JP2006523203A - 蛍光タグ付きリガンド - Google Patents
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Abstract
Description
これらは、目的のタンパク質上の任意の反応性部位への非特異的結合を与え、通常、この結合の性質又は位置を知る必要はない。しかし、これらのタンパク質は、本発明において想定された薬物(例えば、XAC(キサンチンアミンコンジナー)など)を含む非ペプチドリガンドよりも大きい分子である。多数のGPCRレセプターに対するリガンド結合部位はまた、レセプターの膜貫通領域内の深いところに通常存在し、したがって、薬理学的活性を保持するような方法で蛍光体に結合することは挑戦である。これらのBDI蛍光体はどれも、GPCRにおいて規定された特性を有するが、むしろ「付加的(add−on)」プローブとして蛍光体を有する蛍光アゴニスト/アンタゴニストの特異的設計に関係しない。
(LigJL)mL(JTTag)m(JTL(JLLig)m)p
の複数のタグ付き非ペプチドリガンド(その塩を含む)を含むライブラリーが提供され、このライブラリーは、同じか又は異なるリンカー部分L並びに同じか又は異なる連結部位又は連結官能基JT及びJLを介して1つ又は複数の同じか又は異なるタグ部分Tagに各々が連結された1つ又は複数の同じか又は異なるリガンド部分Ligを含み、
式I中、Ligは、GPCRリガンド、細胞内酵素の阻害剤又は薬物輸送体の基質若しくは阻害剤を含み;
Lは、単結合であるか、又はN、O、S、Pのようなヘテロ原子、任意選択でヘテロ原子を含有する飽和若しくは不飽和の分枝鎖若しくは直鎖のC1〜600ヒドロカルビル及びそれらの組合せから選択される任意の連結部分であり、モノマーであっても、2個から30個までのオリゴマー反復を有するオリゴマーであっても、30個を超えて300個までのポリマー反復を有するポリマーであってもよく;
Tagは、任意の既知又は新規のタグ付き基質であり;
mは、1から3までの整数から各々独立して選択され;
pは、0から3までであり、
連結が、異なるLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の同じか又は異なる連結部位に存在し、同じLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の異なる連結部位に存在することを特徴とする。
(LigJL)mL(JTFl)m(JTL(JLLig)m)p
のものである化合物を含む。好ましくは、式I又は式I’の各化合物が、複数の蛍光体及び/若しくはタグの1つを含んで、1つ若しくは多数の異なる蛍光体(好ましくは、異なる化学組成、スペクトル特徴などのもの)を含む異なる蛍光タグ付きリガンドのライブラリーを提供し;且つ/又は少なくとも1つの蛍光タグ付きリガンドを含む異なるタグ付きリガンドのライブラリーを提供するか;或いは式I又は式I’の各化合物が、1つ又は複数の異なるタグに各々が連結された複数の前駆体リガンドの1つを含んで、複数のリガンド型の同じか異なるタグ付きリガンドのライブラリーを提供するか;或いは式Iの各化合物が、同じか又は異なる連結部位において前駆体リガンドと少なくとも1つのTagとを連結する複数のリンカーの1つを含むか;或いは式Iの各化合物が、異なる連結部位において前駆体リガンドと少なくとも1つのTagとを連結する同じリンカーを含んで、異なるコンフォメーション又は予測された薬理学及び結合の異なる連結されたタグ付きリガンドのライブラリーを提供する。
II (LigJL)mLJTTagJTL(JLLig)m
III (LigJL)mL(JTTag)m
を含み、
式II中、各mは、本明細書で上記定義の通りであり、好ましくは1又は2、より好ましくは1であり、
式III中、各mは、本明細書で上記定義の通りであり、好ましくは1及び/又は2、より好ましくは
であり、式中、各JL及びJTは、本明細書で上記定義の通りのJを含み、同じでも異なってもよく、Lig若しくはL及びTag若しくはL又はそれらの組合せ中に本来存在する官能基から誘導でき、連結が、異なるLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の同じか又は異なる連結部位に存在し、同一のLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む任意の2つ以上の化合物の場合には異なる連結部位に存在することを特徴とする。
a)XAC、テオフィリン、カフェイン、テオブロミン、ダイフィリン(dyphilline)、エンプロフィリン(enprofylline)などを含むキサンチン様構造;又はパパベリン、シロスタミド(cilostamide)のようなジヒドロキニロン(dihydroquinilone)、ジピリダモール、ビンポセチンなどを含む縮合ビアリール構造;及びそれらの類似体;
b)ADAC、NECA及びそれらの類似体を含むアデノシン様構造;
c)サルメテロール、サルブタモール、テルブタリン、キンプレナリン(quinprenaline)、ラベタロール、ソタロール、バンブテロール、フェノテロール、レプルトロール(reprotolol)、ツロブテロール、クレンブテロール及びそれらの類似体を含むエタノールアミン様構造;
d)CGP12177、プロプラノロール、プラクトロール、アセブタロール(acebutalol)、ベタキソロール、ICI 118551、アルプレノロール、セリプロロール(セレクトール)、メトプロロール(ベタロック)、CGP20712A、アテノロール、ビソプロロール、ミサプロロール(misaprolol)、カルベジロール、ブシンドロール、エスモロール、ナドロール、ネビボロール、オクスプレノロール、キサモテロール(xamoterol)、ピンドロール、チモロール及びそれらの類似体を含むオキシプロパノールアミン様構造;
e)XAC、テオフィリン、カフェイン、テオブロミン、ダイフィリン、エンプロフィリン、シルデナフィル、EHNA(エリスロ−9−(2−ヒドロキシル−3−ノニル)アデニン)、ザプリナストなどを含むキサンチン様構造;又はアムリノンのようなビピリジン、CI930のようなイミダゾリン、インドラン(indolan)のようなジヒドロピリダジノン、ロリプラム、SB207499などを含むスピロ二環式構造;又はパパベリン、シロスタミドのようなジヒドロキニロン、ジピリダモール、ビンポセチンなど及びそれらの類似体を含む縮合ビアリール構造
から選択される。
J[A]qLRL[A’qL’J’]m−1A”qL”J”
のヒドロカルビルを含み、
式L.I中、JからJ”までの各々は、単結合、メチレン、アルキン、アルケン、NR、O、NRCO、S、CO、NCO、CHHal、Pなどから独立して選択される本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基であり、Rは、H又はC1〜8アルキル若しくはC1〜8シクロアルキルであるか、或いはNと一緒になって環式環の一部を形成し、Halは、塩素、ヨウ素、臭素から選択される任意のハロゲンであり;基Aから基A”までにおいて任意の合理的な位置に存在し;AからA”までの各々は、C1〜3アルキル、C1〜5アルコキシなどから独立して選択される基によって任意選択で置換された、本明細書で上記定義の通りの−O−、−C(=O)−、C1〜12のアルコキシ、アルコイル(alkoyl)、シクロアルキル、複素環、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアミド、アリールアミン、アミノ、チオアルキル、ヘテロアリール及びそれらの組合せなどから選択される基であり;
qLからqL”までの各々は、0若しくは1から独立して選択されるか、又はオリゴマー反復を示し、2から30までであるか、又はポリマー反復単位を示し、31から300までであり、
RLは、C原子、N原子若しくはS原子であるか又はCRL’部分、NRL’部分、アルキル部分、シクロアルキル部分、複素環式部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、アミン部分若しくはチオ部分であり、且つpが1又は2である場合には分枝を提供し;式中、RL’はH又はC1〜3アルキルであり;
pは、本明細書で上記定義の通りであり、0、1又は2である。
Aは、アルコキシ、好ましくはCH2CH2O(PEG)及びそのオリゴマーであるか、又はアラルキルアミン、アラルキルアミド、アラルキルオキシであるか、又はアルキル、好ましくは(CH2)1〜12であり、
RLは、pが1又は2である場合、単一若しくは二重分枝のC原子を含むC1〜5アルキル鎖であり;
pは、0、1又は2であり;
A’及びA”は各々、C1〜8アルキル、アミン、フェニルアミン、フェニルアミドから選択され;
qLは、0、1、2から30まで又は31から300までであり、qL’及びqL”は0又は1である。
JAqLRLJ”
のもの、若しくは式
JAqLRL(A’J’)J”
のもの、
好ましくはO(CH2CH2O)qLCH2CH2NH、O(CH2CH2O)qLCH2CH(CH2NH)NH、OCH(CH2NH)NH、−CH(CH2NH)NH、−C(O)NH−、−(CH2)1〜8−、(−HNCH2CO−)1〜3(=−gly1〜3−)−などであり、
式JAqLRLJ”中、J及びJ”の各々はアミン又は−O−であり、AはCH2CH2Oであり、qLは1から30まで又は31から300までであり、RLはCH2CH2であり、
式JAqLRL(A’J’)J”中、J、J’及びJ”の各々は独立して、アミン、−O又は単結合であり、qLは1、2又は3から30まで又は31から300までであり、AはCH2CH2O又はNHCH2COであるか、或いはqLが1であり、AがC(O)又は(CH2)1〜8であるか、或いはqLが0であり、RLがCH又はCH2CHであり、qL’が0であるか、或いはqL’が1であり、A’がCH2であり、qL”が0である。
Lig.amは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、以下に与えられる形態のいずれかの式:
のものであり、
式Lig.a1 m中、Ra1からRa4まで、X1及びX2のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
X1及びX2は、H、O、OR.a、NR.a、NHR.aから各々独立して選択され;
X1及びX2は各々好ましくはOであり;
R.a、R.a1、R.a2及びR.a3の各々は、H又はC1〜4の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル、好ましくは、任意選択でヒドロキシ一置換若しくは多置換又はハロ一置換若しくは多置換された、CH2OH、CH2F又はCH2CHOHCH2OHのような、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル又はイソブチルから独立して選択され;
R.a4は、ヘテロ原子O、S、又は置換されたか若しくは置換されていないアミン、又は飽和若しくは不飽和の置換されたか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
好ましくはR.a4は、任意選択で置換されたアリール、シクロアルキル、アルキル、ケトン、(ジ)アミン、(ジ)アミド、より好ましくは任意選択で置換されたアルコキシ、シクロアルキル、アミン、アミド、カルボン酸又は任意選択でo置換、m置換若しくはp置換されたフェニルから選択され、置換基には、アリール、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアルキル、アミン、アミド、カルボキシル、カルボニルなどが含まれ、例えば置換基には、シクロヘキシル、シクロペンチル、エトキシ、(CH2)2PhPh、CH2Ph、CONH(CH2)nCONH、CH2CONH(CH2)2NH、CH2PhNHCOCH2、CH2CH2OCOCH2、スクシンイミジルエステル、NHCOCH2、CH2(CH3)NCOCH2、H2N(CH2)2NHCOCH2、H2N(CH2)8NHCOCH2、H2NNHCOCH2、CH2CONH(CH2)2NHCOCH2、HOPhCH2N(CH2CH3.HOAc)(CH2)2NHCOCH2、複素環式−(CH2)4CONH(CH2)2NHCOCH2、複素環式−NHCON(複素環式)COCH2などが含まれるか又はR.a4がこれらを含むか;或いは
Lig.aは、式Lig.a2:
のものであり、
式Lig.a2中、Ra5からRa6まで、又は環C若しくは環ヘテロ原子のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
C.A1及びC.A2の各々は、C5〜6のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環、より好ましくはフェニル、又は1個若しくは2個の環ヘテロ原子を含むアリール、又は1個の環ヘテロ原子及び/若しくは1個の環−C=C−基を含む複素環から独立して選択され;
7個までのR.a5の各々が、環炭素又は環ヘテロ原子の置換基であり;H、ハロ、ヒドロキシ、チオール、アミン、COOH、ヒドラジン、シアノ、飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから独立して選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ、任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、=O、OCH3、CH2Ph(OCH3)2、O(CH2)3CON(CH3)c.hex、N(CH2CH2OH)2、c.hex、COOCH2CH3、CH2CH3のような、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含んでもよいか;或いは
