JP2007003026A - Groove type hot forming drier - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、側周面に複数の溝が形成された2本のローラを、互いに接触状態に配設し、溝内に被処理物を挟み込んだ後、ローラ内部からの伝導熱によって被処理物の乾燥を図る装置に関するものであって、特に溝による噛み込み作用によって被処理物から水分が流出しても、この水分をローラから落下させないようにした新規な溝型加熱成型乾燥機に係るものである。 In the present invention, two rollers having a plurality of grooves formed on the side peripheral surface are arranged in contact with each other, and the object to be processed is sandwiched between the grooves, and then the object to be processed by conduction heat from the inside of the roller. The present invention relates to a new groove-type thermoforming dryer that prevents water from falling from the roller even if moisture flows out of the workpiece due to the biting action of the groove. It is.
例えば汚泥等の被処理物を乾燥させて粒状物・固形物にする装置の一つとして、例えばバンド型通気乾燥装置がある。この装置は、被処理物をネットコンベヤ上に載置するとともに、被処理物層の空隙に上方または下方から強制的に熱風を通過させて被処理物を乾燥させる装置である。そして、このバンド型通気乾燥装置にあっては、被処理物と熱風との接触面が受熱面となるため、被処理物の表面積が大きい程、有効伝熱面積も増し、乾燥能率も向上するものである。このため、汚泥等を被処理物として乾燥を行う場合には、このものを、まず4〜5mm程度のスティック状に予備成型(予備乾燥)し、表面積を大きくしてから、バンド型通気乾燥装置に供し、乾燥処理する手法が多く採用されている。 For example, there is a band-type aeration drying apparatus as one of apparatuses for drying an object to be processed such as sludge to form a granular or solid substance. This apparatus is an apparatus for placing a workpiece on a net conveyor and drying the workpiece by forcibly passing hot air from above or below into the gap of the workpiece layer. In this band-type aeration drying apparatus, the contact surface between the object to be processed and hot air becomes the heat receiving surface, so that the larger the surface area of the object to be processed, the larger the effective heat transfer area and the higher the drying efficiency. Is. For this reason, when drying sludge or the like as an object to be treated, this is first preformed (preliminarily dried) into a stick shape of about 4 to 5 mm to increase the surface area, and then a band-type aeration drying apparatus. Many methods are used for drying.
そして、このような予備成型を行うための乾燥機としては、例えば図7に示すような溝型加熱成型乾燥機D′が知られており、このものの基本構造は、側周面に溝10′が形成された一対のローラ1′を互いに接触状態に配設し、これらローラ1′の上方に配されたホッパー2′から被処理物H1を、前記ローラ1′(接触部)に供給し、溝10′内で噛み込むようにするとともに、ローラ1′内側からの伝導熱によって乾燥させるものである。その後、乾燥された被処理物H1(乾燥品H2)は、スクレーパ3′によって溝10′内から掻き出され、スティック状の乾燥品H2が形成されるものである。
そして、本出願人は、この溝型加熱成型乾燥機D′において、例えば溝形状の開発を試み特許出願に至っており(例えば特許文献1参照)、相応の効果を挙げている。すなわち、被処理物H1は、乾燥の進行に伴い徐々に減容して行くが、スクレーパ3′の取り付け位置に至るまでは、溝10′から抜け落ちないことが好ましく、上記特許文献1では、溝10′の形状に格別の技術的工夫を施し、被処理物H1の抜け落ちを効果的に防止している。
As a dryer for performing such pre-molding, for example, a groove-type thermoforming dryer D ′ as shown in FIG. 7 is known. The basic structure of this dryer is a
The present applicant has attempted to develop a groove shape, for example, in this groove-type thermoforming dryer D ′ and has filed a patent application (see, for example, Patent Document 1), and has obtained a corresponding effect. That is, the volume of the workpiece H1 gradually decreases as the drying progresses, but it is preferable that the workpiece H1 does not fall out of the groove 10 'until the scraper 3' is attached. A special technical device is applied to the shape of 10 'to effectively prevent the workpiece H1 from falling off.
