JP2007004414A - 複合サービス部品宛先解決方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供し、かつビジネスプロセス制御部品を複数のサーバで稼動させた場合において、クライアントはいずれかのビジネスプロセス制御部品にリクエストを送信するか判断する必要があった。
【解決手段】
各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供し、かつビジネスプロセス制御部品を複数のサーバで稼動させた場合において、リクエストを振り分ける機構に関する。
近年のシステム開発では、ビジネスの変化の速さに応じて、アプリケーションを短期間かつ低コストで開発するため、既存のサービス部品を再利用し、組み合わせることによって、新たな複合サービス部品を開発することが多い。例えば、融資額確認サービス部品、入出金サービス部品を組み合わせて、融資承認サービス部品を提供することができる。このように、新たな複合サービス部品を短期間かつ低コストで開発するサービス指向アーキテクチャと呼ばれる分野が米国を中心に立ち上がってきている。複合サービス部品を構成する既存のサービス部品をサービス部品、各サービス部品の実行を制御する部品をビジネスプロセス制御部品と呼ぶ。
ビジネスプロセス制御部品の公知例として、例えば、非特許文献1に記載されており、本公知例では、サービス部品をWeb Services、サービス部品の実行順序を記載した定義をBPEL4WSと呼ぶ。
またサービス指向アーキテクチャでは、サービス部品およびビジネスプロセス制御部品の実行基盤が必要となる。これをアプリケーション実行基盤と呼ぶ。
アプリケーション実行基盤の公知例として、例えば、非特許文献2に記載されており、本公知例では、アプリケーション実行基盤をJ2EE Serversと呼ぶ。またサービス部品またはビジネスプロセス制御部品として、Enterprise JavaBeans(Sun Microsystems社の登録商標)やJ2EE Connector Architecture、Web Servicesなどがある。
各サービス部品がすでにアプリケーション実行基盤上で稼動している場合において、いずれかのアプリケーション実行基盤にビジネスプロセス制御部品を配備する必要があり、クライアントからの実行性能を高めるため、平均応答時間が最も短いアプリケーション実行基盤へ配備する必要がある。しかしビジネスプロセス制御部品の配備場所に応じて、ビジネスプロセス制御部品とサービス部品との通信時間が異なる。例えば、ビジネスプロセス制御部品とサービス部品を同一のアプリケーション実行基盤に配備した場合、プロセス内通信となり、通信時間は短い。しかし同一拠点のローカルネットワーク上の別アプリケーション実行基盤に配備した場合、プロセス間通信となり、通信時間は長くなる。さらにインターネットなどのグローバルネットワーク上に接続された別拠点のアプリケーション実行基盤に配備した場合、拠点を跨ったプロセス間通信となり、通信時間はより長くなる。
応答時間を短くするためには、ビジネスプロセス制御部品をサービス部品と同一のアプリケーション実行基盤に配備する方法が考えられる。しかしサービス部品が複数のアプリケーション実行基盤や別拠点で稼動されている場合があり、さらにビジネスプロセスの特性上、分岐条件などにより、所定の各サービス部品が必ず実行されるとは限らない。例えば、融資額審査サービス部品、融資査定サービス部品、融資承認サービス部品からなる融資審査サービス部品を想定する。融資額の審査後、融資額が一定基準以上であれば融資査定を行ない、その後、融資承認を実行するとした場合、ビジネスプロセス制御部品を融資査定サービス部品と同一のアプリケーション実行基盤に配備した場合、ビジネスプロセス制御部品と融資査定サービス部品はプロセス内通信となるため、融資査定は高速に行なうことができるが、ビジネスプロセス制御部品と融資承認サービス部品はプロセス間通信となるため、融資承認は遅くなる。ゆえにビジネスプロセス制御部品を特定のサービス部品と同一のアプリケーション実行基盤に配備しても、応答時間が短くなるとは限らない。
そこでビジネスプロセス制御部品を複数のアプリケーション実行基盤へ配備し、入力データを振り分ける方法がある。入力データの内容から、どのサービス部品を実行するのかが特定できれば、各サービス部品への通信時間が最も短いビジネスプロセス制御部品へ入力データを振り分ければ良い。しかしビジネスプロセスの特性上、同じ入力データでも同じサービス部品を実行するとは限らない。例えば、ある顧客が以前と同じ金額の融資を申請した場合でも、一般顧客、優良顧客といった顧客の属性が変更になると、融資査定サービス部品が実行されると場合と、実行されない場合とがある。
Tony Andrews, Francisco Curbera他著, "Business Process Execution Language for Web Services Version 1.1", p. 8-10, 2003. Sun Microsystems, Inc.著, "Java 2 Platform Enterprise Edition Specification, v1.4", p. 5-21, 2003.
