JP2006523162A - ラベル及びラベル貼りの方法 - Google Patents

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Abstract

ポリマーフィルムの透明なラベルを物品に適用する方法であって、実質的にラベルがない外観を有する、ラベルを貼った物品の製造方法を提供する。ラベルを貼る方法であって、(a)以下の性質を有するフィルムの選択(i)0.25〜50gm−2(分)−1のコッブ5分の値(5分間にわたって測定)、及び(ii)5〜2000gm−2(24時間)−1の熱帯条件下の水蒸気透過速度;(b)1〜500Pa.sの粘度を有する、湿式グルーの液体接着剤の選択;(c)物品とラベルの間の接着層の厚さが、25〜150ミクロンの接着剤の適用;の各工程を含有する方法であり、好ましいラベルは、1.25〜15gm−2(分)−1のコッブ5分の、及び325〜875gm−2(24時間)−1のWVTR熱帯を有するように選ばれた、透明な又は着色したラミネートのセルロースフィルムである。このようなフィルムは、約40〜約150Pa.sの粘度の任意の透明な又は白色の湿式グルーを用いて、ガラス瓶に適用され、ラベルのない外観を与える。接着剤は、乾燥前40%〜60重量%固形分、そして10gm−2〜125gm−2の乾燥塗布量を与えるように適用される。この方法は、毎分300〜1,000ラベルの高速ラベル貼りのラインに用いられる。

Description

本発明は、ラベルを物品に固定するために液状の接着剤を用いる、湿式グルーラベル貼り(wet glue labelling)のような、ラベルを貼る方法に関する。本発明はまた、選択されたラベル及び接着剤の使用法に関するものであって、物品上にラベルが無いような改善された外観を達成し、このような方法及び用途に用いるための適当なラベル、そしてこのようにラベルが貼られた物品に関する。
熱可塑性のフィルムから作られたラベルは、ラベルの表面素材上に予め塗布された感圧接着剤(PSA)によって、物品上に一般的に固定される。このようなラベルのフィルムは、二軸延伸されたポリプロピレン(BOPP)のようなポリオレフィンを含む。PSAラベルの表面素材は、剥離ライナーから、ラベルが貼られる物品上に投与される。代わりのラベル貼りの方法としては、しばしば、紙のラベルが用いられ、物品にラベルが固定される直前に、ラベルに液状の接着剤が適用される。接着剤は通常、水性のメジウム中に分散されている。この方法に用いられるラベルは、しばしば湿式のグルーラベルとして言及されるが、しかしまたコールドグルーラベル、又はジャストグルーラベルとも呼ばれている。
これらの製品に対して、更に美的に訴えるものであることを小売商人が見出しているので、最近、‘ラベル無し’の外観が、PSAラベルに対し流行りになってきている。ラベルなしの外観は、透明な、及び/又は半透明なラベルを、物品に適用することによって達成されている。もしラベルが透明であるなら、その反対側の(即ち、物品に接着される“内部”の側)の印刷が、物品に直接適用されているように見え、このゆえに“ラベル無しの外観”の用語を示すことになる。このような内側の塗布層は、ラベルによって磨耗や引き裂き(摩擦、溶剤による攻撃など)から保護されている。しかしながら、ラベルなしの外観が、物品の外部の表面を形成するラベルの表面上に印刷することによって、また達成されることが高く評価されるであろう。
紙が従来から湿式グルーラベルの支持体として用いられているけれども、紙は不透明であるのでラベルなしの外観を達成することは出来ない。しかしながら、湿式グルーとPSAのラベル貼りの方法は、非常に異なっている。PSAラベルの表面素材として、広く用いられている通常の透明な熱可塑性のフィルム(配向されたポリプロピレン(OPP)、ポリエステル(PE)、ポリエチレンフタレート(PET)のような)の要求される性質は、紙の湿式グルーラベルに要求されるそれとは非常に異なっている。例えば、熱可塑性のフィルムは、湿気に対しより高い障壁(フィルムは水に対し半透性でもないし、水の良好な吸収体でもない)を有している。フィルムは表面処理されなければ、多くの場合疎水性であるこのような熱可塑性のフィルムと、水性の塗料は、容易に適合性が無く、そして良く接着することも無い。それで、このようなフィルムに適用された湿式のグルーは乾燥により長い時間を要し、そしてラベルは決まった場所に固定するのにより長い時間を要する。これは、物品上への早い、正確なラベルの位置が必要とされる、高速ラベル貼りのラインでは不利である。それで、PSAラベル用の通常の表面素材は、通常の湿式グルーラベルのような紙に、容易に置き換えることは出来ない。通常の湿式グルーラベルは不透明であり、そして透明なPSA表面素材は、湿式のグルーラベルとして用いることが出来ないので、以前にはPSAラベルのみが、ラベルを貼った物品において、満足なラベルの無い外観を達成することが出来るものと考えられていた。かくして、彼らの製品に対しラベルの無い外観を望んでおり、最近まで、湿式のグルーラベル貼りの装置を用いている製造業者らは、著しい資産の支出の問題に、そしてPSA装置をラベル貼りのラインに据え付けることを諦めざるを得ない問題に直面してきた。
出願人の特許出願WO02/074874号には、透明な物品に、透明な生体高分子系のラベル(例えばセルロースフィルム)を適用し、PSAを用いることなく、透明なラベルの無い外観を達成するための、湿式グルーの方法の使用が記載されている。この方法は、現存する紙の湿式グルーラベルに適する機械類を用いることが出来、まだその上に、紙以上に種々の長所を有する生体高分子ラベルの使用を可能にしている。生体高分子ラベルは透明又は半透明であることが出来、ラベルの無い外観を達成する。生体高分子支持体上の湿式グルーはまた、外来の塗布層を用いることの必要がなく、手ごろな時間、乾燥状態にあることが出来る。この方法は現在、製造業者らに、湿式グルーからPSAへ、現存するラベルのラインを変更することの不利な立場を与えることなく、ラベルの無い外観への新しいルートを提供している。
WO02/074874号は、湿式グルーが、少なくとも約10gm−2の厚さで(適用された液体の重量から計算)セルロースのラベルに、好ましくは少なくとも20gm−2、更に好ましくは約30gm−2〜約150gm−2、最も好ましくは約50gm−2〜約100gm−2の厚さで適用されるべきであることを教えている。WO02/074874号はまた、セルロースラベルフィルムの水分の透過性は、約5〜約2000gm−2(24hr)−1、好ましくは約10〜約1000gm−2(24hr)−1、更に好ましくは100〜約400gm−2(24hr)−1、最も好ましくは約100〜約500gm−2(24hr)−1であるべきことを教えている。WO02/074874の実施例2は、370gm−2(24hr)−1の水分透過性(標準試験法ASTME960にて38℃、そして90%RHで測定)を持つように、グルー受容サイド上に半透過性のコポリマーの塗布層を塗布した、セルロースの湿式グルーラベルを開示している。
しかしながら、WO02/074874号においては、フィルムの水分透過性、或いは適用された湿式グルーの重量に加えて、これはまた有効にコントロールすることが出来る他のパラメーターがあることを教示していない。この参考文献は、いかにこれが、物品に適用されたとき、改善された強固な、ラベルのない外観を有する湿式のグルーラベルを達成するか、接着そして光学的特性のこのような性質を最高に活用するかを暗示していない。例えば、WO02/074874は、これらの透明な湿式グルーフィルムのコッブ値(Cobb value)について言及しておらず、そして最適の特性のための塗布量或いは適用されるべきウエットのグルーの量が明記されていない。
