JP2007005113A - 懐中電灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数サイズの電池を装填可能とする懐中電灯を提供する。
【解決手段】 電池収容ケース5内に電池装填筒10を配設し、所定の最大サイズとする単一形乾電池1より小さいサイズの単二形電池2又は単三形乾電池3を装填するときには、電池装填筒10の内筒21に電池保持片を突出させて電池を中心位置に保持する直径変化対応手段を設けると共に、装填した電池の高さ変化に応じて負極接触端子15の位置を移動させる高さ変化対応手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池を電源として照明光を出力する懐中電灯に係り、特に非常用に好適な懐中電灯に関するものである。
懐中電灯は、1又は複数の乾電池を外装ケースに収容し、外装ケースの一端に設けられた反射鏡の中心に配置された小形電球にスイッチを介して乾電池を接続した形態のものが一般的である。懐中電灯は単一形乾電池を複数個用いて強力な照明光を出力する大形のタイプから単三形〜単五形の乾電池を1本用いたペンライトタイプのものまで様々な形態のものが存在するが、基本的な構成は、電池の収容部と、小形電球と反射鏡とを備えた投光部と、電池と小形電球とをスイッチを介して接続する電気的接続部とを備えた共通の構造である。即ち、構造的には略同一であるが、その電源として用いる電池のサイズや種類毎に懐中電灯の種類が決定される。
従って、使用している懐中電灯に電池切れが生じたときには、その懐中電灯に対応する電池に交換することになる。単一形乾電池を用いた懐中電灯は、一般には災害時や停電時など緊急の照明としての意味合いが強く、電池切れが生じた際に、その懐中電灯に対応する予備電池の備えがない場合には、その懐中電灯は使用できなくなり、停電等が伴って他に照明が存在しない場合には困った状態に陥る。このとき、手元にある単二形や単三形の乾電池を単一形乾電池を使用する懐中電灯に使用できると、応急の照明を確保できる。中でも単三形の乾電池は小形でリモコンや携帯電子機器などに適用するのに充分な電池容量をもっているため、その使用量は乾電池の中でも群を抜いている。そのため、単三形乾電池は10個単位や20個単位などで販売され、家庭や会社などでも予備電池としてストックされていことが多い。もし、この単三形の乾電池を単一形の乾電池を使用する懐中電灯に装填することが可能であると、単一形乾電池に電池切れが生じたときの急場を凌ぐことができる。
単一形乾電池を装填できるように電池装填室が形成されている懐中電灯に、単二形又は単三形の乾電池を装填しようとするとき、考えられるのは単三形又は単二形の乾電池の外形寸法を単一形乾電池の外形寸法に変換することができる電池アダプタの存在である。この電池アダプタは、単三形又は単二形の乾電池を収容して外形寸法が単一形乾電池のサイズとなり、単一形乾電池と同一位置に正極、負極の端子が露出するように構成されている。この電池アダプタが手元にあると、単三形又は単二形の乾電池を電池アダプタに装填して外形は単一乾電池に変身させ、それを懐中電灯に装填すると、単一形乾電池を使用する懐中電灯に単三形又は単二形の乾電池を装填することが可能である。
しかし、緊急時に電池アダプタに単三形又は単二形の乾電池を装填できるようにするには、常に決まった場所に所要数の電池アダプタと単三形又は単二形の乾電池を準備できている必要がある。緊急時に電池アダプタを探さなければならないようでは、緊急時の対応は難しいものとなる。よって、懐中電灯そのものに複数サイズの乾電池を装填することができる機能を備えることが最善の対策となる。このような複数サイズの乾電池の装填を可能にした懐中電灯として、複数サイズの乾電池を各々装填する電池装着部を設けた懐中電灯が知られている(特許文献1参照)。
この複数サイズの電池を使用可能にした懐中電灯は、図7に示すように、複数サイズの電池それぞれに対応する電池装着部101cが多段的に設けられ、各多段面に対向して一対の共通導体部101bを配置した少なくとも1個の電池ボックス101と、この電池ボックス101の一端側に一体に装着され、前記共通導体部101bに電気的に接続される光源103及びその反射体104を備えた光源ホルダ105と、電池ボックス101の他端側に装着されて光源103に対する電気的接続回路を開閉するスイッチ106cを備えたスイッチボックス106とを備えて構成されている。
