JP2006520143A - アンテナに対して送受信器を作動させるための回路配置 - Google Patents

アンテナに対して送受信器を作動させるための回路配置 Download PDF

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Abstract

本発明は、アンテナ(2)に対して送受信器(S/E装置)(1、1’、1’’、1’’’)を作動させるための回路配置に関する。この回路配置により、多数のS/E装置を送受信出力の点でほとんど損失なしに、また装置の信号分岐の相互の影響をほとんど伴うことなく作動させることができる。この目的のために共通のアンテナと各S/E装置の間に減衰補償用のスイッチングユニット(3、3’、3’’、3’’’)(補償器)が配置されている。補償器の全ての送受信分岐は相互接続ユニット(4)を介してアンテナと接続されている。送信分岐(5、5’、6、6’)はそれぞれ1個のアイソレータ(15、15’、16、16’)を介在させて受動コンバイナ(9、11)によって組み合わせられ、コンバイナ内の減衰を補償するために前記分岐の送信増幅器の初期出力が増幅されている。到来信号はスプリッタ(10、12)により補償器の各周波数帯の受信分岐(7、7’、8、8’)の全てに分配され、信号の減衰は相互接続ユニットの増幅器によって補償される。相互接続ユニットはデュプレックス分離フィルタ(13、14)を有していて、周波数分岐の信号経路を分離できるようになっている。

Description

本発明は、DE19913064C1により公知であり、主請求項の前段部に記載された回路配置に関する。より詳細には、本発明は到来信号の受信にも送信信号の放射にも共通に用いられるアンテナに対して同時に複数の送受信器(S/E装置)を作動させるための回路配置に関する。更に本発明は、アンテナと各S/E装置の間にそれぞれ、当該アンテナを対応するS/E装置と接続している高周波ケーブル内に生じる減衰を補償するためのスイッチングユニット(保障ユニット)が配置されている回路配置に関する。
自動車内では、例えば移動無線器はハンズフリー装置と高周波ケーブルを通して自動車に設けた外部アンテナと接続されている。これは一方では、送信時にそのような移動無線器から出る放射を運転手から遠ざける働きをする。他方では、自動車がファラデー箱として作用することから、外部アンテナを使用することにより到来信号の受信を改善できる。しかし移動無線器若しくはハンズフリー装置を外部アンテナと接続している高周波ケーブル内で、信号の望しくない減衰が生じる。従って、移動無線における性能仕様の許容される誤差は狭いので、それにより送信時及び/又は受信時に問題が生じる恐れがある。これに対処するために、発生する減衰を補償するためのユニット、いわゆる補償ユニットとして働く補償器を移動無線器とアンテナとの間に配置することが知られている。これは特殊な増幅ユニットであり、出力増幅器を有する一以上の送信分岐と、受信増幅器を有する一以上の受信分岐とを備えている。好ましくは、接続された移動無線器から出る送信信号を検知することに基づく切替えコンポーネントによって、補償器の送信分岐又は受信分岐が選択的に信号経路に切り替えられる。場合によってはこのような装置はマルチバンド対応である。この場合、装置は複数の送受信分岐を備えており、送信信号若しくは受信信号はその特定の周波数帯への従属関係に応じて、いわゆるダイプレックスフィルタにより、対応する周波数帯用に設計された送信分岐若しくは受信分岐に送られる。このような減衰補償のための回路配置は、例えば冒頭に記載したDE19913064C1により開示されている。
DE19913064C1