ビジネスプロセス制御部品を複数のアプリケーション実行基盤へ配備した場合、クライアントはいずれかのビジネスプロセス制御部品にリクエストを送信するか判断する必要がある。
本発明の目的は、クライアントの入力データに対し、応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定する複合サービス部品宛先解決方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定する複合サービス部品宛先解決方法に特徴がある。
また、本発明は、ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、 入力データの種別を分類するための条件式を登録し、
各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視して、入力データと実行した経路および応答時間を測定し、 各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理し、入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理し、各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定し、クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す複合サービス部品宛先解決方法に特徴を有する。
本発明によれば、クライアントの入力データに対し、実行性能が最も良いビジネスプロセス制御部品を推定することができる。
本発明の実施例について図面を用いて説明する。第一の実施例について図1から図13を用いて説明する。
図1は、拠点101、102、103などの各拠点に、サービス部品またはビジネスプロセス制御部品を実行するサービス部品実行サーバ104、105、106、入力データごとの宛先情報を推定し、推定結果を管理する宛先情報管理サーバ107、ビジネスプロセス制御部品を呼び出すクライアント実行サーバ108を中心としたシステム群を示している。サービス部品実行サーバ104、105はローカルネットワーク109に接続され、サービス部品実行サーバ106はローカルネットワーク110に接続され、宛先情報管理サーバ107、クライアント実行サーバ108はローカルネットワーク111に接続される。さらにローカルネットワーク109、110、111はグローバルネットワーク112に接続される。ローカルネットワーク109、110、111とはLANなどのローカルエリアネットワークのことを指し、グローバルネットワーク112とはWANやインターネットなどの広域ネットワークのことを指す。また拠点101、102、103とは、ローカルエリアネットワークを運用する単位のことを指し、建物や地域ごとに運用されるのが一般的である。
図1のシステム群の構成は一例であり、サービス部品実行サーバ104、105、106、宛先情報管理サーバ107、クライアント実行サーバ108は同一拠点のローカルネットワーク内に存在しても良いし、各拠点のローカルネットワーク内に分散しても良い。さらにサービス部品実行サーバ104、105、106、宛先情報管理サーバ107、クライアント実行サーバ108上で稼動するプログラムは、同一のサーバ上で稼動しても良いし、別々のサーバ上で稼動しても良い。
また、サービス部品実行サーバ105、106内でビジネスプロセス制御部品124、125が稼動しており、かつサービス部品実行サーバ104、105、106内でサービス部品の一例となる融資額確認サービス部品121、融資査定サービス部品122、融資承認サービス部品123がそれぞれ稼動しているものとする。図1のサービス部品実行サーバ104、105、106の構成は一例であり、ビジネスプロセス制御部品とサービス部品は、同一のサービス部品実行サーバ内で稼動しても良いし、別々のサービス部品実行サーバ内で稼動しても良い。さらにサービス部品同士も、同一のサービス部品実行サーバ内で稼動しても良いし、別々のサービス部品実行サーバ内で稼動しても良い。
本実施例では、サービス部品実行サーバ105、106において、各ビジネスプロセス制御部品124、125の応答時間と実行経路を監視し、監視によって得られた情報を宛先情報管理サーバ107に送信することにより、各ビジネスプロセス制御部品124、125におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間と、クライアント161から送信された入力データを実行した経路の履歴から、平均応答時間が短い順にビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。サービス部品実行サーバ105,106は各サービス部品の配置場所に関する情報を保持し、この情報を用いて実行経路を監視する。
ここでビジネスプロセスの経路について図2を用いて説明する。図2は融資額を確認する融資額確認202、融資の査定が必要かどうか条件判定を行なう融資査定判定203、融資の査定を行なう融資査定204、融資の承認を行なう融資承認205といった業務ステップからなる融資審査ビジネスプロセス201の例である。例えば、融資額確認202は融資額確認サービス部品121を実行し、融資査定204は融資査定サービス部品122を実行し、融資承認205は融資承認サービス部品123を実行するものとする。融資審査判定202における条件判定に伴い、ビジネスプロセス上の分岐が発生し、融資審査203を実行するかどうかが決定される。
本発明におけるビジネスプロセスの経路とは、ビジネスプロセスの開始から終了までに実行する業務ステップの流れのことを指す。業務ステップの流れは分岐によって変わりうるため、ビジネスプロセスに分岐が存在する場合、複数個の経路が存在することになる。
例えば、融資審査ビジネスプロセス201では、融資額確認202、融資査定判定203、融資査定204、融資承認205からなる経路と、融資額確認202、融資査定判定203、融資承認205からなる二つの経路が存在する。ビジネスプロセス制御部品124または125において、それぞれが融資額確認202、融資査定判定203、融資査定204、融資承認205からなる経路を実行した場合、同一の経路を実行したとみなす。
