JP2006524672A - ウイルス感染の治療において使用するための複素環式化合物 - Google Patents

ウイルス感染の治療において使用するための複素環式化合物 Download PDF

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Abstract

6-置換-3-置換-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オンおよび6-置換-2-置換-フロ[2,3-d]ピリミジンの新規化合物は、ウイルス感染、特にサイトメガロウイルスのウイルス感染の治療に有用である。置換基は独立にアルキル、アリール、アルケニルおよびアルキニルから選択される。6位における好ましい置換基はアルキルである。

Description

本発明は、化合物と、ウイルス感染、例えば、ヒトヘルペスウイルス、特にヒトサイトメガロウイルス(HCMV)の予防および治療における療法的使用とに関する。サイトメガロウイルスはCMV網膜炎および他のウイルス感染における病因論的作用因子であり、これにより少なからぬヒトの病気および苦痛が引き起こされうる。
構造型1および2のヌクレオシド類似体が強力かつ選択的な抗ウイルス効果を示すことは以前に指摘されている(McGuigan et al J. Med. Chem. 1999, 42, 4479-84およびJ. Med. Chem. 2000, 43, 4993-97):
Figure 2006524672
最適な構造は1, R=C8-C10および2, R=pC5Phである。更に詳細なことはそれぞれWO 98/49177およびWO 01/83501に示されている。これらの化合物は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)をVZV−チミジンキナーゼ依存的様式で、偏性細胞内ヌクレオシドキナーゼ媒介活性化の機能を古典的ヌクレオシド類似体の様式で、排他的に抑制する(Balzarini et al, Mol. Pharmacol. 61, 249-254, 2002)。
1のジデオキシヌクレオシド類似体が、ヘルペス科の別の構成員、すなわち、ヒトサイトメガロウイルス HCMV に対して、顕著だが全く異なる活性を有することが最近指摘されている。これらの薬剤の最適な構造は、3であると同定され、WO 01/85749に記載されている。
Figure 2006524672
これらの薬剤にあっては、古典的ヌクレオシド機構を介して作用し、抗ウイルス活性を示す前に5’-リン酸化を必要とすると予期されてきた。このようなものとして、5’-OH と、糖あるいは近接する類似体で置換された準ヌクレオシド構造とが必要であるとみなされていた。
本発明の目的は、新規化合物、特に、例えば、生物学的活性のためにリン酸化を必要としない新規化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、例えば、サイトメガロウイルスによるウイルス感染の予防および治療における療法的使用のための新規化合物を提供することである。
本発明によれば、式(I):
Figure 2006524672

(式中、
R1およびR4は独立にアルキル、アリール、アルケニルおよびアルキニルから選択され、
ZはO、NH、S、Se、NR5および(CH2)n(式中、nは1〜10である)およびCT2(ここで、Tは同一でも異なっていてもよく、水素、アルキルおよびハロゲンから選択され、R5はアルキル、アルケニルあるいはアリールである)から選択され、
YはN、CHおよびCR6(式中、R6はアルキル、アルケニル、アルキニルあるいはアリールである)から選択され、
QはO, S, NH, N-アルキル, CH2, CHアルキルおよびC(アルキル)2から選択され、
UはNおよびCR2(式中、R2は水素、アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ、チオール、アルキルチオール、アリールチオールおよびアリールから選択される)から選択され、
VはNおよびCR3(式中、R3は水素、アルキル、ハロゲン、アルキルオキシ、アリールオキシおよびアリールから選択される)から選択され、
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在し、Qが単結合によって環部分に結合するとき、XはN, CHおよびCR7(式中、R7はアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリールから選択される)から選択され、
二重結合によりQが環部分に結合し、単結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、R4は存在せず、XはNR8(式中、R8はアルキル、アルケニル、アルキニルあるいはアリールであり、ただし、YがNであり、UがCR2であり、VがCR3であるとき、R8は、該アルキルまたはアルケニル基の鎖内に存在するいずれのヘテロ原子も含めて、該環部分から最短経路に沿って数えて、該鎖の4番目の原子において、OH、ホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、ホスホネート、ジホスホネート、トリホスホネートおよびその生理的許容塩、誘導体およびプロドラッグから選択される構成員によって置換されたアルキルまたはアルケニル基ではない)である)
を有する化合物、ならびに式Iの化合物の生理的許容塩、誘導体およびプロドラッグが提供される。
驚くべきことに、WO 01/85749 (上記の構造3)により公知である先行技術化合物におけるジデオキシ糖は、生物学的活性のためにリン酸化を必要としないアルキル、アルケニル、アルキニルあるいはアリール部分で置換することができ、それ故、例えば、リン酸化に必要であるとみなされているアルキル C4 原子上にヒドロキシあるいはいかなる基も必要としない。
好ましくは、R4およびR8のいずれも、生物学的リン酸化を受ける可能性のある適当な水酸基を含まない。特に、好ましくは、R4およびR8のいずれも、リボース、デオキシリボース、ジデオキシリボース、ジデオキシジデヒドリボース糖あるいは類似の糖基または近接する類似体でない。
XとQが結合する環原子との間に二重結合を有する化合物は、XとQが結合する環原子との間に単結合を有する化合物の異性体である。XとQが結合する環原子との間に二重結合を有する化合物は、事実上、完全に非ヌクレオシド的(non-nucleosidic)である。これらの2つの異性体の例は、例えば、構造4と5である:
Figure 2006524672

4 5
式(I)のR1, R4およびR8の組成を変えることにより、該化合物の生物学的活性は決定される。
好ましくは、ZはOあるいは NH である。ZがN-アルキルである場合、好適には該アルキルはC1〜C5アルキルである。
好ましくは、YはNである。
好ましくはQはCH2, SまたはOである。より好ましくはQはOである。QがN-アルキルである場合、好適には該アルキルはC1〜C5アルキルである。QがCHアルキルあるいはC(アルキル)2である場合、好適には該アルキルはC1〜C5アルキルである。
好ましくは、UおよびVのおのおのが CH である。
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、XおよびYは好ましくはどちらもNである。
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、Zは好ましくはOである。
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、Qは好ましくはOである。
XおよびYがNであるとき、QおよびZは独立に好ましくはO, Sおよび NH から選択され、より好ましくはQおよびZはOである。
本明細書全体を通じて:
アルキルは、シクロアルキル、シクロアルキルで置換されたアルキル、アルキル鎖中に独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアルキル、置換されたアルキル、ならびに分岐したアルキルを含み、
アルケニルは、シクロアルケニル、シクロアルケニルで置換されたアルキル、アルケニル鎖中に独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアルケニル、例えば、テトラヒドロフラン(THF)、置換されたアルケニル、ならびに分岐したアルケニルを含み、
アルキニルは、シクロアルキニル、シクロアルキニルで置換されたアルキル、アルキニル鎖中に独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアルキニル、置換されたアルキニル、ならびに分岐したアルキニルを含み、
アリールは、単環式および二環式縮合5、6および7員芳香族環、独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアリール、アルキルアリール、例えば、ベンジル、ならびに置換されたアリールおよび置換されたアルキルアリール、例えば、置換されたベンジルを含む。
いずれのアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリール基に存在するいずれの置換基および不飽和結合も、その性質、位置および数は多様である。
該アルキル;アルケニル;アルキニル;およびアルキルアリールを含むアリール基のいずれにおいても好適な置換基としては、OH、ハロゲン、アミノ、CN、COOH、CO2アルキル(C1〜C5)、CONH2、CONHアルキル(C1〜C5)、O-アルキル(C1〜C5)、SH、S-アルキル(C1〜C5)およびNO2ならびにアリール(5〜10個の環原子)が挙げられ、アリールおよびアルキルアリール基に関してはアルキル(C1〜C5)、アルケニル(C2〜C5)およびアルキニル(C2〜C5)が挙げられる。ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリール部分のいずれも、おのおの、場合により置換されている。好ましくは直鎖である該アルキル、アルケニルおよびアルキニル部分の置換基は、OH、ハロゲン、アミノ、CN、SHおよびNO2を含む群から選択することができ、好ましくはハロゲン、より好ましくは塩素である。該アルキル、アルケニルあるいはアルキニル部分がC2〜C5である場合、置換基は好ましくは末端位に存在する。該アリール部分の置換基は、OH、ハロゲン、アミノ、CN、NO2およびC1〜C10アルキルを含む群から選択することができ、このC1〜C10アルキル部分は場合により、OH、ハロゲン、アミノ、CN、SH、NO2を含む群から選択される構成員で置換されている。該アリール部分は、アリールあるいはヘテロアリール基を含みうる。どの環ヘテロ原子も位置あるいは数が変動してもよい。好適には1、2、3あるいは4個のヘテロ環原子が存在してもよく、好ましくは独立にO, NおよびSから選択してもよい。該アリール部分は、一個の、あるいは二個が縮合した5、6あるいは7員環を含みうる。
好ましくはR1は、C3-20アルキル, C3-20シクロアルキル, C2-20アルケニル, C3-20アルキニル, C5-14 アリールおよびC1-10アルキルC5-14アリール、より好ましくはC3-14アルキル, C3-14アルケニル, C3-14アルキニル、より好ましくはC6-14アルキル, C6-14アルケニル, C6-14アルキニル、更により好ましくはC8-10アルキル, C8-10 アルケニルおよびC8-10アルキニルから選択される。
好ましくはR1は、C4-14アルキル, C4-14アルケニルまたはC4-14アルキニル、より好ましくはC4-12アルキル, C4-12アルケニルまたはC4-12アルキニル、更により好ましくはC6-10アルキル, C6-10アルケニルまたはC6-10アルキニル、更により好ましくはC8-10アルキル, C8-10アルケニルまたはC8-10アルキニルである。
単結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合、R1は好ましくはC6-12アルキル, C6-12アルケニルまたはC6-12アルキニルである。
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合、R1は好ましくはC4-12アルキル, C4-12アルケニルまたはC4-12アルキニルである。
好ましくはR1はアルキル基である。好ましくはR1は直鎖アルキル基である。好ましくはR1は非置換のアルキル基である。好ましくはR1は飽和アルキル基である。
好ましくはR1はC7〜C13アルキル基である。より好ましくはR1はC8〜C12アルキル基であり、更により好ましくはC9〜C11アルキル基である。R1は、C9あるいはC10アルキル基であることが特に好ましい。
R1が直鎖アルキル基である場合、置換のための好ましい位置は末端位である。
好適にはR1中のいずれの置換基も非極性であり、より好適にはいずれのこのような置換基も更に疎水性である。R1上の好ましい置換基にはハロゲンおよびO-アルキル(C1〜C5)が含まれる。特に好ましいのは、C4を有するO-アルキルであり、場合により末端がハロゲン、好ましくは塩素で置換されている。
R1は、シクロアルキル基であるとき、好適には、1個あるいは2個の隣接する環中に配置された5〜12個の環炭素原子を含む。
好ましくはR1は、nC4H9, nC6H13, nC7H15およびnC10H21を含む群から選択される。好ましくはR1はnC10H21である。
好ましくはR4およびR8は、C1-12アルキル;C2-12アルケニル;C2-12アルキニル;C3-12シクロアルキル;C3-10シクロアルキルで置換されたC1-6アルキル;C5-14アリール;およびC1-5アルキルC5-14アリールから選択される。
好ましくはR4およびR8は、C1-10アルキル C2-10アルケニル;C2-10アルキニル;C5-6シクロアルキルで置換されたC1アルキル;およびC5-7アリールで置換されたC1アルキルから選択される。