通信インフラストラクチャーがますます拡大し、情報需要が絶えず増大し、テレマティックサービスの利用が増えていることに関連して、例えば自動車内ではデュアルバンド若しくはマルチバンド対応の移動無線器だけでなく、場合によって複数の送受信器も同時に作動されるようにした開発が目立っている。しかしこの場合、このように複数のS/E装置に対してそれぞれ追加の外部アンテナを自動車に設けることは望ましくない。それゆえそのような複数の装置若しくはそれらに付属する端末装置(例えばハンズフリー装置)の送受信分岐が共通のアンテナにまとめられる。知られている限り、これは従来技術における、いわゆる受動コンバイナとスプリッタによって行われ、そこで装置の送信信号が組み合わせられるか、又は装置に固有の受信信号が分配される。S/E装置が同じ周波数帯で作動する装置である場合、例えば送信信号を共通アンテナに組合せることは、いわゆるλ/4線からなるスター構造を介して行われる。λ/4線は所定の信号遅延と、従って、当該線を通過する信号の位相ずれを引き起こし、またある装置の送信分岐から別の送信分岐に送信信号が漏れるという望まれない現象が、ウェーブの消滅によってほぼ防止されるように相互接続される。このようにすることによって、例えば2台のGSM装置を組み合わた場合において、装置の相互の影響を防止するために、これらの装置の間で約30dBの減衰が達成される。しかしこれは具体的な送信事例においては、まだ満足すべきものではない。更に上述の構造では、実効信号には少なくとも3dBの損失が生じる。即ち、GSM900から最初に放射された出力2Wのうち、アンテナに到達する送信出力は最大1Wである。さらに不利なのは、λ/4線の構造は、GSM900帯域又はGSM1800帯域のいずれかで作動する、いわゆるデュアルバンド携帯電話の駆動には適していない点である。なぜならば、信号の波長を基準とするGSM900帯域のλ/4線は、GSM1800帯域とそのより短い波長を基準とすればλ/2線として作用するからである。従って、そのような構造に案内される2台のS/E装置の信号経路の間でのウェーブ消滅に基づく減衰は、上述の配置によってはGSM900とGSM1800に対して同時に達成されない。
本発明の課題は、複数のS/E装置を送受信出力の点でほとんど損失なしに、共通アンテナに対して複数のS/E装置を作動させることを可能にする回路配置を提供することである。そのうえ複数の装置の信号分岐の相互の影響を回避する。さらに好適な設計において、回路装置は種々の異なる周波数帯で作動する複数の装置の作動を可能にする。
上述の課題は主請求項の特徴部に記載した特徴を有する回路配置によって解決される。本発明の有利な構成若しくは拡張が従属請求項に記載されている。
提案された回路配置では、共通アンテナに対して複数のS/E装置を同時に作動させるために、当該アンテナをそれぞれのS/E装置と接続している高周波ケーブル内に発生する減衰を補償するための回路配置(補償ユニット−補償器)が自体公知の様式で配置されている。補償器は出力増幅器を有する一以上の送信分岐と、受信増幅器を有する一以上の受信分岐とを備えており、これらの分岐はS/E装置が信号を受信するか、又は送信するかに応じて、選択的に信号経路に切り替えられる。これは装置側において、やはり公知の様式で、選択回路又は当該S/E装置の送信信号を検知する検知器回路により切り替えられる送受切替え器又は高周波切替えスイッチを用いて行われる。しかしながら本発明では補償ユニット若しくは補償器の全ての送受信分岐は、特殊な相互接続ユニットを介してアンテナと接続されており、当該相互接続ユニット内で、信号の流れ方向で見て、一周波数帯に属する補償器の送信増幅器の出口に現れる全ての送信信号は、一個以上の受動組合せ器(以下、受動コンバイナとも言う)によって組み合わされてデュプレックス分離フィルタに送られ、当該デュプレックス分離フィルタから場合によって設けられる別のフィルタユニットを通ってアンテナに送られる。アンテナに到来して同じ周波数帯に属する補償器の受信分岐に送られる受信信号は、場合によって設けられる別のフィルタユニット及びデュプレックス分離フィルタを通り、このデュプレックス分離フィルタにより送信信号の信号経路から分離されて、増幅器及びスプリッタを介して受信増幅器の入口に送られる。この場合、送信分岐に関しては、送信増幅器の出口と、当該送信増幅器と直接接続されている相互接続ユニットの受動コンバイナとの間に、対応する送信増幅器の送信信号のみを通過させる遮断素子(アイソレータ)が配置されている。さらに補償器の全ての送信増幅器の出力は、当該補償器の後段に設けられた受動コンバイナ内で発生する送信信号の減衰に応じて増幅されている。