出願人の係属中の出願、PCT/EP03/07775号には、湿式のグルーの方法によって、透明なラベルを、ラベルが適用されるビンの色に、色合わせする方法が記載されている。カラーマッチングは、湿式のグルーのプロセスによる(接着剤中の空気の泡のような)、さもなければ透明なラベルを通して見えてしまう、汚点をマスクするために見出され、そしてかくしてラベルの無い外観を改善する手段として提供されている。
驚くべきことに、湿式のグルーは長年の間、紙のラベル(例えばビン)に適用され用いられてきたけれども、湿式のグルーを透明なラベルに適用することには特別な問題点があり、そしてそのようなラベルは存在しないという強い誤解がなお持続されていることを出願者は見出したのである。湿式のグルーのラベルが、PSAラベルと比較して、同等の又は優れたラベルの無い外観を達成することはまた、好ましいことである。
PSAラベルは、ラベルの素材の製造の間に予備適用された、感圧性の接着糊を有している。これは、目に見える欠点が殆ど無い、平坦な厚みの、均一なPSA層を製造することを容易にしている。これに対して、湿式のグルーのプロセスは、ウエットの接着剤が、ラベルのその部位に適用されることを必要とする。湿式のグルーはグルーのローラーに適用され、それからゴムで被覆されたパレットに移され、これはグルーをラベルの反対側に転写する。次に、ラベルは、ガラスやPETボトルのような物品に、毎分300〜1000の物品にラベルを貼る、代表的な生産速度で適用される。従来からの湿式グルーラベルにおいては、例えば空気の泡、縞、そして/又は乏しい接着剤の流れによって生ずる、目に見える欠点や不均質な部位が接着層内で発生する。これらの欠点は不透明のペーパーラベルに対しては許容されるが、湿式のグルーラベルが透明であるとき、これらは更に容易に明らかとなり、そしてラベルなしの外観を台無しにしてしまう。高速での、湿式グルーの接着剤転写特性は、満足なラベルなしの外観を達成するために、最高の条件に設定されねばならない。ラベルを貼るライン上で経験した、広い範囲の温度、そして関係湿度もまた、例えば、夫々のラベル及び/又はボトルが、湿っているか、乾燥しているか、そして暖かいか、冷たいか、考慮に入れなければならない。
一般的に、湿式のグルーは通常の紙のラベルに、櫛状のアプリケーターによって適用され、これは夫々の線の中のグルーの厚さは極めて深く、平行線状にグルーが適用される。紙の湿式グルーのラベルは、大量の水を急速に吸収することを必要とする。ラベルが無いような外観を得るために、湿式のグルーは、グルーの薄い縞模様は美的な点から許容されないので、透明なラベルに更に薄くそして平らに適用されねばならない。まだその上に、もし紙と同一の速い、そして高い水の吸収容量を有するラベルが用いられるなら、通常の湿式グルーの薄い塗布層は、ラベルが適用される以前に非常に早く乾ききってしまうであろう。
種々の先行技術の文献が存在し、これらは、ラベルの表面素材の光学特性、或いはラベルの接着特性を変更できることを教示している。
EP0664534A(Fuji Seal)は、熱収縮性のラベル(所望により、1〜6重量%の範囲の量のビニルアセテートを有するエチレン−ビニルアセテートコポリマーのフィルムから作られた)を開示しており、ここでラベルの屈折率は、容器に適合させたとき、円周方向に沿って、1.512〜1.516の範囲であり、そして容器の縦の方向に、1.513〜1.520の範囲であり、そのため皺又はたるみが、加熱されたときラベルの表面上で発生することは、ポリエチレンフィルム製の通常のラベルと比較した時、更に一層ありそうも無いことである。これは、本発明に関する分離タイプのラベルが直面している問題とは、完全に異なる問題を取り扱うものである。
PSAラベルの分野のいくつかの文献は、透明なラベルに用いられるPSAの特殊な屈折率の値を教えている。
EP1124213A(Heineken)は、透明なPSAラベルを開示しており、ここでこのPSAの層は少なくとも1種の50ミクロンを超えない粒子径、そして1.4〜1.6の間の屈折率を有する無機微小粒子材料を含有している。これはボトルのラベルの透明性を改善するものと述べている。
WO0130933A(3M)は、感圧性の接着剤が、少なくとも1.48の屈折率を有するPSAラベルを開示している。感圧性の接着剤は、置換、又は未置換の芳香族部分を含む少なくとも1種のモノマーを含有する。
しかしながら、BOPPのごとき、通常の熱可塑性のフィルムから作られたPSAラベルに適する技術的な解答は、透明な湿式グルーラベルの、ラベルが無いような外観の改善に関しては考慮されていない。理想的には、現在、紙のラベルに用いられている、湿式グルーラベル貼り機中の最小の調整で、ラベルは用いられるべきである。
US6306242(Dronzek)(=WO99/19412(Process Resources Corp.))は、親水性の接着剤を用い物品に適用した後、その場でラベルを硬化することによって、ポリマーラベルを物品に適用する方法を開示している。5欄、30〜32行(及び再び8欄、46〜49行)において、この親水性の接着剤のポリマー支持体は、“透明な、不透明な、又は着色したポリプロピレン”を含むことが述べられている。この文献は、湿式のグルーが適用された透明なラベルについて、目視による汚点を減少することを直視して、ラベルのない外観を、十分に達成する特別な問題をいまだ認識していない。
エクソンモビル(ExxonMobil)は最近、商品名“ラベル−ライトXP280(Label−Lyte XP280)”の下で金属化した85ミクロン白色BOPPフィルムを、湿式のグルーラベル又は切断、或いは積み重ねたパッチラベルとして用いることを意図して発売している。この厚い多層のフィルムは、鏡面仕上げの不透明フィルムである。グルーを乾燥させるように、冷たい湿式のグルーを吸収するために、フィルムに適用されなければならない特別の塗布層により、厚さが必要とされる。このBOPPフィルムは、非常に低いWVTRを有しており、水分の不浸透性に効果的である。それで、これらの不透明なフィルムは、透明なフィルムが要求されるラベルがないような外観の、湿式グルーラベルを作るためには用いることが出来ない。しかしながら、もし不透明な塗布層が除去されると、湿式のグルーは乾燥することがなく、そしてラベルは物品に接着しなくなってしまう。
支持体のコッブ(Cobb)の値は、ある決められた時間に液体の水を吸収する速度であって、これは測定することが出来る。この時間は一般に、(例えば代表的な紙支持体のラベルにたいして)、1分間にわたるように選ばれ、コッブ60秒のように、或いは簡単にコッブとして示される。コッブの値が高いほど、この時間の間の水を吸収する速度が速くなる。コッブの値は一般にgm−2(分)−1の単位で測定される。
日付2000年の、Dr Monika Toenniesson(Henkel KGaA,D−40191 Dusseldorf)による、題目“Ice water resistant labelling adhesives”の文献は、(本申請書の出願日時点で)接着剤の製造者Henkel(www.henkel.com)のウエブサイトhttp://www.henkel.com/int_henkel/ai/binarydata/en/documents/publications%20icewater.pdf)の部分から公然とダウンロードして入手することが出来る。この文献は(ここに‘Toenniesson’と呼ぶ)は、ラベルを貼ったボトルをアイスバスのクーラーの中に置いたとき、紙の湿式グルーラベルが浮いて剥がれてくる傾向をどのように減少させるかに関係する文献である。Toenniessonは、紙のラベルのコッブ60秒の値が高いほど、氷水に対して抵抗がより少ないので、ラベルはより早く浮いて剥がれてくると述べている。Toenniessonは、‘氷水の耐性にプラスの影響力’持つためには15gm−2(分)−1よりも少ない値を推奨している。ビールのビンに用いられる一般的な紙のラベルは、前と後ろのラベルに対して、10〜15gm−2(分)−1の、そして首のラベルに対しては、18〜21gm−2(分)−1の間のコッブ60秒を持つべきであると述べている。首のところのラベルには、高すぎる紙の剛性を避けるため、Toenniessonは、より高いコッブの値を推奨している。20g/mよりも高いコッブ値を有する紙のラベルは、氷水に対する耐性が非常に多く減少してしまった吸収性物質として記載されている。