前記電池ボックス101には、直径、高さが異なる単一形から単五形の乾電池を収容する専用の収容空間が設けられ、各サイズの乾電池の高さ寸法に対応する段差を形成して電池装着部101cと共通導体部101bとが対向しているので、任意サイズの乾電池を並列に装填可能としている。光源103の点灯電圧に対応する電圧を得るには、図示するように電池ボックス101を所要数連結して、所要数の乾電池を直列接続することにより所要電圧が得られるとしている。
特開2000−040402号公報
上記従来技術においては、電池ボックス101、光源ホルダ105及びスイッチボックスが互いに着脱可能に連結する構造で、複数個の電池を直列に接続するには複数の電池ボックス101を連結するので自由度は高いといえるものの、1つの懐中電灯として取り扱う際の強度が得られか疑問であり、徒に大形化して扱い難い懐中電灯となってしまう課題がある。
また、各サイズの乾電池を1つの電池ボックス101に並列に装填することが可能としているため、電池容量が極端に異なる乾電池が並列に接続される恐れがあり、消耗が早い小形サイズの乾電池は大形サイズの乾電池に比して出力電圧が急速に減少するため、電池電圧の減少が少ない大形の乾電池からの電流が流れ込み、消耗した乾電池を充電する状態になりやすく、充電された小形の乾電池に発熱や漏液が発生する恐れがある。
本発明が目的とするところは、一般的な構造の懐中電灯に異なる複数サイズの電池の装填を可能にする構造を備えた懐中電灯を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、円筒形の両端に正極、負極をそれぞれ外部露出させてなる電池を1個又は複数個収容する電池収容ケースと、この電池収容ケースに連結して少なくとも発光器を設けた投光ケースと、電池と発光器との間をスイッチを介して電気的に接続する接続手段とを備えてなる懐中電灯であって、前記電池収容ケースは、直径及び高さが任意の最大サイズの電池を任意個数収容できる容積に形成され、最大サイズ電池より直径が小さい電池に対応して電池を所定位置に保持する電池保持部材の保持位置を移動させる直径変化対応手段と、前記接続手段を構成する接触部材の正極又は負極との接触位置を最大サイズ電池より高さが小さい電池の装填に応じて切り換える高さ変化対応手段とが設けられてなることを特徴とする。
上記構成によれば、任意の最大サイズの電池を使用する懐中電灯において、最大サイズ電池に電池切れが生じたとき、手元にある最大サイズ電池より小さいサイズの電池のサイズに対応して直径変化対応手段と高さ変化対応手段とを切り換えることにより、最大サイズ電池より小さいサイズの電池の装填が可能となり、災害などの緊急時などにおいて最大サイズ電池の電池切れによって懐中電灯の使用が不可能になる事態を回避できる。
上記構成において、所定個数の電池を収容して電池収容ケース内への電池装填を行う電池装填筒を設け、この電池装填筒に直径変化対応手段及び高さ変化対応手段を設けることにより、電池装填筒を電池収容ケース内に挿入して複数サイズの電池を装填することを可能とした懐中電灯に構成することができる。
また、電池収容ケースに直径変化対応手段を設けられ、接続手段に高さ変化対応手段を設けることにより、複数サイズの電池を装填することを可能とした懐中電灯に構成することができる。
上記高さ変化対応手段は、任意の最小サイズの電池に対応する接触位置にある接触部材が前記最小サイズ電池の高さ寸法より大きい電池の装填に応じて摺動移動するように構成することにより、電池の高さ変化に容易に対応させることができる。
また、高さ変化対応手段は、任意の最大サイズの電池に対応する接触位置にある最大サイズ電池接触部材と、前記最大サイズ電池の高さ寸法より小さい電池に対応する接触位置に待機位置から立ち上げ可能に設けられた小サイズ電池接触部材とにより構成することにより、電池の高さ変化に応じて接触位置を変更することができる。
また、直径変化対応手段は、電池を収容する筒状体の中心方向に対する電池保持部材の突出量を電池の直径に応じて変更するように構成することにより、直径が異なる電池を筒状体の中心位置に保持することができる。
