JP2006524774A - 製造設備 - Google Patents

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Abstract

波力エネルギーを利用する製造設備であって、該製造設備には2ユニット或いはそれ以上の製造ユニットがあり、水盆の水塊(V)は水盆の底(P)或いはその近傍に位置する製造ユニット(4)或いはその部材を活性化するようになされ、製造ユニット(4)は水塊の運動エネルギーを電気エネルギー及び/又は運動エネルギー及び/又は中間物質の圧力に変換するのに使用可能である。製造ユニット(4)は中間水域(B)にて水盆の底に直接或いは間接に取り付けられている。製造ユニット(4)は全く水面下に没している。製造ユニット(4)或いは中間物質のエネルギーの移送装置は、互いに直列に或いは並列に連結されている。

Description

本発明は、請求項1の前文に定義されたとおり波力エネルギーを利用するための製造設備に関するものである。
風が長期間に亘って同一方向へ吹く時、波浪が形成される。風の影響下に発生した波浪は深水において一定の優位性を持ち、すなわち平均波長Lと波高は両者とも風が吹く風力と期間に左右される。波浪は浅い水深方向に進むにつれ、波浪による水底効果によりその波長は短くなり波高は増加する。波浪が波長によって左右される或る水深で充分な波高に達すると、波浪は砕ける。波浪が砕けるこの深さを文献では“砕け波線”と呼ぶ。砕け波線は一定ではなく、風の状態に次々に左右される波長と波高に或る程度依存することは注目すべきである。砕け波線は通常の波長Lの1/4から1/5の間であることが通例である。砕け波線は海岸の特定の位置で殆ど同じ場所に存続し、何故ならば通常の風の状態は基本的に殆ど一定であるためである。
図3は、海岸近辺の海洋等水盆の水塊上での波浪の影響を示す。波浪の活動深さZはその波長に左右され、そのため波長Lを持つ波浪はL/2深さにてなお活動する。図3の領域Cすなわち深い水深において水塊の各点での軌道は円形である。水深Hの波浪の波長Lに対する比率は大きく、すなわちH/Lは1/2〜∞の範囲である。波が浅い水深に進むと、波高は増加し波長は減少し、そのため波長に対する水深の割合は減少する。図3の領域Bである中間海域において、水深Hは通常の波長Lの約1/2から1/20である。水塊は表面において円形の運動を行うが、水盆の水底の方へ近づくにつれ水塊の各点の軌道は初め楕円となり、深くなるにしたがって軌道点の楕円形化は増し、ついには水盆の水底近くでは水塊の各点は一定の中心の周りに略前後運動を伴う軌道を持つ。浅水域すなわち図3の沿岸領域において、水深Hの通常の波長Lに対しての割合は、前記砕け波線が水深の1/4から1/5という条件下で、0から1/20である。浅水域においては波の活動は水底迄ずっと続き、一方水塊は楕円運動を呈する。
種々のシステム及び発電所が、波浪の運動エネルギーを取り出すために開発されてきた。通常それらは水面に浮かんだ浮揚体を基本とし、波浪により稼動する。水面上に浮かんだ浮揚体からの運動エネルギーは、いずれにせよ水面上或いは水面下に位置する発電機或いは捩じれポンプに取り出され、そこからエネルギーは適用対象へ更に移送可能である。
上述の形式による波力エネルギーを取り出す公知のシステムに起因する主たる問題は、その位置に関連してであり水面上の構造物は荒海で常に損傷にさらされる。損傷の恐れのためにこれまで建造された波力エネルギーを利用する発電所は比較的低出力であった。
又波浪から運動エネルギーを取り出す公知のシステムもあり、該システムは湖、海等の水盆の水底に据え付けられたものである。そういったシステムの一つは特許文献1にて公開された装置によって代表され、該装置は水盆の水底に取り付けられ、そこで波力エネルギーは波板より取り出され、該波板は水底に取り付けられ、波浪によって揺動する。該波板は一部水面に達している。該装置は、砕け波線と浅水域の間の領域内で水盆の水底上に取り付けられる。本装置の問題は砕け波線その位置にあり、そこでは波の動き延いては利用可能なエネルギーに一貫性がなく、そのため該装置は連続的なエネルギー発生に不適当である。波板は一部水面上にあり、したがって装置は荒海にさらされ損傷される。特許文献2は又、波力エネルギーの取り出しシステムについて述べており、そのポンプユニットは海底に据え付けられている。該ポンプユニットは浅水領域に位置し、圧力プレートは水面に達するか或いは水面直下にまで達している。このシステムは又、圧力プレートの位置問題を包含し、例え圧力プレートが穏やかな状態である水面下に在ったとしても荒海である水面上に少なくともその一部が有り、結果として該システムは損傷にさらされる。該システムの位置は又第二の問題を引き起こし、浅水域での波浪の運動が安定したエネルギー発生の達成には変則過ぎることである。
