JP2006526338A

JP2006526338A - ロケーションサービスにおけるターゲット・ユーザー装置によってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法

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Publication number: JP2006526338A
Application number: JP2006508100A
Authority: JP
Inventors: 小琴段
Original assignee: Huawei Technologies Co Ltd
Current assignee: Huawei Technologies Co Ltd
Priority date: 2003-06-12
Filing date: 2004-06-14
Publication date: 2006-11-16
Anticipated expiration: 2024-06-14
Also published as: US20070054675A1; CA2523595A1; ATE383049T1; DE602004011043D1; EP1617686B1; CN1568079A; CA2523595C; EP1617686A1; RU2005133200A; US8055275B2; RU2310292C2; CN1268153C; WO2004112410A1; JP4714679B2; EP1617686A4

Abstract

本発明は、ロケーションサービス（ＬＣＳ）におけるターゲット・ユーザ装置（ＵＥ）によってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法を開示する。その方法は、ターゲットＵＥが、要求端からロケーション情報要求を受取ったと共に、ロケーションレポートの報告を起動させるイベントの発生を検出した時、ターゲットＵＥが、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告し、更に、ＬＣＳシステムが、ターゲットＵＥによって報告されたロケーションレポートを受取った時、ＬＣＳシステムは、ロケーションレポート応答をターゲットＵＥに返送することを備える。更に、ターゲットＵＥが、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告すると同時に、ターゲットＵＥが、指定期間を有するタイマーを始動させると共に、ターゲットＵＥがロケーションレポート応答をＬＣＳシステムから受取ったかどうかを判断して、もしロケーションレポート応答を受取っていれば、ターゲットＵＥがタイマーを停止させる一方、もしロケーションレポート応答を受取っていなければ、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに再び報告すると同時にタイマーを再始動させる。本発明は、ロケーションレポートの報告のエラーを減少させると共に、ＬＣＳの実施の不確実さを低減する。

Description

本発明は、測位手法に関し、より詳しくは、ロケーションサービス（ＬＣＳ）におけるターゲット・ユーザー装置（ＵＥ）によってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法に関する。

移動通信ネットワークのＬＣＳは、測位手法によってターゲットＵＥのロケーション情報を得る。ここで、ターゲットＵＥは、移動通信ネットワークにおいて測位されるべきターゲットＵＥを指す一方、ロケーション情報は、緯度又は経度の形で表される地理情報又は一地区の通りに関するロケーション情報である。ＬＣＳシステムによって得られるロケーション情報は、自己測位のためにターゲットＵＥに、又は、特定地域用の課金又はオペレーション及びメンテナンスのために通信システム自身に、又は、他のクライアント、例えば、付加価値サービスの使用のためにターゲットＵＥのロケーション情報を請求するエージェンシーや個人に提供される。従って、ＬＣＳは、救急医療、車両ナビゲーション、高度トラフィックシステム、スケジューリング、チーム管理、モービル・イエローページ問合せ、エンハンスト・ネットワーク性能等の多くの分野で広い用途を有する。３ＧＰＰ（Third Generation Partner Project）において、ＬＣＳの仕様とＬＣＳシステムの機能モード、構造、状態既述及びメッセージフローが提案されてきた。

図１は、ＬＣＳを実施する論理構造を示す概略線図である。図１に示すように、申請人１０１は、ＬＣＳシステムを含むネットワーク１０２を介して、ターゲットＵＥ１０３のロケーション情報を請求する。ＬＣＳシステムを含むネットワーク１０２は、ターゲットＵＥ１０３が、そのロケーション情報を申請人１０１が請求することを許可するかどうかを点検するために、申請人１０１の合法的認証をする。もし申請人１０１が、ＬＣＳシステムを含むネットワーク１０２による合法的認証をパスすると、ネットワーク１０２は、ターゲットＵＥ１０３のロケーションを決定すると共に、ターゲットＵＥ１０３のロケーション情報を申請人１０１に提供する。そうでなければ、ＬＣＳシステムを含むネットワーク１０２は、申請人１０１によるターゲットＵＥ１０３のロケーション情報の請求を拒否する。申請人１０１は、申請人とＬＣＳクライアントを含み得る。上記ＬＣＳクライアントは、ＬＣＳシステムを含むネットワーク１０２でインターフェースされる１個以上のターゲットＵＥ１０３のロケーション情報を得るソフトウエア又はハードウエア実体を指す。又、上記申請人は、ターゲットＵＥのロケーション情報を請求するＬＣＳ申請クライアント、例えば、ロケーション請求のイニシエータであるエージェンシー又は個人等である。ＬＣＳクライアントは、同時に申請人であり得る。