しかし、この溝型加熱成型乾燥機D′においては、以下のような点で、まだ改良の余地があった。すなわち溝型加熱成型乾燥機D′は、上述したように、バンド型通気乾燥装置の事前乾燥として用いられることが多いことから、例えば75〜80%W.B.等の比較的高水分の被処理物H1を処理することが多く、また処理中、ローラ1′は絶えず回転するため、必然的にローラ1′と、ホッパー2′とのシールがとり難い構造となっている。このようなことから、一対のローラ1′間に供給された被処理物H1は、溝10′の噛み込み作用によって、含まれていた水分Wが流出する場合があり、この水分Wは、ローラ1′の軸方向を伝い、ローラ端部の溝が形成されていない部分まで廻り込み、ここから滴(しずく)となって下方に滴り落ちることがあり、この点において改良の余地が残されていた。
特にローラ1′の下方にコンテナ4′を設置し、スクレーパ3′で掻き出した乾燥品H2を、このコンテナ4′内に収容する形態を採る場合には、ローラ端部から滴り落ちる水分Wが、コンテナ4′内の処理済の乾燥品H2を局所的に濡らしてしまうことがあり、これが問題となっていた。
In particular, when the
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、例えば含水率の高い被処理物を乾燥する場合、溝による噛み込み作用によって水分が被処理物から流出しても、この水分がローラ端部から下方に滴り落ちないようにした新規な溝型加熱成型乾燥機の開発を試みたものである。 The present invention has been made in view of such a background.For example, when drying an object to be processed having a high moisture content, even if moisture flows out of the object to be processed due to the biting action of the groove, This is an attempt to develop a novel groove-type thermoforming dryer that prevents water from dripping down from the roller end.
すなわち請求項1記載の溝型加熱成型乾燥機は、側周部に溝が形成された一対のローラを互いに接触状態に配設し、これらローラの上方に設けられたホッパーから、前記ローラの溝内にくい込むように被処理物を供給するとともに、ローラからの伝導熱によって被処理物を乾燥させ、その後、スクレーパによって乾燥後の被処理物を前記溝から掻き出して、乾燥品を得る装置において、前記各ローラの両端下方には、ノズルを設け、ここからエアを上向きに噴出させることにより、溝の噛み込み作用により被処理物から流出した水分を、ローラから落下させないようにしたことを特徴として成るものである。
That is, the groove-type thermoforming dryer according to
また請求項2記載の溝型加熱成型乾燥機は、前記請求項1記載の要件に加え、前記ノズルから噴出されるエアは、ローラの端部に対して中央側にやや傾斜した上向きに噴射されるものであり、これによりローラ端部に滞留しがちな水分をローラの中央側に全体的に分散させ、蒸発させるようにしたことを特徴として成るものである。
Further, in the groove type thermoforming dryer according to
また請求項3記載の溝型加熱成型乾燥機は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記ローラの下方には、乾燥品を貯留するコンテナが設けられ、スクレーパによって掻き落とされた乾燥品は、このコンテナ内に収容されることを特徴として成るものである。
In addition to the requirements described in
また請求項4記載の溝型加熱成型乾燥機は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記ノズルは、被処理物を噛み込むローラの接触部位からローラの最下端位置までの範囲において複数の噴射口が設けられることを特徴として成るものである。 According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the requirements of the first, second, or third aspect, the nozzle is provided between the contact portion of the roller that bites the workpiece and the lowest end position of the roller. A plurality of injection ports are provided in the range.
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
すなわち請求項1記載の発明によれば、ローラ端部の下方にノズルを設けるため、ここからエアを上向きに噴射させることにより、溝の噛み込み作用によって被処理物から水分が流出しても、ローラ上で分散させ、蒸発させることができる。従って、水分がローラ端部から落下することがなく、特に含水率の高い被処理物の場合に、有効な乾燥形態が採り得る。
The above-described problems can be solved by using the configuration of the invention described in each of the claims.
That is, according to the first aspect of the present invention, since the nozzle is provided below the end of the roller, even if moisture flows out from the object to be processed by the biting action of the groove, air is jetted upward from here. It can be dispersed on a roller and evaporated. Therefore, moisture does not fall from the end of the roller, and an effective dry form can be taken particularly in the case of an object to be processed having a high moisture content.