任意の2つ以上のR.a5は、縮合二環式Lig.a2構造と共有の4つの環原子を有する縮合3環アリール構造、5−複素環式構造、6−複素環式構造を好ましくは含む、1つ、2つ又は3つの環が縮合した環式構造を形成し;
R.a6は、上記R.a5について定義の通りの部分であり;
L.aは、L又はJLLJTについて本明細書で上記定義の通りであり、適切には、本明細書で上記定義の通りの式L.I又は部分式のものであり、より好ましくは、単結合、gly若しくはgly3のようなペプチド若しくはポリペプチドのようなアミノ酸若しくはアミド、−O−若しくは−S−又は−CH=CH−などのような1つ若しくは複数のヘテロ原子又は不飽和基を任意選択で含む式−(CH2)nのアルキルから選択され、式−(CH2)n中、nは3から8までであり、好ましくは3、4又は6であり:
Lig.bは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む式Lig.b:
のものであり、
式Lig.b中、Rb1からRb5まで又はXb1からXb3までのいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
環置換基X.b1及びX.b2は、アルキルのような炭化水素又はSRx、NRx.2及びORxから独立して選択され、式中、(各)Rxは、H、C1〜5アルキル、アルケニルから選択され;
環ヘテロ原子X.b3は、−S−、−O−及び−CH2−から選択され;
Rb1は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜4脂肪族又は1つ若しくは複数のヘテロ原子N、O、S、Pを任意選択で含むC1〜3脂環式から選択され、式中、置換基は、1つ又は複数のシクロアルキル、複素環、ヒドロキシ、オキソ、ハロ、アミンから選択され;
好ましくはR.b1は、H、アルキル又は直鎖若しくは環式の第1級、第2級若しくは第3級アミン、置換されたC1〜3アルキル、シクロアルキル若しくはアミド、より好ましくはシクロプロピルによって置換されたカルボニル、又はCONHEtのようなCONHC1〜3アルキル若しくはCH2OHを含み、
R.b2及びR.b3の各々は、H、ハロ、ヒドロキシ、チオール、アミン、COOH、CHO、ヒドラジン、シアノ又は飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せ、好ましくはH、ハロ又はヒドロキシ、好ましくはH又はClから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
Rb4はHであり;
Rb5はH又はアルキルであり;
L.bは、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ;且つL又はその部分式については本明細書で上記定義の通りであり、最も好ましくは、1つ又は複数のヘテロ原子O、S若しくはN、環式基若しくは複素環式基を好ましくは含む、Lについて定義の通りの、飽和及び不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜12脂肪族又はC1〜24芳香族であり、より好ましくは、本明細書で上記定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、最も好ましくは(CH2)m又は(Ph−CH2CONH)2(CH2)2であり、式(CH2)m中、mは2から12まで、好ましくは3、4、6又は8であり;
Lig.cは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、式Lig.c:
Lig.c HOC*(R.c1)CH2NH−R.c2
の非ペプチドであり;
式Lig.c中、Rc1からRc2まで若しくはOH、又は鎖C若しくは鎖Nのいずれか若しくは各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
*は光学活性中心を示し、
式Lig.c中、R.c1は、H、Oから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を任意選択で含み、OH、ClのようなHal、NH2、NHC1〜3アルキル、スルホンアミド、オキソアミン(−CONH2)などによって任意選択で置換されたC6〜14アリールであり、より好ましくは一置換、二置換若しくは三置換されたフェニル若しくはキノリンであり、この場合置換基にはOH、Cl又はNH2、より好ましくは
のような、m−CH2OH、p−OHフェニル、m−,p−ジヒドロキシフェノール若しくはm−,m−ジヒドロキシフェノール、m−,m−ジCl、p−NH2フェノール、p−OH、m−CONH2フェノール又は5−OH、8−キノリンなどが含まれ;
R.c2は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていない、C1〜20、好ましくはC1〜12の分枝鎖又は直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基は、任意選択で置換されたC1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなど及びこれらの組合せを含むことができ;
好ましくは、R.c2は、−(CH2)6OCH((CH2)3Ph)、CHCH3(CH2)2Ph、CHCH3CH2PhOH、C(CH3)2CH2又は以下の構造:
から選択されるような、任意選択でOHによって置換され、N、Oから選択されるヘテロ原子を任意選択で含み、好ましくはエーテルOを含む、C1〜6の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、C6〜10の芳香脂肪族から選択され;
L.cは、R.c2として存在し得るか、又は本明細書で上記定義の通りの連結部位若しくは連結官能基Jを構成することができ、Lについて本明細書で上記定義の通りであり、適切には、本明細書で上記定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、より好ましくは、C1〜12アルキル、アミドなどから選択され;
Lig.dは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、式Lig.d:
Lig.d R.d1OCH2C*HOHCH2NH−R.d2
の非ペプチドであり、
式Lig.d中、Rd1からRd2まで若しくはOH、鎖C若しくは鎖Nのいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
*は光学活性中心を示し、
式Lig.d中、R.d1は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜20の分枝鎖又は直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せであり、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基は、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
好ましくはR.d1は、単環系及び(ヘテロ)アリール環又はシクロアルキル環との縮合環系を含む、置換されているか又は置換されていないC1〜24のアラルキル又はヘテロアラルキルであり、任意選択の置換基には、各々任意選択でカルボニル、アミド、ハロ若しくはOHで置換されたC1〜6アルキル、アルコキシ、エーテル、カルボニル、アルケニル、アミン、アミド、又はクロロのようなハロ若しくはOHが含まれ、好ましくはR.d1は、以下に示される置換されていないか若しくは置換されたアルキル、アルケニル、ハロ、アミン、アミド、カルボニル、ケトン、エーテル置換されたフェニル若しくはナフチルであり、最も好ましくは、フェニル、カルバゾール若しくは以下に示される構造又はスピロ環系のような、一置換、二置換、三置換若しくは四置換された単環式若しくは多環式の縮合したアリール若しくはシクロアリール若しくはヘテロシクロアリールであり、最も好ましくは、モノアルコキシアルキル、ジアルコキシアルキル、トリアルコキシアルキル若しくはテトラアルコキシアルキル、モノアルコキシアルコキシアルキル、ジアルコキシアルコキシアルキル、トリアルコキシアルコキシアルキル若しくはテトラアルコキシアルコキシアルキル或いはCF3置換されたフェニル又は置換されていないか若しくは一置換されたナフタレン即ち5−6環系、最も好ましくは以下の構造のもの:
であり、
R.d2は、置換されたか若しくは置換されていないアミン、飽和若しくは不飽和の置換されたか若しくは置換されていないC1〜12の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せであり、任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなど、より好ましくはアミン、エーテルOを任意選択で含み、C6〜10アリールで任意選択で置換されたC1〜6の分枝鎖若しくは直鎖アルキルを含むことができる、又は例えば、i.pr、i.bu又は以下の式:
L.dは、R.c2として存在し得るか、又は本明細書で上記定義の通りの連結部位若しくは連結官能基Jを構成することができ、L及びその部分式について本明細書で上記定義の通りであり、適切には、本明細書で上記定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、より好ましくは単結合又はL.aについて本明細書で上記定義の通りであり;
Lig.eは、細胞浸透部分を含むか、又は細胞浸透L部分若しくは細胞浸透Fl部分と結合されており、適切には、その可能な連結配置若しくは連結部位のいずれかを含む以下に与えられる形態のいずれかの式:
のものであり、
式Lig.e1中、Re1からRe4まで、X及び環C若しくは環Nのいずれか若しくは各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
hは、R.e3からR.e4までによって任意選択で各々が置換された
から選択され、式中、R.e1からR.e4までは、上記定義のR.a1からR.a4までと同じであるか、或いは式中、R.e3は、任意選択でヒドロキシ一置換若しくは多置換又はハロ一置換若しくは多置換されたC5〜9の直鎖若しくは分枝鎖のアルキルであるか、或いはオルト−OEt、
のようなアルコキシ、スルホニルなどによって任意選択で置換されたアリールであり、
各Xは、H、O、−OR.e2、N、HN、NR.e5、HR.e6、及びエーテルによって任意選択で置換されたアリールから独立して選択されるか;或いはXは、Ph−オルト−OCH2CH2CH3のような、任意選択でアルキル置換若しくはアルコキシ置換されたアリールであり;
R.e5は、上記R.e1について上記定義の通りであるか、又は隣接する環N原子と一緒に縮合環式環;好ましくは1個若しくは2個の縮合5員環式環を形成し;
R.e6は、上記R.e1について上記定義の通りであるか、又は任意選択で置換されたフェニルから選択され、任意選択の置換基には、o−エトキシ若しくはo−プロポキシのようなエーテル、アルキル、OHなど、複素環式によって置換されたスルホニル、カルボニルなど、又はメチルのような環式C5〜8アルキル、ピペラジニル、スルホニルなどが含まれるか;或いは
Lig.eは、式Lig.e2
のものであり、
式Lig.e2中、遊離環原子又はそれらの置換基のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
各スピロ環は、0個又は1個又は複数のヘテロ原子hを任意選択で含み、このhは好ましくはNであり、より好ましくは、
は、0個又は1個のNヘテロ原子を含み、且つ
は、0個、1個又は2個のNヘテロ原子を含み、且つ不飽和であるか又は1個若しくは2個の−C=C−基若しくは−C=N−基を含み;
各環は、1つ又は複数のオキソ、CO、COOH、C1〜6アルキル、或いは1つ又は複数のオキソ、CO、COOH、CN又はC1〜6脂環式基若しくはアミン基によって任意選択で置換されたメトキシ、エトキシ又はシクロペンチルオキシのような直鎖若しくは環式のアルコキシ、アミン或いは1つ又は複数のスピロ又は縮合複素環によって任意選択で置換されるか;或いは
Lig.eは、式Lig.e3
のものであり、
式Lig.e3中、Re11からRe12まで、或いは環C若しくは環ヘテロ原子又は環置換基のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
C.E1及びC.E2の各々は、C5〜6のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環、より好ましくはフェニル、又は1個若しくは2個のヘテロ原子を含むアリール、又は1個の環ヘテロ原子及び/若しくは1個の環−C=C−基を含む複素環から独立して選択され;
