JP2006527549A - 時間依存型デジタル装置を直列に相互接続するためのシリアル・バス・インターフェースおよび方法 - Google Patents
時間依存型デジタル装置を直列に相互接続するためのシリアル・バス・インターフェースおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 デジタル・シリアル・バスのためのシリアル・ピアツーピア・インターフェースおよびこれを操作するための方法を提供することにある。
【解決手段】 開示されたシリアル・バス・インターフェースは、スレーブからの応答が期待される定義済み間隔を除き、ほとんどの時間、バス・マスタのドライバ・バッファをアクティブに保持する。これは、スレーブの非終端遠端で反射されたマスタから送信された要求パケットの要求エコーが終端されることを保証するものである。このような信号エコーに関する移動時間は、マスタとスレーブとの間のワイヤ長の距離あるいは伝送ラインの電気特性またはその両方によって定義することができる。スレーブは、要求パケットを受信し、何らかの処理時間を追加し、プログラム可能遅延素子によって遅延された応答を送信することができる。応答パケットは、追加の移動遅延後にマスタに到着することができる。その時点で、要求エコーはすでに終端されており、もはやデータ伝送を妨害しない。プログラム可能遅延素子は、応答パケットがマスタ側に到着する点まで正確に前述の間隔を移動する。このような応答が受信された後、ドライバ・バッファはもう一度活動化され、スレーブ側の一致したドライバ・バッファは非活動化される。アクティブ終端のため、応答エコーは、追加の一往復後にキャンセルされる。その時間中、スレーブ側のレシーバ・バッファ上の入力はすべて無視される。
【解決手段】 開示されたシリアル・バス・インターフェースは、スレーブからの応答が期待される定義済み間隔を除き、ほとんどの時間、バス・マスタのドライバ・バッファをアクティブに保持する。これは、スレーブの非終端遠端で反射されたマスタから送信された要求パケットの要求エコーが終端されることを保証するものである。このような信号エコーに関する移動時間は、マスタとスレーブとの間のワイヤ長の距離あるいは伝送ラインの電気特性またはその両方によって定義することができる。スレーブは、要求パケットを受信し、何らかの処理時間を追加し、プログラム可能遅延素子によって遅延された応答を送信することができる。応答パケットは、追加の移動遅延後にマスタに到着することができる。その時点で、要求エコーはすでに終端されており、もはやデータ伝送を妨害しない。プログラム可能遅延素子は、応答パケットがマスタ側に到着する点まで正確に前述の間隔を移動する。このような応答が受信された後、ドライバ・バッファはもう一度活動化され、スレーブ側の一致したドライバ・バッファは非活動化される。アクティブ終端のため、応答エコーは、追加の一往復後にキャンセルされる。その時間中、スレーブ側のレシーバ・バッファ上の入力はすべて無視される。
Description
本発明は、一般に、デジタル・シリアル・バスに関し、より具体的には、周辺装置の時間依存型直列相互接続のためのシリアル・バス・インターフェースおよびこれを操作する方法に関する。
エンターテインメント・エレクトロニクス、ファブリック・オートメーション、およびコンピュータ・システム(たとえば、サーバ、メインフレームなど)、リモート・アクタ/センサ・インターフェースを有する周辺装置の組込み制御の領域では、例えばI2Cのようなシリアル・バス規格を使用して、そのレジスタの読取りおよび書込みならびに環境情報の取得または設定のために周辺装置にアクセスする。このようなシリアル・バス規格(仕様)は、相互接続ワイヤおよびインターフェース構造、ならびに(組込み)システム内の通信のためのすべてのフォーマットおよび手順、すなわち、通信プロトコルによって定義される。特に、通信プロトコルは、混乱、データ損失、および情報の遮断の可能性をすべて回避する。
I2C(IIC=イントラ・インテグレーテッド・サーキット)バスは、詳細には、ユニバーサル2線式バスである。すなわち、このバスは、それぞれがワイヤード「OR」になっているクロック・ラインおよびデータ・ラインから構成される(図1)。これは、休止中または論理「1」を伝送するときに、クロック・ラインおよびデータ・ラインが大きい電気抵抗値によって引き上げられ、その結果、バス上に実現されたコントローラ・チップのオープン・コレクタ出力のうちの1つまたは複数によって引き下げられ得ることを意味する。このプルアップ抵抗のために、バスがフリーであるときに、どちらのライン(クロック・ラインおよびデータ・ライン)も「ハイ」状態になる。マスタは通常、クロック速度を決定するが、バス上の特定のチップは、クロック・サイクルを延長することにより、伝送を減速することができる。バスに接続された周辺装置はソフトウェアによって完全にアドレス指定される。加えて、新しい装置または機能は、既存のI2Cバス上に容易にクリッピングすることができる。データは、100kHz、400kHz、または3.4MHzの速度でマスタとスレーブとの間で伝送される。I2Cバス上のクロック信号の生成は常にマスタ装置の責任である。すなわち、各マスタ装置は、バス上でデータを転送するときに、それ自体のクロック信号を生成し送信する。加えて、I2Cバス・プロトコルにより、クロック速度が異なる種々の装置がバスに接続されている場合に、より高速装置はより低速装置と通信することができ、バス・クロック・ソースを定義することができる。