また請求項2記載の発明によれば、ローラ端部に溜まろうとする水分を、ローラ中央側に戻すように分散させて蒸発させるため、被処理物から流出した水分をより効果的に蒸発させることができ、全体的に均一な含水率の乾燥品を得ることができる。 According to the second aspect of the present invention, since the water that is to be accumulated at the roller end is dispersed and evaporated so as to return to the roller center side, the water that has flowed out of the object to be processed can be more effectively evaporated. And a dried product having a uniform moisture content can be obtained.
また請求項3記載の発明によれば、ノズルからのエア噴出によって、コンテナ内への水ダレ現象が防止される。従って、乾燥品を再び濡らしてしまうことがない。 According to the third aspect of the present invention, the dripping phenomenon into the container is prevented by the air ejection from the nozzle. Therefore, the dried product is not wetted again.
また請求項4記載の発明によれば、エアの噴射口が複数設けられるため、より確実に水ダレ現象を防止できる。また、このため被処理物から流出した水分を、より一層効果的に分散させ、蒸発させることができる。
According to the invention of
本発明の最良の形態は、以下の実施例に述べる通りである。 The best mode of the present invention is as described in the following examples.
本発明の溝型加熱成型乾燥機Dは、例えばバンド型通気乾燥装置の前処理機として設けられ、主に被処理物H1の表面積を拡大する造粒作用(乾燥作用)を担うものであり、一例として図1、2に示すように、被処理物H1を噛み込むように回転し合う一対のローラ1と、被処理物H1の一時的な貯留及び一対のローラ1間への供給を担うホッパー2と、ローラ1の回転に伴い乾燥を終えた被処理物H1(乾燥品H2)をローラ1から掻き出すスクレーパ3とを主要部材として成り、これらが機枠としてのフレームFに対して設けられて成る。なお乾燥品H2として処理される形状は、一例として4〜5mm程度のスティック状(角棒状)とされ、これは例えばローラ1の下方に載置されたコンテナ4内に収容される。
The groove-type thermoforming dryer D of the present invention is provided as a pretreatment machine of, for example, a band-type aeration drying apparatus, and mainly bears a granulating action (drying action) for expanding the surface area of the workpiece H1. As an example, as shown in FIGS. 1 and 2, a pair of
また本発明では、ローラ1の両端下方(四カ所)にノズル5を設け、上向きにエアAを噴出するものであり、これによりローラ1の噛み込み作用によって被処理物H1から流出する水分Wが、ローラ1から落下する現象(以下、これを水ダレ現象とする)を防止するものである。なお、本発明において乾燥対象とする被処理物H1としては汚泥等が挙げられ、このため本明細書に記載する「水分」や「水ダレ現象」等も、実際には種々の夾雑物(組成物)を含むドレンを意味する。
以下、溝型加熱成型乾燥機Dを構成する、ローラ1、ホッパー2、スクレーパ3等の各構成部材について説明した後、水ダレ現象を防ぐノズル5について説明する。
In the present invention,
Hereinafter, after describing each component such as the