また、ビジネスプロセスの経路は、入力データから一意に決まらないという特性がある。例えば、融資審査ビジネスプロセス201では、顧客が以前と同じ金額の融資を申請した場合でも、一般顧客、優良顧客といった顧客の属性が変更になると、融資額確認202の実行結果が変わりうるため、融資査定判定203により、融資査定204を行なう場合と、行なわない場合とに分かれる。
次に、本実施例のおおまかな処理の流れについて図3を用いて説明する。
(ステップ301)ビジネスプロセス設計段階において、ビジネスプロセスを設計する設計者は、入力データを種別化する条件式を入力データ種別管理部131へ登録する。
(ステップ302)システムの統合テスト時や本番稼動時において、システムの運用者は、実行履歴が蓄積されていない場合における各入力データの宛先情報として、また入力データが分類した種別に当てはまらない場合における宛先情報として、任意のビジネスプロセス制御部品の宛先情報を宛先情報管理部135へ登録する。
(ステップ303)各応答時間監視部126、127は、ビジネスプロセス制御部品124、125における経路ごとの応答時間を監視し、監視結果を応答時間管理部132に送信する。
(ステップ304)応答時間管理部132は、各ビジネスプロセス制御部品124、125における経路ごとの平均応答時間を計算する。
(ステップ305)各実行履歴監視部128、129は、ビジネスプロセス制御部品124、125における入力データごとの実行経路を監視し、監視結果を実行履歴管理部133に送信する。
(ステップ306)実行履歴管理部133は、入力データに対する実行経路の履歴を計算する。
(ステップ307)宛先情報計算部134は、入力データの種別ごとに平均応答時間が短いと推定される順にビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。計算の方法として、各入力データに対し、どの経路を実行するかどうか、過去の履歴を見て、経路実行の確率を計算し、その経路ごとの確率をもとに各ビジネスプロセス制御部品で実行した場合における平均応答時間の期待値を計算し、期待値をもとに優先順位を決定する。
(ステップ308)本番稼動を行なって、ある程度時間が経過した場合、入力データが分類した種別に当てはまらない場合におけるデフォルトの宛先情報を変更するステップとして、宛先情報計算部134は、全入力データから平均応答時間が短いと推定される順にビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。計算の方法として、全入力データに対し、それぞれのデータがどの経路を実行したか、過去の履歴を見て、経路選択の確率を計算し、その経路ごとの確率をもとに各ビジネスプロセス制御部品で実行した場合における期待値を計算し、平均応答時間の期待値をもとにビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。
(ステップ309)クライアント161は、宛先情報管理部135からビジネスプロセス制御部品の宛先情報を取得し、ビジネスプロセス制御部品に入力データを送信する。ビジネスプロセス制御部品に障害が発生していた場合、再度、宛先情報管理部135からビジネスプロセス制御部品の宛先情報を取得し、他のビジネスプロセス制御部品に入力データを送信する。
図4はビジネスプロセス制御部品124および融資査定サービス部品122が稼動するサービス部品実行サーバ105の構成図を示す。サービス部品実行サーバ105は、主記憶401、二次記憶装置402、CPU403、ネットワークインタフェース404と、これらを相互接続するバス405からなる。そして、サービス部品実行サーバ105は、ネットワークインタフェース404を介して、ローカルネットワーク109に接続される。
また、主記憶401の中に、オペレーティングシステム(以下、OS)406、本発明によるプログラムの実行基盤となるアプリケーション実行基盤411が記憶されている。さらに、二次記憶装置402の中に、サービス部品を実行する順序が記述されたビジネスプロセス定義421が記憶されている。
アプリケーション実行基盤411には、ビジネスプロセス制御部品124と、本発明による応答時間監視部126、実行履歴監視部128、およびサービス部品となる融資査定サービス部品122が配備される。
ビジネスプロセス制御部品124は、ビジネスプロセス定義421に従って、サービス部品を呼び出すためのプログラムであり、ビジネスプロセス定義421を読み込むビジネスプロセス定義読込部412、ビジネスプロセス定義421を解析するビジネスプロセス定義解析部413、解析した結果に応じてサービス部品を呼び出すサービス部品呼出部414からなる。
応答時間監視部126は、ビジネスプロセス制御部品124が実行した経路ごとの応答時間を監視し、監視した結果を宛先情報管理サーバ107の応答時間管理部132に送信するためのプログラムであり、ビジネスプロセス制御部品124と連携し、応答時間を解析する応答時間解析部415、監視した結果を宛先情報管理サーバ107の応答時間管理部132に送信する応答時間送信部416からなる。
実行履歴監視部128は、入力データに対する実行経路を監視し、監視した結果を宛先情報管理サーバ107の実行履歴管理部133に送信するためのプログラムであり、ビジネスプロセス制御部品124と連携し、実行履歴を解析する実行履歴解析部417、監視した結果を宛先情報管理サーバ107の実行履歴管理部133に送信する実行履歴送信部418からなる。
図5は宛先情報管理サーバ107の構成図を示す。宛先情報管理サーバ107は、主記憶401、二次記憶装置402、CPU403、ネットワークインタフェース404と、これらを相互接続するバス405からなる。そして、宛先情報管理サーバ107は、ネットワークインタフェース404を介して、ローカルネットワーク111に接続される。
また、主記憶401の中に、OS406、本発明によるプログラムの実行基盤となるアプリケーション実行基盤411が記憶されている。さらに、二次記憶装置402の中に、入力データの種別を管理する種別管理テーブル521、各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を管理する応答時間管理テーブル522、各入力データに対する実行経路の履歴を管理する実行履歴管理テーブル523、平均応答時間と実行経路の履歴から、各入力データの種別に対する宛先情報の優先順位を推定し、その結果を管理する宛先情報管理テーブル524が記憶されている。