PCT特許出願98/17911 米国特許明細書第4、001、597号
本発明は従来技術の欠点を排除することを意図するものである。
したがって本発明の主たる第一目的は、風の状態にかかわらず高効率にまた可能な限り平滑的に、波浪に内在する運動エネルギーを取り出すための製造設備を提供することである。これの意味するところは、水面上の通常の天候状態により引き起こされる波力エネルギーの変動を最も極小化することを目指すといった方法で該装置が建造されることである。
本発明の主たる第二の目的は、天候状態がもたらす損傷ににさらされることが少ない、波浪から運動エネルギーを取り出す製造設備を提供することである。
本発明の第三の目的は、単一ユニットを追加することにより拡張を可能にし、該単一ユニットを置換することにより設備の修理が簡単に為される構造を持つ、波浪から運動エネルギーを取り出す製造設備を提供することである。
本発明は、波浪が水面下の水底近く水深の中間点において水面の波浪とほぼ同等或いは場合によってはそれ以上のエネルギーを持つという意外な観察を基礎としている。このエネルギーは主に運動エネルギーとして発生する。本発明はこの運動エネルギーを利用している。
図3に示すとおり、浅水域中水塊の一定の点は楕円運動或いは円運動を行い、即ち潜在エネルギーと運動エネルギーの両方を持つ。現在の多くの波力発電所は上述の砕け波線と浅水域A間の領域で稼動するよう工夫されており、何故ならば波浪はその波高の故にこの領域で最大の潜在エネルギーを持つからであり、大抵のシステムはこの潜在エネルギーを何とかして利用しようと目差している。しかし、浅水域での構造は水面に非常に近く、そこで荒い天候状態に容易にさらされることを特に考慮に入れると、浅水域で波浪エネルギーを利用することは著しく困難である。更に浅水域での水塊の運動は図3に示すとおり多かれ少なかれ回転(楕円に)し、エネルギー発生を変則にする交差波が常に或る程度存在する。
対照してみると本発明は、水塊の運動が領域Bすなわち図3の中間水域の水底に取り付けられた製造設備ユニット或いはその部材を活性化するように構成される特徴を基礎にしている。製造設備は全く水中に没しており、水塊の運動が主に往復運動を行うか或いは規則的に楕円運動を為す深さであることが好ましい。
本発明は、波力エネルギーを利用する請求項1に定義された製造設備に関するものであり、該機構には2ユニット或いはそれ以上の製造ユニットがあり、水盆の水塊は水盆の水底或いはその近傍に取り付けられた製造ユニットの一部を活性化するように為され、該製造ユニットは水塊の運動エネルギーを電力及び/又は運動エネルギー及び/又は中間物質の圧力等他のエネルギー形態に変換することを目指している。該製造ユニットは中間水域(B)中の水盆の水底に直接或いは間接に取り付けられ、製造ユニットは水面下に全く没しており、エネルギー或いは中間物質の移送装置は装置間で直列に或いは並列に相互に連結されている。
この形式の製造設備は多くの主要な有利な点を達成する。
− 中間水域において水塊中の一定の点での運動は水底近傍で実質的に往復運動となり、該水塊は次いで主として運動エネルギーを持つ。このように、浅水域に位置する公知の波力発電所と違って水塊エネルギーは一定に保たれる。水塊は一定の中心に関連して規則的な運動を持ち、水底に据え付けられた製造設備が一部或いは全体を水面上に位置する装置よりも、より規則的にエネルギーを発生することを可能にする。
− 中間の水深域におけるエネルギー発生に使用される本発明に沿った製造設備は、容易には損傷されず、なぜならば該製造設備が、上述の浅水域におけるエネルギー発生システムがそうであるように、水面上で通常の天候状態にさらされないばかりか、水塊中の回転運動にもさらされないからである。
− 中間水深域において水盆の水底での波浪により活性化された水塊は、たびたび殆ど同等の運動エネルギーを有し、時として浅水域の波浪によって活性化された水塊よりも高いエネルギーを持つ。これは水底の障害物により引き起こされた浅水域波浪中に、幾らかの交差波が常にあるという事実によるものである。この状況において、中間水深域での水盆の水底上で完全に水面下に位置する製造設備は、浅水域で一部水面上にて稼動する波力発電所が波浪から取り出すエネルギーと殆ど同量のエネルギーを取り出す。上述の理由により、水面下にて稼動する波力発電所は、水面上で稼動する波力発電所よりもより大きな規模で又より高効率にて建設されることが可能である。
本発明の好ましい用途の一つに、波力発電所のユニットが水盆の水底に取り付けられ、そのため該ユニットは水塊の運動が実質的に往復運動を為すか或いは楕円運動を為す水深に全く没している。更により好ましくは、水塊の運動が実質的に往復運動であり水塊のエネルギーが実質的に一定に保持されるという深さに、該ユニットは位置する。波力発電所の配置の利点は、本文の初めに強調された。