更により好ましくはR4およびR8は、C1-6アルキル;C2-4アルケニル;C5-6シクロアルキルで置換されたC1アルキル;ならびにベンジルおよび置換されたベンジルから選択される。
好ましくはR4およびR8のおのおのは、シクロC5H9, CH(Et)2, nC5H11, 2-THF, CH2シクロC6H11, 3-THF, シクロC6H11, C3H7, nC4H9, PhCH2, TolCH2, pMeOPhCH2, CH2シクロC5H9, MeおよびnC3H7を含む群から選択される。
単結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合、R1とR8との特に好ましい組み合わせは、それぞれ、nC7H15 と シクロC5H9, nC7H15と CH(Et)2, nC10H21 と 3-THF, nC10H21 とシクロC6H11, nC10H21 と C3H7, nC10H21 と CH2シクロC5H9, nC6H13 と Me, nC6H13 と nC3H7,およびnC6H13 と PhCH2である。特に好ましい組み合わせは、nC10H21である R1と、CH2シクロC5H9 であるR8である。
二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合、R1とR4との特に好ましい組み合わせは、それぞれ、nC4H9 とシクロC5H9, nC7H15 とシクロC5H9, nC7H5 と CH(Et)2, nC7H15 と nC5H11, nC10H21 と CH(Et)2, nC10H21 とシクロC6H11, nC10H21 と nC3H7, nC10H21 と nC4H9, nC10H21 と PhCH2, nC10H21 と CH2シクロC6H11, nC10H21 と TolCH2, nC10H21 と pMeOPhCH2, nC6H13 と Me, nC6H13 と nC4H9, および nC6H13 と PhCH2である。特に好ましい組み合わせは、nC10H21であるR1と、nC3H7, nC4H9, PhCH2, CH2シクロC6H11, tolCH2,およびpMeOPhCH2のいずれかであるR4である。
好適にはR2は、H、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10ジアルキルアミノ、C1〜C10アルキルオキシ、C6〜C10アリールオキシ、C1〜C10アルキルチオ、C6〜C10アリールチオおよびC6〜C10アリールを含む群から選択される。
好適にはR3は、H、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C1〜C10アルキルオキシ、C6〜C10アリールオキシおよびC6〜C10アリールを含む群から選択される。
好ましくはR2およびR3のおのおのは、小アルキル(small alkyl)、すなわち、C1〜C2アルキル基あるいはHである。より好ましくはR2およびR3のおのおのはHである。
本明細書全体を通じて、「ハロゲン」はF, Cl, BrおよびIのいずれをも含むものとして理解される。
特に明記しない限り、アルキルはC1-6アルキルであり、アルケニルはC2-6アルケニルであり、アルキニルはC2-6アルキニルであり、アリールはC5-14アリールであり、アルキルアリールはC1-6アルキルC5-14アリールである。
R1, R4あるいはR8がアリール基である場合、該基はアルキルアリール基を含む。好ましくはR1, R4およびR8はC5-14アリール基あるいは C1−4アルキルC5-14アリール基である。特に好ましい基は、ベンジル、およびトルエン(tol)CH2、pMeOPhCH2などの、置換されたベンジルである。好ましい置換基にはアルキル(C1-6)、アルコキシ(C1-6)ならびにハロゲン(F, Cl, BrおよびI)が含まれる。フェニルおよびベンジルについて好ましい置換位置はパラである。好ましいアリール基はC6である。
単結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合:
R1がアルキルであるとき、好ましくはR1はC6-12アルキルであり、
R1がアルキニルであるとき、好ましくはR1はC8以上のアルキニル、より好ましくはC8-20アルキニル、更により好ましくはC8-14アルキニル、更により好ましくはC8-12アルキニル、更により好ましくはC8-10アルキニルであり、
R1がアリールであるとき、好ましくはR1は、単環式または二環式縮合5, 6または7員環、独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアリール基、アルキルアリール、例えば、ベンジル、または置換されたアリールもしくは置換されたアルキルアリール、例えば、置換されたベンジル(pMeOPhCH2など)、より好ましくはC5-14アリール基またはC1-4アルキルC5-14アリール基、更により好ましくはC6アリール基であり、置換基は上記のとおりであり、
R1がアルキル鎖中に独立にO, SおよびNから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ原子を含むアルキルであるとき、好ましくはR1はチオエーテルではなく、更により好ましくはチオエーテルであるR1は式(I)の範囲から除外され、および/または
R8がアルキルであるとき、R1がn-ブチルであり、YがNであり、ZがOであり、VおよびUがCHであると、R8はメチルではない。
単結合がXとQが結合する環原子との間に存在する場合に関してすぐ上で説明した好ましい選択肢は、以下の点それぞれに関して下で説明する本発明の側面には、必ずしも拡張されない:治療方法において、好適にはウイルス感染、好ましくはサイトメガロウイルス感染の予防または治療において用いるための、本発明に係る化合物;ウイルス感染、好ましくはサイトメガロウイルス感染の予防あるいは治療の方法;およびウイルス感染、特にサイトメガロウイルスによる感染の予防あるいは治療において使用するための薬物の製造における、本発明の化合物の使用。
本発明の別の側面によれば、5-ハロヌクレオシド類似体を触媒の存在下で末端アルキンと接触させる、上記式Iを有する化合物を調製する方法が提供される。あるいは、5-アルキニルヌクレオシドを触媒の存在下で環化することができる。好適には、該触媒は銅触媒である。
本発明の化合物は、例えば、以下の反応スキームなどを含んでもよい多数の方法によって調製することができる:
Figure 2006524672
このように、末端アセチレンがPd触媒条件下で5-ヨードウラシルに結合して、単離してもその場で用いてもよい中間体5-アルキニル化合物を与える。これらはCu触媒作用の下で環化されて、鍵となるシントン(key synthons)である二環式フラノピリミジンを与える。これらはアルキル化されて、容易に分離することができるOおよびNアルキル生成物の混合物を与える。
分離方法にはクロマトグラフィー、沈殿析出および結晶化が含まれてもよい。これらの生成物の比は変動するものであり、1:1である必要はない。
本発明を具体化する化合物は抗ウイルス活性を示しうる。特に、驚くべきことに、本発明を具体化する化合物が、例えば、サイトメガロウイルスに対して抗ウイルス活性を示しうることが見いだされた。
本発明の別の側面によれば、治療方法において、好適にはウイルス感染、好ましくはサイトメガロウイルスのウイルス感染の予防または治療において用いるための、本発明に係る化合物が提供される。
本発明の別の側面によれば、このような治療を必要としている患者に本発明に係る化合物を有効量投与することを含む、ウイルス感染、好ましくはサイトメガロウイルスのウイルス感染の予防あるいは治療の方法が提供される。
本発明の別の側面によれば、ウイルス感染、特にサイトメガロウイルスによる感染の予防あるいは治療において使用するための薬物の製造における、本発明の化合物の使用が提供される。
本発明の別の側面によれば、薬学的に許容される賦形剤と共に本発明の化合物を含む薬学的組成物が提供される。
本発明の別の側面によれば、本発明の化合物を薬学的に許容される賦形剤と混合する工程を含む、薬学的組成物を調製する方法が提供される。
本発明を具体化する化合物は、HCMV用の既存の薬剤を超える多くの利点を提供する:
1.新規な非ヌクレオシド構造およびおそらく新規な作用機構。
2.非細胞毒性濃度での抗ウイルス活性。
3.既存のヌクレオシド薬との交差耐性の欠如。
4.高親油性などの有用な生理化学的性質。主要な構造は、約4〜6のlogP(ClogP)計算値を有する。
本化合物の高親油性は、生体内投与、組織分布および薬物動態(pharmacokinetics)の向上につながりうる。予備的なげっ歯類試験において、R1 = C7H15 および R4= シクロペンチルである構造5を有する化合物は、有意な生物学的利用能と腹腔内投与後の半減期とを示した。さらに、50mg/kg/日ほどの高さの10日間の投与において、目に見える生体内毒性は認められず、有望な毒性学プロフィール(toxicology profile)を示した。組織学によっても、脳、胸腺、肝臓、肺、腎臓、胸部、精巣、卵子および脾臓の組織に対する検出可能な毒性は示されなかった。
本発明を具体化する化合物は、十分に親油性となりうるので、局所的、経皮的および眼用(ocular)製剤を含む非経口製剤として確実に製剤化し使用することができる。後者は、HIVに重感染したヒトにおいて共通に、HCMV 網膜炎に対して特に価値を有しうる。該薬剤であれば、投与、組織局在性、毒性について現行の薬剤に対する有意な利点を有する。
本発明を具体化する構造においてはキラリティーが欠如していることから、見込まれる商品原価および合成が容易である利点により、典型的なヌクレオシド抗ウイルス薬から区別される。
本発明で採用される薬物は、経口(p.o.)、あるいは静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、経皮的、気道(エアロゾル)、直腸内、腟内ならびに局所的(口腔および舌下を含む)投与を含む非経口(腹腔内(i.p.))経路により投与することができる。
経口投与のためには、本発明の化合物は、一般に、錠剤またはカプセル剤のかたちで、粉剤または粒剤として、あるいは水溶液または懸濁液として提供されることになる。
経口的使用のための錠剤は、不活性希釈剤、崩壊剤、結合剤、潤滑剤、甘味剤、着香剤、着色剤および防腐剤などの薬学的に許容される賦形剤と混合した有効成分を含んでもよい。好適な不活性希釈剤にはナトリウムおよびカルシウムの炭酸塩、ナトリウムおよびカルシウムのリン酸塩ならびにラクトースが含まれ、他方、コーンスターチおよびアルギン酸は好適な崩壊剤である。結合剤にはデンプンおよびゼラチンが含まれてもよく、他方、潤滑剤は、存在する場合には、一般にステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸あるいは滑石である。所望により、錠剤は、消化管における吸収を遅らせるために、モノステアリン酸グリセリンあるいはジステアリン酸グリセリンなどの材料で覆われていてもよい。
経口的使用のためのカプセル剤には、有効成分が固形希釈剤と混合された硬質ゼラチンカプセル剤および有効成分が水または落花生油、流動パラフィンもしくはオリーブオイルなどの油と混合された軟質ゼラチンカプセル剤が含まれる。
直腸内投与用製剤は、例えば、カカオ脂あるいはサリチル酸塩を含む適当なベースを有する坐薬として提供してもよい。
腟内投与に適した製剤は、当技術分野において適切であると知られているような担体を有効成分のほかに含む腟坐剤、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、発泡体、またはスプレー製剤として提供してもよい。
筋肉内、腹腔内、皮下および静脈内の使用のためには、本発明の化合物は、一般に、適切なpHおよび等張性に緩衝された無菌水溶液あるいは懸濁液として提供されることになる。適当な水性媒体には、リンガー溶液および等張の塩化ナトリウムが含まれる。本発明による水性懸濁液には、セルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンおよびトラガカントゴムなどの沈殿防止剤ならびにレシチンなどの湿潤剤が含まれてもよい。水性懸濁液用の適当な防腐剤には、p-ヒドロキシ安息香酸のエチルエステルおよびn-プロピルエステルが含まれる。
本発明の化合物はリポソーム製剤としても提供してよい。
一般に、適当な用量は、服用者の体重1キログラム当たり1日当たり0.1〜300 mgの範囲内、好ましくは体重1キログラム当たり1日当たり1〜25 mgの範囲内、最も好ましくは体重1キログラム当たり1日当たり5〜10 mgの範囲内となる。望ましい用量は、好ましくは、一日を通じて適切な間隔で投与される2、3、4、5あるいは6回以上の分割用量(sub-doses)として提供される。これらの分割用量は、例えば、単位製剤当たり10〜1500 mg、好ましくは20〜1000 mg、最も好ましくは50〜700 mgの有効成分を含む単位製剤として投与してもよい。
本発明の実施形態を以下、例としてのみ記載することとする。
すべての試薬と溶媒は商業的に入手し、特に記載がない限り、更に精製しないで使用した。反応の進行は、ディー・シー・アルフォリーエン(DC-Alufolien)60F254 0.2 mm プレート上で薄層クロマトグラフィー(TLC)によって観察した。化合物は紫外線蛍光(波長365 nm)によって可視化した。反応混合物は、薄膜ポンプの真空を使って真空ロータリー蒸発装置(ビュッヒ・ロタベーパー(Buechi Rotavapor)R-114)中で蒸発させた。この過程は、以下、「減圧下で蒸発させ/除去し/蒸留し」あるいは「減圧下で」と呼ぶ。フラッシュカラムクロマトグラフィー(Flash column chromatography)はスティル(Still et al J. Org. Chem. 1978, 43 (14), 2923-2925)によって記載された技術を参照する。全ての場合において、シリカゲル60(220〜440メッシュ)の高さは15 cmであった。空気および水分に感受性の全ての反応は、オーブンで乾燥させた(oven-dried)ガラス器具中にて窒素雰囲気下で行った。反応混合物温度は外部から測定した。