受動コンバイナ内で生じる減衰を補償ユニットのそれぞれの送信増幅器において別個に補償し、またアイソレータを使用することにより、個々の補償ユニットの信号経路の間の相互変調、即ち出力増幅器若しくは送信増幅器の出口が他の送信分岐の増幅された送信信号によって影響されることが確実に防止される。しかしこのような手段は到来する受信信号については必要ない。それゆえ、受信信号を補償器の受信増幅器に受動的に分配するスプリッタで生じる減衰は、スプリッタの前段に接続されており、且つある周波数帯の全ての受信分岐に共通に作用する、相互接続ユニットの増幅器によって補償される。上述の構造によりこの回路配置はデュプレックス対応であり、しかもこの回路で作動させられるS/E装置自体がデュプレックス対応であるか否かに関わりない。このようにすることによって、一台以上のS/E装置が送信する一方で、同時に他のS/E装置が同じ回路配置を通して受信することが可能である。
本発明による回路配置の更なる好適な態様においては、補償器は装置側に、即ちS/E装置の側に向かって、ダイプレクサを介して結線された、種々の異なる周波数帯を増幅するための送受信分岐を有する。この場合、相互接続ユニットもそれに従って構成されており、補償器により増幅された送信信号及び補償器に送られた受信信号は、それらの周波数帯に応じて種々の異なる周波数分岐を通って相互接続ユニットに送られる。この構成によれば、アンテナに向かって一個以上の相互接続ユニットのデュプレックス分離フィルタの後段に配置されているフィルタユニットの一個以上は、いわゆるダイプレクサと呼ばれる周波数帯分離フィルタである。このダイプレクサによって、相互接続ユニットの種々の異なる周波数分岐を通して送られる送信信号が、さらにアンテナに送られる前に互いに組み合わせられ、同様に到来する受信信号は互いに分離される。しかもこの構成形態において、本発明による回路配置の基本的な説明中に挙げた相互接続ユニットのコンポーネントが、各々の周波数分岐に対して存在している。これに従い、相互接続ユニットの各周波数分岐は、受動コンバイナ、デュプレックス分離フィルタ、スプリッタ及び当該スプリッタの前段に接続された増幅器の一以上からなる。ダイプレクサを、外部の(例えば相応に構成された、即ち切替え可能な移動無線器)によって制御される切替えスイッチに置き換えることも原則的に考えられる。この回路配置によって原則的に種々の異なる周波数帯で作動するS/E装置を作動できるが、この場合、同時に作動できるのは常に一つの周波数帯で作動する装置に限られるという制限が生じる。
実用的な構成形態において、相互接続ユニットは2つの周波数分岐を有する。これらの周波数分岐は、当該回路配置が種々の異なる周波数帯のネットで使用される複数の移動無線器の作動に適するように設計されている。従って、今日ほとんどの移動無線に使われているGSMスタンダードに関して言えば、この回路配置によって、例えば選択的にGSM900ネット及び/又はGSM1800ネットで作動する複数の移動無線器(携帯電話等)を1台のアンテナで作動できる。
回路配置及び場合によっては上述した付属ユニット、特に補償器及び相互接続ユニットがモジュール構造になっていることが好ましい。このようなモジュール構成において、出力増幅器の出口と受動コンバイナとの間で、好ましくは相互接続ユニットを実現するモジュールにアイソレータが組み込まれている。この場合、アイソレータは送信信号に対する受動コンバイナの各入口の前段に接続されている。
さらに、回路配置の有利な構成形態においては、補償ユニットの出力増幅器が市販の増幅器基本モジュールで実現できるようになっている。送信出力がGSM900ネットでは2W、GSM1800ネットでは1WのGSMスタンダードの要件と、一個以上の受動コンバイナにおいて発生する減衰を補償するために出力を高めるという必要性に鑑み、出力4W若しくは2Wの基本モジュールの使用が考慮される。回路配置に設けられた最大数のS/E装置を作動させ、またそれらと連携する相互接続ユニットを具体的に構成するために必要である限り、そのような基本モジュールを適切に相互に接続することによって相応の出力を達成できる。この場合は、本発明の可能な構成によれば、ある周波数帯に対する送信増幅器がそれぞれ補償ユニットの内部で、いわゆる90°ハイブリッドの出口と入口で相互に接続される。