ＬＣＳシステム内でロケーションサービスを実施する機能的実体は、ＧＭＬＣ（Gateway Mobile Location Center）、加入者データ記憶サーバー（ＨＬＲ／ＨＳＳ）、コアネットワーク（ＣＮ）とＲＡＮ（Radio Access Network）を含む。ここで、ＧＭＬＣは、Ｒ−ＧＭＬＣ（Requesting-GMLC）、Ｈ−ＧＭＬＣ（Home-GMLC）とＶ−ＧＭＬＣ（Visited-GMLC）を更に含む。Ｒ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳシステムを含むネットワーク内で申請人からターゲットＵＥのロケーション請求を受取るＧＭＬＣを指し、Ｈ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳシステムを含むネットワーク内でターゲットＵＥが属するＧＭＬＣを指し、更に、Ｖ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳシステムを含むネットワーク内でターゲットＵＥによって現在ビジットされているＧＬＭＣ、即ち、ネットワーク内でターゲットＵＥが現在ロケーションを決定しているＧＭＬＣを指す。ここで、Ｒ−ＧＭＬＣ、Ｈ−ＧＭＬＣとＶ−ＧＭＬＣは、１個の物理的実体でもよい。

現在、３ＧＰＰ仕様において、エリアイベント変更と実施のための後回しロケーション要求手順が規定されている。エリア変動クラスの上記ロケーション要求メッセージは、申請人が、ターゲットエリアと、ロケーションレポートをトリガーするイベントを前もって指定する、例えば、ターゲットＵＥが、指定ターゲットエリアに対してエンター、離脱又は位置する時にロケーションレポートが、申請人に報告されるように請求される状態のメッセージを指す。ＬＣＳシステムは、指定ターゲットエリアとロケーションレポートをトリガーする指定されたイベントについての情報をターゲットＵＥに送り、又、ターゲットＵＥは、その情報をセーブすると共に、同時に、適当なアプリケーションプログラムをイニシエートする。アプリケーションプログラムが、ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生を検出する時、例えば、ターゲットＵＥが指定ターゲットエリアに対してエンター、離脱又はロケーション決定した時、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告すると共に、ＬＣＳシステムは、ロケーションレポートを適当な申請人に送って、ロケーションレポートをトリガーするように指定されたイベントが発生したことを対応する申請人に知らせる。更に、申請人は、ターゲットＵＥが報告する必要のあるロケーションレポートの数を指定して、例えば、１個だけのロケーションレポートが報告され、又は、ターゲットＵＥが定期的にロケーションレポートを報告すべき妥当期間を指定する。要約すると、エリア変動クラス・ロケーション要求により、申請人は、トラックモニタリング機能、例えば、子供トラッキングとペットトラッキングを有するいくつかのＬＣＳを便利に定義することができるため、ＬＣＳをトラックモニタリングに広く使用することができる。

図２は、従来技術のエリア変動クラス・ロケーション要求処理におけるメッセージ・インタラクションを示す。図２に示すように、エリア変動クラス・ロケーション要求処理におけるメッセージ・インタラクションは、以下のステップを備える。

（ステップ２０１）
申請人が、ターゲットＵＥのアイデンティティ、指定ターゲットエリアと、ロケーションレポートをトリガーするイベントを保有するＬＣＳサービス要求をＲ−ＧＭＬＣに送る。ロケーションレポートをトリガーするイベントは、ターゲットＵＥが、指定ターゲットエリアにおいてエンター、離脱又はロケーション決定する時にロケーションレポートを報告することを備える。ＬＣＳサービス要求は、ＬＣＳサービス要求の妥当期間、例えば、その開始時間及び終了時間と、ＬＣＳサービス要求によって要求されるターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートの数とを保有する。もし複数のロケーションレポートが必要であるなら、ＬＣＳサービス要求は、周期的に報告されるロケーションレポートの間の時間間隔も保有する必要がある。上述したように、このＬＣＳサービス要求は、次に、エリア変動クラス・ロケーションレポートである。