まず一対のローラ1について説明する。ローラ1は、側周部に周状の溝10、例えば角形溝が多数形成されて成り、この溝10は、一例として図4(b)に示すように、ローラ1の外側面(側周面1a)に対して底面10aと側壁面10bとが彫り込み状に形成されて成るものであり、溝10の形状としては底面10aに向かって側壁面10bが幅広状となるアリ溝(ありみぞ)状断面に形成されることが好ましい。これは、ローラ1が回転し、乾燥が進行するに伴い、減容した被処理物H1が、スクレーパ3によって掻き取られる前に、溝10から離脱してしまうことを防止するためである。言い換えれば、溝10をアリ溝状に形成することにより、被処理物H1を所定時間、ローラ1の溝10内にとどまらせ(保持させ)、所望含水率の乾燥品H2を確実に得るためである。
First, the pair of
なお、一対のローラ1が接する接触部位では、上記図4(b)に示すように、一方のローラ1における溝10の開口面が、他方のローラ1の側周面1aによって閉鎖されるものである。このようにローラ1が接触状態で回転し合うことにより、互いの溝10が他方の側周面1aによって閉塞され、このため上方から供給された被処理物H1は、あたかも溝10内に強固に閉じ込められるようになり、この状況がまさに溝10によって被処理物H1が噛み込まれた状態、もしくは被処理物H1が溝10内に圧入された状態となる。
また、このような接触状態でローラ1が回転し合うため、単にホッパー2からローラ1に被処理物H1を落下供給しても、被処理物H1を溝10内に圧入状態にくい込ませる(噛み込ませる)ことができるものである(図1(b)、図4(a)参照)。
In addition, in the contact part which a pair of
In addition, since the
また、各ローラ1そのものは、一例として図3に示すように、中空円筒状を成し、両端部には溝10のない動力伝達部11が形成され、互いのローラ1は、この動力伝達部11を密接させた状態で配設され、一方のローラ1から他方のローラ1に回転が伝達される。これにより一対のローラ1は、互いに等速度で逆方向に回転し合うものである。なお、上記一対のローラ1を各々区別する場合には、機構上、駆動ローラを1A、従動ローラを1Bと付して区別する。
更にローラ1の両端部には、図3に併せ示すように、中央部が開口された円板状の側板12が内嵌めされ、この側板12の開口部には、ローラ1の回転軸を成す軸部13aを有したフランジ13が取り付けられる。また、この軸部13aは、フレームFに取り付けられる軸受14によって回転自在に保持される(図1(a)参照)。なお軸部13aは、軸心部分が管状に形成されており、ローラ1の内部に蒸気を通す作用も担っているため、この部分を特に蒸気流通管13bとする。
Further, as shown in FIG. 3 as an example, each
Further, as shown in FIG. 3, both ends of the
また本発明の溝型加熱成型乾燥機Dには、ローラ1の回転を担う駆動機構15と、被処理物H1を乾燥するためにローラ1を内部から加温する加熱機構16とが組み込まれるものであり、以下これらの機構について説明する。
まず駆動機構15は、モータMによって生起した回転を、適宜減速してローラ1(駆動ローラ1A)に伝達するものであり、本実施例では図1(a)や図3に示すように、モータMと減速機17、及び減速機17と駆動ローラ1Aとの間にチェーン18を巻回して、モータMの回転を駆動ローラ1Aまで伝達している。なお、図中符号15a、15b、15cは、実際にチェーン18が巻回されるモータM、減速機17、ローラ1(駆動ローラ1A)のスプロケットである。
Further, the groove type thermoforming dryer D of the present invention incorporates a
First, the
加熱機構16は、ローラ1の溝10内に入り込んだ被処理物H1を所望の含水率まで乾燥すべく、ローラ1を内部から加熱する機構であり、図示を省略した蒸気発生装置、生成した蒸気を輸送するためのホースHS、上述した蒸気流通管13b、軸部13aの回転を許容するように接続されるロータリージョイント19等を具えて成るものである(図1(a)参照)。この加熱機構16によって蒸気は、ホースHSからロータリージョイント19、蒸気流通管13bを順次経て、ローラ1内部に至り、ここを内側から加熱した後、反対側の蒸気流通管13b、ロータリージョイント19、ホースHSを通過して回収される。
The
次にホッパー2について説明する。このものは、被処理物H1を一時的に貯留するとともに一対のローラ間、すなわちローラ1の接触部に被処理物H1を落下供給するものである。このホッパー2の吐出口は、一例として図1(b)や図4(a)に示すように、駆動ローラ1Aの直上部から従動ローラ1Bの直上部までが開口されており、比較的広いエリアから被処理物H1をローラ1に落下供給できるようにしている。なお、ホッパー2内、特に吐出口付近では、被処理物H1の撹拌とブリッジ防止を担う撹拌体を設け、被処理物H1の落下供給を間断なく行えるようにすることが好ましい。因みにブリッジとは、被処理物H1がホッパー2内で部分的な塊状を形成し、落下供給が一時的にストップする現象である。