本発明の実用的な実施形態においては、この回路配置によって1台のアンテナに対して最大限作動可能なS/E装置の数に関して、そのために必要なコンポーネントの数、特に受動コンバイナの数を所定の階層化によって増加させるようにする。それによると回路配置は、数に関して2の累乗(組合わせの累乗)に相当する台数のS/E装置(組合せ最大値)を常に同時に作動させるように設計されている。これは、回路配置が2、4、8台等のS/E装置を同時に作動させるように設計されていることを意味する。従って、そのような階層化に準拠した本発明による回路配置の構成形態によって、例えば6台のS/E装置を作動させようとするならば、この目的のために最大8台のS/E装置の作動を可能にする構成形態が使用されるであろう。この場合、送信信号に対する送信経路内にある相互接続ユニットの各周波数分岐は、組合せ最大値から1だけ減じた数の受動コンバイナ(つまり最大8台のS/E装置を作動させるために7台の受動コンバイナ)を有している。これらの受動コンバイナは組合せの累乗に相当する数の縦続接続段(つまり再び最大8台のS/E装置を作動させるとすると、3縦続接続段、即ち2=8)で互いに結線されている。その一方で受信信号用の付属の信号経路のスプリッタは、この信号経路を組合せの最大値に相当する数の信号経路に分割する。受動コンバイナの数の方が多いために(この点と縦続に関する詳細は実施形態参照)、これらのコンバイナで発生するS/E装置の送信出力の減衰は必然的に増加する。従って、補償器の出力増幅器の出力は十分に高めなければならない。即ち、好ましくは、各コンバイナ段又は縦続接続段について補償ユニットの各出力増幅器の出力は、それぞれの出力増幅器を介して送られるS/E装置の送信信号の出力を基準にして2倍にされる。
既に言及したように、相互接続ユニットのデュプレックス分離フィルタ(或いはマルチバンド対応構成の場合はダイプレクサ)とアンテナとの間に配置される別のフィルタユニットは、例えば高調波フィルタである。さらに、デュプレックス分離フィルタ若しくはダイプレクサとアンテナとの間に、残余の回路部分を静電気放電から保護するESD保護ユニットが配置されていることが好ましい。本発明による回路配置のモジュール構造において、高調波フィルタ及び/又はESD保護ユニットは、相互接続ユニットを構成するモジュールの、アンテナ側に配置された構成部材であることが好ましい。
以下に、本発明を実施形態に基づいて再度詳細に説明する。
図1は、本発明による回路配置の概略的なブロック回路図を示す。これは1台のアンテナ2に対して2台のS/E装置1、1’を一緒に作動させるための実施形態である。従来技術で公知のように、各S/E装置1、1’とアンテナ2との間に、S/E装置1、1’をアンテナ2と接続している高周波ケーブル内に生じる減衰を補償するための補償ユニット3、3’が設けられている。図示の例においては、デュアルバンド対応補償器3、3’であり、GSM900帯域とGSM1800帯域のいずれでも作動を可能にする。両補償器3、3’の全ての送受信分岐5、5’、6、6’、7、7’、8、8’は、相互接続ユニット4につながっている。相互接続ユニット4については図2に基づいて詳細に説明する。
図2には、図1の回路配置を同様にブロック回路図として示したが、やや詳細に表現されている。この図では補償器3、3’のコンポーネントもやや詳細に示されている。図2より両補償器3、3’がいわゆるデュアルバンド補償器であることが分かる。デュアルバンド補償器は、デュアルバンド携帯電話の作動か、又はGSM900携帯電話若しくはGSM1800携帯電話1、1’の選択的な作動を可能にする。そのために送受信信号は装置側でダイプレクサ23、23’を通して送られる。ダイプレクサ23、23’は、送信時にGSM900送信信号が補償器3、3’の4ワット増幅モジュールに送られ、GSM1800信号がその2ワットモジュールに送られることを確実にする。補償器3、3’の増幅モジュールの給電線には、それぞれ高周波切替えスイッチ19、19’、20、20’が配置されている。