（ステップ２０２）
ＬＣＳサービス要求を受取った後、ＬＣＳシステムがターゲットＵＥのロケーション情報を申請人に提供することをターゲットＵＥが許可するかどうかを決定する合法的認証を申請人に対してするＨ−ＧＭＬＣに、Ｒ−ＧＭＬＣはこのＬＣＳサービス要求を送る。もし申請人が合法的認証をパスすると、Ｈ−ＧＭＬＣはＬＣＳサービス要求をＶ−ＧＭＬＣに送る。そうでなければ、Ｈ−ＧＭＬＣは、認証失敗アック（Ack）をＲ−ＧＭＬＣに返送し、Ｒ−ＧＭＬＣは、申請人によってイニシエートされたターゲットＵＥに対するエリア変動クラス・ロケーション要求を拒否すると共に、エリア変動クラス・ロケーション要求の現在の処理を終了する。

（ステップ２０３）
ＬＣＳサービス要求を受取った後、Ｖ−ＧＭＬＣは、その要求が保有する指定ターゲットエリアを、ネットワークで識別し得る地理的アイデンティティに変換すると共に、ターゲットＵＥのアイデンティティ、ネットワーク地理的フォーマットで表される変換された指定ターゲットエリアとロケーションレポートをトリガーするイベントを保有するプロバイド加入者ロケーション要求（Provide Subscriber Location Request）をＣＮに送る。ＬＣＳサービス要求が保有する情報に対応して、このプロバイド加入者ロケーション要求は、報告されるロケーションレポートの数も保有し、もし複数のロケーションレポートが必要であるなら、周期的に報告されるロケーションレポートの間の時間間隔も保有される。

（ステップ２０４）
ターゲットＵＥがアイドルモードであることを検出した時、ＣＮは、ターゲットＵＥに対するページングをイニシエートすると共に、ターゲットＵＥが合法的なネットワークデバイスであるかどうかを判断するために、ターゲットＵＥに対する認証と暗号化をする。更に、ＣＮは、ターゲットＵＥにプライバシーベリファイ通知を送って、申請人がロケーション情報を要求していることをターゲットＵＥに通知すると共に、ターゲットＵＥ自身は、ＬＣＳシステムが申請人にターゲットＵＥのロケーション情報を提供することを許可するかどうかをベリファイする。

（ステップ２０５−２０６）
ＣＮは、ロケーションエリア・イベント・インボーク要求（Location Area Event Invoke Request）をＲＡＮを介してターゲットＵＥに送り、ロケーションエリア・イベント・インボーク要求が保有する情報は、ＬＣＳサービス要求に保持される情報に対応する。ロケーションエリア・イベント・インボーク要求を受取った後、ターゲットＵＥは、関連アプリケーションプログラム自身を始動させ、ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生をモニターすると共に、ＣＮにロケーションエリア・イベント・インボーク・アックを送って、現在のロケーション要求が受入れられて適当に取扱われたことをＣＮに通知する。

（ステップ２０７−２１０）
ロケーションエリア・イベント・インボーク・アックを受取った後、ＣＮは、Ｖ−ＧＭＬＣにプロバイド加入者ロケーション・アックを送って、現在のエリア変動クラス・ロケーション要求が受入れられたことをＶ−ＧＭＬＣに通知する。プロバイド加入者ロケーション・アックを受取った後、Ｖ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスをＨ−ＧＭＬＣに送って、現在のエリア変動クラス・ロケーション要求が受入れられたことをＨ−ＧＭＬＣに通知する。ＬＣＳサービス・レスポンスを受取った後、Ｈ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスをＲ−ＧＭＬＣに送って、現在のエリア変動クラス・ロケーション要求が受入れられたことをＲ−ＧＭＬＣに通知する。ＬＣＳサービス・レスポンスを受取った後、Ｒ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスを申請人に送って、現在のエリア変動クラス・ロケーション要求がターゲットＵＥによって受入れられたことを申請人に通知する。

（ステップ２１１−２１２）
ロケーションレポートをトリガーするイベントが発生する、即ち、ターゲットＵＥが、指定ターゲットエリアに対してエンター、離脱又はロケーション決定する。更に、ターゲットＵＥが、指定ターゲットエリアをカバーするＣＮにＲＡＮを介してロケーションエリア・イベントレポートを送って、ロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＣＮに通知する。