種別管理テーブル521は、図1の入力データ種別管理部131で示すように、ビジネスプロセス定義の識別名となるBP名141、種別の識別名となる種別名142、種別に分類するための条件となる条件式143からなる。
応答時間管理テーブル522は、図1の応答時間管理部132で示すように、ビジネスプロセス定義の識別名となるBP名144、ビジネスプロセス制御部品の識別名となるBP制御名145、ビジネスプロセス上の経路の識別名となる経路名146、平均応答時間となる応答時間147からなる。
実行履歴管理テーブル523は、図1の実行履歴管理部133で示すように、ビジネスプロセス定義の識別名となるBP名148、入力データの種別を表わす入力データ149、ビジネスプロセス上の経路の識別名となる経路名150、実行回数を表わす回数151からなる。
宛先情報管理テーブル524は、図1の宛先情報管理部135で示すように、ビジネスプロセス定義の識別名となるBP名152、入力データの種別を表わす入力データ153、宛先情報計算部134により平均応答時間が短いと推定されたビジネスプロセス制御部品の優先順位を表わすBP制御名154からなる。
アプリケーション実行基盤411には、二次記憶装置402内の各テーブルを管理する、本発明による入力データ種別管理部131、応答時間管理部132、実行履歴管理部133、宛先情報計算部134、宛先情報管理部135が配備される。
入力データ種別管理部131は、入力データ種別管理テーブル521を用いて、入力データの種別を管理するためのプログラムであり、入力データの種別を登録するための種別登録部501、種別管理テーブル521へアクセスするための種別管理テーブルアクセス部502、入力データから種別を判定する種別判定部503からなる。
応答時間管理部132は、応答時間管理テーブル522を用いて、各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を管理するためのプログラムであり、応答時間監視部126、127から監視した応答時間を受信する応答時間受信部504、受信した応答時間の情報をもとに、各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算する応答時間計算部505、応答時間管理テーブル522へアクセスするための応答時間管理テーブルアクセス部506からなる。
実行履歴管理部133は、実行履歴管理テーブル523を用いて、入力データごとに実行した経路の履歴を管理するためのプログラムであり、実行履歴監視部128、129から監視した実行履歴を受信する実行履歴受信部507、受信した実行履歴の情報をもとに、入力データごとに実行した経路の回数を計算する実行履歴計算部508、実行履歴管理テーブル523へアクセスするための実行履歴管理テーブルアクセス部509からなる。
宛先情報計算部134は、応答時間管理部132、実行履歴管理部133の情報を用いて、入力データの種別ごとに平均応答時間が短いと推定されるビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定するためのプログラムである。
宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブル524を用いて、宛先情報計算部134により計算された入力データの種別ごとにおけるビジネスプロセス制御部品の宛先情報を管理するためのプログラムであり、宛先情報管理部135により計算された宛先情報を登録する宛先情報登録部510、宛先情報管理テーブル524へアクセスするための宛先情報管理テーブルアクセス部511、クライアント161が入力データに対応した宛先情報を検索するための宛先情報検索部512からなる。
図6はクライアント実行サーバ108の構成図を示す。クライアント実行サーバ108は、主記憶401、二次記憶装置402、CPU403、ネットワークインタフェース404と、これらを相互接続するバス405からなる。そして、クライアント実行サーバ108は、ネットワークインタフェース404を介して、ローカルネットワーク111に接続される。
また、主記憶401の中に、OS406、クライアントの実行基盤となるアプリケーション実行基盤411が記憶されている。
アプリケーション実行基盤411には、クライアント161が配備される。クライアントは、サービス部品を利用して業務処理を行なうためのプログラムであり、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135へアクセスし、入力データに対応した宛先情報を取得する宛先情報取得部601、取得した宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出すビジネスプロセス制御部品呼出部602からなる。
次に図3における処理の流れの詳細について図7から図13を用いて説明する。
まずビジネスプロセス設計段階において、入力データの種別を登録する処理の流れについて、図3の(ステップ301)を詳細化した図7を用いて説明する。入力データを種別化することにより、種別化された入力データの単位で、平均応答時間が短いと推定されるビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。
(ステップ701)複合サービス部品を設計する設計者は、まずビジネスプロセスを設計する。
(ステップ702)設計者は、ビジネスプロセス定義の中で、分岐条件の判定などに使われる入力データの種別や条件を特定する。
(ステップ703)設計者もしくは複合サービス部品をアプリケーション実行基盤へ配備する運用者は、宛先情報管理サーバ107の入力データ種別管理部131に対し、種別登録部501を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、入力データの種別、分類するための条件式を登録する。条件式の例として、図1の入力データ種別管理部131における条件式143では、入力データのうち“融資額”という整数のパラメータについて、10000以上の場合は真、それ以外の場合は偽とする不等号式を表わしている。この他の条件式の例として、文字列の完全一致や部分一致などがある。
(ステップ704)入力データ種別管理部131は、種別管理テーブルアクセス部502を用いて、前記の情報を種別管理テーブル521へ登録する。