7個までのR.e11の各々は、環炭素若しくは環へテロ原子の置換基であり:且つ飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていない、C1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せから独立して選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ、任意選択の置換基は、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、=O、OCH3、CH2Ph(OCH3)2、O(CH2)3CON(CH3)c.hex、N(CH2CH2OH)2、c.hex、COOCH2CH3、CH2CH3のような、本明細書で上記定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含んでもよいか;或いは
任意の2つ以上のR.e11は、縮合した二環式Lig.e3構造と共有の4つの環原子を有する縮合した3環アリール構造、5−複素環式構造、6−複素環式構造を好ましくは含む、1つ、2つ又は3つの環が縮合した環式構造を形成し;
R.e12は、上記R.e11について定義の通りの部分であり;
好ましくは、Lig.eは、特にR.e2及びR.e3がそれぞれプロピル及びブチルである場合に、本明細書で上記定義の通りの式Lig.e1のものであり;
L.eは、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、適切には、L.aについて本明細書で上記定義の通りである。
Fl1 その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む二フッ化ジピロメテンボロン類似体:
のものであり、式Fl1中、
R1からR7まで又は環原子のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ;
R7はN又はC−R8であり;
同じであっても異なってもよい置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR8は、H、ハロゲン、ニトロ、スルホ、シアノ、アルキル、パーフルオロアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールアルキル若しくはアシル(式中、各々のアルキル部分は20個未満の炭素を含む);又は置換されているか若しくは置換されていないアリール若しくはヘテロアリールであり;好ましくはR1からR8までの少なくとも4つが非水素であり、或いは隣接する置換基R1及びR2が結合され、隣接する置換基R5及びR6が結合されて、縮合した6員の(ヘテロ)芳香族環を形成する、或いは
その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む
であり、式中、
R3、R4若しくはR7又は環原子のいずれか又は各々は、本明細書で上記定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ;
各縮合環は、H、ハロゲン、ニトロ、スルホ、シアノ、アルキル、パーフルオロアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルキルチオ、アルキルアミド、アミノ、(モノアルキル又はジアルキル)アミノ(式中、各々のアルキル部分は20個未満の炭素を含む)、又は置換されているか若しくは置換されていないアリール、ヘテロアリール、アリールアミド、ヘテロアリールアミド、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアミノ若しくはヘテロアリールアミノ;又は任意選択で置換されているか若しくは置換されていない1個若しくは2個のさらなる縮合したベンゾ環若しくはヘテロ芳香族環によって、任意選択で独立して置換される。
このFL.A1は好ましくは、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含むBODIPY TMR又はBODIPY FL(4,4−ジフルオロ−5,7−ジメチル−4−ボラ−3a,4a−ジアザ−s−インダセン−3−プロピオン酸)又はBODIPY FLエチレンジアミンを含むか又はこれらから誘導され:
BODIPY TMR BODIPY FLエチレンジアミン(XはCONH(CH2)2NH2である)又はBODIPY FL(XはCOOHである)
或いはその可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含むFl.A2:
このFL.A2は好ましくは、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含むBODIPY 630/650又はBODIPY 630/650臭化メチル:
BODIPY 630/650臭化メチル BODIPY 630/650
BODIPY 630/650 X
最も好ましくは、そのスクシンイミジルエステル(例えば、BODIPY 630/650 X−SE)を含むか又はこれらから誘導される。
IV (LigJL)m−L−YLn
IV’ LigYLign
の1つ又は複数のリガンド前駆体の、
本明細書で上記定義の通りの連結官能基J又はJTを形成する1つ若しくは複数の若しくは異なる反応性基YTを含む式V及び/又は式V’:
V YTmTag
V’ YTmL(JTTag)m
の複数の分析的タグ付き基質の1つ又は複数と、
任意選択で1つ又は複数の連結種VI又はVI’又はVI”:
VI YLmLYLm
との反応を含み、
式中、Lig、J、L、JT及びTag並びに各mは独立して本明細書で上記定義の通りであり、式IV若しくは式IV’の上記化合物若しくは各化合物は、上記種VI若しくはVI’若しくはVI”又は種VI若しくはVI’若しくはVI”の各々を任意選択で介して、式V若しくは式V’の前記化合物若しくは各化合物と反応して、本明細書で上記定義の通りの複数の式Iの化合物を形成することが可能である。
求電子試薬 求核試薬 得られた共有 脱離基
Y Y 結合、J 群
カルボン酸 アルコール エステル −OH、−H
カルボン酸 アミン カルボキサミド −OH、−H
カルボン酸 ヒドラジン ヒドラジド −OH、−H
ハロゲン化 アルコール エーテル −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 チオール チオエーテル −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 アミン アルキルアミン −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 COOH エステル −Hal、−H
アルキル
ハロアセト チオール チオエーテル −Hal、−H
アミド
スルホン酸 アミン アルキルアミン RSO3−、−H
エステル
スルホン酸 アルコール エーテル RSO3−、−H
エステル
スルホン酸 チオール チオエーテル RSO3−、−H
エステル
ハロゲン化 アミン スルホンアミド −Hal、−H
スルホニル
ハロゲン化 アルコール スルホン酸エステル −Hal、−H
スルホニル
スクシン アルコール エステル −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン アルコキシド エステル −OSu*、
イミドエステル H又はM+
スクシン チオール チオエステル −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン アミン カルボキサミド −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン ヒドラジン ヒドラジド −OSu*、−H
イミドエステル
式中、*は
である。
求電子性 求核性 脱離基
Y Y 共有結合、J 群
アジド アルキン トリアゾール* なし
2−アシル ヒドラジン 6,7−ジヒドロ−1H−インダゾール−4
環式 のような (5H)−オン H2O
モノケトン 二求核性 4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
/ジケトン インダゾール H2O
(5員環又は6員環) 1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール H2O
5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]
ピラゾール−4(1H)−オン H2O
式中、*は[3+2]双極子環化付加である。
引き続く脱保護を必要とせずに、周囲温度で溶媒中で、本明細書で上記定義の通りの式IVの化合物の保護されていない第1級アルキルアミン基を、反応性スクシンイミジルエステル基を含む式Vの化合物と反応させること。本発明の特定の利点において、この方法は、先行技術の方法よりも高い収率を提供する。
a)、e)酸条件下で塩化鉄と共に適切な置換されたアルデヒドを用いた5,6−ジアミノ−1,3−ジアルキルウラシルの閉環、
b)保護されたイノシン誘導体を含むLig.b−を塩素化剤と反応させ、このクロロ誘導体を適切に保護されたアミン反応性リンカー−H−L−PLのアミン基と連結することであって、ここでPLは、Lig.b−L−PLを形成するためにN−ベンジルオキシカルボニル−を含み、PLを除去してLig.b−L.bを生成する;好ましくはR.b1はOH終端基を含み、保護されたイノシンはアシル保護基を含むか、又はR.b1はアミン若しくはアミドのような安定な基を含み、保護されたイノシンは2,2−ジメトキシプロパン保護基を含み;好ましくは、この保護されたイノシンは、酸化剤及びN−アルキルカルボキサミドである保護されたアルキルアミンと反応させられて、アミン保護基の除去によって反応性リガンドを生成する;
c)、d)酸触媒下でp−ヒドロキシベンズアルデヒドをホルムアルデヒドと反応させ、得られた4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルベンズアルデヒドのジメトキシプロパンでの保護によって得られるアセトニドを生成する。このベンズアルデヒドをその対応するエポキシドに変換すること及び適切に保護されたリンカー(例えばBoc−L.c−H)を用いた開環は、Ligm−L−PLを提供する。最後に、酸条件下での脱保護は、適切なタグへのカップリングのためのLig.cLc又はLig.dLdを提供する。
a)LigがXACである場合、即ちLig.aにおいてR.a1及びR.a2の各々がプロピルであり、R.a3がHであり、R.a4が−Ph−OCH2CONH(CH2)2NH−であり、Lが単結合であるか又はLがglyであり、n=3であるか又はLがNCSである場合、Flはフルオレセインではない;或いは
LigがXACであり、Lが単結合又はNCSである場合、FlはフルオレセインでもNBDでもない;
b)Ligがアデノシンである場合、FlはFmocではない(CA 134:204756);或いは
LigがADACである場合、即ちR.b1がCH2OHであり、R.b2及びR.b3がHであり、且つLが−(Ph−CH2CONH)2(CH2)2−であるか又はLが単結合である場合、FlはフルオレセインでもNBDでもRhodamineでもない;或いは
LigがNECA(部分−(CH2)mを取り込む)である場合、即ちR.b2及びR.b3がHであり、Lが単結合であるか又は−(CH2)mである場合、mが2、4、6、8若しくは10である場合にはFlはNBDではなく、又はmが3、4、6、8、10若しくは12である場合にはFlはダンシルではない;或いは
LigがN6−[2−(4−アミノフェニル)エチル]アデノシンであり、Lが(CH2)2PhNHである場合、FlはFITCではない(CA 131:56155(8))、
d)LigがCGP12177であり、L(R.d2)がモノアミンメンタンである場合、FlはBODIPY(登録商標)TMRではない;或いは
LigがCGP12177であり、Lが1,1,4,4−テトラメチルブチルアミン、即ちC(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NH−である場合にはFlはBODIPY(登録商標)FLではなく、又はLがC(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NHCSNH−である場合にはFlはFITCでもエオシンでもエリスロシンでもなく;又はLがモノアミンメンタンである場合にはFlはFITCではない(CA 131:56155(4));或いは
LigがCGP12177であり、Lが単結合である場合、FlはNBDではなく;或いは
Ligがアルプレノロール、即ちo−プロプ−2−エニルフェニルであり、Lが−C(CH3)2−若しくは単結合である場合、FlはNBDではない。
a)LigがXACである場合、即ちLig.aにおいてR.a1及びR.a2の各々がプロピルであり、R.a3がHであり、R.a4が−Ph−OCH2CONH(CH2)2NH−であり、且つLが単結合である場合、FlはBODIPY(商標)630/650ではない;或いは
b)LigがABEAである場合、即ちmが4であり、Lが単結合である場合、FlはBODIPY(商標)630/650ではない。
LigがLig.aであり、本明細書で上記定義の通りの1,3−ジアルキルキサンチンであり、式中、X1及びX2が=Oであり、R.a3がHであり、R.a1及びR.a2が共にCH3であるか又は共にn−C3H7である場合、R.a4は4−ヒドロキシフェノールでもPhOCH2CO2Hでもない;或いは