Toenniessonは、氷水耐性に対する他の重要な要素は、紙のラベルの前部の外部表面(“レクト(recto)”と示す)から、ビンに接している内部の表面(“バーソ(verso)”と示す)へ通過する水の浸透の程度であると述べている。Toenniessonは、金属化した、及び/又はワニスを塗った紙は、良好な水の隔壁(‘レクトからバーソへ)を与え、そしてその結果ラベルの氷水に対する耐性を改善すると提案している。かくしてToenniessonは、湿式のグルーの紙のラベルは、WVTRと共に出来るだけ低く、好ましくはゼロの、高い水の隔壁を持つべきであると暗示している。かくして、本発明に対して明示されたWVTRの値から離れて、直接に教示している。Toenniessonによって氷水耐性をテストされた、紙の湿式グルーのラベルは、前もって乾燥接着剤の層でビンに固定されたものであり、そしてToenniessonは、乾燥時間が長ければ長いほど(好ましくは14日よりも長く)、接着層はより硬くなり、そしてそれ故にラベルの氷水に対する耐性は強くなると言っている。
これと対比して本発明は、ラベルがないような良好な外観を兼ね備え、良好な接着性を達成する、透明な湿式のグルーのラベルを適用する方法に関するものである。出願者は、ラベルが適用されるときに、そして接着剤が乾燥する以前に測定した、フィルムと湿式グルーの性質を組み合わせて、選択することが有用であることを見出したのである。これが、即ちこれに湿式のグルーが適用される表面であるので、ラベルの反対側に関して(すなわち‘バーソからレクト’に)、コッブの値(5分間よりも長い時間)、そしてラベルのWVTRが測定される。本発明の方法に対する最適の乾燥時間は14日未満であることが見出され、これは高速瓶詰めのラインに対してはきわめて遅い。
Toenniessonは、本発明と同一な問題を解決する方向に注意を向けておらず、そしてその教示は、本発明のラベル化の方法に用いられる最適な値からは遠いものである。Toenniessonは、単に紙のラベルのみに関心があり、透明なフィルムを考慮していない。ここに記載のパラメーターとは異なるパラメーターが測定されている。Toenniessonの当業界の読者は、紙の湿式のグルーラベルを透明なポリマーフィルム置き換える動機をなんら持たないであろう。代わりに、ラベルが見えないような外観の透明な湿式グルーラベルに関する、(例えば)WO02/074874の当業界の読者は、不透明な紙のラベルの氷水に対する耐性など、非常に異なる問題に関するToenniessonに関しては、何の関心も持たないであろう。
本発明の目的は、ここに明らかにする幾つかの、或いは全ての課題を解決することにあり、例えば、ラベルが見えない改善された外観を持つ、物品にラベルを貼る方法を提供することにある。
本発明は、出願者がこれらの接着剤、及びフィルムのパラメーターを見出したことにあり、ラベルのない外観を最大にし、そして改善された美しい外観を有する湿式のグルーフィルムラベルを得るためには、これはコントロールされなければならない。それどころか、ここに湿式のグルーに関連して説明されているが、発明は広く応用され、そして任意の適当な透明なラベルフィルムに適用される液状接着剤(例えば溶剤の接着剤)との随意の組み合わせで用いることが出来る。
透明な支持体上に湿式のグルーを用いて、ラベルが見えない外観を達成するには、出願人は、ラベルの見えない許容される外観とラベルの性能の間にバランスを保たなければならないことを見出したのである。経験上の観察から、出願人はこのバランスをコントロールすることに重要であると信じられるパラメーターを確認したのである。幾つかのパラメーターが接着性に、幾つかはフィルム特性に関係する。
湿式のグルーは、ラベルを貼る物品(ビンのような)にラベルを固定する直前に、ラベルに適用される。出願人は、湿ったグルーを適用した後、最初の5分間の間のラベルの水の吸収が、外観、固定、そして/又は乾燥時間のような、望みのラベルの性質に最も効果的であることを見出した。従って、この重要な時間の間のラベルフィルムによる水の吸収は、ここに記載の、5分間にわたる修正コッブの値(ここにコッブ5分と示す)によって測定される。出願人は、ラベルフィルムのこのような修正コッブ値が(他のパラメーターと組み合わされて)用いられ、いかに良くラベルが物品上に固定されるか、そして/又は(透明な)ラベルを通してグルーの様子が良く見えるかと言った、要因を予言することができることを見出した。コッブ5分の値はまた、gm−2(分)−1の単位で与えられる。他に記載がなければ、ここに得られた全てのコッブ5分の値は、BSEN20535:1994に記載の標準の方法を用い、100cmの面積のフィルム上で、1cmサイズのヘッドを用い、5分間の間(更に従来からの方法として1分に相当するコッブ60秒の値を測定)、水の吸収を測定することによって得られる。
いかなるメカニズムにも束縛されることを欲しないが、あまりにも低いコッブ5分の値は、湿式のグルーをラベルフィルムに適用した後、最初の5分間の間、ラベルはグルーから十分に早く水を吸収しないことを示していると信じられる。早く動くラベルを貼るライン上に置かれたラベルは、固定するように働く接着剤の粘度は十分に早く上がらない。これは最終物品のラベルの位置あわせと外観に影響を与える。あまりにも高いコッブ5分の値は、湿ったグルーが適用された後、最初の5分間の間に、フィルムは水を非常に早く吸収することを示している。グルーは急速に粘稠となり、そして流れることができなくなり、接着層から除去されるべき空気の泡のような欠陥を生じてしまう。これは、ラベルが見えないラベルに対し、目視による外観に有害な影響を与える。もしもフィルムのコッブ5分の値があまりにも高いと、これは接着剤の乾燥において同一の結果を与え、乾燥が非常に早いので、物品に適用するには時間が不十分である(例えば、比較の実施例、比較例Bで説明するように)。
更なるパラメーターとしては(接着剤が湿式のグルーである場合)、フィルムの水蒸気透過速度(WVTR)がある。出願者はまた、WVTRが同様に湿式のグルーと共に、ラベルの特性や外観に影響を与えることを見出した。いかなるメカニズムよっても束縛されることを望まないが、十分なWVTRが必要とされ、それで水は最終的にフィルムから取り去られる。余りにも低いWVTR、そしてフィルムに及び/又は接着剤に吸収され残った水は、これは水浸しになり、かくてラベルは強度が低下してしまう。例えば、濡れたラベルはその機械的な特性を失い、或いは望ましくない触感を持つようになる。湿式のグルーはまた、ラベルから水を再吸収し、ラベルを移動させたり、物品から落下させたりする。更に、非常に高いWVTRを有するフィルムはまた、フィルムを通して非常に早く水を蒸発させるばかりではなく、いったんラベルが物品に適用されると、物品を使用する間、水がフィルムを通して容易に再吸収され、接着剤を再湿化してしまう。
WVTRの値は通常、ASTM E96のような方法を用いて、2つの条件下;熱帯の(38℃、そして関係湿度90%RH)及び温暖な(25℃、そして75%RH)条件で測定される。他に示されていなければ、ここに与えられたWVTRの値は、熱帯条件下の値である。熱帯のWVTRの値は、温暖な条件下のWVTRの値の、約 2 1/2倍である。