Next, the
次にスクレーパ3について説明する。スクレーパ3は、例えば図4(a)に示すように、乾燥処理後の被処理物H1(乾燥品H2)を、ローラ1が反転した外側付近、すなわちローラ1が接触部位からほぼ180度回転した位置において掻き出すものである。本実施例では、スクレーパ3は、フレームFに対して固定された基軸30に対して、適宜の角度で固定される基板31と付勢板32とを具えたスリーブ33を遊嵌状態に挿通して成るものである。また基板31には、作用先端側に複数の櫛歯状の爪34が形成され、この爪34を溝10内に位置させて、乾燥品H2を掻き出すようにしている。
また付勢板32には下方にリンク35及びボルト36が順次接続され、このボルト36はフレームFに固定されたナット37に螺合されるとともに、先端部に操作用のハンドル38が設けられる。すなわち、このハンドル38を適宜回転させることにより、ボルト36の作用長さ(ナット37からリンク35までの長さ)を調節し、これにより付勢板32を適宜回動させて、溝10に対する爪34の係合状態、言い換えれば溝10内での爪34の高さを調整できるようにしている。
なお、付勢板32の上面には、フレームFに吊持されたスプリング39が係止されており、付勢板32等の重さによる負荷を軽減させている。
Next, the
Further, a
A
次に、ノズル5について説明する。ノズル5は、一例として図5、6に示すように、ローラ1の両端下方に設けられ、ローラ1に対して、上向きのエアAを噴出するものである。これにより溝10の噛み込み作用によって被処理物H1から流出した水分Wが、ローラ1を伝い、ローラ端部の動力伝達部11から滴となって落下する水ダレ現象を防止するものである。なお、図中符号50は、エアAの噴射口である。また、上述したような水ダレ現象は、特に含水率の高い被処理物H1を取り扱う場合に顕著であり、被処理物H1は、溝10への噛み込みによって、あたかも押しつぶされた状態となり、含まれていた水分Wが絞り出されるように流出するものである。
Next, the
なおノズル5からエアAを噴射する際には、特に図5(a)に示すように、ローラ1の中央側にやや傾斜させた上向きでエアAを噴出させることが好ましい。これは、ローラ端部つまり動力伝達部11から落下しようとする水分Wを、単に動力伝達部11において上昇させるだけでなく、ローラ中央側の側周面1aに全体的に戻すように分散させ、より能率的に蒸発させるためである(図6参照)。
また、ノズル5から吹き出させるエアAとしては、通常は常温空気(圧縮空気)であるが、適宜加熱したガスでも良く、この場合には、より短時間での効果的な蒸発が期待できる。
In addition, when injecting air A from the
The air A blown out from the
なおローラ端部の動力伝達部11から水分Wが滴り落ちる場合には、例えば図7(b)に示すように、ローラ1の最も低い位置(最下端)から落下するのではなく、ローラ1の回転に引っ張られ、最下端を多少過ぎた位置から落下する。このようなことから、ノズル5は、エアAの噴射口50をローラ1の接触部からローラ1の最下端位置までの間において複数カ所設けることが好ましい。因みに上記図1(c)や図5(a)では、ローラ1の一端に対して、接触部付近と最下端位置との二カ所に噴射口50を設けた状態を示したが、例えば図5(b)の二点鎖線で示すように、接触部付近と最下端位置との間に、更に噴射口50を設け、計三カ所(一基のローラ1の片側において)に噴射口50を設けても構わない。
When water W drops from the
本発明の溝型加熱成型乾燥機Dは、以上述べた基本構造を有するものであり、以下、この乾燥機を適用した被処理物H1の乾燥態様について説明しながら、併せて水ダレ現象の防止態様について説明する。
(1)乾燥機の準備設定
この準備設定は、実質的な乾燥作業すなわちホッパー2内に被処理物H1を投入してローラ1間に被処理物H1を落下供給する以前に行われるものであり、例えばモータMを起動させてローラ1を回転させるとともにローラ1内に蒸気(一例として0.5MPa(約160℃))を導入し、ローラ1を適宜の温度に昇温させておくものである。また、この準備設定では、ハンドル38を適宜回転させ、溝10に対する爪34の係合状態の設定も行われる。
The grooved thermoforming dryer D of the present invention has the basic structure described above. Hereinafter, the drying mode of the workpiece H1 to which this dryer is applied will be described, and the dripping phenomenon will be prevented. An aspect is demonstrated.