本発明の他の好ましい用途において、発電所に使用されるエネルギー或いは中間物質の全ての移送装置(管或いは電線)は恒久的にベースに取り付けられ、該ベースは固定装置を用意しており、製造ユニットは該固定装置に連結される。これは波力エネルギー施設が容易に拡張可能であり、更に損傷ユニットが容易に置換可能であるということを、利点と共に提供する。
このような状況において、“水盆の水底に取り付けられた製造ユニット”の定義は、例えば締め付け金具といった補助具にて製造ユニットを水底に直接取り付ける方法と、順に水底に据付けられる例えば分離ベースといった補助具にて製造ユニットを水底に間接に取り付ける方法の両方を意味することを指摘しておきたい。水盆は湖、海或いはこれらと同様なものである。
本発明に沿った波力エネルギー施設の助けにより、水塊の運動エネルギーを直接電力に変換することが可能であり、或いは淡水或いは海水等の中間物質を地上に位置する適用場所へ移送するのに利用可能である。
図1Aのユニット4の主要部品は、水底に置かれた基体5に旋回可能に取り付、けられたいわゆる波板2、及び波板の底部に連結されたいわゆる捩じれポンプ6である。該捩じれポンプ6は2本の管を持ち、すなわち2本の同様な空洞管61を有し、その運動は空洞管を貫く回旋軸64を中心にし、一方空洞管61の枠61aは不動に留まる。
図1Bは図1Aに示す捩じれポンプ6の断面を示し、ポンプの動作原理と構造を明らかにしている。
製造設備が図2Aに示され、該製造設備は海底に垂直に設置された垂直軸ローター3;3′であって、該ローターは数個の突出したローター翼2を持つ中心軸(回転軸)を有している。各ローター翼2はアーム22を持ち、該アーム22は垂直軸から見て最外側端に巻き付けられた2部分より成る羽根22bを有している。
図2Bは対応して、海底に据え付けられた水平軸ローター3;3″である製造設備を示している。水平回転軸は海底に据え付けられた基体5に蝶番にて接合されたフランジ端に取り付けられている。ローターの水平回転軸の周囲には螺旋状の回旋翼2があり、それはフランジ端21に取り付けられている。
図4は、エネルギー、液体或いは気体を製造するための、数個の製造ユニットより成る装置の主要な解決方法を示す。ユニット4は中間水域において水面下に完全に沈んでおり、それらは全て共通のベース50に取り付けられている。ユニット4は並列に或いは直列に相互に連結されている。
図4と同様に図1A〜図1Eと図2A〜図2Bに図解された、エネルギー及び/又は中間物質の製造ユニットと製造設備を、更に詳細に以下に述べる。水底での製造ユニットの配置は図3に図解され、該配置は本発明に関する技術レベルと相違点とを説明する本発明の上記一般部分に言及されている。
波力エネルギーを、本管或いは移送管を用いて更に移送される運動エネルギー或いは水圧へと変換するのに使用される、図1Aに示す製造ユニット4は、中間水深域にて水盆の水底Pに取り付けられた箱状ハウジング或いは基体5を有している。水盆の水底Pは水面よりの距離Hに位置する。この海岸地域の通常の風の状態では、波浪は波長Lを持ち、水深Hの通常の波長に対する比率は1/2から1/20、すなわち図3における領域B(中間水深)である。製造ユニット4のエネルギー発生部、すなわち波板2とそれに連結した捩じれポンプ6は水深hにて完全に水面下に取り付けられ、そこでの波浪によって発生した水塊の運動は未だ主として往復運動である。波浪の運動の深さはその波浪の波長Lの約半分である。板状体2、いわゆる波板、が捩じれポンプの旋回軸64に取り付けられ、したがって波板が垂直面Tの周りを回転する際、軸64も又垂直面Tの周りを等しく回転する。軸64は蝶番結合にて、基体5に一体に搭載された止め環68に取り付けられている。該板状体は通常の波長の約1/3の長さを有している。板状体の底部に置かれた捩じれポンプ6は、平坦である下端を除き他は円筒状である各空洞管61、枠61Aの真っ直ぐな背板を用いて箱状基体(ハウジング)上に載っている。背板は通常前記基体に一体化されている。波板2は内側に窪んでいる。突出部2bと水平に置かれた天板2aの間にはポケットが形成され、水塊の流れに障害を形成し、それにより水塊が波板2をより効果的に動かす。