R.a1及びR.a2が共にn−C3H7である場合、R.a4はPhOCH2OCNHPhOHでもPhOCH2OCONサクシンでもPhOCH2CONH2でもPhOCH2CONH(CH2)2NH2でもPhOCH2CONH(CH2)8NH2でもPhOCH2COHNNH2でもPhOCH2CONH(CH2)2N(CH2CH3.HOAc)CH2PhOHでもない;或いは
LigがCGP12177である場合、Lは−C(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NH2ではない(CA 121:103486);或いは
Ligがアデノシンである場合、Lは−(CH2)2S(CH2)2NH2ではなく(CA 125:218348);又はLは(CH2)6NH2でもCH2CONH(CH2)6NH2でもなく(CA 134:2043);又はLは(CH2)2NH2でも(CH2)2O(CH2)2O(CH2)2NH2でもなく(CA 135:25706);又はLは(CH2)nNH2(式中nは2〜12である)ではない(CA 108:715);或いは
Ligがアルプレノロールである場合にはLは(CH2)8NH2ではなく、又はLigがプロプラノロールである場合にはLは(CH2)4NH2ではない(CA 124:8848);或いは
Ligがアルプレノロールである場合、LはCH2C(CH3)2NH2ではない(CA 108:215827);或いは
LigがICI 118551である場合にはLは(CH2)2NH2ではないか、又はLigがプロプラノロールである場合にはLは(CH2)2NH2ではない(CA 98:4564)。
スキーム1は、アデノシンレセプターアンタゴニストLig−L−FlLの合成のための合成経路を示す。
スキーム2及び3は、リンカー前駆体ZL’−L−ZLからのリガンド前駆体Lig−L−ZLの合成を含む、2つのアデノシンレセプターアゴニストLig−L−FlLの合成のための合成経路を示す。
スキーム4は、リンカー前駆体ZL’−L−ZLからのリガンド前駆体Lig−L−ZLの合成を含む、2つのβアドレノセプターアゴニストLig−L−FlLの合成のための合成経路を示す。
以下の化合物を合成又はモデリングして、結合親和性を研究する:
実施例A1/B1/C1 アデノシンレセプターアンタゴニスト:
XAC−BODIPY 630/650(1)
実施例A2/B2 アデノシンレセプターアゴニスト:
アデノシン−BODIPY 630/650(2)
NECA−BODIPY 630/650(3)(ABEA−BODIPY 630)
APEA−BODIPY 630/650(3a)
ABIPEA−BODIPY 630/650(3b)
実施例A3/B3 β−アドレノレセプターアゴニスト
サルメテロール−BODIPY 630/650(4)
クレンブテロール−BODIPY 630/650(9)
実施例A4/B4 β−アドレノレセプターアンタゴニスト
CGP12177−BODIPY 630/650(5)
プロプラノロール−BODIPY 630/650(6)
ICI118551−BODIPY 630/650(7)
アルプレノロール−BODIPY 630/650(8)
実施例A5/B5 サイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼの阻害剤
XAC−BODIPY 630/650(1)。
1H NMRスペクトルを、CDCl3又はDMSO−d6においてBruker AM 250(250MHz)分光計で得た。化学シフト(δ)を、残留溶媒シグナル/TMSを参照してppmで記録する。結合定数(J)をヘルツで記録し、シグナルの多重度を、s(一重項)、d(二重項)、dd(二重項の二重項)、t(三重項)、m(多重項)、br(ブロード)によって記述する。与えられる場合、割り当ては、等核相関分光法(COSY−45)に基づいて行われ、利用可能な場合、文献値と完全に一致する(Jacobsen KAら、J.Med.Chem.(1985)、28、1341−6)。
(実施例A1)
アデノシンベースの蛍光A1−レセプターアンタゴニストの合成
1.XAC−BY630(1)
試薬及び条件:(i)BODIPY 630/650−X−SE、DMF 2時間、室温、(72%)。
XAC−BODIPY 630/650を、XACの第1級アルキルアミン基をBODIPY(登録商標)−630/650−X−スクシンイミジルエステル(Molecular Probes)と反応させることによって合成した。XAC及びBY630を、N,N−ジメチルホルムアミド中で室温で2時間攪拌し、生成物をHPLCによって精製した。XAC及び類似体を、Jacobsenら、J.Med.Chem 1985、28、1334−1340の方法によって合成した。
TOF ES+実測値974.3998(C50H55BF2N9O7Sは974.4006を要求する)
Rt 12.5分(35〜100% v/v B,30分)
δH 0.87、0.90(6H,重複するt,J 9.3,N1−,N3−CH2CH2CH3)、1.14〜1.25(2H,m,C24H2)、1.36〜1.62(6H,m,C23H2,C25H2,N1/3−CH2CH2CH3)、1.68〜1.78(2H,m,N1/3−CH2CH2CH3)、2.04(2H,t,J 7.3,C22H2)、3.04〜3.19(6H,m,C18H2,C19H2,C26H2)、3.86(2H,t,J 7.4,N1/3−CH2CH2CH3)、4.01(2H,t,J 7.1,N1/3−CH2CH2CH3)、4.52、4.53(4H,2×s,C15H2,C29H2)、6.95(1H,d,J 4.2)、7.05〜7.10(4H,m)、7.27〜7.30(3H,m)、7.35〜7.40(2H,m)、7.41(1H,br s)、7.54〜7.65(3H,m)、7.70(1H,s)、7.77(1H,s)、7.80〜7.92(2H,s)、8.01〜8.23(4H,m)(2×C11H,2×C12H,2×C32H,2×C33H,C35H,C36H,C38H,C39H,C41H,C43H,C44H,C47H,C48H,C49H,N9H,N17H,N20H,N27H)
機能的活性を維持する5’−N−エチルカルボキサミドアデノシン(NECA)に基づくヒトA1−アデノシンレセプター(A1−AR)レセプターにおけるアデノシンベースの蛍光アゴニストの合成
化合物2、3、3a及び3bを、特異的に塩素化剤(保護されたリンカーの導入を可能にする)との、適切に保護されたイノシン誘導体の反応によって合成した。保護基の除去を、連結基を介した蛍光剤のコンジュゲート化の前に実施した。
試薬及び条件:(a)Ac2O、ピリジン、40℃、1時間、97%。(b)POCl3、N,N−ジメチルアニリン、還流、5分、85%。(c)(i)H2N(CH2)4NHR、DIEA、EtOH、還流、18時間、(ii)飽和、NH3/MeOH、0℃、2時間。66%。(d)H2、Pd/C、MeOH:H2O:AcOH(7:2:1)、室温、2時間、80%(e)BODIPY 630/650−SE、DMF、室温、3時間、63%
ABA−BY630を、スキーム2のa〜e中に記載される方法並びに試薬及び条件を使用して合成した。このときRはCOCH2Phである。
ES+実測値885.4(C43H48BF2N9O7Sは885.4を要求する)
Rt 22.5分(5〜100% v/v B,30分)
N6−アミノブチル−5’−デオキシ−5’−オキソ−5’−エチルアミノアデノシン(ABEA)を、市販の試薬から6工程で合成した。ABEAの第1級アミン基を、蛍光体BODIPY(登録商標)630/650−X−スクシンイミジルエステル(BY−630、Molecular Probes)でアシル化して、BY630−ABEAを得て、これをRP−HPLCによって精製した(スキーム3)。
試薬及び条件:(a)2,2−ジメトキシプロパン、TsOH、アセトン、室温、18時間。(b)TEMPO、BAIB、MeCN:H2O(1:1)、室温、4時間。(c)(i)SOCl2、DMF、CHCl3、還流、6時間。(ii)EtNH2、CHCl3、5℃、30分。(d)H2N(CH2)4NHZ、DIEA、EtOH、還流、18時間。(e)0.1 M HCl(水溶液)、50℃、4時間。(f)H2、Pd/C、MeOH:H2O:AcOH(9:0.9:0.1)、室温、3時間。(g)BODIPY 630/650−X−SE、DMF、室温、4時間。
ABEA−BY630
この化合物を、式H2N(CH2)5NHCOOCH2Ph:
のリンカー前駆体を使用して、化合物(3)について記載した通りにスキーム3の方法を使用して合成した。
を有するAPEA−BY630が得られた。Rt8.6分(30%〜100% v/v B、25分)。
この化合物を、式H2N((CH2)2O)2(CH2)2NHCOOCH2Ph:
のリンカー前駆体を使用して、化合物(3)について記載した通りにスキーム3の方法を使用して合成し、ここで、以下の中間体1〜3はそれぞれ、スキーム3中に示される構造4〜7の類似体である。
を有するABIPEA−BY630が得られた。
TOF ES+実測値985.3993(C47H56BF2N10O9Sは985.4013を要求する)
Rt 8.3分(35〜100% v/v B,25分)
β−アドレノセプターアゴニストの合成
1.サルメテロール−BODIPY 630/650(4)及び誘導体サルメテロール−BODIPY 630/650(4a)
サルメテロールを、以下の合成において2つの異なる連結部位を介して蛍光体に連結する。
試薬及び条件:(i)(a)HCHO、HCl(水溶液)、ジオキサン、60℃(b)2,2−ジメトキシプロパン、TsOH。(ii)Me3SI、NaH、THF。(iii)(a)BocNH(CH2)nNH2、EtOH、(b)HCl、Et2O。(iv)BODIPY 630/650−X−SE、DMF、RT。(v)(a)ZL’YL’−L−YLPL、EtOH、(b)HCl、Et2O、ZL’YL’−L−YLPLは
であり、化合物4a
を生じる。
β−アドレノセプターアンタゴニストの合成
以下の分子のすべてが、スキーム4中に示され実施例A3において記載されるのと同じ2つのリンカー部分の合成に依存する(この場合、炭化水素鎖の長さは容易に変動できるか、又は可溶性を改善するために例えばエチレングリコール構造へと化学的に変更できる)。
2.プロプラノロール−BODIPY 630/650(6)
4.アルプレノロール−BODIPY 630/650(8)
(実施例B1)
アデノシンベースの蛍光A1−レセプターアンタゴニストの結合
1.XAC−BY630(1)
アデノシン−A1レセプター(A1−AR)は、脳、心臓、脂肪組織及び筋肉を含む種々の組織において見出されるGタンパク質共役レセプターである。A1−ARアンタゴニストであるキサンチンアミンコンジナー(XAC)を蛍光体BODIPY(登録商標)−630/650(BY630)とコンジュゲート化することによって、本発明者らは、蛍光A1−ARリガンドXAC−BY630を合成して、生きた細胞におけるこのレセプターの可視化を可能にした。
FCSは、10−15l未満の共焦点体積における蛍光強度の変動を測定する非侵襲性の技術である。これらの変動の統計的分析により、存在する蛍光分子の拡散速度(即ち質量)及び濃度についての情報が得られる。したがって、遊離リガンド(速く拡散する)及び結合リガンド(ゆっくりと拡散する)は、単一の細胞で同時に定量できる。本発明者らは、蛍光リガンドであるキサンチンアミンコンジナー−BODIPY(登録商標)630/650(XAC−BY630)のヒトアデノシンA1レセプター(A1−AR)への結合を測定するためにFCSを使用した。
NECAベースの蛍光A1−レセプターアゴニストの結合
2.BY630−ABEA(3)
機能的研究を、ヒトA1−AR及びc−fos−pGL3レポーターベクターの両方を発現するCHO−K1細胞(CHO−A1fos細胞)において実施した。細胞を、無血清DMEM/F−12培地中で24時間インキュベートし、次いで、いくつかの場合には8−シクロペンチル−1,3−ジプロピルキサンチン(DPCPX)との30分間のインキュベーション後に、アゴニストで5時間刺激した。ルシフェラーゼ発現を、Luclite(登録商標)キットを製造業者の指示に従って使用して定量した。生きた細胞の共焦点画像化を、CHO−A1細胞又は緑色蛍光タンパク質でC末端でタグ付きされたA1−ARを発現するCHO細胞(CHO−A1Tpz)に対して実施した。
(実施例C1)
アデノシンベースの蛍光A1−レセプターアンタゴニストを含むライブラリー/カタログ化合物についてのデータシート
1.XAC−BY630(1)
特徴付け:蛍光アデノシンA1−レセプターアンタゴニスト。
合成及び分析:上記A1を参照のこと。
保存...−20℃(暗中)
スペクトル特性:
励起最大 638nm
発光最大 655nm
蛍光半減期 4.2ns
発光量子収率 0.33
薬理学:
ヒトアデノシンA1−レセプターを発現するCHO細胞:
3H−DPCPX結合の阻害(膜) pKB=−6.82+0.11
3H−DPCPX結合の阻害(細胞全体) pKB=−6.9
NECA刺激されたcAMP蓄積の拮抗 pKI=−6.98+0.15
NECA刺激されたリン酸イノシトール蓄積の拮抗 pKI=−6.26+0.20
画像化:
CHO−A1細胞及びCHO−A1−GFP細胞に対するXAC−BY630/650結合の写真
写真はまた、非蛍光アンタゴニストDPCPXによる結合の置換を示す。
異なる蛍光タグ付きリガンドを有するライブラリー
D1 各リガンドが蛍光体で蛍光タグ付きされたABIPEAを含み、BODIPY 630/650−X−SE、EvoBlue 30 SE、BODIPY FLエチレンジアミンなどから選択される異なる蛍光特徴を提供する、3つの蛍光リガンドを含むライブラリーが組み立てられる。
