように配置することがより好ましい。また、電極がカーボン系発熱素子の下側になるように配置することが好ましい。
カーボンブラックとビニル系のモノマーを混合しグラフト重合させて得られたグラフトカーボン(登録商標、菱有工業(株)製)を、合成樹脂液に分散させて導電性の塗液を調製した。この塗液を縦60cm、横80cm、厚さ0.1mmのガラスクロス3枚に均一に含浸させた後、乾燥、加熱処理して3枚の発熱素子を製作した。これらの発熱素子の対向する二辺に銅箔を重ねて電極とした後、各々の電極が二系列の直線を形成するように配置して、2枚のポリエステルフィルムを発熱素子が挟まれるように重ね合せ、加熱圧着して絶縁被覆した。次に、各々の電極に電極端子を設けるとともに、温度コントローラーが備えられた電源コードを接続し、面状発熱体の部分を木枠に収めパネル状にして、図1に示すような3個の面状発熱体からなる縦180cm、横85cm、厚さ12mmのマットを得た。このマットに定格電圧を印加して遠赤外線の放射率を測定したところ、人体に有効な波長域である8〜14μmにおいて高効率である結果を得た。
図5に示すようなベッド本体の寸法が、縦220cm、横100cm、高さ20cmの直方体形状のベッド台に、縦183cm、横88cm、深さ12mmの溝を設け、前記の3個の面状発熱体からなるマットを、各々の発熱部の中心が、肩部、腰部、足部となるように溝内に設置し、その上に内部にスプリングを配した縦195cm、横98cm、厚さ20cmのベッドマットを配した。
前記のベッドのベッドマットの上にシーツを敷き、さらにその上に毛布を掛けた。また、ベッドマット上面裏側の肩部、腰部、足部に相当する面状発熱体の真上に温度センサーを設けた。次に、肩部、腰部、足部の温度センサーの温度が、各々34〜36℃、36〜38℃、38〜40℃となるように交流の電気を通電した。この間、温度センサーと約10cm離れた位置において、電磁波の測定を行なった。その結果、いずれの個所においても、周波数30〜300Hzの領域において電磁波が極めて少なかった。
実施例1のマットの製作において、発熱線を蛇行配線させた発熱素子を用いた以外は実施例1と同様にして、2枚のポリエステルフィルムにより前記の発熱素子3枚が絶縁被覆されたマットを製作した。次に、このマットを用いた以外は実施例1と同様にしてベッドを製作し、実施例1と同様にして通電試験を行なった。その結果、マット単体からの遠赤外線放射率は、人体に有効な波長域である8〜14μmで低く、このマットを組み込んだベッド上面における電磁波の放射量は、実施例1と比較して1.5〜3倍であった。
2 電極
3 電気絶縁性材料
4 電極端子
5 電源コード
6 ベッドマット
7 寝台
8 挿入口
9 クッション材
10 脚
11 階段
12 手摺り
Claims (12)
- 矩形状のカーボン系発熱素子、該発熱素子の相対向する二辺に配置された電極、及び該発熱素子の表面を被覆する電気絶縁性材料を備えてなり、該発熱素子への通電時に遠赤外線を放射することを特徴とする寝具用面状発熱体。
- カーボン系発熱素子の温度を、就寝時と起床時において、就寝時と起床時の間よりも高くコントロールすることが可能である請求項1に記載の寝具用面状発熱体。
- カーボン系発熱素子が、カーボンブラックと有機モノマーをグラフト重合させて得られるグラフトポリマーを含む塗液を、基材に含浸、塗布、または印刷することにより保持させ、加熱処理して得られる発熱素子である請求項1に記載の寝具用面状発熱体。
- カーボン系発熱素子が、カーボン粉末に熱硬化性樹脂を加えて得られる塗液を、基材に含浸、塗布、または印刷することにより保持させ、加熱処理して得られる発熱素子である請求項1に記載の寝具用面状発熱体。
- 表面にマイナスイオン発生物質を担持させた多孔質シートを設けた請求項1に記載の寝具用面状発熱体。
- 矩形状のカーボン系発熱素子、該発熱素子の相対向する二辺に配置された電極、及び該発熱素子の表面を被覆する電気絶縁性材料を備えてなり、該発熱素子への通電時に遠赤外線を放射する複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、一列に配置し接続してなることを特徴とするマット。
- 複数個の面状発熱体を、各々の電極が二系列の直線を形成するように接続した請求項6に記載のマット。
- 面状発熱体の表面に弾性材を設けた請求項6に記載のマット。
- 矩形状のカーボン系発熱素子、該発熱素子の相対向する二辺に配置された電極、及び該発熱素子の表面を被覆する電気絶縁性材料を備えてなり、該発熱素子への通電時に遠赤外線を放射する複数個の面状発熱体を、各々別々に温度コントロールが可能となるように、ベッドマットまたは寝台の内部、上面、または下面のいずれかの場所に一列に配置して設けてなることを特徴とするベッド。
- ベッドマットまたは寝台が、面状発熱体を設置するための溝、または、面状発熱体を設置するための挿入部及び空洞を有する請求項9に記載のベッド。
- ベッドマットを載せる台が、面状発熱体を設置するための溝を有する請求項9に記載のベッド。
- 複数個の面状発熱体を、各々の電極が二系列の直線を形成するように設けた請求項9に記載のベッド。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005191042A JP2007007122A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 寝具用面状発熱体、それを用いたマット及びベッド |
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JP2005191042A JP2007007122A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 寝具用面状発熱体、それを用いたマット及びベッド |
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JP2007007122A true JP2007007122A (ja) | 2007-01-18 |
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ID=37746356
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007007122A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090048A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Shin Denki Kogyo Kk | 温熱パッド |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55411A (en) * | 1978-04-17 | 1980-01-05 | Toshio Horiuchi | Surface roughness measurement with laser beam |
JPH04272711A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 就寝装置 |
JPH074680A (ja) * | 1993-06-15 | 1995-01-10 | Kiyoteru Yachimoto | 暖房畳 |
JP2000201775A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-25 | Matsushima Koji | 暖房ベッド |
-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005191042A patent/JP2007007122A/ja active Pending
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