1Hおよび13C NMRスペクトルは、対応する重水素化溶媒に着目して、ブルカー・アバンス(Bruker Avance)DPX300スペクトロメータによりそれぞれ300 MHzおよび75.5 MHzにおいて記録した。化学シフトは、残留非重水素化溶媒のピーク(δH CHCl3 7.27; δH [D5]DMSO 2.50;ならびにδc CHCl3 77.0およびδc [D5]DMSO 39.5 中心ピーク)に対する百万分率で報告される。J値はHzで与えられる。DEPTおよびNOE技術は、異なる炭素原子を割り当てるために使った。化学シフトが報告される:値(分裂パターン、陽子の数、結合定数(適用可能である場合)および割り当て)。分裂パターンは次のように指定される:s, 一重線; app d, 見かけ上の二重線; d, 二重線; dd, 二重の二重線; t, 三重線; q, 四重線; quin, 五重線; sex, 六重線; sept, 七重線; m, 多重線; および br, ブロード。元素分析は、ロンドン大学薬学部の微量分析研究室(Microanalytical Laboratories)で実行された。
6-ヘプチル-3H-フロ[2,3-d]ピリジン-2-オン(137)
Figure 2006524672
5-ヨード-ウラシル(3.00 g, 12.60 mmol)を乾燥ジメチルフォルムアミド(30 ml)に溶かし、室温、窒素雰囲気下で攪拌中の溶液に、1-ヘキシン(4.20 ml, 37.80 mmol)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0)(728mg、0.63mmol)、ヨウ化銅(I)(240mg、1.26 mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(4.4 ml, 25.20 mmol)を加えた。その反応混合物を室温で19時間攪拌した後、TLC (クロロフォルム/メタノール 95:5) により、出発物質の完全な転換が示された。ヨウ化銅(I) (240 mg, 1.26 mmol)、トリエチルアミン(20 ml) を該混合物に加え、その後に8時間還流させた。その反応混合物を次に減圧下で濃縮し、生成物をメタノールとともに粉砕混合(trituration)して精製した (1.20 g, 41%)。
1H-nmr (d6-DMSO; 300 MHz): 11.97 (1H, bs, NH), 8.15 (1H, s, H-4) 6.37 (1H, s, H-5), 2.60 (2H, t, J = 7.3 Hz, α-CH2), 1.62 (2H, m, CH2), 1.28 (8H, m, 4 x CH2), 0.86 (3H, t, J = 7.2 Hz, CH3)。
13C-nmrは溶解性の問題により利用できなかった。
6-ブチル-3-シクロペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリジン-2-オン (138) [Cf2158]
Figure 2006524672
窒素雰囲気下にある6-ブチル-3H-フロ[2,3-d]ピリジン-2-オン (136) (350 mg, 1.82 mmol) の乾燥DMF (20 ml)懸濁液に、炭酸カリウム(502 mg, 3.64 mmol) とシクロペンチルブロミド(0,39 ml, 3.64 mmol) を添加した。該反応混合物を80℃で1時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をジクロロメタンに溶かし、塩化ナトリウムの飽和溶液で抽出した。該抽出物を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、蒸発乾固させた。該粗製生成物をシリカカラムクロマトグラフィーにより溶離剤としてクロロホルムを用いた後クロロホルム/メタノール混合物(97:3)を用いて精製した。適切なフラクションを合体させ、溶媒を減圧下で除去して生成物を得た。該生成物をジエチルエーテルとともに粉砕混合してさらに精製し、純粋な生成物(47 mg, 10%) を白色固体(Mp:130-131℃)として得た。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.84 (1H, s, H-4) 6.13 (1H, s, H-5), 5.29 (1H, m, CH), 2.69 (2H, t, J = 7.2 Hz, α-CH2), 2.33 (2H, m,シクロペンチル-CH2), 2.01-1.67 (8H, m, シクロペンチル + CH2), 1.45 (2H, m, CH2), 0.99 (3H, t, J = 7.3 Hz, CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.1 (CH3), 22.5, 28.4, 29.3 (3 x CH2), 24.5, 32.8 (シクロペンチル-CH2), 59.6 (CH), 98.9 (C-5) 108.2 (C-4a), 135.6 (C-4), 156.2 (C-6), 160.3 (C-2), 171.3 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 283 (MNa+, 100%)
正確な質量:C15H20N2O2Naは283.1422となる;測定値:283.1414。
6-ブチル-2-シクロペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (139) [Cf2159]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離(270 mg, 57%)。Mp: 69-71℃
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.61 (1H, s, H-4) 6.42 (1H, s, H-5), 5.48 (1H, m, CH), 2.78 (2H, t, J = 7.2 Hz, α-CH2), 2.06-1.67 (10H, m, シクロペンチル + β-CH2), 1.46 (2H, m, χ-CH2), 0.99 (3H, t, J = 7.3 Hz, CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.2 (CH3), 22.6, 28.4, 29.7 (3 x CH2), 24.2, 33.2 (シクロペンチル-CH2), 80.4 (CH), 99.5 (C-5) 113.9 (C-4a), 150.9 (C-4), 158.9 (C-6), 162.6 (C-2), 168.8 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 283 (MNa+, 100%)
正確な質量: C15H20N2O2Naは283.1422; 測定値 283.1428。
6-ヘプチル-3-シクロペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (140) [Cf2160]
Figure 2006524672
これは、138について説明したようにして、350mgの137(1.49 mmol)と0.32mlのシクロペンチル ブロミド (2.98 mmol)を使用して合成した。該生成物を白色固体として集めた (88 mg, 20%)。Mp: 142-143℃。
IR (KBr): 2930.6 (脂肪族), 1677.8 (CO アミド)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.80 (1H, s, H-4) 6.09 (1H, s, H-5), 5.25 (1H, m, CH), 2.64 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 2.25 (2H, m, シクロペンチル-CH2), 1.90 -1.67 (8H, m, 4 x CH2), 1.34 (8H, m, 4 x CH2), 0.88 (3H, t, J = 6.7 Hz, CH3)。 13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.5 (CH3), 23.0, 27.2, 27.9, 29.3, 29.7, 32.8 (6 x CH2), 24.5, 33.1 (シクロペンチル-CH2), 59.7 (CH), 98.9 (C-5) 108.2 (C-4a), 135.7 (C-4), 156.2 (C-6), 160.3 (C-2), 171.6 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 325 (MNa+, 100%)
正確な質量: C18H26N2O2Na は 325.1892; 測定値 325.1883
6-ヘプチル-2-シクロペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (141) [Cf2161]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離された (230 mg, 51%)。Mp: 65-67℃。
IR (KBr): 2954.1 (脂肪族), 1619.6 (C=N)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.60 (1H, s, H-4) 6.36 (1H, s, H-5), 5.48 (1H, m, CH), 2.77 (2H, t, J = 7.3 Hz, α-CH2), 2.08-1.63 (10H, m, シクロペンチル + β-CH2), 1.42-1.27 (8H, m, 4 x CH2), 0.91 (3H, t, J = 7.2 Hz, CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.5 (CH3), 23.0, 27.6, 28.8, 29.4, 29.4, 32.1 (6 x CH2), 24.2, 33.2 (シクロペンチル-CH2), 80.4 (CH), 99.5 (C-5) 113.9 (C-4a), 150.9 (C-4), 158.9 (C-6), 162.6(C-2), 168.8 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 325 (MNa+, 100%)
正確な質量: C18H26N2O2Na は 325.1892; 測定値 325.1880
6-ブチル-3-(1-エチルプロピル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (142) [Cf2194]
Figure 2006524672
これは、138について説明したようにして、300 mgの136 (1.56 mmol)と0.40 mlの3-ブロモペンタン (3.12 mmol)を使用して合成した。該生成物を白色固体として集めた (118 mg, 29%)。
IR (KBr): 2958.1 (脂肪族), 1671.9 (CO アミド)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.72 (1H, s, H-4) 6.14 (1H, s, H-5), 4.94 (1H, m, CH), 2.68 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.93-1.66 (6H, m, 3 x CH2), 1.43 (2H, m, CH2), 1.00-0.88 (9H, m, 3 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 10.7, 14.1 (3 x CH3), 22.5, 27.9, 28.4, 29.3 (5 x CH2), 61.3 (CH), 98.9 (C-5) 108.2 (C-4a), 135.4 (C-4), 156.7 (C-6), 160.3 (C-2), 171.4 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 285 (MNa+, 100%)
正確な質量: C15H22N2O2Na は 285.1579; 測定値 285.1586
分析:C15H22N2O2としての計算値: C, 68.67%; H, 8.45%; N, 10.68%。測定値: C, 68.38%; H, 8.62%; N, 10.89%。
6-ブチル-2-(1-エチルプロポキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン (143) [Cf2193]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離された (171 mg, 42%)。
IR (KBr): 2938.4 (脂肪族), 1620.0 (C=N)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.60 (1H, s, H-4) 6.35 (1H, s, H-5), 5.10 (1H, m, CH), 2.77 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.91-1.70 (6H, m, 3 x CH2), 1.43 (2H, m, CH2), 1.00-0.90 (9H, m, 3 x CH3).