これらの高周波切替えスイッチは、送信信号が発生すると検知器21、21’、22、22’によって送信分岐5、5’、6、6’に切り替えられる。図においては、補償器3、3’の全ての高周波切替えスイッチ19、19’、20、20’が、それらの受信分岐 7、7’、8、8’が信号経路に接続するように切り替えられている。これは回路配置の基本状態に対応しており、GSM900信号であるかGSM1800信号であるかにかかわらず、到来信号を受信する用意ができている。既に説明したように、送信分岐5、5’、6、6’への切替えは、それぞれ送信信号を検知した場合にしか行われない。送信信号が出てこないと、付属の高周波切替えスイッチ19、19’、20、20’は直ちに再び基本状態に移行する。両補償器3、3’のそれぞれの送信分岐5、5’、6、6’、即ち一方ではGSM900帯域に対する送信分岐5、5’、他方ではGSM1800帯域に対する送信分岐6、6’は、出口側でそれぞれ受動コンバイナ9、11につながっている。従来技術により公知のように、受動コンバイナでは信号分岐の組合せが行われるだけである。ここで生じる減衰を補償するために、補償器3、3’の送信分岐5、5’、6、6’内に設けた出力増幅器の出力は相応に高められていることが分かる。これによるとGSM900帯域に対する送信増幅器の出力は本来必要とされる2Wではなく4Wであり、GSM1800分岐の出力は必要とされる1Wではなく2Wである。両補償器3、3’の同じ周波数帯の送信分岐5、5’、6、6’の間で混信を防止するために、送信増幅器の出口と、これに接続されている受動コンバイナ9、11との間に、特殊な遮断フィルタ15、15’、16、16’、いわゆるアイソレータが配置されている。アイソレータは、上述した本発明の構成形態によれば、相互接続ユニット4の構成部材であってもよく、或いは図示の例のように、出力増幅器の出口のすぐ後方に配置してもよい。送信信号は受動コンバイナ9、11で組み合わせられて、コンバイナから回路配置のデュプレックス性を可能にするデュプレックス分離フィルタ13、14と、別のフィルタユニット24、25を通ってアンテナ2に送られる。これとは逆の方向でアンテナ2に到来する受信信号はフィルタユニット25、24を通ってデュプレックス分離フィルタ13、14に送られ、ここからスプリッタ10、12を介して補償器3、3’の受信増幅器に分配される。これにより到来する受信信号は、図面に略示されている両S/E装置(携帯電話)1又は1’の一方が送信動作中でない限り、その周波数帯にかかわらず、S/E装置1、1’と接続するために設けられた、回路配置の両高周波差込継手若しくはプラグコネクタに印加される。もちろんスプリッタ10、12によっても受信経路内で信号の減衰は引き起こされる。しかしこの減衰は、両補償器3、3’に対して共通の増幅器17、18によって、送信経路5、5’、6、6’とは異なる方法で補償され得る。図面から分かるように、この増幅器はそれぞれのスプリッタ10、12の前段に接続されている。
図1及び図2で2台のS/E装置1、1’の作動について示された本発明による回路配置は、基本的には、2台より多くのS/E装置1、1’、1’’、1’’’の作動に対するように変更できる。図3に、2台より多くのS/E装置の作動のために使用するという観点から、本発明による回路配置の可能な変更を概略的に示す。請求項及び本発明による解決の説明において記されているように、補償器3、3’、3’’、3’’’の送信分岐は1台以上の受動コンバイナによって組み合わされる。それゆえ図3は、図2に示す回路配置の一部、より正確に言えばコンバイナ9、9a、9bの範囲の設計を表現したものである。この表現は、好適な変形態様において最大4台のS/E装置1、1’、1’’、1’’’を作動させるための本発明による回路配置の構成に関するものである。この構成により、補償器の送信分岐はそれぞれ対を成すように組み合わされる。これは、複数の受動コンバイナ9、9a、9bを複数のレベルで縦続することによってなされる。ここから明らかになるのは、この変形態様に従い最大限作動させ得るS/E装置1、1’、1’’、1’’’を2倍にする度に、コンバイナの別のレベルが必要となり、それに応じてコンバイナ自体の数が増すということである。