蛍光タグ付きリガンドを、本明細書で上記定義の通りの本発明の方法によって得る。
このライブラリーは、各リガンドについてのデータシート(上記のC.)を含む。
蛍光タグ付きリガンドを、本明細書で上記定義の通りの本発明の方法によって得る。
このライブラリーは、各リガンドについてのデータシート(上記のC.)を含む。
このライブラリーは、各リガンドについてのデータシート(上記のC.)を含む。
Claims (43)
- 式I
(LigJL)mL(JTTag)m(JTL(JLLig)m)p
の複数のタグ付き非ペプチドリガンド及びその塩を含むライブラリーであって、
同じか又は異なるリンカー部分L並びに同じか又は異なる連結部位又は連結官能基JT及びJLを介して1つ又は複数の同じか又は異なるタグ部分Tagに各々が連結された1つ又は複数の同じか又は異なるリガンド部分Ligを含み、
式I中、Ligは、GPCRリガンド、細胞内酵素の阻害剤又は薬物輸送体の基質若しくは阻害剤を含み;
Lは、単結合であるか、又はN、O、S、Pのようなヘテロ原子、任意選択でヘテロ原子を含有する飽和若しくは不飽和の分枝鎖若しくは直鎖のC1〜600ヒドロカルビル及びそれらの組合せから選択される任意の連結部分であり、モノマーであっても、2個から30個までのオリゴマー反復を有するオリゴマーであっても、30個を超えて300個までのポリマー反復を有するポリマーであってもよく;
Tagは、任意の既知又は新規のタグ付き基質であり;
mは、1から3までの整数から各々独立して選択され;
pは、0から3までであり、
連結が、異なるLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の同じか又は異なる連結部位に存在し、同じLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の異なる連結部位に存在することを特徴とするライブラリー。 - GPCRリガンドが、アデノシンレセプター、β−アドレノセプター、ムスカリン性レセプター、ヒスタミンレセプター、オピオイドレセプター、カナビノイドレセプター、ケモカインレセプター、α−アドレノセプター、GABAレセプター、プロスタノイドレセプター、5−HT(セロトニン)レセプター、興奮性アミノ酸レセプター(例えばグルタミン酸)、ドーパミンレセプター、プロテアーゼ活性化レセプター、ニューロキニンレセプター、アンギオテンシンレセプター、オキシトシンレセプター、ロイコトリエンレセプター、ヌクレオチドレセプター(プリン及びピリミジン)、カルシウム感知レセプター、甲状腺刺激ホルモンレセプター、ニューロテンシンレセプター、バソプレシンレセプター、嗅覚レセプター、核酸塩基レセプター(例えばアデノシン)、リゾホスファチジン酸レセプター、スフィンゴ脂質レセプター、チラミンレセプター(微量アミン)、遊離脂肪酸レセプター及びサイクリックヌクレオチドレセプターに対するアゴニスト又はアンタゴニストとして有効な任意の化合物から選択され;細胞内酵素の阻害剤がサイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼの阻害剤であり;薬物輸送体の基質又は阻害剤が、平衡ベースの薬物輸送体或いはカテコールアミン輸送体、ヌクレオシド輸送体、ATP結合カセット輸送体、サイクリックヌクレオチド輸送体又はそれらの誘導体若しくは類似体のようなATP駆動ポンプの基質或いは阻害剤から選択される、請求項1に記載のライブラリー。
- 1つ又は複数又は各々のライブラリー化合物中の1つ又は複数の各Tagが実体Flであり、任意の既知又は新規の蛍光体を含み、それによって前記ライブラリーが、その1つ又は複数又はすべてが式I’
(LigJL)mL(JTFl)m(JTL(JLLig)m)p
のものである化合物を含み、in situで機能を果たすことが可能であるさらなるTagが存在してもよく、例えば前記タグは、局所的又は標的化された治療効果又は破壊効果を有するように活性化される任意のレーザー活性化Tagであり得る、請求項1及び2のいずれかに記載のライブラリー。 - 式I又は式I’の各化合物が、複数の蛍光体及び/若しくはタグの1つを含んで、1つ若しくは多数の異なる蛍光体(好ましくは、異なる化学組成、スペクトル特徴などのもの)を含む異なる蛍光タグ付きリガンドのライブラリーを提供し;且つ/又は少なくとも1つの蛍光タグ付きリガンドを含む異なるタグ付きリガンドのライブラリーを提供するか;或いは式I又は式I’の各化合物が、1つ又は複数の異なるタグに各々が連結された複数の前駆体リガンドの1つを含んで、複数のリガンド型の同じか異なるタグ付きリガンドのライブラリーを提供するか;或いは式Iの各化合物が、同じか又は異なる連結部位において前駆体リガンドと少なくとも1つのTagとを連結する複数のリンカーの1つを含むか;或いは式Iの各化合物が、異なる連結部位において前駆体リガンドと少なくとも1つのTagとを連結する同じリンカーを含んで、異なるコンフォメーション又は予測された薬理学及び結合の異なる連結されたタグ付きリガンドのライブラリーを提供する、請求項1から3までのいずれかに記載のライブラリー。
- 1つ又は複数の式IIから式III”までの複数の化合物
II (LigJL)mLJTTagJTL(JLLig)m
III (LigJL)mL(JTTag)m
を含み、
式II中、各mは、本明細書で定義の通りであり、好ましくは1又は2、より好ましくは1であり、
式III中、各mは、本明細書で定義の通りであり、好ましくは1及び/又は2、より好ましくは
であり、式中、各JL及びJTは、本明細書で定義の通りのJを含み、同じでも異なってもよく、Lig若しくはL及びTag若しくはL又はそれらの組合せ中に本来存在する官能基から誘導でき、連結が、異なるLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む化合物中の同じか又は異なる連結部位に存在し、同一のLig、JL、L、JT及び/又はTagを含む任意の2つ以上の化合物の場合には異なる連結部位に存在することを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載のライブラリー。 - アゴニスト、アンタゴニスト、基質若しくは阻害剤としての呼称を含む、GPCRレセプターへの結合若しくはGPCRレセプターの阻害、又はサイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼのような細胞内酵素の阻害、又は薬物輸送体の阻害若しくは薬物輸送体による輸送についての薬理学、並びに結果の定量を可能にする親和性若しくは阻害などの測定に関する、前記ライブラリーに含まれる式Iの各化合物についての情報を含む、請求項1から5までのいずれかに記載のライブラリー。
- Ligが、
a)XAC、テオフィリン、カフェイン、テオブロミン、ダイフィリン、エンプロフィリンなどを含むキサンチン様構造;又はパパベリン、シロスタミドのようなジヒドロキニロン、ジピリダモール、ビンポセチンなどを含む縮合ビアリール構造;及びそれらの類似体;
b)ADAC、NECA及びそれらの類似体を含むアデノシン様構造;
c)サルメテロール、サルブタモール、テルブタリン、キンプレナリン、ラベタロール、ソタロール、バンブテロール、フェノテロール、レプルトロール、ツロブテロール、クレンブテロール及びそれらの類似体を含むエタノールアミン様構造;
d)CGP12177、プロプラノロール、プラクトロール、アセブタロール、ベタキソロール、ICI 118551、アルプレノロール、セリプロロール(セレクトール)、メトプロロール(ベタロック)、CGP20712A、アテノロール、ビソプロロール、ミサプロロール、カルベジロール、ブシンドロール、エスモロール、ナドロール、ネビボロール、オクスプレノロール、キサモテロール、ピンドロール、チモロール及びそれらの類似体を含むオキシプロパノールアミン様構造;
e)XAC、テオフィリン、カフェイン、テオブロミン、ダイフィリン、エンプロフィリン、シルデナフィル、EHNA(エリスロ−9−(2−ヒドロキシル−3−ノニル)アデニン)、ザプリナストなどを含むキサンチン様構造;又はアムリノンのようなビピリジン、CI930のようなイミダゾリン、インドランのようなジヒドロピリダジノン、ロリプラム、SB207499などを含むスピロ二環式構造;又はパパベリン、シロスタミドのようなジヒドロキニロン、ジピリダモール、ビンポセチンなど及びそれらの類似体を含む縮合ビアリール構造
から選択される、請求項1から6までのいずれかに記載のライブラリー。 - 式I又は式I’の化合物が、リンカー部分を提供するリンカー前駆体又はその成分の1つ又は複数の反応性基とリガンド部分を提供する1つ又は複数のリガンド前駆体の反応性基との反応、及び前記リンカー前駆体の1つ又は複数の他の反応性基とタグ部分を提供する蛍光タグ前駆体のような1つ又は複数のタグ前駆体の反応性基との反応による合成から誘導される本明細書で定義の通りの官能基Jを任意選択で含んでもよい、請求項1から7までのいずれかに記載のライブラリー。
- Lが、飽和又は不飽和の単結合又は二重結合、−O−、−S−、アミン、COO−、アミド、−NN−ヒドラジン;並びに飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜600、好ましくはC1〜300、より好ましくはC1〜100の分枝鎖又は直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ、任意選択の置換基が、C1〜20の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノ、カルボニルなどを含んでもよい、請求項1から8までのいずれかに記載のライブラリー。
- JL及びJTが、飽和又は不飽和の単結合又は二重結合、−O−、−S−、アミノ、アミド、ヒドラジン、カルボニル、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、チオキシなどから選択される、蛍光体及び/又はリガンドへの連結のための反応性基又は反応性部位から誘導された官能基を含んでもよい、請求項1から9までのいずれかに記載のライブラリー。
- JLmLJTmが、モノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ若しくはヘキサ−アミノ、アルキルチオ、アルコキシ、カルボン酸、及びそれらの組合せ、より好ましくはモノ、ジ若しくはトリ−アミノアルキルチオ、アミノアルコキシ、アルコキシカルボン酸、アルコキシアミンなどを含み;好ましくは、JLmLJTmが、モノ、ジ若しくはトリ−アミノメンタン、アミノエタン、チオエタン、エタン、アミノアシルから、ポリペプチドから、或いはモノ又はポリエチレングリコールのジ若しくはトリ−アミン又はチオのようなジアミン又はジチオのようなそれらのモノ又はポリエーテル誘導体から選択される、請求項1から10までのいずれかに記載のライブラリー。
- 本明細書で定義の通りのリンカー部分JLmLJTmが、本明細書で定義の通りの単結合若しくは二重結合又は単一の原子若しくは基を含むか、或いはモノ官能性、ジ官能性、トリ官能性又はテトラ官能性、ペンタ官能性又はヘキサ官能性の直鎖又は分枝鎖又は環式の置換されているか又は置換されていない式L.I:
J[A]qLRL[A’qL’J’]m−1A”qL”J”
のヒドロカルビルを含み、
式L.I中、JからJ”までの各々は、単結合、メチレン、アルキン、アルケン、NR、O、NRCO、S、CO、NCO、CHHal、Pなどから独立して選択される本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基であり、Rは、H又はC1〜8アルキル若しくはC1〜8シクロアルキルであるか、或いはNと一緒になって環式環の一部を形成し、Halは、塩素、ヨウ素、臭素から選択される任意のハロゲンであり;基Aから基A”までにおいて任意の合理的な位置に存在し;AからA”までの各々は、C1〜3アルキル、C1〜5アルコキシなどから独立して選択される基によって任意選択で置換された、本明細書で定義の通りの−O−、−C(=O)−、C1〜12のアルコキシ、アルコイル、シクロアルキル、複素環、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアミド、アリールアミン、アミノ、チオアルキル、ヘテロアリール及びそれらの組合せなどから選択される基であり;
qLからqL”までの各々は、0若しくは1から独立して選択されるか、又はオリゴマー反復を示し、2から30までであるか、又はポリマー反復単位を示し、31から300までであり、
RLは、C原子、N原子若しくはS原子であるか又はCRL’部分、NRL’部分、アルキル部分、シクロアルキル部分、複素環式部分、アリール部分、ヘテロアリール部分、アミン部分若しくはチオ部分であり、且つpが1又は2である場合には分枝を提供し;式中、RL’はH又はC1〜3アルキルであり;
pは、本明細書で定義の通りであり、0、1又は2である、
請求項1から12までのいずれかに記載のライブラリー。 - J、J’及びJ”の各々が独立して、本明細書で定義の通りの単結合若しくは二重結合、NRL、−O又は−S又は−C(O)又は−NRC(O)又は−C(O)NRであり、
Aは、アルコキシ、好ましくはCH2CH2O(PEG)及びそのオリゴマーであるか、又はアラルキルアミン、アラルキルアミド、アラルキルオキシであるか、又はアルキル、好ましくは(CH2)1〜12であり、
RLは、pが1又は2である場合、単一若しくは二重分枝のC原子を含むC1〜5アルキル鎖であり;
pは、0、1又は2であり;
A’及びA”は各々、C1〜8アルキル、アミン、フェニルアミン、フェニルアミドから選択され;