（ステップ２１３−２１４）
ロケーションエリア・イベントレポートを受取った後、ＣＮは、指定ターゲットエリアをカバーするＶ−ＧＭＬＣに加入者ロケーションレポートを送って、ターゲットＵＥのロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＶ−ＧＭＬＣに通知する。加入者ロケーションレポートを受取った後、Ｖ−ＧＭＬＣは、加入者ロケーションレポート・アックをＣＮに送って、ＣＮによって送られた加入者ロケーションレポートが受取られたことをＣＮに通知する。この時、ＣＮは、現在のロケーション要求についての対応する料金請求記録を生成してもよい。

（ステップ２１５−２１８）
指定ターゲットエリアをカバーするＣＮに加入者ロケーションレポート・アックを送った後、Ｖ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスをＨ−ＧＭＬＣに送って、ターゲットＵＥのロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＨ−ＧＭＬＣに通知する。ＬＣＳサービス・レスポンスを受取った後、Ｈ−ＧＭＬＣは、申請人に与えられたターゲットＵＥのロケーション情報がこの申請人に対する認可の下に許可されていることを確認するために、申請人に対して認証（プライバシーチェック）をする。申請人が認証をパスした後、Ｈ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスをＲ−ＧＭＬＣに送って、ターゲットＵＥのロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＲ−ＧＭＬＣに通知する。ＬＣＳサービス・レスポンスを受取った後、Ｒ−ＧＭＬＣは、ＬＣＳサービス・レスポンスを申請人に送って、ターゲットＵＥのロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことを申請人に通知する。

ステップ２１１−２１８のＶ−ＧＭＬＣは、ターゲットＵＥがロケーション決定を現在していると共にターゲットエリアをカバーし得るＧＭＬＣを指し、ステップ２０２−２１０のＶ−ＧＭＬＣと同じＧＭＬＣであるか、又は、ステップ２０２−２１０のＶ−ＧＭＬＣと異なるＧＭＬＣであり得る。同様に、ステップ２１１−２１８のＣＮは、ターゲットＵＥがロケーション決定を現在していると共にターゲットエリアをカバーし得るＣＮを指し、ステップ２０２−２１０と同じＣＮであるか、又は、ステップ２０２−２１０とは異なるＣＮであり得る。

もしエリア変動クラス・ロケーション要求が、周期的に報告されるロケーションレポートの間の間隔とロケーションレポートの数を保有するならば、指定ターゲットエリアをカバーするＣＮにターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートの間の間隔は、エリア変動クラス・ロケーション要求の間の間隔未満であり得ないと共に、ロケーションレポートの総数は、エリア変動クラス・ロケーション要求で必要な数を超えることができない。各ロケーションレポートを報告する処理手順は、ステップ２１１−２１８に示す上記プロセスと基本的に同じである。

３ＧＰＰ仕様で定義されるエリア変動クラス・ロケーション要求の上記メッセージ・インタラクティブ・プロセスから理解されるように、ステップ２１２において、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことを検出する時、指定ターゲットエリアをカバーするＣＮにＲＡＮを介してロケーションエリア・イベントレポートを送って、ロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＣＮに通知する。しかしながら、ステップ２１３において、ＣＮは、ロケーションエリア・イベントレポートを受取る時、ターゲットＵＥによって送られたロケーションエリア・イベントレポートの受取りに成功したことをターゲットＵＥに通知するために、対応するレスポンスをターゲットＵＥに返送することをせずに、ターゲットＵＥのロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＶ−ＧＭＬＣに通知するために、Ｖ−ＧＭＬＣに加入者ロケーションレポートを送る。後続のプロセスにおいても、ＣＮは、対応するレスポンスをターゲットＵＥに返送しないため、ターゲットＵＥは、指定ターゲットエリアをカバーするＣＮがロケーションエリア・イベントレポートを受取ったかどうかを決定できないので、ＬＣＳの実施の不確実さが増大する。