同時に、本実施態様は最大限作動させ得るS/E装置1、1’、1’’、1’’’の数は、2の累乗によって段階的に増加することも認識される。これは即ち、例えば6台のS/E装置を作動させたい場合には、最大8台のS/E装置を作動できる本発明による回路配置の実施態様が必要とされるということを意味する。この場合、受動コンバイナ9、9a、9bの必要な縦続接続段I、IIの数は、それぞれの2の累乗に相当する。つまり、2台、即ち2のS/E装置の駆動は各周波数分岐について1台の受動コンバイナを要求するが、最大4台のS/E装置の駆動は計3台の受動コンバイナからなる2列の縦続を要求するというように続く。これとの関連において図4は、図1に示すブロック回路図を再度4台のS/E装置1、1’、1’’、1’’’を作動させるための回路配置の構成形態を示す。
既に述べたように、作動されるS/E装置1、1’’の数が増加すると補償器3、3’の送信分岐5、5’、6、6’内の出力増幅器の必要な送信出力も増大する。これは必要なコンバイナ9、9a、9b、11の数の増加と、それに基づく当該回路部分における減衰の増加を伴う。そのため各コンバイナ段の減衰を少なくとも3dBと仮定すると、出力増幅器の出口で2台の補償器3、3’を組み合わせるためにはGSM900帯域では4Wの出力が必要とされ、GSM1800帯域の場合は2Wの出力が必要とされる。従って、最大4台のS/E装置1、1’、1’’、1’’’に必要な出力は、GSM900帯域では8Wに増加し、GSM1800帯域では4Wに増加する。コンポーネントをモジュール状に構成した本発明の好適な実施形態によれば、この増幅器出力を提供するために出力2Wの標準モジュールを使用する。以上の考察に従い、場合によって必要となる4W、8W、さらには16Wというより高い出力を達成するためには、相応の数の標準モジュールを組み合わせる。これはいわゆる90°ハイブリッド27、28によって行われる。このことは、基本モジュールからなる出力増幅器を備えた送信分岐5、図5によって視覚的に示す。
既に何度か言及したλ/4線のスター結線に関して、従来技術による公知の方法を再度図6に示す。これによると例えば2本の送信分岐は、2本のλ/4線によってまとめられ、例えば100オームの抵抗Rを通して互いに接続されることによって組み合わせられる。この場合、両分岐の間で抵抗を介して波が直接伝達され、また、位相をずらすように作用するλ/4線を介して180°位相がずれた電波が伝達される。これはそれぞれ送信分岐の接続点において電波の消滅を招き、両分岐の相互絶縁を生じさせるので、場合によってはある送信分岐から別の送信分岐に移行する信号が約30dB減衰される。受動的にのみ作用する回路配置が有する不十分な点については既に説明したが、それらは本発明による回路配置によって解決される。
本発明に係る回路配置の概略的なブロック回路図を示す。 図1の回路配置のより詳細なブロック回路図を示す。 4台の送受信器を作動させるように構成された図2の回路配置の一部を示す。 4台の送受信器を作動させるように構成された図1のブロック回路図を示す。 総出力を増加させるための補償器を構成する2つの基本モジュールの送信分岐の相互接続回路を示す。 従来技術のλ/4線を用いた信号経路の組合せを示す。
符号の説明
1、1’、1’’、1’’’ 送受信器(S/E装置)
2 アンテナ
3、3’、3’’、3’’’ 補償ユニット(補償器)
4 相互接続ユニット
5、5’ 出力増幅器を有する送信分岐
6、6’ 出力増幅器を有する送信分岐
7、7’ 受信増幅器を有する受信分岐
8、8’ 受信増幅器を有する受信分岐
9、9a、9b 受動組合せ器(コンバイナ)
10 スプリッタ
11 受動組合せ器(コンバイナ)
12 スプリッタ
13、14 デュプレックス分離フィルタ
15、15’ アイソレータ
16、16’ アイソレータ
17、18 増幅器
19、19’ 高周波切替えスイッチ
20、20’ 高周波切替えスイッチ
21、21’ 検知器回路
22、22’ 検知器回路
23、23’ ダイプレクサ
24 ダイプレクサ
25 高調波フィルタ
26 ESD保護ユニット