qLは、0、1、2から30まで又は31から300までであり、qL’及びqL”は0又は1である、
請求項12のいずれかに記載のライブラリー。 - JLmLJTmが、単結合であるか、又は式
JAqLRLJ”
のもの、若しくは式
JAqLRL(A’J’)J”
のもの、
好ましくはO(CH2CH2O)qLCH2CH2NH、O(CH2CH2O)qLCH2CH(CH2NH)NH、OCH(CH2NH)NH、−CH(CH2NH)NH、−C(O)NH−、−(CH2)1〜8−、(−HNCH2CO−)1〜3(=−gly1〜3−)−などであり、
式JAqLRLJ”中、J及びJ”の各々はアミン又は−O−であり、AはCH2CH2Oであり、qLは1から30まで又は31から300までであり、RLはCH2CH2であり、
式JAqLRL(A’J’)J”中、J、J’及びJ”の各々は独立して、アミン、−O又は単結合であり、qLは1、2又は3から30まで又は31から300までであり、AはCH2CH2O又はHNCH2COであるか、或いはqLが1であり、AがC(O)又は(CH2)1〜8であるか、或いはqLが0であり、RLがCH又はCH2CHであり、qL’が0であるか、或いはqL’が1であり、A’がCH2であり、qL”が0である、
請求項12から13までのいずれかに記載のライブラリー。 - 本明細書で定義の通りの式I又は式I’の各化合物が、本明細書で定義の通りの部分Lig及びLを含み、式中、
Lig.amは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、以下に与えられる形態のいずれかの式:
のものであり、
式Lig.a1 m中、Ra1からRa4まで、X1及びX2のいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
X1及びX2は、H、O、OR.a、NR.a、NHR.aから各々独立して選択され;
X1及びX2は各々好ましくはOであり;
R.a、R.a1、R.a2及びR.a3の各々は、H又はC1〜4の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル、好ましくは、H、任意選択でヒドロキシ一置換若しくは多置換又はハロ一置換若しくは多置換された、CH2OH、CH2F又はCH2CHOHCH2OHのような、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル又はイソブチルから独立して選択され;
R.a4は、ヘテロ原子O、S、又は置換されたか若しくは置換されていないアミン、又は飽和若しくは不飽和の置換されたか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
好ましくはR.a4は、任意選択で置換されたアリール、シクロアルキル、アルキル、ケトン、(ジ)アミン、(ジ)アミド、より好ましくは任意選択で置換されたアルコキシ、シクロアルキル、アミン、アミド、カルボン酸又は任意選択でo置換、m置換若しくはp置換されたフェニルから選択され、置換基には、アリール、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアルキル、アミン、アミド、カルボキシル、カルボニルなどが含まれ、例えば置換基には、シクロヘキシル、シクロペンチル、エトキシ、(CH2)2PhPh、CH2Ph、CONH(CH2)nCONH、CH2CONH(CH2)2NH、CH2PhNHCOCH2、CH2CH2OCOCH2、スクシンイミジルエステル、NHCOCH2、CH2(CH3)NCOCH2、H2N(CH2)2NHCOCH2、H2N(CH2)8NHCOCH2、H2NNHCOCH2、CH2CONH(CH2)2NHCOCH2、HOPhCH2N(CH2CH3.HOAc)(CH2)2NHCOCH2、複素環式−(CH2)4CONH(CH2)2NHCOCH2、複素環式−NHCON(複素環式)COCH2などが含まれるか又はR.a4がこれらを含むか;或いは
Lig.aは、式Lig.a2:
のものであり、
式Lig.a2中、Ra5からRa6まで、又は環C若しくは環ヘテロ原子のいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、C.A1及びC.A2の各々は、C5〜6のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環、より好ましくはフェニル、又は1個若しくは2個の環ヘテロ原子を含むアリール、又は1個の環ヘテロ原子及び/若しくは1個の環−C=C−基を含む複素環から独立して選択され;
7個までのR.a5の各々が、環炭素又は環ヘテロ原子の置換基であり;H、ハロ、ヒドロキシ、チオール、アミン、COOH、ヒドラジン、シアノ、飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから独立して選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ、任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、=O、OCH3、CH2Ph(OCH3)2、O(CH2)3CON(CH3)c.hex、N(CH2CH2OH)2、c.hex、COOCH2CH3、CH2CH3のような、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含んでもよいか;或いは
任意の2つ以上のR.a5は、縮合二環式Lig.a2構造と共有の4つの環原子を有する縮合3環アリール構造、5−複素環式構造、6−複素環式構造を好ましくは含む、1つ、2つ又は3つの環が縮合した環式構造を形成し;
R.a6は、前記R.a5について定義の通りの部分であり;
L.aは、L又はJLLJTについて本明細書で定義の通りであり、適切には、本明細書で定義の通りの式L.I又は部分式のものであり、より好ましくは、単結合、gly若しくはgly3のようなペプチド若しくはポリペプチドのようなアミノ酸若しくはアミド、−O−若しくは−S−又は−CH=CH−などのような1つ若しくは複数のヘテロ原子又は不飽和基を任意選択で含む式−(CH2)nのアルキルから選択され、式−(CH2)n中、nは3から8までであり、好ましくは3、4又は6であり:
Lig.bは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む式Lig.b:
のものであり、
式Lig.b中、Rb1からRb5まで又はXb1からXb3までのいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
環置換基X.b1及びX.b2は、アルキルのような炭化水素又はSRx、NRx.2及びORxから独立して選択され、式中、(各)Rxは、H、C1〜5アルキル、アルケニルから選択され;
環ヘテロ原子X.b3は、−S−、−O−及び−CH2−から選択され;
Rb1は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜4脂肪族又は1つ若しくは複数のヘテロ原子N、O、S、Pを任意選択で含むC1〜3脂環式から選択され、式中、置換基は、1つ又は複数のシクロアルキル、複素環、ヒドロキシ、オキソ、ハロ、アミンから選択され;好ましくはR.b1は、H、アルキル又は直鎖若しくは環式の第1級、第2級若しくは第3級アミン、置換されたC1〜3アルキル、シクロアルキル若しくはアミド、より好ましくはシクロプロピル、又はCONHEt若しくはCH2OHのようなCONHC1〜3アルキルを含み、
R.b2及びR.b3の各々は、H、ハロ、ヒドロキシ、チオール、アミン、COOH、CHO、ヒドラジン、シアノ又は飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていないC1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せ、好ましくはH、ハロ又はヒドロキシ、好ましくはH又はClから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
Rb4はHであり;
Rb5はH又はアルキルであり;
L.bは、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ;且つL又はその部分式については本明細書で定義の通りであり、より好ましくは、1つ又は複数のヘテロ原子O、S若しくはN、環式基若しくは複素環式基を好ましくは含む、Lについて定義の通りの、飽和及び不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜12脂肪族又はC1〜24芳香族であり、より好ましくは、本明細書で定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、最も好ましくは(CH2)m又は(Ph−CH2CONH)2(CH2)2であり、式(CH2)m中、mは2から12まで、好ましくは3、4、6又は8であり;
Lig.cは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、式Lig.c:
Lig.c HOC*(R.c1)CH2NH−R.c2
の非ペプチドであり;
式Lig.c中、Rc1からRc2まで若しくはOH、又は鎖C若しくは鎖Nのいずれか若しくは各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
*は光学活性中心を示し、
式Lig.c中、R.c1は、H、Oから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を任意選択で含み、OH、ClのようなHal、NH2、NHC1〜3アルキル、スルホンアミド、オキソアミン(−CONH2)などによって任意選択で置換されたC6〜14アリールであり、より好ましくは一置換、二置換若しくは三置換されたフェニル若しくはキノリンであり、この場合置換基にはOH、Cl又はNH2、より好ましくは
のような、m−CH2OH、p−OHフェニル、m−,p−ジヒドロキシフェノール若しくはm−,m−ジヒドロキシフェノール、m−,m−ジCl、p−NH2フェノール、p−OH、m−CONH2フェノール又は5−OH、8−キノリンなどが含まれ;
R.c2は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていない、C1〜20、好ましくはC1〜12の分枝鎖又は直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びそれらの組合せから選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基は、任意選択で置換されたC1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなど及びこれらの組合せを含むことができ;
好ましくは、R.c2は、−(CH2)6OCH((CH2)3Ph)、CHCH3(CH2)2Ph、CHCH3CH2PhOH、C(CH3)2CH2又は以下の構造:
から選択されるような、任意選択でOHによって置換され、N、Oから選択されるヘテロ原子を任意選択で含み、好ましくはエーテルOを含む、C1〜6の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、C6〜10の芳香脂肪族から選択され;
L.cは、R.c2として存在し得るか、又は本明細書で定義の通りの連結部位若しくは連結官能基Jを構成することができ、Lについて本明細書で定義の通りであり、適切には、本明細書で定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、より好ましくは、C1〜12アルキル、アミドなどから選択され;
Lig.dは適切には、その可能な連結配置又は連結部位のいずれかを含む、式Lig.d:
Lig.d R.d1OCH2C*HOHCH2NH−R.d2
の非ペプチドであり、
式Lig.d中、Rd1からRd2まで若しくはOH、鎖C若しくは鎖Nのいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
*は光学活性中心を示し、
式Lig.d中、R.d1は、飽和又は不飽和の置換されているか又は置換されていないC1〜20の分枝鎖又は直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せであり、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基は、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含むことができ;
好ましくはR.d1は、単環系及び(ヘテロ)アリール環又はシクロアルキル環との縮合環系を含む、置換されているか又は置換されていないC1〜24のアラルキル又はヘテロアラルキルであり、任意選択の置換基には、各々任意選択でカルボニル、アミド、ハロ若しくはOHで置換されたC1〜6アルキル、アルコキシ、エーテル、カルボニル、アルケニル、アミン、アミド、又はクロロのようなハロ若しくはOHが含まれ、好ましくはR.d1は、以下に示される置換されていないか若しくは置換されたアルキル、アルケニル、ハロ、アミン、アミド、カルボニル、ケトン、エーテル置換されたフェニル若しくはナフチルであり、最も好ましくは、一置換、二置換、三置換若しくは四置換されたフェニル、カルバゾール若しくは以下に示される構造又はスピロ環系のような、一置換、二置換、三置換若しくは四置換された単環式若しくは多環式の縮合したアリール若しくはシクロアリール若しくはヘテロシクロアリールであり、最も好ましくは、アルコキシアルキル若しくはアルコキシアルコキシアルキル若しくはCF3で一置換、二置換、三置換若しくは四置換されたフェニル又は置換されていないか若しくは一置換されたナフタレン若しくは5−6環系、最も好ましくは以下の構造のもの:
であり、
R.d2は、置換されたか若しくは置換されていないアミン、飽和若しくは不飽和の置換されたか若しくは置換されていないC1〜12の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せであり、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ;任意選択の置換基が、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなど、より好ましくはアミン、エーテルOを任意選択で含み、C6〜10アリールで任意選択で置換されたC1〜6の分枝鎖若しくは直鎖アルキルを含むことができる、例えば、i.pr、i.bu又は以下の式のものである又は:
L.dは、R.c2として存在し得るか、又は本明細書で定義の通りの連結部位若しくは連結官能基Jを構成することができ、L及びその部分式について本明細書で定義の通りであり、適切には、本明細書で定義の通りの式L.I又はその部分式のものであり、より好ましくは単結合又はL.aについて本明細書で定義の通りであり;
Lig.eは、細胞浸透部分を含むか、又は細胞浸透L部分若しくは細胞浸透Fl部分と結合されており、適切には、その可能な連結配置若しくは連結部位のいずれかを含む以下に与えられる形態のいずれかの式:
のものであり、
式Lig.e1中、Re1からRe4まで、X及び環C若しくは環Nのいずれか若しくは各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
hは、R.e3からR.e4までによって任意選択で各々が置換された
から選択され、式中、R.e1からR.e4までは、上記定義のR.a1からR.a4までと同じであるか、或いは式中、R.e3は、任意選択でヒドロキシ一置換若しくは多置換又はハロ一置換若しくは多置換されたC5〜9の直鎖若しくは分枝鎖のアルキルであるか、或いはオルト−OEt、
のようなアルコキシ、スルホニルなどによって任意選択で置換されたアリールであり、
各Xは、H、O、−OR.e2、N、HN、NR.e5、HR.e6、及びエーテルによって任意選択で置換されたアリールから独立して選択されるか;或いはXは、Ph−オルト−OCH2CH2CH3のような、任意選択でアルキル置換若しくはアルコキシ置換されたアリールであり;
R.e5は、前記R.e1について上記定義の通りであるか、又は隣接する環N原子と一緒に縮合環式環;好ましくは1個若しくは2個の縮合5員環式環を形成し;
R.e6は、前記R.e1について上記定義の通りであるか、又は任意選択で置換されたフェニルから選択され、任意選択の置換基には、メチル、o−エトキシ若しくはo−プロポキシのようなエーテル、アルキル、OHなど、複素環式によって置換されたスルホニル、カルボニルなど、又はメチルのような環式C5〜8アルキル、ピペラジニル、スルホニルなどが含まれるか;或いは
Lig.eは、式Lig.e2
のものであり、
式Lig.e2中、遊離環原子又はそれらの置換基のいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
各スピロ環は、0個又は1個又は複数のヘテロ原子hを任意選択で含み、このhは好ましくはNであり、より好ましくは、
は、0個又は1個のNヘテロ原子を含み、且つ
は、0個、1個又は2個のNヘテロ原子を含み、且つ不飽和であるか又は1個若しくは2個の−C=C−基若しくは−C=N−基を含み;
各環は、1つ又は複数のオキソ、CO、COOH、C1〜6アルキル、或いは1つ又は複数のオキソ、CO、COOH、CN又はC1〜6脂環式基若しくはアミン基によって任意選択で置換されたメトキシ、エトキシ又はシクロペンチルオキシのような直鎖若しくは環式のアルコキシ、アミン或いは1つ又は複数のスピロ又は縮合複素環によって任意選択で置換されるか;或いは
Lig.eは、式Lig.e3
のものであり、
式Lig.e3中、Re11からRe12まで、或いは環C若しくは環ヘテロ原子又は環置換基のいずれか又は各々は、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、
C.E1及びC.E2の各々は、C5〜6のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及び複素環、より好ましくはフェニル、又は1個若しくは2個のヘテロ原子を含むアリール、又は1個の環ヘテロ原子及び/若しくは1個の環−C=C−基を含む複素環から独立して選択され;
7個までのR.e11の各々は、環炭素若しくは環へテロ原子の置換基であり:且つ飽和若しくは不飽和の置換されているか若しくは置換されていない、C1〜20の分枝鎖若しくは直鎖の脂肪族、芳香族、脂環式及びこれらの組合せから独立して選択され、これらのいずれかは、N、O、S、Pから選択される1つ又は複数のヘテロ原子を含むことができ、任意選択の置換基は、C1〜12の脂肪族、芳香族又は脂環式の置換基のいずれかから選択され、これらの置換基のいずれかは、=O、OCH3、CH2Ph(OCH3)2、O(CH2)3CON(CH3)c.hex、N(CH2CH2OH)2、c.hex、COOCH2CH3、CH2CH3のような、本明細書で定義の通りの1つ又は複数のヘテロ原子、ヒドロキシ、チオール、ハロ、アミン、ヒドラジン、オキソ、シアノなどを含んでもよいか;或いは
任意の2つ以上のR.e11は、縮合した二環式Lig.e3構造と共有の4つの環原子を有する縮合した3環アリール構造、5−複素環式構造、6−複素環式構造を好ましくは含む、1つ、2つ又は3つの環が縮合した環式構造を形成し;
R.e12は、前記R.e11について定義の通りの部分であり;
好ましくは、Lig.eは、特にR.e2及びR.e3がそれぞれプロピル及びブチルである場合に、本明細書で定義の通りの式Lig.e1のものであり;
L.eは、本明細書で定義の通りの連結部位又は連結官能基Jを構成することができ、適切には、L.aについて本明細書で定義の通りである、
請求項1から14までのいずれかに記載のライブラリー。 - Flが、特にフルオレセイン、FITCを含むフルオレセイン誘導体並びにOregon Green(商標)及びその誘導体のようなフルオレセイン様分子、Texas red(商標)、7−ニトロベンズ−2−オキサ−1,3−ジアゾール(NBD)及びその誘導体、クマリン及び誘導体、塩化ダンシルの誘導体を含むナフタレン又はその類似体若しくは誘導体、Cascade Blue(商標)、EvoBlue及びその蛍光誘導体、ピレン及びピリジルオキサゾール誘導体、シアニン色素、dyomics(DY色素及びATTO色素)及びその蛍光誘導体、Alexafluor色素及び誘導体、市販のBodipy(商標)色素を含むBDI色素、エリスロシン、エオシン、ピレン、アントラセン、アクリジン、蛍光フィコビリンタンパク質及びそれらのコンジュゲート並びにフルオレセイン化マイクロビーズ、テトラメチルローダミン、X−ローダミン及びTexas Red誘導体を含む、Rhodamine Green(商標)を含むRhodamine及びその蛍光誘導体、並びにイソシアネート反応性基、スクシンイミジルエステル反応性基又はジクロロトリアジニル反応性基を使用してアミン基にカップリングされたRhodol Green(商標)、並びに他の赤吸収蛍光色素、青吸収蛍光色素、緑吸収蛍光色素、特にBuschmann Vら、Bioconjugate Chemistry(2002)、ASAPの論文中に概説されるような赤色吸収色素を含む色素から選択される、請求項1から15までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りのライブラリー。
- BODIPY(商標)構造を含むJT−t−Flが、1つ又は2つの縮合環によって任意選択で改変され、アルキル、アルコキシ、アリール、複素環式などのような1つ又はいくつかの置換基によって任意選択で置換された、二フッ化ジピロメテンボロンコアによって特徴付けられ、式中、1つの置換基−t−は、本明細書で定義の通りのリガンド前駆体に対する本明細書で定義の通りの連結のために適合され、前記置換基−t−は、近位の不飽和部分若しくはアリール部分を任意選択で含み、中程度に短い鎖、中間の鎖若しくは長い鎖のアルキニル部分又はシクロアルキル部分を含み、且つカルボキシル、スルホネート又はO若しくはSのようなヘテロ原子のような本明細書で定義の通りの反応性基を介した連結から誘導された部分、或いは臭化メチルのようなハロゲン化アルキル、ハロアセトアミド、スルホン酸エステル若しくは同様の求電子基での連結から誘導されたメチレンを含む、請求項16に記載のライブラリー。
- 本明細書で定義の通りのライブラリーの調製方法であって、複数のリガンド前駆体及びリンカー部分を含むタグ前駆体、又はリガンド前駆体、タグ前駆体及びリンカー前駆体の1つ又は各々の反応を含み、連結は、本明細書で定義の通りの異なる化合物中の同じ反応性部位であっても異なる反応性部位であってもよい方法。
- コンビナトリアル法であって;
本明細書で定義の通りの連結官能基J、JL又はJTを形成する1つ若しくは複数の若しくは異なる反応性基YL又はYLigを含む式IV及び/又は式IV’:
IV (LigJL)m−L−YLn
IV’ LigYLign
の1つ又は複数のリガンド前駆体の、
本明細書で定義の通りの連結官能基J又はJTを形成する1つ若しくは複数の若しくは異なる反応性基YTを含む式V及び/又は式V’:
V YTmTag
V’ YTmL(JTTag)m
の複数の分析的タグ付き基質の1つ又は複数と、
任意選択で1つ又は複数の連結種VI又はVI’又はVI”:
VI YLmLYLm
との反応を好ましくは含み、
式中、Lig、J、L、JT及びTag並びに各mは独立して本明細書で定義の通りであり、式IV若しくは式IV’の前記化合物若しくは各化合物は、前記種VI若しくはVI’若しくはVI”又は種VI若しくはVI’若しくはVI”の各々を任意選択で介して、式V若しくは式V’の前記化合物若しくは各化合物と反応して、本明細書で定義の通りの複数の式Iの化合物を形成することが可能である、
請求項18に記載の方法。 - 反応性基YLig、YL、YTが、例えば、置換反応又は付加反応若しくは付加−脱離反応により、本明細書で定義の通りの連結に適切な反応性官能基を有する、請求項18又は19に記載の方法。
- 置換反応が、本明細書で定義の通りの求電子性反応性部位と求核性反応性部位との反応から選択され:
求電子性 求核性 得られた共有 脱離基
Y Y 結合、J 群
カルボン酸 アルコール エステル −OH、−H
カルボン酸 アミン カルボキサミド −OH、−H
カルボン酸 ヒドラジン ヒドラジド −OH、−H
ハロゲン化 アルコール エーテル −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 チオール チオエーテル −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 アミン アルキルアミン −Hal、−H
アルキル
ハロゲン化 COOH エステル −Hal、−H
アルキル
ハロアセト チオール チオエーテル −Hal、−H
アミド
スルホン酸 アミン アルキルアミン RSO3−、−H
エステル
スルホン酸 アルコール エーテル RSO3−、−H
エステル
スルホン酸 チオール チオエーテル RSO3−、−H
エステル
ハロゲン化 アミン スルホンアミド −Hal、−H
スルホニル
ハロゲン化 アルコール スルホン酸エステル −Hal、−H
スルホニル
スクシン アルコール エステル −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン アルコキシド エステル −OSu*、
イミドエステル H又はM+
スクシン チオール チオエステル −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン アミン カルボキサミド −OSu*、−H
イミドエステル
スクシン ヒドラジン ヒドラジド −OSu*、−H
イミドエステル
式中、*は
であり;
付加反応は、本明細書で定義の通りのIV及びV中の求電子性反応性部位及び求核性反応性部位の環化付加反応又は付加−脱離反応から適切に選択され:
求電子性 求核性 脱離基
Y Y 共有結合、J 群
アジド アルキン トリアゾール* なし
2−アシル ヒドラジン 6,7−ジヒドロ−1H−インダゾール−4
環式 のような (5H)−オン H2O
モノケトン 二求核性 4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−
/ジケトン インダゾール H2O
(5員環又は6員環) 1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール H2O
5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]
ピラゾール−4(1H)−オン H2O
式中、*は[3+2]双極子環化付加である、