本発明に係る懐中電灯は複数サイズの電池を装填することができるので、その懐中電灯に使用できる最大サイズの電池に電池切れが生じたとき手元にある異なるサイズの電池を装填して応急の照明を確保することができる。懐中電灯は一般的には乾電池を使用し、懐中電灯の種類によって使用する乾電池のサイズが異なるが、例えば、単一形乾電池を用いる懐中電灯に電池切れが生じても、使用量が多く予備電池としてストックされていることが多い単三形の乾電池が装填できるので、応急の照明を確保することが可能になる。
本実施形態は、単一形乾電池を使用する懐中電灯の例を示すもので、単一形乾電池に電池切れが生じて交換用の単一形乾電池がないとき、手元にある単二形又は単三形の乾電池を装填することを可能として、災害時などの緊急時の照明を確保できるようにしている。市販されている乾電池は単一形から単五形まで存在するので、単一形乾電池に代えて単四形や単五形の乾電池も応急に使用できるように構成することも可能であるが、単四形や単五形の乾電池が手元にストックされていることは少なく、単一形乾電池を使用する懐中電灯に使用しても短時間で消耗して応急処置といえども代替え電池としての利用価値は少ないため、ストックされている度合いが高く実用的な電池容量を有する単三形又は単二形の乾電池を単一形乾電池に代えて装填できるようにしている。
図1は、実施形態に係る懐中電灯Aの構成を示すもので、有底円筒形に形成されて2個の単一形乾電池1を収容保持する電池収容ケース5と、正面部を透明な投光レンズ13で被覆した中に反射鏡11とその中心位置に小形電球(発光器)12を配して前記電池収容ケース5の開口部に螺合する投光ケース6と、電池収容ケース5内に配設され、一端に2個直列配置された単一形乾電池1の後端側の負極に接触する負極接触端子15を設け、他端にスイッチ接点16を設けた接続板(接続手段)7とを備えて構成され、前記スイッチ接点16は、電池収容ケース5に設けられたスイッチノブ14をスライドさせることにより、前記小形電球12をその口金周端子で保持する金属製の電球保持部材17に接触する状態と、接触が離れる状態とに切り換えることができる。
電池収容ケース5から投光ケース6を離脱させて電池収容ケース5を開口し、電池収容ケース5内に配設された電池装填筒10に2個の単一形乾電池1を直列に装填し、電池収容ケース5に投光ケース6を螺合させると、投光ケース6に取り付けられた小形電球12の口金中央端子は単一乾電池1の正極に接触し、前記接続板7の負極接触端子15は単一乾電池1の負極に接触した状態になる。スイッチノブ14をスライドさせて前記スイッチ接点16が電球保持部材17に接触するスイッチオン状態にすると、単一形乾電池1と小形電球12とを電気的に接続する回路が閉じられて小形電球12は点灯する。スイッチノブ14を逆方向にスライドさせて前記スイッチ接点16が電球保持部材17から離れるスイッチオフ状態にすると、単一形乾電池1と小形電球12とを電気的に接続する回路が開いて小形電球12は消灯する。
このような単一形乾電池1を使用する懐中電灯Aは、明るい照明光が得られ点灯時間も比較的長く維持できるので、災害などにより停電が生じた場合や、夜道を歩いたり暗い中で探しものをしたりする緊急時の使用、アウトドアレジャーにおける主照明などとして用いられることが多い。従って、この懐中電灯Aの単一形乾電池1が消耗して電池切れになると、他に照明光がない状態では困窮する事態に陥る。このとき、交換用の単一形乾電池1があれば速やかに照明を取り戻せるが、手元に交換用の単一形乾電池1がない場合に、単二形あるいは単三形の乾電池を装填することができると、応急の照明を確保することができる。単三形の乾電池は、それを使用する機器が多いため、10個以上のパックで販売されていることが多く、交換用電池としてストックされていることが少なくない。
従来の懐中電灯は使用する乾電池のサイズによって品種が決定され、決められたサイズの乾電池しか使用できない。即ち、上記懐中電灯Aのように単一形乾電池1を使用する懐中電灯Aに電池切れが生じたら交換用の単一形乾電池1がなければ懐中電灯Aは使用不可能に陥る。単二形乾電池を使用する懐中電灯あるいは単三形乾電池を使用する懐中電灯でも同じである。従って、その懐中電灯に決められたサイズの電池を最大サイズ電池として、その電池が電池切れになったとき、前記最大サイズ電池より小さいサイズの電池を装填することができる構造を備えていれば応急の照明を確保でき、特に災害など緊急時に役立つ懐中電灯に構成することができる。上記懐中電灯Aは、市販されている最大サイズの乾電池である単一形乾電池1を使用するように構成されているので、単一形乾電池1より小さい単二形又は単三形の乾電池も装填して小形電球12を点灯できる構造を設けることにより、単一形乾電池1が電池切れになって交換用の単一形乾電池1がないとき、手元にある単二形乾電池2又は単三形乾電池3を代替え電池として使用することができる。