次に、デフォルトの宛先情報を登録する処理の流れについて、図3の(ステップ302)を詳細化した図8を用いて説明する。デフォルトの宛先情報は、本番稼動の直後で実行履歴が蓄積されていない場合における各入力データの宛先情報として、または入力データが分類した種別に当てはまらない場合における宛先情報として適用する。デフォルトの宛先情報は運用者が決める任意の宛先情報とし、単一の宛先情報でも良いし、優先順位をつけて複数の宛先情報を登録しても良い。
(ステップ801)運用者は、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135に対し、宛先情報登録部510を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、デフォルトのビジネスプロセス制御部品の宛先情報を登録する。
(ステップ802)宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブルアクセス部511を用いて、前記の情報を宛先情報管理テーブル524へ登録する。
次に、各ビジネスプロセス制御部品の応答時間を収集する処理の流れについて、図3の(ステップ303)、(ステップ304)を詳細化した図9を用いて説明する。本処理は、配備したビジネスプロセス制御部品ごとの各経路をテストするシステムの統合テスト時や本番稼動時に行なう。
(ステップ901)各経路をテストするクライアント161は、サービス部品実行サーバ105、106の各ビジネスプロセス制御部品124、125へ入力データを送信する。
(ステップ902)各ビジネスプロセス制御部品124、125は、ビジネスプロセス定義421に従ってビジネスプロセスを実行する。
(ステップ903)各応答時間監視部126、127は、各ビジネスプロセス制御部品124、125に対し、応答時間解析部415を用いて、サービス部品呼出部414で呼び出したサービス部品を特定することで経路を判定し、ビジネスプロセス制御部品の実行における開始から終了までの時間を計測することで応答時間を計算する。
(ステップ904)各応答時間監視部126、127は、宛先情報管理サーバ107の応答時間管理部132へ、応答時間送信部416を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、ビジネスプロセス制御部品の宛先情報、実行した経路、応答時間を送信する。なお送信方法として、ビジネスプロセス制御部品によるリクエストの処理ごとに送信する場合や、リクエストの処理結果をある程度蓄積しておき、任意のタイミングで一度に送信する場合がある。
(ステップ905)応答時間管理部132は、応答時間受信部504を用いて情報を取得し、応答時間計算部505を用いて応答時間管理テーブル522における既存の情報と新たに取得した情報をもとに、各ビジネスプロセス制御部品124、125の経路ごとの平均応答時間を計算し、応答時間管理テーブルアクセス部506を用いて応答時間管理テーブル522を更新する。
次に、各入力データの実行履歴を収集する処理の流れについて、図3の(ステップ305)、(ステップ306)を詳細化した図10を用いて説明する。本処理は、配備したビジネスプロセス制御部品ごとの各経路をテストするシステムの統合テスト時や本番稼動時に行なう。
(ステップ1001)各経路をテストするクライアント161は、サービス部品実行サーバ105、106の各ビジネスプロセス制御部品124、125へ、入力データを送信する。
(ステップ1002)各ビジネスプロセス制御部品124、125は、ビジネスプロセス定義に基づいてビジネスプロセスを実行する。
(ステップ1003)各実行履歴監視部128、129は、各ビジネスプロセス制御部品124、125に対し、実行履歴解析部415を用いて、サービス部品呼出部414で呼び出したサービス部品及びその配置場所を特定することで経路を判定する。
(ステップ1004)各実行履歴監視部128、129は、宛先情報管理サーバ107の実行履歴管理部133へ、実行履歴送信部418を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、入力データ、実行した経路、実行回数を送信する。なお送信方法として、ビジネスプロセス制御部品によるリクエストの処理ごとに送信する場合や、リクエストの処理結果をある程度蓄積しておき、任意のタイミングで一度に送信する場合がある。
(ステップ1005)実行履歴管理部133は、実行履歴受信部507を用いて情報を取得する。次に入力データ種別管理部131の種別判定部503を用いて入力データを種別化する。さらに実行履歴計算部508を用いて実行履歴管理テーブル523における既存の情報と新たに取得した情報をもとに、各入力データと実行した経路の回数を計算し、実行履歴管理テーブルアクセス部509を用いて実行履歴管理テーブル523を更新する。
次に、宛先情報管理サーバ107の宛先情報計算部134において、各ビジネスプロセス制御部品の応答時間と各入力データの実行履歴から、入力データごとの宛先情報を計算する処理の流れについて、図3の(ステップ307)、(ステップ308)を詳細化した図11を用いて説明する。
計算の方法として、各入力データに対し、どの経路を実行するかどうか、過去の履歴を見て、確率を計算し、その経路ごとの確率をもとに各ビジネスプロセス制御部品で実行した場合における平均応答時間の期待値を計算し、期待値をもとにビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。
(ステップ1101)実行履歴管理部133から、実行履歴管理テーブルアクセス部509を用いて、実行履歴管理テーブル523の情報を取得する。
(ステップ1102)応答時間管理部132から、応答時間管理テーブルアクセス部506を用いて、応答時間管理テーブル522の情報を取得する。
(ステップ1103)実行履歴管理テーブル523の情報から、各入力データにおける実行した経路の割合を計算する。例えば、図1の実行履歴管理部133おいて、グループXという入力データ149に対するビジネスプロセス制御部品を特定する場合、まず実行した経路の割合として、経路名150、回数151から、経路1が20/30=2/3、経路2が10/30=1/3となる。