更に、ＬＣＳ用ネットワークにおけるＣＮの支持能力に差異があるので、例えば、いくつかのＣＮは、エリア変動クラス・ロケーション要求を支持できるが、他のＣＮは支持できない。エリア変動クラス・ロケーション要求の処理を支持しないＣＮは、ターゲットＵＥによって送られたロケーションレポートを受取った時にそのレポートを識別できないので、このようなロケーションレポートを直接廃棄するかも知れない。よって、この処理手順では、ＣＮが、対応するレスポンスをターゲットＵＥに返送するステップが無いので、ターゲットＵＥは、報告されたロケーションレポートがＣＮによって適当に処理されたか、又は、ＣＮによって廃棄されたかを知ることができない。

それに加えて、ターゲットＵＥによってＣＮに報告されるロケーションレポートの喪失につながる他の理由があり、例えば、メッセージがワイヤレスチャネルを介して転送される時、そのメッセージは、不安定な無線信号により失われることがある。ＣＮが、対応するレスポンスをターゲットＵＥに返送する機構が無いので、ターゲットＵＥは、ＣＮが現在報告されているロケーションレポートを適当に受取ったかどうかを知らない。更に、従来技術では、ターゲットＵＥは、ＣＮに報告を１度した後は、ロケーションレポートの報告を最早しない。もし報告されたロケーションレポートが失われると、申請人によって指定されたロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したとしても、ＣＮはターゲットＵＥのロケーションレポートを受取らないことにより、現在の処理手順の中間での失敗に帰着するから、ＬＣＳシステムは、ターゲットＵＥのどのロケーションレポートも対応する申請人に返送しない。よって、申請人は、ターゲットＵＥによって報告されたロケーションレポートを適当に受取ることができないため、ＬＣＳの実施における不確実さが増大する。

上記説明とは別に、ターゲットＵＥを利用する課金用のＡｏＣＣ（Advice of Charge Charging）並びにターゲットＵＥを利用して、課金情報を提供するＡｏＣＩ（Advice of Charge Information）等のいくつかのサービスがある。従来技術の処理手順によれば、ＣＮが、対応するレスポンスをターゲットＵＥに返送する機構が無いので、ターゲットＵＥがロケーションレポートを報告した直後に現在のサービスが課金されるが、もしこの時ＬＣＳシステムが、異常な理由によりこのロケーションレポートを受取らなければ、ターゲットＵＥに対する課金エラーが発生し得る。

上記のことを考慮して、本発明の目的は、ロケーションレポートの報告プロセスにおけるエラーを減少させると共に、ＬＣＳの実施における不確実さを低減するように、ＬＣＳにおいてターゲットＵＥによってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法を提供することである。

上記目的を達成するために、本発明は、ＬＣＳにおけるターゲットＵＥによってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法において、ターゲットＵＥが、申請人によってイニシエートされたロケーション要求を受取ると共に、ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生を検出した後にロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告するステップＡと、ターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートを受取った後、ＬＣＳシステムが、ロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送するステップＢとを備えるインタラクティブな方法を提供する。

ステップＡが、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告すると同時に、ターゲットＵＥが、期間を指定するタイマーを始動させて、ＬＣＳシステムがロケーションレポート・アックを返送するのを待つことを更に備える。

方法は、ターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを前記指定期間内に受取ったかどうかを判断して、もしロケーションレポート・アックを受取っていれば、前記タイマーを停止させ、もしロケーションレポート・アックを受取っていなければ、ロケーションレポートをＬＣＳシステムにもう１度報告すると同時に、前記タイマーを再始動させて、ＬＣＳシステムがロケーションレポート・アックを返送するのを待つステップを更に備える。

方法は、ロケーションレポート・アックを受取らないことに起因する再報告のための妥当時間を前もって設定するステップを更に備え、又、前記妥当時間が所定数の指定期間を含み、更に、ターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを前記妥当時間内に受取っていない時、ターゲットＵＥは、最早、ターゲットＵＥとＬＣＳシステムの間の現在のインタラクティブ・プロセスにおいてロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない。

方法は、ロケーションレポート・アックを受取らないことに起因する再報告の数を前もって設定するステップを更に備え、又、もしＬＣＳシステムに対するターゲットＵＥによるロケーションレポートの再報告の数が前記設定数を超えた後にターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを受取っていなければ、ターゲットＵＥは、最早、ターゲットＵＥとＬＣＳシステムの間の現在のインタラクティブ・プロセスにおいてロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない。