単一形乾電池1に代えて単二形乾電池2又は単三形乾電池3を電池収容ケース5に装填するには、電池直径及び電池高さの変化に対応する構造を備えている必要がある。表1は単一形乾電池1、単二形乾電池2、単三形乾電池3それぞれの電池直径及び電池高さの寸法を示すものである。単一形乾電池1を2個直列にして装填するようにした懐中電灯Aに、例えば単三形乾電池3を2個直列配置して装填する場合の電池直径の差は19.7mm、2個直列の高さの差は22.0mmとなる。
Figure 2007005113
この単一形乾電池1と単二形又は単三形乾電池3との直径の寸法差を補うために、懐中電灯Aには、直径変化対応手段と、高さの寸法差を補うために高さ変化対応手段とが設けられている。この直径変化対応手段及び高さ変化対応手段は、懐中電灯Aが比較的安価な商品であり、手持ち使用するものであるため、大幅なコストアップが生じたり懐中電灯Aが徒に大型化したりすることを避けることができる構造に構成する必要がある。また、単一形乾電池1を使用する懐中電灯Aに単二形乾電池2又は単三形乾電池3を装填する状態は、あくまで応急の処置となるので、単二形乾電池2又は単三形乾電池3の装填を可能にするためにコストアップや大型化が生じることは極力抑えることが肝心である。以下に直径変化対応手段及び高さ変化対応手段の構成例について説明する。
図1に示す構造の懐中電灯Aでは、単一形乾電池1、単二形乾電池2、単三形乾電池3のいずれの場合であっても、電池の中心軸は小型電球12が配置された中心軸線上に保持される必要がある。図1に示す構成においては、電池収容ケース5内に直径変化対応手段とする電池装填筒10を設け、単二乾電池2又は単三乾電池3を電池収容ケース5に装填する際にも、それらの単一乾電池1との直径寸法の差に応じて中心軸線上に単二乾電池2又は単三乾電池3が位置するように保持する構造としている。
図2は、前記電池装填筒10を分解して示すもので、電池収容ケース5内に固定される内筒21に外筒22を回動可能に嵌め合せて構成されている。前記外筒22は、その内周壁の円筒軸方向から円弧状に派生する4片の電池保持片31が90度間隔に設けられている。電池保持片31は電池を保持できる強度と可撓性を有するように形成され、例えば、外筒22をポリプロピレンの樹脂成形によって形成することにより所望の機能が得られる。この外筒22は可撓性を有する電池保持片31を内周壁に押し付けるようにして内筒21に被せると、図3に示すように、各電池保持片31は内筒21に形成された4箇所の出入窓32から内筒21の筒内に突出する。
図3に示すように、内筒21の外周上で外筒22を回動させると、出入窓32から内筒21内に突出する電池保持片31の突出量が変化するので、図3(a)に示すように、電池保持片31の突出量が最も少ない状態にすると、内筒21の中心に単一形乾電池1を収容できる空間が形成される。また、図3(b)に示すように、各電池保持片31の先端が単二形乾電池2の直径に対応する突出量になるように外筒22を回動させると、4箇所の電池保持片31によって単二形乾電池2を内筒21の中心に保持する状態が得られる。更に、図3(c)に示すように、外筒22を回動させて出入窓32から内筒21内に突出する電池保持片31の突出量が最大になるようにすると、4箇所の電池保持片31の先端により内筒21の中心に単三形乾電池3を保持する状態が得られる。
外筒22は成形加工時において、それに形成された電池保持片31の状態が図3(c)に示すような断面状態となるように成形することにより、外筒22を内筒21上で反時計回りに回動させると、可撓性を有する電池保持片31は出入窓32から内筒21の外周面と外筒22の内周面との間に収容され、外筒22を時計回りに回動させると、回動角度に応じて電池保持片31の内筒21内への突出量を変化させることができる。
上記電池装填筒10の構成は、単二形乾電池2又は単三形乾電池3を収容する部位だけに必要な機能なので、図2に示すように、外筒22は2個の単二形乾電池2又は単三形乾電池3を収容する長さに形成され、内筒21の出入窓32が形成された保持直径変化部位33上に被せられる。従って、内筒21の後端側は単一形乾電池1の直径に対応する内径の単一直径保持部位34に形成されている。この単一直径保持部位34には円筒軸方向に切欠き35が設けられ、後述する負極接触端子15の摺動移動路を形成している。