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 10.0, 14.1 (3 x CH3), 22.6, 26.5, 28.4, 29.7 (5 x CH2), 80.0 (CH), 99.5 (C-5) 113.9 (C-4a), 150.9 (C-4), 158.9 (C-6), 162.9 (C-2), 168.8 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 285 (MNa+, 100%)
正確な質量: C15H22N2O2Na は 285.1579; 測定値 285.1575
分析:C15H22N2O2としての計算値: C, 68.67%; H, 8.45%; N, 10.68%。測定値: C, 66.97%; H, 8.58%; N, 10.78%。
6-ヘプチル-3-(1-エチルプロピル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (144) [Cf2190]
Figure 2006524672
これは、138について説明したようにして、350 mg of 137 (1.50 mmol) と0.40 ml of 3-ブロモペンタン (3.00 mmol)を使用して合成した。該生成物を白色固体として集めた (108 mg, 28%). Mp: 128-130℃。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.71 (1H, s, H-4) 6.14 (1H, s, H-5), 4.94 (1H, m, CH), 2.68 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.96-1.67 (6H, m, 3 x CH2), 1.43-1.32 (8H, m, 4 x CH2), 0.98-0.89 (9H, m, 3 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 10.7, 14.5 (3 x CH3), 23.0, 27.2, 27.9, 28.7, 29.3 29.4, 32.1 (7 x CH2), 61.3 (CH), 98.9 (C-5) 108.2 (C-4a), 135.4 (C-4), 156.7 (C-6), 160.3 (C-2), 171.4 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 327 (MNa+, 100%), 305 (MH+) (50%)
正確な質量: C18H28N2O2Na は 327.2048; 測定値 327.2038
6-ヘプチル-2-(1-エチルプロポキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン (145) [Cf2189]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離された (272 mg, 70%)。Mp: 70-71℃。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.48 (1H, s, H-4) 6.24 (1H, s, H-5), 5.01 (1H, m, CH), 2.65 (2H, t, J = 7.3 Hz, α-CH2), 1.72-1.60 (6H, m, 3 x CH2), 1.60-1.20 (8H, m, 4 x CH2), 0.91-0.77 (9H, m, 3 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 9.9, 14.4 (3 x CH3), 23.0, 26.4, 27.6, 28.7, 29.3, 29.4, 32.0 (7 x CH2), 80.0 (CH), 99.5 (C-5) 113.9 (C-4a), 150.9 (C-4), 158.8 (C-6), 162.9 (C-2), 168.8 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 327 (MNa+, 100%)
正確な質量: C18H28N2O2Na は 327.2048; 測定値 327.2053
6-ブチル-3-ペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (146) [Cf2195]
Figure 2006524672
これは、138について説明したようにして、250 mgの136 (1.30 mmol)と515 mgの1-ヨードペンタン (2.60 mmol)を使用して合成した。該生成物を白色固体として集めた (133 mg, 40%)。 Mp: 139-141℃。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.77 (1H, s, H-4) 6.07 (1H, s, H-5), 3.96 (2H, t, J = 7.4 Hz, N-CH2), 2.61 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.94-1.58 (4H, m, 3 x CH2), 1.43-1.24 (6H, m, 3 x CH2), 0.93-0.84 (6H, m, 2 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.1, 14.3 (2 x CH3), 22.5, 22.7, 28.4, 29.0, 29.2, 29.3 (6 x CH2), 52.6 (N-CH2), 98.8 (C-5) 108.1 (C-4a), 139.1 (C-4), 155.8 (C-6), 160.2 (C-2), 172.3 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 285 (MNa+, 100%)
正確な質量: C15H22N2O2Na は 285.1579; 測定値 285.1568
6-ブチル-2-ペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (147) [Cf 2327]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離された (62 mg, 20%)。 Mp: 51-52℃。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.49 (1H, s, H-4) 6.25 (1H, s, H-5), 4.32 (2H, t, J = 6.6 Hz, O-CH2), 2.64 (2H, t, J = 7.3 Hz, α-CH2), 1.85-1.66 (4H, m, 2 x CH2), 1.43 (6H, m, 3 x CH2), 0.92-0.73 (6H, m, 2 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.1, 14.4 (2 x CH3), 22.5, 22.8, 28.4, 28.5, 28.9, 29.6 (7 x CH2), 68.3 (O-CH2), 99.5 (C-5) 114.1 (C-4a), 150.9 (C-4), 159.0 (C-6), 162.8 (C-2), 168.8(C-7a)。
MS (ES+) m/e 285 (MNa+, 100%)
正確な質量: C15H22N2O2Na は 285.1579; 測定値 285.1584
6-ヘプチル-3-ペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (148) [Cf2192]
Figure 2006524672
これは、138について説明したようにして、350 mgの137 (1.50 mmol) と594 mgの1-ヨードペンタン (3.00 mmol)を使用して合成した。該生成物を白色固体として集めた (207 mg, 45%). Mp: 161-162℃。
IR (KBr): 2922.1 (脂肪族), 1678.3 (CO アミド)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.87 (1H, s, H-4) 6.18 (1H, s, H-5), 4.07 (2H, t, J = 7.4 Hz, N-CH2), 2.71 (2H, t, J = 7.3 Hz, α-CH2), 1.93-1.71 (4H, m, 2 x CH2), 1.42 (12H, m, 6 x CH2), 0.98 (6H, m, 2 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.3, 14.9 (2 x CH3), 22.7, 23.0, 27.2, 28.7, 29.1, 29.3, 29.3 29.4 32.1 (9 x CH2), 52.6 (N-CH2), 98.8 (C-5) 108.1 (C-4a), 139.1 (C-4), 155.8 (C-6), 160.3 (C-2), 172.3 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 327 (MNa+, 100%)
正確な質量: C18H28N2O2Na は 327.2048; 測定値 327.2042
6-ヘプチル-2-ペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (149) [Cf2191]
Figure 2006524672
これも上記反応から白色固体として単離された (141 mg, 31%)。Mp: 48-49℃。
IR (KBr): 2933.0 (脂肪族), 1618.0 (C=N)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 8.50 (1H, s, H-4) 6.25 (1H, s, H-5), 4.30 (2H, t, J = 6.7 Hz, O-CH2), 2.65 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.80-1.60 (4H, m, 2 x CH2), 1.44-1.19 (12H, m, 6 x CH2), 0.86-0.77 (6H, m, 2 x CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.4 (2 x CH3), 22.8, 23.0, 27.6, 28.5, 28.7, 28.9, 29.3, 29.4, 32.0 (9 x CH2), 68.3 (O-CH2), 99.5 (C-5) 114.1 (C-4a), 150.8 (C-4), 159.0 (C-6), 162.8 (C-2), 172.3 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 327 (MNa+, 100%)
正確な質量: C18H28N2O2Na は 327.2048; 測定値 327.2050
6-ヘプチル-3-(テトラヒドロフラン-2-イル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (154) [Cf2196]
Figure 2006524672
6-ヘプチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (137) (288 mg, 1.23 mmol) の乾燥DMF (10 ml)懸濁液に、2-tert-ブトキシテトラヒドロフラン(709 mg, 4.92 mmol)を添加した。該反応混合物を150℃で10時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をジクロロメタンに溶かし、シリカカラムクロマトグラフィーにより溶離剤としてクロロホルムを用いた後クロロホルム/メタノール混合物(98:2)を用いて精製した。適切なフラクションを合体させ、溶媒を減圧下で除去して生成物を得た。該生成物をジエチルエーテルとともに粉砕混合してさらに精製し、純粋な生成物150 mg, 40%) を白色固体(Mp:130-131℃)として得た。
IR (KBr): 2927.1 (脂肪族), 1671.9 (CO アミド), 1084.0 (C-O)。
1H-nmr (CDCl3; 300 MHz): 7.93 (1H, s, H-4) 6.09 (2H, m, H-5 and H-1'), 4,26 and 4,04 (2H, m, H-5'), 2.60 (2H, t, J = 7.4 Hz, α-CH2), 2.56 (2H, m, H-2'a), 2.18 and 2.00 (2H, m, H-3') 1.99 (2H, m, H-2'b), 1.59 (2H, m, CH2), 1.30-1.23 (8H, m, 4 x CH2), 0.83 (3H, t, J = 6.7 Hz, CH3)。
13C-nmr (CDCl3; 75 MHz): 14.5 (CH3), 23.0, 23.7. 27.2, 28.7, 29.3, 29.4, 32.1, 33.8 (8 x CH2), 71.1 (C-5'), 90.2 (C-1'), 99.1 (C-5), 107.6 (C-4a), 134.2 (C-4), 155.2 (C-6), 160.2 (C-2), 171.3 (C-7a)。
MS (ES+) m/e 327 (MNa+, 100%)
正確な質量: C17H24N2O3Na は 327.1685; 測定値 327.1678
分析:C17H24N2O3についての計算値: C, 67.08%; H, 7.95%; N, 9.20%. 測定値: C, 67.01%; H, 8.14%; N, 9.26%
6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン26
Figure 2006524672
5-ヨードウラシル 23 (5.00 g, 21 mmol)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0) (1.00 g, 0.87 mmol, 0.04 当量) 及びヨウ化銅 (0.80 g, 4.2 mmol, 0.2 当量)の乾燥DMF (50 mL)溶液に、窒素雰囲気下で、乾燥DIPEA (7.3 mL, 5.42 g, 42 mmol, 2 当量) と1-ドデシン 24 (13.5 mL, 10.48 g, 63 mmol, 3 当量)をシリンジを介して攪拌下で加えた。当初不透明黄色の溶液が室温での攪拌につれ変色し透明暗黄色の溶液に変化し、最終的に数時間後に不透明暗緑色懸濁液が生成した。該懸濁液を室温で攪拌下で18時間反応させた。生じた混合物をTLC分析すると、出発物質の大部分が反応しており、青色蛍光スポットの存在が明瞭に認められた。乾燥トリエチルアミン (25 mL) と更にヨウ化銅 (0.80 g)を該懸濁液に添加し、得られた反応混合物をN2下で攪拌しつつ80℃で6時間加熱した。該懸濁液を攪拌下で室温まで放冷した。生成した析出物を吸引ろ過で集め、メタノール及びDCMで連続して洗浄した。集めた固体を熱したメタノール中で粉砕混合(trituration)して表題化合物 26を白色不溶性の固体として重量3.79 g (23から65 %)を得た。
6-デシル-2-プロポキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2303
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 1.086 mmol), 炭酸カリウム (0.30 g, 2.17 mmol, 2 当量) 及び1-ヨードプロパン(30, 0.22 mL, 2.17 mmol, 2 当量) を乾燥DMF (5 mL)にN2下で懸濁し、該反応混合物を攪拌下、一夜100℃で加熱した。次いで溶媒を減圧下80℃で除去し、該粗製混合物を0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し31 (102 mg, 29 %), 表題化合物, を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.48 (s, 1H, 4-H), 6.49 (s, 1H, 5-H), 4.44 (t, J = 6.7 Hz, 2H, O-CH2-), 2.81 (t, J = 7.6 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.95 (app sex, J = 7.1 Hz, 2H, CH2), 1.82 (m, J = 6.6 Hz, 2H, CH2), 1.43 (m, 14H, CH2), 1.15 (t, J = 7.4 Hz, 3H, O-CH2CH3), 0.97 (t, J = 7.0 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.9 (7a-C), 162.9 (2-C), 159.1 (6-C), 150.9 (4-CH), 114.2 (4a-C), 99.5 (5-CH), 69.9 (O-CH2), 32.3 (1'-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 23.1 (CH2), 22.6 (CH2), 14.5 (O-CH2CH3), 10.9 (-CH2CH3)。
6-デシル-3-プロピル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2304
Figure 2006524672
191 mgの表題化合物 32 (収率55 % )も白色固体として該混合物から単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.74(s, 1H, 4-H), 6.13(s, 1H, 5-H), 4.01 (t, J = 7.3 Hz, 2H, N-CH2-), 2.70 (t, J = 7.7 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.89 (app sex, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.89 (m, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.70 (m, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.38 (m, 14H, CH2), 1.04 (t, J = 7.4 Hz, 3H, N-CH2CH3), 0.96 (t, J = 7.0 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 169.9 (7a-C), 160.4 (2-C), 156.1 (6-C), 138.9 (4-CH), 108.6 (4a-C), 98.6 (5-CH), 54.2 (N-CH2), 32.3 (1'-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.5 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 22.8 (CH2), 14.5 (O-CH2CH3), 11.5 (-CH2CH3)。
2-ブトキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2305
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 1.086 mmol), 炭酸カリウム (0.30 g, 2.17 mmol, 2 当量) 及び1-ヨードブタン33 (0.25 mL, 2.17 mmol, 2 当量) をN2下で乾燥DMF (5 mL)に懸濁させ、その反応混合物を攪拌下で一夜100 ℃に加熱した。次いで溶媒を減圧下80℃で除去し、該粗製混合物を0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し34 (114 mg, 32 %) を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.61 (s, 1H, 4-H), 6.36 (s, 1H, 5-H), 4.36 (t, J = 6.7 Hz, 2H, O-CH2-), 2.75 (t, J = 7.6 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.90-1.74 (m, 4H, CH2), 1.54 (m, 2H, CH2), 1.29 (m, 14H, CH2), 1.00 (t, J = 6.8 Hz, 3H, O-CH2CH3), 0.91 (t, J = 7.0 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.9 (7a-C), 162.9 (2-C), 159.1 (6-C), 150.9 (4-CH), 113.9 (4a-C), 99.5 (5-CH), 68.1 (O-CH2), 32.3 (1'-CH2), 31.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 23.1 (CH2), 19.6 (CH2), 14.5 (O-CH2CH3), 14.2 (-CH2CH3)。
3-ブチル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2306
Figure 2006524672
表題化合物 35 (205 mg, 57 % 収率) も白色固体として該混合物から単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.76 (s, 1H, 4-H), 6.04 (s, 1H, 5-H), 3.93 (t, J = 7.4 Hz, 2H, N-CH2-), 2.56 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.71 (m, 2H, CH2), 1.60 (m, 2H, CH2), 1.36-1.18 (m, 16H, CH2), 0.88 (t, J = 7.2 Hz, 3H, N-CH2-CH3), 0.80 (t, J = 6.5 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.3 (7a-C), 160.3 (2-C), 155.9 (6-C), 139.2 (4-CH), 108.2 (4a-C), 98.8 (5-CH), 52.4 (N-CH2-), 32.3 (1'-CH2), 31.6 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 20.2 (CH2), 14.5 (O-CH2CH3), 14.1 (-CH2CH3).