なお更なるパラメーターは、フィルムに適用されたときの、接着剤(例えば湿式グルー)の粘度である。出願人は、機械によって定義された粘度の範囲がまた、接着剤に適用し用いられることを見出した。しばしば、ビンのラインのような、ラベルを貼るステーションでは、湿式のグルーはビンに垂直に適用され、そのため接着剤の流れが発生する。いかなるメカニズムにも束縛されることを望むことなく、接着剤の粘度の上限は、機械のリザーバからアプリケータに、ポンプで送られる接着剤の要求によって限定される。接着剤の粘度の低いほうの限界は、余りにも薄い接着剤ははねを飛ばして不均質性を生じ、そしてビンの外観を台無しにしてしまうので必要とされる。はねを飛ばすことはまた、汚く、不経済であり、そして危険であり、そして例えばラベルを貼る機械は非常にしばしば掃除をすることが必要とされるので、コストが上昇する。ここでは、粘度はPs.aの単位で測定される(1Ps.a=1,000センチポアズ、又はcps)。他に記載がなければ、ここに得られた接着剤の粘度は、24℃で、ブルックフィールド粘度計のような、任意の適当な知られた方法で測定される値である。
更になお他の、パラメーターとしては、ラベルフィルムに適用された接着剤の厚みがある。任意のメカニズムによって拘束されることを望まないが、もし接着剤塗布層が余りにも厚いと、適用されたときラベルの不透明性を増加させるので、ラベルのない外観を損なってしまう。しかしながら、もしグルーの層が非常に薄いと、ラベルに皺が寄ったり、均一に接着しなくなる傾向があり、これはまた貧弱な外観をもたらす。余りにも薄い層のグルーでは、ラベルは物品に接着することが出来ない。接着剤の層の厚みは、ミクロン(1ミクロン=1μm=1×10−6m)の範囲で直接に測定するか、或いは又間接的に、塗布層の深さに相当するので、適用された塗布重量(gmで)を測定する。特に記載がなければ、厚さは、乾燥時の接着剤層の厚さである。
それゆえに、本発明の1つの態様に広く従えば、物品にポリマーフィルムの透明ラベルを適用する方法を提供するものであって、実質的にラベルがない外観を有するラベルを貼った物品を製造する方法であり、以下の工程を含有する。
(a) 以下の性質を有するフィルムを選択すること
(i) 約0.25〜約50gm−2(分)−1のコッブ5分の値(5分間にわたって測定);そして
(ii)約5〜約2000gm−2(24時間)−1の熱帯条件下の水蒸気透過速度(WVTR熱帯、ASTM E96を用い、38℃、90%RHにて測定)、
(b) 約1〜約500Pa.sの粘度を有する液体接着剤を選択すること;そして
(c) 選択されたラベルフィルムを物品に固定するため、選択された接着剤を適用する段階であって、適用の際の物品とラベルの間の接着剤層の厚さが、約25〜約150ミクロンであること。
ここに記載のフィルム及び/又は接着剤を選択するためには、測定の中間の工程が必要とされることが認識されるであろう。フィルム又は接着剤の性質は、直接的に方法の一部として、間接的に他の方法で測定され、そして/又はデータは他の方法で、例えば供給者から(例えば該当製品データシートから)得ることが出来る。
好ましくは工程(c)において、選択された接着剤は、最初に規定の厚さでラベルに適用され、そしてその直後に接着剤を塗布したラベルを物品に適用する。しかしながら、他の態様においては、物品上のある部分に接着剤層を適用し、そしてその後ラベルを直ちに前記のその領域に適用する方法が認識されるであろう。更なる態様において、接着剤は、物品の領域とそしてラベルの両方に適用することが出来、ラベルを直ちにその範囲に適用する。接着剤が選択され、そして適用後には透明となるそのような方法で、ラベルが適用されることが認識されるであろう。
好ましくは、ラベルが貼られる物品は透明であり、更に好ましくはビンのような透明又は着色した容器であり、例えばガラス又はプラスティック(PETのような)から作られたビンである。
好ましくは、本発明の方法は、例えば毎分約300〜約1000、更に好ましくは500〜1000の物品にラベルを貼る、高速のラインにラベルを適用することを含有する。最も高いスピードは、短期間のバーストの際にのみ達成されることが認識される。
好ましいフィルムは、約0.5〜約50gm−2(分)−1の、更に好ましくは約1.0〜約30gm−2(分)−1、最も好ましくは約2.0〜約20gm−2(分)−1、例えば約1.25〜約15gm−2(分)−1のコッブ5分の値を有している。本発明の別の態様において、好ましいフィルムは、約0.7〜約25gm−2(分)−1;更に好ましくは約1.0〜約20gm−2(分)−1、最も好ましくは約1.0〜約10gm−2(分)−1、例えば約1.0〜約5.0gm−2(分)−1のコッブ5分の値を有している。
好ましいフィルムは、約5〜約2000gm−2(24時間)−1、さらに好ましくは約10〜約1000gm−2(24時間)−1、最も好ましくは約100〜約900gm−2(24時間)−1、そして例えば約325〜約875gm−2(24時間)−1の熱帯条件のWVTRを有している。本発明の別の態様において、好ましいフィルムは、約30〜約1000gm−2(24時間)−1、さらに好ましくは約80〜約500gm−2(24時間)−1、最も好ましくは約100〜約400gm−2(24時間)−1、特に約100〜約380gm−2(24時間)−1、そして例えば約130〜約350gm−2(24時間)−1の温暖な条件のWVTRを有している。
好ましくは、液体の接着剤は、約20〜約150Pa.s、更に好ましくは約40〜約150Pa.s、最も好ましくは約70〜約130Pa.s、特に約90〜約120Pa.s、例えば約100〜約120Pa.sの粘度を有する湿式のグルーである。
好ましくは、選択された液体の接着剤は、フィルムそして/又は物品に適用されたとき(即ち接着剤が乾燥される前)、約20%〜約80重量%、更に好ましくは約30%〜約70重量%、最も好ましくは約40%〜約60重量%の、合計の固形分を持っている。
好ましくは、接着剤は適用され、それで乾燥時の接着剤層の厚さは、約10gm−2〜約125gm−2、更に好ましくは約25gm−2〜約90gm−2、そして最も好ましくは約35gm−2〜約60gm−2である。本発明のこれに代わる態様において、接着剤層の乾燥塗布重量は、約25gm−2〜約150gm−2、好ましくは約30gm−2〜約125gm−2、更に好ましくは約50gm−2〜約100gm−2、そして最も好ましくは約60gm−2〜約90gm−2である。
穏やかな滑りの圧力が加えられたとき、フィルムラベルが物品(ガラス瓶のような)の上を滑って移動しなくなるまでの時間が、固定時間である。本発明の方法に従って物品に適用されたラベルは、好ましくは、約1分〜約20分の、更に好ましくは約1分〜約18分、最も好ましくは約2分〜約15分、例えば約5分〜約10分の固定時間を有している。高速瓶詰めのラインにおいて、ラベルをビンへ適用し、充填しラベルを貼ったビンを枠組木箱に置くまでの時間は、一般的に約5分よりも多くかかることはなく、それで発明の新しい他の態様においては、ラベルは少なくとも、約5分後(例えば約1〜約5分)には、即ち木枠に詰められる前に、実質的にビンに固定される。
妥当な剥離の力を用いて、取り除くことが出来なくなるところまで、フィルムラベルを乾燥するために要する時間が乾燥時間である。好ましくは、本発明の方法によって物品に適用されたラベルは、約5分〜24時間の、更に好ましくは約5分〜約2時間;最も好ましくは約20分〜約1時間の乾燥時間を有している。
フィルム
ここに記載のごとく、任意の適当な透明な、及び/又は半透明の湿式のグルーラベルの表面素材は、もしラベルと接着剤がここに与えられたパラメーターを有するよう選択されるなら、任意の適当な湿式グルーと組み合わせて用いることが出来、良好なラベルがないような外観を達成することが認識されるであろう。“透明な”の語は、‘通過して見える’ことを意味するのに反して、“半透明”の語は、‘光が透過し拡散し、そのため向こうの物体を鮮明に見ることが出来ない’ことを意味する。しかしながら、本発明の状況において(明らかに、他の状態を意味するのでなければ)、ここに用いられている半透明なそして透明なという語は、ここでは交互に用いられ、そして一つの語を置き換えることが出来、そして/又は明細書及び請求の範囲いたるところで、他を暗示して用いられている。