27、28 90°ハイブリッド

Claims (12)

  1. 到来信号の受信にも送信信号の放射にも共通に用いられるアンテナ(2)に対して、同時に複数の送受信器(S/E装置)(1、1’、1’’、1’’’)を作動させるための回路配置であって、
    アンテナ(2)と各S/E装置(1、1’、1’’、1’’’)の間にそれぞれ、当該アンテナを対応するS/E装置(1、1’、1’’、1’’’)と接続している高周波ケーブル内に生じる減衰を補償するための補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)が配置されており、
    出力増幅器を有する一以上の送信分岐(5、5’、6、6’)と、受信増幅器を有する一以上の受信分岐(7、7’、8、8’)とを備えており、しかもこれらの分岐は、S/E装置(1、1’、1’’、1’’’)が信号を受信するか送信するかに応じて、選択回路、又は当該S/E装置(1、1’、1’’、1’’’)の送信信号を検知する検知器回路(21、21’、22、22’)によって切り替えられる送受切替え器又は高周波切替えスイッチ(19、19’、20、20’)によって、装置側で選択的に信号経路に切り替えられるようにした回路配置において、
    補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の全ての送受信分岐(5、5’、6、6’、7、7’、8、8’)がアンテナ側で相互接続ユニット(4)を介してアンテナ(2)と接続されており、前記相互接続ユニット内で、信号の流れ方向で見て、一周波数帯に属する補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の送信分岐(5、5’、6、6’)内にある送信増幅器の出口に現れる全ての送信信号は、一個以上の受動組合せ器(9、9a、9b、11)によって組み合わせられてデュプレックス分離フィルタ(13、14)に送られ、前記デュプレックス分離フィルタからアンテナ(2)に送られ、且つアンテナ(2)に到来して前記周波数帯に属する補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の受信分岐(7、7’、8、8’)に送られる受信信号はデュプレックス分離フィルタ(13、14)を通り、このデュプレックス分離フィルタ(13、14)により送信信号の信号経路から分離されて、増幅器(17、18)及びスプリッタ(10、12)を介して受信分岐(7、7’、8、8’)内の受信増幅器の入口に送られるようになっており、しかもそれぞれ送信増幅器の出口と、前記送信増幅器と直接接続されている受動組合せ器(9、9a、9b、11)との間に、対応する送信増幅器の送信信号のみを通過させる遮断素子(15、15’、16、16’)が配置されており、補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の全ての送信増幅器の出力が、受動組合せ器(9、9a、9b、11)内で生じる送信信号の減衰に応じて増幅されており、さらに受信信号を補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の受信増幅器に受動的に分配するスプリッタ(10、12)において生じる減衰が、前記スプリッタの前段に接続された相互接続ユニット(4)の増幅器(17、18)によって補償されることを特徴とする、回路配置。
  2. デュプレックス分離フィルタ(13、14)とアンテナとの間に他のフィルタユニット(24、25)が配置されていることを特徴とする、請求項1記載の回路配置。