6-デシル-2-ペンチルオキシ-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2247
Figure 2006524672
6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 26 (200 mg, 0.72 mmol), 炭酸カリウム (199 mg, 1.44 mmol, 2 当量) 及び1-ヨードペンタン 36 (0.2 mL, 2 当量) をN2下で乾燥DMF (8 mL)に懸濁させ、その懸濁液を攪拌下、4時間、120℃で加熱した。次いで溶媒を減圧下80℃で除去した後、トルエン(2 mL) を添加し、除去して、DMFの痕跡を除去した。該粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し37 (88 mg, 35 %) をクリーム状固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.57 (s, 1H, 4-H), 6.33 (s, 1H, 5-H), 4.38 (t, 2H, J = 6.7 Hz, 1'-CH2), 2.73 (t, 2H, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.84 (qt, 2H, J = 6.8 Hz, CH2), 1.74 (m, 2H, CH2), 1.50-1.26 (m, 18H, 9 x CH2), 0.94-0.85 (m, 6H, 2 x CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.9 (7a-C), 162.9 (2-C), 159.1 (6-C), 150.9 (4a-C), 99.5 (5-CH), 68.4 (1'-CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.9 (CH2), 28.8 (CH2), 28.7 (CH2), 28.5 (CH2), 27.6 (CH2), 23.1 (CH2), 22.9 (CH2), 14.5 (CH3), 14.4 (CH3)。元素分析:C21H34N2O2 (346.5)についての計算値: C 72.79, N 8.08, H 9.89; 測定値 C 73.68, N 10.03, H 8.06。
2-シクロペンチルオキシ-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2250
Figure 2006524672
26 (1.00 g, 3.62 mmol), 炭酸カリウム(1.00 g, 7.24 mmol, 2 当量) 及びシクロペンチルブロミド 39 (0.23 mL, 2.17 mmol, 2 当量) をN2下で乾燥DMF (15 mL)に懸濁させ、その混合物を室温で6時間攪拌した。灰/緑色の懸濁液を120℃で5時間加熱した後、攪拌下で一夜放冷した。次いで溶媒を減圧下80℃で除去した。該粗製残渣を0-1 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し40 を白色固体(0.87 g, 70 % 収率)として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.48 (b, 1H, 4-H), 6.23 (s, 1H, 5-H), 5.36 (m, 1H, 1'-H), 2.65 (t, 2H, J = 7.5 Hz, α-CH2), 1.93-1.52 (m, 10H, 5 x CH2), 1.25-1.17 (m, 14H, 7 x CH2), 0.78 (t, 3H, J = 6.5 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ = 168.8 (7a-C), 162.5 (2-C), 158.9 (6-C), 150.9 (4-CH), 113.9 (4a-C), 99.5 (5-CH), 80.3 (1'-CH), 33.1 (2 x CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.7 (CH2), 27.6 (2 x CH2), 24.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.5 (CH3)。元素分析:C21H32N2O2 (344.5)についての計算値: C 73.22, N 8.13, H 9.36; 測定値 C 73.85, N 8.61, H 9.84.
3-シクロペンチル-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2251
Figure 2006524672
表題化合物 41 (0.18 g, 14 %) も黄色固体として上記反応から単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.79 (s, 1H, 4-H), 6.05 (s, 1H, 5-H), 5.16 (m, 1H, 1'-H), 2.56 (t, 2H, J = 7.5 Hz, α-CH2), 2.16 (m, 2H, CH2), 1.82-1.55 (m, 8H, 4 x CH2), 1.25-1.19 (m, 14H, 7 x CH2), 0.80 (t, 3H, J = 6.4 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 171.6 (7a-C), 160.3 (6-C), 156.2 (2-C), 135.8 (4-CH), 108.3 (4a-C), 99.0 (5-CH), 59.7 (1'-CH2), 32.8 (2 x CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.7 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (2 x CH2), 24.5 (CH2), 23.1 (CH2), 14.5 (CH3)。元素分析:C21H32N2O2 (344.5)についての計算値: C 73.22, N 8.13, H 9.36; 測定値 C 72.83, N 8.18, H 9.84。
2-(1'-エチルプロピルオキシ)-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2252
Figure 2006524672
26 (0.50 g, 1.81 mmol), 炭酸カリウム (0.50 g, 3.62 mmol, 2 当量) 及び3-ブロモペンタン 42 (0.45 mL, 3.62 mmol, 2 当量) をN2下で乾燥DMF (15 mL)に懸濁させ、その反応混合物を120 ℃に攪拌下で150分加熱した。暗色の懸濁液を室温まで2時間かけて放冷した後、溶媒を減圧下80℃で除去した。該粗製残渣を0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーに供し、43を重量 0.27 g (収率43 % )の黄色オイルとして得た。
1H NMR (CDCl3) δ = 8.44 (s, 1H, 4-H), 6.20 (s, 1H, 5-H), 4.96 (qt, 1H, J = 6.0 Hz, 1'-H), 2.60 (t, 2H, J = 7.5 Hz, α-CH2), 1.68-1.55 (m, 6H, 3 x CH2), 1.24-1.13 (m, 12H, 6 x CH2), 0.84 (t, 6H, J = 7.4 Hz, 2 x CH3), 0.74 (t, 3H, J = 6.9 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ = 168.8 (7a-C), 162.9 (6-C), 158.7 (2-C), 150.9 (4-CH), 113.9 (4a-C), 99.5 (5-CH), 79.9 (1'-CH), 32.2 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.6 (CH2), 26.7 (2 x CH2), 26.4 (CH2), 23.0 (CH2), 14.4 (CH3), 9.9 (2 x CH3)。元素分析:C21H34N2O2 (346.5)についての計算値: C 72.79, N 8.08, H 9.89; 測定値 C 73.12, N 8.56, H 9.93。
3-(1'-エチルプロピル)-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2253
Figure 2006524672
表題化合物44も上記反応から白色固体 (0.168 g, 27 %)として単離した。
1H NMR (CDCl3) δ = 7.72 (s, 1H, 4-H), 6.15 (s, 1H, 5-H), 4.94 (b, 1H, 1'-H), 2.67 (t, 2H, J = 7.4 Hz, α-CH2), 1.87 (m, 2H, CH2), 1.71 (m, 4H, 2 x CH2), 1.36-1.23 (m, 14H, 7 x CH2), 0.91 (t, 9H, J = 6.8 Hz, 3 x CH3); 13C NMR (CDCl3) δ = 171.2 (7a-C), 160.4 (6-C), 156.7 (2-C), 135.5 (4-CH), 108.3 (4a-C), 98.9 (5-CH), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (2 x CH2), 29.5 (CH2), 28.7 (CH2), 28.0 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.5 (CH3), 10.8 (2 x CH3)。 元素分析:C21H34N2O2 (346.5)についての計算値: C 72.79, N 8.08, H 9.89; 測定値 C 72.65, N 8.16, H 10.08。
2-シクロヘキシルオキシ-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2294
Figure 2006524672
26 (300 mg, 1.086 mmol)と炭酸カリウム (299 mg, 2.17 mmol, 2 当量) を乾燥DMF (10 mL) に懸濁させ、シクロヘキシル ブロミド 45 (0.54 mL, 2.17 mmol, 2 当量)をN2下シリンジにより加えた。その懸濁液を攪拌下100 ℃で一夜加熱した。溶媒を減圧下80℃で除去し、生じた残渣をDCMに懸濁し、水で洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、生じた残渣を0-2 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し46を透明で無色のワックス状固体として得た (78 mg, 収率20 % )。
1H NMR (CDCl3) δ = 8.68 (s, 1H, 4-H), 6.43 (s, 1H, 5-H), 5.16 (m, 1H, 1'-H), 2.85 (t, 2H, J = 7.4 Hz, α-CH2), 2.19 (m, 2H, CH2), 1.94 (m, 2H, CH2), 1.84 (m, 2H, CH2), 1.72 (m, 2H, CH2), 1.58-1.32 (m, 18H, 9 x CH2), 0.99 (t, 3H, J = 6.4 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.9 (7a-C), 162.3 (2-C), 158.9 (6-C), 151.0 (4-CH), 114.0 (4a-C), 99.6 (5-CH), 75.8 (1'-CH), 32.3 (CH2), 32.0 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (2 x CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 26.0 (CH2), 24.3 (2 x CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (CH3)。
3-シクロヘキシル-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2295
Figure 2006524672
表題化合物47(23 mg, 6 %) も上記反応から白色固体 として単離した。
1H NMR (CDCl3) 7.86 (s, 1H, 4-H), 6.13 (s, 1H, 5-H), 4.90 (m, 1H, 1'-H), 2.68 (t, 2H, J = 7.4 Hz, α-CH2), 2.09-1.30 (m, 26H, 13 x CH2), 0.93 (t, 3H, J = 6.2 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 171.5 (7a-C), 160.3 (2-C), 155.8 (6-H), 135.6 (4-CH), 108,1 (4a-C), 98.9 (5-CH), 57.1 (1'-CH), 33.3 (CH2), 32.3 (CH2), 32.0 (2 x CH2), 29.7 (2 x CH2), 26.2 (CH2), 25.8 (CH2), 24.3 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (CH3)。
6-デシル-3-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 72 Cf2309
Figure 2006524672
表題化合物72 (157 mg, 42 %) も該反応混合物から白色固体 として単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H, 4-H), 6.13 (s, 1H, 5-H), 4.55 (dd, J = 2.3, 13.6 Hz, 1H, N-CH2-THF), 4.29 (m, 1H, N-CH2-THF), 3.93-3.72 (m, 3H, THF-CH), 2.68 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 2.26-2.15 (m, 1H, THF-CH), 2.00-1.90 (m, 2H, CH2), 1.71-1.63 (m, 3H, THF-CH), 1.37-1.31 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 6.4 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.4 (7a-C), 160.2 (2-C), 156.1 (6-C), 140.5 (4-CH), 107.9 (4a-C), 98.9 (5-CH), 77.3 (THF-C), 68.6 (THF-C), 54.9 (N-1'-CH2-THF), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 29.2 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 26.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
2-シクロヘキシルメトキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2274
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 1.086 mmol)及び炭酸カリウム (0.30 g, 2.17 mmol, 2 当量) をN2下で乾燥DMF (10 mL)に懸濁させ、(ブロモメチル)シクロヘキサン48 (0.30 mL, 2.17 mmol, 2 当量) をシリンジを介して攪拌下の生じた懸濁液に加えた。該懸濁液を次に120℃で攪拌下3時間加熱した後、攪拌下で一夜放冷させた。次に溶媒を減圧下80℃で除去し、該粗製混合物を0-2 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し 49 (189 mg, 47 %) を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.63 (s, 1H, 4-H), 6.67 (s, 1H, 5-H), 4.35 (d, J = 6.2 Hz, 2H, O-CH2-CyHx), 2.79 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.97-1.90 (m, 3H, CyHx-CH), 1.78 (m, 6H, CyHx-CH), 1.38-1.31 (m, 16H, CH2), 1.19-1.08 (m, 2H, CyHx-CH), 0.91 (t, J = 6.4 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.9 (7a-C), 163.0 (2-C), 159.1 (6-C), 150.9 (4-CH), 114.2 (4a-C), 99.5 (5-CH), 73.6 (O-CH2-CyHx), 37.7 (CyHx-C), 32.3 (1'-CH2), 30.2 (CyHx-C), 30.0 (2 X CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 26.9 (CH2), 26.2 (2 X CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
3-シクロヘキシルメチル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2275
Figure 2006524672
表題化合物50も該混合物から白色固体として収率33 % (129 mg)で単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.72 (s, 1H, 4-H), 6.12 (s, 1H, 5-H), 3.64 (d, J = 7.3 Hz, 2H, N-CH2-CyHx), 2.66 (t, J = 7.5 Hz, 2H, 1'-CH2), 2.04-1.95 (m, 1H, CyHx-CH), 1.94-1.68 (m, 6H, CyHx-CH), 1.35-1.29 (m, 16H, CH2), 1.23 (m, 2H, CyHx-CH), 1.02 (m, 2H, CyHx-CH), 0.90 (t, J = 6.4 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.3 (7a-C), 160.3 (2-C), 156.0 (6-C), 139.7 (4-CH), 107.7 (4a-C), 98.7 (5-CH), 58.8 (N-CH2-CyHx), 36.9 (CyHx-C), 32.3 (1'-CH2), 30.9 (CyHx-C), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.6 (CH2), 29.5 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 26.6 (CH2), 26.0 (2 X CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
