JP2006518488A - 暗視野干渉共焦点顕微鏡使用の方法及び装置 - Google Patents

暗視野干渉共焦点顕微鏡使用の方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006518488A
JP2006518488A JP2006503719A JP2006503719A JP2006518488A JP 2006518488 A JP2006518488 A JP 2006518488A JP 2006503719 A JP2006503719 A JP 2006503719A JP 2006503719 A JP2006503719 A JP 2006503719A JP 2006518488 A JP2006518488 A JP 2006518488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array
spots
beams
confocal microscope
splitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006503719A
Other languages
English (en)
Inventor
ヒル,ヘンリー,アレン
Original Assignee
ゼテテック インスティテュート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゼテテック インスティテュート filed Critical ゼテテック インスティテュート
Publication of JP2006518488A publication Critical patent/JP2006518488A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/04Measuring microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0052Optical details of the image generation
    • G02B21/0056Optical details of the image generation based on optical coherence, e.g. phase-contrast arrangements, interference arrangements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/108Beam splitting or combining systems for sampling a portion of a beam or combining a small beam in a larger one, e.g. wherein the area ratio or power ratio of the divided beams significantly differs from unity, without spectral selectivity
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/143Beam splitting or combining systems operating by reflection only using macroscopically faceted or segmented reflective surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/144Beam splitting or combining systems operating by reflection only using partially transparent surfaces without spectral selectivity
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/145Beam splitting or combining systems operating by reflection only having sequential partially reflecting surfaces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

対象を測定する微分干渉共焦点顕微鏡であり、この顕微鏡は、ソース側ピンホール・アレイ、検出器側ピンホール・アレイ、並びに、ソース側ピンホール・アレイのピンホール・アレイを、対象物が位置決めされた近辺の対象物平面の前方に配置された第1スポット・アレイ上と、対象物平面後方の第2スポット・アレイ上とに画像形成する干渉計を含み、それら第1及び第2のスポット・アレイが対象物平面の法線方向に相互に変位され、干渉計は、(1)検出器側ピンホール・アレイ後方である第1画像平面上に第1スポット・アレイを画像形成し、(2)その第1スポット・アレイを検出器側ピンホール・アレイによって規定される平面上に画像形成し、(3)検出器側ピンホール・アレイの前方である第2画像平面上に第2スポット・アレイを画像形成し、そして、(4)検出器側ピンホール・アレイによって規定される平面上に第2スポット・アレイを画像形成し、第1画像平面内における画像形成された第1スポット・アレイの各スポットは第2画像平面における画像形成された第2スポット・アレイの対応する異なるスポットと、検出器側ピンホール・アレイの対応する異なるピンホールとに整列し、検出器側アレイによって規定された平面における画像形成された第1スポット・アレイの各スポットは検出器側アレイによって規定された平面における画像形成された第2スポット・アレイの対応する異なるスポットと一致すると共に、検出器側ピンホール・アレイの対応する異なるピンホールと一致する。