次に、単一形乾電池1と単二形乾電池2及び単三形乾電池3とで差が生じる高さ変化に対応させる高さ変化対応手段について説明する。図1に示す懐中電灯Aでは、高さ変化対応手段は、負極接触端子15の電池負極との接触位置を単一形乾電池1に対する接触位置と、単二形乾電池2及び単三形乾電池3に対する接触位置とに変化させる構造としている。
図1に示すように、負極接触端子15は摺動連結部51を介して接続板7に連結されており、常時はバネ52による引っ張り付勢により図示仮想線位置に位置し、単一形乾電池1が電池収容ケース5に装填されることによりバネ52の付勢に抗して後退し、図示する単一形乾電池1の負極に接触する位置に摺動移動する。単二形乾電池2又は単三形乾電池3を装填したときには、仮想線位置にある負極接触端子15は破線位置に移動し、バネ52の付勢圧によって負極に接触する。
前記電池装填筒10は、電池収容ケース5から投光ケース6を離脱させたとき、電池収容ケース5から取り出し可能な構造として、電池を装填した電池装填筒10を電池収容ケース5に挿入する構成とすることができる。
図4は、電池収容ケース5から取り出し可能な電池装填筒20の構成を示すもので、電池収容ケース5から取り出した電池装填筒20の外筒22を握り、前端側に突出した内筒21を回動させて内部に保持する電池直径の変化に対応できるようにしている。直径変化対応の構造は、前述した電池装填筒10の構造と同一である。この電池装填筒20を用いた懐中電灯Bについて、図4及び図5を参照して説明する。
単一形乾電池1を電池装填筒20に装填したときには内筒21を回動させる必要はないが、単二形乾電池2又は単三形乾電池3を装填するときには、装填する電池の直径に対応させて電池保持片31が内筒21内に突出するように内筒21を回動させる。内筒21を回動させると、図4に示すように、外筒22の後端に設けられた係合片41が内筒21に形成された切欠き35に対応する位置に移動する。前記係合片41は、図5に示す高さ変化対応手段の別実施態様に対応する。
図5に示すように、単二形乾電池2又は単三形乾電池3を装填した電池装填筒20を電池収容ケース5に挿入すると、接続板7に設けられた単二単三対応接触端子(小サイズ電池接触部材)42に前記係合片41が係合し、電池装填筒20の挿入動作に伴う押圧によって単二単三対応接触端子42を立ち上げる。単二単三対応接触端子42は、常時は図示しないバネによる付勢により、実線で示すように接続板7に近い位置にあり、単一形乾電池1を装填した電池装填筒20が挿入されたときには係合片41と係合する状態とはならないが、単二形乾電池2又は単三形乾電池3を装填して係合片41が接続板7と対応する位置に回動移動させた電池装填筒20が挿入されると、係合片41が付勢に抗して単二単三対応接触端子42を破線で示す位置に立ち上げる。
尚、単二形乾電池2と単三形乾電池3との2個分の高さ寸法差は1mmとなるが、その寸法差は単二単三対応接触端子42それ自体の弾性変形と、単二単三対応接触端子42に設けられた接触片42aの弾性変形とによって吸収できるので、単二単三対応接触端子42の対上がり位置は単二形乾電池2の場合と単三形乾電池3の場合とで共通としている。
図6は、電池収容筒ケース5内に単一形〜単三形の各乾電池1,2,3それぞれを保持する別の実施態様を示すもので、内筒26に被せた外筒25を回動させることにより、内筒26の4箇所に設けられた電池保持片28の中心方向への突出量が変化するように構成した電池装填筒24の構成を示している。
内筒26は円筒形に形成され、4箇所の円筒軸方向に蝶番部27を介して電池保持片28が設けられている。前記蝶番部27は特に機械的な蝶番構造を設けることなく、内筒26をポリプロピレンの樹脂成形により形成する際に、蝶番部27を薄肉形成してポリプロピレンのヒンジ効果を利用することにより簡易に蝶番構造を構成することができる。また、外筒25は円筒形に形成され、内筒26に設けられた電池保持片28に対応する4箇所の位置に開口部29を設け、開口部27から電池保持片28が露出するように内筒26に被せるように構成されている。
