JP2007004414A - 複合サービス部品宛先解決方法 - Google Patents
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Abstract
ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供し、かつビジネスプロセス制御部品を複数のサーバで稼動させた場合において、クライアントはいずれかのビジネスプロセス制御部品にリクエストを送信するか判断する必要があった。
【解決手段】
各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定する。
【選択図】 図1
Description
また、本発明は、ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、 入力データの種別を分類するための条件式を登録し、
各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視して、入力データと実行した経路および応答時間を測定し、 各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理し、入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理し、各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定し、クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す複合サービス部品宛先解決方法に特徴を有する。
(ステップ301)ビジネスプロセス設計段階において、ビジネスプロセスを設計する設計者は、入力データを種別化する条件式を入力データ種別管理部131へ登録する。
(ステップ302)システムの統合テスト時や本番稼動時において、システムの運用者は、実行履歴が蓄積されていない場合における各入力データの宛先情報として、また入力データが分類した種別に当てはまらない場合における宛先情報として、任意のビジネスプロセス制御部品の宛先情報を宛先情報管理部135へ登録する。
(ステップ303)各応答時間監視部126、127は、ビジネスプロセス制御部品124、125における経路ごとの応答時間を監視し、監視結果を応答時間管理部132に送信する。
(ステップ305)各実行履歴監視部128、129は、ビジネスプロセス制御部品124、125における入力データごとの実行経路を監視し、監視結果を実行履歴管理部133に送信する。
(ステップ306)実行履歴管理部133は、入力データに対する実行経路の履歴を計算する。
(ステップ307)宛先情報計算部134は、入力データの種別ごとに平均応答時間が短いと推定される順にビジネスプロセス制御部品の優先順位を決定する。計算の方法として、各入力データに対し、どの経路を実行するかどうか、過去の履歴を見て、経路実行の確率を計算し、その経路ごとの確率をもとに各ビジネスプロセス制御部品で実行した場合における平均応答時間の期待値を計算し、期待値をもとに優先順位を決定する。
まずビジネスプロセス設計段階において、入力データの種別を登録する処理の流れについて、図3の(ステップ301)を詳細化した図7を用いて説明する。入力データを種別化することにより、種別化された入力データの単位で、平均応答時間が短いと推定されるビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。
(ステップ702)設計者は、ビジネスプロセス定義の中で、分岐条件の判定などに使われる入力データの種別や条件を特定する。
(ステップ703)設計者もしくは複合サービス部品をアプリケーション実行基盤へ配備する運用者は、宛先情報管理サーバ107の入力データ種別管理部131に対し、種別登録部501を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、入力データの種別、分類するための条件式を登録する。条件式の例として、図1の入力データ種別管理部131における条件式143では、入力データのうち“融資額”という整数のパラメータについて、10000以上の場合は真、それ以外の場合は偽とする不等号式を表わしている。この他の条件式の例として、文字列の完全一致や部分一致などがある。
次に、デフォルトの宛先情報を登録する処理の流れについて、図3の(ステップ302)を詳細化した図8を用いて説明する。デフォルトの宛先情報は、本番稼動の直後で実行履歴が蓄積されていない場合における各入力データの宛先情報として、または入力データが分類した種別に当てはまらない場合における宛先情報として適用する。デフォルトの宛先情報は運用者が決める任意の宛先情報とし、単一の宛先情報でも良いし、優先順位をつけて複数の宛先情報を登録しても良い。
(ステップ801)運用者は、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135に対し、宛先情報登録部510を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、デフォルトのビジネスプロセス制御部品の宛先情報を登録する。
(ステップ802)宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブルアクセス部511を用いて、前記の情報を宛先情報管理テーブル524へ登録する。
(ステップ901)各経路をテストするクライアント161は、サービス部品実行サーバ105、106の各ビジネスプロセス制御部品124、125へ入力データを送信する。
(ステップ902)各ビジネスプロセス制御部品124、125は、ビジネスプロセス定義421に従ってビジネスプロセスを実行する。
(ステップ904)各応答時間監視部126、127は、宛先情報管理サーバ107の応答時間管理部132へ、応答時間送信部416を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、ビジネスプロセス制御部品の宛先情報、実行した経路、応答時間を送信する。なお送信方法として、ビジネスプロセス制御部品によるリクエストの処理ごとに送信する場合や、リクエストの処理結果をある程度蓄積しておき、任意のタイミングで一度に送信する場合がある。
(ステップ1001)各経路をテストするクライアント161は、サービス部品実行サーバ105、106の各ビジネスプロセス制御部品124、125へ、入力データを送信する。