ターゲットＵＥが、最早、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない後に、方法はステップａを更に備え、該ステップａにおいて、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートの送出が不成功であることを示すフラッグを設定して、又、ターゲットＵＥが、そのロケーションを更新すると共に、別のＣＮによってカバーされるエリアをエンターする時、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートの送出不成功のセーブされたフラッグに従ってターゲットＵＥをカバーする現在のＣＮに、ロケーションレポートをもう１度送る。

前記ステップａの後に、方法は、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取った後、ロケーションレポートの送出不成功のセーブされたフラッグをクリアするステップを更に備える。

ロケーションレポート・アックがパラメータを保有する。
前記パラメータが、ロケーションレポートの処理結果の情報を備える

本発明によって提供される方法によれば、ＬＣＳシステムがロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送する機構を追加することにより、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告した後に処理手順を終了せずに、ターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを受取ったかどうかに従って後続の操作を決定することにより、ターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートをＬＣＳシステムが受取らないことに起因する操作途中の失敗を避け、ロケーションレポート内のエラーを減少させると共に、ＬＣＳの実施における不確実さを低減する。

それに加えて、この処理機構は、課金のためにターゲットＵＥを使用するＡｏＣＣサービスと、課金情報を提供するのにターゲットＵＥを使用するＡｏＣＩサービスにおいて、ターゲットＵＥへの課金におけるエラーを避けることができる。

以下に、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。

本発明の好ましい実施の形態によれば、ＣＮがロケーションレポート・アック（Ack）をターゲットＵＥに返送する機構を追加することにより、ターゲットＵＥは、ＣＮにロケーションレポートを報告した後にその処理手順を終了しないで、ＣＮによって返送されたロケーションレポート・アックを受取ったかどうかに従って後続の作業を決定する。

本発明のより優れた実施のために、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＣＮに報告しながら、期間を指定するタイマーを始動させると共に、ＣＮがその指定期間内にロケーションレポート・アックを返送するのを待つ。もしＣＮが、指定期間内にロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送すれば、ターゲットＵＥは、その期間を指定するタイマーを停止させる。一方、もしＣＮが、指定期間内にロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送しなければ、ターゲットＵＥは、その期間を指定するタイマーがタイムアウトした時、ロケーションレポートをＣＮにもう１度報告し、同時に、その期間を指定するタイマーを再始動させて、ＣＮがロケーションレポート・アックを返送するのを指定期間内で待ち続ける。ターゲットＵＥが長い間ロケーションレポートを報告し続けるのを防止するために、ロケーションレポートの再報告の妥当期間又は回数を前もって設定してもよい。もしターゲットＵＥが、ロケーションレポート・アックを妥当期間内に、即ち、設定数の指定期間内に受取っていないか、又は、ＣＮに対するロケーションレポートの再報告の回数が設定数を超える時にアックを受取っていなければ、ターゲットＵＥは、最早、ロケーションレポートをＣＮに報告しない。

図３は、本発明に従ってターゲットＵＥがロケーションレポートをＣＮに報告するインタラクティブなフローチャートである。図３に示すように、ターゲットＵＥがロケーションレポートをＣＮに報告するインタラクティブな方法は、以下のステップを備える。

（ステップ３０１−３０３）
ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生を検出した後、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＣＮに報告し、同時に、期間を指定するタイマーを始動させて、ＣＮがロケーションレポート・アックを返送するのを指定期間内に待つ。

以下のステップに対して、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取る可能性と、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取らない可能性とがある。従って、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取ったかどうかに応じて、ターゲットＵＥは、異なる後続の操作を行う。

その期間を指定するタイマーがタイムアウトしていない時、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取った後の後続操作は以下のステップを備える。

（ステップ３０４ａ−３０６ａ）
ターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートを受取った後、ＣＮは、ロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送する。ロケーションレポート・アックを受取った後、ターゲットＵＥは、その期間を指定するタイマーを停止させる。ＣＮによってターゲットＵＥに返送されたロケーションレポート・アックは、ＣＮによるロケーションレポートの処理結果の情報等の各種のパラメータを保有する。

その期間を指定するタイマーがタイムアウトしたが、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取っていない時、後続の操作は以下のステップを備える。

（ステップ３０４ｂ−３０６ｂ）
期間を指定するタイマーがタイムアウトした時、ターゲットＵＥは、ＣＮにロケーションレポートをもう１度報告し、同時に、その期間を指定するタイマーを再始動させて、ＣＮがロケーションレポート・アックを返送するのを指定期間内に待つ。