図1Bは図1Aの捩じれポンプの構造をより詳細に図解している。前述のとおり捩じれポンプの各空洞管61の枠(外壁)61Aは箱状基体5に固定して取り付けられている。波板2は軸64に堅牢に留められ、箱状基体5に取り付けられた止め環68(図1に図解)中を回転する。板状隔壁板65は軸64と一体的に連結され、この隔壁板は枠61aと箱状基体5によって区画される空洞63の全長かつ基本的にポンプの枠61aの全体に亘って捩じれポンプの空洞管61の内側を動く。隔壁板を貫く面は通常波板に平行する。隔壁板65は、基体と一体化された枠61a及び基体5によって限定された捩じれポンプの空洞63を二つの略等しい大きな部分に、すなわち第一空洞部63′と第二空洞部63″に分割する。隔壁板には全長を動く滑り接合65aが備えられ、したがって同様に隔壁板の端部において枠61aと隔壁板65間を第一空洞部から第二空洞部へと液体(或いは圧力)が移動することを阻止している。軸64と基体或いは底部に取り付けられた箱状ハウジングの間には継目66があり、該継目は軸64とそれに取り付けられた隔壁板65が波板2と共に回転する際、第一空洞部63′と第二空洞部63″内の中間物質と圧力が互いに流れ込むことを防ぐことを目的とする。
捩じれポンプ6の両空洞管61の液体移送管62;62′、62″において、両空洞部は、液体の移送を調節する流入管62a;62a′、62a″とバルブセット62b;62b′、62b″とは別に、ジョイント流出管62cを持つ。流入管62a;62a′、62a″は箱状基体5の側面に位置する格子状注入口62a3;62a3′、62a3″を持つ。捩じれポンプの片側の注入口62a3は図1Aに見ることができる。空洞部63′と63″の液体流入管62a;62a′と62a;62a″の更なる部分は、基体5の箱型構造中に置かれた予備室62a2;62a2′と62a2;62a2″と、流入液体(或いは気体)の流れを調節する流入バルブ62b;62b1′、62b1″が備わった空洞63;63′、63″へと導かれる空洞開口部62a1;62a1′と62a1″である。液体流出空洞62c;62c2は基体5の枠構造中を走っており、両空洞管61;61′61″に共通となっている。流出空洞62c2は図1Aに見ることができる流出管62c3として続いている。流出空洞62c2と空洞部63′、63″の間に流出バルブ62b;62b2′と62;62b″があり、該バルブは空洞部流出口62c1;62c1′と62c1;62c1″を通じて対応する空洞部からの液体(気体)の流れを調節する。
図1Aと図1Bに図解される、水塊の運動によって活性化される製造ユニットの板状体2の運動を検証する。先に言及したように、製造ユニットが据え付けられた深度H−hの水塊の運動は、主として往復運動である。したがって水塊の或る地点は、或る中心の周りを循環する。水塊の往復運動により波板が蝶番結合部すなわち軸64の周りを回転するので、次いで波板2の全ての地点は水塊の往復運動のもと、両端矢印によって示される曲線状軌道に沿って垂直面Tの周りを一定の角度αに亘って端から端まで回転する。波板2は2室空洞捩じれポンプの軸64に略その中心で取り付けられており、該軸64は回転ベアリングと嵌合し、それによって波板の蝶番結合は軸の蝶番結合と同一である。波板2の先端が、水塊の往復運動の下に蝶番結合を中心に垂直面Tの周りを或る角度αに沿って左から右に回転しそして左に戻ると、捩じれポンプの軸64は、不動の枠61aの内側に位置する空洞63中をまったく同じ速度で順に動く。軸に取り付けられた隔壁板65は、垂直面Tを周って或る角度αにて軸64と同じ速度で回転する。隔壁板が軸と共に回転すると、空洞63′と63″の体積容量は変化し、それによって片方の空洞は正圧が形成され他方には負圧が生ずる。液体(例えば水)或いは気体は、加圧された空洞の排出口バルブ62b2′或いは62b2″を通り、排出口開口部62c1′或いは62c1″を通過し、排出口空洞62c2へ、更に排出口管62c3へと移送される。同時に液体(例えば水)或いは気体は、注入口開口部62a3′或いは62a3″を通り、注入口管62a′或いは62a″の注入口バルブ62b1′或いは62b1″を経て負圧の掛かった空洞へ流入する。
図1Cから図1Eは、液体或いは気体の発生に特にふさわしい製造ユニット4を図解している。製造ユニット4は、図1Aの捩じれポンプと同様の波板2に取り付けられた一本の空洞管61を備えた捩じれポンプを持つ。空洞管61内の体積容量と圧力の変化は、本実施例においてはしかし、空洞管枠61aの回転運動に基づいており、該枠は、軸64が不動に留まる一方、波板2に沿って平坦な頂部とそれ以外は円筒形を為している。捩じれポンプ6の空洞管61は図1Cにしたがってその枠61aによって波板2の下部に直接連結されている。軸64は空洞管を貫き、次いで空洞管は空洞管の中を通る排出口管62c3を持つ。軸64が回転できないように基体5に搭載された止め金具環に軸64は据え付けられ不動である。液体の注入口開口部62a3は今や空洞板枠61aの真っ直ぐな背板上に置かれ、該枠は断面で見ると半円状である。枠61aは波板2の下端に続く背板に取り付けられている。