本発明の1つの態様において、本発明の方法における湿式グルーラベルとして用いる好ましい支持体は、任意の適当なフィルム(必要により変性した)であり、任意のWO02/074874号;GB0216767.4号、GB0222168.7号、及び/又はGB0222170.3号に記載され、引用され、具現化され、そして/又は例示されている。US6306242号に記載の、任意の透明な、及び/又は半透明なラベルはまた、所望によりここに記載のように着色することが出来る。
本発明の方法において、湿式のグルーラベルに用いるために、性質のバランスを基本として、フィルムを選択していることが理解されるであろう。ラベルは余りにも容易に水を吸収してはならず、或いは水を余りにも容易に浸透してはならず、さもなければ接着剤は欠陥を形成して余りにも早く乾燥してしまう。グルーが、平らに非常に早く乾燥してしまうので、物品にラベルを適用するには時間が不足である。これは、実施例の比較例Bによりここに説明されており、これは高い水の浸透性を示す、未塗布のセルロースフィルムの例である。他の極端な場合、湿式のグルーラベルフィルムは、水に対し極度に不浸透性であってはならず、或いは極度に高い水の障壁を持ってはならず、さもなければ接着剤の乾燥は非常に遅く、そしてラベルは早くその場所に固定することが出来ず、そして容易に剥離してしまう。特にこれは高速のラベルを貼るラインに対し望ましくない。これらの性質は、高い水の高い障壁を有する疎水性のBOPPフィルムである、実施例の比較例Cで説明されている。
望みの最適のパラメーターを有するフィルムを得るため、更なる処理を必要とすることなく、本質的に望みのコッブ5分、そしてWVTRの値を持ったフィルムを選択することが出来る。その代わりに、その外側に望みの範囲が存在するように、フィルムの性質を調整することが出来る。例えば、極めて水を浸透する、そして/又は吸収する(未塗布のセルロースのような)フィルムは、修正して(例えばセルロースフィルムを塗布することによって)その浸透性を減少することが出来る。同様にきわめて高い水に対する障壁を有するフィルム(BOPP又はPLAのような)は、その水の浸透性が増加するように変性(例えば、BOPPやPLAフィルムに微小な孔を開けることで)することが出来る。理想的に、このような修正は、フィルムの透明性に反対の影響を与えることがなく、それで湿式グルーラベルの、ラベルが見えないと言う外観には、反対の影響を与えることがない。例えば、幾つかの塗布層は、好ましくは、適用後に実質的には透明である。同様な理由で、好ましくはいずれの穿孔も、十分に小さく、そして/又はその密度で、見た目には気がつかない穴を含有する。フィルムの適当なミクロな穿孔は、例えば、細かい針の配列、及び/又はレーザーを用いて行われる。
湿式のグルーラベルとしてここに用いることが適当なフィルムは、変性セルロースフィルム(例えば塗布)、及び/又は適当に変性したポリオレフィン、及び/又はポリ乳酸フィルム(例えば微小穿孔による)である。好ましいフィルムは、塗布されたセルロース、マイクロ−穿孔されたBOPP、そして/又はマイクロ穿孔されたポリ乳酸を含有する。更に好ましいフィルムは、任意の公知の方法で作られた、塗布された再生セルロース、及びセルロースフィルムを含有する。例えば、セロファン(登録商標)WSの登録商標でUCBから入手できる、2層のラミネートされたセルロースフィルムに、通常の水障壁の塗布層(ビニルクロライド/ビニルアセテートコポリマー、及び/又はポリビニルアセテート(PVA)のような)を、知られた量だけ塗布し、未塗布のセルロースの水吸収性、及び浸透性を減少させ、ここに明記された範囲内のWVTR及びコッブ5分の値を有する、塗布されたセルロースフィルムを作る。
ここに用いられるセルロースフィルムは、都合よく、両側のいずれもが、或いはまた片側のみが塗布されている。更に都合よく、フィルムは、接着剤が適用されるべき側の上には塗布されていない。最も都合よく、セルロースフィルムは、これがフィルムのハイドロスコピシティ(hydroscopicity)に逆の効果を与える、無機の充填剤のような添加剤を実質的に含んでいない。
矛盾のない結果を得るために、もし他に述べられていないら、或いは文脈が明らかに他を示していないなら、フィルム及び/又は接着剤になされた測定に関するこの値は、同一の条件下でなされたことが認識されるであろう。例えば、他に述べられていないなら、ここの値は、熱帯的な条件(38℃、90%RH)下で測定されている。セルロースフィルムのサンプルは、実質的に試験する前に新しく作られることが好ましく、それでフィルムの任意の以前の吸収歴による任意のヒステリシス効果は、実質的に無視することが出来る。
接着剤
‘湿式のグルー’の用語は、接着剤を固化するため、水が蒸発するか、又は支持体に吸収される、水性のキャリア、及び/又は希釈媒体中に、接着剤を含有する接着システムを意味するものである。任意のこのような水−ベースの接着剤の適当なタイプは、ここにラベルに適用するため用いられる。これに限定されることのない、適当な湿式のグルーのリストとして、植物性のグルー;樹脂セメント;動物性のグルー;プロテイングルー;ラテックスセメント;これらの適当な組み合わせ、及び/又はこれらの適当な混合物を含む。好ましい湿式のグルーは、植物性グルー、樹脂セメント;動物性のグルー及び/又はプロテイングルーであり、更に好ましくは澱粉グルー、カゼイングルー、EVA、PVA及び非−カゼインベースのポリマーグルーである。都合よくは、湿式のグルーは、本質的に強く着色しておらず、更に都合よくは、白色、又は本質的に透明である。これは、ラベル及び/物品を、コントロールされた方法で、追加の着色剤(以下に記載)を用いて調和するように、グルーを計画的に着色することを可能としている。
植物性のグルー(同様に、デキストリン接着剤として知られている)は、一般に澱粉及び/又はその誘導体をベースにしている。植物性のグルーは、しばしば琥珀色から褐色に着色した、比較的廉価な接着剤であり、水分に対する耐性は低く、そして乾燥した接着剤はもろいけれども、高い粘度を有するグルーを作る。透明な澱粉ベースの湿式のグルーが好まれる。
樹脂のセメントは、水性の連続相中に、EVA(エチレンビニルアセテート)及び/又はPVA(ポリビニルアセテート)のようなポリマーのエマルションを含有している。樹脂セメントは多くの支持体に接着することが出来、そして一般に色は白で、乾燥したとき、フレキシブルで透明な接着層を形成する。これらは高度の耐湿性を持っているけれども、コストが他の湿式グルーよりも高く、それで樹脂セメントは、混成のグルーを形成するように、デキストリンとブレンドして用いられる。
動物のそして/又はプロテインのグルーは、二つの大きなタイプを含有し;ホットグルー(動物から誘導される)とカゼイングルー(ミルクから誘導)がある。動物のグルーは、色は琥珀色から褐色で、約60℃で適用され、支持体に適用されたとき、最初は非常に粘着性(しかしながら水で希釈することが出来る)であるが、非粘着性の乾燥フィルムを形成する。カゼインのグルーは、よく淡い色から黄褐色に着色しており、そして室温で適用することが出来、高度の耐湿性を有する接着物を形成し、しばしばビール、シャンペン、そして幾つかのタイプのワインのボトルにラベルに用いられる。