Description

この発明は干渉共焦点顕微鏡に関する。
この出願は、下記の特許文献1及び2の利益を要求するものである。
多数の様々な形態の微分共焦点顕微鏡がある。1つの微分形態において、ノマルスキー顕微鏡は、画像平面内に重ねられた2画像の電気干渉信号と対応する共役直角位相の1成分を測定する。別の微分形態において、暗視野の共役直角位相は一時に一点で測定される。更に別の微分形態において、画像平面内に重ねられた2つの画像と対応する2つの視野の各々の共役直角位相は一時に一点で測定される。本願と同一譲受人に譲渡された特許文献3及び4は、横型微分干渉共焦点顕微鏡をどのようにして実施するかを教示している。また同じく本願と同一譲受人に譲渡された特許文献5及び6は、縦型微分干渉共焦点顕微鏡をどのようにして実施するかを教示している。引用された米国仮出願と米国特許出願との双方は、参照することで、それら全体をここに合体させる。
米国仮出願第60/448,250号(2003年2月19日付け出願) 米国仮出願第60/448,360号(2003年2月19日付け出願) 米国仮特許出願第60/447,254号(ZI−40)、発明の名称「横型微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル 米国特許出願第………号(2004年2月13日)(ZI−40)、発明の名称「横型微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル 米国仮特許出願第60/448,360号(ZI−41)、発明の名称「縦型方向微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル 米国特許出願第………号(2004年2月19日)(ZI−41)、発明の名称「縦型方向微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル
しかしながら、先行技術、先の2つの米国仮特許出願、或は、先の2つの米国特許出願の何れも、視野の共役直角位相から成るアレイが一緒に測定され、各共役直角位相の成分が一緒に測定され得て、各共役直角位相が、基板面上の共通箇所によって引き続き散乱/反射或は透過された収束ビームであって、その箇所から引き続き散乱/反射されたそれら収束ビームの1つがその基板面上方に配置された画像面に合焦されると共に、その箇所から引き続き散乱/反射されたそれら収束ビームの第2のものがその基板面下方に配置された画像面に合焦される収束ビームの共役直角位相の差を表している、微分干渉共焦点顕微鏡をどのように実施するかを教示していない。
また先行技術は、視野の共役直角位相から成るアレイが一緒に測定され、各共役直角位相の成分が一緒に測定され得て、各共役直角位相が、基板面上の共通箇所によって引き続き散乱/反射された収束ビームであって、その箇所から引き続き散乱/反射或は透過されたそれら収束ビームの1つがその基板面上方に配置された画像面に合焦されると共に、その箇所から引き続き散乱/反射或は透過されたそれら収束ビームの第2のものがその基板面下方に配置された画像面に合焦される収束ビームの共役直角位相の差を表しており、共役直角位相から成る上記アレイにおけるそれら共役直角位相の公称値はゼロ、即ち、測定されることになる視野は公称では暗い暗視野微分干渉共焦点顕微鏡をどのように実施するかを教示していない。
本発明の実施例は干渉共焦点顕微鏡システムを備え、視野の共役直角位相から成るアレイが一緒に測定され、各共役直角位相各々の成分が一緒に測定され得て、各共役直角位相が基板表面上の共通箇所によって引き続き散乱/反射或は透過され、その箇所から引き続き散乱/反射される収束ビームの内の1つが基板表面上方に配置された画像平面に合焦し且つその箇所によって引き続き散乱/反射或いは透過される収束ビームの内の第2のものが基板表面下方に配置された画像平面に合焦し、共役直角位相から成るアレイの共役直角位相内の公称値が、単一システム・パラメータを制御することによって集合としてゼロに設定されるように調整され得る。これら実施例は、暗視野モードでの動作用に構成された実施例を更に含む。
暗視野モードでの動作用に構成された本発明の実施例は、関連された干渉共焦点画像形成システムの横方向空間的解像度と略同一の横方向空間的解像度で、基板の表面上の薄膜の特性を測定すべく使用され得る。
また基板の反射/散乱特性は、本発明の実施例における測定ビームの様々な反射/散乱或は透過偏光状態に対して測定され得る。
一般に、一局面において、本発明は対象物を測定するための微分干渉共焦点顕微鏡を特徴付ける。この顕微鏡は、ソース側ピンホール・アレイと、検出側ピンホール・アレイと、ソース側ピンホール・アレイの複数のピンホールから成るアレイを、対象物が位置決めされている近辺に配置された対象物平面の前方に配置された複数スポットから成る第1アレイ上と、その対象物平面後方の複数スポットから成る第2アレイ上とに画像形成する干渉計と、を備え、複数スポットから成る第1及び第2アレイが前記対象物平面と垂直である方向に相互に対して変位させられ、前記干渉計が、(1)複数スポットから成る第1アレイを前記検出器側ピンホール・アレイ後方である第1画像平面上に画像形成し、(2)複数スポットから成る第1アレイを第2画像平面上に画像形成し、(3)複数スポットから成る第2アレイを前記第2画像平面上に画像形成し、そして、(4)複数スポットから成る第2アレイを、前記検出器側ピンホール・アレイによって規定される平面の前方である第3画像平面上に画像形成し、前記第1画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第1アレイの内の各スポットが、前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第2アレイの内の対応する様々なスポットと、前記検出器側ピンホール・アレイの対応する様々なピンホールとに整列させられ、前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第1アレイの内の各スポットが、前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第2アレイの内の対応する様々なスポットと合致すると共に、前記検出器側ピンホール・アレイの対応する様々なピンホールと整列させられることから構成される。
一般に、別の局面において、本発明は対象物を測定するための微分干渉共焦点顕微鏡を特徴付け、該顕微鏡が、複数の入力ビームから成るアレイを作り出すソース側ピンホール・アレイと、検出側ピンホール・アレイと、干渉計とを備え、該干渉計が、第1反射面を提供する第1光要素と、第2反射面を提供する第2光要素と、それら第1及び第2光要素の間に位置決めされたビーム-スプリッタとを含み、前記ビーム-スプリッタが、複数入力ビームから成る前記アレイから、複数の測定ビームから成る第1アレイと複数測定ビームから成る第2アレイを作り出し、前記第1反射面が、前記対象物空間内における第1対象物平面上の複数箇所から成る第1アレイ上への複数測定ビームから成る前記第1アレイの合焦に関与し、前記第2反射面が、前記対象物空間内における第2対象物平面上の複数箇所から成る第2アレイ上への複数測定ビームから成る前記第2アレイの合焦に関与し、それら第1及び第2の対象物平面が相互に平行すると共に変位し、複数測定ビームから成る前記第1アレイが前記対象物から複数の帰還ビームから成る第1アレイを発生し、複数測定ビームから成る前記第2アレイが前記対象物からの複数帰還ビームから成る第2アレイを発生し、前記第1及び第2反射要素が、帰還ビームから成る前記第1アレイから、(1)第1画像平面上の複数のスポットから成る第1アレイに収束する複数の収束ビームから成る第1アレイと、(2)第2画像平面上の複数スポットから成る第2アレイに収束する複数収束ビームから成る第2アレイと、の作成に関与し、前記第1及び第2反射要素が、複数帰還ビームから成る前記第2アレイから、(1)前記第2画像平面上の複数スポットから成る前記第2アレイに収束する複数収束ビームから成る第3アレイと、(2)第3画像平面上の複数スポットから成る第3アレイに収束する複数収束ビームから成る第4アレイと、の作成に関与し、前記第1及び第3画像平面が前記検出器側ピンホール・アレイと隣接すると共に該検出器側ピンホール・アレイと反対側にあり、前記第2画像平面が前記第1及び第3画像平面の間に横たわり、前記検出器側ピンホール・アレイが、複数出力ビームから成るアレイを形成すべく、収束ビームからそれぞれが成る前記第1、第2、第3、並びに、第4アレイとを結合することから構成されている。
他の実施例は、以下の特徴の内の1つ或はそれ以上を含む。単一ピンホール・アレイは、前記ソース側ピンホール・アレイ及び前記検出器側ピンホールとして役立っている。前記第1光要素が前記単一ピンホール・アレイ及び前記ビーム-スプリッタの間に配置され、前記第2光要素が前記対象物が使用中に位置決めされている箇所と前記ビーム-スプリッタの間に配置され、前記第1反射面が前記ビーム-スプリッタを通じて見た場合に対応する共役がある曲率中心を有し、前記第2反射面が前記第1反射面の前記曲率中心の前記対応する共役に対して変位される曲率中心を有する。前記第1反射面の前記曲率中心の前記共役と前記第2反射面の前記曲率中心とは、前記ビーム-スプリッタによって規定された平面と垂直である方向に相互に対して変位される。前記第1反射面は、前記ビーム-スプリッタを介して複数箇所から成る前記第1アレイ上に前記測定ビームから成る第1アレイを合焦させることに関与し、第2反射面は、前記ビーム-スプリッタを介して前記複数箇所から成る前記第2アレイ上に複数測定ビームから成る前記第2アレイを合焦させることに関与する。前記第1反射面が前記対象物上の一点を伴って略同心円状である。前記第2光要素は、前記対象物からの光線を受け取るべく、前記対象物及び前記ビーム-スプリッタの間に位置決めされた屈折面を提供する。第1反射面は、第1半径を有する球と略一致し、前記屈折面は、第2半径を有する球と一致し、前記第1半径が前記第2半径よりも大きい。前記第1光要素は前記ビーム-スプリッタ及び前記単一ピンホール・アレイの間に位置決めされた屈折面を提供する。前記第2反射面は、前記単一ピンホール・アレイ上の画像点を伴って略同心円状である。前記第2反射面は、第1半径を有する球と略一致し、前記屈折面が第2半径を有する球と一致し、前記第1半径が前記第2半径よりも大きい。前記単一ピンホール・アレイは2次元アレイである。前記2次元アレイは、同等間隔の複数ホールから成る。それら同等間隔ホールは円形アパーチャである。
本発明の少なくとも1つの実施例の長所として、基板面上の複数箇所から成る対によって散乱/反射或は透過されたビームの視野が単一共焦点ピンホールによって発生させられる。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、共通スポットによって散乱/反射或は透過された収束ビームから成る対の視野の測定された共役直角位相と対応する電気的干渉信号の発生に使用される複数の基準ビームから成るアレイの基準ビーム成分が同等である。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の共通スポットで引き続き散乱/反射或は透過させられた測定ビーム成分によって発生させられるバックグランド・ビームの成分が、共焦点ピンホールで略同等である。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の共通スポットで散乱/反射或は透過させられた収束ビームの対の視野の空間濾過が単一共焦点ピンホールによって行われる。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所は基板面についての情報が暗視野モードで動作している干渉共焦点画像形成システムによって獲得される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面についての情報が低減された系統的且つ統計的エラーを伴って獲得される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、入力ビームが検出器システムの飽和なしに著しく増大され得るためにスループットに関する著しい増大の発生がある。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の共通スポットから成るアレイによって散乱/反射或は透過させられた収束ビームの複数対から成るアレイの視野の共役直角位相から成るアレイが、一緒に測定され、各共役直角位相の成分が一緒に測定され得る。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の複数の共通スポットから成るアレイによって散乱/反射或は透過させられた収束ビームから成る複数対のアレイの視野の共役直角位相から成るアレイが、測定ビームの様々な反射/散乱或は透過偏光状態を用いて測定される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の副波長人工物の重要な寸法及び箇所についての情報が獲得される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面上の副波長欠陥のサイズ及び箇所についての情報が獲得される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、基板面の1次元及び2次元のプロファイルについての情報が獲得される。
本発明の少なくとも1つの実施例の別の長所として、100nmの程度の横方向解像度と200nmの程度の縦方向解像度とでの基板面プロファイルの画像形成が、mmの程度の作業距離で獲得され得る。
視野の共役直角位相から成るアレイは共焦点干渉計及び検出器システムによって干渉法的に測定され、各共役直角位相は基板上/基板内の共通スポットによって散乱/反射或は透過された収束ビームの対の視野の共役直角位相差と対応する。共役位相から成るアレイは一緒に即ち同時に測定される。加えて、各共役直角位相の成分は一緒に測定される。収束ビームは引き続き合焦ビームとして収束して、共通スポット上及び共通スポット下に配置されたスポットとなる。収束ビームの対の相対的位相は調整され得て、共通スポットによって散乱/反射或は透過された収束ビーム対の視野の複素振幅の差が公称ゼロとなる、即ち、干渉計と暗視野モードで動作している検出器システムで且つもし必要であれば測定ビームの様々な反射/散乱偏光状態を用いて、情報が基板について獲得され得る。暗視野モードでの動作は情報に関して低減された系統だったエラー及び統計的エラーの双方に至る。情報は、基板の1つ或はそれ以上の表面のプロファイルと、基板上/基板内の薄膜層の厚みプロファイルを、基板上の形状の重要な寸法と副波長欠陥のサイズ及び箇所とについての情報と共に含み得る。
一実施例において、干渉共焦点画像形成システムの画像平面は基板表面の2画像の重ね合わせを含み、それら2つの重ね合わせ画像の各々が基板表面上の共通箇所の部分的ピンぼけ画像と対応している。それら2つの部分的ピンぼけ画像は基板表面で相互に対して縦方向に変位された共役スポットと対応する。そうした重ね合わせ画像を表現している視野の共役直角位相から成るアレイは一緒に測定され、各共役直角位相の成分は一緒に測定され得る。基板表面の部分的ピンぼけ画像を発生するビームの画像平面の縦方向分離は、干渉共焦点画像形成システムの縦方向解像度の程度である。aの各共役直角位相は、視野の直角位相x(φ)がacosφである場合にasinφである。
別の実施例において、基板表面上の共通箇所で引き続き散乱/反射或は透過された2つの収束ビームの相対的位相は共焦点画像形成システム・パラメータによって調整され得て、その共通箇所によって散乱/反射或は透過された収束ビームの視野の共役直角位相から成るアレイにおける共役直角位相が公称ゼロとなり、即ち、暗視野モードで動作している干渉画像形成システムで基板表面についての情報が獲得される。測定ビームの反射/散乱或いは透過偏光の異なった状態も利用することができる。
本発明の様々な局面を組み入れている実施例の一般的な記載が先ず付与され、それら実施例は、シングル、ダブル、バイ、或は、クワッド・ホモダイン検出の何れかを用いる干渉システムを含み、そして、基板表面上の複数箇所から成る集合のアレイの部分的ピンぼけ画像から成る第1アレイ、並びに、基板表面上の複数箇所から成る同一集合のアレイの部分的ピンぼけ画像から成る第2アレイが干渉システムの画像平面上に重ね合わされる。基板表面の部分的ピンぼけ画像を発生しているビームの画像平面の縦方向分離は、干渉システムの縦方向解像度の程度である。基板の表面上における共通箇所に向かって、重ね合わせ空間において箇所の1対1マッピングが存在する。
図1aで参照されるように、干渉システムが、数字10で全般的に示される干渉計、ソース18、ビーム-コンディショナー22、検出器70、電子プロセッサ・コントローラ80、並びに、測定対象又は基板60を含んで概略的に示されている。ソース18及びビーム-コンディショナー22は、1つ或はそれ以上の周波数成分を含む入力ビーム24を発生する。ソース18は脈動ソースである。入力ビーム24の周波数成分の2つ或はそれ以上は空間的に同一の広がりであり得て、同一の一時的ウィンドウ関数を有し得る。
基準ビーム及び測定ビームは、ビーム24の周波数成分の各々に対して干渉計10内で発生する。干渉計10内で発生した測定ビームはビーム28の1成分であって、基板60の表面上に部分的ピンぼけ画像の複数対から成るアレイを形成すべく結像される。ビーム28は、基板60の表面上の部分的ピンぼけ画像の複数対から成るアレイで、ビーム28の測定ビーム成分の反射/散乱或は透過によって発生する反射/散乱された帰還測定ビームを含む。干渉計10は、焦点ボケ画像の複数対のそうしたアレイで反射/散乱或は透過したビーム28の2つのアレイ成分と対応する帰還測定ビームの成分から成る2つのアレイを重ね合わせて、ビーム28の帰還測定ビーム成分から成る重ね合わせ画像の単一アレイを形成する。ビーム28の帰還測定ビーム成分は、干渉計10内の基準ビームと引き続き組み合わせされて、出力ビーム32を形成する。
出力ビーム32は検出器70で検出されて、電気的干渉信号72を発生する。検出器70はアナライザーを含み得て、ビーム32の基準及び帰還測定ビーム成分の共通偏光状態を選択して混合ビームを形成する。代替的には、干渉計10はアナライザーを含み得て、基準及び帰還測定ビーム成分の共通偏光状態を選択して、ビーム32が混合ビームとなるように為す。
2つの相互に異なるモードが、電気的干渉信号72の取得のために説明される。説明される第1モードは段状且つ凝視モードであって、画像情報が所望される複数箇所と対応する固定された複数箇所の間に基板60が段状となっている。第2モードはスキャニング・モードである。基板60の1次元及び2次元表面プロファイルを発生する段状且つ凝視モードにおいて、ウェハー・チャック84/ステージ90に取り付けられた基板60はステージ90によって移動させられる。ステージ90の位置は電子プロセッサ・コントローラ80からのサーボ制御信号78に従って変換器82によって制御される。ステージ90の位置は計測システム88によって測定され、その測定システム88によって取得された位置情報は電子プロセッサ・コントローラ80に伝送されて、ステージ90の位置制御に使用されるエラー信号を発生する。測定システム88は、例えば、線形変位及び角変位干渉計とキャップ・ゲージとを含む。
電子プロセッサ・コントローラ80はウェハー・ステージ90の所望位置への移動を監督してから、4つの電気的干渉信号値から成る集合を取得する。それら4つの電気的干渉信号のシーケンスの取得後、電子プロセッサ・コントローラ80はステージ90の次の所望位置のための手続きを繰り返す。基板60の高度及び角配向は変換器86A及び86Bによって制御される。
電気的干渉信号値の取得のための第2モードが次に説明され、そこでは、電気的干渉信号値が1つ或はそれ以上の方向にスキャンされるステージ90の位置で獲得される。スキャニング・モードにおいて、ソース18は信号プロセッサ・コントローラ80からの信号92によって制御される時間に脈動される。ソース18は、画像情報が所望される基板60上及び/或は基板60内の位置で、検出器70の共焦点ピンホール或はピクセルの共役画像の位置合わせと対応する時間に脈動される。
第1実施例の第3変形例において使用される連続的なスキャニング・モードの結果として、ソース18によって作り出されるビーム・パルスの持続時間又は「パルス幅」τplに対する制限がある。パルス幅τplはスキャン方向において空間的解像度に対する限定値を、下記の数式1で示される下方境界に部分的には制御するパラメータである。ここで、Vはスキャン速度である。例えば、τpl=50ナノ秒の値とV=0.20m/秒のスキャン速度によって、スキャン方向における空間的解像度τplVの限定値は以下の数式2のようになる。
Figure 2006518488
Figure 2006518488
パルス幅τplは、バイ及びクワッド・ホモダイン検出方法において使用可能な最小周波数差も決定する。共役直角位相の視野間での干渉からの電気的な干渉信号に寄与なしの目的で、最小周波数間隔Δfminは下記の数式3で表現される。
Figure 2006518488
例えばτpl=50ナノ秒の場合、1/τpl=20MHzである。
特定の実施例に対して、入力ビーム24の周波数は信号プロセッサ・コントローラ80からの信号74及び/或は92によって制御されて、出力ビーム32の基準及び帰還測定ビーム成分の間の所望位相シフトを生ずる周波数と対応する。代替的には、特定の他の実施例において、入力ビーム24の基準及び測定ビーム成分の相対的位相は信号プロセッサ・コントローラ80からの信号74及び/或は92によって制御されて、出力ビーム32の基準及び帰還測定ビーム成分の間の所望位相シフトを生ずる周波数と対応する。第1モード、即ち段状及び凝視モードにおいて、4つの位相シフト値から成る集合と対応する4つの電気的干渉信号値のアレイから成る集合の各集合は、シングル及びバイ・モホダイン検出方法に対する検出器70の単一ピクセル、クワッド・ホモダイン検出方法に対する検出器70の2ピクセル、そして、ダブル・ホモダイン検出方法に対する検出器70の4ピクセルによって発生させられる。電気的干渉信号値の取得のための第2モードにおいて、4つの電気的干渉信号値から成る各対応する集合は、4つのホモダイン検出方法の各々に対する検出器70の4つの相互に異なるピクセルから成る共役集合によって発生させられる。こうして、取得の第1モードにおいて、ピクセル効率に関する差は、ダブル、バイ、並びに、クワッド・ホモダイン検出方法に対する信号プロセッサ・コントローラ80によって信号処理中に補償され、取得の第2モードにおいて、ピクセル効率の差と共焦点ピンホール・アレイにおけるピンホールのサイズに関する差とは、ホモダイン検出方法の引き続く記載において説明されるように、信号プロセッサ・コントローラ80によって信号処理中に補償される。電気的プロセッサ・コントローラ80によって発生させられた視野の共役直角位相の共同測定は、引き続き、バイ及びクワッド・ホモダイン検出方法の記載において説明される。
事実上、公知の位相シフトは、2つの相互に異なる技術による出力ビーム32の基準及び測定ビーム成分の間に導入される。一方の技術において位相シフトは、電子プロセッサ・コントローラ80からの信号92及び74によって、それぞれ制御されるソース18及びビーム-コンディショナー22による少なくとも2つの周波数成分各々に対する基準及び測定ビーム成分の間に導入される。第2の技術において位相シフトは、電子プロセッサ・コントローラ80からの信号92及び74によってそれぞれ制御されるソース18及びビーム-コンディショナー22による入力ビーム24の周波数成分に導入された周波数シフトの結果、それら周波数成分各々に対する基準及び測定ビーム成分の間に導入される。
相互に異なる実施例の入力ビーム要件を達成すべく、ソース18及びビーム-コンディショナー22を構成するために様々な方法がある。図1bを参照すると、ビーム-コンディショナー22が2周波数発生器及び位相シフターとして構成され、ソース18が1つの周波数成分を伴うビーム20を発生すべく構成されている。2周波数発生器及び位相シフターの構成は、音響光学変調器1020,1026,1064,1068;偏光ビーム-スプリッタ1030,1042,1044,1056;位相シフター1040,1052;半波長位相遅延板1072,1074;非偏光ビーム-スプリッタ1070;ミラー1036,1038,1050,1054,1056を含む。
入力ビーム20が図1bの平面と平行する偏光面で音響光学変調器1020に入射する。ビーム20の第1部分は、音響光学変調器1020によってビーム1022のように回折させられ、次いで音響光学変調器1026によって図1bの平面と平行する偏光を有するビーム1028のように回折させられる。ビーム20の第2部分は、図1bの平面と平行する偏光面を有する非回折ビーム1024として透過させられる。音響光学変調器1020に対する音響力は、ビーム1022及び1024が公称では同一の強度を有するように調整される。
音響光学変調器1020及び1026は、非等方性ブラッグ回折タイプ或は等方性ブラッグ回折タイプの何れかであり得る。音響光学変調器1020及び1026によって導入される周波数シフトは同一符号であり、且つ、入力ビーム24の2周波数成分間の所望周波数シフトの1/4に等しい。ビーム1028の伝播の方向もビーム1024の伝播の方向と平行している。
ビーム1024は音響光学変調器1064及び1068によって図1bの平面と平行する偏光を有するビーム1082として回折される。音響光学変調器1064及び1068は、非等方性ブラッグ回折タイプ或は等方性ブラッグ回折タイプの何れかであり得る。音響光学変調器1064及び1068によって導入される周波数シフトは同一符号であり、且つ、入力ビーム24の2周波数成分間の所望周波数シフトの1/4に等しい。ビーム1082の伝播の方向もビーム1024の伝播の方向と平行している。
ビーム1028及び1082は半波長位相遅延板1072及び1074にそれぞれ入射し、ビーム1076及び1078としてそれぞれ透過する。これら半波長位相遅延板1072及び1074は、ビーム1076及び1078の偏光面が図1bの平面と45°となるように配向させられる。図1bの平面と平行するように偏光されたビーム1076及び1078の成分は干渉計10において測定ビーム成分として使用され、図1bの平面と直交するように偏光されたビーム1076及び1078の成分は干渉計10において基準ビーム成分として使用される。
続けて図1bで参照されるように、ビーム1076は偏光ビーム-スプリッタ1044に入射して、測定及び基準ビーム成分がそれぞれビーム1046及び1048として透過及び反射される。測定ビーム成分1046は、ミラー1054による反射後に、ビーム1058の測定ビーム成分として偏光ビーム-スプリッタ1056によって透過させられる。基準ビーム成分1048は、ミラー1050による反射と位相シフター1052による透過との後に、ビーム1058の基準ビーム成分として偏光ビーム-スプリッタ1056によって反射させられる。ビーム1058はビーム-スプリッタ1070に入射され、その一部がビーム24の1成分として反射させられる。
ビーム1078は偏光ビーム-スプリッタ1030に入射し、測定及び基準ビーム成分がそれぞれビーム1032及び1034として透過及び反射させられる。測定ビーム成分1032は、ミラー1036による反射後に、ビーム1060の測定ビーム成分として偏光ビーム-スプリッタ1042によって透過させられる。基準ビーム成分1034は、ミラー1038による反射と位相シフター1040による透過との後に、ビーム1060の基準ビーム成分として偏光ビーム-スプリッタ1042によって反射させられる。ビーム1060はビーム-スプリッタ1070に入射し、その一部がミラー1056による反射後にビーム24の1成分として透過させられる。
位相シフター1052及び1040は、電子プロセッサ・コントローラ80(図1a参照)からの信号74に従って基準及び測定ビームの間に位相シフトを導入する。各位相シフトのスケジュールはホモダイン検出方法の引き続く議論において説明される。位相シフター1052及び1040は、例えば、プリズム及び圧電変換器を含む光学機械的タイプ、或は、電気光学変調器タイプであり得る。
2周波数発生器とビーム-コンディショナー22の位相シフト構成とを出るビーム24は、1つの周波数を有する1つの基準ビーム及び測定ビーム、第2周波数成分を有する第2の基準ビーム及び測定ビーム、並びに、電子プロセッサ・コントローラ80によって制御される基準ビーム及び測定ビームの相対的位相を含む。
相互に異なる実施例の入力ビーム要件を達成すべく、ソース18及びビーム-コンディショナー22を構成する様々な方法の説明を続けると、図1cで参照されるように、ビーム-コンディショナー22が2周波数発生器及び周波数シフターとして構成されている。2周波数発生器及び周波数シフター構成は、音響光学変調器1120,1126,1130,1132,1142,1146,1150,1154,1058、1062、ビーム-スプリッタ1168、並びに、ミラー1166を含む。
ソース18は単一周波数成分を伴うビーム20を発生するように構成されている。ビーム20は、図1cの平面と平行する偏光面を伴う音響光学変調器1120に入射する。ビーム20の第1部分は、ビーム1122として音響光学変調器1120によって、次いで図1cの平面と平行する偏光を有するビーム1128として音響光学変調器1126によって回折させられる。ビーム20の第2の部分は、図1cの平面と平行する偏光を有する非回折ビーム1124として透過させられる。音響光学変調器1120に対する音響力は、ビーム1122及び1124が公称では同一強度を有するように調整される。
音響光学変調器1120及び1126は、非等方性ブラッグ回折タイプ或は等方性ブラッグ回折タイプの何れかであり得る。音響光学変調器1020及び1026によって導入される周波数シフトは同一符号であり、且つ、周波数シフトΔfの1/2と等しく、それが干渉計10において対応する基準ビームと周波数シフトと等しい周波数に関する相対的変化を有する測定ビームとの間に相対的なπ/2位相シフトを発生する。ビーム1128の伝播の方向はビーム1124の伝播の方向と平行している。
図1cを続けると、ビーム1128は音響光学変調器1132に入射し、電子プロセッサ・コントローラ80からの制御信号74(図1a参照)に従って、ビーム1134として音響光学変調器1132によって回折されるか、或は、ビーム1136として音響光学変調器1132によって透過させられる。ビーム1134が発生させられると、ビーム1134は、ビーム1152の周波数シフト・ビーム成分として、音響光学変調器1142,1146,1150によって回折させられる。音響光学変調器1132,1142,1146,1150によって導入される周波数シフトは全て同一方向であり、Δf/2と大きさにおいて等しい。よって、音響光学変調器1132,1142,1146,1150によって導入される正味の周波数シフトは±2Δfであり、干渉計10における基準及び測定ビームの間に相対的π位相を発生する。音響光学変調器1120,1126,1132,1142,1146,1150によって導入される正味の周波数シフトはΔf±2Δfであり、干渉計10における基準及び測定ビームの間にπ/2±π相対的位相シフトを発生する。
ビーム1136が発生させられると、該ビーム1136はビーム1128に対するビーム1152の非周波数シフト・ビーム成分として、電子プロセッサ・コントローラ80からの制御信号74に従って音響光学変調器1150によって透過させられる。音響光学変調器1120、1126,1150によって導入される周波数シフトはΔfであり、干渉計10における基準及び測定ビームの間にπ/2の相対的位相シフトを発生する。
ビーム1124は音響光学変調器1130に入射し、電子プロセッサ・コントローラ80からの制御信号74に従って、ビーム1140として音響光学変調器1130によって回折させられるか、或は、ビーム1138として音響光学変調器1130によって透過させられる。ビーム1140が発生させられると、該ビーム1140はビーム1164の周波数シフト・ビーム成分として音響光学変調器1154,1158,1162によって回折させられる。音響光学変調器1130,1154,1158,1162によって導入される周波数シフトは全て同一方向であり、±Δf/2と等しい。よって、音響光学変調器1130,1154,1158,1162によって導入される正味の周波数シフトは±Δf/2であり、干渉計10を介して通過中の基準及び測定ビームの間にπの相対的位相シフトを発生する。音響光学変調器1120,1130,1154,1158,1162によって導入される正味の周波数シフトは±Δf/2であり、干渉計10を介して通過中の基準及び測定ビームの間に±πの相対的位相シフトを発生する。
ビーム1138が発生させられると、ビーム1138はビーム1164の非周波数シフト・ビーム成分として、電子プロセッサ・コントローラ80からの制御信号74に従って音響光学変調器1162によって透過させられる。音響光学変調器1120,1130,1162によって導入される周波数シフトは0であり、干渉計10を介して通過中において基準及び測定ビームの間に0の相対的位相シフトを発生する。
ビーム1152及び1164は、一実施例が入力ビームに対して空間的に分離された基準及び測定ビームを必要とする場合、入力ビーム24として直に使用される。一実施例が同じ広がりの基準及び測定ビームを入力ビームとして必要とする場合、ビーム1152及び1164は次にビーム-スプリッタ1168により組み合わされて、ビーム24を形成する。音響光学変調器1120,1126,1130,1132,1142,1146,1150,1154,1058,1062は非等方性ブラッグ回折タイプ或は等方性ブラッグ回折タイプの何れかであり得る。ビーム1152及び1164は、共に、非等方性ブラッグ回折タイプ或は等方性ブラッグ回折タイプの何れに対しても図1cの平面において偏光され、ビーム-スプリッタ1168が非偏光タイプである。
様々な実施例の入力ビーム要件を達成するべくソース18及びビーム-コンディショナー22を構成するべき様々な方法の説明の延長として、ソース18は好ましくはパルス・ソースを含む。パルス・ソースを作り出すための多数の様々な方法がある(
Chapter 11 entitled “Lasers”, Handbook of Optics, 1, 1995 (McGraw-Hill, New York) by W. Silfvastを参照)。ソース18の各パルスはモード・ロックドQ-スイッチドNd:YAGレーザによって発生させられるような単一パルス或はパルス列を含み得る。単一パルス列はここではパルス・シーケンスとして呼称され、パルス及びパルス・シーケンスがここでは相互に交換可能である。
ソース18は、”Tunable, Coherent Sources For High-Resolution VUV and XUV Spectroscopy” by B. P. Stoicheff, J. R. Banie, P. Herman, W. Jamroz, P. E. LaRocque, and R. H. Lipson in Laser Techniques for Extreme Ultraviolet Spectroscopy, T. J. McLlrath and R. R. Freeman, Eds. (American Institute of Physics) p19(1982)に記載されるような技術やそこにある参考文献によって1つ或はそれ以上の周波数を発生するように特定の実施例では構成され得る。これら技術は、例えば、”Generation of Ultraviolet and Vacuum Ultraviolet Radiation” S. E. Harris, J. F. Young, A. H. Kung, D. M. Bloom, and G. C. Bjorklund in Laser Spectroscopy I, R. G. Brewer and A. Mooradi, Eds. (Plenum Press, New York) p59, (1974)、“Generation of Tunable Picosecond VUV Radiation” by A. H. Kung, Appln. Phys. Lett. 25, p 653 (1974)に記載されるような第2及び第3高調波発生及びパラメータ発生を含む。これら上記3つの文献の内容は引用することでここに合体させる。
2つ或は4つの周波数成分を含むソース18からの出力ビームは、ビーム-スプリッタによってビーム-コンディショナー22で組み合わされて、様々な実施例において必要とされるように、空間的に分離されるか或は同じ広がりを有するかの何れかである同じ広がりを有する測定及び基準ビームを形成する。ソース18が2つ或は4つの周波数成分を供給すべく構成される場合、特定の実施例において必要とされている様々な成分の周波数シフトは、例えば、パラメータ発生器への入力ビームの周波数変調によってソース18内に導入され得て、ビーム-コンディショナー22における測定ビームに対する基準ビームの位相シフトは、例えば、プリズム或はミラー、並びに、圧電変換器を含む光学機械的タイプ位相シフト、或は、電気光学的変調器タイプの位相シフトによって達成され得る。
本発明の局面を組み入れている実施例の一般的な説明を図1aを参照して続ける。入力ビーム24は干渉計10に入射して、基準及び測定ビームがその入力ビーム24内に存在するか或は干渉計10において入力ビーム24から発生させられる。基準ビーム及び測定ビームは複数基準ビームから成る2つのアレイと、複数測定ビームから成る2つのアレイを含み、それらアレイは1要素から成るアレイを含み得る。測定ビームから成るアレイは、基板60上及び/或は該基板60内に入射するか或は合焦し、帰還測定ビームから成るアレイは基板による反射/散乱及び/或は透過によって発生させられる。基準ビーム及び測定ビームに対する単一要素アレイの場合、測定ビームは基板60によって全般的に反射或は透過させられる。基準ビーム及び帰還測定ビームから成るアレイはビーム-スプリッタによって結合されて、出力ビーム成分から成る2つのアレイを形成する。出力ビーム成分から成るアレイは、干渉計10内或は検出器70内の何れかで偏光状態に対して混合される。出力ビームから成るアレイは、引き続き、必要に応じて多重ピクセルのピクセル上のスポット、或は、単一ピクセル・検出器に合焦して、電気的干渉信号72を発生する。
干渉計実施例に用いられるホモダイン検出方法には4つの相互に異なる具現化例がある。それら4つの相互に異なる具現化例は、シングル(single)、ダブル(double)、バイ(bi、並びに、クワッド(quad)のホモダイン検出方法と呼称される。例えば、シングル・ホモダイン検出方法に対して、入力ビーム24が単一周波数成分を含み、電気的な干渉信号72から成るアレイの4つの測定値から成る集合が作成される。電気的干渉信号72の4つの測定値の各々に対して、既知の位相シフトが基準ビーム成分と出力ビーム32の帰還測定ビーム成分の間に導入される。単一周波数成分を含んでいる入力ビームに対する反射及び/或は散乱或は透過が為された帰還測定ビームの共役直角位相を抽出すべく使用される引き続くデータ処理手続きは、例えば、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許である米国特許第6,445,453号(ZI−14)、発明の名称「スキャニング干渉近視野共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載されおり、その内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
ダブル・ホモダイン検出方法は、4つの周波数成分を含んでいる入力ビーム24と4つの検出器とを用いて、共役直角位相を獲得すべく引き続き用いられる電気的干渉信号の測定値を獲得する。4つの検出器要素の各検出器要素は4つの電気的干渉信号値の内の相互に異なる1つを獲得するが、それら4つの電気的干渉信号値は同時に獲得されて視野に対する共役直角位相を計算する。それら4つの電気的干渉信号値の各々は、共役直角位相の1つの直角成分と関連する情報のみを含む。ここで用いられているダブル・ホモダイン検出はSection IV of the article by G. M D’ariano and M G. A. Paris entitled “Lower Bounds On Phase Sensitivity In Ideal And Feasible Measurements”. Phys. Rev. A 49, 3022-3036 (1994)に関連している。従って、ダブル・ホモダイン検出方法は視野の共役直角位相の統合的な決定を為さず、各電気的干渉信号値は共役直角位相の2つの直角成分各々に関する情報を同時に含む。
バイ及びクワッド・ホモダイン検出方法は電気的干渉信号の測定値を獲得し、電気的干渉信号の各測定値は共役直角位相の2つの直角成分に関する情報を同時に含む。これら2つの直角成分は、米国仮特許出願第60/442,858号(ZI−47)、及び米国特許出願(2004年1月27日出願)(ZI−47)、発明の名称「干渉計における対象による反射/散乱及び透過ビームの視野の共役直角位相の共同測定に対する装置及び方法」に記載されているように、共役直角位相の直角成分と対応している。
帰還測定ビームの視野の共役直角位相は、干渉計実施例におけるシングル、ダブル、バイ、並びに、クワッド・ホモダイン検出方法によって獲得される。それらホモダイン検出器方法各々に対して、電気的干渉信号72から成るアレイの4つの測定値から成る集合が作成される。電気的干渉信号72から成るアレイの4つの測定値の各々に対して、既知の位相シフトは基準ビーム成分と出力ビーム32の帰還測定ビームの間に導入される。位相シフトから成る既知の集合の非限定例は、0、π/4、π/2、並びに、3π/2ラジアン、モジュロ2πを含む。
入力ビーム24は、干渉計実施例に対して、シングル・ホモダイン検出方法に対する1周波数成分を含む。バイ・ホモダイン検出方法に対して、入力ビーム24は2周波数成分を含み、ダブル及びクワッド・ホモダイン検出方法に対して、入力ビーム24は4周波数成分を含む。位相シフトは、既知の周波数値間における入力ビーム24の周波数成分の周波数をシフトすること、或は、入力ビーム24の基準及び測定ビーム間に位相シフトを導入することの何れかで発生させる。干渉計実施例の特定例において、基準ビーム成分と干渉計10における出力ビーム32に対するような出力ビームの帰還ビーム成分との光路長の間に差が存在する。結果として、入力ビーム24の周波数成分の周波数における変化は、対応する基準ビーム成分及び出力ビーム32の帰還ビーム成分との間に相対的には位相シフトを発生する。
基準ビーム成分と出力ビーム32の帰還測定ビーム成分との間における光路差Lに対して、下記の数式4の如くに、周波数シフトΔfに対して対応する位相シフトφが存在し、
Figure 2006518488