2-ベンジルオキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2307
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 1.086 mmol), 炭酸カリウム (0.30 g, 2.17 mmol, 2 当量)及びベンジルクロリド (51, 0.25 mL, 2.17 mmol, 2 当量)をN2下で乾燥DMF (5 mL)に懸濁させ、その反応混合物を攪拌下、100℃で一夜加熱した。次に溶媒を減圧下80℃で除去し、該粗製混合物を0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し52 (54 mg, 14 %)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.66 (s, 1H, 4-H), 7.57 (d, J = 6.7 Hz, 2H, Ar-CH), 7.36 (m, 3H, Ar-CH), 6.40 (s, 1H, 5-H), 5.54 (s, 2H, O-CH2-Ph), 2.78 (t, J = 7.2 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.79 (m, 2H, CH2), 1.32 (m, 14H, CH2), 0.92 (m, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.5 (2-C), 159.4 (6-C), 150.9 (4-CH), 137.0 (Ar-C), 128.8 (Ar-C), 128.4 (Ar-C), 128.3 (Ar-C), 113.9 (4a-C), 99.6 (5-CH), 69.7 (O-CH2-Ph), 32.3 (1'-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (2 X CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
3-ベンジル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2308
Figure 2006524672
表題化合物 53 (258 mg, 65 %)も該粗製残渣から白色固体として単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.74 (s, 1H, 4-H), 7.42 (m, 5H, Ar-CH), 6.07 (s, 1H, 5-H), 5.26 (s, 2H, N-CH2-Ph), 2.67 (t, J = 7.3 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.83 (m, 2H, CH2), 1.66 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 6.9 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.3 (7a-C), 160.8 (2-C), 156.1 (6-C), 138.3 (4-CH), 135.9 (Ar-C), 129.6 (Ar-C), 129.1 (Ar-C), 129.0 (Ar-C), 108.6 (4a-C), 98.8 (5-CH), 54.4 (N-CH2-Ph), 32.3 (1'-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.5 (-CH2CH3)。
6-デシル-3-(テトラヒドロフラン-2'-イル)-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2249
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 0.19 mmol)と触媒量のDMAPをN2雰囲気下で乾燥DMF (8 mL)に懸濁させ、2-tert-ブトキシテトラヒドロフラン54 (0.34 mL, 0.31 g, 2.17 mmol, 2 当量)をシリンジを介して攪拌下に加えた。生じた緑色懸濁液を次に150℃、攪拌下で5時間加熱した後、溶媒を減圧下80℃で除去した。残渣をDCMでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し90 mg (24 %) of 表題化合物 55を淡黄色化合物として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H, 4-H), 6.10 (m, 2H, 5-H and 2'-H), 4.29 (m, 1H, 5'-H), 4.06 (m, 1H, 5'-H), 2.63 (t, 2H, J = 7.5 Hz, α-CH2), 2.56 (m, 1H, THF-CH), 2.17 (m, 1H, THF-CH), 2.01 (m, 1H, THF-CH), 1.83 (m, 1H, THF-CH), 1.66 (m, 2H, CH2), 1.30-1.1.9 (m, 14H, 7 x CH2), 0.86 (t, 3H, J = 6.3 Hz, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 171.9 (7a-C), 160.0 (6-C), 155.2 (2-C), 134.2 (4-CH), 107.6 (4a-C), 99.1 (5-CH), 90.2 (2'-CH), 71.1 (5'-CH2), 33.8 (CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (2 x CH2), 29.5 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.7 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (CH3)。
メタンスルホン酸 テトラヒドロフラン-3-イルエステル64
Figure 2006524672
3-ヒドロキシテトラヒドロフラン57 (0.50 g, 0.46 mL, 5.5 mmol) とトリエチルアミン (1 mL, 7 mmol, 1.3 当量)を乾燥 DCM (5 mL)に溶解し、その溶液を攪拌下で0℃に冷却した。メタンスルホニルクロリド 63 (0.55 mL, 7 mmol, 1.3 当量) を冷却した溶液にシリンジよりゆっくり加えた。該溶液を室温まで放置して温め、生じた懸濁液を室温で24時間攪拌した。次いで乾燥 DCM (20 mL)を該懸濁液に加えて溶液に戻した。該溶液を室温でさらに36時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を水に溶かした。該水溶液をDCMで抽出した。そのDCM抽出物を次にブラインで洗浄し、ブライン洗浄物を新鮮なDCMで抽出した。有機層を合体させたものをMgSO4上で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して64を黄色粘稠液(0.80 g, 96 %)として得、これをさらに精製はしないで使用した。
1H NMR (CDCl3) δ 5.20 (m, 1H, 1'-CH), 3.94-3.74 (m, 4H, THF-CH), 2.96 (s, 3H, CH3), 2.18-2.11 (m, 2H, THF-CH); 13C NMR (CDCl3): 81.38 (1'-CH), 73.4 (2'-CH2), 67.1 (4'-CH2), 38.8 (CH3), 33.7 (3'-CH2)。
6-デシル-2-(テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン58
Figure 2006524672
26 (0.182 g, 0.66 mmol), 炭酸カリウム (0.182 g, 1.33 mmol, 2 当量)及びメタンスルホン酸 テトラヒドロフラン-3-イルエステル 64 (0.105 g, 0.63 mmol, 0.95 当量)をN2下で乾燥DMF (5 mL)に懸濁させ、その反応混合物を攪拌下80℃で8時間加熱した。次に溶媒を減圧下80℃で除去し、生じた残渣を0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュクロマトグラフィーにより精製し58 (140 mg, 62 %)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.64 (s, 1H, 4-H), 6.40 (s, 1H, 5-H), 5.64-5.59 (m, 1H, O-1'-THF), 4.07-3.96 (m, 4H, THF-CH), 2.80 (t, J = 7.5 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.79 (quin, J = 7.6 Hz, 2H, CH2), 1.39-1.31 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 6.5 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.6 (7a-C), 163.0 (2-C), 159.5 (6-C), 151.0 (4-CH), 114.6 (4a-C), 99.6 (5-CH), 78.2 (1'-THF-C), 78.2 (THF-C), 73.8 (THF-C), 67.7 (1'-THF-C), 33.5 (1'-CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
6-デシル-3-(テトラヒドロフラン-3-イル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2276
Figure 2006524672
表題化合物 59も白色固体 (22 mg, 10 %)として該残渣から単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 8.00 (s, 1H, 4-H), 6.12 (s, 1H, 5-H), 5.68 (m, 1H, N-1'-THF), 4.23-4.09 (m, 2H, THF-CH), 3.97-3.86 (m, 2H, THF-CH), 2.68 (m, 2H, 1'-CH2), 1.72 (m, 2H, CH2), 1.36-1.30 (m, 16H, CH2), 0.91 (t, J = 6.3 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 171.8 (7a-C), 160.7 (2-C), 156.0 (6-C), 136.0 (4-CH), 109.1 (4a-C), 99.1 (5-CH), 73.4 (1'-THF-C), 78.2 (THF-C), 67.6 (THF-C), 58.1 (1'-THF-C), 34.2 (1'-CH2), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.5 (-CH2CH3)。
メタンスルホン酸 テトラヒドロフラン-3-イルメチルエステル66
Figure 2006524672
テトラヒドロ-3-フランメタノール 65 (0.50 g, 4.9 mmol) を乾燥 DCM (30 mL)に溶解し、トリエチルアミン (1.06 mL, 8.8 mmol, 1.8 当量)を該溶液にシリンジよりN2下、攪拌下で加えた。その溶液を0℃に冷却し、メタンスルホニルクロリド 63 (0.68 mL, 8.8 mmol, 1.8 当量) をシリンジより滴々加えた。生じた溶液を室温まで放置して温め、室温で36時間攪拌した。次に溶媒を減圧下で除去した。残渣を新鮮なDCMに溶解し、水 (25 mL) を該溶液に加えた。次に該溶液をDCMで抽出した。そのDCM抽出物をブラインで洗浄し、該ブラインをDCMで逆抽出した。DCM 抽出物を合体させたものを次に減圧下で減容し、黄色オイル(66, 0.88 g, 理論量(quantitative))を得た。
メタンスルホン酸 テトラヒドロフラン-2-イルメチルエステル70
Figure 2006524672
テトラヒドロフルフリル アルコール 69 (0.50 g, 4.9 mmol) を乾燥 DCM (30 mL)に溶解し、トリエチルアミン (1.06 mL, 8.8 mmol, 1.8 当量)を該溶液にシリンジよりN2下、攪拌下で加えた。その溶液を0℃に冷却し、メタンスルホニルクロリド 63 (0.68 mL, 8.8 mmol, 1.8 当量) を冷却した溶液にシリンジより滴々加えた。生じた溶液を室温まで放置して温め、室温で36時間攪拌した。次に溶媒を減圧下で除去した。残渣を新鮮なDCMに溶解し、水 (25 mL) を該溶液に加えた。次に該溶液をDCMで抽出した。そのDCM抽出物をブラインで洗浄し、該ブラインをDCMで逆抽出した。DCM 抽出物を合体させたものを乾燥させ(MgSO4)、次に減圧下で減容し黄色オイル(70, 0.86 g, 98 %)を得た。
6-デシル-2-(テトラヒドロフラン-2-イルメトキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン71
Figure 2006524672
26 (0.182 g, 1.086 mmol), 炭酸カリウム (0.182 g, 2.17 mmol, 2 当量) 及びメタンスルホン酸 テトラヒドロフラン-2-イルメチルエステル 70 (0.186 g, 1.086 mmol) を乾燥 DMF (5 mL)にN2下で懸濁し、その反応混合物を100℃に攪拌下、N2 下で8時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。生じた残渣を水 (100 mL)に懸濁し、DCM (5 X 50 mL)で抽出し、次にブラインで洗浄した。DCM抽出物を合わせたものをMgSO4上で乾燥しろ過し減圧下で減容し、0-5 % メタノール/DCM溶媒溶離剤のグラジエントを注意深く微調整して行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し120 mg (32 %)の表題化合物 71 を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.63 (s, 1H, 4-H), 6.39 (s, 1H, 5-H), 4.49-4.36 (m, 3H, THF-CH), 4.03-3.94 (m, 1H, O-CH2-THF), 3.91-3.84 (m, 1H, O-CH2-THF), 2.79 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 2.19-1.84 (m, 4H, THF-CH), 1.80-1.73 (m, 2H, CH2), 1.38-1.31 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 6.4 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.6 (2-C), 159.3 (6-C), 150.9 (4-CH), 114.5 (4a-C), 99.5 (5-CH), 77.6 (THF-C), 70.1 (THF-C), 68.9 (O-1'-CH2-THF), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (2 X CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 28.7 (CH2), 27.6 (CH2), 26.1 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
6-デシル-3-(テトラヒドロフラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン72
Figure 2006524672
表題化合物 72 (157 mg, 42 %) も前記反応混合物から白色固体として単離した。
1H NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H, 4-H), 6.13 (s, 1H, 5-H), 4.55 (dd, J = 2.3, 13.6 Hz, 1H, N-CH2-THF), 4.29 (m, 1H, N-CH2-THF), 3.93-3.72 (m, 3H, THF-CH), 2.68 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 2.26-2.15 (m, 1H, THF-CH), 2.00-1.90 (m, 2H, CH2), 1.71-1.63 (m, 3H, THF-CH), 1.37-1.31 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 6.4 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.4 (7a-C), 160.2 (2-C), 156.1 (6-C), 140.5 (4-CH), 107.9 (4a-C), 98.9 (5-CH), 77.3 (THF-C), 68.6 (THF-C), 54.9 (N-1'-CH2-THF), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 29.2 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 26.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
6-デシル-2-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメトキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン61
Figure 2006524672