(1) Preparation Setting of Dryer This preparation setting is performed before a substantial drying operation, that is, before the workpiece H1 is put into the
(2)被処理物の乾燥
このような設定作業が終了した後、ホッパー2に被処理物H1を投入し、被処理物H1をローラ1間に落下供給する。なお、ホッパー2からローラ1に供給される被処理物H1は、当初、一対のローラ1の直上部の間に落下されるが、接触部に至るまで徐々に溝10内に押し込まれ、接触部においてほぼ完全に溝10が閉鎖されるため、ここで溝10に噛み込まれた状態となる。
その後、溝10内に入り込んだ被処理物H1は、ローラ1の回転に伴い、ローラ1内部からの加熱により乾燥が進行し、徐々に減容する。この際、本実施例では、溝10がアリ溝状に形成されているため、減容した被処理物H1は、側壁面10bに引っ掛かり、途中で溝10から抜け落ちることがなく、確実にスクレーパ3の設置位置まで到達する。このため、被処理物H1としては充分な乾燥時間が確保され、所望の含水率まで乾燥される。
(2) Drying of processing object After such setting work is completed, the processing object H1 is put into the
Thereafter, the workpiece H1 that has entered the
(3)水ダレ現象防止
なお、接触部において溝10内にくい込んだ被処理物H1は、溝10による噛み込み作用によって、含まれていた水分Wが絞り出されるようになり、水分Wが流出する。この水分Wは、ローラ1の側周面1aを長手方向に伝い、ローラ端部(動力伝達部11)にまで移動し、ここで次第に大きな滴となり、滴り落ちようとする。しかしながら、本発明においては、ローラ1の端部付近にノズル5を設け、ここからローラ1中央側にやや傾けた上向きにエアAを噴射するため、ローラ端部に溜まろうとする水分Wは、ローラ中央側に戻され、溝10が形成されていない側周面1aに全体的に拡がり、ここで蒸発を受ける。このため、本発明においては、ローラ端部からの水ダレ現象が防止され、例えばローラ1の下方にコンテナ4を置いておいて、ここに乾燥品H2を収容する形態を採っていても、このコンテナ4内に水分Wが滴下してしまうことを防止できる。もちろん、本実施例では、ローラ端部の動力伝達部11付近に溜まろうとする水分Wを、ローラ中央側に戻して分散状態で蒸発させるため、短時間で効率的な蒸発が図れるものである。
(3) Prevention of water sag phenomenon In addition, the object to be processed H1 which is hard to enter the
(4)乾燥品の取り出し
スクレーパ3の設置位置まで到達した被処理物H1は、ここでスクレーパ3によってローラ1の溝10から掻き出され、この際、受ける衝撃や重力等の作用により4〜5mm程度の角棒状の乾燥品H2に分断され、例えば、その下方に設置されたコンテナ4に収容される。
(4) Removal of dried product The workpiece H1 that has reached the installation position of the
1 ローラ
1A 駆動ローラ
1B 従動ローラ
1a 側周面
2 ホッパー
3 スクレーパ
4 コンテナ
5 ノズル
10 溝
10a 底面
10b 側壁面
11 動力伝達部
12 側板
13 フランジ
13a 軸部
13b 蒸気流通管
14 軸受
15 駆動機構
15a スプロケット(モータ)
15b スプロケット(減速機)
15c スプロケット(駆動ローラ)
16 加熱機構
17 減速機
18 チェーン
19 ロータリージョイント
30 基軸
31 基板
32 付勢板
33 スリーブ
34 爪
35 リンク
36 ボルト
37 ナット
38 ハンドル
39 スプリング
50 噴射口
A エア
D 溝型加熱成型乾燥機
F フレーム
M モータ
W 水分
H1 被処理物
H2 乾燥品
HS ホース
DESCRIPTION OF
15b Sprocket (Reduction gear)
15c Sprocket (drive roller)
Claims (4)
前記各ローラの両端下方には、ノズルを設け、ここからエアを上向きに噴出させることにより、溝の噛み込み作用により被処理物から流出した水分を、ローラから落下させないようにしたことを特徴とする溝型加熱成型乾燥機。 A pair of rollers having grooves formed on the side peripheral portions are arranged in contact with each other, and an object to be processed is supplied from a hopper provided above these rollers so as to be hard to enter the grooves of the rollers, and the rollers In an apparatus for drying a processed object by conduction heat from, then scraping the processed object after drying with a scraper from the groove to obtain a dried product,
A nozzle is provided below both ends of each roller, and air is jetted upward from here to prevent moisture that has flowed out of the object to be processed due to the biting action of the groove from dropping from the roller. Groove-type thermoforming dryer.
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