注入口開口部62a3より見た捩じれポンプ6の断面図1Dにおいて、捩じれポンプの内部構造が良く見える。空洞63は、空洞管61、枠61aの内側、それらの内壁によって閉じられた空間に再度置かれる。捩じれポンプ枠61aと基体5間に置かれた隔壁板65は、空洞63を通常ほぼ等しい2個の大きな区画すなわち第一空洞部63′と第二空洞部63″に分割する。本実施例において隔壁板65は、枠61aの内壁に取り付けられた弁箱により形成され、該弁箱は枠61aが軸64の周りを回転する時該隔壁板65を軸64の周りを回転させる。隔壁板に平行する面は、波板2と平行する面と通常平行している。隔壁板65と枠61aの湾曲部間に滑り接合65aが再度あり、その構造と機能は図1A−1Bの2部より成る捩じれポンプのそれと似ている。捩じれポンプ6の両空洞部63′と63″の液体移送管62は、再度ジョイント流出管62c、流入管62a;62a′、62a″及び液体の移送を調整するバルブセット62b;62b′、62b″を持つ。ところで流入管は、空洞63の各対応部63′と63″に導く(液体)注入口開口部62a3′、62a″を有する。該注入口開口部は、空洞部63′と63″への液体(或いは気体)の流れを調節する注入口バルブ62b;62b1′及び62b;62b1″が備えられている。図1Cには捩じれポンプの空洞63の片側部63″の注入口開口部62a3が観察される。液体は、軸64に取り付けられた隔壁板65の内側を走る排出口空洞62c;62c2へ、更には隔壁板中の開口部62c1′と62c1″の開口端に置かれた排出口バルブ62b2′と62b″の運動を通して排出口管62c3へと移送される。バルブは空洞部から出る液体(気体)の流れを調節する。
図1Eは、軸64とその中を走る排出口管62c3が突出部68にて基体5に如何に確固として搭載されるかを図解している。捩じれポンプの空洞管61の枠61aは、枠に取り付けられた波板が回転する間、軸64の周りを回転する。
波板2が、軸64を貫く垂直面Tの周りを或る角度αにて回転すると、波板に取り付けられた空洞管61の壁は前記垂直面の周りを殆ど等しく回転する。空洞部63′と63″の体積容量は変化し、それによって片方の空洞部では負圧が形成され、もう一方では正圧が形成される。液体(或いは気体)は、加圧された空洞部より排出口バルブ62b2′或いは62b″を通って隔壁板の内側に置かれた排出口空洞62c2へと、更には排出口管62c3へと流れる。同時に他方の空洞部において体積容量の増加によって負圧が形成され、それによって水は、注入口開口部62a3′或いは62a3″を通って注入口バルブ62b1′或いは62b1″の作動を通して流れる。
図1A〜図1E中の製造設備4の排出口管62c3より出る水は適切な用途に移送されることができる。数個の製造ユニットから集め次いで本管より用途地点に移送し、より大きな移送或いは本管システムへと水は移送できることが好ましい。数個の製造ユニットの集合は図4の助けにより追って述べられる。
水は排出口管、移送管、或いは本管より異なった形式の貯水池に移送され、そこから更に給水、飲用、洗浄用、或いは例えば水泳プールへと使用されるよう移送可能である。水は又、他の閉鎖的な水盆或いは開放的な水盆の一部に水流を引き起こす目的に使用可能であり、該目的は例えば水生生物(むらさき貝、虹鱒に代表される)或いは水生植物(米に代表される)等の養殖、或いは港を開放維持する等により水盆の水底に水流を起こし航路を開放維持又は清浄に保つことである。他の同様な適用点は、ウォータープールによるウォーターグライダ、汚水の汲み上げ或いは浄化のための汚染沿岸水のリサイクルである。もし汲み上げられた水が、均一な水圧が設定されたアキュムレーターに最初に導かれるならば、そこから装飾的な奔流の用途(噴水、人工流及び滝)等適切な用途に加圧されて移送されることができ、又消火システムにも使用可能である。
図1A或いは図1Cにしたがって、もし水ではなく空気が水面から製造ユニット内に使用される捩じれポンプに、注入口管62a3によって導かれるならば、加圧気体或いは圧搾空気はポンプより得られることができる。加圧空気或いは他の加圧気体を製造するために、気体は注入口管を用いて空洞63;63′及び63;63″に導かれ、気体は次いで隔壁板の運動によって前記空洞中で加圧され、排出口管62c3を通って気体の圧力変動を平準化するアキュムレーターに導かれ、次いで用途地点に導かれる。気体は、直列に或いは並列に結合された幾つかの製造ユニットから、例えば図4の製造設備にて特徴づけられた製造ユニットの型式から該アキュムレーターへ導かれることが好ましい。
該気体の適用地点は、例えば魚介/野菜の貯蔵場所であり、水路であり、その地点での酸素レベルは産業界で通常使用されている空気混入及び圧搾空気を通して向上することとなる。圧搾空気は又、木材或いは他の材料に代表される、加圧含浸に使用可能であり、或いは機械及び発電所用に昇圧を増大させるのに使用可能である。加圧空気の重要な用途の一つは、例えば分離型エアコン機ユニットを用いたアパートのエアコン及び/或いは換気である。もし水の循環がこのユニットに接続されるならば、製造工程或いはアパートの冷却及び/或いは暖房にも又使用可能である。該システムは、又気体を互いに分離するのに、或いは水素を製造するのにも使用可能である。該システムは又、淡水或いは塩水から塩或いは他の物質を分離するのにそれ自身が使用される。