もう一度、図1を参照すると、前述の通り、I2Cバスの一実現例は、そのバスに接続された装置間で情報を伝達するシリアル・データ(SDA)ワイヤおよびシリアル・クロック(SCL)ワイヤという2本のワイヤを有する。各装置は、固有のアドレスによって認識され、装置の機能に応じて、情報の送信機能及び/又は受信機能として動作することができる。たとえば、LCDドライバはデータの受信のみ行い、メモリはデータの受信および送信のいずれも行うことができる。加えて、装置は、データ転送を実行するときに、マスタまたはスレーブと見なすこともできる。一例として、マスタは、バス上でデータ転送を開始し、その転送を許可するためのクロック信号を生成する装置である。その時点で、アドレス指定された装置はいずれもスレーブと見なされる。
I2Cバスは、いわゆる「組込みアプリケーション」のための典型的な解決策であり、すなわち、制御、診断、および電源管理のバスとして、様々なマイクロコントローラベースの民生品および遠隔通信アプリケーションで使用される。I2Cバスに関する典型的な応用分野は、テレビ受像機のような装置やデジタル・コードレス電話(DECT)の電話基地局のような電話装置の内部であり(すなわち、そこに組み込まれ)、そのバスは例えば、1メートルを大きく上回るわけではない。
これに関連して言及すべきその他の既知のシリアル・インターフェース仕様は、周辺装置とコンピュータとの間の高速データ転送のための既知の「FireWire(商標)」インターフェース、ならびに、コンピュータとアドオン装置(オーディオ・プレーヤ、ジョイスティック、キーボード、電話、スキャナ、およびプリンタなど)との間のプラグ・アンド・プレイ・インターフェースである既知の「ユニバーサル・シリアル・バス(USB)」インターフェースなどを挙げることができる。
シリアル・バスは一般にパラレル・バス程のスループット能力を持っていないが、有利なことに、必要とする配線が少なくなり、IC接続ピンも少ない。しかし、前述の限られた電子コンパートメント内では、これらのシリアル・バスは、リモート機能にアクセスするためにこれらのバスを使用する、担当のコントローラと比べて、低速(100Kビット/秒〜3Mビット/秒)でしか動作しない。したがって、コントローラは、リモート・アクセスが完了するまで、大量の処理能力を浪費して待たなければならない。さらに、これらのバスは、同じワイヤ上のマルチドロップ参加者として複数の周辺装置を接続するようにレイアウトされることがある。このような実現例はある程度の配線努力を省くものであるが、バス上の1つのエレメントが故障しただけでも、セットアップ全体が完全な故障にさらされるので、特に信頼性および可用性に関して弱点をもたらすものでもある。
したがって、高い可用性と耐障害性を実現するとともに並行保守の諸態様をカバーするために、異なるセットアップを選択しなければならない。各周辺装置は、これらの周辺装置を駆動するために担当のコントローラに対するそれ自体の相互接続を必要とする。しかし、前述のUSBのような標準のバスでは、依然として帯域幅が小さいという問題が存在し、USBドライブのようなより高度な規格へ移行するには、より多くのピン数とフロントエンド同期回路におけるより多くの努力が必要である。
したがって、上述の応用分野で使用することができ、特に、種々の周辺装置間のクロック速度、回路(回線)長などの変動および相違に対して耐性のあるシリアル・バス・インターフェースおよびこれを操作するための方法を提供することが望ましい。これに関して、「時間依存型」とは、クロック・サイクル時間がマスタとそれに接続された周辺装置との間のランタイムよりかなり低いことを意味することが強調される。
本発明の基礎となる考え方は、スレーブからの応答が期待される定義済み時間間隔を除き、ほとんどの時間、バス・マスタのドライバ・バッファをアクティブに保持することである。この手法は、スレーブの非終端遠端で反射されたマスタから送信された要求パケットによって引き起こされた信号エコーが終端されることを保証するものである。このような信号エコーに関する移動時間は、マスタとスレーブとの間のワイヤ長の距離あるいは伝送ラインの電気特性またはその両方によって定義される。
本発明の好ましい一実施形態によれば、デジタル・シリアル・バスのためのシリアル・ピアツーピア・インターフェースおよびこれを操作するための一致した方法が提案され、このシリアル・バスはバス・マスタと少なくとも1つのバス・スレーブとを有し、シリアル・ピアツーピア・インターフェースは、任意のクロック周波数での動作、特に、クロック周期がデータ・ライン上のデータの移動時間より短い範囲内の動作を可能にする少なくとも1つの双方向データ・ラインと1つの単一方向クロック・ラインから構成され、バス・マスタは、データの送信あるいは受信またはその両方を行うための少なくとも1つのドライバ・バッファを有する。提案されたインターフェースおよび方法は、特に、少なくとも1つのバス・スレーブからの応答が期待される定義済み時間間隔を除き、ドライバ・バッファをアクティブに保持する。したがって、スレーブの非終端遠端で反射されたマスタから送信された要求パケットの要求エコーは自動的に終端される。
換言すれば、スレーブは、要求パケットを受信し、何らかの処理時間を追加し、特定の時間遅延分だけ遅延された応答を送信する。応答パケットは、追加の移動遅延後にマスタに到着する。その時点で、要求エコーはすでに終端されており、もはやデータ伝送を妨害しない。
提案されたバス・インターフェースは、応答パケットがマスタ側に到着する点まで正確に前述の間隔を移動するマスタ側ならびにスレーブ側の調整可能な遅延素子を有する。このような応答が受信された後、ドライバ・バッファはもう一度活動化され、スレーブ側の一致したドライバ・バッファは非活動化される。アクティブ終端(active termination)のため、応答エコーは、追加の一往復後にキャンセルされる。その時間中、スレーブ側のレシーバ・バッファ上の入力はすべて無視される。