(ステップ1003)各実行履歴監視部128、129は、各ビジネスプロセス制御部品124、125に対し、実行履歴解析部415を用いて、サービス部品呼出部414で呼び出したサービス部品及びその配置場所を特定することで経路を判定する。
(ステップ1004)各実行履歴監視部128、129は、宛先情報管理サーバ107の実行履歴管理部133へ、実行履歴送信部418を用いて、ビジネスプロセス定義の識別名と、入力データ、実行した経路、実行回数を送信する。なお送信方法として、ビジネスプロセス制御部品によるリクエストの処理ごとに送信する場合や、リクエストの処理結果をある程度蓄積しておき、任意のタイミングで一度に送信する場合がある。
(ステップ1102)応答時間管理部132から、応答時間管理テーブルアクセス部506を用いて、応答時間管理テーブル522の情報を取得する。
(ステップ1103)実行履歴管理テーブル523の情報から、各入力データにおける実行した経路の割合を計算する。例えば、図1の実行履歴管理部133おいて、グループXという入力データ149に対するビジネスプロセス制御部品を特定する場合、まず実行した経路の割合として、経路名150、回数151から、経路1が20/30=2/3、経路2が10/30=1/3となる。
(ステップ1105)宛先情報管理部135の宛先情報管理部509を用いて、入力データの種別と計算したビジネスプロセス制御部品の宛先情報を宛先情報管理テーブル524へ登録する。
(ステップ1201)実行履歴管理部133から、実行履歴管理テーブルアクセス部509を用いて、実行履歴管理テーブル523の情報を取得する。
(ステップ1202)応答時間管理部132から、応答時間管理テーブルアクセス部506を用いて、応答時間管理テーブル522の情報を取得する。
(ステップ1204)応答時間管理テーブル522の情報から、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、これらの総和が小さい順に各ビジネスプロセス制御部品の優先順位を特定する。例えば、図1の応答時間管理部132において、BP制御名145ごとの総和として、BP制御名145、経路名146、応答時間157から、ビジネスプロセス制御部品124が90*1/3+210*2/3=170、ビジネスプロセス制御部品125が240*1/3+90*2/3=140となり、ビジネスプロセス制御部品の優先順位は、ビジネスプロセス制御部品125、ビジネスプロセス制御部品124となる。
(ステップ1301)クライアント161は、宛先情報の優先順位として1を設定する。優先順位はビジネスプロセス制御部品の呼び出しに失敗した場合において、優先順位を下げて別のビジネスプロセス制御部品を指定するために使用する。
(ステップ1302)クライアント161は、宛先情報取得部601を用いて、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135へ入力データと優先順位を渡し、宛先情報を要求する。
(ステップ1304)入力データの種別が存在する場合はステップ1306へ、存在しない場合はステップ1305へ進む。
(ステップ1305)宛先情報管理部135は、宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から、優先順位に対応するデフォルトの宛先情報を取得する。
(ステップ1307)宛先情報管理部135は、クライアント161へエラーを返して終了する。
(ステップ1308)宛先情報管理部135は、クライアント161へ宛先情報を返す。
(ステップ1309)クライアント161は、ビジネスプロセス制御部品呼出部602を用いて、宛先情報をもとにサービス部品実行サーバ105、106にあるビジネスプロセス制御部品124、125のいずれかのうち優先順位が高いものを呼び出す。
(ステップ1311)クライアント161は、次の優先順位のビジネスプロセス制御部品を呼び出すために優先順位に1を加算する。
(ステップ1701)クライアント161は、宛先情報管理サーバ呼出部1601を用いて、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へ入力データを渡し、ビジネスプロセス制御部品の実行を要求する。
(ステップ1703)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、宛先情報管理サーバ107の宛先情報管理部135へ入力データと優先順位を渡し、宛先情報を要求する。
(ステップ1704)宛先情報管理部135は、宛先情報検索部511を用いて宛先情報を検索する。まず入力データ種別管理部131の種別判定部503を用いて、入力データを種別化する。次に宛先情報管理テーブルアクセス部510を用いて、宛先情報管理テーブル524から入力データの種別および優先順位に対応する宛先情報を取得する。
(ステップ1705)入力データの種別が存在する場合はステップ1707へ、存在しない場合はステップ1706へ進む。
(ステップ1707)宛先情報が存在する場合はステップ1710へ、存在しない場合はステップ1708へ進む。
(ステップ1708)宛先情報管理部135は、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へエラーを返す。
(ステップ1710)宛先情報管理部135は、ビジネスプロセス制御部品呼出部1401へ宛先情報を返す。
(ステップ1711)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、宛先情報をもとにサービス部品実行サーバ105、106にあるビジネスプロセス制御部品124、125のいずれかのうち優先順位の高いものを呼び出す。
(ステップ1712)ビジネスプロセス制御部品の呼び出しに成功した場合はステップ1714へ、失敗した場合はステップ1713へ進む。
(ステップ1714)ビジネスプロセス制御部品呼出部1401は、クライアント161へ実行結果を返す。
以上、本発明の実施例によれば、各サービス部品が稼動するアプリケーション実行基盤のバージョンアップや高速なCPU導入などに伴う性能向上を行なった場合、サービス部品の応答時間が変化するため、実行性能が最も良いビジネスプロセス制御部品も変化するが、本発明における応答時間管理部の応答時間情報が更新されるため、変化に対応した実行性能が最も良いビジネスプロセス制御部品を推定することができる。
104、105、106:サービス部品実行サーバ
107:宛先情報管理サーバ