図2Aと図2Bにおいて、本来エネルギーを製造するよう設計された或る製造ユニットが示され、該ユニットは図1Aのいわゆる波板を使用せずに、波力エネルギーの取り出しに使用可能である。
図2Aにおいて製造ユニット4のローター3;3′の軸22cは、水底Pに順に取り付けられた基体5に乗り、回転する。ローター翼2は水平軸に取り付けられている。各ローター翼2〜2はアーム22を持ち、該アームは垂直軸22cから見てアーム22の最外側に巻き付けられた2部分より成る羽根22bを持つ。各2部分より成る羽根の部品は翼2の同側のアーム22に蝶番付けされている。ローター3;3′のローター翼2は流れの方向に拘わらず水流と共に回転し、負圧はローターを回転させる2部分より成る22bの流れる側に負圧が生じる。このローターの用途は比較的浅水域に十分適している。
図2Bにて海底に据え付けられた製造ユニット4の水平軸のローター3;3″が次いで提供される。水平に据え付けられた回転軸の周りを螺旋状に進む幾つかの巻き付け翼2が在り、その屈曲翼2′と2″が図示されている。回転軸と巻き付け翼2は、その端部がフランジ端21;21′と21;21″と堅牢に留められており、該フランジ端は次いで基体5に回転可能に堅牢に留められている。このローターモデルの修正としてローター軸が直立して垂直に据付けられること可能である。
図2Aと図2Bにて特徴づけられる製造ユニットは通常エネルギーの製造に使用され、ローターの回転運動によるエネルギーは、ローターに連結された発電機にて変換されるか、或いはこの運動が水面上の発電機に機械的に輸送されるかである。ローターは線で接続されることが好ましく、したがっていくつかの並列或いは直列の機構があり、例えば図4に提供される方法にてエネルギー製造に使用される。
図4に水或いは気体の製造設備1が図解され、該製造設備は水盆の全くの水面下、水盆の中間水域の海底Pに置かれる(図3と比較)。製造設備1中のエネルギー及び/又は液体或いは気体の製造ユニットは水深H−hに置かれる。水塊の運動は深度H−hであり、そこでの製造設備ユニットは主として往復運動にて据え付けられ、したがって水塊の地点は一定の中心の周囲を循環する。図4の製造設備1は、並列か或いは直列の機構に連結したいくつかの製造ユニットから成る。典型的な製造設備は、相互に並列或いは直列に連結された幾つかの製造ユニットを含み、したがって該機構は広く行われている情況によって提供される可能性にしたがって変更可能である。
図4の製造設備1の製造ユニット4は、製造設備1を利用して波力エネルギーを運動エネルギーと波力エネルギー中の液圧(水圧)に変換する。製造ユニット4は、例えば図1A或いは図1C中のそれと似ており、そのためボールジョイントの周りを往復運動にて回転し、波板の運動エネルギーは、捩じれポンプ(或いはピストンポンプ)によって運動エネルギーと液体圧力に変換される。液体は最初に製造ユニットから各製造ユニット中の排出口管2cに送られ、そして排出口管から総本管(並列配置)200に直接移送され、そこから液体は用途地点に輸送されるか、或いは最初に液体の移送ライン20に移送されそこで幾つかの製造ユニットの排出口管が連結され、そして移送ラインより直径がより大きな総本管(直列配置)200に送られる。液体移送ライン20の直径は製造ユニットの排出口管2cのそれと多くの場合ほぼ同じであり、それによって液体の圧力レベルを増加させるために使用可能である。又捩じれポンプではなく他の型のポンプも、水塊の往復運動による運動エネルギーを運動エネルギーと液体の圧力に変換するのに使用することができる。
加圧された液体は、並列配置の各製造ユニットの排出口管2cから直接総本管200へ移送され、そこから用途地点へと流れる。用途地点は又電気エネルギーを製造する発電機であることが可能である。製造ユニットが並列配置であり液体が吸い上げられる場合、圧力は一定に保たれるが吸い上げられる液体の量は増加する。本管200中の流出する液体の圧力レベルが装置或いは材料といった情況のゆえに増加できず又高圧が必要とされない時、並列配置は適している。製造ユニットが直列配置である時、2ユニット或いはそれ以上の製造ユニットの排出口管は、最初に直列に連結され同じ液体移送ラインを形成し、そして該液体移送ラインから液体は本管200中に移送される。直列配置は、液体が吸い揚げられる時本管中の液体の圧力レベルを増加させる可能性を提供する。直列配置において、吸い揚げられる液体量が一定である場合、液体/気体の圧力レベルは増加する。圧力が高い水準のために、流量に関係する消失は減少する。より高い圧力は多くの場合利用し易い。