(ステップ1104)応答時間管理テーブル522の情報から、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、これらの総和が小さい順に各ビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。例えば、図1の応答時間管理部132において、BP制御名145ごとの総和として、BP制御名145、経路名146、応答時間157から、ビジネスプロセス制御部品124が90*2/3+210*1/3=130、ビジネスプロセス制御部品125が240*2/3+90*1/3=190となり、ビジネスプロセス制御部品の優先順位は、ビジネスプロセス制御部品124、ビジネスプロセス制御部品125となる。
(ステップ1105)宛先情報管理部135の宛先情報管理部509を用いて、入力データの種別と計算したビジネスプロセス制御部品の宛先情報を宛先情報管理テーブル524へ登録する。
次に、宛先情報管理サーバ107の宛先情報計算部134において、デフォルトの宛先情報を変更する処理の流れについて、図3の(ステップ308)を詳細化した図12を用いて説明する。図8の(ステップ801)、(ステップ802)においてデフォルトの宛先情報を登録する処理の流れについて説明したが、これは本番稼動の直後で実行履歴が蓄積されていない場合の動作を想定していた。しかし、本番稼動を行なって、ある程度時間が経過した場合、それまでの性能情報と実行履歴から、平均応答時間が最も短いと推定されるデフォルトの宛先情報を推定することができる。本処理は、入力データが分類した種別に当てはまらない場合における宛先情報として適用する。なおデフォルトの宛先情報を変更するタイミングは任意とする。
また、計算の方法として、各入力データではなく、全ての入力データに対し、どの経路を実行したか、過去の履歴を見て、確率を計算し、その経路ごとの確率をもとに各ビジネスプロセス制御部品で実行した場合における平均応答時間の期待値を計算し、期待値をもとにビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。
(ステップ1201)実行履歴管理部133から、実行履歴管理テーブルアクセス部509を用いて、実行履歴管理テーブル523の情報を取得する。
(ステップ1202)応答時間管理部132から、応答時間管理テーブルアクセス部506を用いて、応答時間管理テーブル522の情報を取得する。
(ステップ1203)実行履歴管理テーブル523の情報から、全入力データにおける実行した各経路の割合を計算する。例えば、図1の実行履歴管理部133において、全入力データに関する実行した経路の割合として、経路名150、回数151から、経路1が20/60=1/3、経路2が40/60=2/3となる。
(ステップ1204)応答時間管理テーブル522の情報から、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、これらの総和が小さい順に各ビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。例えば、図1の応答時間管理部132において、BP制御名145ごとの総和として、BP制御名145、経路名146、応答時間157から、ビジネスプロセス制御部品124が90*1/3+210*2/3=170、ビジネスプロセス制御部品125が240*1/3+90*2/3=140となり、ビジネスプロセス制御部品の優先順位は、ビジネスプロセス制御部品125、ビジネスプロセス制御部品124となる。
(ステップ1205)宛先情報管理部135の宛先情報管理部509を用いて、計算したデフォルトのビジネスプロセス制御部品の宛先情報を宛先情報管理テーブル524へ登録する。
最後に、クライアントがビジネスプロセス制御部品を呼び出す処理の流れについて、図3の(ステップ309)を詳細化した図13を用いて説明する。
(ステップ1301)クライアント161は、宛先情報の優先順位として1を設定する。優先順位はビジネスプロセス制御部品の呼び出しに失敗した場合において、優先順位を下げて別のビジネスプロセス制御部品を指定するために使用する。
(ステップ1302)クライアント161は、宛先情報取得部601を用いて、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135へ入力データと優先順位を渡し、宛先情報を要求する。
(ステップ1303)宛先情報管理部135は、宛先情報検索部511を用いて宛先情報を検索する。まず入力データ種別管理部131の種別判定部503を用いて、入力データを種別化する。次に宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から入力データの種別および優先順位に対応する宛先情報を取得する。
(ステップ1304)入力データの種別が存在する場合はステップ1306へ、存在しない場合はステップ1305へ進む。
(ステップ1305)宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から、優先順位に対応するデフォルトの宛先情報を取得する。
(ステップ1306)宛先情報が存在する場合はステップ1308へ、存在しない場合はステップ1307へ進む。
(ステップ1307)宛先情報管理部135は、クライアント161へエラーを返して終了する。
(ステップ1308)宛先情報管理部135は、クライアント161へ宛先情報を返す。
(ステップ1309)クライアント161は、ビジネスプロセス制御部品呼出部602を用いて、宛先情報をもとにサービス部品実行サーバ105、106にあるビジネスプロセス制御部品124、125のいずれかのうち優先順位が高いものを呼び出す。
(ステップ1310)ビジネスプロセス制御部品の呼び出しに成功した場合は終了へ、失敗した場合はステップ1302へ進む。
(ステップ1311)クライアント161は、次の優先順位のビジネスプロセス制御部品を呼び出すために優先順位に1を加算する。
以上によれば、クライアントからの入力データに対し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定することができる。
次に、第二の実施例について図14から図17を用いて説明する。第一の実施例では、クライアント161は宛先情報管理部135に入力データを渡すことにより、平均応答時間が最も短いと推定されたビジネスプロセス制御部品の宛先情報を取得し、ビジネスプロセス制御部品を呼び出していた。しかしクライアント161から宛先情報管理部135への取得要求はクライアント実行サーバ108と宛先情報管理サーバ107を跨ったプロセス間通信であり、ビジネスプロセス制御部品の呼び出しに失敗した場合、第二、第三の優先順位となる宛先情報を取得するため、その都度、宛先情報管理部135を呼び出すことで、性能が問題になる場合がある。