ここで、cは光の自由空間速度である。留意すべきことは、Lは物理的な路長差ではなく、例えば測定ビーム及び帰還測定ビーム路の平均屈折率に依存することである。位相シフトφ=π、3π、5π、...及びL=0.25mの値の例に対して、対応する周波数シフトはΔf=600MHz、1.8GHz、3.0GHz、...である。
入力ビーム24の成分の周波数はソース18や、電子プロセッサ・コントローラ80によって発生させられた制御信号92及び74に従ったビーム-コンディショナー22の動作モードによって決定される。
バイ・ホモダイン検出方法に言及すれば、4つの電気的干渉信号値から成る集合は、本願と同一譲受人に譲渡された米国仮特許出願第60/442,858号(ZI−47)、発明の名称「干渉計における対象による反射/散乱ビームの視野の共役直角位相の共同測定に対する装置及び方法」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び2004年1月 日出願の米国特許出願(ZI−47)、発明の名称「干渉計における対象による反射/散乱或は透過ビームの視野の共役直角位相の共同測定に対する装置及び方法」、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載されるように、画像形成される基板60内或は基板60上のスポットの各対に対して獲得される。それら双方の米国仮特許出願及び米国特許出願の内容は、参照することで、それら全体をここに合体させる。画像形成される基板上及び/或は基板内における単一スポットに対する視野の共役直角位相を獲得するために使用される4つの電気的干渉信号値Sj、j=1,2,3,4から成る集合は、下記の数式5によって倍率以内のバイ・ホモダイン検出に対して表現される。ここで、係数A1及びA2は入力ビームの第1及び第2周波数成分と対応する基準ビームの振幅を表し、係数B1及びB2は基準ビームA1及びA2と対応するバックグランド・ビームの振幅を表し、係数C1及びC2は基準ビームA1及びA2と対応する帰還測定ビームの振幅を表し、Pjはパルス/シーケンスのパルスjにおける入力ビームの第1周波数成分の統合された強度を表し、εj及びγjに対する値はテーブル(下記表1)に挙げられている。1から−1まで或は−1から1までのεj及びγjの値における変換は基準及び測定ビームの相対的位相における変化と対応している。係数ξj、ζj、並びに、ηjは、基板60上及び/或は基板60内におけるスポットの発生に使用されるサイズ及び形状等の4つのピンホールから成る共役集合に関する特性、且つ、基準ビーム、バックグランド・ビーム、並びに、帰還測定ビームに対する基板60上及び/或は基板60内におけるスポットと対応する4つの検出器ピクセルから成る共役集合の感度に関する特性における変動の効果を表す。
Figure 2006518488
Figure 2006518488