製造設備より吸い揚げられた液体或いは気体は、本管(或いは複数の本管)を通ってタービン建て屋に導かれ、そこで液体或いは気体はタービンの助けにより発電機を回す。液体或いは気体は、他の作業機械を駆動することができ、或いは液体或いは気体によって製造される出力或いは圧力は、他の方法によって利用されることが可能である。
製造設備1は、格子網より成る耐酸鋼より製造された1個或いは幾つかのベース50上に置くことができ、該各格子網四角片は既製の即席固定装置と各製造ユニットに対し配管(配線)を有している。図4において製造設備の配管は格子状ベース50で統括され、該ベースは液体用本管200、液体用移送ライン20、又本管に接合されるための個々の製造ユニットから来る排出口管2cが備えられている。製造設備のベース50の基本的な建設は、コンクリート或いは当該水域の情況に耐えるその他の建築材料であることが可能である。一つの製造設備は又、幾つかの分離したベースを持つことができる。水域の水底上の製造ユニット用のベースを創設することは以下の方法により為される。最初は、中間水域の水盆の水底に製造装置のために最も適した場所を探すことである。水底の輪郭と使用される材料にしたがって、ベースの為に為される創設作業が必要である。選択肢の中の最も簡単なものは、適切な下り勾配角度を持つ一様な岩石による水底に製造設備を建設することである。もし水底が砂或いは他の軟弱な素材であり、ひどい硬軟交互の形であるならば、製造設備のベース/複数のベースを確保するために追加の建設工事が必要となるかもしれない。波力エネルギー(製造ユニット)を取り出すために製造設備はいくつかの製造ユニットを構成し、該ユニットは製造設備のベース/複数のベース50に取り付けられる。製造ユニットは、維持及び修理のためにベース/複数のベースから分離して取り外せることが好ましい。
製造設備のベースは、基礎岩盤へ底を堅く結わえ付けることによって、岩底に取り付けられる。軟弱な水底材料の場合はベースに対し底に基礎杭が打ち込まれる。数種の異なった地表材料から成る水盆の水底では適切な建設作業がベースを堅く結わえ付けるために為されなければならない。
上記に発明者等は、本発明に対応する製造設備の幾つかの用途のみを提供したが、技術的に知識ある読者は本発明が請求項に提供された本発明の主たる思想にしたがって多くの選択肢を持つと理解され得ることは言うまでもない。
このように製造ユニットは上述の方法で、ベース或いは類似の基礎を用いて水底に間接的に次いで適切な結わえ付け(例えば図4と比較乞う)によって水底に取り付けられるか、或いは又突出部或いはその類似品にて水盆の水底に直接取り付けられること可能である。捩じれポンプは又例えば、油圧にて使用される一般的なピストンポンプにて置換可能であり、その場合水塊の往復運動はピストン運動を通じてピストンポンプシリンダー内の中間物質へと移送される。
発電機は1個或いは幾つかの製造ユニットに直接連結されることができ、それによって電気エネルギーが電線を通じ生産現場より移送されることができる。
タービンを回すために液体或いは気体を使用する時、好ましい電力の型式は直接使用のため或いは回路網への供給のために製造され得ることである。
製造設備は又、直流或いは交流電力を直接発電するのに使用されることができる。電力への利用或いは更なる回路網への供給はなんらかの処理を必要とする。
波力エネルギーユニットが周期的な運動のために、発電された電力は多かれ少なかれ脈動であり、又直流電力に使用される場合でも形状において分散する。発生電力の均一性は、例えば製造ユニット(複数のユニット)によって動くはずみ車にて改善されることができる。直接の使用或いは回路網への供給のために交流電力を処理する時、交流モードは直流に変換され回路網への更なる供給のためにこの後再度交流に変換される。直接の使用或いは回路網への供給のために直流電力を処理する時、直流電力は最初に直流法により整頓され次いで回路網への供給のために交流に変換される。小規模使用において電力は局地使用用のアキュムレーターに貯蔵されることができ、それによって交流電力は直流に変換され次いで直流はアキュムレーターへと整理され調整される。
エネルギーを変換するための2個の空洞管を持つ捩じれポンプが取り付けられた波板を利用する、本発明に従った製造設備ユニットの一実施例の斜視図を示す。 図1A中の捩じれポンプの断面図を示す。 エネルギーを変換するための1個の空洞管を持つ捩じれポンプが取り付けられた波板を利用する、本発明に従った製造設備ユニットの他の用途例の斜視図を示す。 図1Cにて方向1Dよりの液体注入口地点からの捩じれポンプの縦断面図を示す。 図1Cにて方向1Eよりのブラケット地点からの捩じれポンプの断面図を示す。 本発明に従った製造設備ユニットの他の選択肢として、海底に設置された垂直軸ローターを表す側面図を示す。 本発明に従った製造設備ユニットの更に他の選択肢として、水平ローターモデルを表す図である。 水盆中の波浪の影響を示す。 波力エネルギーを取り出すのに適する発電所を示す。