26 (0.30 g, 1.086 mmol)及び 炭酸カリウム (0.30 g, 2.17 mmol, 2 当量)を乾燥 DMF (5 mL)にN2下で懸濁し、2-(ブロモメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン 74 (0.28 mL, 2.17 mmol, 2 当量) を攪拌下、N2下でシリンジより加えた。得られた反応混合物を110℃で攪拌下、一夜加熱した。溶媒を減圧下80℃で除去後、残渣を水 (100 mL)に懸濁し、DCM (5 X 50 mL)で抽出した。DCM抽出物を合わせたものをブラインで洗浄しMgSO4上で乾燥しろ過し減圧下で減容し、DCMでのフラッシュクロマトグラフィーによりゆっくりと、次い0-5 % メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを注意深く微調整して行なうことにより精製し表題化合物 61を白色固体 (120 mg, 30 %)として白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.63 (s, 1H, 4-H), 6.38 (s, 1H, 5-H), 4.50-4.34 (m, 2H, O-CH2-THP), 4.08 (m, 1H, THP-CH), 3.83 (m, 1H, THP-CH), 3.54 (t, J = 11.3 Hz, 1H, THP-CH), 2.79 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.97-1.94 (m, 1H, THP-CH), 1.76 (app d, J = 7.6 Hz, 2H, CH2), 1.39-1.31 (m, 16H, CH2), 0.93 (t, J = 6.5 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.6 (2-C), 159.3 (6-C), 150.9 (4-CH), 114.5 (4a-C), 99.5 (5-CH), 76.0 (THP-C), 71.3 (THP-C), 67.7 (1'-CH2-THP), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 28.5 (CH2), 27.6 (CH2), 26.3 (CH2), 23.5 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
6-デシル-3-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン62
Figure 2006524672
前記混合物から62, 表題化合物も収率26 %(105 mg)で白色化合物として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 7.84 (s, 1H, 4-H), 6.11 (s, 1H, 5-H), 4.48 (dd, J = 1.9, 6.7 Hz, 1H, N-CH2-THP), 3.92 (app d, J = 10.7 Hz, 1H, THP-CH), 3.71 (m, 1H, THP-CH), 3.52 (app q, J = 4.5, 6.7 Hz, 1H, THP-CH), 3.38-3.30 (m, 1H, THP-CH), 2.66 (t, J = 7.4 Hz, 2H, 1'-CH2), 1.97-1.94 (m, 1H, THP-CH), 1.88-1.47 (m, 4H, CH2), 1.35-1.29 (m, 18H, CH2), 0.91 (t, J = 6.5 Hz, 3H, -CH2CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.5 (7a-C), 160.0 (2-C), 156.1 (6-C), 141.1 (4-CH), 107.5 (4a-C), 98.9 (5-CH), 75.3 (THP-C), 68.7 (THP-C), 56.6 (1'-CH2-THP), 32.3 (CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.8 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 26.3 (CH2), 23.3 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (-CH2CH3)。
メタンスルホン酸 3-メチル-シクロペンチルエステル 76
Figure 2006524672
3-メチルシクロペンタノール75 (0.5 g, 4.99 mmol)を乾燥 DCM (25 mL)に溶解し、トリエチルアミン (0.8 mL, 6.5 mmol, 1.3 当量) をN2下、攪拌下の溶液に加えた後、その溶液を0℃に冷却した。メタンスルホニルクロリド (0.5 mL, 6.5 mmol, 1.3 当量)をシリンジより冷却した溶液に滴々加え、生じた溶液を室温に加温し、室温にて攪拌下で36時間反応させた。溶媒を減圧下で除去した後、残渣を水(50 mL)に溶かし、それをDCM (5 X 50 mL)で抽出した。DCM抽出物をブラインで洗浄し(該ブラインは新鮮なDCM (25mL)で逆抽出した。)、乾燥し(MgSO4)、ろ過し、減圧下で減容して透明黄色オイル (789 mg, 88 %)を得た。
6-デシル-2-(4-メトキシベンジルオキシ)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2315
Figure 2006524672
6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 26 (0.50 g, 1.81 mmol) と炭酸カリウム (0.50 g, 3.62 mmol, 2 当量) を乾燥 DMF (6 mL)に懸濁し、4-メトキシベンジル クロリド (0.5 mL, 3.62 mmol, 2 当量)を攪拌下の該溶液にシリンジよりN2下で加えた。得られた混合物を攪拌下で一夜120 ℃で加熱した。溶媒を減圧下、80℃で除去した後、残渣を0-5 %メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより表題化合物 X (63 mg, 9 %)を 白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.61 (s, 1H, H-4), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H, Ar-CH), 6.93 (d, J = 8.7 Hz, 2H, Ar-CH), 6.35 (s, 1H, H-5), 5.44 (s, 2H, Ph-CH2), 3.82 (s, 3H, O-CH3), 2.77 (t, J = 7.3 Hz, 2H, α-CH2), 1.75 (qt, J = 7.3 Hz, 2H, CH2), 1.40-1.29 (m, 14H, CH2), 0.91 (t, J = 7.0 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.2 (7a-C), 159.6 (C-2), 159.3 (C-6), 149.9 (4-CH), 130.8 (Ar-CH), 129.7 (Ar-CH), 116.2 (Ar-CH), 114.3 (Ar-CH), 99.7 (5-CH), 69.7 (Ph-CH2), 32.3 (α-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 23.5 (CH2), 21.1 (CH2), 14.6 (CH3)。
6-デシル-3-(4-メトキシベンジル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2316
Figure 2006524672
前記混合物から表題化合物も白色固体 34 (312 mg, 44 %)として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 7.70 (s, 1H, H-4), 7.35 (d, J = 8.0 Hz, 2H, Ar-CH), 6.95 (d, J = 7.8 Hz, 2H, Ar-CH), 6.06 (s, 1H, H-5), 5.18 (s, 2H, Ph-CH2), 3.86 (s, 3H, O-CH3), 2.66 (t, J = 7.5 Hz, 2H, α-CH2), 1.69 (m, 2H, CH2), 1.40-1.31 (m, 14H, CH2), 0.93 (t, J = 7.2 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.4 (7a-C), 160.6 (C-2), 155.8 (C-6), 138.1 (4-CH), 130.7 (Ar-CH), 128.5 (Ar-CH), 114.9 (Ar-CH), 108.2 (4a-C), 98.9 (5-CH), 55.7 (O-CH3), 54.0 (Ph-CH2), 32.3 (α-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.2 (CH2), 23.1 (CH2), 14.6 (CH3)。
6-デシル-2-(4-メチルベンジルオキシ)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2313
Figure 2006524672
6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン26 (0.50 g, 1.81 mmol)と 炭酸カリウム (0.50 g, 3.62 mmol, 2 当量) を乾燥 DMF (5 ml)に懸濁し、4-メチルベンジル クロリド (0.5 mL, 3.62 mmol, 2 当量)をN2 下、シリンジより攪拌下の懸濁液に添加した。次に生じた混合物を一夜100℃で加熱した。溶媒を減圧下80℃で除去し、生じた残渣を0-5 %メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、30、表題化合物 (105 mg, 15 %)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.64 (s, 1H, H-4), 7.45 (d, J = 7.9 Hz, 2H, Ar-CH), 7.21 (d, J = 8.0 Hz, 2H, Ar-CH), 6.40 (s, 1H, H-5), 5.49 (s, 2H, Ph-CH2), 2.80 (t, J = 7.4 Hz, 2H, α-CH2), 2.43 (s, 3H, Ar-CH3), 1.79 (qt, J = 6.8 Hz, 2H, CH2), 1.47-1.32 (m, 14H, CH2), 0.94 (t, J = 7.2 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.2 (C-2), 159.3 (C-6), 149.9 (4-CH), 138.5 (Ar-CH), 129.5 (Ar-CH), 128.5 (Ar-CH), 114.3 (Ar-CH), 99.6 (5-CH), 69.6 (Ph-CH2), 32.3 (α-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.5 (CH2), 28.8 (CH2), 23.1 (CH2), 21.7 (CH2), 14.6 (CH3)。
6-デシル-3-(4-メチルベンジル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2314
Figure 2006524672
前記混合物から表題化合物 31 (440 mg, 65 %)も白色固体として得られた。
1H NMR (CDCl3) δ 7.71 (s, 1H, H-4), 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 2H, Ar-CH), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2H, Ar-CH), 6.05 (s, 1H, H-5), 5.20 (s, 2H, Ph-CH2), 2.66 (t, J = 7.4 Hz, 2H, α-CH2), 2.63 (s, 3H, Ar-CH3), 1.73 (qt, J = 7.6 Hz, 2H, CH2), 1.43-1.32 (m, 14H, CH2), 0.92 (t, J = 7.0 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.3 (7a-C), 160.6 (C-2), 156.2 (C-6), 138.9 (4-CH), 132.8 (Ar-CH), 129.2 (Ar-CH), 128.5 (Ar-CH), 114.3 (Ar-CH), 98.8 (5-CH), 54.2 (Ph-CH2), 32.3 (α-CH2), 30.0 (CH2), 29.9 (CH2), 29.7 (CH2), 29.6 (CH2), 29.4 (CH2), 28.7 (CH2), 27.1 (CH2), 23.1 (CH2), 21.6 (CH3), 14.6 (CH3)。
6-ヘキシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン
Figure 2006524672
5-ヨードウラシル 23 (5.00 g, 21 mmol), テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0) (1.0 g, 0.87 mmol, 0.04 当量),及びヨウ化銅 (0.80 g, 4.2 mmol, 0.2 当量) を乾燥 DMF (50 mL)に攪拌下、N2下で懸濁した。DIPEA (7.3 mL, 5.42 g, 42 mmol, 2 当量), 次いで1-オクチン(9.3 mL, 6.93 g, 63 mmol, 3 当量) を順次該溶液にシリンジより加えた後、生じた溶液(該溶液は金色から暗緑色へと20分かかって暗色化した)を攪拌しながら室温に18時間放置した。その後、ヨウ化銅 (0.80 g)をさらに加え、次いでトリエチルアミン (25 mL)を加え、生じた懸濁液を120℃で6時間加熱した。この懸濁液を放冷し、溶媒容量を約20 mLに減らし、固体をろ過で集め、DCM とメタノールで洗浄して、灰色粉末(重量3.13 g (38, 68 %))を得た。
1H NMR (CDCl3) δ 12.23 (br, 1H, NH), 8.16 (br, 1H, H-4), 6.38 (br, 1H, H-5), 2.65 (t, J = 7.1 Hz, 2H, α-CH2), 1.63 (qt, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.31 (m, 6H, CH2), 0.88 (t, J = 6.4 Hz, 3H, CH3)。
6-ヘキシル-3-メチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2344
Figure 2006524672
6-ヘキシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 38 (0.40 g, 1.82 mmol) と炭酸カリウム (0.50 g, 3.64 mmol, 2 当量)を乾燥 DMF (5 mL)にN2 下で懸濁し、ヨー化メチル (0.23 mL, 3.64 mmol, 2 当量) を攪拌下の該懸濁液にシリンジより加え、次いで該懸濁液を80℃で一夜加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を0-5 %メタノール/DCM溶離剤のグラジエントを行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、30、表題化合物 40白色固体として極少ない収率(25 mg, 6 %)で得た。
1H NMR (CDCl3) δ 7.76 (s, 1H, H-4), 6.04 (s, 1H, H-5), 3.59 (s, 3H, N-CH3), 2.59 (t, J = 7.5 Hz, 2H, α-CH2), 1.63 (qt, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.35-1.20 (m, 6H, CH2), 0.83 (t, J = 7.0 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3), δ 172.5 (7a-C), 160.5 (C-2), 156.4 (C-6), 139.5 (4-CH), 108.3 (4a-C), 98.6 (5-CH), 40.2 (N-CH3), 31.8 (α-CH2), 29.1 (CH2), 28.7 (CH2), 27.1 (CH2), 22.9 (CH2), 14.5 (CH3)。
2ブチルオキシ-6-ヘキシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2346
Figure 2006524672
6-ヘキシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 38 (0.40 g, 1.82 mmol), 炭酸カリウム (0.50 g, 3.65 mmol, 2 当量)及び1-ヨードブタン(0.41 mL, 3.62 mmol, 2 当量)を乾燥DMF (5 mL)にN2 下で懸濁し、攪拌下で一夜80℃に加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を0-5 %メタノール/DCM溶媒のグラジエントを行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物42を白色固体 (180 mg, 36 %)として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.65 (s, 1H, H-4), 6.34 (s, 1H, H-5), 4.42 (t, J = 6.6 Hz, 2H, O-CH2-), 2.77 (t, J = 7.5 Hz, 2H, α-CH2), 1.86 (qt, J = 7.5 Hz, 2H, CH2), 1.76 (qt, J = 7.5 Hz, 2H, CH2), 1.55 (m, 2H, CH2), 1.43-1.31 (m, 6H, CH2), 1.00 (t, J = 7.2 Hz, 3H, CH3), 0.92 (t, J = 6.8 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.8 (C-2), 159.1 (C-6), 150.8 (4-CH), 99.6 (5-CH), 68.1 (O-CH2-), 31.9 (α-CH2), 31.3 (CH2), 31.2 (CH2), 29.1 (CH2), 28.8 (CH2), 27.6 (CH2), 22.9 (CH2), 19.6 (CH2), 14.5 (CH3), 14.2 (CH3)。
2-ベンジルオキシ-6-ヘキシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2348