本明細書で提案された手法は、2本のワイヤによりインターフェース上のコントローラによる周辺装置(100・・・1000)の高いファンアウトの駆動を可能にし、同時に、高いデータ伝送速度を達成することができ、2地点間相互接続は耐障害性および並行保守を可能にする。さらに、データ転送速度はコントローラ内のマスタ・インスタンスによって制御することができ、周辺スレーブでは発振器またはフェーズロックループ(PLL)のような追加のコンポーネントは一切不要である。また、伝送ラインのそれぞれの端部でアクティブのドライバを常に1つだけ備えることにより、この実現例は、低抵抗終端バスの利点を保持するが、平均して高い駆動電流を回避しながら、標準電圧レベルでのドライバおよびレシーバ・バッファの使用を可能にする。
高周波数での双方向データ交換のために本明細書に記載した方法は、1本のデータ・ラインのみに限定されず、同じ遅延で並列にしかもこのようなインターフェースのスループットを高めるために加えられたクロックと同期して動作する任意の数の双方向データ・ラインに適用できることは、注目すべきことである。
加えて、提案されたシリアル・インターフェース/バス・プロトコルおよび装置は、広い周波数領域内で任意のコンシューマ・エレクトロニクス(テレビ受像機、セット・トップ・ボックス、DVDプレーヤ、デジタル・ビデオ・カメラ、デジタル・フォンなど)を含むがそれに限定されない少なくとも2つの時間依存型デジタル端末装置の相互接続を可能にし、装置間の絶対的および相対的ケーブル長とは無関係に、これらの相互接続装置の正確なタイミング調整を可能にする。
さらに、提案されたシリアル・インターフェースおよびこれを操作するための方法は、顕著なクロック速度あるいは顕著なシリアル・バス・ライン長またはその両方を備えた装置を含む前述の環境において基礎となるシリアル・バスの完全自動自己較正も可能にする。
以下の説明では、添付図面を参照して、本発明の追加の特徴および利点が明らかになる好ましい諸実施形態により、本発明についてより詳細に説明する。
図1は、既知のI2Cシリアル・バス規格の典型的な構造を描写するものである。これは、シリアル・クロック・ライン(SCL)10と、シリアル・データ・ライン(SDA)15から構成される。この例では、2つのI2Cマスタ20、25および2つのI2Cスレーブ30、35がI2Cバスのクロック・ライン10およびデータ・ライン15に接続されている。クロック・ライン10およびデータ・ライン15はいずれも、供給電圧50(+U)によって駆動され、2つの高インピーダンス(この例では概してそれぞれ「2.2キロオーム」の範囲内)抵抗40、45によりそれぞれ2つの供給ライン52、54を介して終端される。図示のI2Cバスは「マルチドロップ」バスであり、これは、いくつかのマスタ装置とスレーブ装置をバスに接続できることを意味する。
すべての接続装置はオープン・コレクタ・ドライバであるので、高レベル信号を達成するために、図示のI2Cバス構造はさらに、前記高インピーダンス・プルアップ抵抗40、45を有する。したがって、このバスはライン・インピーダンスで終端せず、これは、信号およびクロック周期はデータ・ライン15に沿った電気パルスの移動時間よりかなり長くなければならないことを意味する。加えて、バスのマルチドロップ・ネットワークは、高速動作で大量の電気反射を生成することになるであろう。
図2には、図1に描写したバス構造内の低インピーダンス・ライン60上でどのように無反射伝送が達成されるかが示されている。ライン60は、両方の端末端部に、反射を回避するためにライン・インピーダンスと一致しなければならない抵抗65、65’(R1)および抵抗70、70’(R2)を有する。したがって、このようなライン用のドライバ75、75’(バス上でデータを送信するためのもの)および80、80’(バスからデータを受信するためのもの)は、ラインのもう一方の端部で適切な電圧の揺れ(voltage swing)を取得するために大電流を駆動しなければならない。これは、標準電圧レベルをサポートするための高電力消費を引き起こすか、または低い閾値の特殊レシーバおよび雑音排除性のための潜在的差動伝送を必要とする。例えば、2Vの電圧の揺れで50オームのラインを駆動するには40mAの駆動電流を必要とする。これは複数ライン・サポートのために数ワットを増加する(add-up)ことになるであろう。
図3は、本発明によるシリアル・バス・インターフェースの好ましい一実施形態を示し、マスタ(組込みコントローラ機能)100は例示的に、個別のピアツーピア(2地点間)ライン接続部110〜120を介して3つのスレーブ(周辺装置1〜n)125に接続されている。組込みコントローラ機能100は、組込みコントローラ機能100の内部バス・インターフェースに接続するシリアル・マスタ機能105を含む。シリアル・マスタ機能105は、コントローラ・コアからの読取りまたは書込みアクセスにより、マスタをプログラミングし、周辺装置125との間でシリアル・インターフェース110、115、および120の使用によりデータを送受信できるようにする複数のレジスタを含む。
周辺インターフェース(装置)125は、シリアル・スレーブ機能130と、追加のローカル・レジスタおよびアクタ/センサ・インターフェース135とを含む。マスタ機能105によって送信されたデータは周辺装置125内のこれらのインターフェース上で作用し、これらのインターフェースからの状況情報はマスタからの読取りの使用によりマスタ機能に送信される。各シリアル・インターフェース110〜120は2本のワイヤからなり、一方は半二重動作モードでデータを伝達し、もう一方は隣接クロックである。すべてのデータは、マスタ機能105から供給されるこのクロックに同期して両方向に伝送される。
データ信号保全性を考慮に入れながら、シリアル・バス・システム内の図示の配線110〜120の適切な物理的レイアウトにより、使用すべきクロック周波数は、DCから高周波数までの広い範囲で調整可能である。周波数の上限は、クロックとデータとの間のスキューおよびランタイム遅延効果によりデータおよびクロック・エッジの同期が取れなくなるような減衰、ならびにチップ・シリコンおよびボード・レイアウト特性により、コントローラとリモート装置との間の距離によって示される。このような上限は500MHzの範囲内にすることができ、数メートルまでの距離は低周波数でカバーすることができる。これらのインターフェースがオフカード(off-card)で駆動される場合、インピーダンス整合同軸ケーブルを使用することにより、信号品質を保持することができる。同期設計のため、多種多様な実現例および要件をカバーすることができる。