数式5で仮定されていることは、|A2|/|A1|の比はj或はPjの値に依存しないことである。本発明の範囲或は精神の何れかから逸脱することなしに重要な特徴を提案するようにSjの表現を簡略化するために、数式5に更に仮定されることは、A2及びA1と対応する帰還測定ビームの振幅の比はj或はPjの値に依存しないことである。しかしながら、比|C2|/|C1|は、A2及びA1と対応する測定ビーム成分の振幅の比が比|A2|/|A1|と異なる場合、|A2|/|A1|とは異なる。
ビーム32における対応する基準及び帰還測定ビーム成分の間の相対的な位相シフトの制御によるcosφA2C2=±sinφA2C1に注目すれば、上記の数式5は以下の数式6の如くに書き換え可能であり、
Figure 2006518488

ここで、関係cosφA2C2=±sinφA2C1は本発明の範囲或は精神の何れかから逸脱することなしに使用されている。
εjに関する変化とに対する位相φA1B1εjφA2B2γjと、γjに関する変化に対する位相φA1B1εjφA2B2γjに関する変化はバックグランド・ビームがどこでそしてどのようにして発生させられるかに依存する実施例におけるπとは異なり得る。因子cosφB1C1εjがcos[φA1C1+(φB1C1εj−φA1C1)]に書き換え可能であることを留意することは、バックグランド・ビームの効果の評価にとって価値あることであり、ここで、位相差(φB1C1εj−φA1C1)は、位相φA1B1εj、即ち、cosφB1C1εj=cos(φA1C1+φA1B1εj)と同一である。
共役直角位相|C1|cosφA1C1の成分と対応する数式6における項が、ゼロの平均値を有し、εjがj=2.5に対して対称であるためにj=2.5に対して対称である矩形関数であることは、数式6の検査から明らかである。加えて、数式6における共役直角位相|C1|sinφA1C1の成分と対応する数式6における項が、ゼロの平均値を有し、γjがj=2.5に対して反対称であるためにj=2.5に対して反対称である矩形関数である。バイ・ホモダイン検出方法の設計による別の重要な特性は、共役直角位相|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1の項が、εj及びγjがj=1,2,3,4,即ち、
Figure 2006518488
の範囲にわたって直交していることである。
共役直角位相|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1についての情報は対称及び反対称特性や、信号値Sjに付与された以下のディジタルフィルタ(数式7及び数式8)によって表現される数式6における共役直角位相項の直交特性を用いて獲得される。
Figure 2006518488


Figure 2006518488




ここで、ξ’j及びP’jはξj及びPjを表現すべくディジタル・フィルタにおいて使用される値である
上記の数式7及び数式8におけるパラメータ(数式9)は共役直角位相の決定を完了すべく決定される必要がある。下記の数式9に付与されたパラメータは、例えば基準ビーム及び測定ビームの相対的位相にπ/2位相シフトを導入すると共に、共役直角位相に対する測定を繰り返すことによって測定可能である。第2測定からの(sinφA1C1/cosφA1C1)と対応する共役直角位相の振幅の比によって分割された第1測定からの(sinφA1C1/cosφA1C1)と対応する共役直角位相の振幅の比は、以下の数式10と等しい。
Figure 2006518488

Figure 2006518488

留意すべきことは、数式7及び数式8における特定の因子は、倍率、例えば、以下の数式11以内での4の公称値を有することである。
Figure 2006518488

それら倍率は、
Figure 2006518488
の平均値を仮定すれば、ξj'/ηj及びξj'/ζjの比に対する平均値と対応する。数式7及び数式8における因子の内の特定の他のものはゼロの公称値を有し、即ち、
Figure 2006518488

残りの因子は、
Figure 2006518488

であり、約ゼロから約4×余弦因子までにわたる公称大きさや、それに位相特性に依存する、(pj/Pj’)(ξjζj/ξj2)或は(Pj/Pj’)(ζjηj/ξj2)の何れかの因子の平均値を有する。第一の近似として測定ビームの位相を追跡しない位相を伴うバックグランドの一部に対して、数式13に挙げられた項の全ての大きさは略ゼロとなる。第一の近似として測定ビームの位相を追跡しない位相を伴うバックグランドの一部に対して、数式13に挙げられた項の大きさは略4×余弦因子であり、(Pj/Pj’)(ξjζj/ξj2)或は(Pj/Pj’)(ζjηj/ξj2)の何れかの因子の平均値を有する。
数式7及び数式8における2つの最大の項は、一般に、因子(|A12+|A22)及び(|B12+|B22)を有する項である。しかしながら対応する項は、数式12に示されるように、一因子としての(|A12+|A22)を有する項に対するξj‘の選択によって、且つ、一因子としての(|B12+|B22)を有する項に対するζjの設計によって実質的に削除される。
バックグランドの効果からの最大の寄与は、基準ビームとビーム28の測定ビーム成分によって発生させられたバックグランド・ビームの一部との間の干渉項への寄与によって表現される。バックグランドの効果のこの一部は、ゼロに設定されたビーム32の帰還測定ビーム成分を伴うバックグランドの一部に対応する共役直角位相を測定することによって、即ち、除去された基板60と、|A2|=0或は|A1|=0そしてその逆の何れか一方と、を伴う電気的干渉信号Sjを測定することによって、測定され得る。バックグランドの効果の一部における測定された共役直角位相は、所望に応じて、最終用途の適用に有利なバックグランド効果を補償すべく使用され得る。
バックグランド振幅2ξjζj|A1||B1|及び位相φA1B1εjの効果からの最大寄与についての情報、即ち、基準ビームと、ビーム28の測定ビーム成分によって発生させられたバックグランド・ビームの一部との間の干渉項は、基準ビームと、除去された基板60と、|A2|=0或は|A1|=0そしてその逆の何れか一方と、を伴うビーム28の測定ビーム成分との間の相対的位相シフトの関数としてのSj(j=1,2,3,4)を測定して、Sjの測定値をフーリエ分析することによって獲得され得る。そうした情報は、各バックグランドの起源を識別する補助を為すべく使用され得る。
他の技術は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許である米国特許第5,760,901号、発明の名称「バックグランド振幅低減及び補償を伴う共焦点干渉顕微鏡のための方法及び装置」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、米国特許第5,915,048号、発明の名称「バックグランド及びファアグランド光源からの非合焦光信号から合焦画像を識別するための方法及び装置」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、米国特許第6,489,285 B1号、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載されているように、本発明の範囲或は精神の何れか一方から逸脱することなしにバックグランド・ビームの効果を低減及び/或は補償すべく他の実施例に組み込み可能である。これら3つの特許文献各々の内容は、参照することで、それらの全体をここに合体させる。
ξj’に対する値の選択は干渉システムに存在する基準ビームだけでSj(j=1,2,3,4)を測定することによって獲得され得る係数ξj(j=1,2,3,4)についての情報に基づいている。特定の実施例において、これは入力ビーム24の測定ビーム成分の単なる阻止と対応し、そして特定の他の実施例において、これは除去された基板60でのSj(j=1,2,3,4)の単なる測定と対応し得る。ξj’に対する値から成る集合の正確性の試験は数式7及び数式8における(|A12+|A22)項がゼロになる程度である。
係数ξjηj(j=1,2,3,4)についての情報は|A2|=0或は|A1|=0の何れか一方で、4つの共役検出器ピクセルと対応するスポットを通過した人工物をスキャニングすることによって、そして共役直角位相成分2|A1||C1|cosφA1C1或は2|A1||C1|sinφA1C1を測定することによって獲得され得る。2|A1||C1|cosφA1C1或は2|A1||C1|sinφA1C1項の振幅に関する変化は、jの関数としてのξjηjにおける変動と対応している。係数ξjηj(j=1,2,3,4)についての情報は、例えば、干渉システム10の内の1つ或はそれ以上の要素の安定性をモニタすべく使用され得る。
バイ・ホモダイン検出方法は、視野の共役直角位相の決定に対する確固たる技術である。第1として、共役直角位相|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1はディジタル式濾過値F1(S)及びF2(S)における主要項であり、それは、数式12に関して先に議論したように、因子(|A12+|A22)及び(|B12+|B22)を伴う項は略ゼロとなるためである。
第2として、数式7及び数式8における|C1|cosφA1C1及び|C2|sinφA1C1項の係数は同等である。よって、振幅及び位相に関する帰還測定ビーム及び基準ビームの間の干渉項の高度に正確な測定、即ち、視野の共役直角位相の高度に正確な測定は測定可能であり、ξjにおける第1次変動と、(Pj/Pj’)及び(ξj 2/ξj2)等の正規化における第1次エラーは第2次だけ或はより高度な程度に入る。この特性は重要な長所に転換する。また、4つの電気的干渉信号値から成る集合からの共役直角位相|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1の各成分に対する寄与は同一のウィンドウ関数を有し、よって共同して決定された値として獲得される。
バイ・ホモダイン技術の他の際立つ特徴は数式7及び数式8において明かであり、数式11の第1式と対応する数式7及び数式8における|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1は、ξj及びηjに対する仮定された値におけるエラーとは独立して同等であり、数式12の第4式と対応する数式7及び数式8における|C1|sinφA1C1及び|C1|cosφA1C1は、ξj’に対する仮定された値におけるエラーとは独立して同等である。よって、共役直角位相と対応する位相の高度に正確な値は、ξjにおける第1次変動で測定され得て、(Pj/Pj’)及び(ξj 2/ξj2)等の正規化における第1次エラーは幾つかの高次効果を通じるものだけに入る。
また明かなことは、視野の共役直角位相がバイ・ホモダイン検出方法を用いる場合に一緒に獲得されるので、視野の共役直角位相のシングル・ホモダイン検出における可能性ある状況と異なって、位相冗長性の結果として、位相追跡に関するエラーに対するポテンシャルにおける重要な低減がある。
一緒に取得された量である視野の共役直角位相の結果として、バイ・ホモダイン検出の多数の長所がある。1つの長所としては、画像形成されることになる基板内或は基板上のスポットのオーバーレイ・エラーの効果、低減された感度であり、基板内及び/或は基板上の各スポットの4つの電気的干渉信号値の取得中、多重ピクセル検出器の共役ピクセルの共役画像は干渉共焦点顕微鏡を用いて画像形成される。オーバーレイ・エラーは、画像形成されるスポットに対する共役検出器ピクセルから成る集合の4つの共役画像から成る集合におけるエラーである。
別の長所は、スキャニング・モードで動作する際、スキャン中に異なる時間に画像形成される基板内或は基板上のスポットと共役である共焦点顕微鏡システムで使用される複数のピンホールから成る共役集合に関して、ピンホール毎の変動の効果に対する低減された感度がある。
別の長所は、スキャニング・モードで動作する際、スキャン中に異なる時間に画像形成される基板内或は基板上のスポットと共役である複数の共役ピクセルから成る集合内の特定のピクセル毎の変動の効果に対する低減された感度がある。
別の長所は、スキャニング・モードで動作する際、干渉計システムへの入力ビーム24の複数パルスから成る共役集合のパルス毎の変動の効果に対する低減された感度がある。
多重ピクセル検出器の共役ピンホール及び共役ピクセルから成る集合の多重ピクセル検出器のピンホール及びピクセルは、多重ピクセル検出器の複数ピンホール及び/或は複数共役ピクセルから成るアレイの隣接ピンホールを含み得るか、或は、複数ピクセルから成るアレイからの複数ピンホール及び/或はピクセルから成るアレイから選択されたピンホールを含み得て、それら選択されたピンホール間の分離はピンホール分離の整数と、複数ピクセルから成るアレイ間の分離は、横方向及び/或は縦方向の解像度やS/N比の損失無しで、ピクセル分離の整数と対応している。対応するスキャン速度は共役ピンホールから成る集合、及び/或は、多重ピクセル検出器の読み取り速度によって分割される複数共役ピクセルから成る集合と共役な測定対象物60上のスポットの間隔の整数倍と等しい。この特性は、単位時間当たりの画像形成される基板内及び/或は基板上のスポットの数に対する、干渉共焦点顕微鏡に対するスループットに関する著しい増大を許容する。
クワッド・ホモダイン検出方法に言及すれば、4つの電気的干渉信号値から成る集合は、ソース18からの2つのパルス・シーケンスやビーム-コンディショナービーム-コンディショナー22によって、画像形成される基板60上及び基板60内の各スポットに対して獲得される。画像形成される基板上及び/或は基板内の単一スポットに対する視野の共役直角位相を獲得するために用いられる4つの電気的干渉信号値Sj(j=1,2,3,4)から成る集合は、以下の数式14乃至数式17によってスケール・ファクター内でのクワッド・ホモダイン検出に対して表現され、
Figure 2006518488