本実施例では、宛先情報管理サーバ107に、ビジネスプロセス制御部品を呼び出すビジネスプロセス制御部品呼出部を別途設け、クライアントから入力データを受け付け後、ビジネスプロセス制御部品を直接呼び出し、実行結果のみをクライアントに返すことにより、クライアント実行サーバ108と宛先情報管理サーバ107を跨ったプロセス間通信の回数を減らすものである。
本実施例におけるシステム構成や処理の流れは第一の実施例と同様であるが、以下の点が異なる。
まず、図14に示す全体のシステム構成図、図15に示す宛先情報管理サーバ107の構成図では、宛先情報管理サーバ107にビジネスプロセス制御部品呼出部1401を追加した点が異なる。
次に、図16に示すクライアント実行サーバ108の構成図では、図6に示したクライアント161から宛先情報取得部601、ビジネスプロセス制御部品呼出部602を削除し、宛先情報管理サーバ107のビジネスプロセス制御部品呼出部1401へアクセスし、ビジネスプロセス制御部品の実行結果を取得する宛先情報管理サーバ呼出部1601を追加した点が異なる。
また、本実施例では、クライアント161がビジネスプロセス制御部品を呼び出すのではなく、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401がビジネスプロセス制御部品を呼び出す点が異なる。クライアント161がビジネスプロセス制御部品を呼び出す処理の流れについて、図3の(ステップ309)を詳細化した図17を用いて説明する。
(ステップ1701)クライアント161は、宛先情報管理サーバ呼出部1601を用いて、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へ入力データを渡し、ビジネスプロセス制御部品の実行を要求する。
(ステップ1702)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、宛先情報の優先順位として1を設定する。
(ステップ1703)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135へ入力データと優先順位を渡し、宛先情報を要求する。
(ステップ1704)宛先情報管理部135は、宛先情報検索部511を用いて宛先情報を検索する。まず入力データ種別管理部131の種別判定部503を用いて、入力データを種別化する。次に宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から入力データの種別および優先順位に対応する宛先情報を取得する。
(ステップ1705)入力データの種別が存在する場合はステップ1707へ、存在しない場合はステップ1706へ進む。
(ステップ1706)宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から、優先順位に対応するデフォルトの宛先情報を取得する。
(ステップ1707)宛先情報が存在する場合はステップ1710へ、存在しない場合はステップ1708へ進む。
(ステップ1708)宛先情報管理部135は、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へエラーを返す。
(ステップ1709)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、クライアント161へエラーを返して終了する。
(ステップ1710)宛先情報管理部135は、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へ宛先情報を返す。
(ステップ1711)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、宛先情報をもとにサービス部品実行サーバ105、106にあるビジネスプロセス制御部品124、125のいずれかのうち優先順位の高いものを呼び出す。
(ステップ1712)ビジネスプロセス制御部品の呼び出しに成功した場合はステップ1714へ、失敗した場合はステップ1713へ進む。
(ステップ1713)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、次の優先順位のビジネスプロセス制御部品を呼び出すために優先順位に1を加算する。
(ステップ1714)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、クライアント161へ実行結果を返す。
以上によれば、クライアント実行サーバ108と宛先情報管理サーバ107を跨ったプロセス間通信の回数を減らすことができ、高い処理性能が期待できる。
以上、本発明の実施例によれば、各サービス部品が稼動するアプリケーション実行基盤のバージョンアップや高速なCPU導入などに伴う性能向上を行なった場合、サービス部品の応答時間が変化するため、実行性能が最も良いビジネスプロセス制御部品も変化するが、本発明における応答時間管理部の応答時間情報が更新されるため、変化に対応した実行性能が最も良いビジネスプロセス制御部品を推定することができる。
第一の実施例における全体のシステム構成図である。 ビジネスプロセスの例を示す図である。 全体の処理の概要を示す図である。 サービス部品実行サーバの構成図である。 宛先情報管理サーバの構成図である。 クライアント実行サーバの構成図である。 入力データの種別を登録する処理の流れを示す図である。 デフォルトの宛先情報を登録する処理の流れを示す図である。 各ビジネスプロセス制御部品の応答時間を収集する処理の流れを示す図である。 各入力データの実行履歴を収集する処理の流れを示す図である。 各ビジネスプロセス制御部品の応答時間と各入力データの実行履歴から、入力データごとの宛先情報を計算する処理の流れを示す図である。 各ビジネスプロセス制御部品の応答時間と全入力データの実行履歴から、デフォルトの宛先情報を計算する処理の流れを示す図である。 クライアントがビジネスプロセス制御部品を呼び出す処理の流れを示す図である。 第二の実施例における全体の構成図である。 第二の実施例における宛先情報管理サーバの構成図である。 第二の実施例におけるクライアントサーバの構成図である。 第二の実施例におけるクライアントがビジネスプロセス制御部品を呼び出す処理の流れを示す図である。