図4は、組込みコントローラ100内のマスタ機能105と周辺装置125内のスレーブ機能130との間の信号経路の詳細を示している。
クロック信号は、装置100上の出力ピンの近くに位置する抵抗240とともに、伝送ライン245のインピーダンスと整合するコントローラ内部の出力バッファ205によって駆動される。クロック信号は入力バッファ250によって受信され、この入力バッファは少なくともスレーブ機能130に供給し、周辺装置125の内部および外部の追加の装置機能を提供することができる。双方向データ信号は、出力バッファ255および入力バッファ265によってマスタ機能105に相互接続される。どちらのバッファも、モジュール100上に配置された同じピン220によってライン・インピーダンス整合抵抗215に接続される。出力バッファ255は周辺装置125へのデータ伝送のために制御信号225により使用可能になり、データ・ライン210は任意の反射信号パターンのための終端を必要とする。
周辺装置125は、次に直列終端抵抗250が続くピン230に接続する同じ双方向データ入力270および出力260を提供する。出力バッファ260は、スレーブ機能130からの制御ライン235により使用可能になる。
マスタ機能105とスレーブ機能130との間でデータを交換するために、定義済みデータ・プロトコルを使用することができる。このようなプロトコルは、好ましい一実施形態では、どのタイプのデータが送信または要求されるかというタグ情報と、スレーブ内の特定のレジスタを選択するためのアドレス情報、ならびにデータ部分とから構成される。また、周辺装置125でリセット動作を発行するために、特殊パターンが存在する可能性もある。スレーブから未指定情報または状況情報を要求するために、追加の特殊パターンが存在する可能性もある。マスタは常に、トランザクションのシーケンスを完全に制御している。したがって、マスタは、トランザクションを開始するためにスレーブ130にタグを送信する。この配置はデータおよびクロック信号が同期的に処理装置290に到着できるようにし、処理装置290は非直列化(de-serialize)機能と状態マシンとを含む。この機能およびこの状態マシンの詳細については、図5〜図7に関連して以下により詳細に説明する。
実現されたプロトコルに応じて、処理装置290は応答パケットをアセンブルし、それを処理装置280に返送するが、処理装置280も状態マシンと非直列化機能を含む。受信中に、処理装置280は、受信バッファ265が全電圧の揺れでライン終端によって低減されない応答を取得できるようにするために要求が送信された後の特定の時間フレームの間、制御ライン225によりドライバ255を使用不可にする。これは、受信バッファ265が周知のトランジスタ・トランジスタ・ロジック(TTL)または低電圧トランジスタ・ロジック(LVTL)の標準電圧レベルで動作できるようにする。
クロック周期(逆数周波数(reciprocalfrequency))が信号の往復遅延の範囲内になるかまたはこのような時間以下である場合、遅延素子275の追加の機能が作用するようになる。遅延素子275は、スレーブからの応答が到着する時間ウィンドウを除き、ラインの連続終端を可能にする。信号反射は、信号生成ドライバ自体からますます分離して発生し、ライン上でエコーとして別々に移動し、インターフェース上で使用するクロック周波数およびライン長に応じてレシーバでひずみを引き起こす可能性があるので、その他の全時間中の終端が必要である。このような影響を克服するための単純な方法は、ラインの少なくとも一方の端部でのアクティブ終端である。クロックおよびデータは常にスレーブ入力で同期しているので、遅延補正またはライン長に依存せずに、スレーブが常にマスタからメッセージを受信し、それをデコードできることを通知することは、価値のあることである。
図5〜図7は、マスタ側280とスレーブ側290の2つの処理装置に関して伝送ライン210上のデータ・パターンの関係を示している。
図5には、図4に描写した伝送ライン上でどのようにデータ・パケットが伝送されるかがタイミング図により示されている。同図の上部には、図4に描写したドライバ225および235の対応するドライバ状態とともに、マスタによって送受信されるデータ・パケットが示されている。下部には、図3に示したスレーブ(周辺装置)125のうちの1つに関する対応するバス・インターフェース状態が示されている。
同図の上部に描写したパラメータ「TMdelay」は、応答受信ウィンドウに関するマスタ側のプログラム可能遅延(図4に描写した処理装置275に含まれるもの)である。換言すれば、本発明によるこのパラメータは、マスタ側に到着する応答パケットを完全に受信できるマスタのアクティブ応答状態を調整するために使用される。それに対応して、もう1つのパラメータ「TSdelay」は、応答を送信するためのスレーブのプログラム可能遅延(図4に描写した処理装置295に含まれるもの)であり、これは、マスタから到着したデータ・パケットに応答してデータ・パケットを送信するためにスレーブ(複数も可)の側で時間ウィンドウを調整するために使用される。