符号の説明
1 製造設備
2 波板
2 ローター翼
20 移送ライン
200 本管
21 フランジ端
22 アーム
22b 羽根
22c 中心軸
2a 天板
2b 突出部
2c 排出口管
3 軸ローター
4 製造ユニット
5 基体/箱型ハウジング
50 ベース
6 捩じれポンプ
61 空洞管
61a 枠
62 液体移送管
62a 流入管
62a1 空洞開口部
62a2 予備室
62a3 格子状注入口
62b 流入バルブ
62c 流出管
62c2 液体流出空洞
62c3 流出管/排出口管
63 空洞
64 回旋軸/旋回軸
65 隔壁板
65a 滑り接合
66 継目
68 突出部
A 領域A
B 領域B
C 領域C
h 水深
H 水深
L 波長
P 水底
T 垂直面
V 水塊
Z 波浪の運動深さ
α 角度

Claims (10)

  1. 製造設備中に2ユニット或いはそれ以上の製造ユニット(4)が有り、水盆の水塊(V)は水盆の水底(P)又はその近傍に位置する製造ユニット(4)或いは製造ユニットの部材を活性化するようになされており、該製造ユニット(4)は水塊の運動エネルギーを電気エネルギー及び/又は運動エネルギー及び/又は中間剤の圧力といった他の形態のエネルギーに変換するのに使用可能である、波力エネルギーを利用する製造設備(1)において、
    −製造ユニット(4)が、中間水域(B)にて水盆の水底に直接に或いは間接に取り付けられ、
    −製造ユニット(4)が、完全に水面下に没しており、
    −製造ユニット(4)のエネルギー或いは中間物質の移送装置が、互いに直列に又は並列に連結されていることを特徴とする、製造設備(1)。
  2. 製造設備が、1個或いはそれ以上のベース(50)を用いて水盆の水底(P)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載された製造設備(1)。
  3. 製造設備(1)のエネルギー又は中間物質の移送装置(2c、20、200)の或る一部或いは全部が、ベース(50)に不動に取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載された製造設備(1)。
  4. ベース(50)が、製造ユニット(4)に取り付けられるよう準備された堅牢固定装置(68)を持つことを特徴とする、請求項2乃至3のいずれか一つに記載された製造設備(1)。
  5. 製造設備(1)の製造ユニット(4)中の板状体(2)又はその一部の往復運動によるエネルギーが、該板状体に機能的に連結されたピストン又は捩じれポンプ(6)を用いて、運動エネルギー及び/或いは中間物質の圧力に変換されることができることを特長とする、前述の請求項のいずれか一つに記載の製造設備(1)。
  6. 液体或いは気体状の中間物質が、ピストン或いは捩じれポンプ(6)により水面上に或いは水盆の他の部分に加圧されて吸い上げられ、そこで圧搾空気或いは気体を製造するために、又装飾的な噴水、木材への含浸、貯水池への空気混入或いは気体状物質の分離用の昇圧を作り出すために使用されることが可能であり、或いは例えば海洋生物と水生植物の養殖、家屋の換気、暖冷房に使用、或いは例えば灌漑システム、ウォーターグライダ或いは消火システム等に必要な中間液体物質の流れを作り出すために使用されることが可能であることを特徴とする、請求項5に記載の製造設備(1)。
  7. 製造ユニット(4)が、水塊の運動エネルギーを電気エネルギーに変換するのに使用されることができ、該電気エネルギーが用途地点に電線或いはケーブルを経て移送されることができることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の製造設備(1)。
  8. 電気エネルギーへの用途地点が、水盆表面上の電線であり、該電線にて該電気エネルギーが他の用途地点に移送されることを特徴とする、請求項7に記載の製造設備(1)。
  9. 製造ユニット(4)が、水盆の水底(P)に取り付けられ、したがって水塊の運動が実質的に往復或いは楕円運動である水深に丁度位置することを特徴とする、前述の請求項のいずれか一つに記載の製造設備(1)。
  10. 製造ユニット(4)が、水盆の水深Hの波長Lに対する比率が1/20−1/2である凡その領域で、砕け波線の深さよりも深い水盆の水底(P)に取り付けられることを特徴とする、前述の請求項のいずれか一つに記載の製造設備(1)。
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