ラテックスセメントの接着剤は、水性の連続相を有するエマルション中の、ラテックスと又は他のエラストマーの配合物である。ラテックスセメントは一般に、白色であり、そして多くの方法で支持体に適用することが出来る。例えば、セメントは二つの部分に適用することが出来、第一の部分は支持体に適用され、そして乾燥され、コンタクト(又は両方向の)セメントとして役立つ層を形成する。或いはラテックスセメントは、一つの面に適用され、乾燥したとき、(一方向セメント)接着剤を形成する。ラテックスセメントはまた、粘着性を残し、そして/又は乾燥して触れることが出来るように(コンタクトセメント)、配合することが出来る。
上記の湿式グルーとして、任意の他の合成又は天然の同等品を、もしグルーがまたここに明記のパラメーターを有しているならば使用することが出来る。
ここに明記された範囲の粘度を有する、選択された適当な湿式のグルーの例としては:
Kaunas University of Technology,Lithuaniaから商品名Modeks KA,KD及びKDsの下で入手可能な、澱粉ベースのラベル用の透明な湿式グルーであり、夫々70〜100Pa.s;70〜100Pa.sそして45〜60Pa.sの範囲内の粘度を有するもの;商業的にKic Krones GmbHからColfix K4002、K40/1、及び又はK40Kのような商品名で入手可能なラベル用のカゼインベースの湿式グルーであり、夫々約70Pa.s;約60Pa.s及び121Pa.sの粘度を有するもの;そして/又はHenkelからOptal 10−7302のような商品名の下で商業的に入手可能な非カゼインベースのポリマーの湿式グルーがある。
ここに、以下のような知られた任意の適用方法;ブラシ及び/又はタオルを用いる;スプレーにより適用する;分散ノズルから適当なアプリケーターを用いる;ロールコーティングによって;転写塗布によって;スクリーン印刷及び/又はカーテンコートを用い、ラベルに直接、又はオフセットのテクニックを用いて、任意の適当な方法が、湿式のグルー接着剤をラベルに適用するため用いられる。選ばれる方法は、用いる湿式のグルーのタイプに、そしてコストに、そして提案されたラベルの応用に対する要求特性に依存する。選択の判定基準は、当業者らには良く知られている。
本発明の更なる様相において、本発明の方法によってラベルが貼られた物品が提供される。好ましくは、物品は透明であり、更に好ましくは透明な又は着色したビンのような容器であり、例えばガラス又はプラスチック(PETのような)から作られたビンである。
本発明のなお更なる様相は、ここに記載の特性で選択されたポリマーフィルムの透明なラベルの使用、及び/又はここに記載の特性で選択された液体の接着剤の使用を提供するものであり、ここに記載の厚さのフィルムに接着剤を適用することによって、ラベルを貼った物品の製造において、実質的に、(i)ラベルを貼った物品上のラベルがない外観;(ii)ここに記載の固定時間そして/又は(iii)ここに記載の乾燥時間を、実質的に達成することにある。
本発明のまたその上の他の様相は、ここに記載のラベルを貼る方法において、その使用のため透明なポリマーフィルムを提供することにあり、ここに記載の性質で選択されたフィルムは、透明な接着剤層をフィルム上に又は夫々の表面に形成するため、フィルムの片側又は両側の表面に、ここに記載の性質で選ばれた液状の接着剤が塗布されており、その、又は夫々の層は、約25〜約150gm−2のウエットの厚みを有している。
本発明の、更なる様相、態様、及び好ましい機能は、請求の範囲の中に記載されている。ここに記載の、本発明の夫々の様相の好ましい態様は、本発明のラベルを貼る方法に対し適切であるとここに明記したものに対応している。一種以上の他の適合したラベルを貼るプロセスの他の適当な様相は、発明のラベルを貼る方法と、そしてここに記載の他の用途、ラベル、ラベルを貼った物品のような本発明の類似した他の様相によって、結び付けられる。
セルロースフィルム中に、適当な(例えば茶色)染料又は顔料を、ビスコースの流れ(又は分散したセルロースを含有する他のメディア)に加えることが出来、または再生されたセルロースフィルム中に吸収させることが出来る。着色剤(タイプと濃度)は、結果として生じるフィルムウエブの色がGB0216767.4号、GB0222168.7号、GB0222170.3号及び/又はPCT/EP03/07775号に与えられた方程式を満足するように選択される(夫々のその内容をここに参考として引用する)。フィルムの色は、前もって測定した、着色した(例えば褐色の)ラベルを貼るガラス瓶の色空間の値に関して選択される。これは与えられた着色したガラス瓶(例えば非常に暗いビールで満たされた暗褐色のビン)上で、結果として、ラベルがない外観を達成する、透明でそして要求される色調のフィルムを製造する。本発明において、使用に適する他のラベルフィルムも同様にして着色される。
印刷されていないラベルの表面(好ましくはセルロースのラベル)は、レーザーを用いて直接マークされ、アルファベットと数字を組み合わせた記号をその上に、例えば日付、製品及び/又は他のコード化した情報を与える。インキを用いることなく、このような情報を提供することは、ラベルのインキの領域(特にエッジ又はコーナー)がその領域の剛性を増加させ、これは特に高速の場合、送り込みのミス、及び/又は位置合わせのミスをもたらすので、マガジンからのセルロースラベルの送り込みを改善する。この発明は、出願人の係属中の出願GB0304735.4号に記載されており、この内容をここに参考として引用する。
高速の工程において、好ましくは少なくとも毎分500の製品を加工するスピードで、ラベルはマガジン内に積み重ねられ、そしてパレット表面上のグルーフィルムを用いてパレットによりマガジンから取り出される。この発明は、出願人の係属中の出願GB0304736.2号に記載されており、この内容をここに参考として引用する。
本発明は、以下の限定することのない実施例と関連して、単に説明のために、詳細をここに記載する。
セルロースラベルの準備
夫々の実施例に用いるフィルム(発明の実施例1及び2、そして比較例A,B及びC)を、以下の方法によって作成した:ツインウエブ(twin web)の再生セルロースフィルムを、ビスコース(9.3%セルロースを含む、6%苛性ソーダ/水中の、セルロースキサンテートの溶液)を、2スロットダイを経て、14%の硫酸水溶液に、一般的なセルロースフィルム流延機を用い、押し出すことにより作製した。しかる後、得られたゲルフィルムを一連の洗浄バスに通し、残った不純物を除去し、その後、透明な、褐色の着色を、ゲルフィルムの中に作るような割合の、0.5%の黄色、赤、そして青の、直接染料の混合物を含むバスの中に通す。更に洗浄して過剰の染料を除去した後、可塑剤(グリセロールとモノ−プロピレングリコールの混合物)を含むバス中にフィルムを通し、そしてまたラミネート接着剤、そしてまた続いてフィルムの表面に適用される(任意の)塗布層の接着を容易にする、アンカー剤としての二つの役目を果たす、メラミンホルムアルデヒド縮合物の樹脂(0.3%)を含むバスに通す。2つのゲルフィルムをその後、一緒に一系列の加熱シリンダーの上に通し、過剰の水を蒸発させ、そして2つのフィルムは積層品として一緒に接着させられる。45ミクロンの厚みを有するこのラミネート品は、別々にその両面の上に、以下に(未塗布のフィルムを除く)記載のラッカーを塗布し、乾燥したとき、夫々の側面上に1ミクロンの塗布層を有する、別々の異なるフィルムを作成した。
実施例1(塗布液‘i’)
ビニルクロライド/ビニルアセテートコポリマーを、テトラヒドロフラン(THF)とトルエンの等量部の混合物に溶解することによって、ラッカーを作成した。このラッカーはここで塗布液‘1’として言及され、そして得られた塗布フィルムは、実施例1として参照される。
実施例2(塗布液‘ii’)
ポリビニルアセテート(SynthomerからMowilith CT5の商品名で商業的に入手可能なPVA)を等量部のテトラヒドロフラン(THF)とトルエンの混合物に溶解してラッカーを作製した。このラッカーをここで塗布液‘ii’として、そして得られた塗布フィルムを実施例2として参照する。
比較例A(塗布液‘a’)