108:クライアント実行サーバ
109、110、111:ローカルネットワーク
112:グローバルネットワーク
121:融資額確認サービス部品
122:融資査定サービス部品
123:融資承認サービス部品
124、125:ビジネスプロセス制御部品
126、127:応答時間監視部
128、129:実行履歴監視部
131:入力データ種別管理部
132:応答時間管理部
133:実行履歴管理部
134:宛先情報計算部
135:宛先情報管理部
161:クライアント
Claims (11)
- ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、
入力データの種別を分類するための条件式を登録し、
各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視して、入力データと実行した経路および応答時間を測定し、
各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理し、
入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理し、
各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定し、
クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。 - 請求項1記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
クライアントからの入力データを受け付け、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の前記宛先情報をもとに、ビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。 - ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する方法であって、
クライアントからの入力データを受け付け、
入力データを種別に分類し、種別された入力データにおいて、過去に実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定し、推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。 - 請求項3記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
前記推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返すことを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。 - 請求項1から請求項4のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決方法において、
入力データの種別に含まれないその他の入力データの宛先を解決するために、全入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定することを特徴とする複合サービス部品宛先解決方法。 - 前記クライアント、ビジネスプロセス制御部品、サービス部品は、ネットワークを介して呼び出されることを特徴とする請求項1から4のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決方法。
- ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する複合サービス部品宛先解決装置は、
入力データの種別を分類するための条件式を登録する手段と、
各ビジネスプロセス制御部品の実行を監視し、入力データと実行した経路および応答時間を測定する手段と、
各ビジネスプロセス制御部品における実行した経路と応答時間から各ビジネスプロセス制御部品の経路ごとの平均応答時間を計算して管理する手段と、
入力データと実行した経路から入力データの種別ごとに実行した経路の履歴を管理する手段と、
各入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定する手段と、
クライアントからの入力データを受け付ける手段と、入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。 - 請求項7記載の複合サービス部品宛先解決装置において、
入力データを種別から分類し、特定したビジネスプロセス制御部品の前記宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。 - ビジネスプロセス制御部品を用いて複数のサービス部品をビジネスプロセスとして組み合わせた複合サービス部品を提供した場合におけるビジネスプロセス制御部品を決定する複合サービス部品宛先解決装置は、
クライアントからの入力データを受け付ける手段と、
入力データを種別に分類し、種別された入力データにおいて、過去に実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品におけるビジネスプロセス上の各経路の平均応答時間に関する情報と、クライアントから送信された入力データを処理した実行経路の履歴を管理することで、入力データごとに過去の履歴から実行経路を予測し、平均応答時間が最も短いビジネスプロセス制御部品を推定し、推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。 - 請求項9記載の複合サービス部品宛先解決装置において、前記推定したビジネスプロセス制御部品の宛先情報をもとにビジネスプロセス制御部品を呼び出して実行し、実行結果をクライアントに返す手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
- 請求項7から請求項10のいずれかひとつに記載の複合サービス部品宛先解決装置において、
入力データの種別に含まれないその他の入力データの宛先を解決する手段として、全入力データの種別ごとに実行した経路の割合を計算し、各ビジネスプロセス制御部品における経路ごとの平均応答時間と経路の割合を乗算したものの総和を求め、総和が最も小さいビジネスプロセス制御部品の宛先情報を特定する手段を備えることを特徴とする複合サービス部品宛先解決装置。
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