後続のプロセスにおいて、もしターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取ると、ステップ３０４ａ−３０６ａが繰返されるし、もしターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取らなければ、ステップ３０４ｂ−３０６ｂが繰返される。もしターゲットＵＥが、ロケーションレポート・アックを妥当期間内に、即ち、設定数の指定期間内に受取っていないか、又は、ＣＮに対するロケーションレポートの再報告の回数が設定数を超える時にアックを受取っていなければ、ターゲットＵＥは、最早、現在のＣＮとのインタラクティブ・プロセスにおいてロケーションレポートをＣＮに報告せずに、このロケーションレポートの送出不成功を示す適当なフラッグを設定する。後続の処理において、ターゲットＵＥがそのロケーションを更新して、別のＣＮによってカバーされるエリアをエンターする時、ターゲットＵＥは、送出不成功のセーブされたフラッグに従って、ロケーションレポートを現在のＣＮにもう１度送る。ターゲットＵＥが、ＣＮがロケーションレポートの処理に成功したことを示す、ＣＮから返送されるロケーションレポート・アックを受取る時、ターゲットＵＥが、ロケーションレポートの送出不成功のセーブされたフラッグをクリアする。

もしターゲットＵＥが、複数のロケーションレポートを作成すること、又は、ロケーションレポートをＣＮに周期的に報告することを必要とするならば、ターゲットＵＥがロケーションレポートをＣＮに報告する毎に、上記ステップが取られるべきである。ターゲットＵＥからＣＮに対するロケーションレポート間の時間間隔は、ターゲットＵＥがＣＮにロケーションレポートを報告するインタラクティブ・プロセスで設定される指定期間と妥当期間の大きさからの大きさの異なる順序にあるので、ターゲットＵＥが、新たな又は古いロケーションレポートを報告すべきかどうかを決定することができないことはあり得ない。

例えば、ロケーションサービスにおいて、申請人は、ＬＣＳシステムを有するネットワークに対して、ターゲットＵＥのためのエリア変動クラス・ロケーション要求をイニシエートして、ＬＣＳシステムを有するネットワークに対して、ターゲットＵＥが指定ターゲットエリアをエンターする直後にイベントレポート通知を申請人に送ることを要求する。ＬＣＳシステムを有するネットワークは、指定ターゲットエリアと、ロケーションレポートをトリガーするイベントとを保有するエリア変動クラス・ロケーション要求をターゲットＵＥに送る。エリア変動クラス・ロケーション要求を受取った後、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生をモニターする。

ターゲットＵＥが、ロケーションレポートの発生をトリガーするイベントの発生を検出する、例えば、ターゲットＵＥが、指定ターゲットエリアをエンターする時、ターゲットＵＥは、ＣＮにロケーションエリア・イベントレポートを送って、ロケーションレポートをトリガーするイベントが発生したことをＣＮに通知し、同時に、期間を指定するタイマーを始動させて、ＣＮがロケーションエリア・イベントレポート・アックを返送することを指定期間内で待つ。

もしＣＮが、ロケーションエリア・イベントレポートを受取って、ターゲットＵＥに指定期間内にロケーションエリア・イベントレポート・アックを返送すると、ターゲットＵＥは、ロケーションエリア・イベントレポート・アックを受取った後、その期間を指定するタイマーを停止させる。このロケーションエリア・イベントレポート・アックは、例えば、ＣＮによるロケーションレポートの処理結果等の各種のパラメータを保有する。

もしＣＮが、指定期間内にターゲットＵＥにロケーションエリア・イベントレポート・アックを返送しなければ、ターゲットＵＥは、期間を指定するタイマーがタイムアウトしている時にロケーションエリア・イベントレポートをＣＮにもう１度送り、同時に、期間を指定するタイマーを再始動させて、ＣＮがターゲットＵＥにロケーションエリア・イベントレポート・アックを返送することを指定期間内に待ち続ける。

申請人によってイニシエートされたエリア変動クラス・ロケーション要求が、周期的に報告されたロケーションレポートの間の時間間隔とその報告回数を保有するならば、ターゲットＵＥは、ターゲットＵＥがロケーションレポートをＣＮに報告する毎に上記プロセスを行うべきである。