図5からより詳細に分かるように、処理装置280に含まれる前述の状態マシンは、スレーブからの応答が期待される定義済み間隔T_rec515を除き、データ・パターンを送信するかどうかとは無関係に、制御信号225の使用により、その時間の大部分、ドライバ・バッファ255をアクティブ(「ハイ」状態)に保持する。このメカニズムは、非終端遠端のピン230で反射されたマスタ機能105から送信された要求パケット500の要求エコー505が、直列抵抗215および活動化バッファ255の組合せにより、近端で終端されることを保証する。要求エコー505に関する移動時間は、T2lを評価するものであり、マスタ機能105とスレーブ機能130との間のワイヤ長lの距離ならびに伝送媒体の電気特性によって定義される。
スレーブ機能130は、時間Tl後に要求パケット500を525で受信し、装置290の何らかの処理時間「T_proc」を追加し、プログラム可能遅延素子295によって遅延された応答パケット530を送信する。応答パケット530は、Tlという追加の移動遅延後に510でマスタに到着する。その時点で、要求エコー505はすでに終端されており、もはやデータ伝送を妨害しない。
応答パケット530の受信510中に、マスタ側のバッファ255はトライステートであり、処理装置280は入力モードで動作する。マスタがこのような入力の準備をし、ドライバ・バッファ255を使用不可にしなければならない正確な時点は信号移動時間Tlに依存するので、処理装置280によって駆動されたドライバ使用可能信号225を調整するために測定方法が必要である。処理装置280は、応答パケット530が510でマスタに到着する時点まで正確にトライステート・ウィンドウT_recを移動するプログラム可能遅延素子275を実現する。応答パケット530が510で受信された後、ドライバ・バッファ255はもう一度活動化され、スレーブ側のドライバ・バッファ260は非活動化される。ピン220におけるアクティブ終端のため、追加の時間Tl後に520でマスタに到着する応答パケット530の応答エコー535は、追加の一往復後にキャンセルされる。その時間中、スレーブ125のレシーバ・バッファ270上の入力はすべて無視される。
遅延調整のための方法
図6は、前述の遅延調整中の電気条件をより詳細に示している。調整ステップ中に、パラメータ「TMdelay」はまず、要求パケットのいずれかのエコーが終端されることを保証するように最大値に設定される。したがって、パラメータ「TSdelay」も、マスタによって送信されるデータ・パケットがスレーブ側で完全に受信できるようにするために最大値に設定される。「TSdelay」の最大値は「TMdelay」と等しいかまたはそれを超えることができ、いずれの最大値も信号の往復時間を超える遅延を可能にしなければならない。
図6は、前述の遅延調整中の電気条件をより詳細に示している。調整ステップ中に、パラメータ「TMdelay」はまず、要求パケットのいずれかのエコーが終端されることを保証するように最大値に設定される。したがって、パラメータ「TSdelay」も、マスタによって送信されるデータ・パケットがスレーブ側で完全に受信できるようにするために最大値に設定される。「TSdelay」の最大値は「TMdelay」と等しいかまたはそれを超えることができ、いずれの最大値も信号の往復時間を超える遅延を可能にしなければならない。
調整フェーズ中に、マスタから適切な情報を送信することにより、スレーブ内のパラメータ「TSdelay」を段階的に減分することにより、応答パケット530がマスタの受信ウィンドウに連続的に近づく。
マスタ機能105およびスレーブ機能130内の正確な遅延を設定するために適用されるこの方法が本発明の一部であることが強調される。この方法は、シリアル・インターフェースのクロック周期が信号Tlの移動時間の範囲内であるかまたはそれより短く、信号反射によって引き起こされる重大なエコーがピン220および230で発生する場合に必要である。これらのエコーの遅延はライン210および245のライン長lならびに伝送ラインの誘電特性に依存するので、計算推奨を示すのではなく、マスタ105上の受信ウィンドウを調整するために、経験的方法が使用される。
受信ウィンドウを正確な遅延に設定するためのスキャンを開始するために、マスタ機能内の遅延装置275およびスレーブ内の遅延295はいずれも前述の最大遅延に設定されるが、この最大遅延はエコーT2lに関する往復時間を超える範囲内でなければならない。それにより、遅延295は、遅延275に等しいかまたはそれより大きくなければならない。概して、どちらの遅延もスレーブに伝送されるクロックのクロック・サイクルの倍数として示される。次にマスタは、スレーブから短い応答を要求し始め、その受信ウィンドウT_rec中にスレーブからの応答をモニターする。各応答後、スレーブ機能130内の遅延295は、マスタから送信された適切なコマンドによって減分される。受信ウィンドウT_recについて設定された時間的な位置が、応答Tlに関する移動時間に、遅延素子295内で設定された実際の遅延を加えたものに等しい場合、2つの遅延装置275および295の正確な調整が見つかり、マスタは有効な応答を取得する。この設定は、両方の遅延装置からクロック・サイクル数単位で同じ遅延を引くことにより、応答において最小遅延になるよう最適化することができる。
他の一実施形態では、遅延装置295は、1クロック・サイクルのうちのプログラム可能な数のサブサイクル遅延を追加するための能力も含むことができる。これらのサブサイクルは、遅延装置295内に構築された遅延連鎖から生成することができる。このような特徴は、マスタ側のデータ遷移をローカル・クロック基準に調整するのに役に立つ。この調整に関するもう1つの解決策は、マスタ側で受信されたデータ・ストリームのオーバサンプリングおよびクロック・ドメインに対する再同期である。この場合、スレーブ側ではサブサイクル遅延機能は一切不要である。
遅延調整を見つけるための上記の方法として、増加させるための短い遅延ではなく、減少される大きい遅延から始めなければならないことは、注目すべきことである。エコーはまずT_recウィンドウで検出され、遅延に関する間違った設定を送達するので、後者の手順は問題を引き起こすことになる。