ラッカーを、ポリビニリデンクロライド(PVdC)コポリマーを、THFとトルエンの等量部の混合物に溶解することによって作製した。このラッカーはここで塗布液‘a’として、そして得られた塗布フィルムは比較例Aとして参照され、これは単なる比較の例である。
比較例B
上記のごとく作製された塗布されていない、ラミネートされたセルロースフィルム(ここで、比較例Bとして参照される)はまた、湿式のグルーラベルとして、比較データを提供するため以下にテストされた(この塗布されないセルロースフィルムは商業的にUCBから、セロファン(登録商標)Pの登録商標で入手することが出来る)。
比較例C
通常の塗布されていない、30ミクロンの厚さの、二軸延伸されたポリプロピレン(BOPP)(ここでは比較例Cとして参照)がまた同様に、比較例としてテストされた(このBOPPフィルムは、商業的にUCBから商品名RGPの名称で入手できる)。
これらのフィルム(実施例1,2、そして比較として、比較例A、B、及びC)を、夫々以下に記載の方法でガラス瓶に適用した。夫々の場合に選択した接着剤は、非−カゼインベースのポリマー系水性のグルーであり、これは商業的に2001年9月17日以降、HenkelからOptal 10−7302Mの商品名で入手可能である。グルーは、8.5のpH、59%の固形分含量;そしてBrookfieldの粘度計、RT 7/20 model numberを用い24℃で測定、115Pa.sの粘度を有している。
接着剤の適用とビンへのラベル貼り
フィルムをサンプル85mm×65mmに、型板を用いて、縦方向、フィルムの長さ方向の配向に従って切断した。接着剤(上記参照)を白色のシリコンのゴムマット(15cm×10cm×4mm)上にスパチュラを用いて広げる。No.2のワイヤーを巻いた、K−バーの塗布具を用いて、ゴムマット上に均一な塗布層に、接着剤を引き下げる。カットフィルムサンプルを、一片の紙のティッシュを用いて、接着剤層の上部に押しつけ、そして中央から端にぬぐうことによって、空気の泡をフィルムの下から除去した。フィルムを静かに接着剤から剥がし、そして透明なガラス瓶の上に、ペーパーティッシュを用いて平らにならして適用し、そして静かに真ん中から端にぬぐって空気の泡を除去した。この方法で、約3mlの接着剤を夫々のラベルとビンの間に適用し、これはほぼ75gm−2の接着剤の厚さ/塗布量に相当した。
静かに滑りの圧力を加えたとき、フィルムラベルが、ビンの上で動かなくなるまでの時間を、夫々試験をしたフィルムサンプルについて記録した。フィルムラベルが乾燥して、穏当な剥離力を用いて剥がすことが出来なくなるまでに要する時間を、同様に記録した。フィルムのコッブ5分の値、その温和なWVTR(25℃、そして75RH)、そして固定時間(‘FIX’)、及び乾燥時間(‘Dry‘)の間の関係を比較した(表1参照、ここではNMは‘測定せず’を示す)。
Figure 2006523162
結果
実施例1
セルロースラベルフィルムであり、湿式のグルーを用いてビンに適用したとき、これは美的に満足される、ラベルが見えない外観を有していた。塗布層‘i’は、湿式グルーの乾燥、そしてラベルの固定について、最良の領域の中に入るように、セルロースフィルムの吸収性のパラメーターを修正している。
実施例2
実施例2は、湿式のグルーを用いてビンに適用したとき、丁度合格に相当する、ラベルが見えない外観を有しているセルロースフィルムラベルである。塗布層‘ii’は、グルーから見えるむき出しの欠陥を十分に減少するように、セルロースフィルムの吸収パラメーターを修正している。しかしながら、接着剤の外観は、更になお改善されるであろう。いかなるメカニズムにも束縛されることを好まないが、接着剤からの早い水の移動によって、ラベルはビンに非常に短い時間で固定されると信じられる。僅かに遅い固定時間は、更に均一な接着剤フィルムを形成するためには、多くの時間を必要とし、その結果として、更に一層ラベルの外観を改善する。それで、最上のフィルムでさえも、約10gm−2(分)−1よりも少ないような、実施例2よりも僅か低いコッブ5分の値を持つことが出来る。
比較例A
フィルムが、比較例Aを、実験室の条件でビンに固定しようとして、塗布層‘a’をたとえセルロースに適用したとしても、その固定時間は、商業的にボトルを詰めるラインで一般的に遭遇する速いスピードでは、十分には速くはない。長い乾燥時間はまた、比較例Aが、良く知られた“アイスチェスト試験(ice chest test)”のようなラベルを貼ったビンに対する、ある好ましい追加の要求を、パスしないことを意味する。
比較例B
未塗布のセルロースラミネートの比較例Bは、湿式のグルーが適用されたラベルとして望ましくないことが確認される。比較例Bは、ゴムマットから取り除くことが出来ず、そしてビンに適用することが出来なかった。いかなるメカニズムにも縛られることを好まないが、比較例Bは非常に高いコッブ5分の値を有しているので、フィルムは接着剤から非常に早く水を吸収し、それでラベルを取り除きビンの上に置く時間を与えず、フィルムはマット上の所定の位置に殆ど即座に固定されてしまう。
比較例C
この未塗布の疎水性のBOPPのコッブ5分の値は0であり、そして非常に低い熱帯系WVTR(本質的に比較例Cは、水を通さない)を有している。再びいかなるメカニズムにも縛られることを望まないが、ラベルがビンに適用された後、水は容易に濡れたグルーから逃げることが出来ないと信じられる。水は、水の障壁として作用する2つの層の間に閉じ込められる(ガラス瓶とBOPPフィルム)。接着剤は乾燥することが出来ないので(少なくとも任意の妥当な時間の尺度で)、ラベルは液状の接着剤層上で滑って、容易にビンから取り除くことが出来る。このBOPPフィルムは、湿式のグルーラベルとして働くには、非常に高い水のバリアー性そして不十分な水の吸収性を持っていることが分かる。

Claims (53)

  1. 物品にポリマーフィルムの透明なラベルを適用する方法であって、実質的にラベル−なしの外観を有する、ラベルを貼った物品を製造する方法であり、
    (a)以下の性質を有するフィルムを選ぶこと
    (i) コッブの値が(5分間にわたって測定)、約0.25〜約50gm−2(分)−1;そして
    (ii)熱帯条件下の水蒸気透過速度(ASTM E96を用い、38℃、そして90%RHで測定したWVTR熱帯)が、約5〜約2000gm−2(24時間)−1
    (b)約1〜約500Pa.sの粘度を有する液体の接着剤を選ぶこと;そして
    (c)選ばれたラベルフィルムを物品に固定するため、選ばれた接着剤を適用する工程であって、ここで施工上の物品とラベルの間の接着剤層の厚さが、約25〜約150ミクロンの厚さであること、
    の工程を含有する方法。
  2. 工程(a)で選ばれたラベルフィルムが、セルロース、セルロース誘導体、ポリオレフィン、および/又はポリ乳酸から作られたポリマーフィルムを含有する、請求項1に請求のラベルを貼る方法。
  3. フィルムが、セルロース、微−小孔を開けた二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)、及び/又は微−小孔を開けたポリ乳酸(PLA)を含有する、請求項2に請求のラベルを貼る方法。
  4. フィルムが、再生セルロースを含有する、請求項3に請求のラベルを貼る方法。
  5. 工程(a)で選ばれたラベルフィルムが、約0.5〜約50gm−2(分)−1のコッブ5分の値を有する、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  6. コッブ5分の値が約1.0〜約30gm−2(分)−1である、請求項5に請求のラベルを貼る方法。
  7. コッブ5分の値が約2.0〜約20gm−2(分)−1である、請求項6に請求のラベルを貼る方法。