Figure 2006518488

Figure 2006518488

Figure 2006518488


ここで、係数A1、A2、A3、並びに、A4は、入力ビーム24の第1、第2、第3、並びに、第4の周波数成分と対応する基準ビームの振幅を表し、係数B1、B2、B3、並びに、B4は、基準ビームA1、A2、A3、並びに、A4と対応するバックグランド・ビームの振幅を表し、係数C1、C2、C3、並びに、C4は、基準ビームA1、A2、A3、並びに、A4と対応する帰還測定ビームの振幅を表し、P1及びP2は、入力ビーム24の第1及び第2のパルス・シーケンスにおける第1周波数成分の統合された強度を表し、εj及びγjに対する値は表1に挙げられている。クワッド・ホモダイン検出方法に対する係数ξj、ζj、並びに、ηjの説明は、バイ・ホモダイン検出方法のξj、ζj、並びに、ηjに対して付与された説明の対応部分と同一である。
数式14乃至数式17において仮定されることは、|A2|/|A1|及び|A4|/|A3|の各比がj或はPjの値に依存しないことである。本発明の範囲或は精神の何れか一方から逸脱することなしに、重要な特徴を提案するようにSjの表現を簡略化するために、数式14乃至数式17において仮定されることは、|A2|/|A1|及び|A4|/|A3|と対応する帰還測定ビームの振幅の比が、j或はPjの値に依存しないことである。しかしながら、|A2|/|A1|及び|A4|/|A3|と対応する測定ビーム成分の振幅の比が比|A2|/|A1|及び|A4|/|A3|とそれぞれ異なる場合、比|C2|/|C1|及び|C4|/|C3|は比|A2|/|A1|及び|A4|/|A3|とはそれぞれ異なる。
ビーム32における対応する基準及び測定ビーム成分の間での相対的な位相シフトの制御によるcosφA2C2=±sinφA1C1に留意すると、数式14乃至数式17は以下の如くに書き換え可能であり、
Figure 2006518488

Figure 2006518488

Figure 2006518488

Figure 2006518488


ここで、関係cosφA2C2=±sinφA1C1は本発明の範囲或は精神の何れか一方から逸脱すること無しに使用された。
共役直角位相|C1|cosφA2C2及び|C1|sinφA1C1についての情報は、対称及び反対称特性や、信号値Sj(j=1,2,3,4)に付与される以下のディジタル・フィルタ(数式22及び数式23)によって表現される共役直角位相の直交特性を用いて獲得される。
Figure 2006518488

Figure 2006518488


クワッド・ホモダイン検出方法に対するξj’及びPj’の説明は、バイ・ホモダイン検出方法におけるξj’及びPj’に対して付与された対応する説明と同一である。数式18乃至数式23を用いて、以下の表現が共役直角位相の成分を含む濾過量|C1|cosφA1C1及び|C1|sinφA1C1用に獲得される:
Figure 2006518488

Figure 2006518488


パラメータ:
Figure 2006518488

Figure 2006518488

Figure 2006518488


は、特定のエンドユーザ用途に対する共役直角位相の決定を完了するために決定される必要がある。数式26乃至数式28で付与されたパラメータは、例えば、数式9によって特定化された量の測定に対するバイ・ホモダイン検出方法用に記載された手続きと類似の手続きによって測定され得る。
クワッド・ホモダイン検出方法の残りの説明は、バイ・ホモダイン検出方法用に付与された説明の内の対応する部分と同一である。
更に明かなことは、視野の共役直角位相がクワッド・ホモダイン検出を用いる場合に一緒に獲得されるので、視野の共役直角位相のシングル・ホモダイン検出において可能性のある状況とは異なって位相冗長性の結果として位相追跡に関するエラーに対するポテンシャルにおける重要な低減がある。
視野の共役直角位相が一緒に獲得された量である結果、クワッド・ホモダイン検出の多数の長所がある。
1つの長所は、画像形成される基板内或は基板上のスポットのオーバーレイ・エラーの効果や、干渉共焦点顕微鏡を用いて、画像形成される基板内及び/或は基板上の各スポットの4つの電気的干渉信号値の取得中、多重ピクセル検出器のピクセルから成る共役集合のピクセルの共役画像に関する低減された感度である。オーバーレイ・エラーは画像形成されるスポットに対する共役検出器ピクセルから成る集合の4つの共役画像から成る集合におけるエラーである。
別の長所は、スキャニング・モードでの動作の際、干渉計システムへの入力ビーム24のパルスから成る共役集合のパルス毎の変動の効果に関する低減された感度がある。
別の長所は、スキャニング・モードでの動作の際、ソースのただ1つのパルスが少なくとも4つの電気的干渉値を発生すべく必要とされるので、スループットに関する増大がある。
第1実施例は、図2aに概略的に示される第1実施例の干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉システムを備える。干渉計10は、本願と同一譲受人に譲渡された米国仮特許出願第60/447,254号(ZI−40)、発明の名称「縦型微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び米国特許出願第………号(2004年2月 日)(ZI−40)、発明の名称「縦型微分干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル等における干渉計を備える。これらの米国仮特許出願及び米国特許出願の内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
第1実施例の干渉計10は、番号110で全般的に示された第1画像形成システム、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112、検出器70、並びに、番号210で全般的に示された第2画像形成システムを備える。この第2画像形成システム210は大きな作業距離を有する低倍率の顕微鏡であり、例えば、ニコンELWD及びSLWD対物レンズや、オリンパスLWD、ULWD、並びに、ELWD対物レンズ等である。第1画像形成システム110は、本願と同一譲受人に譲渡された米国仮特許出願第60/442,982号(ZI−45)、発明の名称「ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタを組み入れている干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び米国特許出願第………号(2004年1月27日)(ZI−45)、発明の名称「ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタを組み入れている干渉共焦点顕微鏡」、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載された干渉共焦点顕微鏡システムを備える。これらの米国仮特許出願及び米国特許出願の内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
第1画像形成システム110は図2bに概略的に示されている。画像形成システム110は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第6,552,852 B2号(ZI−38)、発明の名称「反射光学的及び反射屈折的な画像形成システム」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び米国特許出願第10/366,651号(ZI−43)、発明の名称「反射光学的及び反射屈折的な画像形成システム」、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載されているような反射屈折システムであり、これら2つの引用特許出願の内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
反射屈折画像形成システム110は、反射屈折要素140及び144、ビーム-スプリッタ148、並びに、凸レンズ150を含む。面142B及び146Bは名目上同一曲率半径を有する凹状球面であり、面142B及び146Bの曲率中心はビーム-スプリッタ148に対して共役点である。面142A及び142Cは同一曲率中心を有する凸状球面であり、面146A及び146Cは同一曲率中心を有する凸状球面である。面142A,142C,146A,146Cは、名目上、同一の曲率半径を有する。面142A及び142Cの曲率中心は、ビーム-スプリッタ148に対して小さな変位(0,0,z1’)だけシフトさせるか、或は、面146Bの曲率中心と同等であり、面146Aおよび146Cは面142Bの曲率中心に対して小さな変位(0,0,−z2’)だけシフトさせられている。相対的な変位(0,0,z1’)及び(0,0,−z2’)は、基板60についての情報の取得に対して干渉計10の性能を最適化すべく選択される。凸レンズ150の曲率中心は面142Bの曲率中心と同一である。面146Bの曲率半径は、画像形成システム110の使用可能な立体角に関する損失を最少化すべく、且つ、エンドユーザ用に受け入れ可能な画像形成システム110に対する作業距離、例えばmm程度の距離を作り出すべく選択される。凸レンズ150の曲率半径は、反射屈折画像形成システム110の軸外収差が補償されるように選択される。要素140及び144の媒体は、例えば、CaF2、石英ガラス、或は、SF11等の商業的に入手可能なガラスであり得る。凸レンズ150の媒体は、例えば、CaF2、石英ガラス、YAG、或は、SF11等の商業的に入手可能なガラスであり得る。要素140,144及び凸レンズ150の媒体の選択において重要な考慮事項は、ビーム24の周波数に対する透過特性である。
留意すべきことは、今述べた小さな変位の結果として、ビーム-スプリッタ148を介して見える、面142Aの曲率中心は面146Aの曲率中心と合致しないことである。(或は、同等には、ビーム-スプリッタ148を通じて見える面146Aの曲率中心は面142Aの曲率中心と合致しない。)むしろ、これら2つの点は2つの面142A及び146Aの相互に対する小さな変位によって決定される量だけ変位される。それら相互に対する変位の方向はビーム-スプリッタ148の平面に対して垂直である。
凸レンズ152は、凸レンズ150の曲率中心と同一である曲率中心を有する。これら凸レンズ150及び152は、間におけるピンホール・ビーム-スプリッタ112と一緒に結着される。ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112は図2cに示されている。このピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタにおけるピンホールのパターンは、エンドユーザ用との要件と符合するように選択される。パターンの一例は、2つの直交方向における同等に離間されたピンホールから成る2次元アレイである。それらピンホールは、円状アパーチャ、矩形アパーチャ、或は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許出願第09/917,402(ZI−15)、発明の名称「共焦点及び近視野の顕微鏡のための多重ソース・アレイ」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、カイル・フェリオに記載されたようなそれらの組み合わせを含み得る。その内容は、参照することでその全体をここに合体させる。ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112のピンホール間の間隔は、図2cにおいて、bとして、アパーチャ・サイズaと一緒に示されている。
入力ビーム24はピンホール・ビーム-スプリッタ112へ向かうようにミラー54で反射され、その第1部分が出力ビーム成分130A及び130B(図2a参照)の基準ビーム成分として透過され、そしてその第2部分がビーム成分126A及び126Bの測定ビーム成分として散乱させられる。ビーム成分126A及び126Bの測定ビーム成分は、基板60の面から変位された画像平面内における画像スポットから成るアレイへのビーム成分128A及び128Bの測定ビーム成分として画像形成される。
基板60の面から変位させられた画像平面内における画像スポットから成るアレイは、画像スポットからそれぞれが成る第1及び第2アレイを含み、画像スポットから成る第2アレイは画像スポットから成る第1アレイに対して横方向或は縦方向に変位させられている。画像スポットから成る第1及び第2アレイのスポット164及び166の対応する対の箇所は、凸状面142A、142C、146A、並びに、146Cの変位z1’=z2’の場合、図2d及び図2eに概略的に示されている。スポット164及び166の対応する対はピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112のピンホール162から成る画像である。面142Aの曲率中心の変位は正のz方向である。画像スポット164に寄与するビームの経路の例はビーム126Eであり、画像スポット166に寄与するビームの経路の例はビーム126Fである(図2d参照)。
ビーム126Eの一部はビーム-スプリッタ148で二度反射され、凸状面142A及び142Cで一度反射されて、ピンホール162の箇所(−x1/n,−y1/n,−2z1/n)で画像スポット184を形成し(図2d参照)、ここで、x1及びy1はピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の平面内におけるピンホール162のx及びy座標であり、nは凸レンズ150及び152の屈折率である。加えて、ビーム126Fの一部はビーム-スプリッタ148で二度透過させられ、凸状面146Aで一度反射させられて、箇所(−x1/n,−y1/n,2z2/n)で画像スポット186を形成する(図2d参照)。これら画像スポット184及び186の箇所は、レンズ150及び152の曲率中心の箇所に対するピンホール162の箇所がb/4 mod b或は(3/4)b mod bの何れかであるように選択することによってピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112のピンホール間の中途となるように配列されている。
次に、基板60の面による画像スポット164及び166を含むビームの反射部分に対する反射屈折画像形成システム110の影響を検討する。反射部分はビーム128A及び128Bの帰還測定ビーム成分の一部であり、反射屈折画像形成システム110によってピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の空間における4つのスポット190,192,194,196に画像形成される。ビーム126E及び126Fのピンホール・ソースに対するスポットの箇所は、[x1,y1,(2h1−4z1)/n]、[x1,y1,(2h1+4z2)/n]、[x1/n,y1/n,2(h1−z1+z2)/n]、並びに、[x1/n,y1/n,2(h1−z1+z2)/n]であり、2z1−h1及び−2z2+h1は、基板60の面からスポット164及び166の変位である。
画像スポット190,192,194,196を形成しているビームの部分は、ビーム126E及び126Fのピンホール/ソースと対応するピンホールによって、ビーム成分130A及び130Bの一成分として、透過させられる。画像スポット184及び186を形成しているビームは、画像スポット184及び186のビーム126E及び126Fのピンホール・ソースと対応するピンホールに対する変位のため、且つ、レンズ150及び152の曲率中心に対するピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112のピンホール箇所をb/4 mod b或は(3/4)b mod bの何れかとなるように選択することの結果として生ずる他のピンホールに対する変位のため、ビーム126E及び126Fのピンホール・ソースと対応するピンホールによって、或は、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の他のピンホールによって透過させられない。ピンホール・アレイ・スプリッタ112によって画像スポット184及び186を形成しているビームの部分の反射によって生ずる擬似ビームの効果を更に低減すべく、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の各面が反射防止コーティングで被覆されている。
ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112によって画像スポット184及び186を形成しているビームの部分の反射によって生ずる擬似ビームの効果は、画像スポット184,186,190,192,194,196から成るアレイがx−y平面上に2つだけの重ね合わせ画像を形成するので、更に低減される。
基板60の面上における副波長人工物及び/或は欠陥によって散乱させられる画像スポット164及び166を含むビームの部分における反射屈折画像形成システム110の影響の説明は、基板60の面によって反射させられる画像スポット164及び166を含むビームの部分における反射屈折画像形成システム110の影響に対して付与された説明の基礎を形成している分析の変形である分析に基づく。
次のステップは、電気的干渉信号72のアレイを発生するための、CCD等の多重ピクセル検出器70のピクセルと一致するスポットから成るアレイへの、画像形成システム210による出力ビーム成分130A及び130Bの画像形成である。電気的干渉信号から成るアレイは、共役直角位相から成るアレイに対する引き続く処理のために、信号プロセッサ及びコントローラ80に向かって透過させられる。
入力ビーム24の説明は、図1cに示される2周波数発生器及び周波数シフターとして構成されるビーム-コンディショナー22を伴う図1aの入力ビーム24に対して付与された説明の対応する部分と同一である。入力ビーム24は、異なる周波数を有すると共に平面偏光の同一状態を有する2つの成分を含む。入力ビーム24の各成分の周波数は、電気的プロセッサ及びコントローラ80によって発生させられた制御信号74に従ってビーム-コンディショナー22によって様々な周波数値の間でシフトさせられる。ビーム20は単一周波数成分を含む。
帰還測定ビームの視野の共役直角位相はバイ・ホモダイン検出方法を用いて獲得され、電気的干渉信号72の4つの測定から集合は作成される。視野の共役直角位相から成るアレイは、干渉共焦点画像形成システム10によって測定され、各共役直角位相は基板内或は基板上におけるスポットの対から散乱/反射させられたビームの視野の共役直角位相の差を含む。共役直角位相から成るアレイは一緒に測定され、即ち、同時に測定され、そして各共役直角位相の成分は一緒に測定される。
基板内或は基板上におけるスポットの対によって引き続き散乱/反射させられるビームの相対的位相は干渉計システム・パラメータ、例えば、基板60内或は基板60上におけるスポットの対の各スポットと対応する測定及び帰還測定ビーム成分の相対的光路長の制御によって調整される。これら相対的位相は、曲率中心に変化を導入することに無しに、凸状面142A,142C,146A,146Cの曲率半径に関する変化を為すことによって調整される。142A,142C,146A,146Cの凸状面の曲率半径に関する変化を導入する技術の例は、屈折率符合材を含む面に均一層を付加することである。相対的位相に関する変化を導入する技術の別の例は、凹状反射面を隣接する凸状面にエアギャップ厚みが調整され得るようにエアギャップを伴って付加することである。後者の例において、凸状部は反射防止被覆されている。
第1実施例における測定された共役直角位相は、近似値が以下の数式29のように書かれる複素振幅V3(h1,z1,h2,z2,χ1,χ2,χ3,χ4)の成分と比例し、
Figure 2006518488
ここで、R1 1/2は、スポット164及び166を形成しているビームの視野に対する基板60の面の複素反射係数であり、χ1,χ2,χ3,χ4は、以下の数式30乃至数式33の如くに、曲率中心を一定に維持しながら、凸状面142A,142C,146A,146Cの曲率半径を変化することによって導入される位相シフトであり、
Figure 2006518488
Figure 2006518488
Figure 2006518488
Figure 2006518488
p(χ)は次数p=0,1,2,・・・・の球ベッセル関数であり、sinθ0及びsinθ1は、明暗開口無しの画像形成システムの、そして基板60の画像空間における遮蔽開口の開口数である。数式29における2項に対する基礎を形成する誘導の説明は、T. Wilson, Confocal Microscopy, Academic Press (1990)等で参照され得て、その内容は、参照することで、それら全体をここに合体させる。
数式29が書かれている形態は第1実施例の特定の重要な局面を反映しており、スポット164及び166(図2d参照)を形成しているビーム各々に対するピンホール・ソースはピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の同一ピンホールであり、スポット190,192,194,196を形成しているビームの共焦点空間濾過を実行するピンホールは、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の同一ピンホールであり(図2c及び図2e参照)、そして引き続き空間的に濾過される、即ち同一ピンホールによって透過させられるスポット190,192,194,196を形成しているビームの部分は検出器70の同一ピクセルによって検出される。
第1実施例において、位相χ1,χ2,χ3,χ4はビーム194及び194がπだけ位相がずれて、相互に破壊的に干渉するように選択される。位相χ1,χ2,χ3,χ4上に配置された対応する条件は数式34、
Figure 2006518488
である。y1=0及びz1=z2の非制限仮定を伴って、先の数式29は以下の数式35の形態を帯びる。
Figure 2006518488
第1実施例は、
Figure 2006518488
の場合暗視野モードで動作すべく更に構成される。暗視野要件は位相χ1,χ2,χ3,χ4上にz1上の条件と連携して第2条件を配置することによって達成され(数式36)、
Figure 2006518488
数式34及び数式36で表現される位相χ1,χ2,χ3,χ4上の2つの条件は組み合わされて、位相χ1,χ2,χ3,χ4の対間に、例えば以下の数式37及び数式38の関係を獲得する。
Figure 2006518488
Figure 2006518488
条件χ1−χ3=π/2及びχ2−χ4=−π/2に対して、数式35は以下の数式39にまとまる。
Figure 2006518488
3(h1,z1,h1,z1,χ1,χ2,χ1−π/2,χ2+π/2)=V3(h1,z1)の省略表記を用いると共に、h1に関する数式39のべき級数展開を為すことで、以下の数式40を得る。
Figure 2006518488