図8は、単一スレーブ(すなわち、周辺装置1つのみ)環境の場合に前述の遅延調整のために必要な手順ステップをより詳細に例示するための流れ図を示している。図示のルーチンはステップ600から始まり、そこでマスタの遅延パラメータ「TMdelay」が経験的に事前決定された最大値TMdelay_maxに設定される。次のステップ605では、それに応じてスレーブの遅延パラメータ「TSdelay」が同様に経験的に事前決定された最大値TSdelay_maxに設定される。上記のように2つの遅延パラメータを初期設定した後、次のステップ610では、マスタは特定のメッセージ(データ・パケット)をスレーブに送信する。この後、上述の経験的に事前決定された応答ウィンドウTrec内で、ステップ615で、マスタが待ち状態に切り替わり、そこでスレーブから応答パケットを完全に受信することができる。換言すれば、スレーブによってマスタに送信された応答パケットは、そのパケットが時間ウィンドウTrec内にマスタに到着した場合にのみマスタによって受信されることになる。2つのステップ610および615は既知の「ポーリング」アルゴリズムと見なすことができることは、注目すべきことである。
610でデータ・パケットをスレーブに送信した後、マスタは620で、任意の有効な応答パケットをスレーブから受信したかどうかをチェックする。有効性とは、受信したパケットが時間ウィンドウTrec内で完全に受信されていないために損傷を受けたり不完全になったりしていないことを意味する。マスタが有効な応答パケットを受信しなかった場合、パラメータ「TSdelay」は625で、特定の経験的に事前決定された量だけ減分され、次に手順はステップ610にジャンプして戻り、他のデータ・パケットをもう一度スレーブに送信する。図示のループ610〜620は、有効な応答パケットがマスタによって一切受信されない限り、繰り返される。
マスタが有効な応答パケットをスレーブから受信したことがチェック620で明らかになった場合、すなわち、パラメータ「TSdelay」の現行値が、マスタがスレーブから応答パケットを受信できるようにするために適切なものである場合、ステップ630に継続し、そこでマスタの遅延パラメータ「TMdelay」がパラメータ「TSdelay」の現行値分だけ減少し、換言すれば、その差(TMdelay−TSdelay)に設定される。スレーブ側のタイミング要件も満足するために、パラメータ「TSdelay」はステップ635で、マスタとスレーブとの間の有効な相対遅延を保持するためにゼロに設定される。換言すれば、前述の通り、マスタとスレーブとの間の相対遅延のみが関心事なので、ステップ630および635はオフセット除去またはオフセット減算を定義するだけである。
複数ラインの多重化
次に図7を参照すると、異なるライン長を備えた2つの異なるスレーブがマスタによって供応される多重アプリケーションに関する電気条件がより詳細に示されている。マスタは常に、同じ時間遅延「TMdelay」で、すなわち、要求送信後に、「スレーブ1」または「スレーブ2」から応答を受信する。そのライン長L1は第2のスレーブのL2より短いので、「スレーブ1」は「スレーブ2」と比較してより高い遅延値「TSdelay1」にプログラミングされる。「スレーブ2」はより短い遅延値「TSdelay2」にプログラミングされる。最長ライン長を備えたスレーブはTSdelay=0に設定することができ、他の各スレーブでは、マスタへのより短い相互接続Lxを人為的に延長し、最長ライン相互接続でスレーブと比較して同じ遅延で応答を提供するように、特定の遅延>0がプログラミングされる。この実現例は、各スレーブ内の遅延素子295を活用するだけであり、マスタに関する追加のリソース要件が一切ないので、この方法は、1つのマスタによって多重化された任意の数のスレーブの実現を可能にする。
次に図7を参照すると、異なるライン長を備えた2つの異なるスレーブがマスタによって供応される多重アプリケーションに関する電気条件がより詳細に示されている。マスタは常に、同じ時間遅延「TMdelay」で、すなわち、要求送信後に、「スレーブ1」または「スレーブ2」から応答を受信する。そのライン長L1は第2のスレーブのL2より短いので、「スレーブ1」は「スレーブ2」と比較してより高い遅延値「TSdelay1」にプログラミングされる。「スレーブ2」はより短い遅延値「TSdelay2」にプログラミングされる。最長ライン長を備えたスレーブはTSdelay=0に設定することができ、他の各スレーブでは、マスタへのより短い相互接続Lxを人為的に延長し、最長ライン相互接続でスレーブと比較して同じ遅延で応答を提供するように、特定の遅延>0がプログラミングされる。この実現例は、各スレーブ内の遅延素子295を活用するだけであり、マスタに関する追加のリソース要件が一切ないので、この方法は、1つのマスタによって多重化された任意の数のスレーブの実現を可能にする。
前述の調整メカニズムは、1つのマスタ機能105と周辺装置125内の1つのスレーブ機能130との間のシリアル・プロトコルを駆動するために正確な遅延の調整を可能にするものである。図3に図示した通り、本発明の第2の部分は、各リンクが異なる長さを有する可能性があり、したがって、マスタと種々の周辺装置との間の信号Tlの移動時間が変動する場合に、複数のシリアル・リンク110〜120を多重化して駆動するためのマスタの能力である。上述の遅延調整方法は、各スレーブ内の遅延を具体的にプログラミングすることにより、各個別ライン110〜120に関する調整を見つけることを可能にする。また、応答パケットと受信ウィンドウT_recを同じ時点で位置決めする装置275および295内の任意の遅延セットの間、データ交換が機能することも示されていた。したがって、特定のラインについて装置275および295内で必要な最小遅延より高い遅延を選択することは、より長いライン210と同等である。これを複数リンクに関する調整に適用すると、最大距離を備えたこのリンクを見つけ、このようなリンクに関する遅延で受信ウィンドウT_recを処理しなければならない。次に、他の周辺装置内の他の遅延をすべて再計算し、受信ウィンドウT_recの新しい位置に調整することができる。この結果として、任意のスレーブと通信するためにドライバ・バッファ225を制御する遅延に関してマスタ内でまったく同じ設定が得られ、異なるデータ・ラインに切り替えるだけでマスタ内のマルチプレクサ機能の非常に単純な実現例が可能になる。