内筒26を固定した状態で外筒25を回動させると、外筒25の開口部27の端で押圧された電池保持片28は図示鎖線及び破線で示すように蝶番部27から所要角度に折れ曲がるので、外筒25の回動角度に応じて電池保持片28の先端が電池装填筒24の中心方向に変位する位置を決定することができ、電池装填筒24の中心位置に単一形乾電池1、単二形乾電池2、単三形乾電池3を保持することができる。
以上説明した懐中電灯A,Bは、2個の電池を直列接続したものであるが、3個以上の電池を直列接続した場合においても直径変化対応手段及び高さ変化対応手段を設けることにより同様に複数サイズの電池装填を可能とすることができる。
また、電池として乾電池を使用するものとしているが、電池として円筒形に形成されたニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン電池などを使用して懐中電灯を構成することもできる。また、発光器としては小型電球だけでなく、発光ダイオード(LED)を適用することも可能である。
以上の説明の通り本発明によれば、大幅な体積増加やコストアップをまねくことなく複数サイズの電池を使用することができる懐中電灯を構成することができる。これまでは懐中電灯は装填できる電池のサイズが決められていたために、電池切れが生じたときに交換用の電池がないと照明が遮断される事態に陥ることになるが、異なるサイズの電池が使用できることから応急の照明を確保することが可能となり、今後の懐中電灯の構成を示唆する構造を提供することができる。
第1の実施形態に係る懐中電灯の構成を示す断面図。 同上構成に適用した電池装填筒の構成を示す斜視図。 同上電池装填筒の直径変化対応動作を説明する断面図。 第2の実施形態に係る電池装填筒の構成を示す斜視図。 同上電池装填筒を適用した懐中電灯の構成を示す断面図。 電池装填筒の別実施態様を示す断面図。 従来技術に係る懐中電灯の構成を示す模式図。
符号の説明
A,B 懐中電灯
1 単一形乾電池
2 単二形乾電池
3 単三形乾電池
5 電池収容ケース
6 投光ケース
7 接続板(接続手段)
10,20,24 電池装填筒
11 反射鏡
12 小型電球(発光器)
15 負極接触端子
16 スイッチ接点
21,26 内筒
22,25 外筒
31,28 電池保持片(電池保持部材)
32 出入窓
41 係合片(高さ変化対応手段)
42 単二単三対応接触端子(小サイズ電池接触部材)
51 摺動連結部(高さ変化対応手段)

Claims (6)

  1. 円筒形の両端に正極、負極をそれぞれ外部露出させてなる電池を1個又は複数個収容する電池収容ケースと、この電池収容ケースに連結して少なくとも発光器を設けた投光ケースと、電池と発光器との間をスイッチを介して電気的に接続する接続手段とを備えてなる懐中電灯であって、
    前記電池収容ケースは、直径及び高さが任意の最大サイズの電池を所定個数収容できる容積に形成され、前記最大サイズ電池より直径が小さい電池に対応して電池を所定位置に保持する電池保持部材の保持位置を移動させる直径変化対応手段と、前記接続手段を構成する接触部材の正極又は負極との接触位置を最大サイズ電池より高さが小さい電池の装填に応じて切り換える高さ変化対応手段とが設けられてなることを特徴とする懐中電灯。
  2. 所定個数の電池を収容して電池収容ケース内への電池装填を行う電池装填筒を設け、この電池装填筒に直径変化対応手段及び高さ変化対応手段が設けられてなる請求項1に記載の懐中電灯。
  3. 電池収容ケースに直径変化対応手段が設けられ、接続手段に高さ変化対応手段が設けられてなる請求項1に記載の懐中電灯。
  4. 高さ変化対応手段は、任意の最小サイズの電池に対応する接触位置にある接触部材が前記最小サイズ電池の高さ寸法より大きい電池の装填に応じて摺動移動するように構成されてなる請求項1に記載の懐中電灯。
  5. 高さ変化対応手段は、任意の最大サイズの電池に対応する接触位置にある最大サイズ電池接触部材と、前記最大サイズ電池の高さ寸法より小さい電池に対応する接触位置に待機位置から立ち上げ可能に設けられた小サイズ電池接触部材とにより構成されてなる請求項1に記載の懐中電灯。
  6. 直径変化対応手段は、電池を収容する筒状体の中心方向に対する電池保持部材の突出量を電池の直径に応じて変更するように構成されてなる請求項1に記載の懐中電灯。
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