6-ヘキシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (44, 0.40 g, 1.82 mmol) と炭酸カリウム (0.50 g, 3.64 mmol, 2 当量)をN2 下で乾燥 DMF (5 mL)に加え、生じた懸濁液にベンジルクロリド43 (0.42 mL, 3.64 mmol, 2 当量)を仕込んだ後、一夜80℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し粗生成物を0-5 %メタノール/DCM溶媒のグラジエントを行なうフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物39 mg (44, 7 %)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 8.65 (br, 1H, H-4), 7.57 (d, J = 7.4 Hz, 2H, Ar-CH), 7.46-7.36 (m, 3H, Ar-CH), 6.38 (s, 1H, H-5), 5.53 (s, 2H, Ph-CH2), 2.81 (t, J = 7.6 Hz, 2H, α-CH2), 1.79 (qt, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.47-1.33 (m, 6H, CH2), 0.95 (t, J = 6.8 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 168.8 (7a-C), 162.5 (C-2), 159.4 (C-6), 150.9 (4-CH), 137.0 (Ar-C), 128.8 (Ar-C), 128.4 (Ar-C), 128.3 (Ar-C), 113.9 (4-CH), 99.6 (Ar-C), 69.7 (O-CH2-Ph), 31.9 (α-CH2), 29.1 (CH2), 28.7 (CH2), 27.1 (CH2), 23.0 (CH2), 14.5 (CH3)。
3-ベンジル- 6-ヘキシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2349
Figure 2006524672
前記の精製過程で表題化合物 45も白色固体 (391 mg, 69 %)として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 7.89 (s, 1H, H-4), 7.49 (m, 5H, Ar-CH), 6.19 (s, 1H, H-5), 5.39 (s, 2H, Ph-CH2), 2.76 (t, J = 7.4 Hz, 2H, α-CH2), 1.80 (qt, J = 7.4 Hz, 2H, CH2), 1.54-1.38 (m, 6H, CH2), 1.02 (t, J = 6.8 Hz, 3H, CH3); 13C NMR (CDCl3) δ 172.2 (7a-C), 160.7 (C-2), 156.1 (C-6), 138.5 (Ar-C), 136.0 (Ar-C), 129.5 (2 x Ar-C), 129.0 (Ar-C), 128.9 (Ar-C), 108.6 (4-CH), 98.9 (5-CH), 54.5 (N-CH2-Ph), 31.8 (α-CH2), 29.1 (CH2), 28.7 (CH2), 27.1 (CH2), 22.9 (CH2), 14.5 (CH3)。
生物学的活性
本発明の実施形態である生成物(但し、X=Y=N, Z=Q=O, U=V=CH、そしてR1, R4 及びR8 が下の第1表及び第2表に示す通りである)のサイトメガロウイルス(CMV)に対しての毒性と潜在的抗ウイルス作用について生体外の組織培養で試験した。結果を下記の第1表、第2表に示す。
第1表及び第2表における各欄の項目名は次の通りである。
R1, R4 及び R8 は上記の式Iについて定義した通りである。
EC50/μm CMV-AD169 は、非処理の対照に比較して、感染7日後のヒト胎児肺線維芽細胞(HEL)にCMVのAD169株により誘導された細胞変性性(cytopathicity)を50%減少させるのに必要な薬物(drug)濃度(μm)。
EC50/μM CMVデイビス(Davis)は、非処理の対照に比較して、感染7日後のヒト胎児肺線維芽細胞(HEL)にCMVのデイビス株により誘導された細胞変性性(cytopathicity)を50%減少させるのに必要な薬物(drug)濃度(μM)。
CC50/μMは、細胞数を50%減少させるのに必要なその化合物の濃度である。
採用した方法・手順はより詳細にMcGuigan et al. J. Med.Chem., 1999, 42, 4479-4484に記載されている。
第1表
Figure 2006524672
Figure 2006524672
第2表
Figure 2006524672
Figure 2006524672

Claims (25)

  1. 式(I):
    Figure 2006524672

    (式中、
    R1およびR4は独立にアルキル、アリール、アルケニルおよびアルキニルから選択され、
    ZはO、NH、S、Se、NR5および(CH2)n(式中、nは1〜10である)およびCT2(ここで、Tは同一でも異なっていてもよく、水素、アルキルおよびハロゲンから選択され、R5はアルキル、アルケニルあるいはアリールである)から選択され、
    YはN、CHおよびCR6(式中、R6はアルキル、アルケニル、アルキニルあるいはアリールである)から選択され、
    QはO, S, NH, N-アルキル, CH2, CHアルキルおよびC(アルキル)2から選択され、
    UはNおよびCR2から選択され、R2は水素、アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ、チオール、アルキルチオール、アリールチオールおよびアリールから選択され、
    VはNおよびCR3(式中、R3は水素、アルキル、ハロゲン、アルキルオキシ、アリールオキシおよびアリールから選択される)から選択され、
    二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在し、Qが単結合によって環部分に結合するとき、XはN, CHおよびCR7(式中、R7はアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリールから選択される)から選択され、
    二重結合によりQが環部分に結合し、単結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、R4は存在せず、XはNR8(式中、R8はアルキル、アルケニル、アルキニルあるいはアリールであり、ただし、YがNであるとき、R8は、該アルキルまたはアルケニル基の鎖内に存在するいずれのヘテロ原子も含めて、該環部分から最短経路に沿って数えて、該鎖の4番目の原子において、OH、ホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、ホスホネート、ジホスホネート、トリホスホネートおよびその生理的許容塩、誘導体およびプロドラッグから選択される構成員によって置換されたアルキルまたはアルケニル基ではない)である)
    を有する化合物、ならびに式Iの化合物の生理的許容塩、誘導体およびプロドラッグ。
  2. 二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、XおよびYはどちらもNである請求項1に係る化合物。
  3. 二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、ZはOまたはNH、好ましくはOである請求項1あるいは請求項2に係る化合物。
  4. 二重結合がXとQが結合する環原子との間に存在するとき、QはOである請求項1〜3のいずれか一項に係る化合物。
  5. XおよびYがNであり、QおよびZが独立にO, SおよびNHから選択され、好ましくはQおよびZがどちらもOである請求項1に係る化合物。
  6. UおよびVのおのおのがCHである請求項1〜5のいずれか一項に係る化合物。
  7. R1がC3-20アルキル, C3-20シクロアルキル, C3-20アルケニル, C3-20アルキニル, C5-14アリールおよびC1-10アルキルC5-14アリール、好ましくはC3-14アルキル, C3-14アルケニルおよびC3-14アルキニル、より好ましくはC8-10アルキル, C8-10 アルケニルおよびC8-10アルキニルから選択される請求項1〜6のいずれか一項に係る化合物。
  8. R1が非分岐かつ非置換のC3-12アルキル、好ましくはC6-10アルキルである請求項7に係る化合物。
  9. R4およびR8のおのおのが、C1-12アルキル;C1-12アルケニル;C1-12アルキニル;C3-12シクロアルキル;C3-7シクロアルキル, C1-3アルキル, C5-14アリールならびに独立にO, NおよびSから選択される1, 2, 3または4個のヘテロ環原子を含むC3-6シクロアルキルおよびC5-14アリールで置換されたC1-6アルキルから選択され、好ましくはR4およびR8がC1-10アルキル, C1-10アルケニルおよびC1-10アルキニルから選択される請求項1〜7のいずれか一項に係る化合物。
  10. R1がC3-14 アルキル, C3-14 アルケニルまたはC3-14 アルケニル、好ましくはC6-14 アルキル, C6-14 アルケニルまたはC6-14 アルキニルであり、R4およびR8がC1-12 アルキル;C3-10 シクロアルキル;C3-7 シクロアルキルで置換されたC1-6 アルキル、好ましくはC5-6 アルキルまたはC5-6 シクロアルキルから選択される請求項1〜8のいずれか一項に係る化合物。
  11. R1がC10 アルキルである請求項1〜9の一項に係る化合物。
  12. R4およびR8がベンジルまたは置換されたベンジルから選択される請求項1〜11のいずれか一項に係る化合物。
  13. R4およびR8がC1-10 シクロアルキルで置換されたC1 アルキル、好ましくはC5-6 シクロアルキルで置換されたC1 アルキルである請求項1〜10のいずれか一項に係る化合物。
  14. XおよびYがどちらもNであり、UおよびVがどちらもCHであり、ZおよびQが独立にO, SおよびNHから選択され、R1, R4およびR8のおのおのがC8-12 アルキルである請求項1に係る化合物。
  15. 6-ブチル-3-シクロペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (139) [Cf2158]
    6-ブチル-2-シクロペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (130) [Cf2159]
    6-ヘプチル-3-シクロペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (140) [Cf2160]
    6-ヘプチル-2-シクロペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (141) [Cf2161]
    6-ブチル-3-(1-エチル-プロピル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (142) [Cf2194)
    6-ブチル-2-(1-エチル-プロポキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン (143) [Cf2193]
    6-ヘプチル-3-(1-エチル-プロピル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (144) [Cf2190]
    6-ヘプチル-2-(1-エチル-プロポキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン (145) [Cf2189]
    6-ブチル-3-ペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (146) [Cf2195]
    6-ブチル-2-ペンチルオキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン (147) [Cf2327]
    6-ヘプチル-3-ペンチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (148) [Cf2192]
    6-ヘプチル-3-ペンチルオキシ-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (149) [Cf2191]
    6-ヘプチル-3-(テトラヒドロ-フラン-2-イル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン (154) [Cf2196]
    6-デシル-2-プロポキシ-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2303
    6-デシル-3-プロピル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2304
    2-ブトキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2305
    3-ブチル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2306
    6-デシル-2-ペンチルオキシ-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2247
    2-シクロペンチルオキシ-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2250
    3-シクロペンチル-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2251
    2-(1'-エチル-プロピルオキシ)-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2252
    3-(1'-エチル-プロピル)-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2253
    2-シクロヘキシルオキシ-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン Cf2294
    3-シクロヘキシル-6-デシル-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2295
    6-デシル-3-(テトラヒドロ-フラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 72 Cf2309
    2-シクロヘキシルメトキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2274
    3-シクロヘキシルメチル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2275
    2-ベンジルオキシ-6-デシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2307
    3-ベンジル-6-デシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2308
    6-デシル-3-(テトラヒドロ-フラン-2'-イル)-2,3-ジヒドロフロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2249
    6-デシル-2-(テトラヒドロ-フラン-3-イルオキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン 58
    6-デシル-3-(テトラヒドロ-フラン-3-イル)-3H-フロ]2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2276
    6-デシル-2-(テトラヒドロ-フラン-2-イルメトキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン 71
    6-デシル-3-(テトラヒドロ-フラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 72
    6-デシル-2-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメトキシ)-フロ[2,3-d]ピリミジン 61
    6-デシル-3-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメチル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン 62
    6-デシル-2-(4-メトキシベンジルオキシ)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2315
    6-デシル-3-(4-メトキシベンジル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2316
    6-デシル-2-(4-メチルベンジルオキシ)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2313
    6-デシル-3-(4-メチルベンジル)-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2314
    6-ヘキシル-3-メチル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2344
    2-ブチルオキシ-6-ヘキシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2346
    2-ベンジルオキシ-6-ヘキシル-フロ[2,3-d]ピリミジン Cf2348
    3-ベンジル-6-ヘキシル-3H-フロ[2,3-d]ピリミジン-2-オン Cf2349
    を含む群より選択される化合物。
  16. 5-ハロヌクレオシド類似体を触媒の存在下で末端アルキンと接触させる、または5-アルキニルヌクレオシドを触媒の存在下で環化する、請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物を調製する方法。
  17. 治療方法において用いるための請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物。
  18. ウイルス感染の予防あるいは治療のための薬物の製造における請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物の使用。
  19. ウイルス感染がサイトメガロウイルスのウイルス感染である請求項18に係る使用。
  20. このような治療を必要としている患者に請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物を有効量投与することを含むウイルス感染の予防あるいは治療の方法。
  21. ウイルス感染がサイトメガロウイルスのウイルス感染である請求項20に係る方法。
  22. ウイルス感染の予防あるいは治療において使用するための薬物の製造における請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物。
  23. ウイルス感染がサイトメガロウイルスのウイルス感染である請求項22に係る化合物。
  24. 薬学的に許容される賦形剤と共に請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物を含む薬学的組成物。
  25. 請求項1〜15のいずれか一項に係る化合物を薬学的に許容される賦形剤と混合する工程を含む薬学的組成物を調製する方法。








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