さらに、特定のブロードキャスト機能をすべての周辺装置に同時に適用することができ、これはすべての周辺装置からの同期応答を同時に送達し、その応答の活用を単純化することにもなる。たとえば、プラグ検出またはアライブ情報は、すべてのスレーブからの同期応答とともにマスタによって要求することができる。このような情報ポーリングに関する応答は周期的に実行することができ、スレーブからの追加の状況情報、たとえば、スレーブの割込み情報と組み合わせることができる。
図8と同様に、図9では、複数スレーブ(すなわち、少なくとも2つの周辺装置)環境の場合に前述の遅延調整のために必要な手順ステップが流れ図によりより詳細に例示されている。図示のルーチンはステップ700から始まる。ステップ702では、整変数nが値ゼロで初期設定される。この整変数は、複数スレーブ環境の各スレーブにスレーブ番号を割り当てるために以下の手順で使用される。ステップ703では、整変数nは「1」だけ増分され、次のステップ705では、単一スレーブ環境で実行されたすべての手順ステップ600〜635が所与のスレーブnについて実施される。上述の通り、前述のステップ600〜635の結果はマスタの遅延パラメータ「TMdelay」の調整済みの値である。したがって、ステップ710では、各スレーブnについて対応する「TMdelay」の値が挿入されるテーブルが生成される。チェック・ステップ715により、基礎となる複数スレーブ環境のすべてのスレーブについてステップ600〜635が実行される。
710でスレーブ番号1〜n(n>1)を備えたすべてのスレーブに関するテーブルを生成した後、ステップ720では、マスタの遅延パラメータ「TMdelay」は、710で生成されたテーブルの右側の欄に含まれるすべてのTMdelay値のうちの最大値に設定される。加えて、ステップ725では、すべてのスレーブの遅延パラメータ「TSdelay」の値は、ステップ720で設定されたパラメータ「TMdelay」の最大値と、あるスレーブ番号を備えた基礎となるスレーブに関するテーブル710に含まれる「TMdelay」の値という2つの値の差(Δ)の値によって調整される。最後の2つのステップ720および725の組合せにより、遅延パラメータ「TMdelay」および「TSdelay」の最終値が、すべてのスレーブの潜在的に異なるラインおよびクロック要件(それぞれの異なるクロック速度、ケーブル長などを含む)と互換性があることが保証される。
Claims (12)
- バス・マスタと少なくとも1つのバス・スレーブとの間のデジタル・シリアル・バスで使用するシリアル・ピアツーピア・インターフェースを操作するための方法であり、
前記シリアル・ピアツーピア・インターフェースは、クロック周期がデータ・ライン上のデータの移動時間より短い範囲内の動作を可能にする少なくとも1つの双方向データ・ラインと1つの単一方向クロック・ラインとから構成され、
前記バス・マスタは、データを受信するための少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファを有し、
前記方法は、前記バス・マスタによって送信された要求データ・パケットに応答して前記少なくとも1つのバス・スレーブによって送信される応答データ・パケットが期待される特定の時間間隔を除き、前記バス・マスタ・ドライバ・バッファをアクティブに保持するステップを有する方法。 - 前記バス・マスタが要求データ・パケットを送信し、前記少なくとも1つのバス・スレーブが前記要求データ・パケットを受信し、特定の遅延分だけ遅延された前記要求データ・パケットに応答データ・パケットを送信し、前記応答データ・パケットが追加の移動時間後に前記バス・マスタに到着し、前記バス・マスタへの前記応答データ・パケットの到着の時点で、前記要求データ・パケットのエコーがすでに終端されており、もはやデータ伝送を妨害しない、請求項1に記載の方法。
- 前記応答データ・パケットが前記バス・マスタによって受信された後、前記バス・マスタ・ドライバ・バッファがもう一度活動化され、前記バス・スレーブ側の一致したバス・スレーブ・ドライバ・バッファが非活動化され、アクティブ終端のため、応答エコーが追加の一往復後にキャンセルされ、その時間中、前記バス・スレーブ側のバス・スレーブ・レシーバ・バッファ上の入力がすべて無視される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記バス・マスタが少なくとも2つのバス・スレーブに相互接続するシリアル・バス環境で使用するために、前記バス・マスタが要求パケットを送信した後、前記少なくとも2つのバス・スレーブからのすべての応答パケットが同じ時間遅延で送信されるように、前記少なくとも2つのバス・スレーブの個々の遅延を設定する、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
- 前記バス・マスタ内の前記少なくとも2つのバス・スレーブのそれぞれについて移動時間遅延を個別に補正せずに、前記少なくとも2つのバス・スレーブと前記バス・マスタとの間のデータ伝送を多重化する、請求項4に記載の方法。
- データを受信するための少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファを有するバス・マスタと少なくとも1つのバス・スレーブとの間のデジタル・シリアル・バスで使用するためのシリアル・ピアツーピア・インターフェースであり、