  8. コッブ5分の値が約1.25〜約15gm−2(分)−1である、請求項7に請求のラベルを貼る方法。
  9. コッブ5分の値が約0.7〜約25gm−2(分)−1である、請求項6に請求のラベルを貼る方法。
  10. コッブ5分の値が約1.0〜約20gm−2(分)−1である、請求項9に請求のラベルを貼る方法。
  11. コッブ5分の値が約1.0〜約10gm−2(分)−1である、請求項10に請求のラベルを貼る方法。
  12. コッブ5分の値が約1.0〜約5.0gm−2(分)−1である、請求項11に請求のラベルを貼る方法。
  13. 工程(a)で選ばれたラベルフィルムが、約10〜1000gm−2(24時間)−1のWVTR熱帯を有する、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  14. WVTR熱帯が約100〜約900gm−2(24時間)−1である、請求項13に請求のラベルを貼る方法。
  15. WVTR熱帯が約325〜約875gm−2(24時間)−1である、請求項14に請求のラベルを貼る方法。
  16. 工程(a)で選ばれた、ラベルフィルムがまた、約30〜約1000gm−2(24時間)−1の温和な水蒸気透過速度(ASTM E96を用い、25℃そして75%RHで測定したWVTR温和)を持つように選択された、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  17. WVTR温和が、約80〜約500gm−2(24時間)−1である、請求項16に請求のラベルを貼る方法。
  18. WVTR温和が、約100〜約400gm−2(24時間)−1である、請求項17に請求のラベルを貼る方法。
  19. WVTR温和が、約100〜約380gm−2(24時間)−1である、請求項18に請求のラベルを貼る方法。
  20. WVTR温和が、約130〜約350gm−2(24時間)−1である、請求項19に請求のラベルを貼る方法。
  21. 工程(b)で選ばれた液体接着剤が、一種又はそれ以上の;植物性のグルー;レジンセメント;動物性グルー;プロテイン性グルー;ラテックスセメント;これらの適当な組み合わせ、及び/又はこれらの適当な混合物である、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  22. 湿式のグルーが、植物性グルー、レジンセメント;動物性グルー及び/又はプロテイングルーを含有する、請求項21に請求のラベルを貼る方法。
  23. 湿式のグルーが、澱粉グルー、カゼイングルー、EVA、PVA、及び/又は非−カゼインベースのポリマーグルーである、請求項22に請求のラベルを貼る方法。
  24. 湿式グルー(随意のいずれの着色剤も添加される前)が、透明及び/又は白色である、請求項23に請求のラベルを貼る方法。
  25. 工程(b)で選択された接着剤が、約20〜約150Pa.sの粘度を有している、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  26. 粘度が約40〜約150Pa.sである、請求項25に請求のラベルを貼る方法。
  27. 粘度が約70〜約130Pa.sである、請求項28に請求のラベルを貼る方法。
  28. 粘度が約90〜約120Pa.sである、請求項27に請求のラベルを貼る方法。
  29. 粘度が約100〜約120Pa.sである、請求項28に請求のラベルを貼る方法。
  30. 工程(c)において、接着層が乾燥前、約20%〜約80重量%の合計固形分含量を有している、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  31. 固形分含有量が約30%〜約70重量%である、請求項30に請求のラベルを貼る方法。
  32. 固形分含有量が約40%〜約60重量%である、請求項31に請求のラベルを貼る方法。
  33. 工程(c)において、適用された接着剤の厚さが(乾燥時に測定)、約10gm−2〜約125gm−2である、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  34. 乾燥厚さが、約25gm−2〜約90gm−2である、請求項33に請求のラベルを貼る方法。
  35. 乾燥厚さが、約35gm−2〜約60gm−2である、請求項34に請求のラベルを貼る方法。
  36. 乾燥厚さが、約25gm−2〜約150gm−2である、請求項35に請求のラベルを貼る方法。
  37. 乾燥厚さが、約30gm−2〜約125gm−2である、請求項36に請求のラベルを貼る方法。
  38. 乾燥厚さが、約50gm−2〜約100gm−2である、請求項37に請求のラベルを貼る方法。
  39. 乾燥厚さが、約60gm−2〜約90gm−2である、請求項38に請求のラベルを貼る方法。
  40. 工程(c)の後、穏やかな滑りの圧力が適用されたとき、ラベルフィルムが物品上を移動しなくなるまでに要する時間(ここで固定時間として引用)が、約1分〜約20分である、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  41. 固定時間が約1分〜約18分である、請求項40に請求のラベルを貼る方法。
  42. 固定時間が約2分〜約15分である、請求項41に請求のラベルを貼る方法。
  43. 固定時間が約5分〜約10分である、請求項42に請求のラベルを貼る方法。
  44. 固定時間が約1分〜約5分である、請求項41に請求のラベルを貼る方法。
  45. 工程(c)の後、穏当な剥離力を用いて、フィルムを取り除くことが出来ない点まで、ラベルフィルムを乾燥するために要する時間(ここでは乾燥時間として引用)が、約5分〜約24時間である、任意の前記請求項に請求のラベルを貼る方法。
  46. 乾燥時間が、約5分〜約2時間である、請求項45に請求のラベルを貼る方法。
  47. 乾燥時間が、約20分〜約1時間である、請求項46に請求のラベルを貼る方法。
  48. ラベルを貼られた物品が、ガラス及び/又はポリエチレンフタレート(PET)を含有する、着色した及び/又は透明な容器を含有する、請求項47に請求のラベルを貼る方法。
  49. 物品が、着色した又は透明なガラス瓶である、請求項48に請求のラベルを貼る方法。
  50. ラベルが、毎分約300〜約1000ラベルの速度で物品に適用される、任意の前記の請求項に請求のラベルを貼る方法。
  51. ラベルが、ラベルがない外観を物品上に有している、任意の前記の請求項において請求の、ラベルを貼る方法によって得られた及び/又は得ることが出来る、ラベルを貼った物品。
  52. 任意の請求項1〜20に記載の性質で選択されたポリマーフィルムの透明なラベルを使用すること、そして/又は任意の請求項1及び21〜29に記載の性質で選ばれた、液体の、水性の、湿式グルー接着剤を使用することにあり、任意の請求項1及び30〜39に記載の厚さに、接着剤をフィルムに適用することによって、ラベルを貼った物品を製造するに当たって、(i)ラベルを貼った物品上の、ラベルのない外観(ii)任意の請求項40〜44に記載の固定時間、及び/又は(iii)任意の請求項45〜47に記載の乾燥時間を実質的に達成する製造方法。
  53. 任意の請求項1〜50に記載の、ラベルを貼る方法に使用する透明なポリマーフィルムであって、このフィルムは、任意の請求項1〜20に記載の性質で選択され、フィルムは、片面又は両方の表面を、任意の請求項1及び21〜29に記載の性質で選ばれた、液体の、水性の、湿式のグルー接着剤で塗布され、フィルムの表面上又は各々の表面上に、その、又は各々の層が、約25〜約150gmのウエットの厚さを有する、透明な接着剤層を形成する接着用ラベル。
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