請求項20に記載の方法。 - 請求項1から17までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式Iの化合物の調製方法であって、本明細書で定義の通りの式IV又は式IV’の化合物と、式V又は式V’の化合物と、任意選択でさらにVIとの反応を含む方法。
- 請求項18から21までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式IVの化合物の調製方法であって、前記リガンド前駆体Ligを、市販の場合には入手するステップ又は当技術分野で公知の経路によって調製するステップ、及びリンカー前駆体VI”又は必要な場合にはその成分と反応させるステップ、及び/又は1つ若しくは複数の反応性部位Y若しくはYLig若しくはYLを生成するステップを含む方法。
- 本明細書で定義の通りのライブラリーから式Iの化合物を選択するための方法であって、本明細書で定義の通りの方法を使用した本明細書で定義の通りの式Iの化合物のライブラリーの合理的な設計、前記ライブラリー中の複数の化合物又はすべての化合物についての薬理学を決定するステップ、及び所望の薬理学を示す化合物を選択するステップを含む方法。
- 化合物の予備的ライブラリーを調製するステップ、結合、阻害などを評価するためにスクリーニングを実施するステップ、前記スクリーニングにおいて同定された化合物を有益な特性を有するとして選択するステップ、並びに最適化されたライブラリーを調製するために、前記スクリーニングからの指標に基づいて部分の性質若しくは連結の連結位置によって改変又は官能化するステップを含む、請求項24に記載の方法。本発明の特定の利点において、このスクリーニングからの分子の薬理学及び光化学は、ライブラリーの設計へとフィードバックする。
- 阻害(pKB)若しくは拮抗(pKI)結合定数についての値と共に、且つ任意選択で規定された阻害若しくは拮抗を示す単一の生きた細胞における薬理学的結合の蛍光画像と共に、本明細書で定義の通りのGPCRレセプターを発現する細胞、又はサイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼのような細胞内酵素若しくは本明細書で定義の通りの薬物輸送体を発現する細胞に関して規定され、レセプター結合若しくはレセプター機能の阻害若しくは拮抗として与えられる、励起最大及び発光最大として与えられるスペクトル特性、蛍光半減期及び発光量子収率並びに薬理学の形態でのその薬理学的特性に関する情報と関連付けられ、好ましくは、前記薬理学的特性は、アゴニスト刺激されたセカンドメッセンジャー産生についてのEC50値若しくはアゴニスト刺激されたセカンドメッセンジャー産生の拮抗についてのpKi値、又は細胞内酵素若しくは薬物輸送体の刺激若しくは阻害についての基質Km値若しくはアンタゴニストKi値として与えられる、請求項1から17までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I又は式I’の化合物。
- a)LigがXACである場合、即ちLig.aにおいてR.a1及びR.a2の各々がプロピルであり、R.a3がHであり、R.a4が−Ph−OCH2CONH(CH2)2NH−であり、Lが単結合であるか又はLがglyであり、n=3であるか又はLがNCSである場合、Flはフルオレセインではない;或いは
LigがXACであり、Lが単結合又はNCSである場合、FlはフルオレセインでもNBDでもない;
b)Ligがアデノシンである場合、FlはFmocではない(CA 134:204756);或いは
LigがADACである場合、即ちR.b1がCH2OHであり、R.b2及びR.b3がHであり、且つLが−(Ph−CH2CONH)2(CH2)2−であるか又はLが単結合である場合、FlはフルオレセインでもNBDでもRhodamineでもない;或いは
LigがNECA(部分−(CH2)mを取り込む)である場合、即ちR.b2及びR.b3がHであり、Lが単結合であるか又は−(CH2)mである場合、mが2、4、6、8若しくは10である場合にはFlはNBDではなく、又はmが3、4、6、8、10若しくは12である場合にはFlはダンシルではない;或いは
LigがN6−[2−(4−アミノフェニル)エチル]アデノシンであり、Lが(CH2)2PhNHである場合、FlはFITCではない(CA 131:56155(8))、
d)LigがCGP12177であり、L(R.d2)がモノアミンメンタンである場合、FlはBODIPY(登録商標)TMRではない;或いは
LigがCGP12177であり、Lが1,1,4,4−テトラメチルブチルアミン、即ちC(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NH−である場合にはFlはBODIPY(登録商標)FLではなく、又はLがC(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NHCSNH−である場合にはFlはFITCでもエオシンでもエリスロシンでもなく;又はLがモノアミンメンタンである場合にはFlはFITCではない(CA 131:56155(4));或いは
LigがCGP12177であり、Lが単結合である場合、FlはNBDではなく;或いは
Ligがアルプレノロール、即ちo−プロプ−2−エニルフェニルであり、Lが−C(CH3)2−若しくは単結合である場合、FlはNBDではない;
任意選択でさらに、
a)LigがXACである場合、即ちLig.aにおいてR.a1及びR.a2の各々がプロピルであり、R.a3がHであり、R.a4が−Ph−OCH2CONH(CH2)2NH−であり、且つLが単結合である場合、FlはBODIPY(商標)630/650ではない;或いは
b)LigがABEAである場合、即ちmが4であり、Lが単結合である場合、FlはBODIPY(商標)630/650ではない
ことを条件とする、本明細書で定義の通りの式Lig.amL.a−Fl.anから式Lig.emL.eFl.enまでから選択された、
請求項1から17までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I又は式I’の化合物。 - LigがLig.aであり、本明細書で定義の通りの1,3−ジアルキルキサンチンであり、式中、X1及びX2が=Oであり、R.a3がHであり、R.a1及びR.a2が共にCH3であるか又は共にn−C3H7である場合、R.a4は4−ヒドロキシフェノールでもPhOCH2CO2Hでもない;或いは
R.a1及びR.a2が共にn−C3H7である場合、R.a4はPhOCH2OCNHPhOHでもPhOCH2OCONサクシンでもPhOCH2CONH2でもPhOCH2CONH(CH2)2NH2でもPhOCH2CONH(CH2)8NH2でもPhOCH2COHNNH2でもPhOCH2CONH(CH2)2N(CH2CH3.HOAc)CH2PhOHでもない;或いは
LigがCGP12177である場合、Lは−C(CH3)2(CH2)2C(CH3)2NH2ではない(CA 121:103486);或いは
Ligがアデノシンである場合、Lは−(CH2)2S(CH2)2NH2ではなく(CA 125:218348);又はLは(CH2)6NH2でもCH2CONH(CH2)6NH2でもなく(CA 134:2043);又はLは(CH2)2NH2でも(CH2)2O(CH2)2O(CH2)2NH2でもなく(CA 135:25706);又はLは(CH2)nNH2ではなく式中nは2〜12である(CA 108:715);或いは
Ligがアルプレノロールである場合にはLは(CH2)8NH2ではなく、又はLigがプロプラノロールである場合にはLは(CH2)4NH2ではない(CA 124:8848);或いは
Ligがアルプレノロールである場合、LはCH2C(CH3)2NH2ではない(CA 108:215827);或いは
LigがICI 118551である場合にはLは(CH2)2NH2ではないか、又はLigがプロプラノロールである場合にはLは(CH2)2NH2ではない(CA 98:4564)
ことを条件とする、請求項18から21までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式V又は式V’の任意の適切なタグへの連結に有用な、請求項18から21までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式IV若しくは式IV’の化合物又はそのライブラリー。 - 請求項18から21までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式V又は式V’の蛍光体リンカー。
- 請求項1から17までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式Iの化合物のライブラリーを調製するための、請求項18から21まで、27又は28のいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式IV、式IV’、式V、式V’及び/又は式VIのリガンド前駆体、リンカー前駆体及びタグ前駆体を含むキット。
- レセプター若しくはレセプター結合を可視化するため、前記蛍光リガンドの薬理学的特性を評価するため、前記標的レセプターに結合する新規化学実体の高スループットスクリーニングにおける、細胞内酵素を阻害すること又は薬物輸送体若しくは薬物輸送体の基質を阻害することにおける、薬物輸送若しくは輸送に適切な薬物を研究することにおける、健康な組織若しくは罹患組織を識別することなどにおける、請求項1から17までのいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I若しくは式I’の蛍光リガンド又はそのライブラリーの使用。
- レセプターの結合若しくは阻害、細胞内酵素の阻害又は薬物の輸送若しくは阻害及び可視化のための方法であって、それらの結合若しくは阻害又はそれらによる輸送を促進するような様式で請求項1から17まで又は27のいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I又は式I’の化合物をサンプルと接触させるステップ、及び蛍光又はその位置における変化を検出するステップを含む方法。
- サンプルが、細胞、細胞抽出物、細胞ホモジネート、精製されたタンパク質若しくは再構成されたタンパク質、組換えタンパク質又は合成タンパク質などから選択される細胞材料を含み、式Iの化合物についての標的を含む、請求項32に記載の方法。
- サンプルが、生きた細胞材料を含み、より好ましくは個々の細胞若しくは細胞内区画を含み、最も好ましくは生きた細胞中のGPCR、細胞内酵素若しくは薬物輸送体、これらのタンパク質を含む膜、可溶化されたレセプター、酵素若しくは薬物輸送体若しくはGPCRのアレイを含む、請求項32及び33のいずれかに記載の方法。
- 細胞材料が、例えばGFPタグ付きGPCR、GFPタグ付き細胞内酵素及びGFPタグ付き薬物輸送体のようにGFPで、又は蛍光抗体が標的化されたネイティブのレセプター、細胞内酵素若しくは薬物輸送体でタグ付きすることによって前記蛍光リガンドとの接触の前にタグ付きされて、前記細胞のレセプター、酵素若しくは輸送体の可視化並びに前記蛍光リガンドとのオーバーレイを可能にする、請求項32から34までのいずれかに記載の方法。
- 緑色蛍光タンパク質タグ付きレセプター、緑色蛍光タンパク質タグ付き細胞内酵素又は緑色蛍光タンパク質タグ付き薬物輸送体のような蛍光標的の、請求項32から35までのいずれかに記載の方法のための使用。
- 交差相関蛍光相関分光法又は蛍光強度測定が、単一の測定でのリガンド−レセプター相互作用、リガンド−酵素相互作用、リガンド−薬物輸送体相互作用又は薬物輸送相互作用の定量的分析を可能にする、請求項36に記載の使用。
- 蛍光リガンド−レセプター相互作用の2色分析を提供するために生きた細胞中で使用するための、市販の蛍光抗体に対する短いエピトープタグを発現するようにそのN末端又は天然のドメイン上で改変された細胞表面GPCR。
- 蛍光リガンド−レセプター相互作用の2色分析を提供するために生きた細胞中で使用するためのタグ配列に対する蛍光抗体との使用のための、請求項38に記載の改変された細胞表面GPCRを発現するCHO細胞。
- 請求項1から17まで又は27のいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I又は式I’の化合物、並びにGPCR、細胞内酵素又は薬物輸送体を発現する細胞系、このような細胞系から誘導されたこれらのタンパク質を含む膜、可溶化されたレセプター、酵素若しくは薬物輸送体、又は前記細胞系由来のGPCRアレイとして提供されるこれらの化合物に対する標的を含むキット。
- 前記細胞由来の材料が、以下の3つの形態:(1)緑色蛍光タンパク質タグ付きレセプター、緑色蛍光タンパク質タグ付き細胞内酵素若しくは緑色蛍光タンパク質タグ付き薬物輸送体を発現する細胞由来;(2)市販の蛍光抗体に対するエピトープタグを発現する細胞由来;又は(3)特異的蛍光抗体がこれにも提供される野生型タンパク質
の1つで提供される、請求項40に記載のキット。 - 請求項1から17まで又は27のいずれかにおいて本明細書で定義の通りの式I又は式I’の化合物、及びネイティブ(非組換え体)細胞において使用できるネイティブタンパク質に対する蛍光抗体を含む、請求項39又は40に記載のキット。
- 本明細書で定義の通りであるか又は説明、実施例及び/若しくは図面中に示された通りの、ライブラリー、化合物、前駆体方法、方法、標的材料又はキット。
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