第1実施例の動作の暗視野モードは、数式40における定数項がゼロとなるようにz1の値を選択することによって達成される。z1に対する選択された値は下記の超越数式(数式41)の解である
Figure 2006518488
θ0=60度及びθ1=15度の例に対する超越数式α01,m(m=1、2、並びに、3)の解の集合は表2に挙げられている。表2には、干渉共焦点画像形成システムの回折限界解像度λ/2NAに対する共通スポットの対応するサイズDm、半値全幅も挙げられている。
数式41の超越数式が満たされた際、ピンホール・スプリッタ112でのビーム194及び196の視野は大きさに関して同等であり且つ反対位相である。位相が異なる擬似ビームが発生させられ、それらがビーム194及び196の視野の破壊的干渉の結果として180度位相を異にしている。明かなことは位相を異にする擬似ビームの一部は位相を異にする二次擬似ビームを発生し、それらがスポット190,192,194,196の発生と類似した方式でピンホール162近辺のスポットに合焦させられる。それら二次擬似ビームの効果の振幅はピンホール・アレイ112における対応するピンホールによって透過させられたスポット190及び192を形成しえるビームの部分の振幅よりも小さいか或は5%程度小さく、第1番に暗視野のレベルをもたらし、そして第2番目に最高測定への感度をもたらす。
数式40の重要な特徴は、基板60の面の高さの規定が基板60の垂直位置と対応して、V3(h1,z1)=0、即ち、対応する共役直角位相の値がゼロとなるように為す。数式40におけるh1の係数は材料の特性の関数として測定される。数式40におけるh1の係数の対応する値は表2に∂V3(h1,z1,m)/∂h1として挙げられている。第1実施例はスキャニング・モードで動作し得て、共役直角位相の測定されたアレイはh1の係数の測定された特性を用いて高さプロファイルに変換され、即ち、基準フレームに対して面の高さを決定するために、h1に関してスキャンする必要がない。
Figure 2006518488
重要なことは、最終用途で表2に挙げられたm=1解の使用は本質的には回折限界解像度を伴った基板60の試験を許容することを留意することである。第1実施例のこの特徴は重要な長所を表現している。代替的には、最終用途で表2におけるm=2解の使用は、横方向空間的解像度を犠牲にするが、m=1解の感度と比較された約1.8の感度に関する増大を伴って基板60の試験を許容する。
暗視野モードでの動作は、共役直角位相及び増大されたスループットのアレイによって表現された情報に関する低減された系統的且つ統計的エラーの双方に導く。情報は、基板60内或は基板60上における基板60の1つ或はそれ以上の面のプロファイルの横方向微分、基板60の一次元、2次元、並びに、三次元の横方向微分画像、基板60上或は基板60内における形状或は人工物の重要な寸法、並びに、基板60内或は基板60上の副波長欠陥のサイズ及び箇所を含み得る。
共役スポットによる測定ビーム成分の散乱/反射によって発生させられた帰還測定ビームのバックグランド成分は同一であり、それ故に電気的干渉信号72に寄与しない。従って、バックグランド成分は、第1及び第2実施例の双方に対して、その電気的干渉信号72の平均値或は該電気的干渉信号72における干渉項の何れかに寄与しない。
統計的エラーの低減は暗視野モードでの動作の直接的な結果でもある。バックグランド視野の寄与は、同一振幅及びπの位相差を有するように構成されたバックグランド視野の重ね合わせによって且つ強度の減算によらず、第2実施例において除去/削除される。暗視野の結果として、ビーム24の強度は検出器70の飽和無しに著しく増大され得て、統計的エラーに関する対応する低減が達成される。
スループットに関する増大は暗視野モードでの動作の直接的な結果である。共役直角位相の測定されたアレイに関する特定の精度を達成すべく必要とされる時間は、暗視野モードでの動作によって許容されるビーム24の強度の増大によって低減される。暗視野の結果、ビーム24の強度は検出器70の飽和無しに著しく増大させられ得る。
また、暗視野モードでの動作の際、基板60の局所的に等方性の区分における副波長人工物を含むスポットの対と対応する視野の測定された共役直角位相は、基準副波長人工物に対する副波長人工物についての情報を表現する。基準副波長人工物は局所的に等方性の区分の特性と人工物のそれらと同様な寸法とを有する。従って、測定された特性は基板60内或は基板60上に置ける副波長人工物の重要な寸法及び箇所についての情報を含む。
また、暗視野モードでの動作の際、基板60の局所的に等方性の区分における副波長欠陥を含むスポットの対と対応する視野の測定された共役直角位相は、基準副波長欠陥に対する副波長欠陥についての情報を表現する。基準副波長欠陥は局所的に等方性の区分の特性と欠陥のそれらと同様な寸法とを有する。従って、測定された特性は基板60内或は基板60上における副波長欠陥の寸法及び箇所についての情報を含む。
バックグランド視野の干渉補償の正確性は幾つかの理由のために第1及び第2実施例において高い。干渉補償のこの高い正確性はピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112におけるピンホールの特性に依存せず、例えば、ピンホールの径は例えば2倍で変化しえるし、或はピンホールの形状が丸いアパーチャから正方形アパーチャに変化しえるし、或は、それらの双方でありえ、なおかつ関連バックグランド視野に対する干渉補償のレベルは変化しない。スポット対の第1スポットと関連されたバックグランド視野の振幅及び位相は、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112におけるピンホールの特性とは独立しているスポット対の第2スポットと関連されたバックグランド視野の振幅及び位相と同一である。
第1実施例のスループットは、本願と同一譲受人に譲渡された下記の特許文献22及び23に記載されているような導波構造による入力ビーム24と結合されたピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタの使用によって更に増大可能である。それらの米国仮特許出願第60/445,739号(ZI−39)、発明の名称「共焦点及び近視野共焦点顕微鏡に対する導波構造及び共鳴構造によって供給された多重ソース・アレイ」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び米国特許出願第………号(2004年2月6日出願)(ZI−39)、発明の名称「共焦点及び近視野共焦点顕微鏡に対する導波構造及び共鳴構造によって供給された多重ソース・アレイ」、発明者:ヘンリー・A・ヒルの内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
第2実施例は基板の面上の薄膜の光学的厚みを測定するように構成されている。第2実施例は、基板60の面上における薄膜を伴う第1実施例の干渉共焦点画像形成システムを含む。
3(h1,z1,m)、Φ(h1)の位相は、h1が負値から正値まで変化すると共に2πだけ変化する。h1=0でのh1に関する位相Φ(h1)の変化の速度は、薄膜の光学的厚みと関連されている。特に、h1=0でのh1に関する位相Φ(h1)の変化の速度は、薄膜の厚みが増大するとともに減少する。電子プロセッサ・コントローラ80は、薄膜の厚みプロファイルについての情報に対して、h1=0でのh1に関する位相Φ(h1)の変化の速度のアレイに対する測定された共役直角位相のアレイを測定する。膜は検出され得て、その厚みは5nm以上或は5nm程度の厚みに対して測定される。
第2実施例の重要な特徴は、薄膜の特性が高い開口数、例えば0.9の開口数を伴って動作する干渉共焦点画像形成システムの回折限界解像度と略等しい横方向解像度で獲得され得ることである。
また第2実施例は、基板60の特性を測定すべく、及び/或は、基板60上の共通スポットから成るアレイからの反射/散乱ビームに対する様々な偏光状態の使用によって薄膜を測定すべく構成される。反射/散乱ビームに対する偏光状態は干渉計システム110の瞳をアポダイズすることによって選択される。このアポディゼーションは瞳を4つの同等のパイ区分に分割して2つの径方向で対向するパイ区分の透過を阻止することと対応している。例えばアポディゼーションは、s或はp偏光の何れか一方を実質的に行わせるべく反射/散乱の制限を許容する。反射/散乱ビームに対する偏光の状態は入力ビーム24の偏光状態を変化すること、及び/或は、アポダイズされたパイ区分を画像形成システムの光学軸周りに回転させることによって変化させる。
反射/散乱ビームに対する偏光の様々な状態の使用は重要な長所を表す。
第1及び第2実施例も、ここに記載されて下記の特許文献24及び25に記載されたようなクワッド・ホモダイン検出に対して構成され得る。
米国仮特許出願第60/442,858号(ZI−47) 2004年1月27日付け出願の米国特許出願(ZI−47)、発明の名称「干渉計における対象物による反射/散乱ビームの視野の共役直角位相の同時測定のための装置及び方法」 第3実施例は図3に概略的に示されている。この第3実施例は第1及び第2実施例と機能的に同等であるように構成され得る。第1及び第2実施例と第3実施例との間の主要な違いは、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112の従来の共焦点ピンホール・アレイ112A,112B,112Cとの置き換えである。
図3で参照されるように、入力ビーム24は偏光ビーム-スプリッタ330に入射し、その第1部分は干渉計410の測定ビームとして透過させられると共に、その第2部分はミラー332及び334での反射後、干渉計410の基準ビームとして反射させられる。これら測定ビーム及び基準ビームはピンホール・アレイ112A及び112Bにそれぞれ入射する。これらピンホール・アレイ112A及び112Bは、それぞれピンホール・アレイ112Cの共役である。
ピンホール・アレイ112Bに入射する基準ビームの一部はビーム-スプリッタ340で透過させられ、且つ、その一部はレンズ360によってピンホール・アレイ112C上のスポットから成るアレイに合焦させられる。
ピンホール・アレイ112Aに入射する測定ビームの一部はビーム-スプリッタ340で透過させられ、且つ、その第1及び第2部分は基板60上のスポットから成るアレイに合焦させられる。その第1部分は、偏光ビーム-スプリッタ342による反射及び透過の後、1/4波長板346を通る二重通過、凹状ミラー350による反射、そして、レンズ354による合焦によって、スポットから成る第1アレイに合焦する。第2部分は、偏光ビーム-スプリッタ342による反射及び透過の後、1/4波長板348を通る二重通過、凸状ミラー352による反射、そして、レンズ354による合焦によって、スポットから成る第2アレイに合焦する。スポットから成る第1及び第2アレイの説明は、第1及び第2実施例のスポットから成る対応するアレイの説明と同一である。スポットから成る第1及び第2アレイを相対的に横方向及び縦方向にシフトすることは、凸状ミラー352に対する凹状ミラー350の回転及び縦方向変位によって制御される。しかしながら、本発明の範囲或は精神を制限すること無しに説明を簡略化するために、実際上、図3の平面に対して45度の角度である光学システム310の配向は図3内の平面内に配向されるように示されている。
スポットから成る第1及び第2アレイを形成する測定ビームの部分は、帰還測定ビーム成分の第1及び第2アレイとして、基板60によって反射/散乱させられる。帰還測定ビーム成分の第1アレイは、画像形成システム310を通じて測定ビーム成分のその先駆アレイの経路を引き返し、その一部はビーム-スプリッタ340による反射の後にピンホール・アレイ112Cでスポットから成るアレイに合焦する。帰還測定ビーム成分の第2アレイは、画像形成システム310を通じて測定ビーム成分のその先駆アレイの経路を引き返し、その一部はビーム-スプリッタ340による反射の後にピンホール・アレイ112Cでスポットから成るアレイに合焦する。
ピンホール・アレイ112Cでのスポットから成る2つのアレイの説明は、スポットの変位が1/n因数で低減されないことを除いて、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112での第1及び第2実施例におけるスポットから成る対応するアレイに対して付与された説明の部分と同一である。ピンホール・アレイ112Cと隣接する媒体の屈折率は1であることが仮定されるが、本発明の範囲及び精神から逸脱すること無しに別のものであり得る。
スポットと基準ビームとの重ね合わせアレイの部分はピンホール・アレイ112Cで透過させられ、分析器362による透過後に検出器70で検出されて、電気的干渉信号72を発生する。分析器362は、スポットと基準ビームとの重ね合わせアレイの透過部分の偏光状態を混合する。
入力ビーム24の説明は、図1bに示された2周波数発生器及び位相シフターとして構成されたビーム-コンディショナー22と単一周波数成分を含むビーム20とを伴う図1aの入力ビーム24に対して付与された説明の対応する部分と同一である。入力ビーム24は異なる周波数を有する2成分を含んで、各成分は平面偏光の異なる状態の2つの成分を有する。入力ビーム24の成分の相対的な位相は、ビーム-コンディショナー22の議論で記載されたように電子プロセッサ・コントローラ80によって発生させられる制御信号74に従って異なる値間でシフトされる。
第3実施例の説明の残りの部分は第1及び第2実施例に対して付与された対応する部分と同一である。
幾つかの実施例において、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112は基板60のスキャン方向とは反対方向に、そして、ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ12のピンホールの共役画像が画像形成される基板60上或は基板60内におけるスポットと重ね合わさった状態でいるような速度でスキャンされ得る。動作のこのスキャニング・モードはスキャニング・モードで動作しているリソグラフィー・ツールの、レーティクル・ステージとウェハー・ステージの相対的運動と類似している。共焦点顕微鏡システムにおける共役共焦点ピンホールの従来の重大な整合の問題は存在しない、即ち、基準ビームのアレイを発生するピンホールと測定ビームのアレイを発生するピンホールとの見当合わせは自動的である。
特定の最終用途において、基板60の内部が画像形成される。この場合、導入される収差がある。別の実施例において、収差に対する補償は、レンズ150とピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタ112との間に、共通の譲受人に譲渡された米国仮特許出願第60/444,707号(ZI−44)、発明の名称「共焦点及び干渉共焦点顕微鏡における基板媒体インターフェースでの屈折率のミスマッチの効果の補償」、発明者:ヘンリー・A・ヒル、及び2004年2月4日付け出願の米国特許出願(ZI−44)、発明の名称「共焦点及び干渉共焦点顕微鏡における基板媒体インターフェースでの屈折率のミスマッチの効果の補償」、発明者:ヘンリー・A・ヒルに記載されたような薄膜(この薄膜はレンズ150とは異なる屈折率を有する)を導入することによって達成される。これらの米国仮特許出願及び米国特許出願の内容は、参照することでその全体をここに合体させる。
第4実施例は、米国特許第5,760,901号に記載されたような干渉遠視野共焦点顕微鏡を含む干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉計システムを含む。この第4実施例において、ビーム-コンディショナー22は、図1bに示される2周波数発生器及び位相シフターとして構成されている。下記の特許文献28での実施例は反射或は透過モードの何れかで動作するように構成される。第4実施例は、その特許文献28でのバックグランド低減特徴のために、バックグランドの低減効果を有する。
第5実施例は、上記の特許文献28に記載されたような干渉遠視野共焦点顕微鏡を含む干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉計システムを含み、そこでは、位相マスクが除去されている。この第5実施例において、ビーム-コンディショナー22は、図1bに示される2周波数発生器及び位相シフターとして構成されている。上記の特許文献28での実施例は反射或は透過モードの何れかで動作するように構成される。特許文献28の実施例の位相マスクが除去されている第5実施例は、基本形態での共焦点技術の適用例を表している。
第6実施例は、米国特許第6,480,285 B1号に記載されたような干渉遠視野共焦点顕微鏡を含む干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉計システムを含む。この第6実施例において、ビーム-コンディショナー22は、図1bに示される2周波数発生器及び位相シフターとして構成されている。下記の特許文献29での実施例は反射或は透過モードの何れかで動作するように構成される。第6実施例は、その特許文献29でのバックグランド低減特徴のために、バックグランドの低減効果を有する。
第7実施例は、上記の特許文献29に記載されたような干渉遠視野共焦点顕微鏡を含む干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉計システムを含み、そこでは、位相マスクが除去されている。この第7実施例において、ビーム-コンディショナー22は、図1bに示される2周波数発生器及び位相シフターとして構成されている。上記の特許文献29での実施例は反射或は透過モードの何れかで動作するように構成される。特許文献29の実施例の位相マスクが除去されている第7実施例は、基本形態での共焦点技術の適用例を表している。
第8実施例は、下記の特許文献30に記載されたような干渉近視野共焦点顕微鏡を含む干渉計10を伴う図1a乃至図1cの干渉計システムを含む。この第8実施例において、ビーム-コンディショナー22は、図1bに示される2周波数発生器及び位相シフターとして構成されている。下記の特許文献30での実施例は反射或は透過モードの何れかで動作するように構成される。米国特許第6,445,453号(ZI−14)の第8実施例は、特に、基準ビームから分離されて、非共焦点画像形成システムによって画像形成される基板上に入射する測定ビームを伴って透過モードで動作するように構成されており、即ち、基板における測定ビームはピンホールから成るアレイの画像ではないが拡張されたスポットである。従って、第8実施例の対応する実施例は、非共焦点構成における測定ビーム用バイ・ホモダイン検出方法の適用例を表している。
他の実施例は、各種実施例の変形例としてのバイ・ホモダイン検出方法の代わりに、クワッド・ホモダイン検出方法を使用し得る。図1a乃至図1cに示される装置に基づく実施例に対して、クワッド・ホモダイン検出方法を用いる実施例の対応する変形例は図1a乃至図1cに示される装置の変形例を使用する。第1実施例で使用されるような装置の変形例において、顕微鏡220は直視プリズム等及び/或はダイクロイック・ビーム-スプリッタの様な分散要素を含むように変更される。ダイクロイック・ビーム-スプリッタで構成された場合、第2検出器はシステムに更に追加される。装置の変形例の説明は、米国仮出願第60/442,982(ZI―45)及び2004年1月27日付け出願の米国特許出願第………号(ZI−45)、発明の名称「ピンホール・アレイ・ビーム-スプリッタを組み入れている干渉共焦点顕微鏡」における対応するシステムに対して付与された説明の対応する部分と同一である。
実施例の変形例は、共役直角位相の非共同測定の発生のためにダブル・ホモダイン検出方法を用いるように構成され得る。これら実施例の変形例の入力ビーム24は、4つの周波数成分を含み、クワッド・ホモダイン検出方法を用いるように構成されている実施例に対して記載されたような直視プリズム等及び/或はダイクロイック・ビーム-スプリッタの分散の設計と、ビーム32の4つの周波数成分の各々が検出器70の異なるピクセルに向けられるような4つの周波数の選択とを含む。電気的干渉信号値から成る4つのアレイは同時に獲得され、シングル・ホモダイン検出方法に対してここで記載された手続きを用いて共役直角位相の振幅に対して処理される。
aは、基板によって散乱/反射或は透過させられたビームの視野の共役直角位相の微分測定を為すべく使用される干渉システムの概略図である。bは、2周波数発生器及び位相シフターで操作すべく構成されたビーム-コンディショナーの概略線図である。cは、周波数発生器及び位相シフターで操作すべく構成されたビーム-コンディショナーの概略線図である。 aは、共焦点顕微鏡システムの概略線図である。bは、反射屈折画像形成システムの概略線図である。cは、共焦点顕微鏡システムに用いられるピンホール・アレイでの複数スポットに合焦された複数ビームの概略線図である。dは、反射屈折画像形成システムでの複数スポットに合焦された複数ビームの概略線図である。eは、反射屈折画像形成システムでの複数スポットに合焦された複数ビームの概略線図である。 図3は、基板によって散乱/反射させられた複数ビームから成る視野の共役直角位相の微分測定を為すべく使用される干渉共焦点画像形成システムの概略線図である。
符号の説明
10 干渉計
18 ソース
22 ビーム-コンディショナー
28 ビーム
60 基板
70 検出器
72 電気的干渉信号
80 電子プロセッサ・コントローラ