課金用にターゲットＵＥを使用するＡｏＣＣサービスと、課金情報を提供するのにターゲットＵＥを使用するＡｏＣＩにおいて、ターゲットＵＥは、ＣＮによって返送されるロケーションエリア・イベントレポート・アックを受取った後、現在のサービスの課金情報を生成し得ることにより、ターゲットＵＥへの課金の正確さを確実にする。

上記プロセスにおいて、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＨ−ＧＭＬＣに直接送ってもよく、この場合、Ｈ−ＧＭＬＣが、ロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送する。

ＬＣＳ実施の論理的構造を示す概略線図である。従来技術におけるエリア変動クラス・ロケーション要求の処理におけるメッセージ・インタラクションを示す。本発明の好ましい実施の形態に従ってターゲットＵＥがロケーションレポートをＣＮに報告するインタラクティブなフローチャートである。

符号の説明

１０１申請人
１０２ネットワーク
１０３ターゲットＵＥ

Claims

ロケーションサービス（ＬＣＳ）におけるターゲット・ユーザー装置（ＵＥ）によってロケーションレポートを報告するインタラクティブな方法において、
ターゲットＵＥが、申請人によってイニシエートされたロケーション要求を受取ると共に、ロケーションレポートをトリガーするイベントの発生を検出した後にロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告するステップＡと、ターゲットＵＥによって報告されるロケーションレポートを受取った後、ＬＣＳシステムが、ロケーションレポート・アックをターゲットＵＥに返送するステップＢとを備えるインタラクティブな方法。
ステップＡが、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告すると同時に、ターゲットＵＥが、期間を指定するタイマーを始動させて、ＬＣＳシステムがロケーションレポート・アックを返送するのを待つことを更に備える請求項１に記載のインタラクティブな方法。
ターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを前記指定期間内に受取ったかどうかを判断して、もしロケーションレポート・アックを受取っていれば、ターゲットＵＥが前記タイマーを停止させる一方、もしロケーションレポート・アックを受取っていなければ、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートをＬＣＳシステムにもう１度報告すると同時に、前記タイマーを再始動させて、ＬＣＳシステムがロケーションレポート・アックを返送するのを待つステップを更に備える請求項２に記載のインタラクティブな方法。
ロケーションレポート・アックを受取らないことに起因する再報告のための妥当時間を前もって設定するステップを更に備え、又、前記妥当時間が所定数の指定期間を含み、更に、ターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを前記妥当時間内に受取っていない時、ターゲットＵＥは、最早、ターゲットＵＥとＬＣＳシステムの間の現在のインタラクティブ・プロセスにおいてロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない請求項３に記載のインタラクティブな方法。
ロケーションレポート・アックを受取らないことに起因する再報告の数を前もって設定するステップを更に備え、又、もしＬＣＳシステムに対するターゲットＵＥによるロケーションレポートの再報告の数が前記設定数を超えた後にターゲットＵＥが、ＬＣＳシステムによって返送されるロケーションレポート・アックを受取っていなければ、ターゲットＵＥは、最早、ターゲットＵＥとＬＣＳシステムの間の現在のインタラクティブ・プロセスにおいてロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない請求項３に記載のインタラクティブな方法。
ターゲットＵＥが、最早、ロケーションレポートをＬＣＳシステムに報告しない後に、ステップａを更に備え、該ステップａにおいて、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートの送出が不成功であることを示すフラッグを設定して、又、ターゲットＵＥが、そのロケーションを更新すると共に、別のＣＮによってカバーされるエリアをエンターする時、ターゲットＵＥは、ロケーションレポートの送出不成功のセーブされたフラッグに従ってターゲットＵＥをカバーする現在のＣＮに、ロケーションレポートをもう１度送る請求項４又は５に記載のインタラクティブな方法。
前記ステップａの後に、ステップを更に備え、該ステップにおいて、ターゲットＵＥが、ＣＮによって返送されるロケーションレポート・アックを受取った後、ロケーションレポートの送出不成功のセーブされたフラッグをクリアする請求項６に記載のインタラクティブな方法。
ロケーションレポート・アックがパラメータを保有する請求項１に記載のインタラクティブな方法。
前記パラメータが、ロケーションレポートの処理結果の情報を備える請求項８に記載のインタラクティブな方法。