  3. 補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)が、種々の異なる周波数帯の信号を増幅するために一個のダイプレクサ(23、23’)を介して結線された複数の送信分岐(5、6、5’、6’)と受信分岐(7、8、7’、8’)とを有しており、これらの分岐によって増幅された送信信号と、これらの分岐に送られた受信信号とが、それらの周波数帯に応じて種々の異なる周波数分岐を通して相互接続ユニット(4)に送られるようになっており、この場合に他のフィルタユニットの一個以上は周波数帯分離フィルタ(24)(ダイプレクサ)であり、前記ダイプレクサで相互接続ユニット(4)の種々の異なる周波数分岐を通して送られた送信信号が組み合わせられ、又は受信信号が互いに分離され、しかも相互接続ユニット(4)の各周波数分岐は一個以上の受動組合せ器(9、9a、9b、11)と、デュプレックス分離フィルタ(13、14)と、スプリッタ(10、12)と、前記スプリッタの前段に接続された増幅器(17、18)とからなることを特徴とする、請求項1又は2記載の回路配置。
  4. 相互接続ユニット(4)が二個の周波数分岐を有することを特徴とする、請求項3記載の回路配置。
  5. 前記回路配置が選択的にGSM900ネット及び/又はGSM1800ネットで作動する複数の移動無線器(1、1’、1’’、1’’’)を駆動するように設計されていることを特徴とする、請求項4記載の回路配置。
  6. 前記回路配置及び場合によってはそのユニットがモジュール構造になっていることを特徴とする、請求項1又は3項記載の回路配置。
  7. アイソレータ(15、15’、16、16’)が回路配置のモジュール構造において相互接続ユニット(4)の構成部材であり、しかも送信信号に対する受動組合せ器(9、9a、9b、11)の各入口の前段にアイソレータ(15、15’、16、16’)が接続されていることを特徴とする、請求項6記載の回路配置。
  8. 補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の出力増幅器が増幅器基本モジュールによって実現され、前記増幅器基本モジュールが場合によっては高周波ケーブル及び受動組合せ器(9、9a、9b、11)内の減衰の補償に必要な出力を得るために、それぞれの補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の内部で、周波数帯に対する送信分岐(5、6、5’、6’)を基準にして90°ハイブリッド(27、28)の出口と入口で相互に接続されていることを特徴とする、請求項6記載の回路配置。
  9. 前記回路配置は数に関して2の累乗(組合わせの累乗)に相当する台数のS/E装置(1、1’、1’’、1’’’)(組合せ最大値)を同時に作動させるように設計されており、送信信号用の信号経路内における相互接続ユニット(4)の各周波数分岐が、組合せ最大値から1だけ減じた数の受動組合せ器(9、9a、9b、11)を有しており、前記受動組合せ器は組合せの累乗に相当する数の縦続接続段(I、II)で互いに結線されており、その一方で受信信号用の付属の信号経路のスプリッタ(10、12)は前記信号経路を組合せの最大値に相当する数の信号経路に分割し、補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の数が組合せの最大値に相当しており、しかも各縦続接続段(I、II)において、一個の補償ユニット(3、3’、3’’、3’’’)の各出力増幅器の出力は、それぞれの出力増幅器を介して送られるS/E装置(1、1’、1’’、1’’’)の送信信号の出力を基準にして2倍にされていることを特徴とする、請求項1又は3記載の回路配置。
  10. 相互接続ユニット(4)のデュプレックス分離フィルタ(13、14)若しくはダイプレクサ(24)とアンテナ(2)との間に高調波フィルタ(25)が配置されていることを特徴とする、請求項1又は3記載の回路配置。
  11. 相互接続ユニット(4)のデュプレックス分離フィルタ(13、14)若しくはダイプレクサ(24)とアンテナ(2)との間に、残余の回路部分を静電気放電から保護するESD保護ユニット(26)が配置されていることを特徴とする、請求項1又は3記載の回路配置。
  12. 高調波フィルタ(25)及び/又はESD保護ユニット(26)が、回路配置のモジュール構造においてアンテナ側に配置された相互接続ユニット(4)の構成部材であることを特徴とする、請求項10又は11記載の回路配置。
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