Claims (15)

  1. 対象物を測定するための微分干渉共焦点顕微鏡であって、
    ソース側ピンホール・アレイと、
    検出側ピンホール・アレイと、
    ソース側ピンホール・アレイの複数のピンホールから成るアレイを、対象物が位置決めされている近辺に配置された対象物平面の前方に配置された複数スポットから成る第1アレイ上と、その対象物平面後方の複数スポットから成る第2アレイ上とに画像形成する干渉計と、を備え、複数スポットから成る第1及び第2アレイが前記対象物平面と垂直である方向に相互に対して変位させられ、前記干渉計が、(1)複数スポットから成る第1アレイを前記検出器側ピンホール・アレイ後方である第1画像平面上に画像形成し、(2)複数スポットから成る第1アレイを第2画像平面上に画像形成し、(3)複数スポットから成る第2アレイを前記第2画像平面上に画像形成し、そして、(4)複数スポットから成る第2アレイを、前記検出器側ピンホール・アレイによって規定される平面の前方である第3画像平面上に画像形成し、
    前記第1画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第1アレイの内の各スポットが、前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第2アレイの内の対応する様々なスポットと、前記検出器側ピンホール・アレイの対応する様々なピンホールとに整列させられ、
    前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第1アレイの内の各スポットが、前記第2画像平面内における複数スポットから成る画像形成された第2アレイの内の対応する様々なスポットと合致すると共に、前記検出器側ピンホール・アレイの対応する様々なピンホールと整列させられることから成る微分干渉共焦点顕微鏡。
  2. 対象物を測定するための微分干渉共焦点顕微鏡であって、
    複数の入力ビームから成るアレイを作り出すソース側ピンホール・アレイと、
    検出側ピンホール・アレイと、
    干渉計とを備え、該干渉計が、
    第1反射面を提供する第1光要素と、
    第2反射面を提供する第2光要素と、
    それら第1及び第2光要素の間に位置決めされたビーム-スプリッタと、を含み、
    前記ビーム-スプリッタが、複数入力ビームから成る前記アレイから、複数の測定ビームから成る第1アレイと複数測定ビームから成る第2アレイを作り出し、
    前記第1反射面が、前記対象物空間内における第1対象物平面上の複数箇所から成る第1アレイ上への複数測定ビームから成る前記第1アレイの合焦に関与し、前記第2反射面が、前記対象物空間内における第2対象物平面上の複数箇所から成る第2アレイ上への複数測定ビームから成る前記第2アレイの合焦に関与し、それら第1及び第2の対象物平面が相互に平行すると共に変位し、
    複数測定ビームから成る前記第1アレイが前記対象物から複数の帰還ビームから成る第1アレイを発生し、複数測定ビームから成る前記第2アレイが前記対象物からの複数帰還ビームから成る第2アレイを発生し、
    前記第1及び第2反射要素が、帰還ビームから成る前記第1アレイから、(1)第1画像平面上の複数のスポットから成る第1アレイに収束する複数の収束ビームから成る第1アレイと、(2)第2画像平面上の複数スポットから成る第2アレイに収束する複数収束ビームから成る第2アレイと、の作成に関与し、
    前記第1及び第2反射要素が、複数帰還ビームから成る前記第2アレイから、(1)前記第2画像平面上の複数スポットから成る前記第2アレイに収束する複数収束ビームから成る第3アレイと、(2)第3画像平面上の複数スポットから成る第3アレイに収束する複数収束ビームから成る第4アレイと、の作成に関与し、
    前記第1及び第3画像平面が前記検出器側ピンホール・アレイと隣接すると共に該検出器側ピンホール・アレイと反対側にあり、前記第2画像平面が前記第1及び第3画像平面の間に横たわり、
    前記検出器側ピンホール・アレイが、複数出力ビームから成るアレイを形成すべく、収束ビームからそれぞれが成る前記第1、第2、第3、並びに、第4アレイと結合することから成る微分干渉共焦点顕微鏡。
  3. 単一ピンホール・アレイが、ソース側ピンホール・アレイ及び検出器側ピンホール・アレイの双方として役立っている、請求項2に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  4. 前記第1光要素が前記単一ピンホール・アレイ及び前記ビーム-スプリッタの間に配置され、前記第2光要素が前記対象物が使用中に位置決めされている箇所と前記ビーム-スプリッタの間に配置されており、前記第1反射面が前記ビーム-スプリッタを通して見た場合に対応する共役である曲率中心を有し、前記第2反射面が前記第1反射面の前記曲率中心の対応する共役に対して変位させられている曲率中心を有する、請求項3に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  5. 前記第1反射面の前記曲率中心と前記第2反射面の前記曲率中心との共役が、前記ビーム-スプリッタによって規定された平面と垂直な方向に相互に変位させられている、請求項4に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  6. 前記第1反射面が複数箇所から成る前記第1アレイ上への前記ビーム-スプリッタを介する測定ビームの前記第1アレイへの合焦に関与し、前記第2反射面が複数箇所から成る前記第2アレイ上への前記ビーム-スプリッタを介する測定ビームの前記第2アレイへの合焦に関与する、請求項5に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  7. 前記第1反射面が前記対象物上の一点に関して略同心円状である、請求項6に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  8. 前記第2光要素が前記対象物及び前記ビーム-スプリッタの間に位置決めされた屈折面を提供して、前記対象物からの光線を受け取る、請求項8に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  9. 前記第1反射面が第1半径を有する球に略一致し、前記屈折面が第2半径を有する球に一致し、前記第1半径が前記第2半径より大きい、請求項9に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  10. 前記第1光要素が前記ビーム-スプリッタ及び前記単一ピンホール・アレイの間に位置決めされた屈折面を提供する、請求項9に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  11. 前記第2反射面が前記単一ピンホール・アレイ上の画像点と略同心円状である、請求項10に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  12. 前記第2反射面が第1半径を有する球に略一致し、前記屈折面が第2半径を有する球に一致し、前記第1半径が前記第2半径よりも大きい、請求項11に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  13. 前記単一ピンホール・アレイが2次元アレイである、請求項6に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  14. 前記2次元アレイが同等間隔の複数ホールから構成されている、請求項13に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
  15. 前記同等間隔の複数ホールが円形アパーチャである、請求項14に記載の微分干渉共焦点顕微鏡。
JP2006503719A 2003-02-19 2004-02-19 暗視野干渉共焦点顕微鏡使用の方法及び装置 Withdrawn JP2006518488A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US44836003P 2003-02-19 2003-02-19
US44825003P 2003-02-19 2003-02-19
PCT/US2004/004946 WO2004074881A2 (en) 2003-02-19 2004-02-19 Method and apparatus for dark field interferometric confocal microscopy