符号の説明
101、102、103:拠点
104、105、106:サービス部品実行サーバ
107:宛先情報管理サーバ
108:クライアント実行サーバ
109、110、111:ローカルネットワーク
112:グローバルネットワーク
121:融資額確認サービス部品
122:融資査定サービス部品
123:融資承認サービス部品
124、125:ビジネスプロセス制御部品
126、127:応答時間監視部
128、129:実行履歴監視部
131:入力データ種別管理部
132:応答時間管理部
133:実行履歴管理部
134:宛先情報計算部
135:宛先情報管理部
161:クライアント

Claims (11)

  1. ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、
    入力データの種別を分類するための条件式を登録し、
    各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視して、入力データと実行した経路および応答時間を測定し、
    各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理し、
    入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理し、
    各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定し、
    クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。
  2. 請求項1記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
    クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の前記宛先情報をもとに、ビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。
  3. ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、
    クライアントからの入力データを受け付け、
    入力データを種別に分類し、種別された入力データにおいて、過去に実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定し、推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。
  4. 請求項3記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
    前記推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
    入力データの種別に含まれないその他の入力データの宛先を解決するために、全入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定することを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。
  6. 前記クライアント、ビジネスプロセス制御部品、サービス部品は、ネットワークを介して呼び出されることを特徴とする請求項1から4のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決方法。
  7. ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する複合サービス部品宛先解決装置は、
    入力データの種別を分類するための条件式を登録する手段と、
    各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視し、入力データと実行した経路および応答時間を測定する手段と、
    各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理する手段と、
    入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理する手段と、
    各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定する手段と、
    クライアントからの入力データを受け付ける手段と、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
  8. 請求項7記載の複合サービス部品宛先解決装置において、
    入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の前記宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
  9. ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する複合サービス部品宛先解決装置は、
    クライアントからの入力データを受け付ける手段と、
    入力データを種別に分類し、種別された入力データにおいて、過去に実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定し、推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
  10. 請求項9記載の複合サービス部品宛先解決装置において、前記推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
  11. 請求項7から請求項10のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決装置において、
    入力データの種別に含まれないその他の入力データの宛先を解決する手段として、全入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定する手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
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