クロック周期がデータ・ライン上のデータの移動時間より短い範囲内の動作を可能にする少なくとも1つの双方向データ・ラインと1つの単一方向クロック・ラインと、
前記バス・マスタによって送信された要求パケットに応答して前記少なくとも1つのバス・スレーブによって送信される応答パケットが前記バス・マスタに到着することが期待される時点まで、前記少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファがデータを受信するためにアクティブである時間間隔を移動する少なくとも1つの調整可能な遅延素子と
を有するシリアル・ピアツーピア・インターフェース。 - 前記応答パケットが前記バス・マスタで受信された後、前記バス・マスタ・ドライバ・バッファを再活動化するための手段をさらに有し、
前記バス・スレーブ側の一致したバス・スレーブ・ドライバ・バッファが非活動化され、前記バス・スレーブ側のバス・スレーブ・レシーバ・バッファ上の入力がすべて無視される、請求項6に記載のシリアル・ピアツーピア・インターフェース。 - 前記バス・マスタ側に配置された第1の調整可能な遅延素子であって、前記バス・マスタによって送信された要求パケットに応答して前記少なくとも1つのバス・スレーブによって送信される応答パケットが前記バス・マスタに到着することが期待される時点まで、前記少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファがデータを受信するためにアクティブである前記時間間隔を移動する第1の調整可能な遅延素子と、
前記少なくとも1つのバス・スレーブ側に配置された少なくとも第2の調整可能な遅延素子であって、前記少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファがアクティブである前記時間間隔を連続的に減分するための少なくとも第2の調整可能な遅延素子と
を有する、請求項7に記載のシリアル・ピアツーピア・インターフェース。 - 請求項6ないし8のいずれかに記載のシリアル・ピアツーピア・インターフェースとともに使用するための周辺装置であり、
データを受信するための少なくとも1つのドライバ・バッファと、
前記少なくとも1つのバス・マスタ・ドライバ・バッファがアクティブである前記時間間隔を連続的に減分するための少なくとも1つの調整可能な遅延素子と
を有する周辺装置。 - 請求項6に記載のシリアル・ピアツーピア・インターフェースにおいて、同じ双方向データ・ラインを使用するバス・マスタの要求に関して少なくとも1つのバス・スレーブの応答を調整するための方法において、
前記少なくとも1つのバス・スレーブが、時間に関して応答のシフトを可能にする調整可能な遅延素子を有し、
モニター・スキャンにおいて、前記バス・マスタが、前記少なくとも1つのバス・スレーブからのデータが期待される特定のウィンドウをモニターし、
前記バス・マスタの制御下で、前記少なくとも1つのバス・スレーブが前記バス・マスタによって送信された要求に応答して応答を送信し始め、
前記バス・マスタが、始めに、前記データ・ライン上の信号の往復時間より高い値に前記遅延を設定し、前記少なくとも1つのバス・スレーブ内の前記遅延を減少し、前記少なくとも1つのバス・スレーブからの前記応答をモニターし、前記少なくとも1つのバス・スレーブ内で設定された前記遅延を減少し、前記少なくとも1つのバス・スレーブの前記応答を前記バス・マスタによって決定された受信時間ウィンドウに正確に一致させる特定の遅延を決定する方法。 - 前記バス・マスタの調整可能な遅延素子によるマスタ遅延(TMdelay)および前記バス・スレーブの調整可能な遅延素子によるスレーブ遅延(TSdelay)を所定の最大値に設定するステップと、
前記バス・マスタから前記バス・スレーブにデータ・パケットを送信するステップと、
前記バス・マスタが前記バス・スレーブからの応答パケットを待っている前記特定のウィンドウ内で前記バス・マスタの状態を「待ち状態」に変更するステップと、
有効な応答パケットが前記バス・スレーブから受信されたかどうかを前記バス・マスタによりチェックするステップと、
前記バス・マスタが有効な応答パケットを前記バス・スレーブから受信していないことが前記チェックするステップで明らかになった場合に、特定の所定の量だけ前記スレーブ遅延(TSdelay)を減分し、追加のデータ・パケットを前記バス・マスタから前記バス・スレーブに送信するステップと、
そうではなく、前記バス・マスタが有効な応答パケットを前記バス・スレーブから受信したことが前記チェック・ステップで明らかになった場合に、前記スレーブ遅延(TSdelay)の現行値を保管し、保管した前記スレーブ遅延(TSdelay)の前記現行値の分だけ前記マスタ遅延(TMdelay)を減少させるステップと、
前記スレーブ遅延(TSdelay)をゼロに設定するステップと、
を有する、請求項10に記載の方法。 - 少なくとも2つのバス・スレーブを備えた環境において、
前記少なくとも2つのバス・スレーブのすべてについて請求項11に記載の前記各ステップを連続的に実行し、前記少なくとも2つのバス・スレーブのそれぞれについて結果として得られるマスタ遅延(TMdelay)値を保管するステップと、
保管したすべてのマスタ遅延(TMdelay)値のうちの最大値に前記マスタ遅延(TMdelay)を設定するステップと、
一方で、前記ステップで設定される前記マスタ遅延(TMdelay)の前記最大値と、他方で、前記少なくとも2つのバス・スレーブのそれぞれについて保管した前記それぞれのマスタ遅延(TMdelay)値との差だけ、すべてのスレーブ遅延(TSdelay)値を調整するステップと、
を有する、請求項11に記載の方法。
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