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006518488A true JP2006518488A (ja) 2006-08-10

Family

ID=32912290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006503719A Withdrawn JP2006518488A (ja) 2003-02-19 2004-02-19 暗視野干渉共焦点顕微鏡使用の方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7023560B2 (ja)
EP (1) EP1595107A4 (ja)
JP (1) JP2006518488A (ja)
KR (1) KR20050098940A (ja)
WO (1) WO2004074881A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6403124B1 (en) * 1997-04-16 2002-06-11 Sigma-Tau Industrie Farmaceutiche Riunite S.P.A. Storage and maintenance of blood products including red blood cells and platelets
WO2004068186A2 (en) * 2003-01-27 2004-08-12 Zetetic Institute Interferometric confocal microscopy incorporating a pihnole array beam-splitter
US7084983B2 (en) * 2003-01-27 2006-08-01 Zetetic Institute Interferometric confocal microscopy incorporating a pinhole array beam-splitter
WO2004068065A2 (en) * 2003-01-27 2004-08-12 Zetetic Institute Leaky guided-wave modes used in interferometric confocal microscopy to measure properties of trenches
KR20050114615A (ko) * 2003-02-04 2005-12-06 제테틱 인스티튜트 비공초점, 공초점 및 간섭 공초점 현미경 검사시 기판-매질계면에서의 굴절률 불일치 효과 보상
US7263259B2 (en) * 2003-02-07 2007-08-28 Zetetic Institute Multiple-source arrays fed by guided-wave structures and resonant guided-wave structure cavities
KR20050101335A (ko) * 2003-02-13 2005-10-21 제테틱 인스티튜트 가로 미분 간섭계 공초점 현미경
EP1595108A4 (en) * 2003-02-19 2007-01-24 Zetetic Inst LONGITUDINAL DIFFERENTIAL INTERFEROMETRIC CONFOCAL MICROSCOPY
KR20050098940A (ko) * 2003-02-19 2005-10-12 제테틱 인스티튜트 암시야 간섭계 공초점 현미경을 위한 방법 및 장치
JP2006522371A (ja) 2003-04-01 2006-09-28 ゼテテック インスティテュート 反射屈折光学レンズ・システムを構築する方法
WO2004090465A2 (en) * 2003-04-01 2004-10-21 Zetetic Institute Apparatus and method for joint measurement of fields of scattered/reflected or transmitted orthogonally polarized beams by an object in interferometry
KR20050119680A (ko) * 2003-04-03 2005-12-21 제테틱 인스티튜트 간섭계에서 피사체에 의해 후방 산란 및 전방 산란/반사된빔의 필드의 측정을 위한 장치 및 방법
US7084984B2 (en) 2003-07-07 2006-08-01 Zetetic Institute Apparatus and method for high speed scan for detection and measurement of properties of sub-wavelength defects and artifacts in semiconductor and mask metrology
US7324209B2 (en) * 2003-07-07 2008-01-29 Zetetic Institute Apparatus and method for ellipsometric measurements with high spatial resolution
US7355722B2 (en) * 2003-09-10 2008-04-08 Zetetic Institute Catoptric and catadioptric imaging systems with adaptive catoptric surfaces
WO2005031397A2 (en) * 2003-09-26 2005-04-07 Zetetic Institute Catoptric and catadioptric imaging systems with pellicle and aperture-array beam-splitters and non-adaptive and adaptive catoptric surfaces
US7312877B2 (en) * 2003-10-01 2007-12-25 Zetetic Institute Method and apparatus for enhanced resolution of high spatial frequency components of images using standing wave beams in non-interferometric and interferometric microscopy
WO2005108914A2 (en) 2004-05-06 2005-11-17 Zetetic Institute Apparatus and methods for measurement of critical dimensions of features and detection of defects in uv, vuv, and euv lithography masks
WO2005114095A2 (en) * 2004-05-21 2005-12-01 Zetetic Institute Apparatus and methods for overlay, alignment mark, and critical dimension metrologies based on optical interferometry
WO2006023406A2 (en) * 2004-08-16 2006-03-02 Zetetic Institute Apparatus and method for joint and time delayed measurements of components of conjugated quadratures of fields of reflected/scattered and transmitted/scattered beams by an object in interferometry
WO2006023612A2 (en) * 2004-08-19 2006-03-02 Zetetic Institute Sub-nanometer overlay, critical dimension, and lithography tool projection optic metrology systems based on measurement of exposure induced changes in photoresist on wafers
US7145663B2 (en) * 2004-09-20 2006-12-05 Zetetic Institute Catoptric imaging systems comprising pellicle and/or aperture-array beam-splitters and non-adaptive and/or adaptive catoptric surfaces
WO2007008265A2 (en) * 2005-04-11 2007-01-18 Zetetic Institute Apparatus and method for in situ and ex situ measurement of spatial impulse response of an optical system using phase-shifting point-diffraction interferometry
US7428058B2 (en) * 2005-05-18 2008-09-23 Zetetic Institute Apparatus and method for in situ and ex situ measurements of optical system flare
US7916304B2 (en) * 2006-12-21 2011-03-29 Howard Hughes Medical Institute Systems and methods for 3-dimensional interferometric microscopy
US8057174B2 (en) 2008-10-09 2011-11-15 General Electric Company Method for controlling a wind turbine using a wind flow model
US20120314200A1 (en) * 2011-06-09 2012-12-13 Ophir Eyal Coupled multi-wavelength confocal systems for distance measurements
US8969784B2 (en) 2012-05-14 2015-03-03 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Optical lens assembly and optical devices thereof

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3628027A (en) 1969-12-17 1971-12-14 Sulzer Ag Beam deflecting and focusing means for photoelectric monitoring, counting or control apparatus
US3748015A (en) 1971-06-21 1973-07-24 Perkin Elmer Corp Unit power imaging catoptric anastigmat
US4011011A (en) 1973-03-09 1977-03-08 The Perkin-Elmer Corporation Optical projection apparatus
US4272684A (en) 1978-10-06 1981-06-09 Xerox Corporation Optical beam-splitting arrangements on object side of a lens
US4226501A (en) 1978-10-12 1980-10-07 The Perkin-Elmer Corporation Four mirror unobscurred anastigmatic telescope with all spherical surfaces
US4685803A (en) 1986-01-23 1987-08-11 Zygo Corporation Method and apparatus for the measurement of the refractive index of a gas
US4733967A (en) 1987-03-19 1988-03-29 Zygo Corporation Apparatus for the measurement of the refractive index of a gas
US5241423A (en) 1990-07-11 1993-08-31 International Business Machines Corporation High resolution reduction catadioptric relay lens
US5220403A (en) 1991-03-11 1993-06-15 International Business Machines Corporation Apparatus and a method for high numerical aperture microscopic examination of materials
EP0529125B1 (en) * 1991-08-27 1996-07-31 International Business Machines Corporation Method and apparatus for generating high resolution optical images
US5248876A (en) * 1992-04-21 1993-09-28 International Business Machines Corporation Tandem linear scanning confocal imaging system with focal volumes at different heights
IT1265106B1 (it) 1993-07-23 1996-10-30 Solari Udine Spa Sistema ottico per diodi emettitori di luce
EP0679864A4 (en) * 1993-09-30 1997-12-17 Komatsu Mfg Co Ltd OPTICAL APPARATUS WITH COMMON FIREPLACE.
US5614763A (en) 1995-03-13 1997-03-25 Zetetic Institute Methods for improving performance and temperature robustness of optical coupling between solid state light sensors and optical systems
US5699201A (en) 1995-03-27 1997-12-16 Hewlett-Packard Co. Low-profile, high-gain, wide-field-of-view, non-imaging optics
US5633972A (en) 1995-11-29 1997-05-27 Trustees Of Tufts College Superresolution imaging fiber for subwavelength light energy generation and near-field optical microscopy
US5602643A (en) 1996-02-07 1997-02-11 Wyko Corporation Method and apparatus for correcting surface profiles determined by phase-shifting interferometry according to optical parameters of test surface
US5894195A (en) 1996-05-03 1999-04-13 Mcdermott; Kevin Elliptical axial lighting device
US5915048A (en) 1996-06-05 1999-06-22 Zetetic Institute Method and apparatus for discriminating in-focus images from out-of-focus light signals from background and foreground light sources
DE19734983A1 (de) 1996-09-04 1998-03-05 Zeiss Carl Fa Optische Anordnung
US5757493A (en) 1996-10-16 1998-05-26 Tropel Corporation Interferometer with catadioptric imaging system having expanded range of numerical aperture
US5760901A (en) 1997-01-28 1998-06-02 Zetetic Institute Method and apparatus for confocal interference microscopy with background amplitude reduction and compensation
US6480285B1 (en) 1997-01-28 2002-11-12 Zetetic Institute Multiple layer confocal interference microscopy using wavenumber domain reflectometry and background amplitude reduction and compensation
US5828455A (en) * 1997-03-07 1998-10-27 Litel Instruments Apparatus, method of measurement, and method of data analysis for correction of optical system
US6124931A (en) 1997-10-02 2000-09-26 Zygo Corporation Apparatus and methods for measuring intrinsic optical properties of a gas
US6330065B1 (en) 1997-10-02 2001-12-11 Zygo Corporation Gas insensitive interferometric apparatus and methods
US6052231A (en) 1998-01-21 2000-04-18 International Business Machines Corporation Beam dividing elements permitting projection of an image with high contrast
JP3697919B2 (ja) 1998-12-18 2005-09-21 コニカミノルタホールディングス株式会社 反射型表示素子を用いた映像表示装置
US6271923B1 (en) 1999-05-05 2001-08-07 Zygo Corporation Interferometry system having a dynamic beam steering assembly for measuring angle and distance
US6445453B1 (en) * 1999-08-02 2002-09-03 Zetetic Institute Scanning interferometric near-field confocal microscopy
JP4481397B2 (ja) * 1999-09-07 2010-06-16 オリンパス株式会社 光学装置及び顕微鏡
US6917726B2 (en) 2001-09-27 2005-07-12 Cornell Research Foundation, Inc. Zero-mode clad waveguides for performing spectroscopy with confined effective observation volumes
AU2001279048A1 (en) 2000-07-27 2002-02-13 Zetetic Institute Multiple-source arrays with optical transmission enhanced by resonant cavities
EP1303780A2 (en) 2000-07-27 2003-04-23 Zetetic Institute Multiple-source arrays for confocal and near-field microscopy
JP2004505314A (ja) * 2000-07-27 2004-02-19 ゼテティック・インスティチュート バックグラウンド振幅が減衰および補償された走査干渉近距離場共焦点顕微鏡検査
US6775009B2 (en) * 2000-07-27 2004-08-10 Zetetic Institute Differential interferometric scanning near-field confocal microscopy
EP1303777A2 (en) * 2000-07-27 2003-04-23 Zetetic Institute Control of position and orientation of sub-wavelength aperture array in near-field microscopy
US6597721B1 (en) 2000-09-21 2003-07-22 Ut-Battelle, Llc Micro-laser
US6552852B2 (en) 2000-12-21 2003-04-22 Zetetic Institute Catoptric and catadioptric imaging systems
KR100649555B1 (ko) 2001-03-27 2006-11-24 삼성에스디아이 주식회사 프로젝션 스크린과 이 스크린을 사용한 프로젝션 시스템
US6847452B2 (en) 2001-08-02 2005-01-25 Zygo Corporation Passive zero shear interferometers
WO2004068186A2 (en) 2003-01-27 2004-08-12 Zetetic Institute Interferometric confocal microscopy incorporating a pihnole array beam-splitter
US7084983B2 (en) 2003-01-27 2006-08-01 Zetetic Institute Interferometric confocal microscopy incorporating a pinhole array beam-splitter
KR20050114615A (ko) * 2003-02-04 2005-12-06 제테틱 인스티튜트 비공초점, 공초점 및 간섭 공초점 현미경 검사시 기판-매질계면에서의 굴절률 불일치 효과 보상
US7263259B2 (en) 2003-02-07 2007-08-28 Zetetic Institute Multiple-source arrays fed by guided-wave structures and resonant guided-wave structure cavities
US6717736B1 (en) 2003-02-13 2004-04-06 Zetetic Institute Catoptric and catadioptric imaging systems
KR20050101335A (ko) * 2003-02-13 2005-10-21 제테틱 인스티튜트 가로 미분 간섭계 공초점 현미경
EP1595108A4 (en) 2003-02-19 2007-01-24 Zetetic Inst LONGITUDINAL DIFFERENTIAL INTERFEROMETRIC CONFOCAL MICROSCOPY
KR20050098940A (ko) * 2003-02-19 2005-10-12 제테틱 인스티튜트 암시야 간섭계 공초점 현미경을 위한 방법 및 장치
WO2004090465A2 (en) * 2003-04-01 2004-10-21 Zetetic Institute Apparatus and method for joint measurement of fields of scattered/reflected or transmitted orthogonally polarized beams by an object in interferometry
JP2006522371A (ja) 2003-04-01 2006-09-28 ゼテテック インスティテュート 反射屈折光学レンズ・システムを構築する方法
KR20050119680A (ko) * 2003-04-03 2005-12-21 제테틱 인스티튜트 간섭계에서 피사체에 의해 후방 산란 및 전방 산란/반사된빔의 필드의 측정을 위한 장치 및 방법
US7084984B2 (en) 2003-07-07 2006-08-01 Zetetic Institute Apparatus and method for high speed scan for detection and measurement of properties of sub-wavelength defects and artifacts in semiconductor and mask metrology

Also Published As

Publication number Publication date
US20040201855A1 (en) 2004-10-14
US7023560B2 (en) 2006-04-04
KR20050098940A (ko) 2005-10-12
EP1595107A4 (en) 2007-01-24
WO2004074881A2 (en) 2004-09-02
EP1595107A2 (en) 2005-11-16
WO2004074881A3 (en) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006518488A (ja) 暗視野干渉共焦点顕微鏡使用の方法及び装置
US7046372B2 (en) Transverse differential interferometric confocal microscopy
US7495769B2 (en) Apparatus and method for joint measurements of conjugated quadratures of fields of reflected/scattered and transmitted beams by an object in interferometry
US7133139B2 (en) Longitudinal differential interferometric confocal microscopy
US7084983B2 (en) Interferometric confocal microscopy incorporating a pinhole array beam-splitter
US7099014B2 (en) Apparatus and method for joint measurement of fields of scattered/reflected or transmitted orthogonally polarized beams by an object in interferometry
US7164480B2 (en) Compensation for effects of mismatch in indices of refraction at a substrate-medium interface in non-confocal, confocal, and interferometric confocal microscopy

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501